JPH1139409A - 電子連結決算方法および装置 - Google Patents
電子連結決算方法および装置Info
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- JPH1139409A JPH1139409A JP19615997A JP19615997A JPH1139409A JP H1139409 A JPH1139409 A JP H1139409A JP 19615997 A JP19615997 A JP 19615997A JP 19615997 A JP19615997 A JP 19615997A JP H1139409 A JPH1139409 A JP H1139409A
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- 238000007596 consolidation process Methods 0.000 claims abstract description 24
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 16
- 238000004590 computer program Methods 0.000 claims 2
- 230000004044 response Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数企業の連結決算を行う場合に、連結決算
書の作成のための工数を削減する。 【解決手段】 サーバ220の中継格納部170は、連
結対象A社端末230と連結対象B社端末240との間
に伝送される取引情報を中継するとともに、取引情報デ
ータベース190に格納する。サーバ220の連結処理
部120は、連結決算端末250から受信した連結決算
要求に応答して財務会計データベース163から取得し
た財務会計情報、取引外情報データベース166から取
得した取引外情報及び取引情報データベース190から
取得した取引情報から連結決算書を作成して出力部13
0を介して連結決算端末250へ送信する。
書の作成のための工数を削減する。 【解決手段】 サーバ220の中継格納部170は、連
結対象A社端末230と連結対象B社端末240との間
に伝送される取引情報を中継するとともに、取引情報デ
ータベース190に格納する。サーバ220の連結処理
部120は、連結決算端末250から受信した連結決算
要求に応答して財務会計データベース163から取得し
た財務会計情報、取引外情報データベース166から取
得した取引外情報及び取引情報データベース190から
取得した取引情報から連結決算書を作成して出力部13
0を介して連結決算端末250へ送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用する連結決算処理に係わり、特に企業間に伝送される
取引情報を利用して複数企業の連結決算を行う方法およ
び装置に関する。
用する連結決算処理に係わり、特に企業間に伝送される
取引情報を利用して複数企業の連結決算を行う方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各企業は帳簿書類を基にして決算書を作
成する。例えば特開平5−143623号公報は、自動
的に決算書を作成する会計計算装置を開示する。また複
数企業の連結決算を行う場合、連結決算の作成部署が各
企業で作成した決算書を集め、手作業で企業間情報の調
整と計算を行って連結決算書を作成していた。
成する。例えば特開平5−143623号公報は、自動
的に決算書を作成する会計計算装置を開示する。また複
数企業の連結決算を行う場合、連結決算の作成部署が各
企業で作成した決算書を集め、手作業で企業間情報の調
整と計算を行って連結決算書を作成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、各企業で作成した決算書を基として連結企業間での
相殺処理を手作業で行わねばならず、連結決算書の作成
は多くの時間と人員を必要とするものであった。
ば、各企業で作成した決算書を基として連結企業間での
相殺処理を手作業で行わねばならず、連結決算書の作成
は多くの時間と人員を必要とするものであった。
【0004】本発明の目的は、コンピュータを利用して
連結決算処理を行うことによって、連結決算書の作成の
ための工数を削減することにある。
連結決算処理を行うことによって、連結決算書の作成の
ための工数を削減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して企業間に伝送される取引情報を取得してデータ
ベースに蓄積し、複数企業に亘る連結決算の要求を受信
したとき、各企業の財務会計情報の同一連結科目の金額
を加算の対象とし、取引情報データベースを検索して連
結対象の企業の取引情報であって連結科目に該当する取
引金額を減算の対象とし、取引情報以外の情報であって
連結科目に該当する金額を減算の対象とし、財務会計情
報の各連結科目について上記の加減算を施した結果をま
とめて連結決算書を作成する電子連結決算方法を特徴と
する。
を介して企業間に伝送される取引情報を取得してデータ
ベースに蓄積し、複数企業に亘る連結決算の要求を受信
したとき、各企業の財務会計情報の同一連結科目の金額
を加算の対象とし、取引情報データベースを検索して連
結対象の企業の取引情報であって連結科目に該当する取
引金額を減算の対象とし、取引情報以外の情報であって
連結科目に該当する金額を減算の対象とし、財務会計情
報の各連結科目について上記の加減算を施した結果をま
とめて連結決算書を作成する電子連結決算方法を特徴と
する。
【0006】また本発明は、連結対象の企業が所有する
情報処理装置から当該企業の財務会計情報を取得する手
段と、ネットワークを介して企業間に伝送される取引情
報を格納する外部のデータベースへ検索要求を発行して
連結対象の企業の取引情報であって連結科目に該当する
取引情報を取得する手段と、連結対象の企業が所有する
情報処理装置から当該企業の取引情報以外の情報であっ
て連結科目に該当する取引外情報を取得する手段と、複
数企業に亘る連結決算の要求を受信したとき、連結対象
企業の財務会計情報の同一連結科目の金額を加算の対象
とし、取得した取引情報の連結科目に該当する取引金額
を減算の対象とし、取得した取引外情報の連結科目に該
当する金額を減算の対象とし、財務会計情報の各連結科
目について上記の加減算を施した結果をまとめて連結決
算書を作成する手段とを有するサーバ装置を特徴とす
る。なお取引情報データベースをサーバ装置内部に保持
し、ネットワークを介して企業間に伝送される取引情報
をこの取引情報データベースに蓄積してもよい。
情報処理装置から当該企業の財務会計情報を取得する手
段と、ネットワークを介して企業間に伝送される取引情
報を格納する外部のデータベースへ検索要求を発行して
連結対象の企業の取引情報であって連結科目に該当する
取引情報を取得する手段と、連結対象の企業が所有する
情報処理装置から当該企業の取引情報以外の情報であっ
て連結科目に該当する取引外情報を取得する手段と、複
数企業に亘る連結決算の要求を受信したとき、連結対象
企業の財務会計情報の同一連結科目の金額を加算の対象
とし、取得した取引情報の連結科目に該当する取引金額
を減算の対象とし、取得した取引外情報の連結科目に該
当する金額を減算の対象とし、財務会計情報の各連結科
目について上記の加減算を施した結果をまとめて連結決
算書を作成する手段とを有するサーバ装置を特徴とす
る。なお取引情報データベースをサーバ装置内部に保持
し、ネットワークを介して企業間に伝送される取引情報
をこの取引情報データベースに蓄積してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
面を用いて説明する。
面を用いて説明する。
【0008】図1は、本実施形態の電子連結決算システ
ムの構成図である。本システムは、サーバ220と、ネ
ットワーク210を介してサーバ220に接続されクラ
イアントとなる連結対象A社端末230、連結対象B社
端末240及び連結決算端末250から構成される。連
結対象A社端末230及び連結対象B社端末240は、
異なる企業に設置され、両企業間に発生する取引情報を
サーバ220を介して相手の企業の端末へ送信する端末
装置である。連結決算端末250は、サーバ220へ連
結決算要求を送信し、連結決算結果を受信する端末装置
である。サーバ220は、連結対象A社端末230及び
連結対象B社端末240の一方から送られた取引情報を
他方の端末へ中継するとともに、サーバ220内に蓄積
する。またサーバ220は、連結決算端末250から連
結決算要求を受けて、取引情報、連結対象A社端末23
0及び連結対象B社端末240に格納される財務会計情
報及び取引外情報から連結決算書を作成して連結決算端
末250へ送信する情報処理装置である。
ムの構成図である。本システムは、サーバ220と、ネ
ットワーク210を介してサーバ220に接続されクラ
イアントとなる連結対象A社端末230、連結対象B社
端末240及び連結決算端末250から構成される。連
結対象A社端末230及び連結対象B社端末240は、
異なる企業に設置され、両企業間に発生する取引情報を
サーバ220を介して相手の企業の端末へ送信する端末
装置である。連結決算端末250は、サーバ220へ連
結決算要求を送信し、連結決算結果を受信する端末装置
である。サーバ220は、連結対象A社端末230及び
連結対象B社端末240の一方から送られた取引情報を
他方の端末へ中継するとともに、サーバ220内に蓄積
する。またサーバ220は、連結決算端末250から連
結決算要求を受けて、取引情報、連結対象A社端末23
0及び連結対象B社端末240に格納される財務会計情
報及び取引外情報から連結決算書を作成して連結決算端
末250へ送信する情報処理装置である。
【0009】連結対象A社端末230、連結対象B社端
末240及び連結決算端末250は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置である。各端末装置の名称はそ
の情報処理装置で実行されるアプリケーションプログラ
ム(AP)の機能を表しているので、1台の情報処理装
置が連結対象A社端末230又は連結対象B社端末24
0と連結決算端末250の機能を備えることが可能であ
る。サーバ220は、パソコン、ワークステーション、
メインフレームコンピュータ、並列計算機等の情報処理
装置である。ネットワーク210は、複数企業間で利用
できるインターネット、VAN業者が提供する専用線な
どのネットワークである。
末240及び連結決算端末250は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置である。各端末装置の名称はそ
の情報処理装置で実行されるアプリケーションプログラ
ム(AP)の機能を表しているので、1台の情報処理装
置が連結対象A社端末230又は連結対象B社端末24
0と連結決算端末250の機能を備えることが可能であ
る。サーバ220は、パソコン、ワークステーション、
メインフレームコンピュータ、並列計算機等の情報処理
装置である。ネットワーク210は、複数企業間で利用
できるインターネット、VAN業者が提供する専用線な
どのネットワークである。
【0010】図2は、連結対象A社端末230、連結対
象B社端末240及びサーバ220が保有するデータベ
ースと、各装置で実行されるAP内の機能モジュールの
構成を示す図である。連結対象A社端末230及び連結
対象B社端末240の財務会計データベース163は、
財務会計情報を格納するデータベースである。取引外情
報データベース166は、取引情報以外の決算に必要な
情報を格納するデータベースである。財務会計入出力部
164は、財務会計の元になる会計情報を入力して財務
会計処理を行って財務会計情報を作成し、財務会計デー
タベース163に登録するとともに、サーバ220から
の要求に応答して財務会計データベース163の財務会
計情報をサーバ220へ送信する処理部である。取引外
情報入出力部167は、取引外情報を入力して取引外情
報データベース166に登録するとともに、サーバ22
0からの要求に応答して取引外情報データベース166
の取引外情報をサーバ220へ送信する処理部である。
取引情報入出力部160は、取引情報を入力してサーバ
220へ送信するとともに、サーバ220から受信した
取引情報を表示装置上に表示する処理部である。
象B社端末240及びサーバ220が保有するデータベ
ースと、各装置で実行されるAP内の機能モジュールの
構成を示す図である。連結対象A社端末230及び連結
対象B社端末240の財務会計データベース163は、
財務会計情報を格納するデータベースである。取引外情
報データベース166は、取引情報以外の決算に必要な
情報を格納するデータベースである。財務会計入出力部
164は、財務会計の元になる会計情報を入力して財務
会計処理を行って財務会計情報を作成し、財務会計デー
タベース163に登録するとともに、サーバ220から
の要求に応答して財務会計データベース163の財務会
計情報をサーバ220へ送信する処理部である。取引外
情報入出力部167は、取引外情報を入力して取引外情
報データベース166に登録するとともに、サーバ22
0からの要求に応答して取引外情報データベース166
の取引外情報をサーバ220へ送信する処理部である。
取引情報入出力部160は、取引情報を入力してサーバ
220へ送信するとともに、サーバ220から受信した
取引情報を表示装置上に表示する処理部である。
【0011】サーバ220の取引情報データベース19
0は、取引情報を格納するデータベースである。中継格
納部170は、連結対象A社端末230及び連結対象B
社端末240の一方から受信した取引情報を他方の端末
へ中継するとともに取引情報データベース190に登録
する処理部である。中継格納部170を取引情報を中継
するモジュールと、取引情報を取引情報データベース1
90に格納するモジュールとに分離することが可能であ
る。なお連結対象A社端末230又は連結対象B社端末
240は、同報通信によって同一の取引情報を他方の端
末とサーバ220の両方に送信してもよく、その場合に
は中継格納部170は、取引情報を受信して取引情報デ
ータベース190に格納する機能モジュールに代わる。
財務会計情報入力部150は、指定された企業の端末に
アクセスし、財務会計入出力部164を介して財務会計
データベース163内の財務会計情報を取得する処理部
である。取引外情報入力部140は、指定された企業の
端末にアクセスし、取引外情報入出力部167を介して
取引外情報データベース166内の取引外情報を取得す
る処理部である。受付部110は、連結決算端末250
から連結決算要求を受信して財務会計情報入力部150
及び取引外情報入力部140を起動する処理部である。
連結処理部120は、財務会計情報入力部150から受
け取った財務会計情報と、取引外情報入力部140から
受け取った取引外情報と、取引情報データベース190
を検索して得た取引情報から指定された企業群の連結決
算処理を行い、連結決算書を作成する処理部である。出
力部130は、作成された連結決算書を要求元の連結決
算端末250へ送信する処理部である。なお上記機能モ
ジュールを含むAPを記憶媒体に格納し、サーバ220
がこの記憶媒体上のAPを読み取って実行することが可
能である。
0は、取引情報を格納するデータベースである。中継格
納部170は、連結対象A社端末230及び連結対象B
社端末240の一方から受信した取引情報を他方の端末
へ中継するとともに取引情報データベース190に登録
する処理部である。中継格納部170を取引情報を中継
するモジュールと、取引情報を取引情報データベース1
90に格納するモジュールとに分離することが可能であ
る。なお連結対象A社端末230又は連結対象B社端末
240は、同報通信によって同一の取引情報を他方の端
末とサーバ220の両方に送信してもよく、その場合に
は中継格納部170は、取引情報を受信して取引情報デ
ータベース190に格納する機能モジュールに代わる。
財務会計情報入力部150は、指定された企業の端末に
アクセスし、財務会計入出力部164を介して財務会計
データベース163内の財務会計情報を取得する処理部
である。取引外情報入力部140は、指定された企業の
端末にアクセスし、取引外情報入出力部167を介して
取引外情報データベース166内の取引外情報を取得す
る処理部である。受付部110は、連結決算端末250
から連結決算要求を受信して財務会計情報入力部150
及び取引外情報入力部140を起動する処理部である。
連結処理部120は、財務会計情報入力部150から受
け取った財務会計情報と、取引外情報入力部140から
受け取った取引外情報と、取引情報データベース190
を検索して得た取引情報から指定された企業群の連結決
算処理を行い、連結決算書を作成する処理部である。出
力部130は、作成された連結決算書を要求元の連結決
算端末250へ送信する処理部である。なお上記機能モ
ジュールを含むAPを記憶媒体に格納し、サーバ220
がこの記憶媒体上のAPを読み取って実行することが可
能である。
【0012】図3は、連結対象A社端末230と連結対
象B社端末240との間のように企業間に伝送される取
引情報900の例を示すデータ構成図である。企業間に
発生する取引情報には発注活動により発生する発注情
報、受注活動により発生する受注情報、納入活動により
発生する納品情報、代金支払により発生する支払情報な
ど企業活動の様々な場面で発生する取引情報がある。図
3は取引情報の例として支払により発生する取引情報9
00の例を示す。支払データは、発注No、各発注ごと
の支払金額、支払金額合計、支払日、支払先、支払元、
支払Noの各データ項目から構成される。この支払デー
タは、3つの発注分の支払金額合計が1,000,00
0円で、この支払は1996年12月25日に行われ、
A社からB社へ支払われ、この支払についた支払Noが
S1001番であるという情報を含んでいる。
象B社端末240との間のように企業間に伝送される取
引情報900の例を示すデータ構成図である。企業間に
発生する取引情報には発注活動により発生する発注情
報、受注活動により発生する受注情報、納入活動により
発生する納品情報、代金支払により発生する支払情報な
ど企業活動の様々な場面で発生する取引情報がある。図
3は取引情報の例として支払により発生する取引情報9
00の例を示す。支払データは、発注No、各発注ごと
の支払金額、支払金額合計、支払日、支払先、支払元、
支払Noの各データ項目から構成される。この支払デー
タは、3つの発注分の支払金額合計が1,000,00
0円で、この支払は1996年12月25日に行われ、
A社からB社へ支払われ、この支払についた支払Noが
S1001番であるという情報を含んでいる。
【0013】図4は、取引外情報データベース166に
含まれる情報の例を示す図である。取引外情報とは企業
の活動により発生する情報の内、企業間で伝送される取
引情報以外の情報である。取引外情報としては、連結対
象間での投資情報、連結対象間での債権・債務情報など
の情報がある。図4に示す取引外情報は、連結決算対象
A社がB社の株式500,000円を保有していること
を示す投資情報の例である。企業間の取引情報は全てサ
ーバ220へ送られ、サーバ220に蓄積される。しか
し企業間で伝送されない情報もあり、このような情報を
取引外情報として扱う。
含まれる情報の例を示す図である。取引外情報とは企業
の活動により発生する情報の内、企業間で伝送される取
引情報以外の情報である。取引外情報としては、連結対
象間での投資情報、連結対象間での債権・債務情報など
の情報がある。図4に示す取引外情報は、連結決算対象
A社がB社の株式500,000円を保有していること
を示す投資情報の例である。企業間の取引情報は全てサ
ーバ220へ送られ、サーバ220に蓄積される。しか
し企業間で伝送されない情報もあり、このような情報を
取引外情報として扱う。
【0014】図5は、財務会計元情報1200の例を示
す図である。財務会計元情報とは各企業が個別の財務会
計情報を作成するときの元になる情報である。企業活動
として例えば商品を買掛で購入すると、資産としての商
品と負債としての買掛金が発生する。あるいは商品を現
金で販売すれば、資産としての商品がなくなり資産とし
ての現金が発生する。このように企業活動の様々な場面
で財務会計元情報が発生する。財務会計元情報としては
総勘定元帳や金銭出納帳などに記載される情報がある。
図5に示す例は、商品30,000円を購入し、買掛と
した場合の財務会計元情報である。
す図である。財務会計元情報とは各企業が個別の財務会
計情報を作成するときの元になる情報である。企業活動
として例えば商品を買掛で購入すると、資産としての商
品と負債としての買掛金が発生する。あるいは商品を現
金で販売すれば、資産としての商品がなくなり資産とし
ての現金が発生する。このように企業活動の様々な場面
で財務会計元情報が発生する。財務会計元情報としては
総勘定元帳や金銭出納帳などに記載される情報がある。
図5に示す例は、商品30,000円を購入し、買掛と
した場合の財務会計元情報である。
【0015】図6は、財務会計データベース163に含
まれる財務会計情報の例を示す図である。財務会計情報
とは各企業個別の決算情報である。図6は、財務会計情
報として損益計算書と貸借対照表を示し、特に損益計算
書について情報の構成例を示す。この損益計算書は、売
上高、売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費、
営業利益、営業外収益、営業外費用、経常利益、税引前
当期純利益、法人税及び住民税、当期純利益、前期繰越
利益金、中間配当額、中間配当に伴う利益準備金積立
額、当期未処分利益金の情報から構成されている。上記
以外の財務会計情報として、利益処分計算書等がある。
なお連結決算の結果は、連結した財務会計情報であり、
そのデータ構成は図6に示すものと同様である。
まれる財務会計情報の例を示す図である。財務会計情報
とは各企業個別の決算情報である。図6は、財務会計情
報として損益計算書と貸借対照表を示し、特に損益計算
書について情報の構成例を示す。この損益計算書は、売
上高、売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費、
営業利益、営業外収益、営業外費用、経常利益、税引前
当期純利益、法人税及び住民税、当期純利益、前期繰越
利益金、中間配当額、中間配当に伴う利益準備金積立
額、当期未処分利益金の情報から構成されている。上記
以外の財務会計情報として、利益処分計算書等がある。
なお連結決算の結果は、連結した財務会計情報であり、
そのデータ構成は図6に示すものと同様である。
【0016】図7は、連結決算端末250がサーバ22
0へ送信する連結決算要求280のデータ構成例を示す
図である。この例はA社とB社の連結決算を要求する例
である。連結決算要求280で決算期間を指定してもよ
い。
0へ送信する連結決算要求280のデータ構成例を示す
図である。この例はA社とB社の連結決算を要求する例
である。連結決算要求280で決算期間を指定してもよ
い。
【0017】図8は、取引情報900のサーバ220へ
の伝送と蓄積処理の流れを示すフローチャートである。
たとえば連結対象A社端末230の入力装置を介して取
引情報が入力されると(ステップ1410)、取引情報
入出力部160はこの取引情報900をサーバ220へ
送信する(ステップ1420)。サーバ220の中継格
納部170は、この取引情報900を受信し、その送信
先を認識して連結対象B社端末240へ送信する(ステ
ップ1430)。また中継格納部170は、この取引情
報900を取引情報データベース190に書き込む(ス
テップ1440)。連結対象B社端末240の取引情報
入出力部160は、この取引情報900を受信し、その
表示装置に表示する(ステップ1450)。連結対象B
社端末240から連結対象A社端末230へ取引情報9
00を伝送する場合も同様である。企業間で取引情報が
発生するたびに図8に示す処理が実行される。複数の取
引情報の送信、中継及び蓄積をまとめて行ってもよい。
また取引情報の送信先が複数の企業である場合には、中
継格納部170は1つの取引情報を受信し、送付先情報
に基づいて各送信先の端末へ各々送信する。
の伝送と蓄積処理の流れを示すフローチャートである。
たとえば連結対象A社端末230の入力装置を介して取
引情報が入力されると(ステップ1410)、取引情報
入出力部160はこの取引情報900をサーバ220へ
送信する(ステップ1420)。サーバ220の中継格
納部170は、この取引情報900を受信し、その送信
先を認識して連結対象B社端末240へ送信する(ステ
ップ1430)。また中継格納部170は、この取引情
報900を取引情報データベース190に書き込む(ス
テップ1440)。連結対象B社端末240の取引情報
入出力部160は、この取引情報900を受信し、その
表示装置に表示する(ステップ1450)。連結対象B
社端末240から連結対象A社端末230へ取引情報9
00を伝送する場合も同様である。企業間で取引情報が
発生するたびに図8に示す処理が実行される。複数の取
引情報の送信、中継及び蓄積をまとめて行ってもよい。
また取引情報の送信先が複数の企業である場合には、中
継格納部170は1つの取引情報を受信し、送付先情報
に基づいて各送信先の端末へ各々送信する。
【0018】連結対象A社端末230及び連結対象B社
端末240の取引外情報入出力部167は、各々入力装
置を介して入力された取引外情報を取引外情報データベ
ース166に登録する。
端末240の取引外情報入出力部167は、各々入力装
置を介して入力された取引外情報を取引外情報データベ
ース166に登録する。
【0019】図9は、財務会計入出力部164の処理の
流れを示すフローチャートである。財務会計入出力部1
64は、入力装置を介して財務会計元情報1200が入
力されると(ステップ610)、当該企業の財務会計処
理を行い、財務会計情報を作成する(ステップ63
0)。そして作成した財務会計情報を財務会計データベ
ース163に登録する(ステップ640)。なお入力さ
れた財務会計元情報1200を記憶装置に蓄積しておい
て、所定の期日、例えば毎月の締め日に財務会計処理を
行って財務会計情報を作成し、財務会計データベース1
63に登録してもよい。
流れを示すフローチャートである。財務会計入出力部1
64は、入力装置を介して財務会計元情報1200が入
力されると(ステップ610)、当該企業の財務会計処
理を行い、財務会計情報を作成する(ステップ63
0)。そして作成した財務会計情報を財務会計データベ
ース163に登録する(ステップ640)。なお入力さ
れた財務会計元情報1200を記憶装置に蓄積しておい
て、所定の期日、例えば毎月の締め日に財務会計処理を
行って財務会計情報を作成し、財務会計データベース1
63に登録してもよい。
【0020】図10は、連結決算処理の流れを示すフロ
ーチャートである。連結決算端末250がサーバ220
にアクセスすると(ステップ403)、サーバ220の
受付部110は、連結決算の入力画面を連結決算端末2
50へ送信する(ステップ406)。連結決算端末25
0はこの入力画面を表示装置上に表示する。入力装置を
介して連結決算要求280が入力されると(ステップ4
10)、連結決算端末250はこの要求をサーバ220
へ送信する(ステップ420)。受付部110はこの要
求を受信して財務会計情報入力部150及び取引外情報
入力部140を起動する。財務会計情報入力部150
は、連結決算の対象とする各企業の端末にアクセスし、
財務会計入出力部164を介して財務会計データベース
163から財務会計情報を読み出す(ステップ43
0)。また取引外情報入力部140は、連結決算の対象
とする各企業の端末にアクセスし、取引外情報入出力部
167を介して取引外情報データベース166から取引
外情報を読み出す(ステップ440)。連結処理部12
0は、取引情報データベース190から連結処理に使用
する取引情報を読み出す(ステップ450)。本例では
連結対象をA社とB社としているので、連結処理に使用
する取引情報とはA社とB社間の取引情報である。次に
連結処理部120は、取得した各企業個別の財務会計情
報、取引外情報及び取引情報を用いて連結決算処理を行
い、連結決算結果である連結決算書を作成する(ステッ
プ460)。次に出力部130はこの連結決算結果を連
結決算端末250へ送信する(ステップ465)。連結
決算端末250は、この連結決算結果を受信し、その表
示装置上に表示する(ステップ470)。
ーチャートである。連結決算端末250がサーバ220
にアクセスすると(ステップ403)、サーバ220の
受付部110は、連結決算の入力画面を連結決算端末2
50へ送信する(ステップ406)。連結決算端末25
0はこの入力画面を表示装置上に表示する。入力装置を
介して連結決算要求280が入力されると(ステップ4
10)、連結決算端末250はこの要求をサーバ220
へ送信する(ステップ420)。受付部110はこの要
求を受信して財務会計情報入力部150及び取引外情報
入力部140を起動する。財務会計情報入力部150
は、連結決算の対象とする各企業の端末にアクセスし、
財務会計入出力部164を介して財務会計データベース
163から財務会計情報を読み出す(ステップ43
0)。また取引外情報入力部140は、連結決算の対象
とする各企業の端末にアクセスし、取引外情報入出力部
167を介して取引外情報データベース166から取引
外情報を読み出す(ステップ440)。連結処理部12
0は、取引情報データベース190から連結処理に使用
する取引情報を読み出す(ステップ450)。本例では
連結対象をA社とB社としているので、連結処理に使用
する取引情報とはA社とB社間の取引情報である。次に
連結処理部120は、取得した各企業個別の財務会計情
報、取引外情報及び取引情報を用いて連結決算処理を行
い、連結決算結果である連結決算書を作成する(ステッ
プ460)。次に出力部130はこの連結決算結果を連
結決算端末250へ送信する(ステップ465)。連結
決算端末250は、この連結決算結果を受信し、その表
示装置上に表示する(ステップ470)。
【0021】図11は、連結処理部120が用いる連結
処理用テーブル1500の構成例を示す図である。連結
処理用テーブル1500は、連結科目、各社単独の財務
会計数値と相殺・消去する金額及び連結結果から構成さ
れる。ここで連結科目は、連結決算の結果である連結貸
借対照表(B/S)、連結損益計算書(P/L)などで
用いる科目である。連結処理用テーブル1500上の金
額数値の単位は千円である。
処理用テーブル1500の構成例を示す図である。連結
処理用テーブル1500は、連結科目、各社単独の財務
会計数値と相殺・消去する金額及び連結結果から構成さ
れる。ここで連結科目は、連結決算の結果である連結貸
借対照表(B/S)、連結損益計算書(P/L)などで
用いる科目である。連結処理用テーブル1500上の金
額数値の単位は千円である。
【0022】連結決算は証券取引法の連結財務諸表規
則、あるいは米国SEC(米国証券取引委員会)基準な
どに基づき作成するので細部に亘る説明は省くが、ステ
ップ460の連結決算処理の処理内容について図12を
用いて簡単に説明する。図12は、ステップ460を展
開し連結決算処理の流れを示すフローチャートである。
まず図11に示すような連結処理用テーブル1500を
初期化する(ステップ4610)。次にステップ430
で取得した各社単独の財務会計情報を連結処理用テーブ
ル1500の連結科目に対応する欄に書き込む(ステッ
プ4620)。このステップ4620を各連結対象企業
について行う。次にステップ440で取得した各社の取
引外情報を連結処理用テーブル1500の連結科目に対
応する欄に書き込む(ステップ4630)。例えば図4
に示すような取引外情報が得られたとすれば、A社はB
社の株式500千円を所有しているので、A社相殺・消
去の列の貸借対照表の資産の投資・その他資産の欄に−
500千円を加える。さらにB社相殺・消去の列の貸借
対照表の負債・資本の資本金欄と貸借対照表の負債・資
本の剰余金欄に株持分率に相当する額を算出して加え
る。ここで株持分率情報は取引外情報として入力すれば
よい。今B社株式のうち、A社の株持分率を70%とす
れば、資本金=273×70%=191千円、剰余金=
923×70%=646千円と算出できる。さらに投資
と資本の差額から連結調整勘定を算出し、該当する欄に
加える。この例では500−(191+646)=−3
37千円となり、−337千円を連結調整勘定欄に加え
る。次にステップ450で取得した取引情報を連結処理
用テーブル1500の該当する連結科目欄に書き込む
(ステップ4640)。例えば図3に示すような取引情
報が得られたとすれば、発注NoがH100、H100
2及びH1003の代金としてA社からB社へ1,00
0千円支払われているので、A社相殺・消去の列の損益
計算書の売上原価欄に−1,000千円を加える。さら
にB社相殺・消去の列の損益計算書の売上高欄に−1,
000千円を加える。次に各連結科目の各社単独金額と
相殺・消去分をすべて合計し、各連結科目の連結結果を
算出する(ステップ4650)。最後に連結結果を連結
決算書の形式にまとめる(ステップ4660)。
則、あるいは米国SEC(米国証券取引委員会)基準な
どに基づき作成するので細部に亘る説明は省くが、ステ
ップ460の連結決算処理の処理内容について図12を
用いて簡単に説明する。図12は、ステップ460を展
開し連結決算処理の流れを示すフローチャートである。
まず図11に示すような連結処理用テーブル1500を
初期化する(ステップ4610)。次にステップ430
で取得した各社単独の財務会計情報を連結処理用テーブ
ル1500の連結科目に対応する欄に書き込む(ステッ
プ4620)。このステップ4620を各連結対象企業
について行う。次にステップ440で取得した各社の取
引外情報を連結処理用テーブル1500の連結科目に対
応する欄に書き込む(ステップ4630)。例えば図4
に示すような取引外情報が得られたとすれば、A社はB
社の株式500千円を所有しているので、A社相殺・消
去の列の貸借対照表の資産の投資・その他資産の欄に−
500千円を加える。さらにB社相殺・消去の列の貸借
対照表の負債・資本の資本金欄と貸借対照表の負債・資
本の剰余金欄に株持分率に相当する額を算出して加え
る。ここで株持分率情報は取引外情報として入力すれば
よい。今B社株式のうち、A社の株持分率を70%とす
れば、資本金=273×70%=191千円、剰余金=
923×70%=646千円と算出できる。さらに投資
と資本の差額から連結調整勘定を算出し、該当する欄に
加える。この例では500−(191+646)=−3
37千円となり、−337千円を連結調整勘定欄に加え
る。次にステップ450で取得した取引情報を連結処理
用テーブル1500の該当する連結科目欄に書き込む
(ステップ4640)。例えば図3に示すような取引情
報が得られたとすれば、発注NoがH100、H100
2及びH1003の代金としてA社からB社へ1,00
0千円支払われているので、A社相殺・消去の列の損益
計算書の売上原価欄に−1,000千円を加える。さら
にB社相殺・消去の列の損益計算書の売上高欄に−1,
000千円を加える。次に各連結科目の各社単独金額と
相殺・消去分をすべて合計し、各連結科目の連結結果を
算出する(ステップ4650)。最後に連結結果を連結
決算書の形式にまとめる(ステップ4660)。
【0023】なお本発明を利用すれば企業間の連結決算
に加え、複数事業部を連結決算事業部群として指定し連
結決算要求を行うことによって、複数の事業部を1つの
連結対象と見なし、連結決算を行うことができる。また
特定地域に含まれる企業を連結決算対象として指定すれ
ば特定地域内外における決算情報を作成できる。また取
引情報の蓄積は随時行われているので、連結決算処理を
決算期に係わらず必要な時にいつでも行える。また連結
決算依頼者にID(識別子)などを付与して連結対象依
頼者をレベル分けして管理することによって権限の範囲
を設定することができる。例えば依頼者のレベルによっ
てA社とB社との連結決算結果は見れるが、C社とD社
の連結決算結果は見れないような制御を行える。また連
結決算要求がなくとも連結決算処理を随時実施すること
によって、要求があったときに即座に連結決算結果を提
供するようにしておくことができる。また連結決算端末
250からの要求がなくても4半期毎や年度毎など定期
的に決算処理を行い、連結決算結果をあらかじめ設定し
た配信先である連結決算端末250へ自動配信すること
もできる。
に加え、複数事業部を連結決算事業部群として指定し連
結決算要求を行うことによって、複数の事業部を1つの
連結対象と見なし、連結決算を行うことができる。また
特定地域に含まれる企業を連結決算対象として指定すれ
ば特定地域内外における決算情報を作成できる。また取
引情報の蓄積は随時行われているので、連結決算処理を
決算期に係わらず必要な時にいつでも行える。また連結
決算依頼者にID(識別子)などを付与して連結対象依
頼者をレベル分けして管理することによって権限の範囲
を設定することができる。例えば依頼者のレベルによっ
てA社とB社との連結決算結果は見れるが、C社とD社
の連結決算結果は見れないような制御を行える。また連
結決算要求がなくとも連結決算処理を随時実施すること
によって、要求があったときに即座に連結決算結果を提
供するようにしておくことができる。また連結決算端末
250からの要求がなくても4半期毎や年度毎など定期
的に決算処理を行い、連結決算結果をあらかじめ設定し
た配信先である連結決算端末250へ自動配信すること
もできる。
【0024】なお連結対象A社端末230及び連結対象
B社端末240の取引情報入出力部160の部分と他の
財務会計データベース163、財務会計入出力部16
4、取引外情報データベース166及び取引外情報入出
力部167の部分を分離し、両者を別々のサーバ又は端
末装置に搭載してもよい。またサーバ220が各連結対
象A社端末230と連結対象B社端末240の間に伝送
される取引情報をとらえて取引情報データベース190
に登録する代わりに、各企業の企業情報システム内で取
引情報送信端末から送信された取引情報を企業内サーバ
によって中継して取引情報受信端末へ伝送し、各企業の
企業内サーバからサーバ220へ取引情報を送信しても
よい。またサーバ220が各企業の企業内サーバにアク
セスして企業内サーバに蓄積された取引情報を収集し取
引情報データベース190に蓄積してもよい。あるいは
取引情報データベース190に蓄積せずにサーバ220
が必要な取引情報、すなわち連結科目に該当する取引情
報を各企業内のサーバに要求し取得してもよい。言い換
えればサーバ220の中継格納部170及び取引情報デ
ータベース190の部分と、受付部110から出力部1
30及び財務会計情報入力部150、取引外情報入力部
140の部分とを別々のサーバに分離し、後者部分のサ
ーバに外部の取引情報データベース190を管理するデ
ータベースサーバに要求して必要な取引情報を取得する
取引情報検索部を設けてもよい。このとき取引情報を収
集し取引情報データベース190を管理するデータベー
スサーバを分散させることができる。
B社端末240の取引情報入出力部160の部分と他の
財務会計データベース163、財務会計入出力部16
4、取引外情報データベース166及び取引外情報入出
力部167の部分を分離し、両者を別々のサーバ又は端
末装置に搭載してもよい。またサーバ220が各連結対
象A社端末230と連結対象B社端末240の間に伝送
される取引情報をとらえて取引情報データベース190
に登録する代わりに、各企業の企業情報システム内で取
引情報送信端末から送信された取引情報を企業内サーバ
によって中継して取引情報受信端末へ伝送し、各企業の
企業内サーバからサーバ220へ取引情報を送信しても
よい。またサーバ220が各企業の企業内サーバにアク
セスして企業内サーバに蓄積された取引情報を収集し取
引情報データベース190に蓄積してもよい。あるいは
取引情報データベース190に蓄積せずにサーバ220
が必要な取引情報、すなわち連結科目に該当する取引情
報を各企業内のサーバに要求し取得してもよい。言い換
えればサーバ220の中継格納部170及び取引情報デ
ータベース190の部分と、受付部110から出力部1
30及び財務会計情報入力部150、取引外情報入力部
140の部分とを別々のサーバに分離し、後者部分のサ
ーバに外部の取引情報データベース190を管理するデ
ータベースサーバに要求して必要な取引情報を取得する
取引情報検索部を設けてもよい。このとき取引情報を収
集し取引情報データベース190を管理するデータベー
スサーバを分散させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、企
業間で交わされる取引情報と各企業個別の財務会計情報
と取引外情報とからコンピュータ利用による連結決算処
理を行うので、連結決算書の作成のための工数を削減す
ることができる。
業間で交わされる取引情報と各企業個別の財務会計情報
と取引外情報とからコンピュータ利用による連結決算処
理を行うので、連結決算書の作成のための工数を削減す
ることができる。
【図1】実施形態の電子連結決算システムの構成図であ
る。
る。
【図2】実施形態の各装置の構成を示す図である。
【図3】取引情報900の例を示すデータ構成図であ
る。
る。
【図4】実施形態の取引外情報データベース166のデ
ータ例を示す図である。
ータ例を示す図である。
【図5】財務会計元情報1200の例を示す図である。
【図6】実施形態の財務会計データベース163のデー
タ例を示す図である。
タ例を示す図である。
【図7】実施形態の連結決算要求280のデータ例を示
す図である。
す図である。
【図8】実施形態の取引情報の処理の流れを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】実施形態の財務会計入出力部164の処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図10】実施形態の連結決算処理の流れを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図11】実施形態の連結処理用テーブル1500のデ
ータ構成を示す図である。
ータ構成を示す図である。
【図12】実施形態の連結決算処理の部分を展開して示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
120:連結処理部、163:財務会計データベース、
166:取引外情報データベース、190:取引情報デ
ータベース、220:サーバ、230:連結対象A社端
末、240:連結対象B社端末、250:連結決算端末
166:取引外情報データベース、190:取引情報デ
ータベース、220:サーバ、230:連結対象A社端
末、240:連結対象B社端末、250:連結決算端末
フロントページの続き (72)発明者 定祐 壽美男 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 笹田 博彦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内
Claims (8)
- 【請求項1】ネットワークを介して企業間に伝送される
取引情報を取得してデータベースに蓄積し、複数企業に
亘る連結決算の要求を受信したとき、各企業の財務会計
情報の同一連結科目の金額を加算の対象とし、取引情報
データベースを検索して連結対象の企業の取引情報であ
って連結科目に該当する取引金額を減算の対象とし、取
引情報以外の情報であって連結科目に該当する金額を減
算の対象とし、財務会計情報の各連結科目について上記
の加減算を施した結果をまとめて連結決算書を作成する
ことを特徴とする電子連結決算方法。 - 【請求項2】ネットワークを介して企業から受信した取
引情報を他の企業へ中継するとともに該取引情報データ
ベースに蓄積することを特徴とする請求項1記載の電子
連結決算方法。 - 【請求項3】各企業の財務会計情報と取引外情報を各企
業が所有する情報処理装置から収集することを特徴とす
る請求項1記載の電子連結決算方法。 - 【請求項4】連結決算の要求を受信する代わりに、あら
かじめ連結決算書の配信時期及び配信先を設定し、配信
時期に到達したとき連結決算の要求を受信したとみなす
ことを特徴とする請求項1記載の電子連結決算方法。 - 【請求項5】連結対象の企業が所有する情報処理装置か
ら当該企業の財務会計情報を取得する手段と、ネットワ
ークを介して企業間に伝送される取引情報を格納する外
部のデータベースへ検索要求を発行して連結対象の企業
の取引情報であって連結科目に該当する取引情報を取得
する手段と、連結対象の企業が所有する情報処理装置か
ら当該企業の取引情報以外の情報であって連結科目に該
当する取引外情報を取得する手段と、複数企業に亘る連
結決算の要求を受信したとき、連結対象企業の財務会計
情報の同一連結科目の金額を加算の対象とし、取得した
取引情報の連結科目に該当する取引金額を減算の対象と
し、取得した取引外情報の連結科目に該当する金額を減
算の対象とし、財務会計情報の各連結科目について上記
の加減算を施した結果をまとめて連結決算書を作成する
手段とを有することを特徴とするサーバ装置。 - 【請求項6】連結対象の企業が所有する情報処理装置か
ら当該企業の財務会計情報を取得する手段と、ネットワ
ークを介して企業間に伝送される取引情報を取得してデ
ータベースに蓄積する手段と、連結対象の企業が所有す
る情報処理装置から当該企業の取引情報以外の情報であ
って連結科目に該当する取引外情報を取得する手段と、
複数企業に亘る連結決算の要求を受信したとき、連結対
象企業の財務会計情報の同一連結科目の金額を加算の対
象とし、取引情報データベースを検索して連結対象の企
業の取引情報であって連結科目に該当する取引金額を減
算の対象とし、取得した取引外情報の連結科目に該当す
る金額を減算の対象とし、財務会計情報の各連結科目に
ついて上記の加減算を施した結果をまとめて連結決算書
を作成する手段とを有することを特徴とするサーバ装
置。 - 【請求項7】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に
実体化されるコンピュータプログラムであって、該プロ
グラムは下記ステップを含む: (a)複数企業に亘る連結決算の要求を受信したとき、
連結対象の企業が所有する情報処理装置から当該企業の
財務会計情報を取得し、(b)ネットワークを介して企
業間に伝送される取引情報を格納する外部のデータベー
スへ検索要求を発行して連結対象の企業の取引情報であ
って連結科目に該当する取引情報を取得し、(c)連結
対象の企業が所有する情報処理装置から当該企業の取引
情報以外の情報であって連結科目に該当する取引外情報
を取得し、(d)連結対象企業の財務会計情報の同一連
結科目の金額を加算の対象とし、取得した取引情報の連
結科目に該当する取引金額を減算の対象とし、取得した
取引外情報の連結科目に該当する金額を減算の対象と
し、財務会計情報の各連結科目について上記の加減算を
施した結果をまとめて連結決算書を作成する。 - 【請求項8】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に
実体化されるコンピュータプログラムであって、該プロ
グラムは下記ステップを含む: (a)ネットワークを介して企業間に伝送される取引情
報を取得してデータベースに蓄積し、(b)複数企業に
亘る連結決算の要求を受信したとき、連結対象の企業が
所有する情報処理装置から当該企業の財務会計情報を取
得し、(c)連結対象の企業が所有する情報処理装置か
ら当該企業の取引情報以外の情報であって連結科目に該
当する取引外情報を取得し、(d)連結対象企業の財務
会計情報の同一連結科目の金額を加算の対象とし、取引
情報データベースを検索して連結対象の企業の取引情報
であって連結科目に該当する取引金額を減算の対象と
し、取得した取引外情報の連結科目に該当する金額を減
算の対象とし、財務会計情報の各連結科目について上記
の加減算を施した結果をまとめて連結決算書を作成す
る。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19615997A JPH1139409A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電子連結決算方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19615997A JPH1139409A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電子連結決算方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1139409A true JPH1139409A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16353197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19615997A Pending JPH1139409A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電子連結決算方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1139409A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000063811A (ko) * | 2000-08-04 | 2000-11-06 | 박인현 | 인터넷을 이용한 결산/수시공고 관리방법 |
JP2001325419A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nippon Digital Kenkyusho:Kk | 会計データ作成方法、決算ファイル作成方法、連結決算方法、会計データ、入力画面、会計データ作成プログラム、決算ファイル作成プログラム及び連結決算作成プログラムの記録媒体 |
JP2002259654A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-13 | Mitsubishi Electric Corp | データ変換装置、データ変換方法、データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラム |
JP2008171125A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Tkc Corp | 動作環境確認処理装置、動作環境確認処理プログラム、および動作環境確認処理方法 |
US7813975B2 (en) * | 2003-07-22 | 2010-10-12 | Hitachi, Ltd. | System and method for processing account data |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP19615997A patent/JPH1139409A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001325419A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nippon Digital Kenkyusho:Kk | 会計データ作成方法、決算ファイル作成方法、連結決算方法、会計データ、入力画面、会計データ作成プログラム、決算ファイル作成プログラム及び連結決算作成プログラムの記録媒体 |
KR20000063811A (ko) * | 2000-08-04 | 2000-11-06 | 박인현 | 인터넷을 이용한 결산/수시공고 관리방법 |
JP2002259654A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-13 | Mitsubishi Electric Corp | データ変換装置、データ変換方法、データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラム |
US7813975B2 (en) * | 2003-07-22 | 2010-10-12 | Hitachi, Ltd. | System and method for processing account data |
JP2008171125A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Tkc Corp | 動作環境確認処理装置、動作環境確認処理プログラム、および動作環境確認処理方法 |
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