JPH1137323A - ゴミ噛み込み防止型リリーフ弁 - Google Patents

ゴミ噛み込み防止型リリーフ弁

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JPH1137323A
JPH1137323A JP18943997A JP18943997A JPH1137323A JP H1137323 A JPH1137323 A JP H1137323A JP 18943997 A JP18943997 A JP 18943997A JP 18943997 A JP18943997 A JP 18943997A JP H1137323 A JPH1137323 A JP H1137323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poppet
valve
ring
casing
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18943997A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kato
敏夫 加藤
Yukihiro Ueda
幸寛 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH1137323A publication Critical patent/JPH1137323A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミの噛み込みを防止するリリーフ弁を提供
する。 【解決手段】 先端に弁部1aを有し外周にリング5を
有する円筒状のポペット1と、このポペット1を内抱し
弁部1aと当接する弁シート部2aを有し中空円筒状の
ケーシング2と、中空円筒状で外周がケーシング2の内
周に嵌合し内周がポペット1のリング5と摺動可能に嵌
合し弁部1aと弁シート2a間を通過した流体をケーシ
ング2の排出口に導く排出流路6を有するポペットガイ
ド3と、ポペット1を付勢して弁部1aを弁シート部2
aに押圧するバネ4と、を備え、リング5の外周にはポ
ペット1の軸方向に溝8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポペットの摺動を
妨げるゴミの噛み込みを防止するリリーフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のリリーフ弁はケーシング内をバネ
で付勢されたポペットが摺動可能に設けられ、設定圧よ
り高圧になるとポペットとケーシングとの接触部が分離
され、生じた間隙を通って流体が排出される構造となっ
ている。また、ポペットが軸方向に正確に移動して、リ
リーフ弁が設定圧で正確に作動するようにガイドが設け
られている。
【0003】図5はこのようなポペットガイドが設けら
れたリリーフ弁の縦断面図を示す。ポペット1は中空円
筒で先端に弁部1aがあり、円筒外周には2個のガイド
リング5が設けられている。ポペット1はケーシング2
に内包され、弁部1aと当接するケーシング2のエリア
は弁シート2aを形成している。ポペットガイド3は中
空円筒で外周がケーシング2の内面に嵌合して固定さ
れ、内周がガイドリング5と摺動可能に構成され、ポペ
ット1が軸方向に動くよう案内している。ポペットガイ
ド3の後端には中心に開口3bを有する端板3aが設け
られている。ポペット1の内部には一端を端板3aで押
えられ他端を弁部1aで押えられたバネ4が設けられ、
弁部1aを弁シート部2aに押圧している。
【0004】図6は図5のX−X断面図である。ホペッ
トガイド3には軸方向に多数の排出油路6が設けられ、
弁部1aと弁シート部2aの間隙を通過した排出油が通
過するようになっている。なお、バネ4については、図
を省略している。
【0005】図7はポペットガイド3とガイドリング5
の取り合いの詳細図で図5のAで示す位置の詳細を示
す。ポペットガイド3の内周をガイドリング5は摺動す
るため、両者は間隙tを有しており、この間隙tは一例
として数10μm程度である。ガイドリング5の外周に
はラビリンス溝7が設けられている。またラビリンス溝
7がなく平らな外周面のものも使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなラビリンス
溝7の場合、間隙tにゴミが噛み込まれた場合、ラビリ
ンス溝7に蓄積されるが、抜け道がないため長期間使用
しているうちに間隙tに溢れるようになり、ポペット1
の動きを拘束して設定圧でリリーフしなくなる。溝のな
い場合はもっと短期間でこのようなスティック現象が表
れる。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、ゴミの噛み込みを防止するリリーフ弁を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、先端に弁部を有し外周にリン
グを有する円筒状のポペットと、このポペットを内包し
弁部と当接する弁シート部を有する中空円筒状のケーシ
ングと、中空円筒状で外周がケーシングの内周に嵌合し
内周がポペットのリングと摺動可能に構成され弁部と弁
シート部間を通過した流体をケーシングの排出口に導く
排出流路を有するポペットガイドと、前記ポペットを付
勢して弁部を弁シート部に押圧するバネと、を備え、前
記リングの外周にはポペットの軸方向に溝が設けられて
いる。
【0009】弁部にかかる圧力が設定圧より小さいとき
は弁部は弁シート部にバネによって押し当てられ流体を
遮断しているが、設定圧を越えると弁部は後退し弁シー
ト部と離れこの間隙を流体が流れ大部分は排出流路から
ケーシングの排出口に流れるが少量はガイドリング外周
面とポペットガイド内周面の間隙を通る。この間隙を通
る流体に間隙とほぼ同じ大きさのゴミが含まれていた場
合でも、軸方向の溝を通り流れてしまうので、蓄積され
て間隙を閉塞しポペットの移動を拘束することはない。
間隙より大きなゴミは間隙に入ることができないのでこ
れを閉塞することはない。また間隙より小さなゴミは流
れてしまい間隙を閉塞しない。
【0010】請求項2の発明では、先端に弁部を有し外
周にリングを有する円筒状のポペットと、このポペット
を内包し弁部と当接する弁シート部を有する中空円筒状
のケーシングと、中空円筒状で外周がケーシングの内周
に嵌合し内周がポペットのリングと摺動可能に構成され
弁部と弁シート部間を通過した流体をケーシングの排出
口に導く排出流路を有するポペットガイドと、前記ポペ
ットを付勢して弁部を弁シート部に押圧するバネと、を
備え、前記リングの外周にはポペットの軸方向に対して
斜めの溝が設けられている。
【0011】本発明はリング外周面にポペットの軸方向
に対して斜めの溝を設けている。斜めの溝も軸方向の溝
と同様、間隙に入ってくるゴミを後方へ流してしまうの
で間隙が閉塞することはない。また間隙より大きなゴミ
は間隙に入ることができないのでこれを閉塞することは
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について、
図面を参照して説明する。図1は本実施形態のリリーフ
弁の縦断面図である。図5、図6で示す符号と同一の符
号は同一の部品を示す。本発明はガイドリング5の外周
面に設けられた溝の形状が図7に示す従来のものと相違
する点を除き他は同じ構造となっている。図2は第1実
施形態を示す。本実施形態では、ガイドリング5の外周
面にはポペット1の軸方向に縦溝8がリング全周に設け
られている。ゴミがガイドリング5の外周面とポペット
ガイド3の内周面との間隙に入ってきてもこの縦溝8を
通り下流側へ流れてしまいこの間隙に蓄積されポペット
1の移動を拘束することはない。
【0013】図3は第2実施形態を示す。本実施形態は
ガイドリング5の外周面にポペット1の軸方向に対して
斜め溝9を設けた点が第1実施形態と相違し、他は同じ
である。ポペット1の軸方向に対する斜めの角度が小さ
いと縦溝8に近づき、大きくなると螺旋状になる。いず
れの場合も間隙に入ったゴミは斜め溝9を通り流れ出る
ので、この間隙に蓄積されポペット1の移動を拘束する
ことはない。
【0014】図4は第3実施形態を示すリリーフ弁の縦
断面図である。第1および第2実施形態のガイドリング
5は、図1に示すようにポペット1のほぼ両端に別れて
配置されているが、本実施形態ではこの2個の間にもリ
ングを設けた一体リング5aとしており、他は第1およ
び第2実施形態と同じである。一体リング5aの外周面
には図2に示す縦溝8または図3に示す斜め溝9を設け
ている。このようにすると、第1および第2実施形態の
場合、2個のガイドリング5間にゴミが蓄積すする恐れ
があるが、このようなゴミの蓄積を防止することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ポ
ペットの外周に設けたガイドリングの外周面に縦溝また
は斜め溝を設けることにより、ゴミの噛み込みを防止で
きるので、リリーフ弁は設定圧で正確に動作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】第1実施形態のガイドリングの外周面に設けら
れた縦溝を示す図である。
【図3】第2実施形態のガイドリングの外周面に設けら
れた斜め溝を示す図である。
【図4】第3実施形態の構成を示す縦断面図である。
【図5】従来のリリーフ弁の構成を示す縦断面図であ
る。
【図6】図5のX−X断面図である。
【図7】従来のガイドリングの外周面に設けられたラビ
リンス溝を示す図である。
【符号の説明】
1 ポペット 1a 弁部 2 ケーシング 2a 弁シート部 3 ポペットガイド 3a 端板 3b 開口 4 バネ 5 ガイドリング 5a 一体リング 6 排出油路 7 ラビリンス溝 8 縦溝 9 斜め溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に弁部を有し外周にリングを有する
    円筒状のポペットと、このポペットを内包し弁部と当接
    する弁シート部を有する中空円筒状のケーシングと、中
    空円筒状で外周がケーシングの内周に嵌合し内周がポペ
    ットのリングと摺動可能に構成され弁部と弁シート部間
    を通過した流体をケーシングの排出口に導く排出流路を
    有するポペットガイドと、前記ポペットを付勢して弁部
    を弁シート部に押圧するバネと、を備え、 前記リングの外周にはポペットの軸方向に溝が設けられ
    ていることを特徴とするゴミ噛み込み防止型リリーフ
    弁。
  2. 【請求項2】 先端に弁部を有し外周にリングを有する
    円筒状のポペットと、このポペットを内包し弁部と当接
    する弁シート部を有する中空円筒状のケーシングと、中
    空円筒状で外周がケーシングの内周に嵌合し内周がポペ
    ットのリングと摺動可能に構成され弁部と弁シート部間
    を通過した流体をケーシングの排出口に導く排出流路を
    有するポペットガイドと、前記ポペットを付勢して弁部
    を弁シート部に押圧するバネと、を備え、 前記リングの外周にはポペットの軸方向に対して斜めの
    溝が設けられていることを特徴とするゴミ噛み込み防止
    型リリーフ弁。
JP18943997A 1997-07-15 1997-07-15 ゴミ噛み込み防止型リリーフ弁 Pending JPH1137323A (ja)

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JP18943997A JPH1137323A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 ゴミ噛み込み防止型リリーフ弁

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JPH1137323A true JPH1137323A (ja) 1999-02-12

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ID=16241276

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JP (1) JPH1137323A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111963A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Toyota Motor Corp リリーフバルブ
JP2019173777A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 有限会社森下商会 多目的バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111963A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Toyota Motor Corp リリーフバルブ
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