JPH1139529A - 車両データ収集方法及びその装置 - Google Patents

車両データ収集方法及びその装置

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JPH1139529A
JPH1139529A JP19898497A JP19898497A JPH1139529A JP H1139529 A JPH1139529 A JP H1139529A JP 19898497 A JP19898497 A JP 19898497A JP 19898497 A JP19898497 A JP 19898497A JP H1139529 A JPH1139529 A JP H1139529A
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data collection
traveling
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JP19898497A
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Inventor
Atsushi Sakano
淳 坂野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードに記憶された運行データとイベン
トデータとが対応しているか否かの判別を行なう車両デ
ータ収集方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 ICカード36a,36bがデジタルタ
コグラフ本体3に着脱可能に構成され、デジタルタコグ
ラフ本体が車両の走行データ及び作業データを収集して
ICカード36a,36bに記録し、キーボード21及
び表示部24を有するハンディテンキー2がデジタルタ
コグラフ本体に着脱可能に構成され、ICカード36
a,36bに各カードを識別するためのカードNOを記
憶し、ハンディテンキーは、デジタルタコグラフ本体か
ら脱する時にデジタルタコグラフ本体に装着されたIC
カードのカードNOを読み出し、このカードNO及び脱
イベント発生時刻を付加した脱イベントデータを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行時間、
走行距離、車両速度等の走行データを収集記録すると共
にハンディテンキーからのキー入力データ等を収集記録
する車両データ収集方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には車両データ収集装置
が搭載され、この車両データ収集装置は、運行データ収
集装置本体(以下、デジタルタコグラフ本体と称す
る。)と、このデジタルタコグラフ本体に着脱可能なハ
ンディテンキーとを有する。
【0003】デジタルタコグラフ本体は、センサで検知
された車両速度、走行時間、走行距離等の各走行データ
を自動収集して該デジタルタコグラフ本体に装着された
ICカードに記憶し、データ解析装置で、ICカードに
記憶された各走行データを解析することにより運行管理
や安全管理を行なっている。また、デジタルタコグラフ
本体は、センサで検知されたエンジン回転時間、エンジ
ン回転数等の各走行データを自動収集してICカードに
記憶し、データ解析装置で、ICカードに記憶された各
走行データを解析することによりエンジンの状態を把握
して経済管理を行なっている。
【0004】ハンディテンキーは、荷積地、荷卸地、高
速料金、給油量等のファンクションキーや数字キーであ
るテンキーを有し、キーを操作することでキー入力デー
タを入力し、このキー入力データをハンディテンキー内
のメモリに記憶する。そして、ハンディテンキーをデジ
タルタコグラフ本体に接続し、ハンディテンキーからの
キー入力データをイベントデータとしてICカードに記
憶させる。
【0005】例えば、図16に示すように、最初に、第
1のICカードに運行データBとイベントデータB1と
が記憶され、次に、デジタルタコグラフ本体からハンデ
ィテンキーを脱した後、ハンディテンキーにより作業を
行ない、イベントデータB2が発生する。そして、ハン
ディテンキーをデジタルタコグラフ本体に接続したと
き、ハンディテンキーからのイベントデータB2を第1
のICカードに記憶させる。この場合、運行データBと
イベントデータB1,B2とが対応しているので、これ
らのデータを用いて、運行状況を正確に解析することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルタコグラフ本体からハンディテンキーを脱した後、第
1のICカードから第2のICカードに変更されたとす
る。第2のICカードには予め運行データCが記憶さ
れ、その後、ハンディテンキーをデジタルタコグラフ本
体に接続したとき、ハンディテンキーからのイベントデ
ータB2を第2のICカードに記憶させる。
【0007】この場合、運行データCとイベントデータ
B2とが対応していない。すなわち、ICカードが変更
されると、変更されたICカードには運行データに対応
しないイベントデータが記憶されてしまう。そして、運
行データCとイベントデータB2を用いて運行状況を解
析するため、正確な解析を行なえなかった。
【0008】本発明は、ICカードに記憶された運行デ
ータとイベントデータとが対応しているか否かの判別を
行なうことのできる車両データ収集方法及びその装置を
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、
複数の記憶媒体が走行データ収集装置本体に着脱可能に
構成され、走行データ収集装置本体が車両の走行データ
及び作業データを収集して走行データ収集装置本体に装
着された記憶媒体に記録し、テンキー及び表示部を有す
るハンディテンキーが走行データ収集装置本体に着脱可
能に構成される車両データ収集方法において、前記各記
憶媒体に各記憶媒体を識別するための識別情報を記憶
し、前記ハンディテンキーは、前記走行データ収集装置
本体から脱する時に前記走行データ収集装置本体に装着
された記憶媒体の識別情報を読み出し、この識別情報及
び脱イベント発生時刻を付加した脱イベントデータを生
成することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、各記憶媒体に各記憶媒
体を識別するための識別情報を記憶し、ハンディテンキ
ーが、走行データ収集装置本体から脱する時に走行デー
タ収集装置本体に装着された記憶媒体の識別情報を読み
出し、この識別情報及び脱イベント発生時刻を付加した
脱イベントデータを生成するので、脱イベントデータに
付加された識別情報により、脱時に、どの記憶媒体が走
行データ収集装置本体に装着されていたかがわかる。
【0011】請求項2の発明は、前記ハンディテンキー
は、前記走行データ収集装置本体から脱した後に、前記
テンキーの操作によりイベントデータを生成し、前記走
行データ収集装置本体に接続した時、前記識別情報が付
加された脱イベントデータと前記イベントデータとを、
その接続時において前記走行データ収集装置本体に装着
されている記憶媒体に記憶させることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、ハンディテンキーが、
走行データ収集装置本体に接続した時、識別情報が付加
された脱イベントデータとイベントデータとを、その接
続時において走行データ収集装置本体に装着されている
記憶媒体に記憶させるので、この記憶媒体には、予め設
定された識別情報と脱イベントデータに付加された識別
情報とを書き込むことができる。
【0013】請求項3の発明は、前記走行データ収集装
置本体に装着されている記憶媒体に記憶された各識別情
報を読み出し、読み出された各識別情報が相違する場合
には走行データとイベントデータとが対応しないと判定
し、各識別情報が一致する場合には走行データとイベン
トデータとが対応すると判定し、走行データとイベント
データとが対応すると判定された場合に走行データとイ
ベントデータとを用いて運行状況を解析することを特徴
とする。
【0014】この発明によれば、走行データ収集装置本
体に装着されている記憶媒体に記憶された各識別情報を
読み出し、読み出された各識別情報が相違する場合には
走行データとイベントデータとが対応しないと判定し、
各識別情報が一致する場合には走行データとイベントデ
ータとが対応すると判定し、走行データとイベントデー
タとが対応すると判定された場合に走行データとイベン
トデータとを用いて運行状況を解析することができる。
【0015】請求項4の発明は、複数の記憶媒体が走行
データ収集装置本体に着脱可能に構成され、走行データ
収集装置本体が車両の走行データ及び作業データを収集
して走行データ収集装置本体に装着された記憶媒体に記
録し、テンキー及び表示部を有するハンディテンキーが
走行データ収集装置本体に着脱可能に構成される車両デ
ータ収集装置において、前記各記憶媒体は、各記憶媒体
を識別するための識別情報を記憶し、前記ハンディテン
キーは、前記走行データ収集装置本体から脱する時に、
前記走行データ収集装置本体に装着された記憶媒体の識
別情報を読み出し、この識別情報及び脱イベント発生時
刻を付加した脱イベントデータを生成することを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両データ収集方
法及びその装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。
【0017】図1に車両データ収集装置の実施の形態の
構成ブロック図を示す。図1に示す車両データ収集装置
は、車載センサ1、ハンディテンキー(H/Tともい
う。)2と、車載センサ1からの走行データを収集する
とともにハンディテンキー2が信号線4を介して着脱可
能に接続され、ハンディテンキー2からのキー入力デー
タを収集するデジタルタコグラフ本体3とを有して構成
される。
【0018】車載センサ1は、車両の走行距離、走行時
間、車両速度等を検知する走行センサ、エンジン回転時
間やエンジン回転数を検知するエンジン回転センサ等で
あり、検知された走行データをデジタルタコグラフ本体
3に出力する。
【0019】ハンディテンキー2は、例えば、可搬型の
ハンディテンキーであり、例えば、荷積地、荷卸地、作
業状態(荷積、荷卸、休憩、給油等)等のデータを表示
したり、キー入力データを入力する。
【0020】ハンディテンキー2は、キー入力データを
入力するキーボード21、予め記憶されたデータを読み
出し可能なリードオンリーメモリ(ROM)22、キー
ボード21から入力されたキー入力データやダウンロー
ドデータ等を書き込むとともに、書き込まれたキー入力
データやダウンロードデータ等を読み出し可能なランダ
ムアクセスメモリ(RAM)23、キー入力データやダ
ウンロードデータを表示する表示部24、デジタルタコ
グラフ本体3との間でキー入力データやダウンロードデ
ータ等の入出力を司る通信入出力部(通信I/O)2
5、各部を制御する中央処理装置(CPU)26を有し
て構成される。なお、ハンディテンキー2は、警報機能
を有し、キー入力時やエラー発生時にブザーでその旨を
警告するようにしてもよい。
【0021】デジタルタコグラフ本体3は、車載センサ
1で検知された車両速度、走行時間、走行距離、エンジ
ン回転時間、エンジン回転数等の各走行データを自動収
集して該デジタルタコグラフ本体3に装着された第1の
ICカード36aに記憶する。デジタルタコグラフ本体
3は、ハンディテンキー2が信号線4を介してデジタル
タコグラフ本体3に接続されたとき、ハンディテンキー
2からのキー入力データを収集して第1のICカード3
6aに記憶させる。
【0022】デジタルタコグラフ本体3は、予め記憶さ
れたデータを読み出し可能なリードオンリーメモリ(R
OM)32、走行データ等を書き込むとともに、書き込
まれた走行データを読み出し可能なランダムアクセスメ
モリ(RAM)33、ハンディテンキー2との間でデー
タの入出力を司る通信入出力部(通信I/O)35、第
1のICカード36aとの間でデータの入出力を司るI
/O37、各部を制御するとともに車載センサ1からの
走行データ、ハンディテンキー2からのキー入力データ
やダウンロードデータを処理する中央処理装置(CP
U)38を有する。
【0023】図2にハンディテンキー2の外観構成図を
示す。図2に示すハンディテンキー2は、数字キーであ
るテンキー27、ファンクションキーF1〜F8、確定
キー28、及び表示部24を有する。ファンクションキ
ーとしては、例えば、荷積キーF1、荷卸キーF2等で
ある。ファンクションF3〜F8としては、給油キー、
高速料金キー等である。
【0024】図3にデジタルタコグラフ本体内のICカ
ード及びRAMとハンディテンキー内のRAMの記憶マ
ップを示す。第1のICカード36aには管理データ、
走行データとイベントデータとからなる運行データ、ダ
ウンロードデータが記憶されている。イベントデータ
は、ハンディテンキー2のキー操作により生成されるデ
ータであり、キー入力データである。
【0025】管理データは、各ファンクションキーF1
〜F8に対して、第1のICカード36aに記憶された
ダウンロードデータのヘッダ(アドレス)を示すもので
ある。荷積キーF1であれば、図4に示すようにヘッダ
0040〜0080に荷積キーF1に対応するダウンロ
ードデータが記憶されていることを示し、荷卸キーF2
であれば、ヘッダ0081〜0120に荷卸キーF2に
対応するダウンロードデータが記憶されていることを示
す。ここで、ダウンロードデータは、運転者が一日に行
なうべき荷積及び荷卸の配送を示すための配送指示デー
タである。
【0026】また、デジタルタコグラフ本体3にハンデ
ィテンキー2を接続したときに、第1のICカード36
aに記憶されたダウンロードデータ及び管理データがデ
ジタルタコグラフ本体3のRAM33及びハンディテン
キー2のRAM23の夫々に記憶されるようになってい
る。
【0027】各ファンクションキーに対応するダウンロ
ードデータのデータフォーマットを図5に示す。図5に
示すダウンロードデータは、メインヘッダ、サブヘッダ
とデータとを一組としたものを例えば、10個分順番に
並べて構成される。例えば、荷積みキーF1を1回押す
毎に、図5に示すサブヘッダが順番にA1,A2,A
3,A4・・・とアクセスされ、そのサブヘッダに対応
するデータ1,2,3,4が読み出され、そのデータ
1,2,3,4が順番に表示部24に表示されるように
なっている。各データ1,2,3,4等は、荷積場所P
1,荷積場所P2,荷積場所P3,荷積場所P4等であ
り、また、各データには、品名、数量等のデータも含ま
れる。
【0028】デジタルタコグラフ本体3のRAM33
は、走行データ、管理データ、ダウンロードデータを記
憶し、ハンディテンキー2のRAM23は、イベントデ
ータ、管理データ、ダウンロードデータを記憶する。
【0029】また、デジタルタコグラフ本体3にハンデ
ィテンキー2を接続した時には、デジタルタコグラフ本
体3のCPU38は、ハンディテンキー2のキー操作に
応じて該当するキーコードに対応するデータを、RAM
33に記憶されたダウンロードデータから読み出してイ
ベントデータを作成すると共に、キー操作時の走行デー
タをイベントデータに付加して運行データを作成して第
1のICカード36aに記録させるようになっている。
【0030】また、デジタルタコグラフ本体3からハン
ディテンキー2を脱した時には、ハンディテンキーのC
PU26は、キー操作に応じてキーコードに対応するデ
ータをRAM23に記憶されたダウンロードデータから
読み出し、イベントデータを作成してRAM23に記録
させるようになっている。
【0031】第2のICカード36bは、第1のICカ
ード36aと同一構成になっていて、デジタルタコグラ
フ本体3に着脱可能に構成される。第1のICカード3
6a及び第2のICカード36bのそれぞれには自己の
記憶媒体を他の記憶媒体と識別するための識別情報とし
ての個人コード(カードNO)が記憶されている。
【0032】また、ハンディテンキー2のCPU26
は、ハンディテンキー2がデジタルタコグラフ本体3か
ら脱する時に、デジタルタコグラフ本体3に装着された
第1のICカード36aまたは第2のICカード36b
の個人コードを読み出し、その個人コード及び脱イベン
ト発生時刻を付加した脱イベントデータを生成し、その
脱イベントデータをRAM23に記憶させる。
【0033】ハンディテンキー2は、デジタルタコグラ
フ本体3に接続された時、RAM23に記憶されたイベ
ントデータ及び個人コードが付加された脱イベントデー
タをデジタルタコグラフ本体3に装着されたICカード
に記憶させる。
【0034】次に、図6のフローチャートを参照してハ
ンディテンキー2をデジタルタコグラフ本体3に接続時
の動作を説明する。このときの動作は、デジタルタコグ
ラフ本体3内のCPU38が制御を行なう。
【0035】まず、ハンディテンキー2をデジタルタコ
グラフ本体3に装着する(ステップS11)。次に、第
1のICカード36a内のダウンロードデータ及び管理
データを、デジタルタコグラフ本体3のRAM33とハ
ンディテンキー2内のRAM23に夫々記憶する(ステ
ップS13)。
【0036】そして、ハンディテンキー2のキーを操作
すると(ステップS15)、CPU38は、そのキー操
作に応じて該当するキーコードに対応するダウンロード
データをデジタルタコグラフ本体3のRAM33から読
み出し、イベントデータとして作成する(ステップS1
7)。
【0037】さらに、CPU38は、キーを操作した時
の走行データをイベントデータに付加して図8に示すよ
うな運行データを作成し(ステップS19)、作成され
た運行データを第1のICカード36aに記憶させる
(ステップS21)。
【0038】次に、図7のフローチャートを参照してハ
ンディテンキー2をデジタルタコグラフ本体3から脱し
た時の動作を説明する。このときの動作は、ハンディテ
ンキー2内のCPU26が制御を行なう。
【0039】まず、第1のICカード36a内のダウン
ロードデータ及び管理データをRAM23に記憶させる
(ステップS31)。その後、ハンディテンキー2をデ
ジタルタコグラフ本体3から脱する(ステップS3
3)。
【0040】次に、ハンディテンキー2のキーを操作す
ると(ステップS35)、CPU26は、そのキー操作
に応じて該当するキーコードに対応するダウンロードデ
ータをハンディテンキー2のRAM23から読み出す
(ステップS37)。
【0041】そして、ダウンロードデータにキー入力デ
ータを付加して図9に示すようなイベントデータを作成
し(ステップS39)、作成されたイベントデータをR
AM23に記憶させる(ステップS41)。
【0042】このように、ハンディテンキー2のデジタ
ルタコグラフ本体3への接続時には、デジタルタコグラ
フ本体3内のCPU38が主となってデータの処理を行
なう。仮に、ハンディテンキー2が主となってデータ処
理を行なった場合には、ハンディテンキー2は、ダウン
ロードデータの読み出し、付加データの読み出し、運行
データの第1のICカード36aへの書き込みを行なわ
なければならず、車両データ収集装置として、ハンディ
テンキー2の接続時の処理速度が遅くなる。
【0043】しかし、実施の形態では、ハンディテンキ
ー2のデジタルタコグラフ本体3への接続時には、CP
U38が主となってデータ処理を行なうので、ダウンロ
ードデータのハンディテンキー2への送出処理のみで済
むので、ハンディテンキー2の接続時の処理速度が速く
なる。
【0044】次に、ICカードに記憶される運行データ
とイベントデータとの対応を判別するための前処理とし
て、ハンディテンキーの処理を、図10に示すフローチ
ャート及び図11に示すICカードの記憶マップを参照
して説明する。ここでは、図11に示すように、第1の
ICカード36aには予め個人コードとしてカードN
O.1、運行データB、イベントデータB1が記憶さ
れ、第2のICカード36bには予め個人コードとして
カードNO.2、運行データCが記憶されているものと
する。
【0045】まず、時刻合わせ等のイニシャル処理を行
ない(ステップS101)、次に、出庫条件が成立した
か否かを判定する(ステップS103)。ここで、デジ
タルタコグラフ本体3からハンディテンキー2に出庫要
求が出され、ハンディテンキー2がその出庫要求に対す
る応答を返送したときに、出庫条件が成立したと判定さ
れる。
【0046】出庫条件が成立した場合には出庫処理を行
なう(ステップS105)。出庫処理としては、第1の
ICカード36aから個人コードや図示しないダウンロ
ードデータを読み出してRAM23に記憶する。さら
に、ハンディテンキー2の表示処理を行なう(ステップ
S107)。例えば、RAM23に記憶されたダウンロ
ードデータ等を表示して、作業を行なう。
【0047】ハンディテンキー2のキー処理を行ない
(ステップS109)、キー入力データをRAM23に
記憶する。さらに、ハンディテンキー2に外部機器が接
続される場合には、その機器からのメッセージを入力
し、ハンディテンキー2のメッセージ表示処理を行なう
(ステップS111)。
【0048】次に、ハンディテンキー2が可搬であるか
どうかを判定する(ステップS113)。ここで、例え
ば、10ms毎に接続端子5を監視し、3回連続して信
号レベルが”H”であったならば、ハンディテンキー2
が可搬であると判定、すなわち、ハンディテンキー2が
デジタルタコグラフ本体3から外(脱)されたと判定す
る。ハンディテンキー2が可搬である場合、脱イベント
を作成する(ステップS115)。そして、作成された
脱イベントをRAM23に記憶する。
【0049】脱イベントの一例を図12に示す。図12
に示す脱イベントは、ヘッダ、作業状態、個人コード、
脱イベント発生時刻のデータからなり、ヘッダには例え
ば、FB12が格納され、作業状態には、ハンディテン
キー2のRAM23内の状態フラグが書き込まれる。個
人コードは、ここでは、カードNO.1であり、6バイ
ト、BCDコードで格納される。脱イベント発生時刻に
は、12バイト、JIS8コードで年月日時分秒が格納
される。
【0050】さらに、ハンディテンキー2が可搬時に動
作を行なう(ステップS117)。ここで、可搬時にお
いて、ハンディテンキー2のキー操作によりイベントデ
ータB2が発生したとする。そして、ハンディテンキー
2をデジタルタコグラフ本体3に接続し(ステップS1
19)、図13に示すようなヘッダ及び着イベント発生
時刻からなる着イベントを作成する(ステップS12
1)。
【0051】さらに、デジタルタコグラフ本体3に接続
時に、RAM23に記憶された個人コードを含む脱イベ
ントデータとイベントデータとをデジタルタコグラフ本
体3に装着されたICカードに送出して書き込む(ステ
ップS123)。
【0052】例えば、図11に示すように、個人コード
(カードNO.1)と運行データCとが予め記憶された
第2のICカード36bに、さらに、個人コード(カー
ドNO.2)とイベントデータB2とを書き込む。
【0053】第2のICカード36bには第2のICカ
ード36bの運行データCと第1のICカード36aの
イベントデータB2とが記憶され、且つ個人コードとし
てカードNO.2とカードNO.1とが記憶されてい
る。つまり、第2のICカード36bに異なる個人コー
ドが記憶されているので、運行データCとイベントデー
タB2とが対応していないことがわかる。
【0054】次に、ICカードに記憶された運行データ
とイベントデータとが対応しているか否かを判別するデ
ータ解析装置について説明する。図14にデータ解析装
置の構成ブロック図を示す。
【0055】データ解析装置40は、ICカードに記憶
された各個人コードを読み出す個人コード読出部41、
この個人コード読出部41で読み出された各個人コード
を比較する個人コード比較部43、個人コードが相違す
る場合には運行データとイベントデータとが対応しない
と判定し、個人コードが一致する場合には運行データと
イベントデータとが対応すると判定するデータ判別部4
5、運行データとイベントデータとが対応すると判定さ
れた場合にそれらのデータを用いて運行状況を解析する
運行状況解析部47を有する。
【0056】次に、データ解析装置の動作を図15のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、第1のICカ
ード36aまたは第2のICカード36bに記憶された
運行データの個人コードとイベントデータの個人コード
とが、個人コード読出部41により読み出される(ステ
ップS201)。
【0057】次に、運行データの個人コードとイベント
データの個人コードとが個人コード比較部43により比
較され、個人コードが一致するか否かが判定される(ス
テップS203)。
【0058】個人コードが一致する場合には、データ判
別部45は、運行データとイベントデータとが対応して
いると判定し、運行状況解析部47は運行データとイベ
ントデータとを用いて運行状況を解析するので(ステッ
プS205)、正確な運行状況解析が行なえる。例え
ば、図11に示す第1のICカード36aに記憶された
運行データBとイベントデータB1,B2とは対応して
いるので、正確な運行状況解析が行なえる。
【0059】一方、個人コードが一致しない場合には、
データ判別部45は、運行データとイベントデータとが
対応していないと判定し、運行状況解析部47は運行状
況解析を行なわない(ステップS207)。例えば、図
11に示す第2のICカード36bには個人コード(カ
ードNO.2)と個人コード(カードNO.1)とが記
憶されているので、運行状況解析を行なわない。
【0060】このように、第1のICカード36a及び
第2のICカード36bの夫々に個人コードを記憶し、
ハンディテンキー2を脱着時に個人コードが付加された
脱イベントデータを作成するので、1枚のICカードに
異なる個人コード及び各個人コードに対応するデータが
記憶されている場合でも、個人コードを判別することで
各データが相互に対応しているか否かを区別することが
できる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、各記憶媒体に各記憶媒
体を識別するための識別情報を記憶し、ハンディテンキ
ーが、走行データ収集装置本体から脱する時に走行デー
タ収集装置本体に装着された記憶媒体の識別情報を読み
出し、この識別情報及び脱イベント発生時刻を付加した
脱イベントデータを生成するので、脱イベントデータに
付加された識別情報により、脱時に、どの記憶媒体が走
行データ収集装置本体に装着されていたかがわかる。
【0062】また、ハンディテンキーが、走行データ収
集装置本体に接続した時、識別情報が付加された脱イベ
ントデータとイベントデータとを、その接続時において
走行データ収集装置本体に装着されている記憶媒体に記
憶させるので、この記憶媒体には、予め設定された識別
情報と脱イベントデータに付加された識別情報とを書き
込むことができる。
【0063】また、走行データ収集装置本体に装着され
ている記憶媒体に記憶された各識別情報を読み出し、読
み出された各識別情報が相違する場合には走行データと
イベントデータとが対応しないと判定でき、各識別情報
が一致する場合には走行データとイベントデータとが対
応すると判定でき、走行データとイベントデータとが対
応すると判定された場合には走行データとイベントデー
タとを用いて運行状況を解析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両データ収集装置の実施の形態を示
す構成ブロック図である。
【図2】ハンディテンキーの外観構成図である。
【図3】デジタルタコグラフ本体内のICカード及びR
AMとハンディテンキー内のRAMの記憶マップを示す
図である。
【図4】各ファンクショクキーに対応するヘッダを示す
図である。
【図5】各ファンクショクキーに対応する各ダウンロー
ドデータのデータフォーマットを示す図である。
【図6】ハンディテンキーをデジタルタコグラフ本体に
接続時の動作を示すフローチャートである。
【図7】ハンディテンキーをデジタルタコグラフ本体か
ら脱した時の動作を示すフローチャートである。
【図8】運行データのデータフォーマットを示す図であ
る。
【図9】イベントデータのデータフォーマットを示す図
である。
【図10】ICカードに記憶される運行データとイベン
トデータとの対応を判別するためのハンディテンキーの
処理を示すフローチャートである。
【図11】ICカードの記憶マップを示す図である。
【図12】脱イベントのフォーマットを示す図である。
【図13】着イベントのフォーマットを示す図である。
【図14】データ解析装置の構成ブロック図である。
【図15】データ解析装置の動作を示すフローチャート
である。
【図16】従来の車両データ収集装置のICカードへの
データ書き込みを説明する図である。
【符号の説明】
1 車載センサ 2 ハンディテンキー 3 デジタルタコグラフ本体 21 キーボード 22,32 ROM 23,33 RAM 24 表示部 25,35 通信I/O 27 テンキー 28 確定キー 36a 第1のICカード 36b 第2のICカード 37 I/O 26,38 CPU 40 データ解析装置 41 個人コード読出部 43 個人コード比較部 45 データ判別部 47 運行状況解析部 F1〜F8 ファンクションキー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体が走行データ収集装置本
    体に着脱可能に構成され、走行データ収集装置本体が車
    両の走行データ及び作業データを収集して走行データ収
    集装置本体に装着された記憶媒体に記録し、テンキー及
    び表示部を有するハンディテンキーが走行データ収集装
    置本体に着脱可能に構成される車両データ収集方法にお
    いて、 前記各記憶媒体に各記憶媒体を識別するための識別情報
    を記憶し、 前記ハンディテンキーは、前記走行データ収集装置本体
    から脱する時に、前記走行データ収集装置本体に装着さ
    れた記憶媒体の識別情報を読み出し、この識別情報及び
    脱イベント発生時刻を付加した脱イベントデータを生成
    することを特徴とする車両データ収集方法。
  2. 【請求項2】 前記ハンディテンキーは、前記走行デー
    タ収集装置本体から脱した後に、前記テンキーの操作に
    よりイベントデータを生成し、前記走行データ収集装置
    本体に接続した時、前記識別情報が付加された脱イベン
    トデータと前記イベントデータとを、その接続時におい
    て前記走行データ収集装置本体に装着されている記憶媒
    体に記憶させることを特徴とする請求項1記載の車両デ
    ータ収集方法。
  3. 【請求項3】 前記走行データ収集装置本体に装着され
    ている記憶媒体に記憶された各識別情報を読み出し、 読み出された各識別情報が相違する場合には走行データ
    とイベントデータとが対応しないと判定し、各識別情報
    が一致する場合には走行データとイベントデータとが対
    応すると判定し、 走行データとイベントデータとが対応すると判定された
    場合に走行データとイベントデータとを用いて運行状況
    を解析することを特徴とする請求項2記載の車両データ
    収集方法。
  4. 【請求項4】 複数の記憶媒体が走行データ収集装置本
    体に着脱可能に構成され、走行データ収集装置本体が車
    両の走行データ及び作業データを収集して走行データ収
    集装置本体に装着された記憶媒体に記録し、テンキー及
    び表示部を有するハンディテンキーが走行データ収集装
    置本体に着脱可能に構成される車両データ収集装置にお
    いて、 前記各記憶媒体は、各記憶媒体を識別するための識別情
    報を記憶し、 前記ハンディテンキーは、前記走行データ収集装置本体
    から脱する時に、前記走行データ収集装置本体に装着さ
    れた記憶媒体の識別情報を読み出し、この識別情報及び
    脱イベント発生時刻を付加した脱イベントデータを生成
    することを特徴とする車両データ収集装置。
  5. 【請求項5】 前記ハンディテンキーは、前記走行デー
    タ収集装置本体から脱した後に、前記テンキーの操作に
    よりイベントデータを生成し、前記走行データ収集装置
    本体に接続した時、前記識別情報が付加された脱イベン
    トデータと前記イベントデータとを、その接続時におい
    て前記走行データ収集装置本体に装着されている記憶媒
    体に記憶させることを特徴とする請求項4記載の車両デ
    ータ収集装置。
  6. 【請求項6】 前記走行データ収集装置本体に装着され
    ている記憶媒体に記憶された各識別情報を読み出す読出
    部と、 この読出部で読み出された各識別情報が相違する場合に
    は走行データとイベントデータとが対応しないと判定
    し、各識別情報が一致する場合には走行データとイベン
    トデータとが対応すると判定するデータ判別部と、 走行データとイベントデータとが対応すると判定された
    場合に走行データとイベントデータとを用いて運行状況
    を解析する運行状況解析部と、を備えることを特徴とす
    る請求項5記載の車両データ収集装置。
JP19898497A 1997-07-24 1997-07-24 車両データ収集方法及びその装置 Pending JPH1139529A (ja)

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