JPH11350612A - 伸縮継手装置 - Google Patents

伸縮継手装置

Info

Publication number
JPH11350612A
JPH11350612A JP16100498A JP16100498A JPH11350612A JP H11350612 A JPH11350612 A JP H11350612A JP 16100498 A JP16100498 A JP 16100498A JP 16100498 A JP16100498 A JP 16100498A JP H11350612 A JPH11350612 A JP H11350612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate member
plate
frame
main body
support column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16100498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3929173B2 (ja
Inventor
Toshihisa Kazama
利久 風間
Eiji Takarasawa
英二 寳澤
Moritake Niizaki
盛剛 新崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Aluminium Co Ltd
Fujita Corp
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd, Fujita Corp filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
Priority to JP16100498A priority Critical patent/JP3929173B2/ja
Publication of JPH11350612A publication Critical patent/JPH11350612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3929173B2 publication Critical patent/JP3929173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな荷重にも充分に耐え、床面間の間隙を
覆うために好都合に適用することができる伸縮継手装置
を提供すること。 【解決手段】 第1の躯体本体に8には第1のプレート
部材22が設けられているとともに収容空間26が形成
されており、第2の躯体本体28には第2のプレート部
材40が設けられ、第2のプレート部材42は第1のプ
レート部材22上を移動自在に支持される。第1および
第2の躯体本体8,28の間にはパンタグラフ構造体4
6が介在され、パンタグラフ構造体46には第2のプレ
ート部材40を支持する支持柱74が装着されている。
収容空間26には補助プレート84が収容され、その一
端部が支持柱74に装着され、第1および第2のプレー
ト部材22,40の間に生成される間隙は補助プレート
84によって覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の躯体間に伸
縮自在に装着される伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の躯体間に配設される伸縮継手装置
として種々の形態のものが提案され、実用に供されてい
る。この種の伸縮継手装置の一例として、たとえば実開
平5−47108号公報に開示されたものが存在する。
この公知の伸縮継手装置は、一対の躯体にそれぞれ設け
られたカバー体と、これらカバー体間を覆うカバープレ
ートとを備えている。各カバー体はその内部に収納空間
を規定し、カバープレートの両端部が対応するカバー体
の収納空間に収納、引出し自在に装着されている。この
ような伸縮継手装置においては、一対の躯体が相対的に
近接する方向に移動すると、カバープレートの両端部が
カバー体の収納空間にさらに収納される。
【0003】一対の躯体が相対的に離隔する方向に移動
すると、カバープレートの両端部がカバー体の収納空間
から引出され、このようにして一対の躯体間の相対的変
位が吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の伸縮継手装置
では、カバープレートの両端部はカバー体に形成された
開口を通して収納空間内に挿入され、カバープレートの
両端部はカバー体の開口部にて単に支持されているのみ
である。それ故に、このような伸縮継手装置は、カバー
プレートに大きな荷重が作用しない個所、たとえば一対
の躯体の外壁間の間隙を覆うものとして適用することが
できるが、カバープレートに大きな荷重が作用する個
所、たとえば一対の躯体の床間の間隙を覆うものとして
は強度的に問題が生じる場合がある。
【0005】本発明の目的は、大きな荷重にも充分に耐
え、床面間の間隙を覆うために好都合に適用することが
できる伸縮継手装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、隣接する一対
の躯体間に相互に近接および離反する方向に伸縮自在に
装着される伸縮継手装置において、前記一対の躯体のう
ち、一方の躯体の第1の躯体本体には、この第1の躯体
本体の表面に沿って前記一対の躯体のうち、他方の躯体
に向けて延びる第1のプレート部材が設けられ、前記第
1の躯体本体と前記第1のプレート部材との間には収容
空間が形成されており、前記他方の躯体の第2の躯体本
体には、この第2の躯体本体の表面に沿って前記一方の
躯体に向けて延びる第2のプレート部材が設けられ、前
記第2のプレート部材は前記第1のプレート部材の表面
上を移動自在に装着されており、前記第1の躯体本体と
前記第2の躯体本体との間には、複数のリンクが複数の
ピンによって相互に角変位可能に連結されて伸縮自在で
あるパンタグラフ構造体が介在され、各ピンは、第1お
よび第2のプレート部材に垂直であり、前記パンタグラ
フ構造体の一端部が前記第1の躯体本体に連結され、そ
の他端部が前記第2の躯体本体に連結されており、前記
パンタグラフ構造体には、前記第2のプレート部材を支
持するための支持柱がピンに平行に装着され、前記支持
柱は第1の躯体本体と第2のプレート部材との間に摺動
自在に介在され、前記支持柱には補助プレートが前記収
容空間から出没自在に連結されていることを特徴とする
伸縮継手装置である。
【0007】本発明に従えば、第1の躯体本体には第1
のプレート部材が設けられ、第1の躯体本体に隣接する
第2の躯体本体には第2のプレート部材が設けられ、こ
の第2のプレート部材は第1のプレート部材の表面上を
移動可能になっている。また、第1の躯体本体と第2の
躯体本体との間にはパンタグラフ構造体が介在され、こ
のパンタグラフ構造体には、第2のプレート部材を支持
するための支持柱が設けられている。また、第1の躯体
本体と第1のプレート部材との間には収容空間が規定さ
れ、この収容空間に補助プレートが配設され、この補助
プレートが支持柱に連結されている。
【0008】したがって一対の躯体が近接する方向に相
対的に移動すると、パンタグラフ構造体が収縮し、これ
によって支持柱が移動するとともに補助プレートが上記
収納空間に収納される方向に移動し、第2プレート部材
の基部は支持柱によって支持されるとともに、この第2
のプレート部材の先端部は第1のプレート部材に支持さ
れる。また、一対の躯体が離隔する方向に相対的に移動
すると、パンタグラフ構造体が伸長し、これによって支
持柱が移動するとともに補助プレートが上記収容空間か
ら引出される方向に移動し、第2のプレート部材の先端
部は支持柱によって支持されるとともに、補助プレート
は第1のプレート部材と第2のプレート部材との間の間
隙を覆う。
【0009】したがって一対の躯体の相対的移動がパン
タグラフ構造体の伸縮とこれに伴う補助プレートの収
納、引出し移動によって吸収される。また、このような
パンタグラフ構造体の伸縮運動によって支持柱が移動す
るので、第2のプレート部材の支持状態が維持され、第
2のプレート部材を確実に支持することができる。さら
に支持柱の移動に伴う補助プレートの移動によって、第
1のプレート部材と第2のプレート部材との間に生成さ
れる間隙は、補助プレートによって覆うことができる。
【0010】また本発明は、隣接する一対の躯体間に相
互に近接および離反する方向に伸縮自在に装着される伸
縮継手装置において、前記一対の躯体のうち、一方の躯
体の第1の躯体本体には、この第1の躯体本体の表面に
沿って前記一対の躯体のうち、他方の躯体に向けて延び
る第1のプレート部材が設けられ、前記第1の躯体本体
と前記第1のプレート部材との間には収容空間が形成さ
れており、前記他方の躯体の第2の躯体本体には、この
第2の躯体本体の表面に沿って前記一方の躯体に向けて
延びる第2のプレート部材が設けられ、前記第2のプレ
ート部材は前記第1のプレート部材の表面上を移動自在
に装着されており、前記第1の躯体本体と前記第2の躯
体本体との間には、複数のリンクが複数のピンによって
相互に角変位可能に連結されて伸縮自在であるパンタグ
ラフ構造体が介在され、各ピンは、第1および第2のプ
レート部材に平行であり、前記パンタグラフ構造体の一
端部が前記第1の躯体本体に連結され、その他端部が前
記第2の躯体本体に連結されており、前記パンタグラフ
構造体には、前記第2のプレート部材を支持するための
支持柱がピンに垂直にかつパンタグラフの伸縮方向に垂
直にリンクに保持されて装着され、前記支持柱は第2の
プレート部材のパンタグラフ構造体側の表面を摺動自在
に支持し、前記支持柱には補助プレートが前記収容空間
から出没自在に連結されていることを特徴とする伸縮継
手装置である。
【0011】本発明に従えば、前述と同様な作用が達成
される。前述の伸縮継手装置では、パンタグラフ構造体
のリンクを連結する複数のピンは、第1および第2のプ
レート部材に垂直であり、支持柱は、それらのピンに平
行であり、したがって第2のプレート部材に作用する重
量を、第1の躯体本体で受けることができるようにする
ために、支持柱は、第1の躯体本体と第2のプレート部
材との間に介在される。これに対して、本発明では、パ
ンタグラフ構造体のピンは、第1および第2のプレート
部材に平行であり、支持柱はピンに垂直であってかつパ
ンタグラフの伸縮方向に垂直にリンクに保持され、した
がってパンタグラフ構造体の強度を向上することがで
き、パンタグラフ構造体によって第2のプレート部材に
作用する重量を支持することができる。これによって本
発明では支持柱を第1の躯体本体で支持する必要はなく
なり、パンタグラフ構造体の下方の構造を簡略化するこ
とができる。
【0012】また本発明は、前記補助プレートの端部に
は、前記第1の躯体本体に対する相対的移動をスムーズ
にするための支持ボール体が装着され、また前記支持柱
の端部には、第2のプレート部材に対する相対的移動を
スムーズにするためのボール体が装着されていることを
特徴とする。
【0013】本発明に従えば、補助プレートの端部には
支持ボール体が、また支持柱の両端部にはボール体が設
けられているので、パンタグラフ構造体の伸縮に伴う補
助プレートおよび支持柱の移動をスムーズに行うことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う伸縮継手装置2の実施の一形態について説明す
る。図1は本発明に従う伸縮継手装置2の一実施形態を
備えた一対の躯体間の構造を示す断面図であり、図2は
図1の伸縮継手装置2におけるパンタグラフ構造体およ
びそれに関連する構成の一部を示す正面図であり、図3
は図2のパンタグラフ構造体を示す斜視図である。
【0015】図1を参照して、図示の伸縮継手装置2
は、隣接して配置される一対の躯体4,6の間に配設さ
れている。建造物の如き躯体4(図1において右側に位
置する)は地面7に建造される第1の躯体本体8を備え
ている。この第1の躯体本体8は、間隔を置いて設けら
れた複数本の支柱10と、これら複数本の支柱10を接
続する複数本の横フレーム12,14とを備え、これら
支柱10および横フレーム12,14によって第1の躯
体本体8の建造構造体を構成する。図1においては、第
1の躯体本体8の一端部に配置された2本の支柱10
a,10bを示し、支柱10aには紙面に垂直な方向に
延びる横フレーム12aが固定され、他方の支柱10b
には紙面に垂直な方向に延びる横フレーム12bが固定
され、横フレーム12bの上面に横フレーム14が固定
されている。横フレーム14の一端部は横フレーム12
bに固定され、その他端部は図1において左方向に延
び、図示していない横フレームに固定されている。この
横フレーム14の両端部には、さらに、紙面に垂直な方
向に延びる横フレーム12c,12dが固定されてい
る。横フレーム14は一対の支柱10a,10bの中間
部まで延び、この横フレーム14が存在する部位は、支
柱10aが配置された部位よりも上方に突出している。
【0016】このような第1の躯体本体4には、伸縮継
手装置2の第1のプレート部材22が設けられている。
さらに説明すると、第1の躯体本体4の一対の横フレー
ム12c,12d間には下プレート16が配設され、下
プレート16の両端部が横フレーム12c,12dに固
定されている。下プレート16の一端部は上方に折曲さ
れている。この下プレート16の上方には上プレート1
8が配設されている。上プレート18の一端部は下方に
折曲られており、下プレート16の折曲部と上プレート
18の折曲部とが連結ボルト20によって連結されてい
る。上プレート18の他端部には上方に突出する折曲突
部18aが設けられている。また、上プレート18の表
面に第1のプレート部材22が取付けられており、この
第1のプレート部材22の上面は上記折曲突部18aと
実質上同一面を規定する。第1のプレート部材22は、
第1の躯体本体8のたとえば一階部分の床面の一部を構
成する。
【0017】この第1の躯体本体8には、上記一階部分
の床面を構成するプレート部材24が設けられ、第1の
プレート部材22およびプレート部材24は、実質上平
坦な床面を規定する。第1の躯体本体8にはこのように
して第1のプレート部材22が設けられているので、第
1の躯体本体8と第1のプレート部材22との間には、
図1において左右方向に延びる細長い収容空間26が規
定され、この実施形態では下プレート16と上プレート
18との間に形成されている。
【0018】建造物の如き他方の躯体6は、図1におい
て左側に位置し、この躯体6は、地面7に建造される第
2の躯体本体28を備えている。この第2の躯体本体2
8は、間隔を置いて設けられた複数本の支柱(図示せ
ず)および複数本の可動支柱30と、これら複数本の支
柱および可動支柱30を接続する複数本の横フレーム3
2とを備え、これら支柱、可動支柱30および横フレー
ム32によって第2の躯体本体28の建造構造体を構成
する。図1においては、第2の躯体本体28の右端部に
配置された2本の可動支柱30a,30bを示し、可動
支柱30a,30bの下端部にはキャスタ体34が取付
けられている。キャスタ体34は、水平な回転軸線を有
する車輪を回転自在に支持するブラケットが、車輪の回
転軸線から水平方向にずれた鉛直の軸線まわりに回転可
能にして、可動支柱30a,30bの前記下端部に設け
られる構成を有する。これら可動支柱30a,30bの
間には横フレーム32aが固定されている。横フレーム
32aの一端部には、紙面に垂直な方向に延びる横フレ
ーム32bが固定されている。
【0019】このような第2の躯体本体28には、伸縮
継手装置2の第2のプレート部材40が取付けられてい
る。横フレーム32bにはL字形状の取付ブラケット3
4が複数個(図1において1個示す)取付けられる。取
付ブラケット34には、ボルト36およびナット38に
よって第2のプレート部材40が取付けられている。第
2のプレート部材40はアルミニウム、ステンレス鋼な
どの金属製のプレートから構成され、その表面には塩化
ビニルから形成されたシート42が貼付されている。第
2の躯体本体28には、また、その一階部分の床面を構
成するプレート部材44が設けられており、第2のプレ
ート部材40は、第2の躯体本体28の上記プレート部
材44の端部から第1の躯体本体8の第1のプレート部
材22に向けて延びている。
【0020】このように構成されているので、図1に示
すとおり、通常、第2プレート部材40の先端部は第1
の躯体本体8の上プレート18の折曲突部18aに支持
され、第2のプレート部材40は、第1の躯体本体8の
第1のプレート部材22と第2の躯体本体28のプレー
ト部材44との間隙を覆い、使用者はこの第2のプレー
ト部材40の上面(床面)を通って一対の躯体4,6間
を移動することができる。この伸縮継手装置2では、第
2のプレート部材40の先端部が上プレート18の折曲
突部18aに支持されているので、一対の躯体4,6が
相対的に近接する方向に移動したとき、後述するとお
り、第2プレート部材40は第1のプレート部材22の
表面上を相対的に移動することができ、これによって第
2のプレート部材40の変形、損傷を防止することがで
きる。
【0021】この伸縮継手装置2は、さらに、一対の躯
体4,6間に介在されるパンタグラフ構造体46を備え
ている。図示のパンタグラフ構造体46は、図2および
図3に示すとおり、相互に角変位して旋回自在に連結さ
れた4本のリンクである連結フレーム48,50,5
2,54から構成されている。連結フレーム48〜54
は、断面コ字状の金属製フレームである溝形鋼などから
構成され、一対の隣接する連結フレーム48,50の一
端部は連結ピン56を介して相互に旋回自在に連結さ
れ、この連結ピン56はさらに取付フレーム58に旋回
自在に連結されている。また、一対の隣接する連結フレ
ーム52,54の一端部は連結ピン60を介して旋回自
在に連結され、この連結ピン60はさらに取付フレーム
62に旋回自在に連結されている。さらに、一対の連結
フレーム48,50の他端部と一対の連結フレーム5
2,54の他端部は、それぞれ、連結ピン64,66を
介して旋回自在に連結されている。
【0022】連結フレーム50〜54の相対的旋回をス
ムーズにするために、これらの間にワッシャ55(図1
および図2参照)が介在されている。図1に示すとお
り、一方の取付フレーム58は第2の躯体本体28の横
フレーム32bに取付けられ、他方の取付フレーム62
は第1の躯体本体8の横フレーム12cに固定されてい
る。このようなパンタグラフ構造体46は、一対の躯体
4,6間に、図1の紙面に垂直方向に間隙をあけて、2
組以上設けるのが好ましく、複数個設けることによって
連結ピン56,60を中心とする旋回動を効果的に防止
することができる。このように構成されているので、パ
ンタグラフ構造体46は圧縮力が作用すると収縮し、引
張力が作用すると伸長し、一対の躯体4,6の相対的変
位に応じて伸縮する。パンタグラフ構造体46に、たと
えば収縮(または伸長)方向に弾性的に付勢するばね部
材を隣接する連結フレーム48〜54間に設けることが
できる。
【0023】この実施の形態では、一対の連結フレーム
50,52の間に中間フレーム68が配設されている。
中間フレーム68の一端部は連結ピン70を介して連結
フレーム48の長手方向中央部に旋回自在に連結され、
またその他端部は連結ピン72を介して、連結フレーム
48に対向する連結フレーム54の長手方向中央部に旋
回自在に連結されている。中間フレーム68の長手方向
中央部には、さらに、支持柱74が装着されている。支
持柱74は、中間フレーム68を貫通して図1において
上下方向に延びており、その一端部(下端部)が第1の
躯体本体8の一部表面に作用し、その他端部(上端部)
が第2の躯体本体28に取付けられた第2のプレート部
材40に作用し、これによって第2のプレート40を支
持する。
【0024】連結フレーム48,54は相互に平行であ
る。連結フレーム50,52および中間フレーム68は
相互に平行である。連結ピン56,60,64,66お
よび連結ピン70,72の軸線は、平行四辺形の頂点位
置にあり、これらのすべての連結ピン56,60,6
4,66,70,72は、第1および第2のプレート部
材22,40に垂直であり、支持柱74に平行である。
支持柱74は、第1および第2のプレート部材22,4
0に垂直である。連結フレーム48,50,52,54
および中間フレーム68は、前述のようにたとえば溝形
鋼であり、それらのウエブの両側のフランジを、連結ピ
ン56,60,64,66,70,72が挿通して連結
される。
【0025】この支持柱74は、中間フレーム68に代
えて、連結フレーム50〜54のいずれかに取付けるこ
とができる。このように構成した場合に中間フレーム6
8を省略することができる。
【0026】この図示の実施の形態では、第1の躯体本
体8の横フレーム12aと横フレーム14との間には下
支持プレート78が設けられている。支持柱74の一端
部は、この下支持フレーム78に支持され、パンタグラ
フ構造体46が収縮したときにも支持柱74を確実に支
持するように、下支持プレート78の一端部は横フレー
ム12aを越えて第2の躯体本体28に向けて突出して
いる。この支持柱74の両端部にはボール体80,82
が回転自在に装着されている。したがって、支持柱74
の一端部はボール体80を介して下支持プレート78に
支持され、その他端部はボール体82を介して第2のプ
レート部材40を支持する。パンタグラフ構造体46が
伸縮した際にはボール体80,82の作用によって支持
柱74は下支持プレート78および第2のプレート部材
40に対してスムーズに移動する。
【0027】第1の躯体本体8と第1のプレート部材2
2との間の収容空間26には、補助プレート84が収
納、引出し自在に配設されている。補助プレート84は
アルミニウム、ステンレス鋼などの金属製のプレートか
ら構成され、収容空間26から突出する一端部が支持柱
74に連結されている。
【0028】再び図2を参照して、支持柱74の上端部
には取付スリーブ86が回転自在に挿通され、この取付
スリーブ86に設けられた取付突部88に固定用ボルト
90およびナット92によって補助プレート84の一端
部が連結されている。また、補助プレート84の他端部
には、支持ボールユニット94が取付けられている。支
持ボールユニット94は補助プレート84の下面に装着
されたユニットハウジング96を有し、このユニットハ
ウジング96に支持ボール体98が回転自在に装着され
ている。
【0029】このように構成されているので、補助プレ
ート84の他端部は支持ボールユニット94を介して第
1の躯体本体8の下プレート16に支持され、支持ボー
ル体98が回転することによって補助プレート84は下
プレート16上をスムーズに移動することができる。補
助プレート84の上面には合成樹脂(たとえばテフロン
(商品名)などのフッ素樹脂)製シート100が貼付さ
れており、したがって上プレート18に接触した場合に
も上プレート18に対する補助プレート84の相対的移
動がスムーズとなる。
【0030】支持柱74は、パンタグラフ構造体46の
中心部に設けられていれば、パンタグラフ構造体46の
図1〜図3の左右方向である伸縮方向の伸縮量の1/2
の変位量を移動する。支持柱74の位置を、中間フレー
ム68の他の任意の位置にすることによってまた支持柱
74が設けられた中間フレーム68の位置を任意に定め
ることによって、パンタグラフ構造体の伸縮量に対応し
た支持柱74の変位量を、変更することができる。
【0031】この実施の形態では、さらに、下プレート
16の他端部にも支持ボールユニット102が設けられ
ている。支持ボールユニット102は、補助プレート8
4に装着された支持ボールユニット94と実質上同一の
構成であり、ユニットハウジング104が下プレート1
6に固定され、ユニットハウジング104に回転自在に
装着された支持ボール体106が補助プレート84の中
間部を支持している。このように支持ボールユニット1
02を設けることによって、この補助プレート84を一
層確実に支持することができる。なお、支持ボールユニ
ット94,102は、補助プレート84の大きさ等に応
じて適宜の間隔を置いて複数個設けることができる。
【0032】上述した伸縮継手装置2は、通常、図1に
示す状態に保持される。このような状態においては、第
2のプレート部材40の先端部が第1の躯体本体8の上
プレート18の折曲突部18aに支持され、支持柱74
の一端部は下支持プレート78の図1において左右方向
略中央部に位置する。その他端部は第2プレート部材4
0の図1において左右方向略中央部を支持する。また補
助プレート84の他端部側が第1の躯体本体8の収容空
間26に収容されている。
【0033】このような状態から一対の躯体4,6が相
互に近接する方向に相対的に移動すると、伸縮継手装置
2は、図4に示す状態となる。すなわち、一対の躯体
4,6が近接する方向に変位すると、パンタグラフ構造
体46が収縮する。したがって支持柱74が第1および
第2の躯体本体8,28に対して相対的に近接する方向
に移動し、支持柱74の相対的移動によって補助プレー
ト84の大部分は収容空間26に収容される。また、第
2の躯体本体28が第1の躯体本体8に近づくことによ
って、第2のプレート部材40の先端部は第1のプレー
ト部材22の表面まで移動し、この先端部は第1のプレ
ート部材22によって支持される。したがって、第2の
プレート部材40および補助プレート84は衝突するこ
となく、所要のとおりに移動し、これらの破損が防止さ
れる。このとき、支持柱74は第1および第2の躯体本
体8,28の間に位置して第2のプレート部材40の基
部を支持する。したがって、第2のプレート部材40
は、第1のプレート部材22、支持柱74および取付ブ
ラケット34によって確実に支持される。
【0034】図1に示す状態から一対の躯体が相互に離
隔する方向に相対的に移動すると、伸縮継手装置2は、
図5に示す状態に保持される。すなわち、一対の躯体
4,6が近接する方向に離隔すると、パンタグラフ構造
体46が伸長する。したがって支持柱74が第1および
第2の躯体本体8,28に対して相対的に離隔する方向
に移動し、支持柱74の相対的移動によって補助プレー
ト84は収容空間26から引出され、その他端部に装着
された支持ボールユニット94が下プレート16に装着
された支持ボールユニット102に近接する位置まで移
動される。また、第2の躯体本体28が第1の躯体本体
8から離れることによって、第2のプレート部材40の
先端部は第1のプレート部材22から離れ、これによっ
て生成される間隙、換言すると第2のプレート部材40
と第1のプレート部材22との間の間隙は、収容空間2
6から引出された補助プレート84によって覆われる。
したがって、一対の躯体4,6が離反する方向に変位し
た場合、第1の躯体本体8の床面として作用するプレー
ト部材25と第2の躯体本体28の床面として作用する
プレート部材44とは、第1のプレート部材22、補助
プレート84および第2のプレート部材40を介して両
者を結ぶ通路が形成され、通行人の安全性が確保され
る。このとき、支持柱74は第2のプレート部材40の
先端部に位置するので、この第2のプレート部材40は
支持柱74および取付ブラケット134によって支持さ
れ、充分な支持強度を確保することができる。また、補
助プレート84の一端部は支持柱74によって支持さ
れ、その他端部は支持ボールユニット94,102によ
って支持されるので、この補助プレート84についても
充分な支持強度を確保することができる。
【0035】このような伸縮継手装置2は、たとえば、
図6に示すとおりの一対の躯体間の間隙に設けることが
できる。図6に示す例では、一方の躯体4と他方の躯体
6との間にクランク状の間隙202が形成されており、
このクランク状の空間202を覆うように上述した伸縮
継手装置2が設けられる。この図6の適用例では、伸縮
継手装置2のパンタグラフ構造体46は3組配設され、
図6において上下方向に延びる間隙部202aには、パ
ンタグラフ構造体46は図6において左右方向に伸縮自
在に設けられ、また図6において左右方向に延びる間隙
部202b,202cには、パンタグラフ構造体46は
図6において上下方向に伸縮自在に設けられる。パンタ
グラフ構造体は、補助プレート84が一体として動くよ
うに、同一方向、最小2組が必要で、図6の場合、この
条件を満たす。
【0036】第2のプレート部材40(図6では、図示
省略)は、一対の躯体4,6間の間隙202を覆うよう
にクランク状に形成され、また、補助プレート84は、
一方の躯体4に設けられる収容空間26に収容されると
ともに、この間隙202の一部を覆うことができるよう
にクランク状に形成される。補助プレート84には、支
持ボールユニット94がたとえば図6に一点鎖線で示す
とおりに取付けられ、また下プレート16(図6では図
示省略)には、実線で示すとおりに支持ボールユニット
102が取付けられる。
【0037】上述した構成の伸縮継手装置2をたとえば
図6に示すとおりに設けることによって、一対の躯体
4,6間の間隙202がクランク状であっても、このク
ランク状の間隙202を所要のとおりに覆うことができ
る。また一対の躯体4,6が図6において左右方向に、
また図6において上下方向に相対的に近接または離隔す
る方向に移動してもこの相対的移動を所要とおりに吸収
することができる。一対の躯体4,6が図6において左
右方向に相対的に移動する場合、図6の上下方向中央の
パンタグラフ組立体46は伸縮するが、図6にて上下方
向両側のパンタグラフ構造体46は実質上伸縮すること
なく、取付フレーム58,62(図3参照)が相対的に
移動するようになる。
【0038】以上、本発明に従う伸縮継手装置の実施の
一形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱するこ
となく種々の変形、修正が可能である。
【0039】たとえば、図示の実施の形態では、補助プ
レート84および下プレート16に支持ボールユニット
94,102を設けているが、補助プレート84を支持
しながらスムーズに移動させることができる場合、これ
ら支持ボールユニット94,102のいずれか一方また
は双方を省略することができる。また、支持柱74に設
けたボール体80,82についても、スムーズな移動が
可能な場合、これらのいずれか一方または双方を省略す
ることができる。
【0040】図7は、本発明の実施の他の形態の伸縮継
手装置112の縦断面図である。この実施の形態は、前
述の図1〜図6に関連して述べた実施の形態に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。前述の実施の形
態における伸縮継手装置2では、パンタグラフ構造体4
6は、ほぼ水平面内で伸縮運動を行うように構成された
けれども、図7の実施の形態における伸縮継手装置11
2では、パンタグラフ構造体113は、ほぼ鉛直面内で
伸縮運動する。パンタグラフ構造体113は、複数(た
とえばこの実施の形態では5)の等長平行リンクである
連結フレーム114と、それらの両端の平行リンクであ
る連結フレーム115,116と、さらに前記複数の平
行リンクである連結フレーム117とそれらの両端の連
結フレーム118,119とを有し、第1および第2の
プレート部材22,40に平行な水平軸線を有する連結
ピン121,122,123によってピン結合され、平
行四辺形を構成する。
【0041】図8は図7のパンタグラフ構造体113の
一部を拡大して示す正面図であり、図9はパンタグラフ
構造体113の一部を示す平面図である。パンタグラフ
構造体113に含まれる連結フレーム114,117の
うち、パンタグラフ構造体113の伸縮方向(図7およ
び図8の左右方向)の中央位置にある連結フレーム11
4a,117aは、連結ピン123aによって連結さ
れ、この連結ピン123aによって保持体125は、支
持柱74をパンタグラフ構造体113に連結する。連結
フレーム114,117および連結ピン123を個別的
に添字a,bなどを付して示し、総括的に添字aを省略
して示す。
【0042】支持柱74が、連結ピン123に垂直に保
たれるように、したがって第1および第2のプレート部
材22,40に垂直な姿勢が保たれるようにするため
に、保持体125のほかに、連結ピン123bにもう1
つの保持体126が連結されるとともに、ピン129に
よってピン結合された細長い板状のリンク127,12
8が、保持体125,126に連結される。
【0043】図10は、保持体125付近の構成を示す
縦断面図である。保持体125は、基本的に、取付片1
30と、上下一対の保持片131,132とが、ほぼU
字状に組合わされて構成され、これらの取付片130と
保持片131,132の側部は、補強片135,136
に固定される。保持片131,132には、ナット13
7,138が固定され、支持柱74の雄ねじ部133
は、これらの保持片131,132を貫通し、ナット1
37,138によって固定される。取付片130には連
結ピン123aが角変位可能に挿通する。保持片13
1,132にはまた、ピン139が取付けられる。この
ピン139によって、リンク127が角変位可能に設け
られる。保持片131,132およびリンク127間に
は、ピン139が挿通する筒状スペーサ140が介在さ
れる。支持柱74の軸線と連結ピン123aの軸線とピ
ン139の軸線とは、図9の紙面である一平面内にあ
り、支持柱74の軸線と連結ピン123aの軸線とは垂
直であり、支持柱74の軸線とピン139の軸線とは、
平行である。もう1つの保持体126もまた、保持体1
25に類似する構成を有し、対応する部分には同一の参
照符に添字aを付して示す。
【0044】図11は、連結フレーム115,118が
連結ピン123cによって連結された構成を示す平面図
である。連結ピン123cはブラケット141によって
第1の躯体本体8に取付けられる。また同様にして連結
フレーム116,119は、連結ピン123bによって
ブラケット142を介して第2の躯体本体28に取付け
られる。支持柱74の上端部に設けられたボール体82
は、第2のプレート部材40の下面を支持する。
【0045】補助プレート84は、前述の実施の形態と
同様にして、下プレート16に接触する支持ボールユニ
ット143によって支持され、また第2の躯体本体48
の下プレート16に取付けられた支持ボールユニット1
44によって補助プレート84の下面が支持される。
【0046】図12は、ボール体82とその付近の拡大
断面図である。ボール体82は、ほぼ半球状の受け凹所
145を有するユニットハウジング146に、ボール体
82よりも小径の多数の受けボール体147を介して受
けられて支持される。こうしてボール体82の回転が円
滑に行われ、第2のプレート部材40の下面との接触が
スムーズとなる。このボール体82との構成は、前述の
ボール体80および支持ボールユニット94,102に
関しても同様である。
【0047】図13は、支持ボールユニット143の拡
大した側面図であり、図14はその支持ボールユニット
143の底面図である。支持ボールユニット143は、
前述の図12に示されるボール体82に関連する構成に
類似し、複数のボール体82aが、環状に配置される。
これらのボール体82aを受けるユニットハウジング1
46aは、ベース部材148に固定され、スラスト軸受
149を介して前述のように補助プレート84の他端部
に設けられる。ボール体82aは、受けボール体147
aによって受けられる構成は、前述の構成と同様であ
る。支持ボールユニット144は、上述の支持ボールユ
ニット143と同様な構成を有し、上下逆に配置して用
いられる。
【0048】また、図示の実施形態では、伸縮継手装置
2を隣接する躯体4,6の床面間を接続する例に適用し
て説明したが、隣接する躯体2,4の壁面間等の間隙を
覆うものとして用いることもできる。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の伸縮継手装置に
よれば、第1の躯体本体には第1のプレート部材が設け
られ、第1の躯体本体に隣接する第2の躯体本体には第
2のプレート部材が設けられ、この第2のプレート部材
は第1のプレート部材の表面上を移動可能になってい
る。また、第1の躯体本体と第2の躯体本体との間には
パンタグラフ構造体が介在され、このパンタグラフ構造
体には、第2のプレート部材を支持するための支持柱が
設けられている。また、第1の躯体本体と第1のプレー
ト部材との間には収容空間が規定され、この収容空間に
補助プレートが配設され、この補助プレートが支持柱に
連結されている。
【0050】したがって一対の躯体が近接する方向に相
対的に移動すると、パンタグラフ構造体が収縮し、これ
によって支持柱が移動するとともに補助プレートが上記
収納空間に収納される方向に移動し、第2プレート部材
の基部は支持柱によって支持されるとともに、この第2
のプレート部材の先端部は第1のプレート部材に支持さ
れる。また、一対の躯体が離隔する方向に相対的に移動
すると、パンタグラフ構造体が伸長し、これによって支
持柱が移動するとともに補助プレートが上記収容空間か
ら引出される方向に移動し、第2のプレート部材の先端
部は支持柱によって支持されるとともに、補助プレート
は第1のプレート部材と第2のプレート部材との間の間
隙を覆う。
【0051】したがって一対の躯体の相対的移動がパン
タグラフ構造体の伸縮とこれに伴う補助プレートの収
納、引出し移動によって吸収される。また、このような
パンタグラフ構造体の伸縮運動によって支持柱が移動す
るので、第2のプレート部材の支持状態が維持され、第
2のプレート部材を確実に支持することができ、さらに
支持柱の移動に伴う補助プレートの移動によって、第1
のプレート部材と第2のプレート部材の間に生成される
間隙もこれによって覆うことができる。
【0052】また本発明の請求項2記載の伸縮継手装置
によれば、パンタグラフ構造体のピンは、第1および第
2のプレート部材に平行であり、したがってそのパンタ
グラフ構造体の強度を向上することができ、パンタグラ
フ構造体によって第2のプレート部材に作用する重量を
支持することができ、第1の躯体本体で第2のプレート
部材に作用する重量を支持する必要がなくなり、しかも
前述の発明と同様な効果を達成することができる。
【0053】また本発明の請求項3記載の伸縮継手装置
によれば、補助プレートの端部には支持ボール体が、ま
た支持柱の両端部にはボール体が設けられているので、
パンタグラフ構造体の伸縮に伴う補助プレートおよび支
持柱の移動をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う伸縮継手装置の実施の一形態を示
す断面図である。
【図2】図1の伸縮継手装置におけるパンタグラフ構造
体およびそれに関連する構成の一部を示す正面図であ
る。
【図3】図2のパンタグラフ構造体を示す斜視図であ
る。
【図4】一対の躯体が相互に近接する方向に移動したと
きの伸縮継手装置の状態を示す断面図である。
【図5】一対の躯体が相互に離隔する方向に移動したと
きの伸縮継手装置の状態を示す断面図である。
【図6】図1に示す伸縮継手装置の適用例を簡略的に示
す平面簡略図である。
【図7】本発明の実施の他の形態の伸縮継手装置112
の縦断面図である。
【図8】図7のパンタグラフ構造体113の一部を拡大
して示す正面図である。
【図9】パンタグラフ構造体113の一部を示す平面図
である。
【図10】保持体125付近の構成を示す縦断面図であ
る。
【図11】連結フレーム115,118が連結ピン12
3cによって連結された構成を示す平面図である。
【図12】ボール体82とその付近の拡大断面図であ
る。
【図13】支持ボールユニット143の拡大した側面図
である。
【図14】支持ボールユニット143の底面図である。
【符号の説明】
2,112 伸縮継手装置 4,6 躯体 8 第1の躯体本体 22 第1のプレート部材 26 収容空間 28 第2の躯体本体 40 第2のプレート部材 46,113 パンタグラフ構造体 74 支持柱 80,82 ボール体 84 補助プレート 98 支持ボール体
フロントページの続き (72)発明者 風間 利久 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 寳澤 英二 神奈川県三浦郡葉山町下山口520−27 (72)発明者 新崎 盛剛 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 株式会社日本アルミ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する一対の躯体間に相互に近接およ
    び離反する方向に伸縮自在に装着される伸縮継手装置に
    おいて、 前記一対の躯体のうち、一方の躯体の第1の躯体本体に
    は、この第1の躯体本体の表面に沿って前記一対の躯体
    のうち、他方の躯体に向けて延びる第1のプレート部材
    が設けられ、前記第1の躯体本体と前記第1のプレート
    部材との間には収容空間が形成されており、 前記他方の躯体の第2の躯体本体には、この第2の躯体
    本体の表面に沿って前記一方の躯体に向けて延びる第2
    のプレート部材が設けられ、前記第2のプレート部材は
    前記第1のプレート部材の表面上を移動自在に装着され
    ており、 前記第1の躯体本体と前記第2の躯体本体との間には、
    複数のリンクが複数のピンによって相互に角変位可能に
    連結されて伸縮自在であるパンタグラフ構造体が介在さ
    れ、各ピンは、第1および第2のプレート部材に垂直で
    あり、前記パンタグラフ構造体の一端部が前記第1の躯
    体本体に連結され、その他端部が前記第2の躯体本体に
    連結されており、 前記パンタグラフ構造体には、前記第2のプレート部材
    を支持するための支持柱がピンに平行に装着され、前記
    支持柱は第1の躯体本体と第2のプレート部材との間に
    摺動自在に介在され、 前記支持柱には補助プレートが前記収容空間から出没自
    在に連結されていることを特徴とする伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】 隣接する一対の躯体間に相互に近接およ
    び離反する方向に伸縮自在に装着される伸縮継手装置に
    おいて、 前記一対の躯体のうち、一方の躯体の第1の躯体本体に
    は、この第1の躯体本体の表面に沿って前記一対の躯体
    のうち、他方の躯体に向けて延びる第1のプレート部材
    が設けられ、前記第1の躯体本体と前記第1のプレート
    部材との間には収容空間が形成されており、 前記他方の躯体の第2の躯体本体には、この第2の躯体
    本体の表面に沿って前記一方の躯体に向けて延びる第2
    のプレート部材が設けられ、前記第2のプレート部材は
    前記第1のプレート部材の表面上を移動自在に装着され
    ており、 前記第1の躯体本体と前記第2の躯体本体との間には、
    複数のリンクが複数のピンによって相互に角変位可能に
    連結されて伸縮自在であるパンタグラフ構造体が介在さ
    れ、各ピンは、第1および第2のプレート部材に平行で
    あり、前記パンタグラフ構造体の一端部が前記第1の躯
    体本体に連結され、その他端部が前記第2の躯体本体に
    連結されており、 前記パンタグラフ構造体には、前記第2のプレート部材
    を支持するための支持柱がピンに垂直にかつパンタグラ
    フの伸縮方向に垂直にリンクに保持されて装着され、前
    記支持柱は第2のプレート部材のパンタグラフ構造体側
    の表面を摺動自在に支持し、 前記支持柱には補助プレートが前記収容空間から出没自
    在に連結されていることを特徴とする伸縮継手装置。
  3. 【請求項3】 前記補助プレートの端部には、前記第1
    の躯体本体に対する相対的移動をスムーズにするための
    支持ボール体が装着され、また前記支持柱の端部には、
    第2のプレート部材に対する相対的移動をスムーズにす
    るためのボール体が装着されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の伸縮継手装置。
JP16100498A 1998-06-09 1998-06-09 伸縮継手装置 Expired - Fee Related JP3929173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16100498A JP3929173B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 伸縮継手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16100498A JP3929173B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 伸縮継手装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11350612A true JPH11350612A (ja) 1999-12-21
JP3929173B2 JP3929173B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=15726757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16100498A Expired - Fee Related JP3929173B2 (ja) 1998-06-09 1998-06-09 伸縮継手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3929173B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005298153A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 免震建物用エレベータの可動乗場装置
JP2014029074A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Dooei Gaiso Kk 目地装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005298153A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 免震建物用エレベータの可動乗場装置
JP4481068B2 (ja) * 2004-04-13 2010-06-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 免震建物用エレベータの可動乗場装置
JP2014029074A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Dooei Gaiso Kk 目地装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3929173B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11083304B2 (en) Electric bed
US20170029060A1 (en) Tricycle kick scooter
JPH11350612A (ja) 伸縮継手装置
JP6788303B2 (ja) モーションベース
JPH0434188A (ja) 三次元免震システム
JP3408204B2 (ja) 天井等のカバー装置
JP2001329624A (ja) 床用目地装置
JP3384445B2 (ja) 折り畳み式テントの骨組構造体
JP5347592B2 (ja) 建物の階段
JP4334513B2 (ja) 床用目地装置
JP4004862B2 (ja) 吊り下げ式の伸縮門扉
JP7064258B1 (ja) 伸縮手摺
JP5250157B1 (ja) 蛇腹式テント構造体
JP2002047740A (ja) 床用目地装置
JP4021866B2 (ja) 床用目地装置
JPS6260232B2 (ja)
CN209774696U (zh) 踝关节结构及机器人
JP2001342687A (ja) カバー壁
JP4890426B2 (ja) 渡り通路
JPH09273212A (ja) 手摺壁用目地装置
JPH0618967Y2 (ja) フリーアクセスフロアの支柱
JP3125054U (ja) 強化構造を具えた折畳み自転車
JP3382567B2 (ja) 天井用目地装置
JP2019082016A (ja) パーティション
JPH1030278A (ja) 伸縮継手装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees