JPH11353684A - 半導体レーザ制御装置 - Google Patents
半導体レーザ制御装置Info
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- JPH11353684A JPH11353684A JP10178179A JP17817998A JPH11353684A JP H11353684 A JPH11353684 A JP H11353684A JP 10178179 A JP10178179 A JP 10178179A JP 17817998 A JP17817998 A JP 17817998A JP H11353684 A JPH11353684 A JP H11353684A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】半導体レーザが記録(消去)パワーのときに、
レーザ光に高周波信号が重畳され、半導体レーザを破壊
する虞がある。 【解決手段】ライトゲート信号に基づいて半導体レーザ
のレーザパワーを決定する基準電圧を発生して基準電圧
信号として出力する基準電圧発生回路と、基準電圧信号
の高周波成分を除去するローパスフィルタと、基準電圧
信号に基づいてレーザパワーを制御するAPC回路と、
APC回路の制御に基づいて半導体レーザを発光させる
レーザ駆動回路と、再生モード時に半導体レーザに重畳
させる高周波信号を発生する高周波重畳回路とを具備す
る半導体レーザ制御装置において、半導体レーザのレー
ザパワーをライトゲート信号により記録・消去モードか
ら再生モードに切り換えるとき、基準電圧信号が予め定
められたしきい値より低い電圧に達した後に高周波信号
を半導体レーザの駆動電流に重畳させるタイミング制御
回路を備えた。
レーザ光に高周波信号が重畳され、半導体レーザを破壊
する虞がある。 【解決手段】ライトゲート信号に基づいて半導体レーザ
のレーザパワーを決定する基準電圧を発生して基準電圧
信号として出力する基準電圧発生回路と、基準電圧信号
の高周波成分を除去するローパスフィルタと、基準電圧
信号に基づいてレーザパワーを制御するAPC回路と、
APC回路の制御に基づいて半導体レーザを発光させる
レーザ駆動回路と、再生モード時に半導体レーザに重畳
させる高周波信号を発生する高周波重畳回路とを具備す
る半導体レーザ制御装置において、半導体レーザのレー
ザパワーをライトゲート信号により記録・消去モードか
ら再生モードに切り換えるとき、基準電圧信号が予め定
められたしきい値より低い電圧に達した後に高周波信号
を半導体レーザの駆動電流に重畳させるタイミング制御
回路を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク記
録再生装置において、再生及び記録・消去の半導体レー
ザのレーザパワーを制御し、再生レーザ発光時に高周波
重畳を行う半導体レーザ制御装置に関する。
録再生装置において、再生及び記録・消去の半導体レー
ザのレーザパワーを制御し、再生レーザ発光時に高周波
重畳を行う半導体レーザ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】書き換え可能な光磁気ディスクへの信号
の記録方法は、磁性層に直流磁界を加えて、レーザ光を
記録信号で変調して信号を記録する光変調方法と、連続
発振しているレーザ光を磁性層に照射し、磁界を記録信
号で変調して信号を記録する磁界変調方法とがある。
の記録方法は、磁性層に直流磁界を加えて、レーザ光を
記録信号で変調して信号を記録する光変調方法と、連続
発振しているレーザ光を磁性層に照射し、磁界を記録信
号で変調して信号を記録する磁界変調方法とがある。
【0003】図5は、従来の光磁気ディスク記録再生装
置における磁界変調方法の記録方法を説明するための模
式図である。図5において、光磁気ディスク14は、書
き換え可能な光ディスクであり、ポリカーボネイト等の
透明な基板15上に、テルビウム(Tb)、鉄(F
e)、コバルト(Co)等の磁性材料からなる磁性層1
6がコーティングされている。磁性層16は、初期状態
では一定の方向に磁化されており、図5においては上向
きに磁化されている。
置における磁界変調方法の記録方法を説明するための模
式図である。図5において、光磁気ディスク14は、書
き換え可能な光ディスクであり、ポリカーボネイト等の
透明な基板15上に、テルビウム(Tb)、鉄(F
e)、コバルト(Co)等の磁性材料からなる磁性層1
6がコーティングされている。磁性層16は、初期状態
では一定の方向に磁化されており、図5においては上向
きに磁化されている。
【0004】半導体レーザ10から連続発振したレーザ
光17が、対物レンズ18により光磁気ディスク14の
磁性層16上に収束すると、磁性層16の温度はレーザ
光17によりキュリー温度又は補償温度以上に高くな
る。磁性層16に照射されたレーザ光17のスポット付
近に磁気ヘッド19を配置し、磁気ヘッド19のコイル
に供給する電流の向きを記録信号に対応させて変えるこ
とにより、磁性層16の磁化方向が変化して記録が行わ
れる。
光17が、対物レンズ18により光磁気ディスク14の
磁性層16上に収束すると、磁性層16の温度はレーザ
光17によりキュリー温度又は補償温度以上に高くな
る。磁性層16に照射されたレーザ光17のスポット付
近に磁気ヘッド19を配置し、磁気ヘッド19のコイル
に供給する電流の向きを記録信号に対応させて変えるこ
とにより、磁性層16の磁化方向が変化して記録が行わ
れる。
【0005】このようにして信号が記録された光磁気デ
ィスク14における信号の再生は、半導体レーザ10か
ら発振するレーザ光17のレーザパワーを、記録時のレ
ーザパワーより低くし、すなわち、磁性層16のキュリ
ー温度又は補償温度よりも高くならないようにして、光
磁気ディスク14の磁性層16に照射する。つまり、光
磁気ディスク14の再生時には、記録のレーザパワー
(以下、記録パワーという。)より低い再生のレーザパ
ワー(以下、再生パワーという。)のレーザ光17が照
射される。
ィスク14における信号の再生は、半導体レーザ10か
ら発振するレーザ光17のレーザパワーを、記録時のレ
ーザパワーより低くし、すなわち、磁性層16のキュリ
ー温度又は補償温度よりも高くならないようにして、光
磁気ディスク14の磁性層16に照射する。つまり、光
磁気ディスク14の再生時には、記録のレーザパワー
(以下、記録パワーという。)より低い再生のレーザパ
ワー(以下、再生パワーという。)のレーザ光17が照
射される。
【0006】光磁気ディスク14の再生では、照射され
たレーザ光17は、磁性層16の磁化方向、すなわち、
記録信号に対応して偏光角度が変化する。光磁気ディス
ク14における信号の読み取りの精度を向上させるため
には、レーザ光17のノイズを低減させる必要がある。
レーザ光17のノイズを低減させる方法としては、特公
昭59−9086号公報に開示されているように、半導
体レーザ10の駆動電流に高周波信号(高周波電流)を
重畳させる方法がある。
たレーザ光17は、磁性層16の磁化方向、すなわち、
記録信号に対応して偏光角度が変化する。光磁気ディス
ク14における信号の読み取りの精度を向上させるため
には、レーザ光17のノイズを低減させる必要がある。
レーザ光17のノイズを低減させる方法としては、特公
昭59−9086号公報に開示されているように、半導
体レーザ10の駆動電流に高周波信号(高周波電流)を
重畳させる方法がある。
【0007】半導体レーザ10の駆動電流に高周波信号
を重畳すると、レーザ光17のノイズは低減し、再生信
号のSN比を上げることができる。しかし、記録時にお
いては、レーザ光17のレーザパワーが高いため、重畳
させる高周波信号の電流のピーク値で半導体レーザ10
が発光すると、半導体レーザ10の規格値を越えたレー
ザパワーで発光し、半導体レーザが破壊したり、劣化し
て寿命が短くなったりする虞がある。
を重畳すると、レーザ光17のノイズは低減し、再生信
号のSN比を上げることができる。しかし、記録時にお
いては、レーザ光17のレーザパワーが高いため、重畳
させる高周波信号の電流のピーク値で半導体レーザ10
が発光すると、半導体レーザ10の規格値を越えたレー
ザパワーで発光し、半導体レーザが破壊したり、劣化し
て寿命が短くなったりする虞がある。
【0008】そのため、特開昭62−119743号公
報に記載されているように、再生時にのみ、高周波信号
を重畳させて半導体レーザ10を発光させ、記録時又は
消去時には、高周波信号を重畳させない方法がある。す
なわち、記録(消去)モード信号のONと同時に、高周
波信号をOFFとし、記録(消去)モード信号のOFF
と同時に、高周波信号をONとする方法がある。
報に記載されているように、再生時にのみ、高周波信号
を重畳させて半導体レーザ10を発光させ、記録時又は
消去時には、高周波信号を重畳させない方法がある。す
なわち、記録(消去)モード信号のONと同時に、高周
波信号をOFFとし、記録(消去)モード信号のOFF
と同時に、高周波信号をONとする方法がある。
【0009】しかし、高周波信号がONとなってから、
レーザパワー等が安定した発振状態となるまでには時間
を要する。つまり、再生モードから記録(消去)モード
に変わる場合、再生を終了すると同時に高周波信号をO
FFとしても、高周波信号は同時にOFFとはならず、
減衰時間を要する。そのため、減衰する前に記録(消
去)モードに変わると、半導体レーザ10は、レーザパ
ワーが大きな発光時に高周波電流が重畳されるため、破
壊したり劣化する可能性がある。
レーザパワー等が安定した発振状態となるまでには時間
を要する。つまり、再生モードから記録(消去)モード
に変わる場合、再生を終了すると同時に高周波信号をO
FFとしても、高周波信号は同時にOFFとはならず、
減衰時間を要する。そのため、減衰する前に記録(消
去)モードに変わると、半導体レーザ10は、レーザパ
ワーが大きな発光時に高周波電流が重畳されるため、破
壊したり劣化する可能性がある。
【0010】そのため、特開昭64−76432号公報
には、半導体レーザ10の駆動回路の記録(消去)モー
ドと再生モードとを切り換えるタイミングを制御する光
学式情報記録再生装置が記載されている。
には、半導体レーザ10の駆動回路の記録(消去)モー
ドと再生モードとを切り換えるタイミングを制御する光
学式情報記録再生装置が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来の半導体
レーザ制御装置の概略構成を示す模式図である。図6に
おいて、基準電圧発生回路4が発生した基準電圧に基づ
いて、半導体レーザ10を駆動するレーザ駆動回路2を
制御するAPC(Auto Power Control)回路3と、半導
体レーザ10を駆動する駆動電流に重畳させる高周波信
号eを発生する高周波重畳回路6とを備えた半導体レー
ザ制御装置1は、マイコン8により制御される。
レーザ制御装置の概略構成を示す模式図である。図6に
おいて、基準電圧発生回路4が発生した基準電圧に基づ
いて、半導体レーザ10を駆動するレーザ駆動回路2を
制御するAPC(Auto Power Control)回路3と、半導
体レーザ10を駆動する駆動電流に重畳させる高周波信
号eを発生する高周波重畳回路6とを備えた半導体レー
ザ制御装置1は、マイコン8により制御される。
【0012】マイコン8は、レーザパワーの基準電圧を
記録(消去)モードと再生モードとに切り換えるための
ライトゲート信号bと、高周波重畳回路6のON/OF
Fを制御するためのレーザ制御信号aとを出力する。図
6において、ローパスフィルタ5は、APC回路3に入
力する基準電圧信号cに突発的なスパイクノイズが発生
したり、再生モードから記録(消去)モードへの切り換
わりで基準電圧が急激に変化した場合に、半導体レーザ
が破壊したり劣化することを防止するために設けられて
いる。
記録(消去)モードと再生モードとに切り換えるための
ライトゲート信号bと、高周波重畳回路6のON/OF
Fを制御するためのレーザ制御信号aとを出力する。図
6において、ローパスフィルタ5は、APC回路3に入
力する基準電圧信号cに突発的なスパイクノイズが発生
したり、再生モードから記録(消去)モードへの切り換
わりで基準電圧が急激に変化した場合に、半導体レーザ
が破壊したり劣化することを防止するために設けられて
いる。
【0013】また、高周波信号eは、高周波であるため
追従性が悪く、レーザ制御信号aがOFFになっても、
それと同時にOFFにはならず、減衰時間を要する。そ
のため、半導体レーザ10の基準電圧が高周波信号eの
減衰途中で記録(消去)モードの電圧レベルに到達し、
半導体レーザ10に過剰電流を流す虞がある。
追従性が悪く、レーザ制御信号aがOFFになっても、
それと同時にOFFにはならず、減衰時間を要する。そ
のため、半導体レーザ10の基準電圧が高周波信号eの
減衰途中で記録(消去)モードの電圧レベルに到達し、
半導体レーザ10に過剰電流を流す虞がある。
【0014】図7は、従来の半導体レーザ制御装置の制
御のタイミングを示す模式図である。そこで、図6にお
いて、基準電圧発生回路4で発生した基準電圧信号c
を、抵抗R1及びンデンサC1からなるローパスフィル
タ5を通してAPC回路3に入力させる。そうすると、
図7に示すように、ライトゲート信号bが再生モードか
ら記録(消去)モードに切り換わるときに、高周波信号
eが完全に減衰した後(t2の時間経過後)に、レーザ
パワーを記録(消去)パワーに切り換える。
御のタイミングを示す模式図である。そこで、図6にお
いて、基準電圧発生回路4で発生した基準電圧信号c
を、抵抗R1及びンデンサC1からなるローパスフィル
タ5を通してAPC回路3に入力させる。そうすると、
図7に示すように、ライトゲート信号bが再生モードか
ら記録(消去)モードに切り換わるときに、高周波信号
eが完全に減衰した後(t2の時間経過後)に、レーザ
パワーを記録(消去)パワーに切り換える。
【0015】ところが、ライトゲート信号bを記録(消
去)モードから再生モードに切り換える場合に、基準電
圧信号cの電圧は、ローパスフィルタ5の抵抗R1とコ
ンデンサC1の時定数により、除々に再生パワーとな
る。しかし、高周波重畳回路6のON/OFFは、ライ
トゲート信号bの切り換えと同時にONとなるため、t
1の時間の範囲内で、半導体レーザ10に高周波信号が
重畳され、半導体レーザ10を破壊又は劣化させる虞が
ある。
去)モードから再生モードに切り換える場合に、基準電
圧信号cの電圧は、ローパスフィルタ5の抵抗R1とコ
ンデンサC1の時定数により、除々に再生パワーとな
る。しかし、高周波重畳回路6のON/OFFは、ライ
トゲート信号bの切り換えと同時にONとなるため、t
1の時間の範囲内で、半導体レーザ10に高周波信号が
重畳され、半導体レーザ10を破壊又は劣化させる虞が
ある。
【0016】したがって本発明は、再生パワーに基づい
てレーザ光に高周波信号を重畳させる光磁気ディスク記
録再生装置において、半導体レーザが記録(消去)パワ
ーから再生パワーに、又は、再生パワーから記録(消
去)パワーに切り換わるときに、半導体レーザの破壊又
は劣化することを防止する半導体レーザ制御装置を提供
することを目的としている。
てレーザ光に高周波信号を重畳させる光磁気ディスク記
録再生装置において、半導体レーザが記録(消去)パワ
ーから再生パワーに、又は、再生パワーから記録(消
去)パワーに切り換わるときに、半導体レーザの破壊又
は劣化することを防止する半導体レーザ制御装置を提供
することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのため本願の請求項1
記載の発明は、マイコンから出力される記録・消去モー
ドと再生モードとを切り換えるライトゲート信号に基づ
いて、半導体レーザのレーザパワーを決定する基準電圧
を発生し基準電圧信号として出力する基準電圧発生回路
と、基準電圧信号の高周波成分を除去するローパスフィ
ルタと、ローパスフィルタを通過した基準電圧信号に基
づいて、半導体レーザのレーザパワーを制御するAPC
回路と、APC回路の制御に基づいて、半導体レーザに
駆動電流を供給して半導体レーザを発光させるレーザ駆
動回路と、再生モード時に半導体レーザを駆動する駆動
電流に重畳させる高周波信号を発生する高周波重畳回路
とを具備する半導体レーザ制御装置において、半導体レ
ーザのレーザパワーをライトゲート信号により記録・消
去モードから再生モードに切り換えるとき、基準電圧信
号が予め定められたしきい値より低い電圧に達した後
に、高周波信号を半導体レーザの駆動電流に重畳するタ
イミング制御回路を備えたことを特徴としている。
記載の発明は、マイコンから出力される記録・消去モー
ドと再生モードとを切り換えるライトゲート信号に基づ
いて、半導体レーザのレーザパワーを決定する基準電圧
を発生し基準電圧信号として出力する基準電圧発生回路
と、基準電圧信号の高周波成分を除去するローパスフィ
ルタと、ローパスフィルタを通過した基準電圧信号に基
づいて、半導体レーザのレーザパワーを制御するAPC
回路と、APC回路の制御に基づいて、半導体レーザに
駆動電流を供給して半導体レーザを発光させるレーザ駆
動回路と、再生モード時に半導体レーザを駆動する駆動
電流に重畳させる高周波信号を発生する高周波重畳回路
とを具備する半導体レーザ制御装置において、半導体レ
ーザのレーザパワーをライトゲート信号により記録・消
去モードから再生モードに切り換えるとき、基準電圧信
号が予め定められたしきい値より低い電圧に達した後
に、高周波信号を半導体レーザの駆動電流に重畳するタ
イミング制御回路を備えたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の半導体レーザ制
御装置における一実施例の概略構成を示す模式図であ
る。図1において、半導体レーザ駆動装置1は、レーザ
駆動回路2、APC回路3、基準電圧発生回路4、ロー
パスフィルタ5、高周波重畳回路6、タイミング制御回
路7とを備えている。半導体レーザ制御装置1は、マイ
コン8から出力されるレーザ制御信号a及びライトゲー
ト信号bにより制御される。半導体レーザ部9は、半導
体レーザ10とフォトディテクタ11を備えている。
御装置における一実施例の概略構成を示す模式図であ
る。図1において、半導体レーザ駆動装置1は、レーザ
駆動回路2、APC回路3、基準電圧発生回路4、ロー
パスフィルタ5、高周波重畳回路6、タイミング制御回
路7とを備えている。半導体レーザ制御装置1は、マイ
コン8から出力されるレーザ制御信号a及びライトゲー
ト信号bにより制御される。半導体レーザ部9は、半導
体レーザ10とフォトディテクタ11を備えている。
【0019】レーザ駆動回路2は、半導体レーザ部9の
半導体レーザ10に駆動電流を供給し、半導体レーザ1
0からレーザ光を発光させる。
半導体レーザ10に駆動電流を供給し、半導体レーザ1
0からレーザ光を発光させる。
【0020】APC回路3は、半導体レーザ10の温度
が変化しても、常に一定のレーザパワーを保ちレーザ光
を発光させるために、基準電圧に基づいてレーザ駆動回
路2の駆動電流の制御を行う。また、APC回路3は、
半導体レーザ部9のフォトディテクタ11が検出したレ
ーザパワーを監視して、一定のレーザパワーとなるよう
にレーザ駆動回路2の駆動電流を制御する。
が変化しても、常に一定のレーザパワーを保ちレーザ光
を発光させるために、基準電圧に基づいてレーザ駆動回
路2の駆動電流の制御を行う。また、APC回路3は、
半導体レーザ部9のフォトディテクタ11が検出したレ
ーザパワーを監視して、一定のレーザパワーとなるよう
にレーザ駆動回路2の駆動電流を制御する。
【0021】基準電圧発生回路4は、APC回路3がレ
ーザ駆動回路2の駆動電流を制御するための基準電圧を
発生し、基準電圧信号cとして出力する。
ーザ駆動回路2の駆動電流を制御するための基準電圧を
発生し、基準電圧信号cとして出力する。
【0022】ローパスフィルタ5は、抵抗R1とコンデ
ンサC1により構成され、基準電圧発生回路4が発生し
た基準電圧信号cの高周波成分を除去してAPC回路3
に出力する。
ンサC1により構成され、基準電圧発生回路4が発生し
た基準電圧信号cの高周波成分を除去してAPC回路3
に出力する。
【0023】高周波重畳回路6は、再生時の再生信号の
SN比を向上させるために、半導体レーザ10の駆動電
流に重畳させる高周波信号eを発生し出力する。
SN比を向上させるために、半導体レーザ10の駆動電
流に重畳させる高周波信号eを発生し出力する。
【0024】タイミング制御回路7は、マイコン8から
出力されるライトゲート信号bと、半導体レーザ10の
レーザパワーを決定する基準電圧信号cとに基づいて、
高周波重畳回路6における高周波信号を重畳させるON
/OFFのタイミングを制御する重畳制御信号dを出力
する。
出力されるライトゲート信号bと、半導体レーザ10の
レーザパワーを決定する基準電圧信号cとに基づいて、
高周波重畳回路6における高周波信号を重畳させるON
/OFFのタイミングを制御する重畳制御信号dを出力
する。
【0025】図2は、本実施例の半導体レーザ制御装置
におけるタイミング制御回路の概略構成を示す模式図で
ある。図3は、本実施例の半導体レーザ制御装置におけ
るタイミング制御回路のタイミングチャートを示す。図
2及び図3において、コンパレータ12のしきい値f
は、半導体レーザ10の記録パワー発光時の最低値より
十分低い電圧(再生パワー発光値)に設定する。電圧し
きい値fは、抵抗R2及び抵抗R3の抵抗値により決定
することができる。
におけるタイミング制御回路の概略構成を示す模式図で
ある。図3は、本実施例の半導体レーザ制御装置におけ
るタイミング制御回路のタイミングチャートを示す。図
2及び図3において、コンパレータ12のしきい値f
は、半導体レーザ10の記録パワー発光時の最低値より
十分低い電圧(再生パワー発光値)に設定する。電圧し
きい値fは、抵抗R2及び抵抗R3の抵抗値により決定
することができる。
【0026】図3に示すように、ライトゲート信号b
が、区間Aの再生モードから区間B以降の記録(消去)
モードに切り換わると、基準電圧信号cは、ローパスフ
ィルタ5の時定数により、区間B及び区間Cのように、
除々に再生パワー設定値から記録(消去)パワー設定値
に変化する。コンパレータ12の出力gは、基準電圧信
号cの電圧がしきい値fの電圧を越える区間Cから区間
Dで、HレベルからLレベルに変化する。
が、区間Aの再生モードから区間B以降の記録(消去)
モードに切り換わると、基準電圧信号cは、ローパスフ
ィルタ5の時定数により、区間B及び区間Cのように、
除々に再生パワー設定値から記録(消去)パワー設定値
に変化する。コンパレータ12の出力gは、基準電圧信
号cの電圧がしきい値fの電圧を越える区間Cから区間
Dで、HレベルからLレベルに変化する。
【0027】逆に、ライトゲート信号bが、区間Cの記
録(消去)モードから区間D以降の再生モードに切り換
わると、基準電圧信号cは、ローパスフィルタ5の時定
数により、区間D以降のように、除々に記録(消去)パ
ワー設定値から再生パワー設定値に変化する。コンパレ
ータ12の出力gは、基準電圧信号cの電圧がしきい値
fの電圧より低くなる区間E以降で、LレベルからHレ
ベルに変化する。
録(消去)モードから区間D以降の再生モードに切り換
わると、基準電圧信号cは、ローパスフィルタ5の時定
数により、区間D以降のように、除々に記録(消去)パ
ワー設定値から再生パワー設定値に変化する。コンパレ
ータ12の出力gは、基準電圧信号cの電圧がしきい値
fの電圧より低くなる区間E以降で、LレベルからHレ
ベルに変化する。
【0028】そこで、コンパレータ12の出力gとライ
トゲート信号bをNAND回路13に入力する。NAN
D回路13からの出力をタイミング制御回路7の重畳制
御信号dとする。重畳制御信号dは、ライトゲート信号
bが、区間Aの再生モードから区間Bの記録(消去)モ
ードに切り換わるときに、高周波重畳をOFFとする。
また、逆に、区間Cの記録(消去)モードから区間D以
降の再生モードに切り換わる場合は、基準電圧信号cが
しきい値fの電圧レベルより低くなる区間Eで高周波重
畳をONとする。
トゲート信号bをNAND回路13に入力する。NAN
D回路13からの出力をタイミング制御回路7の重畳制
御信号dとする。重畳制御信号dは、ライトゲート信号
bが、区間Aの再生モードから区間Bの記録(消去)モ
ードに切り換わるときに、高周波重畳をOFFとする。
また、逆に、区間Cの記録(消去)モードから区間D以
降の再生モードに切り換わる場合は、基準電圧信号cが
しきい値fの電圧レベルより低くなる区間Eで高周波重
畳をONとする。
【0029】図4は、本実施例の半導体レーザ制御装置
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
4において、レーザ制御信号aがOFF状態(システム
の初期状態)では、ライトゲート信号bが再生モード、
基準電圧信号cが再生パワー設定値、重畳制御信号dが
OFF状態である。
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
4において、レーザ制御信号aがOFF状態(システム
の初期状態)では、ライトゲート信号bが再生モード、
基準電圧信号cが再生パワー設定値、重畳制御信号dが
OFF状態である。
【0030】レーザ制御信号aをONとすると、ほぼ同
時に重畳制御信号dがONとなり、半導体レーザ10の
発光モードは再生モード(高周波重畳ON)となる。さ
らに、ライトゲート信号bが再生モードから記録(消
去)モードに変わると同時に、重畳制御信号dをOFF
にすると、高周波信号eは、例えば約4μs程度の減衰
時間を経てOFFとなる。
時に重畳制御信号dがONとなり、半導体レーザ10の
発光モードは再生モード(高周波重畳ON)となる。さ
らに、ライトゲート信号bが再生モードから記録(消
去)モードに変わると同時に、重畳制御信号dをOFF
にすると、高周波信号eは、例えば約4μs程度の減衰
時間を経てOFFとなる。
【0031】また、基準電圧信号cの電圧は、抵抗R1
及びコンデンサC1の時定数により、4μsより十分長
い時間t2後に記録パワー最小値となり、時間t3後に
記録パワー設定値に到達し、半導体レーザ10の発光モ
ードが記録(消去)モード(高周波重畳OFF)とな
る。
及びコンデンサC1の時定数により、4μsより十分長
い時間t2後に記録パワー最小値となり、時間t3後に
記録パワー設定値に到達し、半導体レーザ10の発光モ
ードが記録(消去)モード(高周波重畳OFF)とな
る。
【0032】さらに、ライトゲート信号bを記録(消
去)モードから再生モードに切り換えると、基準電圧信
号cは、抵抗R1及びコンデンサC1の時定数により、
除々に下がり始める。そして、時間t1後に記録パワー
最小値を経て、時間t3に再生パワー設定値に達する。
去)モードから再生モードに切り換えると、基準電圧信
号cは、抵抗R1及びコンデンサC1の時定数により、
除々に下がり始める。そして、時間t1後に記録パワー
最小値を経て、時間t3に再生パワー設定値に達する。
【0033】重畳制御信号をONとするタイミングは、
基準電圧信号cの電圧がしきい値fの電圧に到達した時
点t4でONとすると、高周波信号eは、t4+4μs
で安定する。
基準電圧信号cの電圧がしきい値fの電圧に到達した時
点t4でONとすると、高周波信号eは、t4+4μs
で安定する。
【0034】以上のように、重畳制御信号dのON/O
FFを、ライトゲート信号bと基準電圧信号cを用いて
制御することにより、基準電圧信号cが再生パワーから
記録パワーに切り換わるとき、ローパスフィルタ5の時
定数により、高周波重畳がOFFになる時間より長い時
間でレーザパワーを記録パワーにすることができる。ま
た、記録パワーから再生パワーに切り換えるとき、レー
ザパワーが十分に再生パワーに達した後、高周波重畳回
路6をONにすることができる。
FFを、ライトゲート信号bと基準電圧信号cを用いて
制御することにより、基準電圧信号cが再生パワーから
記録パワーに切り換わるとき、ローパスフィルタ5の時
定数により、高周波重畳がOFFになる時間より長い時
間でレーザパワーを記録パワーにすることができる。ま
た、記録パワーから再生パワーに切り換えるとき、レー
ザパワーが十分に再生パワーに達した後、高周波重畳回
路6をONにすることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、半導体レーザが記録
(消去)パワーから再生パワーに切り換わるときに、レ
ーザパワーに基づいてレーザ光に高周波信号を重畳する
ことができるため、半導体レーザの破壊や劣化を防止す
ることができる。
(消去)パワーから再生パワーに切り換わるときに、レ
ーザパワーに基づいてレーザ光に高周波信号を重畳する
ことができるため、半導体レーザの破壊や劣化を防止す
ることができる。
【図1】本発明の半導体レーザ制御装置における一実施
例の概略構成を示す模式図である。
例の概略構成を示す模式図である。
【図2】本実施例の半導体レーザ制御装置におけるタイ
ミング制御回路の概略構成を示す模式図である。
ミング制御回路の概略構成を示す模式図である。
【図3】本実施例の半導体レーザ制御装置におけるタイ
ミング制御回路のタイミングチャートを示す。
ミング制御回路のタイミングチャートを示す。
【図4】本実施例の半導体レーザ制御装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
するためのタイミングチャートである。
【図5】従来の光磁気ディスク記録再生装置における磁
界変調方法の記録方法を説明するための模式図である。
界変調方法の記録方法を説明するための模式図である。
【図6】従来の半導体レーザ制御装置の概略構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図7】従来の半導体レーザ制御装置の制御のタイミン
グを示す模式図である。
グを示す模式図である。
1・・半導体レーザ制御装置、2・・レーザ駆動回路、
3・・APC回路、4・・基準電圧発生回路、5・・ロ
ーパスフィルタ、6・・高周波重畳回路、7・・タイミ
ング制御回路、8・・マイコン、9・・半導体レーザ
部、10・・半導体レーザ、11・・フォトディテク
タ、12・・コンパレータ、13・・NAND回路、1
4・・光磁気ディスク、15・・基板、16・・磁性
層、17・・レーザ光、18・・対物レンズ、19・・
磁気ヘッド
3・・APC回路、4・・基準電圧発生回路、5・・ロ
ーパスフィルタ、6・・高周波重畳回路、7・・タイミ
ング制御回路、8・・マイコン、9・・半導体レーザ
部、10・・半導体レーザ、11・・フォトディテク
タ、12・・コンパレータ、13・・NAND回路、1
4・・光磁気ディスク、15・・基板、16・・磁性
層、17・・レーザ光、18・・対物レンズ、19・・
磁気ヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】マイコンから出力される記録・消去モード
と再生モードとを切り換えるライトゲート信号に基づい
て半導体レーザのレーザパワーを決定する基準電圧を発
生し基準電圧信号として出力する基準電圧発生回路と、
前記基準電圧信号の高周波成分を除去するローパスフィ
ルタと、前記ローパスフィルタを通過した前記基準電圧
信号に基づいて前記半導体レーザのレーザパワーを制御
するAPC(Auto Power Control)回路と、該APC回
路の制御に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供給
して前記半導体レーザを発光させるレーザ駆動回路と、
再生モード時に前記半導体レーザを駆動する駆動電流に
重畳させる高周波信号を発生する高周波重畳回路とを具
備する半導体レーザ制御装置において、前記半導体レー
ザのレーザパワーを前記ライトゲート信号により記録・
消去モードから再生モードに切り換えるとき、前記基準
電圧信号が予め定められたしきい値より低い電圧に達し
た後に前記高周波信号を前記半導体レーザの駆動電流に
重畳するタイミング制御回路を備えたことを特徴とする
半導体レーザ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178179A JPH11353684A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 半導体レーザ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178179A JPH11353684A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 半導体レーザ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11353684A true JPH11353684A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=16043996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10178179A Withdrawn JPH11353684A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 半導体レーザ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11353684A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103390856A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-11-13 | 北京时代民芯科技有限公司 | 一种控制激光器驱动电路上电阶段输出电流稳定性的方法 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP10178179A patent/JPH11353684A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103390856A (zh) * | 2013-07-15 | 2013-11-13 | 北京时代民芯科技有限公司 | 一种控制激光器驱动电路上电阶段输出电流稳定性的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |