JPH1138836A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH1138836A
JPH1138836A JP9196069A JP19606997A JPH1138836A JP H1138836 A JPH1138836 A JP H1138836A JP 9196069 A JP9196069 A JP 9196069A JP 19606997 A JP19606997 A JP 19606997A JP H1138836 A JPH1138836 A JP H1138836A
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JP
Japan
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copy
image
mode
test
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Application number
JP9196069A
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Inventor
Kunio Hayakawa
国男 早川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写装置の試しコピーによるトナーを節約し
てユーザによるトナーボトルの交換回数を削減できるよ
うにする。 【解決手段】 コピー条件設定手段Aによって設定され
たコピー条件のうち、試しコピーを行なう際に使用する
コピー条件が試しコピー条件選択手段Bによって選択さ
れた状態で、試しコピー開始指示手段Cによって試しコ
ピーの開始が指示されたとき、試しコピー実行手段D
が、1枚の原稿画像のうち試しコピー条件選択手段Bに
よって選択されたコピー条件を確認するのに必要な画像
部分のみを転写紙上にコピーする。また、試しコピー画
像領域幅設定手段Eにより、試しコピー実行手段Dによ
って転写紙上にコピーすべきコピー条件確認のための画
像領域幅を設定するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写装置に関し、
特に通常のコピーに先立ってコピー条件やその仕上がり
状態を確認するための試しコピーに係る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような複写装置としては、
例えば特開平8−248831号公報に見られるよう
に、試しコピーの実行が指示されたとき、原稿載置台に
複数枚の原稿がセットされていれば、そのうちの1枚の
みを自動給送し、その原稿に対するコピー動作を設定さ
れているコピー条件(複写モード)に基づいて1回行な
い、ユーザによってそのコピー用紙の参照によりコピー
条件の確認がなされた後、通常コピーの実行が指示され
たとき、原稿載置台上の複数枚の原稿を1枚ずつ自動給
送し、その各原稿に対するコピー動作を設定されている
コピー条件に基づいて順次行なうようにしたものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の複写装置による試しコピーでは、ユーザが例
えば綴じ代の位置があっているかどうかだけを確認した
いのに、綴じ代を含めた全てのコピー条件に基づいてコ
ピー動作を行なうため、トナーを無駄に消費してしまう
という問題があった。
【0004】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、複写装置の試しコピーによるトナーを節約
し、ユーザによるトナーボトルの交換回数を削減するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、図1の機能ブロック図に示すように、各
種のコピー条件を設定する試しコピー条件選択手段Aを
有する複写装置において、次の各手段を設けたことを特
徴とする。
【0006】請求項1の発明は、コピー条件設定手段A
によって設定されたコピー条件のうち、通常のコピーに
先立ってコピー条件やその仕上がり状態を確認するため
の試しコピーを行なう際に使用するコピー条件を選択す
る試しコピー条件選択手段Bと、試しコピーの開始を指
示する試しコピー開始指示手段Cと、該手段Cによって
試しコピーの開始が指示されたとき、1枚の原稿画像の
うち、試しコピー条件選択手段Bによって選択されたコ
ピー条件を確認するのに必要な画像部分のみを転写紙上
にコピーする試しコピー実行手段Dとを設けたものであ
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって綴じ代を作
ることができる綴じ代モードが選択された時には、試し
コピー実行手段Dが、1枚の原稿画像のうち綴じ代の幅
を確認するのに必要な画像部分のみを転写紙上にコピー
するようにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって原稿の縦横
の位置を指定してその枠外の画像を消去する外消去モー
ドが選択された時には、試しコピー実行手段Dが、1枚
の原稿画像のうち外消去の位置を確認するのに必要な画
像部分のみを転写紙上にコピーするようにしたものであ
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって原稿の縦横
の位置を指定してその枠内の画像を消去する内消去モー
ドが選択された時には、試しコピー実行手段Dが、1枚
の原稿画像のうち内消去の位置を確認するのに必要な画
像部分のみを転写紙上にコピーするようにしたものであ
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって転写紙の中
央の位置の画像を消去するセンタ消去モードが選択され
た時には、試しコピー実行手段Dが、1枚の原稿画像の
うちセンタ消去の範囲を確認するのに必要な画像部分の
みを転写紙上にコピーするようにしたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項2の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって転写紙の枠
の画像を消去する枠消去モードが選択された時には、試
しコピー実行手段Dが、1枚の原稿画像のうち枠消去の
範囲を確認するのに必要な画像部分のみを転写紙上にコ
ピーするようにしたものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによって濃度モード
が選択された時には、試しコピー実行手段Dが、1枚の
原稿画像の一部分のみを転写紙上にコピーするようにし
たものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項1の複写装置に
おいて、試しコピー条件選択手段Bによってステイプル
モードが選択された時には、試しコピー実行手段Dが、
1枚の原稿画像のうち少なくとも1枚の転写紙にステイ
プルする位置の画像部分のみを転写紙上にコピーするよ
うにしたものである。
【0014】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かの複写装置において、試しコピー実行手段Dによって
転写紙上にコピーすべきコピー条件確認のための画像領
域幅を設定する試しコピー画像領域幅設定手段Eを設け
たものである。
【0015】この発明による複写装置では、コピー条件
設定手段Aによって設定されたコピー条件のうち試しコ
ピーを行なう際に使用するコピー条件が試しコピー条件
選択手段Bによって選択された状態で、試しコピー開始
指示手段Cによって試しコピーの開始が指示されたと
き、試しコピー実行手段Dが、1枚の原稿画像のうち試
しコピー条件選択手段Bによって選択されたコピー条件
を確認するのに必要な画像部分のみを転写紙上にコピー
するので、試しコピーによるトナーを節約でき、ユーザ
によるトナーボトルの交換回数を削減することができ
る。
【0016】なお、試しコピー条件選択手段Bによって
ステイプルモードが選択された時には、試しコピー実行
手段Dが、1枚の原稿画像のうち少なくとも1枚の転写
紙にステイプルする位置の画像部分のみを転写紙上にコ
ピーすることにより、ユーザはステイプルの位置への画
像の重なり等も確認できるため、ミスコピーを削減する
こともできる。
【0017】さらに、試しコピー画像領域幅設定手段E
を設け、試しコピー実行手段Dによって転写紙上にコピ
ーすべきコピー条件確認のための画像領域幅を設定する
ようにすれば、ユーザは確実にコピー条件を確認でき、
ミスコピーを削減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明が適
用される複写装置の構成例を示す図である。
【0019】この複写装置は、大きくは原稿読取系,作
像系,給紙搬送系,定着・排紙系等からなる複写機本体
100と、操作部105と、オプションとして装着され
る大量給紙トレイ(以下「LCT」という)106,自
動原稿給送装置(以下「ADF」という)107,ステ
イプル機能付ソータ(S/S)108とから構成されて
おり、その他に図示しない電装制御系等を備えている。
【0020】図3は、複写機本体100の原稿読取系で
ある光学ユニットの構成例を示す中央断面図である。こ
の光学ユニット202は、原稿を照明して光学画像を読
み取るものであり、原稿が載置されるコンタクトガラス
203と、露光照明ユニット(蛍光灯)204および第
1ミラー205で一体構成する第1スキャナ206と、
第2ミラー207および第3ミラー208とを一体構成
する第2スキャナ209と、第4ミラー210および第
5ミラー211とを一体構成する第3スキャナ212
と、第6ミラー213と、レンズ214とを筐体内に収
容している。
【0021】この光学ユニット202の上部には、AD
F107がコンタクトガラス203の原稿載置面に対し
て開閉可能に装着されている。
【0022】図4は、複写機本体100の作像系の構成
例を示す中央断面図である。この作像系は、通常用いら
れている電子写真プロセスに基づいた各処理ユニットで
構成されている。
【0023】すなわち、301は静電潜像を形成する感
光体ドラム、302は感光体ドラム301の表面を一様
にコロナ放電する帯電チャージャ、303はトナーを収
容したトナーボトルからのトナーを現像プロセスに基づ
いて感光体ドラム301に付着して現像処理する現像ユ
ニット、304はコロナ放電により転写処理を実行する
転写チャージャである。
【0024】305は感光体ドラム301に密着した転
写紙をコロナ放電により分離処理する分離チャージャ、
306は感光体ドラム301面の転写後の残留トナーを
ファーブラシ307およびクリーニングブレード308
により除去して回収するクリーニングユニット、309
は感光体ドラム301面の残留電荷を消去するクエンチ
ングランプである。
【0025】310は原稿読取サイズ外あるいは有効画
像領域外の電荷を光学的に消去するイレーサ、311は
感光体ドラム301面の表面電位を計測してフィードバ
ックする電位センサ、312は転写処理前の除電をコロ
ナ放電により行なうPTC(転写前チャージャ),31
3は転写処理前の除電を光学的に行なうPTL(転写前
ランプ)である。
【0026】314は転写紙を感光体ドラム301上に
形成したトナー画像とタイミングを取って搬送するレジ
ストローラ、315は感光体ドラム301上に形成した
パターンの濃度を光学的に検知してトナー濃度としてフ
ィードバックするPセンサ(トナー濃度センサ)、31
6は感光体ドラム301面に対して微圧力で当接して転
写紙先端を分離(剥離)すると共に、巻き込みを防止す
る分離爪である。
【0027】図5は給紙搬送系の構成例を示す中央断面
図であり、複写機本体100の下部分を構成している。
この給紙搬送系において、401〜404は転写紙を複
数枚積載して手前に引出し可能な給紙トレイ、405は
不定型サイズあるいは割り込み複写時等に転写紙を1枚
ずつセットするための手差しテーブル、406は手差し
給紙ユニット、407は両面給紙ユニット、408は両
面トレイである。
【0028】すなわち、給紙部は複数枚の転写紙を積載
する給紙トレイ401〜404を2段ずつ2列に並設す
ると共に、手差し給紙ユニット406および両面給紙ユ
ニット407を設けている。また、給紙トレイ401お
よび402の出口側には右縦搬送部409を、給紙トレ
イ403および404の出口側には左縦搬送部410を
各々設けている。さらに、右縦搬送部409の出口には
水平搬送部411が設けられており、これらの搬送経路
はレジストローラ314に通じるように配置されてい
る。
【0029】また、各給紙トレイ401〜404には転
写紙を一枚ずつ分離して搬送する給紙ユニット412〜
415を備え、その各給紙ユニット412〜415はピ
ックアップローラ,フィードローラ,およびセパレート
ローラ等から構成されている。 416は、転写および
分離処理された転写紙を定着・排紙系104に導く搬送
ベルトである。
【0030】次に、以上のように構成された複写機本体
100の動作について説明する。感光体ドラム301は
ドラム軸(図示せず)に回転可能に支持されており、複
写開始命令等により反時計方向に回転する。また、これ
とほぼ同時にADF107によってコンタクトガラス2
03上の所定位置に給送された原稿は、第1スキャナ2
06によって露光走査される。
【0031】このとき、蛍光灯204の照明によって得
られた原稿の反射光(反射光像)は、第1ミラー20
5,第2ミラー207,第3ミラー208,レンズ21
4,第4ミラー210,第5ミラー211,および第6
ミラー213を経て、感光体ドラム301上に結像され
る。
【0032】一方、これに先立って感光体ドラム301
面は帯電チャージャ302によって均一に帯電されてい
るので、上記反射光像に対応した電位の分布による静電
潜像が形成される。その後、感光体ドラム301面はイ
レーサ310により不要な部分に光が照射され、転写紙
あるいは投影画像に適した静電潜像域に補正される。な
お、このとき、等倍の画像を得る場合には、感光体ドラ
ム301と第1スキャナ206は同一速度で駆動する。
【0033】次に、感光体ドラム301上の静電潜像は
現像ユニット303からのトナーによりトナー画像とし
て顕像化される。その際、現像ユニット303の現像バ
イアスラインに対して現像バイアス電圧を印加して感光
体ドラム301に対するトナー付着量を制御することに
より、トナー画像の濃淡調整を行なうことができる。そ
れによって、濃い又は淡いトナー画像を得ることができ
る。
【0034】一方、上記作像処理とほぼ並行して転写紙
の給紙を開始する。つまり、給紙トレイ401〜40
4,手差しテーブル405,LCT106,あるいは両
面トレイ408の何れかからの給紙を選択し、所定の給
紙タイミングで給紙を実行する。例えば、給紙トレイ4
01から給紙を行なう場合には、給紙ユニット412の
給紙動作によって給紙トレイ401から転写紙を給紙
し、その転写紙は右縦搬送部409および水平搬送部4
11を経てレジストローラ314に送り込まれる。
【0035】転写紙は、停止しているレジストローラ3
14のニップ部分に当接することによる斜め送り補正
(スキュー補正)がなされた後、感光体ドラム301上
に形成したトナー画像と位置関係が合致するタイミング
でレジストローラ314の再起動により搬送される。
【0036】それによって、その転写紙は感光体ドラム
301に密着し、感光体ドラム301上のトナー画像が
PTC312,PTL313,および転写チャージャ3
04の作用によって転写紙上に転写処理される。このと
き、感光体ドラム301の表面は非常に滑らかであり、
転写紙の密着力が大きいため、分離チャージャ305の
コロナ放電により転写紙の電位を低下させて、感光体ド
ラム301と転写紙の密着力を小さくする。
【0037】その後、分離爪316により転写紙を感光
体ドラム301面から分離し、その分離した転写紙を搬
送ベルト416によって定着・排紙系(図6参照)に送
る。定着・排紙系では、転写紙に対して定着ローラと加
圧ローラによる熱および圧力を加えて転写紙上のトナー
画像を定着処理した後、機外に排紙するか、あるいは両
面モードの場合には両面トレイ408側に搬送する。
【0038】転写処理後の感光体ドラム301の表面に
は、転写しきれなかったトナー(残留トナー)および紙
粉等が付着しているため、クリーニングユニット306
のファーブラシ307の回転およびクリーニングブレー
ド308の当接によってその残留トナー等の付着物を回
収して表面を清掃した後、クエンチングランプ309に
よって不均一な表面電位を均一化し、次のコピー動作に
備える。
【0039】図6は、複写機本体100の定着・排紙系
の構成例を示す中央断面図である。この定着・排紙系に
おいて、501は表面が滑らかな離型性に優れた材料で
構成した定着ローラで、その内部に2本の加熱用の定着
ヒータ502を備えており、その表面近傍にはローラ表
面温度を検知するための定着サーミスタ503を設けて
いる。また、この定着ローラ501には、ゴム材でなる
加圧ローラ504が所定の圧力で付勢されている。
【0040】また、排紙部には、反転分岐爪505と、
該反転分岐爪505を作動させる反転分岐ソレノイド5
06と、排紙分岐爪507と、該排紙分岐爪507を作
動させる排紙分岐ソレノイド508と、反転戻しコロ5
09と、反転タタキソレノイド510とを設けている。
【0041】次に、以上のように構成された定着・排紙
系における動作を説明する。感光体ドラム301から分
離された転写紙は、搬送ベルト416により定着ローラ
501と加圧ローラ504とにより形成されるニップ部
分に搬送される。このとき、定着ローラ501は定着サ
ーミスタ503による検知温度に基づいて定着ヒータ5
02の点灯により加熱されているため、転写紙上のトナ
ー画像はこの加熱および加圧ローラ504による加圧力
によって定着処理される。
【0042】定着処理後の記録紙は、排紙部に搬送され
る。転写紙を反転しないで搬送する場合は、反転分岐ソ
レノイド506をOFFにし、反転分岐爪505を転写
紙がそのまま進行する位置にする。それによって、転写
紙は排紙分岐爪507へ向かう。
【0043】一方、反転搬送する場合は、反転分岐ソレ
ノイド506をONにし、転写紙を反転戻しコロ509
がある反転路に導く。そして、転写紙後端が反転分岐爪
505を通過した時点で反転分岐ソレノイド506をO
FFにし、反転タタキソレノイド510をONにする
と、反転戻しコロ509により転写紙は進行方向が反転
され、排紙分岐爪507へと向かう。
【0044】次に、上記転写紙は、排紙分岐爪507に
よって機外に排出されて後処理装置に引き渡されるか、
あるいは両面トレイ408に排出されるかにより分岐さ
れる。ここで、転写紙が機外に排出される場合には排紙
分岐ソレノイド508をOFFにし、両面トレイ408
に排出される場合には排紙分岐ソレノイド508をON
にする。
【0045】なお、上記の作像処理および搬送処理にお
ける制御タイミングは、主として感光体ドラム301の
回転と同期して発生するパルス信号あるいは感光体ドラ
ム301を駆動するための基準パルスに基づいて、後述
する制御部によってコントロールされる。
【0046】図7は、操作部105の構成例を示す外観
図である。この操作部105において、601は各々の
モード(コピー条件)を標準モードに戻すためモードク
リアキーであり、このキーの操作によりリピート枚数は
1枚、濃度は自動濃度、給紙は自動給紙選択、変倍率は
等倍に設定され、両面モード等、その他の機能は全て解
除される。602は割り込みコピーを行なう場合に選択
する割込キー、603は使用者が頻繁に使用するコピー
条件の登録又は呼び出しを行なう場合に選択するプログ
ラムキーである。
【0047】604は基本操作や機能の説明を表示する
時に使用するガイダンスキーである。605は通常のコ
ピー開始時に押下するプリントキー(スタートキー)で
あり、レディ/ウェイト表示を兼ね、レディ時にはグリ
ーンのLEDが、ウェイト時にはレッドのLEDが点灯
する。606は待機中にはクリアキー,コピー動作中に
はストップキーとしての機能を有するクリア/ストップ
キー、607はリピート枚数やズーム変倍,綴じ代の数
値を入力する場合に使用するテンキーである。
【0048】608はCRT(LCD等の表示手段でも
よい)であり、機能(コピー条件),状態,メッセージ
等を表示することができる。また、このCRT608は
表面にタッチキーを配設し、機能の表示と共に選択キー
にもなっている。ここで選択されたモードキーは黒地に
白文字で表示され、未選択状態のモードキーは白地に黒
文字で表示される。
【0049】図8は、ADF107の構成例を示す中央
断面図である。このADF107において、701は原
稿束(複数枚の原稿)をセットするための原稿載置台、
702は原稿がセットされたことを検知するための原稿
セット検知センサ、703は最下部の原稿をピックアッ
プする呼び出しローラ、704は原稿を1枚毎に分離す
るための分離ローラである。
【0050】705は原稿を1枚毎に分離するための分
離ブレード、706は分離後の原稿を給送するためのプ
ルアウトローラ、707は原稿をコンタクトガラス20
3上に搬送するための搬送ベルト、708は光学ユニッ
ト202による露光後の原稿を排出するための排紙ロー
ラ、709は原稿の排出経路を切り換えるための反転ソ
レノイド、710は反転ガイド爪下、711は反転ガイ
ド爪上である。
【0051】712は反転ローラ、713は反転レジス
ト検知センサ、714は反転入口検知センサ、715は
反転カバー検知センサ、716は反転排紙ソレノイド、
717は反転排紙切換爪、718はシート入口ゲート
爪、719は原稿をスイッチバックするためのスイッチ
バック経路、720はコンタクトガラス203の右端に
設けられた右スケールである。
【0052】次に、ADF107の動作について説明す
る。原稿載置台701に画像面を下向きにセットされた
原稿束は、分離ブレード705により規制され、最下面
の原稿のみ分離ローラ704,呼び出しローラ703の
搬送力により給送される。その原稿は、後端が右スケー
ル720を通過するタイミングで、搬送ベルト707の
停止によりコンタクトガラス203上に停止される。
【0053】その後、コンタクトガラス203上の原稿
を排出する場合、その原稿が片面原稿であれば、搬送ベ
ルト707及び排紙ローラ708を回動させる。また、
原稿の反転時には、反転ソレノイド709をONにして
反転ガイド爪上711,反転ガイド爪下710を開かせ
(点線位置)、反転ループの搬送路を形成すると同時
に、搬送ベルト707と反転ローラ712を回動させ
る。
【0054】このとき、搬送モータの逆転タイミング
は、反転入口検知センサ714が原稿先端を検知し、そ
の後原稿先端が搬送ベルト707に到達する時間後にな
る。また、搬送モータの停止タイミングは、原稿先端が
右スケール720に到達した時点とする。
【0055】また、両面原稿の反転排紙時は、一旦スイ
ッチバック経路719内に原稿をガイドしてから排紙す
る。まず、反転ソレノイド709をONにして反転ガイ
ド爪上711,反転ガイド爪下710を開かせ(点線位
置),反転排紙ソレノイド716をONにし(反転排紙
切換爪717が下がる)、スイッチバック経路719内
への搬送路を形成すると同時に、搬送ベルト707と反
転ローラ712を回動させる。
【0056】反転入口検知センサ714が原稿の後端を
検知すると、反転ローラ712が逆回転を開始し、反転
ソレノイド709がOFFになり、原稿は排紙される。
そして、以上の動作は原稿がなくなるので、つまり原稿
セット検知センサ702がOFFになるまで行なわる。
【0057】次に、複写機本体100のトナー濃度制御
について説明する。図9は複写機本体100のコンタク
トガラス203及びその周辺を上から見たものであり、
801はコンタクトガラス203等を支持する光学テー
ブル、802はPセンサパターン、803はADS基準
パターン、804はVLパターン、805はVDパター
ンである。そのPセンサパターン802,ADS基準パ
ターン803,VLパターン804,VDパターン80
5の4つのパターンは、光学テーブル801の裏面(光
学系側)に設けられている。
【0058】図10は、複写機本体100のトナー濃度
制御に係る部分を示す図である。まず、第1スキャナ2
06をPセンサパターン802の下に移動させ、露光照
明ユニット(蛍光灯)204の点灯によりPセンサパタ
ーン802を照射し、その反射光像を帯電チャージャ3
02によって帯電された感光体ドラム301上に結像さ
せ、現像ユニット303によってトナー画像(Pセンサ
トナー画像)を形成する。そして、そのPセンサトナー
画像をPセンサ315に読み込ませる。
【0059】このときのPセンサ315の出力電圧(P
センサ出力電圧)をVspとし、感光体ドラム301の
地肌部のPセンサ出力電圧をVsgとし、このVspと
Vsgの比較値が1/13Vsgの値を基準電圧とし、
Vspが基準電圧の時を適正濃度とする。この基準電圧
とVspとを比較することにより、トナー濃度制御を実
行する。Vspが1/13Vsgに対して高い場合に
は、トナー濃度が低いと判断してトナーを補給する。図
11に、VspとVsgの関係を示す。
【0060】次に、複写機本体100の光量制御につい
て説明する。図12は第1スキャナ206の露光照明ユ
ニット(蛍光灯)204及びその光量制御系を示す要部
構成図であり、1101は制御部(図19参照)が実装
されているメイン制御板,1102は露光照明ユニット
204の点灯制御用の蛍光灯安定器,1817はランプ
光量センサである。
【0061】ここで、感光体ドラム301上に形成され
た静電潜像(画像)を作像する上で常に安定した状態に
保つために、露光照明ユニット204の光量を常に適正
に保つ必要がある。このため、露光照明ユニット204
の点灯中に、その光量をランプ光量センサ1817によ
って検出し、メイン制御板1101はその検出した光量
に応じて蛍光灯安定器1102に対してランプ出力信号
を変化させ、露光照明ユニット204の光量を制御して
いる。
【0062】次に、複写機本体100の自動濃度調整
(ADS)制御について説明する。図13は、第1スキ
ャナ206の詳細を示す構成図である。1816はAD
Sセンサで、露光照明ユニット204から原稿に照射し
て得た反射光をADSセンサ1816により第1スキャ
ナ206の走査に従って連続的に読み込み、電圧の最高
値(VDE)を後述する基準値と比較し、VDEの高い
(明るい)低い(暗い)に応じて原稿地肌濃度に応じた
バイアス補正電圧VB(ADS)を求めて、それを現像
バイアス電圧VBに加え、一定の濃度の画像を保つよう
にして画像の安定化を図る。
【0063】なお、上記のADSセンサ1816の基準
値は、ADS基準パターン803(図9参照)を、一定
光量で露光した際におけるADSセンサ1816の出力
値である。ここで、バイアス補正電圧VB(ADS)
は、例えば以下の式に基づいて求められる。 VB(ADS)=−KADS1(VDE−VD0)+K
ADS2 但し、手動ノッチ時は0V、KADS1,KADS2は
定数である。
【0064】次に、複写機本体100のプロセスコント
ロールについて説明する。プロセスコントロールとは、
経時的な露光照明ユニット204の光量低下,光学ユニ
ット202を構成する光学部品の汚れ,帯電チャージャ
302の出力変動,感光体ドラム301の感度や残留電
位等の変動などによる静電潜像の電位変動を電位センサ
311で検知し、帯電,露光,現像の各プロセスにフィ
ードバックして各特性値を制御することにより、常に安
定した画像を得るためのシステムである。また、静電潜
像が安定することにより、Pセンサ315によるトナー
濃度制御も安定する。
【0065】図14は、感光体ドラム301の表面に生
じる各電位を示す説明図である。感光体ドラム301を
クエンチングランプ(QL)309で照射した後、帯電
チャージャ302で帯電させた直後の電位を帯電後電位
VO と呼ぶ。図9に示したVLパターン804を露光し
た後の電位を白部電位VL 、VDパターン805を露光
した後の電位を黒部電位VD 、感光体ドラム301をイ
レーサ310で照射した後の電位を残留電位VR と呼
ぶ。
【0066】図15は、感光体ドラム301の表面に生
じる各電位と原稿濃度との関係を示す線図である。適正
な画像を得るためには、黒部電位VD と白部電位VL と
の電位差を常に一定に保つ必要がある。しかし、残留電
位VR は露光出力を上昇させても電位を0にすることが
できないため、黒部電位VD ,白部電位VL の目標値に
残留電位VR を加えることで、黒部電位VD と白部電位
VL との電位差を一定にすることが可能である。また、
残留電位VR を加えることにより感光体ドラム301の
表面電位は一様に残留電位VR 分上昇するが、現像バイ
アスにも残留電位VR 分を加えることで上昇分を補正す
ることができる。
【0067】さらに、図15を用いて現像バイアス制御
について説明する。コピー中の現像バイアス電圧VBは
以下の式で表される。 VB=VB(L)+VB(ADS)+VB(ノッチ) ここで、VB(L)はコピー毎に検知したVL(白部電
位)に定数KB(L)を加算した値で、コピー中の現像
バイアスの基準電位となっている。このときの、VLは
感光体ドラム301の残留電位(VR)により変化する
ことから、使用条件による感光体ドラム301の電位変
動を補正するものである。
【0068】ここで、VB(L)は以下の式に表され
る。 VB(L)=VL+KB(L) また、VB(ADS)は前述の原稿地肌濃度に応じた現
像バイアス出力の補正値である。また、VB(ノッチ)
は手動ノッチ時の段階(例えば1〜7)に応じて現像バ
イアスを補正している。これを、式に表すと以下のよう
になる。 VB(ノッチ)=(Kn×(ノッチ数))−KB(ノッ
チ) (ADSコピー時は0V) Kn,KB(ノッチ)は定数
【0069】図16はステイプル機能付ソータ108の
構成例を示す中央断面図であり、1501は受入れ切換
板、1502は受入れ切換ソレノイド,1503は中継
トレイ、1504は斜向部、1505は第1ステイプル
機能付ソータ(S/S)、1506は第2ステイプル機
能付ソータ(S/S)である。この第1ステイプル機能
付ソータ1505と第2ステイプル機能付ソータ150
6とはほぼ同一構成であり、図示の如く、並設されてい
る。
【0070】第1ステイプル機能付きソータ1505に
おいて、1507は分岐爪、1508はステイプル処理
を行うためのステイプルユニット、1509は偏向爪で
ある。1510はビンであり、この場合20段分が用意
されている。1511はビン1510毎に用意されたビ
ンソレノイド、1512は転写紙の側端を整列させるた
めのジョガーである。
【0071】図17は各ビン1510への分配機構の詳
細を示す構成図であり、各ビン1510毎に設けられて
いる。図17において、1601は転写紙を搬送する駆
動ローラである。また、偏向爪1509には戻しスプリ
ング1602が掛けられ、その戻しスプリング1602
の取り付け側と反対の偏向爪1509にはビンソレノイ
ド1511が取り付けられている。
【0072】図18は、ジョガー1512の詳細を示す
構成図である。図18において、1705はジョガー1
512の駆動源となるジョガーモータ、1701はジョ
ガーモータ1705の出力軸に取り付けられたリンク、
1702はリンク1701に取り付けられたジョガーポ
ール、1703はジョガープレート、1706は整列の
基準となるサイドフェンスである。
【0073】次に、ステイプル機能付ソータ108の動
作を説明する。このステイプル機能付ソータ108はス
テイプル機能が付加されたソータであり、ソートモー
ド,スタックモードに加えて、ステイプルが可能になっ
ている。複写機本体100より排出された転写紙は、受
入れ切換板1501により中継トレイ1503あるいは
斜向部1504に選択的に送り込まれる。
【0074】受入れ切換板1501は受入れ切換ソレノ
イド1502によって切り換えられ、受入れ切換ソレノ
イド1502のONで中継トレイ1503に、OFFで
斜向部1504に複写機本体100からの転写紙が送り
込まれる。斜向部1504では、ステイプル位置に転写
紙の排出を合わせるために、搬送位置が変更される。
【0075】このステイプル機能付ソータ108では、
手前でステイプルするため、転写紙は全て手前側に揃え
られる。分岐爪1507は、転写紙を第1ステイプル機
能付ソータ1505に送るか、第2ステイプル機能付ソ
ータ1506に送るかによって切り換えられる。この切
り換え動作は、第1ステイプル機能付ソータ1505と
第2ステイプル機能付ソータ1506とで同じであるの
で、第1ステイプル機能付ソータ1505を例にとって
説明する。
【0076】分配部に送られた転写紙は、各ビン151
0に1個ずつ設けられた偏向爪1509によりビン15
10内に収納される。すなわち、通常、図17のビンソ
レノイド1511はOFFになっているため偏向爪15
09は戻しスプリング1602により実線の位置にあ
り、転写紙搬送の妨げにならないが、ビンソレノイド1
511がONになると偏向爪1509は破線の位置に動
くため、転写紙はこの偏向爪1509のガイドに沿って
進行し、ビン1510に排紙される。
【0077】ビン1510内に排紙された転写紙は、ジ
ョガー1512によりその側端が以下の動作により揃え
られる。すなわち、奥側のサイドフェンス1706が、
複写機本体100からのサイズ信号により各転写紙のサ
イズ位置に移動する。この位置は転写紙の奥側よりさら
に10mm程度奥である。
【0078】ビン1510内に排出された転写紙は、ビ
ン1510の傾斜により排出方向とは反対方向に移動
し、転写紙後端をビン1510のフェンスに当接させて
停止する。その後、手前側のジョガーポール1702に
より、転写紙は奥側のサイドフェンス1706に押し付
けられて揃えられる。上記の動作は、ジョガーモータ1
705の回転をリンク1701,ジョガーポール170
2を介して行なわれる。
【0079】次に、ステイプル機能付ソータ108を利
用した場合における下記モードについて説明する。
【0080】〔ソートモード〕ソートモードにおけるコ
ピー動作は、1枚の原稿からリピート枚数(置数)分の
コピーを作成し、1枚ずつステイプル機能付ソータ10
8のビン1510に振り分けることで、1枚の原稿から
リピート枚数分のコピーを作成することができる。した
がって、この場合は空きビン1510の数以上のリピー
ト枚数は入力できないことになる。
【0081】〔スタックモード〕スタックモードは、リ
ピート枚数分の転写紙を同一のビン1510に排出する
モードである。したがって、原稿交換でビン1510は
移動する。また、1つのビン1510での転写紙のスタ
ック枚数には限りがあるため、その最大スタック枚数を
越えた場合も、ビン1510は移動する。この場合、つ
まりリピート枚数が最大スタック枚数を越える場合は、
1枚の原稿であっても複数のビン1510を使用するこ
とになる。
【0082】〔ステイプル〕ステイプルは、ソートモー
ド,スタックモードのいずれの時にも可能であるが、同
じビン1510に異なるサイズの転写紙を排出した場合
には、サイドフェンス1706の位置が異なるため各転
写紙を揃えることができず、ステイプルはできない。ま
た、異なるビン1510であっても、それより前のビン
1510にサイズの大きい転写紙が既に排出されている
場合には、サイドフェンス1706が所定の位置に移動
できないため、この場合もステイプルは不可となる。し
かし、転写紙のサイズが同じか、あるいは大きいサイズ
の場合は可能である。
【0083】図19は、複写機本体100の制御系の構
成例を示すブロック図である。図19において、180
1は制御プログラムやデータに基づいて複写機本体10
0全体を統括的に制御するCPU(中央処理装置)、1
802は制御プログラムが予め格納されているROM、
1803はバッテリによりバックアップされ、CPU1
801の処理結果等を格納する不揮発生のRAMであ
る。
【0084】また、CPU1801には、INポート1
804,OUTポート1805,タイマユニット180
6,シリアル通信ユニット1807,光学系制御ユニッ
ト1808,高圧電源ユニット1809,モータ制御ユ
ニット1810,ヒータ制御ユニット1811,センサ
感度制御ユニット1812,およびA/Dコンバータ1
813がそれぞれ接続されている。
【0085】INポート1804には、メモリクリア用
ディップスイッチ(DIPSW)や人体検知センサが接
続されている。OUTポート1805には、各種ソレノ
イドや各種ローラ駆動用クラッチが接続されている。シ
リアル通信ユニット1807には、図2の操作部10
5,ADF107(又は後述するRDH1901),ス
テイプル機能付ソータ108(又は後述するステイプル
装置1902)が接続されている。
【0086】光学系制御ユニット1808には、図3に
示した光学ユニット202に設けられている露光照明ユ
ニット(蛍光灯)204,レンズ光軸モータ,スラスト
モータ等が接続されている。高圧電源ユニット1809
には、帯電チャージャ302,分離チャージャ305,
転写チャージャ304,PTC(転写前チャージャ)3
12,現像ユニット303内の現像ローラが接続されて
いる。
【0087】モータ制御ユニット1810にはメインモ
ータが、ヒータ制御ユニット1811には定着ヒータ5
02がそれぞれ接続されている。センサ感度制御ユニッ
ト1812には、Pセンサ315,ADSセンサ181
6,ランプ光量センサ1817がそれぞれ接続されてい
る。
【0088】A/Dコンバータ1813には、露光照明
ユニット204,Pセンサ315,電位センサ311,
ADSセンサ1816,ランプ光量センサ1817,感
光体ドラム301に流れる電流を検出するドラム電流セ
ンサ,定着サーミスタ503がそれぞれ接続されてい
る。
【0089】ここで、複写機本体100の制御は、CP
U1801を中心としてROM1802に格納されてい
る制御プログラムやデータに基づいて実行される。ま
た、CPU1801による処理の中間結果はRAM18
03に蓄えられる。INポート1804は、メモリクリ
ア用ディップスイッチ,人体検知センサからの信号を入
力する。
【0090】OUTポート1805は、各種ソレノイド
や各種ローラ駆動用クラッチへ制御信号を出力する。タ
イマユニット1806は時刻情報を発生するものであ
り、ウィークリータイマでのAC電源ON/OFF制御
に用いられる。なお、電源投入時,メモリクリア用ディ
ップスイッチがONになっていた場合、不揮発性のRA
M1803の内容を予め設定された値に設定する。
【0091】シリアル通信ユニット1807は、操作部
105,ADF107(又は後述するRDH190
1),ステイプル機能付きソータ108(又は後述する
ステイプル装置1902)との間でコマンドの送受信を
行なう。光学系制御ユニット1808は、光学ユニット
202に設けられている露光照明ユニット204,レン
ズ光軸モータ,スラストモータ等を制御する。
【0092】高圧電源ユニット1809は、帯電チャー
ジャ302,分離チャージャ305,転写チャージャ3
04,PTC312にそれぞれ印加する高電圧、及び現
像ユニット303内の現像ローラに印加する現像バイア
ス電圧を供給する。モータ制御ユニット1810は、感
光体ドラム301及び各給紙ユニットや搬送部のローラ
等を駆動するメインモータ1814を制御する。
【0093】ヒータ制御ユニット1811は、定着ロー
ラ501を加熱する定着ヒータ502への通電を制御し
て、定着ローラ501の表面温度を所定範囲に保持す
る。センサ感度制御ユニット1812は、Pセンサ31
5の受光ゲイン,Pセンサ315のLEDの発光電圧,
ADSセンサ1816の受光ゲイン,ランプ光量センサ
1817の受光ゲイン等を可変するために使用する。
【0094】A/Dコンバータ1813は、露光照明ユ
ニット204への供給電圧(ランプ電圧),Pセンサ3
15の発光電圧と受光電圧,電位センサ311の出力,
ADSセンサ1816の出力,ランプ光量センサ181
7の出力,感光体ドラム301に流れる電流を検出する
ドラム電流センサの出力,定着サーミスタ503の出力
等のアナログデータをデジタルデータに変換してCPU
1801に出力する。
【0095】図20はこの発明が適用される複写装置の
他の構成例を示す図であり、図2と同じ部分には同一符
号を付している。この複写装置は、前述した複写機本体
100,操作部105と、オプションとして装着される
LCT106,循環型自動原稿給送装置(以下「RD
H」という)1901,ステイプル装置1902とから
構成されており、その他に図示しない電装制御系(図示
せず)等を備えている。
【0096】図21は、RDH1901の構成例を示す
中央断面図である。このRDH1901において、20
01は複数枚の原稿をセットするための原稿載置台、2
002は原稿を吸引しながら搬送するバキュームベル
ト、2003はバキュームベルト2002で搬送されて
きた原稿を給送する原稿給紙ローラ、2004は中間搬
送路である。
【0097】2005はターンローラ、2006は原稿
搬送ベルト、2007は排紙切換爪、2008は原稿排
紙ローラ、2009は原稿排紙路、2010はスイッチ
バックローラ、2011は反転センサ、2012は反転
排出路、2013は正転排出路、2014は原稿排紙ロ
ーラ、2015は原稿仕切爪、2016は仕切爪検知セ
ンサである。
【0098】以上のように構成されたRDH1901の
動作について説明する。原稿載置台2001に下向きに
載置された原稿束は、最下部の原稿1枚がバキュームベ
ルト2002に吸引され、そのバキュームベルト200
2の移動により原稿給紙口に送られる。この原稿給送動
作に先立ち、原稿仕切爪2015は一旦原稿左上側に引
き込まれ、再度出現することにより、原稿束上にセット
される。
【0099】その状態で給送された原稿は、原稿給紙ロ
ーラ2003により中間搬送路2004に送られ、一旦
停止する。その停止した原稿は、その後の再起動により
ターンローラ2005および原稿搬送ベルト2006に
よりコンタクトガラス203上にセットされる。
【0100】そして、連続給送する場合は、同時に上記
給送動作を実行することで次の原稿を中間搬送路200
4にセットする。コンタクトガラス203上にセットさ
れた原稿は、露光終了後、原稿搬送ベルト2006と原
稿排紙ローラ2008とによって原稿排紙路2009に
送られるが、片面原稿と両面原稿とで排出処理が異な
る。以下、この2つの処理を説明する。
【0101】〔片面原稿の場合〕片面原稿の排紙動作
は、次のように実行される。すなわち、コンタクトガラ
ス203上の原稿は、原稿搬送ベルト2006により原
稿排紙路2009に導かれ、後端が反転センサ2011
で検知されたとき、スイッチバックローラ2010が逆
回転し、逆方向に搬送される。このとき、排紙切換爪2
007が動作しているので、原稿は正転排出路2013
に導かれ、原稿排紙ローラ2014により原稿載置台2
001の原稿束の上に同じ向きで排出される。
【0102】〔両面原稿の場合〕両面原稿は、スイッチ
バックローラ2010の逆回転を行なわず、そのままの
状態で反転排出路2012に進む。したがって、原稿載
置台2001に再度スタックされる場合は、天地方向が
逆になる。この状態で再び給送されると、コンタクトガ
ラス203上では裏面が露光されることになり、再度反
転排出路2012を通ることで元の状態に戻される。
【0103】〔最終原稿の場合〕最終原稿の検知動作
は、最終原稿の上にセットされた原稿仕切爪2015が
最終原稿の給送により仕切爪検知センサ2016内に落
下することで行なわれる。
【0104】図22は、ステイプル装置1902の構成
例を示す中央断面図である。このステイプル装置190
2において、2101はシート受入口、2102はステ
イプル切換爪、2103は排出路、2104はステイプ
ル搬送路、2105は揃えブラシ、2106はステイプ
ルトレイ、2107はジョガー、2108はステイプル
ユニット、2109はリフトベルト、2110はリフト
フック、2111はステイプル排出トレイである。
【0105】次に、ステイプル装置1902の動作につ
いて説明する。複写機本体100からステイプル装置1
902に搬送される転写紙は、シート受入口2101を
経てステイプル装置1902内に搬送される。ステイプ
ル切換爪2102はモードにより搬送路を切り換え、ス
テイプルモードでない場合は、複写機本体100から送
られてくる転写紙をステイプル排出トレイ2111に直
ちに排出する。
【0106】ステイプルモードの場合は、複写機本体1
00から送られてくる転写紙をステイプル搬送路210
4側に送る。ステイプル搬送路2104を通った転写紙
は、揃えブラシ2105によりステイプルトレイ210
6に送り出され、ジョガー2107および揃えブラシ2
105によりステイプルトレイ2106内に揃え合わさ
れる。
【0107】その後、ステイプルトレイ2106に積載
された転写紙束は、ステイプルユニット2108により
ステイプル処理される。そして、ステイプル処理された
転写紙束は、リフトベルト2109に取り付けられたリ
フトフック2110によりステイプルトレイ2106内
で持ち上げられ、ステイプル排出トレイ2111に排出
される。
【0108】図23は、操作部105のタッチパネル検
出回路の構成例を示すブロック図である。図23におい
て、2200はタッチパネルキー、2201はこのタッ
チパネル検出回路全体を制御するコントローラ、220
2はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコン
バータである。
【0109】このタッチパネル検出回路では、コントロ
ーラ2201は検出端子をハイ(High)状態にし、
X1,X2,Y1,Y2が図24に示すように設定さ
れ、Y1,Y2の回路が抵抗Rによりプルアップされて
いるので、タッチパネルキー2200がOFFのときは
Y1は+5(V)になり、ONのときは0(V)とな
る。したがって、A/Dコンバータ2202の出力から
ON/OFF状態を確認する。
【0110】また、コントローラ2201はタッチパネ
ルキー2200がONの状態を検知すると、測定モード
に切り換える。X方向のときは、X1は+5(V),X
2は0(V)になり、入力位置の電位がY1を通してA
/Dコンバータ2202に接続され、座標が算出され
る。また、Y方向の座標も回路を切り換えて同様に算出
され、上記の如く検出回路により、タッチパネルキー2
200の押下位置が検出される。
【0111】図25は、操作部105の制御系の構成例
を示すブロック図である。図25において、2401は
操作部105全体を制御するCPU,2402はアドレ
スラッチ、2403はROM、2404はCPU240
1に接続されたシステムリセット部、2405はアドレ
スデコーダ、2406はLEDドライバ、2407はキ
ーボード、2408はCRTコントローラである。
【0112】CRTコントローラ2408には、CPU
2401からのアドレスバス,データバスの他に、LE
Dドライバ2406,キーボード2407,アナログの
タッチパネル2412,CRT608が接続されてい
る。また、多数のビットパターンが記憶され、コードに
よりパターンを指定して読み出すための記憶装置のCG
ROM2409,VRAM2410等が接続されてい
る。
【0113】また、CPU2401には複写機本体(ホ
ストPPC)100とシリアル通信を実行する光トラン
シーバ2413が接続されている。また、2415は不
揮発性RAMである。操作部105は、コマンドのやり
とりを行なうためのシリアル通信で複写機本体100と
接続されている。
【0114】この操作部105は、複写機本体100側
からのコマンドを受け取ると、CRT608に表示する
内容を決定し、予めROM2403に記憶された画面デ
ータであるCGROM2409用コードをVRAM24
10上にビットマップパターンとして展開し、そのビッ
トマップパターンをCRTコントローラ2408を介し
てCRT608の画面に表示する。
【0115】VRAM2410内の画面データのビット
マップパターン展開エリアはいくつかに区切られてお
り、現在表示されている画面とは別の画面のビットマッ
プパターンを展開しておくことができ、VRAM241
0の表示エリアのアドレスを操作することにより画面を
一瞬で書き換えることができる。これにより、CRT6
08上での画面展開が可能となる。
【0116】CRTコントローラ2408は、CPU2
401をはじめとして、CGROM2409,タッチパ
ネル2412,LEDドライバ2406で駆動されるキ
ーボード2407,アドレスデコーダ2405,アドレ
スラッチ2402等とデータの授受を実行する。
【0117】CPU2401は、アドレスラッチ240
2,ROM2403,不揮発性RAM2415,システ
ムリセット部2404を介してアドレスデーコーダ24
05等とデータの授受を行なっている。さらに、CPU
2401は、光トランシーバ2413等を介してデータ
の授受を実行する。
【0118】CPU2401からのアドレス信号はアド
レスラッチ2402に取り込まれ、CPU2401から
の信号により制御される。アドレスラッチ2402を出
たアドレス信号は、その一部がアドレスデコーダ240
5に入力され、ここで各ICへのチップセレクトを作
り、メモリマップの作成に使用する。また、アドレスは
ROM,RAM等のメモリやCRTコントローラ240
8に入り、アドレス指定に使用される。
【0119】一方、CPU2401からのデータバスは
メモリやCRTコントローラ2408に接続され、デー
タの双方向通信が実行される。また、CRTコントロー
ラ2408は、キーボード2407からの信号やタッチ
パネル2412からの信号によりCGROM2409,
VRAM2410の格納データから表示データを作成
し、CRT608への表示を制御する。
【0120】図26は、操作部105のCRT608に
表示される通常画面の一例を示す図である。図26にお
いて、2500は複写装置に関する情報を表示するメッ
セージエリアであり、例えば「コピーできます」,「コ
ピー中です」等のメッセージを表示する。2501は、
セット表示エリアである。
【0121】2502は試しコピーの開始を指示する試
しコピースタートキー(図1の試しコピー開始指示手段
Cに相当する)であり、通常のコピーに先立ってコピー
条件やその仕上がり状態を確認した場合に使用する。こ
の試しコピースタートキー2502は、試しコピー禁止
状態では表示されず、キー入力も無効となる。2503
は濃度調整キーであり、複写濃度を手動で調整するとき
に使用する。
【0122】2504は自動濃度キーであり、原稿の地
肌濃度レベルに応じて複写濃度を自動的に調整するとき
に用いる。2505はトレイ選択キーおよび転写紙サイ
ズ,残量表示エリア,紙種表示エリアであり、トレイ
(給紙段)に応じて複数のキーおよび表示エリアから構
成される。2506は自動用紙選択キーであり、この自
動用紙選択キー2506の押下で原稿と同じサイズの転
写紙が収納されたトレイが自動選択される。
【0123】2537は試しコピーモード設定キーであ
り、この通常画面上のキー操作によって設定されたコピ
ー条件のうち、試しコピーを行なう際に使用するコピー
条件を選択するための試しコピーモード設定モードを設
定する場合に使用する。2507は用紙指定変倍キーで
あり、この用紙指定変倍キー2507の押下で指定した
転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動選択する。
2508は等倍キーであり、等倍でコピーする場合に押
下する。
【0124】2509は、倍率表示エリアである。25
10は定型変倍キーであり、定型サイズの縮小/拡大を
指定するときに使用する。2511,2512はズーム
キーであり、1%刻みで任意の倍率を指定する場合に使
用する。2513は寸法変倍キーであり、指定した寸法
になるよう縮小/拡大したい場合に使用する。2514
は寸法変倍時の原稿寸法,コピー寸法表示エリアであ
る。
【0125】2515は片面→両面キーであり、2枚の
片面原稿(片面にのみ画像がある原稿)の画像を1枚の
転写紙の両面にコピーする場合に使用する。2516は
両面→両面キーであり、1枚の両面原稿(両面に画像が
ある原稿)の各画像を1枚の転写紙の両面にコピーする
場合に使用する。2517は両面→片面キーであり、1
枚の両面原稿の各画像を2枚の転写紙の片面にコピーす
る場合に使用する。
【0126】2518は、表面綴じ代寸法表示エリアで
ある。2519は表面綴じ代キーであり、綴じ代が必要
なときに21mm以下であれば、原稿表面又はその表面
コピーの左又は右に綴じ代の幅を設定することができ
る。2520は、裏面綴じ代寸法表示エリアである。2
521は裏面綴じ代キーであり、表面綴じ代キー251
9と同じ条件で、原稿裏面又はその裏面コピーの左又は
右に綴じ代の幅を設定することができる。
【0127】なお、綴じ代の幅の設定により、綴じ代モ
ードが設定される。また、ここでは図示を省略したが、
原稿表面又はその表面コピーあるいは原稿裏面又はその
裏面コピーの上又は下に綴じ代の幅を設定可能にするた
めのキーを設けることもできる。
【0128】2522は編集モード外消去キーであり、
原稿の一部分(縦横の位置)を指定してその外側(枠
外)の画像を消去する外消去モードを設定する場合に使
用する。2523は編集モード内消去キーであり、原稿
の一部分(縦横の位置)を指定してその内側(枠内)の
画像を消去する内消去モードを設定する場合に使用す
る。2524は編集モードセンタ・枠消去キーであり、
転写紙の中央の位置の画像(影)と転写紙の枠(周囲)
の画像を消去するセンタ・枠消去モードを設定する場合
に使用する。2525は消去用寸法表示エリアである。
【0129】2526は表表紙キーであり、原稿の1枚
目を表紙専用紙でコピーする場合に使用する。2527
は両表紙キーであり、原稿の1枚目と最終枚目を表紙専
用紙でコピーする場合に使用する。2528はタブキー
であり、原稿の指定箇所をタブ専用紙でコピーする場合
に使用する。2529は合紙キーであり、原稿が変わる
毎に仕分け用の合紙専用紙1枚をコピーに挿入する場合
に使用する。
【0130】2530はソート機能選択キーである。2
531は2倍ソートキーであり、大量の原稿をソート機
能を使用してコピーする場合に使用する。2532はス
タック機能選択キーである。2533〜2536はステ
イプル機能選択キーであり、ステイプルモードを設定し
てステイプルを行なう位置を選択する場合に使用する。
【0131】ステイプルモードが設定されると、自動的
にソートモードも設定され、その操作を簡略化してい
る。また、ステイプルモードには、オートステイプルモ
ードとマニュアルステイプルモードが用意されている。
オートステイプルモードは、コピーが完了した時点で自
動的に綴じ処理(ステイプル)を行なうモードである。
マニュアルステイプルモードは、使用者がステイプルキ
ーを押下したときに綴じ処理を行なうモードである。
【0132】図27は、操作部105のCRT608に
表示される設定内容調整画面の一例を示す図である。こ
の設定内容調整画面は、試しコピー後にCRT608に
表示される画面であり、試しコピーに使用したコピー条
件のうち、調整可能なコピー条件(モード)の項目のみ
が表示され、調整する際の入力キーの表示形態,入力形
態はどの項目も同一としたものである。
【0133】例えば、濃度,変倍,綴じ代が該当モード
である場合、その項目のみが表示される。そして、濃度
調整に関しては、マイナス(−)キー2601又はプラ
ス(+)キー2602を押下する毎に1段階ずつ薄く又
は濃くなるように設定濃度が変更される。倍率調整に関
しては、マイナスキー2603又はプラスキー2604
を押下する毎に1%ずつ小さく又は大きくなるように設
定倍率が変更される。綴じ代の調整に関しては、マイナ
スキー2605又はプラスキー2606を押下する毎に
1mmずつ狭く又は広くなるように設定綴じ代値が変更さ
れる。
【0134】図28は、操作部105のCRT608に
表示される試しコピーモード設定画面の一例を示す図で
ある。この試しコピーモード設定画面は、モード別試し
コピーの実行に先立って、図26の試しコピーモード設
定キー2537が押され、試しコピーモードが設定され
た時に表示される。この試しコピーモード設定画面に
は、通常画面上の各キー操作によって設定されたコピー
条件のうち、試しコピーを行なう際に使用するモード
(コピー条件)を選択するためのキーが用意されてい
る。
【0135】ここでは、綴じ代モードを選択する時に使
用する綴じ代キー2701と、外消去モードを選択する
時に使用する外消去キー2702と、内消去モードを選
択する時に使用する内消去キー2703と、センタ・枠
消去モードを選択する時に使用するセンタ・枠消去キー
2704と、濃度モードを選択する時に使用する濃度キ
ー2705と、ステイプルモードを選択する時に使用す
るステイプルキー2706とが用意されている。
【0136】また、モード別の試しコピーの際に転写紙
上にコピーすべきモード(コピー条件)確認のための画
像領域幅を表示するための画像領域幅表示エリア270
7も用意されている。その画像領域幅は、テンキー60
7とエンタキー(割込キー602,プログラムキー60
3,又はガイダンスキー604がエンタキーとしての機
能を果たす)により入力設定することができる。
【0137】図29は、操作部105のCRT608に
表示されるステイプルモード設定およびステイプル位置
調整の画面の一例を示す図である。この画面は図28の
ステイプルキー2706の押下によってステイプルモー
ドが選択された時に表示され、試しコピーが行なわれた
後、あるいは試しコピーが行なわれる前に、この画面上
のキー操作によって1枚の転写紙にステイプルする位置
の微調整,ステイプル位置の選択を行なうことができ
る。
【0138】ステイプル位置は、転写紙の左上に1ヵ所
ステイプルするための奥キー2801,転写紙の左上に
斜め向きに1ヵ所ステイプルするためのななめキー28
02,転写紙の左下に1ヵ所ステイプルするための手前
キー2803,転写紙の左側に2ヵ所ステイプルするた
めの2ヵ所キー2804のうちのいずれかを押下するこ
とにより設定することができる。
【0139】この場合、選択内容が表示エリア2805
に表示され、そのステイプル位置を上に移動させるため
の上へキー2806,下に移動させるための下へキー2
807,左へ移動させるための左へキー2808,右へ
移動させるための右へキー2809を選択的に押下する
毎に一定量ずつ任意の方向へステイプル位置を移動させ
るように調整することができる。2810は、終了キー
である。
【0140】図30は、操作部105のCRT608に
表示される警告画面の一例を示す図である。ステイプル
モードを選択し、試しコピーを実行する場合、その実行
毎に転写紙が排出されるビン1510(図16参照)を
移動させるが、ビン1510の満杯状態が発生したと
き、つまり空きビン1510が置数(リピート枚数)に
対して不足するときには、置数制限ではなく、図30に
示すように転写紙除去用のメッセージを表示する。
【0141】図31は図3に示した光学ユニット202
の変倍機構の構成例を示す斜視図であり、光軸方向とス
ラスト方向との2つの方向にレンズ214を移動する構
成となっている。
【0142】図31において、3001はレンズ214
の支持体端に掛けたレンズ光軸ベルト、3002はレン
ズ光軸ベルト3001に駆動力を与えるレンズ光軸モー
タ、3003はレンズ光軸エンコーダ部、3004は光
軸ホーム検知部、3005はレンズスラストワイヤ、3
006はレンズスラストモータ、3007はレンズスラ
ストエンコーダ部、3008はレンズスラストホーム検
知部である。
【0143】上記のように構成における変倍機構の動作
について説明する。横倍率は、レンズ光軸方向の停止位
置により設定する。光軸方向の駆動は、レンズ光軸モー
タ3002の回転をレンズ光軸ベルト3001に伝達す
ることにより行なわれ、そのレンズ光軸ベルト3001
によりレンズ214が移動する。光軸ホーム検知部30
04は、レンズ214の等倍位置検出に使用される。
【0144】変倍時のレンズ光軸方向位置は、等倍位置
を基準として適当な距離だけレンズ214を移動して決
められ、この位置はレンズ光軸エンコーダ部3003に
より検出して求めるか、あるいはレンズ光軸モータ30
02がステッピングモータであれば、そのパルス数をカ
ウントして検出する。縦倍率は、スキャナのスピードに
よって変化させる。
【0145】原稿のセット性向上を図るため、原稿セッ
ト位置はコンタクトガラス203の手前側、いわゆる手
前基準となっている。これに対して、転写紙の搬送基準
は中央基準となっている。このため、転写紙サイズや倍
率の条件によりレンズ214のスラスト方向の停止位置
を変化させている。このスラスト方向の駆動は、レンズ
スラストモータ3006を使用し、レンズスラストワイ
ヤ3005を介して行われる。
【0146】レンズスラストホーム検知部3008は、
A4横の転写紙,等倍時の位置検出に使用される。レン
ズスラスト方向位置は、A4・等倍位置を基準として適
当な距離だけレンズ214を移動して決められる。その
際の距離検出は、レンズスラストエンコーダ部3007
により検出するか、あるいはレンズスラストモータ30
06がステッピングモータであれば、そのパルス数をカ
ウントして検出する。
【0147】図32はステイプル装置1902の制御系
の構成例を示すブロック図であり、3101はCPUで
あり、ROM,RAM,シリアル通信ポートが一体とな
ったワンチップマイコンで構成されている。このCPU
3101には、出力ポート3102,ステイプル制御入
出力ポート3103,および入力ポート3104を外付
けで接続している。また、出力ポート3102には各モ
ータを駆動するためのモータドライバ3105が接続さ
れている。
【0148】ここで、CPU3101は、複写機本体1
00からのコマンドをシリアル通信ポートで受け、さら
に入力ポート3104やステイプル制御入出力ポート3
103からの各信号を受けて、そのコマンドおよび各信
号に基づいて必要な制御信号を出力ポート3102,ス
テイプル制御入出力ポート3103に与えて制御処理を
実行する。
【0149】次に、ステイプル位置調整およびステイプ
ルモードの試しコピーについて説明する。ステイプル動
作は、ステイプルトレイ2106内へ転写紙をスタック
し、最終原稿の画像がコピーされた転写紙がスタックさ
れた時点で実行する。このステイプル動作は、転写紙が
1枚であっては意味がないばかりか取扱い上も煩わしい
ため、転写紙1枚時のステイプル動作は禁止されるよう
になっている。
【0150】〔ステイプル禁止解除〕1枚時のステイプ
ルを実行するためには、ステイプル禁止解除手段により
ステイプルの禁止を解除する必要がある。この動作は次
のようにして実行される。ステイプル禁止解除コマンド
が送られた場合は、ステイプル禁止解除フラグをセット
するため、1枚であってもステイプルを実行し、転写紙
を排出する。ステイプルが実行されると、ステイプル禁
止フラグはリセットされ、その以降はステイプル禁止解
除コマンドが送られない限り、転写紙1枚時のステイプ
ルは禁止されることになる。
【0151】〔ステイプル位置調整時のステイプル禁止
解除〕ステイプル位置を調整する場合、転写紙を1枚ス
テイプル装置1902に排出後、ステイプル実行コマン
ドに先立って、ステイプル禁止解除コマンドが送られる
ように制御される。したがって、ステイプル位置調整の
場合は、転写紙が1枚であってもステイプルが可能とな
り、転写紙を無駄にすることなくステイプル位置を確認
し、調整することが可能になる。
【0152】〔試しコピー時のステイプル禁止解除〕試
しコピーモードとしてステイプルモードが選択され、そ
の後試しコピースタートキー2502が押下された場合
は、ステイプル装置1902に転写紙を排出した後、ス
テイプル実行コマンドに先立って、ステイプル禁止解除
コマンドが送られるように制御される。したがって、試
しコピーの場合は、転写紙が1枚であってもステイプル
が可能となる。
【0153】次に、この複写装置におけるこの発明に係
るモード(コピー条件)別試しコピーの動作について、
図33〜図52を参照して説明する。なお、この複写装
置の制御部を含む各部が、図1に示したコピー条件設定
手段A,試しコピー条件選択手段B,試しコピー実行手
段D,試しコピー画像領域幅設定手段Eとしての機能を
果たす。
【0154】図33〜図40は、この複写装置における
モード別試しコピーの動作例を示すフローチャートであ
る。まず、操作部105のCRT608に図26に示し
たような通常画面が表示されているとき、その画面上の
試しコピーモード設定キー2537が押されると、CR
T608の表示画面を図28に示したような試しコピー
モード設定画面(通常画面上の各キー操作によって設定
されたモードに対応するキーが用意されている)に切り
替える。
【0155】その後、テンキー607が押され、エンタ
キーが押されることにより、モード別の試しコピーの際
に転写紙上にコピーすべきモード確認のための画像領域
幅(試しコピー画像領域幅W)の値が入力されると、そ
れが試しコピーモード設定画面の画像領域幅表示エリア
2707に表示される。なお、試しコピー画像領域幅W
の値が入力なされなければ、予め設定された値(この例
では20mm)が試しコピー画像領域幅Wとなる。
【0156】次に、綴じ代キー2701が押されると、
綴じ代モードを選択してそのキー表示の白黒を反転し、
綴じ代モードの試しコピー動作のルーチンに移る。ここ
では、図35に示すように、試しコピースタートキー2
502の押下を持ち、その試しコピースタートキー25
02の押下によって綴じ代モードの試しコピーの動作を
行なう。
【0157】すなわち、通常の綴じ代モードのコピー動
作では、図41に示すように原稿画像(通常画像)Pa
を綴じ代Bの幅I(mm)だけずらして転写紙S上にコピ
ーするが、綴じ代モードの試しコピー動作では、図42
に示すように試しコピー画像領域幅Wの画像(1枚の原
稿画像のうち綴じ代の幅を確認するのに必要な画像部
分)Pa′のみを転写紙S上にコピーする。これは、イ
レーサー310の点灯パターンとそのタイミングを変更
して潜像を形成し、それをトナーによる現像後転写紙S
上に転写することによって行なう。
【0158】次に、外消去キー2702が押されると、
外消去モードを選択してそのキー表示の白黒を反転し、
外消去モードの試しコピー動作のルーチンに移る。ここ
では、図36に示すように、試しコピースタートキー2
502の押下を持ち、その試しコピースタートキー25
02の押下によって外消去モードの試しコピーの動作を
行なう。
【0159】すなわち、通常の外消去モードのコピー動
作では、図43に示すように図26の消去用寸法表示エ
リア2525に表示された(設定された)外消去枠内の
画像Pbを転写紙S上にコピーするが、外消去モードの
試しコピー動作では、図44に示すように試しコピー画
像領域幅Wの画像(1枚の原稿画像のうち外消去の位置
を確認するのに必要な画像部分)Pb′のみを転写紙S
上にコピーする。これは、イレーサ310の点灯パター
ンとそのタイミングを変更して潜像を形成し、それをト
ナーによる現像後転写紙S上に転写することによって行
なう。
【0160】次に、内消去キー2703が押されると、
内消去モードを選択してそのキー表示の白黒を反転し、
内消去モードの試しコピー動作のルーチンに移る。ここ
では、図37に示すように、試しコピースタートキー2
502の押下を持ち、その試しコピースタートキー25
02の押下によって内消去モードの試しコピーの動作を
行なう。
【0161】すなわち、通常の内消去モードのコピー動
作では、図45に示すように消去用寸法表示エリア25
25に表示された内消去枠外の画像Pcを転写紙S上に
コピーするが、内消去モードの試しコピー動作では、図
46に示すように試しコピー画像領域幅Wの画像(1枚
の原稿画像のうち内消去の位置を確認するのに必要な画
像部分)Pc′のみを転写紙S上にコピーする。これ
は、イレーサ310の点灯パターンとそのタイミングを
変更して潜像を形成し、それをトナーによる現像後転写
紙S上に転写することによって行なう。
【0162】次に、センタ・枠消去キー2704が押さ
れると、センタ・枠消去モードを選択してそのキー表示
の白黒を反転し、センタ・枠消去モードの試しコピー動
作のルーチンに移る。ここでは、図38に示すように、
試しコピースタートキー2502の押下を持ち、その試
しコピースタートキー2502の押下によってセンタ・
枠消去モードの試しコピーの動作を行なう。
【0163】すなわち、通常のセンタ・枠消去モードの
コピー動作では、図47に示すようにセンタ消去幅O
(mm)と枠消去幅P(mm)の画像以外の画像Pdを転写
紙S上にコピーするが、センタ・枠消去モードの試しコ
ピー動作では、図48に示すように試しコピー画像領域
幅Wの画像(1枚の原稿画像のうちセンタ・枠消去の位
置を確認するのに必要な画像部分)Pd′のみを転写紙
上にコピーする。これは、イレーサ310の点灯パター
ンとそのタイミングを変更して潜像を形成し、それをト
ナーによる現像後転写紙S上に転写することによって行
なう。
【0164】次に、濃度キー2705が押されると、濃
度モードを選択してそのキー表示の白黒を反転し、濃度
モードの試しコピー動作のルーチンに移る。ここでは、
図39に示すように、試しコピースタートキー2502
の押下を持ち、その試しコピースタートキー2502の
押下によって濃度モードの試しコピーの動作を行なう。
【0165】すなわち、通常の濃度モードのコピー動作
では、図49に示すように原稿の枠以外の画像Peを転
写紙S上にコピーするが、濃度モードの試しコピー動作
では、図50に示すように試しコピー画像領域幅Wの画
像(1枚の原稿画像の一部分)Pe′のみを転写紙S上
にコピーする。これは、イレーサ310の点灯パターン
とそのタイミングを変更して潜像を形成し、それをトナ
ーによる現像後転写紙S上に転写することによって行な
う。
【0166】次に、ステイプルキー2706が押される
と、ステイプルモードを選択してそのキー表示の白黒を
反転し、ステイプルモードの試しコピー動作のルーチン
に移る。ここでは、図40に示すように、試しコピース
タートキー2502の押下を持ち、その試しコピースタ
ートキー2502の押下によってステイプルモードの試
しコピーの動作を行なう。
【0167】すなわち、通常のステイプルモードのコピ
ー動作では、図51に示すように原稿の枠以外の画像P
fを転写紙S上にコピーするが、ステイプルモードの試
しコピー動作では、図52に示すように試しコピー画像
領域幅Wの画像(1枚の原稿画像のうち1枚の転写紙に
ステイプルする位置Rを含む画像部分)Pf′のみを転
写紙S上にコピーする。これは、イレーサ310の点灯
パターンとそのタイミングを変更して潜像を形成し、そ
れをトナーによる現像後転写紙S上に転写することによ
って行なう。
【0168】なお、この実施形態では、センタ消去モー
ドと枠消去モードをまとめてセンタ・枠消去モードと
し、そのセンタ・枠消去モードを設定可能にしたが、セ
ンタ消去モードと枠消去モードを別々に設定可能にし、
さらにその各モードを別々に選択して試しコピーを行な
わせるようにしてもよい。
【0169】このように、この実施形態の複写装置で
は、通常画面上のキー操作によって設定されたコピー条
件のうち試しコピーを行なう際に使用するコピー条件
(モード)を選択でき、その選択がなされた状態で試し
コピーの開始が指示されたとき、1枚の原稿画像のうち
選択したコピー条件を確認するのに必要な画像部分のみ
を転写紙上にコピーするので、試しコピーによるトナー
を節約でき、ユーザによるトナーボトル(現像ユニット
303のトナーカートリッジ)の交換回数を削減するこ
とができる。
【0170】また、ステイプルモードが選択された時に
は、1枚の原稿画像のうち少なくとも1枚の転写紙にス
テイプルする位置の画像部分のみを転写紙上にコピーす
るので、ユーザはステイプルの位置への画像の重なり等
も確認できる。さらに、試しコピーの際に転写紙上にコ
ピーすべきコピー条件確認のための画像領域幅Wを設定
できるため、ユーザは確実にコピー条件を確認でき、ミ
スコピーを削減することができる。
【0171】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の複
写装置によれば、試しコピーによるトナーを節約するこ
とができる。したがって、ユーザによるトナーボトルの
交換回数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明が適用される複写装置の構成例を示す
図である。
【図3】図2の複写機本体100の原稿読取系である光
学ユニットの構成例を示す中央断面図である。
【図4】同じく作像系の構成例を示す中央断面図であ
る。
【図5】同じく給紙搬送系の構成例を示す中央断面図で
ある。
【図6】同じく定着・排紙系の構成例を示す中央断面図
である。
【図7】図2の操作部105の構成例を示す外観図であ
る。
【図8】図2のADF107の構成例を示す中央断面図
である。
【図9】図2の複写機本体100のコンタクトガラス2
03及びその周辺を上から見た図である。
【図10】図2の複写機本体100のトナー濃度制御に
係る部分を示す図である。
【図11】図4のPセンサ315によるトナー濃度制御
時に形成される感光体ドラム301上のPセンサパター
ンと地肌部の各読み取り電圧の関係を示す。
【図12】図3の第1スキャナ206の露光照明ユニッ
ト204及びその光量制御系を示す要部構成図である。
【図13】図3の第1スキャナ206の詳細を示す構成
図である。
【図14】図4の感光体ドラム301の表面に生じる各
電位を示す説明図である。
【図15】図4の感光体ドラム301の表面に生じる各
電位と原稿濃度との関係を示す線図である。
【図16】図2のステイプル機能付ソータ108の構成
例を示す中央断面図である。
【図17】図16の各ビン1510への分配機構の詳細
を示す構成図である。
【図18】図16のジョガー1512の詳細を示す構成
図である。
【図19】図2の複写機本体100の制御系の構成例を
示すブロック図である。
【図20】この発明が適用される複写装置の他の構成例
を示す図である。
【図21】図20のRDH1901の構成例を示す中央
断面図である。
【図22】図20のステイプル装置1902の構成例を
示す中央断面図である。
【図23】図7に示した操作部105のタッチパネル検
出回路の構成例を示すブロック図である。
【図24】図23のタッチパネル検出回路の入出力レベ
ルを示す図である。
【図25】図7に示した操作部105の制御系の構成例
を示すブロック図である。
【図26】図7に示した操作部105のCRT608に
表示される通常画面の一例を示す図である。
【図27】同じく設定内容調整画面の一例を示す図であ
る。
【図28】同じく試しコピーモード設定画面の一例を示
す図である。
【図29】同じくステイプルモード設定およびステイプ
ル位置調整の画面の一例を示す図である。
【図30】同じく警告画面の一例を示す図である。
【図31】図3に示した光学ユニット202の変倍機構
の構成例を示す斜視図である。
【図32】図20のステイプル装置1902の制御系の
構成例を示すブロック図である。
【図33】図2又は図20に示した複写装置におけるモ
ード別試しコピーの動作例を示すフロー図である。
【図34】その続きを示すフロー図である。
【図35】図33における綴じ代モードの試しコピー動
作のサブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図36】同じく外消去モードの試しコピー動作のサブ
ルーチンの一例を示すフロー図である。
【図37】同じく内消去モードの試しコピー動作のサブ
ルーチンの一例を示すフロー図である。
【図38】図34におけるセンタ・枠消去モードの試し
コピー動作のサブルーチンの一例を示すフロー図であ
る。
【図39】同じく濃度モードの試しコピー動作のサブル
ーチンの一例を示すフロー図である。
【図40】同じくステイプルモードの試しコピー動作の
サブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図41】図2又は図20に示した複写装置における通
常の綴じ代モードのコピー動作を説明するための図であ
る。
【図42】同じく綴じ代モードの試しコピー動作を説明
するための図である。
【図43】同じく通常の外消去モードのコピー動作を説
明するための図である。
【図44】同じく外消去モードの試しコピー動作を説明
するための図である。
【図45】同じく通常の内消去モードのコピー動作を説
明するための図である。
【図46】同じく内消去モードの試しコピー動作を説明
するための図である。
【図47】同じく通常のセンタ・枠消去モードのコピー
動作を説明するための図である。
【図48】同じくセンタ・枠モードの試しコピー動作を
説明するための図である。
【図49】同じく通常の濃度モードのコピー動作を説明
するための図である。
【図50】同じく濃度モードの試しコピー動作を説明す
るための図である。
【図51】同じく通常のステイプルモードのコピー動作
を説明するための図である。
【図52】同じくステイプルモードの試しコピー動作を
説明するための図である。
【符号の説明】
100:複写機本体 105:操作部 106:大量給紙トレイ(LCT) 107:自動原稿給送装置(ADF) 108:ステイプル機能付ソータ(S/S) 605:プリントキー 607:テンキー 608:CRT 1801,2401:CPU 1802,2403:ROM 1803:RAM 2407:キーボード 2408:CRTコントローラ 2409:CGROM 2410:VRAM 2502:試しコピースタートキー 2537:試しコピーモード設定キー 2701:綴じ代キー 2702:外消去キー 2703:内消去キー 2704:センタ・枠消去キー 2705:濃度キー 2706:ステイプルキー 2707:画像領域幅表示エリア

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のコピー条件を設定するコピー条件
    設定手段を有する複写装置において、 前記コピー条件設定手段によって設定されたコピー条件
    のうち、通常のコピーに先立ってコピー条件やその仕上
    がり状態を確認するための試しコピーを行なう際に使用
    するコピー条件を選択する試しコピー条件選択手段と、
    試しコピーの開始を指示する試しコピー開始指示手段
    と、該手段によって試しコピーの開始が指示されたと
    き、1枚の原稿画像のうち、前記試しコピー条件選択手
    段によって選択されたコピー条件を確認するのに必要な
    画像部分のみを転写紙上にコピーする試しコピー実行手
    段とを設けたことを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】 前記試しコピー条件選択手段によって綴
    じ代を作ることができる綴じ代モードが選択された時に
    は、前記試しコピー実行手段が、1枚の原稿画像のうち
    綴じ代の幅を確認するのに必要な画像部分のみを転写紙
    上にコピーするようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の複写装置。
  3. 【請求項3】 前記試しコピー条件選択手段によって原
    稿の縦横の位置を指定してその枠外の画像を消去する外
    消去モードが選択された時には、前記試しコピー実行手
    段が、1枚の原稿画像のうち外消去の位置を確認するの
    に必要な画像部分のみを転写紙上にコピーするようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の複写装置。
  4. 【請求項4】 前記試しコピー条件選択手段によって原
    稿の縦横の位置を指定してその枠内の画像を消去する内
    消去モードが選択された時には、前記試しコピー実行手
    段が、1枚の原稿画像のうち内消去の位置を確認するの
    に必要な画像部分のみを転写紙上にコピーするようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の複写装置。
  5. 【請求項5】 前記試しコピー条件選択手段によって転
    写紙の中央の位置の画像を消去するセンタ消去モードが
    選択された時には、前記試しコピー実行手段が、1枚の
    原稿画像のうちセンタ消去の範囲を確認するのに必要な
    画像部分のみを転写紙上にコピーするようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の複写装置。
  6. 【請求項6】 前記試しコピー条件選択手段によって転
    写紙の枠の画像を消去する枠消去モードが選択された時
    には、前記試しコピー実行手段が、1枚の原稿画像のう
    ち枠消去の範囲を確認するのに必要な画像部分のみを転
    写紙上にコピーするようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の複写装置。
  7. 【請求項7】 前記試しコピー条件選択手段によって濃
    度モードが選択された時には、前記試しコピー実行手段
    が、1枚の原稿画像の一部分のみを転写紙上にコピーす
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の複写装
    置。
  8. 【請求項8】 前記試しコピー条件選択手段によってス
    テイプルモードが選択された時には、前記試しコピー実
    行手段が、1枚の原稿画像のうち少なくとも1枚の転写
    紙にステイプルする位置の画像部分のみを転写紙上にコ
    ピーするようにしたことを特徴とする請求項1記載の複
    写装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    複写装置において、 前記試しコピー実行手段によって転写紙上にコピーすべ
    きコピー条件確認のための画像領域幅を設定する試しコ
    ピー画像領域幅設定手段を設けたことを特徴とする複写
    装置。
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