JPH11347618A - 小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別する方法と装置 - Google Patents

小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別する方法と装置

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JPH11347618A
JPH11347618A JP11134751A JP13475199A JPH11347618A JP H11347618 A JPH11347618 A JP H11347618A JP 11134751 A JP11134751 A JP 11134751A JP 13475199 A JP13475199 A JP 13475199A JP H11347618 A JPH11347618 A JP H11347618A
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Rainer Hellenbrandt
ライナー・ヘレンブラント
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Schloemann Siemag AG
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    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造的コストが少なくて済み、かつ取扱い
操作が簡単である、小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別
する方法と装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、切断平面１３を有する切断装
置１を備え、この切断装置に、駆動されるローラテーブ
ル７が接続し、このローラテーブルが特に持上げによっ
て離隔可能でかつ所望な長さに調節可能である、切断す
べき圧延材６のための長さ方向ストッパーを備えてい
る、小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別する方法と装置
に関する。長さ方向ストッパーに接触する圧延材６は切
断装置で短い長さに切断された後で、短尺材８が長さ方
向ストッパーを持上げた後で駆動されるローラテーブル
７から搬出されるまで、固定保持される。押圧装置１０
は定寸材９のシャー側の端部９ａの下方に配置され、こ
の押圧装置によって、定寸材材がそのシャー側の端部９
ａの上方でスッパーに押圧接触可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断平面を有する
切断装置、例えばコールドシャーを備え、この切断装置
に、駆動されるローラテーブルが接続し、このローラテ
ーブルが特に持上げによって離隔可能でかつ所望な長さ
に調節可能である、切断すべき圧延材のための長さ方向
ストッパーを備えている、小断面鋼仕上げ区間で短尺材
を選別する方法と装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コールドシャーと分離切断機の背後の範
囲において、最後の切断位置で常に短尺材が生じる。こ
の短尺材は後続の大々的な装置によって、多少良好に選
別される。この装置は、捕集凹部とクランプユニットま
たは引抜きユニットを備えた付加的なローラテーブルか
らなっている。このクランプユニットまたは引抜きユニ
ットは多大の構造コストがかかる。そのために、クラン
プユニットまたは引抜きユニットは一部を手動で操作し
なければならない。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許第１２４３４０４号
公報には、定寸材のグループから短尺材を機械的に選別
するための方法と装置が記載されている。この方法で
は、コールドシャーによる剪断後、定寸材のグループが
その両端においてクランプされ、ほぼ中央で（最も短い
短尺材の自由端の手前で）下側から搬送面によって持ち
上げられる。その後、短尺材の真っ直ぐに立った自由端
が掴まれ、定寸材の搬出の際に短尺材が引き止められ
る。
【０００４】この方法は機能を発揮するがしかし、非常
にコストがかかる。なぜなら、この方法を実施する装置
が、上側カッターに付設された昇降可能な押え部材と、
シャーの後に配置されたシャーローラテーブルと、所望
な取扱い長さの間隔に調節可能である移動可能な押出し
車を備えたコールドシャーを使用しながら、押出し車に
付設され独立して制御可能で昇降可能なそれ自体公知の
押え部材と、シャーローラテーブルの範囲において搬送
ローラのローラピッチの間に配置された、互いに独立し
て垂直平面内で昇降可能な持上げ条片と、押出し車の移
動軌道に沿って搬送面を越えて搬送路に沿って配置され
た移動可能で昇降可能な電磁な昇降装置を備えているか
らである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、構造的コストが少なくて済み、かつ取扱い操作が
簡単である、小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別する方
法と装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は、長さ方向ス
トッパーに接触する圧延材が切断装置で短い長さに切断
された後で、短尺材が長さ方向ストッパーを持上げた後
で駆動されるローラテーブルから搬出されるまで、固定
保持されることによって解決される。こお方法は、定寸
材が切断個所だけでコールドシャーに固定保持され、短
尺材が搬出された後で普通の経路で更に搬送されるので
非常に簡単である。その際、長さ方向ストッパーの背後
で短尺材の動きを電子的に監視すると合目的である。短
尺材が長さ方向ストッパーを通過した直後、あるいは短
尺材が存在しない場合には、長さ方向ストッパーを持ち
上げた直後、定寸材が監視から解放される。従って、短
尺材の選別によって、通常の材料流れは短時間しか遅れ
ない。
【０００７】短尺材が長さ方向ストッパーの背後で捕集
凹部または載置格子に下ろされることにより、短尺材は
それ自体分離されて、仕上げ区間を通って通常のごとく
搬送される。これにより、短尺材の処理の際に手動作業
はすべて不要である。 切断装置、例えばコールドシャ
ーまたは分離切断装置を備え、この切断装置に、駆動さ
れるローラテーブルが接続し、このローラテーブルが持
上げ可能でかつ所望な長さに調節可能である、切断すべ
き圧延材のための長さ方向ストッパーを備えている、小
断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別するための装置におい
て、押圧装置が定寸材のシャー側の端部の下方に配置さ
れ、この押圧装置によって、定寸材がそのシャー側の端
部の上方でスッパーに押圧接触可能であると有利であ
る。本発明による装置は調達コストと製作コストが少な
くて済む。というのは、既存の装置が利用され、短尺材
のために別個の選抜装置が不要であるからである。コー
ルドシャーの上側カッターがストッパーであると、更
に、別個のストッパーが不要である。
【０００８】本発明の有利な実施形では、押圧装置がク
ランプバーを備え、このクランプバーが液圧操作可能な
少なくとも１個のクランプシリンダによって持上げ可能
であり、かつ垂直なガイド棒によって案内されている。
必要なクランプ力は液圧を調節することによって変える
ことができる。クランプ力は更に、空気圧的、機械的お
よび磁気的な方法で発生させることができる。ガイド棒
は定寸材の搬送時に、搬送方向においてクランプバーに
作用する力を受け止める。それによって、液圧シリンダ
とそのピストンロッドに曲げ力が加わらない。
【０００９】クランプバーがその上面に、Ｌ字形の長溝
を有し、この長溝内にＬ字形のクランプ片が差込み可能
であり、このクランプ片がクランプバーから突出し、溝
の底の弾性的な押圧板に載っていると有利であることが
判った。Ｌ字形の長溝とクランプ片によって、クランプ
片の半径方向の固定が保証される。弾性的な押圧板のた
めに、クランプ片は圧延製品の異なる横断面形状に適合
するので、クランプバーを普遍的に使用可能である。
【００１０】Ｌ字形の長溝がクランプバーと比較して狭
い幅を有し、切断平面寄りのクランプバーの側面近くに
配置されていることにより、定寸材と少しだけしか長さ
が違わない短尺材はクランプ片によって掴まれないの
で、選別される。
【００１１】これと同じような作用は、クランプバーの
側面が特に切断平面内にあることによって達成される。
【００１２】クランプバーの上面が上側カッターの切刃
の輪郭に適合していることにより、すべての定寸材が上
側カッターの幅全体でクランプバーによって掴まれて固
定保持される。
【００１３】押圧装置のための被覆装置が設けられ、こ
の被覆装置が揺動可能な被覆板を備え、この被覆板の揺
動軸がクランプバーに対して平行に配置されていると、
押圧装置が清潔であるという利点がある。これにより、
スケールまたは他の汚れがクランプバーやクランプ片に
落下しない。被覆装置が揺動することにより、被覆装置
は再び自動的にきれいになる。揺動装置の空気圧式駆動
装置は非常に故障しにくい。なぜなら、圧縮空気の漏れ
が重大な結果をもたらさないからである。
【００１４】
【発明の実施の形態】他の詳細および特徴は請求項、次
の説明および図面から明らかである。図面には本発明の
実施の形態が概略的に示してある。
【００１５】図１には、コールドシャー１の断面が上側
カッター２と下側カッターの切刃３のレベルと共に示し
てある。この場合、上側カッターの切刃２ａは切断平面
１３内で移動可能である。圧延材の搬送方向は矢印４に
よって示してある。コールドシャー１の手前には、切断
すべき圧延材６を有するローラテーブル５があり、コー
ルドシャー１の背後には、駆動されるローラテーブル７
が短尺材（端材）８およびクランプされた定寸材（所定
の寸法に切断された圧延材）９と共に設けられている。
これは図示していない長さ方向ストッパーに接触する。
長さストッパーは長さを調節可能であり、かつ持ち上げ
ることによって離隔可能である。
【００１６】上側カッター２の下方には押圧装置（圧力
調節器）１０が配置されている。この押圧装置は停止位
置では後退し、運転位置は破線で示してある。押圧装置
１０はクランプバー１１を備えている。このクランプバ
ーの切断平面１３寄りの側面１２は、上側カッター２の
切断平面１３に沿って移動可能である。クランプバー１
１の上面１４には、その側面１２の近くに、Ｌ字形の長
溝１５が設けられている。この長溝内にはＬ字形のクラ
ンプ片１６が配置されている。このクランプ片はＬ字形
の長溝１５から突出し、弾性的な押圧板１７に押圧接触
している。この押圧板は溝の底にある。長溝１５から出
発して、クランプバー１１の上面１４は搬送方向４側が
面取りされている。
【００１７】クランプバー１１は各々１個の押圧ナット
１８を介して、液圧操作可能な２個のクランプシリンダ
１９に連結されている。このクランプシリンダは揺動軸
受２０とシリンダブラケット２１を介してコールドシャ
ー１に固定されている。
【００１８】押圧装置１０はその停止位置で被覆装置２
２によって被覆可能である。この被覆装置はシャーに固
定された被覆板２３と、揺動可能な被覆板２４を備えて
いる。この揺動可能な被覆板の揺動軸２５はクランプバ
ー１１に対して平行に配置され、その揺動位置は破線で
示してある。
【００１９】図１に示した部品に加えて、図２ではガイ
ド棒２６が示してある。このガイド棒はクランプシリン
ダ１９の間に配置され、シャーに固定されたガイドホル
ダー２７内を案内されている。ガイド棒２６は円錐部２
８を介してクランプバー１１に連結され、ナット２９に
よってクランプバーに締付け固定されている。
【００２０】図３は本発明による装置の正面図であり、
クランプシリンダ１９とガイド棒２６を備えたクランプ
バー１１を示している。シリンダブラケット２１を備え
た揺動軸受２０と、クランプシリンダ１９と、ガイド棒
２６のガイドホルダー２７が同様に示してある。クラン
プバー１１の屋根形の上面１４は下側カッターの切刃３
の下方に位置し、ストッパーとしての働きをする上側カ
ッター２の形に適合している。
【００２１】被覆装置２２は圧縮空気シリンダ３０によ
って操作される。この圧縮空気シリンダは揺動軸２５と
それに固定された揺動可能な被覆板２４に連結されてい
る。
【００２２】本発明による装置の作用は次の通りであ
る。
【００２３】圧延機の冷却床から圧延材がローラテーブ
ル５を経てコードルシャー１に達する。このコールドシ
ャーが開放し、押圧装置１０が下降しているので、圧延
材６は短尺材８を含めて、駆動されるローラテーブル７
を経て、図示していない調節および持上げ可能な長さ方
向ストッパーまで搬送される。
【００２４】圧延材６が定寸材９に切断された後で、コ
ールドシャー１の上側カッター２はその上側の位置に移
動する。その後、揺動可能な被覆板２４が側方に配置さ
れた圧縮空気シリンダ３０によって操作されて“開放”
位置まで揺動する。この位置に達することによって、ク
ランプシリンダ１９はその基本位置から始動し、同時に
クランプバー１１を持ち上げる。材料厚さに応じて、上
側カッター２とクランプ片１７との間で定寸材９のクラ
ンプが早くまたは遅く行われる。必要なクランプ力は液
圧を変えることによって調節可能である。
【００２５】信号“クランプされた”によって、駆動さ
れるローラテーブル７が始動し、長さ方向ストッパーを
持上げた後で短尺材８をそのために設けられた装置に搬
送する。
【００２６】短尺材８が駆動されるローラテーブル７か
ら出るや否や、そのローラが停止する。そして、クラン
プシリンダ１９が再びその基本位置に移動する。それに
よって、定寸材９が再び、駆動されるローラテーブル７
上に下ろされる。
【００２７】クランプシリンダ１９が基本位置に達した
後で、揺動可能な被覆板２４が空気圧で“閉鎖”位置に
揺動させられる。それによって、押圧装置１０が（例え
ばスケールによって）汚れないように保護される。駆動
されるローラテーブル７上にある定寸材９（短尺材８な
し）が搬出される。
【００２８】本発明による装置は勿論、短尺材を有する
他の種類の棒製品の加工も含む。この装置は、少ない付
加的な構造コストおよび操作によってかつ手動作業なし
に、短尺材を選別することができ、かつ定寸材の普通の
処理過程に影響を与えないで仕上げ区間を経て更に移動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】両クランプシリンダの１つと共に装置を部分的
に切断して示す側面図である。
【図２】ガイド棒と共に装置を部分的に切断して示す側
面図である。
【図３】２個のクランプシリンダと案内棒と共に装置を
示す正面図である。
【符号の説明】
１ コールドシャー ２ 上側カッター ６ 圧延材 ７ ローラテーブル ８ 短尺材 ９ 定寸材 ９ 定寸材の端部 １０ 押圧装置 １１ クランプバー １２ 側面 １３ 切断平面 １４ 上面 １５ 長溝 １６ クランプ片 １７ 押圧板 １９ クランプシリンダ ２２ 被覆装置 ２４ 被覆板 ２５ 揺動軸 ２６ ガイド棒

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 切断平面（１３）を有する切断装置、例
    えばコールドシャー（１）を備え、この切断装置に、駆
    動されるローラテーブル（７）が接続し、このローラテ
    ーブルが特に持上げによって離隔可能でかつ所望な長さ
    に調節可能である、切断すべき圧延材（６）のための長
    さ方向ストッパーを備えている、小断面鋼仕上げ区間で
    短尺材を選別する方法において、長さ方向ストッパーに
    接触する圧延材（６）が切断装置で短い長さに切断され
    た後で、短尺材（８）が長さ方向ストッパーを持上げた
    後で駆動されるローラテーブル（７）から搬出されるま
    で、固定保持されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 短尺材（８）が長さ方向ストッパーの背
    後で捕集凹部または載置格子に下ろされることを特徴と
    する請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 切断平面（１３）を有する切断装置、例
    えばコールドシャー（１）を備え、この切断装置に、駆
    動されるローラテーブル（７）が接続し、このローラテ
    ーブルが特に持上げによって離隔可能でかつ所望な長さ
    に調節可能である、切断すべき圧延材（６）のための長
    さ方向ストッパーを備えている、小断面鋼仕上げ区間で
    短尺材を選別するための、請求項１記載の方法を実施す
    るための装置において、押圧装置（１０）が定寸材
    （９）のシャー側の端部（９ａ）の下方に配置され、こ
    の押圧装置によって、定寸材がそのシャー側の端部（９
    ａ）の上方でスッパーに押圧接触可能であることを特徴
    とする装置。
  4. 【請求項４】 コールドシャー（１）の上側カッター
    （２）がストッパーであることを特徴とする請求項３記
    載の装置。
  5. 【請求項５】 押圧装置（１０）がクランプバー（１
    １）を備え、このクランプバーが液圧操作可能な少なく
    とも１個のクランプシリンダ（１９）によって持上げ可
    能であり、かつ垂直なガイド棒（２６）によって案内さ
    れていることを特徴とする請求項３または４記載の装
    置。
  6. 【請求項６】 クランプバー（１１）がその上面（１
    ４）に、Ｌ字形の長溝（１５）を有し、この長溝内にＬ
    字形のクランプ片（１６）が差込み可能であり、このク
    ランプ片がクランプバー（１１）から突出し、溝の底の
    弾性的な押圧板（１７）に載っていることを特徴とする
    請求項５記載の装置。
  7. 【請求項７】 Ｌ字形の長溝（１５）がクランプバー
    （１１）と比較して狭い幅を有し、切断平面（１３）寄
    りのクランプバーの側面近くに配置されていることを特
    徴とする請求項６記載の装置。
  8. 【請求項８】 クランプバー（１１）の側面（１２）が
    特に切断平面（１３）内にあることを特徴とする請求項
    ５〜７のいずれか一つに記載の装置。
  9. 【請求項９】 クランプバー（１１）の上面（１４）が
    上側カッター（２）の切刃の輪郭に適合していることを
    特徴とする請求項５〜８のいずれか一つに記載の装置。
  10. 【請求項１０】 押圧装置（１０）のための被覆装置
    （２２）が設けられ、この被覆装置が揺動可能な被覆板
    （２４）を備え、この被覆板の揺動軸（２５）がクラン
    プバー（１１）に対して平行に配置されていることを特
    徴とする請求項５〜９のいずれか一つに記載の装置。
JP11134751A 1998-05-16 1999-05-14 小断面鋼仕上げ区間で短尺材を選別する方法と装置 Withdrawn JPH11347618A (ja)

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