JPH1135265A - 車いす用エスカレータ - Google Patents

車いす用エスカレータ

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JPH1135265A
JPH1135265A JP19736297A JP19736297A JPH1135265A JP H1135265 A JPH1135265 A JP H1135265A JP 19736297 A JP19736297 A JP 19736297A JP 19736297 A JP19736297 A JP 19736297A JP H1135265 A JPH1135265 A JP H1135265A
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swing lever
swing
wheelchair
escalator
switching device
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Yoshio Ogimura
村 佳 男 荻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転継続中に通常運転形態と車いす用運転形
態とを切換えることができ、しかもその切換が円滑に行
われて騒音や振動の発生が少ない車いす用エスカレータ
を提供すること。 【解決手段】 軌道基盤1と、この軌道基盤1上を循環
移動自在の無限軌道枠体1bと、この枠体1bに取り付
けられる複数の踏段部2とを有している。踏段部2のう
ち昇降自在踏段部3bは、踏板6bが昇降自在となって
いる。昇降自在踏段部3bに隣接する前方踏段部3aに
は、昇降自在踏段部3b側へ延びて昇降自在踏段部3b
の踏板6bを前方踏段部3aの踏板6aと同一高さまで
もってくる連結具5aと、この連結具5aを駆動する駆
動機構とが設けられている。この駆動機構は、連結具5
aを作動させるスイングレバー20を有する。軌道基盤
1上には、無限軌道枠体1bの移動中にスイングレバー
20の先端下部21に係合して連結具5aを駆動する切
換装置30が昇降可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車いす用エスカレ
ータに関し、特に通常運転形態と車いす用運転形態とを
切換えることが可能な車いす用エスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】車いす用エスカレータとしては、例えば
特許第2570392号公報、特開平5−39186号
公報および特開平7−112886号公報に記載された
スプロケット型のエスカレータが公知である。この従来
のスプロケット型エスカレータについて、図13および
図14により説明する。
【0003】このうち、図13は従来のスプロケット型
エスカレータの昇降自在踏段部の前方踏段部および切換
装置を示す上面図であって、切換作用を示すものであ
る。
【0004】一般に車いす用エスカレータは、主枠内に
設けられた軌道基盤と、主枠内の軌道基盤上に循環移動
可能に設けられた無限軌道枠体と、無限軌道枠体に連続
して取付けられた複数個の踏段部とを備えている。踏段
部のうちのいくつかは共同で車いす用踏段を構成する車
いす用踏段部となっており、昇降自在となっている。
【0005】すなわち図13および図14に示すよう
に、踏段部3a、3bはそれぞれ上面に水平な踏板6
a、6bを有している。このうち踏段部3bは昇降自在
踏段部となっており、昇降自在踏段部3bに隣接する前
方踏段部3aの踏板6aの下面には、昇降踏段部3b側
へ延びる連結キー5aが設けられている。昇降自在踏段
部3bの踏板6bと隣接する前方踏段部3aの踏板6a
とは、連結キー5aによって同一高さに維持される。
【0006】図13に示すように、前方踏段部3aに設
けられる連結キー5aは一対の棒状部材で構成され、一
対の連結キー5a(5l、5r)の向かい合う内側面に
は、それぞれラック8l、8rが形成されている。この
ラック8l、8rには、踏板6aの下部に軸支された平
歯車9l、9rが係合しており、さらにこれらの平歯車
9l、9rは互いに係合している。従って、平歯車9r
が回転すると、平歯車9lも同時に回転し、ラック8
l、8rによって一対の連結キー5a(5l、5r)が
同時に駆動されるようになっている。
【0007】そして、平歯車9rは同軸にスプロケット
10を有している。一方、図13に示すように、切換装
置4aはピン列12を有するラック部材11によって構
成され、切換装置4aの上昇時においてこのピン列12
がスプロケット10の外側の側部と係合するように配置
されている。
【0008】図13および図14において、通常運転形
態では、前方踏段部3aの連結キー5aはそれぞれ踏板
6aのみの下部にあり、前方踏段部3a後方の昇降自在
踏段部3bの踏板6bに作用しないから、昇降自在踏段
部3bの踏板6bは上昇せず、これらの踏段部3bは他
の踏段部と同様に個々に踏段を構成している。
【0009】この通常運転形態から車いす用運転形態へ
の切換えは、切換装置4aであるラック部材11が上昇
することによって行われる。この時ラック部材11は、
そのピン列12がスプロケット10と係合可能となる高
さまで上昇する。踏段部は、無限軌道枠体と共に循環移
動しており、前方踏段部3aの踏板6aに軸支されたス
プロケット10が切換装置4aに至り、さらに踏段部3
aが移動することに伴って、切換装置4aのピン列12
とスプロケット10とが係合してスプロケット10が回
転され、これによって平歯車9rも回転され、さらに平
歯車9lおよびラック8r、8lを介して一対の連結キ
ー5aが駆動されて、連結キー5aは昇降自在踏段部3
b側へ延びる。
【0010】これにより連結キー5aは、昇降自在踏段
部3bの踏板6bを踏段部3aの踏板6aと同一高さに
維持する。昇降自在踏段部3bの踏板6bはクロスリン
クによって支持されているため、水平を保って上昇す
る。以上の作用により、踏板6a、6bによる大面積の
車いす用踏段が構成される。
【0011】一方、他のラック部材を上昇させることに
より、昇降自在踏段部3b側へ延びた連結キー5aを再
び元の位置に戻すことができる。他のラック部材のピン
列は、スプロケット10の内側部と係合するように配置
されているので、切換装置4aと同様の作用によって、
しかし回転方向は逆向きにスプロケット10を回転させ
ることができ、これによって連結キー5aは元の位置に
戻る、すなわち通常運転形態の状態に戻る。
【0012】また前記のスプロケット型の従来のエスカ
レータとは別に、特公昭63−57355号公報にはス
イングレバー型のエスカレータが記載されている。この
スイングレバー型の従来のエスカレータについて、図1
5により説明する。図15はスイングレバー型の従来の
エスカレータの昇降自在踏段部と前方踏段部と切換装置
を示す上面図であって、切換作用を示すものである。
【0013】図15に示すように、スイングレバー型の
従来のエスカレータは、図13および図14に示すスプ
ロケット型の従来のエスカレータと略同じ構成である
が、前方踏段部3aはスプロケットを有しておらず、代
わりにスイングレバー20が平歯車9rと同軸に軸支さ
れて揺動可能に設けられており、このスイングレバー2
0の先端下部に切換ローラ21が設けられている。また
切換装置4aは、軌道基盤上に昇降可能に設けられてい
る点ではスプロケット型の従来のエスカレータの切換装
置と共通するが、その構成は全く異なり、上昇時に切換
ローラ21を受容するガイド部22と、ガイド部22を
進退移動させるアクチュエータ24とからなっている。
またアクチュエータ24によるガイド部22の進退移動
方向は、ガイド部22が切換ローラ21を受容して進退
移動する場合にスイングレバー20が揺動する方向とな
っている。すなわち、アクチュエータ22の進退移動に
よって、スイングレバー20の位置を切り換えることが
できるようになっている。
【0014】スイングレバー型の従来のエスカレータ
は、通常運転形態と車いす用運転形態との切換えに関す
る作用以外は、スプロケット型の従来のエスカレータと
同様に作用する。
【0015】スイングレバー型の従来のエスカレータに
おいて車いす用運転形態への切換えは、以下のように作
用する。まず、前方踏段部3aに設けられているスイン
グレバー20の切換ローラ21が切換装置4aのガイド
部22(退避位置にある)の直下となる位置で、一旦無
限軌道枠体の循環移動が停止する。次に切換装置4aが
上昇して、そのガイド部22が切換ローラ21を受容す
る。そしてアクチュエータ24が駆動しガイド部22が
進出位置に移動して、切換ローラ21を介してスイング
レバー20を揺動させる。このスイングレバー20の揺
動によって同軸に軸支された平歯車9rが回転し、さら
に平歯車9lおよびラック8r、8lを介して一対の連
結キー5aが駆動されて、連結キー5aは昇降自在踏段
部3b側へ延びる。
【0016】これにより連結キー5aは、昇降自在踏段
部3bの踏板6bを踏段部3aの踏板6aと同一高さに
維持する。昇降自在踏段部3bの踏板6bはクロスリン
クによって支持されているため、水平を保って上昇す
る。以上の作用により、踏板6a、6bよる大面積の車
いす用踏段が構成される。
【0017】一方、スイングレバー20の切換ローラ2
1が他の切換装置のガイド部22(進出位置にある)の
直下となる位置に来ると、再び無限軌道枠体の循環移動
が停止する。そして他の切換装置が上昇して、そのガイ
ド部22が切換ローラ21を受容する。そしてアクチュ
エータ24が駆動しガイド部22が退避位置に移動し
て、切換ローラ21を介してスイングレバー20を揺動
させる。このスイングレバー20の揺動によって同軸に
軸支された平歯車9rが回転し、さらに平歯車9lおよ
びラック8r、8lを介して一対の連結キー5aが駆動
されて、連結キー5aは元に位置に戻される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図13および図14に
示すスプロケット型の従来のエスカレータにおいては、
スプロケット10が切換装置のラック部材11のピン列
12と係合する際に問題が生じる。すなわち、スプロケ
ット10の歯列の位相がピン列12の位相と丁度噛み合
う位置関係で係合を開始すればスプロケット10は円滑
に回転を開始するが、図14に示すように、スプロケッ
ト10の歯列の位相がピン列12の位相と合わない位置
関係にあって両者が衝突し円滑に係合を開始できない場
合には、不要な騒音や振動が発生してしまう。
【0019】この問題を解消するために、ピン列12の
両端部のピンをバネ等の弾性体で支持された弾性ピンと
して構成することも考えられる。この場合、スプロケッ
ト10の歯が弾性ピンと衝突すると弾性ピンは一時的に
退避するため、スプロケット10とピン列12との係合
を常に円滑にすることが可能である。しかしながらこの
場合、スプロケット10は退避した弾性ピンを除いたピ
ン列との係合によって回転するため、スプロケット10
の回転量とピン列12の全長とが一致しないこととな
り、スプロケット10の回転量を正確に制御できないと
いう問題が新たに発生する。
【0020】一方、スイングレバー型の従来のエスカレ
ータは、噛み合いによる動力伝達部がないため、スプロ
ケット型の従来のエスカレータのような不要な騒音や振
動の発生がないという利点を有するが、通常運転と車い
す用運転との間で運転形態を切換える際エスカレータを
一旦停止する必要がある。このような一旦停止は効率的
なエスカレータの運転という見地から問題があり、連続
運転中に運転形態を切換えられることが望ましい。
【0021】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、運転継続中に通常運転形態と車いす用運
転形態とを切換えることができ、しかもその切換が円滑
に行われて騒音や振動の発生が少ない車いす用エスカレ
ータを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、軌道基盤と、
この軌道基盤上を循環移動自在の無限軌道枠体と、この
枠体に取り付けられるとともに踏板を有する複数の踏段
部と、を備え、複数の踏段部のうち少なくとも一つは踏
板が昇降自在となっており、昇降自在踏段部に隣接する
前方踏段部に、昇降自在踏段部側へ延びて当該昇降自在
踏段部の踏板を前方踏段部の踏板と同一高さまでもって
くる連結具と、この連結具を駆動する駆動機構とが設け
られ、駆動機構は、連結具を作動させるスイングレバー
を有し、軌道基盤上には、無限軌道枠体の移動中にスイ
ングレバーの先端下部に係合して、スイングレバーを介
して連結具を駆動する切換装置が昇降可能に設けられて
いることを特徴とする車いす用エスカレータである。
【0023】本発明によれば、軌道基盤上に設けられた
切換装置が上昇することにより、この切換装置が無限軌
道枠体の移動中に無限軌道枠体に伴って移動する前方踏
段部のスイングレバーの先端下部に係合し、さらに前方
踏段部が移動することによってスイングレバーが揺動さ
れ、これによって連結具が昇降自在踏段部側へ延び、当
該昇降自在踏段部の踏板が前方踏段部の踏板と同一高さ
に維持される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0025】図1乃至図7は、本発明による車いす用エ
スカレータの一実施の形態を示す図であり、このうち図
1は車いす用エスカレータの外観を示す概略図であり、
図2は車いす用エスカレータの車いす用踏段部の縦断面
概略図である。
【0026】図1および図2において、車いす用エスカ
レータは主枠1と、主枠1内に形成された軌道基盤(ガ
イドレール)1aと、主枠1内の軌道基盤1a上に循環
移動可能に設けられた無限軌道枠体(チェン)1b(図
4参照)と、無限軌道枠体1bに複数個連続的に取り付
けられた踏段部2、3a、3b、3cとを備えている。
このうち3つの踏段部3a、3b、3cは共同で車いす
用踏段を構成する車いす用踏段部であり、踏段部3b、
3cは昇降自在踏段部となっている。また主枠1の下方
部および上方部にはエスカレータを通常運転形態と車い
す用運転形態に切り換える切換装置4a、4bが設けら
れ、この切換装置4a、4bは主枠1内の軌道基盤1a
上に昇降可能に設けられている。また図1に示すように
主枠1の外方に操作パネル4c、4dが設けられてい
る。
【0027】また図2に示すように、踏段部3a、3
b、3cはそれぞれ上面に水平な踏板6a、6b、6c
を有し、3つの踏段部3a、3b、3cのうち踏段部3
a、3bの踏板6a、6bの下面には、昇降踏段部3
b、3c側へ延びる連結キー5a、5bが設けられてい
る。この場合、踏段部3aは昇降自在踏段部3bに対す
る前方踏段部となっており、踏段部3bは昇降自在踏段
部3cに対する前方踏段部となっている。
【0028】図2(b)は車いす用運転形態の状態を示
しており、昇降自在踏段部3b、3cの踏板6b、6c
とそれらが隣接する前方踏段部3a、3bの踏板6a、
6bとは、連結キー5a、5bによって同一高さに維持
されている。昇降自在踏段部3b、3cはクロスリンク
7b、7cを介して踏板6b、6cを支持しており、ク
ロスリンク7b、7cの伸縮によって踏板6b、6cの
水平な昇降が可能となっている。
【0029】図3乃至図5は、本発明における特徴的な
構成を示す図である。このうち図3は本発明の実施の形
態の車いす用踏段部3a、3b、3cと切換装置4aの
上面図であり、内部機構が見えるようにして切換作用を
示した図である。また図4は図3に示す車いす用踏段部
と切換装置の側面図であり、図5は図4のX方向矢視図
である。図3乃至図5は、踏段部3aが連結キー5aに
より駆動されて車いす用運転形態に切換られた後であっ
て、踏段部3bの切換作用が開始される瞬間を示した図
である。
【0030】図3乃至図5に示すように、前方踏段部3
aに設けられる連結キー5aは一対の棒状部材で構成さ
れ、一対の連結キー5a(5l、5r)の向かい合う内
側面には、それぞれラック8l、8rが形成されてい
る。このラック8l、8rには、踏板6aの下部に軸支
された平歯車9l、9rが係合しており、さらにこれら
の平歯車9l、9rは互いに係合している。従って、平
歯車9rが回転すると、平歯車9lも同時に回転し、ラ
ック8l、8rによって一対の連結キー5a(5l、5
r)が同時に駆動されるようになっている。
【0031】そして、平歯車9rは同軸にスイングレバ
ー20が軸支されており、このスイングレバー20の揺
動に応じて平歯車9rは回転可能である。スイングレバ
ー20の先端下部には切換ローラ21が設けられてい
る。
【0032】一方、切換装置4aは軌道基盤1a上に昇
降可能に設けられており、上昇時に切換ローラ21を受
容してこれと係合しスイングレバー20の揺動案内をす
るスイングレバー揺動案内レール30を有している。図
3に示すように、本実施の形態におけるスイングレバー
揺動案内レール30は、踏段部の進行方向に対して傾斜
した平行な2つの側壁によって構成されているが、形態
はこれに限定されない。
【0033】また本実施の形態における切換装置4b
は、切換装置4aのスイングレバー揺動案内レール30
と対称に逆方向に傾斜したスイングレバー揺動案内レー
ル(図示せず)を有しており、切換装置4aのスイング
レバー揺動案内レール30によって軌道を変更された切
換ローラ21の軌道を元の軌道に戻すように構成されて
いる。
【0034】また図6(a)(b)に示すように、各踏
段部3a、3bに、スイングレバー20の位置をロック
するためのロック手段40を設けてもよい。この場合、
図6(a)は、スイングレバー20とロック手段40を
有する駆動機構の上面図であり、図6(b)は、ロック
アーム揺動案内レール35を有する切換装置4aの上面
図である。
【0035】ロック手段40は、図6(a)に示すよう
に、前方踏段部3aに固定された揺動軸41と、揺動軸
41に揺動可能に結合されたロックアーム42とを有し
ている。ロックアーム42の一端部には、平歯車9rと
係合して平歯車9rを固定することによってスイングレ
バー20の位置および連結キー5aの位置を固定する爪
部44が設けられており、他端部には案内ローラ43が
設けられている。爪部44の平歯車9rへの係合は、ロ
ックアーム42の揺動位置に従ってなされるため、後に
詳細に説明する図7に示すように、爪部44はロックア
ーム42の揺動位置に従ってスイングレバー20の位置
をロックし、あるいはロック解除することができる。本
実施の形態におけるロックアーム42は、スイングレバ
ー20の位置をロックする揺動方向に付勢されており、
何ら外力が作用しない場合にはスイングレバー20の位
置をロックするようになっている。
【0036】図6(a)(b)において、切換装置4a
はスイングレバー揺動案内レール30に加えてロックア
ーム揺動案内レール35を有しており、このロックアー
ム揺動案内レール35は、案内ローラ43を接触させて
案内ローラ43を案内することにより、ロックアーム4
2の揺動位置を制御するよう配置されている。図6
(a)(b)においてロックアーム揺動案内レール35
は、傾斜部35aと平行部35bと逆傾斜部35cとに
よって構成されているが、形状等は特にこれに限定され
ない。また、本実施の形態における切換装置4bも、同
様に構成されたロックアーム揺動案内レールを有してい
る。
【0037】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず上り運転について説明す
ると、図2(a)に示すように、通常運転形態では昇降
自在踏段部3b、3cの踏板6b、6cは上昇すること
なく、他の踏段部2と同様に個々に踏段を構成する。
【0038】一方図2(b)に示すように、車いす用運
転形態では昇降自在踏段部3b、3cの踏板6b、6c
が上昇して前方踏段部3aの踏板6aと同一高さに維持
され、他の踏段部2と異なり大面積の車いす用踏段を構
成する。
【0039】以下、通常運転形態と車いす用運転形態に
ついて詳述する。すなわち、図2(a)に示す通常運転
形態では、前方踏段部3a、3bの連結キー5a、5b
はそれぞれ踏板6a、6bの下部のみにあり、昇降自在
踏段部3b、3cの踏板6b、6cに作用しないから、
昇降自在踏段部3b、3cの踏板は上昇せず、これらの
踏段部3b、3cも他の踏段部2と同様に個々に踏段を
構成している。
【0040】通常運転形態から車いす用運転形態への切
換えは、基本的には以下の作用に基づく。まず、例えば
操作パネル4cあるいは4dからの操作によって、切換
装置4aであるスイングレバー揺動案内レール30が上
昇する。この時スイングレバー揺動案内レール30は、
スイングレバー20の先端下部に設けられた切換ローラ
21を受容してこれと係合できる高さまで上昇する。踏
段部2は、無限軌道枠体1bと共に循環移動しており、
例えば前方踏段部3aの踏板6aの下部に設けられたス
イングレバー20およびその切換ローラ21が切換装置
4aに至ると、踏段部3aが移動することに伴って、切
換装置4aが切換ローラ21を受容しこの軌道を制御す
る。このためスイングレバー20が揺動案内され、これ
に応じて平歯車9rも回転する。この平歯車9rの回転
によって、平歯車9lおよびラック8r、8lを介して
一対の連結キー5aが駆動され、連結キー5aは昇降自
在踏段部3b側へ延びる。これにより連結キー5aは、
昇降自在踏段部3bの踏板6bを踏段部3aの踏板6a
と同一高さに維持する(図3参照)。
【0041】この場合、図2(b)に示すように、昇降
自在踏段部3bの踏板6bはクロスリンク7bによって
支持されているため、水平を保って上昇する。この後同
様にして、踏段部3bの連結キー5bが駆動され、昇降
自在踏段部3cの踏板6cが踏板6aおよび踏板6bと
同一高さに維持される。以上の作用により、踏板6a、
6b、6cによる大面積の車いす用踏段が構成される。
【0042】次にロック手段40とロックアーム揺動案
内レール35との連係作用について、図7を参照しなが
ら説明する。図7は通常運転形態から車いす用運転形態
への切換作用を示す図で、(a)から(e)まで時系列
順となっている。
【0043】図7(a)に示すように、スイングレバー
20およびロックアーム42が切換装置4aに至るまで
は、ロックアーム42の付勢力に従って、爪部44が平
歯車9rと係合することによってスイングレバー20の
位置をロックしている。
【0044】次に図7(b)に示すように、スイングレ
バー20およびロックアーム42が切換装置4aに至る
と、まずロックアーム42の端部に設けられた案内ロー
ラ43が、切換装置4aのロックアーム揺動案内レール
35の傾斜部35aに当接し、案内ローラ43は傾斜部
35aの形状に沿って軌道案内され、これに伴ってロッ
クアーム42の揺動位置が案内(制御)され、ロックア
ーム42bが有する付勢力にも拘わらず爪部44が平歯
車9rから離れて、爪部44によるスイングレバー20
の位置のロックが解除される。そしてスイングレバー2
0のロックが解除された状態で、スイングレバー20の
先端下部に設けられた切換ローラ21が、切換装置4a
のスイングレバー揺動案内レール30に受容される。
【0045】そして図7(c)および図7(d)に示す
ように、切換ローラ21はその軌道をスイングレバー揺
動案内レール30に案内されながら移動を継続し、これ
に伴ってスイングレバー20が揺動案内され、これに応
じて平歯車9rも回転する。この平歯車9rの回転によ
って、平歯車9lおよびラック8r、8l(図3参照)
を介して連結キー5が駆動され、通常運転形態から車い
す運転形態に切換えられる。この時ロックアーム42
は、案内ローラ43がロックアーム揺動案内レール35
の平行部35bによって軌道を案内され、スイングレバ
ー20の位置をロックしない状態が維持される。
【0046】その後、図7(e)に示すように、切換ロ
ーラ21がスイングレバー揺動案内レール30を通過す
ると、案内ローラ43はロックアーム揺動案内レール3
5の逆傾斜部35cによって軌道を案内され、これに伴
ってロックアーム42の揺動位置が案内され、ロックア
ーム42が有する付勢力と相俟って爪部44が円滑に再
び平歯車9rと係合する。これによってスイングレバー
20の位置が再びロックされ、すなわち、連結キー5の
位置が車いす運転形態の状態にロックされる。
【0047】一方、切換装置4bを上昇させることによ
り、スイングレバー20の位置を元の軌道に戻して、昇
降自在踏段部側へ延びた連結キー5を元の位置に戻すこ
とができる。すなわち、前述のように切換装置4bのス
イングレバー揺動案内レール(図示せず)は、切換装置
4aのスイングレバー揺動案内レール30と対称に逆方
向に傾斜して構成されているので、切換ローラ21がこ
れを通過することによってスイングレバー20の位置を
元の軌道に戻すことができ、すなわち昇降自在踏段部側
へ延びた連結キー5を元の位置に戻すことができる。こ
れによって車いす運転形態から通常運転形態に切換えら
れる。尚、切換装置4bにおいても、ロック手段40は
図7(a)―(e)に示した作用と同様に作用する。
【0048】尚、本実施の形態は、図1に示す上り運転
のみならず、下り運転にもそのまま利用できるものであ
る。
【0049】以上のように本実施の形態によれば、運転
継続中に通常運転形態と車いす用運転形態とを切換える
ことができ、しかもその切換が円滑に行われて騒音や振
動の発生が少ない。特に切換装置4a、4bがスイング
レバー揺動案内レール30を有することにより、切換作
用が極めて円滑となる。さらにロック手段40を設けた
ことにより、スイングレバー20の位置が安定し、これ
によって連結キー5の位置が安定するため、運転中の騒
音や振動の発生が防がれる。
【0050】次に図8により本発明による車いす用エス
カレータの他の実施の形態について説明する。図8に示
す実施の形態は切換装置4eが、接触バースイッチ51
によって駆動する安全装置50を有している点が異なる
のみであり、その他の構成は図1乃至図7に示す実施の
形態と同様である。
【0051】図8に示すように、接触バースイッチ51
は、本来あるべき位置と異なる位置に切換ローラ21が
ある場合にその切換ローラ21と接触するような位置関
係に配置されている。図8において、位置Rにあるべき
切換ローラが位置Wにあれば、その切換ローラ21は接
触バースイッチ51と接触して安全装置50を作動させ
る。安全装置50は、例えばエスカレータの運転を停止
させる。
【0052】図8に示す実施の形態によれば、切換ロー
ラ21が正しくない位置にあることによる誤作動や機器
の損傷を防止することができる。特にロック手段40を
設けない場合において有効である。
【0053】次に図9により本発明による車いす用エス
カレータの更に他の実施の形態について説明する。図9
に示す実施の形態は切換装置4fが、スイングレバー揺
動案内レール31aと、スイングレバー揺動案内レール
31aの両端に設けられた平行レール(スイングレバー
姿勢保持案内レール)31bと、発散レール(スイング
レバー姿勢修正案内レール)31cとを有するものであ
り、その他の構成は図1乃至図7に示す実施の形態と同
様である。
【0054】図9において、平行レール31bはスイン
グレバー姿勢保持案内部60を形成し、発散レール31
cはスイングレバー姿勢修正案内部61を形成する。
【0055】平行レール31bによって形成されるスイ
ングレバー姿勢保持案内部60は、ロック手段40を有
する場合において、スイングレバー20の揺動案内が終
了してからロック手段40がスイングレバー20を再び
ロックするまでの間スイングレバー20の姿勢を保持す
る効果を奏する。尚、平行レールの長さL1は、図7に
示される区間L(スイングレバー20の揺動案内が終了
してからロック手段40がスイングレバー20を再びロ
ックするまでの進行区間)以上となっている。
【0056】また発散レール31cによって形成される
スイングレバー姿勢修正案内部61は、ロック手段40
を有しない場合において、スイングレバー20および切
換ローラ21が不適正な位置にある場合でも、切換ロー
ラ21を適切に平行レール31bおよびスイングレバー
揺動案内レール31aに導くことができる。
【0057】次に図10および図11により本発明によ
る車いす用エスカレータの更に他の実施の形態について
説明する。図10に示す実施の形態は切換装置4gが、
2つの曲面壁によって形成されたスイングレバー揺動案
内レール32aと平行レール(スイングレバー姿勢保持
案内レール)32bとを有するものであり、その他の構
成は図1乃至図7に示す実施の形態と同様である。この
スイングレバー揺動案内レール32の曲面壁は、図11
に示す力学的関係に基づいて形成される。
【0058】図11は、スイングレバー20がスイング
レバー揺動案内レールによって揺動されるときの力学的
関係を示したベクトル図である。図11において、スイ
ングレバー20は図の左側からスイングレバー揺動案内
レールに進入し、右側から離脱していく状態を示してい
る。図中、ψはスイングレバー揺動案内レールが踏段部
の進行方向となす角度で、θ(θ1およびθ2)はスイ
ングレバー20が踏段部の進行方向となす角度で、Fは
切換ローラ21がスイングレバー揺動案内レールから受
ける力で、fはスイングレバー20がスイングレバー揺
動案内レールから受ける力である。Fは踏段部の進行に
対して抵抗力として作用し、fはスイングレバー20の
揺動力として作用する。図11から次の関係式が得られ
る。
【数1】
【0059】図11および前記関係式から、踏段部が受
ける抵抗力Fを一定にとると、スイングレバーの揺動力
fはスイングレバー20とスイングレバー揺動案内レー
ルとのすくい角αによって決まり、すくい角αが小さけ
れば揺動力fが大きく、すくい角αが大きければ揺動力
fが小さいことがわかる。逆に、揺動力fを一定にとれ
ば、すくい角αが大きくなるほど踏段部が受ける抵抗力
Fが増大することもわかる。
【0060】踏段部が受ける抵抗力Fは、無限軌道枠体
1bによる踏段部の牽引に対する抵抗力となるから、抵
抗力Fによって踏段部にモーメントが作用して、ピッチ
ングが誘起されることが想定される。ピッチングは繰り
返し荷重の作用で機器の寿命に悪影響を及ぼすし、外観
の上からも好ましくない。従って、抵抗力Fはピッチン
グを起こさない程度に設定されることが望ましい。
【0061】一方、スイングレバーの揺動力fは、スイ
ングレバー20を揺動するためのトルクを発生させ、こ
のトルクによって平歯車9rが回転し連結キー5を駆動
するのであるから、揺動力fは連結キー5の駆動力を決
定するものである。連結キー5の駆動力が小さいと連結
キー5の進退動作の信頼性が低下するため、揺動力fは
ある程度以上が確保されなければならない。
【0062】従って、抵抗力Fと揺動力fとには、それ
ぞれ上限値と下限値とがあるから、その制約の中でψお
よびθの適用範囲が決定される。そしてψとθの適用範
囲の中で、スイングレバー揺動案内レールの長さを考慮
して、ψ、θ、さらには種々の設計パラメータが決定さ
れる。
【0063】さて図11の関係から、スイングレバー2
0の揺動力fはすくい角αによって変化するため、すく
い角αを一定に保てばスイングレバー20の揺動力fあ
るいは踏段部の抵抗力Fを安定化することができる。す
くい角αを一定にするには、スイングレバー20の角度
θに合わせてψを変化させる、すなわち、スイングレバ
ー揺動案内レールの角度ψを変化させる(曲面とする)
ことが必要となる。図10のスイングレバー揺動案内レ
ール32aは、この必要に基づいて創出されたものであ
る。
【0064】図10に示す形態によれば、踏段部が受け
る抵抗力を安定した低レベルに抑えることができ、一方
で必要とされる揺動力を安定した高レベルで得ることが
できるという効果がある。また、平行レール32bによ
って、前述の平行レール31bによる効果と同様の効果
を得ることができる。
【0065】次に図12により本発明による車いす用エ
スカレータの更に他の実施の形態について説明する。図
12に示す実施の形態は切換装置4fが、スイングレバ
ー揺動案内レール33aと、スイングレバー揺動案内レ
ール33aの両端に設けられた平行レール(スイングレ
バー姿勢保持案内レール)33bとを有するものであ
り、またスイングレバー揺動案内レール33aは、可動
ヒンジ33cによって点線位置まで弾性的に移動可能と
なっている。その他の構成は図1乃至図7に示す実施の
形態と同様である。
【0066】図12に示す場合によれば、スイングレバ
ー揺動案内レール33aは、ロック手段40を有しない
場合において、スイングレバー20および切換ローラ2
1が不適正な位置にある場合でも可動ヒンジ33cによ
って点線位置まで弾性的に可動であるため、切換ローラ
21を適切に切換状態の位置に導くことができるという
効果を得られる。また、平行レール33bによって、前
述の平行レール31bによる効果と同様の効果を得るこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、運転継続中に通
常運転形態と車いす用運転形態とを切換えることができ
て効率的であり、しかもその切換が円滑に行われて騒音
や振動の発生が少ないとの効果を奏する。
【0068】さらに本発明は、構造が簡素であるため設
置スペース上有利であり、また耐久性に富むためコスト
上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車いす用エスカレータの一実施の
形態を示す構成概略図。
【図2】本発明による車いす用エスカレータの一実施の
形態を示す車いす用踏段部の縦断面概略図。
【図3】本発明による車いす用踏段部と切換装置の上面
図。
【図4】図3に示す車いす用踏段部と切換装置の側面
図。
【図5】図4のX方向矢視図。
【図6】本発明による車いす用エスカレータを示す部分
的な上面図。
【図7】本発明による車いす用エスカレータにおける通
常運転形態から車いす用運転形態への切換作用を示す
図。
【図8】本発明における車いす用エスカレータの他の実
施の形態を示す図。
【図9】本発明における車いす用エスカレータの他の実
施の形態を示す図。
【図10】本発明における車いす用エスカレータの他の
実施の形態を示す図。
【図11】スイングレバーがスイングレバー揺動案内レ
ールによって揺動されるときの力学的関係を示したベク
トル図。
【図12】本発明における車いす用エスカレータの他の
実施の形態を示す図。
【図13】スプロケット型の従来のエスカレータの昇降
自在踏段部の前方踏段部および切換装置の上面図。
【図14】スプロケットとピン列との衝突状態を示す
図。
【図15】スイングレバー型の従来のエスカレータの昇
降自在踏段部の前方踏段部および切換装置の上面図。
【符号の説明】
1 主枠 1a 軌道基盤 1b 無限軌道枠体 2 踏段部 3a 車いす用踏段部 3b 車いす用踏段部 3c 車いす用踏段部 4a 切換装置 4b 切換装置 4c 操作パネル 4d 操作パネル 4e 切換装置 4f 切換装置 4g 切換装置 4h 切換装置 5 連結キー 5a 連結キー 5b 連結キー 5l 連結キー(左) 5r 連結キー(右) 6 踏板 6a 踏板 6b 踏板 6c 踏板 7 クロスリンク 7b クロスリンク 7c クロスリンク 8 ラック 8l ラック(左) 8r ラック(右) 9 平歯車 9l 平歯車(左) 9r 平歯車(右) 10 スプロケット 11 ラック部材 12 ピン列 20 スイングレバー 21 切換ローラ 22 ガイド部 24 アクチュエータ 30 スイングレバー揺動案内レール 31a スイングレバー揺動案内レール 31b 平行レール(スイングレバー姿勢保持案内レー
ル) 31c 発散レール(スイングレバー姿勢修正案内レー
ル) 32a スイングレバー揺動案内レール 32b 平行レール(スイングレバー姿勢保持案内レー
ル)) 33a スイングレバー揺動案内レール 33b 平行レール(スイングレバー姿勢保持案内レー
ル) 33c 可動ヒンジ 35 ロックアーム揺動案内レール 35a 傾斜部 35b 平行部 35c 逆傾斜部 40 ロック手段 41 揺動軸 42 ロックアーム 43 案内ローラ 44 爪部 50 安全装置 51 接触バースイッチ 60 スイングレバー姿勢保持案内部 61 スイングレバー姿勢修正案内部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主枠内に設けられた軌道基盤と、 この軌道基盤上を循環移動自在の無限軌道枠体と、 この枠体に取り付けられるとともに踏板を有する複数の
    踏段部と、を備え、 複数の踏段部のうち少なくとも一つは踏板が昇降自在と
    なっており、 昇降自在踏段部に隣接する前方踏段部に、昇降自在踏段
    部側へ延びて当該昇降自在踏段部の踏板を前方踏段部の
    踏板と同一高さまでもってくる連結具と、この連結具を
    駆動する駆動機構とが設けられ、 駆動機構は、連結具を作動させるスイングレバーを有
    し、 主枠側には、無限軌道枠体の移動中にスイングレバーの
    先端下部に係合して、スイングレバーを介して連結具を
    駆動する切換装置が昇降可能に設けられている、ことを
    特徴とする車いす用エスカレータ。
  2. 【請求項2】切換装置は、スイングレバーの先端下部を
    通過させることに伴ってスイングレバーを揺動案内する
    スイングレバー揺動案内レールを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の車いす用エスカレータ。
  3. 【請求項3】スイングレバー揺動案内レールは、スイン
    グレバーを案内する際のスイングレバーの揺動力が略一
    定となるような形状に構成されていることを特徴とする
    請求項2に記載の車いす用エスカレータ。
  4. 【請求項4】駆動機構はさらに、スイングレバーの位置
    をロックするためのロック手段を有することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の車いす用エスカレ
    ータ。
  5. 【請求項5】ロック手段は、 前方踏段部に固定された揺動軸と、 前記揺動軸に揺動可能に結合されたロックアームと、を
    有し、 前記ロックアームは、一端に爪部を有すると共に、他端
    下部に案内ローラを有し、前記爪部は、前記ロックアー
    ムの揺動位置に従ってスイングレバーの位置をロック
    し、あるいはロック解除することができるようになって
    おり、切換装置はさらに、 前記案内ローラを接触させて前記案内ローラを案内する
    ことにより、前記ロックアームの揺動位置を制御するロ
    ックアーム揺動案内レール、を有する、ことを特徴とす
    る請求項4に記載の車いす用エスカレータ。
  6. 【請求項6】切換装置はさらに、 スイングレバーの先端下部を通過させることに伴ってス
    イングレバーの位置状態を保持するスイングレバー姿勢
    保持案内レールを有することを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の車いす用エスカレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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