JPH11350968A - 小型船舶用エンジンの吸気装置 - Google Patents

小型船舶用エンジンの吸気装置

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JPH11350968A
JPH11350968A JP10162588A JP16258898A JPH11350968A JP H11350968 A JPH11350968 A JP H11350968A JP 10162588 A JP10162588 A JP 10162588A JP 16258898 A JP16258898 A JP 16258898A JP H11350968 A JPH11350968 A JP H11350968A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
intake
exhaust
pipe
exhaust pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10162588A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Masuko
徹也 益子
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Priority to US09/329,981 priority patent/US6468121B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンをコンパクトに維持しながら吸気箱
を大きくして吸気容量を多くできるようにする。 【解決手段】 エンジン7のシリンダに接続された排気
管14がシリンダの配列方向に沿って延在されるととも
に、上記シリンダの側面に吸気管21aが接続され、こ
の吸気管21aはシリンダの外側方に向かって延びて、
その先端に吸気箱22が接続され、この吸気箱22の少
なくとも一部は上記排気管14の下方に位置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型船舶用エンジ
ンの吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型船舶用エンジン、例えば水上
走行船のエンジンは、ジェットポンプを駆動して艇体を
推進するように構成されている。上記のようなエンジン
においては、エンジンに対して吸気装置と排気装置と
が、例えば右舷側と左舷側というように、各舷側に完全
に振り分けられて配置されている場合が多い。
【0003】ところで、エンジン出力を大きくしたいと
いう要望から排気管の全長を長くするためには、エンジ
ン室内の限られたスペースでは、エンジンを取り囲むよ
うに排気管を延在させる必要があるので、吸気装置側に
も排気管を取り回さざるを得ないようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような排気管の
取り回し構造では、排気管の取り回しを優先すれば、吸
気装置の吸気箱を小さく、つまり、吸気箱の吸気容量を
少なくせざるを得なくなるので、複数の気筒への必要な
吸気量を充分に確保するのが困難になるという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、エンジンをコンパクトに維持しながら吸気
箱を大きくして吸気容量を多くできるようにした小型船
舶用エンジンの吸気装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、エンジンに接続された排気管がシリンダ
の配列方向に沿って延在されるとともに、上記エンジン
の側面に吸気管が接続され、この吸気管はエンジンの外
側方に向かって延びて、その先端に吸気箱が接続され、
この吸気箱の少なくとも一部は上記排気管の下方に位置
されていることを特徴とする小型船舶用エンジンの吸気
装置を提供するものである。
【0007】本発明によれば、排気管の下方は広いデッ
ドスペースとなることから、このデッドスペースを利用
して、吸気容量が多い大きな吸気箱を配置することが可
能となる。
【0008】請求項2のように、上記吸気箱は、吸気管
の先端に接続される本体と、この本体をカバーするカバ
ー体とで構成されて、このカバー体と本体との合面の少
なくとも一部は上記排気管の下方に位置されている構成
とするのが好ましい。
【0009】請求項3のように、上記排気管のシリンダ
の配列方向に延在する部分に触媒を収容する排気膨張室
が形成され、この排気膨張室の下方に上記吸気箱の少な
くとも一部が位置されている構成とするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は水上走行船(ジェット推進艇)の側
面図、図2はその平面図であって、水上走行船1の船体
2の上部には中央部よりやや前側における船体中心線上
に操舵ハンドル3が設けられ、その後側には船尾方向に
延びる、着脱自在な蓋体たる跨座式シート4が設けら
れ、その両側にはフートステップ2aが形成されてい
る。
【0012】上記船体2の内部には、前側にエンジン室
5、後側にポンプ室6がそれぞれ形成され、このエンジ
ン室5内には、上記シート4の下方であって船体2の左
右方向の中央部にエンジン7が設置され、その前側には
燃料タンク8が設置されている。
【0013】上記エンジン7は、3個の気筒が船体2の
前後方向に並べられた水冷式の2サイクル3気筒形式で
あって、このエンジン7は、上記ポンプ室6内に設けら
れたジェットポンプ9を駆動するように連結されて、こ
のジェットポンプ9とともに水上走行船1を駆動するウ
ォータジェット推進機が構成されている。上記エンジン
7は、ジェットポンプ9のプロペラ室9aから船体外の
水を吸入してエンジン冷却水として利用するように構成
され、このエンジン冷却水をエンジン7に導くための圧
力は、プロペラ室9aの圧力を利用している。
【0014】図3〜図6に詳細に示すように、上記エン
ジン7は、クランクケース7aから船体右舷側に延びる
吸気装置10を備え、また、シリンダブロック7bの船
体左舷側には排気装置11を備えている。
【0015】上記吸気装置10は、図5及び図6に示す
ように、気化器21および吸気箱22などから構成され
ている。なお、吸気箱22の具体的な構造及び位置は、
排気装置11との関連で後に詳述する。
【0016】上記排気装置11を構成する排気管は、図
3及び図4に示すように、シリンダブロック7bの船体
左舷側の排気口に接続されて排気通路をエンジン7の前
方へ延在させる排気マニホールド12と、この排気マニ
ホールド12の下流端部に接続されてエンジン7の前上
方をU字状に迂回する第1排気膨張室13と、この排気
膨張室13の後端部に接続されてエンジン7の右舷側上
方で後方に延びる第2排気膨張室14と、この第2排気
膨張室14の後端部に接続されてエンジン7の後方で、
船体後面視で斜め左下方に延びる排気管15と、この排
気管15の後端部15aに可撓性のゴムホース16を介
して接続されたウォータロック17(図2参照)と、こ
のウォータロック17の上部から上方に延びた後、ジェ
ットポンプ9の上方を横切り、右舷側を後下がりに延び
てポンプ室6の側壁に接続された排出管18(図1、図
2参照)とを備えている。
【0017】上記ジェットポンプ9のプロペラ室9aか
ら船体外の水を吸入してエンジン冷却水として利用する
ために、上記エンジン7の吸気マニホールド12の下部
に、前後方向に延びる冷却水分配(デリパリ)パイプ2
6が固定され、この冷却水分配パイプ26の入口26a
と上記プロペラ室9aとが冷却水送給パイプ(不図示)
で接続されて、プロペラ室9aの圧力により冷却水を冷
却水分配パイプ26に圧送するようになっている。
【0018】そして、この冷却水分配パイプ26から排
気マニホールド12のウォータージャケットに冷却水が
圧送され、このウォータージャケットからエンジン7の
シリンダブロック7bとシリンダヘッド7cの各ウォー
タージャケットを経由してこれらを冷却した後に、シリ
ンダヘッド7cの3気筒の間の2個所から連結パイプ2
7a,27bを介して第1排気膨張室13と排気マニホ
ールド12との間の入口管13aのウォータージャケッ
トに冷却水が圧送され、このウォータージャケットから
第1排気膨張室13と第2排気膨張室14の各ウォータ
ージャケットを経由してこれらを冷却した後に、上記排
気管15のウォータージャケットからゴムホース16内
に供給されて、この冷却水により、ゴムホース16とと
もに排気ガスを冷却しながら、冷却水を排気ガスととも
に上記ポンプ室6から船体外に排出するようになってい
る。
【0019】上記排気管のうち、上記エンジン7の右舷
側上方で気筒(シリンダ)の配列方向に沿って後方に延
びる第2排気膨張室14は、図3、図5及び図6に示し
たように、外径が大径に形成されていて、この第2排気
膨張室14内には触媒19が配置されている。また、第
2排気膨張室14の上方は、樹脂製のカバー25で覆わ
れている。
【0020】この大径の第2排気膨張室14の下方は広
いデッドスペースSとなることから、このデッドスペー
スSを利用して、吸気容量が多い大きな樹脂製の吸気箱
22を配置することが可能となる。
【0021】即ち、上記吸気箱22は、エンジン7の長
さ方向に延在する長方形状の縦長箱状体であって、その
上部はエンジン7側にやや傾けられている。この吸気箱
22は、上記気化器21の吸気管21aの先端に接続さ
れる本体22aと、この本体22aをガスケット23を
介してカバーするカバー体22bとで構成されていて、
この吸気箱22の合面22cを含む本体22aの大部分
は、第2排気膨張室14の下方に位置させている(図5
及び図6の第2排気膨張室14の外端の延長線Eを参
照)。この本体22aの気化器21側の面の上部両側に
は、空気取入口22dがそれぞれあけられている。
【0022】上記のような吸気装置であれば、例えば跨
座式シート4を取り外して、エンジン室5のメンテナン
ス用開口5aを開け、海上でエンジン7の点検をしてい
るような場合、あるいは船が転覆したような場合に、メ
ンテナンス用開口から海水がエンジン室5に入ることが
ある。
【0023】このような場合においては、吸気箱22の
カバー体22bと本体22aとの合面22cが大径の第
2排気膨張室14の下方に位置しているので、この第2
排気膨張室14が庇の役目をして合面22cに海水が降
りかかりにくくなり、合面22cの隙間から海水が吸気
箱22内に浸入するのを未然に防止できる。
【0024】また、触媒19を収容することにより大径
となる第2排気膨張室14の下方の広いデッドスペース
Sを利用して、吸気容量が多い大きな吸気箱22を配置
することができるから、エンジン7をコンパクトに維持
しながら吸気箱22の吸気容量を多くできるので、複数
の気筒への必要な吸気量を充分に確保できて、各気筒へ
吸気を均一に分配できるようになる。さらに、大径の第
2排気膨張室14には大容量の触媒19が配置できるの
で触媒性能を向上する。
【0025】さらにまた、高温になりがちな第2排気膨
張室14の下方のデッドスペースSに吸気箱22を配置
できるから、第2排気膨張室14に降りかかった水が触
媒19の熱で蒸発し易くなって吸気箱22に降りかかり
にくくなる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の吸気装置は、エンジンのシリンダの配列方向に沿っ
て延在される排気管の下方に、吸気箱の少なくとも一部
を位置させることにより、排気管の下方のデッドスペー
スを利用して、吸気容量が多い大きな吸気箱を配置する
ことが可能となるから、エンジンをコンパクトに維持し
ながら吸気箱の吸気容量を多くできるので、複数の気筒
への必要な吸気量を充分に確保できて、各気筒へ吸気を
均一に分配できるようになる。
【0027】請求項2のように、吸気箱のカバー体と本
体との合面の少なくとも一部を排気管の下方に位置させ
ると、着脱自在な蓋体を外し、その下方の開口を通し
て、海上でエンジンの点検をしているような場合など
に、メンテナンス用開口から海水がエンジン室に入って
も、排気管が庇の役目をして合面に海水が降りかかりに
くくなり、合面の隙間から海水が吸気箱内に浸入するの
を未然に防止できる。
【0028】請求項3のように、触媒を収容することに
より大径となると共に高温になりがちな排気膨張室の下
方に吸気箱の少なくとも一部を位置させると、排気膨張
室の下方のかなり広いデッドスペースを利用して吸気箱
を配置させることができるから、その吸気容量をさらに
大きくできると共に、排気膨張室に降りかかった水が触
媒の熱で蒸発し易くなって吸気箱に降りかかりにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小型船舶の側面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 エンジンの平面図である。
【図4】 エンジン側面図である。
【図5】 エンジンの正面図である。
【図6】 エンジンの後面図である。
【符号の説明】
1 水上走行船 2 船体 4 跨座式シート(蓋体) 7 エンジン 10 吸気装置 11 排気装置 14 第2排気膨張室 19 触媒 21 気化器 21a 吸気管 22 吸気箱 22a 本体 22b カバー体 22c 合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B63H 21/00 B63H 21/24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに接続された排気管がシリンダ
    の配列方向に沿って延在されるとともに、上記エンジン
    の側面に吸気管が接続され、この吸気管はエンジンの外
    側方に向かって延びて、その先端に吸気箱が接続され、
    この吸気箱の少なくとも一部は上記排気管の下方に位置
    されていることを特徴とする小型船舶用エンジンの吸気
    装置。
  2. 【請求項2】 上記エンジンは、着脱自在な蓋体で覆わ
    れた開口の下方に配置され、上記吸気箱は、吸気管の先
    端に接続される本体と、この本体をカバーするカバー体
    とで構成されて、このカバー体と本体との合面の少なく
    とも一部は上記排気管の下方に位置されている請求項1
    に記載の小型船舶用エンジンの吸気装置。
  3. 【請求項3】 上記排気管のシリンダの配列方向に延在
    する部分に触媒を収容する排気膨張室が形成され、この
    排気膨張室の下方に上記吸気箱の少なくとも一部が位置
    されている請求項1又は請求項2に記載の小型船舶用エ
    ンジンの吸気装置。
JP10162588A 1998-06-10 1998-06-10 小型船舶用エンジンの吸気装置 Withdrawn JPH11350968A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10162588A JPH11350968A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 小型船舶用エンジンの吸気装置
US09/329,981 US6468121B1 (en) 1998-06-10 1999-06-10 Engine for small watercraft

Applications Claiming Priority (1)

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JP10162588A JPH11350968A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 小型船舶用エンジンの吸気装置

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JPH11350968A true JPH11350968A (ja) 1999-12-21

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906