JPH1135008A - 台車用荷締機 - Google Patents

台車用荷締機

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JPH1135008A
JPH1135008A JP1214198A JP1214198A JPH1135008A JP H1135008 A JPH1135008 A JP H1135008A JP 1214198 A JP1214198 A JP 1214198A JP 1214198 A JP1214198 A JP 1214198A JP H1135008 A JPH1135008 A JP H1135008A
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JP
Japan
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belt
ratchet
winding drum
truck
trolley
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JP1214198A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Tomaru
幸信 都丸
Hiroyasu Matsui
宏恭 松井
Mitsuo Osakabe
光雄 長壁
Takeaki Murase
健明 村瀬
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Starting Industrial Co Ltd
Original Assignee
Starting Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 台車の荷台の裏面に簡単に取付けることがで
き、簡単な操作で台車の荷台の上の荷物を荷崩れしない
ようベルトにより確実に短時間で締付けることが可能
で、かつ締付けられたベルトを引出すことができないよ
うにする。 【解決手段】 荷締時に、切換ピン17bで、ラチェッ
ト16と巻取ドラム7の切欠23との係止を切換えてベ
ルト10を引出し可能にし、引出し台車2上の荷物35
を巻いて、ベルト10の先端を固定フック30に係止
し、切換ピン17aでベルト10を巻込み状態にし、ゼ
ンマイばね11によりベルト10で荷物35を固く締
め、荷解き時は、ベルト10の先端と固定フック30の
係止を解除し、切換ピン17aで、ベルト10を巻込み
状態にし、ゼンマイばね11でベルト10を巻取ドラム
7に巻取り、切換ピン17a、17bの選択的な押込
み、ベルト10の引出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や駅の構内な
どで使用されている台車に装着して使用され、台車に載
置された荷物を締付け固定する台車用荷締機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】工場や駅の構内などでは、台車に荷物を
載置して運搬することが行われているが、台車に多数の
荷物を同時に載置して運搬する場合や、台車に荷崩れし
易い荷物を載置して運搬する場合には、荷物の荷崩れを
防止するために、ゴム、ロープ、紐などの索状体で荷物
を台車に固定している。この場合、荷物には各種の形状
のものがあり、それぞれの荷物の固定に必要な索状体の
長さは異なるので、その度ごとに適当な長さの索状体を
用意して、荷物の台車への締付け固定を行っているの
で、台車での荷物の締付けは煩雑で手間がかかり、荷物
の運搬の作業効率を低下させている。
【0003】この種の技術として、フォークリフトなど
で荷物を移動する際に使用するパレットについては、実
開昭61−5725号公報や特公平7−106746号
公報で、パレットの上板と下板間に巻取ドラムを設け
て、荷物を締付けるものが提案されているが、台車では
底面と地面間が狭い上記の公報で提案された巻取ドラム
はこの間に配設することはできず、また前述のように煩
雑な締付け作業が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述したよ
うな台車の荷台への荷物の締付け作業の現状に鑑みてな
されたものであり、その目的は、台車の荷台の裏面に簡
単に取付けることができ、簡単な操作で台車の荷台の上
の荷物を荷崩れしないようベルトにより確実に短時間で
締付けることが可能で、かつ締付けられたベルトを引出
すことができないように構成した台車用荷締機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、台車の荷台の裏面に取付けられる薄型形状
の荷締機本体に付勢状態で巻込み収容されるベルトを引
出し、前記荷台上に載置された荷物を前記ベルトにより
締付け固定する台車用荷締機であって、前記荷締機本体
は、前記ベルトが巻装される広径薄型の巻取ドラムと、
該巻取ドラムに取付けられかつ該巻取ドラムを前記ベル
トの巻込み方向に付勢するゼンマイばねと、該ベルトの
引出しおよび巻込みを制御するラチェット手段とを有
し、該ラチェット手段は支軸を中心に揺動して巻取ドラ
ムの外周に設けられた切欠に係止し得るラチェット、該
ラチェットの両端を押圧するよう設けられた一対の切換
ピン、前記ラチェットを所定角度をもって定位置に保持
するセンターピンとからなる台車用荷締機を特徴とする
ものである。
【0006】このように構成すると、薄型に形成される
荷締機本体が、台車の荷台の裏面に簡単に取付けられ、
巻取ドラムからゼンマイばねのばね力に抗してベルトを
引出し、荷台上に載置された荷物は、ゼンマイばねの復
元力とラチェット手段による簡単な操作でベルトによっ
て堅固にかつ短時間で締付けられる。
【0007】さらに本発明において、前記ラチェット手
段を誤動作から防止するため前記切換ピンの外周を覆っ
てカバー体が設けられるか、あるいは前記ベルトの引出
し可能位置に一方の切換ピンの押込みを阻止するストッ
パーが設けられていることを特徴とするものである。
【0008】このように構成すると、薄型に形成される
荷締機本体が、台車の荷台の裏面に簡単に取付けられ、
巻取ドラムからゼンマイばねのばね力に抗してベルトを
引出し、荷台上に載置された荷物は、ゼンマイばねの復
元力とラチェット手段による簡単な操作でベルトによっ
て堅固にかつ短時間で締付けられ、またカバー体により
その外周を覆われる切換えピンによるラチェット手段
は、不注意や偶然による外力の印加による誤動作は生じ
ず、また前記ベルトの引出し可能位置に一方の切換ピン
の押込みを阻止するストッパーが設けられているので不
注意や偶然により外力が印加されても前記一方の切換ピ
ンが誤動作してベルトが引出されることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を、図1乃至図9を参照し
て以下に説明する。図1は本発明の一実施例の要部の構
成を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は正面図、図2は本発明に係る荷締機での荷物の
載置状態を示す正面図、図3は図2の側面図、図4は本
発明に係る荷締機での荷物の締付け状態を示す正面図、
図5は図4の側面図、図6は本発明の他の実施例の要部
の構成を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は正面図、図7は図1に示す一実施例でのベ
ルト引出時のラチェットの係止状態を示す説明図、図8
は図1に示す一実施例でのベルト引出時のラチェットの
係止解除状態を示す説明図、図9および図10は図1に
示す一実施例でのベルト巻込み時のラチェットの揺動状
態を示す説明図、図11は図6に示す他の実施例でのベ
ルト引出時のラチェットの係止状態を示す説明図、図1
2は図6に示す他の実施例でのベルト巻込み時のラチェ
ットの揺動状態を示す説明図、図13は図6に示す他の
実施例でのストッパーによりベルトの引出し可能位置へ
の一方の切換ピンの押込みを阻止された状態を示す説明
図である。
【0010】そして図面において、1は下ケース3と上
ケース25とで形成されたケース33内に収容された荷
締機本体、2は該荷締機本体がその荷台2aの裏面(底
面)に固定された台車、5は下ケース3の底面から突設
されたシャフト、6は該シャフトの近傍に形成されたば
ねフック、7は前記シャフトに回転自在に軸支された巻
取ドラム、8は該巻取ドラムの周面に形成されベルト1
0が巻装された溝部、11は内端が前記ばねフック6
に、外端が巻取ドラムの下方に形成された香箱12にそ
れぞれ保持されたゼンマイばね、15は下ケース3に設
けられラチェット16が揺動自在に取付けられた支軸、
17a、17bはラチェット16と対向しその外側両端
と係合し得る一対の切換ピン、23は巻取ドラム7の外
周に形成され前記ラチェット16の係止部16a、16
bと係合し得る多数の切欠である。
【0011】まず本発明の一実施例を図1乃至図5につ
いて説明すると、荷締機本体1は下ケース3と上ケース
25とで形成されたケース33内に収容され、このケー
ス33が、図2乃至図5に示すように台車2の荷台2a
の裏面(底面)に前記ケース33に形成された取付孔2
8を介してボルト(図示せず)により固定されている。
【0012】下ケース3にはシャフト5が一体に突出形
成されており、このシャフト5には巻取ドラム7が回動
自在に軸支され、該巻取ドラム7の周面に形成された溝
部8に、荷物締付けに使用するベルト10が巻装されそ
の内端が巻取ドラム7に固定されている。そして下ケー
ス3のシャフト5の近傍にはばねフック6が形成され、
また巻取ドラム7の下方にはゼンマイばねの香箱12が
形成されており、巻取ドラム7の下方において前記ゼン
マイばね11の内端がばねフック6に、ゼンマイばね1
1の外端が香箱12の外周に形成されたばねフック(図
示せず)にそれぞれ保持され、ゼンマイばね11によっ
て巻取ドラム7はベルト10を巻込む方向に付勢されて
いる。そして下ケース3を覆うとともに軸受部24でシ
ャフト5を軸支するようにして、上ケース25がねじ2
6で下ケース3に固定されている。
【0013】さらに下ケース3には支軸15が設けら
れ、この支軸15にはラチェット16が揺動自在に取付
けられ、該ラチェット16に対向する巻取ドラム7の外
周には多数の切欠23が形成され、該切欠はラチェット
16の外方の垂直壁と内方の傾斜壁からなる係止部16
a、16bと係合し得るよう構成され、また下ケース3
のラチェット16の外側に設けた三角形状の中央部分1
6cに対向して、該ラチェット16を所定角度位置に保
持するセンターピン20が配設され、該センターピン2
0にはセンターピン20をラチェット16の中央部分1
6cに向かって押圧するよう付勢されたスプリング21
が取付けられている。
【0014】また下ケース3のセンターピン20を挟む
位置に、ラチェット16と対向しその外側両端を押圧し
て切欠23との係合を切換える一対の切換ピン17a、
17bが、それぞれカバー32a、32b内に配設さ
れ、一対の切換ピン17a、17bには該切換ピンを外
方に付勢する復帰スプリング18a、18bがそれぞれ
取付けられて、各切換ピン17a、17bを非操作時に
はラチェット16と非接触状態となるよう保持してい
る。
【0015】さらにケース33の中央端部にガイドロー
ラ27が配設され、巻取ドラム7に巻装されているベル
ト10は、このガイドローラ27に案内されて荷締機本
体1のケース33から台車2の上方に引出されるように
なっており、台車2にはケース33から引出され荷台2
a上の荷物35を締めたベルト10の先端が係止される
固定フック30が設けられている。
【0016】上記した図1乃至図3に示す実施例におい
ては、一対の切換ピン17a、17bの外周を覆ってカ
バー32a、32bを設け、各切換ピン17a、17b
を非操作時にはラチェット16と非接触状態となるよう
保持して不注意や偶然による外力の印加による誤動作は
生じないよう構成しているが、図6のような構成を有す
るラチェット16を誤動作から防止する機構とすること
もできる。すなわち図6においては、カバー32a、3
2bを取除き切換ピン17a、17bを下ケース3の外
部に突出させる構造となっている。このような構造は、
ケース33が台車2の荷台2aの裏面に固定されている
ため、手による操作より足による操作の方がし易く、こ
の操作の容易性に応じて一対の切換ピン17a、17b
を外部に突出せしめたものである。
【0017】しかしながらこのような構成にすると、不
注意や偶然により切換ピンを押込み易く、特にベルト1
0を引出し可能となす切換ピン17bが押込まれると、
荷物35を締めたベルト10が緩み荷崩れの原因とな
る。したがって図6においては下ケース3の外面にスラ
イダー34をビス36により滑動自在に取付け、該スラ
イダー34には一端に切換ピン17bの頭部よりやや大
径の円部を有する長孔34aを穿設し、一方切換ピン1
7bの頭部の外周には該長孔34aの他端部付近が嵌合
し得る溝17b−1を設けたものである。したがって荷
物35をベルト10により締付けたのちスライダー34
を滑動させ、その長孔34aの他端部付近を溝17b−
1の嵌合させると、切換ピン17bの押込みができなく
なるよう構成したので、不注意や偶然による誤動作が防
止できたのである。
【0018】このような構成の本発明の動作を説明す
る。図4および図5に示すように、台車2の荷台2aに
荷物35を積載し、この状態でガイドローラ27位置の
ベルト10をケース33から引出すと、ゼンマイばね1
1のばね力に抗して巻取ドラム7が図1(a)で時計回
り方向に回転し、図7および図8に示すように巻取ドラ
ム7は切欠23がラチェット16の一方の係止部16a
の傾斜壁を跳ね上げながら、時計回り方向に回転してベ
ルト10がケース33から送り出される。このベルト1
0を、図4および図5に示すように、荷物35の上を這
わせてベルト10によって荷物35を巻付け、ベルト1
0の先端を固定フック30に係止する。
【0019】この状態ではラチェット16の係止部16
aの垂直壁は、図7に示すように対応する位置の切欠2
3に係止されており、ベルト10の引出しは可能である
がゼンマイばね11のばね力によるベルト10の巻込み
は阻止されている。そこで荷締めを確実に行わせるため
に切換ピン17aを復帰スプリング18aに抗して押込
んで、ラチェット16の外側他端を押圧して該ラチェッ
トの係止部16aと切欠23との係止を解除すると、図
9および図10に示すように巻取ドラム7はゼンマイば
ね11のばね力によって、切欠23がラチェット16の
他方の係止部16bの傾斜壁を跳ね上げながら反時計方
向に回転し、ベルト10が張った位置で停止する。この
位置は荷物35を巻いたベルト10がゼンマイばね11
のばね力によって締め上げられた状態で、荷物35は台
車2の荷台2a上に堅固に保持され荷崩れを起こすこと
はない。
【0020】この場合ベルト10の引出し長さによって
は図10に示すように、ラチェット16の係止部16b
が嵌合し係止される切欠23が対応する位置になく、ラ
チェット16の係止部16bが切欠23に乗上げて係止
されないで荷締めが行われることがある。しかしこの状
態でも、いずれその前後の切欠23にラチェット16の
係止部16bが落ち込みベルト10は引出方向にロック
されるため荷物35を締付状態で保持して荷崩れを起こ
すことはない。またベルト10の締付力がゼンマイばね
11のばね力だけでは少ないと感じた時は人の手により
ベルト10をケース33内に強制的に送り込めばその分
だけ強く締った状態で荷物35を保持することができ
る。
【0021】この状態でハンドル2bを操作して台車2
が移動され、荷物35は安全に目的位置まで運搬され
る。
【0022】なおセンターピン20とラチェット16の
三角形状の中央部分16cとはつぎのような動作関係と
なっている。すなわちセンターピン20の先端20a
は、断面三角形となっており、またラチェット16の中
央部分16cにも同一角度の断面三角形が形成されて、
両三角形が互いに斜面で係合している。
【0023】したがってセンターピン20の先端20a
の三角形の一斜面と、ラチェット16の中央部分16c
の三角形の一斜面との係合は、切換ピン17a、17b
の押圧によるラチェット16の揺動により該ラチェット
16の中央部分16cがスプリング21に抗してセンタ
ーピン20を押圧して該センターピンの先端20aの三
角形の他の斜面とラチェット16の中央部分16cの三
角形の他の斜面との係合に切換わるが、通常は両三角形
の斜面同士が係合しているのでラチェット16は所定角
度をもって定位置に保持される。
【0024】つぎに目的地まで荷物35を運搬し台車2
から荷物35を降ろす場合には、切換ピン17bを復帰
スプリング18bに抗して押込んでラチェット16の外
側一端を押圧して該ラチェットの係止部16bと切欠2
3との係止を解除すると、ベルト10は引出し可能な状
態となるのでベルト10を必要長だけ引出し、ベルト1
0の先端を固定フック30から外し荷物35の締付けを
解除し荷物35を台車2から所定位置に降ろす。
【0025】ついで切換ピン17aを押込んでラチェッ
ト16の外側他端を押圧して該ラチェットの係止部16
bを切欠23に嵌合するよう切換えると、ゼンマイばね
11のばね力によってベルト10は巻取ドラム7に巻取
られる。
【0026】なお図6の実施例における動作も上記した
説明と同様であるが、ラチェット16を誤動作から防止
するための手段が多少異なる。すなわち切換ピン17b
を押込んでベルト10を引出して荷物35の上を這わ
せ、該ベルト10によって荷物35を巻付けベルト10
の先端を固定フック30に係止する場合は、スライダー
34を動作位置に滑動して長孔34aの一端部にある円
部と切換ピン17bの位置を合わせておく。一方ベルト
10の先端を固定フック30に係止して目的地まで荷物
35を運搬する時などに誤って切換ピン17bを押込み
ベルト10が引出されることを防止するためスライダー
34を非動作位置に滑動して長孔34aの一端部付近を
切換ピン17bの溝17b−1に嵌合させると、切換ピ
ン17bの押込みができず不注意や偶然による誤動作を
防止できる。なお37は、スライダー34の裏面と下ケ
ース3の外面との間に設けられたボールであって、下ケ
ース3より外方にスプリングにより付勢されスライダー
34の小孔34bに嵌合可能であって、スライダー34
の長孔34aの他端部付近が溝17b−1に嵌合した状
態の時、ボール37と小孔34bが嵌合してその位置に
スライダー34を保持する働きをなすものである。
【0027】このように本発明によると薄型の荷締機本
体1は、台車2の荷台2aの裏面に取付けられ荷締時に
は切換ピン17bを操作してラチェット16の係止部1
6aが巻取ドラム7の切欠23に嵌合するよう切換え
て、ベルト10を引出し自在にさせ、ケース33からベ
ルト10をゼンマイばね11のばね力に抗して引出して
台車2上の荷物35を巻いてベルト10の先端を台車2
の固定フック30に係止し、切換ピン17aを操作して
ラチェット16の係止部16bを巻取ドラム7の切欠2
3に嵌合するよう切換えてベルト10を巻込み自在にす
ると、ゼンマイばね11のばね力によってベルト10は
荷物35を締付ける。また荷締の解除時には切換ピン1
7bを操作してラチェット16の係止部16bを巻取ド
ラム7の切欠23との係合を解除のため切換えてベルト
10を引出し自在にさせ少し引き出しベルト10の先端
を固定フック30から外した後、切換えピン17aを操
作してラチェット16を切換えると、ゼンマイばね11
のばね力によってベルト10は巻取ドラム7に巻取られ
る。
【0028】このように本発明は、簡単に台車2の荷台
2aの裏面への取付けが可能で切換ピン17a、17b
の選択的な押込みと、ベルト10の引出しと、ベルト1
0の先端の固定フック30への係止と係止の解除との簡
単な操作により、荷物35の荷締と荷締の解除とを効率
的に行うことが可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によると、荷締機
本体が、ベルトが巻装される広径薄型の巻取ドラムと、
巻取ドラムに取付けられ、巻取ドラムをベルトの巻込み
方向に付勢するゼンマイばねと、ベルトの引出しおよび
巻込みを制御するラチェット手段とを備えているので、
薄型に形成される荷締機本体を、台車の荷台の裏面に簡
単に取付けることができ、巻取ドラムからゼンマイばね
のばね力に抗してベルトを引出し、荷台上に載置された
荷物を、ラチェット手段による簡単な操作で、ベルトに
よって堅固にかつ短時間で締付けることが可能になる。
【0030】さらに本発明では、ラチェット手段を誤動
作から防止するためカバー体によりその外周を覆われる
切換えピンによるラチェット手段は、不注意や偶然によ
る外力の印加による誤動作は生じず、また前記ベルトの
引出し可能位置に一方の切換ピンの押込みを阻止するス
トッパーが設けられているので不注意や偶然により外力
が印加されても前記一方の切換ピンが誤動作してベルト
が引出されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の構成を示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図
である。
【図2】本発明に係る荷締機での荷物の載置状態を示す
正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本発明に係る荷締機での荷物の締付け状態を示
す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例の要部の構成を示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図
である。
【図7】図1に示す一実施例でのベルト引出時のラチェ
ットの係止状態を示す説明図である。
【図8】図1に示す一実施例でのベルト引出時のラチェ
ットの係止解除状態を示す説明図である。
【図9】図1に示す一実施例でのベルト巻込み時のラチ
ェットの揺動状態の第一工程を示す説明図である。
【図10】図1に示す一実施例でのベルト巻込み時のラ
チェットの揺動状態の第二工程を示す説明図である。
【図11】図6に示す他の実施例でのベルト引出時のラ
チェットの係止状態を示す説明図である。
【図12】図6に示す他の実施例でのベルト巻込み時の
ラチェットの揺動状態を示す説明図である。
【図13】図6に示す他の実施例でのストッパーにより
ベルトの引出し可能位置への一方の切換ピンの押込みを
阻止された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 荷締機本体 2 台車 2a 荷台 2b ハンドル 3 下ケース 5 シャフト 6 ばねフック 7 巻取ドラム 8 溝部 10 ベルト 11 ゼンマイばね 12 香箱 15 支軸 16 ラチェット 16a、16b 係止部 16c 中央部分 17a、17b 切換ピン 17b−1 溝 18a、18b 復帰スプリング 20 センターピン 20a 先端 21 スプリング 23 切欠 24 軸受部 25 上ケース 26 ねじ 27 ガイドローラ 28 取付孔 30 固定フック 32a、32b カバー 33 ケース 34 スライダー 34a 長孔 34b 小孔 35 荷物 36 ビス 37 ボール
フロントページの続き (72)発明者 村瀬 健明 東京都杉並区桃井4丁目4番4号 スター テング工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車の荷台の裏面に取付けられる薄型形
    状の荷締機本体に付勢状態で巻込み収容されるベルトを
    引出し、前記荷台上に載置された荷物を前記ベルトによ
    り締付け固定する台車用荷締機であって、前記荷締機本
    体は、前記ベルトが巻装される広径薄型の巻取ドラム
    と、該巻取ドラムに取付けられかつ該巻取ドラムを前記
    ベルトの巻込み方向に付勢するゼンマイばねと、該ベル
    トの引出しおよび巻込みを制御するラチェット手段とを
    有し、該ラチェット手段は支軸を中心に揺動して巻取ド
    ラムの外周に設けられた切欠に係止し得るラチェット、
    該ラチェットの両端を押圧するよう設けられた一対の切
    換ピン、前記ラチェットを所定角度をもって定位置に保
    持するセンターピンとからなることを特徴とする台車用
    荷締機。
  2. 【請求項2】 前記ラチェット手段を誤動作から防止す
    るため前記切換ピンの外周を覆ってカバー体が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の台車用荷締機。
  3. 【請求項3】 前記ラチェット手段を誤動作から防止す
    るため前記ベルトの引出し可能位置に一方の切換ピンの
    押込みを阻止するストッパーが設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の台車用荷締機。
JP1214198A 1997-05-23 1998-01-06 台車用荷締機 Pending JPH1135008A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001076929A1 (en) * 2000-04-06 2001-10-18 Douglas Richard Gatecliffe Load carrying device
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