JPH11349880A - オフセット印刷用インキ組成物及びオフセット印刷方法 - Google Patents
オフセット印刷用インキ組成物及びオフセット印刷方法Info
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Abstract
離を防止でき、且つ版面には十分な湿し水を供給でき、
印刷紙面の汚れを低減できるオフセット印刷用インキ組
成物。 【解決手段】 バインダー樹脂、植物油及び/又は溶
剤、顔料を主要成分とするオフセット印刷用インキ組成
物であって、下記一般式(1)及び/又は(2)で示さ
れるジグリセライドを、全インキ組成物中0.05〜3
重量%含有してなることを特徴とするオフセット印刷用
インキ組成物。 【化7】 (R1、R2は、同一又は異なって、炭素数13〜23の
飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素を表わす) 【化8】 (R3、R4は、同一又は異なって、炭素数13〜23の
飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素を表わす)
Description
おける乳化適性が改善され、印刷紙面の汚れのない印刷
物を得るためのオフセット印刷用インキ組成物及びオフ
セット印刷方法に関する。
刷用インキ組成物は、湿し水と共に版面に供給される。
版面上の画線部と非画線部は湿し水に対する反発力が異
なるため、オフセット印刷用インキ組成物の着肉性に差
が生じて画像が形成される。オフセット印刷用インキ組
成物が適正な乳化状態にない場合、非画線部にもオフセ
ット印刷用インキ組成物が付着するため印刷紙面が汚れ
たり、画像部の着肉不良から画像濃度が低下する等の弊
害が現れる。これ以外にも、乳化適性不良はパイリン
グ、ローラーストリップ、ミスチング等のトラブルを起
こす原因となる。このような印刷トラブルを起こすこと
なく高精細な印刷物を得るには、オフセット印刷用イン
キ組成物の湿し水による乳化状態を微妙なバランスで制
御する技術が要求される。一方、近年、印刷速度の高速
化により、ブランケット胴上や版面上で乳化インキが受
けるせん断応力が非常に高くなってきた。しかし、同じ
印刷機上でもインキ溜め(ファウンテン)の中等での応
力は低い。オフセット印刷インキの乳化状態はせん断応
力の強さによっても影響されるため、応力がこのように
様々なレベルに変化する印刷機上の各部分の乳化状態を
適正値とするのが困難となってきている。
の場合においては、印刷機上の各部分の乳化状態を適正
値とするのが困難である。現在、新聞印刷の印刷機とし
ては、オフセット輪転印刷機が主流となっている。その
オフセット輪転印刷機も更なる省力化、高速化を図るた
め、インキ量調整用のキーがないキーレス方式のオフセ
ット輪転印刷機(以下、キーレスオフ輪印刷機といい、
キーレスオフ輪印刷機での印刷をキーレスオフ印刷とい
う)へと変化してきいる。キーレスオフ輪印刷機では、
一般的にオフセット印刷用インキ組成物中の含水率が約
20〜30重量%のインキをローラーにより版面上に絵
柄面積にかかわらず一定量供給され、版面で消費されな
かったインキは湿し水や紙粉等と共にインキ循環装置へ
戻り、再びローラーにより版面上に供給されるようにな
っており、キーレスオフ輪印刷機上の各部分の乳化状態
を適正値にすることが困難となっている。印刷紙面の汚
れや濃度むらを防ぐために、特にキーレスオフ印刷で
は、版面の非画像部へ十分な湿し水を供給する必要があ
る。このため印刷機上(高せん断速度下)では乳化を適
度に不安定化する必要があることがわかっている。ま
た、ファウンテン内(低せん断速度下)では、水分離を
防ぐため乳化を安定化させる必要があることがわかって
いる。
の乳化適性とファウンテン内(低せん断速度下)での乳
化適性は相反する要求であり、この相反する要求に対し
て、従来は、ファウンテン内の乳化を安定化させるため
にロジン酸が多い樹脂を使用し、印刷機の版面等での含
水率を低下させるためにアルコール系、グリコールエー
テル系等の助剤を使用し、両者のバランスをとること
で、印刷紙面の汚れ、画像濃度、インキ転移、ファウン
テン内の水分離等の問題を解決してきた。
ランスをとることが難しく、印刷できる条件が非常に狭
くなり、紙粉等の影響で乳化が不安定になり水分離が発
生し、インキ転移がうまく行われず印刷紙面に白抜け等
の現象が起こる等の問題があった。
間に長い放置時間があるため、ファウンテン内(低せん
断速度下)においては乳化インキに安定性が無い場合、
水分離が発生し、印刷を開始するとインキが転移しない
等の問題が生じ、これを解決するために、乳化安定性を
高めすぎると紙面汚れが発生する等の問題が生じてい
た。
印刷の分野では高せん断速度下と低せん断速度下の双方
の乳化適性を同時に満足する技術が切望されている。
ためになされたものであり、オフセット用印刷インキ組
成物の乳化適性を改善し、ファウンテンでの水分離を防
ぐことができ、且つ版面には十分な湿し水を供給でき、
印刷紙面の汚れの軽減を図ることが出来るオフセット印
刷用インキ組成物を提供することにある。
を解決するために鋭意検討した結果、下記一般式(1)
及び/又は(2)で示されるジグリセライドをオフセッ
ト印刷用インキ組成物中に含有させる方法が有効である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
脂、植物油及び/又は溶剤、顔料を主要成分とするオフ
セット印刷用インキ組成物であって、下記一般式(1)
及び/又は(2)で示されるジグリセライドを、全イン
キ組成物中に0.05〜3重量%含有してなることを特
徴とするオフセット印刷用インキ組成物に関する。
13〜23の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を表わ
す)
13〜23の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を表わ
す)
セット印刷用インキ組成物が、更に、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、高級アルコール類、グリセリンモノ
脂肪酸エステル類、グリセリンの脂肪酸によるモノエス
テルのエチレンオキサイド重付加物、ポリグリセリン脂
肪酸エステル類、、ソルビタン脂肪酸エステル類、ソル
ビタンの脂肪酸によるエステルのエチレンオキサイド重
付加物から選ばれる少なくとも1種の非イオン系界面活
性剤を含有することを特徴とするオフセット印刷用イン
キ組成物に関する。
輪転印刷機を使用してオフセット印刷する方法におい
て、前記1)項又は2)項のいずれかに記載のオフセッ
ト印刷用インキ組成物を使用することを特徴とするオフ
セット印刷方法に関する。
インキ組成物を更に詳細に説明する。
使用するジグリセライドは一般式(1)及び/又は
(2)で示されるジ長鎖脂肪酸グリセライドである。
13〜23の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基、好ま
しくは炭素数13〜17の飽和又は不飽和の脂肪族炭化
水素基を表わす)
13〜23の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基、好ま
しくは炭素数13〜17の飽和又は不飽和の脂肪族炭化
水素基を表わす)
R3、R4は炭素数13〜23(好ましくは13〜17)
の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基であり、炭素数1
4〜24(好ましくは14〜18)の飽和又は不飽和脂
肪酸からカルボキシル基を除いた残基である。炭素数1
4〜24の飽和又は不飽和脂肪酸としては、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸などの飽和脂肪酸、オレイン酸、リ
ノレン酸、リノール酸、パルミトレイン酸などの不飽和
脂肪酸などがあげられる。
は、たとえばジオレイン酸グリセライド、ジステアリン
酸グリセライド、ジミリスチン酸グリセライド、ジパル
ミチン酸グリセライド、ジリノール酸グリセライド等が
好ましいものとしてあげられる。これらジグリセライド
は単独で使用してもよく2種以上を併用してもよい。
オフセット印刷用インキ組成物は、印刷機の版面等では
乳化が適度に不安定化されて、十分な湿し水を版の非画
線部に供給することができ、そのため印刷紙面が汚れた
り、印刷紙面の濃度むらなどが発生しない。一方、ファ
ウンテン内などの低いせん断速度下では乳化が適度に安
定化されて、水が分離せず、インキの供給が良好に行な
える。したがって、本発明のオフセット印刷用インキ組
成物は、キーレスオフ輪印刷機にとくに好適に使用され
る。
インキ組成物中に、0.05〜3重量%含有しているこ
とが好ましく、より好ましくは0.1〜3重量%であ
る。ジグリセライドの含有量が前記範囲未満ではファウ
ンテン内(低せん断速度下)における乳化を安定する効
果、印刷機の版面等(高せん断速度下)における乳化を
低減させる効果が得られず、一方前記範囲を超えると、
乳化が安定しすぎるためPS版等の版面上に湿し水を十
分に供給することが出来なくなったり、乳化が過剰にな
ることにより印刷紙面が汚れるなどの問題が生じる。
る場合は、本発明のオフセット印刷用インキ組成物に非
イオン系界面活性剤を適量、好ましくは本発明のオフセ
ット印刷用インキ組成物中に0.001〜1重量%含有
させることが好ましい。より好ましくは、0.01〜1
重量%である。
ノニルフェノールのエチレンオキサイド付加物、オクチ
ルフェノールのエチレンオキサイド重付加物等のポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ラウリルア
ルコールのエチレンオキサイド重付加物等のポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類、セタノール、トリデカノ
ール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコー
ル等の高級アルコール類、オレイン酸モノグリセライ
ド、ミリスチン酸モノグリセライド、ステアリン酸モノ
グリセライド、イソステアリン酸モノグリセライド等の
グリセリンモノ脂肪酸エステル類、ビス(ポリオキシエ
チレン)グリセリンモノオレエート、ビス(ポリオキシ
エチレン)グリセリンモノステアレート等のグリセリン
の脂肪酸によるモノエステルのエチレンオキサイド重付
加物、デカグリセリンデカオレエート、ヘプタグリセリ
ンヘプタオレエート等のポリグリセリン脂肪酸エステル
類、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソル
ビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、トリラウリン酸
ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、トリパルミ
チン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、ソ
ルビタンのステアリン酸によるモノエステルのエチレン
オキサイド重付加物、ソルビタンのオレイン酸によるモ
ノエステルのエチレンオキサイド重付加物、ソルビタン
のステアリン酸によるトリエステルのエチレンオキサイ
ド重付加物、ソルビタンのオレイン酸によるトリエステ
ルのエチレンオキサイド重付加物等のソルビタンの脂肪
酸によるエステルのエチレンオキサイド重付加物等が例
示できる。これら非イオン系界面活性剤は単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。
は、前記成分以外に、オフセット印刷用インキ組成物に
使用されている公知のバインダー樹脂、着色剤、植物
油、高沸点溶剤、ゲル化剤、各種添加剤等を含有させる
ことが出来る。
使用するバインダー樹脂としては、ロジン変性フェノー
ル樹脂、各種アルキッド樹脂、石油樹脂、ロジンエステ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ギルソナイト或いはそれら
の変性物等が例示出来る。これらバインダー樹脂は単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
使用する着色剤としては、一般的に用いられる無色又は
有色の、無機又は有機顔料が使用でき、具体的には、二
酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、磁性酸化
鉄等の無機顔料、アゾ顔料、レーキ顔料、フタロシアニ
ン顔料、イソインドリン顔料、アントラキノン顔料、キ
ナクリドン顔料等の有機顔料、及びカーボンブラック等
が例示出来る。
使用する植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、
サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノー
ラ油等が例示出来る。
使用する溶剤としては、オフセット印刷用インキ溶剤と
して利用されている、水と相溶しない沸点160℃以
上、好ましくは沸点200℃以上のものが使用出来る。
具体的には、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系
溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、α−オレフィン
系等の石油系溶剤が例示できる。その他併用できる溶剤
の具体例としては、軽油、スピンドル油、マシン油、シ
リンダー油、テレピン油、ミネラルスピリット、アルコ
ール類、ケトン類、エステル類等が例示出来る。
必要に応じて使用するゲル化剤としては、アルミニウム
アルコレート類、アルミニウムキレート化合物類等があ
げられ、好ましい具体例としては、アルミニウムイソプ
ロポキシド、モノsec−ブトキシアルミニウムジイソ
プロポキシド、アルミニウムsec−ブトキシド、エチ
ルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、
アルミニウムトリスエチルアセトアセテート等が例示出
来る。
成物には、顔料分散剤、ドライヤー、乾燥遅延剤、酸化
防止剤、整面助剤、裏移り防止剤等の添加剤を適宜使用
することが出来る。
おける各成分の好ましい範囲を下記に示す。
計は、30〜60重量%であるのが好ましい。
製造するには、従来公知の方法が使用できる。
組成物を得るために通常用いられる製造法について説明
する。
剤等に溶解したワニスを得る。尚、この際、必要に応じ
てゲル化剤を含有させゲルワニスとすることも出来る。
に応じて顔料分散剤を3本ロールミル等で練肉分散させ
ることによりオフセット印刷用インキベースを得る。
前記ワニス、本発明で使用する特定のジグリセライド、
必要に応じて本発明で特定した非イオン系界面活性剤、
必要に応じてその他の添加剤等を加え、植物油、溶剤等
で所定の粘度に調製しオフセット印刷用インキ組成物を
得る。
キーレスオフ輪印刷機での印刷にとくに好適に使用され
るものである。とりわけ印刷速度の大きい新聞印刷に好
適に使用されるものである。
セット印刷用インキ組成物の効果をさらに詳細に説明す
るが、本発明はその主旨と適用範囲を逸脱しない限りこ
れらに限定されるものではない。なお、以下の記述中に
おいて、「部」は重量部を示す。
造] (ロジン変性フェノール樹脂ワニスの製造)コンデンサ
ー、温度計、及び攪拌機を装着した四つ口フラスコにロ
ジン変性フェノール樹脂(日立化成ポリマー(株)製テ
スポール1360、分子量72,000、酸価21.
0)40部、大豆油20部、6号ソルベント(日本石油
化学(株)製)39部、ゲル化剤(川研ファインケミカ
ル(株)製ALCH)1部を仕込み、175℃に昇温し
た後、同温度で30分間攪拌してロジン変性フェノール
樹脂ワニスを得た。
ー、温度計、及び攪拌機を装着した四つ口フラスコにギ
ルソナイトセレクト(アメリカンギルソナイト社製)2
0部、スピンドル油80部を仕込み、120℃に昇温し
た後、同温度で4時間攪拌してギルソナイトワニスを得
た。
ロジン変性フェノール樹脂ワニス35部、ギルソナイト
ワニス27部、カーボンブラック(三菱化学(株)製カ
ーボンブラック#33)31部、スピンドル油7部を、
3本ロールミルにて練肉を行い、オフセット印刷用イン
キ用のインキベースを得た。
割合となるように、鉱物油、ジグリセライド、非イオン
系界面活性剤を添加して混合した後、攪拌し、オフセッ
ト印刷用インキ組成物を得た。
しない他は実施例1〜11と同じ操作を行って、オフセ
ット印刷用インキ組成物を得た。
割合となるように、鉱物油、ジグリセライド(比較例
2)、鉱物油、トリデカノール(比較例3)を添加し
て、混合した後攪拌し、オフセット印刷用インキ組成物
を得た。
刷用インキ組成物と湿し水(サカタインクス(株)製S
AH−7、電導度200μs)とを攪拌し、含有率20
重量%の乳化インキを得た。該各乳化インキを十分ポン
プで循環させた後、下記の印刷機、印刷条件でキーレス
オフ印刷を行い、印刷紙面の汚れについて調べた。印刷
紙面に汚れが無い状態を3、印刷紙面がやや汚れる状態
を2、印刷紙面に汚れが目立つ状態を1として評価し
た。結果を表2に示す。ここで、乳化インキ中の含水率
は、式:
キを採取し、1日放置した後の乳化状態を調べた。乳化
インキの水分離がない状態を3、インキを混ぜると水が
分離する状態を2、乳化インキを採取した容器を軽くゆ
らすだけで水が分離する状態を1として評価した。結果
を表2に示す。
定性 実施例1〜11、比較例1〜3で得られた各オフセット
印刷用インキ組成物と湿し水(サカタインクス(株)製
SAH−7、電導度200μs)とを攪拌し、含水率が
40重量%の乳化インキを得た。得られた各乳化インキ
を1日放置した後の乳化状態を調べた。乳化インキの水
分離がない状態を3、インキを混ぜると水が分離する状
態を2、乳化インキを採取した容器を軽くゆらすだけで
水が分離する状態を1として評価した。結果を表2に示
す。
の印刷試験) 実施例2、実施例6〜11について、印刷試験1と同じ
印刷機、湿し水、版材、用紙、印刷速度で、湿し水の供
給量を変化させて印刷紙面の汚れを調べた。この印刷機
ではスミス・ダンプナーと呼ばれる装置で湿し水を供給
し、ここにかかる電圧を0〜6Vの範囲で変えることに
より、それに比例して供給水量が変わる機構になってい
る。標準の供給水量の設定電圧に対して、この電圧を変
化させた(−:供給水量減、+:供給水量増)ときの印
刷紙面の汚れを調べた。印刷紙面に汚れが無い状態を
3、印刷紙面がやや汚れる状態を2、印刷紙面に汚れが
目立つ状態を1として評価した。結果を表3に示す。
セライドを含有するオフセット印刷インキ組成物を用い
ることにより、インキ溜め内(ファウンテン)では湿し
水が分離しないように乳化を維持することが可能とな
り、且つ印刷紙面の汚れ等を軽減することができた。
Claims (3)
- 【請求項1】 バインダー樹脂、植物油及び/又は溶
剤、顔料を主要成分とするオフセット印刷用インキ組成
物であって、下記一般式(1)及び/又は(2)で示さ
れるジグリセライドを、全インキ組成物中に0.05〜
3重量%含有してなることを特徴とするオフセット印刷
用インキ組成物。 【化1】 (R1、R2は、同一又は異なって、炭素数13〜23の
飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を表わす) 【化2】 (R3、R4は、同一又は異なって、炭素数13〜23の
飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を表わす) - 【請求項2】 請求項1記載のオフセット印刷用インキ
組成物が、更に、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、
高級アルコール類、グリセリンモノ脂肪酸エステル類、
グリセリンの脂肪酸によるモノエステルのエチレンオキ
サイド重付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソ
ルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタンの脂肪酸による
エステルのエチレンオキサイド重付加物から選ばれる少
なくとも1種の非イオン系界面活性剤を含有することを
特徴とするオフセット印刷用インキ組成物。 - 【請求項3】 キーレスオフセット輪転印刷機を使用し
てオフセット印刷する方法において、請求項1又は2記
載のオフセット印刷用インキ組成物を使用することを特
徴とするオフセット印刷方法。
Priority Applications (1)
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JP16231298A JP3895042B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | オフセット印刷用インキ組成物及びオフセット印刷方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005290079A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 印刷インキ組成物 |
JP2014065847A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 印刷インキ組成物の製造方法および印刷インキ組成物 |
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-
1998
- 1998-06-10 JP JP16231298A patent/JP3895042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014065847A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 印刷インキ組成物の製造方法および印刷インキ組成物 |
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