JPH1138627A - ポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents
ポジ型フォトレジスト組成物Info
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- JPH1138627A JPH1138627A JP9194590A JP19459097A JPH1138627A JP H1138627 A JPH1138627 A JP H1138627A JP 9194590 A JP9194590 A JP 9194590A JP 19459097 A JP19459097 A JP 19459097A JP H1138627 A JPH1138627 A JP H1138627A
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- JP
- Japan
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- group
- acid
- carbon atoms
- compound
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高い解像力を有し、定在波の発生及びノッチ
ングの発生を防止することができるポジ型感光性組成物
を提供する。 【解決手段】 酸の作用により分解し、アルカリ現像液
中での溶解度を増大させる基を有する樹脂、活性光線ま
たは放射線の照射により酸を発生する化合物、及び特定
の構造の化合物例えば下記の化合物を含有するポジ型フ
ォトレジスト組成物。
ングの発生を防止することができるポジ型感光性組成物
を提供する。 【解決手段】 酸の作用により分解し、アルカリ現像液
中での溶解度を増大させる基を有する樹脂、活性光線ま
たは放射線の照射により酸を発生する化合物、及び特定
の構造の化合物例えば下記の化合物を含有するポジ型フ
ォトレジスト組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷板やIC
等の半導体製造工程、液晶、サーマルヘッド等の回路基
板の製造、更にその他のフォトファブリケーション工程
に使用されるポジ型フォトレジスト組成物に関するもの
である。
等の半導体製造工程、液晶、サーマルヘッド等の回路基
板の製造、更にその他のフォトファブリケーション工程
に使用されるポジ型フォトレジスト組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】平版印刷板やIC等の半導体製造工程、
液晶、サーマルヘッド等の回路基板の製造、更にその他
のフォトファブリケーション工程に使用される感光性組
成物としては、種々の組成物があり、一般的にフォトレ
ジスト感光性組成物が使用され、それは大きく分けると
ポジ型とネガ型の2種ある。ポジ型フォトレジスト組成
物としては、一般にアルカリ可溶性樹脂と感光物として
のナフトキノンジアジド化合物とを含む組成物が用いら
れている。例えば、「ノボラック型フェノール樹脂/ナ
フトキノンジアジド置換化合物」として米国特許第3,66
6,473号、米国特許第4,115,128号及び米国特許第4,173,
470号等に、また最も典型的な組成物として「クレゾー
ル−ホルムアルデヒドより成るノボラック樹脂/トリヒ
ドロキシベンゾフェノン−1,2−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステル」の例がトンプソン「イントロダ
クション・トゥー・マイクロリソグラフィー」(L.F.Th
ompson「Introduction to Microlithography」)(AC
S出版、No.2,19号、p112〜121)に記載
されている。このような基本的にノボラック樹脂とキノ
ンジアジド化合物から成るポジ型フォトレジストは、ノ
ボラック樹脂がプラズマエッチングに対して高い耐性を
与え、ナフトキノンジアジド化合物は溶解阻止剤として
作用する。そして、ナフトキノンジアジドは光照射を受
けるとカルボン酸を生じることにより溶解阻止能を失
い、ノボラック樹脂のアルカリ溶解度を高めるという特
性を持つ。
液晶、サーマルヘッド等の回路基板の製造、更にその他
のフォトファブリケーション工程に使用される感光性組
成物としては、種々の組成物があり、一般的にフォトレ
ジスト感光性組成物が使用され、それは大きく分けると
ポジ型とネガ型の2種ある。ポジ型フォトレジスト組成
物としては、一般にアルカリ可溶性樹脂と感光物として
のナフトキノンジアジド化合物とを含む組成物が用いら
れている。例えば、「ノボラック型フェノール樹脂/ナ
フトキノンジアジド置換化合物」として米国特許第3,66
6,473号、米国特許第4,115,128号及び米国特許第4,173,
470号等に、また最も典型的な組成物として「クレゾー
ル−ホルムアルデヒドより成るノボラック樹脂/トリヒ
ドロキシベンゾフェノン−1,2−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステル」の例がトンプソン「イントロダ
クション・トゥー・マイクロリソグラフィー」(L.F.Th
ompson「Introduction to Microlithography」)(AC
S出版、No.2,19号、p112〜121)に記載
されている。このような基本的にノボラック樹脂とキノ
ンジアジド化合物から成るポジ型フォトレジストは、ノ
ボラック樹脂がプラズマエッチングに対して高い耐性を
与え、ナフトキノンジアジド化合物は溶解阻止剤として
作用する。そして、ナフトキノンジアジドは光照射を受
けるとカルボン酸を生じることにより溶解阻止能を失
い、ノボラック樹脂のアルカリ溶解度を高めるという特
性を持つ。
【0003】これまで、かかる観点からノボラック樹脂
とナフトキノンジアジド系感光物を含有する数多くのポ
ジ型フォトレジストが開発、実用化され、0.8μm〜
2μm程度までの線幅加工に於いては十分な成果をおさ
めてきた。しかし、集積回路はその集積度を益々高めて
おり、超LSIなどの半導体基板の製造に於いてはハー
フミクロン以下の線幅から成る超微細パターンの加工が
必要とされるようになってきた。この必要な解像力を達
成するためにフォトリソグラフィーに用いられる露光装
置の使用波長は益々短波化し、今では、遠紫外光やエキ
シマレーザー光(XeCl、KrF、ArFなど)が検
討されるまでになってきている。従来のノボラックとナ
フトキノンジアジド化合物から成るレジストを遠紫外光
やエキシマレーザー光を用いたリソグラフィーのパター
ン形成に用いると、ノボラック及びナフトキノンジアジ
ドの遠紫外領域に於ける吸収が強いために光がレジスト
底部まで到達しにくくなり、低感度でテーパーのついた
パターンしか得られない。
とナフトキノンジアジド系感光物を含有する数多くのポ
ジ型フォトレジストが開発、実用化され、0.8μm〜
2μm程度までの線幅加工に於いては十分な成果をおさ
めてきた。しかし、集積回路はその集積度を益々高めて
おり、超LSIなどの半導体基板の製造に於いてはハー
フミクロン以下の線幅から成る超微細パターンの加工が
必要とされるようになってきた。この必要な解像力を達
成するためにフォトリソグラフィーに用いられる露光装
置の使用波長は益々短波化し、今では、遠紫外光やエキ
シマレーザー光(XeCl、KrF、ArFなど)が検
討されるまでになってきている。従来のノボラックとナ
フトキノンジアジド化合物から成るレジストを遠紫外光
やエキシマレーザー光を用いたリソグラフィーのパター
ン形成に用いると、ノボラック及びナフトキノンジアジ
ドの遠紫外領域に於ける吸収が強いために光がレジスト
底部まで到達しにくくなり、低感度でテーパーのついた
パターンしか得られない。
【0004】このような問題を解決する手段の一つが、
米国特許第4,491,628号、欧州特許第249,139号等に記載
されている化学増幅系レジスト組成物である。化学増幅
系ポジ型レジスト組成物は、遠紫外光などの放射線の照
射により露光部に酸を生成させ、この酸を触媒とする反
応によって、活性放射線の照射部と非照射部の現像液に
対する溶解性を変化させパターンを基板上に形成させる
パターン形成材料である。
米国特許第4,491,628号、欧州特許第249,139号等に記載
されている化学増幅系レジスト組成物である。化学増幅
系ポジ型レジスト組成物は、遠紫外光などの放射線の照
射により露光部に酸を生成させ、この酸を触媒とする反
応によって、活性放射線の照射部と非照射部の現像液に
対する溶解性を変化させパターンを基板上に形成させる
パターン形成材料である。
【0005】このような例として、光分解により酸を発
生する化合物と、アセタールまたはO,N−アセタール
化合物との組合せ(特開昭48−89003号)、オル
トエステル又はアミドアセタール化合物との組合せ(特
開昭51−120714号)、主鎖にアセタール又はケ
タール基を有するポリマーとの組合せ(特開昭53−1
33429号)、エノールエーテル化合物との組合せ
(特開昭55−12995号)、N−アシルイミノ炭酸
化合物化合物との組合せ(特開昭55−126236
号)、主鎖にオルトエステル基を有するポリマーとの組
合せ(特開昭56−17345号)、第3級アルキルエ
ステル化合物との組合せ(特開昭60−3625号)、
シリルエステル化合物との組合せ(特開昭60−102
47号)、及びシリルエーテル化合物との組合せ(特開
昭60−37549号、特開昭60−121446号)
等を挙げることができる。これらは原理的に量子収率が
1を越えるため、高い感光性を示す。
生する化合物と、アセタールまたはO,N−アセタール
化合物との組合せ(特開昭48−89003号)、オル
トエステル又はアミドアセタール化合物との組合せ(特
開昭51−120714号)、主鎖にアセタール又はケ
タール基を有するポリマーとの組合せ(特開昭53−1
33429号)、エノールエーテル化合物との組合せ
(特開昭55−12995号)、N−アシルイミノ炭酸
化合物化合物との組合せ(特開昭55−126236
号)、主鎖にオルトエステル基を有するポリマーとの組
合せ(特開昭56−17345号)、第3級アルキルエ
ステル化合物との組合せ(特開昭60−3625号)、
シリルエステル化合物との組合せ(特開昭60−102
47号)、及びシリルエーテル化合物との組合せ(特開
昭60−37549号、特開昭60−121446号)
等を挙げることができる。これらは原理的に量子収率が
1を越えるため、高い感光性を示す。
【0006】同様に、室温経時下では安定であるが、酸
存在下加熱することにより分解し、アルカリ可溶化する
系として、例えば、特開昭59−45439号、特開昭
60−3625号、特開昭62−229242号、特開
昭63−27829号、特開昭63−36240号、特
開昭63−250642号、Polym.Eng.Sce.,23巻、101
2頁(1983);ACS.Sym.242巻、11頁(1984);Semicond
uctor World 1987年、11月号、91頁;Macromolecules,2
1巻、1475頁(1988);SPIE,920巻、42頁(1988)等に
記載されている露光により酸を発生する化合物と、第3
級又は2級炭素(例えばt-ブチル、2-シクロヘキセニ
ル)のエステル又は炭酸エステル化合物との組合せ系が
挙げられる。これらの系も高感度を有し、且つナフトキ
ノンジアジド/ノボラツク樹脂系と比べて、Deep-UV領
域での吸収が小さいことから、前記の光源短波長化に有
効な系となり得る。
存在下加熱することにより分解し、アルカリ可溶化する
系として、例えば、特開昭59−45439号、特開昭
60−3625号、特開昭62−229242号、特開
昭63−27829号、特開昭63−36240号、特
開昭63−250642号、Polym.Eng.Sce.,23巻、101
2頁(1983);ACS.Sym.242巻、11頁(1984);Semicond
uctor World 1987年、11月号、91頁;Macromolecules,2
1巻、1475頁(1988);SPIE,920巻、42頁(1988)等に
記載されている露光により酸を発生する化合物と、第3
級又は2級炭素(例えばt-ブチル、2-シクロヘキセニ
ル)のエステル又は炭酸エステル化合物との組合せ系が
挙げられる。これらの系も高感度を有し、且つナフトキ
ノンジアジド/ノボラツク樹脂系と比べて、Deep-UV領
域での吸収が小さいことから、前記の光源短波長化に有
効な系となり得る。
【0007】上記ポジ型化学増幅レジストは、アルカリ
可溶性樹脂、放射線露光によつて酸を発生する化合物
(光酸発生剤)、及び酸分解性基を有しアルカリ可溶性
樹脂に対する溶解阻止化合物から成る3成分系と、酸と
の反応により分解しアルカリ可溶となる基を有する樹脂
と光酸発生剤からなる2成分系に大別できる。これら2
成分系あるいは3成分系のポジ型化学増幅レジストにお
いては、露光により光酸発生剤からの酸を介在させて、
熱処理後現像してレジストパターンを得るものである。
可溶性樹脂、放射線露光によつて酸を発生する化合物
(光酸発生剤)、及び酸分解性基を有しアルカリ可溶性
樹脂に対する溶解阻止化合物から成る3成分系と、酸と
の反応により分解しアルカリ可溶となる基を有する樹脂
と光酸発生剤からなる2成分系に大別できる。これら2
成分系あるいは3成分系のポジ型化学増幅レジストにお
いては、露光により光酸発生剤からの酸を介在させて、
熱処理後現像してレジストパターンを得るものである。
【0008】しかし、光源が短波長化するに従い基板か
らの反射が強くなるため、このような化学増幅系ポジ型
レジストにおいても、露光時の基板からの反射光による
定在波(得られたパターン側壁が波形になる)の発生が
問題となっている。また、段差を有する基板上にレジス
トパターンを形成すると、基板の段差の側面からの反射
光に基づくノッチングが該レジストパターンに生成する
問題も依然として残っている。ここで、上記ノッチング
について、図1及び図2に基づき、若干説明する。図1
は、基板上に形成されたレジストパターン1と基板の段
差部分2との位置関係を模式的に示す平面図である。図
2は、図1のレジストパターン1及び段差部分2を破線
aで切断したときの断面を模式的に示す断面図である。
図2において、レジストパターン1の弧4と破線3によ
り囲まれている凹部領域5が段差部分2の存在のために
生起する。この現象をノッチングという。
らの反射が強くなるため、このような化学増幅系ポジ型
レジストにおいても、露光時の基板からの反射光による
定在波(得られたパターン側壁が波形になる)の発生が
問題となっている。また、段差を有する基板上にレジス
トパターンを形成すると、基板の段差の側面からの反射
光に基づくノッチングが該レジストパターンに生成する
問題も依然として残っている。ここで、上記ノッチング
について、図1及び図2に基づき、若干説明する。図1
は、基板上に形成されたレジストパターン1と基板の段
差部分2との位置関係を模式的に示す平面図である。図
2は、図1のレジストパターン1及び段差部分2を破線
aで切断したときの断面を模式的に示す断面図である。
図2において、レジストパターン1の弧4と破線3によ
り囲まれている凹部領域5が段差部分2の存在のために
生起する。この現象をノッチングという。
【0009】特開平8−262721号公報には、上記
2成分系においてサリチル酸等の芳香族カルボン酸を添
加することが記載されているが、やはり上記定在波の発
生及びノッチングの発生の防止の点では不十分であっ
た。
2成分系においてサリチル酸等の芳香族カルボン酸を添
加することが記載されているが、やはり上記定在波の発
生及びノッチングの発生の防止の点では不十分であっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、高い解像力を有し、定在波の発生及びノッチングの
発生を防止することができるポジ型感光性組成物を提供
することである。
は、高い解像力を有し、定在波の発生及びノッチングの
発生を防止することができるポジ型感光性組成物を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記諸特
性に留意し鋭意検討した結果、本発明の目的が、下記組
成の化学増幅系のポジ型フォトレジスト組成物を用いる
ことで達成されることを見いだした。即ち、本発明は、
下記構成である。 (1)(a)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中
での溶解度を増大させる基を有する樹脂、(b)活性光
線または放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(c)下記一般式(I)で示される化合物、を含有する
ことを特徴とするポジ型フォトレジスト組成物。
性に留意し鋭意検討した結果、本発明の目的が、下記組
成の化学増幅系のポジ型フォトレジスト組成物を用いる
ことで達成されることを見いだした。即ち、本発明は、
下記構成である。 (1)(a)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中
での溶解度を増大させる基を有する樹脂、(b)活性光
線または放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(c)下記一般式(I)で示される化合物、を含有する
ことを特徴とするポジ型フォトレジスト組成物。
【0012】
【化3】
【0013】上記式(I)中、R1 〜R4 は同一あるい
は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換さ
れていてもよい炭素数1〜6個のアルキル基、置換され
ていてもよい炭素数6〜10個のアリール基、−C(=
O)−R9 、−O−R10、−S−R11又は−NR
12R13、を表す。但し、R1 とR2 あるいはR3 とR4
は、互いに−C(=O)R−、−C(=O)OR−、−
C(=O)OC(=O)−、−C(=O)N(R’)−
RC(=O)−(ここで、Rは単結合もしくは、置換さ
れていてもよい、炭素数1〜4個のアルキレン基又はフ
ェニレン基を表し、R’は水素原子、メチル基又はエチ
ル基を表す。)で連結して環を形成してもよい。R1 〜
R4 のうち少なくとも一つは、−C(=O)−R9を表
す。R9 は、水素原子、水酸基、置換されていてもよい
炭素数1〜4個のアルキル基、置換されていてもよい炭
素数6〜14個のアリール基、−NR12R13又は−O−
R14を表す。
は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換さ
れていてもよい炭素数1〜6個のアルキル基、置換され
ていてもよい炭素数6〜10個のアリール基、−C(=
O)−R9 、−O−R10、−S−R11又は−NR
12R13、を表す。但し、R1 とR2 あるいはR3 とR4
は、互いに−C(=O)R−、−C(=O)OR−、−
C(=O)OC(=O)−、−C(=O)N(R’)−
RC(=O)−(ここで、Rは単結合もしくは、置換さ
れていてもよい、炭素数1〜4個のアルキレン基又はフ
ェニレン基を表し、R’は水素原子、メチル基又はエチ
ル基を表す。)で連結して環を形成してもよい。R1 〜
R4 のうち少なくとも一つは、−C(=O)−R9を表
す。R9 は、水素原子、水酸基、置換されていてもよい
炭素数1〜4個のアルキル基、置換されていてもよい炭
素数6〜14個のアリール基、−NR12R13又は−O−
R14を表す。
【0014】R14は置換されていてもよい炭素数1〜5
個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素数6〜
14個のアリール基を表す。R5 〜R8 は、同一あるい
は異なって、水素原子、水酸基、置換されていてもよい
炭素数1〜6個のアルキル基、置換されていてもよい炭
素数6〜14個のアリール基又は−O−R15を表す。R
10〜R13、R15は、同一あるいは異なって、水素原子、
炭素数1〜5個のアルキル基、−C(=O)OR16、−
C(R17)(R18)−OR19、−CH2 C(=O)OR
16、−C(=O)−CH2 C(=O)OR16(ここで、
R16、R19は各々炭素数1〜5個のアルキル基を表し、
R17、R18は各々炭素数1〜3個のアルキル基を表
す。)を表す。
個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素数6〜
14個のアリール基を表す。R5 〜R8 は、同一あるい
は異なって、水素原子、水酸基、置換されていてもよい
炭素数1〜6個のアルキル基、置換されていてもよい炭
素数6〜14個のアリール基又は−O−R15を表す。R
10〜R13、R15は、同一あるいは異なって、水素原子、
炭素数1〜5個のアルキル基、−C(=O)OR16、−
C(R17)(R18)−OR19、−CH2 C(=O)OR
16、−C(=O)−CH2 C(=O)OR16(ここで、
R16、R19は各々炭素数1〜5個のアルキル基を表し、
R17、R18は各々炭素数1〜3個のアルキル基を表
す。)を表す。
【0015】(2)(d)酸の作用により分解し、アル
カリ現像液中での溶解度を増大させる基を有する、分子
量3000以下の低分子酸分解性溶解阻止化合物を含有
する前記(1)に記載のポジ型フォトレジスト組成物。
カリ現像液中での溶解度を増大させる基を有する、分子
量3000以下の低分子酸分解性溶解阻止化合物を含有
する前記(1)に記載のポジ型フォトレジスト組成物。
【0016】(3) 上記(a)酸の作用により分解
し、アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基を有す
る樹脂が、下記一般式(II)で表される繰り返し構造単
位及び一般式(III)で表される繰り返し構造単位を含む
樹脂である前記(1)又は(2)に記載のポジ型フォト
レジスト組成物。
し、アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基を有す
る樹脂が、下記一般式(II)で表される繰り返し構造単
位及び一般式(III)で表される繰り返し構造単位を含む
樹脂である前記(1)又は(2)に記載のポジ型フォト
レジスト組成物。
【0017】
【化4】
【0018】上記一般式(II)中、R37は、水素原子、置
換されていてもよい直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1
〜20個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素
数7〜15個のアラルキル基を表わす。Aは、置換され
ていてもよい直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1〜20
個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素数7〜
15個のアラルキル基を表わす。但し、AとR37は、互
いに結合して、これらが結合している炭素原子及び酸素
原子を含んで5または6員環を形成していてもよい。
換されていてもよい直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1
〜20個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素
数7〜15個のアラルキル基を表わす。Aは、置換され
ていてもよい直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1〜20
個のアルキル基、又は置換されていてもよい炭素数7〜
15個のアラルキル基を表わす。但し、AとR37は、互
いに結合して、これらが結合している炭素原子及び酸素
原子を含んで5または6員環を形成していてもよい。
【0019】(4) (b) 活性光線、又は放射線の照
射により酸を発生する化合物、(c)前記(1)に記載
の一般式(I)で示される化合物、(d)酸の作用によ
り分解し、アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基
を有する、分子量3000以下の低分子酸分解性溶解阻
止化合物、及び(e)水に不溶でアルカリ現像液に可溶
な樹脂、を含有することを特徴とするポジ型フォトレジ
スト組成物。
射により酸を発生する化合物、(c)前記(1)に記載
の一般式(I)で示される化合物、(d)酸の作用によ
り分解し、アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基
を有する、分子量3000以下の低分子酸分解性溶解阻
止化合物、及び(e)水に不溶でアルカリ現像液に可溶
な樹脂、を含有することを特徴とするポジ型フォトレジ
スト組成物。
【0020】上記のような構成のポジ型フォトレジスト
組成物を用いてパターニングした場合、基板からの反射
の影響を低減できるため、定在波が防止でき、レジスト
パターンの線幅の変動が減少する。また、段差基板上に
レジストパターンを形成しても、ノッチングが発生しな
い。しかも化学増幅系ポジ型レジストの本来の利点はそ
のまま生かされている。従って、本発明のポジ型フォト
レジスト組成物から、高感度で、解像力の高い優れたレ
ジストパターンが得られる。
組成物を用いてパターニングした場合、基板からの反射
の影響を低減できるため、定在波が防止でき、レジスト
パターンの線幅の変動が減少する。また、段差基板上に
レジストパターンを形成しても、ノッチングが発生しな
い。しかも化学増幅系ポジ型レジストの本来の利点はそ
のまま生かされている。従って、本発明のポジ型フォト
レジスト組成物から、高感度で、解像力の高い優れたレ
ジストパターンが得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に使用する化合物に
ついて詳細に説明する。 〔I〕(c)一般式(I)で表される化合物 一般式(I)中R1〜R4、及びR5 〜R8 における置換
されていてもよい炭素数1〜6個、好ましくは1〜4個
のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル
基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基等を挙げることができる。R1 〜R4 におけるハロ
ゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子等を挙げることができる。
ついて詳細に説明する。 〔I〕(c)一般式(I)で表される化合物 一般式(I)中R1〜R4、及びR5 〜R8 における置換
されていてもよい炭素数1〜6個、好ましくは1〜4個
のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル
基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基等を挙げることができる。R1 〜R4 におけるハロ
ゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子等を挙げることができる。
【0022】上記R9、R14の置換されていてもよいア
ルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル基、
シクロペンチル基等を挙げることができる。これらのア
ルキル基の好ましい置換基としては、アルコキシ基、水
酸基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アシ
ル基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基があげられ
る。
ルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル基、
シクロペンチル基等を挙げることができる。これらのア
ルキル基の好ましい置換基としては、アルコキシ基、水
酸基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アシ
ル基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基があげられ
る。
【0023】一般式(I)において、アリール基の具体
例としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基等
を挙げることができる。これらのアリール基の好ましい
置換基としては、アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原
子、ニトロ基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニル
アミノ基があげられる。
例としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基等
を挙げることができる。これらのアリール基の好ましい
置換基としては、アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原
子、ニトロ基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニル
アミノ基があげられる。
【0024】−O−R10、−S−R11及び−NR12R13
で示される基中のR10〜R13、及びR15、R16、、R19
における炭素数1〜5個のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、
t−ペンチル基、シクロペンチル基等を挙げることがで
きる。R17、R18の炭素数1〜3個のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
等を挙げることができる。
で示される基中のR10〜R13、及びR15、R16、、R19
における炭素数1〜5個のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、
t−ペンチル基、シクロペンチル基等を挙げることがで
きる。R17、R18の炭素数1〜3個のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
等を挙げることができる。
【0025】Rにおける炭素数1〜4個のアルキレン基
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イ
ソプロピレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基等を
挙げることができる。Rにおけるアルキレン基又はフェ
ニレン基の更なる置換基としては、アルコキシ基、水酸
基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アシルアミノ
基、スルホニルアミノ基等があげられる。
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イ
ソプロピレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基等を
挙げることができる。Rにおけるアルキレン基又はフェ
ニレン基の更なる置換基としては、アルコキシ基、水酸
基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アシルアミノ
基、スルホニルアミノ基等があげられる。
【0026】R1 とR2 あるいはR3 とR4 は、互いに
−C(=O)R−、−C(=O)OR−、−C(=O)
OC(=O)−、−C(=O)N(R’)−RC(=
O)−(ここで、Rは置換されていてもよい、炭素数1
〜4個のアルキレン基又はフェニレン基を表し、R’は
水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)で連結して
環を形成してもよい。
−C(=O)R−、−C(=O)OR−、−C(=O)
OC(=O)−、−C(=O)N(R’)−RC(=
O)−(ここで、Rは置換されていてもよい、炭素数1
〜4個のアルキレン基又はフェニレン基を表し、R’は
水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)で連結して
環を形成してもよい。
【0027】上記一般式(I)において、R1 〜R4 の
少なくとも1つは、−C(=O)−R9で示される基で
ある。また、その置換基に隣接する炭素のいずれか一方
に、水酸基が置換された化合物が更に好ましい。
少なくとも1つは、−C(=O)−R9で示される基で
ある。また、その置換基に隣接する炭素のいずれか一方
に、水酸基が置換された化合物が更に好ましい。
【0028】上記一般式(I)で示される化合物の好ま
しい具体例としては、下記のものを挙げることができ
る。
しい具体例としては、下記のものを挙げることができ
る。
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】上記一般式(I)で表される化合物の本発
明の組成物中に占める割合は、固形分換算で、0.1〜
20重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10重
量%であり、更に好ましくは、0.5〜7重量%であ
る。
明の組成物中に占める割合は、固形分換算で、0.1〜
20重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10重
量%であり、更に好ましくは、0.5〜7重量%であ
る。
【0033】〔II〕(b)光酸発生剤化合物 本発明で使用される(b)活性光線または放射線の照射に
より分解して酸を発生する化合物(光酸発生剤化合物)
としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合
の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマ
イクロレジスト等に使用されている公知の光(400〜
200nmの紫外線、遠紫外線、特に好ましくは、g
線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光)、ArF
エキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオン
ビームにより酸を発生する化合物およびそれらの混合物
を適宜に選択して使用することができる。
より分解して酸を発生する化合物(光酸発生剤化合物)
としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合
の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマ
イクロレジスト等に使用されている公知の光(400〜
200nmの紫外線、遠紫外線、特に好ましくは、g
線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光)、ArF
エキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオン
ビームにより酸を発生する化合物およびそれらの混合物
を適宜に選択して使用することができる。
【0034】また、その他の本発明に用いられる活性光
線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として
は、たとえば S.I.Schlesinger,Photogr.Sci.Eng.,18,3
87(1974)、T.S.Bal etal,Polymer,21,423(1980)等に記
載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069,055号、同4,06
9,056号、同 Re 27,992号、特願平3-140,140号等に記載
のアンモニウム塩、D.C.Necker etal,Macromolecules,1
7,2468(1984)、C.S.Wenetal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing
ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988)、米国特許第4,069,055
号、同4,069,056号等に記載のホスホニウム塩、J.V.Cri
vello etal,Macromorecules,10(6),1307(1977) 、Chem.
&Eng.News,Nov.28,p31(1988)、欧州特許第104,143 号、
米国特許第339,049号、同第410,201号、特開平2-150,84
8号、特開平2-296,514 号等に記載のヨードニウム塩、
J.V.Crivello etal,Polymer J.17,73(1985)、J.V.Crive
llo etal.J.Org.Chem.,43,3055(1978)、W.R.Watt eta
l,J.Polymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,22,1789(1984)、
J.V.Crivello etal,Polymer Bull.,14,279(1985)、J.V.
Crivello etal,Macromorecules,14(5),1141(1981)、J.
V.Crivello etal,J.PolymerSci.,Polymer Chem.Ed.,17,
2877(1979)、欧州特許第370,693 号、同3,902,114号同2
33,567号、同297,443号、同297,442号、米国特許第4,93
3,377号、同161,811号、同410,201号、同339,049号、同
4,760,013号、同4,734,444号、同2,833,827号、獨国特
許第2,904,626号、同3,604,580号、同3,604,581号等に
記載のスルホニウム塩、J.V.Crivello etal,Macromorec
ules,10(6),1307(1977)、J.V.Crivello etal,J.Polymer
Sci.,Polymer Chem.Ed., 17,1047(1979)等に記載のセレ
ノニウム塩、C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing
ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988)等に記載のアルソニウム塩
等のオニウム塩、米国特許第3,905,815号、特公昭46-46
05号、特開昭48-36281号、特開昭55-32070号、特開昭60
-239736号、特開昭61-169835号、特開昭61-169837号、
特開昭62-58241号、特開昭62-212401号、特開昭63-7024
3号、特開昭63-298339号等に記載の有機ハロゲン化合
物、K.Meier et al,J.Rad.Curing,13(4),26(1986) 、T.
P.Gill et al,Inorg.Chem.,19,3007(1980)、D.Astruc,A
cc.Chem.Res.,19(12),377(1896)、特開平2-161445号等
に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、S.Hayase eta
l,J.Polymer Sci.,25,753(1987)、E.Reichmanis etal,J.
Pholymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,23,1(1985)、Q.Q.Zhu
etal,J.Photochem.,36,85,39,317(1987)、 B.Amit etal,
TetrahedronLett.,(24)2205(1973)、D.H.R.Barton etal,
J.Chem Soc.,3571(1965)、P.M.Collins etal, J.Chem.So
C.,Perkin I,1695(1975)、M.Rudinstein etal,Tetrahedr
on Lett.,(17),1445(1975)、J.W.Walker etalJ.Am.Chem.
Soc.,110,7170(1988)、S.C.Busman etal,J.Imaging Tech
nol.,11(4),191(1985)、H.M.Houlihan etal,Macormolecu
les,21,2001(1988)、 P.M.Collins etal,J.Chem.Soc.,Ch
em.Commun.,532(1972)、S.Hayase etal,Macromolecules,
18,1799(1985)、E.Reichmanis etal,J.Electrochem.So
c.,Solid State Sci.Technol.,130(6)、F.M.Houlihan et
al,Macromolcules,21,2001(1988)、欧州特許第0290,750
号、同046,083号、同156,535号、同271,851号、同0,38
8,343号、 米国特許第3,901,710号、同4,181,531号、特
開昭60-198538号、特開昭53-133022号等に記載の0−ニ
トロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、M.TUNOOKA
etal,Polymer Preprints Japan,35(8)、G.Berner etal,
J.Rad.Curing,13(4)、 W.J.Mijs etal,Coating Techno
l.,55(697),45(1983),Akzo、H.Adachi etal,Polymer Pr
eprints,Japan,37(3)、 欧州特許第0199,672号、同84515
号、同199,672号、同044,115号、同0101,122号、米国特
許第618,564号、同4,371,605号、同4,431,774 号、特開
昭64-18143号、特開平2-245756号、特願平3-140109号等
に記載のイミノスルフォネ−ト等に代表される光分解し
てスルホン酸を発生する化合物、特開昭61-166544号等
に記載のジスルホン化合物を挙げることができる。
線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として
は、たとえば S.I.Schlesinger,Photogr.Sci.Eng.,18,3
87(1974)、T.S.Bal etal,Polymer,21,423(1980)等に記
載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069,055号、同4,06
9,056号、同 Re 27,992号、特願平3-140,140号等に記載
のアンモニウム塩、D.C.Necker etal,Macromolecules,1
7,2468(1984)、C.S.Wenetal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing
ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988)、米国特許第4,069,055
号、同4,069,056号等に記載のホスホニウム塩、J.V.Cri
vello etal,Macromorecules,10(6),1307(1977) 、Chem.
&Eng.News,Nov.28,p31(1988)、欧州特許第104,143 号、
米国特許第339,049号、同第410,201号、特開平2-150,84
8号、特開平2-296,514 号等に記載のヨードニウム塩、
J.V.Crivello etal,Polymer J.17,73(1985)、J.V.Crive
llo etal.J.Org.Chem.,43,3055(1978)、W.R.Watt eta
l,J.Polymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,22,1789(1984)、
J.V.Crivello etal,Polymer Bull.,14,279(1985)、J.V.
Crivello etal,Macromorecules,14(5),1141(1981)、J.
V.Crivello etal,J.PolymerSci.,Polymer Chem.Ed.,17,
2877(1979)、欧州特許第370,693 号、同3,902,114号同2
33,567号、同297,443号、同297,442号、米国特許第4,93
3,377号、同161,811号、同410,201号、同339,049号、同
4,760,013号、同4,734,444号、同2,833,827号、獨国特
許第2,904,626号、同3,604,580号、同3,604,581号等に
記載のスルホニウム塩、J.V.Crivello etal,Macromorec
ules,10(6),1307(1977)、J.V.Crivello etal,J.Polymer
Sci.,Polymer Chem.Ed., 17,1047(1979)等に記載のセレ
ノニウム塩、C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing
ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988)等に記載のアルソニウム塩
等のオニウム塩、米国特許第3,905,815号、特公昭46-46
05号、特開昭48-36281号、特開昭55-32070号、特開昭60
-239736号、特開昭61-169835号、特開昭61-169837号、
特開昭62-58241号、特開昭62-212401号、特開昭63-7024
3号、特開昭63-298339号等に記載の有機ハロゲン化合
物、K.Meier et al,J.Rad.Curing,13(4),26(1986) 、T.
P.Gill et al,Inorg.Chem.,19,3007(1980)、D.Astruc,A
cc.Chem.Res.,19(12),377(1896)、特開平2-161445号等
に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、S.Hayase eta
l,J.Polymer Sci.,25,753(1987)、E.Reichmanis etal,J.
Pholymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,23,1(1985)、Q.Q.Zhu
etal,J.Photochem.,36,85,39,317(1987)、 B.Amit etal,
TetrahedronLett.,(24)2205(1973)、D.H.R.Barton etal,
J.Chem Soc.,3571(1965)、P.M.Collins etal, J.Chem.So
C.,Perkin I,1695(1975)、M.Rudinstein etal,Tetrahedr
on Lett.,(17),1445(1975)、J.W.Walker etalJ.Am.Chem.
Soc.,110,7170(1988)、S.C.Busman etal,J.Imaging Tech
nol.,11(4),191(1985)、H.M.Houlihan etal,Macormolecu
les,21,2001(1988)、 P.M.Collins etal,J.Chem.Soc.,Ch
em.Commun.,532(1972)、S.Hayase etal,Macromolecules,
18,1799(1985)、E.Reichmanis etal,J.Electrochem.So
c.,Solid State Sci.Technol.,130(6)、F.M.Houlihan et
al,Macromolcules,21,2001(1988)、欧州特許第0290,750
号、同046,083号、同156,535号、同271,851号、同0,38
8,343号、 米国特許第3,901,710号、同4,181,531号、特
開昭60-198538号、特開昭53-133022号等に記載の0−ニ
トロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、M.TUNOOKA
etal,Polymer Preprints Japan,35(8)、G.Berner etal,
J.Rad.Curing,13(4)、 W.J.Mijs etal,Coating Techno
l.,55(697),45(1983),Akzo、H.Adachi etal,Polymer Pr
eprints,Japan,37(3)、 欧州特許第0199,672号、同84515
号、同199,672号、同044,115号、同0101,122号、米国特
許第618,564号、同4,371,605号、同4,431,774 号、特開
昭64-18143号、特開平2-245756号、特願平3-140109号等
に記載のイミノスルフォネ−ト等に代表される光分解し
てスルホン酸を発生する化合物、特開昭61-166544号等
に記載のジスルホン化合物を挙げることができる。
【0035】また、これらの光により酸を発生する基、
あるいは化合物をポリマーの主鎖または側鎖に導入した
化合物、たとえば、M.E.Woodhouse etal,J.Am.Chem.So
c.,104,5586(1982)、S.P.Pappas etal,J.Imaging Sc
i.,30(5),218(1986)、S.Kondoetal,Makromol.Chem.,Rap
id Commun.,9,625(1988)、Y.Yamadaetal,Makromol.Che
m.,152,153,163(1972)、J.V.Crivello etal,J.PolymerS
ci.,Polymer Chem.Ed.,17,3845(1979)、米国特許第3,84
9,137号、獨国特許第3914407、特開昭63-26653号、特開
昭55-164824号、特開昭62-69263号、特開昭63-146038
、特開昭63-163452号、特開昭62-153853号、特開昭63-
146029号等に記載の化合物を用いることができる。
あるいは化合物をポリマーの主鎖または側鎖に導入した
化合物、たとえば、M.E.Woodhouse etal,J.Am.Chem.So
c.,104,5586(1982)、S.P.Pappas etal,J.Imaging Sc
i.,30(5),218(1986)、S.Kondoetal,Makromol.Chem.,Rap
id Commun.,9,625(1988)、Y.Yamadaetal,Makromol.Che
m.,152,153,163(1972)、J.V.Crivello etal,J.PolymerS
ci.,Polymer Chem.Ed.,17,3845(1979)、米国特許第3,84
9,137号、獨国特許第3914407、特開昭63-26653号、特開
昭55-164824号、特開昭62-69263号、特開昭63-146038
、特開昭63-163452号、特開昭62-153853号、特開昭63-
146029号等に記載の化合物を用いることができる。
【0036】さらにV.N.R.Pillai,Synthesis,(1),1(198
0)、A.Abad etal,Tetrahedron Lett.,(47)4555(1971)、
D.H.R.Barton etal,J.Chem.Soc.,(C),329(1970)、米国
特許第3,779,778号、欧州特許第126,712号等に記載の光
により酸を発生する化合物も使用することができる。
0)、A.Abad etal,Tetrahedron Lett.,(47)4555(1971)、
D.H.R.Barton etal,J.Chem.Soc.,(C),329(1970)、米国
特許第3,779,778号、欧州特許第126,712号等に記載の光
により酸を発生する化合物も使用することができる。
【0037】上記活性光線または放射線の照射により分
解して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられ
るものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体または一般式(PA
G2)で表されるS−トリアジン誘導体。
解して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられ
るものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体または一般式(PA
G2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0038】
【化8】
【0039】式中、R201 は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202 は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
を示す。Yは塩素原子または臭素原子を示す。具体的に
は以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定さ
れるものではない。
ール基、アルケニル基、R202 は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
を示す。Yは塩素原子または臭素原子を示す。具体的に
は以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定さ
れるものではない。
【0040】
【化9】
【0041】
【化10】
【0042】
【化11】
【0043】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、または一般式(PAG4)で表され
るスルホニウム塩。
るヨードニウム塩、または一般式(PAG4)で表され
るスルホニウム塩。
【0044】
【化12】
【0045】ここで式Ar1、Ar2は、各々独立、に置
換もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基
としては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メル
カプト基およびハロゲン原子が挙げられる。
換もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基
としては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メル
カプト基およびハロゲン原子が挙げられる。
【0046】R203 、R204 、R205 は、各々独立に、
置換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。
好ましくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜
8のアルキル基およびそれらの置換誘導体である。好ま
しい置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜
8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、シクロ
アルキル基、ニトロ基、カルボキシル基、メルカプト
基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子であり、アルキル
基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ基、カルボキシ
ル基、アルコシキカルボニル基である。
置換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。
好ましくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜
8のアルキル基およびそれらの置換誘導体である。好ま
しい置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜
8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、シクロ
アルキル基、ニトロ基、カルボキシル基、メルカプト
基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子であり、アルキル
基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ基、カルボキシ
ル基、アルコシキカルボニル基である。
【0047】Z-は対アニオンを示し、例えばBF4 -、
AsF6 -、PF6 -、SbF6-、SiF6 2-、ClO4 -、
CF3SO3 -等のパーフルオロアルカンスルホン酸アニ
オン、ペンタフルオロベンゼンスルホン酸アニオン、ナ
フタレン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香族
スルホン酸アニオン、アントラキノンスルホン酸アニオ
ン、スルホン酸基含有染料等を挙げることができるがこ
れらに限定されるものではない。
AsF6 -、PF6 -、SbF6-、SiF6 2-、ClO4 -、
CF3SO3 -等のパーフルオロアルカンスルホン酸アニ
オン、ペンタフルオロベンゼンスルホン酸アニオン、ナ
フタレン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香族
スルホン酸アニオン、アントラキノンスルホン酸アニオ
ン、スルホン酸基含有染料等を挙げることができるがこ
れらに限定されるものではない。
【0048】またR203 、R204 、R205 のうちの2つ
が、あるいはAr1とAr2Yとが、それぞれの単結合ま
たは置換基を介して結合していてもよい。
が、あるいはAr1とAr2Yとが、それぞれの単結合ま
たは置換基を介して結合していてもよい。
【0049】また、露光後加熱処理までの経時での性能
変化(T−Top形成、線幅変化等)が少ないような光
酸発生剤が好ましい。そのような光酸発生剤としては例
えば、上記一般式(PAG3)、(PAG4)におい
て、Ar1 、Ar2 、R203 〜R205 が置換あるいは未
置換のアリール基を表し、Z- が、光の照射により酸と
して発生したときにレジスト膜中で拡散性が比較的小さ
いものである。具体的には、Z- が、分岐状又は環状の
炭素数8個以上のアルキル基又はアルコキシ基の群の中
から選ばれる基を少なくとも1個有するか、直鎖状、分
岐状又は環状の炭素数4〜7個のアルキル基又はアルコ
キシ基の群の中から選ばれる基を少なくとも2個有する
か、もしくは直鎖状又は分岐状の炭素数1〜3個のアル
キル基又はアルコキシ基の群の中から選ばれる基を少く
とも3個有するベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホ
ン酸又はアントラセンスルホン酸のアニオンを示す。
変化(T−Top形成、線幅変化等)が少ないような光
酸発生剤が好ましい。そのような光酸発生剤としては例
えば、上記一般式(PAG3)、(PAG4)におい
て、Ar1 、Ar2 、R203 〜R205 が置換あるいは未
置換のアリール基を表し、Z- が、光の照射により酸と
して発生したときにレジスト膜中で拡散性が比較的小さ
いものである。具体的には、Z- が、分岐状又は環状の
炭素数8個以上のアルキル基又はアルコキシ基の群の中
から選ばれる基を少なくとも1個有するか、直鎖状、分
岐状又は環状の炭素数4〜7個のアルキル基又はアルコ
キシ基の群の中から選ばれる基を少なくとも2個有する
か、もしくは直鎖状又は分岐状の炭素数1〜3個のアル
キル基又はアルコキシ基の群の中から選ばれる基を少く
とも3個有するベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホ
ン酸又はアントラセンスルホン酸のアニオンを示す。
【0050】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
れるが、これらに限定されるものではない。
【0051】
【化13】
【0052】
【化14】
【0053】
【化15】
【0054】
【化16】
【0055】
【化17】
【0056】
【化18】
【0057】
【化19】
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】
【化23】
【0062】
【化24】
【0063】
【化25】
【0064】
【化26】
【0065】
【化27】
【0066】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Knapczyk
etal,J.Am.Chem.Soc.,91,145(1969)、A.L.Maycok eta
l, J.Org.Chem.,35,2532,(1970)、E.Goethas etal ,Bul
l.Soc.Chem.Belg.,73,546,(1964) 、H.M.Leicester、J.A
me.Chem.Soc.,51,3587(1929)、J.V.Crivello etal,J.Po
lym.Chem.Ed.,18,2677(1980)、米国特許第2,807,648 号
および同4,247,473号、特開昭53-101,331号等に記載の
方法により合成することができる。
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Knapczyk
etal,J.Am.Chem.Soc.,91,145(1969)、A.L.Maycok eta
l, J.Org.Chem.,35,2532,(1970)、E.Goethas etal ,Bul
l.Soc.Chem.Belg.,73,546,(1964) 、H.M.Leicester、J.A
me.Chem.Soc.,51,3587(1929)、J.V.Crivello etal,J.Po
lym.Chem.Ed.,18,2677(1980)、米国特許第2,807,648 号
および同4,247,473号、特開昭53-101,331号等に記載の
方法により合成することができる。
【0067】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体または一般式(PAG6)で表される
イミノスルホネート誘導体。
ジスルホン誘導体または一般式(PAG6)で表される
イミノスルホネート誘導体。
【0068】
【化28】
【0069】式中、Ar3、Ar4は、同一又は異なっ
て、置換もしくは未置換のアリール基を示す。R206 は
置換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。
Aは置換もしくは未置換のアルキレン基、アルケニレン
基、アリーレン基を示す。具体例としては以下に示す化
合物が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
て、置換もしくは未置換のアリール基を示す。R206 は
置換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。
Aは置換もしくは未置換のアルキレン基、アルケニレン
基、アリーレン基を示す。具体例としては以下に示す化
合物が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0070】
【化29】
【0071】
【化30】
【0072】
【化31】
【0073】
【化32】
【0074】
【化33】
【0075】本発明において、活性光線又は放射線の照
射により酸を発生する(b)光酸発生剤化合物が、オニ
ウム塩、ジスルホン、4位DNQスルホン酸エステル、
トリアジン化合物であることが好ましい。
射により酸を発生する(b)光酸発生剤化合物が、オニ
ウム塩、ジスルホン、4位DNQスルホン酸エステル、
トリアジン化合物であることが好ましい。
【0076】これらの活性光線または放射線の照射によ
り分解して酸を発生する(b)光酸発生剤は、固形分換
算で、組成物中に通常0.001〜40重量%、好まし
くは0.01〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5
重量%占めるように使用される。活性光線または放射線
の照射により分解して酸を発生する化合物の添加量
(b)が、0.001重量%より少ないと感度が低くな
り、また添加量が40重量%より多いとレジストの光吸
収が高くなりすぎ、プロファイルの悪化や、プロセス
(特にベーク)マージンが狭くなり好ましくない。
り分解して酸を発生する(b)光酸発生剤は、固形分換
算で、組成物中に通常0.001〜40重量%、好まし
くは0.01〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5
重量%占めるように使用される。活性光線または放射線
の照射により分解して酸を発生する化合物の添加量
(b)が、0.001重量%より少ないと感度が低くな
り、また添加量が40重量%より多いとレジストの光吸
収が高くなりすぎ、プロファイルの悪化や、プロセス
(特にベーク)マージンが狭くなり好ましくない。
【0077】〔III〕(a)酸の作用により分解し、
アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基を有する樹
脂 本発明における化学増幅型ポジ型フォトレジスト組成物
において用いられる酸により分解し、アルカリ現像液中
での溶解性を増大させる基(酸で分解しうる基ともい
う)を有する樹脂は、酸で分解し得る基を、樹脂の主
鎖、側鎖、又は主鎖及び側鎖の両方に、有することがで
きる。この内、酸で分解し得る基を側鎖に有する樹脂が
より好ましい。上記酸で分解し得る基として好ましい基
は、−COOA0又は−O−B0で示される基である。更
にこれらの基を含む基として、−R0−COOA0、又は
−Ar−O−B0で示される基を挙げることができる。こ
こで、A0は、−C(R01)(R02)(R03)、−Si
(R01)(R02)(R03)又は−C(R04)(R05)−
O−R06で示される基を表す。B0 は、A0又は−CO
−O−A0で示される基を表す(R0、R01〜R06、及び
Arは後述のものと同義)。
アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基を有する樹
脂 本発明における化学増幅型ポジ型フォトレジスト組成物
において用いられる酸により分解し、アルカリ現像液中
での溶解性を増大させる基(酸で分解しうる基ともい
う)を有する樹脂は、酸で分解し得る基を、樹脂の主
鎖、側鎖、又は主鎖及び側鎖の両方に、有することがで
きる。この内、酸で分解し得る基を側鎖に有する樹脂が
より好ましい。上記酸で分解し得る基として好ましい基
は、−COOA0又は−O−B0で示される基である。更
にこれらの基を含む基として、−R0−COOA0、又は
−Ar−O−B0で示される基を挙げることができる。こ
こで、A0は、−C(R01)(R02)(R03)、−Si
(R01)(R02)(R03)又は−C(R04)(R05)−
O−R06で示される基を表す。B0 は、A0又は−CO
−O−A0で示される基を表す(R0、R01〜R06、及び
Arは後述のものと同義)。
【0078】酸で分解しうる基は、好ましくは、シリル
エーテル基、クミルエステル基、アセタール基、テトラ
ヒドロピラニルエーテル基、エノールエーテル基、エノ
ールエステル基、第3級アルキルエーテル基、第3級ア
ルキルエステル基、第3級アルキルカーボネート基等で
ある。更に好ましくは、第3級アルキルエステル基、第
3級アルキルカーボネート基、クミルエステル基、アセ
タール基、テトラヒドロピラニルエーテル基である。特
に好ましくはアセタール基である。
エーテル基、クミルエステル基、アセタール基、テトラ
ヒドロピラニルエーテル基、エノールエーテル基、エノ
ールエステル基、第3級アルキルエーテル基、第3級ア
ルキルエステル基、第3級アルキルカーボネート基等で
ある。更に好ましくは、第3級アルキルエステル基、第
3級アルキルカーボネート基、クミルエステル基、アセ
タール基、テトラヒドロピラニルエーテル基である。特
に好ましくはアセタール基である。
【0079】次に、これら酸で分解し得る基が側鎖とし
て結合している場合、該基が結合する前の母体樹脂は、
側鎖に−OH又は−COOH、好ましくは−R0−CO
OH又は−Ar−OH、で示される基を有するアルカリ
可溶性樹脂であり、例えば、後述するアルカリ可溶性樹
脂を好ましく挙げることができる。
て結合している場合、該基が結合する前の母体樹脂は、
側鎖に−OH又は−COOH、好ましくは−R0−CO
OH又は−Ar−OH、で示される基を有するアルカリ
可溶性樹脂であり、例えば、後述するアルカリ可溶性樹
脂を好ましく挙げることができる。
【0080】上記母体樹脂としてのアルカリ可溶性樹脂
のアルカリ溶解速度は、0.261Nテトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイド(TMAH)で測定(23
℃)して170A/秒以上のものが好ましい。特に好ま
しくは330A/秒以上のものである(ここでAはオン
グストローム)。また、矩形プロファイルを達成する点
から遠紫外光やエキシマレーザー光に対する透過率が高
いアルカリ可溶性樹脂が好ましい。即ち、1μm厚の膜
の透過率が、248nmの光で測定して、20〜90%
の範囲にあるアルカリ可溶性樹脂が好ましい。このよう
な観点から、特に好ましいアルカリ可溶性樹脂は、o
−,m−,p−ポリ(ヒドロキシスチレン)及びこれら
の共重合体、水素化ポリ(ヒドロキシスチレン)、ハロ
ゲンもしくはアルキル置換ポリ(ヒドロキシスチレ
ン)、ポリ(ヒドロキシスチレン)の一部がO−アルキ
ル化されたものもしくはO−アシル化されたもの、スチ
レン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレ
ン−ヒドロキシスチレン共重合体及び水素化ノボラック
樹脂である。
のアルカリ溶解速度は、0.261Nテトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイド(TMAH)で測定(23
℃)して170A/秒以上のものが好ましい。特に好ま
しくは330A/秒以上のものである(ここでAはオン
グストローム)。また、矩形プロファイルを達成する点
から遠紫外光やエキシマレーザー光に対する透過率が高
いアルカリ可溶性樹脂が好ましい。即ち、1μm厚の膜
の透過率が、248nmの光で測定して、20〜90%
の範囲にあるアルカリ可溶性樹脂が好ましい。このよう
な観点から、特に好ましいアルカリ可溶性樹脂は、o
−,m−,p−ポリ(ヒドロキシスチレン)及びこれら
の共重合体、水素化ポリ(ヒドロキシスチレン)、ハロ
ゲンもしくはアルキル置換ポリ(ヒドロキシスチレ
ン)、ポリ(ヒドロキシスチレン)の一部がO−アルキ
ル化されたものもしくはO−アシル化されたもの、スチ
レン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレ
ン−ヒドロキシスチレン共重合体及び水素化ノボラック
樹脂である。
【0081】本発明に用いられる酸で分解し得る基を有
する樹脂は、欧州特許254853号、特開平2−25
850号、同3−223860号、同4−251259
号等に開示されているように、アルカリ可溶性樹脂に酸
で分解し得る基の前駆体を反応させる、もしくは、酸で
分解し得る基の結合したアルカリ可溶性樹脂モノマーを
種々のモノマーと共重合して得ることができる。
する樹脂は、欧州特許254853号、特開平2−25
850号、同3−223860号、同4−251259
号等に開示されているように、アルカリ可溶性樹脂に酸
で分解し得る基の前駆体を反応させる、もしくは、酸で
分解し得る基の結合したアルカリ可溶性樹脂モノマーを
種々のモノマーと共重合して得ることができる。
【0082】本発明に使用される酸により分解し得る基
を有する樹脂の具体例を以下に示すが、本発明がこれら
に限定されるものではない。
を有する樹脂の具体例を以下に示すが、本発明がこれら
に限定されるものではない。
【0083】
【化34】
【0084】
【化35】
【0085】
【化36】
【0086】
【化37】
【0087】酸で分解し得る基の含有率は、樹脂中の酸
で分解し得る基の数(B)と酸で分解し得る基で保護され
ていないアルカリ可溶性基の数(S)に基づいて、B/
(B+S)で表される。含有率は好ましくは0.01〜
0.7、より好ましくは0.05〜0.50、更に好ま
しくは0.10〜0.50である。B/(B+S)>
0.7ではPEB後の膜収縮、基板への密着不良やスカ
ムの原因となり好ましくない。一方、B/(B+S)<
0.01では、パターン側壁に顕著に定在波が残ること
があるので好ましくない。
で分解し得る基の数(B)と酸で分解し得る基で保護され
ていないアルカリ可溶性基の数(S)に基づいて、B/
(B+S)で表される。含有率は好ましくは0.01〜
0.7、より好ましくは0.05〜0.50、更に好ま
しくは0.10〜0.50である。B/(B+S)>
0.7ではPEB後の膜収縮、基板への密着不良やスカ
ムの原因となり好ましくない。一方、B/(B+S)<
0.01では、パターン側壁に顕著に定在波が残ること
があるので好ましくない。
【0088】本発明において、(a)酸で分解し得る基を
有する樹脂としては、上述の一般式(II)及び一般式(I
II)で示される繰り返し構造単位を含む樹脂が好まし
い。これにより、高解像を有し、且つ露光から加熱まで
の経時における性能変化がより少なくなる。一般式(I
I)において、R37及びAにおける置換されていてもよ
いアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基、ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、オクチル基、ドデシル基などの
炭素数1〜20個の直鎖、分岐あるいは環状のものがあ
げられる。アルキル基の好ましい置換基としてはアルコ
キシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、
アシルアミノ基、スルホニルアミノ基があげられる。
有する樹脂としては、上述の一般式(II)及び一般式(I
II)で示される繰り返し構造単位を含む樹脂が好まし
い。これにより、高解像を有し、且つ露光から加熱まで
の経時における性能変化がより少なくなる。一般式(I
I)において、R37及びAにおける置換されていてもよ
いアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基、ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、オクチル基、ドデシル基などの
炭素数1〜20個の直鎖、分岐あるいは環状のものがあ
げられる。アルキル基の好ましい置換基としてはアルコ
キシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、
アシルアミノ基、スルホニルアミノ基があげられる。
【0089】R37及びAにおける置換されていてもよい
アラルキル基としては、置換又は未置換のベンジル基、
置換又は未置換のフェネチル基などの炭素数7〜15個
のものが挙げられる。アラルキル基の好ましい置換基と
してはアルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基が
あげられる。
アラルキル基としては、置換又は未置換のベンジル基、
置換又は未置換のフェネチル基などの炭素数7〜15個
のものが挙げられる。アラルキル基の好ましい置換基と
してはアルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基が
あげられる。
【0090】R37とAが互いに結合して、これらが結合
している炭素原子及び酸素原子を含んで形成する5又は
6員環としては、テトラヒドロピラン環、テトラヒドロ
フラン環等が挙げられる。上述の一般式(II)及び一般
式(III)で示される繰り返し構造単位を含む樹脂には、
他の共重合成分が含まれてもよい。
している炭素原子及び酸素原子を含んで形成する5又は
6員環としては、テトラヒドロピラン環、テトラヒドロ
フラン環等が挙げられる。上述の一般式(II)及び一般
式(III)で示される繰り返し構造単位を含む樹脂には、
他の共重合成分が含まれてもよい。
【0091】上述の一般式(II)及び一般式(III)で示
される繰り返し構造単位を含む樹脂の具体例としては、
下記のものが挙げられるが、本発明の内容がこれらに限
定されるものではない。
される繰り返し構造単位を含む樹脂の具体例としては、
下記のものが挙げられるが、本発明の内容がこれらに限
定されるものではない。
【0092】
【化38】
【0093】
【化39】
【0094】
【化40】
【0095】上記具体例において、Meはメチル基、E
tはエチル基、nBuはn−ブチル基、iso−Buは
イソブチル基、tBuはt−ブチル基を表す。樹脂中の
一般式(II)の繰り返し構造単位と一般式(III)との繰
り返し構造単位の含有比率は、前記酸分解性基の含有率
に従い決定することができる。また、樹脂中の一般式
(II)の繰り返し構造単位と一般式(III)の繰り返し構
造単位の合計量は、全繰り返し単位の5〜50モル%を
占めることが好ましい。
tはエチル基、nBuはn−ブチル基、iso−Buは
イソブチル基、tBuはt−ブチル基を表す。樹脂中の
一般式(II)の繰り返し構造単位と一般式(III)との繰
り返し構造単位の含有比率は、前記酸分解性基の含有率
に従い決定することができる。また、樹脂中の一般式
(II)の繰り返し構造単位と一般式(III)の繰り返し構
造単位の合計量は、全繰り返し単位の5〜50モル%を
占めることが好ましい。
【0096】酸の作用により分解し、アルカリ現像液中
での溶解度を増大させる基を有する樹脂において、酸分
解性基としてアセタール基を用いる場合、耐熱性向上の
ためにポリヒドロキシ化合物を架橋成分として合成段階
において添加するのが好ましい。ポリヒドロキシ化合物
の添加量は樹脂の水酸基の数に対して、好ましくは0.
01〜5mol%、さらに好ましくは0.05〜4mo
l%である。ポリヒドロキシ化合物としては、フェノー
ル性水酸基あるいはアルコール性水酸基を2〜6個持つ
ものがあげられ、好ましくは水酸基の数が2〜4個であ
り、さらに好ましくは水酸基の数が2または3個であ
る。以下にポリヒドロキシ化合物の具体例をしめすがこ
れに限定されるものではない。
での溶解度を増大させる基を有する樹脂において、酸分
解性基としてアセタール基を用いる場合、耐熱性向上の
ためにポリヒドロキシ化合物を架橋成分として合成段階
において添加するのが好ましい。ポリヒドロキシ化合物
の添加量は樹脂の水酸基の数に対して、好ましくは0.
01〜5mol%、さらに好ましくは0.05〜4mo
l%である。ポリヒドロキシ化合物としては、フェノー
ル性水酸基あるいはアルコール性水酸基を2〜6個持つ
ものがあげられ、好ましくは水酸基の数が2〜4個であ
り、さらに好ましくは水酸基の数が2または3個であ
る。以下にポリヒドロキシ化合物の具体例をしめすがこ
れに限定されるものではない。
【0097】
【化41】
【0098】酸で分解し得る基を有する樹脂の重量平均
分子量(Mw)は、2,000〜300,000の範囲
であることが好ましい。2,000未満では未露光部の
現像により膜減りが大きく、300,000を越えると
樹脂自体のアルカリに対する溶解速度が遅くなり感度が
低下してしまう。ここで、重量平均分子量は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーのポリスチレン換算値
をもって定義される。
分子量(Mw)は、2,000〜300,000の範囲
であることが好ましい。2,000未満では未露光部の
現像により膜減りが大きく、300,000を越えると
樹脂自体のアルカリに対する溶解速度が遅くなり感度が
低下してしまう。ここで、重量平均分子量は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーのポリスチレン換算値
をもって定義される。
【0099】また、本発明における酸で分解し得る基を
有する樹脂は2種類以上混合して使用してもよい。本発
明における上記(a)樹脂は、固形分換算で、40〜99
重量%、好ましくは60〜98重量%組成物中に占める
ように用いられる。
有する樹脂は2種類以上混合して使用してもよい。本発
明における上記(a)樹脂は、固形分換算で、40〜99
重量%、好ましくは60〜98重量%組成物中に占める
ように用いられる。
【0100】更に、アルカリ溶解性を調節するために、
酸で分解し得る基を有さない(e)アルカリ可溶性樹脂を
混合してもよい。また(b)光酸発生剤、(a)酸分解性基
含有樹脂とともに、後記(d)酸分解性低分子溶解阻止
化合物を混合してもよい。
酸で分解し得る基を有さない(e)アルカリ可溶性樹脂を
混合してもよい。また(b)光酸発生剤、(a)酸分解性基
含有樹脂とともに、後記(d)酸分解性低分子溶解阻止
化合物を混合してもよい。
【0101】〔IV〕(e)アルカリ可溶性樹脂 本発明において、(e)水不溶でアルカリ水溶液に可溶な
樹脂(以下、アルカリ可溶性樹脂ともいう)を用いても
よい。上記アルカリ可溶性樹脂としては、例えばノボラ
ック樹脂、水素化ノボラツク樹脂、アセトン−ピロガロ
ール樹脂、o−ポリヒドロキシスチレン、m−ポリヒド
ロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチレン、水素化
ポリヒドロキシスチレン、ハロゲンもしくはアルキル置
換ポリヒドロキシスチレン、ヒドロキシスチレン−N−
置換マレイミド共重合体、o/p−及びm/p−ヒドロ
キシスチレン共重合体、ポリヒドロキシスチレンの水酸
基に対する一部O−アルキル化物(例えば、5〜30モ
ル%のO−メチル化物、O−(1−メトキシ)エチル化
物、O−(1−エトキシ)エチル化物、O−2−テトラ
ヒドロピラニル化物、O−(t−ブトキシカルボニル)
メチル化物等)もしくはO−アシル化物(例えば、5〜
30モル%のo−アセチル化物、O−(t−ブトキシ)
カルボニル化物等)、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチ
ルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、カルボキシ
ル基含有メタクリル系樹脂及びその誘導体、ポリビニル
アルコール誘導体を挙げることができるが、これらに限
定されるものではない。特に好ましいアルカリ可溶性樹
脂はノボラック樹脂及びo−ポリヒドロキシスチレン、
m−ポリヒドロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチ
レン及びこれらの共重合体、アルキル置換ポリヒドロキ
シスチレン、ポリヒドロキシスチレンの一部O−アルキ
ル化、もしくはO−アシル化物、スチレン−ヒドロキシ
スチレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシス
チレン共重合体である。該ノボラック樹脂は所定のモノ
マーを主成分として、酸性触媒の存在下、アルデヒド類
と付加縮合させることにより得られる。
樹脂(以下、アルカリ可溶性樹脂ともいう)を用いても
よい。上記アルカリ可溶性樹脂としては、例えばノボラ
ック樹脂、水素化ノボラツク樹脂、アセトン−ピロガロ
ール樹脂、o−ポリヒドロキシスチレン、m−ポリヒド
ロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチレン、水素化
ポリヒドロキシスチレン、ハロゲンもしくはアルキル置
換ポリヒドロキシスチレン、ヒドロキシスチレン−N−
置換マレイミド共重合体、o/p−及びm/p−ヒドロ
キシスチレン共重合体、ポリヒドロキシスチレンの水酸
基に対する一部O−アルキル化物(例えば、5〜30モ
ル%のO−メチル化物、O−(1−メトキシ)エチル化
物、O−(1−エトキシ)エチル化物、O−2−テトラ
ヒドロピラニル化物、O−(t−ブトキシカルボニル)
メチル化物等)もしくはO−アシル化物(例えば、5〜
30モル%のo−アセチル化物、O−(t−ブトキシ)
カルボニル化物等)、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチ
ルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、カルボキシ
ル基含有メタクリル系樹脂及びその誘導体、ポリビニル
アルコール誘導体を挙げることができるが、これらに限
定されるものではない。特に好ましいアルカリ可溶性樹
脂はノボラック樹脂及びo−ポリヒドロキシスチレン、
m−ポリヒドロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチ
レン及びこれらの共重合体、アルキル置換ポリヒドロキ
シスチレン、ポリヒドロキシスチレンの一部O−アルキ
ル化、もしくはO−アシル化物、スチレン−ヒドロキシ
スチレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシス
チレン共重合体である。該ノボラック樹脂は所定のモノ
マーを主成分として、酸性触媒の存在下、アルデヒド類
と付加縮合させることにより得られる。
【0102】所定のモノマーとしては、フェノール、m
−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等のク
レゾール類、2,5−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、3,4−キシレノール、2,3−キシレノール等
のキシレノール類、m−エチルフェノール、p−エチル
フェノール、o−エチルフェノール、p−t−ブチルフ
ェノール、p−オクチルフエノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メト
キシフェノール、m−メトキシフェノール、3,5−ジ
メトキシフェノール、2−メトキシ−4−メチルフェノ
ール、m−エトキシフェノール、p−エトキシフェノー
ル、m−プロポキシフェノール、p−プロポキシフェノ
ール、m−ブトキシフェノール、p−ブトキシフェノー
ル等のアルコキシフェノール類、2−メチル−4−イソ
プロピルフェノール等のビスアルキルフェノール類、m
−クロロフェノール、p−クロロフェノール、o−クロ
ロフェノール、ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノー
ルA、フェニルフェノール、レゾルシノール、ナフトー
ル等のヒドロキシ芳香化合物を単独もしくは2種類以上
混合して使用することができるが、これらに限定される
ものではない。
−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等のク
レゾール類、2,5−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、3,4−キシレノール、2,3−キシレノール等
のキシレノール類、m−エチルフェノール、p−エチル
フェノール、o−エチルフェノール、p−t−ブチルフ
ェノール、p−オクチルフエノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メト
キシフェノール、m−メトキシフェノール、3,5−ジ
メトキシフェノール、2−メトキシ−4−メチルフェノ
ール、m−エトキシフェノール、p−エトキシフェノー
ル、m−プロポキシフェノール、p−プロポキシフェノ
ール、m−ブトキシフェノール、p−ブトキシフェノー
ル等のアルコキシフェノール類、2−メチル−4−イソ
プロピルフェノール等のビスアルキルフェノール類、m
−クロロフェノール、p−クロロフェノール、o−クロ
ロフェノール、ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノー
ルA、フェニルフェノール、レゾルシノール、ナフトー
ル等のヒドロキシ芳香化合物を単独もしくは2種類以上
混合して使用することができるが、これらに限定される
ものではない。
【0103】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセ
トアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−
フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒ
ド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズア
ルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベ
ンズアルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メ
チルベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、
p−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデ
ヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラー
ル、クロロアセトアルデヒド及びこれらのアセタール
体、例えばクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール
等を使用することができるが、これらの中で、ホルムア
ルデヒドを使用するのが好ましい。これらのアルデヒド
類は、単独でもしくは2種類以上組み合わせて用いられ
る。酸性触媒としては塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸、シュウ
酸等を使用することができる。
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセ
トアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−
フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒ
ド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズア
ルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベ
ンズアルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メ
チルベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、
p−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデ
ヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラー
ル、クロロアセトアルデヒド及びこれらのアセタール
体、例えばクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール
等を使用することができるが、これらの中で、ホルムア
ルデヒドを使用するのが好ましい。これらのアルデヒド
類は、単独でもしくは2種類以上組み合わせて用いられ
る。酸性触媒としては塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸、シュウ
酸等を使用することができる。
【0104】こうして得られたノボラック樹脂の重量平
均分子量は、1,000〜30,000の範囲であるこ
とが好ましい。1,000未満では未露光部の現像後の
膜減りが大きく、30,000を越えると現像速度が小
さくなってしまう。特に好適なのは2,000〜20,
000の範囲である。また、ノボラック樹脂以外の前記
ポリヒドロキシスチレン、及びその誘導体、共重合体の
重量平均分子量は、2000以上、好ましくは5000
〜200000、より好ましくは10000〜1000
00である。また、レジスト膜の耐熱性を向上させると
いう観点からは、25000以上が好ましい。ここで、
重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーのポリスチレン換算値をもって定義される。上記
(e)アルカリ可溶性樹脂は、2種類以上混合して使用し
てもよい。(e)アルカリ可溶性樹脂の使用量は、感光性
組成物の全重量(溶媒を除く)を基準として、好ましく
は、40〜97重量%、より好ましくは60〜90重量
%である。
均分子量は、1,000〜30,000の範囲であるこ
とが好ましい。1,000未満では未露光部の現像後の
膜減りが大きく、30,000を越えると現像速度が小
さくなってしまう。特に好適なのは2,000〜20,
000の範囲である。また、ノボラック樹脂以外の前記
ポリヒドロキシスチレン、及びその誘導体、共重合体の
重量平均分子量は、2000以上、好ましくは5000
〜200000、より好ましくは10000〜1000
00である。また、レジスト膜の耐熱性を向上させると
いう観点からは、25000以上が好ましい。ここで、
重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーのポリスチレン換算値をもって定義される。上記
(e)アルカリ可溶性樹脂は、2種類以上混合して使用し
てもよい。(e)アルカリ可溶性樹脂の使用量は、感光性
組成物の全重量(溶媒を除く)を基準として、好ましく
は、40〜97重量%、より好ましくは60〜90重量
%である。
【0105】〔IV〕(d)低分子酸分解性溶解阻止化合
物 本発明において、(d)低分子酸分解性溶解阻止化合物を
用いてもよい。本発明に用いられる好ましい(d)低分子
酸分解性溶解阻止化合物としては、その構造中に酸で分
解し得る基を少なくとも2個有し、該酸分解性基間の距
離が最も離れた位置間に、酸分解性基を除く結合原子が
少なくとも8個存在する化合物である。上記(d)酸分解
性溶解阻止化合物は、より好ましくは、その構造中に酸
で分解し得る基を少なくとも2個有し、該酸分解性基間
の距離が最も離れた位置間に、酸分解性基を除く結合原
子を少なくとも10個、更に好ましくは少なくとも11
個、一層好ましくは少なくとも12個存在する化合物で
ある。また、上記酸分解性溶解阻止化合物として、酸分
解性基を少なくとも3個有し、該酸分解性基間の距離が
最も離れた位置の間に、酸分解性基を除く結合原子を少
なくとも9個、好ましくは少なくとも10個、更に好ま
しくは少なくとも11個存在する化合物も好適に使用さ
れる。なお、上記結合原子の数の上限は50個が好まし
く、更に好ましくは30個である。本発明において、
(d)低分子酸分解性溶解阻止化合物が、酸分解性基を3
個以上、好ましくは4個以上有する場合、又酸分解性基
を2個有する場合も、該酸分解性基が互いにある一定の
距離以上離れていると、アルカリ可溶性樹脂に対する溶
解阻止性が著しく向上する。なお、本発明における酸分
解性基間の距離は、酸分解性基を除く、結合原子数で示
される。例えば、以下の化合物(1)、(2)の場合、
酸分解性基間の距離は、各々結合原子4個であり、化合
物(3)では結合原子12個である。
物 本発明において、(d)低分子酸分解性溶解阻止化合物を
用いてもよい。本発明に用いられる好ましい(d)低分子
酸分解性溶解阻止化合物としては、その構造中に酸で分
解し得る基を少なくとも2個有し、該酸分解性基間の距
離が最も離れた位置間に、酸分解性基を除く結合原子が
少なくとも8個存在する化合物である。上記(d)酸分解
性溶解阻止化合物は、より好ましくは、その構造中に酸
で分解し得る基を少なくとも2個有し、該酸分解性基間
の距離が最も離れた位置間に、酸分解性基を除く結合原
子を少なくとも10個、更に好ましくは少なくとも11
個、一層好ましくは少なくとも12個存在する化合物で
ある。また、上記酸分解性溶解阻止化合物として、酸分
解性基を少なくとも3個有し、該酸分解性基間の距離が
最も離れた位置の間に、酸分解性基を除く結合原子を少
なくとも9個、好ましくは少なくとも10個、更に好ま
しくは少なくとも11個存在する化合物も好適に使用さ
れる。なお、上記結合原子の数の上限は50個が好まし
く、更に好ましくは30個である。本発明において、
(d)低分子酸分解性溶解阻止化合物が、酸分解性基を3
個以上、好ましくは4個以上有する場合、又酸分解性基
を2個有する場合も、該酸分解性基が互いにある一定の
距離以上離れていると、アルカリ可溶性樹脂に対する溶
解阻止性が著しく向上する。なお、本発明における酸分
解性基間の距離は、酸分解性基を除く、結合原子数で示
される。例えば、以下の化合物(1)、(2)の場合、
酸分解性基間の距離は、各々結合原子4個であり、化合
物(3)では結合原子12個である。
【0106】
【化42】
【0107】また、本発明の(d)低分子酸分解性溶解
阻止化合物は、1つのベンゼン環上に複数個の酸分解性
基を有していても良いが、好ましくは、1つのベンゼン
環上に1個の酸分解性基を有する骨格から構成される化
合物である。更に、本発明の酸分解性溶解阻止化合物の
分子量は3,000以下であり、好ましくは500〜
3,000、更に好ましくは1,000〜2,500で
ある。
阻止化合物は、1つのベンゼン環上に複数個の酸分解性
基を有していても良いが、好ましくは、1つのベンゼン
環上に1個の酸分解性基を有する骨格から構成される化
合物である。更に、本発明の酸分解性溶解阻止化合物の
分子量は3,000以下であり、好ましくは500〜
3,000、更に好ましくは1,000〜2,500で
ある。
【0108】本発明の好ましい実施態様においては、酸
により分解し得る基、即ち−COO−A0 、−O−B0
基を含む基としては、−R0−COO−A0、又は−Ar
−O−B0で示される基が挙げられる。ここでA0は、−
C(R01)(R02)(R03)、−Si(R01)(R02)
(R0 3)もしくは−C(R04)(R05)−O−R06基を
示す。B0は、A0又は−CO−O−A0基を示す。
R01、R02、R03、R04及びR05は、それぞれ同一又は
異なって、水素原子、置換されていてもよいアルキル
基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
ていてもよいアルケニル基もしくは置換されていてもよ
いアリール基を示し、R06は置換されていてもよいアル
キル基もしくは置換されていてもよいアリール基を示
す。但し、R01〜R03の内少なくとも2つは水素原子以
外の基である。また、R01〜R03、及びR04〜R06の内
の2つの基が結合して環を形成してもよい。R0は置換
されていてもよい2価以上の脂肪族もしくは芳香族炭化
水素基を示し、Arは単環もしくは多環の置換されてい
てもよい2価以上の芳香族基を示す。
により分解し得る基、即ち−COO−A0 、−O−B0
基を含む基としては、−R0−COO−A0、又は−Ar
−O−B0で示される基が挙げられる。ここでA0は、−
C(R01)(R02)(R03)、−Si(R01)(R02)
(R0 3)もしくは−C(R04)(R05)−O−R06基を
示す。B0は、A0又は−CO−O−A0基を示す。
R01、R02、R03、R04及びR05は、それぞれ同一又は
異なって、水素原子、置換されていてもよいアルキル
基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
ていてもよいアルケニル基もしくは置換されていてもよ
いアリール基を示し、R06は置換されていてもよいアル
キル基もしくは置換されていてもよいアリール基を示
す。但し、R01〜R03の内少なくとも2つは水素原子以
外の基である。また、R01〜R03、及びR04〜R06の内
の2つの基が結合して環を形成してもよい。R0は置換
されていてもよい2価以上の脂肪族もしくは芳香族炭化
水素基を示し、Arは単環もしくは多環の置換されてい
てもよい2価以上の芳香族基を示す。
【0109】上記の置換されていてもよいアルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基で例示される炭素
数1〜4個のものが好ましい。置換されていてもよいシ
クロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基で例示され
る炭素数3〜10個のものが好ましい。置換されていて
もよいアルケニル基としてはビニル基、プロペニル基、
アリル基、ブテニル基で例示される炭素数2〜4個のも
のが好ましい。置換されていてもよいアリール基として
は、フエニル基、キシリル基、トルイル基、クメニル
基、ナフチル基、アントラセニル基で例示される炭素数
6〜14個のものが好ましい。また、置換基としては水
酸基;ハロゲン原子(フツ素、塩素、臭素、ヨウ素);
ニトロ基;シアノ基;上記のアルキル基;メトキシ基、
エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒ
ドロキシプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のアルコキ
シ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等
のアルコキシカルボニル基;ベンジル基、フエネチル
基、クミル基等のアラルキル基;アラルキルオキシ基;
ホルミル基、アセチル基、ブチリル基、ベンゾイル基、
シアナミル基、バレリル基等のアシル基;ブチリルオキ
シ基等のアシロキシ基;上記のアルケニル基;ビニルオ
キシ基、プロペニルオキシ基、アリルオキシ基、ブテニ
ルオキシ基等のアルケニルオキシ基;上記のアリール
基;フエノキシ基等のアリールオキシ基;ベンゾイルオ
キシ基等のアリールオキシカルボニル基等を挙げること
ができる。
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基で例示される炭素
数1〜4個のものが好ましい。置換されていてもよいシ
クロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基で例示され
る炭素数3〜10個のものが好ましい。置換されていて
もよいアルケニル基としてはビニル基、プロペニル基、
アリル基、ブテニル基で例示される炭素数2〜4個のも
のが好ましい。置換されていてもよいアリール基として
は、フエニル基、キシリル基、トルイル基、クメニル
基、ナフチル基、アントラセニル基で例示される炭素数
6〜14個のものが好ましい。また、置換基としては水
酸基;ハロゲン原子(フツ素、塩素、臭素、ヨウ素);
ニトロ基;シアノ基;上記のアルキル基;メトキシ基、
エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒ
ドロキシプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のアルコキ
シ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等
のアルコキシカルボニル基;ベンジル基、フエネチル
基、クミル基等のアラルキル基;アラルキルオキシ基;
ホルミル基、アセチル基、ブチリル基、ベンゾイル基、
シアナミル基、バレリル基等のアシル基;ブチリルオキ
シ基等のアシロキシ基;上記のアルケニル基;ビニルオ
キシ基、プロペニルオキシ基、アリルオキシ基、ブテニ
ルオキシ基等のアルケニルオキシ基;上記のアリール
基;フエノキシ基等のアリールオキシ基;ベンゾイルオ
キシ基等のアリールオキシカルボニル基等を挙げること
ができる。
【0110】酸分解性基として好ましくは、シリルエー
テル基、クミルエステル基、アセタール基、テトラヒド
ロピラニルエーテル基、エノールエーテル基、エノール
エステル基、第3級アルキルエーテル基、第3級アルキ
ルエステル基、第3級アルキルカーボネート基等であ
る。更に好ましくは、第3級アルキルエステル基、第3
級アルキルカーボネート基、クミルエステル基、テトラ
ヒドロピラニルエーテル基である。
テル基、クミルエステル基、アセタール基、テトラヒド
ロピラニルエーテル基、エノールエーテル基、エノール
エステル基、第3級アルキルエーテル基、第3級アルキ
ルエステル基、第3級アルキルカーボネート基等であ
る。更に好ましくは、第3級アルキルエステル基、第3
級アルキルカーボネート基、クミルエステル基、テトラ
ヒドロピラニルエーテル基である。
【0111】酸分解性溶解阻止化合物としては、好まし
くは、特開平1−289946号、特開平1−2899
47号、特開平2−2560号、特開平3−12895
9号、特開平3−158855号、特開平3−1793
53号、特開平3−191351号、特開平3−200
251号、特開平3−200252号、特開平3−20
0253号、特開平3−200254号、特開平3−2
00255号、特開平3−259149号、特開平3−
279958号、特開平3−279959号、特開平4
−1650号、特開平4−1651号、特開平4−11
260号、特開平4−12356号、特開平4−123
57号、特願平3−33229号、特願平3−2307
90号、特願平3−320438号、特願平4−251
57号、特願平4−52732号、特願平4−1032
15号、特願平4−104542号、特願平4−107
885号、特願平4−107889号、同4−1521
95号等の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物の
フエノール性OH基の一部もしくは全部を上に示した
基、−R0−COO−A0もしくはB0基で結合し、保護
した化合物が含まれる。
くは、特開平1−289946号、特開平1−2899
47号、特開平2−2560号、特開平3−12895
9号、特開平3−158855号、特開平3−1793
53号、特開平3−191351号、特開平3−200
251号、特開平3−200252号、特開平3−20
0253号、特開平3−200254号、特開平3−2
00255号、特開平3−259149号、特開平3−
279958号、特開平3−279959号、特開平4
−1650号、特開平4−1651号、特開平4−11
260号、特開平4−12356号、特開平4−123
57号、特願平3−33229号、特願平3−2307
90号、特願平3−320438号、特願平4−251
57号、特願平4−52732号、特願平4−1032
15号、特願平4−104542号、特願平4−107
885号、特願平4−107889号、同4−1521
95号等の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物の
フエノール性OH基の一部もしくは全部を上に示した
基、−R0−COO−A0もしくはB0基で結合し、保護
した化合物が含まれる。
【0112】更に好ましくは、特開平1−289946
号、特開平3−128959号、特開平3−15885
5号、特開平3−179353号、特開平3−2002
51号、特開平3−200252号、特開平3−200
255号、特開平3−259149号、特開平3−27
9958号、特開平4−1650号、特開平4−112
60号、特開平4−12356号、特開平4−1235
7号、特願平4−25157号、特願平4−10321
5号、特願平4−104542号、特願平4−1078
85号、特願平4−107889号、同4−15219
5号の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物を用い
たものが挙げられる。
号、特開平3−128959号、特開平3−15885
5号、特開平3−179353号、特開平3−2002
51号、特開平3−200252号、特開平3−200
255号、特開平3−259149号、特開平3−27
9958号、特開平4−1650号、特開平4−112
60号、特開平4−12356号、特開平4−1235
7号、特願平4−25157号、特願平4−10321
5号、特願平4−104542号、特願平4−1078
85号、特願平4−107889号、同4−15219
5号の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物を用い
たものが挙げられる。
【0113】より具体的には、一般式[I]〜[XV
I]で表される化合物が挙げられる。
I]で表される化合物が挙げられる。
【0114】
【化43】
【0115】
【化44】
【0116】
【化45】
【0117】
【化46】
【0118】ここで、 R101 、R102 、R108 、R
130 :同一又は異なって、水素原子、−R0−COO−
C(R01)(R02)(R03)又は−CO−O−C
(R01)(R02)(R03)、但し、R0、R01、R02及
びR03の定義は前記と同じである。
130 :同一又は異なって、水素原子、−R0−COO−
C(R01)(R02)(R03)又は−CO−O−C
(R01)(R02)(R03)、但し、R0、R01、R02及
びR03の定義は前記と同じである。
【0119】R100 :−CO−,−COO−,−NHC
ONH−,−NHCOO−,−O−、−S−,−SO
−,−SO2−,−SO3−,もしくは
ONH−,−NHCOO−,−O−、−S−,−SO
−,−SO2−,−SO3−,もしくは
【0120】
【化47】
【0121】ここで、Gは2〜6の数、但し、Gが2の
ときは、R150 、R151 のうち少なくとも一方はアルキ
ル基、である。 R150 、R151 :同一又は異なって、水素原子,アルキ
ル基,アルコキシ基、−OH,−COOH,−CN,ハ
ロゲン原子,−R152 −COOR153 もしくは−R154
−OH、 R152 、R154 :アルキレン基、 R153 :水素原子,アルキル基,アリール基,もしくは
アラルキル基、 R99、R103 〜R107 、R109 、R111 〜R118 、R
121 〜R123 、R128 〜R129 、R131 〜R134 、R
138 〜R141 及びR143 :同一又は異なって、水素原
子,水酸基,アルキル基,アルコキシ基,アシル基,ア
シロキシ基,アリール基,アリールオキシ基,アラルキ
ル基,アラルキルオキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,
カルボキシル基,シアノ基,もしくは−NR155R
156R155、 R156:H,アルキル基,もしくはアリール基) R110 :単結合,アルキレン基,もしくは
ときは、R150 、R151 のうち少なくとも一方はアルキ
ル基、である。 R150 、R151 :同一又は異なって、水素原子,アルキ
ル基,アルコキシ基、−OH,−COOH,−CN,ハ
ロゲン原子,−R152 −COOR153 もしくは−R154
−OH、 R152 、R154 :アルキレン基、 R153 :水素原子,アルキル基,アリール基,もしくは
アラルキル基、 R99、R103 〜R107 、R109 、R111 〜R118 、R
121 〜R123 、R128 〜R129 、R131 〜R134 、R
138 〜R141 及びR143 :同一又は異なって、水素原
子,水酸基,アルキル基,アルコキシ基,アシル基,ア
シロキシ基,アリール基,アリールオキシ基,アラルキ
ル基,アラルキルオキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,
カルボキシル基,シアノ基,もしくは−NR155R
156R155、 R156:H,アルキル基,もしくはアリール基) R110 :単結合,アルキレン基,もしくは
【0122】
【化48】
【0123】R157 、R159 :同一又は異なって、単結
合,アルキレン基,−O−,−S−,−CO−,もしく
はカルボキシル基、 R158 :水素原子,アルキル基,アルコキシ基,アシル
基,アシロキシ基,アリール基,ニトロ基,水酸基,シ
アノ基,もしくはカルボキシル基、但し、水酸基が酸分
解性基(例えば、t−ブトキシカルボニルメチル基、テ
トラヒドロピラニル基、1−エトキシ−1−エチル基、
1−t−ブトキシ−1−エチル基)で置き換ってもよ
い。
合,アルキレン基,−O−,−S−,−CO−,もしく
はカルボキシル基、 R158 :水素原子,アルキル基,アルコキシ基,アシル
基,アシロキシ基,アリール基,ニトロ基,水酸基,シ
アノ基,もしくはカルボキシル基、但し、水酸基が酸分
解性基(例えば、t−ブトキシカルボニルメチル基、テ
トラヒドロピラニル基、1−エトキシ−1−エチル基、
1−t−ブトキシ−1−エチル基)で置き換ってもよ
い。
【0124】R119 、R120 :同一又は異なって、メチ
レン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメチレン
基,もしくはハロアルキル基、但し低級アルキル基とは
炭素数1〜4のアルキル基を指す、 R124 〜R127 :同一又は異なって、水素原子もしくは
アルキル基、 R135 〜R137 :同一又は異なって、水素原子,アルキ
ル基,アルコキシ基,アシル基,もしくはアシロキシ
基、 R142 :水素原子,−R0−COO−C(R01)
(R02)(R03)又は−CO−O−C(R01)(R02)
(R03)、もしくは
レン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメチレン
基,もしくはハロアルキル基、但し低級アルキル基とは
炭素数1〜4のアルキル基を指す、 R124 〜R127 :同一又は異なって、水素原子もしくは
アルキル基、 R135 〜R137 :同一又は異なって、水素原子,アルキ
ル基,アルコキシ基,アシル基,もしくはアシロキシ
基、 R142 :水素原子,−R0−COO−C(R01)
(R02)(R03)又は−CO−O−C(R01)(R02)
(R03)、もしくは
【0125】
【化49】
【0126】R144 、R145 :同一又は異なって、水素
原子,低級アルキル基,低級ハロアルキル基,もしくは
アリール基、 R146 〜R149 :同一又は異なって、水素原子,水酸
基,ハロゲン原子,ニトロ基,シアノ基,カルボニル
基,アルキル基,アルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アラルキル基,アラルキルオキシ基,アシル基,ア
シロキシ基,アルケニル基,アルケニルオキシ基,アリ
ール基,アリールオキシ基,もしくはアリールオキシカ
ルボニル基、但し、各4個の同一記号の置換基は同一又
は異なって、いてもよい、 Y:−CO−,もしくは−SO2−、 Z,B:単結合,もしくは−O−、 A:メチレン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメ
チレン基,もしくはハロアルキル基、 E:単結合,もしくはオキシメチレン基、 a〜z,a1〜y1:複数の時、()内の基は同一または異な
っていてもよい、 a〜q、s,t,v,g1〜i1,k1〜m1,o1,q1,s1,u1:0もしくは
1〜5の整数、 r,u,w,x,y,z,a1〜f1,p1,r1,t1,v1〜x1:0もしくは1〜
4の整数、 j1,n1,z1,a2,b2,c2,d2:0もしくは1〜3の整数、 z1,a2,c2,d2のうち少なくとも1つは1以上、 y1:3〜8の整数、 (a+b),(e+f+g),(k+l+m),(q+r+s),(w+x+y),(c1+d1),(g1+
h1+i1+j1),(o1+p1)及び (s1+t1):2以上の整数、 (j1+n1):3以下の整数、 (r+u),(w+z),(x+a1),(y+b1),(c1+e1),(d1+f1),(p1+r1),
(t1+v1)及び (x1+w1):4以下の整数、但し一般式
[V]の場合は、(w+z)及び(x+a1)は5以下の整数、 (a+c),(b+d),(e+h),(f+i),(g+j),(k+n),(l+o),(m+p),(q
+t),(s+v),(g1+k1),(h1+l1),(i1+m1),(o1+q1)及び(s1+u
1):5以下の整数、 を表す。
原子,低級アルキル基,低級ハロアルキル基,もしくは
アリール基、 R146 〜R149 :同一又は異なって、水素原子,水酸
基,ハロゲン原子,ニトロ基,シアノ基,カルボニル
基,アルキル基,アルコキシ基,アルコキシカルボニル
基,アラルキル基,アラルキルオキシ基,アシル基,ア
シロキシ基,アルケニル基,アルケニルオキシ基,アリ
ール基,アリールオキシ基,もしくはアリールオキシカ
ルボニル基、但し、各4個の同一記号の置換基は同一又
は異なって、いてもよい、 Y:−CO−,もしくは−SO2−、 Z,B:単結合,もしくは−O−、 A:メチレン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメ
チレン基,もしくはハロアルキル基、 E:単結合,もしくはオキシメチレン基、 a〜z,a1〜y1:複数の時、()内の基は同一または異な
っていてもよい、 a〜q、s,t,v,g1〜i1,k1〜m1,o1,q1,s1,u1:0もしくは
1〜5の整数、 r,u,w,x,y,z,a1〜f1,p1,r1,t1,v1〜x1:0もしくは1〜
4の整数、 j1,n1,z1,a2,b2,c2,d2:0もしくは1〜3の整数、 z1,a2,c2,d2のうち少なくとも1つは1以上、 y1:3〜8の整数、 (a+b),(e+f+g),(k+l+m),(q+r+s),(w+x+y),(c1+d1),(g1+
h1+i1+j1),(o1+p1)及び (s1+t1):2以上の整数、 (j1+n1):3以下の整数、 (r+u),(w+z),(x+a1),(y+b1),(c1+e1),(d1+f1),(p1+r1),
(t1+v1)及び (x1+w1):4以下の整数、但し一般式
[V]の場合は、(w+z)及び(x+a1)は5以下の整数、 (a+c),(b+d),(e+h),(f+i),(g+j),(k+n),(l+o),(m+p),(q
+t),(s+v),(g1+k1),(h1+l1),(i1+m1),(o1+q1)及び(s1+u
1):5以下の整数、 を表す。
【0127】
【化50】
【0128】
【化51】
【0129】
【化52】
【0130】
【化53】
【0131】好ましい化合物骨格の具体例を以下に示
す。
す。
【0132】
【化54】
【0133】
【化55】
【0134】
【化56】
【0135】
【化57】
【0136】
【化58】
【0137】
【化59】
【0138】
【化60】
【0139】
【化61】
【0140】
【化62】
【0141】
【化63】
【0142】
【化64】
【0143】
【化65】
【0144】
【化66】
【0145】
【化67】
【0146】
【化68】
【0147】
【化69】
【0148】
【化70】
【0149】
【化71】
【0150】
【化72】
【0151】化合物(1)〜(63)中のRは、水素原
子、
子、
【0152】
【化73】
【0153】を表す。但し、少なくとも2個、もしくは
構造により3個のRは、水素原子以外の基であり、各置
換基Rは同一又は異なっていてもよい。。
構造により3個のRは、水素原子以外の基であり、各置
換基Rは同一又は異なっていてもよい。。
【0154】上記(d)低分子酸分解性溶解阻止化合物
の添加量は、2成分系ポジ型フォトレジスト組成物の場
合、該組成物の全固形分を基準として、好ましくは、3
〜45重量%、より好ましくは5〜30重量%組成物中
に占めるように用いられ、3成分系のポジ型フォトレジ
スト組成物の場合は、3〜50重量%、好ましくは5〜
40重量%、更に好ましくは10〜35重量%である。
の添加量は、2成分系ポジ型フォトレジスト組成物の場
合、該組成物の全固形分を基準として、好ましくは、3
〜45重量%、より好ましくは5〜30重量%組成物中
に占めるように用いられ、3成分系のポジ型フォトレジ
スト組成物の場合は、3〜50重量%、好ましくは5〜
40重量%、更に好ましくは10〜35重量%である。
【0155】〔VI〕本発明に使用されるその他の成分 本発明のポジ型フォトレジスト組成物には必要に応じ
て、更に染料、顔料、可塑剤、界面活性剤、光増感剤、
有機塩基性化合物及び現像液に対する溶解性を促進させ
るフエノール性OH基を2個以上有する化合物などを含
有させることができる。
て、更に染料、顔料、可塑剤、界面活性剤、光増感剤、
有機塩基性化合物及び現像液に対する溶解性を促進させ
るフエノール性OH基を2個以上有する化合物などを含
有させることができる。
【0156】本発明で使用できるフェノール性OH基を
2個以上有する化合物は、好ましくは分子量1000以
下のフェノール化合物である。また、分子中にフェノー
ル性水酸基が10を越えると、現像ラチチュードの改良
効果が失われる。また、フェノ−ル性水酸基と芳香環と
の比が0.5未満では膜厚依存性が大きく、また、現像
ラチチュードが狭くなる傾向がある。この比が1.4を
越えると該組成物の安定性が劣化し、高解像力及び良好
な膜厚依存性を得るのが困難となって好ましくない。
2個以上有する化合物は、好ましくは分子量1000以
下のフェノール化合物である。また、分子中にフェノー
ル性水酸基が10を越えると、現像ラチチュードの改良
効果が失われる。また、フェノ−ル性水酸基と芳香環と
の比が0.5未満では膜厚依存性が大きく、また、現像
ラチチュードが狭くなる傾向がある。この比が1.4を
越えると該組成物の安定性が劣化し、高解像力及び良好
な膜厚依存性を得るのが困難となって好ましくない。
【0157】このフェノール化合物の好ましい添加量
は、上記(e)アルカリ可溶性樹脂に対して2〜50重量
%であり、更に好ましくは5〜30重量%である。50
重量%を越えた添加量では、現像残渣が悪化し、また現
像時にパターンが変形するという新たな欠点が発生して
好ましくない。
は、上記(e)アルカリ可溶性樹脂に対して2〜50重量
%であり、更に好ましくは5〜30重量%である。50
重量%を越えた添加量では、現像残渣が悪化し、また現
像時にパターンが変形するという新たな欠点が発生して
好ましくない。
【0158】このような分子量1000以下のフェノー
ル化合物は、例えば、特開平4−122938、特開平
2−28531、米国特許第4916210、欧州特許
第219294等に記載の方法を参考にして、当業者に
於て容易に合成することが出来る。上記フェノール化合
物の具体例を以下に示すが、本発明で使用できる化合物
はこれらに限定されるものではない。
ル化合物は、例えば、特開平4−122938、特開平
2−28531、米国特許第4916210、欧州特許
第219294等に記載の方法を参考にして、当業者に
於て容易に合成することが出来る。上記フェノール化合
物の具体例を以下に示すが、本発明で使用できる化合物
はこれらに限定されるものではない。
【0159】レゾルシン、フロログルシン、2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4′−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,3′,
4′,5′−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、アセト
ン−ピロガロール縮合樹脂、フロログルコシド、2,
4,2′,4′−ビフェニルテトロール、4,4′−チ
オビス(1,3−ジヒドロキシ)ベンゼン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシジフェニルエーテル、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェニルスルフォ
キシド、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェ
ニルスルフォン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、4,4−(α−メチルベンジリデン)ビスフ
ェノール、α,α′,α″−トリス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、
α,α′,α″−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−
1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、1,2,2−
トリス(ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,2−
トリス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2,5,5−テトラキス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサン、1,2−テトラキス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1,3−トリス(ヒドロ
キシフェニル)ブタン、パラ〔α,α,α′,α′−テ
トラキス(4−ヒドロキシフェニル)〕−キシレン等を
挙げることができる。
−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4′−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,3′,
4′,5′−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、アセト
ン−ピロガロール縮合樹脂、フロログルコシド、2,
4,2′,4′−ビフェニルテトロール、4,4′−チ
オビス(1,3−ジヒドロキシ)ベンゼン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシジフェニルエーテル、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェニルスルフォ
キシド、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェ
ニルスルフォン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、4,4−(α−メチルベンジリデン)ビスフ
ェノール、α,α′,α″−トリス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、
α,α′,α″−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−
1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、1,2,2−
トリス(ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,2−
トリス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2,5,5−テトラキス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサン、1,2−テトラキス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1,3−トリス(ヒドロ
キシフェニル)ブタン、パラ〔α,α,α′,α′−テ
トラキス(4−ヒドロキシフェニル)〕−キシレン等を
挙げることができる。
【0160】本発明のフォトレジスト組成物では、フェ
ノールよりも塩基性の強い化合物である有機塩基性化合
物を好ましく用いることができる。なかでも含窒素塩基
性化合物の使用が好ましい。上記含窒素塩基性化合物の
好ましい化学構造として、下記式(A)〜(E)構造を
有するものを挙げることができる。
ノールよりも塩基性の強い化合物である有機塩基性化合
物を好ましく用いることができる。なかでも含窒素塩基
性化合物の使用が好ましい。上記含窒素塩基性化合物の
好ましい化学構造として、下記式(A)〜(E)構造を
有するものを挙げることができる。
【0161】
【化74】
【0162】更に好ましい化合物は、一分子中に異なる
化学構造の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化合
物である。特に好ましくは、置換もしくは未置換のアミ
ノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もしく
はアルキルアミノ基を有する化合物である。好ましい具
体例としては、置換もしくは未置換のグアニジン、置換
もしくは未置換のアミノピリジン、置換もしくは未置換
のアミノアルキルピリジン、置換もしくは未置換のアミ
ノピロリジン、置換もしくは未置換のインダーゾル、置
換もしくは未置換のピラゾール、置換もしくは未置換の
ピラジン、置換もしくは未置換のピリミジン、置換もし
くは未置換のプリン、置換もしくは未置換のイミダゾリ
ン、置換もしくは未置換のピラゾリン、置換もしくは未
置換のピペラジン、置換もしくは未置換のアミノモルフ
ォリン、置換もしくは未置換のアミノアルキルモルフォ
リン等が挙げられる。好ましい置換基は、アミノ基、ア
ミノアルキル基、アルキルアミノ基、アミノアリール
基、アリールアミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シル基、アシロキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、ニトロ基、水酸基、シアノ基である。特に好ましい
化合物として、グアニジン、1,1−ジメチルグアニジ
ン、1,1,3,3,−テトラメチルグアニジン、2−
アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリ
ジン、2−ジメチルアミノピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、2−ジエチルアミノピリジン、2−(アミ
ノメチル)ピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジ
ン、2−アミノ−4−メチルピリジン、2−アミノ−5
−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、
3−アミノエチルピリジン、4−アミノエチルピリジ
ン、3−アミノピロリジン、ピペラジン、N−(2−ア
ミノエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピ
ペリジン、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、4−ピペリジノピペリジン、2−イミノピ
ペリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジン、ピラ
ゾール、3−アミノ−5−メチルピラゾール、5−アミ
ノ−3−メチル−1−p−トリルピラゾール、ピラジ
ン、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジン、ピリ
ミジン、2,4−ジアミノピリミジン、4,6−ジヒド
ロキシピリミジン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、
N−アミノモルフォリン、N−(2−アミノエチル)モ
ルフォリンなどが挙げられるがこれに限定されるもので
はない。
化学構造の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化合
物である。特に好ましくは、置換もしくは未置換のアミ
ノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もしく
はアルキルアミノ基を有する化合物である。好ましい具
体例としては、置換もしくは未置換のグアニジン、置換
もしくは未置換のアミノピリジン、置換もしくは未置換
のアミノアルキルピリジン、置換もしくは未置換のアミ
ノピロリジン、置換もしくは未置換のインダーゾル、置
換もしくは未置換のピラゾール、置換もしくは未置換の
ピラジン、置換もしくは未置換のピリミジン、置換もし
くは未置換のプリン、置換もしくは未置換のイミダゾリ
ン、置換もしくは未置換のピラゾリン、置換もしくは未
置換のピペラジン、置換もしくは未置換のアミノモルフ
ォリン、置換もしくは未置換のアミノアルキルモルフォ
リン等が挙げられる。好ましい置換基は、アミノ基、ア
ミノアルキル基、アルキルアミノ基、アミノアリール
基、アリールアミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シル基、アシロキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、ニトロ基、水酸基、シアノ基である。特に好ましい
化合物として、グアニジン、1,1−ジメチルグアニジ
ン、1,1,3,3,−テトラメチルグアニジン、2−
アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリ
ジン、2−ジメチルアミノピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、2−ジエチルアミノピリジン、2−(アミ
ノメチル)ピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジ
ン、2−アミノ−4−メチルピリジン、2−アミノ−5
−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、
3−アミノエチルピリジン、4−アミノエチルピリジ
ン、3−アミノピロリジン、ピペラジン、N−(2−ア
ミノエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピ
ペリジン、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、4−ピペリジノピペリジン、2−イミノピ
ペリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジン、ピラ
ゾール、3−アミノ−5−メチルピラゾール、5−アミ
ノ−3−メチル−1−p−トリルピラゾール、ピラジ
ン、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジン、ピリ
ミジン、2,4−ジアミノピリミジン、4,6−ジヒド
ロキシピリミジン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、
N−アミノモルフォリン、N−(2−アミノエチル)モ
ルフォリンなどが挙げられるがこれに限定されるもので
はない。
【0163】これらの含窒素塩基性化合物は、単独であ
るいは2種以上一緒に用いられる。含窒素塩基性化合物
の使用量は、フォトレジスト組成物の固形分100重量
部に対し、通常、0.001〜10重量部、好ましくは
0.01〜5重量部である。0.001重量部未満では
含窒素塩基性化合物の添加効果が得られない。一方、1
0重量部を超えると感度の低下や非露光部の現像性が悪
化する傾向がある。
るいは2種以上一緒に用いられる。含窒素塩基性化合物
の使用量は、フォトレジスト組成物の固形分100重量
部に対し、通常、0.001〜10重量部、好ましくは
0.01〜5重量部である。0.001重量部未満では
含窒素塩基性化合物の添加効果が得られない。一方、1
0重量部を超えると感度の低下や非露光部の現像性が悪
化する傾向がある。
【0164】好適な染料としては、油性染料及び塩基性
染料をを挙げることができる。具体的には、オイルイエ
ロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク
#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS,
オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブ
ラックBS、オイルブラックT−505(以上オリエン
ト化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレット(C
I42555)、メチルバイオレット(CI4253
5)、ローダミンB(CI45170B)、マラカイト
グリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI5
2015)等を挙げることができる。
染料をを挙げることができる。具体的には、オイルイエ
ロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク
#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS,
オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブ
ラックBS、オイルブラックT−505(以上オリエン
ト化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレット(C
I42555)、メチルバイオレット(CI4253
5)、ローダミンB(CI45170B)、マラカイト
グリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI5
2015)等を挙げることができる。
【0165】さらに、下記に挙げるような分光増感剤を
添加し、使用する(b)光酸発生化合物が吸収を持たない
遠紫外より長波長領域に増感させることで、本発明のフ
ォトレジスト組成物をiまたはg線に感度を持たせるこ
とができる。好適な分光増感剤としては、具体的にはベ
ンゾフェノン、p,p’−テトラメチルジアミノベンゾ
フェノン、p,p’−テトラエチルエチルアミノベンゾ
フェノン、2−クロロチオキサントン、アントロン、9
−エトキシアントラセン、アントラセン、ピレン、ペリ
レン、フェノチアジン、ベンジル、アクリジンオレン
ジ、ベンゾフラビン、セトフラビン−T、9,10−ジ
フェニルアントラセン、9−フルオレノン、アセトフェ
ノン、フェナントレン、2−ニトロフルオレン、5−ニ
トロアセナフテン、ベンゾキノン、2−クロロ−4−ニ
トロアニリン、N−アセチル−p−ニトロアニリン、p
−ニトロアニリン、、N−アセチル−4−ニトロ−1−
ナフチルアミン、ピクラミド、アントラキノン、2−エ
チルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン
1,2−ベンズアンスラキノン、3−メチル−1,3−
ジアザ−1,9−ベンズアンスロン、ジベンザルアセト
ン、1,2−ナフトキノン、3,3’−カルボニル−ビ
ス(5,7−ジメトキシカルボニルクマリン)及びコロ
ネン等であるがこれらに限定されるものではない。
添加し、使用する(b)光酸発生化合物が吸収を持たない
遠紫外より長波長領域に増感させることで、本発明のフ
ォトレジスト組成物をiまたはg線に感度を持たせるこ
とができる。好適な分光増感剤としては、具体的にはベ
ンゾフェノン、p,p’−テトラメチルジアミノベンゾ
フェノン、p,p’−テトラエチルエチルアミノベンゾ
フェノン、2−クロロチオキサントン、アントロン、9
−エトキシアントラセン、アントラセン、ピレン、ペリ
レン、フェノチアジン、ベンジル、アクリジンオレン
ジ、ベンゾフラビン、セトフラビン−T、9,10−ジ
フェニルアントラセン、9−フルオレノン、アセトフェ
ノン、フェナントレン、2−ニトロフルオレン、5−ニ
トロアセナフテン、ベンゾキノン、2−クロロ−4−ニ
トロアニリン、N−アセチル−p−ニトロアニリン、p
−ニトロアニリン、、N−アセチル−4−ニトロ−1−
ナフチルアミン、ピクラミド、アントラキノン、2−エ
チルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン
1,2−ベンズアンスラキノン、3−メチル−1,3−
ジアザ−1,9−ベンズアンスロン、ジベンザルアセト
ン、1,2−ナフトキノン、3,3’−カルボニル−ビ
ス(5,7−ジメトキシカルボニルクマリン)及びコロ
ネン等であるがこれらに限定されるものではない。
【0166】本発明のフォトレジスト組成物は、上記各
成分を溶解する溶媒に溶かして支持体上に塗布される。
ここで使用する溶媒としては、エチレンジクロライド、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヘプタノ
ン、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、酢
酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、メトキシプロピオ
ン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸
メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン等をが好まし
くを挙げることができる。これらの溶媒は、単独あるい
は混合して使用される。
成分を溶解する溶媒に溶かして支持体上に塗布される。
ここで使用する溶媒としては、エチレンジクロライド、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヘプタノ
ン、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、酢
酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、メトキシプロピオ
ン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸
メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン等をが好まし
くを挙げることができる。これらの溶媒は、単独あるい
は混合して使用される。
【0167】上記溶媒に界面活性剤を加えることもでき
る。具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー
類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミ
テート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノ
オレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタント
リステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビ
タントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフト
ップEF301,EF303,EF352(新秋田化成
(株)製)、メガファックF171,F173 (大日
本インキ(株)製)、フロラ−ドFC430,FC43
1(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG71
0,サーフロンS−382,SC101,SC102,
SC103,SC104,SC105,SC106(旭
硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロ
キサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)や
アクリル酸系もしくはメタクリル酸系(共)重合ポリフ
ローNo.75,No.95(共栄社油脂化学工業
(株)製)等を挙げることができる。これらの界面活性
剤の配合量は、本発明の組成物中の固形分100重量部
当たり、通常、2重量部以下、好ましくは1重量部以下
である。これらの界面活性剤は単独で添加してもよい
し、また、いくつかの組み合わせで添加することもでき
る。
る。具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー
類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミ
テート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノ
オレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタント
リステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビ
タントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフト
ップEF301,EF303,EF352(新秋田化成
(株)製)、メガファックF171,F173 (大日
本インキ(株)製)、フロラ−ドFC430,FC43
1(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG71
0,サーフロンS−382,SC101,SC102,
SC103,SC104,SC105,SC106(旭
硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロ
キサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)や
アクリル酸系もしくはメタクリル酸系(共)重合ポリフ
ローNo.75,No.95(共栄社油脂化学工業
(株)製)等を挙げることができる。これらの界面活性
剤の配合量は、本発明の組成物中の固形分100重量部
当たり、通常、2重量部以下、好ましくは1重量部以下
である。これらの界面活性剤は単独で添加してもよい
し、また、いくつかの組み合わせで添加することもでき
る。
【0168】本発明の上記フォトレジスト組成物を、精
密集積回路素子の製造に使用される基板(例:シリコン
/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、コーター等の適
当な塗布方法により塗布後、所定のマスクを通して露光
し、ベークを行い現像することにより良好なレジストパ
ターンを得ることができる。
密集積回路素子の製造に使用される基板(例:シリコン
/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、コーター等の適
当な塗布方法により塗布後、所定のマスクを通して露光
し、ベークを行い現像することにより良好なレジストパ
ターンを得ることができる。
【0169】本発明のポジ型フォトレジスト組成物の現
像液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウ
ム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、
n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチ
ルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジ
メチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第四
級アンモニウム塩、ピロール、ピヘリジン等の環状アミ
ン類等のアルカリ性水溶液を使用することができる。更
に、上記アルカリ性水溶液にアルコール類、界面活性剤
を適当量添加して使用することもできる。
像液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウ
ム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、
n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチ
ルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジ
メチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第四
級アンモニウム塩、ピロール、ピヘリジン等の環状アミ
ン類等のアルカリ性水溶液を使用することができる。更
に、上記アルカリ性水溶液にアルコール類、界面活性剤
を適当量添加して使用することもできる。
【0170】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明の内容がこれにより限定されるものでは
ない。 〔(a)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中での
溶解度を増大させる基を有する樹脂(バインダー)の合
成例1〕21gのパラヒドロキシスチレンと5.8gの
t−ブチルビニルエーテル、及び0.86gの2,2−
ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンを10
0mlのTHFに溶解し、そこへp−トルエンスルホン
酸0.005gを加え、室温にて24時間攪拌した。そ
の反応液を水3リットルに投入し、析出した粉体をろ
取、乾燥し、目的物のバインダー(P−1)(重量平均
分子量45,000)を得た。保護率は30%であっ
た。
するが、本発明の内容がこれにより限定されるものでは
ない。 〔(a)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中での
溶解度を増大させる基を有する樹脂(バインダー)の合
成例1〕21gのパラヒドロキシスチレンと5.8gの
t−ブチルビニルエーテル、及び0.86gの2,2−
ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンを10
0mlのTHFに溶解し、そこへp−トルエンスルホン
酸0.005gを加え、室温にて24時間攪拌した。そ
の反応液を水3リットルに投入し、析出した粉体をろ
取、乾燥し、目的物のバインダー(P−1)(重量平均
分子量45,000)を得た。保護率は30%であっ
た。
【0171】〔(b)光酸発生剤の合成例−1〕トリフェ
ニルスルホニウムCl塩の45%水溶液19.9g
(0.030モル)をイオン交換水200mlに溶解し
た。この溶液に下記構造のハード型(分岐型)ドデシル
ベンゼンスルホン酸のNa塩10.5g(0.030モ
ル)のイオン交換水400ml溶液を、室温にて撹拌下
添加した。析出した粘調固体をデカントにて分離し、イ
オン交換水1Lにて水洗した。得られた粘調固体をアセ
トン100mlに溶解し、イオン交換水500mlに撹
拌下投入して再晶析させた。析出物を真空下、50℃に
て乾燥した結果、ガラス状固体15.5gを得た。NM
R測定により、この固体が下記構造の光酸発生剤である
ことを確認した。
ニルスルホニウムCl塩の45%水溶液19.9g
(0.030モル)をイオン交換水200mlに溶解し
た。この溶液に下記構造のハード型(分岐型)ドデシル
ベンゼンスルホン酸のNa塩10.5g(0.030モ
ル)のイオン交換水400ml溶液を、室温にて撹拌下
添加した。析出した粘調固体をデカントにて分離し、イ
オン交換水1Lにて水洗した。得られた粘調固体をアセ
トン100mlに溶解し、イオン交換水500mlに撹
拌下投入して再晶析させた。析出物を真空下、50℃に
て乾燥した結果、ガラス状固体15.5gを得た。NM
R測定により、この固体が下記構造の光酸発生剤である
ことを確認した。
【0172】
【化75】
【0173】〔(d)溶解阻止剤化合物(D−1)の合成
例−1〕α, α',α''−トリス(4−ヒドロキシフエニ
ル)−1, 3, 5−トリイソプロピルベンゼン20g をテ
トラヒドロフラン400mlに溶解した。この溶液に窒素
雰囲気下でtert- ブトキシカリウム14g を加え、室温に
て10分間攪拌後、ジ−tert−ブチルジカーボネー
ト29.2g を加えた。室温下、3時間反応させ、反応液を
氷水に注ぎ、生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層を更に水洗浄し、乾燥させた後溶媒を留去した。得
られた結晶性の固体を再結晶後(ジエチルエーテル)、
乾燥させ、前記化合物例31(Rは全てt−BOC基)
25.6g を得た。
例−1〕α, α',α''−トリス(4−ヒドロキシフエニ
ル)−1, 3, 5−トリイソプロピルベンゼン20g をテ
トラヒドロフラン400mlに溶解した。この溶液に窒素
雰囲気下でtert- ブトキシカリウム14g を加え、室温に
て10分間攪拌後、ジ−tert−ブチルジカーボネー
ト29.2g を加えた。室温下、3時間反応させ、反応液を
氷水に注ぎ、生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層を更に水洗浄し、乾燥させた後溶媒を留去した。得
られた結晶性の固体を再結晶後(ジエチルエーテル)、
乾燥させ、前記化合物例31(Rは全てt−BOC基)
25.6g を得た。
【0174】〔(d)溶解阻止剤化合物(D−2)の合成
例−2〕α, α',α" −トリス(4−ヒドロキシフエニ
ル)−1, 3, 5−トリイソプロピルベンゼン48.1
g(0.10モル)をジメチルアセトアミド300ml
に溶解し、これに炭酸カリウム22.1g(0.16モ
ル)、及びブロモ酢酸t−ブチル42.9g(0.22
モル)を添加した。その後、120℃にて5時間撹拌し
た。反応混合物をイオン交換水2lに投入し、酢酸にて
中和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液
を濃縮し、カラムクロマトグラフイー(担体:シリカゲ
ル、展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5( 体
積比) )にて分別精製した結果、前記化合物例31(2
個のRは−CH2 −COO−C4 H9 t 基、1個のRは
水素原子)10gを得た。
例−2〕α, α',α" −トリス(4−ヒドロキシフエニ
ル)−1, 3, 5−トリイソプロピルベンゼン48.1
g(0.10モル)をジメチルアセトアミド300ml
に溶解し、これに炭酸カリウム22.1g(0.16モ
ル)、及びブロモ酢酸t−ブチル42.9g(0.22
モル)を添加した。その後、120℃にて5時間撹拌し
た。反応混合物をイオン交換水2lに投入し、酢酸にて
中和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液
を濃縮し、カラムクロマトグラフイー(担体:シリカゲ
ル、展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5( 体
積比) )にて分別精製した結果、前記化合物例31(2
個のRは−CH2 −COO−C4 H9 t 基、1個のRは
水素原子)10gを得た。
【0175】[(c)一般式(I)の化合物(I−15)の合
成例]19gの2−ヒドロキシ−3−ナフタレンカルボ
ン酸と11gのiso−ブチルビニルエーテルを200
mLのTHFに溶解し、p−トルエンスルホン酸0.0
1gを加え、室温で24時間攪拌した。その後、反応液
を水1.5Lに投入し析出した粉体を濾取、乾燥し、前
記目的物I−15を、12g得た。上記化合物(I−1
5)の合成例と同様に、以下実施例で使用する、前記一
般式(I)の化合物(I-1,I-3,I-7,I-9)を合成した。
成例]19gの2−ヒドロキシ−3−ナフタレンカルボ
ン酸と11gのiso−ブチルビニルエーテルを200
mLのTHFに溶解し、p−トルエンスルホン酸0.0
1gを加え、室温で24時間攪拌した。その後、反応液
を水1.5Lに投入し析出した粉体を濾取、乾燥し、前
記目的物I−15を、12g得た。上記化合物(I−1
5)の合成例と同様に、以下実施例で使用する、前記一
般式(I)の化合物(I-1,I-3,I-7,I-9)を合成した。
【0176】(実施例1〜7、比較例1〜3) [フォトレジスト組成物の調製と塗設物の評価]下記表
1に示す各素材を、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート(PGMEA)60gに溶解し、0.
2μmフィルターで濾過しレジスト溶液を作成した。こ
のレジスト溶液をシリコンウェハー上に塗布し、90℃
60秒間真空吸着型ホットプレートで加熱乾燥し、0.
77μm、0.80μmのレジスト膜を得た。このレジ
スト膜に縮小投影露光装置(ニコン(株)製NSR15
05EX)を用いて、248nmの波長で露光し、露光
直後に真空吸着型ホットプレートで110℃60秒で加
熱を行った後、2.38%のテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド(TMAH)水溶液で60秒間現像し、3
0秒間水でリンスして乾燥した。このようにして得られ
たシリコンウェハー上のレジストパターンを走査型電子
顕微鏡で観察して、限界解像力及び基板からの反射によ
る定在波の影響及びノッチングの発生を下記方法により
評価した。結果を下記表2に示す。 [解像力]解像力は、レジスト膜厚0.77μmにおい
て、0.4μmのマスクパターンを再現する露光量を最
適露光量とし、最適露光量における限界解像力で評価し
た。 [定在波]最適露光量において、0.4μmのラインア
ンドスペースのパターン側壁に定在波が見られない場合
を○、弱い定在波が見られる場合を△、強い定在波が見
られる場合を×とした。 [ノッチングの発生]3000Åの段差を持つ基板に図
1のようにパターン形成し、最適露光量で0.40μm
のマスクパターン線幅でのレジストパターン線幅の、最
も太い部分と細い部分の差を測定して評価した。
1に示す各素材を、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート(PGMEA)60gに溶解し、0.
2μmフィルターで濾過しレジスト溶液を作成した。こ
のレジスト溶液をシリコンウェハー上に塗布し、90℃
60秒間真空吸着型ホットプレートで加熱乾燥し、0.
77μm、0.80μmのレジスト膜を得た。このレジ
スト膜に縮小投影露光装置(ニコン(株)製NSR15
05EX)を用いて、248nmの波長で露光し、露光
直後に真空吸着型ホットプレートで110℃60秒で加
熱を行った後、2.38%のテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド(TMAH)水溶液で60秒間現像し、3
0秒間水でリンスして乾燥した。このようにして得られ
たシリコンウェハー上のレジストパターンを走査型電子
顕微鏡で観察して、限界解像力及び基板からの反射によ
る定在波の影響及びノッチングの発生を下記方法により
評価した。結果を下記表2に示す。 [解像力]解像力は、レジスト膜厚0.77μmにおい
て、0.4μmのマスクパターンを再現する露光量を最
適露光量とし、最適露光量における限界解像力で評価し
た。 [定在波]最適露光量において、0.4μmのラインア
ンドスペースのパターン側壁に定在波が見られない場合
を○、弱い定在波が見られる場合を△、強い定在波が見
られる場合を×とした。 [ノッチングの発生]3000Åの段差を持つ基板に図
1のようにパターン形成し、最適露光量で0.40μm
のマスクパターン線幅でのレジストパターン線幅の、最
も太い部分と細い部分の差を測定して評価した。
【0177】
【表1】
【0178】
【表2】
【0179】上記表2の結果から、本発明のポジ型フォ
トレジスト組成物(実施例1〜7)から得られるレジス
トパターンは、解像力に優れ、定在波の影響が認められ
ず、しかもノッチングの発生も僅かである。一方、一般
式(I)の化合物を使用しないポジ型フォトレジスト組成
物(比較例1〜3)から得られるレジストパターンは、
解像力に優れるものの、定在波の影響が認められ、しか
もノッチングが著しく発生している。
トレジスト組成物(実施例1〜7)から得られるレジス
トパターンは、解像力に優れ、定在波の影響が認められ
ず、しかもノッチングの発生も僅かである。一方、一般
式(I)の化合物を使用しないポジ型フォトレジスト組成
物(比較例1〜3)から得られるレジストパターンは、
解像力に優れるものの、定在波の影響が認められ、しか
もノッチングが著しく発生している。
【0180】
【発明の効果】本発明のポジ型フォトレジスト組成物か
ら得られるレジストパターンは、解像力に優れ、定在波
の影響が認められず、しかもノッチングの発生も僅かで
ある。
ら得られるレジストパターンは、解像力に優れ、定在波
の影響が認められず、しかもノッチングの発生も僅かで
ある。
【図1】基板上に形成されたレジストパターンと該基板
の段差部分との位置関係を模式的に示す平面図である。
の段差部分との位置関係を模式的に示す平面図である。
【図2】図1のレジストパターン及び段差部分を破線a
で切断したときの断面を模式的に示す断面図である。
で切断したときの断面を模式的に示す断面図である。
1 レジストパターン 2 基板上の段差部分 3 ノッチングが発生しないときのパターンを示す点線 4 ノッチングが発生したときのパターンを示す弧 5 ノッチングを示す凹部領域
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)酸の作用により分解し、アルカリ
現像液中での溶解度を増大させる基を有する樹脂、
(b)活性光線または放射線の照射により酸を発生する
化合物、及び(c)下記一般式(I)で示される化合
物、を含有することを特徴とするポジ型フォトレジスト
組成物。 【化1】 上記式(I)中、R1 〜R4 は同一あるいは異なって、
水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換されていてもよ
い炭素数1〜6個のアルキル基、置換されていてもよい
炭素数6〜10個のアリール基、−C(=O)−R9 、
−O−R10、−S−R11又は−NR12R13、を表す。但
し、R1 とR2 あるいはR3 とR4 は、互いに−C(=
O)R−、−C(=O)OR−、−C(=O)OC(=
O)−、−C(=O)N(R’)−RC(=O)−(こ
こで、Rは単結合もしくは、置換されていてもよい、炭
素数1〜4個のアルキレン基又はフェニレン基を表し、
R’は水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)で連
結して環を形成してもよい。R1 〜R4 のうち少なくと
も一つは、−C(=O)−R9を表す。R9 は、水素原
子、水酸基、置換されていてもよい炭素数1〜4個のア
ルキル基、置換されていてもよい炭素数6〜14個のア
リール基、−NR12R13又は−O−R14を表す。R14は
置換されていてもよい炭素数1〜5個のアルキル基、又
は置換されていてもよい炭素数6〜14個のアリール基
を表す。R5 〜R8 は、同一あるいは異なって、水素原
子、水酸基、置換されていてもよい炭素数1〜6個のア
ルキル基、置換されていてもよい炭素数6〜14個のア
リール基又は−O−R15を表す。R10〜R13、R15は、
同一あるいは異なって、水素原子、炭素数1〜5個のア
ルキル基、−C(=O)OR16、−C(R17)(R18)
−OR19、−CH2 C(=O)OR16、−C(=O)−
CH2 C(=O)OR16(ここで、R16、R19は各々炭
素数1〜5個のアルキル基を表し、R17、R18は各々炭
素数1〜3個のアルキル基を表す。)を表す。 - 【請求項2】 (d)酸の作用により分解し、アルカリ
現像液中での溶解度を増大させる基を有する、分子量3
000以下の低分子酸分解性溶解阻止化合物を含有する
請求項1に記載のポジ型フォトレジスト組成物。 - 【請求項3】 上記(a)酸の作用により分解し、アル
カリ現像液中での溶解度を増大させる基を有する樹脂
が、下記一般式(II)で表される繰り返し構造単位及び
一般式(III)で表される繰り返し構造単位を含む樹脂で
ある請求項1又は2に記載のポジ型フォトレジスト組成
物。 【化2】 上記一般式(II)中、R37は、水素原子、置換されていて
もよい直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1〜20個のア
ルキル基、又は置換されていてもよい炭素数7〜15個
のアラルキル基を表わす。Aは、置換されていてもよい
直鎖、分岐あるいは環状の炭素数1〜20個のアルキル
基、又は置換されていてもよい炭素数7〜15個のアラ
ルキル基を表わす。但し、AとR37は、互いに結合し
て、これらが結合している炭素原子及び酸素原子を含ん
で5または6員環を形成していてもよい。 - 【請求項4】 (b) 活性光線、又は放射線の照射によ
り酸を発生する化合物、(c)請求項1に記載の一般式
(I)で示される化合物、(d)酸の作用により分解
し、アルカリ現像液中での溶解度を増大させる基を有す
る、分子量3000以下の低分子酸分解性溶解阻止化合
物、及び(e)水に不溶でアルカリ現像液に可溶な樹
脂、を含有することを特徴とするポジ型フォトレジスト
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194590A JPH1138627A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | ポジ型フォトレジスト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194590A JPH1138627A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | ポジ型フォトレジスト組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138627A true JPH1138627A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16327083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9194590A Pending JPH1138627A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | ポジ型フォトレジスト組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1058153A1 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Positive working photoresist compositions |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9194590A patent/JPH1138627A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1058153A1 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Positive working photoresist compositions |
US6280902B1 (en) | 1999-06-03 | 2001-08-28 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Positive working photoresist compositions comprising a nitrogen-containing cyclic compound |
KR100710604B1 (ko) * | 1999-06-03 | 2007-04-24 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 포지티브형 감광성 내식막 조성물 |
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