JPH1137482A - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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Publication number
JPH1137482A
JPH1137482A JP20374897A JP20374897A JPH1137482A JP H1137482 A JPH1137482 A JP H1137482A JP 20374897 A JP20374897 A JP 20374897A JP 20374897 A JP20374897 A JP 20374897A JP H1137482 A JPH1137482 A JP H1137482A
Authority
JP
Japan
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floor heating
hot water
floor
mat
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP20374897A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kusaka
淳 日下
Kazuto Taguchi
一人 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH1137482A publication Critical patent/JPH1137482A/ja
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強用合板16を省略して床暖房マット2上
に直接床表面材8を接着する場合に、温水供給用樹脂管
6の熱膨張のために異音を発生する点、接着剤によって
軟質樹脂管6が劣化する点、切り欠き部4の真上に荷重
が集中した際に床表面材8が撓み易い点を解消する。 【解決手段】 温水パイプ1をジグザグ状に埋設した床
暖房マット2の一辺部に、あるいはこの一辺部とマット
2の周囲に敷設されたスペーサ板3とにわたって切り欠
き部4を設け、この切り欠き部4内で上記温水パイプ1
の「たけのこ」状の端部5に温水供給用の軟質樹脂管6
を連結すると共に、床暖房マット2とスペーサ板3の上
面に接着剤を用いて床表面材8を被設するようにした床
暖房装置において、上記切り欠き部4内に床暖房マット
2と同じ厚さを有し下面に2本の凹溝9を有するカバー
部材10を配設して、上記樹脂管6を該凹溝9に挿通す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水を用いた床暖房装
置の温水パイプ接続部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5〜6は従来の床暖房装置の温水パイ
プ接続部の構造を示したもので、温水パイプ1をジグザ
グ状に埋設した床暖房マット2の一辺部に、あるいはこ
の一辺部とマット2の外周に敷設されたスペーサ板3
(すなわち根太板)にわたって切り欠き部4が設けら
れ、この切り欠き部4内で上記温水パイプ1の「たけの
こ」状の端部5と温水供給用の軟質樹脂管6とが金属バ
ンド7を用いて連結されていた。また床暖房マット2と
スペーサ板3の上面には、図5に示すように、比較的材
質の柔軟なマット2を補強するために補強用合板16が
被設され、その上にシート状の床表面材8が接着剤を用
いて被設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように床暖房マット2と床表面材8の間に補強用合板1
6を介在させる構造は、この補強用合板16がマット2
から床表面材8への熱伝導を妨げて暖房効率を低下させ
る原因となっていた。その対策として近年、マット2の
材質を適度に硬くしたり、あるいは図2に示すように、
マット2に千鳥状に補強用の小根太17を挿入するなど
して強度を増し、補強用合板16を省略することが試み
られている。このとき上記切り欠き部4は、その面積が
十分小さいとはいえ、この部分に集中的に荷重が加わる
と床表面材8が撓んでしまうおそれがある上に、暖房運
転中は温水がオンオフ制御される際に、上述の2本の軟
質樹脂管7が熱で膨張して、床表面材8に当たったり、
互いに擦れ合ったりして異音を発し、住人に不安感を与
えるという問題があった。またそれを防止するため、図
6に示すように、軟質樹脂管6を押さえ板18でコンク
リート床面にねじ固定していたが、この作業が面倒で手
間がかかるという問題があり、更に床表面材8をマット
2及び周囲のスペーサ板3に接着する際に、前記軟質樹
脂管6が接着剤に含まれている溶剤によって浸食され、
品質が劣化し易いという問題があった。本発明はこれら
の問題点を解消し、上記軟質樹脂管6が熱膨張によって
異音を発したり、接着剤によって劣化したりするおそれ
のないこの種の床暖房装置の構造を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による床暖房装置
は、図1〜3に示すように、温水パイプ1をジグザグ状
に埋設した床暖房マット2の一辺部に、あるいはこの一
辺部とマット2の周囲に敷設されたスペーサ板3とにわ
たって切り欠き部4を設け、この切り欠き部4内で上記
温水パイプ1の「たけのこ」状の端部5に温水供給用の
軟質樹脂管6を金属バンド7を用いて連結すると共に、
床暖房マット2とスペーサ板3の上面に接着剤を用いて
床表面材8を被設するようにした床暖房装置において、
上記切り欠き部4内に床暖房マット2と同じ厚さを有し
下面に2本の凹溝9を有するカバー部材10を配設し
て、上記樹脂管6を該凹溝9に挿通するようにしたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜3は本発明による床暖房装
置の一実施例を示したもので、床暖房マット2は発泡樹
脂よりなる柔軟な板材に温水パイプ1をジグザグ状に埋
設して構成されている。床暖房マット2の周囲すなわち
部屋の周辺部には、床暖房マット2と同じ厚さの木製の
根太材すなわちスペーサ板3が敷設されており、床暖房
マット2の一辺部とスペーサ板3とにわたって長方形の
切り欠き部4が設けられ、この切り欠き部4に導出され
た温水パイプ1の「たけのこ」状の端部5に、温水供給
用の軟質樹脂管6の端部が金属バンド7を用いて連結さ
れている。本発明の特徴とするカバー部材10は、床暖
房マット2と同じ厚さを有する合成樹脂製の板材の下面
に2本の凹溝9が形成されたもので、このカバー部材1
0が切り欠き部4内に配設され、上記凹溝9内に軟質樹
脂管6が挿通される。カバー部材10の四隅にはねじ挿
通孔11が穿設されており、通常はねじ固定を要しない
が、樹脂管6の収まりが悪い場合等には、これらのねじ
挿通孔11を利用してコンクリート床面等にカバー部材
10をねじ固定することもできる。更に床暖房マット2
とスペーサ板3及びとカバー部材10の上面に、接着剤
を用いて床表面材8が被設される。
【0006】上記実施例では、温水供給配管12が床下
から立ち上げられており、温水供給配管12の内部の軟
質樹脂管6の先端に硬質L字管13を介して連結された
短尺の軟質樹脂管6が温水パイプ1に接続されている。
このように構成すれば、カバー部材10によって樹脂管
6の位置が固定され、樹脂管6の熱膨張に伴う運動が規
制されるので、異音を発するおそれは全くない。なお図
中14は凹溝9の中間部からカバー部材10の側端面に
かけて設けられた分岐溝で、床暖房マット2に差し込ん
だ温度センサ15のリード線が挿通されるものである。
【0007】図4(a)の実施例は、温水供給配管12
が部屋の側壁を貫通して導入される場合、あるいは床下
からの立ち上げ場所が不特定である場合等に、カバー部
材10を任意の長さに切断して使用するためのもので、
材質としては切断の容易なポリエチレン樹脂等が使用さ
れる。この場合は長さが不特定なので、凹溝9の幅は金
属バンド7のために全体的に広くしておく必要がある
が、2本の樹脂管6は各凹溝9に個別に挿通されるため
に互いに擦れ合うおそれがなく、また床表面材8にも接
触しないので、熱膨張で発生する異音も殆ど気にならな
くなる。また図4(b)の実施例は、壁面に沿って供給
配管12が導入される場合に、同図(a)のタイプのカ
バー部材10と共に使用されるものである。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、床暖房マ
ット2と同じ厚さで下面に2本の凹溝9を設けたカバー
部材10を切り欠き部4に配置し、各凹溝9に2本の軟
質樹脂管6を個別に挿通したものであるから、従来の補
強用合板16を省略した場合における問題点、すなわち
熱膨張のために異音を発生する点、床表面材8を被設す
るための接着剤によって軟質樹脂管6が劣化する点、切
り欠き部4の真上に荷重が集中した際に床表面材8が撓
み易い点等をすべて解消することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】同上の床表面材を除いた状態の平面図。
【図3】同上の要部の一部切欠斜視図。
【図4】(a)及び(b)は本発明に用いるカバー部材
の種々の実施例の斜視図。
【図5】従来例の縦断面図。
【図6】同上の要部の一部切欠斜視図。
【符号の説明】
1 温水パイプ 2 床暖房マット 3 スペーサ板 4 切り欠き部 5 端部 6 軟質樹脂管 7 金属バンド 8 床表面材 9 凹溝 10 カバー部材 11 ねじ挿通孔 12 温水供給配管 13 硬質L字管 14 分岐溝 15 温度センサ 16 補強用合板 17 小根太 18 押さえ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水パイプをジグザグ状に埋設した床暖
    房マットの一辺部又は該一辺部と該マットの周囲に敷設
    されたスペーサ板とにわたって切り欠き部を設け、該切
    り欠き部内で上記温水パイプの「たけのこ」状の端部に
    温水供給用の軟質樹脂管を連結すると共に、床暖房マッ
    トとスペーサ板の上面に接着剤を用いて床表面材を被設
    するようにした床暖房装置において、上記切り欠き部に
    床暖房マットと同じ厚さを有し下面に2本の凹溝を有す
    るカバー部材を配設して、上記樹脂管を該凹溝に挿通し
    て成る床暖房装置。
JP20374897A 1997-07-14 1997-07-14 床暖房装置 Pending JPH1137482A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20374897A JPH1137482A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 床暖房装置

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JP20374897A JPH1137482A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 床暖房装置

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JPH1137482A true JPH1137482A (ja) 1999-02-12

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ID=16479200

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JP20374897A Pending JPH1137482A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 床暖房装置

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JP (1) JPH1137482A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010261681A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Daiken Corp 温水パネルと温水パネルを用いた暖房床の施工方法
JP2011231970A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Mitsubishi Plastics Inc 床暖房配管接続構造及び分岐ヘッダー
JP2013145070A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Panasonic Corp 床暖房パネル

Cited By (3)

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JP2011231970A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Mitsubishi Plastics Inc 床暖房配管接続構造及び分岐ヘッダー
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