JPH1135428A - 白髪防止用組成物 - Google Patents

白髪防止用組成物

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JPH1135428A
JPH1135428A JP9207247A JP20724797A JPH1135428A JP H1135428 A JPH1135428 A JP H1135428A JP 9207247 A JP9207247 A JP 9207247A JP 20724797 A JP20724797 A JP 20724797A JP H1135428 A JPH1135428 A JP H1135428A
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JP9207247A
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Yuki Shibata
由記 芝田
Tatsuo Ideta
立郎 出田
Tsutomu Soma
勤 相馬
Yoshiki Moriya
佳樹 守屋
Mitsuhisa Kojima
称央 小島
Ouji Ifuku
欧二 伊福
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チロシナーゼ活性促進作用および白髪防止作
用の優れた組成物を提供する。 【解決手段】 アオイ科(Malvaceae )ワタ属(Gossyp
ium )、マメ科(Leguminosae )デイコ属(Erythrina
)およびシレンゲ科(Loasaceae )メントゼリア属(M
entzelia)に属する植物からの抽出物を有効成分とする
チロシナーゼ活性促進用組成物および白髪防止用組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物抽出物を有効成
分とするチロシナーゼ活性促進用組成物または白髪防止
用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】白髪防止用組成物としては、白髪の発生
機序または、逆にメラニン色素形成機序等を参考に有効
物質をスクリーニングするか、あるいは無作為に各種物
質の白髪防止作用を検討することによって得られた多種
多様な化合物(または物質)の使用が提案されている。
【0003】例えば、メラノサイトの cyclic AMP 産生
能の向上を図るもの(特開平4−124122号公報参
照)、メラノサイトのメラニン生成の活性化を図るもの
(例えば、特開平5−78222号、特開平7−285
874号、特開平7−316026号公報等参照)、そ
の他育毛効果と白髪防止効果の両効果を奏すると称され
るもの(特開平7−112918号、特開平7−126
129号公報等参照)が挙げられる。これらには、動植
物からの抽出物を有効成分とするものがほとんどであ
り、一定の目的を達成できるとの記述が認められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、白髪の発生機
序の複雑さを考慮し、他方、天然産物の多様性に着目す
ると、天然産物由来のさらなる多種多様な成分を利用す
る新規な白髪防止組成物の提供も望まれるであろう。し
たがって、本発明の目的は、従来白髪防止用に使用され
ていないが、白髪防止用に使用されてきた(または使用
が提案されている)植物成分より、実使用において優れ
た効果を示す白髪防止用組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、白髪の発
生機序およびその各段階における各種化合物または物質
の作用効果について基礎研究を行うとともに、実使用に
おける有効性について検討を重ねてきた。その結果、容
易にかつ多量に入手できるアオイ科(Malvaceae )ワタ
属(Gossypium )、マメ科(Leguminosae )デイコ属
(Erythrina )およびシレンゲ科(Loasaceae )メント
ゼリア属(Mentzelia)に属する植物抽出物が、優れたチ
ロシナーゼ活性促進作用とともに白髪防止(または白髪
の黒化)作用を示すことを見出した。チロシナーゼ活性
促進用組成物は、白髪防止用として使用できるだけでな
く、例えばセルフタンニング用等にも利用できる。
【0006】従って、本発明によれば、植物抽出物を有
効成分として含んでなるチロシナーゼ活性促進用組成物
または白髪防止用組成物であって、有効成分が、アオイ
科(Malvaceae )ワタ属(Gossypium )、マメ科(Legu
minosae )デイコ属(Erythrina )およびシレンゲ科
(Loasaceae )メントゼリア属(Mentzelia)からなる群
より選ばれる属に属する植物由来の抽出物の少なくとも
1種からなる各組成物が提供される。なお、本発明にお
いて「白髪防止」の語は、「白髪の黒化作用」の概念も
包含する意図で使用されていることを理解する必要があ
る。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いられるアオイ科(Malvaceae )ワタ属(Goss
ypium )に属する植物は、該属に属し、かつ本発明の目
的に沿うものであればいずれの種の植物であってもよい
が、代表的な植物としては、アルゴドネラ(Algodoner
a、学名:Gossypium barbadense)を挙げることができ
る。これらの植物からの抽出物は、葉、茎、花、樹皮、
種子または果実、植物全草を使用することができるが、
葉、根、種子からのものを使用するのが好ましい。
【0008】また、本発明に用いられるマメ科(Legumi
nosae )デイコ属(Erythrina )に属する植物は、該属
に属し、かつ本発明の目的に沿うものであればいずれの
種の植物であってもよいが、代表的な植物としては、フ
アイルル(Huayruru、学名:Erythrina caralloides)を
挙げることができる。これらの植物からの抽出物は、
葉、茎、花、樹皮、種子または果実、植物全草を使用す
ることができるが、全草、葉、種子からのものを使用す
るのが好ましい。
【0009】さらに、本発明に用いられるシレンゲ科
(Loasaceae )メントゼリア属(Mentzelia)に属する植
物は、該属に属し、かつ本発明の目的に沿うものであれ
ばいずれの種の植物であってもよいが、代表的な植物と
しては、アングアラーテ(Anguarate 、学名:Mentzeli
a Cordiferia Dombey )を挙げることができる。これら
の植物からの抽出物は、葉、茎、花、樹皮、種子または
果実、植物全草を使用することができるが、全草、葉、
種子からのものを使用するのが好ましい。
【0010】本発明によれば、各抽出物を単独で、また
は組合せて使用することができる。本発明で使用する抽
出物は、一般にそれぞれの植物体を、必要により乾燥し
た後、抽出溶媒に一定期間浸漬するか、あるいは加熱還
流している抽出溶媒と接触させ、次いで濾過し、濃縮し
て得ることができる。使用する抽出溶媒としては、限定
されるものではないが、水、特にメタノール、エタノー
ル等のアルコール類、1,3−ブチレングリコール、ア
セトン、酢酸エチル等、およびこれらの混合物が挙げら
れる。
【0011】こうして得られる抽出物は、毛髪用組成物
または皮膚外用組成物(化粧料または薬剤)に常用され
ている希釈剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面
活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高級
アルコール、油分、保湿剤、増粘剤、溶剤、使用性向上
剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、紫外線防
止剤、粉末、その他の活性物質、色剤、香料等を目的と
する剤形に応じて適宜使用して製剤化することができ
る。本発明で使用する上記添加剤は、必ずしも単一の機
能によって分離できるものではないが、以下、通常分類
されている例に従って説明する。
【0012】希釈剤としては、水、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、グリコール類が挙げられる。アニオ
ン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステ
ル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸
塩、アルキルりん酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルりん酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩および
脂肪酸塩等が挙げられる。非イオン性界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪
酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂
肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体および脂肪酸ジエ
タノールアミド等が挙げられる。
【0013】カチオン性界面活性剤としては、例えば第
3級脂肪属アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム
ハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライドお
よびアルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド等
が挙げられ、両性界面活性剤としては、例えばアミドベ
タイン型、イミダゾリニウムベタイン型およびスルホベ
タイン型等の界面活性剤が挙げられる。高級アルコール
としては、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール等がある。油分としては、例
えば高級脂肪酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シ
リコーン油、高分子シリコーンおよびその誘導体、スク
ワラン、ワセリン、ならびにエステル油等が挙げられ
る。保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレ
ングリコールおよびソルビトール等が挙げられる。増粘
剤としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カラギーナン、カルボキシメチルセル
ロースおよびカチオン化セルロース等が挙げられる。粉
末としては、例えばシリカ、ナイロンパウダーおよびポ
リエチレンパウダー等の樹脂粉末等が挙げられる。
【0014】本発明の白髪防止用組成物には、発明の効
果に悪影響を及ぼさない限り、養毛料の成分として用い
ることができるいかなる成分を含めてもよい。このよう
な成分には、それ自体発毛効果等を有することが示唆さ
れている活性成分や助剤が包含される。例えば、センブ
リエキス、ニンジン抽出液等の植物抽出エキス、ビタミ
ンB6 、ビタミンEおよびその誘導体、ビオチン等のビ
タミン類、パントテン酸およびその誘導体、グリチルリ
チン酸およびその誘導体、ニコチン酸ベンジルなどのニ
コチン酸エステル類、セリン、メチオニン等のアミノ酸
類、セファランチン、塩化カプロニウム、ミノキシジ
ル、ニコランジル、アセチルコリン誘導体、サイクロス
ポリン類、およびエストラジオール等の女性ホルモン剤
等、ならびにこれらの混合物が挙げられる。さらに、例
えばヒノキチオール、ヘキサクロロフェン、ベンザルコ
ニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、ウンデ
シレン酸、トリクロロカルバニリドおよびビチオノール
等の抗菌剤、メントール等の清涼剤、サリチル酸、亜鉛
およびその誘導体、乳酸およびそのアルキルエステル等
の活性物質、クエン酸等の有機酸類、アルギニン等のア
ミノ酸類も、本発明の組成物に添加することができる。
【0015】本発明の組成物の形態は、液状、乳液、軟
膏などの皮膚または頭皮に適用できる性状のものであれ
ばいずれもよく、一般的にエモリエントローション、エ
モリエントクリーム、モイスチャージェル、化粧水、ヘ
アトニック、ヘアリキッド、スカルプトリートメント、
ヘアクリーム、エアゾールムース、エアゾールスプレ
ー、ヘアジェル、スプレームース等と称されている製品
形態をとることができる。
【0016】これらの製品形態をとる組成物中に含めら
れる植物抽出物の最適量は、形態に応じて異なるので特
定することができないが、一般に、総組成物重量当た
り、乾燥物として0.005〜20重量%、好ましくは
0.01〜5重量%である。0.005重量%未満の場
合には、本発明の目的を十分に達成できないことがあ
り、20重量%を超えると製剤上好ましくない。こうし
て調製される本発明の組成物の頭部への施用を例にとる
と、有効成分の用量が、成人の場合、1日1回当たり
0.001〜100mg、好ましくは0.1〜80mg
となるように施用することができる。
【0017】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説
明する。本発明はこれらにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。
【0018】実施例1:抽出物の調製 アルゴドネラ(Algodonera)の葉(乾燥物)560gを
室温で1週間エタノール7.5Lに浸清し、抽出液から
溶媒を留去して23.79gの抽出物を得た(実施例
1)。
【0019】フアイルル(Huayruru) の葉(乾燥物)2
30g、アングアラーテ(Anguarate )の葉(乾燥物)
430gをそれぞれ実施例1と同様にエタノール抽出し
て、抽出物をそれぞれ48g(実施例2)、19.5g
(実施例3)を得た。
【0020】(効果確認試験)上記に従って得られる抽
出物をそれぞれジメチルスルホキシド(DMSO)に1
%溶解し、この溶液を希釈して濃度を調整し、得られた
希釈液を使用して次の試験を行った。
【0021】(1)細胞培養法 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。3
%ウシ胎児血清(FBS)を含むイーグルMEM培地中
でCO2 インキュベーター(95%空気、5%二酸化炭
素)内、37°Cの条件下で培養した。培養24時間後
に試験試料溶液を終濃度(抽出乾燥物換算濃度)で10
-3〜10-5%になるように添加し、さらに3日間培養を
続け、以下の方法でメラニン生成量の視感判定及びチロ
シナーゼ活性促進効果を測定した。
【0022】(2)メラニン量の視感判定 ウェルのプレートの蓋の上に拡散板を置き、倒立顕微鏡
で細胞内のメラニン量を観察し、抽出物を添加していな
い試料(基準)で場合と比較した。その結果を表1に示
す。
【0023】<判定基準> +:黒い(メラニン量多い) ±:やや黒い(メラニン量やや多い) −:コントロール(メラニン量 ほとんど認められな
い)
【0024】(3)チロシナーゼ活性の測定 ウェル中の培地を除去し、PBS100μlで2回洗浄
した。各ウェルに45μlの1%トライトン−X(ロー
ムアンドハース社製)を含むPBS加えた。1分間プ
レートを振動させ、細胞膜を入念に破壊し、マイクロプ
レートリーダーで475nmの吸光度を測定した。これ
を0分時の吸光度とした。その後、すばやく5μlの1
0mMのL−Dopa溶液を添加して、37℃のインキ
ュベーターに移し、60分間反応させた。反応後、1分
間プレートを振動させて、60分時の吸光度(475n
m)を測定した。植物抽出物を添加していない試料(コ
ントロール)の0分時と、ドーパ添加後の60分後の吸
光度の差に対する各抽出物添加試料の前記吸光度差の増
加分を求めた。
【0025】
【表1】 ──────────────────────────────────── 試 験 メラニン生成視感評価 チロシナーゼ活性促進率(%) ──────────────────────────────────── 濃度(重量%) 10-4 10-3 10-2 10-4 10-3 10-2 ──────────────────────────────────── 無 添 加 − − − 1 1 1 アルゴドネラ抽出物 ± − − 70 20 1 フアイルル抽出物 − − ± 1 1 90 アングアラーテ抽出物 − + 毒性 60 97 53 ────────────────────────────────────
【0026】(4)累積塗布によるヒトによる白髪防止
効果 (試験方法)被験者として、各試料ごとに白髪のある4
0〜60歳の男女40名に1日2回(朝、夜)連続4カ
月間、本発明品と比較例のそれぞれをハーフヘッド法で
左右頭皮に別々に使用させ、塗布部位の状態を試験前後
で比較し、白髪防止、改善効果を調べた。
【0027】本発明の有効成分を配合したローションを
毎日塗布しながら白髪の発生を防止する割合を塗布開始
前及び塗布開始後4カ月における頭頂部の毛髪1,00
0本あたりの白髪の本数をかぞえた。
【0028】(判定基準) ++(著効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後
の本数が、80%未満の試験者が50%以上 +(有効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後の
本数が、90%未満の試験者が50%以上 ±(やや有効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布
後の本数が、100%未満の試験者が50%以上 −(無効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後の
本数が、100%未満の試験者が50%未満 結果は表2に示す。
【0029】本試験には、次の配合組成により各種白髪
防止ローションを調製し、その累積塗布による、白髪防
止効果について調べられた。
【0030】 配合成分 重量% 被験物質 1.0 ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 5.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 エチルアルコール 30.0 シリコーン誘導体 0.5 グリセリン 2.0 精製水 残 余 <製法>エチルアルコールに高分子、防腐剤、香料を加
えて均一に溶解する。
【0031】これに、あらかじめ溶解していた水層部
(精製水、シリコーン誘導体、グリセリン)を加え溶解
する。表2に各抽出物添加時の白髪防止度を示す。
【0032】
【表2】 ───────────────────── 被験物質 白髪防止効果 ───────────────────── 無添加 − アルゴドネラ抽出物 ± フアイルル抽出物 ± アングアラーテ抽出物 + ───────────────────── 以下、本発明の組成物のその他の製剤例を挙げる。
【0033】製剤例1 ヘアートニック (1)硬化ヒマシ油EO(40モル)付加物 2.0 重量% (2)アルゴドネラ抽出物(乾燥物) 0.2 (3)95%エタノール 70.0 (4)香料 適 量 (5)精製水 残 余 (調製法)(3)に(1)、(2)、(4)を添加し、
攪拌溶解した後、(5)を加えて標題の組成物(製品)
を得た。
【0034】製剤例2 ヘアートニック (1)グリセリン 2.0 重量% (2)L−メントール 0.1 (3)フアイルル抽出物(乾燥物) 0.5 (4)95%エタノール 55.0 (5)香料 適 量 (6)精製水 残 余 (調製法)(4)に(1)、(2)、(3)、(5)を
添加し、攪拌溶解した後、(6)を加えて標題の組成物
(製品)を得た。
【0035】製剤例3 ヘアートニック (1)ポリエチレングリコール200 2.0 重量% (2)L−メントール 0.1 (3)アングアラーテ抽出物(乾燥物) 1.0 (4)95%エタノール 50.0 (5)香料 適 量 (6)精製水 残 余 (調製法)(4)に(1)、(2)、(3)、(5)を
添加し、攪拌溶解した後、(6)を加えて標題の組成物
(製品)を得た。
【0036】製剤例4 ヘアーリキッド (1)ポリオキシプロピルブチルエーテル(40PO) 15.0重量% (2)ポリオキシプロピルブチルエーテルリン酸(40PO) 15.0 (3)アングアラーテ抽出物(乾燥物) 3.0 (4)1,3−ブチレングリコール 5.0 (5)95%エタノール 50.0 (6)香料 適 量 (7)色素、エデト酸 適 量 (8)精製水 残 余 製剤例1と同様に調製する。
【0037】製剤例5 スカルプトリートメント (1)1,3−プロピレングリコール 0.5重量% (2)ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサネート 1.2 (3)95%エタノール 60.0 (4)フアイルル抽出物(乾燥物) 2.5 (5)センブリエキス 1.0 (6)香料 適 量 (7)DME/LPG(95/5) 残 余 製剤例1と同様に調製する。
【0038】製剤例6 ヘアークリーム A相 (1)流動パラフィン 5.0重量% (2)セトステアリルアルコール 5.5 (3)ワセリン 4.5 (4)グリセリルモノステアレート 3.0 (5)EO(20モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 3.0 (6)ビタミンEアセテート 0.05 (7)プロピルパラベン 0.3 (8)香料 0.05 B相 (9)アングアラーテ抽出物(乾燥物) 0.01 (10)グリセリン 7.5 (11)ジプロピレングリコール 20.0 (12)ポリオキシエチレングリコール4000 5.0 (13)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 (14)精製水 残 余 (調製法)A相を加熱溶解、混合し、これにB相の熱溶
解混合物を添加し、ホモミキサーにて乳化し、標題の組
成物(製品)を得た。
【0039】製剤例7 ヘアジェル (1)カルボキシビニルポリマー 0.7重量% (2)ポリビニルピロリドン 2.0 (3)グリセリン 4.0 (4)フアイルル抽出物(乾燥物) 0.05 (5)水酸化ナトリウム 適 量 (6)エチルアルコール 25.0 (7)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 適 量 (8)香料、キレート剤(EDTA) 適 量 (9)精製水 残 余 (調製法)カルボキシビニルポリマーをグリセリンと一
部の精製水で分散する。他の成分を残部の精製水に溶解
し、攪拌しながら添加し、標題の組成物(製品)を得
た。
【0040】製剤例8 ウォーターグリース (1)カルボキシビニルポリマー 0.5重量% (2)グリセリン 50.0 (3)水酸化ナトリウム 適 量 (4)エチルアルコール 10.0 (5)アルゴドネラ抽出物(乾燥物) 5.0 (6)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 適 量 (7)香料、キレート剤(EDTA) 適 量 (8)精製水 残 余 (調製法)製剤例5と同様。
【0041】製剤例9 ヘアスプレー (原液処方) (1)アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 7.0重量% (2)セチルアルコール 0.1 (3)シリコーン油(メチルフェニルポリシロキサン) 0.3 (4)エチルアルコール 88.5 (5)アングアラーテ抽出物(乾燥物) 4.0 (6)香料 適 量 (充填処方) (7)原液 50.0 (8)ジメチルエーテル 45.0 (9)LPG 5.0 (調製法)(1)、(2)、(3)をホモミキサーで均
一に乳化した。これを他の成分の溶液に添加して原液を
調製した。充填は、缶に原液を充填し、バルブ装着後、
ガスを充填して、標題の組成物(製品)を得た。
【0042】製剤例10 化粧水 (1)1,3−ブチレングリコール 6.0重量% (2)グリセリン 4.0 (3)オレイルアルコール 0.1 (4)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5 (5)POE(15)ラウリルアルコールエーテル 0.5 (6)フアイルル抽出物(乾燥物) 1.0 (7)エタノール 10.0 (8)香料、色素、防腐剤、褪色防止剤及び緩衝液 各適量 (9)精製水 残 余 (調製法)(9)に(1)および(2)ならびに(8)
の緩衝剤及び褪色防止剤を室温にて溶解し水相とする。
(7)に(8)の香料、(3)、(4)、(5)および
(6)を溶解し、先の水相に混合可溶化する。その後
(8)の色剤により調色し、標題の組成物(製品)を得
た。
【0043】製剤例11 エモリエントローション (1)ステアリン酸 2.0重量% (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 4.0 (4)スクワラン 5.0 (5)アングアラーテ抽出物(乾燥物) 5.0 (6)グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.0 (7)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)PEG1500 3.0 (10)トリエタノールアミン 1.0 (11)香料および防腐剤 各適量 (12)精製水 残 余 (調製法)常法による。
【0044】製剤例12 エモリエントクリーム (1)セチルアルコール 5.0重量% (2)ステアリン酸 3.0 (3)ワセリン 5.0 (4)スクワラン 10.0 (5)グリセロールトリ2−エチルヘキサン酸エステル 7.0 (6)アルゴドネラ抽出物(乾燥物) 0.5 (7)ジプロピレングリコール 5.0 (8)グリセリン 5.0 (9)プロピレングリコールモノステアリン酸エステル 8.0 (10)POE(20)セチルアルコールエーテル 3.0 (11)トリエタノールアミン 1.0 (12)香料、防腐剤および酸化防止剤 各適量 (13)精製水 残 余 (調製法)常法による。
【0045】製剤例13 モイスチャージェル (1)ジプロピレングリコール 7.0重量% (2)PEG1500 8.0 (3)アルゴドネラ抽出物(乾燥物) 0.1 (4)カルボキシビニルポリマー 0.4 (5)メチルセルロース 0.2 (6)POE(15)オレイルアルコールエーテル 1.0 (7)水酸化カリウム 0.1 (8)香料、色素、防腐剤、褪色防止剤及びキレート剤 各適量 (9)精製水 残 余 (調製法)常法による。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、チロシナーゼ活性促進
作用および白髪防止作用の優れた組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 佳樹 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 小島 称央 東京都中央区銀座7−5−5 株式会社資 生堂内 (72)発明者 伊福 欧二 神奈川県横浜市金沢区福浦2−12−1 株 式会社資生堂第二リサーチセンター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物抽出物を有効成分として含んでなる
    チロシナーゼ活性促進用組成物であって、有効成分が、
    アオイ科(Malvaceae )ワタ属(Gossypium)、マメ科
    (Leguminosae )デイコ属(Erythrina )およびシレン
    ゲ科(Loasaceae )メントゼリア属(Mentzelia)からな
    る群より選ばれる属に属する植物由来の抽出物の少なく
    とも1種からなる組成物。
  2. 【請求項2】 植物抽出物を有効成分として含んでなる
    白髪防止用組成物であって、有効成分が、アオイ科(Ma
    lvaceae )ワタ属(Gossypium )、マメ科(Leguminosa
    e )デイコ属(Erythrina )およびシレンゲ科(Loasac
    eae )メントゼリア属(Mentzelia)からなる群より選ば
    れる属に属する植物由来の抽出物の少なくとも1種から
    なる組成物。
  3. 【請求項3】 アオイ科(Malvaceae )ワタ属(Gossyp
    ium )に属する植物が、アルゴドネラ(Algodonera、学
    名:Gossypium barbadense)である請求項1または2記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 マメ科(Leguminosae )デイコ属(Eryt
    hrina )に属する植物が、フアイルル(Huayruru、学
    名:Erythrina caralloides)である請求項1または2記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 シレンゲ科(Loasaceae )メントゼリア
    属(Mentzelia)に属する植物が、アングアラーテ(Angu
    arate 、学名:Mentzelia Cordiferia Dombey )である
    請求項1または2記載の組成物。
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