JPH113592A - 同期式ramのアクセス制御回路、データ処理プロセッサ及びその制御方法 - Google Patents

同期式ramのアクセス制御回路、データ処理プロセッサ及びその制御方法

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JPH113592A
JPH113592A JP15319597A JP15319597A JPH113592A JP H113592 A JPH113592 A JP H113592A JP 15319597 A JP15319597 A JP 15319597A JP 15319597 A JP15319597 A JP 15319597A JP H113592 A JPH113592 A JP H113592A
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Toshiyuki Nishiwaki
敏之 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期式RAMのアクセス時間を短縮する。 【解決手段】セレクタ31には、パイプラインレジスタ
PLR14の入力アドレスと出力アドレスとが入力して
おり、ライト時には、パイプラインレジスタPLR14
の出力アドレスを選択してライトアドレスとして同期式
RAM15に出力し、リード時にはパイプラインレジス
タPLR14の入力アドレスを選択してリードアドレス
として同期式RAM15に出力する。これにより、リー
ド時には、リード命令が実行される1サイクル前にリー
ドアドレスが同期式RAM15に出力されるので、リー
ドサイクルが1サイクルで完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルポート及
びデュアルポート同期式RAMのアクセス制御回路、デ
ータ処理プロセッサ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号に同期したタイミングでデ
ータの書き込み及び読み出しが行われる同期式RAMが
知られている。同期式RAMのアクセス基本波形は、図
8に示すようにライトサイクルでは、ライト信号がイネ
ーブル(ローレベル)となり、1サイクルの間にアドレ
スとデータが入力されてデータの書き込みが行われる。
リードサイクルでは、1クロック目に読み出しアドレス
が入力され、次の2クロック目にデータが読み出され
る。つまり、ライトサイクルは1サイクル、リードサイ
クルは2サイクルのアクセス時間がかかる。
【0003】図9は、シングルポート同期式RAM15
の入出力ポートを示す図であり、図10はその基本波形
を示す図である。シングルポート同期式RAM15は、
クロック入力端子CLKと、アドレス入力端子AD、ラ
イト信号入力端子*WT、データ入力端子DI及びデー
タ出力端子DOを備えている。
【0004】先ず、ライトサイクルではアドレス入力”
X’10”が与えられ、同一サイクルにデータ入力とし
て”X’1000”が与えられる。ライトサイクルとリ
ードサイクルとが連続した場合、ライトサイクルの次の
サイクルでは、読み出しアドレス”X’20”が出力さ
れても、このときデータは同期式RAM15から出力さ
れず、その次のサイクルでデータ”X’2000”が出
力される。つまり、ライトサイクルの次のサイクルでリ
ードアドレスが指定されても、同期式RAM15の出力
データは不定となり、その次のサイクルでデータが確定
する。従ってライトサイクルに1クロック、リードサイ
クルに2クロックのアクセス時間がかかる。
【0005】次に、図11は、シングルポート同期式R
AM15を使用した従来のパイプライン制御方式のデー
タ処理プロセッサ10のブロック図である。命令制御部
11は、読み出した命令を格納するインストラクション
レジスタIRG(instruction regisuter) 12と、その
格納された命令をデコードして命令解釈を行う命令デコ
ード13と、デコード13で解釈された命令を格納及び
実行するパイプラインレジスタPLR(pipeline regist
er)14とからなる。
【0006】パイプラインレジスタPLR14は、アド
レスデータとライト信号を同期式RAM15に出力し、
リード信号とライト信号をデータ処理部16へ出力し、
さらに演算部17における演算を指示する命令制御信号
を出力する。演算部17は、ACC(accumurater)18
とALU(arithmetic logic unit)とからなる。ALU
19は、命令制御信号に従ってACC18のデータとデ
ータ処理部16から出力されるデータに対して演算を行
い、演算結果をACC18に出力する。また、ACC1
8に格納されたデータは、データ処理部16を介して同
期式RAM15に書き込まれる。
【0007】次に、図11のデータ処理プロセッサ10
において、同期式RAM15から読み出したデータとA
CC18のデータとの加算と、その加算結果を同期式R
AM15へ書き込む2つの演算を行う場合について、図
12の命令実行タイミングチャートを参照して説明す
る。
【0008】先ず、サイクルaで同期式RAM15から
アドレス”X’10”のデータをリードして、そのデー
タとACC18のデータとを加算する命令がインストラ
クションレジスタIRG12に取り込まれ、同じサイク
ルで命令デコード13により命令がデコードされる。次
のサイクルbで、デコード結果がパイプラインレジスタ
PLR14に格納され、その命令が実行される。しかし
ながら、リードアドレスが与えられて同期式RAM15
から実際にデータが出力されるのは次のサイクルであ
り、データの読み出しに2サイクル必要であるので、パ
イプラインレジスタPLR14に格納されている命令は
WAIT制御信号により1サイクルウエイトされる。そ
して、次のサイクルcで、同期式RAM15のアドレ
ス”X’10”から読み出されるデータ”X’200”
とACC18に格納されているデータ”X’100”と
の加算が行われる。
【0009】次のサイクルdでライトイネーブル信号が
出力されると、RAM15のアドレス”X’20”にA
CC18に格納されている加算結果のデータ”X’30
0”が書き込まれる。
【0010】上述したデータ処理プロセッサ10では、
同期式RAM15からデータを読み出す処理が2サイク
ルのアクセス時間を必要とし、ACC18の格納データ
をRAM15に書き込む処理が1サイクルのアクセス時
間を必要とするので合計で3サイクルのアクセス時間が
必要であった。
【0011】次にデュアルポート同期式RAM21にお
ける基本動作を図13及び図14を参照して説明する。
デュアルポート同期式RAM21は、図13に示すよう
にA系ポートのアドレス入力端子ADA、データ入力端
子DI、ライト信号入力端子WT、データ出力端子DO
A、B系ポートのアドレス入力端子ADB、データ出力
端子DOBからなり、A系ポートはリード/ライトポー
ト、B系ポートはリード専用ポートである。
【0012】図14のに示すように同一サイクルにA
系ポート、B系ポートの同じアドレスに対してリード動
作を行う場合には、A系ポート、B系ポートとも支障な
くアクセスできる。また、同図に示すように同一サイ
クルで異なるアドレスに対してA系ポートがライト動作
で、B系ポートがリード動作の場合も両ポートとも支障
無くアクセスできる。しかしながら、同図に示すよう
に同一サイクルで同一アドレスに対してA系ポートがラ
イト動作で、B系ポートがリード動作を行う場合、B系
ポートの出力データが不定となる。
【0013】従って、図14ののようなアクセスが発
生しないようにA系ポートとB系ポートのアクセスを排
他制御するためのソフトウェア処理、あるいはハードウ
ェア回路が必要となり、処理時間の増大、あるいはハー
ドウェア回路の複雑化を生じさせるという問題点があっ
た。
【0014】次に、上記のデュアルポート同期式RAM
21をデータ処理プロセッサのワークレジスタとして使
用した場合について図15及び図16を参照して説明す
る。A系ポートをソースレジスタ及びディストネーショ
ンレジスタ、B系ポートをソースレジスタとして使用し
て、A系ポートのソースレジスタからデータを読み込
み、B系ポートのソースレジスタからデータを読み込
み、それらを加算してA系ポートのディストネーショ
ンレジスタに書き込む命令と、A系ポートのソースレ
ジスタからデータを読み出し、B系ポートのソースレ
ジスタからデータを読み出し、それらを加算してA系
ポートのディストネーションレジスタに書き込む命令の
2つの命令を実行する場合について説明する。
【0015】デュアルポート同期式RAM21では、1
つのポートに対してライトサイクルとリードサイクルを
連続して行うことができないので、のA系ポートへの
書き込みサイクルの次にのA系ポートからのデータの
読み出しを行うことができない。
【0016】従って+=と、+=の2つの
命令を連続して実行することができないので、従来、プ
ログラムを作成する際に、+=の命令の次に”N
OP”を記述して、図16に示すように無処理の期間を
設ける必要があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにシング
ルポート同期式RAMにおいて、データのリードサイク
ルが2クロックかかるので、同期式RAMのアクセス時
間が長くなるという問題点があった。
【0018】また、デュアルポート同期式RAMにおい
て、アクセスの競合を避けるために排他制御を行う必要
があり、そのためにソフトウェア、あるいはハードウェ
アによるインタロックが必要であり、プログラム及び演
算処理時間の増加、あるいは回路規模が増大するという
問題点があった。
【0019】さらに、デュアルポート同期式RAMをワ
ークレジスタとして使用した場合に、1つのポートに対
するライトサイクルとリードサイクルを連続して処理で
きないので、”NOP”等をライトサイクルの次に挿入
する必要があり、プログラム量が増え、処理時間が長く
なるという問題点があった。
【0020】本発明の課題は、同期式RAMにおいて、
データの読み出しを1クロックで行えるようにすること
である。本発明の他の課題は、デュアルポート同期式R
AMにおいて、同一サイクルでライトアドレスとリード
アドレスが一致する場合でもデータの読み出しが行える
ようにすることである。
【0021】さらに他の課題は、デュアルポート同期式
RAMに対してライトサイクルとリードサイクルを連続
して実行できるようにすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、同期式R
AMに対するデータのリード及びライトアクセスを制御
するアクセス制御回路において、ライト時には、同期式
RAMに対するリード及びライトアクセスを行う命令実
行部から出力されるアドレスをライトアドレスとして同
期式RAMに出力し、リード時には命令実行部で実行さ
れリード命令の1サイクル前のアドレスをリードアドレ
スとして同期式RAMに出力することを特徴とする。
【0023】この第1の発明によれば、従来、リードサ
イクルでアドレスが出力されるタイミングの1サイクル
前にリードアドレスが同期式RAMに出力され、その次
のサイクルにそのアドレスのデータが読み出されるの
で、リードサイクルを1サイクルで完了することがで
き、同期式RAMのアクセス時間を短縮できる。
【0024】第2の発明は、デュアルポート同期式RA
Mに対するデータのリード及びライトアクセスを制御す
るアクセス制御回路において、ライトサイクルにおける
ライトデータを記憶する記憶回路と、同一サイクルにお
けるデュアルポート同期式RAMの一方のポートのライ
トアドレスと、他方のポートのリードアドレスとを比較
するアドレス比較回路と、アドレス比較回路で2つのポ
ートのライトアドレスとリードアドレスとの一致が検出
されたとき、記憶回路に記憶されているデータを選択し
てデュアルポート同期式RAMのリードデータとして出
力する選択回路とを備える。
【0025】第2の発明によれば、同一サイクルにおけ
るデュアルポートRAMの一方のポートのライトアドレ
スと、他方のポートのリードアドレスとが一致する場合
でも、ライトサイクルで書き込まれたデータが記憶回路
から出力されるので、同一サイクルでの同一アドレスで
のアクセスの競合が発生しない。従って、2つのポート
に対するアクセスの排他制御をする必要がなくなり、プ
ログラムを簡素化でき、それにより処理時間も短縮でき
る。
【0026】第3の発明は、少なくとも2つのデュアル
ポートRAMを有し、2つのデュアルポートRAMの一
方のポートをライト専用ポートとして同一のアドレスに
同一のデータを同時に書き込み、他方のポートをリード
専用ポートしてそれぞれ独立にアクセスする第3の発明
によれば、ライトサイクルとリードサイクルが連続する
場合でも、それぞれ別のポートにライト及びリードする
ことで、それらの命令を連続して実行することができ
る。従って、ライトサイクルとリードサイクルとの間に
無処理の期間を設ける必要がなくなるので、プログラム
の作成する際にNOPを挿入することを意識する必要が
なくなり、プログラム量も少なくなるので処理時間も短
縮できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態のパイプラ
イン制御方式のデータ処理プロセッサ30のブロック図
である。このデータ処理プロセッサ30と、図11の従
来のデータ処理プロセッサ10で共通するブロックに
は、同一の符号を付けてそれらの説明は省略する。
【0028】セレクタ(選択回路)31には、パイプラ
インレジスタPLR(pipline register)14の入力アド
レスと出力アドレスとが入力され、その制御端子にシン
グルポート同期式RAM15のライト信号が入力されて
いる。
【0029】セレクタ31は、ライト信号がディセーブ
ル(ローレベル)のとき、つまりリードサイクルのとき
に、パイプラインレジスタPLR14に入力されるアド
レスを選択してシングルポート同期式RAM15に出力
し、ライト信号がイネーブルのとき、パイプラインレジ
スタPLR14の出力アドレスをシングルポート同期式
RAM15に出力する。
【0030】すなわち、リード命令がパイプラインレジ
スタPLR14に格納されて実行される1サイクル前
に、パイプラインレジスタPLR14に入力されるリー
ドアドレスがセレクタ31で選択されてシングルポート
同期式RAM15に供給される。従って、パイプライン
レジスタPLR14に格納されている命令が実行される
1サイクル前にシングルポート同期式RAM15にリー
ドアドレスが出力され、次のサイクルにそのアドレスの
データが読み出されるので、リードサイクルを含む命令
が1サイクルで完了する。
【0031】また、ライトサイクルの場合には、パイプ
ラインレジスタPLR14に格納されているライト命令
が実行されるのと同一サイクルに、パイプラインレジス
タPLR14から出力されるライトアドレスが、セレク
タ31で選択されてシングルポート同期式RAM15に
供給され、そのアドレスにデータが書き込まれるので、
ライトサイクルを含む命令が1サイクルで完了する。
【0032】図2は、シングルポート同期式RAM15
のアドレス”X’10”のデータとACC(accumrater)
18のデータを加算し、加算結果をシングルポート同期
式RAM15のアドレス”X’20”に書き込む場合の
データ処理プロセッサ31の命令実行タイミングチャー
トである。
【0033】サイクルaでインストラクションレジスタ
IRG12に格納された命令をデコードして命令解釈を
行う。このとき、ライト信号*WTはディセーブルで、
リードサイクルであるのでパイプラインレジスタPLR
14に入力されるアドレス”X’10”がセレクタ32
で選択されてシングルポート同期式RAM15にリード
アドレスとして出力される。次のサイクルbでは、1つ
前のサイクルaでシングルポート同期式RAM15のア
ドレス”X’10”が指定されているので、そのアドレ
ス”X’10”のデータ”X’200”の読み出しと、
読み出したデータとACC18のデータ”X’100”
との加算が行われる。
【0034】すなわち、リードサイクル時には、セレク
タ31により1サイクル前に、同期式RAM15へリー
ドアドレスが出力されるので、次の1サイクルでデータ
のリードが行われ、データのリードサイクルが実質的に
1サイクルで完了する。
【0035】そして、次のサイクルcで、ACC18に
格納された加算結果の”X’300”がシングルポート
同期式RAM15のアドレス”X’20”に書き込まれ
る。この場合、データのライトサイクルは1サイクルで
完了する。
【0036】この第1の実施の形態によれば、リードサ
イクルでは、パイプラインレジスタPLR14の入力ア
ドレスを、同期式RAM15に供給することにより、実
質的に1サイクルで同期式RAM15からのデータの読
み出しを完了することができ、データを高速でリード/
ライトできる。
【0037】次に、図3は、デュアルポート同期式RA
M41の同一アドレスに対してデータのライトとリード
を連続して行えるようにした本発明の第2の実施の形態
のパイプライン制御方式のデータ処理プロセッサ40の
ブロック図である。なお、既に説明した回路ブロックと
同一の部分には同じ符号を付けてそれらの説明を省略す
る。
【0038】デュアルポート同期式RAM41は、A系
ポートとB系ポートの2つのポートを有し、この実施の
形態ではA系をライトポート、B系をリードポートとし
て使用している。
【0039】セレクタ42には、パイプラインレジスタ
PLR14aに入力されるアドレスと、パイプラインレ
ジスタLPR14aから出力されるアドレスとが入力さ
れており、セレクタ42の制御端子にはパイプラインレ
ジスタPLR14aから出力されるライト信号が入力し
ている。このセレクタ42は、ライト信号がイネーブル
のとき、パイプラインレジスタ14aから出力されるア
ドレスを選択してデュアルポート同期式RAM41のA
系ポートのアドレス入力端子ADAに出力し、ライト信
号がディセーブルのときには、パイプラインレジスタP
LR14aの入力側のアドレスを選択してA系ポートの
アドレス入力端子ADAに出力する。また、セレクタ4
2の出力はアドレスコンパレータ43に出力されてい
る。
【0040】これにより、リードサイクルの1サイクル
前に、デュアルポートRAM41のA系ポートにリード
アドレスが入力され、次のサイクルにそのアドレスのデ
ータが出力されるので、リードサイクルを1サイクルで
完了することができる。
【0041】ライトサイクルのときには、セレクタ42
でパイプラインレジスタ14aの出力アドレスが選択さ
れてデュアルポート同期式RAM41のA系ポートに出
力され、データ処理部44から出力され、A系ポートの
データ入力端子DIに入力するデータがそのアドレスに
書き込まれ、同時にそのデータが補助レジスタ45に書
き込まれる。
【0042】デュアルポートRAM41のB系ポートの
アドレス入力端子ADBには、パイプラインレジスタ1
4bの入力アドレスが入力しており、この入力アドレス
はアドレスコンパレータ43の他方の入力端子に入力し
ている。
【0043】アドレスコンパレータ43は、A系ポート
のライトアドレスとB系ポートのリードアドレスとを比
較し、両者が一致したとき、ハイレベルの信号をアンド
ゲート46に出力する。アンドゲート46の他の入力端
子にはパイプラインレジスタ14aから出力されるライ
ト信号が入力されており、ライト信号がディセーブル
(ハイレベル)で、かつA系ポートのライトアドレス
と、B系ポートのリードアドレスとが一致したときハイ
レベルの信号をアドレス一致フラグレジスタ47に出力
する。アドレス一致フラグレジスタ47は、アンドゲー
ト46の出力がハイレベルのときアドレス一致フラグ
を”1”にする。
【0044】セレクタ48は、アドレス一致フラグレジ
スタ47から出力されるアドレス一致フラグの内容によ
って、デュアルポート同期式RAM41のB系ポートの
出力と、補助レジスタ45の出力との一方を選択してデ
ータ処理部49に出力する回路である。アドレス一致フ
ラグが”1”のとき、つまり同一サイクルのライトアド
レスとリードアドレスとが一致する場合には、補助レジ
スタ46に格納されているライトサイクルで書き込まれ
たデータを選択してデータ処理部49に出力する。
【0045】これにより、デュアルポート同期式RAM
41の異なるポートにライト及びリードが行われ、同一
サイクルにおけるライトアドレスとリードアドレスが一
致して、デュアルポート同期式RAM41の出力が不定
となっても、デュアルポート同期式RAM41の出力デ
ータの代わりに補助レジスタ45に格納されているライ
トデータを出力することで、デュアルポート同期式RA
M41の指定されたアドレスに書き込まれたデータを読
み出すことができる。
【0046】他方、アドレス一致フラグレジスタ47の
アドレス一致フラグが”0”のときには、セレクタ48
はデュアルポート同期式RAM41の出力データを選択
してデータ処理部49に出力するので、同一サイクルで
ライトアドレスとリードアドレスが同一である時以外
は、デュアルポート同期式RAM41のデータがデータ
処理部49に出力される。
【0047】図4は、上述した第2の実施の形態のデー
タ処理プロセッサ40のアクセスタイミングチャートで
ある。サイクルaでライト信号*WTがイネーブルとな
り、A系ポートの入力アドレスとして”x’10”が指
定され、A系入力データとして”X’100”が入力さ
れると、デュアルポート同期式RAM41のアドレス”
x’10”にデータ”X’100”が書き込まれ、同時
に補助レジスタ45にそのデータ”X’100”が格納
される。このサイクルaでは同時にB系ポートのリード
アドレスとして、ライトアドレスと同じ”X’10”が
出力されており、アドレスが一致するのでアドレスコン
パレータ43の出力はハイレベルとなる。
【0048】次のサイクルbでは、ライト信号*WTが
ディセーブルとなる。また、1サイクル前のライトサイ
クルでA系ポートのライトアドレスとB系ポートのリー
ドアドレスが共に”X’10”でアドレスが一致し、ア
ドレスコンパレータ43の出力はハイレベルとなってい
るので、アドレス一致フラグレジスタ47の出力が”
1”になる。このとき、B系ポートの出力データは不定
となっているが、アドレス一致フラグが”1”であるの
で、セレクタ48は補助レジスタ45に記憶されている
データ”x’100”、つまり、ライトサイクルで書き
込まれたデータを選択してデータ処理部49に出力す
る。
【0049】この第2の実施の形態によれば、同一サイ
クルにおいてライトアドレスとリードアドレスとが一致
した場合でも、補助レジスタ45に記憶されているデー
タを読み出すことで、デュアルポートRAM41の指定
されたアドレスのデータと同一のデータを読み出すこと
ができる。従って、デュアルポートRAMに対するアク
セスの競合を意識せずにプログラムを作成でき、プログ
ラムも簡素化でき、処理時間も短縮できる。
【0050】なお、この第2の実施の形態では、パイプ
ラインレジスタPLR14aの入力アドレスをリードア
ドレスとして出力してリードサイクルを1サイクルで完
了させる場合について説明したが、従来のようにパイプ
ラインレジスタPLR14の出力アドレスをリードアド
レスとして出力してリードサイクルに2サイクル要する
場合にも適用できる。
【0051】次に、図5は、2個のデュアルポート同期
式RAMを使用して、ライトサイクルとリードサイクル
を連続して行えるようにした本発明の第3の実施の形態
のデータ処理プロセッサ50のブロック図である。同図
において、既に説明した回路ブロックと同一の部分には
同じ符号を付けて説明を省略する。
【0052】2個のデュアルポート同期式RAM51,
52のA系ポートはライト専用ポートとなっており、B
系ポートは読み出し専用ポートとなっており、それぞれ
独立にアクセスできる。デュアルポート同期式RAM5
1,52のA系ポートのアドレス端子ADAにはパイプ
ラインレジスタPLR14から出力されるディストネー
ション(RD)アドレスが入力し、データ入力端子DI
にはALU19の出力データが入力している。つまり2
個のデュアルポート同期式RAM51,52の同一のア
ドレスに同一のデータが同時に書き込まれるようになっ
ている。
【0053】レジスタRS1として使用されるデュアル
ポート同期式RAM51のB系ポートのアドレス端子A
DBには、デコーダ13から出力されるレジスタRS1
のリードアドレスが入力し、出力端子DOBから読み出
されるデータがALU19の一方の入力端子に出力され
る。
【0054】レジスタRS2として使用されるデュアル
ポートRAM52のB系ポートのアドレス端子ADBに
は、デコーダ13から出力されるRS2のリードアドレ
スが入力し、データ出力端子DOBから読み出されるデ
ータがALU19の他方の入力端子に出力される。
【0055】以下、第3の実施の形態において、レジス
タRS1及びRS2の値を加算してディストネーション
レジスタに格納するときの動作を、図6を参照して説明
する。
【0056】デュアルポート同期式RAM51のB系ポ
ートにレジスタRS1のリードアドレスが入力され、そ
のアドレスのデータがALU19の一方の入力端子に出
力される(図6)。次にデュアルポート同期式RAM
52のB系ポートにレジスタRS2のリードアドレスが
入力され、そのアドレスのデータが読み出されてALU
19の他方の入力端子に出力される(図6)。さら
に、デュアルポート同期式RAM51,52のA系ポー
トにライトアドレスが入力され、レジスタRS1とレジ
スタRS2の値を加算した結果がデュアルポート同期式
RAM51,52のA系ポートの同じアドレスに書き込
まれる(図6)。
【0057】次にデュアルポート同期式RAM52のB
系ポートにレジスタRS1のリードアドレスが入力さ
れ、そのアドレスのデータが読み出されてALU19の
一方の入力端子に出力される(図6)。
【0058】この場合、ライトサイクルとリードサイク
ルが連続しているが、ライト動作がデュアルポート同期
式RAM51及び52のA系ポートで、リード動作がデ
ュアルポート同期式RAM52のB系ポートとなってい
るので、同一のポートに対するライト動作とリード動作
ではないので、それらの命令を連続して実行できる。
【0059】以下同様に、デュアルポート同期式RAM
52にレジスタRS2のリードアドレスが入力され、そ
のアドレスのデータが読み出されてALU19の他方の
入力端子に出力される(図6)。さらに、ALU19
から出力されるレジスタRS1の値とレジスタRS2の
値の加算結果(+)を、パイプラインレジスタPL
R14から出力されるアドレスに書き込む(図6)。
【0060】この第3の実施の形態によれば、同一ポー
トに対してライトサイクルとリードサイクルが連続する
ことがなくなる。従って、従来のようにライトサイクル
とリードサイクルとの間にNOPを挿入する必要がなく
なるので、その分プログラム量を少なくなり処理時間も
短縮される。
【0061】次に、図7は、デュアルポート同期式RA
Mに対するライトサイクルとリードサイクルを連続して
実行できると共に、同一サイクルの同一アドレスに対す
るアクセスの競合を防止するようにした本発明の第4の
実施の形態のデータ処理プロセッサ60のブロック図で
ある。
【0062】デュアルポート同期式RAM51,52
は、第3の実施の形態で述べたのと同一のものであり、
2つのデュアルポート同期式RAM51,52のA系の
ポートがライト専用で同一のアドレスに同一のデータが
書き込まれ、B系のポートがリード専用でそれぞれレジ
スタRS1、レジスタRS2として独立にアクセスでき
るようになっている。
【0063】補助レジスタ61には、デュアルポート同
期式RAM51に書き込まれた最新のデータが記憶され
る。アドレスコンパレータ62は、デュアルポート同期
式RAM51のA系ポートのライトアドレスと、B系ポ
ートのレジスタRS1のリードアドレスとを比較し、比
較結果をアドレス一致フラグレジスタ63に出力する。
アドレス一致フラグレジスタ63は、アドレスコンパレ
ータ62からアドレスの一致を示す信号が入力すると、
アドレス一致フラグを”1”にし、その”1”の信号を
セレクタ64の制御端子に出力する。
【0064】セレクタ64は、アドレス一致フラグの内
容に従って、デュアルポートRAM51から読み出され
るデータと、補助レジスタ61の出力データの一方を選
択してALU19に出力する。
【0065】デュアルポートRAM52にも同様に補助
レジスタ65、アドレスコンパレータ66、アドレス一
致フラグレジスタ67、セレクタ68が設けられてお
り、デュアルポート同期式RAM52のライトアドレス
とレジスタRS2のリードアドレスとを比較し、両者が
一致した場合には、補助レジスタ65のデータが選択さ
れてALU19の他方の入力端子に出力される。
【0066】今、ライトサイクルでデュアルポート同期
式RAM51,52のA系ポートの同一アドレスに同一
データが書き込まれると、同時に補助レジスタ61,6
5にも同一のデータが書き込まれる。そして、次のサイ
クルがリードサイクルであると、リードサイクルの1サ
イクル前、つまりライトアドレスが出力されるのと同一
のサイクルにデコーダ13からリードアドレスが出力さ
れる。そして、アドレスコンパレータ62,66でライ
トアドレスとリードアドレスとが比較され、アドレスコ
ンパレータ62または66がアドレスの一致を検出する
と、アドレス一致フラグレジスタ63または67の出力
を”1”にセットする。すると、セレクタ64または6
8が補助レジスタ61または65に格納されているデー
タを選択してALU19に出力する。これにより、同一
サイクルでライトアドレスとリードアドレスが同一であ
ったときにも、そのアドレスに記憶されているデータと
同一のデータが補助レジスタ61(または補助レジスタ
65)から出力される。
【0067】従って、同一サイクルで同一アドレスに対
するアクセスが生じないようにアクセスの競合を防止す
るための制御を行う必要が無くなるので、プログラムが
簡素になり処理時間も短くなる。
【0068】さらに、デュアルポート同期式RAM5
1、52のA系ポートをライト専用ポートとして同一の
アドレスに同一のデータを書き込み、B系ポートをリー
ド専用ポートとしてそれぞれ独立にアクセスするように
したので、ライトアクセスとリードアクセスが連続する
場合でも、NOPを挿入することなくそれらの命令を連
続して実行できる。
【0069】なお、上記の実施の形態は、本発明をパイ
プライン制御方式のデータ処理プロセッサに適用した場
合であるが、一般的なマイクロプログラム制御方式のデ
ータ処理プロセッサに適用することもできる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、同期式RAMのリード
サイクルが1サイクルで完了するので、同期式RAMの
アクセス時間を短縮できる。また、デュアルポート同期
式RAMにおいて、同一サイクルで同一アドレスに対す
るアクセスの競合が生じないので、従来のようにアクセ
スの競合を意識してプログラムを作成する必要が無くな
り、プログラム簡素化でき、処理時間も短縮できる。さ
らに、2つのデュアルポートRAMを用いることで、同
一ポートに対してライトサイクルとリードサイクルが連
続することがなくなるので、ライトとリードを連続して
実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のデータ処理プロセッサのブ
ロック図である。
【図2】第1の実施の形態のデータ処理プロセッサの命
令実行タイミングチャートである。
【図3】第2の実施の形態のデータ処理プロセッサのブ
ロック図である。
【図4】第2の実施の形態のデータ処理プロセッサのア
クセスタイミングチャートである。
【図5】第3の実施の形態のデータ処理プロセッサのブ
ロック図である。
【図6】第3の実施の形態の連続命令実行時の同期式R
AMの動作を示す図である。
【図7】第4の実施の形態のデータ処理プロセッサのブ
ロック図である。
【図8】同図(A)、(B)は同期式RAMのアクセス
の基本波形を示す図である。
【図9】シングルポート同期式RAMの入出力ポートを
示す図である。
【図10】シングルポート同期式RAMの基本波形を示
す図である。
【図11】従来のパイプライン制御方式のデータ処理プ
ロセッサのブロック図である。
【図12】従来のパイプライン制御方式のデータ処理プ
ロセッサの命令実行タイミングチャートである。
【図13】デュアルポート同期式RAMの入出力ポート
を示す図である。
【図14】デュアルポート同期式RAMの基本波形を示
す図である。
【図15】連続命令実行時の同期式RAMの動作を示す
図である。
【図16】NOP命令を追加した連続命令実行時の同期
式RAMの動作を示す図である。
【符号の説明】
15 シングルポート同期式RAM 41,51,52 デュアルポート同期式RAM 31,42,48、64,68 セレクタ 43,62,66 アドレスコンパレータ 47,63,67 アドレス一致フラグレジスタ 45,61,65 補助レジスタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期式RAMに対するデータのリード及び
    ライトアクセスを制御するアクセス制御回路において、 ライト時には、前記同期式RAMに対するリード及びラ
    イトアクセスを行う命令実行部から出力されるアドレス
    をライトアドレスとして前記同期式RAMに出力し、リ
    ード時には前記命令実行部で実行されるリード命令の1
    サイクル前のアドレスをリードアドレスとして前記同期
    式RAMに出力することを特徴とする同期式RAMのア
    クセス制御回路。
  2. 【請求項2】前記命令実行部は、読み出した命令を格納
    するインストラクションレジスタと、デコーダされた前
    記命令を実行するパイプラインレジスタとからなり、 ライト時には前記パイプラインレジスタから出力される
    アドレスを選択してライトアドレスとして前記同期式R
    AMに出力し、リード時には前記パイプラインレジスタ
    の入力アドレスを選択してリードアドレスとして前記同
    期式RAMに出力する選択回路とを備えることを特徴と
    する請求項1記載の同期式RAMのアクセス制御回路。
  3. 【請求項3】同期式RAMに対するデータのリード及び
    ライトアクセスを制御するアクセス制御回路において、 命令を格納する第1のレジスタと、デコードされた前記
    命令を実行する第2のレジスタとからなる命令実行部
    と、 ライト時には前記第2のレジスタから出力されるアドレ
    スを選択してライトアドレスとして前記同期式RAMに
    出力し、リード時には前記第2のレジスタの入力アドレ
    スを選択してリードアドレスとして前記同期式RAMに
    出力する選択回路とを備えることを特徴とする同期式R
    AMのアクセス制御回路。
  4. 【請求項4】デュアルポート同期式RAMに対するデー
    タのリード及びライトアクセスを制御するアクセス制御
    回路において、 ライトサイクルにおけるライトデータを記憶する記憶回
    路と、 同一サイクルにおける前記デュアルポート同期式RAM
    の一方のポートのライトアドレスと、他方のポートのリ
    ードアドレスとを比較するアドレス比較回路と、 前記アドレス比較回路で前記2つのポートのライトアド
    レスとリードアドレスとの一致が検出されたとき、前記
    記憶回路に記憶されているデータを選択して前記デュア
    ルポート同期式RAMのリードデータとして出力する選
    択回路とを備えることを特徴とするデュアルポート同期
    式RAMのアクセス制御回路。
  5. 【請求項5】少なくとも2つのデュアルポート同期式R
    AMを有し、 前記2つのデュアルポート同期式RAMの一方のポート
    をライト専用ポートとして同一のアドレスに同一のデー
    タを同時に書き込み、他方のポートをリード専用ポート
    としてそれぞれ独立にアクセスすることを特徴とするデ
    ータ記憶回路。
  6. 【請求項6】命令を順次実行する命令実行部と、 同期式RAMと、 ライト時には前記命令実行部から出力されるライトアド
    レスを選択して前記同期式RAMに出力し、リード時に
    は前記命令実行部で実行されるリード命令の1サイクル
    前のリードアドレスを選択して前記同期式RAMに出力
    する選択回路とを備えることを特徴とするデータ処理プ
    ロセッサ。
  7. 【請求項7】前記命令実行部は、命令を格納するインス
    トラクションレジスタと、前記命令をデコードして命令
    解釈を行うデコーダと、デコード結果を格納すると共に
    解釈された命令を実行するパイプラインレジスタとから
    なり、 前記選択回路は、前記パイプラインレジスタの入力アド
    レスと出力アドレスとを入力し、ライト時には前記パイ
    プラインレジスタから出力されるアドレスをライトアド
    レスとして前記同期式RAMに出力し、リード時には前
    記パイプラインレジスタに入力するアドレスをリードア
    ドレスとして前記同期式RAMに出力することを特徴と
    する請求項6記載のデータ処理プロセッサ。
  8. 【請求項8】デュアルポート同期式RAMと、 前記デュアルポート同期式RAMの2つのポートに対応
    して、それぞれ命令を実行する第1及び第2の命令実行
    部と、 ライト時には前記第1の命令実行部の出力アドレスを選
    択してライトアドレスとして前記デュアルポート同期式
    RAMの一方のポートに出力し、リード時には前記第1
    の命令実行部で実行されるリード命令の1サイクル前の
    アドレスをリードアドレスとして前記一方のポートに出
    力する第1の選択回路と、 前記第2の命令実行部で実行されるリード命令の1サイ
    クル前のアドレスを前記デュアルポート同期式RAMの
    他方のポートに出力するアドレス出力回路と、 前記デュアルポート同期式RAMのライトデータを記憶
    する記憶回路と、 同一サイクルにおける前記デュアルポート同期式RAM
    の一方のポートのライトアドレスと、他方のポートのリ
    ードアドレスとを比較するアドレス比較回路と、 前記アドレス比較回路で前記2つのポートのライトアド
    レスとリードアドレスとの一致が検出されたとき、前記
    記憶回路に記憶されているデータを選択して前記デュア
    ルポート同期式RAMのリードデータとして出力する第
    2の選択回路とを備えることを特徴とするデータ処理プ
    ロセッサ。
  9. 【請求項9】命令を順次実行する命令実行部と、 少なくとも2つのデュアルポート同期式RAMとを有
    し、 前記2つのデュアルポート同期式RAMの一方のポート
    をライト専用ポートとして同一のアドレスに同一のデー
    タを同時に書き込み、他方のポートをリード専用ポート
    としてそれぞれ独立にアクセスすることを特徴とするデ
    ータ処理プロセッサ。
  10. 【請求項10】少なくとも2つのデュアルポート同期式
    RAMと、 前記2つのデュアルポート同期式RAMのライトデータ
    を記憶する第1及び第2の記憶回路と、 同一サイクルにおけるライトアドレスとリードアドレス
    とを比較する第1及び第2のアドレス比較回路と、 前記第1または第2のアドレス比較回路でアドレスの一
    致が検出されたとき、前記第1または第2の記憶回路に
    記憶されているデータを選択して前記第1または第2の
    デュアルポート同期式RAMのリードデータとして出力
    し、前記アドレスの不一致が検出されたときには、前記
    第1または第2のデュアルポート同期式RAMの出力デ
    ータを選択して出力する第1及び第2選択回路とを備え
    ることを特徴とするデュアルポート同期式RAMのアク
    セス制御回路。
  11. 【請求項11】同期式RAMに対するデータのリード及
    びライトアクセスを制御するアクセス制御方法におい
    て、 ライト時には命令実行部から出力されるアドレスをライ
    トアドレスとして前記同期式RAMに出力し、リード時
    には前記命令実行部で実行されるリード命令の1サイク
    ル前のアドレスをリードアドレスとして前記同期式RA
    Mに出力することを特徴とする同期式RAMのアクセス
    制御方法。
  12. 【請求項12】デュアルポート同期式RAMに対するデ
    ータのリード及びライトアクセスを制御するアクセス制
    御方法において、 ライトサイクルにおけるライトデータを記憶し、 同一サイクルにおけるライトアドレスとリードアドレス
    とを比較し、 前記アドレス比較でアドレスが一致したときには、記憶
    されているライトデータを前記デュアルポート同期式R
    AMのリードデータとして出力し、アドレスが不一致の
    ときには、前記デュアルポートRAMから読み出される
    データを出力することを特徴とするデュアルポート同期
    式RAMのアクセス制御方法。
  13. 【請求項13】2つのデュアルポート同期式RAMの一
    方のポートをライト専用ポートとして同一のアドレスに
    同一のデータを同時に書き込み、前記2つのデュアルポ
    ートRAMの他方のポートをリード専用ポートして、そ
    れぞれ独立にアクセスすることを特徴とするデュアルポ
    ートRAMのアクセス制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016136366A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日本電気株式会社 半導体装置及びデータ出力方法

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