JP7005688B2 - 暗号資産管理装置、方法およびプログラム - Google Patents

暗号資産管理装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明の実施形態は、例えば仮想通貨やポイントなどの暗号資産の管理を行う暗号資産管理装置と、この装置により実行される暗号資産管理方法およびプログラムに関する。
国または地域の経済を活性化させるための施策として、種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、国や自治体などが受給者に支払うべき年金や生活保護費を、受給者に対しブロックチェーンなどの価値情報の形式で地域通貨として発行し、受給者がICカードやスマートフォン等を用いて上記地域通貨を電子決済により使用可能とするシステムが記載されている。
このシステムによれば、国などが受給者に支払うべき年金または生活保護費の一部または全部を地域通貨として地方自治体が受給者に支払うため、その分だけ国の業務負担が軽減される。また、地方自治体にとっても地域通貨は当該地域でしか使えないため、必ず当該地域で使用されることになり、これにより最終的には地域の活性化が図れ、かつ税収増加につなげることができる。
特開2018-195224号公報
ところが、特許文献1に記載されたシステムでは、受給者が本来受け取るべき年金または生活保護費の一部または全部が形を変えて地域通貨として給付されるものであるため、受給者は支給された地域通貨を消費せずに貯蓄に回してしまうことが予想される。また、年金や生活保護費などを財源とせずに、例えば新たに予算措置を講じて地域通貨を発行することも考えられるが、この場合国や地方自治体などの発行元が財政難に陥る懸念があり、容易には実行できない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、一側面では、発行元に対し長期間にわたる財政上の負担を生じさせることなく消費を促進させることを可能にする暗号資産管理技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明に係る暗号資産の管理装置または管理方法の一態様は、給付対象となる複数の利用者の各々に対する所定の給付単位分の暗号資産の発行を管理する発行管理装置と、前記複数の利用者がそれぞれ前記暗号資産を使用して商取引を行う際に使用する端末装置と、前記発行管理装置および前記端末装置との間でそれぞれネットワークを介してデータ通信が可能な暗号資産管理装置とを備えるシステムで使用される前記暗号資産管理装置または管理方法に関する。
前記暗号資産管理装置または管理方法は、前記発行管理装置から、前記利用者に対し発行された前記暗号資産の額を示す情報と、利用可能期間を表す情報とを少なくとも含む発行管理情報を取得し記憶する。そして、前記利用可能期間において、前記暗号資産を利用した前記商取引が行われるごとに、前記暗号資産の利用履歴を表す情報を生成し記憶する。また、前記発行管理情報と、前記利用履歴を表す情報と、予め定められた償還ルールを表す情報とに基づいて、前記利用可能期間における前記暗号資産の前記利用者と発行者の持ち分の変化を計算する。さらに、前記利用可能期間において、前記端末装置を用いて前記利用者により前記暗号資産を利用した前記商取引が行われる際に、前記利用者が前記暗号資産を、前記商取引により受け取った他の利用者の暗号資産を含む複数の給付単位分所有する場合に、前記複数の給付単位分の前記暗号資産のメニュー情報を前記利用者に提示し、前記メニュー情報に基づく前記暗号資産の選択情報を受付け、前記選択情報により選択された前記暗号資産の前記持ち分の範囲で前記決済処理を行うようにしたものである。
この発明の一態様によれば、発行元から利用者に対し給付された暗号資産は、その利用可能期間において、暗号資産の額を示す情報と、商取引の利用履歴を表す情報と、予め定められた償還ルールを表す情報とに基づいて、上記利用可能期間における上記暗号資産の利用者および発行者それぞれの持ち分の変化が計算され、その計算結果をもとに上記暗号資産の償還処理が行われる。
このため、利用者に給付された暗号資産は、利用可能期間中または当該利用期間終了後に発行者に自動償還されることになり、発行者は暗号資産を給付するために、例えば赤字債権を発行する等の新たな財政負担を長期にわたり強いられることが回避され、これにより暗号資産の給付を容易に実行することができる。
また、利用者に給付された暗号資産には利用可能期限が設定され、しかも当該利用可能期間に利用者の持ち分が償還ルールに従い時間経過と共に減少することから、利用者は可能な限り早く利用可能期間内に暗号資産を利用しようとする意識が働く。その結果、給付された暗号資産は貯蓄に回されずに利用される確率が高くなり、これにより暗号資産を利用した商取引が早期に活発化して高い景気浮揚効果が期待できる。加えて、生活保護や事業継続などに対しても効果が期待できる。
なお、他の景気浮揚策として利用者に融資を行う対策もある。しかし、融資の場合、利用者は元本に加えて利子を返済しなければならない場合が多いため負担が大きく、場合によっては元金の返済事態が困難になるおそれがある。これに対しこの発明の一態様によれば、利用者に給付された暗号資産には利子がなく、暗号資産の元本が自動償還される。このため、発行者は債権を回収できなくなるおそれはなく、また利用者は暗号資産を利用せず放置しておくと持ち分の目減りは発生するものの利子のような新たな負債を抱える心配がない。
また、暗号資産を受給した個人または法人がその暗号資産を商品購入等の商取引のために利用した後は、その商取引を通じて暗号資産を受け取った別の個人または法人に持ち分が移転して暗号資産が自動償還されていくため、最初に暗号資産を受給した利用者は暗号資産の元本や自分が利用した暗号資産の持ち分について発行元に返済する必要がない。
すなわちこの発明の一態様によれば、一側面では、発行者に対し長期にわたる財政上の負担を生じさせることなく消費を促進させることを可能にする暗号資産管理技術を提供することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る暗号資産発行利用管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、図1に示したシステムにおいて発行者が運用する発行管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示したシステムにおいて発行者が運用する発行管理装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示したシステムにおいて暗号資産管理者が運用する暗号資産管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、図1に示したシステムにおいて暗号資産管理者が運用する暗号資産管理装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図6は、図4および図5に示した暗号資産管理装置による全体の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。 図7は、図6に示した処理手順のうち暗号資産管理処理の処理手順と処理内容の一例を示すフローチャートである。 図8は、図4および図5に示した暗号資産管理装置に記憶される暗号資産管理情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[一実施形態]
(構成例)
(1)システム
図1は、この発明の一実施形態に係る暗号資産発行利用管理システムの全体構成を示す図である。
このシステムは、暗号資産管理装置SV2を備える。暗号資産管理装置SV2は、例えば暗号資産の発行者から管理を委託された管理者が運用するもので、この発明の一実施形態を実現する上で中心的な役割を担う。
暗号資産管理装置SV2は、暗号資産の発行者が運用する発行管理装置SV1との間で、ネットワークNW1を介してデータ通信が可能となっている。ネットワークNW1としては、例えばVPN(Virtual Private Network)などの専用ネットワークが用いられるが、公衆網やインターネットを含むネットワークが用いられてもよい。
また暗号資産管理装置SV2は、暗号資産の給付対象となる複数の利用者がそれぞれ使用する利用者端末UT1~UTnと、店舗等に設置されたPOS端末PT1~PTmと、商品販売者または信用会社などが使用する会計処理用の情報処理装置ATとの間で、ネットワークNW2を介してそれぞれデータ通信が可能になっている。
利用者端末UT1~UTnは、例えばスマートフォンなどの携帯情報端末または据置型のパーソナルコンピュータからなり、暗号資産の受給および利用のためにブラウザ、メーラおよびアプリケーションを備える。POS端末PT1~PTmおよび会計処理用の情報処理装置ATは、商品販売者と利用者との間で暗号資産を利用した商取引が行われた際の会計処理などを行うために使用される。
ネットワークNW2は、例えばインターネットを中核とする広域網と、この広域網にアクセスするためのアクセス網とを備える。アクセス網としては、例えば有線および無線の公衆ネットワーク、有線および無線のLAN(Local Area Network)、CATV(Cable Television)ネットワークが使用される。
(2)装置
(2-1)発行管理装置SV1
図2および図3はそれぞれ発行管理装置SV1のハードウェア構成およびソフトウェア構成を示すブロック図である。
発行管理装置SV1は、例えばサーバコンピュータからなり、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)等のハードウェアプロセッサを有する制御部11を備え、この制御部11に対しバス16を介して、プログラム記憶部12およびデータ記憶部13を有する記憶ユニットと、通信インタフェース(通信I/F)14と、入出力インタフェース(入出力I/F)15を接続したものとなっている。
通信I/F14は、制御部11の制御の下、ネットワークNW1により定義される通信プロトコルを使用して、上記暗号資産管理装置SV2との間でデータ通信を行うもので、例えばVPN用のインタフェースにより構成される。
入出力I/F15には、発行者端末CTが接続される。発行者端末CTは、例えば発行管理者が、暗号資産の給付額や発行条件、暗号資産の給付対象となる利用者の条件などを指定する情報を入力するために使用される。
プログラム記憶部12は、例えば、記憶媒体としてHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリとを組み合わせて構成したもので、OS(Operating System)等のミドルウェアに加えて、この発明の一実施形態に係る各種制御処理を実行するために必要なプログラムを格納する。
データ記憶部13は、例えば、記憶媒体として、HDDまたはSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと組み合わせたもので、この発明の一実施形態を実施するために必要な主たる記憶部として、利用者情報管理データベース(以後データベースをDBと称する)131と、給付償還管理DB132とを備える。
利用者情報管理DB131は、暗号資産の給付対象となる各利用者に関する情報(利用者情報)を記憶するために使用される。利用者情報は、例えば発行元が国または地方自治体であれば、住民台帳またはマイナンバーの管理データベースから抽出される。また利用者情報は、例えば発行元が各種法人または任意団体の場合には、これらの法人または任意団体が管理する利用者DBから抽出される。
給付償還管理DB132は、給付対象の各利用者に対しそれぞれ設定された利用者IDに関連づけて、当該各利用者に対し給付される暗号資産の発行管理情報および償還履歴情報を記憶するために使用される。発行管理情報には、例えば給付対象者に対する暗号資産の給付額、給付実行日時(利用開始日時)、暗号資産の償還ルールを示す計算式、および利用期限日(強制償還日)を表す情報が含まれる。償還履歴情報には、各利用者に給付された暗号資産の発行者への償還履歴を表す情報が含まれる。
制御部11は、この発明の一実施形態に係る処理機能として、発行管理部111と、給付発注処理部112と、償還情報管理部113とを備えている。これらの処理部111~113は、何れもプログラム記憶部12に格納されたプログラムを制御部11のハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
発行管理部111は、上記発行者端末CTから入力された暗号資産の給付対象となる利用者の条件などを指定する情報に基づいて、利用者情報管理DB131から給付対象の複数の利用者を抽出する。そして、抽出された複数の利用者の各々について、上記発行者端末CTから入力された暗号資産の給付額や発行条件を表す情報に基づいて、暗号資産の発行管理情報を生成し、生成された発行管理情報を利用者IDに関連付けて上記給付償還管理DB132に一旦記憶させる処理を行う。
給付発注処理部112は、給付対象の各利用者に対する暗号資産の給付業務を暗号資産の管理者に発注する処理を行うもので、上記発行管理部111により生成された発行管理情報を上記給付償還管理DB132から読み出し、当該発行管理情報を給付要求と共にネットワークNW1を介して暗号資産管理装置SV2へ送信する。
償還情報管理部113は、給付対象の利用者ごとに、暗号資産管理装置SV2から送られる暗号資産の償還状況を表す償還通知情報を、償還履歴情報として利用者IDに関連付けて上記給付償還管理DB132に記憶させる処理を行う。
(2-2)暗号資産管理装置SV2
図4および図5は、それぞれ暗号資産管理装置SV2のハードウェア構成およびソフトウェア構成を示すブロック図である。
暗号資産管理装置SV2は、例えばWeb上またはクラウド上に配置されるサーバコンピュータからなり、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)等のハードウェアプロセッサを使用した制御部21を備える。そして、この制御部11に対し、バス26を介して、プログラム記憶部22およびデータ記憶部23を有する記憶ユニットと、通信I/F24,25を接続したものである。
通信I/F24は、制御部21の制御の下、ネットワークNW1により定義される通信プロトコルを使用して、上記発行管理装置SV1との間でデータ通信を行うもので、例えばVPN用のインタフェースを使用する。
通信I/F25は、制御部21の制御の下、ネットワークNW2により定義される通信プロトコルを使用して、利用者端末UT1~UTn、POS端末PT1~PTmおよび会計用の情報処理装置ATとの間でそれぞれデータ通信を行う。
プログラム記憶部22は、前述した発行管理装置SV1と同様に、例えば、記憶媒体としてHDDまたはSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリとを組み合わせて構成したもので、OS等のミドルウェアに加えて、この発明の一実施形態に係る各種制御処理を実行するために必要なプログラムを格納する。
データ記憶部23は、例えば、記憶媒体として、HDDまたはSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリと組み合わせたもので、この発明の一実施形態を実施するために必要な主たる記憶部として、利用者情報管理DB231と、暗号資産管理DB232と、償還履歴管理DB233を備えている。
利用者情報管理DB231は、上記発行管理装置SV1で管理される利用者情報の複製を記憶するために使用される。
暗号資産管理DB232は、各利用者に対し給付された暗号資産を管理する情報を記憶するために使用される。暗号資産管理情報は、例えば、暗号資産の給付単位ごとに設定されたIDに関連付けて、上記発行管理装置SV1から送られた発行管理情報と、上記暗号資産の現在の利用者の持ち分および発行者の持ち分と、当該発行者の持ち分のうち償還済の額と、暗号資産の利用履歴を表す情報とを含む。なお、償還済の額とは、発行者に自動償還された暗号資産の持ち分を、当該発行者が例えばあらかじめ金融機関に担保として預金しておいた現金と交換して現金化し、換金できる価値が無効化された暗号資産の持ち分のことを指す。
償還履歴管理DB233は、上記暗号資産管理DB232により管理される暗号資産の給付単位ごとに、発行者への償還履歴を表す情報を管理するために使用される。
制御部21は、この発明の一実施形態に係る処理機能として、給付処理部211と、持ち分計算処理部212と、残高照会処理部213と、決済処理部214と、償還処理部215とを備えている。これらの処理部211~215は、何れもプログラム記憶部22に格納されたプログラムを制御部21のハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
給付処理部211は、発行管理装置SV1から暗号資産の給付要求を受信した場合に、当該給付要求と共に発行管理装置SV1から送信された発行管理情報を受信し、暗号資産管理DB232に記憶させる。また給付処理部211は、上記発行管理情報に含まれる給付実行日になると、上記発行管理情報に含まれる暗号資産の額を示す情報を、給付対象の各利用者が使用する利用者端末UT1~UTnへ送信する処理を行う。
持ち分計算処理部212は、上記暗号資産の給付単位ごとに、上記発行管理情報に含まれる償還ルールを示す計算式に従い、上記暗号資産の現在の利用者および発行者のそれぞれの持ち分を計算する。そして、その計算結果に基づいて、暗号資産管理DB232に記憶されている暗号資産管理情報の、利用者および発行者それぞれの持ち分を表す情報を更新する処理を行う。
残高照会処理部213は、利用者端末UT1~UTn、POS端末PT1~PTmまたは会計処理用の情報処理装置ATから、利用者が所有する暗号資産の残高照会要求を受信した場合に、認証処理を行った上で、上記暗号資産管理DB232から該当する暗号資産の現時点での利用者の持ち分を示す情報を読み出し、読み出された持ち分を表す情報を残高情報として、照会要求元の利用者端末UT1~UTn、POS端末PT1~PTmまたは会計処理用の情報処理装置ATへ送信する処理を行う。
決済処理部214は、利用者端末UT1~UTnまたはPOS端末PT1~PTmから暗号資産の決済要求を受信した場合に、認証処理を行った上で、該当する利用者が所有する暗号資産の現時点での持ち分の範囲で決済処理を行う。そして、決済を要求した上記利用者による上記暗号資産の利用履歴を更新する処理を行う。
償還処理部215は、上記暗号資産の給付単位ごとに、上記発行管理情報に含まれる利用期限内においては、上記持ち分計算部212の計算の結果、発行者の持ち分が一定額増加するごとに、あるいは発行者の持ち分が一定額に達するごとに、その都度当該持ち分の変化量を償還するべくその償還通知情報を生成し、発行管理装置SV1へ送信する。また、上記利用期限の経過後においては、経過時点での利用者の持ち分を一括償還するべくその償還通知情報を生成し、発行管理装置SV1へ送信する処理を行う。
(動作例)
次に、以上のように構成された発行管理装置SV1および暗号資産管理装置SV2の動作例を説明する。
(1)発行管理装置SV1の動作
(1-1)発行処理
発行管理装置SV1の制御部11は、発行管理部111の制御の下、先ず発行者端末CTから入力された暗号資産の給付対象となる利用者の条件などを指定する情報に基づいて、利用者情報管理DB131から給付対象の利用者を抽出する。例えば、給付対象が所定の日時時点で住民台帳に登録されているすべての人であれば、この条件を満たす住民をすべて抽出する。
発行管理部111は、次に上記抽出された複数の利用者の各々について、上記発行者端末CTから入力された暗号資産の給付額や発行条件を表す情報に基づいて、暗号資産の発行管理情報を生成する。そして、生成された上記発行管理情報を利用者IDに関連付けて上記給付償還管理DB132に一旦記憶させる。
例えば、暗号資産の給付額として5,000M(Mは暗号資産の単位)が指定され、発行条件として給付実行日時(利用開始日時)、暗号資産の償還ルールを示す計算式、および利用期限日(強制償還日)を表す情報が含まれていれば、これらの情報を、上記抽出された利用者のIDと関連づけた発行管理情報を生成し、記憶させる。なお、暗号資産の発行単位は5,000Mに限定される必要はなく、発行者が自由に発行単位を決めることができる。
なお、上記暗号資産の発行に際し発行者は、発行管理装置SV1から、暗号資産の発行総額に相当する現金+手数料を担保として特定の金融機関に預金する仕組みを発行管理部111に付け加えることもできる。このようにすることで、暗号資産の価値の裏付けをすることが可能となり、発行者による暗号資産の乱発を抑止することもできる。
(1-2)給付発注
発行管理装置SV1の制御部11は、続いて給付発注処理部112の制御の下、上記発行管理部111により生成された発行管理情報を、上記給付償還管理DB132から読み出す。そして、当該発行管理情報を給付要求と共に、通信I/F14から暗号資産管理装置SV2へ送信する。
(2)暗号資産管理装置SV2の動作
図6は、暗号資産管理装置SV2による全体の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
(2-1)暗号資産管理情報の記憶
暗号資産管理装置SV2の制御部は、給付処理部211の制御の下、ステップS1において給付要求の受信を監視している。この状態で給付要求が受信されると、給付処理部211はステップS2において、発行管理装置SV1から送られる発行管理情報を通信I/F24を介して受信する。そして、受信された発行管理情報を暗号資産の給付単位ごとに暗号資産管理情報に含め、暗号資産管理DB232に記憶させる。
各暗号資産管理情報には、それぞれ、受信された上記発行管理情報に加え、暗号資産の現在の利用者の持ち分および発行者の持ち分と、当該発行者の持ち分のうち償還済の額と、暗号資産の利用履歴を表す情報が含まれる。
図8は暗号資産管理情報の一例を示すものである。この例では、暗号資産ID:M00012345に関連づけて、以下の情報要素が管理される場合を示している。
発行者:G001 ○○××
発行日:20200401
発行額:五千M(五千円に相当)
利用者の持ち分の計算方法(償還ルールの計算式):99%/日 発行額×0.99の累乗
利用開始日時:20200501 9:00
利用期限:20230331 23:59
現時点の利用者の持ち分:4900.5M(20200503 12:00)
現時点の発行者の持ち分:99.5M(20200503 12:00)
償還済みの額:50M(20200503 10:00)
利用履歴情報
利用履歴情報は、当該暗号資産を利用した利用者の移り変わりを示す情報、つまり暗号資産の所有者の移転記録を時系列で並べたもので、1つの記録は利用者IDと当該利用者が暗号資産を受け取った日時とにより表される。
(2-2)暗号資産の給付
上記発行管理情報を記憶すると給付処理部211は、暗号資産の給付単位ごとに、発行管理情報に含まれる利用開始日(=給付実行日)をステップS3において監視する。そして利用開始日になると、給付処理部211は、ステップS4において、上記発行管理情報に含まれる暗号資産の額を示す情報を、通信I/F25から給付対象の利用者が使用する利用者端末(例えばUT1)へ配信する。
上記暗号資産の額を示す情報の配信は、例えば以下のように行われる。すなわち、先ず暗号資産管理装置SV2から利用者端末UT1~UTnへメールにより暗号資産管理装置SV2のURLを通知する。そして、利用者が通知された上記URLに対しアクセスして、事前に例えば郵送などにより通知された自身の利用者ID等を入力する。暗号資産管理装置SV2は、入力された上記利用者IDに対応する暗号資産管理情報から暗号資産の額を示す情報を読み出し、利用者端末UT1~UTnへ伝送する。なお、配信方法は上記方法に限るものではなく、スマートフォンのアプリなど利用者端末UT1~UTnで動作するソフトウェアを使って通知するなど、種々の方法が考えられる。また、利用者端末UT1~UTnへの配信を行わず、暗号資産管理装置SV2に利用者端末UT1~UTnが随時アクセスして暗号資産の情報を読み出すという方法でもよい。
上記暗号資産の額を示す情報の通知は、暗号資産の給付単位ごとに、給付対象の利用者に対しそれぞれ実行できる。かくして、給付対象の各利用者には暗号資産が給付される。
(3)給付後の暗号資産の管理
利用者に対する暗号資産の給付処理が終了すると、以後暗号資産管理装置SV2の制御部21は、ステップS5において、給付後の上記暗号資産を以下のように管理する。ここでは、図8に示した暗号資産ID:M00012345を管理する場合を例にとって説明する。
図7は、上記暗号資産の管理に関する一連の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
(3-1)暗号資産の持ち分の管理
暗号資産管理装置SV2の制御部21は、持ち分計算処理部212の制御の下、暗号資産の給付単位ごとに、利用者と発行者それぞれの持ち分を以下のように管理する。
すなわち、持ち分計算処理部212は、先ずステップS52において持ち分の計算タイミングを監視する。この持ち分計算タイミングは、暗号資産管理情報に記憶されている持ち分計算式により指定される。例えば、いま持ち分計算式に、図8に示したように「99%/日」が定義されていれば、発行日時から24時間ごと、すなわち毎日0:00が持ち分の計算タイミングとなる。ただし、毎日0:00に持ち分を計算しておかなくても、利用者端末の利用目的や利用形態によっては、利用者端末から暗号資産の額を示す情報の配信や表示等を要求された時にその都度計算をしてもよい。
持ち分計算タイミングになるごとに持ち分計算処理部212は、ステップS52において、暗号資産管理情報に記憶されている持ち分計算式に従い、現時点での利用者の持ち分と発行者の持ち分をそれぞれ計算し、暗号資産管理情報内の利用者および発行者の持ち分を更新する。
例えば、いま持ち分計算式として図8に示すように「発行額×0.99の累乗」が定義されていれば、この式に従い現時点での利用者および発行者それぞれの持ち分を計算する。図8の例では、利用開始日である5月1日から2日が経過した5月3日 12:00の時点での利用者および発行者それぞれの持ち分の計算結果を示しており、この例では利用者の持ち分は4,900.5M、発行者の持ち分は99.5Mとなる。
以後同様に、1日が経過するごとに、利用者および発行者それぞれの持ち分は、上記持ち分計算式「発行額×0.99の累乗」に従い計算され、その計算結果をもとに暗号資産管理情報内の利用者および発行者の持ち分がそれぞれ更新される。
なお、上記暗号資産の利用者および発行者の持ち分は、後述する商取引や譲渡などにより当該暗号資産の所有者が移転しても、上記持ち分計算式に従い何ら変わることなく計算される。
上記持ち分計算により利用者および発行者の持ち分がそれぞれ更新されると、持ち分計算処理部212はステップS53において、上記更新後の利用者の持ち分つまり残高を、その時点での当該暗号資産を所有する利用者の利用者端末へ通知する。通知方法としては、例えばメールやスマートフォンのアプリケーションが用いられる。なお、上記残高情報の通知は、持ち分が更新されるごとに行わなくてもよく、例えば予め設定された額が減少するごとに、あるいは利用者が事前に設定した額になった時点で行われるようにしてもよい。また、先に述べたように、利用目的や利用形態によっては、必ずしも持ち分を定期的に計算する必要はなく、そのような場合は、利用者端末への残高の自動通知を行わないように設定してもよい。
(3-2)残高照会への対応処理
暗号資産管理装置SV2の制御部21は、残高照会処理部213の制御の下、ステップS54において、利用者端末UT1~UTn、店舗のPOS端末PT1~PTmまたは会計用の情報処理装置ATからの残高照会要求の受信を監視している。
この状態で、例えば利用者端末UT1から残高照会要求が送られると、残高照会処理部213は、先ずステップS55により要求元の利用者との間の認証処理を実行する。そして、利用者の正当性が確認されると、続いてステップS56において、要求元の利用者が現時点で所有する暗号資産の管理情報を暗号資産管理DB232の利用履歴から検索し、現時点での利用者の持ち分を残高情報として、通信I/F25から要求元の利用者端末UT1へ送信する。かくして、利用者は必要に応じて、現時点で自身が所有する暗号資産の持ち分を残高情報として確認することが可能となる。
なお、上記残高照会の要求は、利用者端末UT1~UTnからだけでなく、POS端末PT1~PTmや会計処理用の情報処理装置ATからも行うことができる。暗号資産の所有者が店舗や販売会社に移転した場合にも、当該店舗や販売会社は自身が所有する暗号資産の残高を確認することが可能となる。その際、利用者端末で利用者の認証を行うことにより、過去の暗号資産の所有者が、現在の暗号資産の所有者の残高を照会できないようにアクセスを制御することができる。
(3-3)決済処理
利用者は、上記暗号資産を利用して様々な商取引を行うことができる。例えば、利用者が店舗において暗号資産を用いて商品を購入したとする。この場合、利用者は自身の利用者端末UT1~UTnにおいてアプリケーションを起動し、例えば店舗名と商品の対価に相当する暗号資産の額を入力した上で、決済要求を送信する。なお、その際、決済に用いるアプリケーションを、利用者端末UT1~UTnではなく、POS端末PT1~PTmで動作するようにしておき、利用者はIDカードなどを用いて自身のIDをPOS端末PT1~PTmに読み込ませるだけでもよい。
なお、利用者が例えば暗号資産を複数の給付単位分所有する場合、暗号資産管理装置SV2から提示される暗号資産のメニュー情報に従い、利用者端末UT1~UTnは所有する上記複数の暗号資産の現時点での各持ち分(残高)と利用期限を表示する。そして、利用者が上記複数の暗号資産の中から利用する資産を選択すると、選択された暗号資産が利用対象として使用される。
また、利用者が例えば暗号資産を複数の給付単位分所有する場合、暗号資産管理装置SV2は、上記複数の暗号資産の中から、利用可能期間が短い順または持ち分が大きい順、もしくは利用可能期間が短くかつ持ち分が大きい順に前記暗号資産を選択し、選択された暗号資産の持ち分の範囲で上記決済処理を行うようにしてもよい。
なお、以上の各機能は、利用者端末UT1~UTnでなく、POS端末PT1~PTmなどに対して実施してもよい。
暗号資産管理装置SV2の制御部21は、決済処理部214の制御の下、ステップS57において決済要求の受信を監視している。この状態で、例えば利用者端末UT1またはPOS端末PT1から決済要求が送られると、決済処理部214はステップS58により利用者端末UT1との間で所定の手順で認証処理を実行する。そして、利用者の正当性が承認されると、ステップS59において上記暗号資産を利用した決済処理を実行する。
決済処理では、決済処理部214は、先ず利用者端末UT1またはPOS端末PT1において利用者が入力した暗号資産の額が、暗号資産管理情報で管理されている利用者の持ち分以下であるか否かを、当該利用者の暗号資産管理情報が他の利用者端末や他のPOS端末などにより変更されないように必要に応じて当該情報をロックした上で、判定する。そして、入力された暗号資産の額が持ち分以下であれば、商取引が可能と判断し、承認通知を利用者端末UT1または店舗のPOS端末PT1へ通知する。
なお、利用者端末UT1またはPOS端末PT1において利用者が入力した暗号資産の額が、暗号資産管理情報で管理されている利用者の持ち分を超える場合には、商取引が不可能と判断し、非承認通知を利用者端末UT1または店舗のPOS端末PT1へ通知する。その際に、利用者端末UT1または店舗のPOS端末PT1のアプリケーションが決済処理を開始する時点で、あらかじめ暗号資産の残高照会処理を行い、その結果を利用者端末UT1または店舗のPOS端末PT1に表示して、その表示された残高を利用者またはアプリケーションが選択して利用するようにすれば、商取引の可否判断の手続きを簡素化することができる。
上記商取引が可能と判断した場合、決済処理部214は、上記暗号資産の所有者を利用者端末UT1から店舗に移転する処理を以下のように行う。すなわち、決済処理部214は、暗号資産管理DB232の対応する暗号資産情報の利用履歴を更新する。そして、利用者端末UT1へ更新後の暗号資産の額を通知すると共に、商品を購入した店舗のPOS端末PT1または会計用の情報処理装置ATに対し、移転された暗号資産に関する情報を通知する。
なお、暗号資産の所有者を管理する方法としては、暗号資産を利用者端末UT1に紐づける方法のほか、利用者端末の種類にかかわらず利用者IDのみに紐づけて管理し、決済処理時に、利用者が利用者端末UT1~UTnのいずれをも使用できるようにしてもよい。利用者IDのみに紐づけて管理することにより、利用者端末を使用せずIDを記録したカードだけを用いて決済し暗号資産を店舗に移転させることも可能となる。
また、例えば暗号資産の発行者が国または地方自治体の場合には、決済処理部214は、上記商取引の対価に相当する暗号資産から消費税などの国または地方自治体に納める税金分を自動的に減算し、減算後の暗号資産の額を上記暗号資産の新たな所有者となる店舗の持ち分とし、減算した上記消費税分を発行者の持ち分に加算する処理を行ってもよい。これにより、店舗の暗号資産の持ち分が時間の経過とともに減少してしまう前に消費税などの税金を国または地方自治体へ直ちに納めることができ、時間経過による店舗の暗号資産の持ち分の損失を抑制することができる。
なお、以上述べた決済処理では、商品の購入により暗号資産の所有者が利用者端末UT1の利用者から店舗に移転する場合を例にとって説明した。しかし、上記暗号資産を利用して、例えば店舗同士あるいは店舗が卸売り業者から商品を購入する場合にも同様の決済処理が行われる。
(3-4)暗号資産の償還処理
暗号資産の償還処理には、暗号資産の有効期限内における償還処理と、有効期限が経過したときの償還処理とがある。
このうち有効期限内における償還処理は以下のように行われる。すなわち、暗号資産管理装置SV2の制御部21は、償還処理部215の制御の下、持ち分計算部212の計算の結果、発行者の持ち分が一定額増加するごと、あるいは発行者の持ち分が一定額に達するごとに、その都度当該持ち分の一定額を償還するための償還通知情報を生成する。そして、生成された償還通知情報を通信I/F24から発行管理装置SV1へ送信する。
なお、持ち分計算部212の計算を、発行者の持ち分が一定額増加するごと、あるいは発行者の持ち分が一定額に達するごとに行うよう設定していない場合、または償還通知情報の送受信に失敗した場合であっても、償還された額を計算する必要が生じた際に、償還処理部215の制御の下、持ち分計算部212が、その時点までに償還された額を計算して発行管理装置SV1へ送信することは可能である。
なお、上記発行者の持ち分に、暗号資産を利用した商取引により発生した消費税などの税金分が含まれる場合には、当該税金分のみをその都度発行管理装置SV1に通知するようにしてもよい。
一方、有効期限が経過したときの償還処理は以下のように行われる。すなわち、暗号資産管理装置SV2の制御部21は、償還処理部215の制御の下、暗号資産ごとに、暗号資産管理DB232に記憶されている対応する暗号資産管理情報の利用期限をもとに、当該暗号資産が利用期限を過ぎたか否かをステップS60により監視する。この状態で、ある暗号資産の利用期限が過ぎたことが検出されると、償還処理部215はステップS61に移行し、上記暗号資産の償還処理を行う。
この償還処理では、例えば償還対象となる暗号資産の暗号資産管理情報をもとに、利用期限が過ぎた時点での利用者の持ち分を発行者に一括償還するための償還通知情報を生成する。そして、生成された償還通知情報を通信I/F24から発行管理装置SV1へ送信する。またそれと共に、上記利用期限が過ぎた時点での所有者の利用者端末または情報処理装置に対し、所有する暗号資産の利用期限が過ぎた旨の通知情報を通信I/F25から送信する。なお、所有する暗号資産の利用期限が過ぎた旨の通知情報は、利用期限が過ぎた時点だけでなく、例えば利用期限が過ぎる30日前に送信するように設定することも可能である。
発行管理装置SV1の制御部11は、暗号資産管理装置SV2から上記償還通知情報を受信すると、償還情報管理部113の制御の下、受信された上記償還通知情報を給付償還管理DB132に記憶されている償還履歴情報に記載する。
(作用・効果)
以上述べたように一実施形態では、暗号資産管理装置SV2において、暗号資産の給付単位ごとに、その発行額、持ち分計算方法、利用開始日時および有効期限を含む発行管理情報を発行管理装置SV1から取得して暗号資産管理情報で管理すると共に、上記暗号資産の利用可能期間中に利用者および発行者の持ち分の変化と、利用履歴を上記暗号資産管理情報により管理する。そして、利用可能期間中に、上記暗号資産の利用者および発行者それぞれの持ち分を上記持ち分計算式に従い規則的に計算し、発行者の持ち分を発行管理装置SV1に償還すると共に、利用可能期間が経過した時点で利用者の持ち分を発行管理装置SV1に一括償還するようにしている。
従って、受給者が当該暗号資産を利用せずに所有したままであっても、受給者が当該暗号資産を利用して所有者が他の個人または法人へ次々に移転していった場合であっても、利用可能期間中または利用期間経過後に発行者に自動償還されることになる。このため、発行者は暗号資産を給付するために例えば赤字債権の発行などの形で新たな財政負担を長期間にわたり強いられることがなくなり、これにより暗号資産の給付を容易に実行することが可能となる。また、利用者に給付された暗号資産には利用可能期限が設定され、しかも当該利用可能期間に利用者の持ち分が持ち分計算式に従い日ごとに減少することから、利用者は可能な限り早く利用可能期間内に暗号資産を利用しようとする意識が働く。そのため、給付された暗号資産は貯蓄に回されずに利用される確率が高くなり、これにより暗号資産を利用した商取引が活発化して早期に高い景気浮揚効果が期待できる。
また、一実施形態によれば、利用者に給付された暗号資産には利子が発生せず、暗号資産の元本が自動償還される。このため、発行者は債権を回収できなくなるおそれは生じない。また利用者にとっては、所有する暗号資産の持ち分は暗号資産を利用せず放置しておくと自動償還により日ごとに目減りするが、利子のような新たな負債を抱える心配がない。
また、暗号資産を受給した個人または法人がその暗号資産を商品購入等の商取引のために利用した後は、その商取引を通じて暗号資産を受け取った別の個人または法人に持ち分が移転して暗号資産が自動償還されていくため、最初に暗号資産を受給した利用者は暗号資産の元本や自分が利用した暗号資産の持ち分について発行元に返済する必要がない。
[その他の実施形態]
(1)前記一実施形態では、暗号資産の給付単位が5,000Mで、かつこの5,000M単位で暗号資産が利用される場合を例にとって説明した。しかし、この発明はそれに限らず、給付単位より少額の単位に暗号資産が利用される場合にも適用できる。
例えば、利用者に対し給付された暗号資産を、利用者が1M単位で任意の額ずつに分けて利用する場合を例にとって説明する。
暗号資産管理装置SV2では、発行管理装置SV1により発行された暗号資産について、1M単位で暗号資産管理情報を生成し管理する。なお、発行当初は一実施形態のように給付単位で暗号資産管理情報を生成し、上記暗号資産が分割利用されるごとに暗号資産管理情報をさらに生成するようにしてもよい。
暗号資産を1M単位で暗号資産管理情報により管理する場合、暗号資産管理装置SV2は、その発行当初には1Mのすべてを利用者の持ち分とし、発行者の持ち分はゼロとして管理することも可能である。その場合、利用可能期間において時間が経過するに従い、償還ルールに従い利用者の持ち分を発行者に償還する。
例えば、いま償還ルールとして「24時間ごとに1%ずつ償還」が設定されている場合に、発行者が利用者に対し100Mを給付したとすると、利用者は給付当初には100Mの価値すべてを自らの持ち分として、例えばECサイトでの商品購入や店頭での買い物の電子マネー決済手段として利用できる。しかし、利用しないまま24時間が経過すると、100Mのうち1%が発行者に償還され、利用者が支払い手段として利用できる暗号資産の持ち分の残額は100M×0.99=99Mとなる。そして、さらに48時間後には、利用者の持ち分は100M×0.99×0.99=0.9801Mとなり、差し引き0.0199Mが発行者の持ち分に移り償還される。
暗号資産Mを決済手段として用いる場合には、従来の電子マネーと同じようにコンピュータを用いた支払い処理が行われる。その際、例えば商品の価格が10Mだったとすると、その商品の購入者たる利用者は、自分が権利を持っている暗号資産1M(コンピュータ上で管理される単位は1Mではあるが、自身の持ち分は例えば0.99Mとか0.970299Mといった端数になっている)の集合の中から、合計が10Mになるように選択して、支払いを行う。
このとき暗号資産管理装置SV2では、利用者が所有する暗号資産のうち1Mのそれぞれについて、暗号資産管理情報を生成して利用者と発行者それぞれの持ち分を管理している。また、上記各暗号資産管理情報では1Mの利用履歴も管理される。利用履歴には、支払い前の利用者のIDに、支払い先の利用者のIDが連鎖的に追記される。これにより、支払い前の利用者の持ち分だった10M分の暗号資産は、新たな所有者となった支払先の利用者に移転する。
支払いに使われた暗号資産Mの持ち分は、支払い前の利用者から支払い先の利用者に移転した後も、それまでと同様に暗号資産Mの発行者に対し償還ルールに従い日々償還される。
商品やサービスの対価として暗号資産Mの持ち分を受け取った小売店舗やサービス事業者などは、その持ち分を、商品の仕入れ代金や従業員の給与などの支払い手段として利用することができる。この場合にも、支払先となった例えば卸業者や従業員の持ち分は、暗号資産Mの発行者に対し償還ルールに従い日々償還される。
ところで、上記暗号資産M(管理最小単位は1M)の利用者の持ち分は、上記のように0.99Mとか0.970299Mとかいった小数の集合体になっている。このため、それらをどのように組み合わせて合計しても、購入したい商品やサービスの価格(例えば10M)と合致しない場合が多い。また、暗号資産Mの持ち分を受け取る側(商品やサービスを販売する側)にとっては、受け取った暗号資産Mの持ち分が日に日に少しずつ発行者に償還されてしまうため、商品やサービスの価格と全く同じ価値の暗号資産Mの持ち分を受け取ったとしても、翌日には例えば1%価値が減少してしまう。
そこで、商品やサービスの販売者と購入者との間で、暗号資産Mを決済手段として支払う場合の、既存の公用通貨(例えば¥)で表示された価格と暗号資産Mとの交換レートや、暗号資産Mの持ち分の割引率(例えば、決済時点の3日後に利用者の持ち分として残っているであろう残高の合計が商品価格と同じになるようにする等)や、端数の処理方法のルール(例えば、商品価格10Mに対して、支払われた暗号資産Mの3日後の持ち分の合計が10.073Mだった場合、その端数は販売者の雑収入とする等)をあらかじめ定めておくことが望ましい。
なお、複数の暗号資産が組み合わされた暗号資産Mの集合体について、その割引率の計算を全ての利用者が簡単に行えるようにするためには、持ち分の償還ルールを、「定額法」(例えば1週間で0.1Mずつ持ち分が発行者に償還される等)ではなく、「定率法」に統一し、暗号資産の償還ルールも共通のルール(例えば毎正時ごとに0.1%ずつ持ち分が発行者に償還される等)に統一することが望ましい。
このようにすれば、全ての利用者が所有する全ての暗号資産Mをどのような大きさで分割したとしても、割引率を計算する対象とする暗号資産全体の現在の利用者の持ち分の合計値に、一律に一定の係数を乗じることで一定時間後の持ち分の額を算定することが可能となる(例えば0.999を乗じることで1時間後の持ち分の額が算定できる)からである。
(2)前記一実施形態では、暗号資産の利用に伴う決済処理を暗号資産管理装置SV2において行う場合を例にとって説明したが、他のオンライン決済装置において行われてもよい。その際、各所有者の暗号資産の持ち分を、ブロックチェーン技術のような分散管理技術を用いて複数の利用者端末において分散管理するようにしてもよい。この場合でも、暗号資産の単位ごとの利用者および発行者それぞれの持ち分の管理と、発行者への償還処理は、暗号資産管理装置SV2において行われる。
(3)暗号資産管理装置SV2の機能は1台のサーバ装置に設けずに、複数台のサーバ装置に分散配置するようにしてもよい。その他、暗号資産管理装置が持つ処理機能と処理手順および処理内容、発行管理装置が持つ処理機能と処理手順および処理内容、暗号資産の種類や給付額、給付手段などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
SV1…発行管理装置
SV2…暗号資産管理装置
UT1~UTn…利用者端末
PT1~PTm…POS端末
AT…会計処理用の情報処理装置
CT…発行者端末
NW1,NW2…ネットワーク
11,21…制御部
12,22…プログラム記憶部
13,23…データ記憶部
14,24,25…通信I/F
15…入出力I/F
111…発行管理部
112…給付発注処理部
113…償還情報管理部
131,231…利用者情報管理DB
132…給付償還管理DB
211…給付処理部
212…持ち分計算処理部
213…残高照会処理部
214…決済処理部
215…償還処理部
232…暗号資産管理DB
233…決済履歴管理DB

Claims (7)

  1. 給付対象となる複数の利用者の各々に対する所定の給付単位分の暗号資産の発行を管理する発行管理装置と、複数の前記利用者がそれぞれ前記暗号資産を使用して商取引を行う際に使用する端末装置との間で、それぞれネットワークを介してデータ通信が可能な暗号資産管理装置であって、
    前記発行管理装置から、前記利用者に対し発行された前記暗号資産の額を示す情報と、利用可能期間を表す情報とを少なくとも含む発行管理情報を取得して、記憶媒体に記憶する取得部と、
    前記暗号資産を利用した前記商取引が行われるごとに、前記暗号資産の利用履歴を表す情報を生成し前記記憶媒体に記憶する利用履歴生成部と、
    取得された前記発行管理情報と、前記利用履歴を表す情報と、予め定められた償還ルールを表す情報とに基づいて、前記利用可能期間における前記暗号資産の前記利用者および発行者それぞれの持ち分の変化を計算する持ち分計算部と
    前記利用可能期間において、前記端末装置を用いて前記利用者により前記暗号資産を利用した前記商取引が行われる際に、現時点における前記利用者の前記持ち分の範囲で決済処理を行う決済処理部と
    を具備し、
    前記決済処理部は、前記利用者が前記暗号資産を、前記商取引により受け取った他の利用者の前記暗号資産を含む複数の給付単位分所有する場合に、前記複数の給付単位分の前記暗号資産のメニュー情報を前記利用者に提示し、前記メニュー情報に基づく前記暗号資産の選択情報を受付け、前記選択情報により選択された前記暗号資産の前記持ち分の範囲で前記決済処理を行う、
    暗号資産管理装置。
  2. 前記償還ルールを表す情報は、前記利用者から前記発行者への前記暗号資産の一定期間ごとの償還率または償還額を定義し、
    前記持ち分計算部は、前記償還率または前記償還額に従い、前記利用可能期間における前記暗号資産の前記利用者および前記発行者の前記持ち分の変化をそれぞれ計算し、計算された前記持ち分の変化を前記記憶媒体に記憶する
    請求項1に記載の暗号資産管理装置。
  3. 発行された前記暗号資産について、前記利用可能期間には前記持ち分計算部により計算された前記発行者の前記持ち分を前記発行者に償還する処理を行い、前記利用可能期間が経過した時点では前記利用者の前記持ち分を前記発行者に一括償還する処理を行う償還処理部を、
    さらに具備する、請求項1に記載の暗号資産管理装置。
  4. 前記端末装置から前記暗号資産の前記持ち分に関する照会要求を受信した場合に、要求元の前記利用者が現時点で所有する前記暗号資産の前記持ち分を表す情報を前記端末装置へ送信する残高照会応答部を、さらに具備する、請求項1に記載の暗号資産管理装置。
  5. 前記決済処理部は、前記複数の給付単位分の前記暗号資産の中から、前記利用可能期間が短い順および/または前記持ち分が大きい順に前記暗号資産を選択し、選択された前記暗号資産の前記持ち分の範囲で前記決済処理を行う、請求項に記載の暗号資産管理装置。
  6. 給付対象となる複数の利用者の各々に対する所定の給付単位分の暗号資産の発行を管理する発行管理装置と、複数の前記利用者がそれぞれ前記暗号資産を使用して商取引を行う際に使用する端末装置との間で、それぞれネットワークを介してデータ通信が可能な情報処理装置が実行する暗号資産管理方法であって、
    前記発行管理装置から、前記利用者に対し発行された前記暗号資産の額を示す情報と、利用可能期間を表す情報とを少なくとも含む発行管理情報を取得して、記憶媒体に記憶する過程と、
    前記暗号資産を利用した前記商取引が行われるごとに、前記暗号資産の利用履歴を表す情報を生成し前記記憶媒体に記憶する過程と、
    取得された前記発行管理情報と、前記利用履歴を表す情報と、予め定められた償還ルールを表す情報とに基づいて、前記利用可能期間における前記暗号資産の前記利用者および発行者それぞれの持ち分の変化を計算する過程と
    前記利用可能期間において、前記端末装置を用いて前記利用者により前記暗号資産を利用した前記商取引が行われる際に、現時点における前記利用者の前記持ち分の範囲で決済処理を行う決済処理過程と
    を具備し、
    前記決済処理過程は、前記利用者が前記暗号資産を、前記商取引により受け取った他の利用者の前記暗号資産を含む複数の給付単位分所有する場合に、前記複数の給付単位分の前記暗号資産のメニュー情報を前記利用者に提示し、前記メニュー情報に基づく前記暗号資産の選択情報を受付け、前記選択情報により選択された前記暗号資産の前記持ち分の範囲で前記決済処理を行う、
    暗号資産管理方法。
  7. 請求項1乃至いずれかに記載の暗号資産管理装置が具備する前記各部の処理を、前記暗号資産管理装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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