JPH11349259A - エレベータのかご - Google Patents
エレベータのかごInfo
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- JPH11349259A JPH11349259A JP16026698A JP16026698A JPH11349259A JP H11349259 A JPH11349259 A JP H11349259A JP 16026698 A JP16026698 A JP 16026698A JP 16026698 A JP16026698 A JP 16026698A JP H11349259 A JPH11349259 A JP H11349259A
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- Japan
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- car
- ceiling
- plate
- elevator
- elevator car
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】かごの天井の意匠面の制約を減らし、建物の高
層化の障害も緩和することのできるエレベータのかごを
得ること。 【解決手段】かごの側板3Aと天井板5Aとの間に照明
装置10を設ける。この照明装置10には、かごの側板3A
の上端と天井板5Aの端部との間に照明ケース13をまず
固定する。この照明ケース13のかご室側には、縁枠16を
斜めに固定し、この縁枠16の上面に照光板17を重ねて固
定する。照明ケース13の天井部には、開口部を形成し、
点検蓋15を蝶番21Aを介して設ける。
層化の障害も緩和することのできるエレベータのかごを
得ること。 【解決手段】かごの側板3Aと天井板5Aとの間に照明
装置10を設ける。この照明装置10には、かごの側板3A
の上端と天井板5Aの端部との間に照明ケース13をまず
固定する。この照明ケース13のかご室側には、縁枠16を
斜めに固定し、この縁枠16の上面に照光板17を重ねて固
定する。照明ケース13の天井部には、開口部を形成し、
点検蓋15を蝶番21Aを介して設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のエレベータのかごを示す
縦断面図で、かごの内側から乗場側を見た図を示し、か
ごが昇降路の最上階に位置した状態を示す。図6におい
て、このかごは、下端の下梁1Aと上端の上梁1Bの左
端に対して、溝形鋼から製作された縦枠1Cが溶接さ
れ、右端に対して縦枠1Dが対称的に溶接されている。
縦断面図で、かごの内側から乗場側を見た図を示し、か
ごが昇降路の最上階に位置した状態を示す。図6におい
て、このかごは、下端の下梁1Aと上端の上梁1Bの左
端に対して、溝形鋼から製作された縦枠1Cが溶接さ
れ、右端に対して縦枠1Dが対称的に溶接されている。
【0003】このうち、上梁1Bの中央部には、厚板22
が溶接され、この厚板22には、複数の主索固定棒19が縦
に貫設されている。これらの主索固定棒19には、圧縮コ
イルばね23が下側から遊嵌され、更に下側に挿入された
図示しないばね受座やナットなどで圧縮されている。
が溶接され、この厚板22には、複数の主索固定棒19が縦
に貫設されている。これらの主索固定棒19には、圧縮コ
イルばね23が下側から遊嵌され、更に下側に挿入された
図示しないばね受座やナットなどで圧縮されている。
【0004】主索固定棒19の上端には、図示しない主索
の下端が固定され、この主索の上端は、昇降路の上端の
機械室の床18の上面に設置された図示しない巻上機の綱
車に巻装された後昇降路を垂下し、下端につり合いおも
りが吊り下げられている。
の下端が固定され、この主索の上端は、昇降路の上端の
機械室の床18の上面に設置された図示しない巻上機の綱
車に巻装された後昇降路を垂下し、下端につり合いおも
りが吊り下げられている。
【0005】かごは、主索固定棒19と圧縮コイルばね23
などで昇降路に吊り下げられ、この結果、かごとこのか
ごに搭乗する利用者の重量に対応して圧縮コイルばね23
が圧縮される。
などで昇降路に吊り下げられ、この結果、かごとこのか
ごに搭乗する利用者の重量に対応して圧縮コイルばね23
が圧縮される。
【0006】下梁1Aには、防振ゴムやロードセルを介
してかご床2が載置され、このかご床2の外周の上面に
は、図示しない幅木を介して左右の側板3E,3F及び
前面側の袖側板3G,3Hや、かごの後部の図示しない
側板が立設されている。
してかご床2が載置され、このかご床2の外周の上面に
は、図示しない幅木を介して左右の側板3E,3F及び
前面側の袖側板3G,3Hや、かごの後部の図示しない
側板が立設されている。
【0007】これらの側板3E,3Fや袖側板3G,3
Hの上端には、天井板5Bが載置され、これらの側板3
E,3F及び袖側板3G,3Hと天井板5Bは、隣接部
に形成された折り曲げ部を介してボルトで互いに締め付
けられている。
Hの上端には、天井板5Bが載置され、これらの側板3
E,3F及び袖側板3G,3Hと天井板5Bは、隣接部
に形成された折り曲げ部を介してボルトで互いに締め付
けられている。
【0008】同じく、各側板と袖側板の下端は、幅木の
上面に固定されている。右側の袖側板3Hには、かご操
作盤8が組み込まれ、このかご操作盤8の上方には、か
ごの昇降方向を示す表示器9が組み込まれている。
上面に固定されている。右側の袖側板3Hには、かご操
作盤8が組み込まれ、このかご操作盤8の上方には、か
ごの昇降方向を示す表示器9が組み込まれている。
【0009】天井板5Bの下面には、図6において略角
錐台形状で、図示しない平面図では正方形の照明カバー
6が固定され、この照明カバー6の内部には、光源とし
ての蛍光灯24が破線で示すように収納されている。
錐台形状で、図示しない平面図では正方形の照明カバー
6が固定され、この照明カバー6の内部には、光源とし
ての蛍光灯24が破線で示すように収納されている。
【0010】左右の袖側板3G,3Hの間には、かご戸
4A,4Bが立設され、これらのかご戸4A,4Bの上
方には、幕板が横設されている。この幕板には、かごイ
ンジケータが横設されている。天井板5Bの上面の左右
には、換気ファン7Bが送風口を下向きにして取り付け
られている。
4A,4Bが立設され、これらのかご戸4A,4Bの上
方には、幕板が横設されている。この幕板には、かごイ
ンジケータが横設されている。天井板5Bの上面の左右
には、換気ファン7Bが送風口を下向きにして取り付け
られている。
【0011】このように構成されたエレベータのかごに
おいては、機械室の床18の上面に据え付けられた巻上機
で巻き上げられる主索に従って上昇し、主索の下降に伴
い下降する。
おいては、機械室の床18の上面に据え付けられた巻上機
で巻き上げられる主索に従って上昇し、主索の下降に伴
い下降する。
【0012】このとき、縦梁1C,1Dの上下端に取り
付けられた図示しないガイドローラは、昇降路の左右の
壁に沿って縦設されたガイドレールの頂部と両側面を転
動し、かごを案内する。
付けられた図示しないガイドローラは、昇降路の左右の
壁に沿って縦設されたガイドレールの頂部と両側面を転
動し、かごを案内する。
【0013】なお、上梁1Bの上端と機械室の床18の下
面との間隙TCを頂部すき間と称し、かごの定格速度に
よって最小値が日本工業規格JIS A4301の「エレベ
ータのかご及び昇降路の寸法」の3,1,2項で安全上
規定されている。
面との間隙TCを頂部すき間と称し、かごの定格速度に
よって最小値が日本工業規格JIS A4301の「エレベ
ータのかご及び昇降路の寸法」の3,1,2項で安全上
規定されている。
【0014】なお、符号Cは、同じく上記規格で決めら
れたかごの内のり寸法であり、同じく符号OHは、オー
バーヘッド寸法で、エレベータの用途や定格速度によっ
て、上記規格で示されている。かごの内部には、換気フ
ァン7Bから昇降路の外気が吐出され、側板と幅木の間
から昇降路に排出される。
れたかごの内のり寸法であり、同じく符号OHは、オー
バーヘッド寸法で、エレベータの用途や定格速度によっ
て、上記規格で示されている。かごの内部には、換気フ
ァン7Bから昇降路の外気が吐出され、側板と幅木の間
から昇降路に排出される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
規格に整合させて製作され据え付けられるエレベータの
かごにおいては、ユーザの仕様でかごの天井面に写真や
イラストなどを貼り付ける、いわゆるアートデコレーシ
ョン処理に対して、照明カバー6が障害となる場合があ
る。
規格に整合させて製作され据え付けられるエレベータの
かごにおいては、ユーザの仕様でかごの天井面に写真や
イラストなどを貼り付ける、いわゆるアートデコレーシ
ョン処理に対して、照明カバー6が障害となる場合があ
る。
【0016】一方、ますます高層化する建物に設置され
るエレベータでは、利用者の輸送力を上げるために高速
化し、それに伴い頂部すき間TCは広くなる。また、建
物の一角を占める昇降路は、建物の内部の居室や業務用
室の配置を優先して、北側に最小限の空間で配置される
場合が多い。
るエレベータでは、利用者の輸送力を上げるために高速
化し、それに伴い頂部すき間TCは広くなる。また、建
物の一角を占める昇降路は、建物の内部の居室や業務用
室の配置を優先して、北側に最小限の空間で配置される
場合が多い。
【0017】すると、建物の屋上から突き出た機械室が
建築基準法の北側斜線の制約を受けるので、この機械室
で建物の高さが制約される。この制約は、前述した高速
化するエレベータによる頂部すき間の増加で、屋上から
の突き出し高さが増える機械室のために更に厳しくな
る。そこで、本発明の目的は、かごの天井の意匠面の制
約を減らし、建物の高層化の障害も緩和することのでき
るエレベータのかごを得ることである。
建築基準法の北側斜線の制約を受けるので、この機械室
で建物の高さが制約される。この制約は、前述した高速
化するエレベータによる頂部すき間の増加で、屋上から
の突き出し高さが増える機械室のために更に厳しくな
る。そこで、本発明の目的は、かごの天井の意匠面の制
約を減らし、建物の高層化の障害も緩和することのでき
るエレベータのかごを得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、かご室の内部を照明する照明装置がかご室の天井部
に配置されたエレベータのかごにおいて、照明装置をか
ご室の天井板と側板との間に設けたことを特徴とする。
は、かご室の内部を照明する照明装置がかご室の天井部
に配置されたエレベータのかごにおいて、照明装置をか
ご室の天井板と側板との間に設けたことを特徴とする。
【0019】特に、請求項2に対応する発明のエレベー
タのかごは、照明装置をかごの左右の側板と天井板との
間又はかごの後部の側板と天井板との間或いは天井板の
隅部と側板の隅部との間に設けたことを特徴とする。
タのかごは、照明装置をかごの左右の側板と天井板との
間又はかごの後部の側板と天井板との間或いは天井板の
隅部と側板の隅部との間に設けたことを特徴とする。
【0020】特に、請求項3に対応する発明のエレベー
タのかごは、天井板にアートデコレーションを施したこ
とを特徴とする。請求項4に対応する発明は、かご室の
天井部に形成された開口部に換気ファンが設けられたエ
レベータのかごにおいて、換気ファンの下部に塞ぎ板を
設け、この塞ぎ板の片側を天井部に蝶番を介して固定し
たことを特徴とする。
タのかごは、天井板にアートデコレーションを施したこ
とを特徴とする。請求項4に対応する発明は、かご室の
天井部に形成された開口部に換気ファンが設けられたエ
レベータのかごにおいて、換気ファンの下部に塞ぎ板を
設け、この塞ぎ板の片側を天井部に蝶番を介して固定し
たことを特徴とする。
【0021】このような手段によって、請求項1及び請
求項2に対応する発明では、かごの天井部の下部におけ
る照明装置のための占有空間を省き、請求項3に対応す
る発明では、かごの天井部における意匠の自由度を上
げ、請求項4に対応する発明では、換気ファンの保守・
点検を容易にする。
求項2に対応する発明では、かごの天井部の下部におけ
る照明装置のための占有空間を省き、請求項3に対応す
る発明では、かごの天井部における意匠の自由度を上
げ、請求項4に対応する発明では、換気ファンの保守・
点検を容易にする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータのかご
の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明のエレベータのかごの第1の実施形態を示す縦断面図
で、従来の技術で示した図6に対応し、請求項1及び請
求項2に対応する図である。また、図2は、図1で以下
説明するように組み込まれた角部照明装置の縦断面拡大
詳細図である。
の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明のエレベータのかごの第1の実施形態を示す縦断面図
で、従来の技術で示した図6に対応し、請求項1及び請
求項2に対応する図である。また、図2は、図1で以下
説明するように組み込まれた角部照明装置の縦断面拡大
詳細図である。
【0023】図1において、従来の技術で示した図6と
異なるところは、照明装置の取付位置及び構造と換気フ
ァンの取付構造で、他は、図6と同一である。したがっ
て、図6と同一要素には同一符号を付して、重複した説
明を省略する。
異なるところは、照明装置の取付位置及び構造と換気フ
ァンの取付構造で、他は、図6と同一である。したがっ
て、図6と同一要素には同一符号を付して、重複した説
明を省略する。
【0024】すなわち、図1に示すように、かご室の左
右の側板3A,3Bは、図6で示した側板3E,3Fと
比べて高さが低く、天井板5Aも左右の幅が狭くなって
いる。
右の側板3A,3Bは、図6で示した側板3E,3Fと
比べて高さが低く、天井板5Aも左右の幅が狭くなって
いる。
【0025】この結果、側板3A,3Bと天井板5Aの
両端との間に形成された前後方向に長い開口部に対し
て、図2の拡大縦断面図で示す角部照明装置10と換気フ
ァン7が対称的に取り付けられている。
両端との間に形成された前後方向に長い開口部に対し
て、図2の拡大縦断面図で示す角部照明装置10と換気フ
ァン7が対称的に取り付けられている。
【0026】そのため、左側の側板3Aと右側の側板3
Bの上端の折り曲げ部の外面側には、コ字状の補強枠24
が添設され、折り曲げ部の上面には、外側の断面が略L
字状に形成された照明ケース13の下端の折り曲げ部が載
置され、複数のボルトで互いに締め付けられている。
Bの上端の折り曲げ部の外面側には、コ字状の補強枠24
が添設され、折り曲げ部の上面には、外側の断面が略L
字状に形成された照明ケース13の下端の折り曲げ部が載
置され、複数のボルトで互いに締め付けられている。
【0027】天井板5Aの両端の曲げ部の上面側にも、
断面がL字形に折り曲げられた補強枠25が添設され、前
述した照明ケース13の上部の内側に形成された縦断面が
J字状の角部に複数のボルトで固定されている。
断面がL字形に折り曲げられた補強枠25が添設され、前
述した照明ケース13の上部の内側に形成された縦断面が
J字状の角部に複数のボルトで固定されている。
【0028】照明ケース13には、上端とかご室側に開口
部が形成されている。このうち、上端の開口部には、点
検蓋15が、この点検蓋15の外側の端部の下面に片側が固
定された蝶番21Aを介して開閉自在に取り付けられてい
る。この点検蓋15の図2において右端には、つまみねじ
が取り付けられている。
部が形成されている。このうち、上端の開口部には、点
検蓋15が、この点検蓋15の外側の端部の下面に片側が固
定された蝶番21Aを介して開閉自在に取り付けられてい
る。この点検蓋15の図2において右端には、つまみねじ
が取り付けられている。
【0029】かご室側の開口部には、図2の矢印Aで示
す方向から見た縮小斜視図を示す図3(a)に示すよう
に、略額縁状にアルミニウムの押出材の突き合わせ溶接
で製作された縁枠16が挿着されている。
す方向から見た縮小斜視図を示す図3(a)に示すよう
に、略額縁状にアルミニウムの押出材の突き合わせ溶接
で製作された縁枠16が挿着されている。
【0030】この縁枠16には、前後端の上下に対して、
一対のめねじ穴16aが図3(a)に示すように矢印Aで
示す方向から形成され、上部の上面と下部の下面には溝
16bが形成されている。なお、図3(b)は、縁枠16の
角部をかごの内側方向から見た図である。
一対のめねじ穴16aが図3(a)に示すように矢印Aで
示す方向から形成され、上部の上面と下部の下面には溝
16bが形成されている。なお、図3(b)は、縁枠16の
角部をかごの内側方向から見た図である。
【0031】縁枠16の上面側には、不燃材のアクリル樹
脂板から乳白色の不透明に製作された照光板17が添設さ
れ、図示しない大ワシャと化粧ねじを介して縁枠16に固
定されている。
脂板から乳白色の不透明に製作された照光板17が添設さ
れ、図示しない大ワシャと化粧ねじを介して縁枠16に固
定されている。
【0032】照明ケース13の内側には、蛍光灯14が上部
に固定され、照明ケース13,蛍光灯14,点検蓋15,縁枠
16及び照光板17で図1で示した角部照明装置10を構成し
ている。
に固定され、照明ケース13,蛍光灯14,点検蓋15,縁枠
16及び照光板17で図1で示した角部照明装置10を構成し
ている。
【0033】図4において、天井板5Aの両端と角部照
明装置10との間に形成された図示しない平面図では円形
の開口部には、ナイロン樹脂から成形された通風枠12が
挿着されている。
明装置10との間に形成された図示しない平面図では円形
の開口部には、ナイロン樹脂から成形された通風枠12が
挿着されている。
【0034】天井板5Aには、通風枠12の図4において
右側の上面に対して、複数の蝶番21Bの片側が固定され
ている。さらに、天井板5Aには、通風枠12の上方に換
気ファン11が載置されている。
右側の上面に対して、複数の蝶番21Bの片側が固定され
ている。さらに、天井板5Aには、通風枠12の上方に換
気ファン11が載置されている。
【0035】この換気ファン11の外箱11aの図4におい
て左側の下端には、塞ぎ板20Aが垂設され、右側の下端
と図4において、紙面直交方向(すなわち、かごの前後
方向)にも、図示しない平面図ではコ字状の塞ぎ板20B
が垂設されている。
て左側の下端には、塞ぎ板20Aが垂設され、右側の下端
と図4において、紙面直交方向(すなわち、かごの前後
方向)にも、図示しない平面図ではコ字状の塞ぎ板20B
が垂設されている。
【0036】このうち、左側の塞ぎ板20Aの下端の曲げ
部の下面は、補強枠25の上面に当接し、塞ぎ板20Bの右
側下部の内面側には、蝶番21Bの他側に固定されてい
る。
部の下面は、補強枠25の上面に当接し、塞ぎ板20Bの右
側下部の内面側には、蝶番21Bの他側に固定されてい
る。
【0037】このように構成された角部照明装置10及び
換気ファン11がかご室の天井部の両側に設けられたエレ
ベータのかごにおいては、天井板5Aの下部に照明具の
占有空間を確保する必要がないので、天井板の高さを低
く抑えることができる。
換気ファン11がかご室の天井部の両側に設けられたエレ
ベータのかごにおいては、天井板5Aの下部に照明具の
占有空間を確保する必要がないので、天井板の高さを低
く抑えることができる。
【0038】したがって、かご床から上梁までの高さも
減らすことができ、図1で示したかごの内のり寸法Cを
減らすことができ、オーバーヘッド寸法OHも減らすこ
とができるので、このエレベータが設置される建物の屋
上から突き出る機械室の突き出し高さも抑えることがで
きる。
減らすことができ、図1で示したかごの内のり寸法Cを
減らすことができ、オーバーヘッド寸法OHも減らすこ
とができるので、このエレベータが設置される建物の屋
上から突き出る機械室の突き出し高さも抑えることがで
きる。
【0039】また、天井板の下側には、ユーザの仕様に
よる写真やイラストなどを貼り付けるアートデコレーシ
ョン処理の意匠スペースを広く確保することができるの
で、多様な仕様のユーザに応えることができる。また、
照光板17の乳白色の透明度は、アートデコレーションや
側板の仕上などによって、濃淡を決めることができる。
よる写真やイラストなどを貼り付けるアートデコレーシ
ョン処理の意匠スペースを広く確保することができるの
で、多様な仕様のユーザに応えることができる。また、
照光板17の乳白色の透明度は、アートデコレーションや
側板の仕上などによって、濃淡を決めることができる。
【0040】一方、蛍光灯14を交換する場合には、点検
蓋15の先端のつまみねじを利用して容易に開閉すること
ができ、通風枠12を保守点検する作業も、換気ファン11
を外枠11aとともに、図5の矢印Bに示すように持ち上
げ、蝶番21Bを軸に90°開いて天井板5Aに横倒しとす
ることで、通風枠12の清掃作業を容易に行うことができ
る。
蓋15の先端のつまみねじを利用して容易に開閉すること
ができ、通風枠12を保守点検する作業も、換気ファン11
を外枠11aとともに、図5の矢印Bに示すように持ち上
げ、蝶番21Bを軸に90°開いて天井板5Aに横倒しとす
ることで、通風枠12の清掃作業を容易に行うことができ
る。
【0041】また、角部照明装置は、ユーザの仕様によ
っては、かごの左右の側板と天井板との間でなく、ユー
ザの仕様によってはかごの後方の側板と天井板との間に
設けてもよく、かごの天井の隅部に設けてもよい。
っては、かごの左右の側板と天井板との間でなく、ユー
ザの仕様によってはかごの後方の側板と天井板との間に
設けてもよく、かごの天井の隅部に設けてもよい。
【0042】さらに、従来は袖側板のかご操作盤に取り
付けられたスピーカも、仕様によっては、角部照明装置
の照光板の長手方向の端部に隣設してもよい。なお、上
記実施形態では、ロープトラクション式エレベータのか
ごに適用した例で説明したが、油圧エレベータの場合に
も同様に適用することができる。
付けられたスピーカも、仕様によっては、角部照明装置
の照光板の長手方向の端部に隣設してもよい。なお、上
記実施形態では、ロープトラクション式エレベータのか
ごに適用した例で説明したが、油圧エレベータの場合に
も同様に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、照明装置をかご室の天井板と側板との間に設けるこ
とで、かごの天井部の下部における照明装置のための占
有空間を省いたので、かごの天井の意匠面の制約を減ら
し、建物の高層化の障害も緩和することのできるエレベ
ータのかごを得ることができる。
ば、照明装置をかご室の天井板と側板との間に設けるこ
とで、かごの天井部の下部における照明装置のための占
有空間を省いたので、かごの天井の意匠面の制約を減ら
し、建物の高層化の障害も緩和することのできるエレベ
ータのかごを得ることができる。
【0044】特に、請求項2に対応する発明によれば、
照明装置をかごの左右の側板と天井板との間又はかごの
後部の側板と天井板との間或いは天井板の隅部と側板の
隅部との間に設けることで、かごの天井部の下部におけ
る照明装置のための占有空間を省いたので、かごの天井
の意匠面の制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和す
ることのできるエレベータのかごを得ることができる。
照明装置をかごの左右の側板と天井板との間又はかごの
後部の側板と天井板との間或いは天井板の隅部と側板の
隅部との間に設けることで、かごの天井部の下部におけ
る照明装置のための占有空間を省いたので、かごの天井
の意匠面の制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和す
ることのできるエレベータのかごを得ることができる。
【0045】特に、請求項3に対応する発明によれば、
天井板にアートデコレーションを施すことで、かごの天
井部における意匠の自由度を上げたので、かごの天井の
意匠面の制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和する
ことのできるエレベータのかごを得ることができる。
天井板にアートデコレーションを施すことで、かごの天
井部における意匠の自由度を上げたので、かごの天井の
意匠面の制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和する
ことのできるエレベータのかごを得ることができる。
【0046】さらに、請求項4に対応する発明によれ
ば、換気ファンの下部に塞ぎ板を設け、この塞ぎ板の片
側を天井部に蝶番を介して固定することで、換気ファン
の保守・点検を容易にしたので、かごの天井の意匠面の
制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和することので
きるエレベータのかごを得ることができる。
ば、換気ファンの下部に塞ぎ板を設け、この塞ぎ板の片
側を天井部に蝶番を介して固定することで、換気ファン
の保守・点検を容易にしたので、かごの天井の意匠面の
制約を減らし、建物の高層化の障害も緩和することので
きるエレベータのかごを得ることができる。
【図1】本発明のエレベータのかごの第1の実施形態を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図2】図1で示した角部照明装置の拡大縦断面図。
【図3】(a)は、図2で示した縁枠を図2の矢印Aで
示す方向から見た縮小図、(b)は、(a)で示した縁
枠の部分背面図。
示す方向から見た縮小図、(b)は、(a)で示した縁
枠の部分背面図。
【図4】図1で示した換気ファンの拡大縦断面図。
【図5】図4で示した換気ファンの作用を示す説明図。
【図6】従来のエレベータのかごの一例を示す縦断面
図。
図。
1A…下梁、1B…上梁、1C,1D…縦枠、2…床
板、3A,3B,3C,3D…袖側板、4A,4B…か
ご戸、5A,5B…天井板、6…照明カバー、8…かご
操作盤、9…表示器、10…照明装置、11…換気ファン、
12…通風枠、13…照明ケース、14…蛍光灯、15…点検
蓋、16…縁枠、17…照光板、18…床、19…主索固定棒、
20A,20B…塞ぎ板、21A,21B…蝶番、22…厚板、23
…圧縮コイルばね、24,25…補強枠。
板、3A,3B,3C,3D…袖側板、4A,4B…か
ご戸、5A,5B…天井板、6…照明カバー、8…かご
操作盤、9…表示器、10…照明装置、11…換気ファン、
12…通風枠、13…照明ケース、14…蛍光灯、15…点検
蓋、16…縁枠、17…照光板、18…床、19…主索固定棒、
20A,20B…塞ぎ板、21A,21B…蝶番、22…厚板、23
…圧縮コイルばね、24,25…補強枠。
Claims (4)
- 【請求項1】 かご室の内部を照明する照明装置が前記
かご室の天井部に配置されたエレベータのかごにおい
て、前記照明装置を前記かご室の天井板と側板との間に
設けたことを特徴とするエレベータのかご。 - 【請求項2】 前記照明装置を前記かごの左右の側板と
前記天井板との間又は前記かごの後部の側板と前記天井
板との間或いは前記天井板の隅部と前記側板の隅部との
間に設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベー
タのかご。 - 【請求項3】 前記天井板にアートデコレーションを施
したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエ
レベータのかご。 - 【請求項4】 かご室の天井部に形成された開口部に換
気ファンが設けられたエレベータのかごにおいて、前記
換気ファンの下部に塞ぎ板を設け、この塞ぎ板の片側を
前記天井部に蝶番を介して固定したことを特徴とするエ
レベータのかご。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16026698A JPH11349259A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エレベータのかご |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16026698A JPH11349259A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エレベータのかご |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11349259A true JPH11349259A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15711293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16026698A Pending JPH11349259A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エレベータのかご |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11349259A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004022470A1 (en) * | 2002-09-06 | 2004-03-18 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Lighting system of elevator |
JP2004115239A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータかご室の天井 |
CN114572796A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-06-03 | 巨龙电梯有限公司 | 一种带有侧投光电梯吊顶的电梯轿厢及其光斑测试装置 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16026698A patent/JPH11349259A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004022470A1 (en) * | 2002-09-06 | 2004-03-18 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Lighting system of elevator |
US7625097B2 (en) | 2002-09-06 | 2009-12-01 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Illuminated elevator including cold-cathode flourescent lamp |
JP2004115239A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータかご室の天井 |
CN114572796A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-06-03 | 巨龙电梯有限公司 | 一种带有侧投光电梯吊顶的电梯轿厢及其光斑测试装置 |
CN114572796B (zh) * | 2022-03-01 | 2024-03-19 | 巨龙电梯有限公司 | 一种带有侧投光电梯吊顶的电梯轿厢及其光斑测试装置 |
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