JPH11352857A - 回収トナー搬送装置 - Google Patents

回収トナー搬送装置

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JPH11352857A
JPH11352857A JP10176695A JP17669598A JPH11352857A JP H11352857 A JPH11352857 A JP H11352857A JP 10176695 A JP10176695 A JP 10176695A JP 17669598 A JP17669598 A JP 17669598A JP H11352857 A JPH11352857 A JP H11352857A
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JP
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toner
magnetic member
blade
magnetic
conveying
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Application number
JP10176695A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sanpei
敦史 三瓶
Masakuni Konshiya
将国 近者
Takamasa Shiraki
孝昌 白木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上から回収した残留トナーを搬送する
際のトナー飛散防止、異音防止、ブレードエッジ破損防
止を図った回収トナー搬送装置を提供する。 【解決手段】 磁性体を螺旋状に成形した磁性部材1
を、ポリエステル等からなる管状の被覆部材2内で回転
可能に保持する。クリーニング装置のブレード16Aで
感光体上から除去、回収した残留トナーを、回転する磁
性部材1の磁力で被覆部材2の表面に引き付け、磁性部
材1の回転速度には追従できないようにして被覆部材2
の外周面上を磁性部材1と感光体ドラム11の間で被覆
部材2の軸方向に搬送する。このため、残留トナー7の
搬送路を区画する外壁の一部となるブレード16Aやシ
ール部材5の内面に圧力を掛けることなく残留トナー7
を回収、搬送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置であって転写残トナーを回収、再利用するために用い
る回収トナー搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
回収トナーによる環境汚染対策として、トナーの再利用
を行う電子作像システムが増加している。このような装
置は、現像したトナー像を感光体から転写紙に転写した
後、感光体上に残留するトナーをクリーニングブレード
等の除去手段で除去し、この除去トナーを回収して再度
現像装置や回収容器へ戻し、再利用しようとするもので
ある。また最近では、ジャム紙の除去性の容易さから用
紙の縦搬送方式を採用した電子写真装置が増加してい
る。
【0003】図1の画像形成装置は、トナー再利用機構
と用紙の縦搬送機構を備えた画像形成装置の概略構成を
示す概念図である。図中11は像担持体である感光体ド
ラム、12は接触帯電回転体である帯電ローラ、13は
回収トナーの搬送装置、14は現像装置、15は転写ロ
ーラ、16はクリーニング装置である。感光体ドラム1
1はОPC等の光導電層を有する像担持体であり、作像
動作時は図中反時計方向に回転する。帯電ローラ12は
作像時に高圧電圧が印加され、感光体ドラム11の表面
に一様に電荷を付与して帯電する。転写ローラ15は感
光体ドラム11上に現像されたトナー像を給紙コロ19
やレジストローラ20によって搬送されてきた転写紙T
に転写する。
【0004】さらに具体的には、書き込み装置22から
のレーザー光Lによって、感光体ドラム11上のマイナ
ス電荷を消して静電潜像を形成し、現像装置14内に収
容したトナーを現像ローラ14Aの回転によって感光体
ドラム11上の像担持体面に付着させ、そこに形成され
ている静電潜像を可視化する。この感光体ドラム11上
に形成されたトナー像が、感光体ドラム11の回転によ
り転写ローラ15の位置に搬送されると、レジストロー
ラ20まで搬送されて待機していた転写紙Tが感光体ド
ラム11上の画像とタイミングをあわせてレジストロー
ラ20により送り出される。転写ローラ15には、転写
紙Tの先端が感光体ドラム11とのニップ部に進入する
と同時に転写バイアスが印加され、転写ローラ15上に
は感光体ドラム11上のトナーと逆極性の電荷が付与さ
れ、これによって転写紙Tにトナー像が転写される。な
お転写紙Tと感光体ドラム11を分離させるため、除電
針15Aにはバイアスを印加するか接地しておく。
【0005】転写紙Tに転写されずに感光体ドラム11
に残留したトナー等は、クリーニング装置16のブレー
ド16Aで剥離された後、搬送装置13で図の紙面と垂
直方向に搬送され、図示せぬ搬送パイプ内を落下して現
像装置14内に戻されて再利用される。最後に感光体ド
ラム11は除電ランプ18により全面露光され、ドラム
上残留電荷を消去され、次のコピーに備える。なお図中
23は定着ローラである。ブレード16Aにはウレタン
ゴム製のものなどが用いられる。
【0006】このような画像形成装置で採用する回収ト
ナーの搬送装置13においては、従来から搬送コイルと
呼ばれる金属製の厚さ0.3〜0.5mmの板金をスプ
リングコイル状に巻いた部材を一般的に用いている。こ
の搬送コイルは、トナー搬送時にトナー粉体をパイプ内
壁等の搬送路外壁を構成する部材に押圧しながら搬送す
るもので、凝集度が悪化した回収トナーがそれ自体に付
着したりブリッジを形成したりするのを回転搬送時の自
己振動により防止し、装置運転の初期においても、経時
的にも安定した搬送力を維持する機能を果たす。
【0007】そのため搬送コイルの一端が駆動伝達軸、
他端が自由端となっており、自由端側がフリーで弾性変
形しやすく、たとえ途中から折れ曲がって変形していて
もコイルが弾性変形して矯正されながらパイプ内で回転
することができ、その状態でトナー等の粉体を搬送可能
としてある。
【0008】しかしながら、このような搬送コイルを用
いると異音に関する問題が発生する。すなわち、搬送物
であるトナー等のワックスを含有した樹脂粉体が全く介
在しない状態では、コイル外周面とそれを収納したパイ
プ内壁(搬送路としての外壁を構成する)との摺動抵抗
が増大し、場合によってはコイルがパイプ内壁面と摺接
しながら微振動して高周波異音を発生してしまうからで
ある。また、パイプ内壁とコイルの摺擦によってその間
にある搬送トナーが凝集し、それが現像装置側に戻され
て異常画像を引き起こす可能性もある。
【0009】さらにこの搬送方式は、コイルやスクリュ
ー等による回収トナーの搬送は、コイル等の周囲に外壁
を固定し、そこに粉体を押しつけながら搬送する方式で
あるため、搬送路の外壁の一部がシール部材等の弱い部
材であると、シール隙間部分にトナー粉体の圧力が集中
的に作用して隙間からトナーが外部へ吹き出しやすいと
いう問題もある。図1のような装置構成では、クリーニ
ング装置16のブレード16Aの両端部に回収トナー漏
洩防止のためのシール部材を配置するようになっている
が、搬送コイルによって押し込まれた回収トナーがブレ
ード16Aとシール部材の間から吹き出して機内を汚染
しやすい。図1のような装置構成の場合、レイアウト制
約上から図示のようにクリーニング装置16を感光体ド
ラム11の上部に配置しているが、このような構成では
隙間から吹き出した回収トナーが感光体ドラム11上に
落下して異常画像を発生させやすい。
【0010】またクリーニング装置16のブレード16
Aのエッジ部に溜った回収トナーが重力では落下しない
ため、掻き取られた感光体ドラム11上の位置にそのま
ま滞留しやすい。その結果、溜まってしまったトナーが
経時的にブレード16Aのエッジを押し上げ、クリーニ
ング不良を引き起こす場合もある。これを防止するため
には、絶えずブレード16Aのエッジ近傍からトナーを
搬出する機構が必要である。すなわちトナー回収装置に
要求される理想的な機能としては、搬送手段がブレード
エッジにできるかぎり近接していて、感光体ドラムから
掻き取った直後にトナーを引き込みながら搬送すること
であり、搬送手段の位置がブレードエッジの近傍であれ
ばあるほどその効果が高い。したがって搬送部材として
はブレードエッジ部に干渉してもブレードエッジを破損
しないようなものが好ましく、表面に硬質の部材が突出
して動作するものは望ましくなかった。さらに、φ30
mm以下のような小径の感光体を用いる画像形成装置で
は、クリーニング装置の上方配置に使用できるスペース
の制約が大きく、トナー搬送部にも省スペース性が要求
されている。
【0011】そのためたとえば特開平7−175392
号公報や特開平8−95456号公報等に開示されてい
るように、ブレードの上流にマグネットローラを配置し
て磁性トナーを回収するという提案がなされている。し
かしながら、特開平7−175392号公報に開示の技
術は、トナーを回収、再利用するというものではなくて
トナー飛散を防止する効果しかなく、特開平8−954
56号公報に開示の技術は、マグネット表面に直接マイ
ラー等の掻き取り部材を当接させて表面のトナーを剥離
させるため、マイラーの摺動状態がマグネットの表面粗
さに左右され、腹あたり等で掻き取り効果が不十分にな
ったり、マグネット表面に傷があると掻き取り部材を巻
き込んでしまう可能性がある。さらに回収トナーをブレ
ード稜線に平行方向に搬送することは困難であり、あく
まで回収トナーをクリーニング容器内に回収するための
ものとなっている。
【0012】また一般的に図示のようなクリーニング装
置16では、ブレード16Aの長手方向で均一に入力す
る残留トナーを回収する場合、ブレード16Aの一端側
から他端側へトナーを搬送していくと搬送するトナーの
量が下流ほど増大し、そのために上流側と下流側で搬送
性能に差ができ、下流側でトナーの圧力が高まり、下流
側に位置するシールとブレード16Aの隙間などからト
ナーが飛散しやすくなるという問題もある。
【0013】本発明は、上記従来の諸問題に鑑みてなし
たもので、感光体上から回収した残留トナーを搬送する
際のトナー飛散防止、異音防止、ブレードエッジ破損防
止を図った回収トナー搬送装置を提供することを目的と
する。
【0014】また本発明は、トナーを掻き取るブレード
のエッジ部の回収トナーの移動性を高め、ブレードから
離れた位置へ搬送することにより、トナー凝集防止及び
クリーニング性能の維持を図れる回収トナー搬送装置を
提供することを目的とする。
【0015】さらに本発明は、シールされた壁面の部位
にトナー圧を掛けることなく除去した残留トナーを飛散
がないように搬送可能な回収トナー搬送装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】またさらに本発明は、クリーニングブレー
ドの長手方向で生じ得るトナーの圧力差を軽減し、下流
側でのトナー飛散が発生しないようにした回収トナー搬
送装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の回収トナー搬送
装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成する
ために、像担持体上に残留したトナーを除去するクリー
ニング手段と、該クリーニング手段により除去した残留
トナーを現像装置または回収容器まで搬送する搬送手段
とを有する回収トナー搬送装置において、上記搬送手段
が、磁力を有する螺旋状の磁性部材と、該磁性部材の周
囲を被覆する位置固定の被覆部材とを有し、上記磁性部
材を上記被覆部材中で回転させることを特徴とする。
【0018】同請求項2に係るものは、上記被覆部材の
外周に上記除去した残留トナーの搬送方向に略平行な段
部を形成してなることを特徴とする。
【0019】同請求項3に係るものは、上記段部の位置
を、上記クリーニング手段からの上記トナー入力領域と
非入力領域で異ならせてあることを特徴とする。
【0020】同請求項4に係るものは、上記搬送手段に
よる上記除去した残留トナーの搬送能力を、上記クリー
ニング手段からのトナー入力領域と非入力領域で、また
はトナー搬送経路上流側と下流側とで異ならせてあるこ
とを特徴とする。
【0021】同請求項5に係るものは、上記磁性部材が
コイル状であり、上記トナー入力領域と非入力領域で、
またはトナー搬送経路上流側と下流側とでコイルピッチ
を異ならせてあることを特徴とする。
【0022】同請求項6に係るものは、上記段部の高さ
を、トナー搬送経路上流側と下流側とで異ならせてある
ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態及び実施例】以下本発明の実施の形
態及び実施例を図面を参照して説明する。なお以下では
従来と共通する部分には共通する符号を付して説明す
る。図2、図3は本発明に係る回収トナー搬送装置の一
実施形態を示す概略断面図である。なお図2は、クリー
ニング装置16のブレード16Aとの位置関係をわかり
やすくするために、トナー搬送装置13の部分は図3に
おける鉛直方向のA−A断面とし、クリーニング装置1
6の部分はブレード16Aを含む略水平方向のB−B断
面図としてある。
【0024】本例では、クリーニングブレード16Aは
ゴム硬度65゜〜70゜、厚さ2mmのポリウレタンゴ
ムからなり、感光体ドラム11の回転方向(図3で反時
計方向)に対してカウンター方向に当接している。図2
中の1は磁性部材、2は被覆部材である。磁性部材1
は、図4(A)に示すような板厚2〜5mmの磁性体を
螺旋状に成形して芯材を設けたもの、または丸棒に螺旋
状に接着したもので、最大外径はφ5〜15mmのもの
である。磁性体には、たとえばゴムマグネットシート
(住友3M製、N1400、着磁面最大密度60mT
(600G))を、金属の円筒に両面テープで巻き付け
て構成することができる。巻き付け方としては図4
(B)に示すように疎に巻いても、図4(C)に示すよ
うに密に巻いてもいずれでもよく、所望の磁束密度等の
条件を満たすようにすればよい。磁性部材1の最大磁束
密度は磁性トナー種類、被覆部材の肉厚、磁性体1の回
転数によって最適値を決める。なお磁性部材1は被覆部
材2で被覆してそれ自体には磁性を有する回収した残留
トナー7を付着させない。
【0025】被覆部材2はポリエステル、PP、フッ素
系樹脂等の低摩擦係数の樹脂製とし、肉厚は0.1〜3
mmとする。磁性部材1の外径とのクリアランスは0.
5〜1mmとし、内径はφ5.5〜12.5mmとす
る。この内径は磁性部材1の外周全振れとの関係から、
磁性部材1が被覆部材2の内壁を摺擦しても異音や偏摩
耗が発生しないクリアランスとする。
【0026】また被覆部材2はクリーニング装置16の
ハウジング8に固定し、磁性部材1の端部をギア3を介
して駆動して磁性部材1が被覆部材2の内部で回転でき
るようにする。なおギア3は感光体ドラム11の端部に
設けたフランジ付きの図示せぬギアから回転駆動を受け
て回転する。磁性部材1の回転方向は、図2中の左側に
位置する自由端側から見て、図3のように反時計回りと
する。クリーニング装置16のブレード16Aで掻き取
った残留トナー7をブレード16Aのエッジ側でなく、
エッジから遠ざける方向に回収、搬送するためである。
さらに、磁性部材1のスパイラルの巻き方向は、磁性部
材1が図3での反時計方向に回転したときに、被覆部材
2の内壁に付着した磁性トナーを図2の左側出口方向に
搬送できる方向とする。本例では左巻きとしてある。さ
らにクリーニング装置16のブレード16Aの両端部は
発泡ポリウレタンゴムからなるシール部材5によってそ
のハウジング8との間をシールしてある。
【0027】ブレード16Aによって感光体ドラム11
から除去、回収された残留トナー7は、図3に示すよう
にブレード16Aのエッジにいったん溜まった後、磁性
部材1の磁力に引き付けられて被覆部材2の表面に付着
する。そして、磁性部材1を回転数50〜100rpm
で回転させると、残留トナー7は被覆部材2の外周を磁
性部材1に追従して移動しようとするが、磁性部材1の
回転速度に追従できずに被覆部材2の円筒上部までは汲
みあがらず、結果として磁性部材1と感光体ドラム11
の間を、図2の右から左方向に搬送される。なお磁性部
材1の回転が遅すぎたり、被覆部材2表面の磁力が強過
ぎたりすると、残留トナー7は磁性部材1の回転に追従
して被覆部材2の円筒外周を回ってしまい、搬送できな
くなる。そこで、磁性部材1を所定の回転数以上にする
か、磁性部材1の磁力密度あるいは磁性部材1と被覆部
材2のクリアランスを最適値にすることで、感光体ドラ
ム11と被覆部材2の間で残留トナー7を搬送できるよ
うに設定する。
【0028】このようにすることによって、残留トナー
7の搬送路を区画する外壁となる面に圧力を掛けること
なく残留トナー7を回収、搬送でき、ブレード16Aと
シール部材5の隙間、シール部材5とハウジング8の隙
間から残留トナー7が漏洩することを防止できる。な
お、搬送装置13のトナー搬送端部は、図2に示すよう
に、残留トナー7が現像装置14または図示せぬ回収容
器への搬送パイプ6の内壁面に擦り落とされて落下し、
現像装置14またはトナー回収容器に搬送される。
【0029】図5は本発明に係る回収トナー搬送装置の
第2の実施形態を示す概略断面図である。また図6は図
5のA−A断面図、図7は同B−B断面図である。本例
は、被覆部材2の外表面にリブ形状部2A、2Bを設け
るとともに、磁性部材1の回転数を先の例とは異ならせ
るものである。リブ形状部2Aは、搬送パイプ6に対応
する部分を除いて被覆部材2のほぼ全長にわたってその
軸線方向、すなわち除去した残留トナーの搬送方向に沿
って平行に設けてあり、被覆部材2の周囲の面に対して
外側へ突出する段部を形成している。またリブ形状部2
Bは、搬送パイプ6に対応する部分に、リブ形状部2A
と同じく被覆部材2の軸線方向(除去した残留トナーの
搬送方向)に沿って平行に設けてあり、被覆部材2の周
囲の面に対して外側へ突出する段部を形成している。こ
れらリブ形状部2A、2Bは、図6、図7から明らかな
ように被覆部材2の軸線の周りで約90℃ずれた位置に
設けてあるが、図5では紙面に示す関係上から約180
度ずれているように描いてある。
【0030】この例でも、先の実施形態と同様に、ブレ
ード16Aで感光体ドラム11から掻き取られた残留ト
ナー7は、磁性部材1の磁力によって被覆部材2の表面
に引き付けられ、磁性部材1の回転に追従して被覆部材
2の表面を図6中で反時計方向に移動する。先の実施例
よりも、磁性部材1の回転数を遅くするかあるいは磁性
部材1の磁力密度を高くするかして、残留トナー7が被
覆部材2の外表面を磁性部材1に対してある程度追従で
きるようにする。残留トナー7が被覆部材2のリブ形状
部2Aの位置まで搬送されると、今度はリブ形状部2A
の下面に沿って図5中で右から左へ搬送される。図6か
ら明らかなように、除去された残留トナー7はブレード
16Aのエッジからより遠ざかる位置で搬送されるた
め、ブレード16Aのエッジやエッジ両端のシール部材
5に圧力をかけることなく搬送でき、シール部材5を設
けた部位の隙間からのトナー飛散や、トナーの凝集によ
るクリーニング不良等を生じさせずに済む。そして、搬
送装置13のトナー搬送端部では、先の実施形態と同様
に、残留トナー7が搬送パイプ6の内壁面とリブ形状部
2Bの側面に擦り落とされて落下し、現像装置14また
はトナー回収容器に搬送される。
【0031】上述のリブ形状部の位置を、被覆部材2の
外周上で適宜変えることによりトナー搬送位置を変える
ことが可能である。たとえば先の例でも、トナー入力の
有無に応じてリブ形状部2A、2Bの位置を変更してあ
り、リブ形状部2Aではトナーの圧力を掛けると漏れ等
の問題の生じる領域において、搬送する残留トナー7が
問題のある側へ行かないようにしてあり、リブ形状部2
Bを設けた領域では搬送してきた残留トナー7を擦り落
としやすいようにしてある。
【0032】なお本実施形態ではリブ形状部によって段
付き形状を構成しているが、図8に示す変形例のように
被覆部材2の管厚を偏肉状にして段部2Cを形成しても
よい。
【0033】図9は本発明に係る回収トナー搬送装置の
第3の実施形態を示す概略断面図である。本実施形態で
は、図示のようにシール部材5に相当する位置で、磁性
部材1の巻きピッチを大きくしている。これによってシ
ール部材5近傍での残留トナー7の搬送速度が大きくな
るため、シール部材5に加わるトナーの圧力が軽減でき
る。
【0034】一方、残留トナーの搬送方向上流側と下流
側では、搬送するトナー量が変わるので、図10に示す
本発明の第4の実施形態のように、リブ形状部2Aの高
さを下流側の方を高くすることで、下流側でのトナー搬
送力を増大させ得る。
【0035】また図11に示す本発明の第5の実施形態
のように、磁性部材1の巻きピッチを上流側(ピッチ
p)より下流側(ピッチp’)で大きくする(p’>
p)ことで残留トナー7の送り速度を上げることがで
き、下流でトナー圧が増加するのを防止できる。この方
式ではリブ形状部の高さは一定でも実現可能であるた
め、より省スペース化が可能となる。同様に、残留トナ
ーの搬送方向下流側で磁性部材1の磁力を増大させても
同様である。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る回収トナー搬送装置は、
以上説明してきたように、除去した残留トナーを搬送す
る搬送手段を、磁力を有する螺旋状の磁性部材と、その
周囲を被覆する位置固定の被覆部材とで構成し、磁性部
材を被覆部材中で回転させるようにしたので、被覆部材
の外壁面上を磁性部材の回転軸と平行にトナー搬送する
ことができ、したがってトナーの搬送路の外壁を構成す
る部材に内圧を掛けることなくトナーを搬送でき、搬送
路の外壁にできる隙間等からのトナー飛散が防止できる
という効果がある。このため感光体や感光体上の残留ト
ナーを掻き取るブレードに近接して設けてもそれらを破
損することがないという効果を奏する。
【0037】請求項2に係る回収トナー搬送装置は、以
上説明してきたように、被覆部材の外周に除去した残留
トナーの搬送方向に略平行な段部を形成するので、この
段部の面に沿って除去した残留トナーが搬送されるよう
になり、したがってトナーの搬送位置を自由に設定で
き、搬送手段をブレードエッジに近付けることが可能に
なり、上記共通の効果に加え、効率的にエッジ近傍のト
ナーの滞留を防止でき、経時的にも安定したクリーニン
グ性を維持できるようになるという効果がある。
【0038】請求項3に係る回収トナー搬送装置は、以
上説明してきたように、トナーが入力する部位とシール
を設けた部位や搬送終端部のようなトナーの非入力部位
で段部の位置を変えているので、上記共通の効果に加
え、シールを設けた部位のようにトナーが漏れやすい部
位にトナー圧を掛けることなく搬送可能となり、よりい
っそうトナー飛散を防止できるという効果がある。
【0039】請求項4に係る回収トナー搬送装置は、以
上説明してきたように、除去した残留トナーの搬送手段
による搬送能力を、クリーニング手段からのトナー入力
領域と非入力領域で、またはトナー搬送経路上流側と下
流側とで異ならせるので、搬送するトナー量が多い部位
での搬送能力を高めることができ、また請求項5に係る
回収トナー搬送装置は、以上説明してきたように、磁性
部材のコイルピッチを、トナー入力領域と非入力領域
で、またはトナー搬送経路上流側と下流側とで異ならせ
るので、搬送するトナー量が多い部位での搬送能力、搬
送速度を大きくすることができ、いずれも上記共通の効
果に加え、より効率的にトナーの飛散防止が図れるとい
う効果がある。
【0040】請求項6に係る回収トナー搬送装置は、以
上説明してきたように、段部の高さをトナー搬送経路上
流側と下流側とで異ならせるので、搬送するトナー量が
多い部位を高くすることにより、上記共通の効果に加
え、トナー飛散を防止しつつもトナー搬送力を増大させ
ることができるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー再利用機構と用紙の縦搬送機構を備えた
画像形成装置の概略構成を示す概念図である。
【図2】本発明に係る回収トナー搬送装置の一実施形態
を示す概略断面図である。
【図3】本発明に係る回収トナー搬送装置の一実施形態
を示す概略断面図である。
【図4】図2、3中の磁性部材を形成する素材となる磁
性体の斜視図(A)、それにより形成した磁性部材の例
を示す斜視図(B)、(C)である。
【図5】本発明に係る回収トナー搬送装置の第2の実施
形態を示す概略断面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】本発明に係る回収トナー搬送装置の第2の実施
形態の変形例を示す概略断面図である。
【図9】本発明に係る回収トナー搬送装置の第3の実施
形態を示す概略断面図である。
【図10】本発明に係る回収トナー搬送装置の第4の実
施形態を示す概略断面図である。
【図11】本発明に係る回収トナー搬送装置の第5の実
施形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 磁性部材 2 被覆部材 2A、2B リブ形状部 3 ギア 5 シール部材 6 搬送パイプ 7 残留トナー 8 クリーニング装置のハウジング 11 感光体ドラム 12 帯電ローラ 13 トナー搬送装置 14 現像装置 14A 現像ローラ 15 転写ローラ 15A 除電針 16 クリーニング装置 16A ブレード 18 除電ランプ 19 給紙コロ 20 レジストローラ 22 書き込み装置 23 定着ローラ L レーザー光 T 転写紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に残留したトナーを除去する
    クリーニング手段と、該クリーニング手段により除去し
    た残留トナーを現像装置または回収容器まで搬送する搬
    送手段とを有する回収トナー搬送装置において、上記搬
    送手段が、磁力を有する螺旋状の磁性部材と、該磁性部
    材の周囲を被覆する位置固定の被覆部材とを有し、上記
    磁性部材を上記被覆部材中で回転させることを特徴とす
    る回収トナー搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記被覆部材の外周に上記除去した残留
    トナーの搬送方向に略平行な段部を形成してなることを
    特徴とする請求項1の回収トナー搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記段部の位置を、上記クリーニング手
    段からの上記トナー入力領域と非入力領域で異ならせて
    あることを特徴とする請求項2の回収トナー搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送手段による上記除去した残留ト
    ナーの搬送能力を、上記クリーニング手段からのトナー
    入力領域と非入力領域で、またはトナー搬送経路上流側
    と下流側とで異ならせてあることを特徴とする請求項2
    または3の回収トナー搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記磁性部材がコイル状であり、上記ト
    ナー入力領域と非入力領域で、またはトナー搬送経路上
    流側と下流側とでコイルピッチを異ならせてあることを
    特徴とする請求項4の回収トナー搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記段部の高さを、トナー搬送経路上流
    側と下流側とで異ならせてあることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかの回収トナー搬送装置。
JP10176695A 1998-06-08 1998-06-08 回収トナー搬送装置 Pending JPH11352857A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6510304B2 (en) * 2001-06-06 2003-01-21 Xerox Corporation Auger for magnetic materials with specific use for developer transport in elelctrographic printing systems
US7636536B2 (en) * 2005-09-07 2009-12-22 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having an improved developer conveying system

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