JPH11352342A - 光合分波器 - Google Patents

光合分波器

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JPH11352342A
JPH11352342A JP10156327A JP15632798A JPH11352342A JP H11352342 A JPH11352342 A JP H11352342A JP 10156327 A JP10156327 A JP 10156327A JP 15632798 A JP15632798 A JP 15632798A JP H11352342 A JPH11352342 A JP H11352342A
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grating
fiber bragg
optical signal
bragg grating
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Tamahiko Nishiki
玲彦 西木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で且つモジュールサイズが小さい
光合分波器を提供する。 【解決手段】 波長多重光信号(波長λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 )をそれぞれグレーティング領域101a,
101b,101c,101dで反射させるファイバ・
ブラッグ・グレーティング101のうち、グレーティン
グ領域101a,101bを含む部分は接着剤105で
セラミックスリーブ102に固定し、グレーティング領
域101dを含む部分は接着剤105でセラミックスリ
ーブ103に固定する。波長λ3 の光信号の抜き出しお
よび付加を行う場合には、セラミックスリーブ102,
103の間隔を圧電素子104で押し広げることによ
り、グレーティング領域101cのグレーティング・ピ
ッチを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば波長多重
通信等に用いられる光合分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、異なる波長を持つ多数の光信
号を同時に扱うことによって大容量の光伝送や波長ルー
ティングを実現する光通信技術が知られており、波長多
重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)光通信と称
されている。かかる波長多重光通信では、波長多重され
た光信号から所望の波長成分を抜き出す過程や、波長多
重された光信号に所望の波長成分を付加する過程が必要
となる。これらの過程を行うための光部品は、光合分波
器と称されている。
【0003】従来、波長多重用の光合分波器としては、
回折格子や誘電体多層膜等のバルク光学部品を使用する
のが一般的であった。
【0004】また、ファイバ・ブラッグ・グレーティン
グ(FGB:Fiber Bragg Grating) やサーキュレータ等を用
いて構成した光合分波器が、米国特許公報5,600,
473で開示されている。この光合分波器は、通信チャ
ネルと同数のファイバ・ブラッグ・グレーティングを備
えており、各ファイバ・ブラッグ・グレーティングごと
に設けられた熱的或いは機械的な調整手段で所望波長の
光信号の抜き出しや付加を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バルク
光学部品を用いた光合分波器には、レンズ系にファイバ
ピグテイルを設けて使用するので、精密な組立工程が必
要になってしまうという欠点があった。このため、特
に、多チャンネルの光合分波器においては、量産性や再
現性を向上させ難かった。
【0006】また、米国特許公報5,600,473で
開示された光合分波器には、通信チャネルごとにファイ
バ・ブラッグ・グレーティングおよび調整手段を設けな
ければならないのでモジュールサイズが大きくなってし
まうという欠点があった。
【0007】このため、モジュールサイズが小さく且つ
安価な光合分波器の登場が嘱望されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光合分波
器は、波長多重光信号を反射させるファイバ・ブラッグ
・グレーティングと、このファイバ・ブラッグ・グレー
ティングのうち、所望の波長の光を反射させるグレーテ
ィング領域のみに外力を加えて、このグレーティング領
域のグレーティング・ピッチを変化させる加圧手段とを
備える。
【0009】このような構成によれば、所望の波長を反
射させるグレーティング領域のグレーティングピッチを
変化させることにより、この波長の光の反射/透過を制
御することができる。そして、この性質を利用すること
により、波長多重光信号からの所望波長の光信号の抜き
出しや付加が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
【0011】第1の実施の形態 まず、この発明の第1の実施の形態に係る光合分波器に
ついて、図1〜図3を用いて説明する。
【0012】ここでは、4種類の波長λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 からなる波長多重光信号を扱う光合分波器で
あって、波長λ3 の光信号の抜き出しおよび付加を行う
ものを例に採って説明する。
【0013】図1は、この実施の形態に係る光合分波器
の構成を示す概念図である。
【0014】同図において、チャープド・ファイバ・ブ
ラッグ・グレーティング101は、光ファイバにグレー
ティング領域を形成することによって構成されている。
このグレーティング領域のピッチは、ファイバ・ブラッ
グ・グレーティング101の一端で最も小さく、他端に
近づくにしたがって連続的或いは段階的に大きくなる。
周知のように、グレーティング領域では、グレーティン
グ・ピッチに応じた波長の光のみが反射する(ピッチと
反射波長との関係はブラッグの法則に従う)。この実施
の形態では、ファイバ・ブラッグ・グレーティング10
1で扱う光信号の波長をλ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の4種
類としたが、これらの波長に対応するピッチのグレーテ
ィング領域を、領域101a,101b,101c,1
01dとする。例えば、各波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4
の間隔を1.6nmとした場合、ファイバ・ブラッグ・
グレーティング101全体としての帯域幅を6nm程度
とすることにより、グレーティング領域の長さ方向の位
置と反射波長との対応をとることが可能となる。
【0015】セラミックスリーブ102,103は、圧
電素子(PZT:Piezo Transducer)104を介して連結され
ている。圧電素子104は、伸縮方向が、セラミックス
リーブ102,103の長さ方向と一致するように、配
置される。ここで、圧電素子104の長さは、抜き出し
および付加を行う光信号(ここでは波長λ3 の光信号)
の帯域幅(例えば0.8nm)に基づいて決定される。
すなわち、圧電素子104の長さは、この帯域幅に相当
する長さ以上となるように決定される。
【0016】セラミックスリーブ102,103および
圧電素子104によって構成する円筒部材内には、ファ
イバ・ブラッグ・グレーティング101が挿入され、接
着剤105によって固定される。このとき、ファイバ・
ブラッグ・グレーティング101は、グレーティング領
域101a,101b(すなわち波長λ1 ,λ2 に対応
する領域)を含む領域がセラミックスリーブ102内に
挿入され、グレーティング領域101c(すなわち波長
λ3 に対応する領域)が圧電素子104に対向し、且
つ、グレーティング領域101d(すなわち波長λ4
対応する領域)を含む領域がセラミックスリーブ103
内に挿入されるように、配置される。また、図1に示し
たように、接着剤105は、セラミックスリーブ10
2,103内にのみ注入され、圧電素子104の内側に
は注入されない。すなわち、ファイバ・ブラッグ・グレ
ーティング101のグレーティング領域101a,10
1b,101dとセラミックスリーブ102,103と
は接着剤105で固定されているが、グレーティング領
域101cと圧電素子104とは固定されていない。
【0017】制御回路106は、圧電素子104に印可
されるピエゾ電圧を制御する。
【0018】サーキュレータ107は、イン・ポートか
ら入力した光信号をファイバ・ブラッグ・グレーティン
グ101に導入し、また、ファイバ・ブラッグ・グレー
ティング101から導出された光信号をアウト・ポート
から外部に出力する。
【0019】サーキュレータ108は、アッド・ポート
から入力した光信号をファイバ・ブラッグ・グレーティ
ング101に導入し、また、ファイバ・ブラッグ・グレ
ーティング101から導出された光信号をドロップ・ポ
ートから外部に出力する。
【0020】次に、図1に示した光合分波器の動作につ
いて、図2および図3を用いて説明する。なお、図2
は、ファイバ・ブラッグ・グレーティング101のスペ
クトル特性を示すグラフであり、横軸は光信号の波長、
縦軸は透過率である。また、図3は、概念図であり、図
1と同符号を付した構成部はそれぞれ図1と同じものを
示している。
【0021】まず、制御回路106が圧電素子104に
ピエゾ電圧を印可しない状態における、光合分波器の動
作について説明する。
【0022】サーキュレータ107のイン・ポートから
波長多重された光信号(波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4
を入力すると、この光信号はサーキュレータ107によ
って、ファイバ・ブラッグ・グレーティング101内に
導かれる。
【0023】図2(A)に示したように、圧電素子10
4にピエゾ電圧を印可しない状態では、ファイバ・ブラ
ッグ・グレーティング101は、帯域幅(例えば6n
m)内の全波長の光信号を反射する。したがって、図3
(A)に示したように、ファイバ・ブラッグ・グレーテ
ィング101のグレーティング領域101aでは波長λ
1 の光信号が、グレーティング領域101bでは波長λ
2 の光信号が、グレーティング領域101cでは波長λ
3 の光信号が、グレーティング領域101dでは波長λ
4 の光信号が、それぞれ反射する。そして、反射した各
光信号(波長λ1,λ2 ,λ3 ,λ4 )が、波長多重さ
れた光信号として、サーキュレータ107のアウト・ポ
ートから出力される。したがって、圧電素子104にピ
エゾ電圧を印可しない状態では、波長λ3 の光信号の抜
き出しは行われない。
【0024】このとき、サーキュレータ108のアッド
・ポートから波長λ3 の光信号が入力されたとしても、
ファイバ・ブラッグ・グレーティング101のグレーテ
ィング領域101cで反射して、サーキュレータ108
のドロップ・ポートから出力される(図3(A)参
照)。したがって、圧電素子104にピエゾ電圧を印可
しない状態では、波長λ3 の光信号の付加は行われな
い。
【0025】次に、制御回路106が圧電素子104に
所定のピエゾ電圧を印可した状態における、光合分波器
の動作について説明する。
【0026】圧電素子104にピエゾ電圧を印可する
と、この圧電素子104がセラミックスリーブ102,
103を押圧する。上述したようにファイバ・ブラッグ
・グレーティング101のグレーティング領域101c
は接着剤105で固定されていないので、圧電素子10
4がセラミックスリーブ102,103を押圧すると、
グレーティング領域101cは長さ方向の張力を受け
る。一方、グレーティング領域101a,101b,1
01dは接着剤105でセラミックスリーブ102,1
03と固定されているので、圧電素子104がセラミッ
クスリーブ102,103を押圧しても張力を受けな
い。このため、圧電素子104の押圧により、グレーテ
ィング領域101cのピッチのみを増大させることがで
きる。そして、これにより、図2(B)に示したよう
に、各波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 のうち波長λ3 の光
信号のみを透過させるように、ファイバ・ブラッグ・グ
レーティング101を変形させることが可能となる。な
お、このとき、増大したピッチに対応する波長の光が反
射するようになるので、図2(B)に示したように、長
波長側に新たな反射波長帯域λn が形成される。
【0027】このような状態で、サーキュレータ107
のイン・ポートから波長多重された光信号(波長λ1
λ2 ,λ3 ,λ4 )が入力されると、波長λ1 ,λ2
λ4の光信号はそれぞれグレーティング領域101a,
101b,101dで反射するが、波長λ3 の光信号は
グレーティング領域101cで反射せずにファイバ・ブ
ラッグ・グレーティング101を透過する(図3(B)
参照)。そして、透過した光信号(波長λ3 )は、サー
キュレータ108のドロップ・ポートから出力される。
これにより、波長多重された光信号から波長λ3 の光信
号のみを抜き出すことができる。
【0028】このとき、サーキュレータ108のアッド
・ポートから波長λ3 の光信号が入力されると、この光
信号は、ファイバ・ブラッグ・グレーティング101の
グレーティング領域101cを透過して、波長λ1 ,λ
2 ,λ4 の光信号とともにサーキュレータ107のアウ
ト・ポートから出力される(図3(B)参照)。これに
より、波長多重された光信号に波長λ3 の光信号を付加
することができる。
【0029】このように、この実施の形態に係る光合分
波器によれば、ファイバ・ブラッグ・グレーティング1
01に印可する外力のオン/オフのみで、特定波長の光
信号の抜き出しおよび付加のオン/オフを行うことがで
きる。
【0030】このため、精密な組立工程を伴うことなく
光合分波器を構成することができるので、多チャンネル
の光合分波器の量産性や再現性を向上させ易くなる。
【0031】また、通信チャネルごとの調整手段や接続
手段を設ける必要がないので、モジュールサイズを小さ
くすることが可能となる。
【0032】なお、この実施の形態では、圧電素子で特
定のグレーティング領域に張力を加えてグレーティング
ピッチを増大させることとしたが、当該グレーティング
領域に圧縮力を加えてグレーティングピッチを減少させ
ることとしても、同様の効果を得ることができる。
【0033】第2の実施の形態 次に、この発明の第2の実施の形態に係る光合分波器に
ついて、図4を用いて説明する。
【0034】この実施の形態では、4種類の波長λ1
λ2 ,λ3 ,λ4 からなる波長多重光信号を扱う光合分
波器を例に採って説明する。
【0035】この実施の形態に係る光合分波器は、抜き
出しおよび付加を行う波長を任意に変更できる構成とし
た点で、上述の第1の実施の形態と異なる。
【0036】図4は、この実施の形態に係る光合分波器
の構成を示す概念図である。
【0037】同図において、ファイバ・ブラッグ・グレ
ーティング401としては、第1の実施の形態と同様の
チャープド・ファイバ・ブラッグ・グレーティングが使
用される。このファイバ・ブラッグ・グレーティング4
01が有するグレーティング領域のうち、波長をλ1
λ2 ,λ3 ,λ4 に対応するピッチのグレーティング領
域を、領域401a,401b,401c,401dと
する。なお、このファイバ・ブラッグ・グレーティング
401は、図示しない手段によって支持されている。
【0038】ベース板402,403は、例えばセラミ
ックにより形成される。ベース板402とベース板40
3とは、圧電素子404を介して連結されている。圧電
素子404は、伸縮方向が、ベース板402,403の
長さ方向と一致するように、配置される。
【0039】クランプ405は、ベース板402に固着
されている。そして、このクランプ405は、ファイバ
・ブラッグ・グレーティング401を、側面から挟み込
んで保持固定する。同様に、クランプ406は、ベース
板403に固着されており、ファイバ・ブラッグ・グレ
ーティング401を両側から挟み込んで保持固定する。
クランプの開閉は、例えば電磁石(図示せず)等を用い
ることにより、電気的に制御することができる。ここ
で、クランプ405とクランプ406との間隔Lは、抜
き出しおよび付加を行う光信号の帯域幅(例えば0.8
nm)に基づいて決定される。すなわち、この間隔は、
この帯域幅に相当する長さ以上となるように決定され
る。
【0040】ベース板402,403、圧電素子404
およびクランプ405,406は、図示しない機械的駆
動手段(例えばパルスモータ)により、一体的に移動さ
せることができる。これにより、クランプ405,40
6とファイバ・ブラッグ・グレーティング401との相
対的な位置関係を任意に変更することが可能となる(後
述)。
【0041】制御回路407は、圧電素子404に印可
されるピエゾ電圧を制御する。
【0042】サーキュレータ408は、イン・ポートか
ら入力した光信号をファイバ・ブラッグ・グレーティン
グ401に導入し、また、ファイバ・ブラッグ・グレー
ティング401から導出された光信号をアウト・ポート
から外部に出力する。
【0043】サーキュレータ409は、アッド・ポート
から入力した光信号をファイバ・ブラッグ・グレーティ
ング401に導入し、また、ファイバ・ブラッグ・グレ
ーティング401から導出された光信号をドロップ・ポ
ートから外部に出力する。
【0044】次に、図4に示した光合分波器の動作につ
いて説明する。
【0045】まず、クランプ405,406を開いた状
態で、図示しない機械的駆動手段を制御することによ
り、クランプ405,406とファイバ・ブラッグ・グ
レーティング401との相対的な位置関係を設定する。
この設定では、抜き出しおよび付加を行う光信号に対応
するグレーティング領域を、クランプ405とクランプ
406との隙間に位置させる。例えば、抜き出しおよび
付加を行う光信号の波長をλ3 とする場合には、グレー
ティング領域401cがクランプ405とクランプ40
6との隙間に位置するように、クランプ405,406
を移動させる。
【0046】そして、クランプ405,406を閉じ
て、ファイバ・ブラッグ・グレーティング401を固定
保持させる。
【0047】その後の動作は、上述の第1の実施の形態
の場合と同様である。すなわち、制御回路407が圧電
素子404にピエゾ電圧を印可しない状態で光合分波器
を使用する場合には、サーキュレータ408のイン・ポ
ートから波長多重された光信号(波長λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 )を入力すると、各波長の光信号は、ファイ
バ・ブラッグ・グレーティング401のグレーティング
領域401a,401b,401c,401dでそれぞ
れ反射してサーキュレータ408のアウト・ポートから
出力されるので、特定波長(例えばλ3 )の光信号の抜
き出しは行われない。また、サーキュレータ409のア
ッド・ポートから特定波長の光信号が入力されたとして
も、ファイバ・ブラッグ・グレーティング401のグレ
ーティング領域で反射してサーキュレータ409のドロ
ップ・ポートから出力されるので、光信号の付加は行わ
れない。
【0048】一方、制御回路407が圧電素子404に
所定のピエゾ電圧を印可した状態で光合分波器を使用す
る場合には、特定波長に対応するグレーティング領域
(例えば領域401c)のピッチのみが増大するので、
この特定波長(例えばλ3 )の光信号のみが透過するよ
うになる。このため、サーキュレータ408のイン・ポ
ートから波長多重された光信号(波長λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 )が入力されると、例えば波長λ3 の光信号
のみが、グレーティング領域401cで反射せずに、フ
ァイバ・ブラッグ・グレーティング101を透過して、
サーキュレータ409のドロップ・ポートから出力さ
れ、これにより、波長λ3 の光信号のみが抜き出され
る。また、サーキュレータ409のアッド・ポートから
波長λ3 の光信号が入力されると、この光信号は、ファ
イバ・ブラッグ・グレーティング401のグレーティン
グ領域401cを透過して、波長λ1 ,λ2 ,λ4 の光
信号とともにサーキュレータ408のアウト・ポートか
ら出力されるので、光信号の付加を行うことができる。
【0049】このように、この実施の形態に係る光合分
波器によれば、抜き出しおよび付加を行う光信号の波長
を任意に選択することができる。
【0050】なお、精密な組立工程を伴うことなく光合
分波器を構成することができるので光合分波器の量産性
や再現性を向上させ易くなる点、モジュールサイズを小
さくできる点は、上述の第1の実施の形態と同様であ
る。
【0051】また、当該グレーティング領域に圧縮力を
加えてグレーティングピッチを減少させてもよい点も、
上述の第1の実施の形態と同様である。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、モジュールサイズが小さく且つ安価な光合分波
器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る光合分波器の構成を示
す概略図である。
【図2】第1の実施の形態に係る光合分波器の動作を説
明するためのグラフである。
【図3】第1の実施の形態に係る光合分波器の動作を説
明するための概念図である。
【図4】第2の実施の形態に係る光合分波器の構成を示
す概略図である。
【符号の説明】
101,401:ファイバ・ブラッグ・グレーティング 101a〜101d,401a〜401d:グレーティ
ング領域 102,103:セラミックスリーブ 104,404:圧電素子 105:接着剤 106,407:制御回路 107,108,408,409:サーキュレータ 402,403:ベース板 405,406:クランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重光信号を反射させるファイバ・
    ブラッグ・グレーティングと、 このファイバ・ブラッグ・グレーティングのうち、所望
    の波長の光を反射させるグレーティング領域のみに外力
    を加えて、このグレーティング領域のグレーティング・
    ピッチを変化させる加圧手段と、 を備えたことを特徴とする光合分波器。
  2. 【請求項2】 前記加圧手段が、前記ファイバ・ブラッ
    グ・グレーティングのうち所望の波長よりも短い波長の
    光を反射させるグレーティング領域を固定支持する第1
    の支持部材と、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティン
    グのうち所望の波長よりも長い波長の光を反射させるグ
    レーティング領域を固定支持する第2の支持部材とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の光合分波器。
  3. 【請求項3】 前記加圧手段が、前記第1の支持部材と
    前記第2の支持部材との間に設けられた圧電素子を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の光合分波器。
  4. 【請求項4】 前記ファイバ・ブラッグ・グレーティン
    グの一端に前記波長多重光信号を導入するとともに、前
    記ファイバ・ブラッグ・グレーティングの前記一端から
    前記波長多重光信号の反射光を取り出す第1のサーキュ
    レータと、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティングの
    他端から所望波長の光信号を導入し或いは前記ファイバ
    ・ブラッグ・グレーティングの前記他端から前記波長多
    重光信号の透過光を取り出す第2のサーキュレータとを
    さらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の光合分波器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107162589A (zh) * 2017-07-17 2017-09-15 黄石晨信光电股份有限公司 一种全陶瓷波分复用器及其制备方法
CN107324802A (zh) * 2017-07-17 2017-11-07 黄石晨信光电股份有限公司 一种异形微孔陶瓷毛细管的制备方法

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