JPH11346437A - 家庭用デマンドコントロールシステム - Google Patents

家庭用デマンドコントロールシステム

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JPH11346437A
JPH11346437A JP10152525A JP15252598A JPH11346437A JP H11346437 A JPH11346437 A JP H11346437A JP 10152525 A JP10152525 A JP 10152525A JP 15252598 A JP15252598 A JP 15252598A JP H11346437 A JPH11346437 A JP H11346437A
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JP
Japan
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current
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power supply
discharge
storage device
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JP10152525A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Miyamoto
好美 宮本
Noriyuki Miyajima
教至 宮嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家庭用デマンドコントロールシステムで負荷の
運転状態を制限せずに且つ電気料金を低減するシステム
を提供することを目的としている。 【解決手段】宅内の全消費電流を検知し、電流値に応じ
て蓄電装置の充放電切換及び電流値を加減して商用電源
の消費電流を所定の制限値以下に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用デマンドコ
ントロールシステムに係り、電気料金の低減に有効で、
電気機器の利用制限の少ないデマンドコントロールシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭用として、特開平5−956
08号公報等に示されているように、デマンドコントロー
ル機能付分電盤において家庭内の使用電流値が常時監視
され、電力不足が生じたときに予め設定された順位に従
って専用分岐回路やエアコン等がオフ制御されるもの
で、デマンドコントロール装置は、優先度設定用の制御
手段と、この制御手段によって制御される接点切換用の
リモコンリレー等を有する構成となっているシステムが
ある。また、使用電流値と制限電流値の差に応じて負荷
の運転状態を変えるように制御するシステムも提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の家庭用デマンド
コントロールシステムは、宅内の全使用電流が契約電流
値を基準にした制限電流値以上になると、使用電流を低
減するためにエアコン等の使用電流が大きく且つ機器の
運転を停止若しくは出力を低下させても比較的影響の少
ない機器を停止若しくは設定温度の変更により機器の出
力を低下させ、宅内の全使用電流を低下させるようにな
っている。
【0004】しかしながら、一般家庭においては、全消
費電流が過大になるのは冬場の夕方や夏場の休日の日中
等で家族がほぼ全員在宅であり、冷暖房や調理用に一斉
に大きな電流を消費する機器の運転をほぼ同時間帯に始
めることにより発生することが多く、利用者にとっては
電気機器を使いたいときに使えなかったり、運転条件を
システムで勝手に制限されることは、使い勝手の点で不
満足なシステムであった。
【0005】本発明の目的は、係る使い勝手を改善し、
且つ電気料金の低減を図れる家庭用デマンドコントロー
ルシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、使い勝手
を改善するものであり、宅内の全消費電流を検知する電
流検知手段と、係る電流検知手段で検知した全電流値を
蓄電装置に伝達する通信手段と、充・放電の切換手段及
び充放電電流値を加減する電流可変手段及び放電電流を
商用周波数に変換して出力する出力変換手段とを具備し
た蓄電装置とで構成し、前記全電流値に応じて蓄電装置
内の充・放電の切換手段及び電流可変装置を前記全電流
値が予め設定した規定制限値以下になるように制御する
ようにしたことを特徴とする。
【0007】第2の発明は、電気料金の低減を図るもの
で、時間帯別に電気料金が変わる方式の契約に適したも
のであり、第1の発明に記載した家庭用デマンドコント
ロールシステムにおいて、該デマンドコントロールシス
テム内に計時手段を設け、係る計時手段により時刻情報
を生成し、係る時刻情報に応じて全電流値の規定制限値
を変えることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、蓄電装置の原価低減と小型
化を図るもので、第1の発明又は第2の発明に記載した
家庭用デマンドコントロールシステムにおいて、全電流
を検知する電流検知手段の下流側に、1つ以上の負荷給
電系統線について負荷給電系統毎に給電系統を商用電源
線と蓄電装置からの給電線とに切り換える給電系統切換
手段を設け、給電を商用電源から蓄電装置に切り換えら
れる負荷給電系統線に給電系統線を開閉する開閉手段を
設け、給電を商用電源から蓄電装置に切り換えられる負
荷給電系統線に任意に優先順を設けられるようにし、蓄
電装置から給電すべき負荷給電系統が蓄電装置の給電能
力を超過したら優先順の低い負荷給電系統を前記開閉手
段で開路することを特徴とする。
【0009】第4の発明は停電時に有効なデマンドコン
トロールシステムを提供するもので、第1の発明乃至第
3の発明のいずれか1つに記載した家庭用デマンドコン
トロールシステムにおいて、停電検出手段を設けるとと
もに、過電流検出時若しくは漏電検出時に給電線を遮断
するブレーカの動作状態を検知するブレーカ動作検知手
段を設け、係るブレーカ動作検知手段によりブレーカの
動作を検知した場合以外の停電時に家庭内の全給電線、
若しくは予め設定した特定の給電線のみの給電を蓄電装
置からの給電に切り換え、係る給電線に蓄電装置から給
電することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。なお、実施例は本発明の範囲を制限す
るものではない。図1は本発明の第1の実施例の構成を
示す家庭用デマンドコントロールシステム構成ブロック
図である。1は家庭用のメインブレーカであり、契約電
流値に応じて決まる過電流遮断機能と漏電遮断機能とを
有し、該メインブレーカ1にはメインブレーカ1の動作
状態を常時モニターするブレーカ動作検知手段2を接続
してある。メインブレーカ1の下流側には宅内の消費電
流を監視して宅内の消費電流を制御して過大電流による
メンブレーカの作動を未然に防止するデマンドコントロ
ーラ3が接続してあり、該デマンドコントローラ3には
宅内の全消費電流を常時モニターする電流検知手段4が
内蔵してあり、該電流検知手段4の下流側の商用電源線
5には給電系統別ノーヒューズブレーカ6a,6b,6
cが接続してあり、ノーヒューズブレーカ6a,6b,
6cの下流にはリモコンリレー7a,7b,7cを介し
て負荷9a,9b,9cを接続した負荷給電系統線8
a,8b,8cがそれぞれ接続してある。
【0011】リモコンリレー7a,7b,7cは前記デ
マンドコントローラ3と接続してあり、各リモコンリレ
ー7a,7b,7cはデマンドコントローラ3からの制
御信号により制御される。商用電源線5にはまた蓄電装
置10の内部の双方向に電圧を変換する出力変換手段1
1と停電検出手段を兼ねた波形モニター部12が接続し
てあり、出力変換手段11には充放電時の電流を加減制
御する電流可変手段13が接続してあり、電流可変手段
13には充電と放電とを切り換える充放電切換手段14
が接続してあり、係る充放電切換手段14は充放電制御
部16を介して蓄電手段17に接続してある。
【0012】充放電制御部16には波形モニター部12
が接続してあり、充放電制御部16は波形モニター部1
2で常時監視している商用電源線5の電圧波形,電圧振
幅,周波数,位相の情報より、停電監視,充放電時の波
形管理,電流・電圧管理等を行い、出力変換手段11,
電流変換手段13及び充放電切換手段14を制御してい
る。前記デマンドコントローラ3には電流検知手段4で
常時検知している宅内の全消費電流値を蓄電装置10に
伝達する通信手段15を内蔵してあり、係る通信手段1
5は電流検知手段4と蓄電装置10の内部の充放電制御
部16に接続してある。
【0013】なお、本実施例では通信手段15により充
放電制御部16への情報の伝達は両者間を接続したケー
ブルで行っているが、係る情報伝達を商用電源線5を利
用した電灯線搬送通信や、赤外線,電波等を利用した無
線通信や、他の情報通信用のネットワーク配線を利用し
てもかまわない。
【0014】また、充放電制御部16はブレーカ動作検
知手段2と接続してあり、メインブレーカ1の動作状態
を常時検知しており、波形モニター12で停電を検知し
たときに停電が商用電源に起因するものかメインブレー
カ1の作動によるものかが充放電制御部16で判別でき
る。
【0015】次に、蓄電装置10が放電をするときの動
作を図2の放電フローチャートにより説明する。電流検
知手段4により宅内の全消費電流を測定し(18)、全
電流値が予め契約電流に対応させて規定した制限値以上
になったかどうかを調べ(19)、全電流値が制限値以上に
なっていたら蓄電装置10の充電を停止させる(20)。
なお、本実施例では処理を単純にするために、動作状態
を確認せずに充電停止処理を行う。
【0016】次に蓄電手段17の状態が放電可能かどう
かを調べ(21)、放電可能でなければ放電停止処理を
行い(31b)次の処理に移行し、蓄電手段17の状態
が放電可能であれば放電中かどうかを調べ(22)、放
電中でなければ放電時の電流値を設定する関数Nに予め
所定の値Aを設定して放電を開始し(23)、次に宅内
の全電流を測定する。また、蓄電手段17が放電中であ
る場合は宅内の全電流を測定する(24)。
【0017】次に測定した全電流値を予め設定した制限
値と比較して、制限値以上であれば前記関数Nを1だけ
増加させ(26)、関数Nが予め設定した値Bより小さ
いかどうかを調べる(28)。ここで値Aは蓄電手段1
7の放電電流設定値の下限値で値Bは放電電流設定値の
上限値である。関数Nが値Bより小さければ前記手順2
4の前に戻り、関数Nが値B以上であれば関数Nを1だ
け減少させて(32)から次の処理に移行する。
【0018】宅内の全電流値が制限値未満の場合には該
全電流値が予め設定した下限値以下かどうかを調べ(2
7)、全電流値が下限値を越えていたら次の処理に移行
し、全電流値が下限値以下である場合には関数Nを1だ
け減少させ(29)、関数Nが予め設定した所定値A以
下かどうかを調べ(30)、関数NがA以下である場合
には放電を停止し(31a)、関数NがAを越えていた
ら手順27の全電流値が下限値以下かどうかを調べる前
に戻る。
【0019】また、手順19で全電流値が制限値以上か
どうかを調べたときに全電流値が制限値未満の場合には
蓄電手段17が放電可能かどうかを調べ(33)、蓄電
手段17が放電可能であれば放電中かどうかを調べ(3
4)、放電中であれば手順27の全電流が下限値以下か
どうかを調べる前に戻し、放電中でない場合にはそのま
ま次の処理に移行する。また、手順33で放電不可能で
ある場合には放電停止の処理を行った後に次の処理に移
行する(31a)。なお、本実施例では充電は全電流が
十分に小さいときに行う。(説明を省略する。)次に第
2の実施例を図3及び図4を用いて説明する。図3は第
2の実施例の家庭用デマンドコントロールシステムブロ
ック構成図であり、1は家庭用のメインブレーカであ
り、契約電流値に応じて決まる過電流遮断機能と漏電遮
断機能とを有し、該メインブレーカ1にはメインブレー
カ1の動作状態を常時モニターするブレーカ動作検知手
段2を接続してある。メインブレーカ1の下流側には宅
内の消費電流を監視して宅内の消費電流を制御して過大
電流によるメンブレーカの作動を未然に防止するデマン
ドコントローラ3が接続してあり、該デマンドコントロ
ーラ3には宅内の全消費電流を常時モニターする電流検
知手段4が内蔵してあり、該電流検知手段4の下流側の
商用電源線5には給電系統別ノーヒューズブレーカ6
a,6b,6c,6d,6e,6fが接続してあり、ノ
ーヒューズブレーカ6a,6b,6cの下流にはリモコ
ンリレー7a,7b,7cを介して負荷9a,9b,9
cを接続した負荷給電系統線8a,8b,8cがそれぞ
れ接続してある。
【0020】リモコンリレー7a,7b,7cは前記デ
マンドコントローラ3と接続してあり、各リモコンリレ
ー7a,7b,7cはデマンドコントローラ3からの制
御信号により制御される。商用電源線5にはまた蓄電装
置10の内部に設けた給電系統切換手段36a,36
b,36cの片側の固定接点が接続してあり、該給電切
換手段36a,36b,36cの他方の固定接点は、双
方向に電圧を変換する出力変換手段11に接続してあ
り、給電切換手段36a,36b,36cの可動接点は
負荷給電系統線8d,8e,8fを開閉するリモコンリ
レー7d,7e,7fを介して負荷9d,9e,9f,
9gを接続した負荷給電線8d,8e,8fがそれぞれ
接続してある。
【0021】これらの給電切換手段36a,36b,3
6cの切り換え及び、リモコンリレー7d,7e,7f
の開閉は蓄電装置10内の充放電制御部16からの指示
により行われる。商用電源線5には更に蓄電装置10の
内部の充電開閉手段37が接続してあり、係る充電開閉
手段37の他端には充放電時の電流を加減制御する電流
可変手段13が接続してあり、電流可変手段13は充放
電制御部16を介して蓄電手段17に接続してある。充
放電制御部16は出力変換手段11,電流変換手段1
3,充電開閉手段37,給電切換手段36a,36b,
36c、及びリモコンリレー7d,7e,7fを制御し
ている。
【0022】前記デマンドコントローラ3には電流検知
手段4で常時検知している宅内の全消費電流値を蓄電装
置10に伝達する通信手段15を内蔵してあり、係る通
信手段15は電流検知手段4と蓄電装置10の内部の充
放電制御部16に接続してある。
【0023】また、充放電制御部16はブレーカ動作検
知手段2と接続してあり、メインブレーカ1の動作状態
を常時検知しており、また商用電源線5と充放電制御部
16との間に接続した停電検出手段38により商用電源
線5の電圧を常時モニターしており、商用電源線5の電
圧が0ボルトになって停電検出手段38により停電を検
知したときに停電が商用電源に起因するものかメインブ
レーカ1の作動によるものかが充放電制御部16で判別
できる。
【0024】また、充放電制御部16にはプログラムに
より機能を構成した計時手段35と充放電切換手段14
aとが内蔵してあり、計時手段35により夜間電力料金
の時間帯を特定して充電開閉手段37をオンし、充放電
切換手段14aにより出力変換手段11に加えるドライ
ブ信号を充電用信号に変えることにより蓄電手段17に
充電を行うことができる。
【0025】また、時間帯別料金制の契約をしている場
合には、計時手段35の時刻情報に対応させて宅内の全
電流の制限値を変えるように充放電制御部16の設定を
変えることができるようにしてある。
【0026】次に、本実施例の放電時の動作を図4のフ
ローチャートにより説明する。図4のフローチャートは
宅内の全消費電流が契約電流に対応する所定の制限値を
超過したときに電流超過の状況を本発明によるデマンド
コントロールシステムが検出して蓄電装置より放電する
ことによりメインブレーカ1の動作を未然に防止する処
理の流れを示している。なお、本フローチャートでは異
常処理は省いて示している。まず電流検知手段4により
宅内の全電流を計測し(39)、全電流が契約電流に対
応して予め設定した制限値以上になっているかどうかを
調べ(40)、全電流が制限値以上であれば直ちに充電
停止処理を行う(41)。
【0027】次に蓄電装置10の状態が放電可能かどう
かを調べ(42)、放電可能であれば放電中かどうかを
調べる(43)。ここで蓄電装置10が放電中で無い場
合には放電開始の処理を行い(44)、次に給電切換手
段36a,36b,36cの負荷給電系統の給電切換手
段の内の予め設定した切換優先度の高い順に従って1つ
目をオンさせて負荷給電系統の1つを商用電源からの給
電より蓄電装置10からの給電に切り換える(45)。
【0028】次に蓄電装置10からの放電電流を電流可
変手段13により計測し(46)、放電電流が蓄電装置
10の許容値以下かどうかを調べ(47)、放電電流が
許容値を越えている場合にはリモコンリレー7d,7
e,7fの内のオンしているものの内の予め設定した給
電優先順に従って、優先度の低いリモコンリレーを1つ
オフさせ(48)、手順46の前に処理手順を戻す。
【0029】また、処理手順47で放電電流が許容値以
下である場合には制御対象の負荷系統に給電切換手段3
6a,36b,36cがオンしていて且つリモコンリレ
ー7d,7e,7fがオフして負荷給電系統が開路して
いるものがあるかどうかを調べ(49)、開路している
負荷系統が無い場合には電流検知手段4により宅内の全
電流を測定し(50)、全電流が制限値以上かどうかを
再度調べ(51)、全電流が制限値以上の場合には給電
切換手段36a,36b,36cの内のオフしているも
のの内の切換優先度の高いものをオンさせて負荷給電系
統の1つを商用電源線5からの給電より蓄電装置10か
らの給電に追加切換をして(52)、手順46の前に処
理手順を戻す。
【0030】また、手順49で負荷系統で開路している
ものがある場合には放電電流の大きさより閉路可能かど
うかを調べ(53)、閉路可能であればオフしているリ
モコンリレーの内の給電優先度の高いものを1つオンさ
せて追加閉路し(54)、手順46の前に処理手順を戻
す。また、手順53で放電電流に余裕が無く、負荷系統
の追加閉路が可能でない場合は手順50の前に処理手順
を移す。
【0031】手順51で全電流が制限値を下回る場合は
全電流が予め設定した全電流の下限値以下かどうかを調
べ(55)、下限値以下でない場合は次の処理に移行
し、全電流が下限値以下である場合には蓄電装置10で
給電中の負荷系統があるかどうかを調べ(56)、蓄電
装置10で給電中の負荷系統がある場合には蓄電装置1
0から給電中の負荷系統の内の切換優先度の低いものの
給電切換手段36a,36bまたは36cのいずれか1
つをオフさせて商用電源線5からの給電に切り換え(5
7)、次の処理に移行する。また、手順56で蓄電装置
10で給電中の負荷系統が無い場合には放電停止処理を
実施(58a)した後に次の処理に移行する。
【0032】また、手順40で全電流が制限値未満の場
合には蓄電装置10が放電可能かどうかを調べ(5
9)、放電可能である場合には蓄電装置10が放電中か
どうかを調べ(60)、放電中の場合には手順55の前
に手順を移し、放電中でない場合には次の処理に移行す
る。また、手順59で蓄電装置10が放電可能でない場
合には放電停止の処理を実施(58c)した後に次の処
理に移行する。また、手順42で蓄電装置10が放電可
能でない場合には放電停止の処理を実施(58b)した
後に次の処理に移行する。
【0033】なお、本実施例では停電時の処理は異常処
理の1つであり、図4のフローチャートには記載してい
ないが、蓄電装置10が充放電のいずれの状態の場合で
も、停電検出手段38が常時商用電源線5の停電を検出
し、且つメインブレーカ1がオフしていない場合には、
給電系統切換手段36a,36b,36c及びリモコン
リレー7d,7e,7fを直ちに制御して予め設定した
負荷にのみ給電を行う。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、宅内の全消費電流を検
知する電流検知手段と、係る電流検知手段で検知した全
電流値を蓄電装置に伝達する通信手段と、充・放電の切
換手段及び充放電電流値を加減する電流可変手段及び放
電電流を商用周波数に変換して出力する出力変換手段と
を具備した蓄電装置とで構成し、前記全電流値に応じて
蓄電装置内の充・放電の切換手段及び電流可変装置を前
記全電流値が予め契約電流値に対応して設定した規定制
限値以下になるように制御するようにしたので、宅内の
消費電流が一時的に契約電流を超過しても超過分を蓄電
装置から給電するのでメインブレーカの作動を未然に防
止でき、またピークの消費電流に契約電流を合わせて大
きくしなくとも済むので、電気料金の低減ができる。
【0035】また、第2の発明によると蓄電装置への充
電を電気料金の安い時間帯に行えるとともに、電気料金
の高い時間帯には商用電源からの電流の制限値を下げる
ことにより電気料金の高い時間帯の商用電源の消費電流
を減らせるので電気料金の低減ができる。
【0036】第3の発明によれば、宅内の全電流が過大
のときに蓄電装置から給電すべき負荷の電流が蓄電装置
の能力以上になった場合には給電優先度の低い負荷への
給電を停止することにより、蓄電装置の能力を小さくし
て蓄電装置の価格を低減できる。また、第4の発明によ
れば、宅内での異常に起因しない停電時には停電させた
くない非常用照明やペット用保温装置等の機器の給電系
統のみに給電することにより、停電によるトラブルを未
然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の家庭用デマンドコントロールシステ
ムの構成ブロック図である。
【図2】実施例1の放電処理のフローチャートである。
【図3】実施例2の家庭用デマンドコントロールシステ
ムの構成ブロック図である。
【図4】実施例2の放電処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…メインブレーカ、2…ブレーカ動作検知手段、3…
デマンドコントローラ、4…電流検知手段、5…商用電
源線、6a,6b,6c,6d,6e,6f…ノーヒュ
ーズブレーカ、7a,7b,7c,7d,7e,7f…
リモコンリレー、8a,8b,8c,8d,8e,8f
…負荷給電線、9a,9b,9c,9d,9e,9f,
9g…負荷、10…蓄電装置、11…出力変換手段、1
2…波形モニター部、13…電流可変手段、14…充放
電切換手段、15…通信手段、16…充放電制御部、1
7…蓄電手段、35…計時手段、36a,36b,36c
…給電系統切換手段、37…充電開閉手段、38…停電
検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源の宅内の全消費電流を検知する電
    流検知手段と、係る電流検知手段で検知した全電流値を
    蓄電装置に伝達する通信手段と、充・放電の切換手段及
    び充放電電流値を加減する電流可変手段及び放電電流を
    商用周波数に変換して出力する出力変換手段とを具備し
    た蓄電装置とを含み、前記全消費電流値に応じて蓄電装
    置内の充・放電の切換手段及び電流可変装置を前記全消
    費電流値が予め設定した規定制限値以下になるように制
    御するようにしたことを特徴とする家庭用デマンドコン
    トロールシステム。
JP10152525A 1998-06-02 1998-06-02 家庭用デマンドコントロールシステム Pending JPH11346437A (ja)

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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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