JPH103012A - 光波長分波素子 - Google Patents

光波長分波素子

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JPH103012A
JPH103012A JP15659296A JP15659296A JPH103012A JP H103012 A JPH103012 A JP H103012A JP 15659296 A JP15659296 A JP 15659296A JP 15659296 A JP15659296 A JP 15659296A JP H103012 A JPH103012 A JP H103012A
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port
input port
optical
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JP15659296A
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Hideaki Okayama
秀彰 岡山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号の分配によるパワーロスを生じること
なく、出力特性をフラットにしたままで選択波長帯域を
広くすることができる光波長分波素子の提供。 【解決手段】 第1スターカプラ20の4つの入力側ポ
ート32と外部入力ポート10との間に、光信号の分配
による過剰損失を実質的に生じない周期特性波長分波器
16を具え、かつ、この周期特性波長分波器16の入力
側ポート38から各出力側ポート36へそれぞれ出力さ
れる光信号は、互いに等しい周期Δλで、かつ、互いに
異なる選択波長を有している。さらに、この周期特性波
長分波器16の入力側ポート38から各出力側ポート3
6へそれぞれ出力される光信号の選択波長の周期Δλ
と、第2スターカプラの隣り合う出力側ポートでの選択
波長帯域どうしのずれ量Δλとが、実質的に一致してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、波長多重された
光信号の中から特定の波長の光を、特定の外部出力ポー
トへ選択的に出力する光波長分波素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、導波路アレイ回折格子型波長分
波器を具えた光波長分波素子の一例が、文献:「LEO
S’95 論文集、PD1.3」に開示されている。こ
の文献に開示の光波長分波素子は、一つの外部入力ポー
トと複数の外部出力ポートとの間に、第1および第2ス
ターカプラを導波路アレイ回折格子を介して接続した導
波路アレイ回折格子型波長分波器を具えている。そし
て、第1スターカプラの外部入力ポート側に、Y分岐と
同様の働きをする多モード導波路を接続している。Y分
岐や多モード導波路を接続することによって、外部入力
ポートから入力された光信号を分配して、第1スターカ
プラに入力することができる。その結果、第1スターカ
プラの入力ポートの開口を実質的に広くして、各出力ポ
ートの選択波長帯域における光強度の出力特性をフラッ
トにすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光波長分波素子においては、Y分岐や多モード導波路で
光信号をその波長に関係なく分配するため、過剰損失が
生じてしまうという問題点があった。例えば、各出力ポ
ートの選択波長帯域を、出力特性をフラットにしたまま
で2倍に広げるために、Y分岐をもう1段増やすか、あ
るいは、多モード導波路のモード幅を2倍に広げると、
3dBのパワーロスが生じてしまう。さらに、選択波長
帯域を2j 倍に広げると、j×3dBのパワーロスが生
じてしまう。
【0004】このため、光信号の分配によるパワーロス
を生じることなく、出力特性をフラットにしたままで選
択波長帯域を広くすることができる光波長分波素子の実
現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の光波長分波素
子によれば、一つの外部入力ポートと複数の外部出力ポ
ートとの間に、導波路アレイ回折格子型波長分波器を具
え、この導波路アレイ回折格子型波長分波器は、第1ス
ターカプラ、導波路アレイ回折格子および第2スターカ
プラを具え、この導波路アレイ回折格子は、一定長ずつ
光路長が互いに異なる複数の位相制御導波路を以って構
成されており、各位相制御導波路は、第1スターカプラ
の出力側ポートおよび第2スターカプラの入力側ポート
にそれぞれ光路長順に接続されており、この第2スター
カプラの複数の出力側ポートは、それぞれ出力導波路を
介して外部出力ポートに接続されてなる光波長分波素子
において、第1スターカプラの複数の入力側ポートと外
部入力ポートとの間に、複数の出力側ポートと一つの入
力側ポートとを有し、かつ、光信号の分配による過剰損
失を実質的に生じない周期特性波長分波器を具え、この
周期特性波長分波器のこの入力側ポートは、外部入力ポ
ートに接続されており、この周期特性波長分波器の各出
力側ポートは、第1スターカプラの入力側ポートにそれ
ぞれ接続導波路を介して接続されており、この周期特性
波長分波器の入力側ポートから各出力側ポートへそれぞ
れ出力される光信号は、互いに等しい周期で、かつ、互
いに異なる選択波長を有しており、この周期特性波長分
波器の入力側ポートから各出力側ポートへそれぞれ出力
される光信号の選択波長の周期と、第2スターカプラの
隣り合う出力側ポートでの選択波長帯域どうしのずれ量
とが、実質的に一致してなることを特徴とする。
【0006】尚、第2スターカプラの出力側ポートは、
導波路アレイ回折格子型波長分波器の出力側のポートで
もある。従って、これらの隣り合う出力側ポートでの選
択波長帯域どうしのずれ量Δλは、隣り合う出力側ポー
トの出力導波路の接続角度の間隔をΔθ、隣り合う出力
側ポートの間の距離をd、第2スターカプラの屈折率を
nで表すと、下記の(1)式で与えられる。
【0007】Δλ=ndΔθ/m・・・(1) 但し、mは干渉の次数を表し、位相制御用導波路の屈折
率をnC 、隣り合う位相制御用導波路の光路差をL
AWG 、使用する波長の中心地をλ0 で表すと、下記の
(2)式で与えられる。
【0008】m=2nCAWG /λ0 ・・・(2) また、好ましくは、周期特性波長分波素器は、1段また
は複数段のマッハツェンダ干渉計を以って構成されたマ
ッハツェンダ分波素子を以って構成してあると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の光波長分波素子の例について説明する。尚、参照する
図面は、この発明が理解できる程度に各構成成分の大き
さ、形状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎな
い。従って、この発明は図示例に限定されるものではな
い。
【0010】(構成について)図1を参照して、この実
施の形態の光波長分波素子の構成について説明する。こ
の実施の形態の光波長分波素子は、1つの外部入力ポー
ト10と4つの外部出力ポート12との間の基板14
に、マッハツェンダ型分波素子からなる周期特性波長分
波器16および導波路アレイ回折格子型波長分波器18
を具えている。
【0011】そして、この導波路アレイ回折格子型波長
分波器18は、従来周知のものであり、第1スターカプ
ラ20、導波路アレイ回折格子22および第2スターカ
プラ24を具えている。また、この導波路アレイ回折格
子22は、一定長ずつ光路長が互いに異なる複数の位相
制御導波路22aを以って構成されいる。各位相制御導
波路22aは、第1スターカプラ20の出力側ポート2
6および第2スターカプラの入力側ポート28にそれぞ
れ光路長順に接続されている。尚、位相制御導波路の光
路長は、導波路の長さそのもので制御するほか、例え
ば、導波路の屈折率を部分的に変えることによって制御
しても良い。
【0012】また、この第2スターカプラ24の複数の
出力側ポート30は、それぞれ出力導波路13を介して
外部出力ポート12に接続されている。
【0013】そして、この発明の光波長分波素子におい
ては、第1スターカプラ20の4つの入力側ポート32
と外部入力ポート10との間に、4つの出力側ポート3
6と一つの入力側ポート38とを有し、かつ、光信号の
分配による過剰損失を実質的に生じない周期特性波長分
波器16を具えている。この周期特性波長分波器16の
入力側ポート38は、外部入力ポート10に接続されて
おり、これらの各出力側ポート36は、第1スターカプ
ラ20の入力側ポート32にそれぞれ接続導波路34を
介して接続されている。
【0014】そして、この周期特性波長分波器16の入
力側ポート38から各出力側ポート36へそれぞれ出力
される光信号は、互いに等しい周期Δλで、かつ、互い
に異なる選択波長を有している。
【0015】さらに、この周期特性波長分波器16の入
力側ポート38から各出力側ポート36へそれぞれ出力
される光信号の選択波長の周期Δλと、第2スターカプ
ラの隣り合う出力側ポートでの選択波長帯域どうしのず
れ量Δλとが、実質的に一致している。
【0016】次に、図2を参照して、周期特性波長分波
器16としてのマッハツェンダ波長分波素子の構成につ
いて説明する。この実施の形態で用いるマッハツェンダ
波長分波素子の構成自体は、従来周知のものであり、マ
ッハツェンダ干渉計(以下、MZとも略称する)40を
一段または複数段接続して設けたものである。各MZ4
0は、2つの3dB光カプラ42を、互いに光路長の異
なる2本のアーム光導波路44で接続した構成を有して
いる。そして、2本のアーム光導波路44をそれぞれ伝
搬した光は、位相差による干渉の結果、その波長に応じ
て、出力側の3dB光カプラ42の2つの出力ポートの
いずれかに出力される。
【0017】そして、MZを複数段接続することによっ
て、光信号をその波長に応じてさらに分波することがで
きる。この実施の形態では、1段目のMZの2つの出力
ポートに、それぞれ2段目のMZを接続している。後段
のMZの2本のアーム光導波路の光路長の差は、その前
段のMZの2本のアーム光導波路の光路長の差の1/2
としてある。
【0018】(動作について)次に、この実施の形態の
光波長分波素子の動作について説明する。ここでは、発
明の理解を容易にするため、外部出力ポート12から光
を入射して、外部入力ポート10へ出射する場合、すな
わち合波素子として考えた場合について説明する。尚、
波長分波素子としての動作は、合波素子としての動作の
逆過程であるので、合波素子として考えた場合の光の進
行方向を逆向きにしたものとなる。
【0019】先ず、外部出力ポート12のうちの1つの
外部出力ポート12aから、波長λ1、λ2、λ3およ
びλ4を含むフラットな波長特性を有する光信号を入射
する場合について説明する。
【0020】外部出力ポート12aから入射した光信号
は、出力導波路13を伝搬して第2スターカプラ24の
第1の出力側ポート30aに入射する。そして、光信号
は、第2スターカプラ24の作用により、第2スターカ
プラ24の各入力側ポート28から各位相制御用導波路
22aに入射する。従って、各位相制御用導波路22a
を、それぞれ光信号λ1〜λ4が伝搬する。そして、位
相制御用導波路22aを伝搬した光信号は、第1スター
カプラ20の出力側ポート26から第1スターカプラ2
0へ入射する。
【0021】ここで、図3を参照して、第1スターカプ
ラ20の作用について説明する。図3は、第1スターカ
プラ20およびその近傍の拡大図である。
【0022】位相制御用導波路22aは、互いに光路長
が異なるため、第1スターカプラ20に入射した光信号
は、位相制御用導波路22aの配列順に、一定量ずつ位
相がずれていく。その結果、第1スターカプラに入射し
た光信号は互いに干渉して、特定の焦点に集光する。位
相のずれ量は光信号の波長に依存するため、波長λ1〜
λ4の光信号はそれぞれ互いに異なる焦点に集光する。
尚、図3においては、波長λ1およびλ4の光信号の集
光の様子を点線IおよびIIで示す。
【0023】そして、この実施の形態では、波長λ1〜
λ4の光信号がそれぞれ集光する焦点に、それぞれ第1
〜第4の入力側ポート32a〜32dを設けている。
【0024】ここで、図4に各入力側ポート32a〜3
2dに入射する波長λ1〜λ4の光信号の、周期特性波
長分波器16の入力側ポート38へ出力される波長特性
および外部出力ポート12から入射した光信号の波長特
性を示す。図4の横軸は波長を表し、縦軸は光強度を表
す。尚、第1スターカプラ20の各入力側ポート32a
〜32dは、それぞれ接続導波路34によって、周期特
性波長分波器16の各出力側ポート36に接続されてい
る。従って、各入力側ポート32から入力側ポート38
へ出力される光信号の選択波長は、各出力側ポート36
から入力側ポート38へ出力される光信号の選択波長と
同一である。
【0025】図4の(A)に、第1の入力側ポート32
aから入力側ポート38へ出力される波長特性を示す。
ここでは波長λ1のピークの他に、入力ポート32aか
ら入力側ポート38へ出力可能な波長のピークを示す。
【0026】また、図4の(B)に、第2の入力側ポー
ト32bから入力側ポート38へ出力される波長特性を
示す。ここでも波長λ2のピークの他に、入力ポート3
2bから入力側ポート38へ出力可能な波長のピークを
示す。また、図4の(C)に、第3の入力側ポート32
cから入力側ポート38へ出力される波長特性を示す。
ここでも波長λ2のピークの他に、入力ポート32cか
ら入力側ポート38へ出力可能な波長のピークを示す。
また、図4の(D)に、第4の入力側ポート32dから
入力側ポート38へ出力される波長特性を示す。ここで
も波長λ2のピークの他に、入力ポート32dから入力
側ポート38へ出力可能な波長のピークを示す。
【0027】このように、各入力側ポート32から入力
側ポート38へそれぞれ出力される光信号の波長特性
は、MZにおけるおける干渉により、互いに等しい周期
Δλの選択波長を有しており、かつ、各入力側ポート3
2a〜32dから入力側ポート38へそれぞれ出力され
る光信号の選択波長はλ1〜λ4の様に互いに異なって
いる。
【0028】図4の(E)には、外部出力ポート12a
に入射された、波長帯域Δλの光信号の波長特性Aを示
す。
【0029】マッハツェンダ波長分波素子16の入力側
ポート38から各出力側ポート36へそれぞれ出力され
る光信号の選択波長の周期Δλは、互いに等しく、周知
の下記の(3)式で表すことができる。
【0030】Δλ=λ2 /(2nΔL)・・・(3) 但し、λは中心波長、nはアーム導波路の透過屈折率を
表し、ΔLは、2段目のMZの2本のアーム導波路の光
路長差を表す。
【0031】次に、外部出力ポート12bに光信号を入
射する場合について考える。図4の(E)に、この波長
特性Bを点線で示す。
【0032】この波長特性Bに含まれる波長λ5〜λ6
は、前述の波長λ1〜λ4に対して、それぞれ波長が、
上述した周期と同じずれ量Δλだけずれていることが必
要である。
【0033】尚、隣り合う第1の外部出力ポート12a
および第2の外部出力ポート12bは、出力導波路13
を介して、第2スターカプラの隣り合う第1の出力側ポ
ート30aおよび第2の出力側ポート30bにそれぞれ
接続されている。従って、第1の外部出力ポート12a
と第2の外部出力ポート12bとの波長帯域どうしのず
れ量Δλは、第1の出力側ポート30aと第2の出力側
ポート30bとの波長帯域どうしのずれ量Δλと同一で
ある。
【0034】そして、このずれ量Δλは、前述の様に、
隣り合う出力側ポートの出力導波路の接続角度の間隔を
Δθ、隣り合う出力側ポートの間の距離をd、第2スタ
ーカプラの屈折率をnで表すと、下記の(1)式で与え
られる。
【0035】Δλ=ndΔθ/m・・・(1) 但し、mは干渉の次数を表し、位相制御用導波路の屈折
率をnC 、隣り合う位相制御用導波路の光路差をL
AWG 、使用する波長の中心地をλ0 で表すと、前述の様
に、下記の(2)式で与えられる。
【0036】m=2nCAWG /λ0 ・・・(2) このように、波長特性Aに対してずれ量Δλだけ波長特
性Bをずらせば、波長λ5〜λ6の光信号は、第1スタ
ーカプラ20の第2の出力側ポート30bに入射後、前
述した波長λ1〜λ4と同様の経路を伝搬して外部入力
ポート10へ出射される。
【0037】そこで、今度は、外部入力ポート10か
ら、図4の(E)に示された波長特性Aおよび波長特性
Bの波長帯域を含む光信号を入射する場合について考え
る。この場合の光波長分波素子の動作は、上述した波長
λ1〜λ4および波長λ5〜λ8の光信号の伝搬方向を
逆向きにするだけである。従って、外部出力ポート12
aからは、波長λ1〜λ4を含む波長特性Aを選択波長
帯域とする、出力特性がフラットな光信号が分波出力さ
れ、一方、外部出力ポート12bからは、波長λ5〜λ
8を含む波長特性Bを選択波長帯域とする、出力特性が
フラットな光信号が分波出力される。
【0038】ところで、各外部出力ポートへ出射される
光信号の選択波長帯域は、図4の(A)〜(D)に示す
様に、第1スターカプラ20の入力側ポート32を透過
できる波長の帯域で制限される。従って、この入力側ポ
ート32およびこれに対応するマッハツェンダ分波素子
16の出力側ポート36のポート数を増やして、この入
力側ポート32を透過できる波長の帯域を広げれば、各
外部出力ポートへ出射される光信号の選択波長帯域を、
出力特性をフラットにしたままで広げることができる。
【0039】そして、この発明で用いる周期特性波長分
波素子(マッハツェンダ分波素子)では、Y分岐や多モ
ード導波路のような光パワーロスが実質的に生じないの
で、光信号の分配によるパワーロスを生じることなく、
出力特性をフラットにしたままで選択波長帯域を広くす
ることができる。
【0040】上述した実施の形態では、この発明を特定
の材料を用い、特定の条件で構成した例についてのみ説
明したが、これらの発明は多くの変更および変形を行う
ことができる。例えば、上述した実施の形態形態では、
周期特性波長分波器としてマッハツェンダ分波素子を用
いたが、この発明では、例えば、ファブリペロフィルタ
を用いても良い。
【0041】また、上述した実施の形態では、第1スタ
ーカプラの入力側ポートの数を4つとしたが、この発明
では、この入力側ポートの数は4つに限られない。
【0042】
【発明の効果】この発明の波長分波素子によれば、導波
路アレイ回折格子型波長分波器を構成する第1スターカ
プラの複数の入力側ポート側に、光信号の分配による過
剰損失を実質的に生じない周期特性波長分波器を具えて
いる。そして、この周期特性波長分波器の入力側ポート
から各出力側ポートへそれぞれ出力される光信号は、互
いに等しい周期で、かつ、互いに異なる選択波長を有し
ている。さらに、この周期特性波長分波器の入力側ポー
トから各出力側ポートへそれぞれ出力される光信号の選
択波長の周期と、第2スターカプラの隣り合う出力側ポ
ートでの選択波長帯域どうしのずれ量とが、実質的に一
致している。
【0043】このため、光信号の分配によるパワーロス
を生じることなく、出力特性をフラットにしたままで各
外部出力ポートから出力される光信号の選択波長帯域を
広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光波長分波素子の説明に供する構成
図である。
【図2】マッハツェンダ波長分波素子の説明に供する構
成図である。
【図3】第1スターカプラおよびその近傍の拡大図であ
る。
【図4】(A)〜(E)は、光信号の波長特性の説明に
供する図である。
【符号の説明】
10:外部入力ポート 11:入力導波路 12:外部出力ポート 12a:第1の外部出力ポート 12b:第2の外部出力ポート 13:出力導波路 14:基板 16:周期特性波長分波器 18:導波路アレイ回折格子波長分波器 20:第1スターカプラ 22:導波路アレイ回折格子 22a:位相制御導波路 24:第2スターカプラ 26:出力側ポート 28:入力側ポート 30:出力側ポート 30a:第1の出力側ポート 30b:第2の出力側ポート 32:入力側ポート 32a:第1の入力側ポート 32b:第2の入力側ポート 32c:第3の入力側ポート 32d:第4の入力側ポート 34:接続導波路 36:出力側ポート 36a:第1の出力側ポート 36b:第2の出力側ポート 36c:第3の出力側ポート 36d:第4の出力側ポート 38:入力側ポート 40:マッハツェンダ干渉計(MZ) 42:3dBカプラ 44:アーム導波路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの外部入力ポートと複数の外部出力
    ポートとの間に、導波路アレイ回折格子型波長分波器を
    具え、該導波路アレイ回折格子型波長分波器は、第1ス
    ターカプラ、導波路アレイ回折格子および第2スターカ
    プラを具え、該導波路アレイ回折格子は、一定長ずつ光
    路長が互いに異なる複数の位相制御導波路を以って構成
    されており、各該位相制御導波路は、前記第1スターカ
    プラの出力側ポートおよび前記第2スターカプラの入力
    側ポートにそれぞれ光路長順に接続されており、該第2
    スターカプラの複数の出力側ポートは、それぞれ出力導
    波路を介して前記外部出力ポートに接続されてなる光波
    長分波素子において、 前記第1スターカプラの複数の入力側ポートと前記外部
    入力ポートとの間に、複数の出力側ポートと一つの入力
    側ポートとを有し、かつ、光信号の分配による過剰損失
    を実質的に生じない周期特性波長分波器を具え、 該周期特性波長分波器の該入力側ポートは、前記外部入
    力ポートに接続されており、 該周期特性波長分波器の各該出力側ポートは、前記第1
    スターカプラの前記入力側ポートにそれぞれ接続導波路
    を介して接続されており、 該周期特性波長分波器の該入力側ポートから各該出力側
    ポートへそれぞれ出力される光信号は、互いに等しい周
    期で、かつ、互いに異なる選択波長を有しており、 該周期特性波長分波器の該入力側ポートから各該出力側
    ポートへそれぞれ出力される光信号の選択波長の前記周
    期と、前記第2スターカプラの隣り合う前記出力側ポー
    トでの選択波長帯域どうしのずれ量とが、実質的に一致
    してなることを特徴とする光波長分波素子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光波長分波素子におい
    て、 前記周期特性波長分波素器は、1段または複数段のマッ
    ハツェンダ干渉計を以って構成されたマッハツェンダ分
    波素子を以って構成してなることを特徴とする光波長分
    波素子。
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Cited By (3)

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US6415071B1 (en) 1999-04-05 2002-07-02 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical wavelength multiplexed transmission module, and wavelength multiplexed transmission system using the same
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