JPH11350726A - コンクリート構造物自動成型機 - Google Patents

コンクリート構造物自動成型機

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JPH11350726A
JPH11350726A JP16919498A JP16919498A JPH11350726A JP H11350726 A JPH11350726 A JP H11350726A JP 16919498 A JP16919498 A JP 16919498A JP 16919498 A JP16919498 A JP 16919498A JP H11350726 A JPH11350726 A JP H11350726A
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concrete
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molding machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空洞部を有するコンクリート構造物を迅速か
つ正確に、また能率良く打設すること。 【解決手段】 移動中に成型型枠3内に投入される生コ
ンクリート40を成型してコンクリート構造物25を成
型する機械において、上記成型型枠3が生コンクリート
の投入口9を有する投入部11と、上記投入部11の後
方に連続し所定の断面形状に成型する成型部13と、上
記投入部11の前方に連続する固定部19とからなり、
上記固定部19内に固定手段17を設け、該固定手段1
7により上記成型型枠3の全長にわたって空洞部打設用
型具15を設け、該空洞部打設用型具15は所望の断面
形状を有する全長同径の柱状体からなり、機械の移動に
より連続した空洞部27を有するコンクリート構造物2
5を成型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はコンクリート構造
物自動成型機に関し、とくに連続した空洞部を有するコ
ンクリート構造物を連続的に機械打設する成型機にに関
する。本願発明は、例えば、道路、鉄道、空港、港湾等
の水路や埋設管路(以下、水路等という)の施工に利用
される。
【0002】
【従来の技術】従来、水路等の建設は、機械打設ではな
く手作業であり、次のようにしていた。まずコンクリー
トを打設したベースの上に、型枠を連続状に組み付け固
定する。次に、上記型枠内に円筒状のゴムチューブを一
定距離ごとに(例えば1m又は2mおき)吊下すること
によりゴムチューブを宙に浮かせて保持し、さらに鉄筋
も型枠内にて宙に浮かせた状態で吊下する。次いで生コ
ンクリートを投入し、コンクリートが固化するまでゴム
チューブ及び鉄筋を吊ったままの状態とし、コンクリー
トが固化したら脱型することにより構造物内に水路等を
成型していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の工事では
次のような問題があった。まず、ゴムチューブは一定距
離ごとに(例えば1m又は2mおき)吊下してあるの
で、自重のため垂下がり、あるいは横方向のずれがあ
り、このため構造物内の水路等自体が波打ったような状
態で出来上がる。
【0004】また、ゴムチューブはコンクリートが固化
するまで静止状態にあるため、生コンクリートが固化す
る過程で放出されるエアがゴムチューブの底部外周より
十分に抜けきれず、ここにジャンカと呼ばれるエア溜り
跡が形成されていた。
【0005】このような水路等の成型性の悪さ、精度不
良は当然のことながら通水に悪影響を及ぼす結果を招来
していた。
【0006】第2に、鉄筋も型枠内にて宙に浮かせた状
態で吊下するため、設計通りの位置に正確に垂下されて
いないことの方が多い。このため、構造物内での鉄筋の
位置が区々となり、生コンクリートが鉄筋に対し均等に
打設できないでいた。この結果、構造物ひいては水路等
自体の強度低下を招くおそれがあった。
【0007】第3に、現場での型枠の組付け作業は、型
枠の材料やゴムチューブの散在をもたらし、能率的でな
く生産性が上がらないという欠点があった。また、型枠
の設置、コンクリート固化後の型枠の撤去といった前作
業、後作業が必要であるので、迅速な施工をすることが
できなかった。
【0008】一方、コンクリート二次製品により空洞部
を有する構造物の施工が行われている。これは工場で生
産したコンクリートブロック等を現地まで運び、据え付
ける作業により設置する。しかしながら、製品の製作日
数、輸送における製品の歩止まり(製品が輸送中に毀れ
ることがある)、作業員の高齢化、減少に伴う作業性の
低下、重量物作業となるため作業能率が低いといった種
々の問題があり、需要に追いついていないのが現状であ
る。
【0009】そこで、本願発明者、出願人は先年特許第
1975969号(特公平6−102914号)を提案
した。これは、移動自在の成型機に設置される成型型枠
において、成型型枠本体の側壁及び上壁にて隔てられた
成型室内に筒状の型枠体が内設され、上壁には進行方向
に沿って飲み口を成型・開口する口部が設けられ、該口
部の下端部には上記型枠体に連結される傾斜板からなる
ハンチ部が設けられたことを特徴とする。
【0010】本願発明は上記特許発明とは別の観点から
構成したものである。即ち、本願発明の目的は、上記欠
点を解消し、通水精度の向上、強度の向上、労働生産性
の向上、迅速性、施工性の向上が可能となるコンクリー
ト構造物自動成型機を供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明によるコンクリート構造物自動成型機は、移動中
に成型型枠内に投入される生コンクリートを成型してコ
ンクリート構造物を成型する機械において、上記成型型
枠が生コンクリート投入口を有する投入部と、上記投入
部の後方に連続し所定の断面形状に成型する成型部と、
上記投入部の前方に連続する固定部とからなり、上記固
定部内に固定手段を設け、該固定手段により上記成型型
枠の全長にわたって空洞部打設用型具を設け、該空洞部
打設用型具は所望の断面形状を有する全長同径の柱状体
からなり、機械の移動により連続した空洞部を有するコ
ンクリート構造物を成型することを特徴とする。また、
請求項1記載のコンクリート構造物自動成型機におい
て、上記固定手段は先端部及び後端部をテーパ状に形成
した固定板からなることを特徴とする。また、請求項2
記載のコンクリート構造物自動成型機において、上記固
定板が薄板からなることを特徴とする。また、請求項1
記載のコンクリート構造物自動成型機において、上記固
定手段を上記成型型枠の固定部の上面に設けることを特
徴とする。また、請求項1記載のコンクリート構造物自
動成型機において、上記固定手段を上記成型型枠の固定
部の上面と側面の交点に設けることを特徴とする。ま
た、請求項1記載のコンクリート構造物自動成型機にお
いて、上記固定手段を上記成型型枠の固定部の側面に設
けることを特徴とする。また、請求項1記載のコンクリ
ート構造物自動成型機において、上記コンクリート構造
物の内部鉄筋の一部に連続的な間隙を設け、上記固定手
段の通過を可能にすることを特徴とする。また、請求項
1記載のコンクリート構造物自動成型機において、上記
成型型枠の上記投入部の直前に補強筋を内部鉄筋上に載
置する補強筋挿入装置を付設したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図面に基
づき本願発明によるコンクリート構造物自動成型機をさ
らに詳しく説明する。コンクリート構造物自動成型機1
は、図1矢印方向に進行し、ベルトコンベヤ2より成型
型枠3内に投入した生コンクリート(図示省略)を進行
中に成型してコンクリート構造物とする移動自在の機械
である。成型型枠3は、天端と呼ばれる上面5と左右の
側面7とから形成され、進行方向(図1に矢示する)の
前面3a及び後面3b並びに下面3cを開放し、車体の
下部に設置する。上記成型型枠3は、上面5の中央部前
方寄りに生コンクリートの投入口9を有する投入部11
を設け、該投入部11の後方に所定の断面形状に成型す
る成型部13を、また前方に空洞部成型用型具15の固
定手段17を設ける固定部19を連続して形成する。上
記投入部11内には生コンクリートを締め固める棒状の
バイブレータ21を設置する。
【0013】図4乃至図6に基づき空洞部成型用型具1
5及び固定手段17をさらに詳しく説明する。空洞部成
型用型具15は所望の断面形状を有する全長同径の中空
の柱状体からなり、成型型枠3の全長にわたって横設す
る。空洞部成型用型具15の前面には前面板15aを設
け後面は開放する。この空洞部成型用型具15は、成型
型枠3の固定部19の上面19aに設けた固定手段17
により成型型枠3内に固定される。該固定手段17は、
薄板(本実施例ではT=約9mm)状の固定板18から
なり、コンクリート構造物の内部鉄筋23との干渉回避
と内部鉄筋23の戻り緩衝を図るため、先端部18a及
び後端部18bをテーパ状に形成してある。固定手段1
7の長さは空洞部成型用型具15の重量により決定され
る。また固定手段17の設置位置は投入部11の前方、
望ましくは固定部19の前半部とする。これはコンクリ
ート構造物25の強度欠落、ひび割れを防止し、また内
部鉄筋23の円滑な復元を図るためである。
【0014】この点を詳しく説明する。本願発明はいわ
ゆるスリップフォーム工法に属し、使用する生コンクリ
ートは脱型後のコンクリートに自立性を付与するため非
常に固めに練り上げられた配合となっている。投入口9
より成型部13に移動した生コンクリートはバイブレー
タ21の振動により成分中の骨材の再配置が最大の自立
性をもった状態となっており、非常に固く締固めされて
いる。よって、仮に固定手段17を投入部11及び成型
部13にまで延長すると、固く脱型されたコンクリート
により固定手段17の破損を招来するか、または固定手
段17の通過によりコンクリート中の骨材の再配置が乱
れひいてはコンクリートの自立性がなくなり、脱型した
コンクリートの出来形の変形、沈下、脱落等を起こす場
合があるからである。
【0015】図7及び図8はコンクリート構造物25の
骨格を形成する内部鉄筋23の配筋構造を示す。通常の
内部鉄筋はコンクリート構造物の四周を取り囲むように
前後左右及び上下を格子状に組み、周面で分離できない
ようになっている。しかし、本願発明においては左側の
内部鉄筋23aと右側の内部鉄筋23bとが上面にて分
離され、両者の間に間隙Gを連続的に形成している。内
部鉄筋23をこのような一部分離構造とすることにより
固定手段17の通過が可能となる。
【0016】次に図9に基づき打設工程を説明する。ま
ず、コンクリート構造物自動成型機1の進行に伴い固定
手段17が内部鉄筋23の間隙Gの間に挿入されて進行
する。固定手段17は内部鉄筋23を左右に拡開しなが
ら進行する。このとき固定手段17の先端部18aがテ
ーパ状になっているので固定手段17の進行は円滑に行
われる(図9のA)。次いで、投入口9より生コンクリ
ートが投入される(同B)。次いで投入された生コンク
リートにバイブレータ21により振動が付与され締固め
が行われる(同C)。次いで成型部13により締め固め
られた生コンクリートが成型される(同D)。このと
き、固定手段17の後端部18bがテーパ状になってい
るので、左右の内部鉄筋23a、23bの復元が緩やか
になされ、成型に悪影響を及ぼさない。次いで成型部1
3の通過により脱型となり、コンクリート構造物25の
完成となる(同E)。
【0017】このコンクリート構造物25は内部に空洞
部27を有するため、その出来型管理は図10に示すよ
うな装置を用いて行う。即ち、成型型枠3の成型部13
内の後端部にCCDカメラ29を設け、該CCDカメラ
29をコントローラ31及び画像記録装置33を介して
画像モニタ35に延長コード36にて連結し、画像モニ
タ35を見ながらコントローラ31により遠隔操作して
行う。37はストロボである。
【0018】図11乃至図15は本願発明の他の実施の
形態を示し、補強筋39を内部鉄筋23上に載置する補
強筋挿入装置41を付設した場合である。該補強筋挿入
装置41は上下動する油圧シリンダ43と、該油圧シリ
ンダ43に連結して上下動し補強筋39を生コンクリー
ト40内に圧入する押圧板45と、補強筋39を間欠的
に供給する送り装置47とからなり、成型型枠3の投入
部11の直前に設置する。補強筋挿入装置41を投入部
11の直前に設置するのは、投入部11にバイブレータ
21が設置されているからである。つまり、投入部11
の直前部はバイブレータ21の振動域であり、この領域
では生コンクリート40も流化した状態であり、補強筋
39の挿入が容易であるからである。49は進退自在の
ストッパである。図13に基づき補強筋39の挿入工程
を説明する。まず、送り装置47のストッパ49が作動
し、補強筋39を1本所定位置に落とし込む(図13の
A)。生コンクリート40にはかなりの圧力がかかって
おり噴出しようとしているため補強筋39は自重で沈下
することがことがない。次いでストッパ49の作動を解
除した後押圧板45が作動し、該補強筋39を生コンク
リート40中に押し込む(同B)。該補強筋39は押圧
板45により内部鉄筋23に当接するまで押し込まれる
(同C)。このとき内部鉄筋23上に載置された補強筋
39は押圧板45の両端より突出しており、押圧板45
が上昇しても補強筋39はその上方にある生コンクリー
ト40により押圧されるため内部鉄筋23上に留まる
(同D)。押圧板45が上昇し元位置に復帰すると次の
補強筋39が押圧板45の直下に落下し、上述のサイク
ルを繰り返すことになる。このようにして、ひび割れの
おそれがある箇所、通常は間隙Gを形成することになる
内部鉄筋23の上面に補強筋39の載置をしていく。そ
して上記補強筋39の載置、挿入に連続して固定部19
より生コンクリート40を投下し、上記した打設工程を
経て補強筋39入りのコンクリート構造物25を成型す
る(図14)。なお、単なるひび割れ防止でなく、せん
断応力のかかる場合は、図15に示すような「コ」の字
状に折り曲げた補強筋39を用いる場合のが望ましい。
【0019】本願発明は上記実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、空洞部成型用型具15の断面形状
は任意である。円形、多角形等の例を図16に示す。ま
た空洞部27を複数設けてもよく、この場合は空洞部成
型用型具15を複数設けることになる。また固定手段1
7は成型型枠3の固定部19の上面19aと側面19b
であればどこに設けてもよい。例えば、図17のAは成
型型枠3の固定部19の上面19aと側面19bの交点
19cに設ける場合、同Bは固定部19の側面19bに
設ける場合である。また空洞部成型用型具15と固定手
段17とを一体に形成しても良い。また固定手段17の
固定部19への固定方法は任意であり、ボルト止め等機
械的に固定しても溶接等により固定してもよい。さらに
空洞部成型用型具15に前面板15aを設けず、前面を
開放してもよい。
【0020】空洞部成型用型具15の素材は任意であ
り、鉄材であっても硬質塩化ビニルのような非鉄材であ
ってもよい。
【0021】また内部鉄筋23は現場で組立て加工する
ものであっても、工場加工品であってもよい。また内部
鉄筋23の曲げ加工の態様は問わない。
【0022】また本願発明は、コンクリート構造物25
の強度が小でも足りる場合は、内部鉄筋のないいわゆる
無筋構造物にも適用することができる。
【0023】また補強筋39の挿入は上述のような自動
挿入装置によるものでなく、手動操作で挿入してもよ
い。さらに構造物が大型で複数の補強筋39の挿入が必
要な場合は、押圧板45を複数設け同調させて圧入す
る。
【0024】
【発明の効果】このように、本願発明によるコンクリー
ト構造物自動成型機によれば、空洞部を有するコンクリ
ート構造物を迅速かつ正確に、また能率良く打設するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明によるコンクリート構造物自動成型機
の一実施の形態を示す概略正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本願発明によるコンクリート構造物自動成型機
に用いられる成型型枠の一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】本願発明によるコンクリート構造物自動成型機
に用いられる成型型枠の固定手段の例を示す拡大斜視図
である。
【図7】本願発明にかかるコンクリート構造物の配筋構
造の一例を示す斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】本願発明にかかるコンクリート構造物の打設工
程を示す図である。
【図10】本願発明にかかるコンクリート構造物の出来
形管理の方法を説明する図である。
【図11】本願発明によるコンクリート構造物自動成型
機の他の実施の形態を示す図で、補強筋挿入装置を付設
した場合の成型型枠の断面図である。
【図12】補強筋挿入装置のXII矢視図である。
【図13】本願発明によるコンクリート構造物自動成型
機の他の実施の形態を示す図で、補強筋挿入工程を説明
する図である。
【図14】補強筋を挿入した状態の配筋構造を示す平面
図である。
【図15】本願発明にかかるコンクリート構造物の配筋
構造の他の例を示す斜視図である。
【図16】本願発明により製造されるコンクリート構造
物の空洞部の例を示す断面図である。
【図17】本願発明によるコンクリート構造物自動成型
機に用いられる成型型枠の他の実施の形態を示した左側
面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート構造物自動成型機 2 ベルトコンべヤ 3 成型型枠 3a 前面 3b 後面 3c 下面 5 上面 7 側面 9 投入口 11 投入部 13 成型部 15 空洞部成型用型具 15a 前面板 17 固定手段 18 固定板 18a 先端部 18b 後端部 19 固定部 19a 上面 19b 側面 19c 交点 21 バイブレータ 23 内部鉄筋 25 コンクリート構造物 27 空洞部 29 CCDカメラ 31 コントローラ 33 画像記録装置 35 画像モニタ 36 延長コード 37 ストロボ 39 補強筋 40 生コンクリート 41 補強筋挿入装置 43 油圧シリンダ 45 押圧板 47 送り装置 49 ストッパ G 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明によるコンクリート構造物自動成型機は、移動中
に成型型枠内に投入される生コンクリートを成型してコ
ンクリート構造物を成型する機械において、上記成型型
枠が生コンクリート投入口を有する投入部と、上記投入
部の後方に連続し所定の断面形状に成型する成型部と、
上記投入部の前方に連続する固定部とからなり、上記固
定部内に先端部及び後端部をテーパ状に形成した固定板
からなる固定手段を設け、該固定手段により上記成型型
枠の全長にわたって空洞部打設用型具を設け、該空洞部
打設用型具は所望の断面形状を有する全長同径の柱状体
からなり、機械の移動により連続した空洞部を有するコ
ンクリート構造物を成型することを特徴とする。また、
請求項1記載のコンクリート構造物自動成型機におい
て、上記固定手段を投入部の前方に設けることを特徴と
する。また、請求項記載のコンクリート構造物自動成
型機において、上記固定板が薄板からなることを特徴と
する。また、請求項1記載のコンクリート構造物自動成
型機において、上記固定手段を上記成型型枠の固定部の
上面に設けることを特徴とする。また、請求項1記載の
コンクリート構造物自動成型機において、上記固定手段
を上記成型型枠の固定部の上面と側面の交点に設けるこ
とを特徴とする。また、請求項1記載のコンクリート構
造物自動成型機において、上記固定手段を上記成型型枠
の固定部の側面に設けることを特徴とする。また、請求
項1記載のコンクリート構造物自動成型機において、上
記コンクリート構造物の内部鉄筋の一部に連続的な間隙
を設け、上記固定手段の通過を可能にすることを特徴と
する。また、請求項1記載のコンクリート構造物自動成
型機において、上記成型型枠の上記投入部の直前に補強
筋を内部鉄筋上に載置する補強筋挿入装置を付設したこ
とを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図11乃至図15は本願発明の他の実施の
形態を示し、補強筋39を内部鉄筋23上に載置する補
強筋挿入装置41を付設した場合である。該補強筋挿入
装置41は上下動する油圧シリンダ43と、該油圧シリ
ンダ43に連結して上下動し補強筋39を生コンクリー
ト40内に圧入する押圧板45と、補強筋39を間欠的
に供給する送り装置47とからなり、成型型枠3の投入
部11の直前に設置する。補強筋挿入装置41を投入部
11の直前に設置するのは、投入部11にバイブレータ
21が設置されているからである。つまり、投入部11
の直前部はバイブレータ21の振動域であり、この領域
では生コンクリート40も流化した状態であり、補強筋
39の挿入が容易であるからである。49は進退自在の
ストッパである。図13に基づき補強筋39の挿入工程
を説明する。まず、送り装置47のストッパ49が作動
し、補強筋39を1本所定位置に落とし込む(図13の
A)。生コンクリート40にはかなりの圧力がかかって
おり噴出しようとしているため補強筋39は自重で沈下
することがことがない。次いでストッパ49の作動を解
除した後押圧板45が作動し、該補強筋39を生コンク
リート40中に押し込む(同B)。該補強筋39は押圧
板45により内部鉄筋23に当接するまで押し込まれる
(同C)。このとき内部鉄筋23上に載置された補強筋
39は押圧板45の両端より突出しており、押圧板45
が上昇しても補強筋39はその上方にある生コンクリー
ト40により押圧されるため内部鉄筋23上に留まる
(同D)。押圧板45が上昇し元位置に復帰すると次の
補強筋39が押圧板45の直下に落下し、上述のサイク
ルを繰り返すことになる。このようにして、ひび割れの
おそれがある箇所、通常は間隙Gを形成することになる
内部鉄筋23の上面に補強筋39の載置をしていく。そ
して上記補強筋39の載置、挿入に連続して投入部11
より生コンクリート40を投下し、上記した打設工程を
経て補強筋39入りのコンクリート構造物25を成型す
る(図14)。なお、単なるひび割れ防止でなく、せん
断応力のかかる場合は、図15に示すような「コ」の字
状に折り曲げた補強筋39を用いる場合のが望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本願発明は上記実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、空洞部成型用型具15の断面形状
は任意である。円形、多角形等の空洞部27の例を図1
6に示す。また空洞部27を複数設けてもよく、この場
合は空洞部成型用型具15を複数設けることになる。ま
た固定手段17は成型型枠3の固定部19の上面19a
と側面19bであればどこに設けてもよい。例えば、図
17のAは成型型枠3の固定部19の上面19aと側面
19bの交点19cに設ける場合、同Bは固定部19の
側面19bに設ける場合である。また空洞部成型用型具
15と固定手段17とを一体に形成しても良い。また固
定手段17の固定部19への固定方法は任意であり、ボ
ルト止め等機械的に固定しても溶接等により固定しても
よい。さらに空洞部成型用型具15に前面板15aを設
けず、前面を開放してもよい。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動中に成型型枠内に投入される生コン
    クリートを成型してコンクリート構造物を成型する機械
    において、上記成型型枠が生コンクリートの投入口を有
    する投入部と、上記投入部の後方に連続し所定の断面形
    状に成型する成型部と、上記投入部の前方に連続する固
    定部とからなり、上記固定部内に固定手段を設け、該固
    定手段により上記成型型枠の全長にわたって空洞部打設
    用型具を設け、該空洞部打設用型具は所望の断面形状を
    有する全長同径の柱状体からなり、機械の移動により連
    続した空洞部を有するコンクリート構造物を成型するこ
    とを特徴とするコンクリート構造物自動成型機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記固定手段は先端部及び後端部をテ
    ーパ状に形成した固定板からなることを特徴とするコン
    クリート構造物自動成型機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記固定板が薄板からなることを特徴
    とするコンクリート構造物自動成型機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記固定手段を上記成型型枠の固定部
    の上面に設けることを特徴とするコンクリート構造物自
    動成型機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記固定手段を上記成型型枠の固定部
    の上面と側面の交点に設けることを特徴とするコンクリ
    ート構造物自動成型機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記固定手段を上記成型型枠の固定部
    の側面に設けることを特徴とするコンクリート構造物自
    動成型機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記コンクリート構造物の内部鉄筋の
    一部に連続的な間隙を設け、上記固定手段の通過を可能
    にすることを特徴とするコンクリート構造物自動成型
    機。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のコンクリート構造物自動
    成型機において、上記成型型枠の上記投入部の直前に補
    強筋を内部鉄筋上に載置する補強筋挿入装置を付設した
    ことを特徴とするコンクリート構造物自動成型機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6319864B1 (ja) * 2017-08-29 2018-05-09 有限会社安藤建装 法面施工補助具、及び、法面施工方法

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