JPH11351402A - バルブステムシール - Google Patents
バルブステムシールInfo
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- JPH11351402A JPH11351402A JP10176632A JP17663298A JPH11351402A JP H11351402 A JPH11351402 A JP H11351402A JP 10176632 A JP10176632 A JP 10176632A JP 17663298 A JP17663298 A JP 17663298A JP H11351402 A JPH11351402 A JP H11351402A
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- lubricating oil
- seal
- valve
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Abstract
させると共に、これらの調整を容易とするバルブステム
シールを提供する。 【解決手段】 突起3dを、シールリップ3aの潤滑油
室側Oの傾斜面に、周方向に所定の間隔で複数配置し、
突起3dの先端もシールリップ3aのリップ先端と同様
にバルブステムの外周表面に摺動するようにし、突起3
dの設置個数や、突起3dのバルブステムの外周表面へ
の接触面積、幅Wについては、バルブステムとバルブガ
イドとの間の環状隙間に供給する潤滑油の必要量等によ
って、設定する。
Description
一般産業機械のエンジンの吸・排気機構のバルブステム
に使用されるバルブステムシールに関するものである。
としては、たとえば、図4および図5に示すものがあ
る。
の概略構成断面図であり、図5は従来技術に係るバルブ
ステムシールの使用状態を示す模式図である。
図示のポート(吸入用あるいは排気用のポート)の吸・
排気を行うバルブ(不図示)が備えられるバルブステム
300と、その周囲を取り巻くバルブガイド200との
間の環状隙間に油膜を形成させる程度に適度な量の潤滑
油を供給しつつ、潤滑油室内の潤滑油をシールするため
に、バルブステムシール100は使用される。
0の一端側は潤滑油が収納された潤滑油室側Oに臨み、
他端側が前述のようにポート側Pに臨んで配置されてい
る。
ブステム300が往復動自在に挿入されて、バルブステ
ム300が往復動することによって、不図示のポートを
バルブによって開閉弁して、吸気あるいは排気を行うも
のである。
たように、概略、金属環101と、ゴム状弾性体性のシ
ール部102と、から構成されている。
周へ嵌着される円筒部101aと内向きフランジ部10
1bとを備えている。
部101bの外側端面側に設けられて、往復動するバル
ブステム300の外周表面に摺動自在にシールするシー
ルリップ102aと、内向きフランジ部101bの内側
端面に設けられて、バルブガイド200の上端面をシー
ルする上端面シール部102bと、円筒部101a内周
に設けられて、バルブガイド200の外周をシールする
外周シール部102cと、を備えている。
緊迫力を増加させる金属製ガータースプリング103が
装着されている。
ように、シールリップ102aの下部(ポート側P)
に、等配突起102dを複数設けて、バルブステム30
0の偏心的なダイナミックな動きへのリップの追随性能
を向上させて、密封性を安定させたものもある。
は、エンジンヘッド内部のカム〜バルブトレイン部を潤
滑させるための潤滑油室内の潤滑油が吸入用あるいは排
気用のポートに漏れないようにすることが重要である。
焼して、排気ガスおよび排気系統を汚染し、さらに油を
消耗し、エンジン機能に悪影響を及ぼすからである。
イドとバルブステムとの間の潤滑性がなくなり、焼きつ
きやかじりが発生して、バルブトレインの破損などの問
題が生じてしまう。
油の供給という相対する機能をそれぞれ適度に維持する
ことが必要なものである。
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
ルの構成においては、エンジン特性によってはポート内
部の圧力がシール部まで吹き上げて、バルブガイドとバ
ルブステムとの間の油膜、及びシールリップ摺動部の油
膜が上部に押し上げられ、両者が潤滑不足となり、リッ
プの摩耗性が悪化したり、バルブガイドとバルブステム
との間で焼き付けが発生して、エンジンの基本機能に悪
影響を及ぼすおそれがあった。
計形状をリップ角度およびリップ先端のエッジを調整し
て、油膜を最小とする設計が主流となってきており、エ
ンジン機種または作動条件によっては、バルブガイド部
の油量が不足して、バルブステムが焼きついたり、かじ
りが発生するおそれがあるため、リップ角度およびエッ
ジの状態を変更して、シール側で最適設計となるように
チューニングをして再設計しなければならないことが多
かった。
ためになされたもので、その目的とするところは、潤滑
油の密封性能と潤滑油の供給性能を両立させると共に、
これらの調整を容易とするバルブステムシールを提供す
ることにある。
に本発明にあっては、一端側が潤滑油室に臨み、かつ他
端側がポートに臨むバルブガイドと、該バルブガイド内
に往復動自在に配置されたバルブステムと、の間の環状
の隙間に油膜を形成させる潤滑油を供給しつつ、潤滑油
室内の潤滑油をシールするバルブステムシールにおい
て、前記バルブステム表面に環状に摺接するシールリッ
プの潤滑油室側斜面に周方向に所定の間隔で配置される
共に、リップ先端から潤滑油室側に向かって略軸方向に
延びて前記バルブステム表面に摺接する複数の突起を設
けたことを特徴とする。
バルブステム表面への摺接形状(摺接面積)によって、
潤滑室内の潤滑油に対する密封性能と、バルブガイドと
バルブステムとの間の環状の隙間への潤滑油の供給量の
調整が簡単にでき、また、この突起によって偏心追随性
も良くなる。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
の形態に係るバルブステムシールについて説明する。
テムシールの概略構成断面図であり、図2は図1中矢印
V方向からみた一部斜視図である。
ールは、上述の従来技術の中でも説明したように、図1
中(P)側に設けられた不図示のポート(吸入用あるい
は排気用のポート)の吸・排気を行うバルブ(不図示)
が備えられる不図示のバルブステムと、その周囲を取り
巻くバルブガイド(不図示)との間の環状隙間に油膜を
形成させる程度に適度な量の潤滑油を供給しつつ、潤滑
油室内の潤滑油をシールするために使用されるものであ
る。
等については上述の従来技術の中で説明したので、その
説明は省略する。
は、図1に示したように、概略、金属環2と、ゴム状弾
性体性のシール部3と、から構成されている。
れる円筒部2aと内向きフランジ部2bとを備えてい
る。
bの外側端面側に設けられて、往復動するバルブステム
の外周表面に摺動自在にシールするシールリップ3a
と、内向きフランジ部2bの内側端面に設けられて、バ
ルブガイドの上端面をシールする上端面シール部3b
と、円筒部2a内周に設けられて、バルブガイドの外周
をシールする外周シール部3cと、を備えている。
力を増加させる金属製ガータースプリング4が装着され
ている。
dを設けたことを特徴としている。
油室側Oの傾斜面に、図2に示したように、周方向に所
定の間隔で複数配置されている。
ップ先端から潤滑油室側Oに向かって軸方向に延びるよ
うに形成され、シール部3の上端面3eにまで延びてい
る。
リップ3aのリップ先端と同様にバルブステムの外周表
面に摺動することになる。
容易性や安定性などを考慮して適宜設定すれば良いが、
例えば図2に示したように、略3角柱形状とすると好適
である。
のバルブステムの外周表面への接触面積に関係する図1
に示した幅Wについては、バルブステムとバルブガイド
との間の環状隙間に供給する潤滑油の必要量等によっ
て、設定することができる。
広くすればする程、供給量は多くなる。
(シールリップ3aの潤滑油室側Oの傾斜面への接合幅
は1〜2mm程度)のものに対して、幅Wを0.4〜
0.6mm程度とすると、供給量は倍増する。
膜形成が可能であることから、幅Wを微小なまま設置個
数を増やして、供給量を増やすようにすれば、より好適
である。
限定するものではないが、等配に設けることで、より均
一な油膜形成、及びより均一なシールリップ3aの追随
性を図ることができることは言うまでもない。
整によって、潤滑油の供給量を調整できるので、潤滑油
の密封性能と潤滑油の供給性能を両立させることができ
る。
調整等のように設計面等で技術的に困難性を伴うことな
く、突起3dの設置個数等の調整だけで、簡単に潤滑油
の供給量を調整できる。
ルブガイドを支えるため、偏心追随性も向上し、より一
層シール性が安定し、リップ摩耗も抑制して、耐久性も
向上する。
シールの所定位置への取付機能等のために金属環2に外
向フランジ部2cを備えた構成のものについても、上述
した構成を適用することが可能である。
ステム表面に環状に摺接するシールリップの潤滑油室側
斜面に周方向に所定の間隔で配置される共に、リップ先
端から潤滑油室側に向かって略軸方向に延びてバルブス
テム表面に摺接する複数の突起を設けたことによって、
突起の配置数の増減や突起のバルブステム表面への摺接
形状(摺接面積)によって、潤滑室内の潤滑油に対する
密封性能と、バルブガイドとバルブステムとの間の環状
の隙間への潤滑油の供給量との調整を簡単にすることが
でき、また、この突起によって偏心追随性も向上する。
シールの概略構成断面図である。
ある。
シールの概略構成断面図である。
略構成断面図である。
用状態を示す模式図である。
略構成断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】一端側が潤滑油室に臨み、かつ他端側がポ
ートに臨むバルブガイドと、該バルブガイド内に往復動
自在に配置されたバルブステムと、の間の環状の隙間に
油膜を形成させる潤滑油を供給しつつ、潤滑油室内の潤
滑油をシールするバルブステムシールにおいて、 前記バルブステム表面に環状に摺接するシールリップの
潤滑油室側斜面に周方向に所定の間隔で配置される共
に、リップ先端から潤滑油室側に向かって略軸方向に延
びて前記バルブステム表面に摺接する複数の突起を設け
たことを特徴とするバルブステムシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17663298A JP3890750B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | バルブステムシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17663298A JP3890750B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | バルブステムシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11351402A true JPH11351402A (ja) | 1999-12-24 |
JP3890750B2 JP3890750B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=16016986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17663298A Expired - Fee Related JP3890750B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | バルブステムシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002181199A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | Nok Corp | バルブステムシール |
JP2004176881A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Nok Corp | 密封装置 |
WO2007091485A1 (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Nok Corporation | オイルシール |
EP1857645A2 (en) | 2006-05-19 | 2007-11-21 | Carl Freudenberg KG | Valve stem seal |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP17663298A patent/JP3890750B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4734712B2 (ja) * | 2000-12-19 | 2011-07-27 | Nok株式会社 | バルブステムシール |
JP2004176881A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Nok Corp | 密封装置 |
WO2007091485A1 (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Nok Corporation | オイルシール |
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Also Published As
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