JPH1134868A - 車体傾斜装置及び車体傾斜方法 - Google Patents

車体傾斜装置及び車体傾斜方法

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JPH1134868A
JPH1134868A JP20551497A JP20551497A JPH1134868A JP H1134868 A JPH1134868 A JP H1134868A JP 20551497 A JP20551497 A JP 20551497A JP 20551497 A JP20551497 A JP 20551497A JP H1134868 A JPH1134868 A JP H1134868A
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泰衛 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成を簡略化させ低コストで乗り心地の
向上に効果のある車体傾斜を実現できる車体傾斜装置及
び車体傾斜方法を提供する。 【解決手段】 本装置は、台車2上に左右一対の空気バ
ネ3を介して車体1を支持した鉄道車両用の車体傾斜装
置である。左右の空気バネ3、3′間で一定容積のエア
を移動させる容積移動シリンダー21(図2)を有し、
該容積移動シリンダーを作動させて左右の空気バネ3、
3′の高さを変えることにより車体を傾斜させる。具体
的には、一定以上の車速で車両が曲線区間に入る際に左
右の空気バネ間で一定容積のエア移動させて車体を曲線
内側に傾斜させ、次に曲線区間から出る際に該一定容積
のエアを元に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道軌道の曲線区
間において車体を曲線の内側に傾斜させる車体傾斜装置
及び車体傾斜方法に関する。特には、装置構成を簡略化
させ低コストで乗り心地の向上に効果のある車体傾斜を
実現できる車体傾斜装置及び車体傾斜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の軌道のカーブを車両が走行する際
に、車体(中の旅客含む)にかかる遠心力と重力の合力
が車体床面に垂直に働くようにして乗客が遠心力を感じ
ない方向に車体を傾斜させる振子台車が、JRなどの高
速鉄道車両用として多用されるようになっている。この
ような振子台車では、急カーブの軌道を高速走行する際
の旅客の乗り心地を改善でき、かつ車両のスピードアッ
プができる。
【0003】上述の振子台車では、台車枠と車体の間
に、振子はりと、この振子はりを左右(軌道幅方向)に
揺動する機構(例えば、コロ装置やベアリングガイド、
リンク装置)を設け、この振子はりをサーボシリンダー
で、軌道の傾斜や車両の速度に応じた任意の角だけ傾け
る。しかし、この振子台車は、車体傾斜機構が複雑にな
り、最適の車体傾斜角に制御するためのサーボアクチュ
エータや制御システムも必要である。そのため、車両製
作コストが大幅に高くなる。
【0004】一方、特開昭64−47672号には、台
車と車体間に介在する左右一対の空気バネ(マクラバ
ネ)内のエア量を左右で移動させて空気バネの高さを変
えることにより、車体を意図的に曲線内側に傾斜させる
車体傾斜装置が開示されている。なお、同号の発明の名
称は「高速車両用空気ばね台車の車体傾斜防止装置」と
なっているが、車体を意図的に曲線内側に傾斜させるも
のであることに変りはない。
【0005】同号の車体傾斜装置は、エア移動の手段と
してルーツ型の空気ポンプを用い、曲線の位置情報と曲
率半径及び車両の速度に応じてポンプの回転方向と回転
数を制御して車体の傾斜角を制御している。同号の車体
傾斜装置は、上述の振子台車の振子はりのような大型の
機械構造物はないが、依然としてエアサーボポンプとそ
の制御系が高価なものとなる。
【0006】特開平7−81558号には、左右の空気
バネのいずれか一方に給気していずれかの空気バネの高
さを高くすることにより車体を傾斜させる車体傾斜装置
が開示されている。同号の車体傾斜装置は複雑な機械的
機構は有してはいないが、曲線の位置情報と車両速度か
ら超過遠心加速度を算出して、それを打ち消すための給
気量を算出する高度な空圧制御系を有している。また、
給気したエア(空圧)は、車体の傾斜を戻す時に排気せ
ざるを得ないので、曲線ごとに相当量のエアを消費する
こととなりエネルギーロスが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みてなされたもので、装置構成を簡略化させ
低コストで乗り心地の向上に効果のある車体傾斜を実現
できる車体傾斜装置及び車体傾斜方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の車体傾斜装置は、 台車上に左右一対の空
気バネを介して車体を支持した鉄道車両用の車体傾斜装
置であって; 左右の空気バネ間で一定容積のエアを移
動させる容積移動シリンダーを有し、該容積移動シリン
ダーを作動させて左右の空気バネの高さを変えることに
より車体を傾斜させることを特徴とする。
【0009】また、本発明の車体傾斜方法は、 台車上
に左右一対の空気バネを介して車体を支持した鉄道車両
の車体傾斜方法であって; 一定以上の車速で車両が曲
線区間に入る際に左右の空気バネ間で一定容積のエア移
動させて車体を曲線内側に傾斜させ、 次に曲線区間か
ら出る際に該一定容積のエアを元に戻すことを特徴とす
る。
【0010】すなわち、曲線の曲率半径や車両速度に応
じて空気の移動量を調整するようなことをせず、移動さ
せる空気の容積は常に一定とした。この一定の容積は、
その車両が走行する区間の代表的な車両速度と軌道曲率
半径に応じて、車両設計時あるいは調整時に決定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の1実施例に係る車体傾斜装置の全
体構成を示す模式的正面断面図である。軌道床12上に
は左右のレール11及び11′が置かれており、その上
に車両の車輪9、9′が載っている。左右の車輪9、
9′は、車軸10で連結されている。車軸10の両側端
には軸受を内蔵した軸箱7、7′が組み込まれている。
軸箱7、7′上には、軸バネ6、6′を介して台車枠5
が載せられている。台車枠5の上の左右には、一対の空
気バネ3、3′が配置されている。これらの空気バネ
3、3′の上には車体1が載せられている。空気バネ
3、3′は、元々は、台車枠5の振動が車体に1に伝わ
らないように振動を緩衝するためのものである。
【0012】左右の空気バネ3、3′の間には、エア配
管8、8′を介して傾斜制御装置4が設けられている。
傾斜制御装置4は、一定容積のエアを左右の空気バネ
3、3′の間で移動させるためのものである。図2は、
図1の車体傾斜装置における傾斜制御装置の構成を示す
配管系統図である。この傾斜制御装置4は、左右の空気
バネ3、3′にエアを出し入れする空圧系統、容積移動
シリンダー21、同シリンダー駆動用の油圧ユニット1
40等から構成されている。
【0013】容積移動シリンダー21は、中央部の油圧
シリンダーと両端部の空圧シリンダーの計3つの部分か
ら構成されている。これら3つのシリンダーは同軸で直
列に配置されており、そのピストンの軸21cは一本で
ある。容積移動シリンダー21内は、両端部の空圧室2
1a及び21fと、中央部の油圧室21dに区分けされ
ている。ピストン軸21cには、両端部の空圧ピストン
21b及び21g、並びに中央部の油圧ピストン21e
が連結されている。空圧ピストン21bは空圧室21a
内で、油圧ピストン21eは油圧室21d内で、空圧ピ
ストン21gは空圧室21f内で、それぞれ軸21cと
一体となって移動する。なお、図の状態は、直線走行中
で左右の空気バネ3、3′間のエア移動を行っていない
状態である。
【0014】容積移動シリンダー21の油圧室21dに
は、その両端部に2本の油圧管路167、171が接続
されており、油圧ピストン21eのいずれか片方の面に
油圧ユニット140からの油圧供給を受けて、油圧ピス
トン21e及び軸21cが駆動される。一方、空圧室2
1a及び21fの各々の両端部には、エア管路39、2
5及びエア管路22、37が接続されており、空圧ピス
トン21b及び21gの各面とこれらの管路とが連通し
ている。エア管路22には、容積20リットルのエアタ
ンク23が接続されている。このタンク23の容積は、
空圧室21aと空圧室21fの容積を合計した容積と等
しく、エア管路35側のエア容積とエア管路27側のエ
ア容積を等しくして、左右の空気バネ3、3′の特性を
等しくしている。
【0015】空圧室21fの下端部(図における)のエ
ア管路22と空圧室21aの下端部のエア管路25とは
合流してエア管路27に接続している。空圧室21aの
上端部(図における)のエア管路39と空圧室21fの
上端部のエア管路37とは合流してエア管路35に接続
している。エア管路35及び27はダブルパイロットバ
ルブ29のポートに接続されている。ダブルパイロット
バルブ29は、4ウェイの方向切替弁であり、残りのポ
ートには、空気バネ3及び3′に連通するエア管路31
及び33が各々接続されている。バルブ29がA位置に
あるときは管路35と31、管路27と33とが連通す
る。バルブ29がB位置にあるときは管路35と33、
管路27と31とが連通する。このダブルパイロットバ
ルブ29は、詳しくは後述するように、両空気バネ3、
3′間のエア移動の方向を切替える。
【0016】ダブルパイロットバルブ29は2カ所のパ
イロットポートを有し、それぞれにパイロットエア管路
73及び77が接続されている。これらの管路に接続さ
れているパイロットエア管路71及び79には、2つの
パイロット3ウェイバルブ41及び47が接続されてい
る。パイロット3ウェイバルブ41、47には、エア管
路43、49も接続されている。パイロット3ウェイバ
ルブ41、47の残りのポートは排気ポートである。両
バルブ41、47は切換レバー45によって駆動され
る。切換レバー45は、台車と車体間の回動に連動して
回動する。すなわち、切換レバー45が図の上に回動す
ると、バルブ41がB位置に切り替わり管路43と71
とが連通し、管路71に空圧が立つ。一方、切換レバー
45が図の下に回動すると、バルブ47がB位置に切り
替わり管路49と79とが連通し、管路79に空圧が立
つ。パイロットエア管路71に空圧が立つと、ダブルパ
イロットバルブ29はA位置を取り、管路35と31、
管路33と27とを連通し、パイロットエア管路79に
空圧が立つとダブルパイロットバルブ29はB位置を取
り、管路35と33、管路27と31とを連通する。
【0017】さらに、パイロットエア管路71及び79
には、シャトルバルブ83と接続されているパイロット
エア管路85、81もそれぞれ接続されている。シャト
ルバルブ83は、パイロットエア管路85と81の内の
いずれか空圧の立った方とパイロットエア管路87とを
連通し、他方とパイロットエア管路87とを遮断する。
パイロットエア管路87には、パイロットエア管路8
9、93及び97が接続されている。パイロットエア管
路89及び93は、それぞれパイロット2ウェイバルブ
91、95のパイロットポートに接続されている。パイ
ロットエア管路89、93に圧力が立つと、各バルブ9
1、95はB位置に切り替わり、エア管路101と10
3との間及び123と125との間を遮断する。これに
より、レベリングバルブ105、127と空気バネ3、
3′とが無関係となる。パイロットエア管路97は、油
圧ユニット140内の油圧4ウェイバルブ161のパイ
ロットポートに接続されており、パイロットエア管路9
7に圧力が立つと、バルブ161がBポートに切り替わ
って油圧が油圧管路167に供給されシリンダー21が
作動する。油圧系統については後述する。
【0018】空気バネ3、3′にエア管路103、12
5を介して接続されているオーバフローバルブ115
は、左右の空気バネ3、3′の内圧の間に一定以上の
(例えば、1.5kg/cm2以上の)圧力差が生じた場合
に、両バネ3、3′の間のエアを連通させて両バネ内の
圧力差を均一化するものである。管路103、125に
接続されているバルブ105、127は、車体重量の変
化に合わせて空気バネ高さが変わった場合に空気バネ
3、3′内の空圧を調整する(給排する)ものである。
【0019】エア管路43、49、131には、空圧源
63から空圧が供給される。空圧源63から各エア管路
43、49、131に至る間には、フィルター61、ス
トップバルブ57、135、圧力計55、減圧弁13
3、電磁弁53等が配置されている。車速が一定以下
(例えば、50km/h以下)の時は、電磁弁53は、B位
置に切り替わって、管路43、49に空圧が供給され
ず、車体傾斜動作は行われない。
【0020】油圧ユニット140内には、モータ141
によって回転駆動される油圧ポンプ143を備える。油
圧ポンプ143は油圧管路145に油圧を供給する。油
圧管路145には、リリーフバルブ147やアキュムレ
ータ159が接続されている。なお、アキュムレータ1
59の管路149には圧力計151、圧力スイッチ15
3、チェックバルブ155、絞り157等が設けられて
いる。
【0021】油圧管路145は油圧4ウェイバルブ16
1に接続されている。同バルブ161は、パイロットエ
ア管路97の空圧によって制御される。パイロットエア
管路97の空圧が立っているときはB位置を取り、管路
145と管路167を連通させ、管路171をリリーフ
ポートに連通させる。この場合は油圧が管路167から
油圧ピストン21eの下側(図における)にかかり、油
圧ピストン21e、軸21c、空圧ピストン21b、2
1gが図の上方に移動する。これにより、いずれかの空
気バネ3、3′からエアを抜き、他方の空気バネ3′、
3にエアを入れる。このような操作を本明細書ではエア
を移動させるという。パイロット空圧が落ちてバルブ1
61がA位置を取ると油圧は油圧管路171に供給さ
れ、油圧管路167はリリーフポートと連通する。この
ときは容積移動シリンダー21の軸、ピストンは図の下
方に押される。なお、油圧管路167、171のパイロ
ットチェックバルブ165、173は、それらのパイロ
ット油圧管路177、179に圧力が立ったときは、チ
ェックバルブの役割を果さなくなるものである。なお、
パイロット油圧管路177は油圧管路175に、パイロ
ット油圧管路179は油圧管路163に、それぞれ接続
されている。
【0022】図2の傾斜制御装置の総合的な作用を説明
する。図2の状態では車両が直線区間を例えば、時速5
0km以上で走行している。ここで、車体に対する台車の
回動度合を示す切換レバー45は真直ぐ横を向いており
(図において)、いずれのパイロット3ウェイバルブ4
1、47をも作動させていない。パイロット2ウェイバ
ルブ91、95は連通位置にあり、レベリングバルブ1
05、127が各空気バネ3、3′につながっている。
電磁弁53は連通位置にある。油圧4ウェイバルブ16
1は、A位置にあり、容積移動シリンダー21の油圧ピ
ストン21eには図の上側に圧力がかかっており、シリ
ンダー軸21c及び各ピストンは図の下側のストローク
エンドにある。
【0023】ここで車両がある程度以上の曲率半径の曲
線区間に入ると、レバー45が回っていずれかのバルブ
41、47をBポート(連通)に切り替えると、パイロ
ットエア管路71又は79に空圧が立ち、それに応じて
ダブルパイロットバルブ29がA位置又はB位置を取
る。さらにパイロットエア管路85又は81、バルブ8
3を介してパイロットエア管路87に空圧が立ち、パイ
ロット2ウェイバルブ91及び95を遮断位置に入れ空
気バネ3、3′とレベリングバルブ105、127との
間を遮断する。さらにパイロット空圧がパイロットエア
管路97にも立ち、油圧4ウェイバルブ161をB位置
に切り替える。これにて、油圧管路167から容積移動
シリンダー21の油圧ピストン21eの図の下側の面に
油圧がかかり各ピストンが図の上方に移動する。
【0024】すると空圧室21a及び21f内のエア
は、エア管路39、37からエア管路35を通って押し
出され、ダブルパイロットバルブ29が図のB位置にあ
るときは空気バネ3に送り込まれる。一方、空気バネ
3′の中のエアは、エア管路31、バルブ29、エア管
路27からエア管路24及び25を通って空圧ピストン
21b及び21gの下側に引き込まれる。すなわち一方
の空気バネ3′のエアが容積移動シリンダー21の両空
圧室21a、21fの容積の分だけ抜かれ、同量のエア
が空気バネ3に送り込まれる。つまり、容積移動シリン
ダー21の空圧室の容積分のエアが空気バネ3′から空
気バネ3に移動したこととなる。これにより、空気バネ
3′が下がり空気バネ3が上がり、その分車体が傾斜す
ることとなる。なお、上記と逆の場合は、空気バネ3が
下がり空気バネ3′が上がる。車両が曲線から出てレバ
ー45が真中に戻ったときは図2の状態に戻り、容積移
動シリンダー21のピストンは下に移動して、エアを元
に戻す。
【0025】この実施例では、曲率半径300mの曲線
を時速80km前後で通過するという標準条件でエアの移
動量20リットル、空気バネのストローク50mm、車体
傾斜角度3°としている。このように空気バネのエア移
動容積が一定量であり調整の自由度に欠けるようにも感
じられるが、車速が安定しており曲線の曲率半径が比較
的そろっている区間ではこれでも十分な効果を得ること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、装置構成を簡略化させ低コストで乗り心地の
向上に効果のある車体傾斜を実現できる車体傾斜装置及
び車体傾斜方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る車体傾斜装置を有する
車両の全体構成を示す模式的正面断面図である。
【図2】図1の車体傾斜装置における傾斜制御装置の構
成を示す配管系統図である。
【符号の説明】
1 車体 2 台車 3 空気バネ 4 傾斜制御装置 5 台車枠 6 軸バネ 7 軸箱 8 配管 9 車輪 10 車軸 11 レール 12 軌道床 21 容積移動シリンダー 22、24、25、27、31、33、35、37、3
9 エア管路 23 エアタンク 29 ダブルパイロ
ットバルブ 41、47 パイロット3ウェイバルブ 43、49、51、59 エア管路 45 切換レバー 53 電磁弁 55 圧力計 57 ストップバル
ブ 61 フィルター 63 エア源 71、73、77、79、81、87、89、93、9
7 パイロットエア管路
83 シャトルバルブ 91、95 パイロット2ウェイバルブ 101、103、107、109、121、123、1
25、129、131、137 エア管路 105、127 レベリングバルブ 115 オーバーフローバルブ 133 減圧弁 135 ストップバ
ルブ 140 油圧ユニット 141 モータ 143 油圧ポンプ 145、149、163、167、171、175 油
圧管路 147 リリーフバルブ 151 圧力計 153 圧力スイッ
チ 155 チェックバルブ 157 絞り 159 アキュムレータ 161 油圧4ウェ
イバルブ 165、173 パイロットチェックバルブ 177、179 パイロット油圧管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 泰衛 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 加藤 明俊 埼玉県狭山市新狭山1丁目1番12号 株式 会社工進精工所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上に左右一対の空気バネを介して車
    体を支持した鉄道車両用の車体傾斜装置であって;左右
    の空気バネ間で一定容積のエアを移動させる容積移動シ
    リンダーを有し、該容積移動シリンダーを作動させて左
    右の空気バネの高さを変えることにより車体を傾斜させ
    ることを特徴とする車体傾斜装置。
  2. 【請求項2】 車速が所定値を越えており、かつ台車の
    車体に対する回動角が所定値以上となった場合に上記容
    積移動シリンダーを作動させる請求項1記載の車体傾斜
    装置。
  3. 【請求項3】 台車上に左右一対の空気バネを介して車
    体を支持した鉄道車両の車体傾斜方法であって;一定以
    上の車速で車両が曲線区間に入る際に、左右の空気バネ
    間で一定容積のエアを移動させて車体を曲線内側に傾斜
    させ、 次に曲線区間から出る際に、該一定容積のエアを元に戻
    すことを特徴とする車体傾斜方法。
JP20551497A 1997-07-16 1997-07-16 車体傾斜装置及び車体傾斜方法 Expired - Lifetime JP3534152B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149304A (ja) * 2004-01-28 2009-07-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 鉄道車両のアンチローリング装置
JP2015214301A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 新日鐵住金株式会社 鉄道車両における傾き規制装置

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