JPH11355027A - アレーアンテナ - Google Patents

アレーアンテナ

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JPH11355027A
JPH11355027A JP15624598A JP15624598A JPH11355027A JP H11355027 A JPH11355027 A JP H11355027A JP 15624598 A JP15624598 A JP 15624598A JP 15624598 A JP15624598 A JP 15624598A JP H11355027 A JPH11355027 A JP H11355027A
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JP
Japan
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sub
array
beams
circumferential
array antenna
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Pending
Application number
JP15624598A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Nishizawa
一史 西澤
Masato Sato
正人 佐藤
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広角に放射ビームを複数指向させた状態でビ
ーム走査が可能な円錐台形状のアレーアンテナを得るこ
とを目的としている。 【解決手段】 頂部平面の直径が底部平面の直径より小
さい円錐台形状とし、頂部平面上および側円錐面上に複
数個の素子アンテナを各々配列し頂部平面に概略垂直な
方向と、側円錐面に概略垂直な方向に各々ビームを放射
し、サービスエリア端部を高利得で覆うと共に、側円錐
面上には頂部平面外周と概略平行な複数列の円周リング
状に複数個の素子アンテナを配列し、さらに、1列或い
は複数列の円周リング状に配列した素子アンテナの一部
を用いて複数個のサブアレーを構成し、各サブアレー毎
に複数のビームを同時に放射するアレーアンテナにおい
て、給電回路に可変移相器を設けて同時に放射する複数
ビームを走査できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信用に使用さ
れる人工衛星、飛行船等に搭載するアレーアンテナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、特開平6−350327号公
報に示された従来のこの種のアレーアンテナの特にアレ
ーアンテナ本体を示す外観図である。図において、1は
アレーアンテナ本体である円錐台形状構体、2は円錐台
形状構体1の頂部平面、3は同じく円錐台形状構体1の
側円錐面、4a〜4eは頂部平面2の外周と概略平行に
側円錐面3上に配置された円周リング、5は頂部平面2
および側円錐面3上の円周リング4a〜4e上に配列さ
れた複数個の素子アンテナ、6a〜6m(mは任意の整
数)は各円周リング4a〜4e上の素子アンテナ5を幾
つかの素子アンテナ単位でグループに分割して構成され
た複数個のサブアレーである。このような構造により、
サービスエリア端部を高利得で覆えるようにされてい
る。
【0003】また、図12は従来のアレーアンテナにお
ける特に上記サブアレー6aの給電回路を示す構成図で
ある。サブアレーはいずれも同様の給電回路構成とす
る。図において、11a〜11eは各円周リング4a〜
4e上に配列された素子アンテナ5に各々接続された2
分配器、12a〜12eはこの2分配器11a〜11e
の一方の分配端子に接続された各円周リング4a〜4e
に対応する固定電力分配器、12f〜12jは上記2分
配器11a〜11eのもう一方の分配端子に接続された
各円周リング4a〜4eに対応する固定電力分配器、1
3aは固定電力分配器12a〜12eに接続された固定
電力分配器、13bは固定電力分配器12f〜12jに
接続された固定電力分配器、14a、14bは固定電力
分配器13a、13bに各々接続された入出力端子であ
る。
【0004】さらに、図13はアレーアンテナから放射
されるビームの様子を表す図であり、15は頂部平面2
から天頂方向に放射される天頂方向ビーム、16a、1
6bは側円錐面3から円錐台の周方向に放射される周方
向ビームである。
【0005】次に、このアレーアンテナの動作について
説明する。なお、ここでは、サブアレーで同時に構成さ
れるビームを2つとし、また、送信使用時の場合につい
て説明する。まず、円錐台形状構体1の頂部平面2上に
配列された素子アンテナ5につながる給電回路構成につ
いてはここでは示していないが、入出力端子から入力し
た信号は固定電力分配器により分配され、上記素子アン
テナ5に給電され、アレーアンテナ本体(円錐台形状構
体1)の天頂方向(図13参照)にビーム15が放射さ
れる。
【0006】また、側円錐面3上に配列された素子アン
テナ5については、例えば図12に示す給電回路におい
て、入出力端子14aより入力した信号は、固定電力分
配器13a、続いて固定電力分配器12a〜12eで分
配され、各2分配器11a〜11eを経由して、各素子
アンテナ5より放射される。一方、入出力端子14bよ
り入力した信号も同様に固定電力分配器13b及び固定
電力分配器12f〜12jで分配され、各2分配器11
a〜11eを経由して、各素子アンテナ5より放射され
る。このため、1つのサブアレー6aから2つの周方向
ビーム16a,16bを図13のように同時に放射する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレーアンテナ
は以上のように構成されていたが、給電回路の構成は、
1つのサブアレーから同時に放射される複数の周方向ビ
ームは固定ビームであり、ビームを制御する手段を備え
ていなかった。例えば、図14に示すように高度数10
km程度の上空に飛行船を停滞させ、その飛行船に上記
従来のアレーアンテナを搭載し、地上のサービスエリア
内の相手局との通信に用いる場合を考える。図14にお
いて、20は上空に停滞する飛行船、21は従来のアレ
ーアンテナ、22は従来のアレーアンテナ21の側円錐
面上に構成されたあるサブアレーから同時に放射される
複数ビーム、23は上記複数ビーム22が覆うセル、2
4は全サービスエリアである。この場合、上記に示した
ように複数ビーム22は固定であるため、1つのサブア
レーでサービスエリア24内の複数セルを同時にカバー
するには、放射するビームの数だけ給電回路を装荷しな
くてはならず、その構成は非常に複雑となり、工作性に
問題があった。
【0008】また、上空の環境変化等により飛行船20
の姿勢が初期状態から変動した場合、当然複数ビーム2
2の指向方向も変動し、セル23をカバーできず、セル
23内にいる相手局との通信は不可能となる問題も生じ
る恐れがある。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、給電回路を複雑にすることなく
広角に複数のビームを同時に放射した場合に高利得でサ
ービスエリア内の多数のセルをカバーすることが可能な
アレーアンテナを得ることを目的としている。また、姿
勢変動によるビーム指向方向のずれた場合にビーム制御
が可能なアレーアンテナを得ることも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、頂部平面の直径が底部平面の直径より小さい円
錐台形状とし、頂部平面上および側円錐面上に複数個の
素子アンテナを各々配列し頂部平面に概略垂直な方向
と、側円錐面に概略垂直な方向に各々ビームを放射し、
サービスエリア端部を高利得で覆うと共に、側円錐面上
には頂部平面外周と概略平行な複数列の円周リング状に
複数個の素子アンテナを配列し、さらにこれらの複数個
の素子アンテナを幾つかのグループに分割して複数個の
サブアレーを構成したアレーアンテナ本体と、上記各サ
ブアレー毎に複数のビームを同時に放射するように給電
を行う給電手段、および上記各素子アンテナ毎に励振位
相を可変するための可変移相手段を含む給電回路と、を
備えたことを特徴とするアレーアンテナにある。
【0011】またこの発明は、上記給電回路が、上記各
サブアレー内の一方向に配列した素子アンテナを単位と
し、各単位毎に励振位相を可変するための群可変移相手
段をさらに備えたことを特徴とするアレーアンテナにあ
る。
【0012】またこの発明は、隣り合う複数のサブアレ
ーで共有される素子アンテナを含むことを特徴とするア
レーアンテナにある。
【0013】またこの発明は、上記給電回路が、上記群
可変移相手段に代えて、上記各サブアレー内の一方向に
配列した素子アンテナを単位とし、ビーム制御を行うデ
ィジタル信号処理手段をさらに含むことを特徴とするア
レーアンテナにある。
【0014】またこの発明は、上記ディジタル信号処理
手段が、上記各サブアレーが同時に放射する複数ビーム
を、空間ビーム合成を行い、所望形状のビームを構成す
ることを特徴とするアレーアンテナにある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、各実施の形態を説明するに
あたって説明の簡便性から円錐台の側円錐面上に構成さ
れる各サブアレーからは多数ビームを同時に放射するこ
とができるが、各々2ビームを同時に放射するアレーア
ンテナとして示すことにする。
【0016】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1によるアレーアンテナのアレーアンテナ本体の外観
図である。図11に示す従来のアレーアンテナ本体と外
観上は変わらない。図において、アレーアンテナ本体で
ある円錐台形状構体1、円錐台形状構体1における頂部
平面2、同じく側円錐面3、頂部平面2、側円錐面3上
に配列された素子アンテナ5については従来例の説明の
際に記しており、同一のものである。なお、円錐台形状
構体1は人工衛星または飛行船に搭載する時と同様に、
頂部平面2を下向きになるように配置している。以後の
説明においても同様である。31a〜31fは頂部平面
2の外周と平行に、かつ等間隔に側円錐面3上に配置さ
れた円周リングであり、各円周リング31a〜31f上
に各々複数個の素子アンテナ5が配列されている。ま
た、32a〜32m(mは任意の整数)は各円周リング
31a〜31f上の素子アンテナ5の幾つかを単位とし
て構成されたサブアレーである。
【0017】図2は例えばサブアレー32aのこの実施
の形態による給電回路の構成図である。図において、3
3a〜33fは各円周リング31a〜31f上に配列さ
れた素子アンテナ5にそれぞれ接続された可変移相器、
34a〜34fは上記可変移相器33a〜33fにそれ
ぞれ接続された2分配器、35a〜35fはこの2分配
器34a〜34fの一方の分配端子に接続された各円周
リング31a〜31fに対応する固定電力分配器、35
g〜35lはこの2分配器34a〜34fのもう一方の
分配端子に接続された各円周リング31a〜31fに対
応する固定電力分配器、13aは固定電力分配器35a
〜35fに接続された固定電力分配器、13bは固定電
力分配器35g〜35lに接続された固定電力分配器、
14a、14bは固定電力分配器13a、13bに各々
接続された入出力端子である。
【0018】さらに、図3はこの実施の形態に係るアレ
ーアンテナの放射の様子を示したものである。図におい
て、36は頂部平面より放射されるアレーアンテナ本体
(円錐台形状構体1)直下方向(Z軸方向)のビーム、
37a、37bはサブアレー32aより同時に放射され
る周方向ビームであり、お互いθ方向にずれている。3
8a、38bは上記周方向ビーム37a、37bが各々
角度φ方向(円周リング方向)に走査されたサブアレー
32aより同時に放射される周方向ビームであり、39
a、39bは上記周方向ビーム37a、37bがカバー
する地上のサービスエリア内のセル、40a、40bは
上記周方向ビーム38a、38bがカバーするセルであ
る。
【0019】次にこの実施の形態に示すアレーアンテナ
の動作について説明する。なお、送信使用時、受信使用
時においてはアレーアンテナ中を伝送する信号の方向が
違うだけなので、ここでは送信使用時の場合について説
明する。まず、円錐台形状構体1の頂部平面2上に配列
された素子アンテナ5につながる給電回路構成について
はここでは示していないが、上述した従来例の場合と同
様に、入出力端子から入力した信号は固定電力分配器に
より分配され、上記素子アンテナ5に給電され、アレー
アンテナ本体(円錐台形状構体1)の直下方向(図3参
照)に直下方向ビーム36が放射される。次に、サブア
レー32aでは、図2の入出力端子14aから固定電力
分配器13aに入力された信号は、固定電力分配器13
aで分配され、固定電力分配器35a〜35fに入力さ
れる。続いて固定電力分配器35a〜35fで分配され
て、各2分配器34a〜34fに入力される。そして、
各2分配器34a〜34fを経由して、各可変移相器3
3a〜33fに入力される。各可変移相器33a〜33
fで所要の位相量を与えられた信号は、各円周リング3
1a〜31f上に配置された素子アンテナ5から空間に
放射される。
【0020】一方、入出力端子14bより入力した信号
も、固定電力分配器13bおよび固定電力分配器35g
〜35lで分配され、各2分配器34a〜34fを経由
して、各可変移相器33a〜33fに入力される。先ほ
どと同様に、信号は各可変移相器33a〜33fで所要
の位相量を与えられ、各円周リング31a〜31f上に
配置された素子アンテナ5から空間に放射される。従っ
て、一つのサブアレー32aより二つの周方向ビーム3
7a、37bを同時に放射でき、かつ、各可変移相器3
3a〜33fで信号に与える位相量を制御することによ
り、各円周リング31a〜31f上に配置された各素子
アンテナ5毎に給電位相が変化するので、サブアレー3
2aから放射される2つの周方向ビームの指向方向を、
図3に示す周方向ビーム37a、37bから38a、3
8bのように角度φ方向で走査することが可能となる。
【0021】また、上述のように可変移相器33a〜3
3fで信号に与える位相量を制御することにより、角度
φ方向で2つの周方向ビーム37a、37bを同時に走
査することが可能となるため、2つの周方向ビーム37
a、37bがカバーする地上サービスエリア内のセル3
9a、39bおよび角度φ方向にずれたセル40a、4
0bの4セル分を一つのサブアレー32aで時分割的に
カバーすることが可能となり、給電回路構成を複雑にす
ることなく多数セルを1つのサブアレー、ひいては1の
アレーアンテナでカバーすることが可能となる。
【0022】なおこの実施の形態および以下の実施の形
態においては、素子アンテナ形状、素子アンテナ間隔、
サブアレーを構成する素子アンテナ数等については特に
問わない。また、円周リング31a〜31f毎に異なる
個数の素子アンテナ5を用いてサブアレーを構成しても
構わない。また、サブアレー形状についても図示のもの
に限定されることはなく、例えば、多角形、円形、楕円
形としても同様の効果が得られる。
【0023】実施の形態2.上記実施の形態では、サブ
アレー32aの給電回路構成において、各円周リング3
1a〜31fを単位として固定電力分配器35a〜35
f、35g〜35lを設けて、2つの周方向ビーム37
a、37bを放射させ、可変移相器33a〜33fでの
位相量制御により上記周方向ビームを角度φ方向に走査
している。
【0024】この実施の形態では、逆に、図1の破線A
で示す、円周リング31a〜31fに直交する方向に配
列されている素子アンテナ5を単位として上記固定電力
分配器35a〜35f、35g〜35lに相当する固定
電力分配器を各ビーム毎に4個設ける(図1ではサブア
レー32aの各円周リング31a〜31fには素子アン
テナ5が4個配列されているため)ことにより、例えば
図3で、2つの周方向ビーム37a、38aを同時に放
射させ、可変移相器33a〜33fでの位相量制御によ
り、角度θ方向にビーム走査した周方向ビーム37b、
38bを得ることが可能となる。
【0025】実施の形態3.図4はこの発明の別の実施
の形態によるアレーアンテナの上記サブアレー32aの
給電回路の構成図である。なお、アレーアンテナ本体の
外観は上記実施の形態1で示した図1と同様である。図
4において、41a〜41fは固定電力分配器35a〜
35fと固定電力分配器13aとの間に接続された可変
移相器、41g〜41lは固定電力分配器35g〜35
lと固定電力分配器13bとの間に接続された可変移相
器である。また、図5はこの実施の形態におけるアレー
アンテナの放射の様子を示したものであり、42a、4
2bは上記サブアレー32aより同時に放射される周方
向ビーム37a、37bから各々角度θ方向(円周リン
グに直交する方向)に走査された周方向ビームであり、
43a、43bは上記周方向ビーム42a、42bがカ
バーする地上サービスエリア内のセルである。
【0026】次にこの実施の形態に示すアレーアンテナ
の動作について説明する。なお、上記頂部平面2から放
射される上記直下方向ビーム36の放射に関しては、前
述した実施の形態1と同様であるのでここでは省略す
る。サブアレー32aでは、入出力端子14aから入力
された信号は、固定電力分配器13aで分配され、各可
変移相器41a〜41fに入力される。各可変移相器4
1a〜41fで所要の位相量を与えられた信号は、上述
の実施の形態1と同様に、固定電力分配器35a〜35
fに入力され、分配された後、各2分配器34a〜34
fを経由して、各可変移相器33a〜33fに入力され
る。そして、各可変移相器33a〜33fで所要の位相
量を与えられた信号は、各円周リング31a〜31f上
に配置された素子アンテナ5から空間に放射される。
【0027】一方、入出力端子14bより入力した信号
も、固定電力分配器13bで分配され、各可変移相器4
1g〜41lに入力される。各可変移相器41g〜41
lで所要の位相量を与えられた信号は、固定電力分配器
35g〜35lで分配され、各2分配器34a〜34f
を経由して、各可変移相器33a〜33fに入力され、
同様に信号は各可変移相器33a〜33fで所要の位相
量を与えられ、各円周リング31a〜31f上に配置さ
れた素子アンテナ5から空間に放射される。
【0028】このため、図5に示すように1つのサブア
レー32aより2つの周方向ビーム37a、37bを同
時に放射でき、かつ、各可変移相器33a〜33fで信
号に与える位相量を制御することにより、各円周リング
31a〜31f上に配置された各素子アンテナ5毎に給
電位相が変化するので、サブアレー32aから放射され
る2つの周方向ビームの指向方向を38a、38bのよ
うに角度φ方向で走査することが可能となると共に、各
円周リング31a〜31fを単位として各周方向ビーム
毎に可変位相器41a〜41fおよび41g〜41lに
おいて、信号に与える位相量を制御することで円周リン
グ毎に素子アンテナ5の給電位相が変化するので、上記
2つの周方向ビーム37a、37bを同時に角度θ方向
にもビーム走査することが可能となる。
【0029】すなわち、図5において、2つの周方向ビ
ーム37a、37bに対して各々角度θ方向ずれた周方
向ビーム42a、42bをサブアレー32aから同時に
放射でき、地上サービスエリア内のセル43a、43b
をも時分割でカバーすることが可能となる。すなわち、
給電回路構成を複雑にすることなく多数セルを1つのサ
ブアレー、ひいては1つのアレーアンテナでカバーする
ことができる。
【0030】なお、図5では周方向ビーム37a、37
bに対して、角度φ方向、角度θ方向のみ走査した周方
向ビーム38a、38bと42a、42bの場合を示し
たが、(θ、φ)座標に関して任意方向に周方向ビーム
37a、37bを走査することが可能なことは明らかで
ある。
【0031】また、上記実施の形態3において、素子ア
ンテナ形状、素子アンテナ間隔、サブアレーを構成する
素子アンテナ数等については特に問わない。また、円周
リング31a〜31f毎に異なる個数の素子アンテナ5
を用いてサブアレーを構成しても構わない。また、サブ
アレー形状についても拘らず、例えば、多角形、円形、
楕円形としても同様の効果が得られるのは上記実施の形
態1でも述べており、以後の実施の形態でも同様のこと
が言えるので省略する。
【0032】実施の形態4.図6はこの発明の別の実施
の形態によるアレーアンテナのアレーアンテナ本体の外
観図である。図において、5aは上記側円錐面3上に構
成された2つのサブアレーに共有される上記各円周リン
グ31a〜31f上の素子アンテナ、5bはサブアレー
1つに共される上記各円周リング31a〜31f上の素
子アンテナであり、32a〜32m(mは任意の整数)
は各円周リング31a〜31f上の素子アンテナ5aを
互いに共有するように構成されたサブアレーである。
【0033】図7はこの実施の形態におけるサブアレー
32aおよび32bの給電回路の構成図である。ここで
は、上記サブアレー32aについての給電回路構成の説
明をする。図に示したサブアレー32bについても同一
の給電回路構成となっている。図において、33a〜3
3fは各円周リング31a〜31f上に配列された素子
アンテナ5bにそれぞれ接続された可変移相器、34a
〜34fは上記可変移相器33a〜33f或るいは素子
アンテナ5aにそれぞれ接続された2分配器、51a〜
51fは上記素子アンテナ5aに接続された2分配器3
4a〜34fに接続された可変移相器、52a〜52f
は上記可変移相器51a〜51fに接続された2分配
器、35a〜35fは上記2分配器34a〜34fの一
方の分配端子と、上記2分配器52a〜52fの一方の
分配端子とに接続された各円周リング31a〜31fに
対応する固定電力分配器、35g〜35lは上記2分配
器34a〜34fのもう一方の分配端子と、上記2分配
器52a〜52fの一方の分配端子とに接続された各円
周リング31a〜31fに対応する固定電力分配器、1
3aは固定電力分配器35a〜35fに接続された固定
電力分配器、13bは固定電力分配器35g〜35lに
接続された固定電力分配器、14a、14bは固定電力
分配器13a、13bに各々接続された入出力端子であ
る。
【0034】次にこの実施の形態に示すアレーアンテナ
の動作について説明する。まず、サブアレー32aで
は、入出力端子14aから入力された信号は、固定電力
分配器13aおよび固定電力分配器35a〜35fで分
配される。そして、素子アンテナ5aに接続される給電
回路では、固定電力分配回路52a〜52fを経由して
各可変移相器51a〜51fに入力し、この可変移相器
51a〜51fにおいて所要の位相量を与えられ、各2
分配器34a〜34fに入力され、一方、素子アンテナ
5bに接続される給電回路では、直接各2分配器34a
〜34fに入力される。その後、信号は各2分配器34
a〜34fを経由して、素子アンテナ5a、および可変
移相器33a〜33fにおいて所要の位相量を与えられ
た後に素子アンテナ5bより放射される。
【0035】一方、入出力端子14bから入力された信
号も、固定電力分配器13bおよび固定電力分配器35
g〜35lで分配され、素子アンテナ5aに接続される
給電回路では、固定電力分配回路52a〜52fを経由
して各可変移相器51a〜51fに入力しこの可変移相
器51a〜51fにおいて所要の位相量を与えられ、各
2分配器34a〜34fに入力され、一方、素子アンテ
ナ5bに接続される給電回路では、直接各2分配器34
a〜34fに入力される。その後、信号は各2分配器3
4a〜34fを経由して、素子アンテナ5a、および可
変移相器33a〜33fにおいて所要の位相量を与えら
れた後に素子アンテナ5bより放射される。サブアレー
32bについても、入出力端子14a、14bから入力
された信号は、同様の2通りの経路をたどって、サブア
レー32bを構成する素子アンテナ5a、5bより放射
される。
【0036】従って、一つのサブアレー32a或いは3
2bより上記2つの周方向ビーム37a、37b(図3
参照)を同時に放射でき、かつ、各可変移相器33a〜
33fおよび51a〜51fで信号に与える位相量を制
御することにより、各円周リング31a〜31f上に配
置された各素子アンテナ5a、5b毎に給電位相が変化
するので、上記2つの周方向ビームの指向方向を、図3
に示す38a、38bのように角度φ方向で走査するこ
とが可能となる。
【0037】上記実施の形態4においては、上記側円錐
面3上の素子アンテナ5の一部を互いに共有する(図6
での素子アンテナ5a)ようにサブアレーを構成してい
るため、アレーアンテナ本体(上記円錐台形状構体1)
の大きさを実施の形態1に対して縮小した状態で実施の
形態1および2の効果が得られる。
【0038】また、上記実施の形態4においては、各円
周リング31a〜31f上の素子アンテナ5aの内、1
素子のみを隣り合うサブアレー32aと32bで共有さ
せているが、共有する素子アンテナの個数についてはこ
れに限定されない。
【0039】さらに、1個の素子アンテナ5aを2つの
サブアレー32aと32bで共有させているが、3個以
上のサブアレーで1個の素子アンテナ5aを共有しても
よい。
【0040】実施の形態5.図8はこの発明の別の実施
の形態によるアレーアンテナにおける上記図7で示した
サブアレー32aの給電回路の構成図であり、アレーア
ンテナ本体の外観は上記実施の形態4で示した図6と同
様で、サブアレー32a〜32m(mは任意の整数)は
各円周リング31a〜31f上の素子アンテナ5aを互
いに共有するように構成されている。図8において、6
1a〜61fは固定電力分配器35a〜35fと固定電
力分配器13aとの間に接続された可変移相器、同じく
61g〜61lは固定電力分配器35g〜35lと固定
電力分配器13bとの間に接続された可変移相器であ
る。また、この給電回路を構成する他の部分については
上記実施の形態4で示したものと同一である。
【0041】次にこの実施の形態に示すアレーアンテナ
の動作について説明する。まず、サブアレー32aで
は、入出力端子14aから入力された信号は、固定電力
分配器13aで分配され、各可変移相器61a〜61f
に入力される。各可変移相器61a〜61fで所要の位
相量を与えられた信号は、固定電力分配器35a〜35
fで分配され、素子アンテナ5aに接続される給電回路
では、固定電力分配回路52a〜52fを経由して各可
変移相器51a〜51fに入力し、この可変移相器51
a〜51fにおいて所要の位相量を与えられ、各2分配
器34a〜34fに入力され、一方、素子アンテナ5b
に接続される給電回路では、直接各2分配器34a〜3
4fに入力される。その後、信号は各2分配器34a〜
34fを経由して、素子アンテナ5a、および可変移相
器33a〜33fにおいて所要の位相量を与えられた後
に素子アンテナ5bより放射される。
【0042】一方、入出力端子14bから入力された信
号も、固定電力分配器13bで分配され、各可変移相器
61g〜61lに入力される。各可変移相器61g〜6
1lで所要の位相量を与えられた信号は、固定電力分配
器35g〜35lで分配され、素子アンテナ5aに接続
される給電回路では、固定電力分配回路52a〜52f
を経由して各可変移相器51a〜51fに入力し、この
可変移相器51a〜51fにおいて所要の位相量を与え
られ、各2分配器34a〜34fに入力され、一方、素
子アンテナ5bに接続される給電回路では、直接各2分
配器34a〜34fに入力される。その後、信号は各2
分配器34a〜34fを経由して、素子アンテナ5a、
および可変移相器33a〜33fにおいて所要の位相量
を与えられた後に素子アンテナ5bより放射される。
【0043】サブアレー32bについても、入出力端子
14a、14bから入力された信号は、上記と同様の2
通りの経路をたどって、サブアレー32bを構成する素
子アンテナ5a、5bより放射される。
【0044】このため、図5に示すように1つのサブア
レー32aより2つの周方向ビーム37a、37bを同
時に放射でき、かつ、各可変移相器33a〜33fおよ
び51a〜51fで信号に与える位相量を制御すること
により、各円周リング31a〜31f上に配置された各
素子アンテナ5aおよび5b毎に給電位相が変化するの
で、サブアレー32aから放射される2つの周方向ビー
ムの指向方向を38a、38bのように角度φ方向で走
査することが可能となると共に、各円周リング31a〜
31fを単位として各周方向ビーム毎に可変位相器61
a〜61fおよび61g〜61lにおいて信号に与える
位相量を制御することで円周リング毎に素子アンテナ5
aおよび5bの給電位相が変化するので、上記2つの周
方向ビーム37a、37bを同時に角度θ方向にもビー
ム走査することが可能となる。
【0045】すなわち、図5において、2つの周方向ビ
ーム37a、37bに対して各々角度θ方向ずれた周方
向ビーム42a、42bをサブアレー32aから同時に
放射でき、地上サービスエリア内のセル43a、43b
をも時分割でカバーすることが可能となる。すなわち、
給電回路構成を複雑にすることなく多数セルを1つのサ
ブアレー、ひいては一つのアレーアンテナでカバーする
ことができる。
【0046】上記実施の形態5においては、上記側円錐
面3上の素子アンテナ5の一部を互いに共有する(図6
での素子アンテナ5a)ようにサブアレーを構成してい
るため、アレーアンテナ本体(上記円錐台形状構体1)
の大きさを実施の形態4に対して縮小した状態で実施の
形態3の効果を期待できる。
【0047】なお、各隣り合うサブアレーの共有する素
子アンテナの個数、および1つの共有素子アンテナが共
有されるサブアレー数については、上記実施の形態に限
定されるものではない。
【0048】実施の形態6.図9はこの発明の別の実施
の形態によるアレーアンテナの上記図1および図6で示
したサブアレー32aの給電回路の構成図であり、サブ
アレー32a〜32m(mは任意の整数)は各円周リン
グ31a〜31f上の素子アンテナ5の一部を共有した
構成、あるいは共有しない構成のどちらでも構わない
が、ここでは、後者の素子アンテナを共有しない構成の
場合を説明する。図9において、71は上記実施の形態
3で示した図4における固定電力分配器35a〜35
f、および固定電力分配器35g〜35lに接続された
ディジタル信号処理装置である。この図に示すディジタ
ル信号処理装置71は、送信ではD/A変換器、受信で
はA/D変換器、およびミキサー、DBFプロセッサー
等で構成されているとする(いずれも特に図示せず)。ま
た、この給電回路を構成する他の部分については上記実
施の形態3で示したものと同一である。
【0049】次にこの実施の形態に示すアレーアンテナ
の動作について説明する。まず、入出力端子14aから
入力したディジタル信号は、ディジタル信号処理装置7
1に入力し、このディジタル信号処理装置71におい
て、各上記各円周リング31a〜31f毎に所要の振幅
位相量がディジタルで演算され、D/A変換器を通り、
アナログ信号に変換される。次に、固定電力分配器35
a〜35fに入力した信号は、そこで分配され、各2分
配器34a〜34fを経由して、各可変移相器33a〜
33fにおいて所要の位相量が与えられて、各素子アン
テナ5から放射される。
【0050】一方、入出力端子14bから入力した信号
も上記と同様にディジタル信号処理装置71において、
各上記各円周リング31a〜31f毎に所要の振幅位相
量がディジタルで演算され、D/A変換器を通り、アナ
ログ信号に変換され、固定電力分配器35g〜35lに
入力した信号は、そこで分配され、各2分配器34a〜
34fを経由して、各可変移相器33a〜33fにおい
て所要の位相量が与えられて、各素子アンテナ5から放
射される。
【0051】従って、ディジタル信号処理装置71によ
るビーム制御により図5で示した角度θ方向にずれた二
つの周方向ビーム37a、37bを1つのサブアレー3
2aから放射でき、かつディジタル信号処理装置71か
らは2系統のアナログ給電回路が形成されているため、
さらに2つの周方向ビーム42a、42bをも同時に放
射できる。さらに、各可変移相器33a〜33fで信号
に与える位相量を制御することにより、各円周リング3
1a〜31f上に配置された各素子アンテナ5毎に給電
位相が変化するので、サブアレー32aから放射される
上記4本の周方向ビームの指向方向を角度φ方向で走査
することが可能となる。
【0052】上記実施の形態6では、ディジタル信号処
理装置71に接続する入出力端子を14a、14bと2
つとしているが、この個数をさらに増大させることによ
り、角度θ方向にずれた周方向ビームを増やすことがで
きる。例えば、入出力端子数を5個とすると、上記図9
における給電回路構成では、サブアレー32aから10
本の周方向ビームを放射することができる。
【0053】さらに、図10はこの実施の形態に示すア
レーアンテナの放射の様子を示したものであり、81
a、81bは上記ディジタル信号処理装置71でのディ
ジタル信号処理によるビーム制御により上記サブアレー
32aから同時に放射される周方向ビーム、82は上記
周方向ビーム81a、81bの間に放射された周方向ビ
ームである。上記ディジタル信号処理装置71における
ディジタル信号の演算から、サブアレー32a内の各円
周リング31a〜31bを単位として所要の振幅位相制
御を行うことで2つの周方向ビーム81a、81bを空
間ビーム合成し、上記周方向ビーム81a、81bの間
に別の周方向ビーム82を生成するものである。これに
より、例えば、この実施の形態のアレーアンテナが搭載
されている人工衛星あるいは飛行船の姿勢変動により、
ビームが所定のセルからずれた場合に上記空間ビーム合
成をすることにより、元のセルをカバーすることが可能
となる。
【0054】なお、上記実施の形態では、2つの周方向
ビーム81a、81bを空間ビーム合成し、別の周方向
ビームを生成するようにしているが、2つではなくさら
に多数のビームから空間ビーム合成により別のビームを
生成してもかまわない。また、空間ビーム合成して作ら
れるビームの数もこれに限定されるものではない。
【0055】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、頂部平
面の直径が底部平面の直径より小さい円錐台形状とし、
頂部平面上および側円錐面上に複数個の素子アンテナを
各々配列し頂部平面に概略垂直な方向と、側円錐面に概
略垂直な方向に各々ビームを放射し、サービスエリア端
部を高利得で覆うと共に、側円錐面上には頂部平面外周
と概略平行な複数列の円周リング状に複数個の素子アン
テナを配列し、さらにこれらの複数個の素子アンテナを
幾つかのグループに分割して複数個のサブアレーを構成
したアレーアンテナ本体と、上記各サブアレー毎に複数
のビームを同時に放射するように給電を行う給電手段、
および上記各素子アンテナ毎に励振位相を可変するため
の可変移相手段を含む給電回路と、を備えたことを特徴
とするアレーアンテナとしたので、可変移相手段で信号
に与える位相量を制御するため、各円周リング上に配置
された各素子アンテナ毎に給電位相が変化し、一つのサ
ブアレーから同時に放射される複数ビームの指向方向
を、一方向、例えば円周リング方向に走査することがで
きる効果がある。また、上述のように可変移相手段によ
り複数ビームを同時に走査することが可能となるため、
一つのサブアレーがカバーする地上サービスエリア内の
セル数を時分割的に多数カバーすることが給電回路構成
を複雑にすることなく可能となる効果がある。さらに、
円周リング方向に沿って配列された素子アンテナを一単
位として位相量を制御すれば円周リング方向に走査する
ことができ、また逆に、円周リングと直交する方向に沿
って配列された素子アンテナを一単位として位相量を制
御すれば、円周リング方向に対して直交した方向にビー
ムを走査することが可能である効果もある。
【0056】またこの発明では、上記給電回路が、上記
各サブアレー内の一方向に配列した素子アンテナを単位
とし、各単位毎に励振位相を可変するための群可変移相
手段をさらに備えたので、上記可変移相手段と群可変移
相手段により、給電回路構成を複雑にすることなく複数
ビームを2次元的に走査することができる効果がある。
【0057】またこの発明では、隣り合う複数のサブア
レーで一部の素子アンテナを共有するようにしたので、
一つのアレーアンテナに所要の開口径を持つサブアレー
を多数設定することができる。
【0058】またこの発明では、上記給電回路が、上記
群可変移相手段に代えて、上記各サブアレー内の一方向
に配列した素子アンテナを単位とし、ビーム制御を行う
ディジタル信号処理手段をさらに備えたので、より多数
のビームを周方向に同時形成でき、かつ、それらを一方
向、例えば円周リング方向にビーム走査できる効果があ
る。
【0059】またこの発明は、上記ディジタル信号処理
手段が、上記各サブアレーが同時に放射する複数ビーム
を、空間ビーム合成を行い、所望形状のビームを構成す
るので、アレーアンテナを搭載している飛行船等の姿勢
変動により、ビームが所定のセルからずれた場合に空間
ビーム合成をすることで、元のセルをカバーすることが
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるアレーアンテ
ナのアレーアンテナ本体の外観図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるアレーアンテ
ナの側円錐面上のサブアレーの給電回路の構成図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1によるアレーアンテ
ナにおける放射の様子を示した図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるアレーアンテ
ナの側円錐面上のサブアレーの給電回路の構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3によるアレーアンテ
ナにおける放射の様子を示した図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるアレーアンテ
ナのアレーアンテナ本体の外観図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるアレーアンテ
ナの側円錐面上のサブアレーの給電回路の構成図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態5によるアレーアンテ
ナの側円錐面上のサブアレーの給電回路の構成図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態6によるアレーアンテ
ナの側円錐面上のサブアレーの給電回路の構成図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態7によるアレーアン
テナにおける放射の様子を示した図である。
【図11】 従来のこの種のアレーアンテナのアレーア
ンテナ本体の外観図である。
【図12】 従来のアレーアンテナにおける側円錐面上
のサブアレーの給電回路の構成図である。
【図13】 従来のアレーアンテナにおける放射の様子
を示した図である。
【図14】 従来のアレーアンテナの実運用時を示す図
である。
【符号の説明】
1 円錐台形状構体、2 頂部平面、3 側円錐面、4
a〜4e 円周リング、5 素子アンテナ、6a〜6m
サブアレー、11a〜11e 2分配器、12a〜1
2j、13a、13b 固定電力分配器、14a、14
b 入出力端子、15 天頂方向ビーム、16a、16
b 周方向ビーム、31a〜31f 円周リング、32
a〜32m サブアレー、33a〜33f 可変移相
器、34a〜34f 2分配器、35a〜35l 固定
電力分配器、36 直下方向ビーム、37a、37b、
38a、38b 周方向ビーム、39a、39b、40
a、40b セル、41a〜41l 可変移相器、42
a、42b 周方向ビーム、43a、43b セル、5
1a〜51f 可変移相器、52a〜52f 2分配
器、61a〜61l 可変移相器、71 ディジタル信
号処理装置、81a、81b 周方向ビーム、82 空
間合成ビーム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部平面の直径が底部平面の直径より小
    さい円錐台形状とし、頂部平面上および側円錐面上に複
    数個の素子アンテナを各々配列し頂部平面に概略垂直な
    方向と、側円錐面に概略垂直な方向に各々ビームを放射
    し、サービスエリア端部を高利得で覆うと共に、側円錐
    面上には頂部平面外周と概略平行な複数列の円周リング
    状に複数個の素子アンテナを配列し、さらにこれらの複
    数個の素子アンテナを幾つかのグループに分割して複数
    個のサブアレーを構成したアレーアンテナ本体と、 上記各サブアレー毎に複数のビームを同時に放射するよ
    うに給電を行う給電手段、および上記各素子アンテナ毎
    に励振位相を可変するための可変移相手段を含む給電回
    路と、 を備えたことを特徴とするアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 上記給電回路が、上記各サブアレー内の
    一方向に配列した素子アンテナを単位とし、各単位毎に
    励振位相を可変するための群可変移相手段をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 隣り合う複数のサブアレーで共有される
    素子アンテナを含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載のアレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 上記給電回路が、上記各サブアレー内の
    一方向に配列した素子アンテナを単位とし、ビーム制御
    を行うディジタル信号処理手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項1または3に記載のアレーアンテナ。
  5. 【請求項5】 上記ディジタル信号処理手段が、上記各
    サブアレーが同時に放射する複数ビームを、空間ビーム
    合成を行い、所望形状のビームを構成することを特徴と
    する請求項4に記載のアレーアンテナ。
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