JPH11348901A - 薬剤分包機の散薬分割器 - Google Patents

薬剤分包機の散薬分割器

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JPH11348901A
JPH11348901A JP7869299A JP7869299A JPH11348901A JP H11348901 A JPH11348901 A JP H11348901A JP 7869299 A JP7869299 A JP 7869299A JP 7869299 A JP7869299 A JP 7869299A JP H11348901 A JPH11348901 A JP H11348901A
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JP
Japan
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bottom plate
medicine
powder
drug
opening
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Withdrawn
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JP7869299A
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English (en)
Inventor
Fumio Akuwa
文雄 阿桑
Masahiro Kurihara
正弘 栗原
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UEDA AVANCE KK
Original Assignee
UEDA AVANCE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 区画壁部を薄肉化して小型化を図り、占有ス
ペースを少なくした薬剤分包機の散薬分割器を提供す
る。 【解決手段】 散薬分割器1は、各区画壁部10間に形
成された薬剤収納部3からなる散薬マス2と、該散薬マ
ス2の下端両側部に設けられた底板支持板4と、散薬マ
ス2を装置全体に支持するための支持部材5と、各薬剤
収納部3の下端開口部12を開閉するための底板6と、
開口部開閉機構7とからなっており、下端開口部12が
閉塞状態にされた場合、底板6は、隣接する底板6と重
なり合うように形成されている。このため、区画壁部1
0は底板6の回動中心部分を形成するのに十分な厚み寸
法があればよく、従来より薄く形成することが可能とな
り、散薬マス2全体の列設方向のサイズを大幅に小さく
することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散薬を複数に分割
した後に分包する分包機の散薬分割器に関する。
【0002】
【従来の技術】薬局や診療所等において、錠剤や散薬
は、帯状の分包紙中に所定量封入された薬封入分包体が
複数形成された状態で多く提供されているが、この薬封
入分包体は、錠剤や散薬を封入するために、帯状の分包
紙を一定間隔を空けて分包する分包機により製造されて
いる。
【0003】このような分包機では、投入された散薬を
予め所定量毎に複数に分割する散薬分割器が備えられて
いる。この散薬分割器としては、図14ないし図17に
示される、特開平7−285503号に開示されるもの
がある。これらの図において、散薬分割器50は、左右
の側壁部57と前壁部58及び後壁部(図示せず)と区
画壁部59とからなる散薬マス51と、該散薬マス51
の下端両側部に設けられた底板支持板52と、底板支持
板52に回動自在に支持された底板54と、開口部開閉
操作機構55とからなっており、このうち散薬マス51
は、上下方向に貫通される複数の薬剤収納部56が列設
されたものであり、区画壁部59間が前記薬剤収納部5
6となっている。
【0004】開口部開閉操作機構55は、底板54に設
けられた磁性体からなる操作部71と、操作部71を案
内して底板54を薬剤収納部56の下端開口部を閉塞さ
せる方向に回動させる案内部材76と、操作部71を吸
引して底板54を水平位置に保持するマグネット75と
を備え、マグネット75は、マグネット支持部材74に
固定されて薬剤排出位置Dに隣接する薬剤収納位置Eか
ら移動通路に沿って延在するよう配設されている。
【0005】図15に示されるように、散薬マス51
は、散薬マス51の上部両側方に配設された支持部材5
3によって、薬剤収納部56の列設方向に移動自在に支
持されている。すなわち支持部材53には、この支持部
材53上を走行自在なリニアブッシュホルダ66が装着
されており、該リニアブッシュホルダ66と散薬マス5
1とが連結されることによって、散薬マス51は、図示
しない駆動源によって薬剤収納部56の列設方向に移動
されるようになっている。
【0006】このような散薬分割器50は、図17に示
されるように、薬剤投入される場合は、各底板54の操
作部71はマグネット75により吸引され、薬剤収納部
56の下端開口部は全て閉塞されている。
【0007】次に、散薬マス51はX方向に移動され、
薬剤排出位置Dに移動された底板54はマグネット75
からの吸引が解かれ、自重により下方に垂れ下がり、薬
剤収納部56の下端開口部は開口され、薬剤は放出され
る。そして全ての各薬剤収納部56に収納された薬剤が
放出されると、散薬マス51はY方向に移動される。こ
の場合、操作部71は案内部材76により案内され、案
内されて回動した底板54は、その操作部71がマグネ
ット75に吸引されて、薬剤収納部56の下端開口部を
閉塞状態とする水平位置に保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような散薬分割
器50は、底板54の開閉を散薬マス51の前後移動に
よって行うため、開閉のための駆動源が不要となり装置
全体が簡単な構造となるが、区画壁部59下端に、隣合
う底板54の端部の両方を配置させる必要があるため、
区画壁部59の板厚が大きくなる傾向にある。このた
め、所定の容積を有する薬剤収納部56を設ける場合、
区画壁部59の厚みの寸法によって、散薬マス51の列
設方向の寸法が大きくなって占有スペースの増大を招く
ことになり、設置場所の制約などの条件が厳しくなる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、区画壁部を薄肉化して小型化を図り、占有ス
ペースを少なくした薬剤分包機の散薬分割器の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、上下方向に貫通する複数の薬剤収納部が
列設された散薬マスと、この散薬マスを薬剤収納位置と
薬剤排出位置との間で前記薬剤収納部の列設方向へ移動
自在に支持する支持部材と、該散薬マスの各薬剤収納部
の前端部下部に、一側端側が前記列設方向と直交する水
平方向の軸線をもって回動自在に支持され、前記薬剤収
納位置において水平方向に延在するように保持されたと
きに前記複数の薬剤収納部の各下端開口部をそれぞれ閉
塞し、該保持が解かれたときに自重により下方に垂れ下
がって各下端開口部を開口させる複数の底板と、前記散
薬マスの前記列設方向への移動と同期し前記底板を回動
させて前記下端開口部を開閉させる開口部開閉操作機構
とを備え、前記薬剤収納位置において前記散薬マスの各
薬剤収納部内に上方から薬剤を投入し、これら各薬剤収
納部内に収納された薬剤を、前記散薬マスを前記列設方
向へ移動させるとともに前記開口部開閉操作機構により
前記底板を順次回動させ前記下端開口部を開口させて薬
剤排出位置へ落下させるようにした薬剤分包機の散薬分
割器において、 前記底板によって下端開口部が閉塞さ
れた状態のとき、各底板は、列設方向前方位置の底板の
後端部が、隣接する後方位置の底板の前端部よりも下方
位置となるように重ねられるとともに、前記開口部開閉
操作機構は、前記底板に、その回動中心とは反対側に延
びるように一体に設けられた操作部と、前記散薬マスの
移動通路の側方に配置され、該散薬マスが前記列設方向
後方へ移動したときに前記操作部を案内して回動させ前
記底板を前記下端開口部を閉塞させる方向に回動させる
案内部材と、前記移動通路の側方に、該移動通路に沿っ
て延在するよう配設され、前記操作部が前記案内部材に
より閉塞方向に回動させられたときに、前記底板の吸着
部を上方から所定寸法離間した位置で吸引して前記底板
を前記下端開口部を閉塞状態とする水平位置に保持する
マグネットとを備えていることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、下端開口部が閉塞状態に
された場合、底板は、隣接する底板と重なり合うように
形成されることにより、散薬マスを区画する区画壁部
は、底板の回動中心部分を形成するのに十分な厚み寸法
があればよく、従来より薄く形成することが可能とな
る。このため、同じ容積の薬剤収納部を形成するに当た
っても、散薬マス全体の列設方向のサイズを小さくする
ことができ、該薬剤分割器の占有スペースを小さくする
ことができる。また、底板どうしが重なりあっているの
で、下端開口部での隙間が無くなり、薬剤の粉もれを確
実に防ぐことができる。
【0012】また、吸着部は、底板の回動中心に対して
該底板と同一方向に延びるように設けられたことによ
り、マグネットの吸引方向と底板との閉塞方向とが同一
となるので、マグネットによる吸引力を底板に直接的に
作用させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1において、散薬分割器
1は、各薬剤収納部3からなる散薬マス2と、該散薬マ
ス2の下端両側部に設けられた底板支持板4と、散薬マ
ス2を装置本体に支持するための支持部材5と、各薬剤
収納部3の下端開口部12を開閉するための底板6と、
開口部開閉操作機構7とからなっており、散薬分割器1
は、側壁上部で支持部材5によって薬剤収納部3の列設
方向に移動自在に支持されており、側壁下部では、開口
部開閉機構7によって底板6が操作される。
【0014】散薬マス2は、上下方向に貫通する複数の
薬剤収納部3が列設されたものであり、散薬マス2は左
右の側壁部8と前壁部9と後壁部(図示せず)と区画壁
部10とからなるものであって、各区画壁部10間に薬
剤収納部3が形成されている。また、散薬マス2の下面
には、図3に示されるように切込部30が設けられてい
る。
【0015】また図1及び図3に示すように、散薬マス
2は上部両側方に配設された支持部材5により、散薬マ
ス2の薬剤収納部3の列設方向に移動自在に支持されて
いる。支持部材5は断面L字状に形成されており、この
支持部材5の先には車輪21が連結されている。そして
この車輪21によって図示しない駆動源によって薬剤収
納部3の列設方向に移動されるように支持されている。
【0016】図4及び図5に示すように、底板6は、平
面長方形状の底板先端部6aと平面台形状の底板後端部
6bとを備えており、図6に示す底板6のC−C断面図
のように、底板先端部6aと底板後端部6bとはほぼ同
じ断面厚みを有しながら段差を持って形成されている。
そのうち底板後端部6bには、磁性体からなる操作部1
6及び吸着部17が、連結部16a及び17aよって同
一平面上に位置させて連結されており、さらに、連結部
16a及び17a近傍には、軸部18が、底板後端部6
bと同一平面上に位置されるように、図4中同じ高さ位
置で、それぞれの先端が反対方向に向くように形成され
ている。そして、操作部16と底板6とは、軸部18に
対して反対方向に延びるように形成されており、一方、
吸着部17と底板6とは、軸部18に対して同一方向に
延びるように形成されている。
【0017】底板支持板4は、図7に示すように、平面
長方形状の板の下端に、複数の半円状に形成された係合
部4aが設けらたものであり、係合部4aにはそれぞ
れ、楕円形状の貫通孔によって形成された孔部4bが斜
めに設けられている。
【0018】そして、底板6の軸部18と、側壁部8両
側の区画壁部10の下端部近傍に位置させて設けられた
底板支持板4の孔部4bとが係合されることによって、
軸部18が回動中心となってヒンジ部11が形成されて
いる。図2に示すように、底板6の軸部18は、底板6
を水平状態に保持したときにおいて、各薬剤収納部3の
前壁部9側の区画壁部10下部に位置する係合部4aに
係合されることによって回動自在に支持されている。そ
して下端開口部12が閉塞される場合は、底板6は、列
設方向前壁部9側の底板6の底板後端部6bが、隣接す
る後壁部側の底板6の底板先端部6aよりも下方位置と
なるように重なり合うように水平方向に延在するように
保持され、一方、下端部開口部12が開口される場合
は、保持が解かれたときに自重により下方に垂れ下がっ
て該各下端開口部12を開口させるようになっている。
【0019】この場合、底板支持板4の孔部4bが楕円
状に斜めに形成されているため、下端開口部12が開口
されている場合、軸部18は図2中、下方向に移動さ
れ、区画壁部10と底板6の先端部6aが直線状に並ぶ
こととなり、底板6は大きく揺れたりせず安定して保持
される。一方、下端開口部12が閉塞されている場合、
底板先端部6a及び底板後端部6bは切込部30に配置
されるため、がたつきがなくなり安定して保持される。
【0020】開口部開閉操作機構7は、散薬マス2が図
中矢印XYで示す薬剤収納部3の列設方向に移動したと
きに、これに同期して底板6を回動させて薬剤収納部3
の下端開口部12を開閉させるものである。開口部開閉
操作機構7は、前記操作部16及び吸着部17と、散薬
マス2の側方に、底板6の軸部18より上部に位置する
ように設けられた案内部材19と、散薬マス2の移動方
向に沿って延在するよう配設されたマグネット20とか
らなるものである。
【0021】マグネット20は、両側壁部8の下端近傍
で2列になって配設されている。このマグネット20
は、磁性体からなる操作板部16が案内部材19により
回動させられたときに、操作板部16と、散薬マス2に
対して反対側に位置する吸着板部17とを上方から所定
寸法離間した位置で吸引して、底板6を薬剤収納部3の
下端開口部12を閉塞状態とする水平位置に保持するも
のである。
【0022】このような薬剤分割器1は、はじめに、散
薬マス2の薬剤収納部3の各下端開口部12を各底板6
により閉塞状態にするために、散薬マス2の前壁部9が
マグネット20前端面よりも若干内側に位置する所定の
位置に配置される。この場合、各底板6に連結された各
操作部16及び吸着部17はマグネット20下方の所定
寸法離間した位置に配置され、各底板6の各操作部16
及び吸着部17はマグネット20に吸引され、各底板6
は水平方向に保持される。このとき、図10のように、
各底板6は、該底板6の底板後端部6bが、隣接する後
壁部側の底板6の底板先端部6aよりも下方位置となる
ように重ね合わされることにより、各下端開口部12が
全て閉塞される。この状態で各薬剤収納部3の上端開口
部から薬剤が投入される。
【0023】次に、図示しない前記駆動源を駆動して、
散薬マス2を図中矢印X方向に移動させる。この場合、
図8のように、マグネット20は、薬剤収納位置Bから
移動通路に沿って延在するように配設されているため、
複数の底板6のうち、一の底板6hが、薬剤排出位置A
に移動されたときに、該一の底板6hの操作部16h及
び吸着部17hに対するマグネット20の吸引による保
持は解かれ、該保持が解かれたときに一の底板6hは自
重により図中時計方向に回動されて下方に垂れ下がって
下端開口部12は開口され、一包分の薬剤が図示しない
ホッパーに放出される。このとき、上下方向に移動可能
に支持された案内部材19は上方向に移動されることに
よって、底板6の操作部16との干渉を回避し、底板6
の回動を妨げないようにしている。
【0024】薬剤収納部3に収納されていた薬剤が全て
放出された後には、散薬マス2は図中矢印Y方向に移動
される。このとき、図9に示すように案内部材19は下
方に移動され、底板6の操作部16は順次案内部材19
に接し、該底板6は案内部材19に、底板6の軸部18
より上方の位置において撫で付けられるようにして案内
され、図9中反時計方向に回動させられ、該底板6の底
板後端部6bが、隣接する後壁部側の底板6の底板先端
部6aよりも下方位置となるように重ね合わされること
により、各下端開口部12が全て閉塞される。そして、
案内部材19により案内されて回動した底板6は、その
操作部16及び吸着部17がマグネット20により吸引
されて、薬剤収納部3の下端開口部12を閉塞状態とす
る水平位置に保持される。そして以上説明したサイクル
が繰り返し行われる。
【0025】本実施形態においては、下端開口部12が
閉塞状態にされた場合、底板6は、図2及び図10など
に示されるように、隣接する底板6と重なり合うように
形成されている。このため、区画壁部10は、底板6の
回動中心部分を形成するのに十分な厚み寸法があればよ
く、従来より薄く形成することが可能となり、同じ容積
の薬剤収納部3を形成するに当たっても、散薬マス2全
体の列設方向のサイズを小さくすることができ、該薬剤
分割器1の占有スペースを小さくすることができる。さ
らに、底板6どうしが重なりあっているので下端開口部
12での隙間が無くなり、薬剤が薬剤収納部3に入って
いる状態でも、粉もれを防ぐことができる。
【0026】また、吸着部17を、底板6の回動中心に
対して該底板6と同一方向に延びるように設けたことに
より、マグネット20の吸引方向と底板6との閉塞方向
とが同一となるので、マグネット20による吸引力を底
板6に直接的に作用させることができる。
【0027】底板6は、図11のように、底板6の両端
面を斜めに切り落とし、断面平行四辺形状のものを用い
ることができる。この場合、区画壁部10は底板6の回
動中心部分を形成するのに十分な厚み寸法があればよ
く、所望の効果を得ることができる。
【0028】また、図12のように、散薬マス2に対し
て両側に吸着部24を、底板6の回動中心に対して該底
板6と同一方向に延びるように設ける形態も可能であ
る。この場合、底板6は、閉塞用レバー部25が案内部
材19に案内されることによって回動される。2つの吸
着部24を、底板6の回動中心に対して該底板6と同一
方向に延びるように設けたことにより、マグネット20
によるさらに大きな吸引力を底板6に直接的に作用させ
ることができる。
【0029】このように、下端開口部12を閉塞状態と
した場合、底板6は、隣接する底板6と重なり合うよう
に設けたため、本発明の散薬分割器1の散薬マス2を区
画する区画壁部10は、底板6の回動中心部分を形成す
るのに十分な厚み寸法があればよく、図13に示すよう
に、従来の散薬分割器50の散薬マス51の区画壁部5
9より薄く形成することが可能となる。このため、同じ
容積の薬剤収納部3を形成するに当たっても、散薬マス
2全体の列設方向のサイズを小さくすることができ、占
有スペースを小さくすることができる。また、底板2ど
うしが重なりあっているので、下端開口部12での隙間
が無くなり、薬剤の粉もれを確実に防ぐことができる。
【0030】また、散薬マス2の移動通路の側方に配置
され、薬剤を放出し終えた散薬マス2が所定の位置に戻
るときに操作部16を案内して回動させ底板6を下端開
口部12を閉塞させる方向に回動させる案内部材19を
設けたことにより、散薬マス2を列設方向後方に移動さ
せるだけで、底板6は順次重ね合わされるので、下端開
口部12は自動的に閉塞される。
【0031】
【発明の効果】本発明の薬剤分包機の散薬分割器は、以
下のような効果を有するものである。 (1)下端開口部が閉塞状態にされた場合、底板は、隣
接する底板と重なり合うように形成されることにより、
区画壁部は、底板の回動中心部分を形成するのに十分な
厚み寸法があればよく、従来より薄く形成することが可
能となる。このため、同じ容積の薬剤収納部を形成する
に当たっても、散薬マス全体の列設方向のサイズを小さ
くすることができ、該薬剤分割器の占有スペースを小さ
くすることができる。また、底板どうしが重なりあって
いるので、下端開口部での隙間が無くなり、薬剤の粉も
れを確実に防ぐことができる。また、薬剤を放出し終え
た散薬マスが列設方向後方に戻るときに操作部を案内し
下端開口部が閉塞する方向に底板を回動させる案内部材
を設けたことにより、散薬マスを列設方向後方に移動さ
せるだけで底板は順次重ね合わされるので、下端開口部
は自動的に閉塞される。 (2)マグネットに吸引される吸着部が、底板の回動中
心に対して該底板と同一方向に延びるように設けられた
ことにより、マグネットの吸引方向と底板の閉塞方向と
が同一となるので、マグネットによる吸引力を底板に直
接的に作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の実施形態
の例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の側面図で
ある。
【図3】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の正面図で
ある。
【図4】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の底板の平
面図である。
【図5】 図4の側面図である。
【図6】 図4のC−C断面図である。
【図7】 底板支持板を表す図である。
【図8】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の下端開口
部の開口時の状態を説明する図である。
【図9】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の下端開口
部の閉塞時の状態を説明する図である。
【図10】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の底板の
平面図である。
【図11】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の実施形
態の例を示す図である。
【図12】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の実施形
態の例を示す図である。
【図13】 本発明の薬剤分包機の散薬分割器の区画壁
部が従来のものより薄肉化された様子を説明する図であ
る。
【図14】 従来の薬剤分包機の散薬分割器の例を示す
斜視図である。
【図15】 従来の薬剤分包機の散薬分割器の例を示す
斜視図である。
【図16】 従来の薬剤分包機の散薬分割器の例を示す
正面図である。
【図17】 従来の薬剤分包機の散薬分割器の下端開口
部の開閉機構を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 散薬分割器 2 散薬マス 3 薬剤収納部 4 底板支持板 4a 係合部 4b 孔部 5 支持部材 6 底板 6a 底板先端部 6b 底板後端部 7 開口部開閉機構 8 側壁部 9 前壁部 10 区画壁部 11 ヒンジ部 12 下端開口部 16 操作部 17 吸着部 18 軸部 19 案内部材 20 マグネット 25 閉塞用レバー部 A 薬剤排出位置 B 薬剤収納位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に貫通する複数の薬剤収納部が
    列設された散薬マスと、この散薬マスを薬剤収納位置と
    薬剤排出位置との間で前記薬剤収納部の列設方向へ移動
    自在に支持する支持部材と、該散薬マスの各薬剤収納部
    の前端部下部に、一側端側が前記列設方向と直交する水
    平方向の軸線をもって回動自在に支持され、前記薬剤収
    納位置において水平方向に延在するように保持されたと
    きに前記複数の薬剤収納部の各下端開口部をそれぞれ閉
    塞し、該保持が解かれたときに自重により下方に垂れ下
    がって各下端開口部を開口させる複数の底板と、前記散
    薬マスの前記列設方向への移動と同期し前記底板を回動
    させて前記下端開口部を開閉させる開口部開閉操作機構
    とを備え、前記薬剤収納位置において前記散薬マスの各
    薬剤収納部内に上方から薬剤を投入し、これら各薬剤収
    納部内に収納された薬剤を、前記散薬マスを前記列設方
    向へ移動させるとともに前記開口部開閉操作機構により
    前記底板を順次回動させ前記下端開口部を開口させて薬
    剤排出位置へ落下させるようにした薬剤分包機の散薬分
    割器において、前記下端開口部を閉塞した状態のときの
    各底板は、列設方向前方位置の底板の後端部が、隣接す
    る後方位置の底板の前端部よりも下方位置となるように
    重ねられるとともに、前記開口部開閉操作機構は、前記
    底板に、その回動中心に対して反対側に延びるように一
    体に設けられた操作部と、前記散薬マスの移動通路の側
    方に配置され、該散薬マスが前記列設方向後方へ移動し
    たときに前記操作部を案内して回動させ前記底板を前記
    下端開口部を閉塞させる方向に回動させる案内部材と、
    前記移動通路の側方に該移動通路に沿って延在するよう
    配設され、前記操作部が前記案内部材により閉塞方向に
    回動させられたときに、前記底板の吸着部を上方から所
    定寸法離間した位置で吸引して前記底板を閉塞状態に保
    持するマグネットとを備えていることを特徴とする薬剤
    分包機の散薬分割器。
  2. 【請求項2】 前記吸着部は、その少なくとも一部が底
    板の回動中心に対して該底板と同一方向に延びるように
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤
    分包機の散薬分割器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006335467A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Yuyama Manufacturing Co Ltd 手撒き装置
CN104856883A (zh) * 2015-05-25 2015-08-26 浙江富昌机械有限公司 一种密封的胶囊填充机

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