JPH1135471A - 2室容器入りビタミンb1配合栄養輸液剤 - Google Patents

2室容器入りビタミンb1配合栄養輸液剤

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JPH1135471A
JPH1135471A JP20970197A JP20970197A JPH1135471A JP H1135471 A JPH1135471 A JP H1135471A JP 20970197 A JP20970197 A JP 20970197A JP 20970197 A JP20970197 A JP 20970197A JP H1135471 A JPH1135471 A JP H1135471A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、連通可能な隔離手段により2室に区
画された可撓性容器の第1室にブドウ糖及びビタミンB
1を含み、電解質を含まない輸液を収容し、第2室にア
ミノ酸、電解質及び安定化剤を含む輸液を収容した2室
容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤である。 【効果】本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄養輸
液剤は、臨床使用時において、誤操作、ガラス粉末の混
入、雑菌汚染、異物混入等の危険性を避けることがで
き、かつ容易に混合することができる。更に、滅菌時の
安定性及び長期間の保存安定性に優れ、混合後の安定性
も良好であった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高カロリー輸液療法に用
いられる2室容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤、よ
り詳しくは隔離手段により2室に区画された可撓性容器
の第1室にブドウ糖及びビタミンB1を含み、電解質を
含まない輸液を収容し、且つ第2室にアミノ酸、電解質
及び安定化剤を含む輸液を収容した2室容器入りビタミ
ンB1配合栄養輸液剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高カロリー輸液療法は著しい進歩
を遂げ、経口若しくは経腸栄養補給が不能又は不十分
で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない患者に対し、水
分、電解質、アミノ酸及び糖質等の補給のために使用さ
れている。しかし、高カロリー輸液療法施行中に、ビタ
ミンB1欠乏により、重篤なアシドーシスが起こること
がある。
【0003】そこで、臨床においては高カロリー基本液
に注射器を用いてビタミン注射液を混注する操作が行わ
れている。しかしこれらの混注操作は、薬剤の移し替
えに時間がかかる、操作が繁雑である、誤操作の可
能性がある、ガラス製アンプルの場合、ガラス粉末の
混入のおそれがある、雑菌汚染の可能性がある等の問
題もあった。
【0004】このような問題を解決するために近年、ア
シドーシスに対して予防効果があるビタミンB1を予め
配合した栄養輸液剤の検討がなされている。しかし、ビ
タミンB1は非常に不安定であり、安定性に優れたビタ
ミンB1配合栄養輸液剤は、なお充分満足すべきものは
得られていなかった。
【0005】そこで最近、予め水溶性ビタミンB類を配
合した高カロリー輸液基本液とアミノ酸輸液の用時混合
型輸液剤として、ビタミンB類の保存安定性を維持す
るために高カロリー輸液基本液のpHを4以下にし、
ビタミンB類の混合後の安定性を維持するために通常ア
ミノ酸輸液に安定剤として使用されている亜硫酸塩を含
ませない輸液剤が開示されている(特開平8−1434
59号公報)。この輸液剤において、ビタミンB1を含
む輸液は加熱滅菌時及び保存中の安定性を保つために通
常低pH(pH4以下)に調整されていることから、多
量のpH調整剤を必要とし、輸液成分のバランスを崩す
ことにもなる。一方、アミノ酸輸液においては亜硫酸塩
が添加されていないため保存中にアミノ酸の含量低下や
輸液剤が着色するという問題が生じてくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ビタ
ミンB1の安定性のみならず、アミノ酸の含量低下や着
色の問題をも解決した高カロリー輸液用2室容器入りビ
タミンB1配合栄養輸液剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、第1室にブ
ドウ糖とビタミンB1を含み、電解質を含まない輸液を
収容し、第2室にアミノ酸、電解質及び安定化剤を含む
輸液を収容した輸液剤において、第1室に収容した輸液
のpH範囲及びpH調整剤、更に第2室に収容した輸液
に添加する安定化剤の量を詳細に検討した結果、上記目
的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明は連通可能な隔離手段に
より2室に区画された可撓性容器の第1室にブドウ糖及
びビタミンB1を含み、電解質を含まない輸液を収容
し、第2室にアミノ酸、電解質及び安定化剤を含む輸液
を収容した2室容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤で
あって、第1室及び第2室に収容されている輸液が下記
成分を下記組成範囲で含有し、第1室に収容されている
輸液のpHが3.5〜5.0に調整されていることを特
徴とする2室容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤を提
供するものである。
【0009】 第1室 成 分 配合量(1L中) ブドウ糖 100 〜500 g ビタミンB1 1.25〜 12.5 mg 第2室 成 分 配合量(1L中) アミノ酸として L−イソロイシン 3.8 〜 12.3 g L−ロイシン 9.1 〜 16.8 g L−リジン 3.9 〜 15.6 g L−メチオニン 1.0 〜 15.2 g L−フェニルアラニン 0.3 〜 15.4 g L−スレオニン 2.5 〜 9.7 g L−トリプトファン 0.7 〜 4.1 g L−バリン 3.3 〜 17.1 g L−アルギニン 0 〜 20.5 g L−ヒスチジン 0 〜 7.5 g グリシン 0 〜 21.9 g L−アラニン 0 〜 11.5 g L−システイン 0 〜 1.4 g L−アスパラギン酸 0 〜 7.2 g L−グルタミン酸 0 〜 8.4 g L−プロリン 0 〜 12.8 g L−セリン 0 〜 5.6 g L−チロシン 0 〜 0.8 g 電解質として ナトリウム 15 〜 60 mM カリウム 0 〜 40 mM カルシウム 0 〜 15 mM マグネシウム 0 〜 12 mM リン 0 〜 15 mM 塩素 15 〜 60 mM 亜鉛 0 〜 30 μmol 安定化剤として 亜硫酸塩よりなる安定化剤 0.02〜 0.2 g 上記構成からなる本発明の2室容器入りビタミンB1配
合栄養輸液剤は、用時無菌的に且つ容易に混合すること
ができ、混合後も安定である特徴を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤の第1室にはブドウ糖及びビタミンB
1を含み、電解質を含まない輸液剤が収容される。ビタ
ミンB1としては、例えば塩酸チアミン、硝酸チアミン
等が挙げられ、好ましくは塩酸チアミンが用いられる。
【0011】上記第1室に収容される輸液のpHは、生
体に対する安全性の面からpH3.5〜5.0に調整さ
れるのが好ましい。更に好ましくはより生理的pHに近
いpH4.5の近傍、すなわち4.0〜5.0に調整す
るのがよい。本発明者は、pH調整剤として特定の酸、
すなわち酢酸又はマレイン酸を用いることによって、生
理的pHにおいてもビタミンB1の分解を抑制すること
ができることを見出した。これが本発明の重要な要点の
一つである。
【0012】本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤の第2室には、アミノ酸、電解質及び安定化剤
を含む輸液が収容される。アミノ酸としては、従来より
栄養補給を目的として利用されている各種のアミノ酸が
挙げられ、例えばL−イソロイシン、L−ロイシン、L
−バリン、L−リジン、L−メチオニン、L−フェニル
アラニン、L−スレオニン、L−トリプトファン、L−
アルギニン、L−ヒスチジン、グリシン、L−アラニ
ン、L−プロリン、L−アスパラギン酸、L−セリン、
L−チロシン、L−グルタミン酸、L−システイン等が
例示される。前記アミノ酸は、通常遊離アミノ酸の形態
で用いられるが、薬理学的に許容される塩、例えばナト
リウム、カリウムとの金属塩、酢酸、リンゴ酸との有機
酸塩、塩酸、硫酸との鉱酸塩等の形態でもよい。
【0013】また、本発明における電解質とは輸液分野
で用いられる意味における電解質であって、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、塩素
等が挙げられる。電解質の供給源としては、従来より輸
液に用いられている各種水溶性塩が使用できる。例え
ば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸二水
素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、酢酸ナトリウ
ム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、ヨウ化カリウ
ム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、乳
酸カリウム、クエン酸カリウム、酢酸カリウム、乳酸カ
リウム、乳酸カルシウム、グリセロリン酸ナトリウム、
グリセロリン酸カリウム、グリセロリン酸カルシウム、
グルコン酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシ
ウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、塩化亜
鉛、硫酸亜鉛、硫酸鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、グル
コン酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン等を挙げることができ
る。
【0014】更に、第2室の輸液剤には、亜硫酸水素ナ
トリウム、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、
チオ硫酸ナトリウム、ロンガリット等の亜硫酸塩が安定
化剤として添加される。本発明者は、この安定化剤とし
ての亜硫酸塩の量を0.02g/L〜0.2g/Lとす
ることによって、アミノ酸の安定性を維持できるだけで
なく、第1室の輸液剤と第2室の輸液剤とを混合した
際、ビタミンB1の分解を抑制することができたとい
う、これまで両立し難いと思われた2つの効果を見出し
た。これが本発明の重要な要件の一つである。
【0015】上記第2室に収容される輸液剤は、pH調
整剤として塩酸、酢酸又は水酸化ナトリウム等を用いて
pH6.0〜8.0に調整される。
【0016】本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤は、上述した組成物の他に必要に応じ、本発明
の目的である輸液の安定性を損なわない範囲において、
微量元素、他のビタミン類等の栄養素、その他の成分を
第1室及び/又は第2室に一日摂取量を考慮して配合す
ることができる。
【0017】本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤は、通常用いられている公知の方法に準拠して
製造できる。例えば各室にそれぞれの輸液を窒素等の不
活性ガス雰囲気下で充填後、加熱滅菌するのが好まし
い。加熱滅菌として高圧蒸気滅菌を行う場合は、100
〜130℃、5〜40分間行われる。
【0018】本発明に用いられる隔離手段によって2室
が形成された可撓性容器としては、中央部が帯状に剥離
可能に熱疑似溶着法により溶着され、厳密に隔離された
個室のそれぞれに輸液注入口又は排出口が設けられたも
のが挙げられる。その材質としてはプラスチック製の柔
軟なものであればよく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体等が挙げられる。更に、安定性を確保するために、上
記プラスチック容器をガスバリアー性の高い包材を用い
て包装し、包材とプラスチック容器の空間部を不活性ガ
ス置換後、同時に脱酸素剤(商品名:エージレス、三菱
瓦斯化学社製)を封入するのが好ましい。その包材とし
ては、ポリエステル、エチレンビニルアルコール共重合
体、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデ
ン、ナイロン等の材質やこれらのラミネートフィルムか
らなるものが挙げられる。
【0019】本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤の投与量は、症状、年齢、体重に応じて適宜増
減できるが、通常成人1日あたり500〜3000m
l、好ましくは1000ml〜2000mlとするのが
よい。
【0020】
【実施例】以下、実験例、実施例及び試験例を挙げ、本
発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0021】〔実施例1〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表1に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを3.5に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た溶液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、
ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 表1に示した第2室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000m
lとした溶液を0.2μmのメンブランフィルターで濾
過し、アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液を
得た。
【0022】
【表1】
【0023】3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及びビタミンB1を含有する輸液800
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液200mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。この輸液バッグを、高圧蒸気滅菌
(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤を得た。
【0024】〔実施例2〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 酢酸を用いてpHを4.0に調整した以外は、実施例1
と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液
を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0025】〔実施例3〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 酢酸を用いてpHを4.5に調整した以外は、実施例1
と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液
を得た。 2)アミノ酸、電解質及安定化剤を含有する輸液の調製 実施例1と同様にしてアミノ酸及び電解質を含有する輸
液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0026】〔実施例4〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 pH調整剤を用いなかった以外は、実施例1と同様にし
てブドウ糖及び塩酸チアミンを含有するの輸液を得た
(pHは5.0)。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0027】〔実施例5〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 マレイン酸を用いてpHを4.0に調整した以外は、実
施例1と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有す
る輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0028】〔実施例6〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 マレイン酸を用いてpHを4.5に調整した以外は、実
施例1と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有す
る輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0029】〔実施例7〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表1に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを4.5に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た溶液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、
ブドウ糖及びビタミンB1を含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液700
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液300mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。この輸液バッグを高圧蒸気滅菌
(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤を得た。
【0030】〔実施例8〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表1に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを4.5に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た溶液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、
ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液600
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液400mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。この輸液バッグを、高圧蒸気滅菌
(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤を得た。
【0031】〔実施例9〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表2に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを4.0に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、ブ
ドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 下記表2に示した第2室成分を、注射用蒸留水800m
lに加温溶解し、微量の酢酸でpHを7.4に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、ア
ミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液を得た。
【0032】
【表2】
【0033】3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液800
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液200mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。この輸液バッグをを、高圧蒸気滅
菌(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸素
剤と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包
装し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配合
栄養輸液剤を得た。
【0034】〔実施例10〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表2に示した第1室成分を注射用蒸留水700mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを4.0に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、ブ
ドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例9と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液700
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液300mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。各液を収容した容器を、高圧蒸気
滅菌(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸
素剤と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で
包装し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配
合栄養輸液剤を得た。
【0035】〔実施例11〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 表2に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、微量の酢酸を用いてpHを4.0に調整した
後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとし
た液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、ブ
ドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例9と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記1)で調
製したブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液600
mlを、窒素雰囲気下で充填し、密封した。次いで、容
器を反転させ、第2室に、上記2)で調製したアミノ酸
及び電解質を含有する輸液400mlを、窒素雰囲気下
で充填し、密封した。この輸液バッグを、高圧蒸気滅菌
(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下、脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、本発明の2室容器入りビタミンB1配合栄
養輸液剤を得た。
【0036】〔比較例1〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 酢酸を用いてpHを3.0に調整した以外は、実施例1
と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液
を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0037】〔比較例2〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 クエン酸を用いてpHを4.0に調整した以外は、実施
例1と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する
輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0038】〔比較例3〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 クエン酸を用いてpHを4.5に調整した以外は、実施
例1と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する
輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0039】〔比較例4〕 1)ブドウ糖及び塩酸チアミンを含有する輸液の調製 水酸化ナトリウムを用いてpHを6.0に調整した以外
は、実施例1と同様にしてブドウ糖及び塩酸チアミンを
含有する輸液を得た。 2)アミノ酸、電解質及び安定化剤を含有する輸液の調
製 実施例1と同様にしてアミノ酸、電解質及び安定化剤を
含有する輸液を得た。 3)輸液バッグへの充填 実施例1と同様にして本発明の2室容器入りビタミンB
1配合栄養輸液剤を得た。
【0040】〔比較例5〜8〕 1)第1室用輸液の調製 表3に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、各pH調整剤を用いてpHを3.5に調整し
た後、更に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlと
した溶液を0.2μmのメンブランフィルターで濾過
し、第1室用の輸液を得た。 2)第2室用輸液の調製 次に、表3に示した第2室成分を、注射用蒸留水800
mlに加温溶解し、更に注射用蒸留水を加えて全量を1
000mlとした溶液を0.2μmのメンブランフィル
ターで濾過し、第2室用の輸液を得た。
【0041】3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記で調製し
た第1室用の輸液800mlを、窒素雰囲気下で充填
し、密封した。次いで、容器を反転させ、第2室に、上
記で調製した第2室用の輸液200mlを、窒素雰囲気
下で充填し、密封した。この輸液バッグを、高圧蒸気滅
菌(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、比較例5〜8の輸液剤を得た。
【0042】
【表3】
【0043】〔比較例9〜10〕 1)第1室用輸液の調製 表4に示した第1室成分を注射用蒸留水800mlに加
温溶解し、酢酸を用いてpHを3.5に調整した後、更
に注射用蒸留水を加えて全量を1000mlとした溶液
を0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、第1室
用の輸液を得た。 2)第2室用輸液の調製 次に、表4に示した第2室成分を、注射用蒸留水800
mlに加温溶解し、更に注射用蒸留水を加えて全量を1
000mlとした溶液を0.2μmのメンブランフィル
ターで濾過し、第2室用の輸液を得た。
【0044】3)輸液バッグへの充填 2室に区画された輸液バッグの第1室に、上記で調製し
た第1室用の輸液800mlを、窒素雰囲気下で充填
し、密封した。次いで、容器を反転させ、第2室に、上
記で調製した第2室用の輸液200mlを、窒素雰囲気
下で充填し、密封した。この輸液バッグを、高圧蒸気滅
菌(105℃、30分)した後、窒素雰囲気下脱酸素剤
と共にガスバリアー性包材(エバールフィルム)で包装
し、密封し、比較例9〜10の輸液剤を得た。
【0045】
【表4】
【0046】〔試験例1〕安定性試験 上記で製造した各輸液バッグを、40℃(75%)で3
カ月間保存し、経時的に第1室の塩酸チアミンの残存率
(%)を測定した。その結果を下記表5に示す。
【0047】
【表5】
【0048】〔結果〕その結果、クエン酸でpH調整し
た輸液は1ヵ月後からビタミンB1の著しい残存率の低
下を示した。一方、酢酸又はマレイン酸を用いてpHを
3.5〜5.0に調整した輸液のみが良好な安定性を維
持できることがわかった。
【0049】〔試験例2〕安定性試験 上記で製造した各輸液バッグを、40℃(75%)で3
カ月間保存し、経時的に第1室の塩酸チアミンの残存率
(%)を測定した。その結果を下記表6に示す。
【0050】
【表6】
【0051】〔結果〕その結果、実施例1では3カ月後
も塩酸チアミンの残存率は90%以上であったが、比較
例5〜8は塩酸チアミンの残存率が低下し、安定性を維
持できないことがわかった。従って、第1室にブドウ糖
及びビタミンB1を含み、電解質を含まない輸液を収容
し、第2室にアミノ酸、電解質及び安定化剤を収容した
輸液が最も安定性に優れていることがわかった。
【0052】〔試験例3〕安定性試験 実施例1、7、8及び比較例9について、40℃(75
%)3カ月間保存後の第1室の塩酸チアミン残存率、ブ
ドウ糖残存率、ブドウ糖の分解指標となる284nmに
おける吸光度、着色の指標となる430nmにおける透
過率及び外観を測定した。一方、第2室はアミノ酸の中
で最も不安定なL−システインの残存率、着色の指標と
なる430nmにおける透過率及び外観を測定した。そ
の結果を、表7及び8示す。
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】〔結果〕 1)第1室の塩酸チアミンの3カ月後の残存率は、いず
れの例も90%以上であった。更に、ブドウ糖の残存率
も、99%以上であり、吸光度、透過率、外観にもほと
んど変化は認められなかった。 2)第2室のL−システインの3カ月後の残存率は95
%以上であった。更に他のアミノ酸についても95〜1
05%とほとんど変化は認められなかった。また、透過
率及び外観についても変化は認められなかった。しか
し、比較例9では安定化剤が少ないためL−システイン
の残存率の低下と、着色が認められた。 以上の結果から、本発明の2室容器入りビタミンB1配
合栄養輸液剤は、滅菌時の安定性及び長期間の保存安定
性に優れていることが明らかとなった。
【0056】〔試験例4〕混合後の安定性試験 実施例1、7、8及び比較例10について、第1室と第
2室間の隔壁を開通し混合した後、48時間後の塩酸チ
アミンの残存率と外観を測定した。その結果を下記表9
に示す。
【0057】
【表9】
【0058】〔結果〕その結果、塩酸チアミンの残存率
はいずれも90%以上であり、外観においても着色や沈
殿は認められず、2液を混合した後の安定性も良好であ
った。しかし、比較例10では安定化剤が多すぎるため
塩酸チアミンの残存率は、80%以下となり混合後の安
定性を維持できないことがわかった。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明は連通可能な隔離
手段により2室に区画された可撓性容器の第1室にブド
ウ糖及びビタミンB1を含み、電解質を含まない輸液を
収容し、第2室にアミノ酸、電解質及び安定化剤を含む
輸液を収容し、且つ第1室に収容されている輸液が酢酸
又はマレイン酸を用いてpH3.5〜5.0に調整され
ているているので、長期間の保存安定性に優れた2室容
器入りビタミンB1配合栄養輸液剤を提供できる。更
に、臨床使用時において混合後の安定性に優れ、かつ容
易に混合することができるので誤操作、ガラス粉末の混
入、雑菌汚染、異物混入等を起こさずに投与できるとい
う利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 33/06 A61K 33/06 33/30 33/30 33/42 33/42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連通可能な隔離手段により2室に区画され
    た可撓性容器の第1室にブドウ糖及びビタミンB1を含
    み、電解質を含まない輸液を収容し、第2室にアミノ
    酸、電解質及び安定化剤を含む輸液を収容した2室容器
    入りビタミンB1配合栄養輸液剤であって、第1室及び
    第2室に収容されている輸液が下記成分を下記の組成範
    囲内で含有する輸液であり、第1室に収容されている輸
    液のpHが3.5〜5.0に調整されていることを特徴
    とする2室容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤。 第1室 成 分 配合量(1L中) ブドウ糖 100 〜500 g ビタミンB1 1.25〜 12.5 mg 第2室 成 分 配合量(1L中) アミノ酸として L−イソロイシン 3.8 〜 12.3 g L−ロイシン 9.1 〜 16.8 g L−リジン 3.9 〜 15.6 g L−メチオニン 1.0 〜 15.2 g L−フェニルアラニン 0.3 〜 15.4 g L−スレオニン 2.5 〜 9.7 g L−トリプトファン 0.7 〜 4.1 g L−バリン 3.3 〜 17.1 g L−アルギニン 0 〜 20.5 g L−ヒスチジン 0 〜 7.5 g グリシン 0 〜 21.9 g L−アラニン 0 〜 11.5 g L−システイン 0 〜 1.4 g L−アスパラギン酸 0 〜 7.2 g L−グルタミン酸 0 〜 8.4 g L−プロリン 0 〜 12.8 g L−セリン 0 〜 5.6 g L−チロシン 0 〜 0.8 g 電解質として ナトリウム 15 〜 60 mM カリウム 0 〜 40 mM カルシウム 0 〜 15 mM マグネシウム 0 〜 12 mM リン 0 〜 15 mM 塩素 15 〜 60 mM 亜鉛 0 〜 30 μmol 安定化剤として 亜硫酸塩よりなる安定化剤 0.02〜 0.2 g
  2. 【請求項2】第1室に収容されている輸液のpHが酢酸
    又はマレイン酸を用いて調整されている請求項1記載の
    2室容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤。
  3. 【請求項3】第1室に収容されている輸液のpHが4.
    0〜5.0に調整されている請求項1又は2記載の2室
    容器入りビタミンB1配合栄養輸液剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004103375A1 (ja) * 2003-05-22 2004-12-02 Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. 末梢静脈投与用輸液製剤およびビタミンb1の安定化方法
JP2006001945A (ja) * 2005-09-01 2006-01-05 Terumo Corp ビタミンb1配合末梢静脈投与用総合輸液剤

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