JPH1137068A - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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JPH1137068A
JPH1137068A JP21260797A JP21260797A JPH1137068A JP H1137068 A JPH1137068 A JP H1137068A JP 21260797 A JP21260797 A JP 21260797A JP 21260797 A JP21260797 A JP 21260797A JP H1137068 A JPH1137068 A JP H1137068A
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scroll
wrap
synthetic resin
sliding
sliding surface
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Shuji Haga
修二 芳賀
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Anest Iwata Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/001Radial sealings for working fluid
    • F04C27/003Radial sealings for working fluid of resilient material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2230/00Manufacture
    • F04C2230/90Improving properties of machine parts
    • F04C2230/91Coating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい出力の駆動源でも駆動可能なスクロー
ル流体機械を提供することを目的とする。 【解決手段】 流体を、相対的に摺動する摺動面(34
b、12c、35b、11c、36b、2e)によって
気密シールするとともに、圧縮、膨張、もしくは圧送す
るスクロール流体機械において、少なくとも、前記摺動
面を有し、駆動源により駆動されるスクロール機構12
Aを合成樹脂にて形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の圧縮、膨
張、及び圧送を行うスクロール流体機械、特に、相対的
に摺動する摺動面同志の少なくとも一方を合成樹脂にて
形成、もしくは、前記摺動面同志の一方を、合成樹脂に
て形成された弾性部材を、スクロール本体の一部に被覆
して構成したスクロール流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固定スクロールと旋回スクロ
ール、または、駆動スクロールと従動スクロール等をア
ルミニウムなどの金属部材により成形し、互いに摺動す
る摺動部分の間に自己潤滑性を有する合成樹脂を介在し
たスクロール流体機械は良く知られている。
【0003】金属部材としてのアルミニウムは、アルミ
ダイカストとして成形性に優れ、成形後の切削性も優
れ、駆動軸のスラスト方向また、半径方向の寸法精度が
よい製品の提供を容易とするが、固定スクロールと旋回
スクロール、または、駆動スクロールと従動スクロール
等と組み合わせた場合は、組み合わせによる累積誤差に
よって、ラップが形成する密閉空間の気密性を阻害する
結果となり、該密閉空間の気密性を高めるためにラップ
先端と相手方鏡面との寸法、また、対面するラップ同志
の旋回誤差を精度よく管理する必要があり、高度の技術
を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、ラップ先端部
と相手方鏡面との間に合成樹脂で成形したチップシール
を介在して製造及び組立誤差を吸収するとともに、対面
するラップ同志の旋回誤差を、旋回スクロールもしくは
従動スクロールに対する旋回範囲を制限する回転防止機
構などにより規制しているが、必ずしも充分ではなく、
対面して摺接するラップ壁面にフレッチング現象を発生
させ、耐久性を低下させるという問題がある。
【0005】また、上述の従来技術によると、前記スク
ロール機構はアルミ等の金属部材で形成され、重量があ
り、これを駆動するには大きい出力の駆動源を必要とす
るという問題がある。
【0006】また、上述の従来技術によると、アルミで
形成された相手方鏡面と合成樹脂で形成されたチップシ
ールとではチップシールの消耗が早く、チップシールの
交換が必要とされ、その交換の際に、前記したラップ先
端の溝内からチップシールを取り出すとともに、該溝内
のチップシールの磨耗塵を清掃するという手間が面倒で
ある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、小さい出力の駆動源でも駆動可能なスクロール流体
機械を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、対面して摺接するラップ壁面にフレッチング現
象を発生させ耐久性を低下させることがないスクロール
流体機械を提供することである。また、本発明の他の目
的は、ラップ先端と相手方摺接面間に介在する弾性部材
を容易に交換可能なスクロール流体機械を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、流
体を、相対的に摺動する摺動面によって気密シールする
とともに、圧縮、膨張、もしくは圧送するスクロール流
体機械において、少なくとも、前記摺動面を有し、駆動
源により駆動されるスクロール機構を合成樹脂にて形成
したことを特徴とする。
【0009】この請求項1において、前記摺動面を有
し、駆動源により駆動されるスクロール機構とは、例え
ば、図1における、旋回スクロール12A、または図示
しないが、従動スクロールを駆動する駆動スクロール、
または、従動スクロール等を含み、駆動源によって直接
または間接的に駆動されるスクロールを意味する。
【0010】そして、このスクロールは合成樹脂により
形成され、これ以外のスクロールは合成樹脂であって
も、金属部材であってもよい。本発明は、このように構
成されているので、小さい出力の駆動源でも駆動可能
な、経済的でコンパクトなスクロール流体機械を提供す
ることができる。
【0011】また、請求項2に記載したように、前記摺
動面の一方は、前記スクロール機構と一体形成されると
ともに、前記摺動面の他方に対して押圧力を付与する弾
性構造を有して構成することも本発明の有効な手段であ
る。そして、請求項3に記載のように、前記弾性構造
は、ラップ上端に延在した折畳まれた起立体により形成
することが望ましい。
【0012】このように、スクロール機構の摺動面が合
成樹脂により一体形成されて構成した場合は、部品点数
が削減されるとともに、前記摺動面の磨耗による気密性
の低下に対処するためには、スクロール機構全体を交換
すればよく、従来のようにラップ上面の溝に嵌合された
チップシールを交換するような面倒な操作を必要としな
い。
【0013】また、前記弾性構造を、折り畳まれた起立
体により構成すると、前記起立体の起立片のバネ性によ
り、ラップ上部と相手方鏡面との間隔が調整されるが、
該起立片を曲げて配置することにより、この調整量は、
従来のラップ上部の溝に嵌入したチップシールの上下伸
縮量より大きく設定でき、流体を圧縮する密閉空間の上
下に位置する境面間の寸法を従来よりラフに設定でき
る。
【0014】また、請求項4に記載したように、固定ス
クロールを合成樹脂で形成するとともに、前記スクロー
ル機構の摺動面に対して押圧力を付与して摺接する弾性
構造を、前記固定スクロールと一体形成することも本発
明の有効な手段である。
【0015】このように、固定スクロールの弾性構造
を、合成樹脂により固定スクロールと一体形成されて構
成した場合は、部品点数が削減されるとともに、前記弾
性構造の摺動面の磨耗による気密性の低下に対処するた
めには、固定スクロール全体を交換すればよく、従来の
ようにラップ上面の溝に嵌合されたチップシールを交換
するような面倒な操作を必要としない。
【0016】また、請求項5に記載したように、前記弾
性構造に摺接する相手方摺動面は、前記弾性構造より硬
質の摺動面を有することが望ましい。ここにおいて、前
記弾性構造は、合成樹脂で形成されたスクロール機構と
一体に形成されているので、該弾性構造と摺接する前記
摺動面の他方は、前記弾性構造より硬質の摺動面であ
る、例えば、硬質合成樹脂、金属部材等が含まれる。
【0017】そして、互いの摺動面の硬度を異にした部
材を用いているので、軟質部材である前記弾性構造が他
方より速く摩耗し、両方が同時に摩耗することがないの
で、一方のスクロール機構を交換することにより、運転
を続行することができ、経済的である。
【0018】また、請求項6記載の発明は、流体を、相
対的に摺動する摺動面によって気密シールするととも
に、圧縮、膨張、もしくは圧送するスクロール流体機械
において、少なくとも前記摺動面同志の一方は、相手方
摺動面に対して押圧力を付与する弾性力を有するととも
に、該相手方摺動面より軟質の合成樹脂にて形成された
弾性部材を、スクロール本体の一部を被覆して構成した
ことを特徴とする。
【0019】ここにおいて、スクロール本体の一部と
は、スクロール機構の2部材が気密的に摺接して、外部
と内部もしくは一方と他方間の流体の漏洩を防止するた
めの場所の近傍に、スクロール本体から連設している部
分であり、スクロールラップ、外部からダストの侵入を
防止する摺接部を意味する。
【0020】請求項6記載の発明は、前記弾性部材をス
クロール本体の一部に被覆しているので、該一部から弾
性部材をはがして、新しい弾性部材を装着するという操
作により前記弾性部材の交換が容易に行われるととも
に、前記弾性部材の内部に弾性部材の摩擦塵が集積する
ことがなく、面倒な清掃作業も不要である。
【0021】また、請求項7記載のように、前記弾性部
材を、対面するラップ壁同志が、直接接触を防止可能な
区域までラップ壁を被覆するように構成することも本発
明の有効な手段である。このように構成することによ
り、前記弾性部材は、対面するラップ同志の壁面の直接
の接触が防止されるので、ラップ壁面にフレッチング現
象を発生させ耐久性を低下させることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施の
形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に
記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。
【0023】図1は、本第1発明の実施の形態に関わる
概略の構成を示す要部断面図で、図2は、本発明に適用
されるスクロール流体機械の概略断面図、図3は図2の
A−A断面図である。
【0024】図2に示すように、本発明に適用されるス
クロール流体機械1は固定スクロール11と、その上部
に取付けられる固定スクロールハウジング13と、その
内部空間に、モータ2の駆動軸3と連結して旋回可能に
配置された旋回スクロール12とで構成されている。
【0025】固定スクロール11は、図3に示すような
断面三角形状のおむすび状に形成され、各3個の頂点に
は、旋回スクロールの回転阻止機構であるピンクランク
機構10のクランクピン22(図2)を介して嵌合する
ベアリング8、9の外周が嵌合する開口部11g、及び
前記ベアリング9の外輪を保持する段部を有するより小
径の開口部11hが開設されている。
【0026】組立上固定スクロール11の基準面として
用いられる摺動面11cの中心には、後述するラップ圧
縮気体を吐出する吐出口16(図2)と連通する吐出孔
11dが開設され、前記摺動面11cには、前記吐出孔
11dに近接して固定スクロールラップ11aが植設さ
れ、該スクロールラップ11aの先端部には相手方摺動
面と摺接して密閉空間を形成する摺接部34が配置され
ている。
【0027】また、摺動面11cには、気体吸い込み口
と連通する開口部11e、11eが開設されている。ま
た、固定スクロール11の外側の底面11iには多数の
冷却及び補強用フィン11b(図2)が植設されてい
る。
【0028】前記固定スクロール11の上部には、固定
スクロール11と同じ断面外形形状を呈する基部13a
を有した固定スクロールハウジング13がネジ止めされ
ている。該基部13a内には、空所13bが設けられ、
該空所13bには開口部13fが開設され、外部の空気
が流通自在に形成されている。また、前記空所13bに
連設して、その上部に13bより小さい空所13cを有
した連設部13dが設けられ、その上部に駆動軸3を有
するモータ2が配設されている。
【0029】固定スクロールハウジング13の空所13
b内には、前記固定スクロールラップ11aの壁面と対
面する平面を有する旋回スクロールラップ12aが立設
された旋回スクロール12が、モータ2の回転軸3とは
偏芯した駆動軸4とベアリング5を介して旋回可能に連
結配置され、ラップ面とは反対側の外周近傍に位置する
摺動面12eには、前記固定スクロールハウジング13
の押さえ部13eに配置された摺接部36が摺動可能に
摺接している。
【0030】また、旋回スクロールラップ面とは反対側
の面には、複数の冷却フィン12bが立設され、ハウジ
ング13の開口部13fから流入する外気により旋回ス
クロールを冷却可能に構成している。また、前記旋回ス
クロールラップ12aの先端部には相手方摺動面と摺接
して密閉空間を形成する摺接部35が配置されている。
【0031】固定スクロール11の開口孔11gに対応
する、旋回スクロール12の位置には3個の開口孔12
gが開設され、該開口孔12gにはベアリング6及び7
が嵌入され、これらベアリングの内輪内にはクランクピ
ン21が挿入され、該クランクピン21の外周に設けら
れた溝内には2個のOリング23、24が着挿され、前
記ベアリング内においてクランクピン21が径方向に揺
動可能に構成されている。
【0032】前記クランクピン21はスペーサ18を介
してクランク板17に植設され、スペーサ18とベアリ
ング7との間にはバネワッシャ32が介在し、ベアリン
グ6の上面には押さえ板19を介してビス37によって
ベアリング6の離脱を防止するとともに、ベアリングと
クランク板との間の遊びをなくして上下ガタを解消して
いる。
【0033】前記クランク板17の前記クランクピン2
1と反対側面には前記クランクピン21の軸芯とは間隔
p離間した位置に軸芯を有するクランクピン22が植設
され、該クランクピン22は、固定スクロール11の開
口孔11gに嵌入されたベアリング8、9の内輪に嵌入
されている。
【0034】前記クランクピン22は、前記クランク板
17とベアリング8との間にはバネワッシャ33が介在
し、ベアリング9の上面には押さえ板20を介してビス
38によってベアリングの上下ガタを解消している。
【0035】次に、このように構成した本実施の形態に
係るスクロール流体機械の動作を説明する。図2におい
て、モータ2が回転して旋回スクロール12が旋回運動
を開始すると、ラップ11a及び12aの先端から取り
込まれた流体は、それぞれラップ12a、及び11aに
よって形成されるラップの三日月状の密閉空間によって
圧縮され、中央部分に開設された吐出孔11dから吐出
口16に吐出される。
【0036】その過程において、密閉空間によって圧縮
されることにより発生した高熱は旋回スクロール12の
背面に設けられた冷却フィン12bを開口部13fから
流入する空気を前記フィンが回転してかき乱すことによ
り冷却される。又、固定スクロール11の冷却フィン1
1bにより前記高熱は冷却される。
【0037】製造組立工程において、旋回スクロール及
び固定スクロールハウジングの組み合わせによる累積誤
差により、駆動部分と固定部分とに干渉部分が生じる
と、それがラップ同志による互いに衝突する方向への力
はクランクピン21のOリングが変形することにより吸
収される。
【0038】尚、本実施の形態においては、図1に示す
ように、旋回スクロール12A、固定スクロール11A
及び、固定スクロールハウジング13Aは、デュポン
(登録商標)社の、ベスペル3番、ベスペル211番、
また、ベルダムクロスリー(登録商標)社のクロスフロ
ン905等のポリイミド系合成樹脂にて成形され、摺接
部34、35、36は、ラップ12a、11a、または
固定スクロールハウジング13Aから延設された押さえ
部13eに立設した起立片を折り曲げて、それぞれ摺接
片34a、35a、36aを形成している。
【0039】このように、折り畳まれた起立片により弾
性構造を構成すると、前記起立片のバネ性により、ラッ
プ上部と相手方鏡面との間隔が調整され、該起立片を曲
げて配置することにより、この調整量は、従来のラップ
上部の溝に嵌入したチップシールの上下伸縮量より大き
く設定でき、流体を圧縮する密閉空間の上下に位置する
境面間の寸法を従来よりラフに設定できる。
【0040】尚、本実施の形態においては、旋回スクロ
ール及び固定スクロールとも合成樹脂で説明したが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、合成樹脂と金属
部材との組み合わせであってもよいことは勿論のことで
ある。
【0041】また、前記摺接片34a、35a、36a
の摺接面34b、35b、36bと摺接する相手方摺接
面12c、11c、12eは、前記摺接面34b、35
b、36bより硬度が高く、摩擦抵抗が低い金属板の埋
設もしくは金属物質をコートして用いることが望まし
い。このように構成することにより、旋回スクロールの
旋回駆動力を低減することができる。
【0042】また、図2の実施の形態においては、ベア
リング5、6、7に玉軸受を用いているが、ニードルベ
アリングを用いてもよく、該ニードルベアリングは玉軸
受と比べてスラスト方向への誤差は大きいが、前記起立
片による弾性構造によって前記誤差は吸収することがで
きる。
【0043】図4は、折り畳まれた摺接部34を有する
固定スクロールラップ11aを上方から視た図、図5
は、折り畳まれる前のラップ11aの形状を示す図であ
る。図5において、ラップ11aの上端からは起立片1
4Aが植設され、該起立片14Aには固定スクロール1
1Aの中心部側から所定間隔のピッチを有して切欠部1
4Aaが設けられ、このピッチ間隔は中心部から周辺部
に向かうにつれて大きくなっている。
【0044】この起立片14Aは、図1に示すように曲
げ加工を施すと、スクロールの中心部分におけるラップ
の急な曲面を描く区域においては、ラップの内側壁面と
外側壁面とは長さが異なるので、起立片14Aの上部縁
14Abは収縮する方向に内部応力が働くが、所定間隔
で前記切欠部14Aが設けてあるので、この切欠部14
Aaにより収縮量は吸収される。
【0045】尚、ラップ壁面の内側から外側に向かって
起立片14Aを曲げると、起立片14Aの上部縁14A
bは伸張する方向に内部応力が働くが、所定間隔で前記
切欠部14Aが設けてあるので、この切欠部14Aaの
両端縁が離間することで、伸張量は吸収される。
【0046】前記起立片14Aは折り曲げ方向に、30
゜〜45゜程度折り曲げて成形することが望ましく、こ
の状態では、曲げ加工を行わなくても固定スクロールと
旋回スクロールとを組み合わせた際に、自動的に所定位
置に曲げて配置される。
【0047】図6〜図13は、本発明に係る摺接部の他
の実施の形態を示す図である。図6において、(a)、
及び(b)に示すように、ラップ11aの上端からは起
立片14Bが植設され、該起立片14Bには固定スクロ
ール11Bの中心部側から所定間隔のピッチを有して切
欠部14Baが設けられ、このピッチ間隔は中心部から
周辺部に向かうにつれて大きくなっている。
【0048】この起立片14Bには、さらに、前記切欠
部14Baに対応する下方の位置に長孔14Bbが設け
られるとともに、折り畳んだ際に谷部となる細溝14B
c、14Bd、14Beが設けられている。
【0049】曲げ加工を施すと、スクロールの中心部分
におけるラップの急な曲面を描く区域においては、ラッ
プの内側壁面と外側壁面とは長さが異なるが、所定間隔
で前記切欠部14Ba、長孔14Bbが設けてあるの
で、これらにより、収縮量は吸収される。
【0050】そして、(c)に示すように折り畳まれ、
図1に示す1枚の摺接部よりも上下方向の調整量が大き
い摺接部を得ることができる。また、(d)に示すよう
に折曲の回数を多くすれば、それに応じて前記長孔14
Bbの長く取り、上下方向の調整量をさらに増やすこと
ができる。
【0051】尚、曲げ方向は、ラップ壁面の内側から外
側に向かって曲げても、前記切欠部14Ba及び長孔1
4Bbにより同じように伸張量が吸収される。
【0052】図7において、(a)に示すように、ラッ
プ11aの上端からは起立片14Cが植設され、該起立
片14Cには固定スクロールの中心部側から所定間隔の
ピッチを有して切欠部14Caが設けられ、このピッチ
間隔は中心部から周辺部に向かうにつれて大きくなって
いる。
【0053】曲げ加工を施すと、スクロールの中心部分
におけるラップの急な曲面を描く区域においては、ラッ
プの内側壁面と外側壁面とは長さが異なるが、所定間隔
で前記切欠部14Caが設けてあるので、これらによ
り、収縮量は吸収される。尚、曲げ方向は、ラップ壁面
の内側から外側に向かって曲げても、前記切欠部14C
aにより同じように伸張量が吸収される。
【0054】前記起立片14C、14Cは折り曲げ方向
に、30゜〜45゜程度折り曲げて成形することが望ま
しく、この状態では、曲げ加工を行わなくても固定スク
ロールと旋回スクロールとを組み合わせた際に、自動的
に所定位置に曲げて配置される。
【0055】図8において、(a)に示すように、ラッ
プ11aの上端からは長い起立片14D及び、短い起立
片14Eが植設され、これら起立片には固定スクロール
の中心部側から所定間隔のピッチを有して切欠部14D
a、14Eaが設けられ、このピッチ間隔は中心部から
周辺部に向かうにつれて大きくなっている。
【0056】曲げ加工を施す際には、短い起立片14E
を先に曲げ、次に長い起立片14Dを曲げ、(c)に示
すように2枚重ねる。スクロールの中心部分におけるラ
ップの急な曲面を描く区域においては、ラップの内側壁
面と外側壁面とは長さが異なるが、所定間隔で前記切欠
部14Da、14Eaが設けてあるので、これらによ
り、収縮量は吸収される。尚、曲げ方向は、ラップ壁面
の内側から外側に向かって曲げても、前記切欠部14D
aもしくは14Eaにより同じように伸張量が吸収され
る。
【0057】図9において、(a)に示すように、ラッ
プ11aの上端からは起立片14Fが植設され、該起立
片14Fには固定スクロールの中心部側から所定間隔の
ピッチを有して切欠部14Faが設けられ、このピッチ
間隔は中心部から周辺部に向かうにつれて大きくなって
いる。
【0058】曲げ加工を施すと、スクロールの中心部分
におけるラップの急な曲面を描く区域においては、ラッ
プの内側壁面と外側壁面とは長さが異なるが、所定間隔
で前記切欠部14Faが設けてあるので、これらによ
り、収縮量は吸収される。尚、曲げ方向は、ラップ壁面
の内側から外側にに向かって曲げても、前記切欠部14
Faにより同じように伸張量が吸収される。
【0059】前記起立片14F、14Fは折り曲げ方向
に、30゜〜45゜程度折り曲げて成形することが望ま
しく、この状態では、曲げ加工を行わなくても固定スク
ロールと旋回スクロールとを組み合わせた際に、自動的
に所定位置に曲げて配置される。
【0060】図10において、(a)、及び(b)に示
すように、ラップ11aの上端からは起立片14G、1
4Gが植設され、該起立片14Gには固定スクロールの
中心部側から所定間隔のピッチを有して切欠部14Ga
が設けられ、このピッチ間隔は中心部から周辺部に向か
うにつれて大きくなっている。
【0061】この起立片14Gには、さらに、折り畳ん
だ際に谷部となる細溝14Dc、14Dbが設けられて
いる。曲げ加工を施すと、スクロールの中心部分におけ
るラップの急な曲面を描く区域においては、ラップの内
側壁面と外側壁面とは長さが異なるが、所定間隔で前記
切欠部14Gaが設けてあるので、これらにより、収縮
量は吸収される。そして、(c)に示すように折り畳ま
れ、図1に示す1枚の摺接部よりも上下方向の調整量が
大きい摺接部を得ることができる。
【0062】尚、曲げ方向は、ラップ壁面の内側から外
側に向かって曲げても、前記切欠部14Ba及び長孔1
4Bbにより同じように伸張量が吸収される。
【0063】図11において、(a)に示すように、ラ
ップ11aの上端からは複数の起立片14Hが中心部分
から周辺部分に向かって植設され、曲げ加工を施すと、
(b)に示すように起立片14Hは折り曲げられる。
尚、前記起立片14F、14Fは折り曲げ方向に、30
゜〜45゜程度折り曲げて成形することが望ましく、こ
の状態では、曲げ加工を行わなくても固定スクロールと
旋回スクロールとを組み合わせた際に、自動的に所定位
置に曲げて配置される。
【0064】図12において、(a)に示すように、ラ
ップ11aの上端からは複数の起立片14Iが中心部分
から周辺部分に向かってラップの長手方向と交差する方
向に植設され、曲げ加工を施すと、(b)に示すように
起立片14Hは折り曲げられる。尚、前記起立片14
F、14Fは折り曲げ方向に、30゜〜45゜程度折り
曲げて成形することが望ましく、この状態では、曲げ加
工を行わなくても固定スクロールと旋回スクロールとを
組み合わせた際に、自動的に所定位置に曲げて配置され
る。
【0065】図13において、(a)に示すように、ラ
ップ11aの上端からは複数の起立片14Jが中心部分
から周辺部分に向かってラップの長手方向と交差する方
向に植設されるとともに、ラップの長手方向に沿って起
立片14Kが植設されている。曲げ加工を施すと、
(b)に示すように起立片14J及び14Kは折り曲げ
られる。
【0066】尚、上述の説明においては、起立片を起立
状態で成形した後に折り曲げ加工を施しているが、図5
及び図9のごとき単純な形状においては、アルミダイカ
ストにより折り曲げた状態で成形することも可能であ
り、その場合には、固定スクロール関係をアルミダイカ
スト等の金属部材で形成し、旋回スクロールを合成樹脂
にて成形して用いることも可能である。
【0067】図14は、本第2発明の実施の形態に関わ
る概略の構成を示す要部断面図である。旋回スクロール
12B、固定スクロ0ル11B、ハウジング13Bはア
ルミニュウムで形成され、旋回スクロール12Bのラッ
プ12aには合成樹脂で形成されたキャップ28が、固
定スクロール11Bのラップ11aには合成樹脂のキャ
ップ27が、また、固定スクロールハウジング13Aか
ら延設された押さえ部13eには合成樹脂のキャップ2
9が被されている。
【0068】旋回スクロール12Bの摺動面12eに
は、キャップ29の摺動面29aが押圧力を有して摺接
している。また、旋回スクロール12Bの摺動面12c
には、キャップ27の摺動面27aが押圧力を有して摺
接している。また、固定スクロール11Bの摺動面11
cには、キャップ28の摺動面28aが押圧力を有して
摺接している。
【0069】よって、流体吸入室13Bbと外部とはキ
ャップ29により気密に保持され、旋回スクロール及び
固定スクロールのラップにより形成されるラップ空間は
キャップ27及び28により気密に保持される。
【0070】そして、固定スクロールのラップ11aの
壁面と旋回スクロールのラップ12aの壁面とはキャッ
プ27、28を介して接触し、直接の接触は防止される
ので、ラップ壁面にフレッチング現象を発生させ耐久性
を低下させることがない。
【0071】本第2発明に係る実施の形態は、スクロー
ル機構の2部材が気密的に摺接して、外部と内部もしく
は一方と他方間の流体の漏洩を防止するための場所の近
傍に、スクロール本体から連設している部分である、す
なわち、スクロールラップ、外部からダストの侵入を防
止する摺接部等を意味する、スクロール本体の一部に弾
性部材を被覆しているので、該一部から弾性部材をはが
して、新しい弾性部材を装着するという操作により前記
弾性部材の交換が容易に行われるとともに、前記弾性部
材の内部に弾性部材の摩擦塵が集積することがなく、面
倒な清掃作業も不要である。
【0072】また、前記弾性部材を、対面するラップ壁
同志が、直接接触を防止可能な区域までラップ壁を被覆
するように構成しているので、前記弾性部材によって対
面するラップ同志の壁面の直接の接触が防止されるの
で、ラップ壁面にフレッチング現象を発生させ耐久性を
低下させることがない。
【0073】尚、上述の説明においては、旋回スクロー
ル及び固定スクロールともに、金属部材で形成し、合成
樹脂のキャップをかぶせているが、図5及び図9のごと
き単純な形状においては、アルミダイカストにより折り
曲げた状態で成形することも可能であり、その場合に
は、一方のスクロール関係をアルミダイカスト等の金属
部材で形成し、他方のスクロールを合成樹脂のキャップ
で被覆してもよい。
【0074】図15は、キャップ27、28、29の各
種実施の形態を示す図である。(a)は、合成樹脂で形
成された27Aの内側面に伸縮性を有する突起27Aa
を植設したものである。(b)は、合成樹脂で形成され
た27Bの内側面に伸縮性を有する突起27Ba及び外
側の摺動面に突起27Bbを植設したものである。
(c)は、合成樹脂で形成された27Cの内側面に凹部
27Ca及び外側の摺動面に突起27Cbを配設したも
のである。
【0075】図15(d)は、合成樹脂で形成された2
7Dの内側面に凹部27Da及び外側の摺動面に突起2
7Dbを配設するとともに、ラップ壁面を波状に曲面2
7Dcを有して被覆したものである。(e)は、合成樹
脂で形成された27Eの内側面に伸縮性を有する突起2
7Eaを配設するとともに、ラップ壁面を波状に曲面2
7Ecを有して被覆したものである。(f)は、合成樹
脂で形成された27Fの内側面に伸縮性を有する突起2
7Fa及び外側の摺動面に伸縮性を有する突起27Fb
を配設するとともに、ラップ壁面を波状に曲面27Fc
を有して被覆したものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明は、スクロール流体機械の、少なくとも、摺動面を
有し、駆動源により駆動されるスクロール機構を合成樹
脂にて形成したので、小さい出力の駆動源でも駆動可能
な、経済的でコンパクトなスクロール流体機械を提供す
ることができる。
【0077】また、請求項2に記載した発明は、前記摺
動面の一方を、前記スクロール機構と一体形成し、前記
摺動面の他方に対して押圧力を付与する弾性構造を有し
て構成したので、部品点数が削減されるとともに、前記
摺動面の磨耗による気密性の低下に対処するためには、
スクロール機構全体を交換すればよく、従来のようにラ
ップ上面の溝に嵌合されたチップシールを交換するよう
な面倒な操作を必要としない。
【0078】また、請求項3に記載した発明は、前記弾
性構造を、ラップ上端に延在した折畳まれた起立体によ
り形成しているので、この調整量は、従来のラップ上部
の溝に嵌入したチップシールの上下伸縮量より大きく設
定でき、流体を圧縮する密閉空間の上下に位置する境面
間の寸法を従来よりラフに設定できる。
【0079】また、請求項4に記載した発明は、固定ス
クロールを合成樹脂で形成し、スクロール機構の摺動面
に対して押圧力を付与して摺接する弾性構造を、前記固
定スクロールと一体形成したので、部品点数が削減され
るとともに、前記弾性構造の摺動面の磨耗による気密性
の低下に対処するためには、固定スクロール全体を交換
すればよく、従来のようにラップ上面の溝に嵌合された
チップシールを交換するような面倒な操作を必要としな
い。
【0080】また、請求項5に記載した発明は、前記弾
性構造に摺接する相手方摺動面は、前記弾性構造より硬
質の摺動面を有して構成したので、前記弾性構造が他方
より速く摩耗し、両方が同時に摩耗することがないの
で、一方のスクロール機構を交換することにより、運転
を続行することができ、経済的である。
【0081】また、請求項6記載の発明は、相手方摺動
面より軟質の合成樹脂にて形成された弾性部材を、スク
ロール本体の一部を被覆して構成しているので、該一部
から弾性部材をはがして、新しい弾性部材を装着すると
いう操作により前記弾性部材の交換が容易に行われると
ともに、前記弾性部材の内部に弾性部材の摩擦塵が集積
することがなく、面倒な清掃作業も不要である。
【0082】また、請求項7記載の発明は、弾性部材
を、対面するラップ壁同志が、直接接触を防止可能な区
域までラップ壁を被覆するように構成したので、前記弾
性部材によって、対面するラップ同志の壁面の直接の接
触が防止されるので、ラップ壁面にフレッチング現象を
発生させ耐久性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1発明の実施の形態に関わる概略の構成
を示す要部断面図である。
【図2】 本発明に適用されるスクロール流体機械の概
略断面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 折り畳まれた摺接部を有する固定スクロール
ラップを上方から視た図である。
【図5】 折り畳まれる前のラップの形状を示す図であ
る。
【図6】 摺接部の第2実施形態を示す概略構造図であ
る。
【図7】 摺接部の第3実施形態を示す概略構造図であ
る。
【図8】 摺接部の第4実施形態を示す概略構造図であ
る。
【図9】 摺接部の第5実施形態を示す概略構造図であ
る。
【図10】 摺接部の第6実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図11】 摺接部の第7実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図12】 摺接部の第8実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図13】 摺接部の第9実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図14】 本第2発明の実施の形態に関わる概略の構
成を示す要部断面図である。
【図15】 キャップの各種実施の形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 スクロール流体機械 10 ピンクランク機構(回転阻止機
構) 11 固定スクロール 12 旋回スクロール 13 固定スクロールハウジング 14 起立壁 17 クランク板 21、22 クランクピン 23、24 Oリング 34、35、36 摺接部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を、相対的に摺動する摺動面によっ
    て気密シールするとともに、圧縮、膨張、もしくは圧送
    するスクロール流体機械において、 少なくとも、前記摺動面を有し、駆動源により駆動され
    るスクロール機構を合成樹脂にて形成したことを特徴と
    するスクロール流体機械。
  2. 【請求項2】 前記摺動面の一方は、前記スクロール機
    構と一体形成されるとともに、前記摺動面の他方に対し
    て押圧力を付与する弾性構造を有することを特徴とする
    請求項1記載のスクロール流体機械。
  3. 【請求項3】 前記弾性構造は、ラップ上端に延在した
    折畳まれた起立体により形成されることを特徴とする請
    求項2記載のスクロール流体機械。
  4. 【請求項4】 固定スクロールを合成樹脂で形成すると
    ともに、前記スクロール機構の摺動面に対して押圧力を
    付与して摺接する弾性構造を、前記固定スクロールと一
    体形成したことを特徴とする請求項1記載のスクロール
    流体機械。
  5. 【請求項5】 前記弾性構造に摺接する相手方摺動面
    は、前記弾性構造より硬質の摺動面を有することを特徴
    とする請求項2、3、及び4記載のスクロール流体機
    械。
  6. 【請求項6】 流体を、相対的に摺動する摺動面によっ
    て気密シールするとともに、圧縮、膨張、もしくは圧送
    するスクロール流体機械において、 少なくとも前記摺動面同志の一方は、相手方摺動面に対
    して押圧力を付与する弾性力を有するとともに、該相手
    方摺動面より軟質の合成樹脂にて形成された弾性部材
    を、スクロール本体の一部に被覆して構成したことを特
    徴とするスクロール流体機械。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は、対面するラップ壁同志
    が、直接接触を防止可能な区域までラップ壁を被覆して
    いることを特徴とする請求項6記載のスクロール流体機
    械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006132530A (ja) * 2004-11-03 2006-05-25 Lg Electronics Inc スクロール圧縮機
JP2007278274A (ja) * 2006-03-14 2007-10-25 Scroll Giken:Kk 容積型流体機械
JP2009085154A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Shinji Kawazoe スクロール流体機械
DE102021207740A1 (de) 2021-07-20 2023-01-26 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Scrollmaschine und Fahrzeugklimaanlage

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