JPH11348045A - 金属金型 - Google Patents

金属金型

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JPH11348045A
JPH11348045A JP16171698A JP16171698A JPH11348045A JP H11348045 A JPH11348045 A JP H11348045A JP 16171698 A JP16171698 A JP 16171698A JP 16171698 A JP16171698 A JP 16171698A JP H11348045 A JPH11348045 A JP H11348045A
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JP
Japan
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control circuit
temperature control
metal mold
mold
resin
Prior art date
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Application number
JP16171698A
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English (en)
Inventor
Akio Hashiguchi
昭夫 橋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP16171698A priority Critical patent/JPH11348045A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数および組立工数が少なく低コスト
で、冷却性能に優れ、設計の柔軟性が高い温調回路を有
し、短納期で製作可能な金属金型を提供する。 【解決手段】 レーザー光を用いて金属粉末を焼結する
ことにより造形された金属金型であって、金属金型10の
内部に、造形の際に同時に造形された温調回路12を有す
る。金型の造形と同時に温調回路の造形が完了するの
で、温調回路の設計の自由度が向上するとともに、短納
期で製作可能である。また、温調回路の内壁には樹脂層
を形成して冷却水のしみ出しを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に温調回路を
有する金属金型に関する。より詳しくは、3次元CAD
による設計データに基づいて、樹脂バインダーを使わず
に、金属粉末をレーザー光で直接一層一層焼結しながら
造形して得られた、樹脂成形金型として好適に使用する
ことができる金属金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形等による樹脂成形の分野におい
ては、多品種少量生産や試作等が頻繁に行われる。した
がって、これに対応するために、使用する金型は、高精
度でありながら製作工数を少なくして低コスト、短納期
で製作されることが要望されている。このために各種の
金型の製造方法が提案されている。
【0003】特開平7−276507号公報には、光硬
化樹脂を用い、3次元データから直接簡易樹脂型を製造
する方法が開示されている。この方法は、3次元データ
から直接樹脂型ができる画期的な工法であるが、ガラス
ビーズ入りウレタン樹脂を硬化させた樹脂型であるため
強度が弱い。また、金属金型に比べ熱伝導率が200倍
程悪く、実用上は温調回路を設けても冷却効果はあまり
期待出来ない。従って、成形サイクルが長く、かつ数十
ショット程度の型寿命までの射出成形品を成形できる樹
脂型を製作することを目的とする。
【0004】実開平4−38411号公報には、既存の
金属金型の製作方法において、螺旋状の温調回路を形成
するために、金型本体に別ピースで入子を組み込み、螺
旋状の溝加工をいずれかに施す金型の製法が開示されて
いる。この方法は、金型冷却効果の点では優れている
が、螺旋形状を機械加工する必要があることからの制約
や困難さが伴い、また、金型構成が複雑となって経済的
な方法とは言い難い。
【0005】また、従来から一般に使用されている樹脂
成形用金型、例えばレンズ金型やディスク金型において
も、所定の成形加工面を備える必要があるために、ま
た、温調回路を形成する際の機械加工上の制約があるた
めに、冷却効果の観点から理想的な経路及び断面形状を
有する温調回路を形成することが困難であり、目標とす
る冷却効果が十分に得られていない。
【0006】一方、特表平8−509666号公報に
は、金属粉末等をレーザー光を用いて焼結固化して鋳造
用鋳型を製造する方法が開示されている。該方法によれ
ば複雑形状の鋳型を迅速に低コストで製造することがで
きるとされている。しかしながら、樹脂成形用金型につ
いては一切検討されておらず、樹脂成形用金型では必須
の温調回路の形成については考慮されていない。従っ
て、そこに記載の鋳型を樹脂成形用金型にそのまま転用
しようとすると実際上各種問題が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、3次元ダイ
レクト樹脂型では複雑形状の一発造形はできるものの、
強度および冷却性能が不足している点、また、一般の金
型では強度は十分であるがNCデータや放電加工等多く
のプロセスが必要なことおよび冷却構造が複雑かつ冷却
性能に限りがあるという上記の従来技術の問題点を解決
し、両者の利点を併せ持つ金属金型を提供することを目
的とする。即ち、本発明は、アルミニウム以上の金型強
度を有し、温調回路の設計の自由度があるために冷却性
能に優れ、製作工数が少なく短納期かつ低コストで製作
可能な金属金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成とする。
【0009】即ち、本発明の第1の構成にかかる金属金
型は、レーザー光を用いて金属粉末を焼結することによ
り造形された金属金型であって、前記金属金型の内部
に、前記造形の際に同時に造形された温調回路を有する
ことを特徴とする。本発明の上記の第1の構成によれ
ば、温調回路をレーザー光による金型造形の際に同時に
形成するので、金型造形後に機械加工により温調回路を
設ける従来の金属金型に比べて、機械加工上の制約がな
くなり、温調回路の設計の自由度が向上する。したがっ
て、良好な冷却効果を得るための理想的な温調回路の配
置や断面形状の選択が可能になり、冷却性能に優れた金
属金型が得られる。また、レーザー焼結造形が終了した
時点で金型の外観形状と内部の温調回路とが同時に完成
しているので、複雑形状の一発造形と成形サイクルの短
縮を可能にする。従って、金型納期の短縮とコストダウ
ンを実現できる。更に、金属金型は金属粉末をレーザー
光により焼結して造形されるので、金型として十分な強
度を具備することができる。
【0010】上記第1の構成において、前記金属粉末
が、ブロンズ・ニッケル合金粉末、鉄、銅、及びアルミ
ニウムからなる群の少なくとも一種を主成分とする合金
粉末であることが好ましい。かかる好ましい構成によれ
ば、レーザー光による焼結造形を効率よく行うことがで
きる。また、良好な機械的強度を有する金属金型が得ら
れる。
【0011】また、上記第1の構成において、前記温調
回路の内壁に樹脂層が形成されていることが好ましい。
金属粉末を焼結して得られた本発明の金属金型は、その
表面及び内部に多数の空隙を有する。従って、かかる金
属金型の温調回路に水等の冷却媒体を流すと、温調回路
の内壁表面の空隙に冷却媒体がしみ込み、金型の外表面
から漏れ出して作業性を悪化させたり、樹脂成形面にし
み出して成形性を損なったりする。更に、錆を発生させ
て金型寿命を縮める。本発明の上記の好ましい構成によ
れば、温調回路の内壁に樹脂層が形成されているので、
該樹脂層が表面の空隙を埋め、冷却媒体の浸透を防止す
る。この結果、上述の問題の発生を未然に防止すること
ができる。
【0012】本発明の第2の構成にかかる金属金型は、
内部に温調回路を有する金属金型であって、前記温調回
路の内壁に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
本発明の上記の第2の構成によれば、内部に温調回路を
有するので、冷却性能の良好な金属金型が得られる。し
かも温調回路の内壁表面に樹脂層が形成されているの
で、水等の冷却媒体が温調回路内壁の基体である金属部
分に直接接触するのを防止できる。この結果、温調回路
が錆等で腐蝕するのを防止できる。また、温調回路内壁
表面に空隙が存在していても、冷却媒体がそこへしみ込
むのを防止できる。
【0013】上記の構成において、前記温調回路が曲線
部を含むことが好ましい。曲線部を含む温調回路を形成
することにより、直線部のみ、又は直線部のみを連続さ
せて構成した温調回路に比べて、冷却媒体の流動抵抗が
低下し、また温調回路の設計の自由度が向上するため
に、冷却性能を向上させることができる。
【0014】また、上記第1又は第2の構成において、
前記温調回路の少なくとも一部が、螺旋状又はドーナッ
ツ形状を有することが好ましい。かかる形状を有する温
調回路とすることにより、冷却媒体の流動抵抗が低下
し、また、樹脂成形品が有する平面又は立体形状に最適
な温調回路を配置することができるので、冷却性能に優
れた金属金型が得られる。しかも、後述する突き出しピ
ンが貫通する貫通孔を、螺旋状又はドーナッツ形状の温
調回路の中央部に配置することができる。
【0015】また、前記温調回路が、成形面からほぼ等
距離に設置されていることが好ましい。かかる温調回路
とすることにより、樹脂成形面を均一に冷却することが
容易になり、冷却性能が向上し、良好な成形品が選られ
る。
【0016】また、前記樹脂層が、エポキシ樹脂、フッ
ソ樹脂、及びアクリル樹脂からなる群の少なくとも一種
を主成分とする樹脂からなることが好ましい。かかる好
ましい構成によれば、温調回路内壁に、クラックや空隙
がなく、冷却媒体の遮断性に優れるとともに、均一の厚
さを有する樹脂層を効率よく形成することができる。
【0017】また、前記樹脂層の厚みが0.01〜0.
3mmであることが好ましい。ここで樹脂層の厚みと
は、焼結金属組織に含浸した樹脂の厚みを含まず、金属
組織上に形成された樹脂層のみからなる層の厚みをい
う。かかる好ましい構成によれば、冷却媒体の遮断性に
優れた樹脂層が得られる。また、同様の観点から、水圧
テストでは30kg/cm2で水漏れがないよう温調回
路全域が均一に防水処理されていることが好ましい。
【0018】また、上記第1又は第2の構成において、
突き出しピンが貫通する貫通孔を有することが好まし
い。かかる好ましい構成によれば、成形後、貫通孔に突
き出しピンを貫通させることにより、成形品を容易に取
り出すことができるので、成形の作業効率が向上する。
なお、本発明の金型は温調回路の設計の自由度があるの
で、良好な冷却高率を維持したまま、温調回路と貫通孔
との干渉を防止することも容易である。
【0019】また、上記第1又は第2の構成にかかる金
属金型を樹脂成形に使用するのが好ましい。特に、従来
の金属金型では冷却性能が十分に得られていなかった複
雑形状の樹脂成形品や大型又は高精度が要求される樹脂
成形品などの金属金型として使用するのが好ましい。上
記のように、本発明の金属金型は、複雑形状の温調回路
を備えることができ、十分な機械的強度をも有するの
で、このような成形用金型として使用すると、本発明の
効果が顕著に発揮される。
【0020】ここで、成形の手段は特に限定されず、例
えば、射出成形、真空成形、発泡成形等に使用される金
型に使用することができる。得られた樹脂成形品の用途
も特に限定されず、例えば、テレビ、ビデオ、オーディ
オのような家電製品の筐体(フロントキャビネット、リ
アキャビネット等)、温調が成形品の精度に重要な影響
を及ぼすレンズやCD、DVD等の光ディスクにも適用
できる。
【0021】本発明の金属金型は上記樹脂成形用の金型
の全てに適用できるが、機械加工では困難な3次元形状
や複雑形状を有する金型、および冷却性能が優先される
金型への適用が効果的で好ましい。
【0022】また、本発明においては、3次元CAD
(Computer Aided Design)上で金型本体の形状ととも
に、内部の温調回路も作図しておくことで、3次元CA
Dデータから直接金属金型を造形することも可能であ
る。即ち、目的とする3次元ソリッド製品データに成形
収縮率を掛けて、突き合わせ形状を作成する。そして、
その反転データから金型形状を作成し、温調回路を3次
元ソリッドモデラーで作図して金属粉末レーザー焼結装
置へ3次元データを渡す。その結果、3次元データ通り
の金型を一度に造形することができる。この場合、温調
回路も3次元CAD上で形状を作成するので断面形状
(例えば、円形はもちろん、楕円形、矩形など)および
その経路は極めてフレキシビリティに富み、突き出しピ
ンや取り付けボルトの配置位置、及び製品形状との干渉
等を3次元的に予め考慮して回避できる。このように金
型の設計から造形までの一連の作業を効率よく行うこと
ができ、冷却性能と機械的強度に優れた金属金型を製作
工数を減らして短納期で製造することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0024】図1及び図2は、いずれも本発明の金属金
型の一実施例の概略構成を示した図である。図1は可動
側の金属金型に関するものであり、図1(A)は平面
図、図1(B)は(A)のI−I線での矢印方向から見
た断面図である。また、図2は固定側の金属金型に関す
るものであり、図2(A)は平面図、図2(B)は
(A)のII−II線での矢印方向から見た断面図である。
【0025】また、図3は、図1及び図2に示した本発
明の金属金型を成形装置に組み付けた状態を示した概略
断面図である。
【0026】図1において、11は成形樹脂と接する成
形面、12は温調回路、13は成形樹脂の射出時に樹脂
が流動するランナー部、14はゲート部、15はスプル
ーロックピンを貫通するための貫通孔である。
【0027】温調回路12は、成形面11からほぼ等距
離の位置に螺旋状に一つの連続する回路を形成してい
る。水等の冷却媒体は、入口部12aから導入され内部
を循環して出口部12bから排出される。
【0028】図2において、21は成形樹脂と接する成
形面、22は温調回路、25は射出成形機と接続するた
めのスプルーブッシュを嵌装するための貫通孔である。
【0029】温調回路22は、成形面21からほぼ等距
離の位置に螺旋状に一つの連続する回路を形成してい
る。水等の冷却媒体は、入口部22aから導入され内部
を循環して出口部22bから排出される。
【0030】図1及び図2に示した金型の温調回路1
2,22は成形面からほぼ等距離に螺旋状に形成してい
るために、良好な冷却効果を発揮する。図1及び図2に
示したようなカップ状の樹脂成形品用の金型は樹脂に囲
まれるため熱が蓄積し易く効果的な冷却が必要とされ
る。このような金型を冷却するには螺旋状の温調回路が
適している。従来のように金型製作後に温調回路を別途
機械加工により設ける方法では、螺旋状の温調回路を設
けることは困難であり、金型を複数部品に分割する手法
がとられていた。しかしながら、本発明の金型は、レー
ザー光を用いて金属粉末を焼結することにより温調回路
を金型と一緒に造形しているために、温調回路の設計の
自由度が従来に比べて飛躍的に向上した。
【0031】以下に本発明の金型の造形方法を説明す
る。
【0032】レーザー光により金属粉末を焼結させて立
体形状を造形する方法は、例えば特表平8−50966
6号公報に記載されている。
【0033】基体上に金属粉末を薄く積層し、その表面
にレーザー光を所定位置に照射して、金属粉末を加熱し
基体上に焼結させる。次いで、その上に同様に金属粉末
を薄く積層し、レーザー光を照射して、金属粉末を既に
焼結した焼結組織上に焼結して積層する。以下、この操
作を必要回数繰り返すことにより、焼結された金属粉末
からなる所定形状の立体構造体が造形できる。その後、
焼結組織の表層部に存在する空隙部にエポキシ樹脂等を
ハケ塗りなどにより含浸させて、機械強度と表面粗度の
向上を図る。最後に、成形面11,21等の表面仕上げ
を行い、さらに必要により機械加工を行い、本発明の金
属金型が完成する。
【0034】上記において、金属粉末としては、ブロン
ズ・ニッケル合金粉末、鉄、銅、及びアルミニウムから
なる群の少なくとも一種を主成分とする合金粉末が好ま
しく使用できる。例えば、Cu−Niの混合粉末にCu
−Pを低い溶融点でコーティングしたものを使用するこ
とができる。
【0035】また、温調回路を含む金型形状を3次元C
ADで設計し、得られた3次元データを金属粉末レーザ
ー焼結装置に取り込むことにより、効率的な金型造形が
可能になる。
【0036】また、上記のエポキシ樹脂等の表面部への
含浸のみでは、水等の冷却媒体に対する防水効果として
は不十分であり、温調回路から冷却水がしみ出てくる場
合がある。また、防水効果を高めるためハケ塗りするエ
ポキシ樹脂の量を増やすと本来の製品形状表面の上にエ
ポキシ樹脂が厚く乗った状態になり、製品形状が変化し
てしまうし、これを剥がすのにも手間がかかる。従っ
て、温調回路のみに防水効果が発揮されるように、温調
回路の内壁表面に樹脂層を形成することが好ましい。
【0037】温調回路内壁の樹脂層の形成は以下のよう
にして行う。まず、温調回路の内壁面に樹脂材料を塗布
する。塗布は、エアガンによるスプレー塗装、または、
流動可能な樹脂材料を温調回路入口に導入してエアによ
り送り込む方法などにより行うことができる。また、必
要に応じて、樹脂材料を塗布した金型を真空チャンバに
入れて真空吸引後、常圧に戻す操作を行っても良い。か
かる操作により、樹脂材料を焼結組織内の空隙部に深く
浸透させることができる。なお、この操作は温調回路の
樹脂層に限らず、上記した金型外表面のエポキシ樹脂等
の塗布後にも行うことができる。その後、炉に入れて樹
脂材料を熱硬化させる。炉に入れるときは、図1、図2
に示したように、温調回路の入口及び出口側を下側にし
て載置する。反対にすると硬化する前に樹脂材料が温調
回路内部の折り返し部分に溜まってしまい孔つまりを生
じる。さらに、必要に応じて、上記の樹脂材料の塗布か
ら熱硬化までの工程を所定回数繰り返しても良い。これ
らの工程を繰り返し行うことにより、所望する均一な厚
みを有する樹脂層を容易に形成することができる。
【0038】使用する樹脂材料は、特に限定されない
が、エポキシ樹脂、フッソ樹脂、及びアクリル樹脂から
なる群の少なくとも一種を主成分とする樹脂が好まし
く、特にエポキシ樹脂が作業性、熱特性等の点から好ま
しい。
【0039】樹脂層は、金属焼結組織を完全に覆い隠す
程度の厚みにするのが好ましく、樹脂材料の塗布量が少
ないとポーラスな組織に染み込んでしまい、樹脂が含浸
されていない空隙が内壁表面に残存する。その結果、こ
のような空隙部分から冷却水が樹脂製品部や金型表面に
しみ出してしまう。よって、所定厚みの樹脂層を形成す
ることが防水効果を十分に得るために重要である。具体
的には、樹脂層の厚み(金属組織上に形成された樹脂層
のみからなる層)の厚みが0.01〜0.3mmである
ことが好ましい。また、30kg/cm2の水圧でも水
漏れがない程度の防水性を有することが好ましい。
【0040】図1及び図2に示した金属金型は図3に示
した成形装置30に組み込まれて使用される。
【0041】図3において、31aは可動側冷却媒体入
口、31bは可動側冷却媒体出口、32aは固定側冷却
媒体入口、32bは可動側冷却媒体出口、33は樹脂製
品部、34はロケートリング、35はスプルーブッシ
ュ、36はランナー&ゲート、37は固定側取付板、3
8は固定側型板、39は可動側型板、40はディスタン
スブロック、41は第1エジェクタープレート、42は
第2エジェクタープレート、43は可動側取付板、44
は突き出しピン、45はスプルーロックピンである。
【0042】固定側取付板37と固定側型板38とが一
体化され、これに図2に示した固定側金属金型20がボ
ルト等で固定される。一方、可動側取付板43上にディ
スタンスブロック40が設置され、さらにその上に可動
側型板39が設置される。そして、可動側型板39上に
図1に示した固定側金属金型10がボルト等で固定され
る。また、可動側取付板43と可動側型板39との間に
は、第1エジェクタープレート41及び第2エジェクタ
ープレート42からなる積層体が、可動側取付板43の
上面と可動側型板39の下面の間で上下動可能に設置さ
れる。また、該積層体は、図示したように突き出しピン
44及びスプルーロックピン45を保持している。
【0043】可動側金型の冷却用の冷却媒体は、入口3
1aから導入され、可動側金型10の温調回路を通って
出口31bから排出される。また、固定側金型の冷却用
の冷却媒体は、入口32aから導入され、固定側金型2
0の温調回路を通って出口32bから排出される。
【0044】スプルーブッシュ35の上方には射出成形
機の吐出部(図示せず)が接続される。射出された成形
用の樹脂材料は、スプルーブッシュ35の貫通孔、及び
ランナー&ゲート36を通って製品部33に充填され
る。
【0045】所定温度以下に冷却後、可動側取付板43
が後退(図3において下方)する。このとき、樹脂成形
品は、スプルーロックピン45の働きにより固定側金型
20から分離され、可動側金型10に密着した状態とな
る。その後、第1エジェクタープレート41及び第2エ
ジェクタープレート42からなる積層体が可動側型板3
9の下面に当接するまで上昇することにより、樹脂成形
品は突き出しピン44及びスプルーロックピン45で突
き出され、可動側金型10から分離される。
【0046】一般に金型、特に可動側金型には、樹脂成
形品を金型から分離する突き出しピン等が多く設けられ
る。ところが、丸孔と仕切り板による俗にいうタンク冷
却方式を採用する従来の金型では突き出しピン等を貫通
させることはできない。これに対して本実施の形態の金
型では、螺旋状の温調回路を有するために中央部にスプ
ルーロックピン45を挿入できる貫通孔を形成すること
ができ、成形品の離型に必要な突き出しピンと冷却に必
要な温調回路の両立が達成できる。
【0047】金型を3次元CADにより設計する場合
は、貫通孔は3次元CAD上で設計しておく。これによ
り、金型の造形と一緒に貫通孔も完成され、貫通孔の形
成による工程数の増加を抑えることができる。突き出し
ピンの摺動部の孔径は仕上がり寸法より0.05〜0.
1mm程度小さく造形しておき、仕上げ工程でリーマを
通すと、仕上がり精度が向上し、好ましい。
【0048】上記の実施の形態では、温調回路として断
面が円形の螺旋状に配置したものを例示したが、目的と
する樹脂成形品の形状によって適宜変更し得ることはも
ちろんである。本発明では、温調回路は金型の造形と同
時に造形できるので、従来のドリル加工や放電加工では
困難であった温調回路の配置や断面形状も自由に設計す
ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の第1の構成にかかる金属金型に
よれば、温調回路をレーザー光による金型造形の際に同
時に形成するので、金型造形後に機械加工により温調回
路を設ける従来の金属金型に比べて、機械加工上の制約
がなくなり、温調回路の設計の自由度が向上する。した
がって、良好な冷却効果を得るための理想的な温調回路
配置や断面形状の選択が可能になり、冷却性能に優れた
金属金型が得られる。また、レーザー焼結造形が終了し
た時点で金型の外観形状と内部の温調回路とが同時に完
成しているので、複雑形状の一発造形と成形サイクルの
短縮を可能にする。従って、金型納期の短縮とコストダ
ウンを実現できる。更に、金属金型は金属粉末をレーザ
ー光により焼結して造形されるので、金型として十分な
強度を具備することができる。
【0050】また、本発明の第2の構成にかかる金属金
型によれば、金型内部に温調回路を有するので、冷却性
能の良好な金属金型が得られる。しかも温調回路の内壁
表面に樹脂層が形成されているので、水等の冷却媒体が
温調回路内壁の基体である金属部分に直接接触するのを
防止できる。この結果、温調回路が錆等で腐蝕するのを
防止できる。また、温調回路内壁表面に空隙が存在して
いても、冷却媒体がそこへしみ込むのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる可動側金属金型の
概略構成を示した図であり、図1(A)は平面図、図1
(B)は(A)のI−I線での矢印方向から見た断面図
である。
【図2】 本発明の一実施例にかかる固定側金属金型の
概略構成を示した図であり、図2(A)は平面図、図2
(B)は(A)のII−II線での矢印方向から見た断面図
である。
【図3】 図1及び図2に示した金属金型を成形装置に
組み付けた状態を示した概略断面図である。
【符号の説明】
10 可動側金属金型 11 成形面 12 温調回路 13 ランナー部 14 ゲート部 15 スプルーロックピン用貫通孔 20 固定側金属金型 21 成形面 22 温調回路 25 スプルーブッシュ用貫通孔 30 成形装置 31a 可動側冷却媒体入口 31b 可動側冷却媒体出口 32a 固定側冷却媒体入口 32b 可動側冷却媒体出口 33 樹脂製品部 34 ロケートリング 35 スプルーブッシュ 36 ランナー&ゲート 37 固定側取付板 38 固定側型板 39 可動側型板 40 ディスタンスブロック 41 第1エジェクタープレート 42 第2エジェクタープレート 43 可動側取付板 44 突き出しピン 45 スプルーロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22C 9/10 B22C 9/10 P B29C 33/04 B29C 33/04 33/08 33/08 45/26 45/26 45/73 45/73 45/78 45/78

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を用いて金属粉末を焼結する
    ことにより造形された金属金型であって、前記金属金型
    の内部に、前記造形の際に同時に造形された温調回路を
    有することを特徴とする金属金型。
  2. 【請求項2】 前記金属粉末が、ブロンズ・ニッケル合
    金粉末、鉄、銅、及びアルミニウムからなる群の少なく
    とも一種を主成分とする合金粉末である請求項1に記載
    の金属金型。
  3. 【請求項3】 前記温調回路の内壁に樹脂層が形成され
    ている請求項1に記載の金属金型。
  4. 【請求項4】 内部に温調回路を有する金属金型であっ
    て、前記温調回路の内壁に樹脂層が形成されていること
    を特徴とする金属金型。
  5. 【請求項5】 前記温調回路が曲線部を含む請求項1又
    は4に記載の金属金型。
  6. 【請求項6】 前記温調回路の少なくとも一部が、螺旋
    状又はドーナッツ形状を有する請求項1又は4に記載の
    金属金型。
  7. 【請求項7】 前記温調回路が、成形面からほぼ等距離
    に設置されている請求項1又は4に記載の金属金型。
  8. 【請求項8】 前記樹脂層が、エポキシ樹脂、フッソ樹
    脂、及びアクリル樹脂からなる群の少なくとも一種を主
    成分とする樹脂からなる請求項3又は4に記載の金属金
    型。
  9. 【請求項9】 前記樹脂層の厚みが0.01〜0.3m
    mである請求項3又は4に記載の金属金型。
  10. 【請求項10】 突き出しピンが貫通する貫通孔を有す
    る請求項1又は4に記載の金属金型。
  11. 【請求項11】 樹脂成形に使用する請求項1又は4に
    記載の金属金型。
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