JPH1138331A - 光学的デポーライザおよび光源の光を偏光解消させる方法 - Google Patents

光学的デポーライザおよび光源の光を偏光解消させる方法

Info

Publication number
JPH1138331A
JPH1138331A JP10120191A JP12019198A JPH1138331A JP H1138331 A JPH1138331 A JP H1138331A JP 10120191 A JP10120191 A JP 10120191A JP 12019198 A JP12019198 A JP 12019198A JP H1138331 A JPH1138331 A JP H1138331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
depolarizer
input
light
circulating
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10120191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shen Paisheng
シェン パイシェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alliance Fiber Optic Products Co Ltd
Original Assignee
Alliance Fiber Optic Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alliance Fiber Optic Products Co Ltd filed Critical Alliance Fiber Optic Products Co Ltd
Publication of JPH1138331A publication Critical patent/JPH1138331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2706Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means as bulk elements, i.e. free space arrangements external to a light guide, e.g. polarising beam splitters
    • G02B6/2713Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means as bulk elements, i.e. free space arrangements external to a light guide, e.g. polarising beam splitters cascade of polarisation selective or adjusting operations
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2706Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means as bulk elements, i.e. free space arrangements external to a light guide, e.g. polarising beam splitters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2726Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means in or on light guides, e.g. polarisation means assembled in a light guide
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2726Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means in or on light guides, e.g. polarisation means assembled in a light guide
    • G02B6/274Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means in or on light guides, e.g. polarisation means assembled in a light guide based on light guide birefringence, e.g. due to coupling between light guides
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2753Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means characterised by their function or use, i.e. of the complete device
    • G02B6/2786Reducing the polarisation degree, i.e. depolarisers, scramblers, unpolarised output

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光学式デポーライザの欠点を克服した
光学式デポーライザを提供する。 【解決手段】 光学式デポーライザは入力光を受光する
入力部と、スプリッタと、上記入力光を上記スプリッタ
により少なくとも2本のビームへ分割しかつ少なくとも
2本のビームのうちの一本を循環ループへ沿って導く循
環式ループと、そしてループ出力と入力光とを合成する
手段とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の光学の分野
に関する。より詳しくは、本発明は通信、センサー、光
学機器およびその他の領域の用途を有するデポーライザ
の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】通信および機器、例えばスイッチ、カプ
ラーおよびモジュレーター等数多くの光学機器は、光の
偏光の状態に非常に敏感である。かかる光学装置を使用
する通信システムおよび機器のパフォーマンスは、偏光
の状態(以下、「SOP」と言う)が変化するのに従っ
て変化する。SOPの変動の結果、光通信における信号
対ノイズ比が減少するか、あるいは光ファイバー機器に
おける感度および精度が減少してしまう。
【0003】光が光ファイバーケーブル(以下、「ファ
イバー」と言う)を通過する際に、楕円状にあるいは直
線状に偏光されるかに関らず、光の初期偏光は上記ファ
イバーに影響を及ぼす環境因子を変化させることにより
変化させることができる。これらの環境因子は上記ファ
イバーの屈折率の変化をもたらす。上記ファーバーに沿
って伝達する光は、異なる屈折率を有するこれらの領域
を通過することによって上記ファーバーに沿って伝達す
るのに従って光の初期SOPを変化させる。媒体を通過
するのに伴う光のSOPの変化の効果は、複屈折と言わ
れている。上記ファイバーの出力末端で受取った偏光
は、従って入力末端でSOPから放射状に変化し得る。
複屈折率が環境因子が変化することによって影響される
ので、出力SOPは、入力SOPと断定的関係を有して
いない。従って、SOPに敏感である機器類は簡単に予
測または補正のできない様式でこれらのパフォーマンス
が退化する。
【0004】複屈折率の問題の一つの解決方法は、共通
のシングルモードファイバーを、環境因子に非感受性で
あり従って光が上記ファイバーにそって伝達するに従っ
て初期SOPを保護する偏光維持ファイバー(以下、
「PMF」と言う)に置換えることである。PMFが標
準シングルモードファイバーを超える利点を有している
が、これは使用するのには高価過ぎるものである。PM
F1メートルは、約10ドルであり、シングルモードフ
ァイバーのおよそ100倍の価格である。
【0005】シングルモードファイバーは複屈折の欠点
を有しているが、上記ファーバー内へ伝達する付帯的光
が偏光解消された場合は、複屈折効果はSOPを変更し
ない。偏光解消された光は、すべての偏光状態の等しい
割合の組み合せである。シングルモードファイバーの複
屈折は、すべての偏光状態を等しく変化させることにに
よって上記ファーバーにそって伝達する光の偏光解消を
保護する。従って、偏光解消された光を使用すると、複
屈折はもはやシステムパフォーマンスの低減をもたらさ
ない。
【0006】偏光解消された光を使用することに関連す
る問題点の一つは、光ファイバーシステムに使用される
光源が高い偏光の度合(以下、偏光の度合を「DOP」
と言う)を有しているということである。DOPは偏光
された光学的力の割合として定義されている。偏光され
た光源を使用するために、デポーライザを使用してDO
Pを除かなければならない。現在使用可能なデポーライ
ザは、光ファイバー通信システムおよび光ファイバー機
器の両方における実際の用途を減少する著しい制限を有
している。
【0007】デポーライザの一つの種類としては、波動
管の一方の側に位置する電極を使用して波動管内の屈折
率を変化させる電子光学式擬似デポーライザがある。屈
折率の変化を順に波動管を通過する光のSOPを変化さ
せる。波動管の屈折率の変化はSOPを変化させるが、
測定した有効DOPは、検出器の速度に依存する。波動
管の屈折率の変化の数サイクルを超えると、時平均化さ
れた出力光は、時間を平均化する間にいずれのSOPも
選ばない点から偏光解消されるようだ。この形式の偏光
解消は擬似偏光解消あるいは時平均化偏光解消と呼ば
れ、そして狭い時間間隔内でデポーライザ内を出る光が
高いDOPを有するという欠点を有している。しかしな
がら、高速検出器は、狭い時間間隔内で光を検出する。
従って、高速検出器は、光が狭い時間間隔にわたって時
平均化された際に高いDOPを有する光を捕捉する。加
えて、電子光学式擬似デポーライザは、駆動電子回路構
成要素と電力供給源の両方を必要とする活動的なシステ
ムである。これらの活動的な構成要素の不良により高い
DOPを有する波動管内に光が出てしまう。電子光学式
擬似デポーライザの別の欠点は、このものの価格が非常
に高いことである。電子光学式擬似偏光解消装置は約1
000ドルかかる。
【0008】別の種類の現在使用可能なデポーライザ
は、音響的(acoustic)デポーライザである。駆動スピー
カーがデポーライザ内のファイバーの区分を振動させる
ことによってファイバーが曲って振動するので屈折率を
変化させる。ファイバー内の屈折率がスピーカーの振動
数で振動する。振動するファイバーを通過する偏光した
光はスピーカーの振動数で変更したSOPを有する。電
子光学式擬似デポーライザと同様に、音響的デポーライ
ザも時平均基準化に基づいて光を偏光解消させる。次い
で、DOPは駆動スピーカの振動数で変化する。スピー
カーの振動数に依存する偏光解消の時間間隔よりも狭い
時間間隔で検出する検出器および機器に関して、音響的
デポーライザ内を出る光は顕著なDOPを有する。駆動
スピーカーデポーライザの別の欠点は、駆動スピーカー
に依存する活動的なシステムであるということである。
駆動スピーカーに関するコストおよび回路構成要素に関
するコストに加えて、かかるシステムは、スピーカーま
たは駆動回路構成要素の数多くの構成要素のいずれか一
つが不良になると不良となりやすい。従って、駆動スピ
ーカーデポーライザがDOPを減少するが、出力光は、
狭い時間間隔内になおも著しいDOPを保持している。
【0009】別の公知のデポーライザは、ライオット(L
yot)デポーライザである。ライオットデポーライザは、
大きい遅延性(retardance)を有するクォーツクリスタル
の二枚のプレートから構成されている。ライオットデポ
ーライザで使用される光源は、広域帯の光源、例えば、
超発光ダイオードである。このクリスタルは、付帯的光
を第1のクリスタルを介しそして上記第1のクリスタル
の近傍の第2のクリスタル中に通過させるように配置さ
れている。二枚のクリスタルの厚さの比率は2:1であ
る。第2のクリスタルを出る光が長波長領域にわたって
偏光解消されるが、短波長領域における光は、偏光解消
されない。従って、ライオットデポーライザは、モノク
ロ光源または狭い波長の光源には有効でない。ライオッ
トデポーライザの別の欠点は、広域帯光源を使用するこ
とに関連する高いコストである。広域帯光源は、狭い帯
域の光源を用いて可能となる出力電力よりも低い出力電
力を有していることである。ライオット偏光解消装置の
さらに別の欠点は、広域帯光源を使用するゆえんに数多
くの光ファイバー通信システムに適用ができないという
ことである。広域帯光源からの光のパルスが数多くの通
信システムで使用される複屈折シングルモードファイバ
ーに沿って伝達するので、広域帯光パルスの異なる波長
構成要素の異なる伝達速度によって生じるパルスの時間
差が生じる。この時間差は、光パルスの「広がり」をも
たらし、そして数多くの光ファイバー通信システムの高
い伝達速度に適合しない。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】さらに別の種類の現在使用可能なデポーラ
イザは、マイケル等(Michal et.,al)の米国特許第5,
486,916号明細書およびハートル等(Hartl et.,a
l)の米国特許第5,457,756号明細書に記載され
ている。この種のデポーライザは、PMFから構成され
ている。PMFの末端は、これらの主要角度が45°と
なるように配向されている。かかるデポーライザにおい
て、デポーライザの品質は、PMFの45°配置に臨界
的に依存している。ライオットデポーライザと同様に、
この種のデポーライザも広域帯光源を必要としている。
従って、広域帯光源を使用しそしてPMFを使用してい
ることにより規定される高いコストに加えて、PMFを
臨界的に配置しそして融着させることに関連して製造コ
ストが高くなる。上記の時平均擬似デポーライザと同様
に、このデポーライザのスペクトルは平均化し、そして
同じ種類のデポーライザと直列に接続できないという欠
点を有している。一方のデポーライザの出力が第2のデ
ポーライザの入力となるように二個のデポーライザを配
置した場合のように、このもの自身を直列に接続する
と、第2のデポーライザからの出力光は、第1のデポー
ライザの出力から増加したDOPを有している。従っ
て、米国特許第5,486,916号明細書に記載され
たデポーライザは、デポーライザの直列組み合せによる
非常に低いDOPをもたらすのには好適でない。
【0011】従って、本発明が現在の光学的デポーライ
ザの制限を克服することが望まれている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビームを出力
ビームと循環ビームとに分割することによって光を偏光
解消させる光学的デポーライザおよび光を偏光解消する
方法を提供する。上記循環ビームは複屈折路に沿って伝
達し、ついで入力ビームが出力ビームと循環ビームとに
分割される前に入力ビームと再合成される。合成入力ビ
ームと循環ビームは次いで出力ビームと循環ビームとに
分割される。この入力ビームの分割、複屈折路に沿った
伝達、および入力ビームと再合成するプロセスにより、
出力ビームが異なる偏光の状態を有する数多くの光ビー
ムの平均となるように偏光の異なる状態を有するビーム
を平均化する。
【0013】即ち、 本発明は入力光を受光する入力部
と、スプリッタと、上記入力光を上記スプリッタにより
少なくとも2本のビームへ分割しかつ少なくとも2本の
ビームのうちの一本を循環ループへ沿って導く循環式ル
ープと、そしてループ出力と入力光とを合成する手段と
から成る光学的デポーライザに関する。上記デポーライ
ザにおいて、合成手段の合成出力をスプリタに入力する
ことができる。また、上記デポーライザにおいて第1の
スプリッタ出力を循環式ループのループ入力部へ入力す
ることができる。また、上記デポーライザにおいて第1
のスプリッタ出力を循環式ループのループ入力部に入力
してもよい。また、 上記デポーライザはさらに上記デポ
ラーライザの入力部と結合する偏光制御装置からなこと
ができる。さらにまた、 上記デポーライザは、 さらに上
記デポーライザの循環式ループ内に挿入された偏光制御
装置からなることができる。
【0014】本発明はまた、 N個の入力部とN個の出力
部とを有するN×Nファイバーカプラーと、少なくとも
1つの出力部を少なくとも1つの入力部と結合させるこ
とから形成された循環式ループとから成る光学的デポー
ライザに関する。上記デポーライザはさらにデポーライ
ザの入力部と結合した第1の偏光制御装置と循環ループ
内に挿入された第2の偏光制御装置とから成ることがで
きる。
【0015】また本発明は、 各々N個の入力部とN個の
出力部を有する複数のN×Nカプラーと、そして少なく
とも1個の出力部を少なくとも1個の入力部と結合する
ことによって形成された少なくとも1 個の循環式ループ
とを有する光学的デポーライザに関する。上記デポーラ
イザは少なくとも1個の循環式ループが少なくとも1個
の出力部を少なくとも1個の入力部と結合していてもよ
い。また、上記デポーライザはさらに少なくとも1個の
出力部を少なくとも1個のファイバーカプラーに結合す
る少なくとも1個の循環ループから成ることができる。
上記デポーライザにおいてN=2であることが好まし
い。
【0016】本発明はさらに、次の段階、すなわち入力
光ビームを複数本の光ビームに分割する段階、複数本の
光ビームの少なくとも1 本を複屈折路に沿って循環させ
る段階、および循環した光ビームの少なくとも1 本を入
力光ビームと合成する段階から成る光源を偏光解消させ
る方法に関する。上記方法において、入力光源が複数本
の光ビームに分割させる前に循環光ビームを合成するの
が好ましい。また、 上記方法において、入力光ビームの
偏光を偏光制御装置により制御するのが好ましい。さら
に、上記方法において、循環光ビームの偏光を偏光制御
装置により制御するのが好ましい。
【0017】本発明はさらにまた、 入力末端と出力末端
とを有する光ファイバーから成り、上記光ファイバー自
身が結合して入力末端と出力末端との間に循環ループを
形成している光ファイバーから成る光学的デポーライザ
に関する。本発明はまた、 基板上の光学的集積装置とし
て形成された光学的デポーライザであって、入力部、出
力部、入力部に入る光の一部を循環式ループに向わせる
循環式ループ、循環式ループを出る光の偏光を変更する
ための循環式ループに沿って位置する偏光制御手段、お
よび循環式ループを出る光を入力部に入る光と合成させ
る手段であって少なくとも合成光の一部を出力部に向わ
せる合成手段から成る光学的デポーライザに関する。上
記デポーライザにおいて入力部および循環ループからの
合成光の一部が循環ループにそって伝達するのが好まし
い。
【0018】本発明はさらにまた、 複屈折要素と、二方
向鏡と部分反射鏡とから成り、複屈折要素、二方向鏡お
よび部分反射鏡が循環部分を形成する光学的デポーライ
ザに関する。また、 本発明は光ファーバーの区分から形
成され、第1の格子状断片、第2の格子状断片、および
循環部分から成る光学的デポーライザに関する。上記デ
ポーライザは上記ファイバーにそって伝達する光の一部
を第1の格子状断片を介して第2の格子状断片に伝達
し、第2の格子状断片に衝突した光の一部を第1の格子
状断片に反射により戻し、そして第2の格子状断片に衝
突した光の一部を第2の格子状断片を介して伝え、第2
の格子状断片からの第1の格子状断片に反射により戻さ
れた後の第1の格子状断片に衝突した光の一部を第2の
格子状断片に向って反射により戻すことによって第1の
格子状断片を介して伝達した光を合成し、そして第2の
格子状断片を介して伝達した光の一部をデポーライザの
出力ビームを形成するのが好ましい。
【0019】本発明の一実施態様において、複数の鏡を
有する複屈折要素を使用する。入力光ビームを、部分反
射鏡により二本のビームに分割させる。一方のビームは
デポーライザの出力ビームを形成する。他方のビームは
複屈折要素により反射され、そして部分反射鏡に戻され
る。複屈折要素を通過するこの部分のビームは、循環式
ループを形成する。部分反射鏡に衝突するこのビームの
一方の部分を、デポーライザの出力ビームの一部として
通過させる。他方の部分を循環式ループの路に沿って反
射させる。
【0020】本発明の一実施態様において、循環ビーム
を入力ビームの路に沿ってそして入力ビームに沿った複
屈折要素を通して反射により戻す循環式区分を使用す
る。ついで、循環ビームは入力ビームの方向に入力ビー
ムの路に沿って反射して戻される。本発明の一実施態様
において、1本の入力ファイバーおよび1本の出力ファ
イバーを接続して循環式ループを形成する2×2ファイ
バーカプラーを使用する。本発明の一実施態様におい
て、制御装置を入力ファイバーと循環ループ内に包含さ
せて偏光度を広い値の範囲内で同調させる。本発明の別
の実施態様において、標準型のあるいは同調可能(tunab
le) な型のいずれかのマルチシングルリングデポーライ
ザを、ある光出力シングルリングデポーライザが次のシ
ングルリングデポーライザの出力となるように直列に接
続する。
【0021】本発明の別の実施態様において、多数個の
2×2ファイバーカプラーを直列でない配置で接続して
光を循環させそして再合成することによって、異なる偏
光状態を平均化しそして出力光ビームを偏光解消させ
る。本発明の別の実施態様において、循環デポーライザ
をシングルファイバーそれ自身と結合して循環式ループ
を形成するシングルファイバーから形成する。本発明の
別の実施態様において、循環デポーライザを基板上の集
積光学的装置として形成している。波動管は循環路に沿
って入力光を導いて入力光ビームを偏光解消させる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、光を偏光解消する方法
および装置を提供するが、以下の記載において、本発明
の十分に理解させるために数多くの多数の詳細な説明を
行う。しかしながら、これらの特定の詳細説明が本発明
を実施するために必要でないことを当業者は理解するで
あろう。周知の構成要素、装置、方法段階は本発明を妨
害するのを防ぐために記載しない。さらに、本発明に参
照されるすべての特許、技術文献およびその他の参考文
献を本明細書の参考文献として組込んでいる。
【0023】図1は、自由空間デポーライザ2を示す図
面である。図示しない光源からの光を部分反射鏡4に入
力する。入力ビームの一方の部分を上記部分反射鏡4か
ら反射させて出力ビーム6を形成する。上記ビームの路
に沿った矢印は、伝達の方向を示す。入力ビームの他の
部分は部分反射鏡4を介して鏡8まで通過する。部分反
射鏡4を介して鏡8まで通過するビームを循環ビームと
呼ぶ。鏡8は循環ビームを鏡10へと反射させる。鏡1
0へと反射した循環ビームは次いで複屈折要素12を通
過してそして鏡14へ反射する。複屈折要素12は当該
複屈折要素を通過する光のビームのSOPを変更するい
かなる半透明材料からも形成することができる。鏡14
へ反射した後、循環ビームは部分反射鏡4へと戻る。前
述の通り、部分反射鏡を遮断する光ビームは二つのビー
ムへ分割される。一方のビームは部分反射鏡4を通過し
てそしてデポーライザ2の出力ビーム6の一部となる。
他方の部分の循環ビームは部分反射鏡4により反射され
て循環ビームの一部となる。
【0024】この方法で、デポーライザ2へ入力された
光は複屈折要素を通過するビームの部分を持つこととな
る。次いで、デポーライザ2の出力ビームは入力ビーム
と循環ビームと合成する。循環ビームは、循環ビームの
一部が連続的に複屈折要素を通過するように部分反射鏡
4により連続的に反射される。光が複屈折要素を通過す
る毎に、ビームのSOPが変化する。従って、異なるS
OPの数多くのビームの合成体としての出力ビームは、
入力光のSOPに関連する高いDOPをもはや持たなく
なる。異なるSOPを有する数多くの循環ビームの添加
から得られた出力ビームは低いDOPを有している。
【0025】部分反射鏡4を選択して入力ビームのエネ
ルギーのいかなる部分も循環ビームとして伝達すること
ができる。可能な良好な態様としては、入力ビームを等
しい強度の2つのビームに分割する50/50分割並び
に67/33分割(ただし、第1の数字は循環ビームが
入る光のパーセンテージを表し、そして第2の数字が出
力ビームに入る数字を表す)が挙げられる。低いDOP
は、67%のビームスプリッタに到達した光が循環ルー
プにそって伝達された67/33分割で示されている。
【0026】図1に示した実施態様は4個の鏡と1個の
複屈折要素を使用したが、他の実施態様において、 数個
の複屈折要素と鏡の異なる配置を有する他の態様も可能
である。複屈折媒体を介した入力ビームの一部を循環さ
せそして再合成させる鏡および複屈折要素のいかなる配
置も本発明に従って入力光の偏光解消を認めるものであ
る。
【0027】図2は、循環路が直線区分である自由空間
デポーライザ16を表す図面である。図示しない光源か
らの光を入力ビームを入力ビームの伝達の方向に通過さ
せる二方向鏡18に入力する。二方向鏡18を通過させ
た後、入力ビームを、入力ビームのSOPを変更させる
複屈折要素20に通過させる。複屈折要素20に通過さ
せた後、入力ビームは部分反射鏡22に衝突する。部分
反射鏡22は、入力ビームを2本のビームに分割する。
入力ビームの一方の部分は部分反射鏡22を通過しそし
てデポーライザ16の出力ビームとなる。入力ビームの
他方の部分は循環ビームとして部分反射鏡から反射によ
り戻される。次いで、循環ビームは入力ビームの路を戻
り、まず複屈折要素20を通過し、次いで二方向鏡18
に衝突する。もとに戻ることとは部分反射鏡22から反
射された循環ビームが二方向鏡18の方向に戻ることを
意味している。循環ビームはビームの正確な路をたどる
必要はない。二方向鏡18に衝突した後、次いで循環ビ
ームは複屈折要素20を介して二方向鏡18から反射に
より戻されて部分反射鏡22に衝突する。前述の通り、
循環ビームは鏡間で連続的に反射される。デポーライザ
16においては、複屈折要素20を含む二方向鏡18と
部分反射鏡22との間の路は、循環式デポーライザの循
環路である。循環式デポーライザの循環路が図1に示す
デポーライザ2のように別々の循環式ループというより
入力ビームの路に従うので、循環路を循環区分と呼ぶ。
【0028】デポーライザ16に入る偏光した入力ビー
ムは、以下の方法でそのDOPが減少される。入力ビー
ムが循環区分に沿ってデポーライザ16を通過すると、
入力ビームのSOPは、循環区分の複屈折により変更さ
れるが、DOPは同じ状態のままである。循環区分に沿
って横切って戻る循環ビームは、循環区分の複屈折によ
り入力ビームのSOPから変化したSOPを有してい
る。循環ビームが二方向鏡18から反射により戻された
後、二方向鏡を介して伝達する入力ビームと二方向鏡か
ら反射された循環ビームは合成して異なるSOPを有す
る二種類のビームの合成体としてDOPが減少したビー
ムを形成する。合成ビームが部分反射鏡22に衝突した
際に、反射されたビームは循環区分に沿って戻り、そし
て二方向鏡18により反射される。合成ビームのDOP
は入力ビームのものより低い。部分反射鏡22を通過す
る合成ビームは、各々循環ビームが加えられた状態で低
いDOPを有している。
【0029】上記実施態様がデポーライザの鏡から分離
した複屈折要素を有するデポーライザを示したが、デポ
ーライザの1またはそれ以上の鏡の一部として複屈折要
素を有する別の実施態様も可能である。図2に示した態
様が別個の鏡および別個の複屈折要素を使用したが、か
かるデポーライザを構成する方法の一つとして格子状と
したシングルファイバーを使用することが挙げられる。
ファイバーの断片を格子状としてファイバーに沿って移
動する入力ビームを通過させる第1の格子を作製する。
さらに、入力ビームの伝達の方向にファイバーに沿って
第2の格子状断片を形成する。この第2の格子状断片は
これに衝突するビームの一部を反射し、一方上記ビーム
の一部は通過させる。第1の格子状断片と第2の格子状
断片との間のファイバーの区分は、複屈折要素として作
用してこれに沿って伝達する光のSOPを変更する。第
1の格子状断片、第2の格子状断片および格子状断片の
間のファイバーの区分は循環区分を形成する。ファイバ
ーの入力ビームは、第1の格子状断片を介して第2の格
子状断片へと通過する。入力ビームはファイバーに沿っ
て第2の格子状断片から第1の格子状断片に反射して戻
され、その際に光は再び反射される。光が第1の格子状
断片から反射して戻される際に、ファイバーに沿って移
動する入力ビームと合成される。この合成ビームの一部
は第2の格子状断片を通過してそしてデポーライザの出
力ビームを構成する。上述の通り、合成ビームの一部は
第2の格子状断片から第1の格子状断片に反射により戻
されることによって入力ビームの分割および再合成の工
程を繰返す。異なるSOPを有するビームを合成するこ
とによって出力ビームのDOPが減少される。
【0030】図3は、ゴールドアンドエイエムピー社(G
ould and AMP) から販売されている標準2×2ファイバ
ーカプラー28から構成したシングルリング循環式デポ
ーライザ24を示す図面である。2×2ファイバーカプ
ラーは、標準Yカプラー29およびビームスプリッタ3
1の両方の作用を有している。二本の入力ファイバーを
通じてファイバーカプラーに入る光ビームは標準光学式
カプラーにより合成されて合成ビームを形成する。次い
で、この合成ビームはファイバーカプラー内のファイバ
ーに沿ってファイバーカプラーのビームスプリッタに伝
達する。ビームスプリッタは合成ビームを二本のビーム
に分割する。この二本のビームはその二本の出力ファイ
バーを通じてファイバーカプラー内を出る。
【0031】図3に示すデポーライザ24の図面におい
て、図示しない光源からの光は、2×2ファイバーカプ
ラー28の入力ファイバー26へ向う。光源としては、
コーヒレンスの光源、例えばレーザーダイオードを使用
することができる。入力ビームから分割された二本のビ
ームのうちの一本は出力カプラー(30)を通じてファ
イバーカプラー(28)を出る。この出力するビームを
以下出力ビームと言う。他方の分割されたビームは、循
環式ループ30の一部を形成するファイバーを通じたフ
ァイバーカプラー28を出る。循環式ループ32は、フ
ァイバーカプラーの出力ファイバーのうちの一本を入力
ファーバーの一本と結合させることによって形成しても
よい。
【0032】従って、デポーライザ24を出る光は入力
ファイバー26に沿ってファイバーカプラー28に送ら
れ、そこで入力ビームがビームスプリッタにより二本の
ビームに分割される。分割された二本のビームのうちの
一本は出力ファイバー30に沿って送られ、そして他方
の分割されたビームは循環式ループ32に沿って送られ
る。次いで、循環式ループ32上に送られたビーム(以
下、循環ビームと言う)は、ファイバーカプラー28内
の入力ビームと再合成される。次いで、入力ビームと循
環ビームを合成することから形成される光の合成ビーム
はファイバーカプラー内のスプリッタにより上述の通り
二本のビームに分割される。すなわち、そのうちの一本
は出力ファイバー30に沿って送られ、そしてそのうち
の一本は循環式ループ32に沿って送られる。従って、
入力ビームからの光は分割され、循環されそして入力ビ
ームと合成され、分割され、循環され、入力ビームと再
合成されるという順に続く。
【0033】入力ビーム26の循環および再合成による
出力ビーム30のSOPに対する効果を考慮する場合、
以下の事項が生じる。ファイバーを通過する光が複屈折
する、すなわちSOPが光がファイバーに沿って伝達す
るに従って変化する。従って、初期SOPは光がファイ
バーを通過する毎に変更される。図3におけるデポーラ
イザにおいては、入力ビーム26の初期SOPはビーム
がファイバーカプラー28を通過し、 そしてビームが循
環式ループと出力ビーム30のファイバーの両方に沿っ
て通過すると変更される。初期出力ビーム(循環ビーム
が入力ビームと合成する前の出力ビーム)は、入力ビー
ムとは異なったSOPを有していて、偏光の度合(DO
P)は同じである。入力および出力の各々のビームは等
しいDOPを有しているが、異なる配向性またはSOP
である。循環ビーム32が入力ビーム26と再合成され
るので、循環ビームの光のSOPは、カプラー28およ
び循環式ループ32に固有の複屈折により入力ビームの
SOPとは異なる。複屈折効果が環境因子の変化に伴っ
て変化しても、循環ビームのSOPは入力ビームのSO
Pから変更され続ける。
【0034】従って、カプラー内で入力ビームと循環ビ
ームとが合成されることから形成された合成ビームは、
もはや一つの特定の方向に偏光されないが、異なる偏光
状態を有する二本のビームの合成体である。上述の通
り、合成ビームはファイバーカプラー28内のビームス
プリッタにより二本のビームに分割される。次いで、入
力ビームと循環ビームとの合成体であるこの新たなビー
ムは入力ビームとは異なるSOPを有するだけでなく、
異なるSOPを有するビームの合成体として、この新た
な出力ビームがもはや一つのSOPで偏光されないので
異なるDOPを有している。同様にして、合成入力ビー
ムと循環ビームの分割により得られた循環ビームも初期
入力ビームの高いDOPは有していない。
【0035】このプロセスは、デポーライザ内のビーム
が連続的に分割され、循環ループに沿って送られ、入力
ビームと再合成され、そしてビームスプリッタに入力さ
れるので連続して繰返される。各分割、循環および再合
成の正味の結果は出力ビームがSOPおよびDOPを異
にする数多くのビームの合成体であり、これによって各
再合成による出力ビームの偏光の度合を減少するという
ことである。
【0036】循環式ループが入力ビームの光のコーヒレ
ンス長さより長い場合、入力ビームは循環式ループとは
コーヒレンスではない。光のコーヒレンス長さは周知の
品質であり、そしてスペクトル長の逆数に比例する。互
いにコーヒレンスではない二本のビームが合成した場合
には、これらのビームは実質的に互いに干渉しない。波
長1300nmおよびスペクトル長0.1nmを有する
標準レーザーダイオードに関して、可干渉性長さは実質
的に1.67cmである。従って、循環式ループが1.
67cm以下である限り入力ビームと循環ビームとを合
成することによる干渉効果は無視できる。循環の数nが
無限大に近づくと、すなわちデポーライザを数ナノ秒以
上光源に接続した場合、光の強度は入力ビームの強度に
近づき、内部損失およびつなぎあわせ損失(splicing lo
ss)がないと見なされる。
【0037】図4は、図3の3個のシングルリング循環
式デポーライザを直列に第1のデポーライザ36の出力
が第2のデポーライザ38の入力となり、そして第2の
デポーライザ38の出力が第3のデポーライザ40の入
力となるように接続したデポーライザを示す図面であ
る。出力ビーム42の強度は入力ビームの強度と等しく
内部損失およびつなぎあわせ損失(splicing loss)がな
いと見なされる。従って、3個のデポーライザを直列に
接続しても、出力ビームは、入力ビームのものと同じ強
度を有している。
【0038】図2のファイバーを格子状とした態様を含
めて図1および図2の態様においても、図4に示す通り
直列に接続することができる。図5は、入力ファイバー
48中に偏光制御装置46を組込んだ同調可能なシング
ルリングデポーライザ44を示している。偏光制御装置
46は入力ファーバー内の入力ビームの偏光を制御する
ように調節可能である。偏光制御装置46を通過する入
力ファーバー48からの光は2×2ファイバーカプラー
50に入力される。ファイバーカプラー50は、入力フ
ァイバー48からの入力ビームをファイバー52および
54を通じてファイバーカプラー50から出る二本のビ
ームに分割する。ファイバー52は出力ビームを運びそ
してファイバー54は偏光制御装置に接続している。偏
光制御装置56はまた、ファイバーカプラー50の入力
ファーバー58に接続されている。この方法で、変更制
御装置56およびファイバー54および58は、同調可
能シングルリングデポーライザ44の循環式ループ60
を形成する。循環式ループ60を通過した後、ファイバ
ー54を通じてファイバーカプラー50から出る光は、
ファイバーカプラー50によってファイバー48からの
入力ビームと再合成される。
【0039】偏光制御装置46による入力ビームの偏光
と偏光制御装置56による循環ビームの偏光の両方を調
節することによって、出力ビームのDOPを同調させて
図3に示すシングルリングデポーライザ24で実現でき
るよりもDOPを著しく低減できる。図5の同調可能な
シングルリングデポーライザ44が光を1.15%未満
まで偏光解消できることを見出した。著しいことには、
同調可能なシングルリングデポーライザ44を調節して
99.8%偏光を有する出力ビームをもたらすことがで
きる。従って、同調可能なシングルリングデポーライザ
は、非常に偏光を解消した光をもたらすことができるだ
けでなく、ほぼ完全に偏光した光をもたらすように同調
させることができる。これによって、光のDOPを変化
させる必要があるかまたは特定のDOPに特別に同調さ
せる必要がある用途に著しい柔軟性を同調可能なシング
ルリングデポーライザにもたらす。
【0040】図6は、図5の同調可能なシングルリング
デポーライザ3個を直列に配列した同調可能なシングル
リングデポーライザを示す。ある同調可能なシングルリ
ングデポーライザの出力は次の同調可能なシングルリン
グデポーライザの入力に接続されている。各同調可能な
シングルリングデポーライザ64、66および68は、
図5に示す同調可能なシングルリングデポーライザ44
と同一の方法で構成されおり、偏光制御装置46および
56がデポーライザ44の入力ファイバー48および循
環式ループ60中に挿入されている。直列に接続した同
調可能なシングルリングデポーライザを使用することに
よって、第3の同調可能なシングルリングデポーライザ
から出力された光の偏光の度合を−20dB未満に低減
されている。
【0041】いくつかの可能な種類の偏光制御装置をデ
ポーライザ44で使用できた。可能なデポーライザの一
例は本明細書の参考文献として取込んでいるエイチ.シ
ー.リフェーブレ(H. C. LeFevre) による米国特許第
4,389,090号に記載されている。この種の偏光
制御装置は、二枚の金属プレートを使用してファイバー
のコイルをツイストさせることによって偏光制御装置か
ら出力された光の偏光を制御するものである。別の使用
可能な偏光制御装置として、液晶偏光制御装置および集
積光学式偏光制御装置が挙げられる。
【0042】図4および図6に示した多数個のシングル
リングデポーライザが、図3に示したシングルリングデ
ポーライザ24または図5に示した同調可能なシングル
リングデポーライザ44のいずれかから構成されている
が、本発明の別の態様によると、図3に示される型のデ
ポーライザ24と図5に示される型のデポーライザ44
とを組み合せることも可能である。加えて、本発明の別
の態様によると、1個または数個のいずれかの型のまた
は両方の型のシングルリングデポーライザをいかなる順
序で組み合せることもできる。この可能な一例として、
図7に示す変更解消器70は、図3に示す型の3個のシ
ングルリングデポーライザ72、74および76と図5
に示す型の2個の同調可能なシングルリングデポーライ
ザ78および80から構成されている。図7に示す態様
においては、同調可能なシングルリングデポーライザ7
8および80は、左から右へのファイバーを通じた光ビ
ームの伝達の路に沿った偏光解消装置の順序において第
3番目と第5番目の位置をしめる。
【0043】上記多数のシングルリングデポーライザが
シングルリングデポーライザを直列に接続したが、本発
明の別の実施態様においては、異なる相対位置に循環式
デポーライザを接続することができる。より詳しくは、
図8は4個の2×2ファイバーカプラー84、86、8
8および90から構成された多数のスプリッタ再合成デ
ポーライザ82を示す図面である。光を入力ファイバー
94を通じてファイバーカプラー84に入力する。ファ
イバーカプラー84は入力ファイバーからのビームを二
本のビームに分割する。ファイバーカプラー84を出る
二本のビームをファイバー94および96に接続する。
ファイバー94は入力ファイバーカプラー90であり、
そしてファイバー96は入力ファイバーカプラー86で
ある。ファイバーカプラー86は、ファイバー108お
よび96からの光のビームを再合成し、次いで再合成ビ
ームを二本のビームに分割する。これらの二本のビーム
は出口ファイバー98および100を通じてファイバー
カプラー86を出る。ファイバー98はファイバーカプ
ラー88の入力部と接続している。ファイバー100は
デポーライザ82の出力ファイバーとして機能する。フ
ァイバーカプラー86からの出力ビーム98はファイバ
ーカプラー88によりファイバー(102)から接続さ
れたビームと合成される。ファイバーカプラー88はフ
ァイバー98および102からの合成ビームを二本のビ
ームに分割する。これらの二本のビームはファイバー1
04および106を通じてファイバーカプラー88を出
る。ファイバー104は入力ファイバーカプラー84で
あり、ファイバー106は入力ファイバーカプラー90
である。ファイバーカプラー90は、ファイバー94お
よび106からの光のビームを合成し、次いで合成ビー
ムを二本のビームに分割する。これらの二本のビームは
ファイバー102および108を介してファイバーカプ
ラー90を出る。ファイバー108はファイバーカプラ
ー86に接続し、そしてファイバー102はファイバー
カプラー88に接続している。ファイバーカプラー84
は、ファイバー104からのビームと入力ファイバー9
2からのビームを合成する。次いで、ファイバーカプラ
ー84は、合成ビームを二本のビームに分割し、これら
の二本のビームはファイバー94および96を介して出
る。
【0044】入力ファイバー92を介してデポーライザ
に入る偏光された光は、繰り返し分割され、そして分割
され再合成ビームがファイバーカプラー84、86、8
8および90を介して循環するごとに循環されている光
ビームと再合成される。この方法で、次いで循環ビーム
の合成体である出力ビーム100は、すべての合成ビー
ムの偏光状態の重量平均となる。ファイバーカプラー間
のファーバーに沿って移動する光の複屈折のために、合
成ビームの偏光状態の重量平均の結果は、非常に低いD
OPを有する出力ビームをもたらす。
【0045】図8に示す実施態様では4個のファイバー
カプラーを使用したが、デポーライザを介して移動する
光ビームが繰り返し分割され、異なる複屈折効果を有す
る異なる光学的路に沿って送られ、そして再合成されて
異なる偏光状態を平均化するこよによって出力光ビーム
を偏光解消するようにファイバーカプラーの数を増減し
て配置されたファイバーカプラーを使用することもでき
る。従って、本発明の別の実施態様において、非直列方
法で接続された多数のファイバーカプラーを有する偏光
制御装置またはシングルリングデポーライザを使用する
ことができる。図8において説明された実施態様は本発
明の多様性を説明するために提供されたものである。そ
のままでも可能であるが、本発明による多くの可能な組
み合せの一つであることができる。
【0046】図2〜8に記載した上記実施態様が標準の
狭い帯域のレーザーダイオードを使用したが、本発明は
用途により広い帯域のレーザーダイオードを使用しても
よい。低コストおよび高い信頼性を有する広い帯域のレ
ーザーダイオードまたは狭い帯域のレーザーダイオード
のいずれかを使用するという本発明の柔軟性により、本
発明は現在使用されている光学的デポーライザにまさる
利益を有する。
【0047】図2〜8に記載された実施態様では低コス
トであり低い初期損失を有している標準2×2ファイバ
ーカプラーを使用したが、本発明の別の実施態様におい
ては、光ビームを分割しそして再集光させるのに別個の
ビームスプリッタおよびカプラーを使用してもよい。さ
らに別の実施態様においては、3×3、4×4あるいは
それ以上のファイバーカプラーを使用してより多くの循
環ループとすることもできる。図3および4におけるフ
ァイバーカプラーは50/50ビームスプリッタを配置
したが、これは単に例示に使用したものであり、他の実
施態様においては異なる分割比を有するスプリッタを使
用してもよい。図3および4における実施態様の循環式
ループは二本のファーバーを一緒に継ぎ合せたが、他の
実施態様においては循環式ループは単一のファイバーか
ら形成することもできる。
【0048】図9は、一片のファーバーから形成されこ
のファーバーを環状化して循環ループ120を形成した
シングルリングデポーライザを示している。入力ビーム
を形成するファイバー110に入力した光は上記ファイ
バーに沿ってそして循環式ループ112を介して結合点
114に伝達し、そこでファイバー110自身が結合す
る。循環式ループ112に沿って伝達する光は上記結合
点114で二本のビームに分割される。循環式ループに
沿って伝達するビームを循環ビームと言う。一本のビー
ムはファイバーの出力末端116に沿って伝達してデポ
ーライザ120の出力ビームを形成する。他のビームは
ファイバー110の循環式ループ112に沿って伝達す
る。循環式ループの複屈折は入力ビームのSOPからの
循環ビームのSOPを変更する。循環ビームを入力ビー
ムと結合点114で合成されると、デポーライザ120
の出力ビームのDOPが低減する。
【0049】ファイバー110自身を結合させるのはフ
ァイバーを互いに合併することによって行われ、代表的
にはファイバーの被覆物を除去した後、光を光を運ぶコ
ア間に通過させる。この目的に加熱、研磨または化学的
合併を含む方法を使用することができる。
【0050】ここに記載した実施態様ではシングルモー
ドファイバーを使用したが、本発明においてはシングル
モードファイバーに限定されるものではなく、そして他
の実施態様においては別の種類のファイバーから構成さ
れていてもよい。加えて、いくつかの異なる種類のファ
イバーまたは他の媒体を、1個のデポーライザに使用す
ることができる。
【0051】加えて、本発明においては低コストおよび
適用が容易なことからシングルモードファーバーを使用
したが、本発明の他の実施態様においては別の種類のフ
ァイバーまたは他の媒体を使用してビーム路を循環させ
伝達させることができる。図10は、光学的集積チップ
124の一部として形成されたデポーライザを示す。波
動管の形成にいくつかの材料が使用可能であり、例え
ば、LiNbO3またはプラスティックが挙げられる。
図示しない光源からの光は入力波動管126に導かれ、
そして入力ビームを形成する。入力ビームは波動管12
6に沿って地点128に伝達する。上記地点128にお
いて、波動管は出力波動管130と循環波動管132と
に別れている。入力ビームは、地点128に到達した際
に二本のビームに分割される。分割されたビームのうち
の一方のビームは出力波動管130に沿って伝達し、そ
してデポーライザ122の出力ビームを形成する。他方
の分割されたビームは、循環波動管132に沿って伝達
し、そして循環ビームを形成する。偏光制御装置は、循
環波動管中に配置されそして循環ビームのSOPを変更
する。循環ビームは地点134で入力ビームと合成され
る。合成循環ビームおよび入力ビームは地点128に伝
達し、そこで上記の二本のビームに分割される。次い
で、出力波動管130に沿って伝達する出力ビームは入
力ビームと循環ビームとの合成体から形成される。
【0052】この方法で、偏光制御装置136により光
のSOPを変更する循環路に沿って入力ビームの一部が
方向を転換する。循環ビームが入力ビームと集光した際
に、集光したビームのDOPは、入力ビームのDOPよ
り低くなる。集光そたビームがポイント(128)に到
達する毎に、集光したビームの一部が循環波動管(13
2)に沿って方向を転換する。循環波動管(132)か
らのビームが入力ビームと集光する毎に、得られた集光
したビームのDOPは、循環波動管に沿って伝達するビ
ームの変化により低減される。異なるSOPを有するビ
ームの集光体として得られたデポーライザの出力ビーム
は入力ビームよりも低いDOPを有している。
【0053】偏光制御装置136は、米国特許第4,3
89,090号明細書に記載された型のものでも電界ま
たは音響式のものでもよい。電界または音響式の偏光制
御装置において、電磁波または音波を使用して偏光制御
装置内の媒体の屈折率を変化させることによって偏光制
御装置を通過する光のビームのSOPを変更させる。
【0054】図10に示した実施態様は、基板上に形成
された波動管を使用したが、他の実施態様においてエッ
チング、蒸着または他の方法で基板上に形成された波動
管を有していてもよい。光学式集積の当業者は、本発明
による光学式集積デポーライザを形成するのに適用可能
な光学式集積機器を形成するのに使用される数多くの材
料および方法を理解するであろう。図10に示した態様
そのものは代表例として提供したものであり、光学式集
積デポーライザを形成するのに使用される材料または方
法に対して限定することを意味するものではない。
【0055】図10に示す実施態様は、循環式ループ1
つだけを有しているが、他の実施態様において多数の循
環式ループおよび多数の偏光制御装置を持つことができ
る。多数の循環式ループを有する実施態様において、1
個のループを図10に示す一方の側に形成して、かかる
循環式ループを、入力および出力波動管の両側に配置さ
せることができる。別の可能は配置において、複数のル
ープを入力および出力波動管の同じ側に配置させること
ができる。加えて、図10のデポーライザを、同一基板
または別個の基板上に形成された他のデポーライザと直
列に接続することができる。
【0056】上記実施態様において、すべての光学シス
テムおよび機器が有しているような継き損失および内部
損失を無視したが、本発明によるデポーライザにおける
実際の損失は選択した材料並びに構成方法および品質に
依存して変化する。以上本発明を特定の実施態様に従っ
て説明してきたが、本発明の精神および範囲を逸脱する
ことなしに種々の改良および変更が当業者によってなさ
れ得ることを理解するであろう。特に、当業者は本発明
は光ファイバー通信および光学機器に限定されないこと
を認識するであろう。
【0057】
【発明の効果】本発明によると、現在使用されている光
学的デポーライザの制限が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1 】図1は、本発明による循環式ループを有する自
由空間循環デポーライザを表す図面である。
【図2】図2は、本発明による循環区分を有する自由空
間循環式デポーライザを表す図面である。
【図3】図3は本発明によるシングルリング光ファイバ
ー循環式デポーライザを表す図面である。
【図4】図4は本発明による直列に接続した図3に示さ
れるシングルリング光ファイバー循環式デポーライザを
表す図面である。
【図5】図5は本発明によるシングルリング同調可能光
ファイバー循環式デポーライザを表す図面である。
【図6】図6は本発明による図5に示される3個のシン
グルリング同調可能光ファイバー循環式デポーライザを
直列に接続した状態を示す図面である。
【図7】図7は本発明による図3に示される3個のシン
グルリング光ファイバー循環式デポーライザを図5に示
される2個のシングルリング同調可能光ファイバー循環
式デポーライザと直列に接続した状態を示す図面であ
る。
【図8】図8は本発明による多数のスプリッタ再合成し
た光ファイバーデポーライザを表す図面である。
【図9】図9は本発明による一片のファイバーを環状に
して循環式ループを形成したファイバーから形成された
シングルリングデポーライザを表す図面である。
【図10】図10は本発明による光学式集積機器として
形成された循環式デポーライザを表す図面である。
【符号の説明】
2・・・自由空間デポーライザ 4・・・部分反射鏡 6・・・出力ビーム 8,10,14・・・鏡 12・・・複屈折要素 16・・・自由空間デポーライザ 18・・・二方向鏡 20・・・複屈折要素 22・・・部分反射鏡 24・・・シングルリング循環式デポーライザ 26・・・入力ファイバー 28・・・2×2ファイバーカプラー 29・・・標準Yカプラー 30・・・出力ファイバー 31・・・ビームスプリッタ 32・・・循環式ループ 36・・・第1のデポーライザ 38・・・第2のデポーライザ 40・・・第3のデポーライザ 42・・・出力ビーム 44・・・同調可能なシングルリングデポーライザ 46・・・偏光制御装置 48・・・入力ファーバー 50・・・2×2ファイバーカプラー 52,54・・・ファイバー 56・・・偏光制御装置 58・・・入力ファイバー 60・・・循環式ループ 64,66,68・・・同調可能なシングルリングデポ
ーライザ 70・・・デポーライザ 72,74,76・・・シングルリング循環式デポーラ
イザ 78,80・・・同調可能なシングルリングデポーライ
ザ 82・・・多数個のスプリッタ再組み合せデポーライザ 84,86,88,90・・・2×2ファイバーカプラ
ー 92・・・入力ファイバー 94,96,102,104,106,108・・・フ
ァイバー 98,100・・・出口ファイバー 110・・・ファイバー 112・・・循環式ループ 114・・・結合点 116・・・出力末端 120・・・シングルリングデポーライザ 122・・・デポーライザ 124・・・光学式集積チップ 126・・・入力波動管 128,134・・・地点 130・・・出力波動管 132・・・循環波動管 136・・・偏光制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598057143 1030 E. Duane Ave., S uite H, Sunnyvale, CA 94086 U.S.A.

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光を受光する入力部と、スプリッタ
    と、上記入力光を上記スプリッタにより少なくとも2本
    のビームへ分割しかつ少なくとも2本のビームのうちの
    一本を循環ループへ沿って導く循環式ループと、そして
    ループ出力と入力光とを合成する手段とから成る光学的
    デポーライザ。
  2. 【請求項2】 合成手段の合成出力をスプリタに入力す
    る請求項1に記載のデポーライザ。
  3. 【請求項3】 第1のスプリッタ出力を循環式ループの
    ループ入力部へ入力する請求項1に記載のデポーライ
    ザ。
  4. 【請求項4】 第1のスプリッタ出力を循環式ループの
    ループ入力部に入力する請求項2に記載のデポーライ
    ザ。
  5. 【請求項5】 さらに上記デポラーライザの入力部と結
    合する偏光制御装置からなる請求項1に記載のデポーラ
    イザ。
  6. 【請求項6】 さらに上記デポーライザの循環式ループ
    内に挿入された偏光制御装置からなる請求項1に記載の
    デポーライザ。
  7. 【請求項7】 N個の入力部とN個の出力部とを有する
    N×Nファイバーカプラーと、少なくとも1つの出力部
    を少なくとも1つの入力部と結合させることから形成さ
    れた循環式ループとから成る光学的デポーライザ。
  8. 【請求項8】 さらにデポーライザの入力部と結合した
    第1の偏光制御装置と循環ループ内に挿入された第2の
    偏光制御装置とから成る請求項7に記載のデポーライ
    ザ。
  9. 【請求項9】 各々N個の入力部とN個の出力部を有す
    る複数のN×Nカプラーと、そして少なくとも1個の出
    力部を少なくとも1個の入力部と結合することによって
    形成された少なくとも1 個の循環式ループとを有する光
    学的デポーライザ。
  10. 【請求項10】 少なくとも1個の循環式ループが少な
    くとも1個の出力部を少なくとも1個の入力部と結合し
    ている請求項9に記載のデポーライザ。
  11. 【請求項11】 さらに少なくとも1個の出力部を少な
    くとも1個のファイバーカプラーに結合する少なくとも
    1個の循環ループから成る請求の範囲第9項に記載のデ
    ポーライザ。
  12. 【請求項12】 N=2である請求の範囲第9項に記載
    のデポーライザ。
  13. 【請求項13】 次の段階、すなわち入力光ビームを複
    数本の光ビームに分割する段階、複数本の光ビームの少
    なくとも1 本を複屈折路に沿って循環させる段階、およ
    び循環した光ビームの少なくとも1 本を入力光ビームと
    合成する段階から成る光源を偏光解消させる方法。
  14. 【請求項14】 入力光源が複数本の光ビームに分割さ
    せる前に循環光ビームを合成する請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 入力光ビームの偏光を偏光制御装置に
    より制御する請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 循環光ビームの偏光を偏光制御装置に
    より制御する請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 入力末端と出力末端とを有する光ファ
    イバーから成り、上記光ファイバー自身が結合して入力
    末端と出力末端との間に循環ループを形成している光フ
    ァイバーから成る光学的デポーライザ。
  18. 【請求項18】 基板上の光学的集積装置として形成さ
    れた光学的デポーライザであって、入力部、出力部、入
    力部に入る光の一部を循環式ループに向わせる循環式ル
    ープ、循環式ループを出る光の偏光を変更するための循
    環式ループに沿って位置する偏光制御手段、および循環
    式ループを出る光を入力部に入る光と合成させる手段で
    あって少なくとも合成光の一部を出力部に向わせる合成
    手段から成る光学的デポーライザ。
  19. 【請求項19】 入力部および循環ループからの合成光
    の一部が循環ループにそって伝達する請求の範囲第18
    項記載の光学的デポーライザ。
  20. 【請求項20】 複屈折要素と、二方向鏡と部分反射鏡
    とから成り、複屈折要素、二方向鏡および部分反射鏡が
    循環部分を形成する光学的デポーライザ。
  21. 【請求項21】 光ファーバーの区分から形成され、第
    1の格子状断片、第2の格子状断片、および循環部分か
    ら成る光学的デポーライザ。
  22. 【請求項22】 上記ファイバーにそって伝達する光の
    一部を第1の格子状断片を介して第2の格子状断片に伝
    達し、第2の格子状断片に衝突した光の一部を第1の格
    子状断片に反射により戻し、そして第2の格子状断片に
    衝突した光の一部を第2の格子状断片を介して伝え、第
    2の格子状断片からの第1の格子状断片に反射により戻
    された後の第1の格子状断片に衝突した光の一部を第2
    の格子状断片に向って反射により戻すことによって第1
    の格子状断片を介して伝達した光を合成し、そして第2
    の格子状断片を介して伝達した光の一部をデポーライザ
    の出力ビームを形成する請求項21に記載の光学的デポ
    ーライザ。
JP10120191A 1997-05-01 1998-04-30 光学的デポーライザおよび光源の光を偏光解消させる方法 Pending JPH1138331A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/847177 1997-05-01
US08/847,177 US5933555A (en) 1997-05-01 1997-05-01 Optical recirculation depolarizer and method of depolarizing light

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1138331A true JPH1138331A (ja) 1999-02-12

Family

ID=25299984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10120191A Pending JPH1138331A (ja) 1997-05-01 1998-04-30 光学的デポーライザおよび光源の光を偏光解消させる方法

Country Status (5)

Country Link
US (4) US5933555A (ja)
EP (1) EP0877265A1 (ja)
JP (1) JPH1138331A (ja)
CN (1) CN1119691C (ja)
TW (1) TW363139B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507727A (ja) * 2000-08-18 2004-03-11 サーマ−ウェーブ・インコーポレイテッド 偏光を削減する小スポット分光測定器具
JP2013134320A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Fujitsu Telecom Networks Ltd ラマン増幅用励起光源、ラマン増幅器および光伝送システム

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5933555A (en) * 1997-05-01 1999-08-03 Alliance Fiber Optics Products, Inc. Optical recirculation depolarizer and method of depolarizing light
JP3473389B2 (ja) * 1998-04-03 2003-12-02 住友電装株式会社 光スターカプラ
US6611369B2 (en) 1999-09-06 2003-08-26 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical signal amplifier
US7154382B2 (en) * 1999-12-30 2006-12-26 Ambient Corporation Arrangement of inductive couplers for data communication
US6573737B1 (en) * 2000-03-10 2003-06-03 The Trustees Of Princeton University Method and apparatus for non-contact measurement of electrical properties of materials
US6760151B1 (en) 2000-04-27 2004-07-06 Jds Uniphase Corporation Depolarized semiconductor laser sources
US7099081B2 (en) * 2000-08-18 2006-08-29 Tokyo Electron Limited Small-spot spectrometry instrument with reduced polarization and multiple-element depolarizer therefor
EP1241499A1 (en) * 2001-03-13 2002-09-18 JDS Uniphase Inc. Laser with depolariser
US6603593B2 (en) 2001-03-13 2003-08-05 Jds Uniphase Corporation Optical transmission link including raman amplifier
US6545800B1 (en) * 2001-06-05 2003-04-08 Onetta, Inc. Depolarizers for optical channel monitors
US20030021302A1 (en) * 2001-07-18 2003-01-30 Grudinin Anatoly Borisovich Raman cascade light sources
US6735350B1 (en) 2001-08-31 2004-05-11 Nlight Photonics Corporation Passive depolarizer
CA2357955C (en) * 2001-09-28 2008-11-18 Itf Technologies Optiques Inc./Itf Optical Technologies Inc. All-fiber depolarizer
US7010195B2 (en) 2002-03-15 2006-03-07 Fitel Usa Corp. Fiber optic grating with tunable polarization dependent loss
US20040256539A1 (en) * 2002-03-19 2004-12-23 Clay Joseph M. Method and apparatus for converting or otherwise utilizing radiation pressure to generate mechanical work
US6819810B1 (en) * 2002-04-09 2004-11-16 Oplink Communications, Inc. Depolarizer
JP3896481B2 (ja) * 2002-06-03 2007-03-22 独立行政法人産業技術総合研究所 光導波路素子の作製方法
US6891998B2 (en) * 2002-09-27 2005-05-10 Intel Corporation Methods and apparatus for passive depolarization
US7382985B2 (en) * 2002-12-02 2008-06-03 Nortel Networks Limited Electrical domain mitigation of polarization dependent effects in an optical communications system
US7756421B2 (en) * 2002-10-03 2010-07-13 Ciena Corporation Electrical domain compensation of non-linear effects in an optical communications system
US7382984B2 (en) 2002-10-03 2008-06-03 Nortel Networks Limited Electrical domain compensation of optical dispersion in an optical communications system
US7023601B2 (en) * 2002-12-02 2006-04-04 Nortel Networks Limited Optical E-field modulation using a Mach-Zehnder interferometer
CA2414023C (en) * 2002-12-12 2008-11-04 Itf Technologies Optiques Inc.- Itf Optical Technologies Inc. All-fiber linear design depolarizer for all-states of polarization
US7002733B2 (en) * 2003-01-30 2006-02-21 Quantum Photonics, Inc. Methods and devices for amplifying optical signals using a depolarizer
US6781537B1 (en) 2003-06-10 2004-08-24 Nortel Networks Limited High speed digital to analog converter
US7680420B1 (en) 2003-10-03 2010-03-16 Nortel Networks Limited Optical E-field modulation using a directly driven laser
US7266306B1 (en) 2003-10-03 2007-09-04 Nortel Networks Limited Method for optical carrier suppression and quadrature control
US7672595B1 (en) 2003-12-23 2010-03-02 Nortel Networks Limited Optical transmission system architecture supporting migration to electronic compensation of link impairments
US7110623B1 (en) 2004-01-23 2006-09-19 Ralph Kalibjian Temporally coherent depolarizer and a polarization transformer
US7517728B2 (en) * 2004-03-31 2009-04-14 Cree, Inc. Semiconductor light emitting devices including a luminescent conversion element
US7321734B2 (en) 2004-07-29 2008-01-22 Nortel Networks Limited Digital synthesis of readily compensated optical signals
US7787778B2 (en) 2004-12-10 2010-08-31 Ciena Corporation Control system for a polar optical transmitter
US7676161B2 (en) * 2004-12-10 2010-03-09 Nortel Networks Limited Modulation E-field based control of a non-linear transmitter
US7254288B2 (en) * 2005-10-11 2007-08-07 Ralph Kalibjian Corner cube depolarizer
EP2642504B1 (en) * 2006-07-26 2019-03-27 Spacedesign Corporation Method and apparatus for communicating radiation pressure provided by a light wave
CN100498427C (zh) * 2007-07-25 2009-06-10 中国科学院上海技术物理研究所 五维光学调整架坐标解耦合方法
US8488919B1 (en) * 2009-01-07 2013-07-16 Alliance Fiber Optic Products, Inc. Apparatus for combining multiple signals as depolarized output
CN101526374B (zh) * 2009-02-13 2011-06-08 上海大学 抗偏振衰落及偏振相位噪声的全光纤Mach-Zehnder干涉仪
CN101726799B (zh) * 2009-12-22 2012-10-31 上海大学 单一自由度光纤环退偏方法
CN102162878B (zh) * 2011-05-25 2012-10-31 上海大学 输入偏振态无关的双光纤环级联退偏器
WO2013040776A1 (zh) * 2011-09-22 2013-03-28 刘平 退偏器
CN102820611B (zh) * 2012-09-05 2014-06-04 天津奇谱光电技术有限公司 一种非偏振光输出的可调谐激光器
JP6236871B2 (ja) * 2013-05-21 2017-11-29 富士通株式会社 光伝送装置および光伝送方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4712306A (en) * 1985-12-27 1987-12-15 Mcdonnell Douglas Corporation Fiber optic earth rotation gyro compass
JPH0827212B2 (ja) * 1987-11-09 1996-03-21 大塚電子株式会社 分光器
US5446533A (en) * 1988-04-08 1995-08-29 Mcdonnell Douglas Corporation Fiber optic measuring apparatus and method
US4968112A (en) * 1990-01-04 1990-11-06 Smiths Industries Aerospace And Defense Systems Incorporated Apparatus for providing depolarized light
US5321503A (en) * 1990-06-04 1994-06-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Closed loop, depolarized interferometric fiber optic (IFOG) gyroscope with self adjusting serrodyne phase nulling
JPH04218015A (ja) * 1990-07-27 1992-08-07 Victor Co Of Japan Ltd 偏光変換素子及び表示装置
EP0474389B1 (en) * 1990-08-27 1995-02-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Fiber-optic gyroscope
US5159481A (en) * 1990-09-14 1992-10-27 Bell Communications Research, Inc. Polarization scrambler for polarization-sensitive optical devices
US5075893A (en) * 1990-12-07 1991-12-24 Battelle Memorial Institute Unpolarized laser oscillators
NL9002713A (nl) * 1990-12-10 1992-07-01 Nederland Ptt Transmissiesysteem voor de polarisatie-ongevoelige overdracht van signalen.
US5137360A (en) * 1990-12-21 1992-08-11 Honeywell Inc. Fiber optic gyro with a source at a first wavelength and a fiber optic loop designed for single mode operation at a wavelength longer than the first wavelength
US5365338A (en) * 1991-05-28 1994-11-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Wavelength sensor for fiber optic gyroscope
US5218652A (en) * 1991-08-29 1993-06-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Depolarizer for electromagnetic radiation
DE4222658C1 (ja) * 1992-07-10 1993-07-22 Messerschmitt-Boelkow-Blohm Ag, 8012 Ottobrunn, De
US5408545A (en) * 1994-01-19 1995-04-18 Dicon Fiberoptics Depolarizer for fiber optic applications and method using same
US5457533A (en) * 1994-06-10 1995-10-10 Wilcken; Stephen K. Point-diffraction interferometer utilizing separate reference and signal beam paths
US5486916A (en) * 1994-07-29 1996-01-23 Litton Systems, Inc. Fiber depolarizer using heated fiber coil and fusion splicer and two polarization preserving fibers and method
US5644397A (en) * 1994-10-07 1997-07-01 The Texas A&M University System Fiber optic interferometric circuit and magnetic field sensor
US5636021A (en) * 1995-06-02 1997-06-03 Udd; Eric Sagnac/Michelson distributed sensing systems
US5933555A (en) * 1997-05-01 1999-08-03 Alliance Fiber Optics Products, Inc. Optical recirculation depolarizer and method of depolarizing light
GB9721473D0 (en) * 1997-10-09 1997-12-10 Sensor Dynamics Ltd Interferometric sensing apparatus
US6211964B1 (en) * 1997-10-09 2001-04-03 Geosensor Corporation Method and structure for incorporating fiber optic acoustic sensors in a seismic array
US6034924A (en) * 1998-04-03 2000-03-07 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior Univerisity Folded sagnac sensor array
US6317548B1 (en) * 1999-03-11 2001-11-13 Hughes Electronics Corporation Temperature and optical length control of optical fibers and optical waveguide devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507727A (ja) * 2000-08-18 2004-03-11 サーマ−ウェーブ・インコーポレイテッド 偏光を削減する小スポット分光測定器具
JP4774186B2 (ja) * 2000-08-18 2011-09-14 東京エレクトロン株式会社 偏光を削減する小スポット分光測定器具
JP2013134320A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Fujitsu Telecom Networks Ltd ラマン増幅用励起光源、ラマン増幅器および光伝送システム

Also Published As

Publication number Publication date
TW363139B (en) 1999-07-01
EP0877265A1 (en) 1998-11-11
CN1201153A (zh) 1998-12-09
US6519378B1 (en) 2003-02-11
US6421471B2 (en) 2002-07-16
US6205262B1 (en) 2001-03-20
US5933555A (en) 1999-08-03
CN1119691C (zh) 2003-08-27
US20010043769A1 (en) 2001-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1138331A (ja) 光学的デポーライザおよび光源の光を偏光解消させる方法
US4895421A (en) Dynamic couplers using two-mode optical waveguides
CA2004998C (en) Integrated acousto-optic filters and switches
JP2002538486A (ja) 広帯域偏光スプリッタ、結合器、アイソレータ、及びコントローラ
JPH03171103A (ja) ハイブリッド光学アイソレーター、サーキュレーターあるいはスイッチ、及びこれを使用するシステム
JPH06117961A (ja) 光線路監視方法
US6760495B2 (en) All-fiber depolarizer
JPH06510140A (ja) 電磁放射用偏光減極器
US8314988B2 (en) Polarization insensitive optical circuit
JPH0789061B2 (ja) 3軸フアイバーオプテイツクスリング干渉計
US8452185B2 (en) Polarization insensitive optical circuit
EP1241499A1 (en) Laser with depolariser
TW200417104A (en) Method and apparatus for coherently combining multiple laser oscillators
JPH01196189A (ja) 波長可変光ファイバラマンレーザ
EP0619657B1 (en) Optical circuit for measuring the reflection sensitivity of an optical transmission system
JP2003270591A (ja) 偏波無依存型光学機器
US5333220A (en) Quantum non-demolition optical tapping
CN219610994U (zh) 一种光源装置及模块
JPS6159573B2 (ja)
JPS62145214A (ja) 光学的偏光状態変調器及び光信号処理方法
JPH11160740A (ja) 分岐比可変型光分岐装置
JPH06130257A (ja) 双方向光送受信モジュール
JPH0651243A (ja) デポラライザ
JPH05224249A (ja) 非線形光学装置
JPS61112123A (ja) 偏波解消器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050524

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080905