JPH11350281A - 多色杢調カーペット用原糸の製造方法 - Google Patents
多色杢調カーペット用原糸の製造方法Info
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- JPH11350281A JPH11350281A JP15507598A JP15507598A JPH11350281A JP H11350281 A JPH11350281 A JP H11350281A JP 15507598 A JP15507598 A JP 15507598A JP 15507598 A JP15507598 A JP 15507598A JP H11350281 A JPH11350281 A JP H11350281A
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- yarns
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 品質が格段にすぐれた多色杢調カーペット
用原糸を効率的に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 互いに異色性の2種以上のポリマーの
夫々から、独立して各ポリマー毎に配置された溶融紡糸
装置1、油剤付与装置5、延伸装置8および捲縮加工装
置10により複数種の捲縮加工糸を製造し、続いて、こ
の複数種の捲縮加工糸を引き揃え混繊交絡加工装置19
に導いて混繊交絡処理し次いで巻取ることにより、多色
杢調カーペット用原糸を製造する方法であって、かつ、
複数種の各捲縮加工糸を引き揃え混繊交絡処理する前の
各加工糸に糸条毎の張力調整を行ない、各糸条張力を独
立して制御すると共に各糸条長手方向の張力変動を実質
的になくす。
用原糸を効率的に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 互いに異色性の2種以上のポリマーの
夫々から、独立して各ポリマー毎に配置された溶融紡糸
装置1、油剤付与装置5、延伸装置8および捲縮加工装
置10により複数種の捲縮加工糸を製造し、続いて、こ
の複数種の捲縮加工糸を引き揃え混繊交絡加工装置19
に導いて混繊交絡処理し次いで巻取ることにより、多色
杢調カーペット用原糸を製造する方法であって、かつ、
複数種の各捲縮加工糸を引き揃え混繊交絡処理する前の
各加工糸に糸条毎の張力調整を行ない、各糸条張力を独
立して制御すると共に各糸条長手方向の張力変動を実質
的になくす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多色杢調カーペット
用原糸の製造方法に関するものである。特に2杢以上の
多色杢調カーペット用原糸を、紡糸、延伸、捲縮加工、
混繊交絡処理(インターミングル)を連続して行なう効
率的な製造方法によって、安定な杢調柄を提供できる高
品質の多色杢調カーペット用原糸を製造する方法に関す
るものである。
用原糸の製造方法に関するものである。特に2杢以上の
多色杢調カーペット用原糸を、紡糸、延伸、捲縮加工、
混繊交絡処理(インターミングル)を連続して行なう効
率的な製造方法によって、安定な杢調柄を提供できる高
品質の多色杢調カーペット用原糸を製造する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多色杢調カーペット用原糸は、ま
ず染色性の異なるポリマーまたは原着ポリマーを各ポリ
マー毎に紡糸、延伸、捲縮加工して複数種の捲縮加工糸
を製造し、次いで別工程において複数種の捲縮加工糸を
引揃えて、混繊交絡処理(インターミングル)すること
によって製造されており、これらの具体的方法について
は、例えば特開昭56−148932号公報および特開
昭55−84429号公報に開示されている。
ず染色性の異なるポリマーまたは原着ポリマーを各ポリ
マー毎に紡糸、延伸、捲縮加工して複数種の捲縮加工糸
を製造し、次いで別工程において複数種の捲縮加工糸を
引揃えて、混繊交絡処理(インターミングル)すること
によって製造されており、これらの具体的方法について
は、例えば特開昭56−148932号公報および特開
昭55−84429号公報に開示されている。
【0003】しかし、上記従来の方法では、捲縮糸を別
工程で混繊交絡処理することから、生産性が低いという
問題があった。また、いったん巻き取るという工程を含
むために、毛羽などの発生による品位低下、巻取り捲縮
チーズの内外層による品質のバラツキを生じるなどの欠
点も有していた。
工程で混繊交絡処理することから、生産性が低いという
問題があった。また、いったん巻き取るという工程を含
むために、毛羽などの発生による品位低下、巻取り捲縮
チーズの内外層による品質のバラツキを生じるなどの欠
点も有していた。
【0004】一方、紡糸された複数種の異色性糸条を引
揃えて延伸した後、引揃えたまま又は各糸条毎に捲縮加
工し、次いで混繊交絡処理する工程を連続して行い、多
色杢調カーペット用原糸を一工程で製造しようとする効
率的なプロセスが、例えば特公平3−17932号公報
により提案されている。そして、このプロセスとして工
業的に生産可能な設備が、FILTECO社およびNE
UMAG社などによって販売されている。
揃えて延伸した後、引揃えたまま又は各糸条毎に捲縮加
工し、次いで混繊交絡処理する工程を連続して行い、多
色杢調カーペット用原糸を一工程で製造しようとする効
率的なプロセスが、例えば特公平3−17932号公報
により提案されている。そして、このプロセスとして工
業的に生産可能な設備が、FILTECO社およびNE
UMAG社などによって販売されている。
【0005】しかしながら、紡糸、延伸、捲縮加工の工
程と、混繊交絡処理工程とを連続して行うという上記の
方法は、効率的に多色杢調カーペット用原糸を製造する
点では有効であるものの、異色性捲縮加工糸製造工程と
混繊交絡処理工程を切り離して行う従来の製造方法に比
較して製品の品質が劣るという問題点があった。
程と、混繊交絡処理工程とを連続して行うという上記の
方法は、効率的に多色杢調カーペット用原糸を製造する
点では有効であるものの、異色性捲縮加工糸製造工程と
混繊交絡処理工程を切り離して行う従来の製造方法に比
較して製品の品質が劣るという問題点があった。
【0006】何故ならば、まず第1に、上記した方法で
は各糸条毎に別々の捲縮加工装置を用いているが、捲縮
加工装置への給糸ロールの前では引揃え状態で同時に延
伸し、また、捲縮加工後の引取りロールの後では引揃え
て混繊交絡処理することが行われるので、捲縮加工装置
の前後での糸条速度は同じに規制される。従って、捲縮
加工の条件は、給糸ロールと引取りロールとの間で各異
色ポリマー糸条の糸長が実質的に同一となる条件の範囲
内でしか選択できず、僅かに、捲縮加工後、引取りロー
ル間に設置される冷却用回転フィルター上での堆積時間
差をつくることで糸長調整できる程度であり、これも自
由に制御できるものではない。従って、各糸条毎に最適
な捲縮加工条件を独立に設定することは実際上不可能で
あり、最終の杢調の柄に合わせた捲縮付与を行うことが
困難である。
は各糸条毎に別々の捲縮加工装置を用いているが、捲縮
加工装置への給糸ロールの前では引揃え状態で同時に延
伸し、また、捲縮加工後の引取りロールの後では引揃え
て混繊交絡処理することが行われるので、捲縮加工装置
の前後での糸条速度は同じに規制される。従って、捲縮
加工の条件は、給糸ロールと引取りロールとの間で各異
色ポリマー糸条の糸長が実質的に同一となる条件の範囲
内でしか選択できず、僅かに、捲縮加工後、引取りロー
ル間に設置される冷却用回転フィルター上での堆積時間
差をつくることで糸長調整できる程度であり、これも自
由に制御できるものではない。従って、各糸条毎に最適
な捲縮加工条件を独立に設定することは実際上不可能で
あり、最終の杢調の柄に合わせた捲縮付与を行うことが
困難である。
【0007】第2に、捲縮付与前の複数種糸条は未延伸
糸段階で引き揃えられて同一ローラーで延伸されるた
め、各ポリマに最適な延伸条件を採用することができな
いので、その結果、捲縮糸としての特性コントロールが
困難で杢調のバランスを取ることが困難である。
糸段階で引き揃えられて同一ローラーで延伸されるた
め、各ポリマに最適な延伸条件を採用することができな
いので、その結果、捲縮糸としての特性コントロールが
困難で杢調のバランスを取ることが困難である。
【0008】第3に、上記従来法では、捲縮加工処理に
よって生じた各異色ポリマー糸条の長さ方向のばらつ
き、例えば捲縮加工後のばらつきをなくすために一旦捲
縮をときほぐし、かつ捲縮を潜在化させるために一般に
糸条にストレッチをかける必要があり、その時に各異色
ポリマー糸条間に張力ばらつきが生じ易く、この糸条間
の張力ばらつきが解消されることなく連続して次工程の
混繊交絡加工工程に送られてる。この結果、各糸条間に
張力ばらつきを有したままの状態で糸条が混繊交絡処理
を受けるので、構成糸条間につっぱった部分とたるんだ
部分が混在する杢糸となり、いわゆる交絡抜けが長手方
向に生じ、不均一な杢柄が形成されることになる。
よって生じた各異色ポリマー糸条の長さ方向のばらつ
き、例えば捲縮加工後のばらつきをなくすために一旦捲
縮をときほぐし、かつ捲縮を潜在化させるために一般に
糸条にストレッチをかける必要があり、その時に各異色
ポリマー糸条間に張力ばらつきが生じ易く、この糸条間
の張力ばらつきが解消されることなく連続して次工程の
混繊交絡加工工程に送られてる。この結果、各糸条間に
張力ばらつきを有したままの状態で糸条が混繊交絡処理
を受けるので、構成糸条間につっぱった部分とたるんだ
部分が混在する杢糸となり、いわゆる交絡抜けが長手方
向に生じ、不均一な杢柄が形成されることになる。
【0009】この問題を解決するために、特開平2−3
0043号公報に記載の方法では、糸条毎に加熱流体ジ
ェット加工を行った糸条を引揃えて1個の交絡ノズルに
導入して混合・交絡処理を行う直前に、捲縮処理した糸
条の各々をガイドに接触させて張力調製して、交絡ノズ
ルに入る時の各糸条の張力差を低減させるという異色性
コーミングル加工糸の製造方法が開示されている。
0043号公報に記載の方法では、糸条毎に加熱流体ジ
ェット加工を行った糸条を引揃えて1個の交絡ノズルに
導入して混合・交絡処理を行う直前に、捲縮処理した糸
条の各々をガイドに接触させて張力調製して、交絡ノズ
ルに入る時の各糸条の張力差を低減させるという異色性
コーミングル加工糸の製造方法が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法によ
ると第3の問題はある程度は解消できるものの、他の第
1及び第2の問題を解消することはできないので、依然
として製品品質は不十分なものであった。特に、ポリエ
ステルとポリアミドなどのように融点などのポリマ性質
が大きく異なる異色ポリマーから複数種の糸条を製造し
混繊交絡処理して多色杢調カーペット用原糸を製造する
場合には、製品品質が劣るという問題が顕著であり、と
ても適用できない。
ると第3の問題はある程度は解消できるものの、他の第
1及び第2の問題を解消することはできないので、依然
として製品品質は不十分なものであった。特に、ポリエ
ステルとポリアミドなどのように融点などのポリマ性質
が大きく異なる異色ポリマーから複数種の糸条を製造し
混繊交絡処理して多色杢調カーペット用原糸を製造する
場合には、製品品質が劣るという問題が顕著であり、と
ても適用できない。
【0011】さらに、上記した方法では、捲縮付与後に
特定の糸条に複数個のガイドを用いて他の糸条との張力
を合わせるという手段を採用しているので、各捲縮糸の
平均値的な張力レベルはある程度コントロールできるも
のの、糸条間の熱処理収縮挙動の差による糸長差から生
じた張力差を取除くほどに張力コントロールすることは
難しく、糸の長手方向に発生する捲縮ムラによる張力変
動については殆ど軽減できないのであった。
特定の糸条に複数個のガイドを用いて他の糸条との張力
を合わせるという手段を採用しているので、各捲縮糸の
平均値的な張力レベルはある程度コントロールできるも
のの、糸条間の熱処理収縮挙動の差による糸長差から生
じた張力差を取除くほどに張力コントロールすることは
難しく、糸の長手方向に発生する捲縮ムラによる張力変
動については殆ど軽減できないのであった。
【0012】以上のように、捲縮加工と混繊交絡処理と
を連続して行う従来の製造方法では、品質上の本質的な
問題を解消することができず、均一な杢柄を形成するた
めに満足できる品質を得るには至っておらず、比較的低
品質で低価格の多色杢調カーペット用原糸を製造するた
めに適用されていたのが実状である。
を連続して行う従来の製造方法では、品質上の本質的な
問題を解消することができず、均一な杢柄を形成するた
めに満足できる品質を得るには至っておらず、比較的低
品質で低価格の多色杢調カーペット用原糸を製造するた
めに適用されていたのが実状である。
【0013】そこで本発明は、上述した従来技術におけ
る問題点を解消し、品質が格段にすぐれた多色杢調カー
ペット用原糸を効率的に製造することができる製造方法
を提供することを主たる目的とする。
る問題点を解消し、品質が格段にすぐれた多色杢調カー
ペット用原糸を効率的に製造することができる製造方法
を提供することを主たる目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の多色杢調カーペット用原糸の製造方法
は、互いに異色性の2種以上のポリマーの夫々から、独
立して各ポリマー毎に配置された溶融紡糸装置、油剤付
与装置、延伸装置および捲縮加工装置により複数種の捲
縮加工糸を製造し、続いて、この複数種の捲縮加工糸を
引き揃え混繊交絡加工装置に導いて混繊交絡処理し次い
で巻取ることにより、多色杢調カーペット用原糸を製造
する方法であって、かつ、複数種の各捲縮加工糸を引き
揃え混繊交絡処理する前の各加工糸条に糸条毎の張力調
整を行ない、各糸条張力を独立して制御すると共に各糸
条長手方向の張力変動を実質的になくすことを特徴とす
る。
めに、本発明の多色杢調カーペット用原糸の製造方法
は、互いに異色性の2種以上のポリマーの夫々から、独
立して各ポリマー毎に配置された溶融紡糸装置、油剤付
与装置、延伸装置および捲縮加工装置により複数種の捲
縮加工糸を製造し、続いて、この複数種の捲縮加工糸を
引き揃え混繊交絡加工装置に導いて混繊交絡処理し次い
で巻取ることにより、多色杢調カーペット用原糸を製造
する方法であって、かつ、複数種の各捲縮加工糸を引き
揃え混繊交絡処理する前の各加工糸条に糸条毎の張力調
整を行ない、各糸条張力を独立して制御すると共に各糸
条長手方向の張力変動を実質的になくすことを特徴とす
る。
【0015】また、その際、溶融紡糸装置、油剤付与装
置、延伸装置および捲縮加工装置により複数種の捲縮加
工糸を製造する工程において、それぞれの装置により製
造される複数種の捲縮加工糸が各々4糸条以上であり、
かつ、この各々4糸条以上の複数種の加工糸から、複数
種の加工糸が引揃え混繊交絡処理された多色杢調カーペ
ット用原糸の4糸条以上を同時に製造することが好まし
い。
置、延伸装置および捲縮加工装置により複数種の捲縮加
工糸を製造する工程において、それぞれの装置により製
造される複数種の捲縮加工糸が各々4糸条以上であり、
かつ、この各々4糸条以上の複数種の加工糸から、複数
種の加工糸が引揃え混繊交絡処理された多色杢調カーペ
ット用原糸の4糸条以上を同時に製造することが好まし
い。
【0016】さらにまた、混繊交絡処理を1500m/
分以上の速度で行なうこと、混繊交絡処理して得られた
原糸が2種または3種の異色性糸条から構成されるこ
と、異色性糸条の少なくとも1種が原着糸条であること
が、それぞれ好ましい。
分以上の速度で行なうこと、混繊交絡処理して得られた
原糸が2種または3種の異色性糸条から構成されるこ
と、異色性糸条の少なくとも1種が原着糸条であること
が、それぞれ好ましい。
【0017】本発明の多色杢調カーペット用原糸の製造
方法における特徴は、ポリマー毎にそれぞれ独立した溶
融紡糸機で作られた糸条の複数種を、それぞれに給油し
延伸し捲縮付与し、その後に杢糸用として異色ポリマー
糸条と混繊するので、その異色ポリマー糸条毎に捲縮付
与前の糸特性や捲縮特性を個別に最適化できることであ
る。さらに捲縮付与後の張力を異色ポリマー糸条ごとに
コントロールして張力変動を実質的になくした後に、混
繊・交絡処理に供するので、杢調カーペットとして最適
な捲縮特性と交絡特性を有する、品位の優れた捲縮杢糸
が得られるのである。
方法における特徴は、ポリマー毎にそれぞれ独立した溶
融紡糸機で作られた糸条の複数種を、それぞれに給油し
延伸し捲縮付与し、その後に杢糸用として異色ポリマー
糸条と混繊するので、その異色ポリマー糸条毎に捲縮付
与前の糸特性や捲縮特性を個別に最適化できることであ
る。さらに捲縮付与後の張力を異色ポリマー糸条ごとに
コントロールして張力変動を実質的になくした後に、混
繊・交絡処理に供するので、杢調カーペットとして最適
な捲縮特性と交絡特性を有する、品位の優れた捲縮杢糸
が得られるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に用いる異色性ポリマーと
は、同一浴内で同時に染色した際、染料の吸着機構や吸
着速度の差から、異色に染色されるポリマーの組み合わ
せをいう。具体的には、共重合成分の添加や、染料吸着
の末端基量の変更などにより、異染性としたポリマーを
異色性ポリマとすることができる。この例としては、酸
性染料可染性やカチオン染料可染性のポリカプラミド、
ポリヘキサメチレンアジパミドなどである。また、ポリ
エチレンテレフタレートやポリプロピレンなどはポリア
ミドに対する異種ポリマーであり、異色性ポリマーとし
て挙げることができる。さらに、顔料や染料をポリマー
に添加して予め着色した原着ポリマーも異色性ポリマー
となり得る。
は、同一浴内で同時に染色した際、染料の吸着機構や吸
着速度の差から、異色に染色されるポリマーの組み合わ
せをいう。具体的には、共重合成分の添加や、染料吸着
の末端基量の変更などにより、異染性としたポリマーを
異色性ポリマとすることができる。この例としては、酸
性染料可染性やカチオン染料可染性のポリカプラミド、
ポリヘキサメチレンアジパミドなどである。また、ポリ
エチレンテレフタレートやポリプロピレンなどはポリア
ミドに対する異種ポリマーであり、異色性ポリマーとし
て挙げることができる。さらに、顔料や染料をポリマー
に添加して予め着色した原着ポリマーも異色性ポリマー
となり得る。
【0019】本発明においては、上記異染性ポリマー、
異種ポリマーおよび原着ポリマーなどを適宜組合わせて
用いればよい。溶融紡糸条件や捲縮加工条件の採り易
さ、さらには、タフト後の染色条件の採り易さなどを考
慮すると、ポリカプラミドやポリヘキサメチレンアジパ
ミドなどのポリアミドの酸性染料可染ポリマー、カチオ
ン染料可染ポリマー、および顔料含有原着ポリマーを適
宜組み合わせることにより、異色性ポリマーとすること
が好ましい。
異種ポリマーおよび原着ポリマーなどを適宜組合わせて
用いればよい。溶融紡糸条件や捲縮加工条件の採り易
さ、さらには、タフト後の染色条件の採り易さなどを考
慮すると、ポリカプラミドやポリヘキサメチレンアジパ
ミドなどのポリアミドの酸性染料可染ポリマー、カチオ
ン染料可染ポリマー、および顔料含有原着ポリマーを適
宜組み合わせることにより、異色性ポリマーとすること
が好ましい。
【0020】さらに、本発明に使用するポリマーは、互
いに異色性ポリマーとはならないまでも、製糸性改善や
最終製品の品質改善のために、共重合成分を含むコポリ
マーであってもよい。共重合成分としては、例えばポリ
アミドの場合であれば、ε−カプロアミド、テトラメチ
レンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメ
チレンイソフタラミド、テトラメチレンテレフタラミ
ド、およびキシリレンフタラミドなどが挙げられる。
いに異色性ポリマーとはならないまでも、製糸性改善や
最終製品の品質改善のために、共重合成分を含むコポリ
マーであってもよい。共重合成分としては、例えばポリ
アミドの場合であれば、ε−カプロアミド、テトラメチ
レンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメ
チレンイソフタラミド、テトラメチレンテレフタラミ
ド、およびキシリレンフタラミドなどが挙げられる。
【0021】ポリマーの分子量は、例えばポリアミドの
場合であれば、98%硫酸相対粘度で通常2.0〜3.
5程度のものであればよい。なお、使用するポリマーに
は、必要に応じて例えば酸化チタンなどの艶消し剤、着
色用顔料、染料、耐候剤、耐熱剤、および酸化防止剤な
どの添加剤を含有させることができる。
場合であれば、98%硫酸相対粘度で通常2.0〜3.
5程度のものであればよい。なお、使用するポリマーに
は、必要に応じて例えば酸化チタンなどの艶消し剤、着
色用顔料、染料、耐候剤、耐熱剤、および酸化防止剤な
どの添加剤を含有させることができる。
【0022】本発明における溶融紡糸、紡糸油剤付与、
延伸、捲縮、および混繊・交絡処理の各工程は、公知の
方法を採用すればよい。本発明に用いる溶融紡糸装置と
しては、エクストルーダー型紡糸機およびプレッシャー
型紡糸機があるが、製品の均一性および製糸工程におけ
る収率の点から前者が好ましい。特に原着ポリマーを用
いる場合はエクストルーダー型紡糸機が有利である。
延伸、捲縮、および混繊・交絡処理の各工程は、公知の
方法を採用すればよい。本発明に用いる溶融紡糸装置と
しては、エクストルーダー型紡糸機およびプレッシャー
型紡糸機があるが、製品の均一性および製糸工程におけ
る収率の点から前者が好ましい。特に原着ポリマーを用
いる場合はエクストルーダー型紡糸機が有利である。
【0023】溶融紡糸機は通常異色性ポリマーの数と同
数だけ並設し、各々の紡糸機で1種づつの各異色性ポリ
マーを溶融紡糸する。各々の異色ポリマー糸条は、それ
ぞれの紡糸機の下に配置された、冷却固化装置、紡糸油
剤付与装置、延伸装置、捲縮加工装置、および張力調整
装置で順次処理され、各溶融紡糸機単位で各異色ポリマ
ーの捲縮加工糸が製造される。このように、紡糸、延
伸、捲縮加工が各異色性ポリマー毎の設備で、それぞれ
の異色性ポリマーに適した条件で製造されるのが本発明
の特徴の一つである。
数だけ並設し、各々の紡糸機で1種づつの各異色性ポリ
マーを溶融紡糸する。各々の異色ポリマー糸条は、それ
ぞれの紡糸機の下に配置された、冷却固化装置、紡糸油
剤付与装置、延伸装置、捲縮加工装置、および張力調整
装置で順次処理され、各溶融紡糸機単位で各異色ポリマ
ーの捲縮加工糸が製造される。このように、紡糸、延
伸、捲縮加工が各異色性ポリマー毎の設備で、それぞれ
の異色性ポリマーに適した条件で製造されるのが本発明
の特徴の一つである。
【0024】次に、本発明においては、それぞれの異色
性ポリマー捲縮糸条が、1種類につき2糸条以上、好ま
しくは4糸条以上の糸条単位で延伸、捲縮加工処理され
る。したがって、引揃えて混繊加工処理した後には、2
糸条以上、好ましくは4糸条以上の多色杢調原糸を同時
に製造することができ効率的である。
性ポリマー捲縮糸条が、1種類につき2糸条以上、好ま
しくは4糸条以上の糸条単位で延伸、捲縮加工処理され
る。したがって、引揃えて混繊加工処理した後には、2
糸条以上、好ましくは4糸条以上の多色杢調原糸を同時
に製造することができ効率的である。
【0025】延伸に際しては、補助的に延伸点を固定す
るなどの目的でスチーム処理装置などを併用することは
何ら差し支えない。また、捲縮は公知の加熱流体加工処
理により付与することができ、ジェットノズルタイプお
よびジェットスタッファタイプなどの各種の捲縮付与方
法が採用し得る。さらには、捲縮を固定する目的から、
特開平5−321058号公報に記載される冷却装置、
およびロータリーフィルタ(回転フィルタ)などを組み
合わせてもよい。
るなどの目的でスチーム処理装置などを併用することは
何ら差し支えない。また、捲縮は公知の加熱流体加工処
理により付与することができ、ジェットノズルタイプお
よびジェットスタッファタイプなどの各種の捲縮付与方
法が採用し得る。さらには、捲縮を固定する目的から、
特開平5−321058号公報に記載される冷却装置、
およびロータリーフィルタ(回転フィルタ)などを組み
合わせてもよい。
【0026】これに対し、例えば特公平3−17932
号公報に記載されたような従来の方法では、各紡糸機単
位で紡糸され冷却固化した糸条を、延伸を行なう前に複
数種の異色性ポリマー糸条の少くとも1本ずつを引き揃
えて次工程に供給する。そして、糸糸条物性が異なる複
数の異色性ポリマー糸条を引揃えた状態で同一条件で延
伸するので、それぞれの異色性ポリマー糸条毎に最適な
延伸条件を採用できない。また、上記の従来法によれ
ば、延伸後の捲縮加工を各異色性ポリマー毎に設置され
た捲縮加工装置でそれぞれに処理するが、その前後の給
糸ロールおよび引取りロールが共通であるために、捲縮
加工条件を異色性ポリマー糸条毎に最適化することがで
きない。
号公報に記載されたような従来の方法では、各紡糸機単
位で紡糸され冷却固化した糸条を、延伸を行なう前に複
数種の異色性ポリマー糸条の少くとも1本ずつを引き揃
えて次工程に供給する。そして、糸糸条物性が異なる複
数の異色性ポリマー糸条を引揃えた状態で同一条件で延
伸するので、それぞれの異色性ポリマー糸条毎に最適な
延伸条件を採用できない。また、上記の従来法によれ
ば、延伸後の捲縮加工を各異色性ポリマー毎に設置され
た捲縮加工装置でそれぞれに処理するが、その前後の給
糸ロールおよび引取りロールが共通であるために、捲縮
加工条件を異色性ポリマー糸条毎に最適化することがで
きない。
【0027】ところが、本発明では各異色性ポリマーは
種類毎にそれぞれ捲縮加工糸製造まで行われるので、引
揃え混繊交絡処理に供する時点での複数種の異色性ポリ
マー糸条の速度が実質的に同一であれば、それぞれのポ
リマー特性等に応じた最適な条件で紡糸糸条を延伸し捲
縮加工することができる。
種類毎にそれぞれ捲縮加工糸製造まで行われるので、引
揃え混繊交絡処理に供する時点での複数種の異色性ポリ
マー糸条の速度が実質的に同一であれば、それぞれのポ
リマー特性等に応じた最適な条件で紡糸糸条を延伸し捲
縮加工することができる。
【0028】引揃え混繊交絡処理に供する時点での複数
種の異色性ポリマー糸条の速度が実質的に同一となるよ
うにするには、その前の工程でほぼ同一速度になるよう
に調整を完了させておけばよく、例えば各ポリマー糸条
毎に紡糸速度の調整を行なうという手段をとればよい。
種の異色性ポリマー糸条の速度が実質的に同一となるよ
うにするには、その前の工程でほぼ同一速度になるよう
に調整を完了させておけばよく、例えば各ポリマー糸条
毎に紡糸速度の調整を行なうという手段をとればよい。
【0029】さらに、本発明の方法では、各糸条毎、あ
るいは各紡糸機単位の糸条毎に張力調整を行い、各糸条
の張力を独立してコントロールして各糸条の長手方向の
張力変動をなくした後に、各異色性ポリマー糸条の少く
とも1本ずつを分配して引揃え混繊交絡処理する。
るいは各紡糸機単位の糸条毎に張力調整を行い、各糸条
の張力を独立してコントロールして各糸条の長手方向の
張力変動をなくした後に、各異色性ポリマー糸条の少く
とも1本ずつを分配して引揃え混繊交絡処理する。
【0030】本発明における「張力調整」とは、捲縮ノ
ズルにて捲縮処理された糸条を2種以上引揃えて混繊交
絡処理するに当たり、所定の柄にするための高い交絡付
与を与えるとともに交絡バラツキをなくすことを目的と
するために行うものである。このためには、捲縮工程に
引き続いて、各異種ポリマー毎に張力調整を個別に実施
する必要がある。この張力調整のための手段としては、
上記目的を可能にするものであれば特に制限はないが、
長手方向の張力バラツキをより軽減するために、張力の
緩衝が可能となるバネ式のコンペンセーターなどを使用
することが好ましい。
ズルにて捲縮処理された糸条を2種以上引揃えて混繊交
絡処理するに当たり、所定の柄にするための高い交絡付
与を与えるとともに交絡バラツキをなくすことを目的と
するために行うものである。このためには、捲縮工程に
引き続いて、各異種ポリマー毎に張力調整を個別に実施
する必要がある。この張力調整のための手段としては、
上記目的を可能にするものであれば特に制限はないが、
長手方向の張力バラツキをより軽減するために、張力の
緩衝が可能となるバネ式のコンペンセーターなどを使用
することが好ましい。
【0031】ここで、本発明における「各加工糸に糸条
毎の張力調整を行なう」とは、張力の平均値レベルを糸
条毎の所定値にコントロールすることをいう。交絡工程
でより均一な交絡を付与するためには、各異色ポリマー
糸条間の張力も同一であることが好ましいが、カーペッ
トとしての柄や、工程安定性を考慮すると、多少異色ポ
リマー間の張力に差をつけても何ら差し支えない。要す
るに、各異色ポリマー糸条ごとに目的とする張力に設定
できればよいのである。
毎の張力調整を行なう」とは、張力の平均値レベルを糸
条毎の所定値にコントロールすることをいう。交絡工程
でより均一な交絡を付与するためには、各異色ポリマー
糸条間の張力も同一であることが好ましいが、カーペッ
トとしての柄や、工程安定性を考慮すると、多少異色ポ
リマー間の張力に差をつけても何ら差し支えない。要す
るに、各異色ポリマー糸条ごとに目的とする張力に設定
できればよいのである。
【0032】本発明のごとく、流体加工により捲縮処理
された糸条は、その捲縮糸を捲縮工程以降で走行させた
場合に張力変動を生じる。この張力変動は糸の捲縮バラ
ツキや三次元的な糸のからみに起因するもので、時には
張力は瞬時に2倍以上にも変動を生じる。
された糸条は、その捲縮糸を捲縮工程以降で走行させた
場合に張力変動を生じる。この張力変動は糸の捲縮バラ
ツキや三次元的な糸のからみに起因するもので、時には
張力は瞬時に2倍以上にも変動を生じる。
【0033】そして、ここでいう「張力変動を実質的に
なくす」とは、次工程の交絡処理において、その張力変
動が交絡の付与ムラにならない程度の水準に抑えること
を意味する。具体的には、交絡ノズルに入る直前の捲縮
糸の張力を測定したときの張力変動を、糸条長手方向に
20%以下、より好ましくは10%以下にすることをい
う。
なくす」とは、次工程の交絡処理において、その張力変
動が交絡の付与ムラにならない程度の水準に抑えること
を意味する。具体的には、交絡ノズルに入る直前の捲縮
糸の張力を測定したときの張力変動を、糸条長手方向に
20%以下、より好ましくは10%以下にすることをい
う。
【0034】本発明においては、上記異色ポリマーの種
類毎に張力調整され各糸条を、少なくとも1本がすべて
に含まれるように引き揃え、交絡処理を施す。これによ
り、高い交絡が均一に引き揃えた糸条に付与される。交
絡処理は、公知の流体加工手段により実施される。本発
明における交絡の付与程度は、製造するカーペットの最
終的な柄にもよるが、通常1m当たりの交絡数として2
7個以上、より好ましくは32個以上、さらにより好ま
しくは37個以上であり、また1m間での10cm以上
の交絡の抜けは1.5個以下、より好ましくは1個以下
である。
類毎に張力調整され各糸条を、少なくとも1本がすべて
に含まれるように引き揃え、交絡処理を施す。これによ
り、高い交絡が均一に引き揃えた糸条に付与される。交
絡処理は、公知の流体加工手段により実施される。本発
明における交絡の付与程度は、製造するカーペットの最
終的な柄にもよるが、通常1m当たりの交絡数として2
7個以上、より好ましくは32個以上、さらにより好ま
しくは37個以上であり、また1m間での10cm以上
の交絡の抜けは1.5個以下、より好ましくは1個以下
である。
【0035】以上のように、本発明の方法は、各ポリマ
ーの種類毎に配置された溶融紡糸装置、紡糸油剤付与装
置、延伸装置および捲縮加工装置で処理し、かつ混繊交
絡処理する前に張力調整を実施し、各糸条の張力を独立
してコントロールするとともに糸条の長手方向の張力変
動を実質的になくし、その後に、複数種の異色性捲縮糸
条の少なくとも1本ずつが含まれるように引き揃え、交
絡ノズルに導いて交絡処理(インターミングル)して巻
き取る。この結果、各異色性ポリマー糸条のそれぞれが
最適な条件で製造ができるとともに、引き揃えた糸条に
最適な交絡を付与することができ、杢調タイルカーペッ
ト用途としてすぐれた品質の捲縮糸となり得るのであ
る。
ーの種類毎に配置された溶融紡糸装置、紡糸油剤付与装
置、延伸装置および捲縮加工装置で処理し、かつ混繊交
絡処理する前に張力調整を実施し、各糸条の張力を独立
してコントロールするとともに糸条の長手方向の張力変
動を実質的になくし、その後に、複数種の異色性捲縮糸
条の少なくとも1本ずつが含まれるように引き揃え、交
絡ノズルに導いて交絡処理(インターミングル)して巻
き取る。この結果、各異色性ポリマー糸条のそれぞれが
最適な条件で製造ができるとともに、引き揃えた糸条に
最適な交絡を付与することができ、杢調タイルカーペッ
ト用途としてすぐれた品質の捲縮糸となり得るのであ
る。
【0036】以下、図面にしたがって本発明法の一実施
態様を説明する。
態様を説明する。
【0037】図1は、本発明の方法を実施するために使
用する製造プロセスの一例を示す工程概略図である。
用する製造プロセスの一例を示す工程概略図である。
【0038】図1においては、各異色ポリマー毎に3基
のエクストルーダー1,1′,1″が配置されており、
各々のエクストルーダーからは4条の糸条が紡糸される
ようになっている。以下ではエクストルーダー1におけ
る紡糸、延伸、捲縮加工および混繊交絡処理を主体にし
て説明する。
のエクストルーダー1,1′,1″が配置されており、
各々のエクストルーダーからは4条の糸条が紡糸される
ようになっている。以下ではエクストルーダー1におけ
る紡糸、延伸、捲縮加工および混繊交絡処理を主体にし
て説明する。
【0039】エクストルーダー1からのポリマーは、ギ
アポンプ(計量装置)3−1,3−2,3−3,3−4
を経て、スピンブロック4内に配置した4個の紡糸パッ
ク(口金)4−1,4−2,4−3,4−4から、4条
の糸条として紡糸される。
アポンプ(計量装置)3−1,3−2,3−3,3−4
を経て、スピンブロック4内に配置した4個の紡糸パッ
ク(口金)4−1,4−2,4−3,4−4から、4条
の糸条として紡糸される。
【0040】それぞれの糸条は、紡出後、冷却装置によ
って冷却固化され、それぞれの糸条毎に設置された油剤
付与装置5−1,5−2,5−3,5−4で、0.2〜
2.0重量%、好ましくは0.4〜1.0重量%の油剤
が付与された後、引取りローラ6で引取られ、連続して
延伸工程に送られる。
って冷却固化され、それぞれの糸条毎に設置された油剤
付与装置5−1,5−2,5−3,5−4で、0.2〜
2.0重量%、好ましくは0.4〜1.0重量%の油剤
が付与された後、引取りローラ6で引取られ、連続して
延伸工程に送られる。
【0041】そして、各糸条は、各糸条間に一定の間隔
を与えながら集束ガイドローラ6で集められ、同一の延
伸ロール群で同時に延伸される。延伸ロール群は、供給
ローラ7−1、供給ローラ用セパレートローラ7−2、
延伸ローラ8−1および8−2からなり、延伸条件とし
ては通常熱延伸が採用され、加熱ローラに捲回したり、
またはロール間に設置したスチームヒーターなどを接触
通過させることによって延伸工程における糸条は加熱さ
れる。延伸の加熱温度は、例えばポリアミドの場合には
ポリマーのガラス転移温度以上、融点以下の範囲で選択
することができ、延伸段数は通常、1段または2段以上
の多段延伸が採用される。
を与えながら集束ガイドローラ6で集められ、同一の延
伸ロール群で同時に延伸される。延伸ロール群は、供給
ローラ7−1、供給ローラ用セパレートローラ7−2、
延伸ローラ8−1および8−2からなり、延伸条件とし
ては通常熱延伸が採用され、加熱ローラに捲回したり、
またはロール間に設置したスチームヒーターなどを接触
通過させることによって延伸工程における糸条は加熱さ
れる。延伸の加熱温度は、例えばポリアミドの場合には
ポリマーのガラス転移温度以上、融点以下の範囲で選択
することができ、延伸段数は通常、1段または2段以上
の多段延伸が採用される。
【0042】延伸後の糸条は、フリーローラガイド9を
経て連続して捲縮加工処理装置10へ送られ、ここで巻
縮加工を受ける。捲縮加工装置10は、各糸条毎に設置
され、かつ各糸条毎に加工処理条件、すなわちスチーム
流量、スチーム温度などを調整できるようにしておくこ
とが好ましい。
経て連続して捲縮加工処理装置10へ送られ、ここで巻
縮加工を受ける。捲縮加工装置10は、各糸条毎に設置
され、かつ各糸条毎に加工処理条件、すなわちスチーム
流量、スチーム温度などを調整できるようにしておくこ
とが好ましい。
【0043】延伸工程までに生じた各糸条間の物性差お
よび捲縮加工装置10の個体間差は、この各糸条毎に設
定できる捲縮加工処理条件の調整により概ね解消させる
ことができる。すなわち、捲縮加工装置10からスチー
ムと共に回転フィルター11上に排出された捲縮糸を、
通常捲縮加工装置10に給糸されるロール(延伸ロー
ル)8−2の速度より低速に設定された第1引取りロー
ル13−1で引取った時、セパレートローラ13−2で
第1引取りローラ13−1の速度を調整し、回転フィル
ター11上に堆積した捲縮糸の長さが合うよう捲縮加工
条件をあわせることによって、物性差などを解消するこ
とができる。
よび捲縮加工装置10の個体間差は、この各糸条毎に設
定できる捲縮加工処理条件の調整により概ね解消させる
ことができる。すなわち、捲縮加工装置10からスチー
ムと共に回転フィルター11上に排出された捲縮糸を、
通常捲縮加工装置10に給糸されるロール(延伸ロー
ル)8−2の速度より低速に設定された第1引取りロー
ル13−1で引取った時、セパレートローラ13−2で
第1引取りローラ13−1の速度を調整し、回転フィル
ター11上に堆積した捲縮糸の長さが合うよう捲縮加工
条件をあわせることによって、物性差などを解消するこ
とができる。
【0044】上記回転フィルター11および第1引取り
ロール13−1上を一定の糸条間隔を与えながら通過さ
せた糸条は、次に張力調整装置14およびフリーローラ
ガイド15からなるストレッチゾーンでストレッチをか
けることにより、捲縮が解きほぐされる。このストレッ
チゾーンは、同時に捲縮糸の捲縮を一旦潜在化させる重
要なゾーンである。上記捲縮加工装置10から排出させ
た後、回転フィルター11上での冷却速度、回転フィル
ター11から引取る際の張力とその時の糸条温度、およ
びストレッチゾーンでの張力とその時の糸条温度などに
よって、捲縮糸の捲縮潜在化を制御でき、適切な条件を
設定する。また、上記ストレッチゾーンでは、各糸条の
張力を測定し、捲縮加工条件などの設定、修正にフィー
ドバックすることが通常行なわれる。
ロール13−1上を一定の糸条間隔を与えながら通過さ
せた糸条は、次に張力調整装置14およびフリーローラ
ガイド15からなるストレッチゾーンでストレッチをか
けることにより、捲縮が解きほぐされる。このストレッ
チゾーンは、同時に捲縮糸の捲縮を一旦潜在化させる重
要なゾーンである。上記捲縮加工装置10から排出させ
た後、回転フィルター11上での冷却速度、回転フィル
ター11から引取る際の張力とその時の糸条温度、およ
びストレッチゾーンでの張力とその時の糸条温度などに
よって、捲縮糸の捲縮潜在化を制御でき、適切な条件を
設定する。また、上記ストレッチゾーンでは、各糸条の
張力を測定し、捲縮加工条件などの設定、修正にフィー
ドバックすることが通常行なわれる。
【0045】ストレッチゾーンを通過し、張力調整が施
された糸条は、1本づつ分配されて引揃えられて混繊交
絡加工装置19に送られる。
された糸条は、1本づつ分配されて引揃えられて混繊交
絡加工装置19に送られる。
【0046】すなわち、各エクストルータ1,1′,
1″から紡出され、それぞれ個別に延伸、巻縮加工され
た3種類の糸条は、第2引取りローラ16−1で合糸、
引き取られ、テンションモニタリングシステム17、第
3引取りローラ18−1を経て、交絡加工装置19に送
られ、交絡加工を施された後、第4引取りローラ20−
1、フリーローラ21を経て、巻取装置22で巻取られ
る。なお、図中の16−2,18−2および20−2
は、各引取りローラ用のセパレートローラである。
1″から紡出され、それぞれ個別に延伸、巻縮加工され
た3種類の糸条は、第2引取りローラ16−1で合糸、
引き取られ、テンションモニタリングシステム17、第
3引取りローラ18−1を経て、交絡加工装置19に送
られ、交絡加工を施された後、第4引取りローラ20−
1、フリーローラ21を経て、巻取装置22で巻取られ
る。なお、図中の16−2,18−2および20−2
は、各引取りローラ用のセパレートローラである。
【0047】この時、他の異色性ポリマー糸条の張力差
を所定の値とし、糸条の長手方向の張力変動を実質的に
なくすように紡糸機単位の張力調整を実施する。通常は
各紡糸機単位の各異色性ポリマー糸条の張力レベルを予
め紡糸速度などの調整で行っておき、この張力調整では
レベルの微調整を行なうことが好ましい。
を所定の値とし、糸条の長手方向の張力変動を実質的に
なくすように紡糸機単位の張力調整を実施する。通常は
各紡糸機単位の各異色性ポリマー糸条の張力レベルを予
め紡糸速度などの調整で行っておき、この張力調整では
レベルの微調整を行なうことが好ましい。
【0048】上記張力調整装置がない場合は、各異色性
ポリマ糸条間の張力変動が混繊交絡処理の斑を招き、多
色杢調カーペットの柄が安定して得られなくなるため好
ましくない。そして、この場合には通常、数十cmから
数m程度の短周期で、各異色ポリマー糸条間での糸長差
が生じ、カーペットとした時にいわゆる「柄流れ」と称
する欠点となることが多い。
ポリマ糸条間の張力変動が混繊交絡処理の斑を招き、多
色杢調カーペットの柄が安定して得られなくなるため好
ましくない。そして、この場合には通常、数十cmから
数m程度の短周期で、各異色ポリマー糸条間での糸長差
が生じ、カーペットとした時にいわゆる「柄流れ」と称
する欠点となることが多い。
【0049】以上説明した本発明の製造方法によれば、
品質が格段にすぐれた多色杢調カーペット用原糸を安定
して得ることができ、製造速度を従来の方法より高く設
定することもできる。通常、1500m/分以上の巻取
り速度での製造が可能であり、異種ポリマーの組合わせ
や条件の設定によっては、2000m/分以上、さらに
は2500m/分でも安定して製造することができる。
品質が格段にすぐれた多色杢調カーペット用原糸を安定
して得ることができ、製造速度を従来の方法より高く設
定することもできる。通常、1500m/分以上の巻取
り速度での製造が可能であり、異種ポリマーの組合わせ
や条件の設定によっては、2000m/分以上、さらに
は2500m/分でも安定して製造することができる。
【0050】そして、本発明の製造方法は、2糸条以
上、好ましくは4糸条以上の多糸条で、かつ2000m
/分以上の高速で製造できることから、きわめて生産効
率がすぐれている。
上、好ましくは4糸条以上の多糸条で、かつ2000m
/分以上の高速で製造できることから、きわめて生産効
率がすぐれている。
【0051】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明の構成および
効果をさらに説明する。なお、本発明および以下の実施
例に記載されている物性は、下記の方法で測定した値で
ある。
効果をさらに説明する。なお、本発明および以下の実施
例に記載されている物性は、下記の方法で測定した値で
ある。
【0052】[繊度]JIS−L−1090に準拠して
測定した。 [伸長率]測定しようとする捲縮糸を無荷重状態で30
分間沸騰水中に浸漬処理した後、乾燥して平衡水分率と
なし、この試料に2mg/dの初荷重をかけ、30秒経
過の後に試料長50cm(L1)を測定してマーキング
し、次いで同試料に100mg/dの定荷重をかけ、3
0秒経過後の伸び(L2)を測定する。前記L1、L2
を[(L2−L1)/L2]×100として無荷重下処
理糸の伸長率(%)を求めた。
測定した。 [伸長率]測定しようとする捲縮糸を無荷重状態で30
分間沸騰水中に浸漬処理した後、乾燥して平衡水分率と
なし、この試料に2mg/dの初荷重をかけ、30秒経
過の後に試料長50cm(L1)を測定してマーキング
し、次いで同試料に100mg/dの定荷重をかけ、3
0秒経過後の伸び(L2)を測定する。前記L1、L2
を[(L2−L1)/L2]×100として無荷重下処
理糸の伸長率(%)を求めた。
【0053】[交絡数]測定しようとする捲縮糸を解舒
し、1m当たりの交絡数を測定した。測定は10回の平
均値で算出した。
し、1m当たりの交絡数を測定した。測定は10回の平
均値で算出した。
【0054】[交絡抜け]測定しようとする捲縮糸を解
舒し、捲縮糸5mにおいて10cm以上交絡のかかって
いない部分の個数を数え、1m当たりに換算した。測定
は10回の平均値で算出した。
舒し、捲縮糸5mにおいて10cm以上交絡のかかって
いない部分の個数を数え、1m当たりに換算した。測定
は10回の平均値で算出した。
【0055】[交絡ガイド前での張力変動]捲縮付与
後、異色ポリマー糸条を引揃える前に、捲縮糸条の張力
を三点式の張力計にて測定し、その変動巾で表した。な
お、張力調整を実施した場合は調整後の張力を測定し
た。
後、異色ポリマー糸条を引揃える前に、捲縮糸条の張力
を三点式の張力計にて測定し、その変動巾で表した。な
お、張力調整を実施した場合は調整後の張力を測定し
た。
【0056】[実施例1〜3、比較例1〜2]図1に示
したと同様の装置を用い、表1に示した2種または3種
のポリアミドから、それぞれ個別のエクストルーダーを
用いて溶融紡糸し、次いで油剤付与、表1、表2の条件
で延伸、捲縮付与、(張力調整)の後に、引揃え混繊交
絡処理(インターミングル)して巻取った。
したと同様の装置を用い、表1に示した2種または3種
のポリアミドから、それぞれ個別のエクストルーダーを
用いて溶融紡糸し、次いで油剤付与、表1、表2の条件
で延伸、捲縮付与、(張力調整)の後に、引揃え混繊交
絡処理(インターミングル)して巻取った。
【0057】その際、各ポリアミドは表2に示す紡糸・
捲縮条件をとった。また、混繊交絡時のエアー圧力、巻
取速度は、表1に示す。製造中に測定した交絡ガイド前
の張力変動、得られた捲縮糸の物性測定結果を表1に併
せて示す。実施例、比較例中で張力調整を行ったものに
関しては、張力調製装置としてコンペンセーターを使用
した。
捲縮条件をとった。また、混繊交絡時のエアー圧力、巻
取速度は、表1に示す。製造中に測定した交絡ガイド前
の張力変動、得られた捲縮糸の物性測定結果を表1に併
せて示す。実施例、比較例中で張力調整を行ったものに
関しては、張力調製装置としてコンペンセーターを使用
した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】表1の結果から明らかなように、本発明の
製造方法である実施例1〜3においては、異色ポリマー
毎に紡糸・延伸・捲縮条件を独立に設定し、かつ捲縮付
与後に張力調整を実施したため、高い交絡が均一に付与
されている。一方、比較例1は、延伸及び捲縮工程を同
一条件で実施しているため、高い捲縮が付与できず、ま
た交絡数も低くなっている。また、比較例2において
は、張力調整を実施していないため、張力の変動が大き
くて、交絡が低くかつ交絡抜けも多い結果となった。
製造方法である実施例1〜3においては、異色ポリマー
毎に紡糸・延伸・捲縮条件を独立に設定し、かつ捲縮付
与後に張力調整を実施したため、高い交絡が均一に付与
されている。一方、比較例1は、延伸及び捲縮工程を同
一条件で実施しているため、高い捲縮が付与できず、ま
た交絡数も低くなっている。また、比較例2において
は、張力調整を実施していないため、張力の変動が大き
くて、交絡が低くかつ交絡抜けも多い結果となった。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多色杢調
カーペット用原糸の製造方法によると、紡糸、延伸、捲
縮加工、および混繊交絡処理(インターミングル)を連
続して製造することができる効率的な方法で、安定な杢
調柄を有する高品質の多色杢調カーペット用原糸を製造
することができる。
カーペット用原糸の製造方法によると、紡糸、延伸、捲
縮加工、および混繊交絡処理(インターミングル)を連
続して製造することができる効率的な方法で、安定な杢
調柄を有する高品質の多色杢調カーペット用原糸を製造
することができる。
【0062】そして、特に従来の捲縮加工と混繊交絡処
理を連続した従来法によって得られる多色杢調カーペッ
ト用原糸の欠点を解消し、品質が格段に向上した多色杢
調カーペット用原糸を供給することができる。
理を連続した従来法によって得られる多色杢調カーペッ
ト用原糸の欠点を解消し、品質が格段に向上した多色杢
調カーペット用原糸を供給することができる。
【0063】さらに、品質が安定して改善されるので、
従来法よりも多糸条でかつ高速で製糸でき、より効率的
に製造することもできる。例えば、各異色性ポリマー糸
条の溶融紡糸、延伸、捲縮加工を4糸条同時に行い、各
異色ポリマー糸条の少なくとも1本ずつを引揃えて混繊
交絡処理すると、多色杢調カーペット用原糸を同時に4
糸条以上製造することができる。さらに、1500m/
分以上の速度で巻取ることが可能であり、生産効率を極
めて高くできる。
従来法よりも多糸条でかつ高速で製糸でき、より効率的
に製造することもできる。例えば、各異色性ポリマー糸
条の溶融紡糸、延伸、捲縮加工を4糸条同時に行い、各
異色ポリマー糸条の少なくとも1本ずつを引揃えて混繊
交絡処理すると、多色杢調カーペット用原糸を同時に4
糸条以上製造することができる。さらに、1500m/
分以上の速度で巻取ることが可能であり、生産効率を極
めて高くできる。
【図1】図1は、本発明の方法を実施するのに使用する
製造プロセスの一例を示す工程概略図である。
製造プロセスの一例を示す工程概略図である。
1:エクストルーダ、 2:スピンブロック、 3:ギ
ヤポンプ(計量装置)、4:紡糸パック(口金)、
5:油剤付与装置、 6:集束ガイドロール、7−1:
供給ローラ、 7−2:そのセパレートローラ、 8−
1、8−2:延伸ローラ、 9:フリーローラガイド、
10:捲縮加工装置、 11:回転フィルター、 1
2:フリーローラガイド、 13−1:第1引取りロー
ラ、 13−2:そのセパレートローラ、 14:張力
調整装置、 15:フリーローラガイド、 16−1:
第2引取りローラ、 16−2:そのセパレートロー
ラ、17:テンションモニタリングシステム、 18−
1:第3引取りローラ、18−2:そのセパレートロー
ラ、 19:混繊交絡加工装置、 20−1:第4引取
りローラ、 20−2:そのセパレートローラ、 2
1:フリーローラ、22:巻取装置
ヤポンプ(計量装置)、4:紡糸パック(口金)、
5:油剤付与装置、 6:集束ガイドロール、7−1:
供給ローラ、 7−2:そのセパレートローラ、 8−
1、8−2:延伸ローラ、 9:フリーローラガイド、
10:捲縮加工装置、 11:回転フィルター、 1
2:フリーローラガイド、 13−1:第1引取りロー
ラ、 13−2:そのセパレートローラ、 14:張力
調整装置、 15:フリーローラガイド、 16−1:
第2引取りローラ、 16−2:そのセパレートロー
ラ、17:テンションモニタリングシステム、 18−
1:第3引取りローラ、18−2:そのセパレートロー
ラ、 19:混繊交絡加工装置、 20−1:第4引取
りローラ、 20−2:そのセパレートローラ、 2
1:フリーローラ、22:巻取装置
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに異色性の2種以上のポリマーの
夫々から、独立して各ポリマー毎に配置された溶融紡糸
装置、油剤付与装置、延伸装置および捲縮加工装置によ
り複数種の捲縮加工糸を製造し、続いて、この複数種の
捲縮加工糸を引き揃え混繊交絡加工装置に導いて混繊交
絡処理し次いで巻取ることにより、多色杢調カーペット
用原糸を製造する方法であって、かつ、複数種の各捲縮
加工糸を引き揃え混繊交絡処理する前の各加工糸に糸条
毎の張力調整を行ない、各糸条張力を独立して制御する
と共に各糸条長手方向の張力変動を実質的になくすこと
を特徴とする多色杢調カーペット用原糸の製造方法。 - 【請求項2】 溶融紡糸装置、油剤付与装置、延伸装
置および捲縮加工装置により複数種の捲縮加工糸を製造
する工程において、それぞれの装置により製造される複
数種の捲縮加工糸が各々4糸条以上であり、かつ、この
各々4糸条以上の複数種の加工糸から、複数種の加工糸
が引揃え混繊交絡処理された多色杢調カーペット用原糸
の4糸条以上を同時に製造することを特徴とする請求項
1記載の多色杢調カーペット用原糸の製造方法。 - 【請求項3】 混繊交絡処理を1500m/分以上の
速度で行なうことを特徴とする請求項1または2記載の
多色杢調カーペット用原糸の製造方法。 - 【請求項4】 混繊交絡処理して得られた原糸が、2
種または3種の異色性糸条から構成されることを特徴す
る請求項1〜3のいずれかに記載の多色杢調カーペット
用原糸製造方法。 - 【請求項5】 異色性糸条の少なくとも1種が原着糸
条であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の多色杢調カーペット用原糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15507598A JPH11350281A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 多色杢調カーペット用原糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15507598A JPH11350281A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 多色杢調カーペット用原糸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11350281A true JPH11350281A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15598116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15507598A Pending JPH11350281A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 多色杢調カーペット用原糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11350281A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014519564A (ja) * | 2011-06-16 | 2014-08-14 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 巻縮されたマルチフィラメント糸を製造する方法及び装置 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP15507598A patent/JPH11350281A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014519564A (ja) * | 2011-06-16 | 2014-08-14 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 巻縮されたマルチフィラメント糸を製造する方法及び装置 |
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