JPH11352795A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352795A
JPH11352795A JP10158204A JP15820498A JPH11352795A JP H11352795 A JPH11352795 A JP H11352795A JP 10158204 A JP10158204 A JP 10158204A JP 15820498 A JP15820498 A JP 15820498A JP H11352795 A JPH11352795 A JP H11352795A
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JP
Japan
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intermediate transfer
transfer belt
detection
image forming
forming apparatus
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JP10158204A
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English (en)
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Yoshiaki Sato
慶明 佐藤
Kazuhiro Funatani
和弘 船谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトに設けたタイミングフラグや
特性検知用フラグが、中間転写ベルトと該中間転写ベル
トに当接する構成部材(感光ドラムやクリーニング部
材)との当接部分で静止しないようにして、タイミング
フラグや特性検知用フラグ周辺部に長時間無理な力がか
かるのを防止できるようにする。 【解決手段】 中間転写ベルト6の回転を停止させる際
に、光学式センサー15で検知した表面にリーク防止用
シール19が貼られた中間転写ベルト6上の検知穴18
の検知情報を制御装置17に入力し、制御装置17は、
入力した検知情報に基づいて検知穴18が中間転写ベル
ト6と感光ドラム1との当接部(一次転写部近傍)で静
止しないように、駆動ローラ6aの駆動モータ16の回
転駆動の停止を制御することにより、検知穴18がこの
当接部によって湾曲して長時間無理な力がかかるのを防
止して、検知穴18の機能低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用して画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装
置に係り、特に像担持体から一旦一次転写されたトナー
像を転写材に二次転写する中間転写体を備えた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成を行う画像形成装
置としては、電子写真方式、熱転写方式、インクジェッ
ト方式等の方式が用いられている。このうち、電子写真
方式を用いたものは、高速、高画質、静粛性の点で他の
方式に比べ優れており、近年普及してきている。
【0003】この電子写真方式においても各種の方式に
分かれており、例えば、感光体表面にカラー像を重ねた
後一括転写して像形成を行う多重現像方式、現像−転写
のサイクルを繰り返し行う多重転写方式、また、一旦中
間転写体上に各色の現像像を順次転写した後、転写材上
に一括転写する中間転写方式等がある。このうち、特に
中間転写方式は混色の心配がない、各種メディアヘの対
応が可能である等の理由から優れた方式である。
【0004】図5は、電子写真方式を利用してカラー画
像を形成する中間転写体を備えた従来の画像形成装置の
一例を示す概略図である。
【0005】この画像形成装置では、帯電器2により一
様に帯電された矢印R1方向に回転する回転ドラム型の
電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1上に露光
装置3から反射ミラー4を介してレーザービームによる
画像露光Lが与えられて、目的のカラー画像に対応した
静電潜像が形成される。そして、現像器(イエロー現像
器5a,シアン現像器5b,マゼンタ現像器5c,ブラ
ック現像器5d)5により現像されて感光ドラム1上に
それぞれ形成担持されたイエロートナー画像、マゼンタ
トナー画像、シアントナー画像、ブラックトナー画像
が、一次転写部である1次転写ローラ7と感光ドラム1
間の転写ニップ部で中間転写ベルト6上に順次重畳して
一次転写され、二次転写部である二次転写ローラ8と二
次転写対向ローラ6b間の転写ニップ部に給送される転
写材Pに、目的のカラー画像に対応したフルカラートナ
ー画像が一括して二次転写される。
【0006】中間転写ベルト6は、駆動ローラ6a、二
次転写対向ローラ6b、従動ローラ(テンションロー
ラ)6cによって張架されており、駆動ローラ6aの回
転駆動によって矢印R5方向に回転する。中間転写ベル
ト6及び転写材Pの周速は、駆動ローラ6a及び二次転
写ローラ8の回転数を変えることにより任意に設定でき
る。
【0007】駆動ローラ6aは、芯金上にゴム材の表層
が設けられている。また、中間転写ベルト6は、厚さ1
00〜200μm、抵抗1011〜1016Ωcm程度のP
VdF、ポリアミド、ポリイミド、PET、ポリカーボ
等の樹脂フィルムや厚さ0.5〜2mm程度のゴムの基
層上に離型性のよい樹脂層を設けたものを用いることが
できる。
【0008】次に、上記した一次及び二次転写工程につ
いて説明する。
【0009】感光ドラム1が例えば負極性のOPC感光
体の場合、画像露光Lされた感光ドラム1上の露光部を
現像器(イエロー現像器5a,シアン現像器5b,マゼ
ンタ現像器5c,ブラック現像器5d)5で現像する際
には負極性のトナーが用いられる。従って、一次転写ロ
ーラ7には高圧電源12から正極性の転写バイアスが印
加される。一次転写ローラ7としては、105 Ωcm以
下の低抵抗ローラが一般に用いられる。
【0010】二次転写ローラ8による二次転写において
は、背面に接地または適当なバイアスが印加された二次
転写対向ローラ6bを対向電極とし、二次転写ローラ8
に高圧電源13から正極性バイアスを印加して、転写材
Pの背面側から当接させる。
【0011】以上の行程が終了すると、中間転写ベルト
6上の二次転写の残りのトナーは、中間転写ベルトクリ
ーニング装置9で除去された後、除電帯電器(例えばA
Cコロナ帯電器)11で除電される。また、一次転写終
了後の感光ドラム1上の残トナーはクリーナ10により
回収され、次のサイクルに備える。
【0012】ところで、中間転写ベルト6には、各色ト
ナー像を重ねて転写する必要上、中間転写ベルト6の回
転に同期した信号を得るためのタイミングフラグ14が
設けてある。このタイミングフラグの信号をタイミング
センサー15で検知し、この信号に従って次の色の画像
形成を行っている。
【0013】上記タイミングフラグ14として、例えば
中間転写ベルト6の回転に同期した透過光信号を得るた
めの中間転写ベルト6の一部に形成した検知穴、中間転
写ベルト6の回転に同期した反射光等の信号を得るため
の中間転写ベルト6の一部に設けた検知マーク等を用い
ることができる。
【0014】中間転写ベルト6にタイミングフラグ14
として検知穴を設けた場合、転写バイアス印加時に、こ
の検知穴を通して低抵抗な中間転写ベルト6の基層(中
間転写ベルト6がゴムベルト等の時)や、一次転写ロー
ラ7へ予期せぬリーク電流が流れる可能性がある。この
ため、リーク電流を防止するために、検知穴に絶縁性
(例えば、厚み方向の抵抗が109 Ω〜1016Ω)の透
明なリーク防止用シールを貼ることが多い。
【0015】また、特性の異なる複数種類の中間転写ベ
ルトを採用した際、中間転写ベルトの特性を識別するた
めに特性検知用フラグが必要となる。この特性検知用フ
ラグとしても上記した検知穴、検知マーク等が用いられ
る場合もあり、タイミングフラグ14と併用される場合
もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに中間転写ベルト6にタイミングフラグ14や特性検
知用フラグとして検知穴を設けた場合、感光ドラム1と
中間転写ベルト6の当接部(一次転写部近傍)では、中
間転写ベルト6が感光ドラム1の曲率に沿って内側にく
ぼんだ曲面状となってベルト表面が縮むことから、検知
穴の上のリーク防止用シールにしわが生じやすくなる。
更に、感光ドラム1と中間転写ベルト6の当接部では圧
力がかけられており、また、検知穴に貼られたリーク防
止用シールの硬度や弾性は中間転写ベルト6と異なる事
から、リーク防止用シールの剥がれや変形が生じやすく
なり、寿命が短くなる。
【0017】特に、上記した従来の画像形成装置が待機
状態で中間転写ベルト6が停止している際に、表面にリ
ーク防止用シールを貼った検知穴の部分が感光ドラム1
と中間転写ベルト6との当接部分で静止する可能性があ
る。このようにしてリーク防止用シールに長時間無理な
力がかかったままになると、リーク防止用のシールの寿
命がさらに短くなる。
【0018】また、中間転写ベルト6のタイミングフラ
グ14や特性検知用フラグとして検知マークを設けた場
合も、上記した従来の画像形成装置では、検知マークを
設けた部分が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接
部分で静止する可能性がある。この場合も上記リーク防
止用シールの場合と同様の理由で、検知マークに無理な
力がかかりやすくなり、検知マークの寿命が短くなる。
また、検知マークに用いる塗料やシートの材質等によっ
ては、長期間感光ドラム1と当接させた場合、感光ドラ
ム1を汚染したり感光ドラム1に付着する場合がある。
【0019】一方、タイミングフラグ14や特性検知用
フラグとして検知穴を設けた場合に、リーク防止用シー
ルが不要である場合でも、検知穴の部分が感光ドラム1
と中間転写ベルト6との当接部分にくると、検知穴がこ
の当接部分で感光ドラム1に沿って湾曲して検知穴周辺
に無理な力がかかり、検知穴周辺部に亀裂や変形等が生
じやすくなる。
【0020】特に上記した従来の画像形成装置が待機状
態で中間転写ベルト6が停止している際に、検知穴を設
けた部分が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部
分で静止する可能性がある。この場合も検知穴周辺部に
長時問無理な力がかかり、検知穴の機能低下が早まると
いう問題があった。
【0021】なお、中間転写ベルト6と中間転写ベルト
クリーニング装置9など他の構成部材との当接部におい
ても上記同様な問題が生じる。
【0022】そこで、本発明は、中間転写ベルトに設け
たタイミングフラグや特性検知用フラグが、中間転写ベ
ルトと該中間転写ベルトに当接する構成部材との当接部
分で静止しないようにして、タイミングフラグや特性検
知用フラグ周辺部に長時間無理な力がかかるのを防止す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、像担持体上に形成したトナー像を一次転写
部にて中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナ
ー像を二次転写部にて転写材に二次転写して画像形成を
行う画像形成装置において、前記中間転写体は、少なく
とも駆動ローラを含む複数のローラにより張架された無
端状の中間転写ベルトであり、該中間転写ベルトには、
装置制御タイミングまたは前記中間転写ベルトの特性を
検知する検知部を備え、前記中間転写ベルトの回転と共
に移動する前記検知部を検知する検知手段と、前記中間
転写ベルトの回転を停止させる際に、前記検知手段から
入力される前記検知部の検知情報に基づいて、前記検知
部が前記中間転写ベルトと該中間転写ベルトに当接する
構成部材との当接部分で静止しないよう、前記駆動ロー
ラを回転駆動する駆動手段の駆動を制御する制御手段と
を具備したことを特徴としている。
【0024】また、前記中間転写ベルトは、少なくとも
厚み方向の抵抗が104 Ω〜108Ωのゴム層を有し、
前記検知部は、表面に厚み方向の抵抗が109 Ω〜10
16Ωの部材を備えた検知穴であることを特徴としてい
る。
【0025】また、前記中間転写ベルトは、少なくとも
厚み方向の抵抗が109 Ω〜1011Ωのゴム層を有し、
前記検知部は検知穴であることを特徴としている。
【0026】また、前記検知部は、前記中間転写ベルト
上に設けた検知マークであることを特徴としている。
【0027】また、前記構成部材は、前記像担持体であ
ることを特徴としている。
【0028】また、前記構成部材は、前記中間転写ベル
トに付着した転写残トナーを除去する前記中間転写ベル
トに接離自在なクリーニング部材であることを特徴とし
ている。
【0029】(作用)本発明の構成によれば、中間転写
ベルトの回転を停止させる際に、中間転写ベルト上に設
けた検知部が、中間転写ベルトと該中間転写ベルトに当
接する構成部材との当接部分で静止しないようにできる
ので、検知部がこの当接部分によって湾曲して検知部周
辺部に長時間無理な力がかかるのを防止することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態について説明する。
【0031】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態ではフルカラ
ーのレーザービームプリンタ)を示す概略構成図であ
り、上記した従来の画像形成装置と同一機能部材には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態
においても、上記した従来の画像形成装置と同様にして
画像形成が行われる。本実施の形態では画像形成動作の
説明は省略する。
【0032】本実施の形態では、中間転写ベルト6とし
て周長400mm、厚さ0.5〜1mmで、厚み方向の
抵抗が104 Ω〜108 ΩのEPDMゴムの基層の上に
PTFE等のフッ素樹脂を分散させた厚さ30μmのウ
レタンゴムの表層を設けたものを用いた。
【0033】中間転写ベルト6の厚み方向の抵抗は、以
下の測定により得られた値である。 〈測定器〉 抵抗計:超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社
製) 試料箱:超高抵抗測定用試料箱TR42(アドバンテス
ト社製、主電極直径50mm、ガードリング内径70m
m、ガードリング外形80mm) 〈サンプル〉本実施の形態で用いた中間転写ベルト6の
基層を10cm角のシート状に切り、これを測定サンプ
ルとした。 〈測定条件〉 測定雰囲気:気温22〜23℃、湿度50〜60% なお、測定サンプルは、あらかじめ気温22〜23℃、
湿度50〜60%の雰囲気に24時間以上放置してお
く。
【0034】印加電圧:100V ただし、リミッター(300mA)が働いて測定不能の
場合はlV 測定モード:プログラムモード5(ディスチャージ10
秒、チャージ及びメジャー30秒) 中間転写ベルト6には、図1、図2に示すように、ベル
ト端部から5mmの非画像形成領域部にタイミングフラ
グとしての4mm角の検知穴18を設けられており、検
知穴18の上には絶縁性の透明なリーク防止用シール1
9が貼り付けられている。リーク防止用シール19とし
ては、例えば20〜30μm厚の高抵抗で透明なPET
シートを用いることができる。
【0035】検知穴18の検知は光学式センサー(以
下、センサーという)15で行い、センサー15で検知
した検知穴18の検知信号は制御装置17に入力され
る。制御装置17は、入力した検知情報に基づいて駆動
ローラ6aを回転駆動する駆動モータ16を以下のよう
に制御する。
【0036】即ち、本実施の形態では、中間転写ベルト
6の回転を停止させる時に、中間転写ベルト5の検知穴
18が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部(一
次転写部近傍)で静止しないよう、センサー15が検知
穴18を検知してから中間転写ベルト6を停止させるま
での間隔を制御装置17で制御して駆動モータ16の回
転駆動を停止させる。
【0037】このように本実施の形態では、中間転写ベ
ルト6の回転を停止させる時に、センサー15からの検
知情報に基づいて制御装置17で駆動モータ16の回転
駆動の停止を制御して、中間転写ベルト6の検知穴18
が感光ドラム1と中間転写ベルト6の当接部(一次転写
部近傍)で静止しないようにすることにより、上記従来
例のように検知穴18がこの当接部分で感光ドラム1に
沿って湾曲して検知穴18周辺部に長時間無理な力がか
かることはなく、リーク防止用シールの19の変形や剥
がれを防止し、かつ検知穴18の機能低下を防止するこ
とができる。
【0038】なお、中間転写ベルト6に設ける検知穴1
8の形状、大きさ、数量等を複数種類用意し、中間転写
ベルト6の特性等に対応して用いることで、特性検知用
フラグとして用いることもできる。
【0039】また、上記した例では感光ドラム1と中間
転写ベルト6との当接部(一次転写部近傍)に、中間転
写ベルト6の検知穴18が静止しないようにしたが、同
様にして中間転写ベルト6の検知穴18を、中間転写ベ
ルト6と中間転写ベルトクリーニング装置9の当接部で
静止させないようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【0040】〈実施の形態2〉図3は、本実施の形態に
係る画像形成装置の要部を示す概略斜視図であり、上記
した従来の画像形成装置と同一機能部材には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。本実施の形態において
も、上記した従来の画像形成装置と同様にして画像形成
が行われる。本実施の形態では画像形成動作の説明は省
略する。
【0041】本実施の形態では、中間転写ベルト6の端
部から5mmの非画像形成領域部に、タイミングフラグ
としての4mm角の検知穴18が設けられている。な
お、本実施の形態では、検知穴18上にはリーク防止用
シールは設けられていない。中間転写ベルト6として、
周長400mm、厚さ0.5〜1mmで、EPDMゴム
の基層の上にPTFE等のフッ素樹脂を分散させた厚さ
30μmのウレタンゴムの表層を設けたものを用いた。
【0042】検知穴18上にリーク防止用シールを用い
ない場合には、例えば中間転写ベルト6の基層の厚み方
向の抵抗が109 Ω〜1011Ω程度と少々高めに調整さ
れている。
【0043】検知穴18の検知は光学式のセンサー15
で行い、センサー15で検知した検知穴18の検知情報
は制御装置17に入力される。制御装置17は、入力し
た検知情報に基づいて駆動ローラ6aを回転駆動するモ
ータ16を実施の形態1と同様の制御を行う。
【0044】即ち、本実施の形態でも、中間転写ベルト
6の回転を停止させる時に、中間転写ベルト6の検知穴
18が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部(一
次転写部近傍)で静止しないよう、センサー15が検知
穴18を検知してから中間転写ベルト6を停止させるま
での間隔を制御装置17で制御して駆動モータ16の回
転駆動を停止させる。
【0045】このように本実施の形態においても、検知
穴18上にリーク防止用シールが設けられていない中間
転写ベルト6の回転を停止させる時に、センサー15か
らの検知情報に基づいて制御装置17で駆動モータ16
の回転駆動の停止を制御して、中間転写ベルト6の検知
穴18が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部
(一次転写部近傍)で静止しないようにすることによ
り、上記従来例のように検知穴18がこの当接部分で感
光ドラム1に沿って湾曲して検知穴18周辺部に長時間
無理な力がかかることはなく、検知穴18の亀裂や変形
を防止し、かつ検知穴18の機能低下を防止することが
できる。
【0046】また、中間転写ベルト6の上に設ける検知
穴を特性検知用フラグとして用いることもできる。
【0047】〈実施の形態3〉図3は、本実施の形態に
係る画像形成装置の要部を示す概略斜視図であり、上記
した従来の画像形成装置と同一機能部材には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。本実施の形態において
も、上記した従来の画像形成装置と同様にして画像形成
が行われる。本実施の形態では画像形成動作の説明は省
略する。
【0048】本実施の形態では、中間転写ベルト6の端
部から5mmの非画像形成領域部に、中間転写ベルト6
の特性を識別するための特性検知フラグとしての4mm
角の検知マーク20が設けられている。検知マーク20
として、例えば中問転写ベルト6とは反射率の異なるシ
ート状のマークを使用することできる。中間転写ベルト
6は実施の形態1と同様の構成のものを用いた。
【0049】検知マーク20の検知は光学式のセンサー
15で行い、センサー15で検知した検知マーク20の
検知情報は制御装置17に入力される。制御装置17
は、入力した検知情報に基づいて駆動ローラ6aを回転
駆動する駆動モータ16を実施の形態1と同様の制御を
行う。
【0050】即ち、本実施の形態でも、中間転写ベルト
6の回転を停止させる時に、中間転写ベルト6の検知マ
ーク20が感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部
(一次転写部近傍)で静止しないよう、センサー15が
検知マーク20を検知してから中間転写ベルト6を停止
させるまでの間隔を制御装置17で制御して駆動モータ
16の回転駆動を停止させる。
【0051】このように本実施の形態においても、中間
転写ベルト6の回転を停止させる時に、センサー15か
らの検知情報に基づいて制御装置17で駆動モータ16
の回転駆動の停止を制御して、中間転写ベルト6の検知
マーク20が感光ドラム1と中間転写ベルト6の当接部
(一次転写部近傍)で静止しないようにすることによ
り、上記従来例のように検知穴18がこの当接部分で感
光ドラム1に沿って湾曲して検知マーク20周辺部に長
時間無理な力がかかることはなく、検知マーク20の変
形や剥がれを防止し、かつ検知マーク20の機能低下を
防止することができる。
【0052】更に、検知マーク20の信頼性や精度が向
上することによって、検知マーク20により多くの情報
を持たせることも可能となる。例えば、検知マーク20
としてバーコード等を用いると個々の中間転写ベルト6
についての情報を書き込むことができ、ベルトの特性に
応じて転写バイアス値やベルトクリーニング時の条件な
どの様々な設定値を補正することが可能となる。
【0053】また、検知マーク20として、塗料のマー
クを用いた場合でも塗料のひび割れが生じにくくなり、
マークの剥げ落ちを防止することができる。
【0054】また、中間転写ベルト6の上に設ける検知
マーク20を特性検知用フラグとして用いることもでき
る。
【0055】また、本発明は上記した中間転写ベルトに
限定されることはなく、感光体ベルト、転写ベルトに検
知部を有する場合においても同様に本発明を適用するこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写ベルトの回転を停止させる際に、中間転写ベルト
上に設けた検知部が、中間転写ベルトと該中間転写ベル
トに当接する構成部材との当接部分で静止しないように
することにより、検知部がこの当接部分によって湾曲し
て検知部周辺部に長時間無理な力がかかるのが防止され
るので、検知部の亀裂や変形が防止されて検知部の機能
低下を防止することができ、かつ検知部の寿命の低下を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要
部を示す概略斜視図。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の要
部を示す概略斜視図。
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の要
部を示す概略斜視図。
【図5】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電器 3 露光装置 5 現像装置 5a ブラック現像器 5b マゼンダ現像器 5c シアン現像器 5d イエロー現像器 6 中間転写ベルト(中間転写体) 6a 駆動ローラ 6b 二次転写対向ローラ 6c 従動ローラ 7 一次転写ローラ 8 二次転写ローラ 9 クリーナー 10 クリーナー 11 除電帯電器 12 バイアス電源 13 バイアス電源 14 タイミングフラグ(検知部) 15 センサー(検知手段) 16 駆動モータ 17 制御装置(制御手段) 18 検知穴(検知部) 19 リーク防止用シール 20 検知マーク(検知部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像を一次転
    写部にて中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のト
    ナー像を二次転写部にて転写材に二次転写して画像形成
    を行う画像形成装置において、 前記中間転写体は、少なくとも駆動ローラを含む複数の
    ローラにより張架された無端状の中間転写ベルトであ
    り、該中間転写ベルトには、装置制御タイミングまたは
    前記中間転写ベルトの特性を検知する検知部を備え、 前記中間転写ベルトの回転と共に移動する前記検知部を
    検知する検知手段と、 前記中間転写ベルトの回転を停止させる際に、前記検知
    手段から入力される前記検知部の検知情報に基づいて、
    前記検知部が前記中間転写ベルトと該中間転写ベルトに
    当接する構成部材との当接部分で静止しないよう、前記
    駆動ローラを回転駆動する駆動手段の駆動を制御する制
    御手段と、を具備した、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写ベルトは、少なくとも厚み
    方向の抵抗が104Ω〜108 Ωのゴム層を有し、前記
    検知部は、表面に厚み方向の抵抗が109 Ω〜1016Ω
    の部材を備えた検知穴である、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写ベルトは、少なくとも厚み
    方向の抵抗が109Ω〜1011Ωのゴム層を有し、前記
    検知部は検知穴である、 請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知部は、前記中間転写ベルト上に
    設けた検知マークである、 請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記構成部材は、前記像担持体である、 請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記構成部材は、前記中間転写ベルトに
    付着した転写残トナーを除去する前記中間転写ベルトに
    接離自在なクリーニング部材である、 請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002123104A (ja) * 2000-10-04 2002-04-26 Nexpress Solutions Llc 交換可能スリーブを有する中間転写部材とその使用方法

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