JPH11355154A - 電源分離型ブースタ - Google Patents

電源分離型ブースタ

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JPH11355154A
JPH11355154A JP16350498A JP16350498A JPH11355154A JP H11355154 A JPH11355154 A JP H11355154A JP 16350498 A JP16350498 A JP 16350498A JP 16350498 A JP16350498 A JP 16350498A JP H11355154 A JPH11355154 A JP H11355154A
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pulse signal
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voltage
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Yasumasa Suzuki
康正 鈴木
Koji Kawashima
幸治 川嶋
Koji Enomoto
光司 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅部に供給される電源の電圧値を一定とし
ても、衛星アンテナの偏波切換の制御を行える。 【解決手段】 チューナ6からの偏波切換用の電圧の電
圧値をユニットA5−2で検出し、垂直偏波用の場合は
ユニットA5−2からパルス信号を送出する。給電線8
を伝達されたパルス信号がユニットB4−1で検出され
ると、ユニットB4−1は垂直偏波受信用の電圧値とさ
れた電源を衛星アンテナ1に供給する。これにより、電
源部5−1の出力する電源の電圧値を一定とすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、分離された増幅部
がアンテナの近傍に配置され、分離された電源部が受信
機の近傍に配置される電源分離型ブースタに関する。
【0002】
【従来の技術】VHF/UHFアンテナで受信された受
信信号を増幅してTV受信機に供給するブースタが知ら
れているが、増幅器をアンテナが取り付けられているア
ンテナポールに取り付けるようにして、受信信号を効率
よく増幅するようにした電源分離型ブースタが従来から
用いられている。このような電源分離型ブースタにおい
ては、増幅器とTV受信機とを接続している給電線を利
用して、TV受信機の近傍に配置された電源部からブー
スタへ動作用の電源を供給している。また、BS放送や
CS放送を受信する衛星アンテナを上記アンテナポール
に設けることも、従来から行われている。
【0003】このような、VHF/UHFアンテナおよ
び衛星アンテナが設けられた従来のアンテナシステムの
構成例を図6に示す。図6において、衛星アンテナ10
1で受信された受信信号は第1の給電線108を介して
チューナ106に供給され、チューナ106において復
調されてTV受信機107に供給されている。また、V
HFアンテナ102で受信された受信信号と、UHFア
ンテナ103で受信された受信信号は増幅部104でそ
れぞれ増幅されて混合され、第2の給電線109を介し
て電源部105に導かれ、電源部105を通過してTV
受信機107に供給されている。なお、電源部105
は、増幅部104を動作させる電源を第2の給電線10
9を介して増幅部104に供給している。
【0004】このようなアンテナシステムにおいては、
衛星放送を受信したい場合にはTV受信機107へ受信
信号を導くための専用の給電線108を追加する必要が
あった。そこで、給電線を追加することなく衛星放送を
受信することのできる図7に示すような従来のアンテナ
システムが知られている。図7に示すアンテナシステム
においては、例えばVHFアンテナ112およびUHF
アンテナ113が取り付けられているアンテナポール
に、衛星アンテナ111が取り付けられる。VHFアン
テナ112で受信された受信信号と、UHFアンテナ1
13で受信された受信信号は増幅部114でそれぞれ増
幅されて、衛星アンテナ11で受信された受信信号と混
合され、給電線118を介して電源部115に導かれ、
電源部115を通過してTV受信機117に供給されて
いる。また、衛星アンテナ111で受信された受信信号
は給電線118および電源部115を介してチューナ1
16に供給され、チューナ116において復調されてT
V受信機117に供給される。
【0005】なお、電源部115は、増幅部114を動
作させる電源と衛星アンテナ111におけるコンバータ
部を動作させる電源を給電線118を介して増幅部11
4および衛星アンテナ111に供給している。ところ
で、CS放送等においては直交する直線偏波を用いて異
なるチャンネルが伝送されており、衛星アンテナ111
におけるコンバータ部を動作させる電源の電圧値を、D
C11VとするかDC15Vにするかにより垂直偏波を
受信するか、水平偏波を受信するかを選択できるように
している。すなわち、チューナ116は垂直偏波を受信
するときに、DC11Vを出力するが、このDC11V
は電源部115において検出されて、電源部115はD
C11Vを給電線118を介して増幅部114および衛
星アンテナ111に供給する。また、水平偏波を受信す
るときは、チューナ116はDC15Vを出力し、この
DC15Vは電源部115において検出されて、電源部
115はDC15Vを給電線118を介して増幅部11
4および衛星アンテナ111に供給する。これにより、
衛星アンテナ111において直交する直線偏波を切り替
えて受信することができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すアンテナシステムにおいては、衛星アンテナ111
において直交する直線偏波を切り替えて受信する際に、
増幅部114に供給される電源の電圧値も切り換えられ
るようになる。すると、切換時にスパイク状の電圧が給
電線118を介して増幅部114に供給されるため、V
HF信号およびUHF信号に受信障害を与えてしまうと
いう問題点があった。この問題点を解決するには、給電
線118を介して増幅部114に供給される電源の電圧
値を一定とすればよいが、電圧値を一定とすると衛星ア
ンテナ111において偏波切換の制御を行えないという
問題点が生じることになる。
【0007】そこで、本発明は給電線を介して電源分離
型のブースタに供給される電源の電圧値を一定として
も、衛星アンテナの偏波切換の制御を行うことができる
電源分離型ブースタを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源分離型ブースタは、VHFアンテナま
たはUHFアンテナで受信された受信信号を増幅し、供
給される電源電圧の電圧値により受信偏波を切り換え可
能とされた衛星アンテナで受信された受信信号と混合し
て出力する増幅ユニットと、該増幅ユニットと前記衛星
アンテナとを動作させる電源を、受信信号を前記増幅ユ
ニットから受信部へ導く1本の給電線を介して供給する
電源ユニットとを備え、該電源ユニットは、受信偏波に
応じて前記受信部が出力する電圧がいずれの電圧値であ
るかを検知して、該電圧値が一方の電圧値と検出された
際にパルス信号を送出し、前記増幅ユニットは、該パル
ス信号を検出した際に前記給電線を介して供給された電
源の電圧値を前記一方の電圧値として、前記衛星アンテ
ナに供給するようにしている。
【0009】また、上記電源分離型ブースタにおいて、
前記増幅ユニットは、パルス信号を抽出するパルス信号
抽出部と、パルス信号が抽出されたことが検出された際
に、電圧値を変換するDC電圧発生部と、入力された受
信信号をバイパスするハイパスフィルタを備えている。
さらに、上記電源分離型ブースタにおいて、前記電源ユ
ニットは、パルス信号発生部と、パルス信号によりドラ
イブされるドライブ部と、出力端子から一方の電圧値が
供給されたことを検知して、前記パルス信号発生部から
発生されたパルス信号により、前記ドライブ部を駆動す
る電圧検出部を備えている。
【0010】このような本発明によれば、パルス信号に
より偏波切換の制御を行うようにしたため、給電線を介
して供給される電源の電圧値を一定とすることができ
る。したがって、1本の給電線により、VHFアンテナ
またはUHFアンテナで受信された受信信号と、衛星ア
ンテナで受信された受信信号とを受信機に導くようにし
ても、衛星アンテナの偏波切換を可能とすることができ
ると共に、衛星アンテナの偏波切換時にVHF信号およ
びUHF信号に、受信障害を与えることを防止すること
ができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の電源分離型ブースタを採
用したアンテナシステムの構成を図1に示し、図1を参
照しながら本発明の電源分離型ブースタの実施の形態を
説明する。図1において、1はBS/CS放送等を受信
可能なパラボラアンテナからなる衛星アンテナであり、
給電線8−1を介して供給される電源の電圧値により受
信される偏波を垂直偏波と水平偏波のいずれかの偏波に
切り換え可能とされている。また、衛星アンテナ1はコ
ンバータを備えており、受信された衛星放送を中間周波
数に変換して出力している。2はVHF放送を受信可能
なVHFアンテナであり、例えば多素子の八木アンテナ
で構成されている。3はUHF放送を受信可能なUHF
アンテナであり、例えば多素子の八木アンテナで構成さ
れている。
【0012】4は衛星アンテナ1から出力される中間周
波数の受信信号が給電線8−1を介して供給され、VH
Fアンテナ2の受信信号が給電線8−2を介して供給さ
れ、さらにUHFアンテナ3の受信信号が給電線8−3
を介して供給される増幅ユニットであり、ユニットB4
−1と増幅部4−2とから構成されている。5は増幅ユ
ニット4と給電線8を介して接続されている電源ユニッ
トであり、電源部5−1とユニットA5−2とから構成
されている。6は衛星放送の所定のチャンネルを選局し
て復調してテレビジョン受信機7へ出力するチューナで
あり、7はVHF/UHF受信可能なテレビジョン受信
機である。なお、チューナ6およびテレビジョン受信機
7は電源ユニット5を介して受信信号が導かれている。
【0013】このように構成されたアンテナシステムに
おいて、VHFアンテナ2およびUHFアンテナ3は図
示しないアンテナポールに取り付けられており、このア
ンテナポールに衛星アンテナ1を取り付けるようにして
もよい。さらに、アンテナポールには増幅ユニット4が
取り付けられている。VHFアンテナ2で受信された受
信信号は給電線8−1により増幅ユニット4に導かれ、
UHFアンテナ3で受信された受信信号は給電線8−2
により増幅ユニット4に導かれて、それぞれ増幅部4−
2において増幅されて混合される。さらに、衛星アンテ
ナ1から出力される中間周波数の受信信号は給電線8−
1を介して増幅ユニット4に導かれ、ユニットB4−1
を通過して増幅部4−1においてVHF/UHF受信信
号と混合される。
【0014】増幅ユニット4から出力される混合された
VHF/UHF/衛星受信信号は、給電線8を介して電
源ユニット5に導かれ、電源部5−1およびユニットA
5−2を介してVHF/UHF受信信号がテレビジョン
受信機7に供給される。この電源ユニット5の電源部5
−1は、増幅部4−2と衛星アンテナ1に電源を供給し
ている。この電源部5−1から出力される電圧値は、例
えば約DC15Vの一定電圧値とされる。また、衛星受
信信号は電源部5−1およびユニットA5−2を介して
チューナ6に供給される。ここで、チューナ6において
垂直偏波のチャンネルを受信したい場合は、チューナ6
は約DC11Vの電圧を受信信号の入力端子から出力す
る。この電圧は、電源ユニット5におけるユニットA5
−2において、その電圧値が約DC11Vであることが
検出され、パルス信号がユニットA5−2から出力され
るようになる。このパルス信号は電源部5−1から出力
される約DC15Vの電源に重畳されて給電線8上を伝
送されていく。
【0015】給電線8から供給された電源は増幅ユニッ
ト4の増幅部4−2に供給され、パルス信号は増幅部4
−2を介してユニットB4−1に供給される。ユニット
B4−1においてパルス信号が検出されると、ユニット
B4−1は約DC11Vの電圧を発生して給電線8−1
を介して衛星アンテナ1に供給する。これにより、衛星
アンテナ1は垂直偏波を受信するように偏波切換が行わ
れ、垂直偏波の受信信号が衛星アンテナ1から出力され
るようになる。この垂直偏波の受信信号は、前述したよ
うに増幅ユニット4,給電線8,電源ユニット5を介し
てチューナ6に供給され、復調された垂直偏波の所定チ
ャンネルの信号がテレビジョン受信機7に供給されるよ
うになる。なお、パルス信号の周波数は数10kHzと
され、ユニットB4−2では電源部5−1から供給され
たDC15VをDC11Vに降圧して出力してもよい。
【0016】また、チューナ6において水平偏波のチャ
ンネルを受信したい場合は、チューナ6は約DC15V
の電圧を受信信号の入力端子から出力する。この電圧
は、電源ユニット5におけるユニットA5−2におい
て、その電圧値が約DC15Vであることが検出され、
この場合はユニットA5−2からパルス信号は出力され
なくなる。したがって、ユニットB4−1においてパル
ス信号は検出されず、この際には、ユニットB4−1は
約DC15Vを発生して給電線8−1を介して衛星アン
テナ1に供給する。これにより、衛星アンテナ1は水平
偏波を受信するように偏波切換が行われ、水平偏波の受
信信号が衛星アンテナ1から出力されるようになる。こ
の水平偏波の受信信号は、前述したように増幅ユニット
4,給電線8,電源ユニット5を介してチューナ6に供
給され、復調された水平偏波の所定チャンネルの信号が
テレビジョン受信機7に供給されるようになる。
【0017】本発明の電源分離型ブースタを採用したア
ンテナシステムは、このようにして、衛星アンテナ1の
偏波切換を制御しているため、給電線8上に供給される
電源の電圧値を固定値(例えば、DC15V)とするこ
とができる。したがって、偏波切換時に増幅部4−2に
供給される電源の電圧値は変動しないため、VHF/U
HF受信信号に受信障害を与えるおそれを防止すること
ができる。なお、電源部5−1が出力する電源の電圧値
は必ずしもDC15Vとすることはなく、DC11Vで
あっても、他の電圧値であってもよい。この場合に、ユ
ニットB4−1にDC−DCコンバータを設けるように
して、DC15V,DC11Vの電圧を切換制御して送
出するようにしてもよい。
【0018】次に、本発明の電源分離型ブースタにおけ
るユニットA5−2の詳細構成を図2に示す。図2にお
いて、入力端子から入力されたRF信号である混合され
た受信信号は、ハイパスフィルタ(HPF)13を介し
てそのまま出力端子から出力されて、チューナ6および
テレビジョン受信機7に供給される。また、チューナ6
から出力された約DC11/15Vの電圧は出力端子か
ら入力されて、電圧検出部11に供給され、電圧検出部
11において電圧値がDC11VかDC15Vかが検出
される。ここで、電圧検出部11がDC11Vと検出す
ると、電圧検出部11はパルス信号発生部10から発生
されたパルス信号をドライブ部12に供給するゲートを
開くようにする。
【0019】これにより、ドライブ部12はパルス信号
により駆動されて、出力端子から供給された電圧をスイ
ッチングし、スイッチングにより生成されたパルス信号
を入力端子から出力する。このパルス信号は電源部5−
1を介して給電線8に出力される。また、電圧検出部1
1がDC15Vと検出すると、電圧検出部11はパルス
信号発生部10から発生されたパルス信号をドライブ部
12に供給するゲートを閉じるようにする。これによ
り、ドライブ部12からはパルス信号は送出されなくな
り、給電線8にはパルス信号は送出されなくなる。
【0020】次に、本発明の電源分離型ブースタにおけ
るユニットB4−1の詳細構成を図3に示す。図3にお
いて、入力端子から入力されたRF信号である混合され
た受信信号は、ハイパスフィルタ(HPF)23を介し
てそのまま出力端子から出力されて、増幅部4−2に供
給される。また、給電線8を介して増幅部ユニット4に
入力されたパルス信号は、出力端子から入力されてパル
ス信号を抽出するフィルタと検波回路からなるパルス信
号抽出部20に供給される。パルス信号検出部21はパ
ルス信号抽出部20の出力レベルからパルス信号の有無
を検出しており、パルス信号検出部21は比較手段から
なる。パルス信号検出部21は、パルス信号抽出部20
の出力レベルが所定レベル以上とされた際に、パルス信
号が検出されたとして、DC電圧発生部22から出力さ
れる電圧の電圧値が約DC11Vになるように制御す
る。また、パルス信号検出部21がパルス信号を検出し
ない場合は、DC電圧発生部22から出力される電圧の
電圧値が約DC15Vになるように制御する。このよう
にして、DC電圧発生部22から出力されたDC11V
/DC15Vの電圧は入力端子から出力されて、衛星ア
ンテナ1に供給される。
【0021】次に、ユニットA5−2と電源部5−1と
を一体化した場合の電源ユニット5の構成を図4に示
す。ただし、パルス信号発生部10、電圧検出部11お
よびドライブ部12は図2に示すユニットAと同様であ
るので、その説明は省略する。図4において、入力端子
から入力されたRF信号である混合された受信信号は、
ハイパスフィルタ(HPF)16を介してそのまま出力
端子から出力されて、チューナ6およびテレビジョン受
信機7に供給される。また、電圧検出部11がDC11
Vを検出した際にドライブ部12から出力されたパルス
信号は、ローパスフィルタからなるパルス信号通過回路
15を通過して入力端子から給電線8に出力される。ま
た、電源回路14から出力される電圧がDC15Vの電
源も入力端子から給電線8に出力される。すなわち、給
電線8にはパルス信号と電源とが重畳されて送出される
ようになる。
【0022】次に、ユニットB4−1と増幅部4−2と
を一体化した場合の増幅ユニット4の構成を図5に示
す。ただし、パルス信号抽出部20、パルス信号検出部
21およびDC電圧発生部22は図3に示すユニットB
と同様であるので、その説明は省略する。図5におい
て、入力端子から入力されたRF信号である衛星アンテ
ナ1から出力された受信信号は、ハイパスフィルタ(H
PF)23を通過し、混合器26に供給される。この混
合器26には入力されたVHF受信信号および入力され
たUHF受信信号を増幅回路24で増幅した受信信号が
供給されて、RF信号と混合されて出力端子から出力さ
れる。さらに、給電線8を介して出力端子から入力され
たパルス信号は、ローパスフィルタからなるパルス信号
通過回路25を介してパルス信号抽出部20に供給され
る。そして、上述したようにパルス信号検出部21にお
いてパルス信号が検出された場合は、DC電圧発生部2
2から出力される約DC11Vの電圧が入力端子から衛
星アンテナ1に出力される。
【0023】なお、増幅ユニット4および電源ユニット
5は上記した構成に限るものではなく、電源ユニット5
は入力された偏波切換用の電圧に応じて、パルス信号の
送出を制御できる構成であればよく、増幅ユニット4は
パルス信号の有無に応じて衛星アンテナ1に供給する電
源の電圧値を制御できる構成であればよい。また、上記
の説明では増幅部4−2の電源電圧値はDC15に、偏
波切換用の電圧値はDC11VとDC15Vとしたが、
本発明はこの電圧値に限るものではなく、任意の電圧値
とすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パルス信
号により偏波切換の制御を行うようにしたため、給電線
を介して供給される電源の電圧値を一定とすることがで
きる。したがって、1本の給電線により、VHFアンテ
ナまたはUHFアンテナで受信された受信信号と、衛星
アンテナで受信された受信信号とを受信機に導くように
しても、衛星アンテナの偏波切換を可能とすることがで
きると共に、増幅部へ供給される電圧が一定となるの
で、衛星アンテナの偏波切換時にVHF信号およびUH
F信号に、受信障害を与えることを防止することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源分離型ブースタを採用したアンテ
ナシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の電源分離型ブースタにおけるユニット
Aの詳細構成を示す図である。
【図3】本発明の電源分離型ブースタにおけるユニット
Bの詳細構成を示す図である。
【図4】本発明の電源分離型ブースタにおけるユニット
Aと電源部とを一体化した際の電源ユニットの詳細構成
を示す図である。
【図5】本発明の電源分離型ブースタにおけるユニット
Bと増幅部とを一体化した際の増幅ユニットの詳細構成
を示す図である。
【図6】VHF/UHFアンテナおよび衛星アンテナが
設けられた従来のアンテナシステムの構成例を示す図で
ある。
【図7】VHF/UHFアンテナおよび衛星アンテナが
設けられ1本の給電線とすることができる従来のアンテ
ナシステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 衛星アンテナ 2 VHFアンテナ 3 UHFアンテナ 4 増幅ユニット 4−1 ユニットB 4−2 増幅部 5 電源ユニット 5−1 電源部 5−2 ユニットA 6 チューナ 7 テレビジョン受信機 8,8−1,8−2,8−3 給電線 10 パルス信号発生部 11 電圧検出部 12 ドライブ部 13,16,23 HPF 14 電源回路 15,25 パルス信号通過回路 20 パルス信号抽出部 21 パルス信号検出部 22 DC電圧発生部 24 増幅回路 26 混合器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源分離型ブースタは、VHFアンテナま
たはUHFアンテナで受信された受信信号を増幅し、供
給される電源電圧の電圧値により受信偏波を切り換え可
能とされた衛星アンテナで受信された受信信号と混合し
て出力する増幅ユニットと、第1給電線および第2給電
線が接続されると共に、該第1給電線を介して前記増幅
ユニットと前記衛星アンテナとを動作させる電源を供給
し、前記増幅ユニットから出力されて前記第1給電線を
伝送された受信信号を、前記第2給電線を介して受信部
へ導くようにされた電源ユニットとを備え、該電源ユニ
ットは、受信偏波に応じて前記受信部が前記第2給電線
を介して前記電源ユニットに供給する電圧がいずれの電
圧値であるかを検知して、該電圧値が一方の電圧値と検
出された際にパルス信号を前記電源に重畳して第1給電
線に送出し、前記増幅ユニットは、前記第1給電線を介
して伝送された該パルス信号を検出した際に前記第1給
電線を介して供給された電源の電圧値を前記一方の電圧
値として、前記衛星アンテナに供給するようにされてお
り、前記電源ユニットは、駆動パルスを発生するパルス
信号発生部と、該駆動パルスによりドライブされて前記
受信部から供給された電圧をスイッチングしてパルス信
号を生成するドライブ部と、前記受信部から一方の電圧
値が供給されたことを検知して、前記パルス信号発生部
から発生された駆動パルスにより、前記ドライブ部を駆
動する電圧検出部を備えているようにしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、上記電源分離型ブースタにおいて、
前記増幅ユニットは、パルス信号を抽出するパルス信号
抽出部と、パルス信号が抽出されたことが検出された際
に、電圧値を変換するDC電圧発生部と、入力された受
信信号をバイパスするハイパスフィルタを備えている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VHFアンテナまたはUHFアンテナで
    受信された受信信号を増幅し、供給される電源電圧の電
    圧値により受信偏波を切り換え可能とされた衛星アンテ
    ナで受信された受信信号と混合して出力する増幅ユニッ
    トと、 該増幅ユニットと前記衛星アンテナとを動作させる電源
    を、受信信号を前記増幅ユニットから受信部へ導く1本
    の給電線を介して供給する電源ユニットとを備え、 該電源ユニットは、受信偏波に応じて前記受信部が出力
    する電圧がいずれの電圧値であるかを検知して、該電圧
    値が一方の電圧値と検出された際にパルス信号を送出
    し、前記増幅ユニットは、該パルス信号を検出した際に
    前記給電線を介して供給された電源の電圧値を前記一方
    の電圧値として、前記衛星アンテナに供給するようにし
    たことを特徴とする電源分離型ブースタ。
  2. 【請求項2】 前記増幅ユニットは、パルス信号を抽出
    するパルス信号抽出部と、パルス信号が抽出されたこと
    が検出された際に、電圧値を変換するDC電圧発生部
    と、入力された受信信号をバイパスするハイパスフィル
    タを備えていることを特徴とする請求項1記載の電源分
    離型ブースタ。
  3. 【請求項3】 前記電源ユニットは、パルス信号発生部
    と、パルス信号によりドライブされるドライブ部と、出
    力端子から一方の電圧値が供給されたことを検知して、
    前記パルス信号発生部から発生されたパルス信号によ
    り、前記ドライブ部を駆動する電圧検出部を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の電源分離型ブースタ。
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