JPH11355926A - ガス絶縁開閉器 - Google Patents
ガス絶縁開閉器Info
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- JPH11355926A JPH11355926A JP10156231A JP15623198A JPH11355926A JP H11355926 A JPH11355926 A JP H11355926A JP 10156231 A JP10156231 A JP 10156231A JP 15623198 A JP15623198 A JP 15623198A JP H11355926 A JPH11355926 A JP H11355926A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- gas
- disconnector
- movable contact
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内のスペースを有効に利用して、開閉部
の縮小化及び単純化を図り、さらに、装置全体の縮小化
を可能としたガス絶縁開閉器を提供する。 【解決手段】 絶縁性ガスを封入した筒状の容器131
内に、母線導体102を偏心した位置に配設し、容器1
31の遮断器20側の内部に、デッドスペース20aを
有する容器フランジ131cを形成する。容器フランジ
131cに分岐フランジ131bを設ける。母線導体1
02のデッドスペース20a側に固定接触部103及び
可動接触部104により構成された断路部101aを構
成する。容器フランジ131c内における断路部101
aとは反対側に、固定接触部142及び可動接触部14
1により構成された接地開閉器140を設ける。断路部
101a及び接地開閉器140を、共通の駆動車136
によって駆動可能に設ける。駆動車136を操作装置1
16に連結する。
の縮小化及び単純化を図り、さらに、装置全体の縮小化
を可能としたガス絶縁開閉器を提供する。 【解決手段】 絶縁性ガスを封入した筒状の容器131
内に、母線導体102を偏心した位置に配設し、容器1
31の遮断器20側の内部に、デッドスペース20aを
有する容器フランジ131cを形成する。容器フランジ
131cに分岐フランジ131bを設ける。母線導体1
02のデッドスペース20a側に固定接触部103及び
可動接触部104により構成された断路部101aを構
成する。容器フランジ131c内における断路部101
aとは反対側に、固定接触部142及び可動接触部14
1により構成された接地開閉器140を設ける。断路部
101a及び接地開閉器140を、共通の駆動車136
によって駆動可能に設ける。駆動車136を操作装置1
16に連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所、変電所な
どの電気所において使用されるガス絶縁開閉器に係り、
特に、開閉部の配置構成に改良を施したガス絶縁開閉器
に関する。
どの電気所において使用されるガス絶縁開閉器に係り、
特に、開閉部の配置構成に改良を施したガス絶縁開閉器
に関する。
【0002】
【従来の技術】大都市周辺あるいは臨海地区に設置され
る変電所、開閉所においては、用地の入手難や塩害対策
上の理由から、SF6 ガスなどの絶縁性及び消弧性に非
常に優れた絶縁媒体を充填した密封容器内に、変電所や
開閉所を構成する電気機器を収容したガス絶縁開閉装置
が使用されている。この種のガス絶縁開閉装置は、遮断
器あるいは断路器その他の所要機器を立体的に配置し、
各機器相互間の間隔を狭め、敷地面積の大幅な縮小を図
ることができるので、気中絶縁方式の開閉装置に比べて
著しく小型に構成することができる。また、近年、自然
と住宅との環境調和を考え、建物内及び大都市での地下
室内への建設が増加する傾向にある。そこで、構成機器
を合理的に配置し、据付面積あるいは据付容積を最小限
に縮小することにより、ガス絶縁開閉装置を含めた建設
費用の低減化が要求されている。そのため、ガス絶縁開
閉装置が採用されるようになっている。
る変電所、開閉所においては、用地の入手難や塩害対策
上の理由から、SF6 ガスなどの絶縁性及び消弧性に非
常に優れた絶縁媒体を充填した密封容器内に、変電所や
開閉所を構成する電気機器を収容したガス絶縁開閉装置
が使用されている。この種のガス絶縁開閉装置は、遮断
器あるいは断路器その他の所要機器を立体的に配置し、
各機器相互間の間隔を狭め、敷地面積の大幅な縮小を図
ることができるので、気中絶縁方式の開閉装置に比べて
著しく小型に構成することができる。また、近年、自然
と住宅との環境調和を考え、建物内及び大都市での地下
室内への建設が増加する傾向にある。そこで、構成機器
を合理的に配置し、据付面積あるいは据付容積を最小限
に縮小することにより、ガス絶縁開閉装置を含めた建設
費用の低減化が要求されている。そのため、ガス絶縁開
閉装置が採用されるようになっている。
【0003】このようなガス絶縁開閉装置として、従来
から提案されているものの一例を、図13及び図14を
参照して説明する。すなわち、図13に示すように、遮
断器20の容器21は、その軸線が据付面に対して垂直
になるように設置されている。この遮断器20の上部口
出し部22aには、変流器23が設けられ、接続母線2
9、断路器24、接地開閉器25を経て、ケーブルヘッ
ド26に接続されている。
から提案されているものの一例を、図13及び図14を
参照して説明する。すなわち、図13に示すように、遮
断器20の容器21は、その軸線が据付面に対して垂直
になるように設置されている。この遮断器20の上部口
出し部22aには、変流器23が設けられ、接続母線2
9、断路器24、接地開閉器25を経て、ケーブルヘッ
ド26に接続されている。
【0004】一方、遮断器20の下部口出し部22bに
は、母線28及び母線側断路器27が接続されている。
この母線28及び母線側断路器27の内部は、図14に
示すように、絶縁性ガスを封入した容器1内に、容器1
と同軸上の母線導体2が配設されている。そして、容器
1内には、各相の固定側電極3及び可動側電極4が、母
線導体2と直交する方向に、互いに対向する位置に配設
されている。固定側電極3と可動側電極4との間には、
可動側電極4内に摺動自在に挿入され、両電極間を開閉
する可動接触子5が設けられることによって、断路部8
が構成されている。また、各可動接触子5には、遮断器
20と反対側に絶縁ロッド6の一端が固着されている。
これらの絶縁ロッド6の他端は、母線導体2を貫通し
て、開閉機構部Aに接続されている。
は、母線28及び母線側断路器27が接続されている。
この母線28及び母線側断路器27の内部は、図14に
示すように、絶縁性ガスを封入した容器1内に、容器1
と同軸上の母線導体2が配設されている。そして、容器
1内には、各相の固定側電極3及び可動側電極4が、母
線導体2と直交する方向に、互いに対向する位置に配設
されている。固定側電極3と可動側電極4との間には、
可動側電極4内に摺動自在に挿入され、両電極間を開閉
する可動接触子5が設けられることによって、断路部8
が構成されている。また、各可動接触子5には、遮断器
20と反対側に絶縁ロッド6の一端が固着されている。
これらの絶縁ロッド6の他端は、母線導体2を貫通し
て、開閉機構部Aに接続されている。
【0005】この開閉機構部Aは、容器1の断路部8と
反対側に突出して設けられた分岐部7内に、以下のよう
に構成されている。すなわち、絶縁ロッド6の他端側に
クロスヘッド9が接続され、このクロスヘッド9はリン
ク11及びレバー12を介して駆動軸13に連結されて
いる。駆動軸13は垂直方向に設けられ、レバー12は
駆動軸13に対して固着されている。駆動軸13の下端
は、分岐部7の下部に設けられた軸受14に支持されて
いる。駆動軸13の上端は、分岐部7の上部に設けられ
た回転シール部15を貫通して、分岐部7の外部に設け
られた操作装置16に接続されている。なお、分岐部7
の端部は、閉塞板10によって密封されている。
反対側に突出して設けられた分岐部7内に、以下のよう
に構成されている。すなわち、絶縁ロッド6の他端側に
クロスヘッド9が接続され、このクロスヘッド9はリン
ク11及びレバー12を介して駆動軸13に連結されて
いる。駆動軸13は垂直方向に設けられ、レバー12は
駆動軸13に対して固着されている。駆動軸13の下端
は、分岐部7の下部に設けられた軸受14に支持されて
いる。駆動軸13の上端は、分岐部7の上部に設けられ
た回転シール部15を貫通して、分岐部7の外部に設け
られた操作装置16に接続されている。なお、分岐部7
の端部は、閉塞板10によって密封されている。
【0006】以上のような構成のガス絶縁開閉器の一例
においては、操作装置16を駆動して駆動軸13を回転
させ、レバー12、リンク11により、クロスヘッド9
を介して各相の絶縁ロッド6及び可動接触子5を図中左
右方向に往復運動させ、固定側電極3と可動側電極4の
開閉操作を行う。
においては、操作装置16を駆動して駆動軸13を回転
させ、レバー12、リンク11により、クロスヘッド9
を介して各相の絶縁ロッド6及び可動接触子5を図中左
右方向に往復運動させ、固定側電極3と可動側電極4の
開閉操作を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のガス絶縁開閉器の場合には、開閉機構部Aが、
容器1の側方に突出して形成された分岐部7内に設置さ
れている。このため、図13及び図14に示したX1の
寸法が大きくなる。また、操作装置16の操作スペース
を確保するためには、ケーブルヘッド26との間に空間
を設ける必要がある。このため、上記の従来例では接続
母線29を設けることによって延長しているが、かかる
構成とすると図13に示すL1の寸法が大きくなり、装
置全体が大型化することになる。
な構成のガス絶縁開閉器の場合には、開閉機構部Aが、
容器1の側方に突出して形成された分岐部7内に設置さ
れている。このため、図13及び図14に示したX1の
寸法が大きくなる。また、操作装置16の操作スペース
を確保するためには、ケーブルヘッド26との間に空間
を設ける必要がある。このため、上記の従来例では接続
母線29を設けることによって延長しているが、かかる
構成とすると図13に示すL1の寸法が大きくなり、装
置全体が大型化することになる。
【0008】さらに、断路部8と遮断器20との間に
は、図示されていない接地開閉器を配設する必要がある
が、そのためには以下の3通りの方法が考えられる。 接地開閉器を、断路部8と遮断器20とは別の容器内
に設ける。 接地開閉器と断路部8とを複合化して1つの容器で構
成する。 接地開閉器と遮断器20とを複合化して1つの容器で
構成する。
は、図示されていない接地開閉器を配設する必要がある
が、そのためには以下の3通りの方法が考えられる。 接地開閉器を、断路部8と遮断器20とは別の容器内
に設ける。 接地開閉器と断路部8とを複合化して1つの容器で構
成する。 接地開閉器と遮断器20とを複合化して1つの容器で
構成する。
【0009】しかし、の場合は、別容器が必要となる
ため両者を合わせると寸法L1が大きくなってしまう。
の場合、容器は1つで変わりないが、図14の断路部
8と遮断器20との間には接地開閉器を配設するような
スペースがないため、寸法X1を大きくする必要があ
る。の場合には、断路部8側には影響ないが、遮断器
20を大きくする必要がある。
ため両者を合わせると寸法L1が大きくなってしまう。
の場合、容器は1つで変わりないが、図14の断路部
8と遮断器20との間には接地開閉器を配設するような
スペースがないため、寸法X1を大きくする必要があ
る。の場合には、断路部8側には影響ないが、遮断器
20を大きくする必要がある。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
容器内のスペースを有効に利用して、開閉部の縮小化及
び単純化を図り、さらに、装置全体の縮小化を可能とし
たガス絶縁開閉器を提供することにある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
容器内のスペースを有効に利用して、開閉部の縮小化及
び単純化を図り、さらに、装置全体の縮小化を可能とし
たガス絶縁開閉器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁ガスを封入した容器内に、直交する
方向に設けられた二つの導体と、前記二つの導体間を開
閉する開閉部とを有するガス絶縁開閉器において、以下
のような技術的特徴を有する。
に、本発明は、絶縁ガスを封入した容器内に、直交する
方向に設けられた二つの導体と、前記二つの導体間を開
閉する開閉部とを有するガス絶縁開閉器において、以下
のような技術的特徴を有する。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明は、少なく
とも一方の導体は、その軸が前記容器の軸よりも偏心し
た位置に配置され、前記容器内における前記導体の偏心
配置によって拡大した空間側に、前記開閉部が配置され
ていることを特徴とする。以上のような請求項1記載の
発明では、導体の偏心配置によって拡大した空間に開閉
部を設けることにより、容器内のスペースの有効利用が
でき、容器の小形化、縮小化が可能となる。
とも一方の導体は、その軸が前記容器の軸よりも偏心し
た位置に配置され、前記容器内における前記導体の偏心
配置によって拡大した空間側に、前記開閉部が配置され
ていることを特徴とする。以上のような請求項1記載の
発明では、導体の偏心配置によって拡大した空間に開閉
部を設けることにより、容器内のスペースの有効利用が
でき、容器の小形化、縮小化が可能となる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁開閉器において、前記開閉部は、断路部及び接地
開閉器を有し、前記断路部と前記接地開閉器とは、それ
ぞれ可動接触子及び固定接触子を備えていることを特徴
とする。以上のような請求項2記載の発明では、開閉部
が断路部及び設置開閉器から成る場合であっても、導体
の偏心配置によって拡大した空間に配設することによ
り、特別に容器を大型化させる必要がない。
ス絶縁開閉器において、前記開閉部は、断路部及び接地
開閉器を有し、前記断路部と前記接地開閉器とは、それ
ぞれ可動接触子及び固定接触子を備えていることを特徴
とする。以上のような請求項2記載の発明では、開閉部
が断路部及び設置開閉器から成る場合であっても、導体
の偏心配置によって拡大した空間に配設することによ
り、特別に容器を大型化させる必要がない。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載のガ
ス絶縁開閉器において、前記断路部の可動接触子と前記
接地開閉器の可動接触子とは、その駆動軸が共通であ
り、前記断路部及び前記接地開閉器の各々の可動接触子
を、間欠連動させる駆動機構を有することを特徴とす
る。以上のような請求項3記載の発明では、断路部及び
接地開閉器の可動接触子の駆動軸を共通とすることによ
り、開閉部の単純化を図るとともに、これを駆動機構に
よって間欠連動させることにより駆動力の低減が可能と
なる。
ス絶縁開閉器において、前記断路部の可動接触子と前記
接地開閉器の可動接触子とは、その駆動軸が共通であ
り、前記断路部及び前記接地開閉器の各々の可動接触子
を、間欠連動させる駆動機構を有することを特徴とす
る。以上のような請求項3記載の発明では、断路部及び
接地開閉器の可動接触子の駆動軸を共通とすることによ
り、開閉部の単純化を図るとともに、これを駆動機構に
よって間欠連動させることにより駆動力の低減が可能と
なる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載のガ
ス絶縁開閉器において、前記駆動機構は、前記駆動軸と
共に回動する1個の駆動車と、前記断路器及び前記接地
開閉器の各々の可動接触子を独立に駆動させる2個の従
動車とを有するゼネバ機構であることを特徴とする。以
上のような請求項4記載の発明では、ゼネバ機構を用い
ることによって、誤動作のない安全な開閉部を構成でき
る。
ス絶縁開閉器において、前記駆動機構は、前記駆動軸と
共に回動する1個の駆動車と、前記断路器及び前記接地
開閉器の各々の可動接触子を独立に駆動させる2個の従
動車とを有するゼネバ機構であることを特徴とする。以
上のような請求項4記載の発明では、ゼネバ機構を用い
ることによって、誤動作のない安全な開閉部を構成でき
る。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4記載のガス絶縁開閉器において、前記容器の外周に
は、前記開閉部側に分岐フランジが設けられ、前記分岐
フランジの外側面には、前記駆動機構を操作する操作装
置が設けられ、前記分岐フランジから導出された絶縁ロ
ッドによって、前記操作装置と前記駆動軸とが接続され
ていることを特徴とする。以上のような請求項5記載の
発明は、断路部と接地開閉器の駆動軸を共通として、絶
縁ロッドを介して操作装置と接続することによって、操
作装置と駆動機構との接続構造を単純化することができ
る。
項4記載のガス絶縁開閉器において、前記容器の外周に
は、前記開閉部側に分岐フランジが設けられ、前記分岐
フランジの外側面には、前記駆動機構を操作する操作装
置が設けられ、前記分岐フランジから導出された絶縁ロ
ッドによって、前記操作装置と前記駆動軸とが接続され
ていることを特徴とする。以上のような請求項5記載の
発明は、断路部と接地開閉器の駆動軸を共通として、絶
縁ロッドを介して操作装置と接続することによって、操
作装置と駆動機構との接続構造を単純化することができ
る。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載のガ
ス絶縁開閉器において、前記導体の一方が、前記分岐フ
ランジ側から導出されていることを特徴とする。以上の
ような請求項6記載の発明では、容器に対して、分岐導
体用の分岐パイプを特別に設ける必要がなくなるので、
小形化が可能となる。
ス絶縁開閉器において、前記導体の一方が、前記分岐フ
ランジ側から導出されていることを特徴とする。以上の
ような請求項6記載の発明では、容器に対して、分岐導
体用の分岐パイプを特別に設ける必要がなくなるので、
小形化が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態の構成 本発明によるガス絶縁開閉器の実施の形態を、図1〜図
12に従って以下に説明する。なお、従来技術と同様の
部材は同一の符号を付けて説明を省略する。
12に従って以下に説明する。なお、従来技術と同様の
部材は同一の符号を付けて説明を省略する。
【0019】1−1.断路器101の構成 まず、断路器101の構成を説明する。すなわち、図1
に示すように、遮断器20に接続された断路器101に
おいては、例えばSF6 ガスのような絶縁性ガスを封入
した筒状の容器131内に、その軸と平行な母線導体1
02が配設されている。この母線導体102は、図1及
び図2に示すように、その軸102aが容器131の軸
131aに対して、遮断器20とは反対側に偏心した位
置となるように配設されている。かかる偏心配置によっ
て拡大した容器131内部の遮断器20側は、デッドス
ペース20aを有する容器フランジ131cとなってい
る。そして、容器フランジ131cの外側には、遮断器
20との接続用の分岐フランジ131bが形成されてい
る。
に示すように、遮断器20に接続された断路器101に
おいては、例えばSF6 ガスのような絶縁性ガスを封入
した筒状の容器131内に、その軸と平行な母線導体1
02が配設されている。この母線導体102は、図1及
び図2に示すように、その軸102aが容器131の軸
131aに対して、遮断器20とは反対側に偏心した位
置となるように配設されている。かかる偏心配置によっ
て拡大した容器131内部の遮断器20側は、デッドス
ペース20aを有する容器フランジ131cとなってい
る。そして、容器フランジ131cの外側には、遮断器
20との接続用の分岐フランジ131bが形成されてい
る。
【0020】母線導体102のデッドスペース20a側
には、軸102aに対して所定の角度の傾斜を持った固
定接触部103が設けられている。そして、デッドスペ
ース20a内には、固定接触部103と対向する位置
に、可動接触部104が配置されている。この可動接触
部104は、母線導体102と直角方向に遮断器20側
に導出された可動接触部導体104aを有している。可
動接触部導体104aは、分岐フランジ131bと遮断
器20との間に設けられた絶縁スペーサ135によっ
て、絶縁支持されている。
には、軸102aに対して所定の角度の傾斜を持った固
定接触部103が設けられている。そして、デッドスペ
ース20a内には、固定接触部103と対向する位置
に、可動接触部104が配置されている。この可動接触
部104は、母線導体102と直角方向に遮断器20側
に導出された可動接触部導体104aを有している。可
動接触部導体104aは、分岐フランジ131bと遮断
器20との間に設けられた絶縁スペーサ135によっ
て、絶縁支持されている。
【0021】このような固定接触部103と可動接触部
104との間には、断路部101aが以下のように構成
されている。すなわち、固定接触部103と可動接触部
104との間には、両電極間を開閉する可動接触子10
5が設けられている。この可動接触子105の一端は、
可動接触部104内に摺動自在に挿入され、第1の連結
部材であるピン132によって、リンク111の一端に
回転自在に連結されている。このリンク111の他端
は、第2の連結部材133によって、ゼネバ歯車機構の
従動車134の一端に回転自在に連結されている。従動
車134は従動車軸134aによって、可動接触部導体
104a内に回転自在に支持されている。従動車134
の他端には、溝134bが形成されている。この溝13
4bに対しては、駆動車136の一端に設けられた断路
器用ピン136aが、挿脱自在に設けられている。
104との間には、断路部101aが以下のように構成
されている。すなわち、固定接触部103と可動接触部
104との間には、両電極間を開閉する可動接触子10
5が設けられている。この可動接触子105の一端は、
可動接触部104内に摺動自在に挿入され、第1の連結
部材であるピン132によって、リンク111の一端に
回転自在に連結されている。このリンク111の他端
は、第2の連結部材133によって、ゼネバ歯車機構の
従動車134の一端に回転自在に連結されている。従動
車134は従動車軸134aによって、可動接触部導体
104a内に回転自在に支持されている。従動車134
の他端には、溝134bが形成されている。この溝13
4bに対しては、駆動車136の一端に設けられた断路
器用ピン136aが、挿脱自在に設けられている。
【0022】駆動車136の軸の一端は、図2に示すよ
うに、可動接触部導体104aに設けられた軸受部材1
38aによって回転自在に支持されるとともに、絶縁ロ
ッド137の一端に固着一体化している。駆動車136
の軸の他端は、可動接触部導体104aに設けられた軸
受部材138bに、回転自在に支持されている。そし
て、絶縁ロッド137の他端は、主軸139の一端に固
着一体化されている。この主軸139は、容器131の
分岐フランジ131bに設けられた回転シール部115
を貫通し、容器131の外部に導出されている。さら
に、外部に導出された主軸139の他端は、操作装置1
16に連結されている。
うに、可動接触部導体104aに設けられた軸受部材1
38aによって回転自在に支持されるとともに、絶縁ロ
ッド137の一端に固着一体化している。駆動車136
の軸の他端は、可動接触部導体104aに設けられた軸
受部材138bに、回転自在に支持されている。そし
て、絶縁ロッド137の他端は、主軸139の一端に固
着一体化されている。この主軸139は、容器131の
分岐フランジ131bに設けられた回転シール部115
を貫通し、容器131の外部に導出されている。さら
に、外部に導出された主軸139の他端は、操作装置1
16に連結されている。
【0023】1−2.接地開閉器140の構成 次に、接地開閉器140の構成を説明する。すなわち、
図1及び図2に示すように、容器フランジ131c内に
おける断路部101aとは反対側に、固定接触部142
が設けられている。そして、固定接触部142と対向す
る位置に、可動接触部141が設けられている。固定接
触部142と可動接触部141との間には、両電極部間
を開閉する可動接触子143が設けられている。この可
動接触子143は、可動接触部141内に摺動自在に挿
入され、その一端が連結部材であるピン144によっ
て、従動車145の一端に形成された溝145aに、摺
動自在に連結されている。従動車145は、断路器10
1aの従動車134と共通の従動車軸134aによっ
て、可動接触部導体104aに回転自在に支持されてい
る。従動車145の他端には、溝145bが形成されて
いる。この溝145bに対しては、断路器101aと同
一の駆動車136に設けられた接地開閉用ピン136b
が挿脱自在に設けられている。
図1及び図2に示すように、容器フランジ131c内に
おける断路部101aとは反対側に、固定接触部142
が設けられている。そして、固定接触部142と対向す
る位置に、可動接触部141が設けられている。固定接
触部142と可動接触部141との間には、両電極部間
を開閉する可動接触子143が設けられている。この可
動接触子143は、可動接触部141内に摺動自在に挿
入され、その一端が連結部材であるピン144によっ
て、従動車145の一端に形成された溝145aに、摺
動自在に連結されている。従動車145は、断路器10
1aの従動車134と共通の従動車軸134aによっ
て、可動接触部導体104aに回転自在に支持されてい
る。従動車145の他端には、溝145bが形成されて
いる。この溝145bに対しては、断路器101aと同
一の駆動車136に設けられた接地開閉用ピン136b
が挿脱自在に設けられている。
【0024】なお、図3に示すように、駆動車136に
おける断路器用ピン36aと接地開閉器用ピン136b
は、互いに反対側に突出するように形成されている。そ
して、駆動車136の断路器用ピン36a側には、軸の
周囲に円弧状のホイール部146aが形成され、このホ
イール部146aにおける断路器用ピン36aに向かう
部分は切欠部147aとなっている。また、駆動車13
6の接地開閉器用ピン136b側には、軸の周囲に円弧
状のホイール部146bが形成され、このホイール部1
46aにおける接地開閉器用ピン136bに向かう部分
は切欠部147bとなっている。さらに、従動車134
には、上記のホイール部146aの外側面に摺動可能に
接する外曲面134cが形成されている。また、従動車
145には、上記のホイール部146bの外側面に摺動
可能に接する外曲面145cが形成されている。
おける断路器用ピン36aと接地開閉器用ピン136b
は、互いに反対側に突出するように形成されている。そ
して、駆動車136の断路器用ピン36a側には、軸の
周囲に円弧状のホイール部146aが形成され、このホ
イール部146aにおける断路器用ピン36aに向かう
部分は切欠部147aとなっている。また、駆動車13
6の接地開閉器用ピン136b側には、軸の周囲に円弧
状のホイール部146bが形成され、このホイール部1
46aにおける接地開閉器用ピン136bに向かう部分
は切欠部147bとなっている。さらに、従動車134
には、上記のホイール部146aの外側面に摺動可能に
接する外曲面134cが形成されている。また、従動車
145には、上記のホイール部146bの外側面に摺動
可能に接する外曲面145cが形成されている。
【0025】(2)実施の形態の作用 以上のような構成を有する本実施の形態の作用を、1個
の駆動車136と2個の従動車134,145により断
路器101aと接地開閉器140の各々の可動接触子1
05,143を間欠連動させるゼネバ機構の作動に従っ
て説明する。
の駆動車136と2個の従動車134,145により断
路器101aと接地開閉器140の各々の可動接触子1
05,143を間欠連動させるゼネバ機構の作動に従っ
て説明する。
【0026】2−1.断路器101の「切」動作 まず、断路器101の「切」動作を説明する。なお、図
4は「入」状態にある断路器101、図5は「切」状態
にある接地開閉器140を示す。すなわち、断路器10
1が「入」状態、接地開閉器140が「切」状態にある
場合には、従動車134の外曲面134cが、駆動車1
36のホイール部146aに当接しているので、可動接
触子105の「入」位置が保持されている。また、この
とき、従動車145の外曲面145cは駆動車136の
ホイール部146bに当接しているので、可動接触子1
34の「切」位置が保持されている。
4は「入」状態にある断路器101、図5は「切」状態
にある接地開閉器140を示す。すなわち、断路器10
1が「入」状態、接地開閉器140が「切」状態にある
場合には、従動車134の外曲面134cが、駆動車1
36のホイール部146aに当接しているので、可動接
触子105の「入」位置が保持されている。また、この
とき、従動車145の外曲面145cは駆動車136の
ホイール部146bに当接しているので、可動接触子1
34の「切」位置が保持されている。
【0027】そして、外部に設けられた操作装置116
が、断路器101の「切」操作指令によって、図4及び
図5に示すように、主軸139、絶縁ロッド137を介
して駆動車136を図中の反時計方向に回転させる。す
ると、図6に示すように、駆動車136の断路器用ピン
136aが、断路器用の従動車134の溝134bに入
り、従動軸134aを中心に従動車134が図中の時計
方向に回転し、従動車134に連結された可動接触子1
05が矢印方向に動く「切」動作を開始する。このと
き、図7に示すように、接地開閉器140の従動車14
5は、駆動車136の回転に対して外曲面145cによ
って滑り、断路器101の動作に追従しないので、
「切」状態に保持されている。
が、断路器101の「切」操作指令によって、図4及び
図5に示すように、主軸139、絶縁ロッド137を介
して駆動車136を図中の反時計方向に回転させる。す
ると、図6に示すように、駆動車136の断路器用ピン
136aが、断路器用の従動車134の溝134bに入
り、従動軸134aを中心に従動車134が図中の時計
方向に回転し、従動車134に連結された可動接触子1
05が矢印方向に動く「切」動作を開始する。このと
き、図7に示すように、接地開閉器140の従動車14
5は、駆動車136の回転に対して外曲面145cによ
って滑り、断路器101の動作に追従しないので、
「切」状態に保持されている。
【0028】さらに、図8に示すように、駆動車136
が所定量回転し、それに伴い従動車134が時計方向に
回転すると、駆動車136のピン136aが溝部134
bから外れる。そして、駆動車136のホイール部14
6aに、従動車134の外曲面134cが当接し、従動
車134の回転は停止してその位置が保持されるので、
可動接触子105も所定位置で「切」動作が完了する。
このとき、図9に示すように、接地開閉器104の従動
車145は、図7と同様に、「切」状態に保持されてい
る。
が所定量回転し、それに伴い従動車134が時計方向に
回転すると、駆動車136のピン136aが溝部134
bから外れる。そして、駆動車136のホイール部14
6aに、従動車134の外曲面134cが当接し、従動
車134の回転は停止してその位置が保持されるので、
可動接触子105も所定位置で「切」動作が完了する。
このとき、図9に示すように、接地開閉器104の従動
車145は、図7と同様に、「切」状態に保持されてい
る。
【0029】2−2.接地開閉器140の「入」動作 次に、接地開閉器140の「入」動作を説明する。すな
わち、操作装置116が、接地開閉器140の「入」操
作指令によって、図10に示すように、主軸139、絶
縁ロッド137を介して駆動車136を図中の反時計方
向に回転させる。すると、駆動車136の接地開閉器用
ピン136bが接地開閉器用の従動車145の溝145
bに入り、従動軸134aを中心に従動車145が図中
の時計方向に回転し、従動車145に連結された可動接
触子143が矢印方向に動く「入」動作を開始する。こ
のとき、断路器101の従動車134は、駆動車136
の回転に対して外曲面134cによって滑り、接地開閉
器140の動作に追従しないので、「切」状態に保持さ
れている。
わち、操作装置116が、接地開閉器140の「入」操
作指令によって、図10に示すように、主軸139、絶
縁ロッド137を介して駆動車136を図中の反時計方
向に回転させる。すると、駆動車136の接地開閉器用
ピン136bが接地開閉器用の従動車145の溝145
bに入り、従動軸134aを中心に従動車145が図中
の時計方向に回転し、従動車145に連結された可動接
触子143が矢印方向に動く「入」動作を開始する。こ
のとき、断路器101の従動車134は、駆動車136
の回転に対して外曲面134cによって滑り、接地開閉
器140の動作に追従しないので、「切」状態に保持さ
れている。
【0030】さらに、図11に示すように、駆動車13
6が所定量回転し、それに伴い従動車145が時計方向
に回転すると、駆動車136のピン136bが従動車1
45の溝部145bから外れる。そして、駆動車136
のホイール部146bに従動車145の外曲面145c
が当接し、従動車145の回転は停止してその位置が保
持されるので、可動接触子143も所定位置で「投入」
動作が完了する。このとき、断路器101の従動車13
4は、前記と同様に、「切」状態に保持されている。
6が所定量回転し、それに伴い従動車145が時計方向
に回転すると、駆動車136のピン136bが従動車1
45の溝部145bから外れる。そして、駆動車136
のホイール部146bに従動車145の外曲面145c
が当接し、従動車145の回転は停止してその位置が保
持されるので、可動接触子143も所定位置で「投入」
動作が完了する。このとき、断路器101の従動車13
4は、前記と同様に、「切」状態に保持されている。
【0031】2−3.接地開閉器140の「切」動作及
び断路器101の「入」動作 次に、上記の状態から、接地開閉器140を「切」状態
とし、断路器101を「入」状態とする場合の動作を説
明する。すなわち、上記の操作と逆に、操作装置116
が、接地開閉器140の「切」操作指令によって、主軸
139、絶縁ロッド137を介して駆動車136を、図
11の状態から図中の時計方向に回転させる。すると、
前記の接地開閉器140の「入」動作と逆の動作をゼネ
バ機構が行うので、断路器101の「切」状態を保持し
ながら、接地開閉器140の「切」動作が完了する。さ
らに、操作装置116が、断路器101の「入」操作指
令によって、主軸139及び絶縁ロッド137を介して
駆動車136を図中の時計方向に回転させる。すると、
前記の断路器101「切」と逆の動作をゼネバ機構が行
うので、接地開閉器140の「切」状態を保持しなが
ら、断路器101の「入」動作が完了する。
び断路器101の「入」動作 次に、上記の状態から、接地開閉器140を「切」状態
とし、断路器101を「入」状態とする場合の動作を説
明する。すなわち、上記の操作と逆に、操作装置116
が、接地開閉器140の「切」操作指令によって、主軸
139、絶縁ロッド137を介して駆動車136を、図
11の状態から図中の時計方向に回転させる。すると、
前記の接地開閉器140の「入」動作と逆の動作をゼネ
バ機構が行うので、断路器101の「切」状態を保持し
ながら、接地開閉器140の「切」動作が完了する。さ
らに、操作装置116が、断路器101の「入」操作指
令によって、主軸139及び絶縁ロッド137を介して
駆動車136を図中の時計方向に回転させる。すると、
前記の断路器101「切」と逆の動作をゼネバ機構が行
うので、接地開閉器140の「切」状態を保持しなが
ら、断路器101の「入」動作が完了する。
【0032】(3)実施の形態の効果 以上のようなガス絶縁開閉器の効果は以下の通りであ
る。すなわち、母線導体軸102aが容器軸131aよ
り偏心するように、母線導体102aを配置したことに
より、広いデッドスペース20aが設けられ、このスペ
ースを利用して断路部101a及び接地開閉器140を
配置しているので、容器101を大きくすることなく、
スペースの有効利用を実現できる。
る。すなわち、母線導体軸102aが容器軸131aよ
り偏心するように、母線導体102aを配置したことに
より、広いデッドスペース20aが設けられ、このスペ
ースを利用して断路部101a及び接地開閉器140を
配置しているので、容器101を大きくすることなく、
スペースの有効利用を実現できる。
【0033】また、断路器101と接地開閉器140の
各々の可動接触子105,143を間欠連動させる駆動
部を、1個の駆動車136と2個の従動車134,14
5を有するゼネバ機構とすることにより、三位置開閉器
を構成したため、駆動力の有効利用と、断路器101及
び接地開閉器140の「入」動作、「切」動作による停
止位置を機械的に規制することができ、誤動作のない安
全な装置が提供可能となる。
各々の可動接触子105,143を間欠連動させる駆動
部を、1個の駆動車136と2個の従動車134,14
5を有するゼネバ機構とすることにより、三位置開閉器
を構成したため、駆動力の有効利用と、断路器101及
び接地開閉器140の「入」動作、「切」動作による停
止位置を機械的に規制することができ、誤動作のない安
全な装置が提供可能となる。
【0034】また、分岐フランジ131b側に駆動軸1
36及び絶縁ロッド137を設け、これと固着一体化し
た主軸139を介して操作装置16に接続することによ
って、操作装置16がケーブルヘッド26側に突出しな
い。このため、図12に示すように、本実施の形態の開
閉器におけるX2の寸法は、図13に示した従来の開閉
器におけるX1の寸法と比べてX2<X1となり、操作
スペース確保のための接続母線29を不要とすることが
できるので、装置全体が小型化され、設置スペースの縮
小化が図れる。
36及び絶縁ロッド137を設け、これと固着一体化し
た主軸139を介して操作装置16に接続することによ
って、操作装置16がケーブルヘッド26側に突出しな
い。このため、図12に示すように、本実施の形態の開
閉器におけるX2の寸法は、図13に示した従来の開閉
器におけるX1の寸法と比べてX2<X1となり、操作
スペース確保のための接続母線29を不要とすることが
できるので、装置全体が小型化され、設置スペースの縮
小化が図れる。
【0035】また、可動接触部導体104a用の分岐パ
イプを、主母線に対して直角方向に分岐するように容器
131に形成する必要がなく、容器31内に、母線導体
102、断路器101及び接地開閉器140を構成する
ことができるため、構造が簡略化され、製造コストの節
約も可能となる。
イプを、主母線に対して直角方向に分岐するように容器
131に形成する必要がなく、容器31内に、母線導体
102、断路器101及び接地開閉器140を構成する
ことができるため、構造が簡略化され、製造コストの節
約も可能となる。
【0036】なお、本発明は上記のような実施の形態に
限定されるものではなく、各部材の大きさ、数、形状等
は適宜変更可能である。
限定されるものではなく、各部材の大きさ、数、形状等
は適宜変更可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、容器内の
スペースを有効に利用して、開閉部の縮小化及び単純化
を図り、さらに、装置全体の縮小化を可能としたガス絶
縁開閉器を提供することができる。
スペースを有効に利用して、開閉部の縮小化及び単純化
を図り、さらに、装置全体の縮小化を可能としたガス絶
縁開閉器を提供することができる。
【図1】本発明のガス絶縁開閉器の一つの実施の形態を
示す軸方向断面図である。
示す軸方向断面図である。
【図2】図1の実施の形態の径方向断面図である。
【図3】図1の実施の形態における駆動車の構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1の実施の形態における断路器の「入」状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】図4に対応する接地開閉器の「切」状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】図1の実施の形態における断路器の「切」動作
開始状態を示す説明図である。
開始状態を示す説明図である。
【図7】図6に対応する接地開閉器の「切」状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】図1の実施の形態における断路器の「切」状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】図8に対応する接地開閉器の「入」動作開始状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図10】図1の実施の形態における接地開閉器の
「入」動作途中状態を示す説明図である。
「入」動作途中状態を示す説明図である。
【図11】図1の実施の形態における接地開閉器の
「入」状態を示す説明図である。
「入」状態を示す説明図である。
【図12】図1の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を
示す外形図である。
示す外形図である。
【図13】従来のガス絶縁開閉装置の一例を示す外形図
である。
である。
【図14】図13のガス絶縁開閉装置における断路器を
示す断面図である。
示す断面図である。
101…断路器 102…母線導体 103,142…固定接触部 104,141…可動接触部 105,143…可動接触子 111…リンク 115…回転シール部 116…操作装置 121…断路器 131…容器 132,144…ピン 133…連結部材 134,145…従動車 135…絶縁スペーサ 136…駆動車 137…絶縁ロッド 138a,138b…軸受部材 139…主軸 140…接地開閉器
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁ガスを封入した容器内に、直交する
方向に設けられた二つの導体と、前記二つの導体間を開
閉する開閉部とを有するガス絶縁開閉器において、 少なくとも一方の導体は、その軸が前記容器の軸よりも
偏心した位置に配置され、 前記容器内における前記導体の偏心配置によって拡大し
た空間側に、前記開閉部が配置されていることを特徴と
するガス絶縁開閉器。 - 【請求項2】 前記開閉部は、断路器及び接地開閉器を
有し、 前記断路器と前記接地開閉器とは、それぞれ可動接触子
及び固定接触子を備えていることを特徴とする請求項1
記載のガス絶縁開閉器。 - 【請求項3】 前記断路器の可動接触子と前記接地開閉
器の可動接触子とは、その駆動軸が共通であり、 前記断路器及び前記接地開閉器の各々の可動接触子を、
間欠連動させる駆動機構を有することを特徴とする請求
項2記載のガス絶縁開閉器。 - 【請求項4】 前記駆動機構は、前記駆動軸と共に回動
する1個の駆動車と、前記断路器及び前記接地開閉器の
各々の可動接触子を独立に駆動させる2個の従動車とを
有するゼネバ機構であることを特徴とする請求項3記載
のガス絶縁開閉器。 - 【請求項5】 前記容器の外周には、前記開閉部側に分
岐フランジが設けられ、 前記分岐フランジの外側面には、前記駆動機構を操作す
る操作装置が設けられ、 前記分岐フランジから導出された絶縁ロッドによって、
前記操作装置と前記駆動軸とが接続されていることを特
徴とする請求項3又は請求項4記載のガス絶縁開閉器。 - 【請求項6】 前記導体の一方が、前記分岐フランジ側
から導出されていることを特徴とする請求項5記載のガ
ス絶縁開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156231A JPH11355926A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ガス絶縁開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156231A JPH11355926A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ガス絶縁開閉器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11355926A true JPH11355926A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15623244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10156231A Pending JPH11355926A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ガス絶縁開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11355926A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7130172B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-10-31 | Hitachi, Ltd. | Switchgear and receiving transformation apparatus using the same |
JP2007074792A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
EP2091057A1 (en) | 2008-02-15 | 2009-08-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Gas-insulated switchgear and assembly method thereof |
JP2010097943A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Areva T & D Sas | バスバー断路器及び接地断路器のような2つの断続器を具備し、かつ該断続器の可動接点用の共通のアクチュエータ装置を含んでいる電気スイッチ装置 |
US9646778B2 (en) | 2014-01-21 | 2017-05-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Gas insulated switching apparatus and switch |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP10156231A patent/JPH11355926A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7130172B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-10-31 | Hitachi, Ltd. | Switchgear and receiving transformation apparatus using the same |
JP2007074792A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
EP2091057A1 (en) | 2008-02-15 | 2009-08-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Gas-insulated switchgear and assembly method thereof |
JP2010097943A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Areva T & D Sas | バスバー断路器及び接地断路器のような2つの断続器を具備し、かつ該断続器の可動接点用の共通のアクチュエータ装置を含んでいる電気スイッチ装置 |
US9646778B2 (en) | 2014-01-21 | 2017-05-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Gas insulated switching apparatus and switch |
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