JPH1137228A - 車両用変速機 - Google Patents

車両用変速機

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JPH1137228A
JPH1137228A JP9214000A JP21400097A JPH1137228A JP H1137228 A JPH1137228 A JP H1137228A JP 9214000 A JP9214000 A JP 9214000A JP 21400097 A JP21400097 A JP 21400097A JP H1137228 A JPH1137228 A JP H1137228A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
reverse
counter
idler
idler gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP9214000A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kojima
正男 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH1137228A publication Critical patent/JPH1137228A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リバースアイドラギヤの生産性を損なうこと
なくカウンタシャフトを小径化して変速機を小型軽量化
する。 【解決手段】 メインシャフト1の軸支部の近傍にファ
ーストギヤ6とリバースギヤ7を隣接させて配設する。
カウンタシャフト10の軸支部の近傍にカウンタファー
ストギヤ11とカウンタリバースギヤ12を隣接させて
形成する。リバースギヤ7に噛合する第1のアイドラギ
ヤ13と、カウンタリバースギヤ12に噛合する第2の
アイドラギヤ14を分離構成として両アイドラギヤ1
3、14を一体化結合したことにより、リバースギヤ7
とカウンタリバースギヤ12を噛み合い係合させるリバ
ースアイドラギヤ15を構成したことにより、リバース
アイドラギヤ15の生産性を損なうことなくカウンタシ
ャフト10の剛性を高くするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用の変速機に係
り、特に、カウンタシャフトを小径化して変速機を小型
軽量化することができる車両用の変速機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用変速機としては、例えば図
4および図5に示したように、メインシャフト1の前端
をインプットシャフト2の後端にベアリング3を介して
軸支させる一方、メインシャフト1の後端部をベアリン
グ4で変速機ケース5に軸着し、ベアリング4の近傍に
ファーストギヤ6とリバースギヤ7を隣接させてそれぞ
れ回転自在に取り付けていた。また、変速機ケース5に
ベアリング8、9で軸着したカウンタシャフト10にお
ける変速機ケース5の後端近傍にカウンタファーストギ
ヤ11を形成するとともに、カウンタシャフト10の中
間部にカウンタリバースギヤ12を形成していた。
【0003】そして、カウンタファーストギヤ11をフ
ァーストギヤ6に噛合保持させるとともに、リバースギ
ヤ7に噛合する第1のアイドラギヤ13とカウンタリバ
ースギヤ12に噛合する第2のアイドラギヤ14を一体
形成したリバースアイドラギヤ15をリバースアイドラ
シャフト16を介して変速機ケース6に回転自在に取り
付けることにより、ファーストギヤ6とリバースギヤ7
の間に取り付けたシフタスリーブ17をいずれかのギヤ
6、7に選択係合させてカウンタシャフト10に対する
メインシャフト1の回転比および回転方向を切換制御す
るようにしたものがある。なお、メインシャフト1およ
びカウンタシャフト10にそれぞれ複数のギヤならびに
シフタスリーブを取り付けることにより、前進多段、後
退1段の変速機を構成している。
【0004】このようにメインシャフト1とカウンタシ
ャフト10の間に介在させてメインシャフト1をインプ
ットシャフト2に対して逆方向に回転させるリバースア
イドラギヤ15にはリバースギヤ7に噛合する第1のア
イドラギヤ13とカウンタリバースギヤ12に噛合する
第2のアイドラギヤ14を設けてリバースギヤ7とカウ
ンタリバースギヤ12の干渉を回避している。また、通
常は第1のアイドラギヤ13の歯数を第2のアイドラギ
ヤ14の歯数より少なくして後退位置での変速比をより
大きくすることが多い。
【0005】このように、リバースアイドラギヤ15を
構成する第1および第2のアイドラギヤ13、14のギ
ヤ諸元が同一ではないために、両ギヤ13、14の間隔
を小さくした場合は生産性に優れたホブ盤などで生産す
ることができない。従って、従来では図5に示したよう
に第1アイドラギヤ13と第2アイドラギヤ14の間隔
を大きくしてホブ盤などによる歯切作業をできるように
してリバースアイドラギヤ15の生産性を確保してい
た。
【0006】また、上記のようにリバースアイドラギヤ
15の第1、第2のアイドラギヤ13、14の間隔を大
きくした場合は、カウンタリバースギヤ12をカウンタ
ファーストギヤ11から離れたカウンタシャフト10の
中央部分に形成して両ギヤ11、12の間隔を確保する
必要性が生じるために、曲げモーメントが最も大きなカ
ウンタシャフト10の中央部付近の外径がカウンタリバ
ースギヤ12によって制限されてしまう。従って、従来
ではカウンタリバースギヤ12を必要以上に大きくして
カウンタシャフト10の剛性を確保する必要性があった
ために、変速機を小型軽量化するにも限界があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、カウンタリバースギヤの位
置およびリバースアイドルギヤの構造を改善することに
より、リバースアイドラギヤの生産性を損なうことなく
カウンタシャフトを小径化して変速機を小型軽量化する
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、メインシャフトの軸支部の近傍にファース
トギヤおよびリバースギヤを隣接させて配設するととも
に、カウンタシャフトの軸支部の近傍にカウンタファー
ストギヤおよびカウンタリバースギヤを隣接させて形成
している。また、前記リバースギヤに噛合する第1のア
イドラギヤと、該第1のアイドラギヤと別部品で構成さ
れて前記カウンタリバースギヤに噛合する第2のアイド
ラギヤを一体化結合してリバースギヤとカウンタリバー
スギヤを噛み合い係合させるリバースアイドラギヤを構
成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る車両用変速
機の一実施形態を示す断面図であり、図4および図5に
示した従来例と同一機能を有する部分に同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
【0010】図1において、メインシャフト1の前端を
インプットシャフト2の後端にベアリング3を介して軸
支させるとともに、メインシャフト1の後端部をベアリ
ング4で変速機ケース5に軸着し、ベアリング4の近傍
にファーストギヤ6とリバースギヤ7を隣接させてそれ
ぞれ回転自在に取り付けている。また、変速機ケース5
にベアリング8、9で軸着したカウンタシャフト10に
おける変速機ケース5の後端近傍にカウンタファースト
ギヤ11とカウンタリバースギヤ12を隣接させて形成
している。
【0011】そして、カウンタファーストギヤ11をフ
ァーストギヤ6に噛合保持させるとともに、リバースギ
ヤ7に噛合する第1のアイドラギヤ13とカウンタリバ
ースギヤ12に噛合する第2のアイドラギヤ14を隣接
結合して構成したリバースアイドラギヤ15をリバース
アイドラシャフト16を介して変速機ケース6に回転自
在に取り付けることにより、ファーストギヤ6とリバー
スギヤ7の間に取り付けたシフタスリーブ17をいずれ
かのギヤ6、7に選択係合させてカウンタシャフト10
に対するメインシャフト1の回転比および回転方向を切
換制御するようにしている。なお、メインシャフト1お
よびカウンタシャフト10にそれぞれ複数のギヤならび
にシフタスリーブを取り付けることにより、前進7段、
後退1段の変速機を構成している。
【0012】ここに本実施形態においては、前記第1の
アイドラギヤ13と、第2のアイドラギヤ14を別部品
で構成したうえで、第2のアイドラギヤ14に第1のア
イドラギヤ13を回転不能に結合一体化してリバースア
イドラギヤ15を構成している。
【0013】すなわち、図2は図1に示したリバースア
イドラギヤ15の具体例を示す断面図であり、第1およ
び第2のアイドラギヤ13、14をそれぞれスパーギヤ
で構成し、第2のアイドラギヤ14のボス部に第1のア
イドラギヤ13を挿着して両ギヤ13、14をキー18
およびスナップリング19で結合一体化することによ
り、ギヤ諸元の異なる第1のアイドラギヤ13と第2の
アイドラギヤ14の間隔を小さくしている。
【0014】従って、カウンタファーストギヤ11とカ
ウンタリバースギヤ12をカウンタシャフト10の軸支
部の近傍において隣接させて形成してカウンタシャフト
10に作用する曲げ力を軽減するとともに、大きな曲げ
モーメントが作用するカウンタシャフト10の中央部分
の外径がカウンタリバースギヤによって制限されること
がない。このために、カウンタリバースギヤ12を必要
以上に大きくしてカウンタシャフト10の剛性を確保す
る必要性がなく、カウンタシャフト10を小型化して変
速機を小型軽量化することができる。
【0015】また、リバースアイドラギヤ15を構成す
る第1のアイドラギヤ13と第2のアイドラギヤ14を
分離構造としたものであるから、例えばホブ盤などのよ
うに生産性に優れた製造設備を用いて両アイドラギヤ1
3、14を効率よく製造することができ、変速機の生産
性が悪化することもない。
【0016】上記実施形態においてはリバースアイドラ
ギヤ15を構成する両アイドラギヤ13、14をそれぞ
れスパーギヤで構成した場合について説明しているが、
これらの両アイドラギヤ13、14をヘリカルギヤで構
成した場合は、図3に示したように、第2のアイドラギ
ヤ14のボス部外周面と第1のアイドラギヤ13の軸孔
をヘリカルスプラインによる圧入係合として両ギヤ1
3、14を一体化することができる。19は第1のアイ
ドラギヤ13のボス部に第2のアイドラギヤ14を抜け
止め係合させるスナップリングである。
【0017】なお、上記実施形態においてはいずれも第
2のアイドラギヤ14のボス部に第1のアイドラギヤ1
3を挿着して両アイドラギヤ13、14を回り止め係合
保持させるようにした場合について説明しているが、両
アイドラギヤ13、14の関係および結合構造は実施形
態にものに限定されるものではない。また、上記実施形
態においてはファーストギヤ6とリバースギヤ7の間に
シフタスリーブ17を挟み込んでファーストとリバース
を選択することができるようにしているが、各ギヤおよ
びシフタスリーブのレイアウトは実施形態のものに限定
されない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、カウンタファーストギヤとカウンタリバースギヤを
カウンタシャフトの軸支部の近傍において隣接させて形
成してカウンタシャフトに作用する曲げ力を軽減すると
ともに、大きな曲げモーメントが作用するカウンタシャ
フトの中央部分の外径がカウンタリバースギヤによって
制限されない。従って、カウンタリバースギヤを必要以
上に大きくしてカウンタシャフトの剛性を確保する必要
性がなく、カウンタシャフトを小型化して変速機を小型
軽量化することができる。
【0019】また、リバースアイドラギヤを構成する第
1のアイドラギヤと第2のアイドラギヤを分離構造とし
たものであるから、両アイドラギヤを隣接させて上記の
ような作用効果を得ることができるにも拘らず、変速機
の生産性が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用変速機の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1に示したリバースアイドラギヤの具体例を
示す断面図である。
【図3】図1に示したリバースアイドラギヤの変形例を
示す断面図である。
【図4】従来の車両用変速機の断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 メインシャフト 2 インプットシャフト 3、4、8、9 ベアリング 5 変速機ケース 6 ファーストギヤ 7 リバースギヤ 10 カウンタシャフト 11 カウンタファーストギヤ 12 カウンタリバースギヤ 13 第1のアイドラギヤ 14 第2のアイドラギヤ 15 リバースアイドラギヤ 16 アイドラシャフト 17 シフタスリーブ 18 キー 19 スナップリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシャフトの軸支部の近傍に隣接さ
    せて配設したファーストギヤおよびリバースギヤと、カ
    ウンタシャフトの軸支部の近傍に隣接させて形成したカ
    ウンタファーストギヤおよびカウンタリバースギヤと、
    前記リバースギヤに噛合する第1のアイドラギヤと、該
    第1のアイドラギヤと別部品で構成されて前記カウンタ
    リバースギヤに噛合する第2のアイドラギヤを備え、前
    記第1のアイドラギヤと第2のアイドラギヤを一体化結
    合してリバースギヤとカウンタリバースギヤを噛み合い
    係合させるリバースアイドラギヤを構成したことを特徴
    とする車両用変速機。
JP9214000A 1997-07-24 1997-07-24 車両用変速機 Pending JPH1137228A (ja)

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JP9214000A JPH1137228A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 車両用変速機

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JP9214000A JPH1137228A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 車両用変速機

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JPH1137228A true JPH1137228A (ja) 1999-02-12

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ID=16648611

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JP9214000A Pending JPH1137228A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 車両用変速機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100363645C (zh) * 2002-08-03 2008-01-23 腓特烈斯港齿轮工厂股份公司 带辅助传动装置的变速器的倒车挡中间齿轮的配置结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100363645C (zh) * 2002-08-03 2008-01-23 腓特烈斯港齿轮工厂股份公司 带辅助传动装置的变速器的倒车挡中间齿轮的配置结构

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