JPH11350303A - 織機における製織パターン確認装置 - Google Patents

織機における製織パターン確認装置

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JPH11350303A
JPH11350303A JP15319098A JP15319098A JPH11350303A JP H11350303 A JPH11350303 A JP H11350303A JP 15319098 A JP15319098 A JP 15319098A JP 15319098 A JP15319098 A JP 15319098A JP H11350303 A JPH11350303 A JP H11350303A
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JP
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weaving
loom
display
pattern information
weaving pattern
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JP15319098A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Abe
暢泰 安部
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】織布上に表れる製織パターン異常の発生の原因
の特定を容易に行えるようにする。 【解決手段】開口制御装置C1は開口パターン情報以外
の製織パターン情報を織機1回転毎に織機制御コンピュ
ータCoに送る。開口制御装置C1、テリーモーション
制御装置C2、緯入れ噴射制御装置C3及び巻き取り制
御装置C4は、織機制御コンピュータCoに送られた製
織パターン情報に基づいて各制御対象を制御する。織機
制御コンピュータCoは、前記製織パターン情報のうち
の最新の所定の織機回転回数分の製織パターン情報を表
示対象として記憶する。織機制御コンピュータCoは、
表示指令スイッチ54のON操作に伴うON信号の入力
に応答して前記記憶している製織パターン情報を表示装
置53に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機における製織
パターン確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複雑な経糸の開口パターンを制御するジ
ャカード開口制御装置、ドビー開口制御装置に開口パタ
ーン情報以外の製織パターン情報を入力しておくジャカ
ード織機あるいはドビー織機がある。経糸を開閉口させ
るための動作以外の製織動作を行なう製織機能手段を制
御するために用いられる前記製織パターン情報は、ジャ
カード開口制御装置、ドビー開口制御装置から前記製織
機能手段を制御する製織機能制御手段へ送られる。
【0003】特開平9−3749号公報の装置では、タ
オル用の柄パターンを入力設定した柄出し制御装置が織
機制御装置に接続されている。柄出し制御装置は緯入れ
1サイクル中の所定の機台回転角度毎に織機制御装置に
柄パターンを送る。織機制御装置は柄出し制御装置から
得られる柄パターンに基づいてタオル製織機構の作動を
制御する。柄パターンは開口パターン情報以外の製織パ
ターン情報の一種であり、ジャカード織機、ドビー織機
ではジャカード開口制御装置、ドビー開口制御装置に柄
出し制御装置を組み込んだ織機がある。タオル製織機構
は開閉口以外の製織動作を行なう製織機能手段の一種で
あり、織機制御装置は前記製織機能手段を制御する製織
機能制御手段となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ジャカード開口制御装
置、ドビー開口制御装置といった開口制御手段側から製
織機能制御手段側へ送られた製織パターン情報に間違い
があった場合、この間違いは織布上に表れる。例えば、
パイル長さに関する情報に間違いがあった場合にはパイ
ル長が所望の長さになっていないといった異常が生じ
る。しかし、製織機能制御手段側へ送られた製織パター
ン情報が実際にどのような情報であったかを把握する手
段は特開平9−3749号公報の装置にはない。そのた
め、柄出し制御装置に入力された情報自体に間違いがあ
るのか、あるいは情報伝達経路上に異常原因があるのか
といった前記異常の発生の原因を特定することが困難で
ある。
【0005】本発明は、前記のような織布上における製
織パターン異常の発生の原因の特定を容易に行えるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、経
糸に関する開口パターン情報に基づいて経糸の開口を制
御する開口制御手段及び経糸を開閉口させる動作以外の
製織動作を行なう製織機能手段を制御する製織機能制御
手段を備え、前記製織機能手段を制御するための製織パ
ターン情報を前記開口制御手段から前記製織機能制御手
段へ送るようにした織機を対象とし、請求項1の発明で
は、前記開口制御手段から前記製織機能制御手段へ送ら
れた製織パターン情報を表示する表示手段を備えた製織
パターン確認装置を構成した。
【0007】表示手段に表示された製織パターン情報
は、開口制御手段から製織機能制御手段へ送られたもの
である。開口制御手段から製織機能制御手段へ実際に送
られた製織パターン情報は、織布上に表れた異常の原因
把握の手掛かりとなる。織布上に異常が表れたときの製
織パターン情報を表示手段によって表示できる構成は、
織布上に表れた異常の発生の原因の特定を容易にする。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
表示画面と、前記表示画面に製織パターン情報を表示さ
せる表示制御手段とを備えた前記表示手段を構成し、前
記表示制御手段は、前記製織機能制御手段へ送られた最
新の所定の織機回転回数の製織パターン情報を表示対象
として記憶するようにした。
【0009】織布上に異常が表れたことによる製織停止
時には、製織機能制御手段へ送られた最新の所定の織機
回転回数の製織パターン情報が表示制御手段に表示対象
として記憶されている。表示制御手段に記憶されている
製織パターン情報は、織布上に表れた異常の発生の原因
の特定を容易にする。
【0010】請求項3の発明では、請求項2において、
表示指令操作手段を備えた製織パターン確認装置を構成
し、前記表示制御手段は前記表示指令操作手段の操作に
基づいて前記製織機能制御手段へ送られた最新の所定の
織機回転回数の製織パターン情報を前記表示画面に表示
させるようにした。
【0011】織布上に異常が表れたことによる製織停止
時には、製織機能制御手段へ送られた最新の所定の織機
回転回数の製織パターン情報が表示制御手段に表示対象
として記憶されている。これらの記憶されている製織パ
ターン情報は、表示指令操作手段の操作に基づいて表示
画面に表示される。
【0012】請求項4の発明では、請求項2において、
前記表示制御手段は、前記製織機能制御手段へ送られた
最新の所定の織機回転回数の製織パターン情報を製織停
止毎に前記表示画面に表示させるようにした。
【0013】織布上に異常が表れたことによる製織停止
時には、製織機能制御手段へ送られた最新の所定の織機
回転回数の製織パターン情報が表示制御手段に表示対象
として記憶されている。これらの記憶されている製織パ
ターン情報は、製織停止毎に表示画面に自動表示され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパイル織機に具体
化した第1の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0015】図1は織機全体の側面を示し、11は地織
用ワープビームである。図示しない送り出しモータの作
動により地織用ワープビーム11から送り出される地経
糸Tgはバックローラ12及びテンションローラ13を
経由して綜絖14及び変形筬15を通される。織布Wは
エキスパンションバー16、サーフェスローラ17及び
プレスローラ18、ガイドローラ19を経由してクロス
ローラ20に巻き取られる。変形筬15を駆動する織機
駆動モータMoは織機制御コンピュータCoの制御を受
ける。
【0016】緯糸Y1,Y2,Y3,Y4(図示略)
は、緯入れ用メインノズル35,36,37,38の噴
射によって変形筬15の緯入れ通路151内へ射出され
る。緯入れ用メインノズル35,36,37,38は、
電磁開閉弁39,40,41,42を介して図示しない
圧力エア供給源に接続されている。電磁開閉弁39,4
0,41,42は緯入れ噴射制御装置C3の励消磁制御
を受ける。電磁開閉弁39,40,41,42のうちの
いずれか1つが織機1回転毎に所定の織機回転角度範囲
で選択励磁され、緯入れ用メインノズル35,36,3
7,38のうちのいずれか1つが織機1回転毎に選択噴
射される。
【0017】プレスローラ18と協働して織布Wを引き
取るサーフェスローラ17は巻き取りモータ43によっ
て駆動される。巻き取りモータ43は巻き取り制御装置
C4の制御を受ける。
【0018】地織用ワープビーム11の上方にはパイル
用ワープビーム21が支持されている。図示しない送り
出しモータの作動によりパイル用ワープビーム21から
送り出されるパイル用経糸Tpはテンションローラ22
を経由して綜絖14及び変形筬15に通される。
【0019】織機の前後中央部には中間レバー23が支
軸231を中心に回動可能に配設されている。織機の後
部には支持レバー24が支軸241を中心に回動可能に
配設されており、支持レバー24にはテンションローラ
22が支持されている。支持レバー24と中間レバー2
3とはロッド25により連結されている。織機の前部に
は支持レバー26が支軸261を中心に回動可能に配設
されており、支持レバー26にはエキスパンションバー
16が支持されている。支持レバー26と中間レバー2
3とはロッド27により連結されている。中間レバー2
3が回動すると支持レバー24,26が同一方向へ回動
し、テンションローラ22及びエキスパンションバー1
6が同一方向へ同量変位する。この変位によりパイル用
経糸Tpの経路及び織布Wの経路が変位し、織布Wの織
前W1が変位する。
【0020】図1に示すように、中間レバー23の上方
には支持箱29が配設されており、支持箱29にはテリ
ーモーションモータ28が取り付けられている。テリー
モーションモータ28の出力軸はボールねじ281にな
っており、支持箱29内にてボールねじ281には被動
ナット30が図示しないボールを介して螺合されてい
る。テリーモーションモータ28はテリーモーション制
御装置C2の制御を受ける。
【0021】支持箱29内には支軸31が回転可能に架
設支持されており、支軸31には方向転換レバー32が
支持されている。方向転換レバー32と被動ナット30
とはリンク33により連結されている。方向転換レバー
32と中間レバー23とはロッド34により連結されて
いる。ボールねじ281の正逆回転に伴う被動ナット3
0の往復変位は、リンク33、方向転換レバー32、ロ
ッド34、中間レバー23、ロッド27及び支持レバー
26からなる変位伝達機構を介してエキスパンションバ
ー16に伝達される。この変位伝達によりエキスパンシ
ョンバー16が支軸261を中心にして揺動変位する。
方向転換レバー32が図1に実線で示す位置にあるとき
には、エキスパンションバー16は図1に実線で示すテ
リー量零位置に配置される。方向転換レバー32が図1
に鎖線で示す位置にあるときには、エキスパンションバ
ー16は図1に鎖線で示すテリー量有り位置に配置され
る。又、被動ナット30の往復変位は中間レバー23、
ロッド25及び支持レバー24を介してテンションロー
ラ22に伝達される。
【0022】織機制御コンピュータCoには開口制御装
置C1、テリーモーション制御装置C2、緯入れ噴射制
御装置C3及び巻き取り制御装置C4が信号接続されて
いる。図3に示すように、開口制御装置C1は、入出力
制御部44と、製織パターン情報を記憶する記憶部4
5,46,47,48,49と、開口パターン情報を記
憶する開口パターン情報記憶部50とからなる。記憶部
45は緯糸選択情報を記憶し、記憶部46は緯糸密度情
報を記憶する。記憶部47はパイル織り情報を記憶し、
記憶部48はパイル長情報を記憶する。記憶部49はN
本緯タオル組織情報を記憶する。N(=3,4,5)は
1単位のパイルを形成する場合に使用される緯糸本数を
表し、N本緯タオル組織はN本の緯糸で1単位のパイル
を形成した織布組織を表す。
【0023】入出力制御部44には入力装置51,52
が信号接続されている。入力装置51は、開口パターン
情報を入力するものである。開口パターン情報記憶部5
0に記憶された開口パターン情報は、図示しない開口装
置(ジャカード開口装置あるはドビー開口装置)の動作
制御に用いられる。入力装置52は、緯糸選択情報、緯
糸密度情報、パイル織り情報、パイル長情報、N本緯タ
オル組織情報という開口パターン情報以外の製織パター
ン情報を入力するものである。緯糸選択情報は、緯糸を
緯入れするための製織機能手段を構成する電磁開閉弁3
9,40,41,42の励消磁制御に用いられる。緯糸
密度情報は、織布Wを引き取るための製織機能手段を構
成する巻き取りモータ43の回転速度制御に用いられ
る。パイル織り情報は、パイル織り、ボーダー織り及び
地織りのいずれかを製織するための製織機能手段を構成
するテリーモーションモータ28の作動制御に用いられ
る。パイル長情報は、パイルの長さを規定するための製
織機能手段を構成するテリーモーションモータ28の作
動制御に用いられる。N本緯タオル組織情報は、緯タオ
ル組織の種類を規定するための製織機能手段を構成する
テリーモーションモータ28の作動制御に用いられる。
【0024】開口制御装置C1は、入出力制御部44を
介して開口パターン情報以外の製織パターン情報を織機
1回転毎に織機制御コンピュータCoに送る。織機1回
転毎に織機制御コンピュータCoへ送られる製織パター
ン情報は、織機1回転分の間の情報である。織機制御コ
ンピュータCoは、開口制御装置C1から送られてくる
製織パターン情報のうちの最新の所定の織機回転回数M
(例えば100回転)分の製織パターン情報を記憶す
る。織機制御コンピュータCoは、開口制御装置C1か
ら得た緯糸選択情報“A”を緯入れ噴射制御装置C3に
送る。緯入れ噴射制御装置C3は、織機制御コンピュー
タCoから送られた緯糸選択情報“A”及び織機回転角
度検出用のロータリエンコーダ55から得られる織機回
転角度情報に基づいて電磁開閉弁39,40,41,4
2の励消磁を制御する。又、織機制御コンピュータCo
は、開口制御装置C1から得た緯糸密度情報“B”を巻
き取り制御装置C4に送る。巻き取り制御装置C4は、
織機制御コンピュータCoから送られた緯糸密度情報
“B”に基づいて巻き取りモータ43の回転速度を制御
する。織機制御コンピュータCoは、パイル織り情報
“C”、パイル長情報“D”、N本緯タオル組織情報
“E”をテリーモーション制御装置C2に送る。テリー
モーション制御装置C2は、織機制御コンピュータCo
から送られたパイル織り情報“C”、パイル長情報
“D”、N本緯タオル組織情報“E”及びロータリエン
コーダ55から得られる織機回転角度情報に基づいてテ
リーモーションモータ28の作動を制御する。
【0025】図2及び図3に示すように、織機制御コン
ピュータCoには表示装置53及び表示指令スイッチ5
4が信号接続されている。織機制御コンピュータCo
は、表示指令スイッチ54のON操作に伴うON信号の
入力に応答して開口パターン情報以外の製織パターン情
報を表示装置53の表示画面531に表示させる。
【0026】図2に示すように、織機制御コンピュータ
Coと開口制御装置C1とは、信号線群A=(a1,a
2),B=(b1,b2,b3),C=(c1,c
2),D=(d1,d2,d3),E=(e1,e2)
及び信号線F,Gによって信号接続されている。信号線
群A=(a1,a2)は緯糸選択情報の送信に用いら
れ、信号線群B=(b1,b2,b3)は緯糸密度情報
の送信に用いられる。信号線群C=(c1,c2)はパ
イル織り情報の送信に用いられ、信号線群D=(d1,
d2,d3)はパイル長情報の送信に用いられる。信号
線群E=(e1,e2)はN本緯タオル組織情報の送信
に用いられる。信号線Fは製織パターン情報要求信号の
送信に用いられ、信号線Gは製織開始信号及び製織停止
信号の送信に用いられる。
【0027】信号線群A,B,C,D,Eの各信号線
は、スイッチングトランジスタ56及びフォトカプラ5
7を含んでおり、スイッチングトランジスタ56がON
するとフォトカプラ57がONする。スイッチングトラ
ンジスタ56のON−OFFは開口制御装置C1によっ
て制御される。信号線F,Gはスイッチングトランジス
タ58及びフォトカプラ59を含んでおり、スイッチン
グトランジスタ58がONするとフォトカプラ59がO
Nする。スイッチングトランジスタ58のON−OFF
は織機制御コンピュータCoによって制御される。フォ
トカプラ57,59は、織機制御コンピュータCo側に
おける使用電圧と開口制御装置C1側における使用電圧
との相違のために用いられる。
【0028】開口制御装置C1は、各記憶部45,4
6,47,48,49に記憶された製織パターン情報を
織機1回転毎に読み出して各信号線群A,B,C,D,
Eのスイッチングトランジスタ56のON−OFFを行
なう。信号線群Aにおける各信号線のスイッチングトラ
ンジスタ56のON−OFF状態の組み合わせは緯糸選
択情報“A”を表す。この組み合わせは4種類の緯糸の
選択を可能にする。例えば、信号線群Aにおける信号線
a1,a2をOFFさせた状態は、緯糸Y1を選択する
という情報を織機制御コンピュータCoに送信した状態
を表す。信号線a1をOFF、信号線a2をONさせた
状態は、緯糸Y2を選択するという情報を織機制御コン
ピュータCoに送信した状態を表す。信号線a1をO
N、信号線a2をOFFさせた状態は、緯糸Y3を選択
するという情報を織機制御コンピュータCoに送信した
状態を表す。信号線a1,a2をONさせた状態は、緯
糸Y4を選択するという情報を織機制御コンピュータC
oに送信した状態を表す。
【0029】信号線群Bにおける各信号線のスイッチン
グトランジスタ56のON−OFF状態の組み合わせは
緯糸密度情報“B”を表す。この組み合わせは8種類の
緯糸密度の選択を可能にする。信号線群Cにおける各信
号線のスイッチングトランジスタ56のON−OFF状
態の組み合わせはパイル織り情報“C”を表す。この組
み合わせは、パイル織り、地織り、ボーダー織り等の4
種類の織り組織の選択を可能にする。信号線群Dにおけ
る各信号線のスイッチングトランジスタ56のON−O
FF状態の組み合わせはパイル長情報“D”を表す。こ
の組み合わせは8種類のパイル長の選択を可能にする。
信号線群Eにおける各信号線のスイッチングトランジス
タ56のON−OFF状態の組み合わせはN本緯タオル
組織情報“E”を表す。この組み合わせはN=3,4,
5のN本緯タオル組織の選択を可能にする。
【0030】織機制御コンピュータCoは図4に示す製
織パターン情報の受信制御プログラム及び表示制御プロ
グラムを遂行し、開口制御装置C1は図5に示す製織パ
ターン情報の送信制御プログラムを遂行する。以下、図
4及び図5のフローチャートに従って製織パターン情報
の送受信制御及び表示制御を説明する。
【0031】織機回転角度θを検出するロータリエンコ
ーダ55が所定の回転角度θoを検出すると、織機制御
コンピュータCoは製織パターン情報要求信号を開口制
御装置C1に出力する。開口制御装置C1は、製織パタ
ーン情報要求信号の入力に応答して製織パターン情報を
織機制御コンピュータCoに送信する。織機制御コンピ
ュータCoは、記憶している織機回転回数M分の製織パ
ターン情報のうちの最旧のものを消去して開口制御装置
C1から送られてきた最新の製織パターン情報を記憶す
る。
【0032】作業者が織布W上に表れた製織パターン異
常に気付いて製織停止スイッチ60をONしたとする。
織機制御コンピュータCoは、製織停止スイッチ60の
ON操作に伴う製織停止指令の入力に応答して製織停止
信号を開口制御装置C1、テリーモーション制御装置C
2、緯入れ噴射制御装置C3、巻き取り制御装置C4に
出力すると共に、織機駆動モータMoを停止させる。開
口制御装置C1は製織停止信号の入力に応答して開口パ
ターン情報に基づく開口制御を停止する。テリーモーシ
ョン制御装置C2は製織停止信号に入力に応答してテリ
ーモーション制御を停止する。緯入れ噴射制御装置C3
は製織停止信号の入力に応答して緯入れ制御を停止し、
巻き取り制御装置C4は製織停止信号の入力に応答して
巻き取りモータ43を停止させる。
【0033】製織停止後、表示指令スイッチ54をON
操作すると、織機制御コンピュータCoは表示指令スイ
ッチ54のON操作に伴う表示指令の入力に応答して記
憶している製織パターン情報の表示を表示装置53に指
令する。表示装置53はこの表示指令に基づいて製織パ
ターン情報を表示画面531に表示する。
【0034】その後、起動スイッチ61をON操作する
と、織機制御コンピュータCoは、表示装置53に表示
消去を指令すると共に、製織開始信号を開口制御装置C
1、テリーモーション制御装置C2、緯入れ噴射制御装
置C3、巻き取り制御装置C4に出力し、織機駆動モー
タMoを作動させる。表示装置53は表示消去指令に基
づいて表示画面531上の表示内容を消去する。開口制
御装置C1は製織開始信号の入力に応答して開口パター
ン情報に基づく開口制御を開始する。テリーモーション
制御装置C2は製織開始信号の入力に応答してテリーモ
ーション制御を開始する。緯入れ噴射制御装置C3は製
織開始信号の入力に応答して緯入れ制御を開始し、巻き
取り制御装置C4は製織開始信号の入力に応答して巻き
取りモータ43の制御を開始する。
【0035】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)信号線群A=(a1,a2)における配線ミ
ス、スイッチングトランジスタ56の故障、フォトカプ
ラ57の故障、あるいは製織パターン情報の入力ミス
は、織布W上の製織パターン異常として表れる。例え
ば、織機制御コンピュータCo側における信号線a1,
a2の接続が互いに入れ違っている場合には、本来の緯
糸選択情報が緯糸Y2の選択になっているとすると緯糸
Y3が選択されてしまい、本来の緯糸選択情報が緯糸Y
3の選択になっているとすると緯糸Y2が選択されてし
まう。信号線a1におけるスイッチングトランジスタ5
6が故障してON状態にならない場合には、緯糸Y3,
Y4を選択することができない。製織パターン情報の入
力ミスが生じている場合には、入力ミス状態の緯糸選択
情報に従った緯糸選択が行われてしまう。
【0036】表示制御手段となる織機制御コンピュータ
Coは、製織停止時には開口制御手段である開口制御装
置C1から送られてきた最新の所定の織機回転回数Mの
製織パターン情報を表示対象として記憶している。従っ
て、製織停止後に表示手段を構成する表示装置53の表
示画面531に表示された製織パターン情報は、開口制
御装置C1から製織機能制御手段を構成する織機制御コ
ンピュータCoへ送られたものである。例えば、信号線
a1におけるスイッチングトランジスタ56が故障して
ON状態にならない場合には、表示画面531に表示さ
れた緯糸選択情報は緯糸Y1,Y2を選択する情報のみ
となる。即ち、開口制御装置C1から織機制御コンピュ
ータCoへ実際に送られた製織パターン情報は、織布W
上に表れた製織パターン異常の原因把握の手掛かりとな
る。織布W上に製織パターン異常が表れたときの製織パ
ターン情報を表示画面531に表示できる構成は、織布
W上に表れた製織パターン異常の発生の原因の特定を容
易にする。 (1-2)織布W上に表れた製織パターン異常の発生の原
因の特定の手掛かりとなる製織パターン情報は、製織停
止時において表示指令操作手段である表示指令スイッチ
54をON操作することによって容易に確認できる。
【0037】本発明では、以下のような実施の形態も可
能である。 (1)製織状態から製織停止状態へ移行するときには製
織パターン情報を表示装置53に自動表示すること。第
1の実施の形態における表示指令スイッチ54は不要と
なる。 (2)製織機能手段である緯入れ噴射制御装置C3及び
巻き取り制御装置C4の機能を織機制御コンピュータC
oに受け持たせるようにすること。 (3)織機制御コンピュータCoにおける表示制御手段
の機能をもった専用の表示制御手段を用いるようにする
こと。 (4)パイル織り情報、パイル長情報及びN本緯タオル
組織情報を開口制御装置C1からテリーモーション制御
装置C2へ直接送り、パイル織り情報、パイル長情報及
びN本緯タオル組織情報の表示を制御する機能をテリー
モーション制御装置C2に持たせるようにすること。
又、緯糸選択情報を開口制御装置C1から緯入れ噴射制
御装置C3へ直接送り、緯糸選択情報の表示を制御する
機能を緯入れ噴射制御装置C3に持たせるようにするこ
と。さらには、緯糸密度情報を開口制御装置C1から巻
き取り制御装置C4へ直接送り、緯糸密度情報の表示を
制御する機能を巻き取り制御装置C4に持たせるように
すること。
【0038】即ち、製織機能手段を制御するための製織
パターン情報を開口制御手段からそれぞれの製織機能制
御手段へ直接送るようにし、製織パターン情報の表示を
制御する機能をそれぞれの製織機能制御手段に持たせる
ようにすること。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、開口制
御手段から製織機能制御手段へ送られた製織パターン情
報を表示する表示手段を備えた製織パターン確認装置を
構成したので、織布上に表れた製織パターン異常の発生
の原因の特定を容易に行ない得るという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す織機全体の側面図。
【図2】織機制御コンピュータCoと開口制御装置C1
との信号接続を表す配線図。
【図3】制御ブロック図。
【図4】製織パターン情報の受信制御プログラム及び表
示制御プログラムを示すフローチャート。
【図5】製織パターン情報の送信制御プログラムを示す
フローチャート。
【符号の説明】
28…製織機能手段を構成するテリーモーションモー
タ、39,40,41,42…製織機能手段を構成する
電磁開閉弁、43…製織機能手段を構成する巻き取りモ
ータ、53…表示手段を構成する表示装置、531…表
示画面、54…表示指令操作手段となる表示指令スイッ
チ、Co…製織機能制御手段及び表示制御手段となる織
機制御コンピュータ、C1…開口制御手段となる開口制
御装置、C2…製織機能制御手段となるテリーモーショ
ン制御装置、C3…製織機能制御手段となる緯入れ噴射
制御装置、C4…製織機能制御手段となる巻き取り制御
装置、W…織布。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経糸に関する開口パターン情報に基づいて
    経糸の開口を制御する開口制御手段及び経糸を開閉口さ
    せる動作以外の製織動作を行なう製織機能手段を制御す
    る製織機能制御手段を備え、前記製織機能手段を制御す
    るための製織パターン情報を前記開口制御手段から前記
    製織機能制御手段へ送るようにした織機において、 前記開口制御手段から前記製織機能制御手段へ送られた
    製織パターン情報を表示する表示手段を備えた織機にお
    ける製織パターン確認装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、表示画面と、前記表示画
    面に製織パターン情報を表示させる表示制御手段とを備
    え、前記表示制御手段は、前記製織機能制御手段へ送ら
    れた最新の所定の織機回転回数の製織パターン情報を表
    示対象として記憶する請求項1に記載の織機における製
    織パターン確認装置。
  3. 【請求項3】表示指令操作手段を備え、前記表示制御手
    段は前記表示指令操作手段の操作に基づいて前記製織機
    能制御手段へ送られた最新の所定の織機回転回数の製織
    パターン情報を前記表示画面に表示させる請求項2に記
    載の織機における製織パターン確認装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記製織機能制御手
    段へ送られた最新の所定の織機回転回数の製織パターン
    情報を製織停止毎に前記表示画面に表示させる請求項2
    に記載の織機における製織パターン確認装置。
JP15319098A 1998-06-02 1998-06-02 織機における製織パターン確認装置 Pending JPH11350303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1396562A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-10 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method of displaying content of defective weaving of a loom and display unit for displaying content of defective weaving of the loom
EP1876272A1 (en) * 2006-07-06 2008-01-09 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Pile-weaving-pattern editing device

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