JP2008106411A - 化粧板原紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に、小さな曲率半径が要求されるカウンタートップやテーブル等に使用される化粧板にも好適に用いることができる、湿潤紙力強度が高く、外観を損ねることなくポストフォーム性に優れた安価な化粧板原紙を提供する。
【解決手段】繊維状物、無機填料及びアルカリ性塩、好ましくはリン酸系又はホウ酸系のアルカリ性塩、を含む化粧板原紙であって、アルカリ性塩の担持量が化粧板原紙の0.3〜3.0重量%である。
【選択図】なし

Description

本発明は、各種カウンター、テーブル、洗面所等に使用される化粧板原紙、更に詳しくはポストフォーム加工性に優れた化粧板原紙に関する。
化粧板は、化粧板原紙(パターン紙)、コア紙等により構成され、化粧板原紙にメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸して表面材とし、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸した複数のコア紙を基材とし、これらを積層し、熱圧成型して製造される。このような化粧板の中でもカウンタートップやテーブル等に使用されるものはポストフォーム加工を必要とするものがあり、年々、その要求度は増してきている。同時に、顧客が要望する曲げの曲率半径も小さくなってきており、化粧板のポストフォーム加工性を向上させる化粧板原紙の開発の要望も高い。
従来、化粧板にポストフォーム加工性を付与する方法としては、(1)化粧板原紙、(2)メラミン樹脂、(3)コア層及びフェノール樹脂、からの改良が知られている。
具体的には、(1)については、化粧紙に非木材繊維、合成繊維及び再生繊維を用いる方法(特許文献1)やα―セルロース含量の高いパルプを使用し、熱水抽出pHが6以上であり且つ湿潤紙力剤としてメラミン系樹脂を使用する方法(特許文献2)、調成段階でアルカリ性塩を生成させ、メラミン樹脂の硬化を遅延させる方法(特許文献3)が公知であり、(2)については、メラミン樹脂を変性させたり、メラミン樹脂にp−トルエンスルホンアミド等の可塑剤を混合して、メラミン樹脂に可撓性を付与する方法が公知である。又、(3)については、コア紙に用いるフェノール樹脂を変性して可塑性を付与する方法やフェノール層にフィルム等の可塑性のあるシートを挟み、可塑性を付与する方法が公知である。そのほか、メラミン成型板の曲げる部分の裏側を削り、薄くして曲げやすくする等によるポストフォーム加工そのものからのポストフォーム性の改良も行われている。
これらのうち、原紙の改良(上記(1))に関しては、特許文献1の方法では、高価な繊維を使用しなければならず、コスト的に高価なものになってしまうという問題がある。又、特許文献2の方法では、結晶化度の高い、結晶化度の高い高α化度セルロースを使用することからパルプの繊維間結合がされにくいため紙力強度が出難く、更には熱水抽出pH6以上という環境で湿潤紙力剤であるメラミン系樹脂を使用することから、特に湿潤紙力強度が十分に発現しないという問題がある。又、高α化度セルロースは一般のパルプと比較して高価である。更に、特許文献3の方法では電解質溶液を大量に使用しなければならず、系の安定性に問題がある。
このように、従来の原紙の改良では不十分であることから、化粧板のポストフォーム性への付与は、一般的な化粧紙に上記(2)あるいは(3)の方法を適用していくのが主流となっている。しかしながら、依然として、ポストフォーム性に優れた安価な化粧板原紙の供給が望まれている。
米国特許3372084号 特開平6−136682号公報 米国特許5302441号
本発明は、従来技術の持つ欠点を克服した、ポストフォーム性に優れた安価な化粧板原紙を提供することを課題とする。
本発明者らは、かかる課題を解決するため、鋭意検討した結果、パルプと無機填料からなる紙匹に特定のアルカリ性薬剤を付与することにより課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明によれば、以下の化粧板原紙が提供される。
(1)繊維状物、無機填料及びアルカリ性塩を含む化粧板原紙であって、アルカリ性塩の担持量が化粧板原紙の0.3〜3.0重量%である化粧板原紙。
(2)アルカリ性塩が弱塩基性である上記(1)記載の化粧板原紙。
(3)アルカリ性塩がリン酸系、ホウ酸系又はクエン酸系である上記(1)又は(2)記載の化粧板原紙。
本発明によれば、従来技術の持つ欠点を克服した、湿潤紙力強度が高く、外観を損ねることなく、曲げの曲率半径の小さいポストフォーム性に優れた、安価な化粧板原紙が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧板原紙は、繊維状物、填料、アルカリ性塩を含むものである。
用いられる繊維状物としては、従来より化粧紙に用いられてきたものを適用でき、主にNBKP、LBKPのような木材パルプが用いられるが、非木材繊維、合成繊維及び再生繊維や高α含有セルロースを用いることもできる。
木材パルプは、固形分濃度3〜5%になるようにパルパーで離解する。このパルプスラリーをリファイナーやビーターを用いてカナディアンショッパーフリーネスで350〜600mlに叩解する。
填料としては、主に二酸化チタンが用いられるが、タルク、カオリン、炭酸カルシウム等を単独及び二酸化チタンと併用したものを用いても良い。
これら填料は、繊維状物100重量部に対して1〜150重量部用いられる。
本発明で用いられるアルカリ性塩としては、その水溶液がアルカリ性を呈するものであれば特に制限はなく、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸水素2ナトリウム、クエン酸3ナトリウム、クエン酸3カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、ホウ酸ナトリウム等が例示されるが、弱塩基性塩、特にリン酸水素2ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸3ナトリウムのような、リン酸系、ホウ酸系あるいはクエン酸系のものが好ましい。
これらのアルカリ性塩は、単独あるいは2種類以上を混合して弱塩基性水溶液として用いるか、弱酸又は弱酸性塩と混合して中性緩衝液として用いても良い。緩衝液として使用する場合、溶液のpH安定性等の利点がある。緩衝液とする弱酸としては、酢酸、リン酸、クエン酸、ホウ酸、酒石酸等が例示され、弱酸性塩としては、リン酸2水素カリウム、クエン酸水素2ナトリウム、フタル酸水素カリウム等が例示される。
これらのアルカリ性塩の含有量(担持量)は、化粧板原紙の0.3〜3.0重量%である。0.3重量%よりも少ないと成型板にしたときのポストフォーム性が十分に発現しない。一方、3.0重量%よりも多いと、原紙が変色したり成型板にした際の表面性が損なわれてしまうという問題を生じる。
本発明では、更に各種製紙用薬品、例えば、歩留まり向上剤、湿潤紙力剤、pH調整剤、着色顔料、着色染料等を、必要により添加することができる。
歩留まり向上剤としては、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等の無機凝結剤や、ポリアクリルアミド系、ポリエチレンイミン系、ポリアミド系の有機凝結剤、有機凝集剤が用いられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
歩留まり向上剤は、繊維状物の0.01〜5重量%添加される。
湿潤紙力剤としては、PAE系樹脂やメラミン系樹脂が用いられる。中性領域からアルカリ性領域で使用する場合は、PAE系樹脂の方が湿潤強度発現能力に優れているので好ましい。メラミン系樹脂を使用する場合は、調成段階で酸性にしておけば良い。
湿潤紙力剤は、繊維状物の0.3〜5重量%添加される。
pH調整剤については、アルミン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等が用いられる。
着色顔料及び着色染料としては、酸化鉄等の無機顔料や有機顔料、及び染料等が用いられる。
本発明の化粧板原紙は、パルプ、填料を含む湿式抄紙法で得られるシートにアルカリ性塩を担持させることにより、製造することができる。
例えば、叩解したパルプに、填料、及び必要に応じて各種製紙用薬品を添加し、液濃度が固形分0.02〜2.0%程度に水で希釈し、長網抄紙機や円網抄紙機にて抄造し、その過程でアルカリ性塩の水溶液を付与する。その後、紙匹はドライヤー(乾燥ゾーン)へ移動し乾燥されることにより、アルカリ性塩が担持された化粧板原紙を製造することができる。
弱アルカリ性塩水溶液の担持法としては、オンマシンやオフマシンでの含浸法(サイズプレス法)や塗工法等が挙げられ、特に限定されるものではないが、湿紙の段階で弱アルカリ性塩をスプレー塗工等により付与させる方法は、余分な乾燥ゾーンが不要になるため好ましい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
尚、本実施例、比較例における評価は以下の方法で行った。
(1)ポストフォーム性
化粧板原紙にメラミン樹脂を含浸率が90〜110%になるように含浸した後、95℃の乾燥機で5分間乾燥した。このメラミンを含浸した化粧板原紙とフェノール樹脂を含浸したフェノールコア(太田コア)を積層させ、温度130〜140℃、圧力60〜80kg/cm、加熱時間7分、冷却時間10分で熱圧成型した。
作製した成型板は、NEMA規格(NEMA Standards Publication LD 3)「HIGH−PRESSURE DECORATIVE LAMINATES 3.14 FORMABILITY」に準じてポストフォーム加工性を評価した。なお、成型板は160℃に暖めて、曲げの評価を行った。
ポストフォーム性は、原紙の米坪、灰分率の影響が大きく(米坪、灰分率共に高い方がポストフォーム性には不利)、比較するサンプル間の米坪と灰分率が大きく異なっている場合は単純に数字を比較して優劣を判断することはできない。
(2)成型板表面性
成型板の表面状態を目視し、下記の基準で評価した。
○…異常無し

×…変色、ブリスター、表面荒れ等が認められる。
(3)湿潤紙力強度
JIS P8135に準じて測定した。
(4)pH
横河電機株式会社製Model PH81 パーソナルpHメーターにより測定した。
実施例1
NBKPを20重量部、LDKPを20重量部、LBKPを60重量部配合したパルプに、二酸化チタン105重量部、及び無機凝結剤、メラミン樹脂系湿潤紙力剤、助剤及び着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを4.9に調整した。この原材料を長網抄造し、リン酸水素2ナトリウム溶液を付与した。その後、乾燥ゾーンにて乾燥させ、米坪153g/m、灰分47%の化粧板原紙を得た。リン酸水素2ナトリウムの付与量は化粧板原紙の1.0重量%であった。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、及び成型板の表面状態評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例2
実施例1において、リン酸水素2ナトリウムの付与量を化粧板原紙の1.6重量%にした以外は、実施例1と同様に実施した。
比較例1
実施例1において、リン酸水素2ナトリウムを付与しなかった以外は、実施例1と同様に実施した。
比較例2
実施例1において、リン酸水素2ナトリウムの付与量を化粧板原紙の3.3重量%にした以外は、実施例1と同様に実施した。
Figure 2008106411
実施例3
NBKPを30重量部、LBKPを70重量部配合したパルプに、二酸化チタン74重量部、及び無機凝結剤、ポリアミドポリエピクロロヒドリン樹脂系湿潤紙力剤、助剤及び着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを8.9に調整した。この原材料を用いて米坪85g/m、灰分40%の化粧板原紙を抄造し、化粧板原紙の0.7重量%のリン酸水素2ナトリウムを付与した。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、及び成型板の表面状態評価を行った。
結果を表2に示す。
実施例4
実施例3において、リン酸水素2ナトリウムに替えてホウ酸ナトリウムにした以外は、実施例3と同様に実施した。
比較例3
実施例3において、リン酸水素2ナトリウムを付与しなかった以外は、実施例3と同様に実施した。
比較例4
実施例3において、リン酸水素2ナトリウムに替えて炭酸ナトリウムにした以外は、実施例3と同様に実施した。
Figure 2008106411
実施例5
NBKPを20重量部、LDKPを20重量部、LBKPを60重量部配合したパルプに、二酸化チタン62重量部、及び無機凝結剤、ポリアミドポリエピクロロヒドリン樹脂系湿潤紙力剤、着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを9.0に調整した。この原材料を用いて米坪134g/m、灰分35%の化粧板原紙を抄造し、リン酸水素2ナトリウムを化粧板原紙の1.5重量%付与した。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、成型板の表面状態評価、及び湿潤紙力強度測定を行った。
結果を表3に示す。
比較例5
α−セルロース含量の高いLDKP(α化度97%)を100重量部配合したパルプに、二酸化チタン80重量部、及び無機凝結剤、メラミン系湿潤紙力剤を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを9.5に調整した。この原材料を用いて米坪132g/m、灰分39%の化粧板原紙を抄造した。
以下、実施例5と同様に実施し、ポストフォーム加工性の評価、成型板の表面状態評価、及び湿潤紙力強度測定を行った。
Figure 2008106411
実施例6
NBKPを20重量%、LDKPを30重量%、LBKPを50重量%配合したパルプに、二酸化チタン98重量%、及び無機凝結剤、ポリアミドポリエピクロロヒドリン樹脂系湿潤紙力剤、助剤及び着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを8.9に調整した。この原材料を用いて米坪142g/m2、灰分50%の化粧板原紙を抄造し、クエン酸3ナトリウムを化粧板原紙の1.5重量%付与した。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、及び成型板の表面状態評価を行った。
結果を表4に示す。
比較例6
実施例6において、クエン酸3ナトリウムを付与しなかった以外は、実施例6と同様に実施した。
Figure 2008106411
実施例7
NBKPを20重量%、LDKPを30重量%、LBKPを50重量%配合したパルプに、二酸化チタン72重量%、及び無機凝結剤、ポリアミドポリエピクロロヒドリン樹脂系湿潤紙力剤、助剤及び着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを8.9に調整した。この原材料を用いて米坪148g/m2、灰分46%の化粧板原紙を抄造し、pH7.5リン酸水素2ナトリウム/リン酸2水素カリウム緩衝液を付与した。リン酸水素2ナトリウムの付与量は化粧板原紙の2.2重量%、リン酸2水素カリウムの付与量は化粧板原紙の0.4重量%であった。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、及び成型板の表面状態評価を行った。
結果を表5に示す。
比較例7
実施例7において、pH7.5リン酸水素2ナトリウム/リン酸2水素カリウム緩衝液を付与しなかった以外は、実施例7と同様に実施した。
Figure 2008106411
実施例8
NBKPを20重量%、LDKPを30重量%、LBKPを50重量%配合したパルプに、二酸化チタン115重量%、及び無機凝結剤、ポリアミドポリエピクロロヒドリン樹脂系湿潤紙力剤、助剤及び着色顔料を加え、アルミン酸ナトリウムでpHを9.0に調整した。この原材料を用いて米坪142g/m2、灰分50%の化粧板原紙を抄造し、pH7.2リン酸水素2ナトリウム/クエン酸緩衝液を付与した。リン酸水素2ナトリウムの付与量は化粧板原紙の2.0重量%、クエン酸の付与量は化粧板原紙の0.2重量%であった。
この化粧板原紙にメラミン樹脂(日本カーバイド製;S−176)を含浸、乾燥し、フェノールコアを積層させ、熱圧成型後、ポストフォーム加工性の評価、及び成型板の表面状態評価を行った。
結果を表6に示す。
実施例9
実施例8において、pH7.2リン酸水素2ナトリウム/クエン酸緩衝液に替えてpH6.5リン酸水素2ナトリウム/クエン酸緩衝液を付与し、リン酸水素2ナトリウムの付与量を化粧板原紙の3.0重量%、クエン酸の付与量を化粧板原紙の0.8重量%とした以外は、実施例8と同様に実施した。
比較例8
実施例8において、pH7.2リン酸水素2ナトリウム/クエン酸緩衝液を付与しなかった以外は、実施例8と同様に実施した。
Figure 2008106411
本発明によれば、湿潤紙力強度が高く外観を損ねることなくポストフォーム性に優れた安価な化粧板原紙が提供されるため、特に、小さな曲率半径が要求されるカウンタートップやテーブル等に使用される化粧板にも好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. 繊維状物、無機填料及びアルカリ性塩を含む化粧板原紙であって、アルカリ性塩の担持量が化粧板原紙の0.3〜3.0重量%である化粧板原紙。
  2. アルカリ性塩が弱塩基性である請求項1記載の化粧板原紙。
  3. アルカリ性塩がリン酸系、ホウ酸系又はクエン酸系である請求項1又は2記載の化粧板原紙。
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