JPH11349025A - 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器 - Google Patents

封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器

Info

Publication number
JPH11349025A
JPH11349025A JP10178014A JP17801498A JPH11349025A JP H11349025 A JPH11349025 A JP H11349025A JP 10178014 A JP10178014 A JP 10178014A JP 17801498 A JP17801498 A JP 17801498A JP H11349025 A JPH11349025 A JP H11349025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
container
opening
neck
mouth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10178014A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yoshimoto
本 行 雄 吉
Norihiko Asahi
日 徳 彦 朝
Makoto Kuroki
木 真 黒
Masahito Tsuji
雅 人 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Kako Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Kako Co Ltd filed Critical Taisei Kako Co Ltd
Priority to JP10178014A priority Critical patent/JPH11349025A/ja
Publication of JPH11349025A publication Critical patent/JPH11349025A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの移動で封止膜を開封後には、容器
中の粘稠性内容物を膜破片による妨害無しに取出せる容
器の開発。 【解決手段】 粘稠性物質を収容した容器2の口頸部2
3に冠装又は襟巻管3の口頸部33を介して冠装された
キャップ1の天板部12下面と襟巻管3の上部との間に
介在する開封用管状体35がキャップ1の下降に伴っ
て、その下縁35eで封止膜24を開封し、開封後には
口頸部23に内嵌された導管として残る構成を採用。変
形態様としては、キャップの天板部12に開閉蓋を付設
して内容物取出しをキャップの冠装状態でも行ない得
る。 【効果】 容器の口頸部内に導管として留まる開封用管
状体が膜破片による内容物の流出妨害を解消。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開封機構を内部に支
持したキャップ、開封機構をその上部で支持した襟巻
管、両者の組合せ、前掲の1と容器との組合せ体例え
ば、前記の何れかに属する組合せチューブに関する。詳
しくは、本発明は開封用管状体を内部に支持したキャッ
プ、開封用管状体をその上部で支持した襟巻管、前記キ
ャップと前記襟巻管との組合せ体又は前記キャップと膜
封止(封止膜によって封止された)容器、前記の襟巻管と
膜封止容器若しくは前記のキャップ、前記の襟巻管及び
前記の容器との組合せ体に関し、前記の容器は各種液状
物、中でも粘稠性物質(高粘性物質)を収容する為に好適
な膜封止容器である。
【0002】
【従来の技術】従来、縦断面形状が略H字型のキャップ
の一端をチューブの口頸部に外嵌した組合せ体であっ
て、このキャップを形成する平板部の他端側に開封機構
例えば錐体状の(尖鋭な)突部が突設されており、他方で
は、チューブの口頸部先端付近が閉塞薄膜で封止されて
いる封止チューブとの組合せ体は既に周知である[(実公
昭55−26288号公報(先1)]。この組合せ体を構
成するチューブ側の閉塞薄膜を開封するには、上記の封
止機構付きキャップを一旦チューブから分離し、このキ
ャップを倒立させた後にその錐体状突部で閉塞薄膜を穿
孔する。
【0003】また、別の既知態様として、キャップの内
側に開封用の穿孔体を装着したキャップが冠装されたチ
ューブも既知である(特開平8−198285号公報)。
このキャップにおいては、穿孔体としてその先端域が鋭
利に尖った中実の棒状体がキャップ内部に装着されてい
る。このキャップを用いて閉塞膜を穿孔によって開口さ
せるには、通常はキャップをネジ込んで(螺進させて)穿
孔体で閉塞膜を穿孔する。 ◆実公昭55−26288号公報(先1)の考案に対して この公告実用新案公報に開示された技術は上に簡単に説
明されているが、その具体的態様は(先1)の図2に図示
されている。(先1)の態様とは、図1に示された(先1)
技術に対する先行技術(「先先行技術」)である断面擬似H
字型のキャップに対する変形である。即ち、先先行技術
とは、この断面擬似H字型のキャップにおいてH字の横
棒に位置する水平隔板の上面(外壁面)から上方へ膨出す
る錐形の穿孔体部分と共に、水平隔板の下面側からH字
の両脚内壁に近接して下方へ立上がった内筒内壁面に、
内嵌されるチューブの口頸部外壁に係合する為の雌ネジ
等の係合手段を備えたものである。
【0004】図1に示された(先1)の技術は先先行技術
に対して、水平隔板の下面において内筒の内側に更に別
の筒状部(押え筒)を下方向けに張出す形態で設けたもの
で、この押え筒がチューブの口頸部に内嵌されて、その
先端縁がチューブを封止する「めくら部」(閉塞板)に上方
から当接して、内容液の漏出しを防止するとされてい
る。 ◆特開平8−198285号公報(先2) この公開特許公報(先2)に開示された技術は既に上に簡
単に説明済みであるが、その具体的態様は(先2)の図1
〜図6に示されている。この(先2)の具体的態様は上記
の各図に各種挙げられているが、その何れにおいても、
キャップの内側に収容された下方移動可能な略砲弾型の
中実穿孔体(「可動突起」と称されている)を用いてチュー
ブの上縁付近に設けられた「封止膜」を穿孔開封する点で
は同一である。
【0005】また、(先2)の技術の効果は従来のキャッ
プにおいては、穿孔開封の為にはキャップを一旦脱離さ
せて天地返しした後に、穿孔突起を封止膜に対向させて
再度ネジ締めを行なう煩わしさを解消させたことと共
に、開封されたチューブ容器を再度密閉する為にキャッ
プを再度天地返しして締め付けた際に、穿孔突起に付着
した内容物が美観を損ねるという問題点を解消したこと
にあるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の(先1)の技術に
おいては、「押え筒」がチューブの口頸部に密接に内嵌さ
れることが内容液漏出し防止には必須の筈である。即
ち、この押え筒の存在意義は従来のキャップでは不足し
た封止用の接触面積を補うことにあり、その補足手段と
してチューブ口頸部内壁と、内嵌された押え筒外壁との
接触面を用いたものと解釈できる。
【0007】処が、(先1)の改良点と目される接触面積
の大幅増加は樹脂製成形品においては意外に実現困難で
ある。即ち、樹脂成形品においては、下掲の諸難点が接
触面積増大の実現を妨げる。その一因は樹脂成形品の膨
張率、異方性、後変形(疲労、クリープ変形又はコール
ドフロー等)に求められる: チューブ口頸部の真円性実現、口頸部壁厚の均一化及
び口頸部内面の平滑化; 内嵌される「押え筒」の真円性実現及び押え筒外壁面の
平滑化;並びに 押え筒の外面とチューブ口頸部の内面とが密接すると
共に嵌合する為の前者の外径と後者の内径との間の微妙
な間隙の実現及び維持。
【0008】上記の(先2)の技術においては、可動突起
(中実穿孔体)を用いて閉塞膜を開封する際には、それが
チューブ内へ進入するに伴って、その占有体積に相当す
る量の内容物を押出すという事態を生じさせる。特に、
この可動突起がチューブの口頸部内径に比して比較的に
大径である場合には、内容物の押出しが顕著になる。
【0009】逆に、内容物の押出しを軽減させる目的で
穿孔体を比較的小径に抑えた場合には、内容物の吐出も
抑制される即ち、吐出に意外な程の時間を要することに
なる結果として、実際に用いる場合の使い勝手が相当に
低いものになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は下掲の構成によ
って課題を解決し、所期の効果を奏するものである: (1)キャップ内において天板部の下面と膜封止(封止膜
で封止された)容器の口頸部との間であって該封止膜か
ら該開封機構の先端域が間隔を置いて介在し、該開封機
構がキャップ内面によって支持されており、該キャップ
が該容器口頸部に外嵌された状態で容器側へ進行するに
伴って前記開封機構が封止膜を開封した後に前記容器の
口頸部内に導管として留まる開封機構装着キャップ。 (2)キャップ内において天板部の下面と膜封止容器の口
頸部との間であって該封止膜から該開封機構の先端域が
間隔を置いて介在し、該開封機構が該容器口頸部に外嵌
された襟巻管によって支持されており、該キャップが該
容器口頸部に外嵌された状態で容器側へ進行するに伴っ
て前記開封機構が封止膜を開封した後に前記容器口頸部
内に導管として留まる開封機構、それを支持する襟巻管
及びキャップの組合せ体。 (3)キャップ内において天板部の下面と膜封止容器の口
頸部との間であって該封止膜から該開封機構の先端域が
間隔を置いて介在し、該開封機構がキャップ内面及び該
容器口頸部に外嵌された襟巻管の両者によって支持され
ており、該キャップが該容器口頸部に外嵌された状態で
容器側へ進行するに伴って前記開封機構が封止膜を開封
した後に前記容器口頸部内に導管として留まる開封機
構、それを支持する襟巻管及びキャップの組合せ体。 (4)該開封機構が基本的には開封用管状体であって、そ
の下縁部に封止膜を開封する為の尖端部、刃端部又は鋸
歯部等を備えている前記項1〜3の何れかに記載のキャ
ップ又は組合せ体。 (5)口頸部が膜封止容器とその口頸部に冠装されるキャ
ップとで画定される空間内又は該容器とその口頸部に外
嵌された襟巻管に冠装されるキャップとで画定される空
間内に開封機構が位置することによって構成された組合
せ体において、該開封機構が開封用管状体であってその
先端域に封止膜を開封し得る形状を備えると共に、開封
後に容器の口頸部内に導管として留まる開封機構、キャ
ップ及び膜封止容器の組合せ体。 (6)前記項1〜5の何れかに記載の開封機構装着キャッ
プ、キャップと開封機構装着襟巻管との組合せ体又は開
封機構装着キャップと開封機構装着襟巻管との組合せ体
の1種と高粘性(粘稠性)物質を収容した膜封止容器との
組合せ体内に収容された包装体。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキャップの好適態
様例及びそれが装着された容器であって、高粘性(粘稠
性)物質を収容する為に有用なものの好適態様例につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明
はこれらの好適態様例によっては何等制約されない。
【0012】<図面に基づく説明>図1で統括される図
1(A)及び図1(B)は本発明のキャップが容器に冠装さ
れた第1の好適態様を示す模式的縦断面図であって、図
1(A)は容器を封止する封止膜(メンブラン)が当初の状
態を保っている(「蔵出し状態」)態様を示し、図1(B)は
前記の封止膜(メンブラン)が開封された状態を示す。
【0013】図2で統括される図2(A)及び図2(B)は
本発明のキャップが容器に冠装された第2の好適態様を
示す模式的縦断面図であって、図2(A)は容器を封止す
る封止膜が当初の状態を保っている態様(「蔵出し状態」)
を示し、図2(B)は前記の封止膜が開封された状態を示
す。
【0014】図3で統括される図3(A)及び図3(B)は
本発明のキャップが容器に冠装された第3の好適態様を
示す模式的縦断面図であって、図3(A)は容器を封止す
る封止膜が当初の状態を保っている態様(「蔵出し状態」)
を示し、図3(B)は前記の封止膜が開封された状態を示
す。
【0015】図4、図5及び図6でそれぞれ統括される
態様は本発明の各好適態様例を更に改良した態様(改良
態様)であって、図4(A)及び図4(B)は図1の好適態
様を更に改良した態様(改良態様)、図5(A)及び図5
(B)は図2の好適態様を更に改良した態様(改良態様)で
あり、図6(A)及び図6(B)は図3の好適態様を更に改
良した態様(改良態様)である。
【0016】図7で統括される態様は本発明の有用な用
途の1例である高粘度液体(粘稠物)のチューブに本発明
のキャップが冠装された状態を示し、図7(A)はチュー
ブにキャップが冠装された出荷状態の模式的側面図、図
7(B)は図7(A)の模式的縦断面図、図7(C)は出荷状
態の模式的部分切開縦断面図及び図7(D)は前図の状態
から用時へ移行した状態を示す。
【0017】以下に、各好適態様を示す図について個別
に説明する。 <<図1>>図1(A)においては、本発明の封止膜開封機構
35が容器2の口頸部23に外嵌された襟巻管3の33
の内壁から支持されており、容器2の口頸部23の末端
から稍内側に封止膜(メンブラン)24が容器内に収容さ
れた粘稠物質、中でも高粘性物質を外界と気密に遮断し
ている。
【0018】本発明で用いられるキャップ1は好適実施
態様1、2、4及び5においては倒立有底円筒状で、略
円筒状の側壁部11及び略平板状の天板部12とで主と
して形成されており、その天板下面から下方に向けて形
成された略円筒状の凹陥の側壁部内壁には、螺条等の係
合手段が設けられている。キャップ1の天板部12の下
面中心付近には別体で略円筒状の開封機構35(略称「開
封用管状体」)が略鉛直に存在する。キャップ1における
天板部12の下面には、この開封用管状体35を囲んで
環状突条15が位置する。この開封用管状体35の外壁
からは軟質の可撓性カバー36が略正立錐台(截頭錐)状
に下方へ伸びて、その裾縁で襟巻管3の開口部内壁へ接
続していることによって、所定位置に支持されると共
に、注出し時の液洩れを防止し得る。
【0019】上記のキャップ内側で襟巻管3の上端付近
内壁に備えられた封止膜開封用管状体(略称「開封用管状
体」)35はその下端縁35eに突部(尖端部)又は刃(刃端
部若しくは鋸歯部)等を備えて封止膜24を開封する役
割を果たすが、この開封用管状体35の下端縁35eは
通常は封止膜24からは十分な間隔を置いて位置させる
様に形成されている。この間隔はキャップ1に何等かの
不時の外力が印加された場合にも、上記の開封用管状体
35eが封止膜24を穿孔しないで済むに充分な程度に
選ぶことが好ましい。
【0020】キャップ1はその内壁面に刻設された係合
手段例えば、雌ネジによって容器2の口頸部23の外壁
に外嵌された襟巻管3の外壁に刻設された係合手段例え
ば、雄ネジと又は容器2の口頸部23に直接に刻設され
た係合手段例えば、雄ネジと螺合されて、容器2内を外
界から遮断する。
【0021】キャップ1の左側外筒部18の内側には図
1(A)に示される様に、筒間空間17を隔てて内筒部1
6が存在する。図1(A)におけるキャップ1の右半分に
は空間が見当たらず、中実の側壁11が示されている。
この差異は縦断面の位置の差異に起因するもので、実際
にはキャップ1が内筒部16と外筒部18との二重筒構
造であって、外筒部18と内筒部16との間数ヶ所に補
強板(両筒部と一体構造)が放射状に介在する構造(横断
面が略車輪状)に形成されていることに由来する。この
筒間間隙17はキャップ1の重量軽減を狙ったものであ
るが、それに起因する強度低下を補償する為に板状スポ
ーク(補強板)が両筒間を連結している。
【0022】また、キャップ1の天板部12下面からは
環状突条15が突設されている。この環状突条15の役
割は開封後にそれが容器2に外嵌された襟巻管3の上端
縁34よりも襟巻管3内へ進入して容器2の口頸部23
内壁に密嵌することによって、外界からの汚染等が開封
後に容器内へ侵入しにくくすることにある。
【0023】この襟巻管3は容器2の口頸部23に係合
手段が備わっていない場合にそれに係合手段を付与する
為に容器の肩部22の上半部から口頸部から襟巻管3の
に外嵌されたものであって、その形状は略筒型でその外
壁に係合手段例えば、雄ネジ(雄螺条)が刻設されている
ものである。なお、襟巻管3の裾部であって容器口頸部
23の外壁に突設されたアンダーカット25と係合する
個所を包含する一帯では肉厚を大幅に増して補強されて
いる。
【0024】容器2は本発明で用いられるキャップ1が
直接に又は襟巻管3を介して冠装されるものであって、
筒状の胴部21とその上部から肩部22が略錐形に伸
び、更にその上部から口頸部23が稍先細りの筒状に伸
びて上端の開口部周縁に至るものである。図1及び図2
の容器2はその口頸部23外壁に特段の係合手段を備え
ないことから、その口頸部23の外壁裾部に突設された
係止用アンダーカット25を襟巻管3の内壁における対
応個所に刻設された凹陥又は凹溝32に嵌入させて襟巻
管3を外嵌固定している。
【0025】図1(B)は容器2の口頸部23の上端付近
内側に設けられた封止膜24が本発明で用いられるキャ
ップ1によって開封された後の状態を示す模式的縦断面
図である。この図1(B)においては、キャップ1が容器
2の口頸部23に外嵌された襟巻管3を殆ど隠すまで容
器2側へ進入している。ここでキャップ1の内部では、
その天板部12下面が襟巻管3の上端34に密接してい
ると共に、環状突起15が襟巻管3の上端開口中に進入
してこれと密接することによって外部との接触を遮断し
ており、更に軟質可撓性錐台形カバー36が開封用管状
体35の上端部付近及び襟巻管3の上端から稍進入した
位置の双方でこれらと一体的に接合されている結果とし
て、この軟質可撓性錐台形カバー36が環状に折畳まれ
て依然として密封状態を維持している。
【0026】<<図2>>図2で統括される本発明の第2好
適態様は本発明で用いられるキャップ1の別異態様例を
示し、基本的には図1におけるキャップ1と同一であ
る。とはいえ、図2に示されたキャップ1においては、
開封用管状体351が図1におけるものとは異なる形状
に変わっていることに加えて、環状突条15が見当たら
ない。
【0027】別異点の第1である開封用管状体351は
その基底部(上半部)である大径部351bに始まり、縮
径部351cを経てその小径部351s下端域(略下半部)
において、その外径及び内径が何れも図2に示されてい
る様に縮径して小径部351sを形成する異径管となっ
ている。この実施例2の好適態様においても、開封用管
状体351の下端縁351eには封止膜24を開封する
為の形状例えば、突起例えば尖端部又は開封刃(開封歯)
例えば刃端部若しくは鋸歯部等が付設されていることが
好ましい。
【0028】別異点の第2である環状突条15の消失に
ついては、この環状突条15が開封用管状体351の大
径部351bに化体していると説明できる。即ち、開封
後には、この大径部351bが容器2の口頸部23に外
嵌された襟巻管3の開口に密接に内嵌して外界との遮断
機能を発揮することは図2(B)から明らかである。
【0029】別異点の第3である開封用管状体351に
おける略縮径部351c付近の外壁と襟巻管3の上端縁
(頂縁)341との間が通常は一体成形のブリッジ部36
1によって連結されている。図2(C)はこの連結関係を
詳しく示す為の模式的部分拡大縦断面図である。このブ
リッジ部361は単なる連結機能に留まらず、未使用時
においては開封用管状体351を所定位置に保持する為
のステー機能をも果たすことが重要であることから、そ
れに耐えるだけの強度等の機械的性質を備えているもの
がそれに相応しい個数及び位置に設けられていることが
好ましい。
【0030】<<図3>>図3で統括される本発明の第3好
適態様は本発明で用いられるキャップ1が図1及び図2
に示されたそれらの何れとも大幅に異なっている。即
ち、キャップ1が当初から容器2の口頸部23外壁に可
能な限り螺着されていて、最早締め込み側へは回動しな
いから、その回動によって封止膜24を開封する訳では
な点及び天板部12が単体としては見当たらず、寧ろ開
封用管状体351と一体に変わっている点を指摘でき
る。
【0031】図3(A)における本キャップ1は略中段棚
付円筒状体を構成する側壁部111の上段凹陥に天板付
開封用筒状体132が嵌装された様な構成であって、そ
の側壁部111の内壁略中段から棚状に張出した支持棚
部111hの中心付近に窓孔が穿孔されていると共に、
そ窓孔の周辺が上方へ立上がって形成された支持筒部1
11cは天板兼開封用管状体132の側壁132cに側方
から密接して、これを支持すると共に、所定位置に確保
する役割を果たす。
【0032】キャップ1の側壁部111の内壁下半部に
は雌ネジが刻設されており、容器2の口頸部23外壁に
係合手段として刻設されている雄ネジと係合する。更
に、支持棚111hの下面には、環状溝111dが刻設さ
れていることが好ましい。この環状溝111dの位置は
容器2の口頸部上端26を収容できる位置である。
【0033】図3(A)における天板兼開封用管状体13
2は天板を兼ねる略水平の板状部132fとその中心域
から下方へ伸びる孔付有底尖頭の開封用管状部132c
(「開封用管状部132c」と略称することがある)及び板
状部132fの周縁部から下方へ伸びる支持脚部132g
とで構成されている。なお、支持脚132gの外壁上端
(基底)部付近にはアンダーカット132uが突設され
て、キャップ1の側壁111上端域内壁から突設された
上抜け防止用のアンダーカット111uと係合する。
【0034】孔付有底尖頭の開封用管状部132cは他
の好適実施例における開封用管状体35又は131に代
わるものであって、その尖頭を囲む錐面域が比較的大き
な頂角の錐状(鈍角錐状)に形成された孔付の鈍角錐状部
を経ると共に、その中心域では急激に小さな頂角の錐状
体へ変化して尖頭を形成している。この形状は開封刃
(開封歯)等を備えていない図3の好適態様において開封
を容易にする為の手当である。即ち、孔付有底尖頭の開
封用管状部132cの尖端(下端)132pによって封止膜
24を先ず穿孔することから始まる膜破裂(膜破壊)が開
封作業である点で、実施例1及び2の何れとも異なると
考えられる。
【0035】この孔付有底尖頭の開封用管状体132c
は一旦開封後には装着された儘用いられることが原則で
あるから、その尖端域の鈍角錐状部を貫通して1本以上
の流通孔132rが穿設されていることが好ましい。
【0036】天板部132f周縁から下方へ伸びる可撓
性支持脚部132gは周縁から数本延設されるものであ
ることは図3(A)の左半分から明らかであり、その末端
域が内向けに稍曲げ込まれて案内爪132nを形成し、
案内爪132nはキャップ1の側壁部111における上
段凹陥の内壁に形成された上開き案内斜面111gを摺
動しながら案内爪として機能することによって、開封用
管状部132cが封止膜24の所定の位置を穿孔する様
に支持筒部111cと協働する。
【0037】図3(B)は図3(A)の状態から開封動作が
行なわれた結果を示す。図3(B)によれば、天板兼開封
用管状体132が下方(容器2側)へ押込まれて封止膜2
4が穿孔されていることが判る。即ち、天板部132f
の押圧によって、支持脚132gは内側へ曲り込んでい
る。
【0038】図3で統括される本発明の第3好適態様で
は、容器2の口頸部23が他の好適態様における態様と
は異なって、襟巻管3が見当たらない。その理由はこの
第3好適態様では、容器2の口頸部23の外壁に係合手
段として雄ネジが刻設されていることに求められる。
【0039】もしも、容器2として他の好適態様におけ
る口頸部外壁形状即ち、雄ネジ等の係合手段が備わって
いない容器が用いられる場合には、襟巻管3を容器2の
口頸部23に外嵌する態様も採用可能である。
【0040】<改良態様>図4(A)は図1の好適態様に対
する改良態様であって、天板部12の中央部に、開封用
管状体35の内径に相当する程度の直径の流通孔12d
とそれに密嵌され得る開閉自在の蓋12hが付設された
改良態様を示す。この改良態様の長所は開封用管状体3
5による開封後にキャップ1を取外さないでも容器2の
内容物特に、粘通物質を容易に取出し得ることにある。
【0041】図4(B)は図4(A)の状態から開封動作が
行なわれた結果を示す。この状態においては、開封用管
状体35が容器2の口頸部23内へ進入してその位置に
留まり、開封用管状体35の外壁上部と襟巻管3の上部
内壁とは軟質可撓性錐台形カバー36によって依然とし
て一体関係にある。この段階に到れば、開閉可能な蓋体
4を開放して、収容されている高粘度物を容器外へ取出
すことができる。この蓋体4は硬質板状体であれば通常
は足りる。実用的にはキャップ1と同一材質の硬質板状
体が蓋体4として用いられることが好ましい。
【0042】図5(A)は図2の好適態様に対する改良態
様であって、天板部12の中央部における開封用管状体
35における大径部351bの内径に相当する直径程度
の流通孔とそれに密嵌される開閉自在の蓋4とが付設さ
れた改良態様を示す。この改良態様の長所は開封用管状
体351の小径部351sの進入による開封後にキャッ
プ1を取外さないで内容物を取出し得ることにある。な
お、図5(A)及び図5(B)における開封用管状体351
はその外壁中段域に位置する縮径部351cの外壁と襟
巻管3の頂縁との間で可撓性帯状体であるブリッジ35
1tによって支持されると共に連結されている。
【0043】図5(B)は図5(A)の状態から開封動作が
行なわれた結果を示す。この状態においては、開封用管
状体351が容器2の口頸部23内へ進入してその位置
に留まり、開封用管状体351の外壁上部と襟巻管3の
頂縁とは可撓性帯状体であるブリッジ351tによって
依然として一体関係にある。この段階に到れば、開閉可
能な蓋体4を開放して、収容されている高粘度物を容器
外へ取出すことができる。この蓋体4は硬質板状体であ
れば通常は足りる。実用的にはキャップ1と同一材質の
硬質板状体が蓋体4として用いられることが好ましい。
【0044】図6(A)は図3の好適態様に対する改良態
様であって、キャップ1の側壁部111を上方へ稍延長
し、そこに硬質板状体である蓋体4を必要時に開放可能
に嵌装する態様である。この硬質板状体である蓋体4は
天板兼開封用管状体132の天板部132f表面への外
力によっても不時の開封を生じさせない程度に強固なも
のである。この硬質板状体である蓋体4は蔵出し時には
キャップ1内が外界との接触によって汚染される事態を
も防止する。この嵌装の態様は各種で有り得るが、例え
ば硬質板状体4周縁の少なくとも数ヶ所からL字型の係
合爪4bを突設させる一方で、キャップ外壁部111上
端域外壁の対応箇所に係合爪4bを受容する係合凹陥1
11sを設け、この係合関係の形成又は解除で硬質板状
体4を着脱できる様にすれば、この硬質板状体4は十分
に所期の機能を発揮し得ることになる。
【0045】図6(B)は図6(A)の状態から開封動作が
行なわれた結果を示す。開封後の収容物取出し操作は図
3の好適態様における操作と同一で済む。とはいえ、収
容された高粘度液体等を取出す前に蓋体4を開放して置
くことは当然である。
【0046】<<実用態様(用途)の例示>>図7(A)は本発
明の好適態様に構成されたキャップ1が有用な用途の1
例であるチューブ2の口頸部23に冠装された出荷状態
の模式的側面図である。説明の為に付された符号は前出
の各図と共通する部分にはそれらと同一に表記されてい
る。なお、図7(A)における符号11fで示された部分
はストッパーであって、キャップ1が不時に回動される
ことを防止する為のものである。この部分は通常、キャ
ップ1の成形時に一体的に成形され、キャップ本体部1
1の下縁に切り離し可能に弱く接合されると共に、その
周壁の1個所以上が強い外力によって破断される様に成
形されている。
【0047】図7(B)は前図の出荷時態様が線A−A及
び長軸を含む平面で切断された模式的縦断面図であっ
て、同図においてはキャップ1の天板部12下面とチュ
ーブ容器2の口頸部23上端縁との間に位置する開封用
管状体35の尖端35eが封止膜24には極めて接近し
ているが、当接してはいない。この図7(B)に示された
開封用管状体35の下端縁35eはその両側から削がれ
た様に尖って尖端部を形成している。
【0048】図7(C)は図7(B)の上部を拡大した模式
的部分切開縦断面図であって、キャップ1、チューブ2
の口頸部23上端縁、開封用管状体35及びストッパー
11fそれぞれの形状並びにそれらの位置関係を図7
(A)及び図7(B)におけるよりも格段に明瞭に示してい
る。また、この態様においては、開封用管状体35がキ
ャップ1の内側で、天板部12下面に当接する位置に、
その上端から外方へ張出したフランジ部35f周縁がキ
ャップ本体部11上端域に嵌装された状態で収容されて
いる。
【0049】図7(D)は図7(C)の状態からキャップ1
がチューブ2側へねじ込まれて、封止膜が穿孔された状
態を示す。この図においては、ストッパー11fは既に
キャップ本体部11の下端縁から離脱して、図示されて
いない。
【0050】
【発明の効果】本発明のキャップ又はそれと容器との組
合せを用いれば、下記に列挙する諸効果を奏することが
できる: (1)キャップとは別体で管状の開封用穿孔部材を用いる
寄与で、開封後にも穿孔後の封止膜の破片に妨げられず
に内容物を容易に取出し(排出し)得ると共に、容器内に
内容物を充満させても開封時に容器が破裂等を生ずる恐
れが殆ど無い; (2)比較的に弱い握力によっても開封可能; (3)改良仕様においては、一旦開封後には使用の度毎に
キャップを取外さなくても内容の粘稠性物質を取出し得
る様になる。 (4)キャップはチューブの口頸部に単独で、又はチュー
ブの口頸部に外嵌された襟巻管と協働して出荷時、輸送
時及び保管時の不時の開封を防止し得ると共に、実際の
使用に際しては、キャップの或程度の回動によるストッ
パーの離脱によって容易に使用可能状態へ移行し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1で統括される態様は本発明の第1好適態様
例であって、図1(A)は本発明のキャップが容器に冠装
された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であり、図1
(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後にキャッ
プ1が締込み方向へ回動されて開封が行なわれた後の状
態を示す。
【図2】図2で統括される態様は本発明の第2好適態様
例であって、図2(A)は本発明のキャップが容器に冠装
された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であり、図2
(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後にキャッ
プ1が締込み方向へ回動されて開封が行なわれた後の状
態を示す。
【図3】図3で統括される態様は本発明の第3好適態様
例であって、図3(A)は本発明のキャップが容器に冠装
された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であり、図3
(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後に、天板
兼開封用管状体が押下げられて封止膜が開封された後の
状態を示す。
【図4】図4で統括される態様は本発明の各好適態様例
の改良態様であって、図4(A)は本発明のキャップが容
器に冠装された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であ
り、図4(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後
にキャップが締込み方向へ回動されて開封が行なわれた
後の状態を示す。
【図5】図5で統括される態様は本発明の第2好適態様
例であって、図5(A)は本発明のキャップが容器に冠装
された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であり、図5
(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後にキャッ
プ1が締込み方向へ回動されて開封が行なわれた後の状
態を示す。
【図6】図6で統括される態様は本発明の第3好適態様
例の改良態様であって、図6(A)は本発明のキャップが
容器に冠装された蔵出し状態を示す模式的縦断面図であ
り、図5(B)は本発明のキャップが容器に冠装された後
に、天板兼開封用管状体が押下げられて封止膜が開封さ
れた後の状態を示す。
【図7】図7で統括される態様は本発明の有力な用途で
ある高粘度液体(粘稠物)を収容するチューブにキャップ
が冠装された状態であって、図7(A)はその模式的側面
図、図7(B)はその模式的縦断面図、図7(B)はその出
荷時の模式的部分拡大縦断面図、図7(C)はその用時
(使用時)にキャップがねじ込まれて開封用管状体が封止
膜を開封した状態を示す模式的部分拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本発明のキャップ 2 本発明のキャップが冠装された容器 3 本発明の第1及び第2好適態様の襟巻管 4 本発明の第4好適態様における開閉可能な硬質板
状体 11 本発明の第1及び第2態様のキャップにおける
側壁部 12 本発明の第1及び第2態様のキャップにおける
天板部 15 本発明の第1好適態様において天板部下面から
突設された環状突条 16 キャップの内筒部 17 キャップの内筒部と外筒部との中間に位置する
筒間間隙 18 キャップの外筒部 21 容器の胴部 22 容器の肩部 23 容器の口頸部 24 封止膜 25 容器の口頸部外壁に突設された係合用アンダー
カット 26 容器の口頸部先端 31 襟巻管の台座部 32 襟巻管の裾部内壁の凹陥又は凹溝 33 襟巻管の口頸部 34 襟巻管の上端縁 35 開封用管状体 36 本発明の第1態様において、開封用管状体の上
部側壁と襟巻管とに接合された軟質可撓性錐台形カバー 111 本発明の第3好適態様におけるキャップ外壁
部 132 本発明の第3好適態様における天板兼開封用
管状体 351 本発明の第2好適態様における開封用管状体 11f キャップのストッパー(不時の回動阻止部) 11e キャップの外壁上端縁 35f 開封用管状体の上端から外方へ伸びたフラン
ジ部 35e 開封用管状体の下端に設けられた開封刃 111c 本発明の第3態様における支持棚部中心域
の支持筒部 111g 本発明の第3態様における支持棚部根元域
の上開き案内斜面 111u キャップの外壁上端部内壁に突設された係
合用アンダーカット 132b 本発明の第3好適態様における天板兼開封
用管状体の支持脚根元 132c 本発明の第3好適態様における開封用管状
体 132f 本発明の第3好適態様における天板兼開封
用管状体の天板部 132g 本発明の第3好適態様における天板兼開封
用管状体の支持脚 132n 本発明の第3好適態様における支持脚先端
域の案内爪 132p 本発明の第3好適態様における開封用管状
部の尖端 132r 本発明の第3好適態様における開封用管状
部の鈍角錐状部に穿設された流通孔(流通路) 351b 本発明の第2好適態様に対する改良態様に
おける開封用管状体の大径部 351c 本発明の第2好適態様に対する改良態様に
おける開封用管状体の縮径部 351e 本発明の第2好適態様に対する改良態様に
おける開封用管状体の下端に設けられた開封刃 351s 本発明の第2好適態様に対する改良態様に
おける開封用管状体の小径部 351t 本発明の第2好適態様に対する改良態様に
おける開封用管状体の縮径部と襟巻管頂縁とを連結する
ブリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 雅 人 大阪府茨木市藤の里二丁目11番6号 大成 化工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ内において天板部の下面と膜封
    止(封止膜で封止された)容器の口頸部との間であって該
    封止膜から該開封機構の先端域が間隔を置いて介在し、
    該開封機構が襟巻管上部及びキャップ内面から選ばれる
    少なくとも何れかによって支持されており、該キャップ
    が該容器口頸部に外嵌された状態で容器側へ進行するに
    伴って前記開封機構が封止膜を開封した後に前記容器の
    口頸部内に導管として留まる開封機構装着キャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ内において天板部の下面と膜封
    止容器の口頸部との間であって該封止膜から該開封機構
    の先端域が間隔を置いて介在し、該開封機構が該容器口
    頸部に外嵌された襟巻管によって支持されており、該キ
    ャップが該容器口頸部に外嵌された状態で容器側へ進行
    するに伴って前記開封機構が封止膜を開封した後に前記
    容器口頸部内に導管として留まる開封機構、それを支持
    する襟巻管及びキャップの組合せ体。
  3. 【請求項3】 キャップ内において天板部の下面と膜封
    止容器の口頸部との間であって該封止膜から該開封機構
    の先端域が間隔を置いて介在し、該開封機構がキャップ
    内面及び該容器口頸部に外嵌された襟巻管の両者によっ
    て支持されており、該キャップが該容器口頸部に外嵌さ
    れた状態で容器側へ進行するに伴って前記開封機構が封
    止膜を開封した後に前記容器口頸部内に導管として留ま
    る開封機構、それを支持する襟巻管及びキャップの組合
    せ体。
  4. 【請求項4】 該開封機構が基本的には開封用管状体で
    あって、その下縁部に封止膜を開封する為の尖端部、刃
    端部又は鋸歯部等を備えている請求項1〜3の何れかに
    記載のキャップ又は組合せ体。
  5. 【請求項5】 口頸部が膜封止容器とその口頸部に冠装
    されるキャップとで画定される空間内及び該容器とその
    口頸部に外嵌された襟巻管に冠装されるキャップとで画
    定される空間内から選ばれる少なくとも何れかに開封機
    構が位置することによって構成された組合せ体におい
    て、該開封機構が開封用管状体であってその先端域に封
    止膜を開封し得る形状を備えると共に、開封後に容器の
    口頸部内に導管として留まる開封機構、キャップ及び膜
    封止容器の組合せ体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の開封機構
    装着キャップ、キャップと開封機構装着襟巻管との組合
    せ体又は開封機構装着キャップと開封機構装着襟巻管と
    の組合せ体の1種と高粘性(粘稠性)物質を収容した膜封
    止容器との組合せ体内に収容された包装体。
JP10178014A 1998-06-11 1998-06-11 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器 Pending JPH11349025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178014A JPH11349025A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178014A JPH11349025A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11349025A true JPH11349025A (ja) 1999-12-21

Family

ID=16041065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10178014A Pending JPH11349025A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11349025A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2999722B2 (ja) 2つの製品のためのフラスコ
JP4731240B2 (ja) 容器のスパウト
US4177938A (en) Container with mixing cartridge
US4353480A (en) Closure for a dispenser container
RU2438797C1 (ru) Устройство для раздельного хранения субстанции, предпочтительно медицинского или фармацевтического действующего вещества, и жидкости и для смешивания их перед отпуском
US10543963B2 (en) Closure comprising a pierceable part and container provided with such closure
JPS60110652A (ja) 容器用栓
US5934457A (en) Liquid container
JPH05270560A (ja) 閉鎖キャップ
US4243152A (en) Tear-up closing device for containers
JPH07112749A (ja) チューブ容器
BRPI0720460A2 (pt) Frasco destinado a receber uma dose determinada de um líquido
JP2005510421A (ja) 再封可能な注ぎ口要素
JPH11349025A (ja) 封止膜部開封機構付きキャップ及びそのキャップが装着された容器
JPH0547060Y2 (ja)
US6354467B1 (en) Device for opening and closing a package
JP4502194B2 (ja) 可撓性容器のスパウト
JP3225279B2 (ja) 液体芳香剤用容器
JPH11227816A (ja) 耐熱容器用キャップ
JP2001278361A (ja) 混合液注出袋
CN208531192U (zh) 可旋切密封的装置
JP4120963B2 (ja) 液注出容器
JPH0437089Y2 (ja)
JPH10287350A (ja) 食品のチューブ容器
JP2004051119A (ja) 押出容器用蓋