JPH1139229A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1139229A
JPH1139229A JP9190027A JP19002797A JPH1139229A JP H1139229 A JPH1139229 A JP H1139229A JP 9190027 A JP9190027 A JP 9190027A JP 19002797 A JP19002797 A JP 19002797A JP H1139229 A JPH1139229 A JP H1139229A
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JP
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image
memories
image data
memory
image processing
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JP9190027A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Uchida
光明 内田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のメモリのうち1つが故障しても、画像
処理を継続することができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 イメージプロセッサ部では、通常図4
(A)に示すように、3つのフレームメモリ142A、
142B、142Cの全てを使用して、画像データの読
み込み(ステップA)、画像処理(ステップB)、画像
データの出力(ステップC)を同時並行で実行する。こ
こで、例えば、フレームメモリ142Aに異常があると
診断されると、図4(B)に示すように、残りの正常な
2つのフレームメモリ142B、142Cを使用して画
像処理を実行するよう切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に係
り、より詳しくは、フィルム画像等を読み取って得られ
た画像データやパーソナルコンピュータ等の外部機器か
ら入力された画像データに対して画像処理を実行し、そ
の処理結果を出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録されたフ
ィルム画像を、CCD等の読取センサを備えた画像読取
装置によって読み取り、該読み取りによって得られた画
像データやパーソナルコンピュータ等の外部機器から入
力された画像データに対して拡大縮小や各種補正等の画
像処理を実行し、記録材料への画像の記録やディスプレ
イへの画像の表示等を行う画像処理装置が知られてい
る。
【0003】このような画像処理装置については、従来
より大量の画像データに対して効率良く画像処理を行う
ことが要求されてきた。そこで、画像データを格納する
ためのフレームメモリを複数備え、これら複数のフレー
ムメモリを使用して、画像データの読み込み、画像処
理、及び画像処理済の画像データの出力の3つの処理
を、同時並行で実行する画像処理装置が数多く提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術では、画像処理の処理効率は良いものの、複数
のメモリのうち1つでも故障すると、上記同時並行の処
理が実行不能となり、処理が停止してしまう、という問
題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたものであり、複数のメモリのうち1つが故障して
も、画像処理を継続することができる画像処理装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像処理装置は、複数のメモリと、
前記メモリが正常であるか否かを診断する診断手段と、
前記診断手段により全てのメモリが正常であると診断さ
れた場合、全てのメモリを使用して画像処理を実行し、
前記診断手段により少なくとも1つのメモリが正常でな
いと診断された場合、正常であると診断されたメモリを
使用して画像処理を実行する処理実行手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の画像処理装置は、3
つのメモリと、前記メモリが正常であるか否かを診断す
る診断手段と、前記診断手段により前記3つのメモリ全
てが正常であると診断された場合、該3つのメモリ全て
を使用して、画像データを読み込む画像データ読込処
理、読み込んだ画像データに対する画像処理、及び画像
処理済の画像データを出力する画像データ出力処理の3
つの処理を並行して繰り返し実行し、前記診断手段によ
り何れか1つのメモリが正常でないと診断された場合、
正常であると診断された2つのメモリを使用して、前記
3つの処理のうち2つの処理を並行して実行しながら前
記3つの処理を繰り返し実行する処理実行制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の画像処理装置では、
請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、
前記診断手段は、前記メモリに所定の画像データを書き
込み、書き込んだ画像データを該メモリから読み出し、
読み出した画像データと前記所定の画像データとを比較
し、該比較結果に基づいて該メモリが正常であるか否か
を診断することを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の画像処理装置は、請
求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置
において、前記診断手段により少なくとも1つのメモリ
が正常でないと診断された場合に、メモリに故障が発生
したことを報知する報知手段をさらに有することを特徴
とする。
【0010】また、請求項5記載の画像処理装置は、請
求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置
において、前記複数のメモリが正常であるか否かの状態
に対応して、処理可能な画像サイズの情報を予め記憶
し、前記診断手段により少なくとも1つのメモリが正常
でないと診断された場合に、当該時点で処理可能な画像
サイズを通知する処理可能サイズ通知手段をさらに有す
ることを特徴とする。
【0011】上記請求項1記載の画像処理装置は、メモ
リが正常であるか否かを診断する診断手段を有してお
り、この診断手段により全てのメモリが正常であると診
断された場合、処理実行手段によって全てのメモリを使
用して画像処理を実行する。
【0012】ところが、少なくとも1つのメモリが故障
し、診断手段により少なくとも1つのメモリが正常でな
いと診断された場合、処理実行手段は、画像処理を中止
することなく、正常であると診断されたメモリを使用し
て画像処理を実行する。例えば、画像処理装置が3つ以
上のメモリを有しているケースで、既に1つのメモリが
故障中で新たに1つのメモリが故障した場合、処理実行
手段は、これら故障している2つのメモリ以外の正常な
メモリを使用して画像処理を継続して実行する。
【0013】従って、複数のメモリのうち少なくとも1
つが故障しても、画像処理実行不能になることは無く、
画像処理を継続することができる。
【0014】また、請求項2記載の画像処理装置では、
3つのメモリ全てが正常な通常時には、処理実行制御手
段によって、該3つのメモリ全てを使用して、画像デー
タを読み込む画像データ読込処理、読み込んだ画像デー
タに対する画像処理、及び画像処理済の画像データを出
力する画像データ出力処理の3つの処理を並行して繰り
返し実行していく。これにより、1つのメモリのみを使
用する場合に比べ、3倍の処理効率で画像処理が実行さ
れる。
【0015】ところで、3つのメモリのうち何れか1つ
が故障すると、診断手段により何れか1つのメモリが正
常でないと診断され、処理実行制御手段によって、正常
であると診断された残り2つのメモリを使用して、前記
3つの処理のうち2つの処理を並行して実行しながら該
3つの処理を繰り返し実行していく。
【0016】これにより、何れか1つのメモリが故障し
ても、画像処理実行不能になることは無く、画像処理を
継続することができる。このとき、上記のように3つの
メモリ全てを使用する場合よりも処理効率は低下するも
のの、1つのメモリのみを使用する場合に比べ、2倍の
処理効率で画像処理が実行される。
【0017】なお、上記の診断手段は、請求項3に記載
したように、メモリに所定の画像データを書き込み、書
き込んだ画像データを該メモリから読み出し、読み出し
た画像データと前記所定の画像データとを比較し、これ
らが一致した場合メモリが正常であると診断し、これら
が一致しなかった場合メモリが正常でないと診断するこ
とができる。
【0018】また、診断手段による上記のような診断
は、定期的に行うと共に、画像処理装置のオペレータが
実行指示したときに即座に実行できるよう構成すること
が望ましい。
【0019】また、請求項4記載の発明では、診断手段
により少なくとも1つのメモリが正常でないと診断され
た場合に、報知手段によって、メモリに故障が発生した
ことを画像処理装置のオペレータやサービスマン等に報
知することができる。これにより、画像処理装置のオペ
レータやサービスマンは、メモリに故障が発生したこと
を速やかに認識でき、新たなメモリを調達して交換する
等の対応を迅速に行うことができる。
【0020】さらに、請求項5記載の画像処理装置は処
理可能サイズ通知手段を有しており、この処理可能サイ
ズ通知手段は、複数のメモリが正常であるか否かの状態
に対応して、処理可能な画像サイズの情報を予め記憶し
ている。また、この処理可能サイズ通知手段は、少なく
とも1つのメモリが正常でないと診断された場合に、上
記記憶した処理可能な画像サイズの情報から、当該時点
での複数のメモリの状態に対応する処理可能な画像サイ
ズの情報を特定し、該処理可能な画像サイズを通知す
る。これにより、画像処理装置のオペレータは、少なく
とも1つのメモリが故障した場合に、当該時点で処理可
能な画像サイズを速やかに認識することができ、処理可
能な画像サイズの範囲で画像処理を続行させることがで
きる。
【0021】なお、上記請求項4記載の発明でメモリに
故障が発生したことを報知する方法や請求項5記載の発
明で処理可能な画像サイズを通知する方法としては、例
えば、パーソナルコンピュータ等のディスプレイにメッ
セージや画像サイズ情報を表示する方法でも良いし、ス
ピーカ等から音声によって通知する方法でも良いし、記
録用紙にメッセージや画像サイズ情報を書き込んで出力
する方法でも良い。また、請求項4記載の発明でメモリ
に故障が発生した旨のメッセージを電子メールによりサ
ービスマン宛に送信することも非常に有効である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下では本発明
に支障のない数値を用いて説明するが、本発明は以下に
記載した数値に限定されるものではない。また以下で
は、本実施形態に係るディジタルラボシステムについて
説明する。このディジタルラボシステムは、比較的小規
模なラボ、所謂ミニラボで使用されるものである。
【0023】[システム全体の概略構成]図1には本実
施形態に係るディジタルラボシステム10が示されてい
る。このラボシステム10は、エリアCCDスキャナ1
2、ラインCCDスキャナ14、及び画像処理部16を
備えた入力部と、レーザプリンタ部18及びプロセッサ
部20を備えた出力部と、で構成されている。
【0024】エリアCCDスキャナ12及びラインCC
Dスキャナ14は、ネガフィルムやリバーサルフィルム
等の写真フィルムに記録されているフィルム画像を読み
取るためのものであり、例えばエリアCCDスキャナ1
2は135サイズの写真フィルム、110サイズの写真
フィルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム
(240サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)
のフィルム画像を読取対象とし、ラインCCDスキャナ
14は120サイズ及び220サイズ(ブローニサイ
ズ)の写真フィルムのフィルム画像を読取対象とするこ
とができる。
【0025】エリアCCDスキャナ12及びラインCC
Dスキャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像をエ
リアCCD又はラインCCDで読み取り、画像データを
出力する。なお、ディジタルラボシステム10は、必ず
しもエリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャ
ナ14の両方を備えている必要はなく、例えばフィルム
画像の読み取りを行う写真フィルムのサイズが限られて
いる場合は、エリアCCDスキャナ12及びラインCC
Dスキャナ14の何れか一方(例えばエリアCCDスキ
ャナ12)のみを設けることも可能である。また、エリ
アCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14に
代えて、各種サイズの写真フィルムのフィルム画像を全
て読み取り可能なスキャナ(ラインスキャナが好適であ
る)を設けても良い。
【0026】画像処理部16は、エリアCCDスキャナ
12やラインCCDスキャナ14から出力された画像デ
ータ(スキャン画像データ)が入力されると共に、デジ
タルカメラでの撮影によって得られた画像データ、フィ
ルム画像以外の原稿(例えば反射原稿等)をスキャナで
読み取ることで得られた画像データ、コンピュータで生
成された画像データ等(以下、これらをファイル画像デ
ータと総称する)を外部から入力する(例えば、メモリ
カード等の記憶媒体を介して入力したり、通信回線を介
して他の情報処理機器から入力する等)ことも可能なよ
うに構成されている。
【0027】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)も可能とされている。
【0028】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0029】[画像処理部の構成]次に、本発明に関連
する画像処理部16の構成について図2を参照して説明
する。画像処理部16は、エリアCCDスキャナ12に
対応してエリアスキャナ補正部120が設けられている
と共に、ラインCCDスキャナ14に対応してラインス
キャナ補正部122が設けられている。
【0030】エリアスキャナ補正部120は、暗補正回
路124、欠陥画素補正部128、明補正回路130を
備えている。暗補正回路124は、エリアCCD42の
光入射側がシャッタにより遮光されている状態で、エリ
アCCDスキャナ12から入力された画像データ(エリ
アCCD42の暗出力レベルを表すデータ)を各画素毎
に記憶しておき、エリアCCDスキャナ12から入力さ
れたスキャン画像データから各画素毎に前記暗出力レベ
ルを減ずることによって補正する。
【0031】また、エリアCCD42の光電変換特性は
各CCDセル単位でのばらつきもある。欠陥画素補正部
128の後段の明補正回路130では、エリアCCDス
キャナ12に画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画
像がセットされている状態で、エリアCCD42で前記
調整用のフィルム画像を読み取ることによりエリアCC
Dスキャナ12から入力された調整用のフィルム画像の
画像データ(この画像データが表す各画素毎の濃度のば
らつきは各CCDセルの光電変換特性のばらつきに起因
する)に基づいて各画素毎にゲインを定めておき、エリ
アCCDスキャナ12から入力された読取対象のフィル
ム画像の画像データを各画素毎に補正する。
【0032】一方、調整用のフィルム画像の画像データ
において、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく
異なっていた場合には、前記特定の画素に対応するCC
Dセルには何らかの異常があり、前記特定の画素は欠陥
画素と判断できる。欠陥画素補正部128は調整用のフ
ィルム画像の画像データに基づき欠陥画素のアドレスを
記憶しておき、エリアCCDスキャナ12から入力され
た読取対象のフィルム画像の画像データのうち、欠陥画
素のデータについては周囲の画素のデータから補間して
データを新たに生成する。
【0033】ラインスキャナ補正部122は、上記の暗
補正回路124、欠陥画素補正部128、明補正回路1
30から成る信号処理系が3系統設けられており、ライ
ンCCDスキャナ14から並列に出力されるR、G、B
の画像データを並列に処理する。また、ラインCCD1
16は3本のライン(CCDセル列)が写真フィルム2
2の搬送方向に沿って所定の間隔を空けて順に配置され
ているので、ラインCCDスキャナ14からR、G、B
の各成分色の画像データの出力が開始されるタイミング
には時間差がある。ラインスキャナ補正部122は、フ
ィルム画像上で同一の画素のR、G、Bの画像データが
同時に出力されるように、各成分色毎に異なる遅延時間
で画像データの出力タイミングの遅延を行う。
【0034】エリアスキャナ補正部120及びラインス
キャナ補正部122の出力端はセレクタ132の入力端
に接続されており、補正部120、122から出力され
た画像データはセレクタ132に入力される。また、セ
レクタ132の入力端は入出力コントローラ134のデ
ータ出力端にも接続されており、入出力コントローラ1
34からは、外部から入力されたファイル画像データが
セレクタ132に入力される。セレクタ132の出力端
は入出力コントローラ134、イメージプロセッサ部1
36A、136Bのデータ入力端に各々接続されてい
る。セレクタ132は、入力された画像データを、入出
力コントローラ134、イメージプロセッサ部136
A、136Bの各々に選択的に出力可能とされている。
【0035】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、3個
のフレームメモリ142A、142B、142Cを備え
ている。フレームメモリ142A、142B、142C
は各々単一のフィルム画像の画像データを記憶可能な容
量を有しており、セレクタ132から入力された画像デ
ータは3個のフレームメモリ142の何れかに記憶され
るが、メモリコントローラ138は、入力された画像デ
ータの各画素のデータが、フレームメモリ142の記憶
領域に一定の順序で並んで記憶されるように、画像デー
タをフレームメモリ142に記憶させる際のアドレスを
制御する。
【0036】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波明るさ成分の階調を圧縮す
るハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネ
スを強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像
処理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オー
トセットアップエンジン144(後述)によって自動的
に演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行
われる。イメージプロセッサ140は入出力コントロー
ラ134に接続されており、画像処理を行った画像デー
タは、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所
定のタイミングで入出力コントローラ134へ出力され
る。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述した
イメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので
説明を省略する。
【0037】ところで、本実施形態では個々のフィルム
画像に対し、エリアCCDスキャナ12又はラインCC
Dスキャナ14において読み取りを2回行う。1回目の
読み取り(以下、プレスキャンという)では、フィルム
画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィルムにお
ける露光オーバのネガ画像)にも、エリアCCD42又
はラインCCD116で蓄積電荷の飽和が生じないよう
に決定した読取条件でフィルム画像の読み取りが行われ
る。このプレスキャンによって得られた画像データ(プ
レスキャン画像データ)は、セレクタ132から入出力
コントローラ134に入力され、更に入出力コントロー
ラ134に接続されたオートセットアップエンジン14
4に出力される。
【0038】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されている。
【0039】オートセットアップエンジン144は、入
出力コントローラ134から入力された複数コマ分のフ
ィルム画像のプレスキャン画像データに基づいて、ファ
インスキャンによって得られた画像データ(ファインス
キャン画像データ)に対する画像処理の処理条件を演算
し、演算した処理条件をイメージプロセッサ部136の
イメージプロセッサ140へ出力する。この画像処理の
処理条件の演算では、撮影時の露光量、撮影光源種やそ
の他の特徴量から類似のシーンを撮影した複数のフィル
ム画像が有るか否かを判定し、類似のシーンを撮影した
複数のフィルム画像が有った場合には、これらのフィル
ム画像のファインスキャン画像データに対する画像処理
の処理条件が同一又は近似するように決定する。
【0040】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0041】更に、オートセットアップエンジン144
は、入出力コントローラ134から入力されたフィルム
画像のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリ
ンタ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバラン
ス等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザ
プリンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する
際に同時に出力する。
【0042】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0043】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164、キーボー
ド166、ハードディスク168、CD−ROMドライ
バ170、搬送制御部172、拡張スロット174、画
像圧縮/伸長部176及び通信制御部175を備えてお
り、これらがバス178を介して互いに接続されて構成
されている。搬送制御部172はフィルムキャリア38
に接続されており、フィルムキャリア38による写真フ
ィルム22の搬送を制御する。また、フィルムキャリア
38にAPSフィルムがセットされた場合には、フィル
ムキャリア38がAPSフィルムの磁気層から読み取っ
た情報(例えば画像記録サイズ等)が入力される。通信
制御部175には通信回線177が接続されており、パ
ーソナルコンピュータ158から通信回線177経由で
外部の情報処理機器(例えば、サービスマンが待機して
いる事業所のパーソナルコンピュータ等)に電子メール
を送信できるよう構成されている。
【0044】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ158に接続される。入出力コントローラ134から
外部への出力用の画像データが入力された場合には、前
記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイ
ルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力
される。また、拡張スロット174を介して外部からフ
ァイル画像データが入力された場合には、入力されたフ
ァイル画像データは、オートセットアップエンジン14
4を介して入出力コントローラ134へ出力される。こ
の場合、入出力コントローラ134では入力されたファ
イル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0045】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、
エリアCCDスキャナ12やラインCCDスキャナ14
で読み取られたフィルム画像をディスプレイ164に表
示したり、印画紙に記録することで得られる画像を推定
してディスプレイ164に表示し、キーボード166を
介してオペレータにより画像の修正等が指示されると、
これを画像処理の処理条件に反映することも可能とされ
ている。
【0046】ところで、詳細は後述するが、本実施形態
におけるオートセットアップエンジン144は、フレー
ムメモリ142A、142B、142Cの各々が正常で
あるか否かを診断するメモリ診断機能、少なくとも1つ
のフレームメモリが異常と診断された場合に残りの正常
なフレームメモリを使用して画像処理を実行するよう切
り替える切替機能、及び少なくとも1つのフレームメモ
リが異常と診断された場合に、当該時点で正常なフレー
ムメモリ数に応じて定まる処理可能画像サイズを通知す
る処理可能サイズ通知機能を有している。
【0047】また、図3には、イメージプロセッサ部1
36で実行される画像処理での画像データの流れを示し
ており、この図3に示すように、イメージプロセッサ部
136では以下の3つのステップで画像処理が実行され
る。なお、イメージプロセッサ部136のメモリコント
ローラ138は前述したように、フレームメモリ142
に画像データを蓄積する際の格納アドレスを制御してい
るため、図3ではメモリコントローラ138をフレーム
メモリ142の入力側及び出力側に記載している。
【0048】イメージプロセッサ部136では、まず、
図2のセレクタ132から送られてきた画像データをフ
レームメモリ142の何れか1つに読み込む(ステップ
A:画像データの読み込み)。次に、フレームメモリ1
42から画像データを読み出してイメージプロセッサ1
40により画像処理を行い、画像処理済の画像データを
再びフレームメモリ142に書き込む(ステップB:画
像処理)。そして、画像処理済の画像データをフレーム
メモリ142から読み出して出力する(ステップC:画
像データの出力)。
【0049】このような画像処理実行時にイメージプロ
セッサ部136では、通常図4(A)に示すように、3
つのフレームメモリの全てを使用して、上記3つのステ
ップを並行して順に繰り返し実行する。例えば、時間t
1からフレームメモリ142Aを使用してステップAを
実行開始し、時間t2になるとフレームメモリ142A
を使用してステップBを、フレームメモリ142Bを使
用してステップAを、それぞれ開始する。さらに、時間
t3になるとフレームメモリ142Aを使用してステッ
プCを、フレームメモリ142Bを使用してステップB
を、フレームメモリ142Cを使用してステップAを、
それぞれ開始する。このように各フレームメモリで周期
T毎にステップを切り替えながら、画像処理を実行して
いく。
【0050】このような状況で、例えば、フレームメモ
リ142Aに異常があると診断された場合、オートセッ
トアップエンジン144は、図4(B)に示すように残
り2つの正常なフレームメモリ142B、142Cを使
用して2つのステップを並行処理しながら3つのステッ
プを順に繰り返し実行するように、イメージプロセッサ
部136での処理を切り替える。
【0051】[本実施形態の作用]本実施形態における
オートセットアップエンジン144では、図5に示すメ
モリ診断及び画像処理制御処理が、オペレータによりキ
ーボード166から実行指示されたとき及び予め定めた
周期で定期的に(例えば、毎朝の始業点検時に)、CP
U146によって実行される。なお、ここでは一例とし
て、各フレームメモリ142の記憶サイズが4000画
素×2000画素、レーザプリンタ部18の画素密度が
300dpi(ドット/インチ)とする。
【0052】図5のステップ202では図6のメモリ診
断処理のサブルーチンを実行する。図6のステップ25
2では、パーソナルコンピュータ158のCPU160
に対して、テストのための画像データ(テストデータ)
をハードディスク168から読み出すよう要求すること
で、該テストデータをハードディスク168からバス1
78、入出力ポート152、入出力コントローラ13
4、セレクタ132を介してイメージプロセッサ部13
6へ転送し、イメージプロセッサ部136において3つ
のフレームメモリ142A、142B、142Cのう
ち、診断対象とする1つのフレームメモリにテストデー
タを書き込ませる。このとき同時に、テストデータをハ
ードディスク168からバス178、入出力ポート15
2、バス154を介してCPU146にも転送させる。
【0053】次のステップ254では診断対象のフレー
ムメモリから前記書き込まれたテストデータを読み出さ
せて、入出力コントローラ134、入出力ポート15
2、バス178を介してCPU146へ転送させる。そ
して、次のステップ256でこの読み出したテストデー
タと元のテストデータとを比較する。
【0054】この比較結果により、両者(読み出したテ
ストデータと元のテストデータ)が一致する場合は、ス
テップ260で診断対象のフレームメモリは正常である
と判断し、両者が一致しない場合は、ステップ262で
診断対象のフレームメモリは異常であると判断する。
【0055】このようにして図6のステップ252〜2
62によって、診断対象の1つのフレームメモリが正常
であるか否かを診断する。以後、他のフレームメモリに
ついてもステップ252〜262を実行し、各フレーム
メモリが正常であるか否かを診断する。
【0056】そして、全てのフレームメモリについてス
テップ252〜262を実行完了した時点で図5の主ル
ーチンへリターンする。
【0057】図5の主ルーチンで次のステップ204で
は、ステップ202のメモリ診断処理結果を受けて、3
つのフレームメモリ142A、142B、142Cの全
てが正常であるか否かを判定する。ここで、3つのフレ
ームメモリ142A、142B、142Cの全てが正常
である場合、ステップ206へ進み、図4(A)に示す
ように、通常どおり全てのフレームメモリ142A、1
42B、142Cを使用して、前述した3つのステップ
(ステップA:画像データの読み込み、ステップB:画
像処理、ステップC:画像データの出力)を並行して順
に繰り返し実行するようイメージプロセッサ部136を
制御する。
【0058】これにより、イメージプロセッサ部136
では、例えば、前述した図4(A)に示すように、時間
t1からフレームメモリ142Aを使用してステップA
を実行開始し、時間t2になるとフレームメモリ142
Aを使用してステップBを、フレームメモリ142Bを
使用してステップAを、それぞれ開始する。さらに、時
間t3になるとフレームメモリ142Aを使用してステ
ップCを、フレームメモリ142Bを使用してステップ
Bを、フレームメモリ142Cを使用してステップA
を、それぞれ開始する。このようにして各フレームメモ
リで周期T毎にステップを切り替えながら、画像処理を
実行していく。なお、3つのフレームメモリ142A、
142B、142Cの全てが正常である場合は、通常仕
様の全ての画像サイズについて処理可能である。
【0059】そして、次のステップ208で全てのフレ
ームメモリ142A、142B、142Cが正常であり
通常仕様の全ての画像サイズについて処理可能である旨
を、パーソナルコンピュータ158のディスプレイ16
4に表示させてオペレータへ通知する。
【0060】一方、少なくとも1つのフレームメモリが
異常である場合は、ステップ204で否定判定されてス
テップ210へ進み、3つのフレームメモリ142A、
142B、142Cのうち1つのフレームメモリが異常
であるか否かを判定する。ここで、1つのフレームメモ
リが異常である場合、ステップ212へ進み、図4
(B)に示すように残り2つの正常なフレームメモリを
使用して2つのステップを並行処理しながら3つのステ
ップを順に繰り返し実行するように、イメージプロセッ
サ部136での処理を切り替える。
【0061】これにより、イメージプロセッサ部136
では、例えば、図4(B)に示すように、時間t1から
フレームメモリ142Bを使用してステップAを実行開
始し、時間t2になるとフレームメモリ142Bを使用
してステップBを、フレームメモリ142Cを使用して
ステップAを、それぞれ開始する。さらに、時間t3に
なるとフレームメモリ142Bを使用してステップC
を、フレームメモリ142Cを使用してステップBを、
それぞれ開始する。このようにして2つのフレームメモ
リ142B、142Cで周期T毎にステップを切り替え
ながら、画像処理を実行していく。
【0062】そして、次のステップ214では、ハード
ディスク168から2つのフレームメモリを使用して処
理可能な画像サイズの情報を読み出して、1つのフレー
ムメモリに異常が生じた旨及び2つのフレームメモリを
使用して処理可能な画像サイズ(ここでは、例えば、ワ
イド4ツサイズ(4500画素×3000画素)を除く
画像サイズ)をディスプレイ164に表示させてオペレ
ータへ通知する。また、1つのフレームメモリに異常が
生じた旨のメッセージを、パーソナルコンピュータ15
8の通信制御部175から通信回線177経由でサービ
スマン宛に電子メールにより送信させる。
【0063】一方、2つ以上のフレームメモリが異常で
ある場合は、ステップ210で否定判定されてステップ
216へ進み、3つのフレームメモリ142A、142
B、142Cのうち2つのフレームメモリが異常である
か否かを判定する。ここで、2つのフレームメモリが異
常である場合、ステップ218へ進み、残り1つの正常
なフレームメモリを使用して画像処理の3ステップを1
ステップずつ順に繰り返し実行するように、イメージプ
ロセッサ部136での処理を切り替える。
【0064】次のステップ220では、ハードディスク
168から1つのフレームメモリを使用して処理可能な
画像サイズの情報を読み出して、2つのフレームメモリ
に異常がある旨及び1つのフレームメモリを使用して処
理可能な画像サイズ(ここでは、例えば、ワイド4ツサ
イズ(4500画素×3000画素)と4ツ切りサイズ
(3600画素×3000画素)とを除く画像サイズ)
をディスプレイ164に表示させてオペレータへ通知す
る。また、2つのフレームメモリに異常が生じた旨のメ
ッセージを通信制御部175から通信回線177経由で
サービスマン宛に電子メールにより送信させる。
【0065】なお、3つのフレームメモリの全てが異常
である場合は、画像処理を実行できないので、ステップ
222へ進み画像処理を中止するようイメージプロセッ
サ部136を制御する。そして、次のステップ224で
全てのフレームメモリに異常があり画像処理を中止した
旨をディスプレイ164に表示させてオペレータへ通知
する。また、3つ全てのフレームメモリに異常が生じた
旨のメッセージを、通信制御部175から通信回線17
7経由でサービスマン宛に電子メールにより送信させ
る。
【0066】以上のような処理により、3つのフレーム
メモリのうち少なくとも1つのフレームメモリが故障し
ても、残りの正常なフレームメモリを使用して画像処理
を継続することができる。
【0067】また、フレームメモリが故障した場合、フ
レームメモリが故障した旨及び当該時点で正常なフレー
ムメモリ数に応じた処理可能な画像サイズをオペレータ
に速やかに通知するので、オペレータは、フレームメモ
リに故障が発生したことを速やかに認識できると共に、
当該時点で処理可能な画像サイズを速やかに認識し、処
理可能な画像サイズの範囲で画像処理を続行させること
ができる。
【0068】また、フレームメモリに異常が生じた旨の
メッセージを通信回線177経由でサービスマン宛に電
子メールにより送信させるので、サービスマンはフレー
ムメモリに故障が発生したことを速やかに認識し、新た
なフレームメモリを調達して交換する等の対応を迅速に
行うことができる。
【0069】なお、上記では、画像処理部16に3つの
フレームメモリが設けられている場合について説明した
が、画像処理部16に2つのフレームメモリ或いは4つ
以上のフレームメモリが設けられている場合も、上記の
ように正常なフレームメモリのみで画像処理を実行する
よう切り替えることにより、上記同様の効果を得ること
ができる。
【0070】また、上記では、図5、図6の処理を、オ
ートセットアップエンジン144のCPU146によっ
て実行する例を示したが、パーソナルコンピュータ15
8のCPU160によって実行しても良い。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、少なくとも1つのメモリが故障しても、正
常であると診断されたメモリを使用して画像処理を実行
するので、画像処理実行不能になることは無く、画像処
理を継続することができる。
【0072】また、請求項2記載の発明によれば、3つ
のメモリのうち何れか1つが故障しても、残り2つの正
常なメモリを使用して、3つの処理のうち2つの処理を
並行して実行しながら該3つの処理を順に繰り返し実行
していくので、何れか1つのメモリが故障しても、画像
処理実行不能になることは無く、画像処理を継続するこ
とができる。
【0073】また、請求項3記載の発明によれば、診断
手段によって、メモリに所定の画像データを書き込み、
書き込んだ画像データを該メモリから読み出し、読み出
した画像データと前記所定の画像データとを比較し、こ
れらが一致した場合メモリが正常であると診断し、これ
らが一致しているか否かに基づいて、メモリが正常か否
かを診断するので、正確な診断を行うことができる。
【0074】また、請求項4記載の発明によれば、少な
くとも1つのメモリが故障した場合に、報知手段によっ
てメモリに故障が発生したことをオペレータやサービス
マン等に報知するので、該オペレータやサービスマン等
は、メモリに故障が発生したことを速やかに認識でき、
新たなメモリを調達して交換する等の対応を迅速に行う
ことができる。
【0075】また、請求項5記載の発明によれば、少な
くとも1つのメモリが故障した場合に、処理可能サイズ
通知手段により当該時点で処理可能な画像サイズをオペ
レータ等に通知するので、該オペレータ等は当該時点で
処理可能な画像サイズを速やかに認識することができ、
処理可能な画像サイズの範囲で画像処理を続行させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係るディジタルラボシステム
の概略ブロック図である。
【図2】画像処理部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】イメージプロセッサ部における画像処理の3つ
のステップを説明するための図である。
【図4】(A)は全フレームメモリが正常である場合
(通常時)に各フレームメモリを使用して実行されるス
テップの時間的な変化を示す図であり、(B)はフレー
ムメモリ142Aのみ故障である場合にフレームメモリ
142B、142Cを使用して実行されるステップの時
間的な変化を示す図である。
【図5】発明の実施形態における制御ルーチンを示す流
れ図である。
【図6】メモリ診断処理のサブルーチンを示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム 16 画像処理部 136 イメージプロセッサ部 138 メモリコントローラ 140 イメージプロセッサ 142 フレームメモリ 144 オートセットアップエンジン 158 パーソナルコンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリと、 前記メモリが正常であるか否かを診断する診断手段と、 前記診断手段により全てのメモリが正常であると診断さ
    れた場合、全てのメモリを使用して画像処理を実行し、
    前記診断手段により少なくとも1つのメモリが正常でな
    いと診断された場合、正常であると診断されたメモリを
    使用して画像処理を実行する処理実行手段と、 を有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 3つのメモリと、 前記メモリが正常であるか否かを診断する診断手段と、 前記診断手段により前記3つのメモリ全てが正常である
    と診断された場合、該3つのメモリ全てを使用して、画
    像データを読み込む画像データ読込処理、読み込んだ画
    像データに対する画像処理、及び画像処理済の画像デー
    タを出力する画像データ出力処理の3つの処理を並行し
    て繰り返し実行し、前記診断手段により何れか1つのメ
    モリが正常でないと診断された場合、正常であると診断
    された2つのメモリを使用して、前記3つの処理のうち
    2つの処理を並行して実行しながら前記3つの処理を繰
    り返し実行する処理実行制御手段と、 を有する画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記診断手段は、前記メモリに所定の画
    像データを書き込み、書き込んだ画像データを該メモリ
    から読み出し、読み出した画像データと前記所定の画像
    データとを比較し、該比較結果に基づいて該メモリが正
    常であるか否かを診断することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記診断手段により少なくとも1つのメ
    モリが正常でないと診断された場合に、メモリに故障が
    発生したことを報知する報知手段をさらに有する請求項
    1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のメモリが正常であるか否かの
    状態に対応して、処理可能な画像サイズの情報を予め記
    憶し、前記診断手段により少なくとも1つのメモリが正
    常でないと診断された場合に、当該時点で処理可能な画
    像サイズを通知する処理可能サイズ通知手段をさらに有
    する請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像処
    理装置。
JP9190027A 1997-07-15 1997-07-15 画像処理装置 Pending JPH1139229A (ja)

Priority Applications (3)

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JP9190027A JPH1139229A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 画像処理装置
US09/115,758 US6219467B1 (en) 1997-07-15 1998-07-15 Image processing device
US09/736,201 US6343161B2 (en) 1997-07-15 2000-12-15 Image processing device

Applications Claiming Priority (1)

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ID=16251162

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667708B2 (en) 2004-07-05 2010-02-23 Seiko Epson Corporation Display controller, electronic instrument, and method of supplying image data
JP2013232231A (ja) * 2011-11-07 2013-11-14 Square Enix Holdings Co Ltd 描画サーバ、センタサーバ、符号化装置、制御方法、符号化方法、プログラム、及び記録媒体
JP2021090089A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像処理装置

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JP2013232231A (ja) * 2011-11-07 2013-11-14 Square Enix Holdings Co Ltd 描画サーバ、センタサーバ、符号化装置、制御方法、符号化方法、プログラム、及び記録媒体
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