JPH1136585A - コンクリート梁用型枠に用いられる間隔保持装置 - Google Patents
コンクリート梁用型枠に用いられる間隔保持装置Info
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- JPH1136585A JPH1136585A JP20386397A JP20386397A JPH1136585A JP H1136585 A JPH1136585 A JP H1136585A JP 20386397 A JP20386397 A JP 20386397A JP 20386397 A JP20386397 A JP 20386397A JP H1136585 A JPH1136585 A JP H1136585A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート梁用型枠間に簡単にセパレータ
軸を取り付けることができるようにするとともに、梁用
型枠の内壁面に圧接させるための型枠止め具の再使用を
可能としコストダウンを達成する。 【解決手段】 セパレータ軸(58)は両端部にそれぞ
れ所定範囲にわたってねじ部(58a)(58a)が形
成され回転工具によって回転操作可能となっている。調
節金具(60)(60)は、それぞれ、一方側に前記セ
パレータ軸(58)のねじ部(58a)(58a)と螺
合可能なねじ部(60b)を有し他方側にねじ軸(60
d)が一体的に形成されている。型枠止め具(62)
(62)はそれぞれ合成樹脂製の円錐状部材(62a)
の中心に前記ねじ軸(60d)を受け入れるねじ穴(6
4a)と、回転工具用の回転操作部が形成されている。
コンクリート梁型枠(26)のパネル(48)(50)
の中間部には、セパレータ軸(58)、調節金具(6
0)(60)、型枠止め具(62)(62)、当接体
(72)(72)、ナット(74)(74)等の構成部
品によって、横端太材(70)が締付固定される。
軸を取り付けることができるようにするとともに、梁用
型枠の内壁面に圧接させるための型枠止め具の再使用を
可能としコストダウンを達成する。 【解決手段】 セパレータ軸(58)は両端部にそれぞ
れ所定範囲にわたってねじ部(58a)(58a)が形
成され回転工具によって回転操作可能となっている。調
節金具(60)(60)は、それぞれ、一方側に前記セ
パレータ軸(58)のねじ部(58a)(58a)と螺
合可能なねじ部(60b)を有し他方側にねじ軸(60
d)が一体的に形成されている。型枠止め具(62)
(62)はそれぞれ合成樹脂製の円錐状部材(62a)
の中心に前記ねじ軸(60d)を受け入れるねじ穴(6
4a)と、回転工具用の回転操作部が形成されている。
コンクリート梁型枠(26)のパネル(48)(50)
の中間部には、セパレータ軸(58)、調節金具(6
0)(60)、型枠止め具(62)(62)、当接体
(72)(72)、ナット(74)(74)等の構成部
品によって、横端太材(70)が締付固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート梁用
型枠に用いられる間隔保持装置に関する。
型枠に用いられる間隔保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート梁構築のための型枠は、角
筒型のパネルにより構成され、この型枠のパネルの下部
は、一般的なセパレータ軸を使用した型枠止め装置を用
いて、鋼管パイプなどの端太材によって補給される。コ
ンクリート梁用の型枠は、パネル下部の補強後、型枠内
に、鉄筋を挿入配置し、しかる後に、コンクリート梁型
枠の中間部の補強を行う。この補強作業は、型枠のパネ
ル間の間隔が型枠下部の間隔に対して、誤差があるた
め、パネル間の間隔の変化に対応できるものでなければ
ならない。そのため、図4に示すように、ホームタイ
(2)のねじ軸(2a)と、セパレータ軸(4)とを、
プラスチック製のアダプタ(6)を介して連結するよう
にしている。ホームタイ(登録商標)(2)のねじ軸
(2a)は、コンクリート梁型枠のパネル(8)の中間
部の穴(10)及びアダプタ(6)の一方の側壁の、上
部が開放された長孔(12)に挿入され、ナット(1
4)によって、アダプタ(6)の一方の側壁に締付け固
定される。また、セパレータ軸(4)のねじ部(4a)
は、アダプタ(6)の他方の側壁の、上部が開放された
長孔(14)に挿入され、ナット(16)によって締付
け固定される。ナット(16)を回転させることで、パ
ネル(8)と、これに対向するパネル(図示省略)との
間隔が一定でなくとも、セパレータ軸(4)の、アダプ
タ(6)に対する取付位置を調整することができる。パ
ネル(8)の外壁面には、ナット(18)と当接体(2
0)とにより、横端太材(22)が圧接する。以上の型
枠締結機構により、パネル(8)間にコンクリートを打
ち込んだとき、パネル(8)がコンクリートの圧力によ
って外方にわん曲するのを防止するものである。
筒型のパネルにより構成され、この型枠のパネルの下部
は、一般的なセパレータ軸を使用した型枠止め装置を用
いて、鋼管パイプなどの端太材によって補給される。コ
ンクリート梁用の型枠は、パネル下部の補強後、型枠内
に、鉄筋を挿入配置し、しかる後に、コンクリート梁型
枠の中間部の補強を行う。この補強作業は、型枠のパネ
ル間の間隔が型枠下部の間隔に対して、誤差があるた
め、パネル間の間隔の変化に対応できるものでなければ
ならない。そのため、図4に示すように、ホームタイ
(2)のねじ軸(2a)と、セパレータ軸(4)とを、
プラスチック製のアダプタ(6)を介して連結するよう
にしている。ホームタイ(登録商標)(2)のねじ軸
(2a)は、コンクリート梁型枠のパネル(8)の中間
部の穴(10)及びアダプタ(6)の一方の側壁の、上
部が開放された長孔(12)に挿入され、ナット(1
4)によって、アダプタ(6)の一方の側壁に締付け固
定される。また、セパレータ軸(4)のねじ部(4a)
は、アダプタ(6)の他方の側壁の、上部が開放された
長孔(14)に挿入され、ナット(16)によって締付
け固定される。ナット(16)を回転させることで、パ
ネル(8)と、これに対向するパネル(図示省略)との
間隔が一定でなくとも、セパレータ軸(4)の、アダプ
タ(6)に対する取付位置を調整することができる。パ
ネル(8)の外壁面には、ナット(18)と当接体(2
0)とにより、横端太材(22)が圧接する。以上の型
枠締結機構により、パネル(8)間にコンクリートを打
ち込んだとき、パネル(8)がコンクリートの圧力によ
って外方にわん曲するのを防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、プラス
チック製のアダプタ(6)を用いて、セパレータ軸
(4)をコンクリート梁型枠のパネル(8)間に配置す
るには、アダプタ(6)の長孔(12)(14)の開放
部を常に上に向けて作業しなければならず、これがきわ
めてやっかいであり、また、セパレータ軸(4)を、ナ
ット(16)を付けた状態で、アダプタ(6)の長孔
(14)に上から挿入しようとするとき、梁型枠内の鉄
筋(24)の一部(24')が邪魔になり、セパレータ
軸(4)を、うまく、アダプタ(6)の長孔(14)に
挿入できない場合があるという問題点があった。また、
アダプタ(6)は、パネル(8)間にコンクリートを打
ち込んだ後には、コンクリート梁から外すことができな
いので、次回の作業に使用することができず、きわめて
不経済であった。本発明は、上記問題点を解決すること
を目的とするものである。
チック製のアダプタ(6)を用いて、セパレータ軸
(4)をコンクリート梁型枠のパネル(8)間に配置す
るには、アダプタ(6)の長孔(12)(14)の開放
部を常に上に向けて作業しなければならず、これがきわ
めてやっかいであり、また、セパレータ軸(4)を、ナ
ット(16)を付けた状態で、アダプタ(6)の長孔
(14)に上から挿入しようとするとき、梁型枠内の鉄
筋(24)の一部(24')が邪魔になり、セパレータ
軸(4)を、うまく、アダプタ(6)の長孔(14)に
挿入できない場合があるという問題点があった。また、
アダプタ(6)は、パネル(8)間にコンクリートを打
ち込んだ後には、コンクリート梁から外すことができな
いので、次回の作業に使用することができず、きわめて
不経済であった。本発明は、上記問題点を解決すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、両端部にそれぞれ所定範囲にわたってね
じ部(58a)(58a)が形成され回転工具によって
回転操作可能なセパレータ軸(58)と、一方側に前記
セパレータ軸(58)のねじ部(58a)(58a)と
螺合可能なねじ部(60b)を有し他方側にねじ軸(6
0d)が一体的に形成された一対の調節金具(60)
(60)と、合成樹脂製の円錐状部材(62a)の中心
に前記ねじ軸(60d)を受け入れるねじ穴(64a)
と、回転工具用の回転操作部が形成された一対の型枠止
め具(62)(62)とから成るものである。
め、本発明は、両端部にそれぞれ所定範囲にわたってね
じ部(58a)(58a)が形成され回転工具によって
回転操作可能なセパレータ軸(58)と、一方側に前記
セパレータ軸(58)のねじ部(58a)(58a)と
螺合可能なねじ部(60b)を有し他方側にねじ軸(6
0d)が一体的に形成された一対の調節金具(60)
(60)と、合成樹脂製の円錐状部材(62a)の中心
に前記ねじ軸(60d)を受け入れるねじ穴(64a)
と、回転工具用の回転操作部が形成された一対の型枠止
め具(62)(62)とから成るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添
付した図面を参照して詳細に説明する。図1において、
(26)はコンクリート梁型枠であり、角筒型に形成さ
れている。前記型枠(26)の上部には、コンクリート
天井用の型枠のパネル(28)が一体的に構築されてい
る。(30)は、両端部にねじ(30a)(30a)が
形成されたセパレータ軸、(32)は、型枠止め具であ
り、プラスチック製の円錐状部材(34)と、これに一
体的に固設された金属ナット(36)とから構成されて
いる。前記金属ナット(36)には、ねじ軸(38)が
一体的に形成されている。(40)はホームタイ、(4
2)は鋼管から成る横端太材、(44)は当接体、(4
6)はナットである。
付した図面を参照して詳細に説明する。図1において、
(26)はコンクリート梁型枠であり、角筒型に形成さ
れている。前記型枠(26)の上部には、コンクリート
天井用の型枠のパネル(28)が一体的に構築されてい
る。(30)は、両端部にねじ(30a)(30a)が
形成されたセパレータ軸、(32)は、型枠止め具であ
り、プラスチック製の円錐状部材(34)と、これに一
体的に固設された金属ナット(36)とから構成されて
いる。前記金属ナット(36)には、ねじ軸(38)が
一体的に形成されている。(40)はホームタイ、(4
2)は鋼管から成る横端太材、(44)は当接体、(4
6)はナットである。
【0006】前記セパレータ軸(30)は、コンクリー
ト梁型枠(26)の左右のパネル(48)(50)の下
部に、床面に対して水平に配置され、両端にねじ込まれ
た型枠止め具(32)(32)の拡径側端面が、パネル
(48)(50)に圧接している。前記パネル(48)
(50)には一体的に縦端太材(52)が固設されてい
る。ねじ軸(38)が、左右のパネル(48)(50)
の穴(54)から、ホームタイ(40)(40)のねじ
穴(56)(56)にねじ込まれ、ホームタイ(40)
(40)の先端のフランジ(40a)(40a)がそれ
ぞれ、対応するパネル(48)(50)の外側面に圧接
している。一対の横端太材(42)が左右のパネル(4
8)(50)の縦端太材(52)(52)の外側面にそ
れぞれ当接配置され、該状態で、ホームタイ(40)
(40)のねじ部にナット(46)(46)がねじ込ま
れ、ナット(46)(46)によって当接体(44)
(44)を圧接して、横端太材(42)(42)がパネ
ル(48)(50)の縦端太材(52)(52)に締付
け固定されている。
ト梁型枠(26)の左右のパネル(48)(50)の下
部に、床面に対して水平に配置され、両端にねじ込まれ
た型枠止め具(32)(32)の拡径側端面が、パネル
(48)(50)に圧接している。前記パネル(48)
(50)には一体的に縦端太材(52)が固設されてい
る。ねじ軸(38)が、左右のパネル(48)(50)
の穴(54)から、ホームタイ(40)(40)のねじ
穴(56)(56)にねじ込まれ、ホームタイ(40)
(40)の先端のフランジ(40a)(40a)がそれ
ぞれ、対応するパネル(48)(50)の外側面に圧接
している。一対の横端太材(42)が左右のパネル(4
8)(50)の縦端太材(52)(52)の外側面にそ
れぞれ当接配置され、該状態で、ホームタイ(40)
(40)のねじ部にナット(46)(46)がねじ込ま
れ、ナット(46)(46)によって当接体(44)
(44)を圧接して、横端太材(42)(42)がパネ
ル(48)(50)の縦端太材(52)(52)に締付
け固定されている。
【0007】(58)はスパン調節用のセパレータ軸で
あり、中間部には、回転工具用の回転操作部(58c)
が形成され、両端には所定範囲にわたってねじ部(58
a)(58a)が形成されている。このセパレータ軸
(58)は全長が、前記コンクリート梁型枠(26)の
下部用のセパレータ軸(30)よりも、所定長さ短く設
定されている。(60)は、調節金具であり、円柱状の
本体(60a)と、該本体(60a)の中心に軸方向に
所定の深さに形成され、該本体(60a)の一端面に開
口するねじ部(60b)と、前記本体(60a)の一端
に形成された回転工具用のフランジ(60c)と、前記
本体(60a)の他端に一体的に形成されたねじ軸(6
0d)とから構成されている。(62)は型枠止め具で
あり、合成樹脂製の円錐状部材(62a)と、該部材
(62a)に埋設され、前記ねじ軸(60d)を受け入
れるねじ穴(64a)を有する金属ナット(64)とか
ら成り、該金属ナット(64)の一方には、前記円錐状
部材(62a)のテーパー面(62b)に開口する六角
穴部(66)(回転操作部)が形成されている。(6
8)は、ホームタイ、(70)は鋼管から成る横端太
材、(72)は当接体、(74)はナット、(76)は
つなぎボルトである。
あり、中間部には、回転工具用の回転操作部(58c)
が形成され、両端には所定範囲にわたってねじ部(58
a)(58a)が形成されている。このセパレータ軸
(58)は全長が、前記コンクリート梁型枠(26)の
下部用のセパレータ軸(30)よりも、所定長さ短く設
定されている。(60)は、調節金具であり、円柱状の
本体(60a)と、該本体(60a)の中心に軸方向に
所定の深さに形成され、該本体(60a)の一端面に開
口するねじ部(60b)と、前記本体(60a)の一端
に形成された回転工具用のフランジ(60c)と、前記
本体(60a)の他端に一体的に形成されたねじ軸(6
0d)とから構成されている。(62)は型枠止め具で
あり、合成樹脂製の円錐状部材(62a)と、該部材
(62a)に埋設され、前記ねじ軸(60d)を受け入
れるねじ穴(64a)を有する金属ナット(64)とか
ら成り、該金属ナット(64)の一方には、前記円錐状
部材(62a)のテーパー面(62b)に開口する六角
穴部(66)(回転操作部)が形成されている。(6
8)は、ホームタイ、(70)は鋼管から成る横端太
材、(72)は当接体、(74)はナット、(76)は
つなぎボルトである。
【0008】上記コンクリート梁型枠(26)は、セパ
レータ軸(30)、型枠止め具(32)(32)、当接
体(44)(44)、ナット(46)(46)等の構成
部品によって、その下部に横端太材(42)が取り付け
られた状態において、内部に鉄筋(24)が挿入配置さ
れる。鉄筋(24)が挿入配置された状態において、型
枠止め具(62)(62)の拡径側端面を、左右のパネ
ル(48)(50)の中間部の穴(76)(76)に合
わせる。次に、つなぎボルト(77)(77)のねじ部
を穴(76)から型枠止め具(62)(62)の金属ナ
ット(64)にねじ込む。次に、つなぎボルト(77)
に、ホームタイ(68)のねじ穴をねじ込みホームタイ
(68)のフランジ(68d)と、型枠止め具(62)
とでパネル(48)(50)をそれぞれ挾圧し、型枠止
め具(62)と、ホームタイ(68)を、パネル(4
8)(50)に固定する。
レータ軸(30)、型枠止め具(32)(32)、当接
体(44)(44)、ナット(46)(46)等の構成
部品によって、その下部に横端太材(42)が取り付け
られた状態において、内部に鉄筋(24)が挿入配置さ
れる。鉄筋(24)が挿入配置された状態において、型
枠止め具(62)(62)の拡径側端面を、左右のパネ
ル(48)(50)の中間部の穴(76)(76)に合
わせる。次に、つなぎボルト(77)(77)のねじ部
を穴(76)から型枠止め具(62)(62)の金属ナ
ット(64)にねじ込む。次に、つなぎボルト(77)
に、ホームタイ(68)のねじ穴をねじ込みホームタイ
(68)のフランジ(68d)と、型枠止め具(62)
とでパネル(48)(50)をそれぞれ挾圧し、型枠止
め具(62)と、ホームタイ(68)を、パネル(4
8)(50)に固定する。
【0009】次に、両端に調設金具(60)(60)が
深くねじ込まれたセパレータ軸(58)を、型枠止め具
(62)(62)間に配置する。このときの、セパレー
タ軸(58)両端に取り付けられた調節金具(60)
(60)の端部間距離は、左右のパネル(48)(5
0)に取り付けられた型枠止め具(62)(62)間距
離よりも短くしておく。このように設定することで、セ
パレータ軸(58)を、型枠止め具(62)(62)間
に容易に持ち来たすことができる。次に、一方の調節金
具(60)を回転し、そのねじ軸(60d)を、対向す
る型枠止め具(62)の金属ナット(64)にねじ込
む。次に、他方の調節金具(60)を、セパレータ軸
(58)に対して回転すると、調節金具(60)は、ね
じの送り作用によって、対向する、型枠止め具(62)
に向けて移動し、調節金具(60)のねじ軸(60d)
が、対向する型枠止め具(62)の金属ナット(64)
にねじ込まれる。
深くねじ込まれたセパレータ軸(58)を、型枠止め具
(62)(62)間に配置する。このときの、セパレー
タ軸(58)両端に取り付けられた調節金具(60)
(60)の端部間距離は、左右のパネル(48)(5
0)に取り付けられた型枠止め具(62)(62)間距
離よりも短くしておく。このように設定することで、セ
パレータ軸(58)を、型枠止め具(62)(62)間
に容易に持ち来たすことができる。次に、一方の調節金
具(60)を回転し、そのねじ軸(60d)を、対向す
る型枠止め具(62)の金属ナット(64)にねじ込
む。次に、他方の調節金具(60)を、セパレータ軸
(58)に対して回転すると、調節金具(60)は、ね
じの送り作用によって、対向する、型枠止め具(62)
に向けて移動し、調節金具(60)のねじ軸(60d)
が、対向する型枠止め具(62)の金属ナット(64)
にねじ込まれる。
【0010】スパン調節金具(60)(60)のねじ軸
(60d)の長さは、対向する型枠止め具(62)(6
2)の、金属ナット(64)(64)のねじ部の長さの
半分に設定されている。これにより、ねじ軸(60d)
を、金属ナット(64)に一杯にねじ込むと、ねじ軸
(60d)の先端は、金属ナット(64)のねじ部の中
間に位置する。パネル(48)(50)の中間部の対向
間隔誤差は、セパレータ軸(58)に対して、調節金具
(60)(60)を軸方向に相対移動させることによ
り、吸収することができる。
(60d)の長さは、対向する型枠止め具(62)(6
2)の、金属ナット(64)(64)のねじ部の長さの
半分に設定されている。これにより、ねじ軸(60d)
を、金属ナット(64)に一杯にねじ込むと、ねじ軸
(60d)の先端は、金属ナット(64)のねじ部の中
間に位置する。パネル(48)(50)の中間部の対向
間隔誤差は、セパレータ軸(58)に対して、調節金具
(60)(60)を軸方向に相対移動させることによ
り、吸収することができる。
【0011】次に、一対の横端太材(70)を、一方の
パネル(48)の縦端太材(52)の外側面に当てが
い、ナット(46)を、ホームタイ(40)のねじ部に
ねじ込み、当接体(44)を横端太材(42)に圧接し
て、一対の横端太材(42)を、パネル(48)に固定
する。同様に、他方のパネル(50)にも、一対の横端
太材(42)を、ナット(46)及び当接体(44)に
よって、固定する。
パネル(48)の縦端太材(52)の外側面に当てが
い、ナット(46)を、ホームタイ(40)のねじ部に
ねじ込み、当接体(44)を横端太材(42)に圧接し
て、一対の横端太材(42)を、パネル(48)に固定
する。同様に、他方のパネル(50)にも、一対の横端
太材(42)を、ナット(46)及び当接体(44)に
よって、固定する。
【0012】型枠パネル(28)上及び型枠(26)に
コンクリート(51)を打ち込んで、コンクリートの天
井と梁を形成した後、型枠パネル(28)及び梁型枠
(26)は、解体される。このとき、型枠止め具(6
2)の六角穴部(66)にドライバを挿入し、型枠止め
具(62)を回転させれば、この型枠止め具(62)
を、コンクリート梁内のセパレータ軸(58)から分離
することができ、再使用することができる。コンクリー
ト梁下部の型枠止め具(32)も、ねじ軸(38)を回
転工具で回転させることで、セパレータ軸(30)から
外すことができる。尚、図3に示すように、ホームタイ
(68)に一体的にねじ軸(68c)を形成し、このね
じ軸(68c)をつなぎボルト(77)の替りとしても
良い。
コンクリート(51)を打ち込んで、コンクリートの天
井と梁を形成した後、型枠パネル(28)及び梁型枠
(26)は、解体される。このとき、型枠止め具(6
2)の六角穴部(66)にドライバを挿入し、型枠止め
具(62)を回転させれば、この型枠止め具(62)
を、コンクリート梁内のセパレータ軸(58)から分離
することができ、再使用することができる。コンクリー
ト梁下部の型枠止め具(32)も、ねじ軸(38)を回
転工具で回転させることで、セパレータ軸(30)から
外すことができる。尚、図3に示すように、ホームタイ
(68)に一体的にねじ軸(68c)を形成し、このね
じ軸(68c)をつなぎボルト(77)の替りとしても
良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、セパ
レータ軸の取り付け作業を容易に行うことができ、しか
も、セパレータ軸両端の止め具を何回も使用できるので
材料費のコストを下げることができる等の効果が存す
る。
レータ軸の取り付け作業を容易に行うことができ、しか
も、セパレータ軸両端の止め具を何回も使用できるので
材料費のコストを下げることができる等の効果が存す
る。
【図1】本発明の説明的縦断面図である。
【図2】本発明の分解縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す一部の縦断面図
である。
である。
【図4】従来技術の一部の縦断面図である。
2 ホームタイ 2a ねじ軸 4 セパレータ軸 6 アダプタ 8 パネル 10 穴 12 長孔 14 長孔 16 ナット 18 ナット 20 当接体 22 横端太材 24 鉄筋 26 梁型枠 28 型枠パネル 30 セパレータ軸 30a ねじ 32 型枠止め具 34 円錐状部材 36 金属ナット 38 ねじ軸 40 ホームタイ 40a フランジ 42 横端太材 44 当接体 46 ナット 48 パネル 50 パネル 52 縦端太材 54 穴 56 ねじ穴 58 セパレータ軸 58a ねじ部 60 調節金具 60a 本体 60b ねじ部 60c フランジ 60d ねじ軸 62 型枠止め具 62a 円錐状部材 62b テーパー面 64 金属ナット 66 六角穴部(回転操作部) 68 ホームタイ 68a ねじ穴 68b フランジ 70 横端太材 72 当接体 74 ナット 76 穴 77 つなぎボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、セパ
レータ軸の取り付け作業を容易に行うことができ、しか
も、セパレータ軸端の止め具を何回も使用できるので材
料費のコストを下げることができる等の効果が存する。
レータ軸の取り付け作業を容易に行うことができ、しか
も、セパレータ軸端の止め具を何回も使用できるので材
料費のコストを下げることができる等の効果が存する。
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部にそれぞれ所定範囲にわたってね
じ部(58a)(58a)が形成され回転工具によって
回転操作可能なセパレータ軸(58)と、一方側に前記
セパレータ軸(58)のねじ部(58a)(58a)と
螺合可能なねじ部(60b)を有し他方側にねじ軸(6
0d)が一体的に形成された一対の調節金具(60)
(60)と、合成樹脂製の円錐状部材(62a)の中心
に前記ねじ軸(60d)を受け入れるねじ穴(64a)
と、回転工具用の回転操作部が形成された一対の型枠止
め具(62)(62)とから成るコンクリート梁用型枠
に用いられる間隔保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20386397A JPH1136585A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | コンクリート梁用型枠に用いられる間隔保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20386397A JPH1136585A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | コンクリート梁用型枠に用いられる間隔保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136585A true JPH1136585A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16480959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20386397A Pending JPH1136585A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | コンクリート梁用型枠に用いられる間隔保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2270736A1 (es) * | 2006-07-28 | 2007-04-01 | Ingenieria De Encofrados Y Servicios, S.L. | "dispositivo biestable mecanico para la determinacion de dos posiciones funcionales fijas en un eje giratorio". |
KR101264501B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-05-14 | 한국교통대학교산학협력단 | 헤드 커플러 폼타이 거푸집 및 상기 거푸집이 적용된 기둥 시공 방법 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP20386397A patent/JPH1136585A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2270736A1 (es) * | 2006-07-28 | 2007-04-01 | Ingenieria De Encofrados Y Servicios, S.L. | "dispositivo biestable mecanico para la determinacion de dos posiciones funcionales fijas en un eje giratorio". |
KR101264501B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-05-14 | 한국교통대학교산학협력단 | 헤드 커플러 폼타이 거푸집 및 상기 거푸집이 적용된 기둥 시공 방법 |
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