JPH1136823A - 可搬型エンジンの動弁装置 - Google Patents

可搬型エンジンの動弁装置

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JPH1136823A
JPH1136823A JP19836097A JP19836097A JPH1136823A JP H1136823 A JPH1136823 A JP H1136823A JP 19836097 A JP19836097 A JP 19836097A JP 19836097 A JP19836097 A JP 19836097A JP H1136823 A JPH1136823 A JP H1136823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積や重量増加を抑制すると共に、4サイク
ルでの吸気、排気タイミングを長期間に亘って正常な状
態に維持することができる構成を備えた動弁装置を提供
する 【解決手段】 カムシャフト19に装備されているカム
20は、吸気弁7および排気弁8の開閉タイミングを設
定するカムプロフイールをそれぞれ有する吸気カム部2
0Aおよび排気カム部20Bをカムシャフト19の軸方
向で隣り合わせて形成した一体的な構造とされ、両カム
部20A、20Bの間にそれらカム部20A、20Bに
摺接するカムフォロワ部材21の軸方向の移動を規制す
る仕切り板25が設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬型エンジンの
動弁装置に関し、さらに詳しくは、カム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】可搬型の草刈り機・刈り払い機や落ち葉
吹き飛ばし用ブロワー等の駆動源用内燃機関として、2
サイクルエンジンを用いることがある。2サイクルエン
ジンは、サイクル特性上、小型化しやすい反面、燃焼に
用いられる混合気中に少量の潤滑油が混在していること
から排気ガス浄化において難点がある。そこで、2サイ
クルエンジンに代えて4サイクルエンジンを用いて2サ
イクルエンジンに生じていた排気ガス特性の悪化を改善
することが提案されている。4サイクルエンジンでは、
燃焼室内に対して吸気弁および排気弁を設け、これら各
弁の開閉タイミングが動弁装置のカムによって設定され
るようになっている。周知のように、動弁装置はクラン
クシャフトに連動するカムシャフトを備え、そのカムシ
ャフトに設けられているカムのカムプロフィールによっ
て吸気弁および排気弁の開閉タイミングを設定するよう
になっている。通常、カムシャフトは、クランクシャフ
トに対して1:2の回転比を以て回転し、一体化されて
いるカムを回転させることでカムによるロッカーアーム
の揺動タイミングを設定できるようになっている。上記
したカムとロッカーアームとの連動関係を設定する構造
の一つに、カム面に当接するタペットを延長方向一端に
有し、延長方向他端がロッカーアームに連結されている
プッシュロッドを介したオーバーヘッドバルブ(OH
V)方式がある。この方式は、燃焼室の頂部に吸気弁お
よび排気弁を位置させることができるので燃焼室の形状
を半球状あるいはクサビ状等の形状に種々選択でき、圧
縮比を向上させて熱効率および高回転さらには高出力を
得られるようにすることができる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した4
サイクルエンジンでの動弁装置では、次のような問題が
あった。つまり、吸気弁および排気弁の開閉タイミング
を設定するためのカムは、独立してカムシャフトに設け
られている関係上、カムシャフトの軸方向でそれらカム
が占める長さが長くなる。このため、カムシャフトの軸
方向長さが長くなることから、動弁装置の構造が大型に
なる。図6は、上記動弁装置の要部構造の一例を示す配
置図であり、同図において、カムシャフトAには、その
軸端にカムギヤBが設けられ、そのカムギヤBに隣接し
て吸気カムCおよびこの吸気カムCに隣接して排気カム
Dがそれぞれ並設されている。このため、カムシャフト
Aの軸方向で各カムが占める軸方向長さ(L)は、L=
各カムの幅(L1)×2+カム同士の間の間隔(L2)
となる。従って、カムシャフトAの軸方向長さが長くな
る分、動弁装置の容積および重量が増大傾向となること
は否めない。このように動弁装置の容積および重量の増
大化傾向は、可搬型装置に組み込んだ場合、その装置の
使用者にとって運搬時や作業時での労力が増加する結果
となり、作業負担の増加につながりきわめて都合が悪
い。
【0004】そこで、上記各カム同士をカムシャフト上
で接近させて、いわゆる、カム側面同士が接触する程度
に近づけて並設することも考えられる。しかし、このよ
うな構成とした場合には、タペットが隣り合うカムのカ
ム面に乗り上げる虞がある。つまり、吸気カムCおよび
排気カムDは、吸気弁および排気弁の開閉ストロークが
同じである関係上、短径のベースサークル面が隣り合っ
た場合、プッシュロッドに軸方向のずれが生じるとプッ
シュロッドに有するタペットが隣り合うカムのベースサ
ークル面にオーバラップした状態となり、異なる機能を
有するカムによって駆動されてしまう虞がある。このよ
うなタペットのずれは、例えば、長期間の使用後におけ
るカムシャフトの摩耗や、このカムシャフトに軸支され
るボス部の摩耗等が原因する。従って、タペットとカム
との当接関係が当初の関係と異なってくると、吸気弁あ
るいは排気弁の開閉タイミングが所定のタイミングに維
持されずに誤動作を生じてしまうという問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、上記従来の動弁装置にお
ける問題に鑑み、容積や重量増加を抑制すると共に、4
サイクルでの吸気、排気タイミングを長期間に亘って正
常な状態に維持することができる構成を備えた動弁装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ロッカーアームを介してク
ランクシャフトの回転中心と平行に設けたカムシャフト
に装備されているカムのリフト量を吸気弁および排気弁
の開閉運動に変換する構成を備えた可搬型エンジンの動
弁装置において、上記カムシャフトに装備されているカ
ムは、上記吸気弁および排気弁の開閉タイミングを設定
するカムプロフイールをそれぞれ有する吸気カム部およ
び排気カム部を上記カムシャフトの軸方向で隣り合わせ
て形成した構造とされ、上記両カム部の間にそれらカム
部に摺接するカムフォロワ部材の軸方向の移動を規制す
る仕切り板が設けられていることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の可
搬側エンジンの動弁装置において、上記仕切り板は、上
記カムに固定されているカムギヤが用いられることを特
徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の可
搬型エンジンの動弁装置において、上記カムギヤは、歯
部を除いた両側面が凹部に形成され、その凹部内に上記
吸気カムおよび排気カムのカム面にそれぞれ当接するカ
ムフォロワ部材の少なくとも一部を位置させたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、カムシャフトに設け
られているカムが吸気カム部と排気カム部とを一体構造
とされ、しかも、上記各カム部の間に仕切り板が設けて
あるので、カムフォロワ部材の軸方向での移動を規制し
て異なるカムへのカムフォロワ部材の乗り上げが阻止で
きる。
【0010】請求項2記載の発明では、仕切り板とし
て、既存の構成部品であるカムギヤを用いることで特別
な構造を必要としないでカムフォロワ部材の軸方向の移
動を規制することができる。
【0011】請求項3記載の発明では、カムギヤの両側
面に形成されている凹部内にカムフォロワ部材の一部を
位置させることにより軸方向で上記両部材同士をオーバ
ラップさせて配置させることができるので、カムフォロ
ワ部材が必要な摺接面量を確保するとともに軸方向でカ
ムギヤおよびカムフォロワ部材が占有する長さを短くす
ることができる。
【0012】
【実施例】以下図示実施例により請求項記載の発明の詳
細を説明する。図1は、請求項1記載の発明に係る動弁
装置が適用される可搬型エンジンの要部構造を示す図で
あり、同図に示した可搬型エンジン1はケース2の内部
に収容されているシリンダヘッド3とシリンダブロック
4およびクランクケース5と後で詳しく説明する動弁装
置6とを主要部として備えるオーバヘッドバルブ方式の
4サイクルエンジンで構成されている。つまり、シリン
ダヘッド3には、この種4サイクルエンジンと同様に、
吸気弁7、排気弁8および点火プラグ9が配設されてお
り、シリンダブロック4およびクランクケース5には、
これら両部材によって軸方向両端が支持されているクラ
ンクシャフト10が設けられている。クランクシャフト
10の軸方向一端には冷却用回転羽根11を介して作業
機械の駆動軸12が連結され、軸方向他端にはスタータ
13に連動可能な係合円板14が連結されている。クラ
ンクシャフト10にはコネクティングロッド15を介し
てピストン16が取り付けられ、ピストン16はシリン
ダブロック4内のシリンダ4A内で摺動可能とされてい
る。シリンダヘッド3の頂部には、図示されない気化器
および排気マフラに連通する吸気ポートおよび排気ポー
トが形成されており、これら各ポートに対して上記吸気
弁7および排気弁8がそれぞれ配置されている。
【0013】一方、動弁装置6は、シリンダヘッド3の
上部に位置するシリンダヘッドカバー3A内に配置され
ているロッカーアーム18と、クランクシャフト10の
回転中心に平行するカムシャフト19に取り付けられて
いるカム20と、カム20のカム面に一部が当接するカ
ムフォロワ部材をなすリフタ21と、リフタ21および
ロッカーアーム18間に位置するプッシュロッド22と
を備えている。ロッカーアーム18は、シリンダヘッド
カバー3A内に配置されているロッカーシャフト18A
により揺動可能に支持されており、吸気弁7および排気
弁8のステムエンドを押圧作動できる位置関係とされて
いる。
【0014】図1において、カム20はクランクシャフ
ト10に取り付けられているカム駆動ギヤ23に対して
回転比が1:2の割合に設定されているカムギヤ24に
よって回転駆動されるようになっている。本実施例で
は、上記カム20およびリフタ21の構成が図2に示す
構成とされている。つまり、図2は、カム20の原理構
造を説明するための模式図であり、同図において、カム
20は、吸気弁7の開閉タイミング用カムプロフィール
を有する吸気カム部に相当するカム面20Aおよび排気
弁8の開閉タイミング用カムプロフィールを有する排気
カム部に相当するカム面20Bをそれぞれ軸方向におい
て隣り合わせて一体に構成されている。上記カム面20
A、20Bが互いに隣り合う面にはカムシャフト19に
よって支持されている仕切り板25が設けられている。
この仕切り板25は、カム20と一体成形にて設けられ
ても良く、またカム20とは別体にて作成し、後にカム
20に固設しても良い。また、仕切り板25は、カム面
20A、20Bのベースサークルの外径よりも大きくさ
れた板部材で構成されている。
【0015】また、カムフォロワ部材をなすリフタ21
は、カムシャフト19と平行して配置されている支軸2
6により揺動自在に支持されている一対のアーム21
A、21A’で構成されており、各アーム21A、21
A’は、対応するカム面が異なるだけで同じ構成とされ
ている。つまり、図3において、アーム21A、21
A’の基端21A1、21A1’は、支軸26に挿嵌さ
れているボス26A、26Bにそれぞれ一体化され、水
平面でカムシャフト19と直角な方向に張り出してお
り、その下面には各カム面20A、20Bにそれぞれ摺
接するタペット部21B、21B’を有する垂下アーム
21C、21C’が一体形成されている。基端21A
1、21A1’とタペット部21B、21B’との間に
は、補強アーム21D、21D’がその両端を一体化さ
れて設けられており、垂下アーム21C、21C’の撓
み変形が防止されている。補強アーム21D、21D’
は、基端21A、21A’における揺動端側の下面に位
置しており、その上面にはプッシュロッド22(図3
中、一点鎖線で示す)の下端支持部(図3において球体
のみが示されている)27が設けられている。プッシュ
ロッド22は、その延長方向一端が上記下端支持部27
に位置し、延長方向他端がシリンダヘッドカバー3A内
に配置されているロッカーアーム18(図1参照)の揺
動端の一方に位置決めされて連動させることができるよ
うになっている。
【0016】アーム21Aおよび21A’は、カム20
におけるカム面20A、20Bの当接するタペット部2
1B、21B’が作用端に位置しており、支軸26を支
点として基端21A、21A’を揺動させることにより
カム面20A、20Bのカムプロフィールに応じたリフ
ト量を以てプッシュロッド22を連動させ、吸気弁7お
よび排気弁8を開閉動作させることができるようになっ
ている。
【0017】本実施例は以上のような構成であるから、
仕切り板25をはさんでカム面20A、20B同士を極
力接近させて隣り合わせた状態でカム20がカムシャフ
ト19に軸支される。このため、カムシャフト19の軸
方向で占有するカム20の長さは、カム同士を独立して
設けた場合に比べて短くすることができる。つまり、図
2において、カム20は、カムシャフト19の軸方向で
必要とする長さとして、仕切り板25の厚さ(T)とカ
ム面20A、20Bの幅とを加えた長さで済み、図6に
示したカム構造の場合に比べてカム同士の間隔を設けな
い分、およびタペット部21B、21B’の軸方向のず
れを考慮しなくて良いことのため、カムシャフト10の
軸方向での長さ(L3)が短くされる。
【0018】一方、リフタ21は、アーム21A、21
A’のタペット部21B、21B’が各カム面20A、
20Bに当接するように位置決めされ、支軸26によっ
て揺動自在に支持される。支軸26に取り付けられたリ
フタ21は、カム20が回転すると、カム面20A、2
0Bのカムプロフィールに応じたリフト量を以て揺動
し、プッシュロッド22を昇降させて吸気弁7および排
気弁8をそれぞれ所定の開閉タイミングで開閉させる。
【0019】リフタ21は、仮に軸方向に変位するよう
なことがあると、仕切り板25によりその変位を規制さ
れるので、隣り合うカム面への乗り上げが防止される。
【0020】以上のような実施例によれば、単にカム面
同士を接近させて軸方向での占有長さを短くした場合、
異なるカム面同士が接近していても隣り合うカム面への
リフタ21の乗り上げが確実に防止でき、これにより、
吸気弁7および排気弁8に要求される開閉タイミングを
誤動作なく設定することができる。
【0021】次に請求項2および3記載の発明について
説明する。請求項2および3記載の発明は、上記実施例
において説明した仕切り板をカムギヤによって構成した
ことを特徴としている。なお、図4以降の図において、
図1乃至図3に示したものと同じ構成部品については同
符号により示してある。図4は、請求項3および4記載
の発明による動弁装置の要部構造を説明するための模式
図であり、同図において、仕切り板(便宜上、符号2
5’を用いる)は、カムシャフト19の軸方向でカム
(便宜上、符号20’を用いる)のカム面20A、20
Bの間に配置されている。仕切り板25’は、図5に示
すように、その外周面にカムギヤとしての歯面(便宜
上、図1に示したカムギヤの符号に関連させて24’を
用いる)を有し、カム面20Aおよび20Bと対向する
側面がカム面20A、20Bに一体化されている。本実
施例では、カム20’に有するカム面20Aおよび20
Bに合わせて仕切り板25’を一体成形した構成が用い
られている。
【0022】一方、仕切り板25’は、外周面の歯面2
4’を除く両側面がカムシャフト19の軸方向に平行す
る幅方向中心に向け凹状に座繰り取られた凹所25’
A、25’Bとされ、その内部にはリフタ(便宜上、図
1乃至図3に示したリフタに関連させて符号21’を用
いる)の一部が嵌入させてある。なお、図5において
は、リフタ21’のアームのうちで、カム面20Aに当
接するタペット部21Bを有するアームの一部がカム面
20Aの手前側に位置している関係上、二点鎖線で示し
てある。つまり、カムシャフト19の軸方向でカム2
0’のカム面20Aおよび20Bの一部が仕切り板2
5’の凹所25’A、25’B内に入り込ませてあるの
で、このカム面20Aおよび20Bに当接するリフタ2
1のタペット部21B、21B’の一部が凹所25’
A、25’B内に入り込んでいる。このため、仕切り板
25’とリフタ21’とは、カムシャフト19の軸方向
で一部がオーバーラップしているので、これら両部材同
士をカムシャフト19の軸方向で並べて配置した場合に
比べて軸方向での占有長さが短くされている。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
仕切り板25’と一体成形されているカム20’をカム
シャフト19に取り付けることでこれら両部材の組み付
けが一括して行われる。仕切り板25’の凹所25’A
および25’Bの内部にタペット部21B、21B’が
入り込む状態でリフタ21’を支軸26に取り付け、プ
ッシュロッド22をロッカーアーム18に対して位置決
めすることで動弁装置6の主要部が構成される。動弁装
置6の作動時、リフタ21’がカムシャフト19の軸方
向で変位しようとした場合には、タペット部21B、2
1B’が仕切り板25’によって移動を規制されるの
で、隣り合う位置のカム面20A、20Bへの乗り上げ
は起こらない。
【0024】以上のような実施例によれば、仕切り板と
してカムギヤの機能も併せ持たせた構成としたので、部
品点数を少なくできるとともにカムシャフト19の軸方
向でのカム20’およびカムギヤの占有長さを短くする
ことが可能になる。つまり、図5において、カムギヤと
しての機能を併せ持つ仕切り板25’をカム20’にお
けるカム面20A、20Bの間に位置させることによ
り、カムシャフト19の軸方向での占有長さ(L4)
を、図2に示したカムギヤ24を独立して設けた場合に
比べてさらに短くすることが可能になる。これは、単に
カム面20Aおよび20Bの間にカムギヤの機能を併せ
持つ仕切り板25’を位置させるだけでなく、その仕切
り板25’の両側面に凹所25’A、および25’Bを
設けたことで軸方向での部品間のオーバーラップ領域が
得られるようにしたからである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、カムシャフト19に設けられているカム2
0が吸気カム部20Aと排気カム部20Bとを一体的な
構造とされ、しかも、上記各カム部20A、20Bの間
に仕切り板25が設けてあるので、軸方向での占有長さ
を短くした場合に起こりうるカムフォロワ部材の軸方向
での移動を規制して異なるカムへのカムフォロワ部材の
乗り上げが阻止できる。これにより、カムシャフト19
の軸方向で占有するカムの長さを短くして動弁装置内で
の容積拡大および重量増加を抑制し、エンジンの小型化
とその小型化による動弁装置の誤動作防止を長期間に亘
って確実に行うことが可能になる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、仕切り板2
5’として、既存の構成部品であるカムギヤを用いるこ
とで特別な構造を必要としないでカムフォロワ部材の軸
方向の移動を規制してエンジンの小型化を可能にするこ
とができる。これにより、既存の構成部品によりエンジ
ンの小型化およびカムフォロワ部材の誤動作を確実に行
うことが可能になる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、仕切り板2
5’をなすカムギヤ24の両側面に形成されている凹部
25’A、25’B内にカムフォロワ部材21’の一部
を位置させることにより軸方向で上記両部材同士をオー
バラップさせて配置させることができるので、軸方向で
カムギヤおよびカムフォロワ部材が占有する長さを短く
することができる。これにより、動弁装置を構成する部
品点数を少なくすることができると共に、カムシャフト
の軸方向でのカムおよびカムギヤの占有長さを短くで
き、しかも短くした場合のカムフォロワ部材の不用意な
他のカム面への乗り上げを未然に防止することができる
ので、エンジンの小型化に加えて部品コストの低減およ
び動弁装置の誤動作を未然に防止することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明による動弁装置が適用され
る可搬型エンジンの要部を説明するための図である。
【図2】図1に示した可搬型エンジンに用いられる動弁
装置の要部構成を説明するための模式図である。
【図3】図2に示した動弁装置における要部構造の斜視
図である。
【図4】請求項2および3記載の発明による動弁装置が
用いられる可搬型エンジンの要部を説明するための図で
ある。
【図5】図4に示した動弁装置の要部構成を説明するた
めの模式図である。
【図6】従来の動弁装置の構成を説明するための模式図
である。
【符号の説明】
1 可搬型エンジン 3 シリンダヘッド 3A シリンダヘッドカバー 4 シリンダブロック 5 クランクケース 6 動弁装置 10 クランクシャフト 18 ロッカーアーム 19 カムシャフト 20、20’ カム 20A 吸気カム部に相当する
カム面 20B 排気カム部に相当する
カム面 21、21’ カムフォロワ部材をな
すリフタ 21A、21A’ アーム 21B、21B’ タペット部 25 仕切り板 25’ カムギヤの歯面を有す
る仕切り板 25’A、25’B 凹所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカーアーム(18)を介してクラン
    クシャフト(10)の回転中心と平行に設けたカムシャ
    フト(19)に装備されているカム(20)のリフト量
    を吸気弁(7)および排気弁(8)の開閉運動に変換す
    る構成を備えた可搬型エンジンの動弁装置において、 上記カムシャフト(19)に装備されているカム(2
    0)は、上記吸気弁(7)および排気弁(8)の開閉タ
    イミングを設定するカムプロフイールをそれぞれ有する
    吸気カム部(20A)および排気カム部(20B)を上
    記カムシャフト(19)の軸方向で隣り合わせて形成し
    た一体化構造とされ、 上記両カム部(20A)(20B)の間にそれらカム部
    (20A)(20B)に摺接するカムフォロワ部材(2
    1)(21)の軸方向の移動を規制する仕切り板(2
    5)が設けられていることを特徴とする可搬型エンジン
    の動弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可搬型エンジンの動弁装
    置において、 上記仕切り板(25)は、上記カム(20)に固定され
    ているカムギヤ(24)が用いられることを特徴とする
    可搬型エンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の可搬型エンジンの動弁装
    置において、 上記カムギヤ(24)は、歯部(24’)を除いた両側
    面が凹部(25’A)(25’B)に形成され、その凹
    部(25’A)(25’B)内に上記吸気カム(20
    A)および排気カム(20B)のカム面(20A’)
    (20B’)にそれぞれ当接するカムフォロワ部材(2
    1’)の少なくとも一部を位置させたことを特徴とする
    可搬型エンジンの動弁装置。
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