JPH1138818A - 画像転写装置 - Google Patents
画像転写装置Info
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- JPH1138818A JPH1138818A JP19122597A JP19122597A JPH1138818A JP H1138818 A JPH1138818 A JP H1138818A JP 19122597 A JP19122597 A JP 19122597A JP 19122597 A JP19122597 A JP 19122597A JP H1138818 A JPH1138818 A JP H1138818A
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- JP
- Japan
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- transfer
- transfer material
- speed
- unit
- image
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- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写シートが小サイズの厚紙である場合に、
CPMの低下を防ぐと共に、転写から定着への通紙安定
性を確保する。 【解決手段】 吸着センサ38は、転写ドラム15にお
ける吸着位置より下流に設けられて、転写シート14が
遮光される時間t1を表す検出信号を出力する。操作パ
ネルから厚紙モードが指定されている場合には、定着ロ
ーラ17を周速F(<T=転写ドラム15の周速)で回転
する。そして、上記時間t1に基づく転写シート14の
サイズが小サイズの場合には、転写シート14の受け渡
し時に転写ドラム15の周速を減速せずTのままにして
高い通紙性を保ち、転写シート14を安定して定着ロー
ラ17に搬送する。また、転写ドラム15の周速を減速
することなく高いCPMを保つ。
CPMの低下を防ぐと共に、転写から定着への通紙安定
性を確保する。 【解決手段】 吸着センサ38は、転写ドラム15にお
ける吸着位置より下流に設けられて、転写シート14が
遮光される時間t1を表す検出信号を出力する。操作パ
ネルから厚紙モードが指定されている場合には、定着ロ
ーラ17を周速F(<T=転写ドラム15の周速)で回転
する。そして、上記時間t1に基づく転写シート14の
サイズが小サイズの場合には、転写シート14の受け渡
し時に転写ドラム15の周速を減速せずTのままにして
高い通紙性を保ち、転写シート14を安定して定着ロー
ラ17に搬送する。また、転写ドラム15の周速を減速
することなく高いCPMを保つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真記録に
よって形成された画像を転写シート等に転写する画像転
写装置に関する。
よって形成された画像を転写シート等に転写する画像転
写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような画像転写装置として
複写機がある。この複写機の基本構造は、図8に示すよ
うになっている。給紙部1〜3から搬送された転写シー
ト4は転写ドラム5に供給され、感光体ドラム6を介し
てイエロー,マゼンダ,シアン,ブラックのトナーが順次
転写シート4上に重ねて転写される。こうして4色のト
ナーが転写された転写シート4は、転写ドラム5から分
離されて定着ローラ7に供給され、トナーが定着されて
排紙トレイ8に排出される。
複写機がある。この複写機の基本構造は、図8に示すよ
うになっている。給紙部1〜3から搬送された転写シー
ト4は転写ドラム5に供給され、感光体ドラム6を介し
てイエロー,マゼンダ,シアン,ブラックのトナーが順次
転写シート4上に重ねて転写される。こうして4色のト
ナーが転写された転写シート4は、転写ドラム5から分
離されて定着ローラ7に供給され、トナーが定着されて
排紙トレイ8に排出される。
【0003】上述のような一連の画像転写動作におい
て、転写シート4が厚紙である場合には、トナーの定着
性を確保するために、定着ローラ7の周速F(mm/sec)を
転写ドラム5の周速T(mm/sec)よりも遅く設定するよう
にしている。この場合、転写ドラム5の周速がTのまま
であると、転写ドラム5から定着ローラ7への受け渡し
部において、転写シート4に弛みが生じてしまう。そし
て、転写シート4上における定着前のトナーが乱れた
り、転写シート4のジャムが発生したりする。
て、転写シート4が厚紙である場合には、トナーの定着
性を確保するために、定着ローラ7の周速F(mm/sec)を
転写ドラム5の周速T(mm/sec)よりも遅く設定するよう
にしている。この場合、転写ドラム5の周速がTのまま
であると、転写ドラム5から定着ローラ7への受け渡し
部において、転写シート4に弛みが生じてしまう。そし
て、転写シート4上における定着前のトナーが乱れた
り、転写シート4のジャムが発生したりする。
【0004】そこで、上記トナーの乱れやジャムの発生
を防ぐために、4色画像を転写した後に、転写ドラム5
の周速をTから定着ローラ7の周速Fに減速するように
している。但し、急激な減速は速度安定上困難であるこ
と、転写シート4のサイズが大サイズの場合には先端部
が上記受け渡し部に突入する際に後端部は依然転写中で
あること等の理由から、転写シート4を吸着したまま転
写ドラム5を更に1回転させて、その間に転写ドラム5
の周速をFに落とすようにしている。
を防ぐために、4色画像を転写した後に、転写ドラム5
の周速をTから定着ローラ7の周速Fに減速するように
している。但し、急激な減速は速度安定上困難であるこ
と、転写シート4のサイズが大サイズの場合には先端部
が上記受け渡し部に突入する際に後端部は依然転写中で
あること等の理由から、転写シート4を吸着したまま転
写ドラム5を更に1回転させて、その間に転写ドラム5
の周速をFに落とすようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写機には次のような問題がある。すなわち、フル
カラーの複写機においては、4色のトナーを重ね合わせ
て転写シート4上にカラー画像を形成するためにモノク
ロの複写機に比較してコピー速度が遅くなり、コピー速
度のアップが重要視される。それにも拘わらず、転写シ
ート4が厚紙である場合には、転写ドラム5を余分に1
回転させて周速をFに落とすように制御するために、厚
紙通紙時には分当たりコピー枚数(以下、CPMと言う)
が低下してしまうという問題がある。
来の複写機には次のような問題がある。すなわち、フル
カラーの複写機においては、4色のトナーを重ね合わせ
て転写シート4上にカラー画像を形成するためにモノク
ロの複写機に比較してコピー速度が遅くなり、コピー速
度のアップが重要視される。それにも拘わらず、転写シ
ート4が厚紙である場合には、転写ドラム5を余分に1
回転させて周速をFに落とすように制御するために、厚
紙通紙時には分当たりコピー枚数(以下、CPMと言う)
が低下してしまうという問題がある。
【0006】また、上記転写シート4が厚紙の小サイズ
である場合には、厚紙であるために上述のように転写ド
ラム5の周速が定着ローラ7の周速Fまで落とされる。
ところが、葉書等の150mm以下の小サイズの転写シー
ト4の場合には、転写シート4の腰が強く、先端部が転
写ドラム5から速めに分離してしまう。その結果、定着
ローラ7への突入が不安定になり、転写ドラム5の周速
を遅くしたにも拘わらず、転写ドラム5から定着ローラ
7への受け渡しが不安定であるという問題がある。
である場合には、厚紙であるために上述のように転写ド
ラム5の周速が定着ローラ7の周速Fまで落とされる。
ところが、葉書等の150mm以下の小サイズの転写シー
ト4の場合には、転写シート4の腰が強く、先端部が転
写ドラム5から速めに分離してしまう。その結果、定着
ローラ7への突入が不安定になり、転写ドラム5の周速
を遅くしたにも拘わらず、転写ドラム5から定着ローラ
7への受け渡しが不安定であるという問題がある。
【0007】また、一般に、上記転写ドラム5の周速を
遅くすると、転写シート4の定着ローラ7への搬送力が
低下してしまう。したがって、特に厚紙の場合には、転
写ドラム5の周速を落とすことは通紙安定性の面から好
ましくはない。
遅くすると、転写シート4の定着ローラ7への搬送力が
低下してしまう。したがって、特に厚紙の場合には、転
写ドラム5の周速を落とすことは通紙安定性の面から好
ましくはない。
【0008】そこで、この発明の目的は、転写シートが
小サイズの厚紙である場合に、CPMの低下を防ぎ、転
写から定着への通紙安定性を確保できる画像転写装置を
提供することにある。
小サイズの厚紙である場合に、CPMの低下を防ぎ、転
写から定着への通紙安定性を確保できる画像転写装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、所定の画像形成プロセスに
よって表面に可視画像が形成される像担持体と,転写材
を保持して所定速度で搬送すると共に,上記転写材に上
記像担持体上の可視画像を転写させる転写部を有する画
像転写装置において、上記転写材の厚さを表す厚さ情報
を指定する厚さ情報指定部と、上記転写部に保持されて
いる上記転写材のサイズを検出して検出信号を出力する
サイズ検出部と、上記転写材の厚さが所定厚さ以上であ
り,且つ,上記転写材のサイズが所定サイズ以下である場
合には,上記転写部の転写材搬送速度を所定速度に保つ
一方,定着ローラの周速を上記転写部の転写材搬送速度
よりも遅い速度に設定する転写材搬送制御部を備えたこ
とを特徴としている。
め、請求項1に係る発明は、所定の画像形成プロセスに
よって表面に可視画像が形成される像担持体と,転写材
を保持して所定速度で搬送すると共に,上記転写材に上
記像担持体上の可視画像を転写させる転写部を有する画
像転写装置において、上記転写材の厚さを表す厚さ情報
を指定する厚さ情報指定部と、上記転写部に保持されて
いる上記転写材のサイズを検出して検出信号を出力する
サイズ検出部と、上記転写材の厚さが所定厚さ以上であ
り,且つ,上記転写材のサイズが所定サイズ以下である場
合には,上記転写部の転写材搬送速度を所定速度に保つ
一方,定着ローラの周速を上記転写部の転写材搬送速度
よりも遅い速度に設定する転写材搬送制御部を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、転写材の厚さが所定厚
さ以上であって、サイズが所定サイズ以下の場合には、
定着ローラの周速が転写部の転写材搬送速度よりも遅い
速度に設定されて、転写画像の定着の安定性が維持され
る。そして、上記転写材に対する可視画像の転写が終了
して上記転写材を上記転写部から定着ローラに受け渡す
場合に、上記転写部の転写材搬送速度は減速されない。
こうして、葉書のように小サイズの厚紙であって腰の強
い転写材の上記定着ローラへの突入時の通紙安定性が保
たれると共に、CPMの低下が防止される。
さ以上であって、サイズが所定サイズ以下の場合には、
定着ローラの周速が転写部の転写材搬送速度よりも遅い
速度に設定されて、転写画像の定着の安定性が維持され
る。そして、上記転写材に対する可視画像の転写が終了
して上記転写材を上記転写部から定着ローラに受け渡す
場合に、上記転写部の転写材搬送速度は減速されない。
こうして、葉書のように小サイズの厚紙であって腰の強
い転写材の上記定着ローラへの突入時の通紙安定性が保
たれると共に、CPMの低下が防止される。
【0011】請求項2に係る発明は、所定の画像形成プ
ロセスによって表面に可視画像が形成される像担持体
と,転写材を保持して所定速度で搬送すると共に,上記転
写材に上記像担持体上の可視画像を転写させる転写部を
有する画像転写装置において、上記転写材の厚さを表す
厚さ情報を指定する厚さ情報指定部と、上記転写部に保
持されている上記転写材のサイズを検出して,検出信号
を出力するサイズ検出部と、上記可視画像が転写された
転写材を上記転写部から受け取って搬送する定着ローラ
を有して,上記転写材に転写された画像を定着する定着
部と、上記転写材の厚さが所定の厚さ以上である場合の
上記定着ローラの周速を,上記転写部の転写材搬送速度
よりも遅い速度に成るように算出する演算部と、上記厚
さ情報指定部によって指定された厚さ情報に基づく上記
転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって,且つ,上記サ
イズ検出部からの検出信号に基づく上記転写材のサイズ
が所定サイズより大きい場合には,上記定着ローラの周
速を上記演算部で算出された周速に設定すると共に,上
記転写部から定着部への上記転写材の受け渡し時におけ
る上記転写部による上記転写材の搬送速度を上記所定速
度から上記定着ローラの周速まで減速する一方,上記指
定された転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって,且
つ,上記転写材のサイズが上記所定サイズ以下である場
合には,上記定着ローラの周速を上記演算部で算出され
た周速に設定すると共に,上記転写材の受け渡し時にお
ける上記転写部の上記搬送速度を減速しないように,上
記転写材の搬送速度を制御する転写材搬送制御部を備え
たことを特徴としている。
ロセスによって表面に可視画像が形成される像担持体
と,転写材を保持して所定速度で搬送すると共に,上記転
写材に上記像担持体上の可視画像を転写させる転写部を
有する画像転写装置において、上記転写材の厚さを表す
厚さ情報を指定する厚さ情報指定部と、上記転写部に保
持されている上記転写材のサイズを検出して,検出信号
を出力するサイズ検出部と、上記可視画像が転写された
転写材を上記転写部から受け取って搬送する定着ローラ
を有して,上記転写材に転写された画像を定着する定着
部と、上記転写材の厚さが所定の厚さ以上である場合の
上記定着ローラの周速を,上記転写部の転写材搬送速度
よりも遅い速度に成るように算出する演算部と、上記厚
さ情報指定部によって指定された厚さ情報に基づく上記
転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって,且つ,上記サ
イズ検出部からの検出信号に基づく上記転写材のサイズ
が所定サイズより大きい場合には,上記定着ローラの周
速を上記演算部で算出された周速に設定すると共に,上
記転写部から定着部への上記転写材の受け渡し時におけ
る上記転写部による上記転写材の搬送速度を上記所定速
度から上記定着ローラの周速まで減速する一方,上記指
定された転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって,且
つ,上記転写材のサイズが上記所定サイズ以下である場
合には,上記定着ローラの周速を上記演算部で算出され
た周速に設定すると共に,上記転写材の受け渡し時にお
ける上記転写部の上記搬送速度を減速しないように,上
記転写材の搬送速度を制御する転写材搬送制御部を備え
たことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、転写材の厚さが所定厚
さ以上であって、サイズが所定サイズ以下の場合には、
転写材搬送制御部によって、定着ローラの周速が演算部
で算出された周速であって転写部の転写材搬送速度より
も遅い速度に設定される。そして、上記転写材に対する
上記転写部による可視画像の転写が終了して上記転写材
を上記転写部から定着部へ受け渡す場合における上記転
写部の上記搬送速度は減速されない。こうして、葉書の
ように小サイズの厚紙であって腰の強い転写材の場合の
上記定着部への突入時の通紙安定性が保たれると共に、
CPMの低下が防止される。また、その場合の上記定着
ローラの周速は、上記転写部の転写材搬送速度よりも遅
い速度に設定されて転写画像の定着の安定性が維持され
る。
さ以上であって、サイズが所定サイズ以下の場合には、
転写材搬送制御部によって、定着ローラの周速が演算部
で算出された周速であって転写部の転写材搬送速度より
も遅い速度に設定される。そして、上記転写材に対する
上記転写部による可視画像の転写が終了して上記転写材
を上記転写部から定着部へ受け渡す場合における上記転
写部の上記搬送速度は減速されない。こうして、葉書の
ように小サイズの厚紙であって腰の強い転写材の場合の
上記定着部への突入時の通紙安定性が保たれると共に、
CPMの低下が防止される。また、その場合の上記定着
ローラの周速は、上記転写部の転写材搬送速度よりも遅
い速度に設定されて転写画像の定着の安定性が維持され
る。
【0013】さらに、上記転写材の厚さが上記所定厚さ
以上であって、サイズが上記所定サイズより大きい場合
には、上記転写材搬送制御部によって、上記定着ローラ
の周速が上記演算部で算出された周速に設定される。そ
して、上記転写材の受け渡し時における上記転写部によ
る上記転写材の搬送速度が、所定速度から上記定着ロー
ラの周速に減速される。こうして、上記転写材が大サイ
ズの厚紙である場合の上記定着部への受け渡し部におけ
る通紙安定性が最適に保たれて、上記転写材の弛みやジ
ャムの発生が防止される。
以上であって、サイズが上記所定サイズより大きい場合
には、上記転写材搬送制御部によって、上記定着ローラ
の周速が上記演算部で算出された周速に設定される。そ
して、上記転写材の受け渡し時における上記転写部によ
る上記転写材の搬送速度が、所定速度から上記定着ロー
ラの周速に減速される。こうして、上記転写材が大サイ
ズの厚紙である場合の上記定着部への受け渡し部におけ
る通紙安定性が最適に保たれて、上記転写材の弛みやジ
ャムの発生が防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。この発明は、転写ドラム上に
上記転写材としての転写シートを吸着し、この転写シー
トに画像を転写する場合に、例えば葉書等の小サイズ厚
口の転写シートを転写ドラム上に吸着した場合には、定
着速度のみを遅くしてトナーの定着性を上げると共に、
定着以外の速度は転写シートが通常紙である場合と同速
度を維持してCPMの低下を防ぐ。また、転写ドラムか
ら定着ローラへの転写シートの突入時の通紙安定性を確
保するものである。
態により詳細に説明する。この発明は、転写ドラム上に
上記転写材としての転写シートを吸着し、この転写シー
トに画像を転写する場合に、例えば葉書等の小サイズ厚
口の転写シートを転写ドラム上に吸着した場合には、定
着速度のみを遅くしてトナーの定着性を上げると共に、
定着以外の速度は転写シートが通常紙である場合と同速
度を維持してCPMの低下を防ぐ。また、転写ドラムか
ら定着ローラへの転写シートの突入時の通紙安定性を確
保するものである。
【0015】図1は、本実施の形態の画像転写装置にお
ける縦断面図である。本画像転写装置の基本機能は図8
と略同様であり、給紙部11〜13,転写シート14,転
写ドラム15,感光体ドラム16,定着ローラ17および
排紙トレイ18は、図8における給紙部1〜3,転写シ
ート4,転写ドラム5,感光体ドラム6,定着ローラ7お
よび排紙トレイ8と同じ基本構造を有して同様に機能す
る。
ける縦断面図である。本画像転写装置の基本機能は図8
と略同様であり、給紙部11〜13,転写シート14,転
写ドラム15,感光体ドラム16,定着ローラ17および
排紙トレイ18は、図8における給紙部1〜3,転写シ
ート4,転写ドラム5,感光体ドラム6,定着ローラ7お
よび排紙トレイ8と同じ基本構造を有して同様に機能す
る。
【0016】以下、この画像転写装置の全体構造につい
て簡単に説明する。原稿プラテン21上に載置されて開
閉カバー22で覆われた原稿の画像が、原稿プラテン2
1の下方を原稿に沿って移動する走査光学部23によっ
て読み取られる。そして、原稿画像はイエロー,マゼン
ダ,シアンおよびブラックの4値の画像データに分解さ
れて画像記憶部24に記憶される。この記憶された画像
データは、イエロー,シアン,マゼンダおよびブラックの
順にレーザ露光部25に送出され、夫々の画像データに
対応したレーザ26が静電潜像担持体である感光体ドラ
ム16に露光される。
て簡単に説明する。原稿プラテン21上に載置されて開
閉カバー22で覆われた原稿の画像が、原稿プラテン2
1の下方を原稿に沿って移動する走査光学部23によっ
て読み取られる。そして、原稿画像はイエロー,マゼン
ダ,シアンおよびブラックの4値の画像データに分解さ
れて画像記憶部24に記憶される。この記憶された画像
データは、イエロー,シアン,マゼンダおよびブラックの
順にレーザ露光部25に送出され、夫々の画像データに
対応したレーザ26が静電潜像担持体である感光体ドラ
ム16に露光される。
【0017】上記感光体ドラム16は外周部に感光層を
有しており、回転に連れて上記感光層が帯電器27によ
って一様に帯電される。そして、その帯電領域がレーザ
26によって露光されて、イエロー,マゼンダ,シアンあ
るいはブラックの画像データに対応した静電潜像が順次
形成される。そして、イエローの画像データに対応した
静電潜像が形成された場合には、イエローのトナーを有
する現像器28で現像されて可視像化され、転写部32
で転写シート14に転写される。他の色の静電潜像が形
成された場合にも同様に、マゼンダ,シアンあるいはブ
ラックのトナーを有する現像器29,30,31で現像さ
れて、転写部32で同じ転写シート14の他の色に重ね
合わせて転写される。尚、転写シート14に転写されな
かったトナーはクリーナ33で回収され、感光体ドラム
16に残留する電荷は除電器34で除去される。
有しており、回転に連れて上記感光層が帯電器27によ
って一様に帯電される。そして、その帯電領域がレーザ
26によって露光されて、イエロー,マゼンダ,シアンあ
るいはブラックの画像データに対応した静電潜像が順次
形成される。そして、イエローの画像データに対応した
静電潜像が形成された場合には、イエローのトナーを有
する現像器28で現像されて可視像化され、転写部32
で転写シート14に転写される。他の色の静電潜像が形
成された場合にも同様に、マゼンダ,シアンあるいはブ
ラックのトナーを有する現像器29,30,31で現像さ
れて、転写部32で同じ転写シート14の他の色に重ね
合わせて転写される。尚、転写シート14に転写されな
かったトナーはクリーナ33で回収され、感光体ドラム
16に残留する電荷は除電器34で除去される。
【0018】上記転写部32は、上記転写ドラム15を
有している。この転写ドラム15の周上における転写シ
ート吸着位置には、転写シート14を転写ドラム15上
に吸着させるための吸着ローラ35を設けている。ま
た、転写ドラム15内における吸着ローラ35に対向す
る位置には、吸着ローラ35をバックアップするための
対向ブラシ36を設けている。また、転写ドラム15内
における上記転写シート吸着位置から回転方向の下流側
の感光体ドラム16に対向する位置には、転写チャージ
ャ37を設けている。さらに、転写ドラム15の外周面
または内周面における転写チャージャ37の下流側に向
かって、転写ドラム15の周面に沿って、投光器と受光
器とで成る上記サイズ検出部としての吸着センサ38,
第1除電器39,シート分離爪40,第2除電器41およ
びクリーナ42を設けている。
有している。この転写ドラム15の周上における転写シ
ート吸着位置には、転写シート14を転写ドラム15上
に吸着させるための吸着ローラ35を設けている。ま
た、転写ドラム15内における吸着ローラ35に対向す
る位置には、吸着ローラ35をバックアップするための
対向ブラシ36を設けている。また、転写ドラム15内
における上記転写シート吸着位置から回転方向の下流側
の感光体ドラム16に対向する位置には、転写チャージ
ャ37を設けている。さらに、転写ドラム15の外周面
または内周面における転写チャージャ37の下流側に向
かって、転写ドラム15の周面に沿って、投光器と受光
器とで成る上記サイズ検出部としての吸着センサ38,
第1除電器39,シート分離爪40,第2除電器41およ
びクリーナ42を設けている。
【0019】上記構成を有する画像転写装置は、上記転
写シート14が厚紙ではない標準紙の場合には次のよう
に動作する。すなわち、上記転写シート14は、上記給
紙部11〜13から供給され、周速T(mm/sec)で回転し
ている転写ドラム15の外周に吸着位置で吸着ローラ3
5によって吸着される。そして、転写ドラム15の回転
によって感光体ドラム16と転写ドラム15との対向部
である転写領域43に送られて、先ず、イエローのトナ
ー像が転写シート14上に転写される。更に、転写ドラ
ム15が一回転する毎に、マゼンダ,シアンおよびブラ
ックのトナー像が転写シート14上に重ねて転写され
る。尚、その場合に、上記転写シート14の先端は、夫
々のトナー像とレジスト調整されて、総てのトナー像が
位置ずれがなく重ねられる。
写シート14が厚紙ではない標準紙の場合には次のよう
に動作する。すなわち、上記転写シート14は、上記給
紙部11〜13から供給され、周速T(mm/sec)で回転し
ている転写ドラム15の外周に吸着位置で吸着ローラ3
5によって吸着される。そして、転写ドラム15の回転
によって感光体ドラム16と転写ドラム15との対向部
である転写領域43に送られて、先ず、イエローのトナ
ー像が転写シート14上に転写される。更に、転写ドラ
ム15が一回転する毎に、マゼンダ,シアンおよびブラ
ックのトナー像が転写シート14上に重ねて転写され
る。尚、その場合に、上記転写シート14の先端は、夫
々のトナー像とレジスト調整されて、総てのトナー像が
位置ずれがなく重ねられる。
【0020】上記イエロー,マゼンダ,シアンおよびブラ
ックの4色のトナー像が重ねられた転写シート14が分
離位置まで搬送されると、転写シート14は、第1除電
器39で除電され、シート分離爪40によって転写ドラ
ム15から分離され、転写ドラム15の周速Tと同速度
で回転している定着ローラ17へ搬送されてトナーが熱
定着され、排紙トレイ18に排出される。このように、
転写シート14が標準紙である場合には、転写ドラム1
5と定着ローラ17とを同じ周速Tで回転させて、転写
ドラム15から送られた転写シート14を弛み無く定着
ローラ17に搬送させる。
ックの4色のトナー像が重ねられた転写シート14が分
離位置まで搬送されると、転写シート14は、第1除電
器39で除電され、シート分離爪40によって転写ドラ
ム15から分離され、転写ドラム15の周速Tと同速度
で回転している定着ローラ17へ搬送されてトナーが熱
定着され、排紙トレイ18に排出される。このように、
転写シート14が標準紙である場合には、転写ドラム1
5と定着ローラ17とを同じ周速Tで回転させて、転写
ドラム15から送られた転写シート14を弛み無く定着
ローラ17に搬送させる。
【0021】一方、上記転写シート14が分離された後
の転写ドラム15は、第2除電器41で電荷が除去さ
れ、クリーナ42で表面の残留物が除去されて、上記吸
着位置に戻る。上述の説明は、上記転写シート14が、
例えばA3のような大サイズの場合、あるいは、指定コ
ピー枚数を表す置数が“1"の場合の説明である。
の転写ドラム15は、第2除電器41で電荷が除去さ
れ、クリーナ42で表面の残留物が除去されて、上記吸
着位置に戻る。上述の説明は、上記転写シート14が、
例えばA3のような大サイズの場合、あるいは、指定コ
ピー枚数を表す置数が“1"の場合の説明である。
【0022】これに対して、上記転写シート14が、例
えばA4以下の小サイズの場合、あるいは、上記置数が
“2"以上の場合には、CPMを上げるために、転写ド
ラム15の半周毎に転写シート14を1枚ずつ吸着させ
る(つまり、転写ドラム15上に転写シート14を2枚
吸着させる)。そして、上記転写ドラム15が1回転す
る毎に同じ色のトナー像を2回転写させて、同時に2枚
の転写画像を得るのである。
えばA4以下の小サイズの場合、あるいは、上記置数が
“2"以上の場合には、CPMを上げるために、転写ド
ラム15の半周毎に転写シート14を1枚ずつ吸着させ
る(つまり、転写ドラム15上に転写シート14を2枚
吸着させる)。そして、上記転写ドラム15が1回転す
る毎に同じ色のトナー像を2回転写させて、同時に2枚
の転写画像を得るのである。
【0023】次に、上記転写シート14が厚紙である場
合における本画像転写装置の動作を説明する。図2は、
本実施の形態における転写部および定着部を示す。以
下、図2(a)〜図2(e)に従って、この発明の特徴である
上記転写シート14が厚紙で小サイズの場合の画像転写
動作について、詳細に説明する。
合における本画像転写装置の動作を説明する。図2は、
本実施の形態における転写部および定着部を示す。以
下、図2(a)〜図2(e)に従って、この発明の特徴である
上記転写シート14が厚紙で小サイズの場合の画像転写
動作について、詳細に説明する。
【0024】図2(a)において、吸着位置で1枚目の転
写シート14aが吸着ローラ35によって転写ドラム1
5に吸着される。そして、感光体ドラム16に対向した
位置まで搬送されて第1色目(イエロー)のトナー像が転
写される。
写シート14aが吸着ローラ35によって転写ドラム1
5に吸着される。そして、感光体ドラム16に対向した
位置まで搬送されて第1色目(イエロー)のトナー像が転
写される。
【0025】その間に、上記転写ドラム15における吸
着ローラ35の下流側に取り付けられている吸着センサ
38からの検出信号によって、吸着ミスを検出すると共
に、転写シート14のサイズを検出する。サイズの検出
は、1例として光が転写シート14によって遮光される
時間によって検出する。ここで、転写シート14によっ
て遮光される時間をt1とし、この時間t1が所定値より
長いか短いかで転写シート14のサイズを判断するので
ある。
着ローラ35の下流側に取り付けられている吸着センサ
38からの検出信号によって、吸着ミスを検出すると共
に、転写シート14のサイズを検出する。サイズの検出
は、1例として光が転写シート14によって遮光される
時間によって検出する。ここで、転写シート14によっ
て遮光される時間をt1とし、この時間t1が所定値より
長いか短いかで転写シート14のサイズを判断するので
ある。
【0026】ここでの説明は、上記転写シート14のサ
イズが小サイズの場合を説明しているのであるから、時
間t1は上記所定値以下である。尚、用紙の厚さ(秤量)
は前以てユーザによって、操作パネルから入力された情
報に基づいて判断する。
イズが小サイズの場合を説明しているのであるから、時
間t1は上記所定値以下である。尚、用紙の厚さ(秤量)
は前以てユーザによって、操作パネルから入力された情
報に基づいて判断する。
【0027】次に、図2(b)に示すように、上記転写ド
ラム15が更に回転されて1枚目の転写シート14aが
搬送され、転写ドラム15が半周した時点で2枚目の転
写シート14bが上記吸着位置で吸着ローラ35によっ
て転写ドラム15に吸着される。そして、上記検出時間
t1と転写ドラム15の周速Tから、転写ドラム15上
に2枚吸着される転写シート14のうちの1枚目の後端
と2枚目の先端との間隔を式(1)によって算出する。 πD/2−t1×T …(1) 但し、D:転写ドラム15の直径 次に、式(1)によって求められた値を式(2)に代入し
て、定着ローラ17の速度Fを求め、定着ローラ17の
速度を速度Fに設定する。 F=t1×T2/(πD/2−t1×T) …(2)
ラム15が更に回転されて1枚目の転写シート14aが
搬送され、転写ドラム15が半周した時点で2枚目の転
写シート14bが上記吸着位置で吸着ローラ35によっ
て転写ドラム15に吸着される。そして、上記検出時間
t1と転写ドラム15の周速Tから、転写ドラム15上
に2枚吸着される転写シート14のうちの1枚目の後端
と2枚目の先端との間隔を式(1)によって算出する。 πD/2−t1×T …(1) 但し、D:転写ドラム15の直径 次に、式(1)によって求められた値を式(2)に代入し
て、定着ローラ17の速度Fを求め、定着ローラ17の
速度を速度Fに設定する。 F=t1×T2/(πD/2−t1×T) …(2)
【0028】そして、図2(c)に示すように、1枚目の
転写シート14aには、順次マゼンダ,シアンおよびブラ
ックのトナー像が重ねて転写される。また、2枚目の転
写シート14bには、イエロー,マゼンダ,シアンおよび
ブラックの4色のトナー像が順次重ねられて転写され、
図2(d)に示す状態に至る。
転写シート14aには、順次マゼンダ,シアンおよびブラ
ックのトナー像が重ねて転写される。また、2枚目の転
写シート14bには、イエロー,マゼンダ,シアンおよび
ブラックの4色のトナー像が順次重ねられて転写され、
図2(d)に示す状態に至る。
【0029】図3は、上記定着ローラ17の周速F(mm/
sec)と定着性との関係を示す。図から分かるように、定
着ローラ17の周速Fが増加するとそれに連れて定着性
が低下する。そこで、各秤量毎に、ある一定以上の定着
性が確保されるように、定着ローラ17の周速Fには上
限値Fcを定めておくのである。そして、上述のように
して求められた周速Fがこの上限値Fcを越える場合に
は大サイズのモード(転写シート14の分離前に転写ド
ラム15を減速するために空回転を行うモード)を選択
するのである。
sec)と定着性との関係を示す。図から分かるように、定
着ローラ17の周速Fが増加するとそれに連れて定着性
が低下する。そこで、各秤量毎に、ある一定以上の定着
性が確保されるように、定着ローラ17の周速Fには上
限値Fcを定めておくのである。そして、上述のように
して求められた周速Fがこの上限値Fcを越える場合に
は大サイズのモード(転写シート14の分離前に転写ド
ラム15を減速するために空回転を行うモード)を選択
するのである。
【0030】一方、上記上限値Fcを越えない場合に
は、図2(d)に示すように、転写ドラム15の回転は減
速されることなく1枚目の転写シート14aが第1除電
器39およびシート分離爪40によって分離される。そ
して、更に転写シート14bも分離され、図2(e)に示す
ように、分離された転写シート14a,14bは定着ロー
ラ17に搬送される。
は、図2(d)に示すように、転写ドラム15の回転は減
速されることなく1枚目の転写シート14aが第1除電
器39およびシート分離爪40によって分離される。そ
して、更に転写シート14bも分離され、図2(e)に示す
ように、分離された転写シート14a,14bは定着ロー
ラ17に搬送される。
【0031】この場合、上記転写シート14は小サイズ
であるから、転写ドラム15の分離位置から定着ローラ
17への転写シート14の受け渡し部において、定着ロ
ーラ17の速度が式(2)で表される周速Fに落とされて
いるにも拘わらず、転写シート14a,14bに殆ど弛み
は生じないのである。また、定着ローラ17の速度がF
に減速されているのでトナー像の定着性が確保される。
一方、転写ドラム15の回転速度は周速Tのままである
ので小サイズの厚紙の通紙性は落ちることがなく、両転
写シート14a,14bは安定して定着ローラ17に搬送
される。
であるから、転写ドラム15の分離位置から定着ローラ
17への転写シート14の受け渡し部において、定着ロ
ーラ17の速度が式(2)で表される周速Fに落とされて
いるにも拘わらず、転写シート14a,14bに殆ど弛み
は生じないのである。また、定着ローラ17の速度がF
に減速されているのでトナー像の定着性が確保される。
一方、転写ドラム15の回転速度は周速Tのままである
ので小サイズの厚紙の通紙性は落ちることがなく、両転
写シート14a,14bは安定して定着ローラ17に搬送
される。
【0032】また、上記転写ドラム15には2枚の転写
シート14a,14bを吸着させて2枚の転写画像を得る
ようにしている。したがって、図2(e)に示すように、
1枚目の転写シート14aが定着ローラ17を通過する
直前に、2枚目の転写シート14bが転写ドラム15か
ら分離されて定着ローラ17へ搬送され、3枚目の転写
シート14cが転写ドラム15に吸着されている。こう
して、CPMの低下は生じないのである。
シート14a,14bを吸着させて2枚の転写画像を得る
ようにしている。したがって、図2(e)に示すように、
1枚目の転写シート14aが定着ローラ17を通過する
直前に、2枚目の転写シート14bが転写ドラム15か
ら分離されて定着ローラ17へ搬送され、3枚目の転写
シート14cが転写ドラム15に吸着されている。こう
して、CPMの低下は生じないのである。
【0033】尚、上記転写シート14が大サイズの厚紙
である場合には、転写ドラム15には1枚の転写シート
14が吸着され、定着ローラ17への転写シート14の
受け渡し時には、転写ドラム15の周速はFに減速され
る。こうして、大サイズの厚紙の通紙性を保つのであ
る。
である場合には、転写ドラム15には1枚の転写シート
14が吸着され、定着ローラ17への転写シート14の
受け渡し時には、転写ドラム15の周速はFに減速され
る。こうして、大サイズの厚紙の通紙性を保つのであ
る。
【0034】図4は、上述のような画像転写動作を指示
するための操作パネルの一例を示す図である。液晶表示
部46には、操作者の入力内容や操作者に対するメッセ
ージ等が表示される。テンキー47からは、上記置数等
が入力指定される。コピー・スタートキー48からは、
上述のような画像転写動作の開始を指示する。用紙モー
ド選択キー49は、押圧される毎に、用紙モードを厚紙
モードと標準紙モードとに順次切り替え設定する。そし
て、厚紙モードが設定されている場合には、厚紙モード
表示LED(発光ダイオード)50が点灯する。
するための操作パネルの一例を示す図である。液晶表示
部46には、操作者の入力内容や操作者に対するメッセ
ージ等が表示される。テンキー47からは、上記置数等
が入力指定される。コピー・スタートキー48からは、
上述のような画像転写動作の開始を指示する。用紙モー
ド選択キー49は、押圧される毎に、用紙モードを厚紙
モードと標準紙モードとに順次切り替え設定する。そし
て、厚紙モードが設定されている場合には、厚紙モード
表示LED(発光ダイオード)50が点灯する。
【0035】上記操作パネル45の用紙モード選択キー
49が操作されて厚紙モードが指定されると共に、吸着
センサ38からの検出信号に基づいて小サイズが判断さ
れると、上述したように、転写ドラム15上に転写シー
ト14を2枚吸着し、定着ローラ17の周速を式(2)で
表される速度Fに設定するのである。
49が操作されて厚紙モードが指定されると共に、吸着
センサ38からの検出信号に基づいて小サイズが判断さ
れると、上述したように、転写ドラム15上に転写シー
ト14を2枚吸着し、定着ローラ17の周速を式(2)で
表される速度Fに設定するのである。
【0036】図5は、上述のような画像転写動作におけ
る転写シート搬送制御処理を行う転写シート搬送制御装
置のブロック図である。上記吸着センサ38からの検出
信号および操作パネル45の用紙モード選択キー49か
らの用紙モード選択信号は転写シート搬送制御部51に
入力される。演算部52は、吸着センサ38からの検出
信号に基づいて転写シート14が吸着センサ38を通過
する時間t1を求める。さらに、時間t1から、式(1),
(2)を用いて定着ローラ17の周速Fを算出する。
る転写シート搬送制御処理を行う転写シート搬送制御装
置のブロック図である。上記吸着センサ38からの検出
信号および操作パネル45の用紙モード選択キー49か
らの用紙モード選択信号は転写シート搬送制御部51に
入力される。演算部52は、吸着センサ38からの検出
信号に基づいて転写シート14が吸着センサ38を通過
する時間t1を求める。さらに、時間t1から、式(1),
(2)を用いて定着ローラ17の周速Fを算出する。
【0037】転写ドラムドライバ53は、転写ドラム1
5を回転させるモータ54を駆動制御する。定着ローラ
ドライバ55は、定着ローラ17を回転させるモータ5
6を駆動制御する。シート分離爪ドライバ57は、シー
ト分離爪40を駆動する。カウンタ58は、転写ドラム
15の回転数をカウントする。メモリ59には、光が転
写シート14によって遮光される時間t1の長短を判定
するための上記所定値t0、および、定着ローラ17の
周速の上限値Fcが格納されている。
5を回転させるモータ54を駆動制御する。定着ローラ
ドライバ55は、定着ローラ17を回転させるモータ5
6を駆動制御する。シート分離爪ドライバ57は、シー
ト分離爪40を駆動する。カウンタ58は、転写ドラム
15の回転数をカウントする。メモリ59には、光が転
写シート14によって遮光される時間t1の長短を判定
するための上記所定値t0、および、定着ローラ17の
周速の上限値Fcが格納されている。
【0038】上記転写シート搬送制御部51は、上記転
写ドラムドライバ53および定着ローラドライバ55を
制御して、転写ドラム15を周速Tで回転させる一方、
定着ローラ17を用紙モード選択キー49からの用紙モ
ード選択信号に基づく用紙モードに応じた周速で回転さ
せる。そして、転写シート14が厚紙であり、演算部5
2によって算出された転写シート14のサイズが上記所
定値t0以下である場合には、転写シート14の受け渡
し時に転写ドラム15の周速を減速しないと判定する。
そして、転写ドラム15の周速を減速せずに転写シート
14を定着ローラ17に渡す。そして、第1除電器39
およびシート分離爪ドライバ57を制御して4色のトナ
ー像が転写された転写シート14を転写ドラム15から
分離させる。
写ドラムドライバ53および定着ローラドライバ55を
制御して、転写ドラム15を周速Tで回転させる一方、
定着ローラ17を用紙モード選択キー49からの用紙モ
ード選択信号に基づく用紙モードに応じた周速で回転さ
せる。そして、転写シート14が厚紙であり、演算部5
2によって算出された転写シート14のサイズが上記所
定値t0以下である場合には、転写シート14の受け渡
し時に転写ドラム15の周速を減速しないと判定する。
そして、転写ドラム15の周速を減速せずに転写シート
14を定着ローラ17に渡す。そして、第1除電器39
およびシート分離爪ドライバ57を制御して4色のトナ
ー像が転写された転写シート14を転写ドラム15から
分離させる。
【0039】図6は、上記転写シート搬送制御部51の
制御の下に行われる1回の画像転写処理中における転写
シートの搬送処理動作のフローチャートである。以下、
図6に従って、転写シート搬送処理動作の手順について
説明する。ステップS1で、上記転写ドラムドライバ5
3が制御されて、転写ドラム15が周速Tで回転され
る。そして、周速Tで回転されている転写ドラム15に
転写シート14が吸着される。ステップS2で、上記用
紙モード選択キー49からの用紙モード選択信号に基づ
いて、厚紙モードが指定されているか否かが判別され
る。その結果、厚紙モードが指定されている場合にはス
テップS3に進み、そうでなければステップS8に進む。
制御の下に行われる1回の画像転写処理中における転写
シートの搬送処理動作のフローチャートである。以下、
図6に従って、転写シート搬送処理動作の手順について
説明する。ステップS1で、上記転写ドラムドライバ5
3が制御されて、転写ドラム15が周速Tで回転され
る。そして、周速Tで回転されている転写ドラム15に
転写シート14が吸着される。ステップS2で、上記用
紙モード選択キー49からの用紙モード選択信号に基づ
いて、厚紙モードが指定されているか否かが判別され
る。その結果、厚紙モードが指定されている場合にはス
テップS3に進み、そうでなければステップS8に進む。
【0040】ステップS3で、上記演算部52によっ
て、転写ドラム15が回転して最初の1色のトナー像が
転写されている間に、吸着センサ38からの検出信号に
基づいて、例えば転写シート14が吸着センサ38を通
過する間のクロック数をカウントすることによって、転
写シート14が吸着センサ38を通過する時間t1が検
出される。ステップS4で、上記演算部52によって、
時間t1に基づいて式(1),(2)を用いて定着ローラ17
の減速時の周速Fが算出される。ステップS5で、上記
定着ローラドライバ55が制御されて、定着ローラ17
が周速F(<T)で回転される。
て、転写ドラム15が回転して最初の1色のトナー像が
転写されている間に、吸着センサ38からの検出信号に
基づいて、例えば転写シート14が吸着センサ38を通
過する間のクロック数をカウントすることによって、転
写シート14が吸着センサ38を通過する時間t1が検
出される。ステップS4で、上記演算部52によって、
時間t1に基づいて式(1),(2)を用いて定着ローラ17
の減速時の周速Fが算出される。ステップS5で、上記
定着ローラドライバ55が制御されて、定着ローラ17
が周速F(<T)で回転される。
【0041】ステップS6で、上記演算部52によって
得られた時間t1が、メモリ59に格納されている所定
値t0以下であるか否かが判別される。その結果、t0以
下であればステップS7に進み、t0より大きければステ
ップS9に進む。
得られた時間t1が、メモリ59に格納されている所定
値t0以下であるか否かが判別される。その結果、t0以
下であればステップS7に進み、t0より大きければステ
ップS9に進む。
【0042】ステップS7で、上記設定された定着ロー
ラ17の周速Fは、メモリ59に格納された上限値Fc
より小さいか否かが判別される。その結果、上限値Fc
よ小さい場合にはステップS12に進み、上限値Fc以上
である場合にはステップS9に進む。ステップS8で、上
記定着ローラドライバ55が制御されて、定着ローラ1
7が周速T(=転写ドラム15と同じ周速)で回転され
る。そうした後に、ステップS12に進む。
ラ17の周速Fは、メモリ59に格納された上限値Fc
より小さいか否かが判別される。その結果、上限値Fc
よ小さい場合にはステップS12に進み、上限値Fc以上
である場合にはステップS9に進む。ステップS8で、上
記定着ローラドライバ55が制御されて、定着ローラ1
7が周速T(=転写ドラム15と同じ周速)で回転され
る。そうした後に、ステップS12に進む。
【0043】ステップS9で、例えば上記カウンタ58
のカウント値に基づいて、4色のトナー像の転写が終了
したと判別されるとステップS10に進む。ステップS10
で、上記転写ドラムドライバ53が制御されて、転写ド
ラム15の周速がFに減速される。ステップS11で、上
記転写ドラム15が上記周速Fで1回転したと判別され
ると、ステップS13に進む。
のカウント値に基づいて、4色のトナー像の転写が終了
したと判別されるとステップS10に進む。ステップS10
で、上記転写ドラムドライバ53が制御されて、転写ド
ラム15の周速がFに減速される。ステップS11で、上
記転写ドラム15が上記周速Fで1回転したと判別され
ると、ステップS13に進む。
【0044】ステップS12で、上述のようにして、4色
のトナー像の転写が終了したと判別されるとステップS
13に進む。ステップS13で、上記第1除電器39および
シート分離爪ドライバ57が制御されて、4色のトナー
像が転写された転写シート14が転写ドラム15から分
離される。そうした後、転写シート搬送処理動作を終了
する。
のトナー像の転写が終了したと判別されるとステップS
13に進む。ステップS13で、上記第1除電器39および
シート分離爪ドライバ57が制御されて、4色のトナー
像が転写された転写シート14が転写ドラム15から分
離される。そうした後、転写シート搬送処理動作を終了
する。
【0045】尚、上述の転写シート搬送処理動作の説明
においては省略しているが、上記ステップS6において
時間t1が所定値t0以下であると判別された場合には、
転写シート14のサイズは小サイズであるから転写ドラ
ム15が1回転する間にもう1枚の転写シート14が吸
着される。
においては省略しているが、上記ステップS6において
時間t1が所定値t0以下であると判別された場合には、
転写シート14のサイズは小サイズであるから転写ドラ
ム15が1回転する間にもう1枚の転写シート14が吸
着される。
【0046】以上のように、本実施の形態においては、
上記転写ドラム15の内外における上記吸着位置の下流
側には投光器と受光器とで成る吸着センサ38を設け
る。そして、転写シート搬送制御部51は、操作パネル
45の用紙モード選択キー49から厚紙モードが指定さ
れている場合には、演算部52を制御して、吸着センサ
38からの検出信号に基づく転写シート14が遮光され
る時間t1を用いて、定着ローラ17の周速F(<T=転
写ドラム15の周速)を算出させる。そして、定着ロー
ラ17を周速Fで回転させる。
上記転写ドラム15の内外における上記吸着位置の下流
側には投光器と受光器とで成る吸着センサ38を設け
る。そして、転写シート搬送制御部51は、操作パネル
45の用紙モード選択キー49から厚紙モードが指定さ
れている場合には、演算部52を制御して、吸着センサ
38からの検出信号に基づく転写シート14が遮光され
る時間t1を用いて、定着ローラ17の周速F(<T=転
写ドラム15の周速)を算出させる。そして、定着ロー
ラ17を周速Fで回転させる。
【0047】そうした後、上記時間t1に基づいて転写
シート14のサイズを判定する。そして、転写シート1
4が大サイズの場合には、転写シート14の定着ローラ
17への受け渡し時に、転写ドラム15の周速をFに減
速して1回転空回転させるようにしている。このよう
に、上記転写シート14が厚紙で大サイズである場合に
は、転写ドラム5の周速をFに落として、受け渡し部に
おける転写シートの弛みやジャムの発生を防止する。
シート14のサイズを判定する。そして、転写シート1
4が大サイズの場合には、転写シート14の定着ローラ
17への受け渡し時に、転写ドラム15の周速をFに減
速して1回転空回転させるようにしている。このよう
に、上記転写シート14が厚紙で大サイズである場合に
は、転写ドラム5の周速をFに落として、受け渡し部に
おける転写シートの弛みやジャムの発生を防止する。
【0048】一方、上記転写シート14が小サイズの場
合には、転写シート14の定着ローラ17への受け渡し
時に、転写ドラム15の周速はTのまま減速せず、した
がって空回転もせずに転写シート14を分離するように
している。このように、転写シート14が厚紙で小サイ
ズである場合には、転写ドラム5の周速をFに落さずに
高い通紙性を保ち、転写シート14を安定して定着ロー
ラ17に搬送する。その場合に、転写シート14は小サ
イズであるから、定着ローラ17の速度がFに落ちてい
るにも拘わらず殆ど弛みは生じない。また、転写ドラム
15の周速を減速しないので高いCPMを保つことがで
きるのである。
合には、転写シート14の定着ローラ17への受け渡し
時に、転写ドラム15の周速はTのまま減速せず、した
がって空回転もせずに転写シート14を分離するように
している。このように、転写シート14が厚紙で小サイ
ズである場合には、転写ドラム5の周速をFに落さずに
高い通紙性を保ち、転写シート14を安定して定着ロー
ラ17に搬送する。その場合に、転写シート14は小サ
イズであるから、定着ローラ17の速度がFに落ちてい
るにも拘わらず殆ど弛みは生じない。また、転写ドラム
15の周速を減速しないので高いCPMを保つことがで
きるのである。
【0049】図7は、上記転写シート14が小サイズの
厚紙である場合の本実施の形態と従来例との転写サイク
ルの比較図である。図7(a)は本実施の形態の場合を示
しており、厚紙モードであるから定着ローラ17の周速
は転写ドラム15の周速Tよりも遅いFに設定されてい
る。しかしながら、転写シート14の受け渡し時に転写
ドラム15は減速しないので、4色のトナー像が転写さ
れた後は直ちに次の転写シート14の吸着動作に移行
し、転写ドラム15の次の回転で第1色(イエロー:Y)
のトナー像が転写される。つまり、転写ドラム15の各
回転毎に何れかの色のトナー像が転写されることにな
り、高いCPMが得られるのである。
厚紙である場合の本実施の形態と従来例との転写サイク
ルの比較図である。図7(a)は本実施の形態の場合を示
しており、厚紙モードであるから定着ローラ17の周速
は転写ドラム15の周速Tよりも遅いFに設定されてい
る。しかしながら、転写シート14の受け渡し時に転写
ドラム15は減速しないので、4色のトナー像が転写さ
れた後は直ちに次の転写シート14の吸着動作に移行
し、転写ドラム15の次の回転で第1色(イエロー:Y)
のトナー像が転写される。つまり、転写ドラム15の各
回転毎に何れかの色のトナー像が転写されることにな
り、高いCPMが得られるのである。
【0050】これに対して、従来の場合には、図7(b)
に示すように、転写シート14の受け渡し時に転写ドラ
ム15の周速をFまで減速するので、転写ドラム15の
減速時,受け渡し時および転写ドラム15の増速時の夫
々に1回転の合計3回の空回転を必要とし、CPMが大
幅に低下してしまうのである。
に示すように、転写シート14の受け渡し時に転写ドラ
ム15の周速をFまで減速するので、転写ドラム15の
減速時,受け渡し時および転写ドラム15の増速時の夫
々に1回転の合計3回の空回転を必要とし、CPMが大
幅に低下してしまうのである。
【0051】尚、上記実施の形態においては、上記吸着
センサ38を投光器と受光器とで構成しているが、反射
型のセンサであっても差し支えない。
センサ38を投光器と受光器とで構成しているが、反射
型のセンサであっても差し支えない。
【0052】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の画像転写装置は、転写材の厚さを表す厚さ情報
を指定する厚さ情報指定部と、上記転写材のサイズを検
出するサイズ検出部を有して、上記転写材の厚さが所定
厚さ以上であり、且つ、上記転写材のサイズが所定サイ
ズ以下である場合には、転写材搬送制御部によって、上
記転写部の転写材搬送速度を所定速度に保つ一方、定着
ローラの周速を上記転写部の転写材搬送速度よりも遅い
速度に設定するので、葉書のように小サイズの厚紙であ
って腰の強い転写材の上記定着ローラへの突入時の通紙
安定性を保つと共に、CPMの低下を防止できる。さら
に、その場合の上記定着ローラの周速は上記転写部の転
写材搬送速度よりも遅い速度に設定されているので、上
記転写材に転写された可視画像の安定性を維持できる。
る発明の画像転写装置は、転写材の厚さを表す厚さ情報
を指定する厚さ情報指定部と、上記転写材のサイズを検
出するサイズ検出部を有して、上記転写材の厚さが所定
厚さ以上であり、且つ、上記転写材のサイズが所定サイ
ズ以下である場合には、転写材搬送制御部によって、上
記転写部の転写材搬送速度を所定速度に保つ一方、定着
ローラの周速を上記転写部の転写材搬送速度よりも遅い
速度に設定するので、葉書のように小サイズの厚紙であ
って腰の強い転写材の上記定着ローラへの突入時の通紙
安定性を保つと共に、CPMの低下を防止できる。さら
に、その場合の上記定着ローラの周速は上記転写部の転
写材搬送速度よりも遅い速度に設定されているので、上
記転写材に転写された可視画像の安定性を維持できる。
【0053】また、請求項2に係る発明の画像転写装置
は、厚さ情報指定部によって指定された転写材の厚さが
所定厚さ以上であって、且つ、サイズ検出部からの検出
信号に基づく上記転写材のサイズが所定サイズ以下であ
る場合には、転写材搬送制御部によって、定着ローラの
周速を演算部で算出された転写部の転写材搬送速度より
も遅い速度に設定すると共に、上記転写材の受け渡し時
における上記転写部の上記転写材搬送速度を減速しない
ので、葉書のように小サイズの厚紙であって腰の強い転
写材の場合の上記定着部への突入時の通紙安定性を最適
に保つと共に、CPMの低下を防止でき、上記転写材に
転写された可視画像の安定性を維持できる。
は、厚さ情報指定部によって指定された転写材の厚さが
所定厚さ以上であって、且つ、サイズ検出部からの検出
信号に基づく上記転写材のサイズが所定サイズ以下であ
る場合には、転写材搬送制御部によって、定着ローラの
周速を演算部で算出された転写部の転写材搬送速度より
も遅い速度に設定すると共に、上記転写材の受け渡し時
における上記転写部の上記転写材搬送速度を減速しない
ので、葉書のように小サイズの厚紙であって腰の強い転
写材の場合の上記定着部への突入時の通紙安定性を最適
に保つと共に、CPMの低下を防止でき、上記転写材に
転写された可視画像の安定性を維持できる。
【0054】さらに、上記指定された厚さ情報に基づく
上記転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって、且つ、
上記転写材のサイズが上記所定サイズより大きい場合に
は、上記転写材搬送制御部によって、上記定着ローラの
周速を上記演算部で算出された周速に設定すると共に、
上記転写材の受け渡し時における上記転写部の上記転写
材搬送速度を所定速度から上記定着ローラの周速に減速
するので、上記転写材が大サイズの厚紙である場合の上
記定着部への受け渡し部における通紙安定性を最適に保
つことができ、上記転写材の弛みやジャムの発生を防止
できる。
上記転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって、且つ、
上記転写材のサイズが上記所定サイズより大きい場合に
は、上記転写材搬送制御部によって、上記定着ローラの
周速を上記演算部で算出された周速に設定すると共に、
上記転写材の受け渡し時における上記転写部の上記転写
材搬送速度を所定速度から上記定着ローラの周速に減速
するので、上記転写材が大サイズの厚紙である場合の上
記定着部への受け渡し部における通紙安定性を最適に保
つことができ、上記転写材の弛みやジャムの発生を防止
できる。
【図1】この発明の画像転写装置における縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示す画像転写装置による小サイズの厚紙
に対する画像転写動作を示す図である。
に対する画像転写動作を示す図である。
【図3】定着ローラの周速と定着性との関係を示す図で
ある。
ある。
【図4】操作パネルの一例を示す図である。
【図5】転写シート搬送制御装置のブロック図である。
【図6】図5における転写シート搬送制御部によって行
われる転写シート搬送制御処理動作のフローチャートで
ある。
われる転写シート搬送制御処理動作のフローチャートで
ある。
【図7】転写シートが小サイズの厚紙である場合の本実
施の形態と従来例との転写サイクルの比較図である。
施の形態と従来例との転写サイクルの比較図である。
【図8】従来の複写機の基本構造を示す図である。
14…転写シート、 15…転写ドラ
ム、16…感光体ドラム、 17…定着ロ
ーラ、35…吸着ローラ、 38…吸着
センサ、40…シート分離爪、 45…操
作パネル、49…用紙モード選択キー、 51…
転写シート搬送制御部、52…演算部、
53…転写ドラムドライバ、55…定着ローラド
ライバ、 57…シート分離爪ドライバ、59…
メモリ。
ム、16…感光体ドラム、 17…定着ロ
ーラ、35…吸着ローラ、 38…吸着
センサ、40…シート分離爪、 45…操
作パネル、49…用紙モード選択キー、 51…
転写シート搬送制御部、52…演算部、
53…転写ドラムドライバ、55…定着ローラド
ライバ、 57…シート分離爪ドライバ、59…
メモリ。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の画像形成プロセスによって表面に
可視画像が形成される像担持体と、転写材を保持して所
定速度で搬送すると共に、上記転写材に上記像担持体上
の可視画像を転写させる転写部を有する画像転写装置に
おいて、 上記転写材の厚さを表す厚さ情報を指定する厚さ情報指
定部と、 上記転写部に保持されている上記転写材のサイズを検出
して検出信号を出力するサイズ検出部と、 上記転写材の厚さが所定厚さ以上であり、且つ、上記転
写材のサイズが所定サイズ以下である場合には、上記転
写部の転写材搬送速度を所定速度に保つ一方、定着ロー
ラの周速を上記転写部の転写材搬送速度よりも遅い速度
に設定する転写材搬送制御部を備えたことを特徴とする
画像転写装置。 - 【請求項2】 所定の画像形成プロセスによって表面に
可視画像が形成される像担持体と、転写材を保持して所
定速度で搬送すると共に、上記転写材に上記像担持体上
の可視画像を転写させる転写部を有する画像転写装置に
おいて、 上記転写材の厚さを表す厚さ情報を指定する厚さ情報指
定部と、 上記転写部に保持されている上記転写材のサイズを検出
して、検出信号を出力するサイズ検出部と、 上記可視画像が転写された転写材を上記転写部から受け
取って搬送する定着ローラを有して、上記転写材に転写
された画像を定着する定着部と、 上記転写材の厚さが所定の厚さ以上である場合の上記定
着ローラの周速を、上記転写部の転写材搬送速度よりも
遅い速度に成るように算出する演算部と、 上記厚さ情報指定部によって指定された厚さ情報に基づ
く上記転写材の厚さが上記所定厚さ以上であって、且
つ、上記サイズ検出部からの検出信号に基づく上記転写
材のサイズが所定サイズより大きい場合には、上記定着
ローラの周速を上記演算部で算出された周速に設定する
と共に、上記転写部から定着部への上記転写材の受け渡
し時における上記転写部による上記転写材の搬送速度を
上記所定速度から上記定着ローラの周速まで減速する一
方、上記指定された転写材の厚さが上記所定厚さ以上で
あって、且つ、上記転写材のサイズが上記所定サイズ以
下である場合には、上記定着ローラの周速を上記演算部
で算出された周速に設定すると共に、上記転写材の受け
渡し時における上記転写部の上記搬送速度を減速しない
ように、上記転写材の搬送速度を制御する転写材搬送制
御部を備えたことを特徴とする画像転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19122597A JPH1138818A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 画像転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19122597A JPH1138818A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 画像転写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138818A true JPH1138818A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16270984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19122597A Pending JPH1138818A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 画像転写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150100849A (ko) | 2013-03-21 | 2015-09-02 | 구로사키 하리마 코포레이션 | 내화물 및 주조용 노즐 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP19122597A patent/JPH1138818A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150100849A (ko) | 2013-03-21 | 2015-09-02 | 구로사키 하리마 코포레이션 | 내화물 및 주조용 노즐 |
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