JPH1136197A - 化粧材用基紙、及びその製造方法、及びこれを使用した化粧材 - Google Patents

化粧材用基紙、及びその製造方法、及びこれを使用した化粧材

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JPH1136197A
JPH1136197A JP20709497A JP20709497A JPH1136197A JP H1136197 A JPH1136197 A JP H1136197A JP 20709497 A JP20709497 A JP 20709497A JP 20709497 A JP20709497 A JP 20709497A JP H1136197 A JPH1136197 A JP H1136197A
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Ichiro Takahashi
一郎 高橋
Osamu Nakano
修 中野
Hiromichi Watanabe
洋道 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は塩ビ壁紙のみならず、非塩ビ壁紙に
おいてもオープンタイムが長く、寸法安定性に優れ、か
つ高い不透明度と適度な腰及び難燃性を有し、経済性に
も優れた化粧材用基紙を提供することを課題とする。 【解決手段】 製紙用繊維40〜80重量部と無機粉体
20〜60重量部とから成る化粧材用基紙の製造方法に
おいて、当該製紙用繊維として高収率パルプと針葉樹晒
クラフトパルプ(NBKP)を使用し、その比率が高収
率パルプ/NBKP=30/70〜70/30であり、
かつNBKPを単独で叩解し、これに高収率パルプを混
合して、繊維原料のフリーネスを300〜550ml
C.S.F.に調整し抄紙し化粧材用基紙を得る。さら
に必要に応じて当該基紙に紫外線吸収層を設けること
で、耐光性、剛直性等を向上させることも可能である。
またその表面に化粧材層を設けることで化粧材を製造す
ることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧材用基紙及び
その製造方法、及びこれを使用した化粧材に関するもの
である。詳しくは、オープンタイムが長く、寸法安定性
に優れ、不透明度が高く、適度な腰と難燃性、そして耐
光性を備えた化粧材用基紙及びその製造方法、及びこれ
を使用した化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の天井や壁表面、あるいは各種家
電製品、化粧箱、自動車の内装等に意匠性を高めるため
に各種の化粧材が貼合されている。本発明では化粧材と
して、壁紙を代表的な例にとり以下に説明する。化粧材
用基紙に要求される特性は、その製造方法や用途等によ
り異なるが、特に重要なものとして寸法安定性、隠蔽
性、難燃性等が挙げられる。最近では環境汚染の観点か
ら、塩化ビニル系樹脂塗料を多量に塗布して化粧層を化
粧材基紙上に設けたビニル壁紙に代わり、塩化ビニル樹
脂を使わない壁紙、いわゆる非塩化ビニル壁紙(特定壁
紙)の開発が盛んになってきている。
【0003】非塩化ビニル壁紙においては、アクリル樹
脂やエチレン酢酸ビニル樹脂等の水系合成樹脂エマルジ
ョンを主体とした塗料で化粧層を形成するため、施工時
に水性糊が塗られてから壁に貼られるまでの時間、いわ
ゆる「オープンタイム」が短くなるという欠点が生じ
る。この欠点を解決する方法としては、例えば特開平5
−59700号公報、あるいは特開平8−49199号
公報のように、壁紙用基紙の表面に水バリアー層を設け
る方法が公知となっている。この方法は基紙の透湿度を
下げて糊の乾燥を遅らせるという直接的な方法であり、
目的達成には非常に有効であるが、反面、水系塗料を塗
工する際の乾燥効率を下げることになり、結果として製
造コストが高くつくという欠点を有する。また、表面に
合成樹脂層を有するものは、ブロッキング等の問題がつ
きまとうため扱いにくい欠点も有する。
【0004】寸法安定性については、非塩化ビニル壁紙
用基紙では塩化ビニル壁紙のそれ以上のレベルが要求さ
れる。寸法安定性は、一般に原紙の水浸伸度を見ること
で評価されている。水浸伸度は、紙片を一定時間水中に
浸積した後、その伸び率を表したものであるが、水浸伸
度が大きい壁紙、すなわち寸法安定性の悪い壁紙は、施
工時に水性糊の水分を吸収して横方向に大きく伸びる。
その結果、施工後に乾燥すると収縮し、壁紙の継ぎ目に
隙間ができたり(これを「目開き」という)、柄模様の
ズレを生じる。この問題を解決する方法として、特開平
8−100394号公報、特開平8−127999号公
報には、それぞれ原紙にガラス繊維、有機合成繊維を添
加する方法が提案されている。しかしながらガラス繊維
を添加する方法は、少量で寸法安定性を向上させるもの
の、原紙抄造時あるいは加工時にガラス繊維が飛散し、
作業環境を極めて悪化させるという欠点を有している。
また、有機合成繊維を添加する方法は、寸法安定性を向
上させるにはガラス繊維に比べて多量の繊維を添加する
必要があるため、コストが高くなり不経済となる欠点が
ある。
【0005】本発明者らは、特開平3−161598号
公報にピーラブル適性と耐変色性及び難燃性等の向上を
目的として、自己消火性のある粉体を主体とした塗工層
を、原紙の片面若しくは両面に設けた化粧材用基紙を提
案した。本発明者らはこの発明に基づく基紙の原価低減
を目指してなお検討を進めた結果、基紙に耐光性が劣る
高収率パルプを一定の割合で用いると、この発明の塗工
層では十分な耐光性を得ることは難しいことが判った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この問題点
を解決することを課題とする。即ち、高収率パルプを一
定の割合で用いても、塩化ビニル壁紙のみならず非塩化
ビニル壁紙についてもオープンタイムが長く、優れた寸
法安定性を有し、かつ高い不透明度と適度な腰の強さ及
び難燃性を持ち、耐光性も優れた化粧材用基紙及びその
製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下本発明を詳細に説明
する。高収率パルプは、サーモメカニカルパルプ(TM
P)や砕木パルプ(GP)等に代表される木材パルプの
1種であり、広く製紙用原料として使用されている。し
かしながら、これを原料として製造した紙は白色度が低
い、耐光性が弱く変色や劣化が起こりやすい、紙力が弱
い等の欠点を有しているため、優れた寸法安定性や高い
保水性、不透明性、腰の強さ等、高収率パルプが本来有
する利点を生かしきれず、化粧材用基紙への適用は甚だ
困難であった。
【0008】本発明者らは、高収率パルプと他の製紙用
繊維との混合比率、原料調整方法、及び無機粉体の種類
と使用量並びに紫外線吸収層等を検討した結果、高収率
パルプの利点を生かした優れた化粧材用基紙を得るに至
った。
【0009】即ち、本発明の要旨とするところは、製紙
用繊維40〜80重量部と無機粉体20〜60重量部と
から成る化粧材用基紙において、高収率パルプが当該製
紙用繊維使用量の30〜70重量%を占め、かつ繊維原
料のフリーネスが300〜550mlC.S.F.の範
囲内にある化粧材用基紙である。
【0010】また、本発明の要旨とするところは、製紙
用繊維40〜80重量部と無機粉体20〜60重量部と
から成る化粧材用基紙の製造方法において、当該製紙用
繊維として高収率パルプと針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)を使用し、その比率が高収率パルプ/NBKP
=30/70〜70/30であり、かつNBKPを単独
で叩解し、これに高収率パルプを混合して、繊維原料の
フリーネスを300〜550mlC.S.F.に調整し
抄紙することを特徴とする化粧材用基紙の製造方法であ
る。
【0011】また、本発明の要旨とするところは、製紙
用繊維40〜80重量部と無機粉体20〜60重量部と
から成る化粧材用基紙において、高収率パルプが当該製
紙用繊維使用量の30〜70重量%を占め、かつ繊維原
料のフリーネスが300〜550mlC.S.F.の範
囲内にある化粧材用基紙に化粧層を設けたことを特徴と
する化粧材である。
【0012】本発明では、高収率パルプが製紙用繊維使
用量の30〜70重量%を占める結果、オープンタイム
が長く、優れた寸法安定性、高い不透明性及び適度な腰
を有する基紙に、必要に応じて難燃剤を処理し、更に基
紙の片面若しくは両面に紫外線吸収層を設けて変色と劣
化を防ぎ、かつ皮膜形成無機物を併用して、剛直性と難
燃性をより一層高めた化粧材用基紙を製造する。
【0013】本発明の化粧材用基紙を製造するには、製
紙用繊維のうち、特に針葉樹晒クラフトパルプ(NBK
P)を単独で叩解し、別に離解した高収率パルプを混合
し、パルプ全体のフリーネスを300〜550mlC.
S.F.とするとよい。これによって基紙の保水性が高
くなり、オープンタイムが長くなるからである。更に無
機粉体を灰分量で基紙重量の15〜55重量%配合する
ことによって、寸法安定性と不透明性は飛躍的に向上
し、併せて上述の高収率パルプの欠点を補うことができ
る。
【0014】また本発明は必要に応じて、基紙に難燃剤
を処理することもできる。更に高収率パルプの経時的変
色、劣化を防止するため、二酸化チタンに代表される紫
外線を吸収する無機粉体と、水酸化アルミニウムのよう
な自己消火性粉体を主材とした紫外線吸収層を、基紙の
片面若しくは両面に設け、紫外線による黄変や劣化を防
止することができる。更に紫外線吸収層にコロイダルシ
リカ等の皮膜形成性無機物を併用することによって、壁
紙を施工する際、水性糊液の浸透による剛直性の減少を
抑え、耐水性と寸法安定性を備え、かつ最適なオープン
タイムを有する化粧材用基紙の製造が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明で使用する製紙用繊維とし
ては、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、NBK
P、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒
クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパ
ルプ(NBSP)等の木材パルプと、TMPやGP等の
高収率パルプを主体とする。これに麻、竹、藁、ケナフ
パルプ等の非木材パルプやカチオン化パルプ、マーセル
化パルプ等の変性パルプ、ミクロフィブリル化パルプ、
レーヨン、ビニロン、ナイロン、アクリル、ポリエステ
ル等の合成繊維、ガラス繊維、ロックウール等の無機繊
維の単独若しくは混合したものを必要に応じて併用す
る。製紙用繊維の使用量は、40〜80重量部の範囲で
あることを要する。40重量部未満では必要とする紙の
強度が得られず、80重量部より多いと難燃性が得られ
にくいためである。
【0016】本発明では、製紙用繊維使用量の30〜7
0重量%を高収率パルプとすることが必要である。高収
率パルプが30重量%より少ないと寸法安定性、不透明
性、腰といった高収率パルプの利点を生かせず、70重
量%より多いと紙力が著しく低下するからである。また
高収率パルプを使用することで損なわれる紙力を補うと
共に、基紙の保水性を上げるために、本発明では繊維原
料のフリーネスを300〜550mlC.S.F.に調
整する必要がある。一般的にフリーネスが小さくなる、
即ち叩解が進むと紙力が増強される反面、水浸伸度は大
きくなってしまうが、高収率パルプが本発明の範囲内に
あると水浸伸度はフリーネスの影響をほとんど受けない
ため、繊維原料のフリーネスの設定に当たっては必要な
紙力と、オープンタイムのための高い保水性の確保のみ
を考慮すればよい。保水性を上げるためにはフリーネス
が小さい方が好ましいが、300mlC.S.F.より
小さくなると引張強さが必要以上に大きくなる一方、基
紙の腰や引裂強さが低下する。550mlC.S.F.
より大きくなると、保水性が低下すると共に、引張強さ
と引裂強さの関係が逆転する。
【0017】本発明では、高収率パルプの特徴を活かし
つつ、一定紙力を確保するため、製紙用繊維は、高収率
パルプとNBKPの組み合わせが最適であり、その比は
高収率パルプ/NBKP=30/70〜70/30とす
る必要がある。そして、繊維原料のフリーネスを上記範
囲内に調整するに際しては、NBKPを単独で叩解し、
これと未叩解又は離解のみの高収率パルプを混合する方
法を採るとよい。NBKPと高収率パルプを混合した後
に、これを叩解してフリーネスを調整する方法を採る
と、高収率パルプの叩解のみが著しく進み、高収率パル
プを使用する意味が失われがちとなるからである。
【0018】以上述べたように、本発明では高収率パル
プを使用することが特徴のひとつであるが、こうするこ
とで前述した性能が得られる理由を本発明者らは以下の
ように推定した。本発明で言う高収率パルプとは、その
製造方法からメカニカルパルプとも呼ばれるものであ
り、既述のTMPやGPの他に、リファイナー砕木パル
プ(RGP)、軽い化学的前処理を行ったTMP(CT
MP)、さらに漂白も行ったCTMP(BCTMP)等
のパルプがある。これらのパルプは、セルロースのみな
らずヘミセルロースやリグニン等の成分を多量に含んで
いることが特徴である。ヘミセルロースはセルロース以
上に吸水性に富み、保水性が高い。本発明の化粧材用基
紙はヘミセルロースを多量に含んでいるので、施工時に
水性糊を塗ると、水分は紙に速やかに吸収され、かなり
の水を含んだ状態が長時間維持される。この結果、糊の
乾燥が遅れ、オープンタイムの延長に大きく寄与するこ
とになるのである。一方、リグニンは疎水性であって水
分の影響を受けにくいため、リグニンを多量に含む繊維
は、これを含まない繊維に比べて水分による伸縮が少な
く、基紙に優れた寸法安定性を付与する。またリグニン
は剛直であるので、化粧材用基紙に求められる適度な腰
の付与にも有効に働く。
【0019】本発明で使用する高収率パルプの選択に際
しては、樹種は特に限定されないし、漂白の有無も関係
ない。したがってその選択は、その性質よりも経済性、
供給安定性等を中心に考慮して行えばよく、またこのよ
うなパルプは一般にケミカルパルプに比べ安価なので、
結果として従来の基紙よりも製造コストを下げることが
できる。
【0020】本発明の基紙に使用する無機粉体は、不透
明度の向上と燃焼カロリーを低減して難燃性を高め、燃
焼後の灰の形状保持を図るために使用する。無機粉体と
しては、通常製紙用原料として知られる水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、クレー、タルク、白土、カオリ
ン、酸化チタン等を単独あるいは数種類組み合わせて使
用することができるが、特に自己消火性のある水酸化ア
ルミニウムや灰の形状保持性の高いセリサイトクレー等
の使用が好ましい。使用量は20〜60重量部の範囲内
にあることが好ましい。20重量部未満であると不透明
度や難燃性が低下するし、60重量部より多くなると基
紙の紙力が低下するからである。
【0021】本発明では、基紙に難燃性を付与するため
に、必要に応じて難燃処理を施すことも可能である。難
燃剤としてはスルファミン酸グアニジン、リン酸グアニ
ジン、スルファミン酸アンモニウム、縮合リン酸アルキ
ルエステル誘導体、硫酸グアニジン、リン酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシ
ウム、硼砂、硼酸等の水溶液若しくは水分散性が良いも
のが使用できる。またこれに澱粉、サイズ剤、染料、顔
料等の製紙用補助薬品やジシアンジアミド又はこれ若し
くはメラミンのメチロール化物等の耐熱助剤、及び繊維
素反応型樹脂を主成分とした寸法安定化剤を併用するこ
ともできる。難燃性基紙を得るには、基紙中の無機粉体
の含有量にもよるが、基紙重量に対して難燃剤を2〜1
5重量%含浸することが好ましい。2重量%未満では難
燃性に欠け、15重量%より多くなるとコストアップば
かりが目立つ結果となる。含浸方法は抄紙機上のサイズ
プレス装置等によるオンマシン含浸や、抄紙後にオフマ
シン含浸機で含浸する等の公知の方法が採用できる。
【0022】本発明に使用する基紙は、製紙用繊維と無
機粉体を主体にスラリーを調整し、これに紙力増強剤、
サイズ剤、着色剤、定着剤等を適宜添加し、既存の抄紙
機で製造することにより得られる。
【0023】本発明は、また上述の基紙の片面若しくは
両面に紫外線吸収層を設けて変色と劣化を防止すること
もできる。紫外線吸収層は、紫外線吸収能を有する無機
粉体若しくは紫外線吸収剤と無機粉体、そしてバインダ
ーから成る塗料を基紙に塗工することで設ける。塗工量
は5〜15g/m2の範囲内にあることが好ましい。5
g/m2より少ないと目的を達成することはできない
し、15g/m2もあれば十分な効果が期待できる。塗
工に当たっては、エアーナイフコーター、ブレードコー
ター、ロールコーター等の塗工機が使用できる。
【0024】紫外線吸収能を有する無機粉体としては、
アナターゼ型二酸化チタン、ルチル型二酸化チタン、含
水二酸化チタン、水和二酸化チタン、水酸化チタン等の
チタン酸化物又は水酸化物、亜鉛華等が使用できる。紫
外線吸収剤としては、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノ
ン系若しくはベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤を
体質顔料に付加したもの等が使用できる。これらは単独
で用いることも出来るし、混合して用いることも可能で
ある。これら紫外線吸収物質と混合して用いる無機粉体
としては、自己消火性を有する水酸化アルミニウムが好
ましいが、クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシウム
等の製紙用填料を使用しても一向に差し支えない。バイ
ンダーは、SBR、MBR等の合成ゴムラテックス、エ
チレン酢酸ビニルエマルション、アクリルエマルション
及びこれらの共重合エマルション、カゼイン、澱粉、P
VA等を適宜組み合わせて使用する。
【0025】塗料の調製は、上述の紫外線吸収物質と無
機粉体を混合し、分散剤を添加して水に分散した後バイ
ンダーを加えて行うが、この際流動性改良剤、保水剤、
防かび剤、防腐剤、着色剤等を必要に応じて添加する。
バインダーの添加量は、粉体100重量部に対して、通
常5〜30重量%が望ましい。5重量%より少ないと塗
工層の接着剤が不足するため塗工層自体の必要強度が得
られにくく、30重量%より多いとブロッキング等の問
題が発生し不都合が生じるからである。
【0026】本発明では、上述の塗料に皮膜形成性無機
物を加え、剛直性と耐水性の向上を図ることも可能であ
る。皮膜形成性無機物とは、サポナイト、ヘクトライト
若しくはモンモリロナイト等のスメクタイト群、バーミ
キュライト群、カオリナイトやハロイサイト等のカオリ
ナイト−蛇紋石群、セピオライト等の天然粘土鉱物、コ
ロイダルシリカ若しくはコロイダルアルミナ又はこれら
の変性物、フッ素雲母若しくは合成スメクタイト等の合
成無機高分子化合物等が使用できる。その使用量は、上
述の塗料固形分100重量部に対して5〜30重量%で
あることが好ましい。5重量%より少ないと十分な効果
が得られず、30重量%より多いと堅くなって折れやす
くなるからである。
【0027】さらに本発明の基紙を使用して、その表面
に従来公知の化粧層を設けることで前記特徴を有した化
粧材を製造することが出来る。
【0028】
【実施例】以下に壁紙用基紙を例にとり、実施例及び比
較例を挙げて本発明を具体的に説明する。壁紙用基紙の製造 高収率パルプとしてBCTMPを使用した。BCTMP
が50重量%及びNBKPが50重量%を占める配合の
製紙用繊維60重量部と、白土(金谷工業(株)製造)
40重量部を使用した。前述のように、NBKPのみ叩
解する方法で、濃度1%、フリーネス400mlC.
S.F.のスラリーを得た。このスラリー中の固形分重
量に対し、湿潤紙力増強剤(商品名「WS−500」、
日本PMC(株)製造)を1.0重量%、乾燥紙力増強
剤(商品名「ST−13」、ミサワセラミックケミカル
(株)製造)を0.2重量%、硫酸バンド(大明化学
(株)製造)を4重量%、高分子アニオン凝集剤(商品
名「ハイホルダー351」、栗田工業(株)製造)を
0.01重量%添加して、坪量78〜80g/m2の原
紙を得た。さらにサイズプレス装置により、上記の原紙
に難燃剤(商品名「アピノン117」、三和ケミカル
(株)製造)10重量%、サイズ剤(商品名「S−90
0G」、ミサワセラミックケミカル(株)製造)1重量
%、澱粉1重量%の混合液を含浸し、乾燥させ最終的に
坪量90g/m2の壁紙用基紙を得た。
【0029】紫外線吸収層用塗料の製造 紫外線吸収能を有する無機粉体として二酸化チタン(商
品名「R−820」、石原産業(株)製造)50重量
部、自己消火性無機粉体として水酸化アルミニウム(商
品名「H−42」、昭和電工(株)製造)50重量部を
混合し、これに分散剤を添加して水分散液とした後、固
形分に対して30重量%のアクリル樹脂エマルション
(商品名「ヨドゾールA−4100」、カネボウNSC
(株)製造)を添加し、さらに消泡剤、安定剤、防かび
剤を適量添加して塗工液を調製した。
【0030】皮膜形成性無機物を添加した紫外線吸収層
用塗料の製造 上記塗料固形分に対して、皮膜形成性無機物((商品名
「スノーテックスC」、日産化学工業(株)製造)を2
0重量%添加して塗工液を調製した。
【0031】未発泡の水系樹脂塗工層用塗料の製造 水酸化アルミニウム(商品名「H−42」、昭和電工
(株)製造)100重量部に対してアクリルエマルショ
ン(商品名「ヨドゾールA−4100」、カネボウNS
C(株)製造)100重量部、発泡剤(商品名「F−8
5」、松本油脂製薬工業(株)製造)15重量部を添加
し、さらに消泡剤、安定剤、防かび剤を添加して固形分
換算で68%、粘度6000cpsの塗工液を調製し
た。
【0032】実施例1 上記の坪量90g/m2の基紙の表面に、上記の未発泡
の水系樹脂塗工層用塗料を固形分で120g/m2アプ
リケーターバーで塗工し、坪量210g/m2の壁紙を
得た。
【0033】実施例2 上記の坪量90g/m2の基紙の表面に、上記の紫外線
吸収層用塗料を固形分で10g/m2アプリケーターバ
ーで塗工し、さらにその上に未発泡の水系樹脂塗工層用
塗料を固形分で120g/m2塗工し、坪量220g/
2の壁紙を得た。
【0034】実施例3 上記の坪量90g/m2の基紙の表面に、上記の皮膜形
成性無機物を添加した紫外線吸収層用塗料を固形分で1
0g/m2アプリケーターバーで塗工し、さらにその上
に未発泡の水系樹脂塗工層用塗料を固形分で120g/
2塗工し、坪量220g/m2の壁紙を得た。
【0035】比較例1 基紙の製造において、製紙用繊維30重量部、白土70
重量部とした以外は実施例1と同様にして、坪量210
g/m2の壁紙を得た。
【0036】比較例2 基紙の製造において、製紙用繊維90重量部、白土10
重量部とした以外は実施例1と同様にして、坪量210
g/m2の壁紙を得た。
【0037】比較例3 基紙の製造において、製紙用繊維のうちBCTMPが2
0重量%、NBKPが80重量%とした以外は実施例1
と同様にして、坪量210g/m2の壁紙を得た。
【0038】比較例4 基紙の製造において、製紙用繊維のうちBCTMPが8
0重量%、NBKPが20重量%とした以外は実施例1
と同様にして、坪量210g/m2の壁紙を得た。
【0039】比較例5 基紙の製造において、製紙用繊維のスラリーのフリーネ
スを250mlC.S.F.とした以外は実施例1と同
様にして、坪量210g/m2の壁紙を得た。
【0040】比較例6 基紙の製造において、製紙用繊維のスラリーのフリーネ
スを600mlC.S.F.とした以外は実施例1と同
様にして、坪量210g/m2の壁紙を得た。
【0041】比較例7 基紙の製造において、難燃剤の含浸量を1重量%とした
以外は実施例1と同様にして、坪量210g/m2の壁
紙を得た。
【0042】比較例8 基紙の製造において、難燃剤の含浸量を20重量%とし
た以外は実施例1と同様にして、坪量210g/m2
壁紙を得た。
【0043】比較例9 紫外線吸収層用塗料の塗工量を固形分で3g/m2とし
た以外は実施例2と同様にして、坪量213g/m2
壁紙を得た。
【0044】比較例10 紫外線吸収層用塗料の塗工量を固形分で20g/m2
した以外は実施例2と同様にして、坪量230g/m2
の壁紙を得た。
【0045】比較例11 皮膜形成性無機物であるスノーテックスCの添加量を、
塗料固形分に対して3%とした以外は実施例3と同様に
して、坪量220g/m2の壁紙を得た。
【0046】比較例12 皮膜形成性無機物であるスノーテックスCの添加量を、
塗料固形分に対して35%とした以外は実施例3と同様
にして、坪量220g/m2の壁紙を得た。
【0047】比較例13 基紙の製造において、NBKPの代わりにLBKPを用
いた以外は実施例1と同様にして、坪量210g/m2
の壁紙を得た。
【0048】比較例14 基紙の製造において、繊維原料のフリーネスの調整に当
たって、NBKPとBCTMPを混合してから叩解する
ことによりフリーネスの調整を行った以外は実施例1と
同様にして、坪量210g/m2の壁紙を得た。
【0049】以上のようにして得られた壁紙についての
性能評価結果を表1に示す。評価方法は次の方法によっ
た。 オープンタイム:50重量%の澱粉糊(水溶液)を壁紙
の裏面に120g/m2塗工し、裏面同士が合わさるよ
うに2つ折りにし、20℃、相対湿度65%の条件下に
放置した。次いで壁紙を剥すが、剥がす際に層間剥離を
起こさずに剥せる時間をオープンタイムとした。 退色性:JIS A−6921に準じて測定した。オー
プンタイムは3時間以上、退色性は4級以上を合格とし
た。
【0050】実施例1〜3及び比較例1〜14の壁紙に
おいて、未発泡の水系樹脂塗工層を設けないもの(すな
わち壁紙用基紙)についての性能評価結果を表2に示
す。評価方法は次の方法によった。 水浸伸度:J.TAPPI No.27に準じて測定し
た。 引張強さ:JIS P−8113に準じて測定した。 剛直度 :TAPPI 543-pm84に準じて測定
した。 不透明度:JIS P−8138に準じて測定した。 難燃性 :JIS A−1322に準じて測定した。 水伸伸度は1.2%以下、引張強さは4.5kgf/1
5mm以上、剛直度は140mgf以上、不透明度は9
2%以上、難燃性は防炎2級を合格とした。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】表1から明らかなように、実施例1〜3は
いずれも十分なオープンタイムを有し、寸法安定性、不
透明度高く、適度な紙力と難燃性を持っている。また退
色性に関しては、紫外線吸収層無し(実施例1)でも問
題ないが、紫外線吸収層を設けることでさらに向上させ
ることができる。皮膜形成性無機物が必要量添加されて
いると(実施例3)、剛直度が増すことがわかる。
【0054】これに対して比較例1では、製紙用繊維の
使用量が下限以下となったため、オープンタイム、引張
強さ、剛直度が実施例1より劣る結果となった。比較例
2では、製紙用繊維の使用量が上限以上となって、無機
粉体が必要量以下となったため難燃性が劣ることがわか
る。比較例3では、高収率パルプが下限以下であるた
め、オープンタイム、寸法安定性等の特徴が出ていない
結果となっている。逆に比較例4では、高収率パルプが
上限以上であるため、耐光性、引張強さが低下している
ことがわかる。比較例5では、フリーネスが下限以下と
なった結果、引張強さが必要以上に大きくなる一方、剛
直度が小さくなることがわかる。比較例6は、フリーネ
スが上限以上であるためオープンタイム、引張強さが十
分でない。
【0055】比較例7では、難燃剤が少ないため十分な
難燃性が得られていない。比較例8では、難燃剤が必要
以上に添加されていてコストが高くつくが、難燃性能に
本発明と有意差が見られず、また難燃剤高添加の影響に
より、剛直度が低下していることがわかる。比較例9で
は、紫外線吸収層の塗工量が下限以下であるため耐光性
の向上が見られず、コストアップに見合う効果が得られ
ていないことがわかる。比較例10では、逆に紫外線吸
収層が上限以上であるが、実施例2と比べて耐光性等の
諸物性に大差が無い結果となっている。
【0056】比較例11と12は、皮膜形成性無機物の
添加量に関するものであるが、前者では添加量が下限以
下となっているため、剛直度の向上が見られず、後者で
は上限以上添加されている結果、剛直度は高いが、しな
やかさが失われてしまい折れ等の問題が発生することが
わかる。比較例13では、NBKPの代わりにLBKP
を使ったため、引張強さが実施例1と比べて劣っている
ことがわかる。比較例14ではNBKPとBCTMPを
混合した状態で叩解したため、BCTMPの叩解が必要
以上に進み、その結果寸法安定性、剛直度が実施例1に
比べ、劣っていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、高収
率パルプを適当量使用することによってオープンタイム
が長く、寸法安定性に優れ、かつ高い不透明度と適度な
腰及び難燃性を有し、経済性にも優れた化粧材用基紙を
提供することが可能となる。高収率パルプを使用するこ
とで失われる紙力については、NBKPとの併用及び一
定のフリーネスを維持、そして上記の叩解方法を採るこ
とで、本発明の特徴を損なわずに十分な紙力を与えるこ
とができる。耐光性に関しては、通常の使用においては
特に問題を生じることはなく、また紫外線吸収層を設け
ればさらなる耐光性の向上が期待できる。この紫外線吸
収層に皮膜形成性無機物を添加することにより、剛直
性、耐水性等の機能をアップさせることも可能である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙用繊維40〜80重量部と無機粉体
    20〜60重量部とから成る化粧材用基紙において、高
    収率パルプが当該製紙用繊維使用量の30〜70重量%
    を占め、かつ繊維原料のフリーネスが300〜550m
    lC.S.F.の範囲内にある化粧材用基紙。
  2. 【請求項2】 難燃剤が、基紙に対して2〜15重量%
    含まれていることを特徴とする請求項1記載の化粧材用
    基紙。
  3. 【請求項3】 基紙の片面又は両面に、塗工量が5〜1
    5g/m2の紫外線吸収層を設けたことを特徴とする請
    求項1または2のいずれか一項記載の化粧材用基紙。
  4. 【請求項4】 皮膜形成性無機物を塗料固形分に対して
    5〜30重量%含有せしめたことを特徴とする請求項3
    記載の化粧材用基紙。
  5. 【請求項5】 製紙用繊維40〜80重量部と無機粉体
    20〜60重量部とから成る化粧材用基紙の製造方法に
    おいて、当該製紙用繊維として高収率パルプと針葉樹晒
    クラフトパルプ(NBKP)を使用し、その比率が高収
    率パルプ/NBKP=30/70〜70/30であり、
    かつNBKPを単独で叩解し、これに高収率パルプを混
    合して、繊維原料のフリーネスを300〜550ml
    C.S.F.に調整し抄紙することを特徴とする化粧材
    用基紙の製造方法。
  6. 【請求項6】 製紙用繊維40〜80重量部と無機粉体
    20〜60重量部とから成る化粧材用基紙において、高
    収率パルプが当該製紙用繊維使用量の30〜70重量%
    を占め、かつ繊維原料のフリーネスが300〜550m
    lC.S.F.の範囲内にある化粧材用基紙に化粧層を
    設けたことを特徴とする化粧材。
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