JPH11351334A - 金属vベルト - Google Patents

金属vベルト

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JPH11351334A
JPH11351334A JP10158772A JP15877298A JPH11351334A JP H11351334 A JPH11351334 A JP H11351334A JP 10158772 A JP10158772 A JP 10158772A JP 15877298 A JP15877298 A JP 15877298A JP H11351334 A JPH11351334 A JP H11351334A
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    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄い無端ベルト状の金属製リングシートを重
ねて構成される金属リング部材が引っ張り強度および耐
磨耗性で問題となる。 【解決手段】 金属VベルトMVを、無端ベルト状の金
属リング20と、この金属リング20に沿って支持され
た多数の金属エレメント10とから構成し、金属リング
20を複数の薄い無端ベルト状の金属製のリングシート
を径方向に重ねて構成し、これらリングシートのうちの
最内周および最外周のリングシート20a,20bを耐
摩耗性の高い金属材料から作り、残りの中間リングシー
ト20cを引っ張り強度の高い金属材料から作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Vベルト式無段変
速機等に動力伝達用として用いられる金属Vベルトに関
し、特に、これを構成する無端ベルト状の金属リング部
材の構成に特徴を有する金属Vベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】このような金属Vベルトは従来から公知
となっており、例えば、実開昭62−131143号公
報、特開平2−225840号公報、特開平7−121
77号公報等に開示されている。このような従来から用
いられている金属Vベルトは、無端ベルト状のリング部
材と、このリングに沿って支持された多数の金属エレメ
ント部材(金属コマとも称される)とから構成され、駆
動プーリおよび従動プーリ間に掛け渡されて動力伝達を
行う。これら両プーリはそのV溝幅が可変制御できるよ
うになっており、このV溝幅を可変制御することにより
両プーリにおけるVベルトの巻き掛け半径を変化させ、
変速比を無段階に変化させることができるようになって
いる。
【0003】このような金属Vベルトにより両プーリ間
で動力伝達を行うときに、金属エレメント部材が押され
ながら動力伝達がなされ、金属エレメント部材に作用す
る圧縮力により動力を伝達する。但し、このときに多数
の金属エレメント部材を繋げてリング状にリング部材に
は引っ張り力が作用するとともに、両プーリに巻き掛け
られる状態では曲げ応力が作用し、さらに、金属エレメ
ント部材と接触する部分には摩擦力が作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、リング部材
はこのような各種の作用力を考慮し、これらの力に対し
ても十分な強度および寿命を有するようにその材質、形
状等を最適に設定する必要がある。ここで、リング部材
は一般的に薄い無端ベルト状の金属製リングシートを複
数枚重ねて構成されており、最内周および最外周のリン
グシートは金属エレメント部材と接触するため、摩擦力
を受けて磨耗しやすく、最内周および最外周のリングシ
ートの耐久性が最も問題となりやすい。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
薄い無端ベルト状の金属製リングシートを重ねて構成さ
れる金属リング部材が十分な強度および耐久性を有する
ような構成の金属Vベルトを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、駆動プーリと従動プーリ間に掛
け渡されて動力を伝達する金属Vベルトを、無端ベルト
状の金属リング部材と、この金属リング部材に沿って支
持された多数の金属エレメント部材とから構成し、金属
リング部材を複数の薄い無端ベルト状の金属製のリング
シートを径方向に重ねて構成し、これらリングシートの
うちの最内周および最外周のリングシートを耐摩耗性の
高い金属材料から作り、残りのリングシートを引っ張り
強度の高い金属材料から作ることを特徴とする。
【0007】金属Vベルトを駆動および従動プーリ間に
掛け渡して駆動力伝達を行わせている状態では、金属リ
ンク部材は引っ張り力を受けるとともに両プーリに巻き
掛けられている状態で巻き掛け半径に対応する曲げ変形
による曲げ力を受け、さらに、最内周および最外周のリ
ングシートは金属エレメント部材と接触して摩擦による
磨耗が生じる可能性がある。ここで、本発明の金属Vベ
ルトでは、最内周および最外周のリングシートは耐磨耗
性の高い金属材料から作られるため、金属エレメント部
材との接触によっても磨耗が生じにくく、さらに、残り
のリングシートは引っ張り強度の高い金属材料から作ら
れているため、これら残りのリングシートにより引っ張
り力を受け持つことができる。このため、金属Vベルト
全体として、引っ張り強度が高くなるとともに耐磨耗性
も高くなり、強度および耐久性に優れた金属Vベルトを
得ることができる。
【0008】このようにして金属Vベルトを構成する場
合に、耐摩耗性の高い金属材料のヤング率が引っ張り強
度の高い金属材料のヤング率より小さくなるような材料
を用いるのが好ましい。ヤング率が小さければ引っ張り
力を受けたときの伸び率が大きくなるため、金属リング
部材に作用する引っ張り力はヤング率の大きな部材によ
りより多く受け止められ、作用する引っ張り応力はヤン
グ率の小さな金属材料の方がヤング率の大きな金属材料
より小さくなる。このため、耐磨耗性の高い金属材料製
の最内周および最外周のリングシートの引っ張り応力が
小さく、引っ張り強度の高い紺族材料製の中間リングシ
ートの引っ張り応力が大きくなる。これにより、最内周
および最外周のリングシートは主として耐磨耗性を受け
持ち、中間のリングシートは引っ張り強度を受け持つこ
とになり、全体としての強度耐久性が向上する。
【0009】なお、耐摩耗性の高い金属材料としてマレ
ージング鋼を用い、引っ張り強度の高い材料としてステ
ンレス鋼を用いるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。まず、図2に示すよ
うに、本発明に係る金属VベルトMVは、無端ベルト状
の金属リング20と、この金属リング20に沿って支持
された多数の金属エレメント(金属コマ)10とから構
成され、それぞれV溝幅が可変となった駆動プーリ1と
従動プーリ5とに掛け渡されて駆動力を伝達する。
【0011】金属VベルトMVが駆動プーリ1に巻き掛
けられた状態を図3に示しており、固定プーリ半体1a
と可動プーリ半体1bとから構成される駆動プーリ1の
V溝内に金属エレメント10が入り込んだ状態となる。
可動プーリ半体1bを軸方向(X方向)に移動させる制
御を行うことにより、金属エレメント10を径方向(Y
方向)に移動させ、金属VベルトMVの駆動プーリ1に
対する巻き掛け半径を可変させることができる。従動プ
ーリ5についても同様にして金属Vベルトの巻き掛け半
径を可変させることができ、両巻き掛け半径を制御する
ことにより、両プーリ1,5間での変速比を無段階に調
節可能である。
【0012】この金属VベルトMVを図1および図4に
詳しく示しており、金属エレメント10は、左右両端に
V面11b,11bを有したボディ部11と、このボデ
ィ部11の中央から上方に延びて左右に拡がったイヤー
部12とを有した形状に作られている。ボディ部11の
左右上面には平らなサドル面11aが形成されており、
左右イヤー部12の下面にはそれぞれ平らな保持面12
aが形成されており、サドル面11aと保持面12aと
に挟まれて左右一対のスロットが形成されている。この
スロットル内に左右一対の金属リング20が挿入される
ようにして、金属リング20に沿って多数の金属エレメ
ント10が配設されて金属VベルトMVが構成されてい
る。
【0013】ここで金属リング20は、複数(例えば、
12枚)の薄い無端ベルト状の金属製のリングシート2
0a,20b,20cを径方向に重ねて構成されてい
る。これらリングシートのうち、最外周リングシート2
0aと最内周リングシート20bとは18Niマレージ
ング鋼(ヤング率:18600kgf/mm2)から作られ、
これらリングシート20a,20bの間に位置する複数
の中間リングシート20cは全て析出硬化型ステンレス
鋼(ヤング率:20400kgf/mm2)から作られてい
る。なお、マレージング鋼はステンレス鋼に比較して耐
磨耗性に優れ、ステンレス鋼はマレージング鋼に比較し
て引っ張り強度が優れる。
【0014】このような構成の金属リング20が、図2
に示すように駆動および従動プーリ1,5間に掛け渡さ
れて動力伝達が行われるときに受ける力を考える。両プ
ーリ1,5が矢印B,Dで示すように回転され、駆動プ
ーリ1から従動プーリ5に駆動力が伝達されるときに
は、矢印Aで示す直線領域(往き側弦領域Aと称する)
では金属エレメント10が押されることにより動力伝達
が行われる。このため、この直線領域Aにおいては金属
リング20はこの押力の反力に対応する引っ張り力を受
ける。
【0015】次に、矢印Bで示す従動プーリ5への巻き
付き領域(DN側巻付領域Bと称する)では、金属エレ
メントの押力が徐々に低下し、矢印Cで示す直線領域に
移行する位置で理論的には零となる。このため、直線領
域Cの引っ張り力まで徐々に低下する。但し、この巻き
付き領域Bでは、金属リング20、すなわち、各リング
シート20a,20b,20cは従動プーリ5に対する
巻き付け半径に対応した曲率で曲げ変形を受け、曲げ応
力が発生する。さらに、直線領域C(戻り側弦領域Cと
称する)では金属リング20は所定の引っ張り力を受け
る。
【0016】矢印Dで示す巻き付き領域(DR側巻付領
域Dと称する)では、金属リング20、すなわち、各リ
ングシート20a,20b,20cは駆動プーリ1に対
する巻き付け半径に対応した曲率で曲げ変形を受け、曲
げ応力が発生する。同時に引っ張り力は徐々に増加す
る。
【0017】なお、全ての領域において、金属エレメン
ト10のサドル面11aと最内周リング20bとの接触
および保持面12aと最外周リング20aとの接触によ
り最外周および最内周リング20a,20bが磨耗する
可能性がある。
【0018】以上説明した各領域A〜Dにおける最内周
の金属リング20bに作用する引っ張り応力σの変化を
定性的に図5に示している。なお、この図5における実
線L1が本発明に係る金属VベルトMVの金属リング2
0bの引っ張り応力変化を示し、鎖線L2が従来の金属
Vベルト(全金属リングがステンレス鋼から作られる金
属Vベルト)の引っ張り応力変化を参考までに示してい
る。なお、この図には、最大応力と最小応力との差σa1
(本発明),σa2(従来)と、その平均応力σm1(本発
明),σm2(従来)とを示している。
【0019】以上のような引っ張りおよび曲げ応力が金
属リング20に作用し、これらの応力が金属VベルトM
Vが両プーリ1,5に巻き掛けられて一周する度に繰り
返し作用する。このため、金属リング20はこのような
引っ張りおよび曲げ応力の繰り返しに対する強度(特
に、疲労強度)および耐久性を考慮して設計する必要が
ある。さらに、最外周リングシート20aと最内周リン
グシート20bとはそれぞれ保持面12aとサドル面1
1aとの接触による磨耗が問題となるため、強度および
耐久性について最も厳しい条件となる。
【0020】しかしながら、本例の金属VベルトMVの
場合には、最外周リングシート20aと最内周リングシ
ート20bとを耐磨耗性に優れるマレージング鋼から作
っているため、磨耗による耐久性低下の抑制に対して有
効である。しかも、中間リングシート20cはステンレ
ス鋼で作っているため、これらは引っ張り強度に対して
有効であり、耐久性(寿命)が向上している。
【0021】ここで、マレージング鋼のヤング率(18
600kgf/mm2)は、ステンレス鋼のヤング率(204
00kgf/mm2)より小さいため、金属リング20に作用
する引っ張り力の負担割合がステンレス鋼の方が大きく
なる。すなわち、定性的に言って、中間リングシート2
0cの引っ張り応力が最外周およぴ最内周リングシート
20a,20bの引っ張り応力より大きくなり、最外周
およぴ最内周リングシート20a,20bの引っ張り力
に対する強度条件は緩やかとなる。
【0022】つまり、磨耗の問題があり強度条件が最も
厳しい最外周および最内周のリングシート20a,20
bについては耐磨耗性が高い材料で作る上にこれに作用
する引っ張り応力が小さくなり、引っ張り応力が大きい
中間リングシート20cについては引っ張り強度の大き
な材料で作っているため、金属リング20全体としての
耐久性が向上する。
【0023】具体的な例を図5の引っ張り応力について
説明する。本発明の金属Vベルトを用いた無段変速機
を、例えば、減速比が0.61(TOPの減速比)で、
入力回転6000rpmで、入力トルク143Nmで駆
動したときでの最内周リング20bの平均応力σm1=1
6.63kg/mm2 であった。これに対して、全金属
リングをマレージング鋼から作った従来のベルトの場合
には、同一駆動条件で平均応力σm2=17.86kg/
mm2 であり、本発明の方が約7%程度平均応力が低
下した。
【0024】この測定に用いた本発明に係る金属Vベル
トは、最内周および最外周金属リング20a,20bが
ともにマレージング鋼製で、間の10枚の金属リング2
0cがステンレス鋼製である。ここで金属リング20が
合計12枚のリング部材からなるとして、マレージング
鋼製の金属リングの数N(YAG)と、ステンレス鋼製の金
属リングの数N(SUS)とを変更した場合での最内周マレ
ージング鋼製リング20bの応力変化を図6に示してい
る。この図から分かるように、N(SUS)=0,N(YAG)=
12、すなわち全てがマレージング鋼製の金属リングの
ときには、平均引っ張り応力σm=17.86kg/m
2 であり、ステンレス鋼製の金属リングの枚数が増加
するのに応じてステンレス構成の金属リングが多くの引
っ張り力を受けるため、最内周のマレージング鋼製の金
属リングの引っ張り応力が低下する。但し、対磨耗性を
考えると、最内周および最外周の金属リングをマレージ
ング鋼製とするのが好ましい。
【0025】なお、マレージング鋼はステンレス鋼に比
較してコストが高いため、中間リングシート20cをス
テンレス鋼とすることにより、全リングシートをマレー
ジング鋼とする場合に比べてコストが低下するという利
点もある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属Vベルトを構成する金属リング部材を、複数の薄い
無端ベルト状の金属製のリングシートを径方向に重ねて
構成し、これらリングシートのうちの最内周および最外
周のリングシートを耐摩耗性の高い金属材料から作り、
残りのリングシートを引っ張り強度の高い金属材料から
作っているので、最内周および最外周のリングシートは
金属エレメント部材との接触によっても磨耗が生じにく
く、残りの中間リングシートにより引っ張り力を受け持
つことができ、金属Vベルト全体として、引っ張り強度
が高くなるとともに耐磨耗性も高くなり、強度および耐
久性に優れた金属Vベルトを得ることができる。
【0027】このようにして金属Vベルトを構成する場
合に、耐摩耗性の高い金属材料のヤング率が引っ張り強
度の高い金属材料のヤング率より小さくなるような材料
を用いるのが好ましい。ヤング率が小さいは引っ張り力
を受けたときの伸び率が大きくなるため、金属リング部
材に作用する引っ張り応力は、ヤング率の小さな金属材
料の方がヤング率の大きな金属材料より小さくなる。こ
のため、耐磨耗性の高い金属材料製の最内周および最外
周のリングシートの引っ張り応力が小さく、引っ張り強
度の高い紺族材料製の中間リングシートの引っ張り応力
が大きくなる。これにより、最内周および最外周のリン
グシートは主として耐磨耗性を受け持ち、中間のリング
シートは引っ張り強度を受け持つことになり、全体とし
ての強度耐久性が向上する。なお、耐摩耗性の高い金属
材料としてマレージング鋼を用い、引っ張り強度の高い
材料としてステンレス鋼を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属Vベルトを示す正面断面図で
ある。
【図2】この金属Vベルトを駆動および従動プーリ間に
巻き掛けた状態を示す概略図である。
【図3】駆動プーリに巻き掛けた状態の金属Vベルトを
示す断面図である。
【図4】本発明に係る金属Vベルトを示す斜視図であ
る。
【図5】金属リングに作用する引張り応力の変化を示す
グラフである。
【図6】最内周マレージン鋼製リングの応力変化を示す
グラフである。
【符号の説明】
MV 金属Vベルト 1 駆動プーリ 5 従動プーリ 10 金属エレメント(金属エレメント部材) 20 金属リング(金属リング部材) 20a 最外周リングシート 20b 最内周リングシート 20c 中間リングシート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルト状の金属リング部材と、この
    金属リング部材に沿って支持された多数の金属エレメン
    ト部材とからなり、駆動プーリと従動プーリ間に掛け渡
    されて動力を伝達する金属Vベルトにおいて、 前記金属リング部材が、複数の薄い無端ベルト状の金属
    製のリングシートを径方向に重ねて構成され、これらリ
    ングシートのうちの最内周および最外周のリングシート
    を耐摩耗性の高い金属材料から作り、残りのリングシー
    トを引っ張り強度の高い金属材料から作ったことを特徴
    とする金属Vベルト。
  2. 【請求項2】 前記耐摩耗性の高い金属材料のヤング率
    が前記引っ張り強度の高い金属材料のヤング率より小さ
    いことを特徴とする請求項1に記載の金属Vベルト。
  3. 【請求項3】 前記耐摩耗性の高い金属材料がマレージ
    ング鋼であり、前記引っ張り強度の高い材料がステンレ
    ス鋼であることを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の金属Vベルト。
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