JP2000089162A - 光分波装置 - Google Patents

光分波装置

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JP2000089162A
JP2000089162A JP25720498A JP25720498A JP2000089162A JP 2000089162 A JP2000089162 A JP 2000089162A JP 25720498 A JP25720498 A JP 25720498A JP 25720498 A JP25720498 A JP 25720498A JP 2000089162 A JP2000089162 A JP 2000089162A
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JP
Japan
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optical
fiber
port
optical signal
wavelength band
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JP25720498A
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Inventor
Kazuo Kogure
和男 小暮
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模かつ安価な構成で、複数の波長帯域の
光信号を多重化した光信号を分波できる光分波装置を提
供する。 【解決手段】 光サーキュレータ28と、ポートP2
ら出力された光信号のうち、波長帯域λ1 の光信号を反
射し、それ以外の波長帯域の光信号を透過するファイバ
ーグレーティングFBG1 と、ポートP2 から出力され
た光信号のうち、波長帯域λ2 の光信号を反射し、それ
以外の波長帯域の光信号を透過するファイバーグレーテ
ィングFBG2 と、ポートP3 から出力された光信号の
うち、波長帯域λ1 の光信号を反射し、それ以外の波長
帯域の光信号を透過するファイバーグレーティングFB
3 とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の波長帯域の
光信号が多重化された光信号から、複数の波長帯域の光
信号を分波する光分波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光LAN(Local Area Network)や光CA
TV(Cable Television)などでは、電話やテレビやデー
タなど多種類の情報を伝送するが、光ファイバの有効利
用の立場から、信号を多重化して1本の光ファイバで伝
送したい場合がある。このような場合には、複数の波長
を利用して、それぞれ波長の間の干渉がないようにすれ
ば、1本の光ファイバで、複数の回線を構築することが
できる。このような多重化の方式を波長分割多重(WD
M:Wave Length Division Multiplexing) という。
【0003】このようなWDMでは、ことなる波長の光
信号を1本の光ファイバに合波したり、逆に波長の違い
を利用して1本の光ファイバからそれぞれもとの波長の
光信号を分波する機能を持つ光部品が必要であり、前者
の機能を持つものを光合波器と呼び、後者の機能を持つ
ものを光分波器と呼ぶ。
【0004】光分波器としては、例えば、特開平10−
48425号に開示されている帯域変化透過型光フィル
タが用いられる。図5は、特開平10−48425号に
開示されている帯域変化透過型光フィルタの構成図であ
る。図5に示す帯域変化透過型光フィルタ10では、光
ファイバ1aを介して入射した光信号が、4ポート光サ
ーキュレータ7によりファイバーグレーティング6aに
導かれる。そして、ファイバーグレーティング6aによ
って図6に示す短波長側の帯域の波長を持つ光信号のみ
が反射され、4ポート光サーキュレータ7によりファイ
バーグレーティング6bに導かれる。
【0005】そして、ファイバーグレーティング6bに
よって図6に示す長波長側の帯域の波長を持つ光信号の
みが反射され、4ポート光サーキュレータ7により光フ
ァイバ1bに導かれる。その他の波長の光信号は、無反
射終端部8a,8bにより、光ファイバ外に放射され、
光ファイバ1bには導かれない。その結果、光ファイバ
1bには、図6に示す、ファイバーグレーティング6a
によって反射される短波長側の帯域と、ファイバーグレ
ーティング6bによって反射される長波長側の帯域とが
重なり合う部分の帯域の波長を持つ光信号のみが導かれ
る。帯域変化透過型光フィルタ10では、ファイバーグ
レーティング6bの反射波長を波長調整装置9を用いて
調整することで、光ファイバ1bから出射される光信号
の波長帯域幅を調整する。上述した帯域変化透過型光フ
ィルタ10では、光ファイバ1aを介して入射した光信
号のうち、調整された波長帯域幅を持つ単数の波長の光
信号を選択して光ファイバ1bに分波することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、WDM方式
を採用したシステムの中継局では、波長多重されている
複数の波長帯域の光信号を同時に選択して分波すること
が要求されるが、上述した帯域変化透過型光フィルタ1
0は、選択できるのは、波長帯域幅が調整された単数の
波長帯域の光信号であり、単体では、複数の波長帯域の
光信号を同時に選択して分波することはできない。従っ
て、帯域変化透過型光フィルタ10を用いて例えば第1
の波長および第2の波長帯域の光信号を分波するには、
光ファイバ1aから入射した光信号を光分岐器で2本の
光ファイバに分岐し、当該分岐した光ファイバのうち、
一方の光ファイバに設けられた帯域変化透過型光フィル
タ10で第1の波長の光信号を分波し、他方の光ファイ
バに設けられた帯域変化透過型光フィルタ10で第2の
波長の光信号を分波する。
【0007】しかしながら、上述したように、分岐した
2本の光ファイバの各々に帯域変化透過型光フィルタ1
0を設けたのでは、中継局が大規模かつ高価格化してし
まうとう問題がある。また、光分岐器で光信号を分岐す
ると、分岐先での光信号のパワーが低下してしまい、光
信号の検波の性能が劣化してしまうという問題もある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、小規模かつ安価な構成で、複数の波長帯域の
光信号を多重化した光信号を分波できる光分波装置を提
供する。また、本発明は、分波した光信号の高精度な検
波を可能にする光分波装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
光分波装置は、第1のポートを介して入力した光信号を
第2のポートを介して第1の光ファイバに出力し、前記
第2のポートを介して前記第1の光ファイバから入力し
た光信号を第3のポートを介して第2の光ファイバに出
力し、前記第3のポートを介して前記第2の光ファイバ
から入力した光信号を第4のポートから出力する光サー
キュレータと、前記第1の光ファイバ内を伝搬する光信
号のうち、第1の波長帯域の光信号を反射し、前記第1
の波長帯域以外の波長の光信号を透過する第1のファイ
バーグレーティングと、前記第1の光ファイバに沿って
前記第1のファイバーグレーティングに対して直列に設
けられ、前記第1の光ファイバ内を伝搬する第2の波長
帯域の光信号を反射し、前記第2の波長帯域以外の波長
の光信号を透過する第2のファイバーグレーティング
と、前記第2の光ファイバ内を伝搬する光信号のうち、
前記第1の波長帯域の光信号を反射し、前記第1の波長
帯域以外の波長の光信号を透過する第3のファイバーグ
レーティングとを有する。
【0010】本発明の光分波装置では、光サーキュレー
タの第1のポートを介して入力した光信号が、第2のポ
ートを介して第1の光ファイバに出力される。そして、
当該光信号が第1の光ファイバ内を伝搬し、当該光信号
に含まれる第1の波長帯域および第2の波長帯域の光信
号が、それぞれ第1のファイバーグレーティングおよび
第2のファイバーグレーティングで反射されて第2のポ
ートに入力される。そして、第2のポートに入力された
光信号が、第3のポートから第2の光ファイバ内に出力
されて第2の光ファイバ内を伝搬し、当該光信号に含ま
れる第1の波長帯域の光信号が第3のファイバーグレー
ティングで反射されて、第3のポートに入力され、第4
のポートから出力される。一方、第3のポートから第2
の光ファイバに出力された光信号のうち、第2の波長帯
域の光信号が、第3のファイバーグレーティングを透過
する。これにより、第1のポートに入力された光信号か
ら、第1の波長帯域の光信号と、第2の波長帯域の光信
号とが分波される。
【0011】また、本発明の光分波装置は、好ましく
は、前記第1のファイバーグレーティングは、前記第1
の光ファイバの長手方向に対して形成された周期的な屈
折率変化を持ち、屈折率変化の周期のピッチに応じて前
記第1の波長帯域の光信号を反射し、前記第2のファイ
バーグレーティングは、前記第1の光ファイバの長手方
向に対して形成された周期的な屈折率変化を持ち、屈折
率変化の周期のピッチに応じて前記第2の波長帯域の光
信号を反射し、前記第3のファイバーグレーティング
は、前記第2の光ファイバの長手方向に対して形成され
た周期的な屈折率変化を持ち、屈折率変化の周期のピッ
チに応じて前記第1の波長帯域の光信号を反射する。
【0012】また、本発明の光分波装置は、好ましく
は、前記第1のファイバーグレーティング、前記第2の
ファイバーグレーティングおよび前記第3のファイバー
グレーティングの少なくとも一つのファイバーグレーテ
ィングに設けられ、当該ファイバーグレーティングの前
記屈折率変化の周期のピッチを変化させる反射波長調整
手段をさらに有する。
【0013】また、本発明の光分波装置は、好ましく
は、前記第1の波長帯域と、前記第2の波長帯域とは重
なり合わない。
【0014】また、本発明の光分波装置は、好ましく
は、それぞれ前記光サーキュレータ、前記第1のファイ
バーグレーティング、前記第2のファイバーグレーティ
ングおよび前記第3のファイバーグレーティングを有す
る複数の前記光分波装置を、前段の光分波装置の前記第
1の光ファイバの前記第2のポートと反対側の端部が、
後段の光分波装置の前記第1のポートに接続されるよう
に直列に接続している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
光分波装置について説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態の光分波装置20の構成図である。
光分波装置20は、例えば、光LANや光CATVの幹
線ケーブル上に配設された中継局内に設置される。先
ず、光分波装置20の構成について説明する。図1に示
すように、光分波装置20は、光サーキュレータ28、
光ファイバ301 ,302 ,303 ,304 、ファイバ
ーグレーティングFBG1 ,FBG2,FBG3 、入力
ポートINおよび出力ポートOUT1 ,OUT2 ,OU
3 を有する。
【0016】図1に示すように、光サーキュレータ28
は、ポートP1 、ポートP2 、ポートP3 およびポート
4 を有し、ポートP1 から入力した光信号をポートP
2 から出力し、ポートP2 から入力した光信号をポート
3 から出力し、ポートP3から入力した光信号をポー
トP4 から出力する。
【0017】P1 ポートは、光ファイバ301 を介して
入力ポートINに接続されている。入力ポートINに
は、相互に重なり合わない波長帯域λ1 ,λ2 ,λ3
λ4 の光信号を多重化(WDM)した光信号S1,2,3,4
を入力する。尚以下、波長帯域λi を含む光信号を
i 、λi とλj を含む光信号をSi,j 、λi とλj
λkならSi,j,k というように表記する。
【0018】P2 ポートは、光ファイバ302 を介して
出力ポートOUT1 に接続されている。ここで、光ファ
イバ302 には、ポートP2 から出力ポートOUT1
向かって順に、ファイバーグレーティングFBG1 ,F
BG2 が形成されている。ファイバーグレーティングF
BG1 ,FBG2 は、光ファイバ302 の長手方向に対
して周期的な屈折率を持ち、屈折率変化のピッチに応じ
た波長帯域の光信号を反射する。本実施形態では、ファ
イバーグレーティングFBG1 は波長帯域λ1 の光信号
を反射し、ファイバーグレーティングFBG2 は波長帯
域λ2 の光信号を反射する。
【0019】ポートP3 は、光ファイバ303 を介して
出力ポートOUT2 に接続されている。ここで、光ファ
イバ303 には、ファイバーグレーティングFBG3
形成されている。ファイバーグレーティングFBG
3 は、光ファイバ303 の長手方向に対して周期的な屈
折率を持ち、屈折率変化のピッチに応じて波長帯域λ1
の光信号を反射する。すなわち、ファイバーグレーティ
ングFBG1 と同じ波長帯域の光信号を反射する。
【0020】ポートP4 は、光ファイバ304 を介して
出力ポートOUT3 に接続されている。
【0021】次に、光分波装置20の動作について説明
する。相互に重なり合わない波長帯域λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 の光信号を多重化(WDM)した光信号S
1,2,3,4 が入力ポートINに入力され、光サーキュレー
タ28のポートP1 およびポートP2 を介して、光ファ
イバ302 に出力される。光信号S1,2,3,4 は光ファイ
バ302 内を伝搬し、ファイバーグレーティングFBG
1 において、光信号S1,2,3,4 に含まれる波長帯域λ1
の光信号S1 が反射されてポートP2 に出力される。ま
た、光信号S1,2,3,4 に含まれる波長帯域λ1 以外の波
長帯域の光信号は、ファイバーグレーティングFBG1
を透過して、光信号S2,3,4 として光ファイバ302
をさらに伝搬し、ファイバーグレーティングFBG2
おいて、光信号S2,3,4 に含まれる波長帯域λ2 の光信
号S 2 が反射されて、ファイバーグレーティングFBG
1 を介してポートP2 に出力される。このとき、ファイ
バーグレーティングFBG1 は波長帯域λ2 の光信号S
2 を透過するため、ファイバーグレーティングFBG2
において反射された波長帯域λ2 の光信号S2 は、ファ
イバーグレーティングFBG1 を透過してポートP2
入力される。一方、光信号S2,3,4 のうち、ファイバー
グレーティングFBG2 を透過した光信号S3,4 は、出
力ポートOUT1 から外部に出力される。このとき、光
信号S3,4 には、波長帯域λ1 ,λ2 の光信号は含まれ
ず、波長帯域λ3 ,λ4 の光信号が含まれる。
【0022】上述したようにファイバーグレーティング
FBG1 ,FBG2 で反射された波長帯域λ1 の光信号
1 と波長帯域λ2 を含む光信号S2 とは、光サーキュ
レータ28においてポートP2 からポートP3 に出力さ
れ、ポートP3 から光ファイバ303 に出力される。光
信号S1,2 は光ファイバ303 内を伝搬し、ファイバ
ーグレーティングFBG3 において、波長帯域λ1 の光
信号S1 が反射されてポートP3 に出力される。また、
光信号S2 は、ファイバーグレーティングFBG3 を透
過して、出力端子OUT2 から外部に出力される。この
とき、光信号S2 には、波長帯域λ1,λ3 ,λ4 の光
信号は含まれず、波長帯域λ2 の光信号のみが含まれ
る。
【0023】また、ファイバーグレーティングFBG3
で反射されて光サーキュレータ28のポートP3 に出力
された波長帯域λ1 の光信号S1 は、光サーキュレータ
28のポートP4 から光ファイバ304 に出力され、出
力端子OUT4 から外部に出力される。このとき、光信
号S1 には、波長帯域λ2 ,λ3 ,λ4 の光信号は含ま
れず、波長帯域λ1 の光信号のみが含まれる。
【0024】以上説明したように、光分波装置20によ
れば、光サーキュレータ28と、ファイバーグレーティ
ングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 とを用いて、波長帯
域λ 1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の光信号をWDMした光信号
1,2,3,4 から、波長帯域λ 1 の光信号S1 と、波長帯
域λ2 の光信号S2 とを同時に分波できる。従って、前
述した図5に示す帯域変化透過型光フィルタ10を2つ
組み合わせた従来の光分波装置に比べて、小規模化およ
び低価格化を図ることができる。また、光分波装置20
によれば、前述した従来の光分波装置のように光分岐器
を用いないため、分波した波長帯域λ1 の光信号S1
よび波長帯域λ2 の光信号S2 のパワーが落ちることを
回避でき、高精度な検波が可能になる。
【0025】なお、上述した実施形態では、光信号S
1,2,3,4 から、波長帯域λ1 の光信号S1 および波長帯
域λ2 の光信号S2 を分波する場合を例示したが、図2
に示すように、ファイバーグレーティングFBG1 ,F
BG2 およびFBG3 における反射波長帯域を設定する
ことで、光信号S1 において多重化された波長帯域
λ1,λ2 ,λ3 およびλ4 のうち任意の2つの波長帯
域の光信号を分波できる。
【0026】第2実施形態 図3は、本実施形態の光分波装置50の構成図である。
図3において、前述した第1実施形態で説明した構成要
素と同じものには、図1と同じ符号を付している。図3
に示すように、光分波装置50は、図1に示す光分波装
置20と、光分波装置20と同じ構成の光分波装置40
とを接続した構成をしている。図3に示すように、光分
波装置50では、図1に示す光分波装置20の出力ポー
トOUT1 を、光分波装置40の光サーキュレータ48
のポートP11に接続した構成をしている。
【0027】図3に示すように、光分波装置40は、光
サーキュレータ48、光ファイバ3012,3013,30
14、ファイバーグレーティングFBG11,FBG12,F
BG 13、出力ポートOUT11,OUT12,OUT13を有
する。
【0028】図3に示すように、光サーキュレータ48
は、ポートP11、ポートP12、ポートP13およびポート
14を有し、ポートP11から入力した光信号をポートP
12から出力し、ポートP12から入力した光信号をポート
13から出力し、ポートP13から入力した光信号をポー
トP14から出力する。
【0029】P11ポートは、光ファイバ302 に接続さ
れており、後述するように、波長帯域λ3 ,λ4 の光信
号を多重化(WDM)した光信号S3,4,5 を入力する。
【0030】P12ポートは、光ファイバ3012を介して
出力ポートOUT11に接続されている。ここで、光ファ
イバ3012には、ポートP12から出力ポートOUT11
向かって順に、ファイバーグレーティングFBG11,F
BG12が形成されている。ファイバーグレーティングF
BG11,FBG12は、光ファイバ3012の長手方向に対
して周期的な屈折率を持ち、屈折率変化のピッチに応じ
た波長帯域の光信号を反射する。本実施形態では、ファ
イバーグレーティングFBG11は波長帯域λ3 の光信号
を反射し、ファイバーグレーティングFBG12は波長帯
域λ4 の光信号を反射する。
【0031】ポートP13は、光ファイバ3013を介して
出力ポートOUT12に接続されている。ここで、光ファ
イバ3013には、ファイバーグレーティングFBG13
形成されている。ファイバーグレーティングFBG
13は、光ファイバ3013の長手方向に対して周期的な屈
折率を持ち、屈折率変化のピッチに応じて波長帯域λ3
の光信号を反射する。すなわち、ファイバーグレーティ
ングFBG11と同じ波長帯域の光信号を反射する。
【0032】ポートP14は、光ファイバ3014を介して
出力ポートOUT13に接続されている。
【0033】次に、光分波装置50の動作について説明
する。相互に重なり合わない波長帯域λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 の光信号を多重化(WDM)した光信号S
1,2,3,4 が光分波装置20の入力ポートINに入力さ
れ、第1実施形態で前述した動作と同じ動作を経て、光
信号S1,2,3,4 から分波された波長帯域λ2 の光信号S
2 が出力ポートOUT2 から出力され、光信号S1 から
分波された波長帯域λ1 の光信号S1 が出力ポートOU
3 から出力される。また、波長帯域λ3 ,λ4 ,を含
む、波長帯域λ1 ,λ2 以外の波長帯域の光信号S3,4
が、ファイバーグレーティングFBG1 ,FBG2 を透
過して光ファイバ302 内をさらに伝搬し、光分波装置
40の光サーキュレータ48のポートP11に入力され
る。
【0034】この光信号S3,4は、光サーキュレータ4
8のポートP11およびポートP12を介して、光ファイバ
3012に出力される。光信号S3,4 は光ファイバ3012
内を伝搬し、ファイバーグレーティングFBG11におい
て、光信号S3,4 に含まれる波長帯域λ3 の光信号S3
が反射されてポートP12に出力される。また、光信号S
3,4 に含まれる波長帯域λ3 以外の波長帯域の光信号S
4 は、ファイバーグレーティングFBG11を透過して、
光ファイバ3012内をさらに伝搬し、ファイバーグレー
ティングFBG12において、光信号S4 に含まれる波長
帯域λ4 の光信号S4 が反射されて、ファイバーグレー
ティングFBG11を介してポートP12に出力される。こ
のとき、ファイバーグレーティングFBG11は波長帯域
λ4 の光信号S4 を透過するため、ファイバーグレーテ
ィングFBG12において反射された波長帯域λ4 の光信
号は、ファイバーグレーティングFBG11を透過してポ
ートP12に入力される。一方、光信号S4 のうち、ファ
イバーグレーティングFBG12を透過した光信号S
othersは、出力ポートOUT11から外部に出力される。
このとき、光信号S othersには波長帯域λ1 ,λ2 ,λ
3 ,λ4 の光信号は含まれていない。
【0035】上述したようにファイバーグレーティング
FBG11,FBG12で反射された波長帯域λ3 の光信号
3 および波長帯域λ4 の光信号S4 は、光サーキュレ
ータ48においてポートP12からポートP13に出力さ
れ、ポートP13から光ファイバ3013に出力される。光
信号S3,4 は光ファイバ3013内を伝搬し、ファイバ
ーグレーティングFBG13において、波長帯域λ3 の光
信号S3 が反射されてポートP13に出力される。また、
波長帯域の光信号S4 は、ファイバーグレーティングF
BG13を透過して、出力端子OUT12から外部に出力さ
れる。このとき、光信号S4 には波長帯域λ1 ,λ2
λ3 の光信号は含まれず、波長帯域λ4 の光信号のみが
含まれる。
【0036】また、ファイバーグレーティングFBG13
で反射されて光サーキュレータ48のポートP13に出力
された波長帯域λ3 の光信号S3 は、光サーキュレータ
48のポートP14から光ファイバ3014に出力され、出
力端子OUT14から外部に出力される。このとき、光信
号S3 には、波長帯域λ1 ,λ2 ,λ4 の光信号は含ま
れず、波長帯域λ3 の光信号のみが含まれる。
【0037】以上説明したように、光分波装置50によ
れば、光サーキュレータ28,48と、ファイバーグレ
ーティングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 ,FBG11
FBG12,FBG13とを用いて、波長帯域λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 の光信号をWDMした光信号から、波長帯域
λ1 の光信号と、波長帯域λ2 の光信号と、波長帯域λ
3 の光信号と、波長帯域λ4 の光信号とを同時に分波で
きる。これに対して、同様の分波を前述した図5に示す
帯域変化透過型光フィルタ10を用いて行う場合には、
4組の帯域変化透過型光フィルタ10を用いる必要があ
る。従って、光分波装置50によれば、従来の光分波装
置に比べて、小規模化および低価格化を図ることができ
る。また、光分波装置50によれば、前述した従来の光
分波装置のように、光分岐器を用いないため、分波した
波長帯域λ1 の光信号、波長帯域λ2 の光信号、波長帯
域λ3 の光信号および波長帯域λ4 の光信号のパワーが
落ちることを回避でき、高精度な検波が可能になる。
【0038】第3実施形態 図4は、本実施形態の光分波装置70の構成図である。
図4において、前述した第1実施形態で説明した構成要
素と同じものには、図1と同じ符号を付している。図4
に示すように、光分波装置70は、図1に示す光分波装
置20に、反射波長調整装置721 ,722 ,723
付加した構成をしている。反射波長調整装置721 ,7
2 ,723 は、屈折率変化のピッチを変化させること
で、それぞれファイバーグレーティングFBG1 ,FB
2 ,FBG3 の反射波長帯域を調整する。
【0039】反射波長調整装置721 ,722 ,723
では、ピエゾ電気振動子などを用いてファイバーグレー
ティングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 の長手方向に張
力を与えたり、平板や棒にファイバーグレーティングF
BG1 ,FBG2 ,FBG3を密着させ、その平板や棒
に曲げを与えることにより、ファイバーグレーティング
FBG1 ,FBG2 ,FBG3 に張力を与えたり、電熱
線などを用いてファイバーグレーティングFBG1 ,F
BG2 ,FBG3 に熱を与えるなどして、ファイバーグ
レーティングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 の反射波長
帯域を調整する。
【0040】光分波装置70によれば、反射波長調整装
置721 ,722 ,723 を用いてファイバーグレーテ
ィングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 の反射波長帯域を
変えることで、出力ポートOUT2 ,OUT3 から出力
する光信号の波長帯域を容易に変更できる。よって、例
えば光信号S2 が他の波長の光信号よりも重要度が高い
場合に、出力ポートOUT2 に障害が生じた際には、反
射波長調整装置723によりFBG3 の反射波長帯域を
λ1 からλ2 に変え、OUT3 から光信号S2を取り出
すようにしてもよい。
【0041】なお、反射波長調整装置は、ファイバーグ
レーティングFBG1 ,FBG2 ,FBG3 の全てに設
ける必要はなく、反射波長調整装置722 のみを設けた
り、反射波長調整装置721 および723 のみを設けて
もよい。
【0042】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、光信号S1 から2
つおよび4つの波長帯域の光信号を分波する場合を例示
したが、本発明は、光信号S1 にそれ以外の数の波長帯
域の光信号が多重化されている場合には、当該数の光信
号を分波するように構成することも可能である。例え
ば、光信号S1 に8つの波長帯域の光信号が多重化され
ている場合には、図3に示す光分波装置40の後段に、
さらに2個の光分波装置を直列に接続する。
【0043】また、上述した実施形態では、図4に示す
ように、図1に示す光分波装置20に反射波長調整装置
721 ,722 ,733 を設ける場合を例示したが、図
3に示す光分波装置50のファイバーグレーティングF
BG1 ,FBG2 ,FBG3,FBG11,FBG12,F
BG13に反射波長調整装置を設けてもよい。以上のよう
に光分波装置20,40,70は、これらを基本ユニッ
トとして、互いに適宜組み合わせることにより、波長多
重光から任意の単一波長光信号を取り出すことができる
ので、使い方の自由度が高く、ファイバーグレーティン
グFBG以外の部分の構成が共通しているので大量生産
に適する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光分波装
置によれば、小規模かつ安価な構成で、複数の波長帯域
の光信号を多重化した光信号を分波できる。また、本発
明の光分波装置によれば、分波した光信号の高精度な検
波を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の光分波装置の
構成図である。
【図2】図2は、図1に示す光分波装置における、ファ
イバーグレーティングの反射波長帯域と、出力ポートか
ら出力される光信号の波長との関係を説明するための図
である。
【図3】図3は、本発明の第2実施形態の光分波装置の
構成図である。
【図4】図4は、本発明の第4実施形態の光分波装置の
構成図である。
【図5】図5は、特開平10−48425号に開示され
ている帯域変化透過型光フィルタの構成図である。
【図6】図6は、図5に示す帯域変化透過型光フィルタ
を説明するための図である。
【符号の説明】
20,40,50,70…光分波装置、28,48…光
サーキュレータ、72 1 ,722 ,723 …反射波長調
整装置、FBG1 ,FBG2 ,FBG3 ,FBG11,F
BG12,FBG13…ファイバーグレーティング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のポートを介して入力した光信号を第
    2のポートを介して第1の光ファイバに出力し、前記第
    2のポートを介して前記第1の光ファイバから入力した
    光信号を第3のポートを介して第2の光ファイバに出力
    し、前記第3のポートを介して前記第2の光ファイバか
    ら入力した光信号を第4のポートから出力する光サーキ
    ュレータと、 前記第1の光ファイバ内を伝搬する光信号のうち、第1
    の波長帯域の光信号を反射し、前記第1の波長帯域以外
    の波長の光信号を透過する第1のファイバーグレーティ
    ングと、 前記第1の光ファイバに沿って前記第1のファイバーグ
    レーティングに対して直列に設けられ、前記第1の光フ
    ァイバ内を伝搬する第2の波長帯域の光信号を反射し、
    前記第2の波長帯域以外の波長の光信号を透過する第2
    のファイバーグレーティングと、 前記第2の光ファイバ内を伝搬する光信号のうち、前記
    第1の波長帯域の光信号を反射し、前記第1の波長帯域
    以外の波長の光信号を透過する第3のファイバーグレー
    ティングとを有する光分波装置。
  2. 【請求項2】前記第1のファイバーグレーティングは、
    前記第1の光ファイバの長手方向に対して形成された周
    期的な屈折率変化を持ち、屈折率変化の周期のピッチに
    応じて前記第1の波長帯域の光信号を反射し、 前記第2のファイバーグレーティングは、前記第1の光
    ファイバの長手方向に対して形成された周期的な屈折率
    変化を持ち、屈折率変化の周期のピッチに応じて前記第
    2の波長帯域の光信号を反射し、 前記第3のファイバーグレーティングは、前記第2の光
    ファイバの長手方向に対して形成された周期的な屈折率
    変化を持ち、屈折率変化の周期のピッチに応じて前記第
    1の波長帯域の光信号を反射する請求項1に記載の光分
    波装置。
  3. 【請求項3】前記第1のファイバーグレーティング、前
    記第2のファイバーグレーティングおよび前記第3のフ
    ァイバーグレーティングの少なくとも一つのファイバー
    グレーティングに設けられ、当該ファイバーグレーティ
    ングの前記屈折率変化の周期のピッチを変化させる反射
    波長調整手段をさらに有する請求項1または請求項2に
    記載の光分波装置。
  4. 【請求項4】前記第1の波長帯域と、前記第2の波長帯
    域とは重なり合わない請求項1〜3のいずれかに記載の
    光分波装置。
  5. 【請求項5】前記光サーキュレータの前記第1のポート
    および前記第4のポートは、それぞれ第3の光ファイバ
    および第4の光ファイバに接続されている請求項1〜4
    のいずれかに記載の光分波装置。
  6. 【請求項6】それぞれ前記光サーキュレータ、前記第1
    のファイバーグレーティング、前記第2のファイバーグ
    レーティングおよび前記第3のファイバーグレーティン
    グを有する複数の前記光分波装置を、前段の光分波装置
    の前記第1の光ファイバの前記第2のポートと反対側の
    端部が、後段の光分波装置の前記第1のポートに接続さ
    れるように直列に接続した請求項1〜5のいずれかに記
    載の光分波装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114815260A (zh) * 2022-05-10 2022-07-29 福州京东方光电科技有限公司 近眼显示装置及设备
CN114967169A (zh) * 2022-06-17 2022-08-30 福州京东方光电科技有限公司 3d显示装置及其驱动方法

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