JPWO2004102266A1 - 光スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

波長選択スイッチ機能の小型化、低コスト化を図る。出力導波路(wg)は、運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列する。入力導波路(wga)、(wgb)は、出力導波路(wg)と同じ導波路間隔で少なくとも2本配列する。第1のスラブ導波路(SL1)は、入力導波路(wga)、(wgb)から伝搬された光を拡散して位相差導波路(arr1)へ出力し、位相差導波路(arr1)から伝搬された光を入力導波路(wga)、(wgb)へ集光する。第2のスラブ導波路(SL2)は、位相差導波路(arr1)から伝搬された光を波長毎に集光して出力導波路(wg)へ分光し、出力導波路(wg)から伝搬された光を拡散して位相差導波路(arr1)に出力する。光スイッチ処理部(20)は、出力導波路(wg)の隣接導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、入力導波路(wga)、(wgb)から出力させる。

Description

本発明は光スイッチ装置に関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplex)の光信号の波長を選択してスイッチングを行う光スイッチ装置に関する。
光通信ネットワークは、情報通信ネットワークの基盤形成の核となるもので、一層のサービスの高度化、広域化が望まれており、中でもWDMは光伝送システムの中心技術として、急速に開発が進んでいる。WDMは、波長(色)の異なる光を多重して、1本の光ファイバで複数の信号を同時に伝送する方式である。
また、WDMによりフォトニックネットワークを構築する場合、光信号のスイッチ技術である光クロスコネクト(OXC:optical cross−connect)を行って、波長資源の有効化を図っている。
図16は光クロスコネクトの概要を示す図である。図のシステムでは、OADM(Optical Add Drop Multiplex)部101と光スイッチ部102aがルートR1の光ファイバで接続し、光スイッチ部102aは、ルートR2の光ファイバでOADM部103と接続している。OADM部101は、光スイッチ部101a、合波器101b、分波器101cを含み、OADM部103は、光スイッチ部103aを含む(光スイッチ部103a内の合波器、分波器の図示は省略)。
OADM部101の合波器101bでは、各波長の光信号を多重して(Add)、多重信号を光スイッチ部101aへ出力する。光スイッチ部101aは、合波器101bからの信号及びルートR1を流れる信号の複数の波長をスイッチ処理して、ルートR1へ出力、または分波器101cへ出力する。分波器101cは、多重信号を波長毎に分波して出力する(Drop)。また、光スイッチ部102aは、ルートR1、R2からの光信号をスイッチ処理して出力し、OADM部103は、OADM部101と同様に、光信号のスイッチ処理を行いAdd/Dropする。
ここで、光スイッチ部101aから出力されたルートR1上の波長をλA、λB、λC、λDとし、光スイッチ部103aから出力されたルートR2上の波長をλa、λb、λc、λdとする。λAとλa、λBとλb、λCとλc、λDとλdは、それぞれ同じ波長帯域を持つ。例えば、λAとλaは共に1550nmの波長帯域である(ただし、λAにのっている情報と、λaにのっている情報とは異なるものである)。
光スイッチ部102aでは、同じ波長帯域の情報をルートR1、R2相互に入れ替えてスイッチ処理する(同じ波長帯域同士で情報交換を行う)。図の場合、光スイッチ部102aは、波長λAと波長λaとを入れ替え、波長λDと波長λdとを入れ替えており、光スイッチ後は、ルートR1へ波長λa、λB、λC、λdを出力し、ルートR2へ波長λA、λb、λc、λDを出力している。
図17は光スイッチ部102aの内部構成を示す図である。光スイッチ部102aは、分波器102a−1、102a−2、合波器102a−3、102a−4、2×2スイッチSW1〜SWnから構成される(光スイッチ部101a、103aの構成も基本的に光スイッチ部102aと同様である)。
分波器102a−1の入力部はルートR1inと接続し、分波器102a−2の入力部はルートR2inと接続する。合波器102a−3の出力部はルートR1outと接続し、合波器102a−4の出力部はルートR2outと接続する。
なお、合分波器には、AWG(Array Wave−guide Grating:回折格子型導波路)が使用される。通常のAWGは、石英系ガラスの光導波路を用いた光回路で構成され(量産性に優れ、WDMシステムに数多く導入されている)、複数波長の光信号を波長毎に異なる導波路に分けて出力したり、異なる波長の光を1つの導波路に合波して出力したりする。
ここで、図からわかるように、光スイッチ部102aのような少なくとも2つの異なるファイバルート(ルートR1、R2)へ波長選択する機能のデバイスでは、AWGが4台と、2×2スイッチが波長数分(n波長多重されている信号をスイッチングするなら、2×2スイッチはn台)必要となる。
波長選択スイッチ機能を有する光スイッチの従来技術としては、AWGの導波路の屈折率を一定割合で変化させて波長可変フィルタを構成し、光スイッチに適用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−72157号公報(段落番号〔0064〕〜〔0065〕、第15図)
近年の爆発的なインターネットの普及などで、伝送容量は増大の一途をたどっている。このような状況に対応するため、1本の光ファイバ中を数十〜数百波の波長チャネルがそれぞれ600Mbps〜10Gbpsの高速で、総計Tbpsオーダの超大容量の伝送量が一束となり流れるDWDM(Dense WDM:高密度波長多重方式)が注目され開発されている。
DWDMを用いたフォトニック・メトロネットワークで光クロスコネクトを行う場合、非常に多くの波長が多重された光信号を扱うことになるので、スイッチ処理すべきチャネル数が大幅に増加する。
数百波の波長チャネルを扱うDWDMに対して、図17で示したような構成の光スイッチ部102aで光クロスコネクトを実現しようとすると、数百の波長数を合分波できる大規模(大寸法)なAWGを設置し、かつ2×2スイッチも数百台分設けなければならない。
このため、図17で示した従来の光スイッチ部102aを用いたシステムでは、装置規模の拡大化、高コスト化を招いてしまい、経済的で運用性の高いフォトニックネットワークを構築することができなかった。
さらに、従来では、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)のような微小電気機械部品を用いたスイッチセルによって、メカニカルに光スイッチングを実現する場合もあるが、高集積光スイッチ素子の複雑な制御性や装置規模の大きさなどの理由により、ダウンサイジング及びコストダウンがやはり困難であるといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、波長選択スイッチ機能の小型化、低コスト化を図り、経済的で運用性の高い光スイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、光信号のスイッチ処理を行う光スイッチ装置1において、光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路wgと、出力導波路wgと同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路wga、wgbと、伝搬光に光路差をつける位相差導波路arr1と、入力導波路wga、wgbから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1へ出力し、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては入力導波路wga、wgbへ集光する第1のスラブ導波路SL1と、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては波長毎に集光して出力導波路wgへ分光し、出力導波路wgから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1に出力する第2のスラブ導波路SL2と、から構成される回折格子型導波路10と、出力導波路wgの隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、入力導波路wga、wgbから出力させる光スイッチ処理部20と、を有することを特徴とする光スイッチ装置1が提供される。
ここで、出力導波路wgは、光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列する。入力導波路wga、wgbは、出力導波路wgと同じ導波路間隔で少なくとも2本配列する。位相差導波路arr1は、伝搬光に光路差をつける。第1のスラブ導波路SL1は、入力導波路wga、wgbから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1へ出力し、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては入力導波路wga、wgbへ集光する。第2のスラブ導波路SL2は、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては波長毎に集光して出力導波路wgへ分光し、出力導波路wgから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1に出力する。光スイッチ処理部20は、出力導波路wgの隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、入力導波路wga、wgbから出力させる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
図1は、本発明の光スイッチ装置の原理図である。
図2は、従来と本発明の波長選択スイッチ機能の差異を示すためのイメージ図である。
図3は、一般のAWGの構成を示す図である。
図4は、AWGの透過特性を示す図である。
図5は、光スイッチ装置の構成を示す図である。
図6は、出力導波路の状態を示す図である。
図7は、光スイッチ処理部の構成を示す図である。
図8は、分岐部を示す図である。
図9は、分岐部を示す図である。
図10は、分岐部を示す図である。
図11は、光スイッチ装置の構成を示す図である。
図12は、光スイッチ処理部の構成を示す図である。
図13は、光スイッチ装置の構成を示す図である。
図14は、光スイッチ装置の構成を示す図である。
図15は、光スイッチ装置の構成を示す図である。
図16は、光クロスコネクトの概要を示す図である。
図17は、光スイッチ部の内部構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の光スイッチ装置の原理図である。光スイッチ装置1は、回折格子型導波路(以下、AWG)10と光スイッチ処理部20とを有し、WDM信号の波長を選択してスイッチ処理を行う装置である。
AWG10は、光導波路として、入力導波路wga、wgb、位相差導波路arr1、スラブ導波路SL1、SL2、出力導波路wgを有し、これらの導波路は、例えば、Si基板上のSiO層に形成される。出力導波路wgは、WDM信号に対し、運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列する。入力導波路wga、wgbは、出力導波路wgと同じ導波路間隔で配列する。
位相差導波路arr1は、導波路の長さがそれぞれ異なり、伝搬光に光路差をつける。また、スラブ導波路SL1、SL2は、薄膜状の高屈折率領域内に光を閉じ込めて伝搬させる型の光導波路である。
スラブ導波路SL1(第1のスラブ導波路)は、入力導波路wga、wgbから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1へ出力し、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては入力導波路wga、wgbへ集光する。
スラブ導波路SL2(第2のスラブ導波路)は、位相差導波路arr1から伝搬された光に対しては波長毎に集光して出力導波路wgへ分光(分波)し(入力導波路wga、wgbから入射した波長群は、出力導波路wgの1つおき、または複数おきに分光される)、出力導波路wgから伝搬された光に対しては拡散して位相差導波路arr1に出力する。
光スイッチ処理部20は、出力導波路wgの隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の情報に対し、2×2単位のスイッチ処理を行って、入力導波路wga、wgbから折り返し出力させる。
図2は従来と本発明の波長選択スイッチ機能の差異を示すためのイメージ図である。2つの異なるファイバルートへの波長選択スイッチ処理を行う従来の光スイッチ部102aでは、n分波するAWGを2台、2×2スイッチSW1〜SWnをn台、n合波するAWGを2台必要としていた。
一方、本発明の光スイッチ装置1で光スイッチ部102aの機能を実現させる場合、2n分波・合波する1台のAWG10と、光スイッチ処理部20(図中の鎖線で反射折り返しさせる2×2スイッチSW1−1〜SWn−1に該当)とで構成される(光スイッチ処理部20の具体的な構成は後述する)。
本発明では、AWG10及び光スイッチ処理部20により、反射型AWGを構成することで、AWG及び2×2スイッチの両方の機能を実現するものである。これにより、従来の光スイッチ部102aよりはるかに少ない実装部品及びはるかに小さい実装面積で構成することができ、小型化、低コスト化を実現することが可能になる。なお、本発明の詳細な構成及び動作は図5以降で説明する。
次に本発明の詳細を説明する前に一般のAWGの概要について説明する。図3は一般のAWGの構成を示す図である。AWG70に対し、入力導波路71から入射された波長λ1〜λnのWDM信号は、スラブ導波路72a内において回折により広がり、位相差導波路73の各導波路に分配される。位相差導波路73で分配されて伝わってきた光は、位相差導波路毎の長さが異なるために、スラブ導波路72bに到達するときには位相差(光路差)を持つようになる。
位相差導波路73の長さを調整して位相差を最適にして、グレーティング(回折格子)と同様な特性を示すようにすると(波長分解させると)、波長により異なった位置に光は集光するようになる。
各位相差導波路を出射した光は、スラブ導波路72bの入射端で位相差のついた点光源列となり、スラブ導波路72b内では回折により広がり、干渉により波長に応じて強められ、異なる出力導波路74に集光し、出力導波路74で分光(各波長に分波)される。また、逆から異なる波長の光を入射すると、1つの導波路に合波されて出力されるようになる。
図4はAWGの透過特性を示す図である。図は16×16の波長多重用AWGの各出射導波路への透過率を示しており、縦軸は透過率(dB)、横軸は波長(nm)である。各出射導波路は、特定の波長帯域の光のみを通過させ、他の波長の光は通過しない。通過帯域は、透過率のピークの帯域であり、チャネルと呼ばれる。この図では、チャネル数は16であり、通過帯域の波長間隔は0.08nm(10GHz)と狭くしている(なお、クロストークは−30dB以下)。
ここで、AWGの波長分解能を決定する際の分波波長差Δλは、以下の式(1)で求められる。ただし、nsはスラブ導波路実効屈折率、fはスラブ導波路焦点距離、ncは位相差導波路実効屈折率、ngは位相差導波路群屈折率、ΔLは位相差導波路光路差、dは位相差導波路間隔、ΔXは出力導波路間隔、λ0は位相差出力導波路中心波長である。
Δλ=ns・d・nc・ΔX/f・(nc・ΔL・/λ0)・ng
・・・(1)
式(1)からわかるように、ΔλはΔXと比例しているので、式(1)を簡略して書くとΔλ=k・ΔXとなる(kは定数)。したがって、出力導波路の間隔ΔXを調整して、その他のパラメータを一定にしておけば、Δλを任意に構成できる(ΔXを調整することで、Δλを例えば、10nm毎、50nm毎というように波長間隔を変えて分光させることができる)。
次に本発明の光スイッチ装置の構成及び動作について詳しく説明する。図5は光スイッチ装置1の構成を示す図である。光スイッチ装置1は、AWG10、光スイッチ処理部20、光サーキュレータCr1、Cr2から構成され、WDMの入力信号であるWDMaとWDMbとの同一波長による光スイッチングを行う。
光サーキュレータCr1、Cr2は、3ポートの循環型のポート構成を有している。光サーキュレータCr1では、入力ファイバf1inからポートP1に入力した光信号(第1のルートの光信号)をポートP2から入力導波路wgaへ入射し、入力導波路wgaからポートP2に入力した光信号をポートP3から出力ファイバf1outへ出力する。
光サーキュレータCr2では、入力ファイバf2inからポートP1に入力した光信号(第2のルートの光信号)をポートP2から入力導波路wgbへ入射し、入力導波路wgbからポートP2に入力した光信号をポートP3から出力ファイバf2outへ出力する。
AWG10は、入力導波路wga、wgb、スラブ導波路SL1、SL2、位相差導波路arr1、出力導波路wgを有し、これらは例えば、Si基板上のSiO層に形成されている。出力導波路wgは、WDM信号に対し、運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列させる。
例えば、WDMa、bが100nm間隔で波長多重されている信号であれば、出力導波路wgの分波波長差Δλが50nmとなるように、導波路間隔を式(1)から求めて配列させる。
なお、出力導波路wgの本数は、WDMa、bがそれぞれn波多重されているならば、出力導波路は2n本配列することになる(例えば、WDMa、bがそれぞれ16波の多重信号なら、出力導波路wgは32本配列させる)。
入力導波路wga、wgbは、出力導波路wgと同じ導波路間隔で2本(入力WDM信号と同じ本数)を配列する。例えば、出力導波路wgが、分波波長差Δλを50nmとした際の間隔ピッチがΔX1ならば、入力導波路wga、wgbの間隔ピッチもΔX1とする。
入力導波路wga、wgbと出力導波路wgを上記のようにして配設すると、入力導波路wga、wgbそれぞれから入射した波長群を、出力導波路wgの1つおき、または複数おきに分光することができる。
すなわち、入力導波路wgaから入射した波長多重光は、スラブ導波路SL1で拡散し、位相差導波路arr1で細かく分割されて入射・伝搬し、スラブ導波路SL2入射端にて位相差の付いた点光源列となり、互いに干渉するため波長によって異なる方向へ強められて集光され、出力導波路wgの例えば、奇数番導波路wg1、wg3、…、wg2n−1で波長分割し分光される。
同様に、入力導波路wgbから入射した波長多重光は、スラブ導波路SL1で拡散し、位相差導波路arr1で細かく分割されて入射・伝搬し、スラブ導波路SL2入射端にて位相差の着いた点光源列となり、互いに干渉するため波長によって異なる方向へ強められて集光される。ただし、この場合、入力導波路wgaとは異なる位置でスラブ導波路SL1へ出射しているため、今度は出力導波路wgの偶数番導波路wg2、wg4、…、wg2nで波長分割し分光される。
図6は出力導波路wgの状態を示す図である。WDMaが分光された出力導波路(奇数番導波路)とWDMbが分光された出力導波路(偶数番導波路)とは交互に現れる。また、WDMa、bそれぞれが100nm間隔で波長多重されている信号として、出力導波路wgの分波波長差Δλを50nmとしたときの導波路間隔ピッチをΔX1とする。この場合、奇数番導波路同士の間隔ピッチ及び偶数番導波路同士の間隔ピッチは2・ΔX1(波長差100nmに対応)、奇数番導波路と偶数番導波路との間隔ピッチはΔX1(波長差50nmに対応)である。
さらに、隣接して対となる奇数番導波路と偶数番導波路に、WDMa、bのそれぞれの同じ波長帯域の光が通る(異なるWDM信号の同じ波長帯域同士の信号が対になって隣接する出力導波路に分光される)。例えば、奇数番導波路wg1にWDMaの1550nmのλ1aが出力し、偶数番導波路wg2にWDMbの1550nmのλ1bが出力する。
一方、図5に戻って光スイッチ処理部20に対し、光スイッチ処理部20はAWG10の出力導波路wg端に設けられており、出力導波路wgの隣接する2本の導波路(対となる奇数番導波路と偶数番導波路)の同じ波長帯域の情報に、2×2単位のスイッチ処理を施し全反射させて、入力導波路wga、wgbから折り返し出力させる。
すなわち、光スイッチ処理部20は、入力導波路wgaから入射して奇数番導波路に分光された信号と、入力導波路wgbから入射して偶数番導波路に分光された信号に対し、同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路とを通る信号の切り替えを行う。このとき、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長は、反射した後に、偶数番導波路から逆光路を辿って、入力導波路wgbから出力する。そして、光サーキュレータCr2のポートP2に入力し、ポートP3から出力ファイバf2out上へ出力する。
また、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長は、反射した後に、奇数番導波路から逆光路を辿って、入力導波路wgaから出力する。そして、光サーキュレータCr1のポートP2に入力し、ポートP3から出力ファイバf1out上へ出力する(スイッチ切り替えの対象となる波長、またはスイッチ切り替えしない波長は任意に設定可能である)。
例えば、入力ファイバf1inから伝送されたWDMaのλ1aと、入力ファイバf2inから伝送されたWDMbのλ1bに対し、AWG10によって、λ1aが奇数番導波路wg1に分光され、λ1bが偶数番導波路wg2に分光されたとする。
このとき、光スイッチ処理部20がλ1aとλ1bとを切り替えたならば、λ1aは偶数番導波路wg2から逆光路を辿って、入力導波路wgbから出力し、光サーキュレータCr2を介して出力ファイバf2outへ出力する。
また、λ1bは奇数番導波路wg1から逆光路を辿って、入力導波路wgaから出力し、光サーキュレータCr1を介して出力ファイバf1outへ出力する。なお、光スイッチ処理部20が切り替えを行わない場合には、同一導波路を逆に辿り、入力導波路wga、wgbからそれぞれ入射した波長は、元の入力導波路wga、wgbから出力することになる。
次に光スイッチ処理部20の構成について説明する。図7は光スイッチ処理部の構成を示す図である。光スイッチ処理部20−3は、分岐部Br1〜Br2n、分岐導波路b1−1〜b(2n−1)−1、b1−2〜b(2n−1)−2、b2−2〜b(2n)−2、b2−1〜b(2n)−1、反射膜21aから構成される。
分岐部Br1〜Br2nは、各出力導波路それぞれに設ける。また、すべての分岐導波路は反射膜21aと接続する。このとき、分岐導波路b1−2、b2−2は、反射膜21aの反射点ref1で互いに接続し、分岐導波路b3−2、b4−2は、反射膜21aの反射点ref2で互いに接続する。以下同様にして分岐導波路b(2n−1)−2、b(2n)−2は、反射膜21aの反射点ref(n)で互いに接続する。
次に動作について説明する(奇数番導波路wg1と偶数番導波路wg2のスイッチングを例にする)。奇数番導波路wg1を伝搬してきた光は、分岐部Br1により分岐導波路b1−1、または分岐導波路b1−2に光路がスイッチされる。分岐導波路b1−1に進んだ場合、反射膜21aにより反射してそのまま分岐導波路b1−1を逆に通り、奇数番導波路wg1へ戻っていく。一方、分岐導波路b1−2に進んだ場合は、反射膜21a上の反射点ref1で反射され、分岐導波路b2−2を通り、偶数番導波路wg2へと進んでいく。
また、偶数番導波路wg2を伝搬してきた光は、分岐部Br2により分岐導波路b2−2、またはb2−1に光路がスイッチされ、上記と同様にして、奇数番導波路wg1または偶数番導波路wg2にそれぞれ進む。
図8は分岐部を示す図である。分岐部Br1−1は、電極11a、11bを導波路上に配置し、熱光学効果または電気光学効果などにより屈折率変化をもたせることで分岐路を変えて、光路スイッチを行う。例えば、奇数番導波路wg1から伝搬してきた光は、無通電時は分岐導波路b1−1へ、電極11aをGND、電極11bに+Vをかければ、分岐導波路b1−2へスイッチングされる。
図9は分岐部を示す図である。図に示す分岐部Br1−2は音響光学効果を用いて分岐路を変えるもので、櫛形電極12を利用する。櫛形電極12が無通電の場合は、光は分岐導波路b1−1へ進み、櫛形電極12を通電した場合は、発生する弾性表面波と光の相互作用により、光は分岐導波路b1−2の方向へ回折する。
図10は分岐部を示す図である。図に示す分岐部Br1−3は、分岐領域に溝14を形成し、溝14内に屈折率整合材14aを充填させる。ヒータ加熱で溝14内の屈折率整合材14aを気化させない場合は、奇数番導波路wg1からの光は、分岐導波路b1−1の方向へ進む。また、ヒータ加熱で溝14内の屈折率整合材14aを気化させると、溝14と導波路は屈折率差が大きくなり(膜沸騰現象)、光は全反射して分岐導波路b1−2の方向に進む。
以上説明したように、本発明によれば、波長毎に反射光路のルートを切り替えることにより、2つの光路のいずれかに各波長を選択的にスイッチングできるため、1台のAWG10と、AWG10と同一のPLC(Planer Light Circuit)上に形成された、または別体に形成・接続された光スイッチ処理部20(スイッチアレイ)により、波長選択スイッチ機能を小型化、低コスト化することが可能になる。
次に本発明の光スイッチ装置1の製造方法について説明する。AWGなどの光導波路デバイスは、信頼性に優れている石英に代表されるシリカ系PLCで作製できる(そのプロセスなどはすでによく知られている)。
また、フッ素化ポリイミドなどのポリマ材料を用いて作製すれば、シリカ系PLCよりも1桁小さい消費電力でスイッチングを行うこともできる(ガラスの場合180mW、ポリマの場合18mW)。そのため、ポリマ材料で形成すればAWG10の温度制御幅が小さくできるというメリットを有する。
さらに、LiNbOなどの電気光学結晶材料を用いれば、上記のような熱光学効果による位相変化ではなく、電気光学効果による位相変化を利用することができる。この場合のデバイスの構成は材料が異なるだけで、熱光学効果を用いたものと効果はほとんど同じである。あるいは、電気光学特性を有する有機材料を用いることもできる。
さらにまた、光スイッチ装置1は、AWG10と光スイッチ処理部20とを個別に製造して接合した構成としてもよい。このようにすることで、それぞれの個々の部分の特性に優れた材料を選択することができる。
例えば、高度な信頼性が要求されるAWG10をシリカガラスのPLCで製造し、低消費電力が要求される熱光学効果を用いた光スイッチ処理部20には、フッ素化ポリイミドで製造する。フッ素化ポリイミドの熱光学係数はガラスの10倍ほど大きいため、光路変換に必要な消費電力が1/10になる。
次に本発明の光スイッチ装置1の他の実施の形態について図11〜図15を用いて説明する。図11は光スイッチ装置の構成を示す図である。上述の光スイッチ装置1の構成は反射型AWGであったが、光スイッチ装置3の構成は、光スイッチ処理後の信号を反射させずに、後段に設けたもう1つのAWGを透過させて出力する透過型AWGである。
光スイッチ装置3は、AWG30a(AWG10と同じ)、光スイッチ処理部30b、AWG30cから構成され、これらは例えば、Si基板上のSiO層に形成される。AWG30aは、光導波路として、入力導波路wgain、wgbin、スラブ導波路SL1、SL2、位相差導波路arr1、出力導波路wg utを有し、AWG30cは、光導波路として、入力導波路wgin、スラブ導波路SL3、SL4、位相差導波路arr2、出力導波路wgaout、wgboutを有する。
AWG30cの入力導波路wginはAWG30aの出力導波路wgoutと同じピッチで同じ本数配列し、出力導波路wgaout、wgboutの配列も出力導波路wgoutと同じピッチで、入力導波路wgain、wgbin、と同じ本数配列する。
図12は光スイッチ処理部30bの構成を示す図である。光スイッチ処理部30bは、分岐部Br1〜Br2n、Br’1〜Br’2n、分岐導波路b1−1〜b(2n−1)−1、b1−2〜b(2n−1)−2、b2−2〜b(2n)−2、b2−1〜b(2n)−1から構成される。光スイッチ処理部30bは、光スイッチ処理部20−3の反射膜21aをとって折り返しをしない構成としたものである。なお、分岐導波路は、単に交差しているだけで接続しているわけではない。
AWG30aの出力導波路wgoutに対し、出力導波路wgoutの奇数番導波路wgout1は分岐部Br1と接続し、偶数番導波路wgout2は分岐部Br2と接続し、以下同様にして奇数番導波路wgout(2n−1)は分岐部Br2n−1と接続し、偶数番導波路wgout(2n)は分岐部Br2nと接続する。
AWG30cの入力導波路wginに対し、入力導波路wginの奇数番導波路wgin1は分岐部Br’1と接続し、偶数番導波路wgin2は分岐部Br’2と接続し、以下同様にして奇数番導波路wgin(2n−1)は分岐部Br’2n−1と接続し、偶数番導波路wgin(2n)は分岐部Br’2nと接続する。なお、光スイッチ装置3は、AWG30a、30cを含む基板と、光スイッチ処理部30bとを個別に製造して接合した構成としてもよい。
次に動作について説明する。分波側回折格子型導波路30a(AWG30a)は、入力導波路wgainから入射した波長群を、スラブ導波路SL1、位相差導波路arr1、スラブ導波路SL2を介し、出力導波路wgoutの奇数番導波路に分光し、入力導波路wgbinから入射した波長群を、出力導波路wgoutの偶数番導波路に分光する。光スイッチ処理部30bは、異なるルートの入力導波路wgain、wgbinから入射した同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路との切り替えを行う。
合波側回折格子型導波路30c(AWG30c)は、光スイッチ処理部30bにより、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長に対しては、入力導波路wginの偶数番導波路から、スラブ導波路SL3、位相差導波路arr2、スラブ導波路SL4を介して、出力導波路wgboutへ出力する。
また、光スイッチ処理部30bにより、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長に対しては、入力導波路wginの奇数番導波路から、スラブ導波路SL3、位相差導波路arr2、スラブ導波路SL4を介して、出力導波路wgaoutへ出力する。
なお、光スイッチ処理部30bが切り替えを行わない場合は、入力導波路wgainから入射した波長は出力導波路wgaoutへ出力し、入力導波路wgbinから入射した波長は出力導波路wgboutへ出力する。
以上説明したような光スイッチ装置3の構成によっても、光スイッチ装置1と同様な効果を得ることができる。また、光スイッチ装置3では、光スイッチ装置1に設けられていた光サーキュレータCr1、Cr2が不要となる。将来、光導波路デバイスのコストダウンが、光サーキュレータのようなマイクロオプティクスデバイスより進んだ場合、光スイッチ装置3の方が低コスト化を図ることが可能になる。なお、光スイッチ装置1で上述した光スイッチ処理部20の各種の変形例を光スイッチ処理部30bに適用することが可能である。
図13は光スイッチ装置の構成を示す図である。光スイッチ装置4は、AWG10の代わりに1つのスラブ導波路に反射型空間的回折格子を形成して、光スイッチ装置1と同様の効果を得るものである。光スイッチ装置4は、分光部40、光スイッチ処理部20、光サーキュレータCr1、Cr2から構成され、入力信号であるWDMaとWDMbとの同一波長による光スイッチングを行う。光スイッチ装置1と異なる点はAWG10が分光部40となっている点であるので、分光部40について説明する。
分光部40は、入力導波路wga、wgb、スラブ導波路41、反射型空間的回折格子42(反射型空間的回折格子42はスラブ導波路41内に設けられている)、出力導波路wgを有し、これらは例えば、Si基板上のSiO層に形成される。入力導波路wga、wgb及び出力導波路wgの配設方法は、光スイッチ装置1と同じである。
スラブ導波路41は、入力導波路wga、wgbから入射した波長多重光を拡散し、反射型空間的回折格子42は拡散光を回折・反射して波長毎に分解した反射光を生成する。反射光はスラブ導波路41内で、干渉により波長に応じて強められ、異なる出力導波路wgに集光し、出力導波路wgで分光される。以降、光スイッチ装置1と同様に、光スイッチ処理部20でスイッチ処理された信号は、入力導波路wga、wgbへ出力される。
このような構成にすることで、光スイッチ装置1と同様な効果を得ることができる。なお、図では、反射型空間的回折格子42を基板内に形成しているが、反射型空間的回折格子42を別個に製造してから基板に接合する構成としてもよい。
図14は光スイッチ装置の構成を示す図である。光スイッチ装置4−1の反射型空間的回折格子42aは、例えば、アルミニウムなどの金属表面に形成して、その後に分光部40aの導波路基板端面に接合している。その他の構成は同様である。
図15は光スイッチ装置の構成を示す図である。光スイッチ装置5は、反射型空間的回折格子の代わりに透過型空間的回折格子を用いたものである。光スイッチ装置5は、分光部50、光スイッチ処理部20、光サーキュレータCr1、Cr2から構成され、入力信号であるWDMaとWDMbとの同一波長による光スイッチングを行う。光スイッチ装置1と異なる点はAWG10が分光部50となっている点であるので、分光部50について説明する。
分光部50は、入力導波路wga、wgb、スラブ導波路51a、51b、透過型空間的回折格子52、出力導波路wgを有し、これらは例えば、Si基板上のSiO層に形成される。入力導波路wga、wgb及び出力導波路wgの配設方法は、光スイッチ装置1と同じである。
スラブ導波路51aは、入力導波路wga、wgbから入射した波長多重光を拡散する。透過型空間的回折格子52は、伝搬光を回折・透過して透過光を生成する。スラブ導波路51bは、波長毎の透過光を回折により広げて、拡散光は干渉により波長に応じて強められ、異なる出力導波路wgに集光し、出力導波路wgで分光される。以降、光スイッチ装置1と同様に、光スイッチ処理部20でスイッチ処理された信号は、入力導波路wga、wgbへ出力される。このように透過型の空間的回折格子を用いても、光スイッチ装置1と同様な効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明の光スイッチ装置は、回折格子型導波路上で、出力導波路を光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列し、入力導波路を出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本配列し、また光スイッチ処理部が出力導波路の隣接する2本の同じ波長帯域の情報を2×2単位のスイッチ処理を行って入力導波路から出力させる構成とした。これにより、波長選択スイッチ機能の小型化、低コスト化を実現することができ、経済的で運用性の高いフォトニックネットワークを構築することが可能になる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。

Claims (28)

  1. 光信号のスイッチ処理を行う光スイッチ装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、伝搬光に光路差をつける位相差導波路と、前記入力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記位相差導波路へ出力し、前記位相差導波路から伝搬された光に対しては前記入力導波路へ集光する第1のスラブ導波路と、前記位相差導波路から伝搬された光に対しては波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、前記出力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記位相差導波路に出力する第2のスラブ導波路と、から構成される回折格子型導波路と、
    前記出力導波路の隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、前記入力導波路から出力させる光スイッチ処理部と、
    を有することを特徴とする光スイッチ装置。
  2. 前記入力導波路を2本設置した場合、前記回折格子型導波路は、第1ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の奇数番導波路に分光し、第2ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の偶数番導波路に分光し、前記光スイッチ処理部は、異なるルートの入力導波路から入射した同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路との切り替えを行い、前記回折格子型導波路は、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長を、偶数番導波路から逆光路を辿って、第2ルートの入力導波路から出力し、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長を、奇数番導波路から逆光路を辿って、第1ルートの入力導波路から出力し、前記光スイッチ処理部が切り替えを行わない波長は、同一導波路を逆に辿り、元の第1ルートの入力導波路または第2ルートの入力導波路から出力することを特徴とする請求の範囲第1項記載の光スイッチ装置。
  3. 入力ファイバから前記入力導波路へ、前記入力導波路から出力ファイバへ光信号を送出する光サーキュレータをさらに有することを特徴とする請求の範囲第1項記載の光スイッチ装置。
  4. 前記光スイッチ処理部は、前記出力導波路からの光を分岐部により分岐し、一方に分岐した光は逆光路へ反射させ、他方に分岐した光は隣接する出力導波路側へ反射させて、2×2単位のスイッチ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第1項記載の光スイッチ装置。
  5. 前記分岐部は、熱光学効果、電気光学効果、音響光学効果、膜沸騰現象のいずれかにより屈折率を変化させて分岐路を設定することを特徴とする請求の範囲第4項記載の光スイッチ装置。
  6. 前記光スイッチ処理部は、低消費電力で光スイッチ可能な材料で製造し、別個に製造した前記回折格子型導波路と光学的に接続することを特徴とする請求の範囲第1項記載の光スイッチ装置。
  7. 光合分波を行う回折格子型導波路において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、
    前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、
    伝搬光に光路差をつける位相差導波路と、
    前記入力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記位相差導波路へ出力し、前記位相差導波路から伝搬された光に対しては前記入力導波路へ集光する第1のスラブ導波路と、
    前記位相差導波路から伝搬された光に対しては波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、前記出力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記位相差導波路に出力する第2のスラブ導波路と、
    を有することを特徴とする回折格子型導波路。
  8. 光信号のスイッチ処理を行う光スイッチ装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した第1の出力導波路と、前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した第1の入力導波路と、伝搬光に光路差をつける第1の位相差導波路と、前記第1の入力導波路から伝搬された光を拡散して前記第1の位相差導波路に出力する第1のスラブ導波路と、前記第1の位相差導波路から伝搬された光を波長毎に集光して前記第1の出力導波路へ分光する第2のスラブ導波路と、から構成される分波側回折格子型導波路と、
    前記第1の出力導波路の隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行う光スイッチ処理部と、
    前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔及び同じ本数で、前記光スイッチ処理部と接続する第2の入力導波路と、前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔で、少なくとも2本の導波路を配列した第2の出力導波路と、伝搬光に光路差をつける第2の位相差導波路と、前記第2の入力導波路から伝搬された波長毎の光を拡散して前記第2の位相差導波路に出力する第3のスラブ導波路と、前記第2の位相差導波路から伝搬された光を前記第2の出力導波路へ集光する第4のスラブ導波路と、から構成される合波側回折格子型導波路と、
    を有することを特徴とする光スイッチ装置。
  9. 前記第1の入力導波路を2本、前記第2の出力導波路を2本設置した場合、前記分波側回折格子型導波路は、第1ルートの第1の入力導波路から入射した波長群を、第1の出力導波路の奇数番導波路に分光し、第2ルートの第1の入力導波路から入射した波長群を、第1の出力導波路の偶数番導波路に分光し、前記光スイッチ処理部は、異なるルートの入力導波路から入射した同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路との切り替えを行い、前記合波側回折格子型導波路は、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長を、第2の入力導波路の偶数番導波路から第2ルートの第2の出力導波路へ出力し、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長を、第2の入力導波路の奇数番導波路から第1ルートの第2の出力導波路へ出力し、前記光スイッチ処理部が切り替えを行わない場合、第1ルートの第1の入力導波路から入射した波長は第1ルートの第2の出力導波路へ出力し、第2ルートの第1の入力導波路から入射した波長は第2ルートの第2の出力導波路へ出力することを特徴とする請求の範囲第8項記載の光スイッチ装置。
  10. 前記光スイッチ処理部は、前記第1の出力導波路からの光を分岐部により分岐し、2×2単位のスイッチ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第8項記載の光スイッチ装置。
  11. 前記分岐部は、熱光学効果、電気光学効果、音響光学効果、膜沸騰現象のいずれかにより屈折率を変化させて分岐路を設定することを特徴とする請求の範囲第10項記載の光スイッチ装置。
  12. 前記光スイッチ処理部は、低消費電力で光スイッチ可能な材料で製造し、別個に製造した前記回折格子型導波路と光学的に接続することを特徴とする請求の範囲第8項記載の光スイッチ装置。
  13. 光合分波を行う回折格子型導波路において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した第1の出力導波路と、前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した第1の入力導波路と、伝搬光に光路差をつける第1の位相差導波路と、前記第1の入力導波路から伝搬された光を拡散して前記位相差導波路に出力する第1のスラブ導波路と、前記第1の位相差導波路から伝搬された光を波長毎に集光して前記第1の出力導波路へ分光する第2のスラブ導波路と、から構成される分波側回折格子型導波路と、
    前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔及び同じ本数で配列した第2の入力導波路と、前記第1の出力導波路と同じ導波路間隔で、少なくとも2本の導波路を配列した第2の出力導波路と、伝搬光に光路差をつける第2の位相差導波路と、前記第2の入力導波路から伝搬された波長毎の光を拡散して前記位相差導波路に出力する第3のスラブ導波路と、前記第2の位相差導波路から伝搬された光を前記第2の出力導波路へ集光する第4のスラブ導波路と、から構成される合波側回折格子型導波路部と、
    を有することを特徴とする回折格子型導波路。
  14. 光信号のスイッチ処理を行う光スイッチ装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、伝搬光を回折・反射して反射光を生成する反射型空間的回折格子と、前記入力導波路から伝搬された光に対しては、前記反射型空間的回折格子へ向けて拡散し、前記反射型空間的回折格子からの反射光を波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、かつ前記出力導波路から伝搬された光に対しては、前記反射型空間的回折格子へ向けて拡散し、前記反射型空間的回折格子からの反射光を前記入力導波路へ集光するスラブ導波路と、から構成される分光部と、
    前記出力導波路の隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、前記入力導波路から出力させる光スイッチ処理部と、
    を有することを特徴とする光スイッチ装置。
  15. 前記入力導波路を2本設置した場合、前記分光部は、第1ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の奇数番導波路に分光し、第2ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の偶数番導波路に分光し、前記光スイッチ処理部は、異なるルートの入力導波路から入射した同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路との切り替えを行い、前記分光部は、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長を、偶数番導波路から逆光路を辿って、第2ルートの入力導波路から出力し、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長を、奇数番導波路から逆光路を辿って、第1ルートの入力導波路から出力し、前記光スイッチ処理部が切り替えを行わない波長は、同一導波路を逆に辿り、元の第1ルートの入力導波路または第2ルートの入力導波路から出力することを特徴とする請求の範囲第14項記載の光スイッチ装置。
  16. 入力ファイバから前記入力導波路へ、前記入力導波路から出力ファイバへ光信号を送出する光サーキュレータをさらに有することを特徴とする請求の範囲第14項記載の光スイッチ装置。
  17. 前記光スイッチ処理部は、前記出力導波路からの光を分岐部により分岐し、一方に分岐した光は逆光路へ反射させ、他方に分岐した光は隣接する出力導波路側へ反射させて、2×2単位のスイッチ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第14項記載の光スイッチ装置。
  18. 前記分岐部は、熱光学効果、電気光学効果、音響光学効果、膜沸騰現象のいずれかにより屈折率を変化させて分岐路を設定することを特徴とする請求の範囲第17項記載の光スイッチ装置。
  19. 前記光スイッチ処理部は、低消費電力で光スイッチ可能な材料で製造し、別個に製造した前記分光装置と光学的に接続することを特徴とする請求の範囲第14項記載の光スイッチ装置。
  20. 前記反射型空間的回折格子は、前記スラブ導波路が形成されている同じ基板上に設ける、または前記スラブ導波路が形成されている基板の端面に光学的に接合させることを特徴とする請求の範囲第14項記載の光スイッチ装置。
  21. 光合分波を行う分光装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、
    前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、
    伝搬光を回折・反射して反射光を生成する反射型空間的回折格子と、
    前記入力導波路から伝搬された光に対しては、前記反射型空間的回折格子へ向けて拡散し、前記反射型空間的回折格子からの反射光を波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、かつ前記出力導波路から伝搬された光に対しては、前記反射型空間的回折格子へ向けて拡散し、前記反射型空間的回折格子からの反射光を前記入力導波路へ集光するスラブ導波路と、
    を有することを特徴とする分光装置。
  22. 光信号のスイッチ処理を行う光スイッチ装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、伝搬光を回折・透過して透過光を生成する透過型空間的回折格子と、前記入力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記透過型空間的回折格子へ出力し、前記透過型空間的回折格子から伝搬された透過光に対しては前記入力導波路へ集光する第1のスラブ導波路と、前記透過型空間的回折格子から伝搬された透過光に対しては波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、前記出力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記透過型空間的回折格子に出力する第2のスラブ導波路と、から構成される分光部と、
    前記出力導波路の隣接する2本の導波路の同じ波長帯域の異なる情報を任意に選択し、2×2単位のスイッチ処理を行って、前記入力導波路から出力させる光スイッチ処理部と、
    を有することを特徴とする光スイッチ装置。
  23. 前記入力導波路を2本設置した場合、前記分光部は、第1ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の奇数番導波路に分光し、第2ルートの入力導波路から入射した波長群を、前記出力導波路の偶数番導波路に分光し、前記光スイッチ処理部は、異なるルートの入力導波路から入射した同一波長の奇数番導波路と偶数番導波路との切り替えを行い、前記分光部は、奇数番導波路から偶数番導波路へ切り替えられた波長を、偶数番導波路から逆光路を辿って、第2ルートの入力導波路から出力し、偶数番導波路から奇数番導波路へ切り替えられた波長を、奇数番導波路から逆光路を辿って、第1ルートの入力導波路から出力し、前記光スイッチ処理部が切り替えを行わない波長は、同一導波路を逆に辿り、元の第1ルートの入力導波路または第2ルートの入力導波路から出力することを特徴とする請求の範囲第22項記載の光スイッチ装置。
  24. 入力ファイバから前記入力導波路へ、前記入力導波路から出力ファイバへ光信号を送出する光サーキュレータをさらに有することを特徴とする請求の範囲第22項記載の光スイッチ装置。
  25. 前記光スイッチ処理部は、前記出力導波路からの光を分岐部により分岐し、一方に分岐した光は逆光路へ反射させ、他方に分岐した光は隣接する出力導波路側へ反射させて、2×2単位のスイッチ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第22項記載の光スイッチ装置。
  26. 前記分岐部は、熱光学効果、電気光学効果、音響光学効果、膜沸騰現象のいずれかにより屈折率を変化させて分岐路を設定することを特徴とする請求の範囲第25項記載の光スイッチ装置。
  27. 前記光スイッチ処理部は、低消費電力で光スイッチ可能な材料で製造し、別個に製造した前記分光装置と光学的に接続することを特徴とする請求の範囲第22項記載の光スイッチ装置。
  28. 光合分波を行う分光装置において、
    光信号の運用波長間隔の1/2または1/2以下の分波波長差となるような導波路間隔で配列した出力導波路と、
    前記出力導波路と同じ導波路間隔で少なくとも2本の導波路を配列した入力導波路と、
    伝搬光を回折・透過して透過光を生成する透過型空間的回折格子と、
    前記入力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記透過型空間的回折格子へ出力し、前記透過型空間的回折格子から伝搬された透過光に対しては前記入力導波路へ集光する第1のスラブ導波路と、
    前記透過型空間的回折格子から伝搬された透過光に対しては波長毎に集光して前記出力導波路へ分光し、前記出力導波路から伝搬された光に対しては拡散して前記透過型空間的回折格子に出力する第2のスラブ導波路と、
    を有することを特徴とする分光装置。
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