JPH11346366A - 符号化装置とその方法および復号化装置とその方法 - Google Patents

符号化装置とその方法および復号化装置とその方法

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JPH11346366A
JPH11346366A JP15141398A JP15141398A JPH11346366A JP H11346366 A JPH11346366 A JP H11346366A JP 15141398 A JP15141398 A JP 15141398A JP 15141398 A JP15141398 A JP 15141398A JP H11346366 A JPH11346366 A JP H11346366A
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Eiji Iwata
英次 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルビデオデータの符号化および復号化
を、並列処理システムを用いて高速に行う。 【解決手段】第1〜第3のプロセッサに対して各々処理
対象のビデオセグメントの番号が指示し、各プロセッサ
はそのビデオセグメントの番号に基づいて、各々独立に
符号化処理を開始する。すなわち、振り分けられたビデ
オセグメントjに対して、ブロッキング〜シャフリング
の処理(VSj−BLK〜SFL)、動き予測〜量子化
の処理(VSj−DCT〜Q)および可変長符号化〜フ
レーミングの処理(VSj−VLC〜FRM)を順次行
い、固定長の符号化データを生成する。1つのビデオセ
グメントに対する処理が終了したプロセッサには、新た
な処理対象のビデオセグメントを分配し、再び符号化処
理を繰り返させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば家庭用の
デジタルビデオカセットテープレコーダ(DVC)など
に適用して好適な、デジタルビデオデータなどのデータ
を、高速に圧縮符号化する符号化装置とその方法、およ
び、圧縮符号化されたデータを高速に復号化する復号化
装置とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在用いられている画像の符号化方式お
よび復号化方式の一例として、動画像の標準的な圧縮符
号化方式となっており、家庭用DVCなどのディジタル
ビデオ機器に適用されている方法について説明する。図
14は、そのディジタルビデオデータの符号化および復
号化処理の流れを示す図である。
【0003】符号化処理時には、まず、図14(A)に
示すように、符号化対象の1フレームの画像を、マクロ
ブロック(MB)と呼ぶ処理単位に分割する。この処理
をブロッキングと呼ぶ。次に、予め定めた規則に従って
1フレーム内の5個のマクロブロックを選び、図14
(B)に示すように位置を換えて分散させ、ビデオセグ
メントを形成する。この処理をシャフリングと呼ぶ。シ
ャフリングは、連続するデータを分散することにより、
符号量を均一化するために行う。なお、シャフリングに
より生成される1フレーム内のビデオセグメント数は、
マクロブロックの総数の5分の1となる。なお、シャフ
リングのアルゴリズム(5個のマクロブロックの選択方
法)は予め決まっており、実行時にたとえば圧縮率の変
動などによって変化することはない。
【0004】そして、形成されたビデオセグメントに対
し、離散コサイン変換(DCT)、重み付け、量子化、
可変長符号化(VLC)を施し、5個のマクロブロック
(MB0〜MB4)各々を、図14(C)に示すような
シンクブロック(Sync Block)と呼ぶ固定長の圧縮デー
タ単位5個に符号化する。この符号化の際に、個々のマ
クロブロックの圧縮データについて見ると、対応するシ
ンクブロックに収まり切らないことがある。これは、量
子化時には、マクロブロック5個の圧縮データが全体で
シンクブロック5個に収まるように発生符号量の制御が
行われているためである。そこで可変長復号化(VL
D)の後、5個のシンクブロック間で圧縮データの移動
を行う。この処理をフレーミングと呼ぶ。フレーミング
の終了した圧縮データは、たとえばビデオ記録・再生装
置などの記録系に送られる。
【0005】次に、復号化処理について説明する。復号
化処理は、符号化処理の逆の流れとなる。まず、ビデオ
装置などの読み取り系から送られてくる圧縮データにつ
いて、各々のマクロブロックの圧縮データを抽出するた
めに、前述したような5個のシンクブロック間の圧縮デ
ータの移動を行う。この処理をデフレーミングと呼ぶ。
次に、抽出されたマクロブロックごとの圧縮データにつ
いて、可変長符号化(VLD)、逆量子化、逆重み付
け、逆離散コサイン変換(IDCT)を施し、ビデオセ
グメントを復号化する。
【0006】次に、このビデオセグメントを構成する5
個のマクロブロック(MB0〜MB4)を、フレーム内
の元の位置のデータとして戻す。すなわち、フレームメ
モリなどの、その画像の位置のアドレスに、各マクロブ
ロックのデータを格納する。この処理をデシャフリング
と呼ぶ。最後に、マクロブロックに分割されているフレ
ームを、ラスタスキャン方式のデータに変換する。この
処理をデブロッキングと呼ぶ。そして、デブロッキング
の終了した画像データは、たとえばディスプレイのビデ
オ入力などに送られる。
【0007】このような符号化処理および復号化処理を
行うための、従来の処理装置の構成、処理アルゴリズム
および処理の流れについて説明する。まず、符号化処理
について説明する。前述したような符号化処理を行うた
めの符号化装置として、これまで、図15に示すような
構成の装置が用いられている。図15に示す符号化装置
80は、ブロッキング部81、シャフリング部82、動
き検出部83、DCT部84、クラス分け部85、デー
タ量推定部86、量子化部87、VLC部88およびフ
レーミング部89が図示のように接続された構成であ
る。
【0008】このような符号化装置80においては、順
次入力されるビデオデータに対して、ブロッキング部8
1でマクロブロックに分割し、シャフリング部82でビ
デオセグメントを生成する。次に、動き検出部83で動
き検出を行ってDCT部84で行うDCTの符号化モー
ドを決定し、DCT部84で実際にDCTを行う。ま
た、DCT部84では、得られたDCTに対して、所定
のフィルタをかけることにより重み付けを行う。
【0009】そして、クラス分け部85において、量子
化ステップを決定するためのクラスナンバを決定し、デ
ータ量推定部86でそのクラスナンバに基づいてデータ
量を推定して量子化ステップを決定し、量子化部87で
DCT部84において得られたDCT結果に対して量子
化を行う。量子化されたDCT結果は、VLC部88で
可変長符号化された後、フレーミング部89でフレーミ
ングを行って5個のシンクブロックを生成し、生成され
た圧縮データが符号化装置80より出力される。
【0010】また、このような符号化処理を、たとえば
デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)などを用い
た汎用の演算処理装置により行う場合の処理アルゴリム
を図16に示す。図16に示すように、演算処理装置に
より符号化処理を開始したら(ステップS110)、ま
ず、順次入力されるビデオデータに対してブロッキング
を行いマクロブロックに分割し(ステップS111)、
シャフリングを行ってビデオセグメントを生成する(ス
テップS112)。
【0011】次に、動き検出を行って動きのある部分を
検出しDCTの符号化モードを決定し(ステップS11
3)、実際にDCTを行うとともに、得られたDCT結
果に対して、所定のフィルタをかけることにより重み付
けを行う(ステップS114)。次に、量子化ステップ
を決定するためのクラスナンバを決定し(ステップS1
15)、そのクラスナンバに基づいてデータ量を推定し
て量子化ステップを決定し(ステップS116)、ステ
ップS114により得られたDCT結果に対して量子化
を行う(ステップS117)。
【0012】そして、量子化されたDCT結果を可変長
符号化し(ステップS118)、フレーミングを行って
5個のシンクブロックを生成する(ステップS11
9)。このようなステップS111〜ステップS119
の処理を、1フレーム分のデータについて順次行い(ス
テップS120)、さらに順次入力されるフレームに対
して繰り返し行う(ステップS121)。そして、符号
化対象の全フレームに対してこのような処理を行った
ら、一連の符号化処理を終了する(ステップS12
2)。
【0013】図16に示したようなアルゴリズムに従っ
て符号化を行う場合の、演算処理装置のCPUにおける
処理のタイムチャートを図17に示す。なお、図17に
おいて、処理VSj−BLK〜SFLは、第(j+1)
のビデオセグメントjに対するブロッキング(BLK)
およびシャフリング(SFL)の処理(図16におけ
る、ステップS111およびステップS112)を示
し、処理VSj−DCT〜Qは、第(j+1)のビデオ
セグメントjに対する動き検出から量子化(Q)までの
処理(図16における、ステップS113〜ステップS
117)を示し、処理VSj−VLC〜FRMは、第
(j+1)のビデオセグメントjに対する可変長符号化
(VLC)およびフレーミング(FRM)の処理(図1
6における、ステップS118およびステップS11
9)を示す。図示のごとく、演算処理装置においては、
図16に示したフローチャートの各処理ステップを、各
ビデオセグメントごとに順次行うことになる。
【0014】次に、復号化処理について説明する。前述
したような復号化処理を行うための復号化装置として、
これまで、図18に示すような構成の装置が用いられて
いる。図18に示す復号化装置90は、デフレーミング
部91、VLD部92、逆量子化部93、IDCT部9
4、デシャフリング部95およびデブロッキング部96
が図示のように接続された構成である。
【0015】このような構成の復号化装置90において
は、たとえば図15に示したような符号化装置80で符
号化され順次入力される圧縮データに対して、デフレー
ミング部91において5個のシンクブロック間のデータ
の移動を行いマクロブロックに対応したデータを復元
し、得られたマクロブロックごとのデータに対してVL
D部92で可変長復号化を行い、逆量子化部93で逆量
子化を行う。次に、逆量子化されたDCT結果に対し
て、IDCT部94において、逆DCTを行って画素デ
ータに変換し、さらに、前述したDCT部84で用いた
のとは逆の重みがつけられたフィルタをかけて、重み付
けされる前のデータに戻す。そして、得られた画素デー
タを、デシャフリング部95で元の画素位置のデータと
して戻し、デブロッキング部96でラスタスキャン方式
のデータに変換して元の画像データを再生する。
【0016】このような復号化処理を、前述したような
汎用の演算処理装置により行う場合の処理アルゴリムを
図19に示す。図19に示すように、演算処理装置によ
り復号化処理を開始したら(ステップS130)、ま
ず、順次入力される圧縮データに対して、シンクブロッ
ク間のデータの移動を行いマクロブロックに対応したデ
ータを復元し(ステップS131)、得られたマクロブ
ロックごとのデータに対して可変長復号化を行う(ステ
ップS132)。
【0017】次に、可変長復号化されたデータに対して
逆量子化を行い(ステップS133)、逆量子化された
DCT結果を逆DCTし、その結果に逆の重み付けを行
って元の画素データに変換し(ステップS134)、デ
シャフリング処理によりフレーム内の元位置のデータと
して戻し(ステップS135)、さらにラスタスキャン
方式のデータに変換する(ステップS136)。このよ
うなステップS131〜ステップS136の処理を、1
フレーム分のデータについて順次行い(ステップS13
7)、さらに順次入力されるフレームに対して繰り返し
行う(ステップS138)。そして、復号化対象の全フ
レームに対してこのような処理を行ったら、一連の復号
化処理を終了する(ステップS139)。
【0018】図19に示したようなアルゴリズムに従っ
て復号化を行う場合の、演算処理装置のCPUにおける
処理のタイムチャートを図20に示す。なお、図20に
おいて、処理VSj−DFR〜VLDは、第(j+1)
のビデオセグメントjに対するデフレーミング(DF
R)および可変長復号化(VLD)の処理(図19にお
ける、ステップS131およびステップS132)を示
し、処理VSj−IQ〜IDCTは、第(j+1)のビ
デオセグメントjに対する逆量子化(IQ)および逆D
CT(IDCT)の処理(図19における、ステップS
133およびステップS134)を示し、処理VSj−
DSF〜DBLは、第(j+1)のビデオセグメントj
に対するデシャフリング(DSF)およびデブロッキン
グ(DBL)の処理(図19における、ステップS13
5およびステップS136)を示す。図示のごとく、演
算処理装置においては、図19に示したフローチャート
の各処理ステップを、各ビデオセグメントごとに順次行
うことになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像などのデータの符号化および復号化を、複数の演算
処理装置を有する並列処理装置により高速に行いたいと
いう要望がある。しかしながら、これまでの並列処理装
置および並列処理方法では、種々の問題があり十分に高
速な処理が行えなかった。たとえば、前述した符号化処
理および復号化処理を並列処理により行う場合には、こ
れまでは、各工程の処理を複数の演算処理装置の各々に
振り分けて並列実行させている。このような並列処理方
法の場合、各演算処理装置における処理の実行時間が等
しければ負荷が均等になり効率よい処理が行えるが、通
常、実行時間は等しくならない。そのため、各演算処理
装置の負荷は不均等になり、効率よい処理が行えない。
【0020】また、このような並列処理方法では、たと
えば前述した画像データの場合には1つのビデオセグメ
ントであるような、1つのデータに対する処理を複数の
演算処理装置で分割して行っているため、データの授受
に伴う同期や通信の制御を行う必要があり、装置の構成
や制御方法などが複雑になるという問題もある。さら
に、各演算処理装置で行う処理が異なるため、個々の演
算処理装置に対して処理プログラムを用意し、また、個
々の演算処理装置に対して別個に処理の制御を行わなけ
ればならず、一層装置の構成や制御方法などが複雑にな
るという問題もある。
【0021】したがって、本発明の目的は、複数の演算
処理装置を有し、たとえば画像データなどの符号化処理
および復号化処理を高速に行うことができ、構成が簡単
な、符号化装置および復号化装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、任意の構成の並列処理
装置に適用可能であり、たとえば画像データなどの符号
化処理および復号化処理を高速に行うことができる符号
化方法および復号化方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に複数の固定長データを処理対象とするような処理にお
いては、その各固定長データを並列処理単位として各演
算処理装置が分担し、各演算処理装置が同一の機能、制
御に基づいて動作するようにした。
【0023】したがって、本発明の符号化装置は、所定
数の要素データごとに符号化を行った場合、要素データ
の内容に応じて符号化処理時間が異なる符号化を行う符
号化装置であって、複数の要素データの列を有する符号
化対象のデータを、各々所定数の要素データを有する複
数の部分データに分割する分割手段と、各々、前記分割
された部分データの前記所定数の要素データに対して前
記符号化を行い、所定のデータ長の符号化データを生成
する、複数の符号化手段と、前記分割された複数の部分
データを前記複数の符号化手段に振り分け、当該振り分
けられた部分データに対する符号化が終了した前記符号
化手段に対して、さらに次の部分データを順次振り分け
る分配手段とを有する。
【0024】このような構成の符号化装置においては、
分割手段において、複数の要素データの列を有する符号
化対象のデータを、各々所定数の要素データを有する複
数の部分データに分割し、この分割された複数の部分デ
ータを、分配手段が複数の符号化手段に順次振り分け
る。そして、この振り分けられた部分データに対して、
複数の符号化手段の各々において、所定の方式に基づい
て符号化を行い、所定のデータ長の符号化データを生成
する。この際、符号化処理は、振り分けられた部分デー
タの各要素データの内容に応じて、処理時間が異なる。
したがって、分配手段は、振り分けた部分データに対す
る符号化処理が終了した符号化手段に対して、順次次の
部分データを振り分ける。
【0025】また、本発明の符号化方法は、所定数の要
素データごとに符号化を行った場合、要素データの内容
に応じて符号化処理時間が異なる符号化を行う符号化方
法であって、複数の要素データの列を有する符号化対象
のデータを、各々所定数の要素データを有する複数のブ
ロックに分割し、前記分割された複数のブロックより、
任意の所定数のブロックを選択し、当該所定数のブロッ
クを有する部分データを複数形成し、前記形成された複
数の部分データを、複数の符号化手段に順次振り分け、
前記複数の符号化手段各々において、前記振り分けられ
た部分データの各ブロックごとに、当該ブロックに含ま
れる前記要素データを所定の方式により符号化し、該部
分データごとに所定のデータ長の符号化データを生成
し、該振り分けられた部分データに対する前記処理が終
了した前記符号化手段に対して、さらに次の部分データ
を順次振り分け、前記複数の部分データを前記複数の符
号化手段により順次符号化し、前記所定のデータ長の符
号化データを生成する。
【0026】また、本発明の復号化装置は、符号化され
たデータの内容に応じて復号化処理時間が異なる復号化
処理により、所定数の要素データが所定のデータ長に符
号化された符号化部分データからなる符号化データを復
号化する復号化装置であって、復号化対象の複数の前記
符号化部分データを複数の復号化手段に振り分け、当該
振り分けた符号化部分データに対する復号化が終了した
前記復号化手段に対して、さらに次の符号化部分データ
を順次振り分ける分配手段と、各々、前記振り分けられ
た符号化部分データを復号化し、前記所定数の要素デー
タを有する部分データを復元する、前記複数の復号化手
段と、前記複数の復号化手段により復元された前記部分
データの前記複数の要素データを所望の順番に配置し
て、前記符号化されたデータを復元する統合手段とを有
する。
【0027】このような構成の復号化装置においては、
分配手段が、復号化対象の複数の前記符号化部分データ
を複数の復号化手段に振り分け、複数の復号化手段各々
が、前記振り分けられた符号化部分データを復号化し、
前記所定数の要素データを有する部分データを復元す
る。また、振り分けた符号化部分データに対する復号化
が終了した前記復号化手段に対して、分配手段はさらに
次の符号化部分データを順次振り分ける。そして、複数
の復号化手段により順次復元された前記部分データの前
記複数の要素データを所望の順番に配置し、符号化され
たデータを復元する。
【0028】また、本発明の復号化方法は、符号化され
たデータの内容に応じて復号化処理時間が異なる復号化
処理により、所定数の要素データが所定のデータ長に符
号化された符号化部分データからなる符号化データを復
号化する復号化装置であって、復号化対象の複数の前記
符号化部分データを複数の復号化手段に振り分け、前記
複数の復号化手段各々において、前記振り分けられた符
号化部分データを復号化し、前記所定数の要素データを
有する部分データを復元し、前記振り分けた符号化部分
データに対する復号化が終了した前記復号化手段に対し
て、さらに次の符号化部分データを順次振り分け、前記
複数の復号化手段により順次復元された前記部分データ
の前記複数の要素データを所望の順番に配置し前記符号
化されたデータを復元する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図13を参照して説明する。本実施の形態において
は、たとえば家庭用などのデジタルビデオテープレコー
ダなどに適用されて好適な、複数のプロセッサにより並
列処理を行い動画像の符号化および復号化を行う、画像
符号化/復号化装置を例示して本発明を説明する。
【0030】なお、ディジタルビデオデータの符号化を
並列処理する場合の処理単位としては、たとえばマクロ
ブロック、ビデオセグメント、フレームメモリが考えら
れる。しかしながら、マクロブロックを並列処理単位と
した場合、前述したフレ−ミング処理におけるマクロブ
ロック間のデータ転送が必要となるため、マクロブロッ
ク間に複雑なデータ依存関係が生じ、並列処理の性能低
下の原因となる。一方、ビデオセグメント間では、この
ようなデータ依存関係は一切生じない。また、フレーム
メモリ間でのデータ依存関係も存在しないが、現実の符
号化システムを考えた場合にはメモリ容量の点で非現実
的である。したがって、本実施の形態のにおいては、ビ
デオセグメントを並列処理単位として処理を行うものと
する。
【0031】第1の画像符号化/復号化装置 まず、並列処理により前述したような画像の符号化およ
び復号化を行う、これまでの画像符号化/復号化装置に
ついて説明する。図1は、その画像符号化/復号化装置
の並列処理部の構成を示す概略ブロック図である。図1
に示すように、画像符号化/復号化装置の並列処理部9
は、n個のプロセッサ2-1〜2-n、メモリ3および結合
網4を有する。
【0032】まず、この並列処理部9の構成について説
明する。n個のプロセッサ2-1〜2-nは、各々独立して
所定の演算処理を行うプロセッサである。各プロセッサ
-i(i=1〜n)は、実行する演算処理プログラムが
格納されるプログラムROMまたはプログラムRAM、
演算に係わるデータなどを記憶するRAMを有してい
る。そして、プロセッサ2-iは、このプログラムROM
またはプログラムRAMに予め記憶されているプログラ
ムに従って所定の動作を行う。なお、本実施の形態にお
いてはn=3、すなわち、並列処理部9は3つのn個の
プロセッサ2-1〜2-3を有するものとする。また、以下
の説明では、各プロセッサ2-1〜2-nについて、画像デ
ータの符号化および復号化に関する処理についてのみ述
べるが、これと並行して、いずれか1つのプロセッサ2
-i(i=1〜n)において、あるいは、n個のプロセッ
サ2-1〜2-n各々において、並列処理部9全体の動作を
制御するための処理も行われる。そして、この制御動作
により、各プロセッサ2-1〜2-nが協働して、また同期
して、以下に説明するような動作をするものである。
【0033】メモリ3は、n個のプロセッサ2-1〜2-n
の共有メモリである。メモリ3には、処理対象の画像デ
ータや処理結果のデータが記憶され、n個のプロセッサ
-1〜2-nにより適宜データの読み出しおよび書き込み
が行われる。結合網4は、n個のプロセッサ2-1〜2-n
が協働して動作するように、また、n個のプロセッサ2
-1〜2-nがメモリ3を適宜参照するように、n個のプロ
セッサ2-1〜2-nおよびメモリ3を相互に接続する接続
部である。
【0034】次に、このような構成の並列処理部9にお
いて、前述したような動画像の符号化処理を行う場合
の、各プロセッサ2-i(i=1〜3)における処理、お
よび、並列処理部9の動作について説明する。まず、各
プロセッサ2-iにおける処理について説明する。画像の
符号化処理を行う場合には、3個のプロセッサ2-1〜2
-3が、各々図2〜図4に示すような処理を行う。すなわ
ち、第1のプロセッサ2-1は図2のフローチャートに示
すような処理を行い、第2のプロセッサ2-2は図3のフ
ローチャートに示すような処理を行い、第3のプロセッ
サ2-3は図4のフローチャートに示すような処理を行
う。なお、これらの処理を行うプログラムは、各プロセ
ッサ2-iに対して設けられたプログラムROMまたはプ
ログラムRAMに予め記憶しておく。そして、このプロ
グラムに従って各プロセッサ2-iが動作することによ
り、実際にこれらの処理が行われる。
【0035】以下、各プロセッサ2-i(i=1〜3)に
おける処理について説明する。まず、第1のプロセッサ
-1の処理について図2を参照して説明する。第1のプ
ロセッサ2-1は、符号化処理が開始されたら(ステップ
S10)、前のビデオセグメントの第2のプロセッサ2
-2における処理が開始されたか否かをチェックして、処
理が開始されるのを待つ(ステップS11)。第2のプ
ロセッサ2-2において処理が開始されたら、第1のプロ
セッサ2-1は、次のビデオセグメントに対して、ブロッ
キングを行いマクロブロックに分割し(ステップS1
2)、シャフリングを行ってビデオセグメントを生成す
る(ステップS13)。なお、ステップS11におい
て、符号化処理が開始された直後の最初のビデオセグメ
ントに対して処理を行う場合、すなわち、前のビデオセ
グメントが無い場合には、直ちにステップS12の処理
に移る。
【0036】そして、処理を行ったビデオセグメントが
フレームの最後のビデオセグメントか否かをチェックし
(ステップS14)、最後のビデオセグメントだった場
合にはさらにそのフレームが処理対象の最後のフレーム
か否かをチェックする(ステップS15)。ステップS
14で最後のビデオセグメントでなかった場合、およ
び、ステップS15で最後のフレームでなかった場合
は、いずれもステップS11に戻って、次のビデオセグ
メントに対して処理を繰り返す。また、ステップS14
およびステップS15において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、第1のプロセッサ2-1の処理も終了する
(ステップS16)。
【0037】次に、第2のプロセッサ2-2の処理につい
て図3を参照して説明する。第2のプロセッサ2-2は、
処理が開始されたら(ステップS20)、処理対象のビ
デオセグメントに対する第1のプロセッサ2-1における
処理が終了したか否かをチェックして、処理が終了する
のを待つ(ステップS21)。第1のプロセッサ2-1
おいて処理が終了したら、その結果得られたビデオセグ
メントに対して、動き検出を行ってDCTの符号化モー
ドを決定し(ステップS22)、DCTを行い、得られ
たDCT結果に対して、所定のフィルタをかけることに
より重み付けを行う(ステップS23)。次に、量子化
ステップを決定するためのクラスナンバを決定し(ステ
ップS24)、そのクラスナンバに基づいてデータ量を
推定して量子化ステップを決定し(ステップS25)、
ステップS23により得られたDCT結果に対して量子
化を行う(ステップS26)。
【0038】そして、処理を行ったビデオセグメントが
フレームの最後のビデオセグメントか否かをチェックし
(ステップS27)、最後のビデオセグメントだった場
合にはさらにそのフレームが処理対象の最後のフレーム
か否かをチェックする(ステップS28)。ステップS
27で最後のビデオセグメントでなかった場合、およ
び、ステップS28で最後のフレームでなかった場合
は、いずれもステップS21に戻って、次のビデオセグ
メントに対して処理を繰り返す。また、ステップS27
およびステップS28において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、第2のプロセッサ2-2の処理も終了する
(ステップS29)。
【0039】次に、第3のプロセッサ2-3の処理につい
て図4を参照して説明する。第3のプロセッサ2-3は、
処理が開始されたら(ステップS30)、処理対象のビ
デオセグメントに対する第2のプロセッサ2-2における
処理が終了したか否かをチェックして、処理が終了する
のを待つ(ステップS31)。第2のプロセッサ2-2
おいて処理が終了したら、その結果得られた、処理対象
のビデオセグメントの量子化されたDCT結果を可変長
符号化し(ステップS32)、フレーミングを行って5
個のシンクブロックを生成する(ステップS33)。
【0040】そして、処理を行ったビデオセグメントが
フレームの最後のビデオセグメントか否かをチェックし
(ステップS34)、最後のビデオセグメントだった場
合にはさらにそのフレームが処理対象の最後のフレーム
か否かをチェックする(ステップS35)。ステップS
34で最後のビデオセグメントでなかった場合、およ
び、ステップS35で最後のフレームでなかった場合
は、いずれもステップS31に戻って、次のビデオセグ
メントに対して処理を繰り返す。また、ステップS34
およびステップS35において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、第3のプロセッサ2-3の処理も終了する
(ステップS36)。
【0041】次に、動画像の符号化処理を行う場合の、
並列処理部9の動作について、図5を参照して説明す
る。図5は、3個のプロセッサ2-1〜2-3における符号
化処理の状態を示すタイムチャートである。なお、図5
において、処理VSj−BLK〜SFLは、第(j+
1)のビデオセグメントjに対するブロッキング(BL
K)およびシャフリング(SFL)の処理(図2におけ
る、ステップS12およびステップS13)を示し、処
理VSj−DCT〜Qは、第(j+1)のビデオセグメ
ントjに対する動き検出から量子化(Q)までの処理
(図3における、ステップS22〜ステップS26)を
示し、処理VSj−VLC〜FRMは、第(j+1)の
ビデオセグメントjに対する可変長符号化(VLC)お
よびフレーミング(FRM)の処理(図4における、ス
テップS32およびステップS33)を示す。
【0042】図5に示すように、符号化処理を開始した
ら、まず、第1のプロセッサ2-1において、最初のビデ
オセグメント0に対する処理VS0−BLK〜SFLが
行われる。そして、その処理VS0−BLK〜SFLが
終了したら、処理の終了したビデオセグメント0のデー
タに対して第2のプロセッサ2-2において処理VS0−
DCT〜Qが開始される。また、同時に、第1のプロセ
ッサ2-1においては、次のビデオセグメント1に対して
処理VS1−BLK〜SFLが開始される。第2のプロ
セッサ2-2における処理VS0−DCT〜Qが終了した
ら、処理の終了したビデオセグメント0のデータに対し
て第3のプロセッサ2-3において処理VS0−VLC〜
FRMが開始される。また同時に、第1のプロセッサ2
-1においては、3番目のビデオセグメント2に対して処
理VS2−BLK〜SFLが開始され、第2のプロセッ
サ2-2においては、2番目のビデオセグメント1に対し
て処理VS2−DCT〜Qが開始される。
【0043】なお、第1のプロセッサ2-1における2番
目のビデオセグメント1に対する処理VS1−BLK〜
SFLは、第2のプロセッサ2-2における処理VS0−
DCT〜Qの終了よりも前に終了しているが、3個のプ
ロセッサ2-1〜2-3を同期して動作させるために、第1
のプロセッサ2-1は、第2のプロセッサ2-2における処
理VS0−DCT〜Qの終了を待って、次の3番目のビ
デオセグメント2に対する処理を開始する。以後、同様
に、各プロセッサ2-iにおいて順次所定の処理が行わ
れ、順次入力されるビデオセグメントに対して符号化処
理が行われる。そして、この場合、各プロセッサ2
-iは、図示のごとく、1つのビデオセグメントに対する
処理の開始を同時にすることで相互に同期をとりなが
ら、処理を進める。
【0044】次に、並列処理部9において、前述したよ
うな動画像の復号化処理を行う場合の、各プロセッサ2
-i(i=1〜3)における処理、および、並列処理部9
の動作について説明する。まず、各プロセッサ2-iにお
ける処理について説明する。画像の復号化処理を行う場
合には、3個のプロセッサ2-1〜2-3が、各々図6〜図
8に示すような処理を行う。すなわち、第1のプロセッ
サ2-1は図6のフローチャートに示すような処理を行
い、第2のプロセッサ2-2は図7のフローチャートに示
すような処理を行い、第3のプロセッサ2-3は図8のフ
ローチャートに示すような処理を行う。なお、これらの
処理を行うプログラムは、前述した符号化処理を行うた
めのプログラム同様に、各プロセッサ2-iに対して設け
られたプログラムROMまたはプログラムRAMに予め
記憶しておく。
【0045】以下、各プロセッサ2-i(i=1〜3)に
おける処理について説明する。まず、第1のプロセッサ
-1の処理について図6を参照して説明する。第1のプ
ロセッサ2-1は、復号化処理が開始されたら(ステップ
S40)、前のビデオセグメントの第2のプロセッサ2
-2における処理が開始されたか否かをチェックして、処
理が開始されるのを待つ(ステップS41)。第2のプ
ロセッサ2-2において処理が開始されたら、第1のプロ
セッサ2-1は、次のビデオセグメントに対して、シンク
ブロック間のデータの移動を行いマクロブロックに対応
したデータを復元するデフレーミング処理を行い(ステ
ップS42)、得られたマクロブロックごとのデータに
対して可変長復号化を行う(ステップS43)。なお、
ステップS41において、復号化処理が開始された直後
の最初のビデオセグメントに対して処理を行う場合、す
なわち、前のビデオセグメントが無い場合には、直ちに
ステップS42の処理に移る。
【0046】そして、処理を行ったビデオセグメントが
フレームの最後のビデオセグメントか否かをチェックし
(ステップS44)、最後のビデオセグメントだった場
合にはさらにそのフレームが処理対象の最後のフレーム
か否かをチェックする(ステップS45)。ステップS
44で最後のビデオセグメントでなかった場合、およ
び、ステップS45で最後のフレームでなかった場合
は、いずれもステップS41に戻って、次のビデオセグ
メントに対して処理を繰り返す。また、ステップS44
およびステップS45において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、第1のプロセッサ2-1の処理も終了する
(ステップS46)。
【0047】次に、第2のプロセッサ2-2の処理につい
て図7を参照して説明する。第2のプロセッサ2-2は、
処理が開始されたら(ステップS50)、処理対象のビ
デオセグメントに対する第1のプロセッサ2-1における
処理が終了したか否かをチェックして、処理が終了する
のを待つ(ステップS51)。第1のプロセッサ2-1
おいて処理が終了したら、その結果得られたビデオセグ
メントごとの可変長復号化されたデータに対して逆量子
化を行い(ステップS52)、逆量子化されたDCT結
果に対して逆DCTおよび逆の重み付けを行って元の画
素データに変換する(ステップS53)。
【0048】そして、そこまでの処理を行ったビデオセ
グメントがフレームの最後のビデオセグメントか否かを
チェックし(ステップS54)、最後のビデオセグメン
トだった場合にはさらにそのフレームが処理対象の最後
のフレームか否かをチェックする(ステップS55)。
ステップS54で最後のビデオセグメントでなかった場
合、および、ステップS55で最後のフレームでなかっ
た場合は、いずれもステップS51に戻って、次のビデ
オセグメントに対して処理を繰り返す。また、ステップ
S54およびステップS55において、処理を行ったビ
デオセグメントが最後のフレームの最後のビデオセグメ
ントだった場合には、第2のプロセッサ2-2の処理も終
了する(ステップS56)。
【0049】次に、第3のプロセッサ2-3の処理につい
て図8を参照して説明する。第3のプロセッサ2-3は、
処理が開始されたら(ステップS60)、処理対象のビ
デオセグメントに対する第2のプロセッサ2-2における
処理が終了したか否かをチェックして、処理が終了する
のを待つ(ステップS61)。第2のプロセッサ2-2
おいて処理が終了したら、その結果得られた、処理対象
のビデオセグメントの画素データに対してデシャフリン
グ処理を行い、フレーム内の元の位置のデータとして戻
し(ステップS62)、さらにデブロッキング処理によ
りラスタスキャン方式のデータに変換する(ステップS
63)。
【0050】そして、処理を行ったビデオセグメントが
フレームの最後のビデオセグメントか否かをチェックし
(ステップS64)、最後のビデオセグメントだった場
合にはさらにそのフレームが処理対象の最後のフレーム
か否かをチェックする(ステップS65)。ステップS
64で最後のビデオセグメントでなかった場合、およ
び、ステップS65で最後のフレームでなかった場合
は、いずれもステップS61に戻って、次のビデオセグ
メントに対して処理を繰り返す。また、ステップS64
およびステップS65において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、第3のプロセッサ2-3の処理も終了する
(ステップS66)。
【0051】次に、動画像の復号化処理を行う場合の、
並列処理部9の動作について、図9を参照して説明す
る。図9は、3個のプロセッサ2-1〜2-3における復号
化処理の状態を示すタイムチャートである。なお、図9
において、処理VSj−DFR〜VLDは、第(j+
1)のビデオセグメントjに対するデフレーミング(D
FR)および可変長復号化(VLD)の処理(図6にお
ける、ステップS42およびステップS43)を示し、
処理VSj−IQ〜IDCTは、第(j+1)のビデオ
セグメントjに対する逆量子化(IQ)および逆DCT
(IDCT)の処理(図7における、ステップS52お
よびステップS53)を示し、処理VSj−DSF〜D
BLは、第(j+1)のビデオセグメントjに対するデ
シャフリング(DSF)およびデブロッキング(DB
L)の処理(図8における、ステップS62およびステ
ップS63)を示す。
【0052】図9に示すように、復号化処理を開始した
ら、まず、第1のプロセッサ2-1において、最初のビデ
オセグメント0に対する処理VS0−DFR〜VLDが
行われる。そして、その処理VS0−DFR〜VLDが
終了したら、処理の終了したビデオセグメント0のデー
タに対して第2のプロセッサ2-2において処理VS0−
IQ〜IDCTが開始される。また、同時に、第1のプ
ロセッサ2-1においては、次のビデオセグメント1に対
して処理VS1−DFR〜VLDが開始される。第2の
プロセッサ2-2における処理VS0−IQ〜IDCTが
終了したら、処理の終了したビデオセグメント0のデー
タに対して第3のプロセッサ2-3において処理VS0−
DSF〜DBLが開始される。また同時に、第1のプロ
セッサ2-1においては、3番目のビデオセグメント2に
対して処理VS2−DFR〜VLDが開始され、第2の
プロセッサ2-2においては、2番目のビデオセグメント
1に対して処理VS2−IQ〜IDCTが開始される。
【0053】なお、第1のプロセッサ2-1における2番
目のビデオセグメント1に対する処理VS1−DFR〜
VLDは、第2のプロセッサ2-2における処理VS0−
IQ〜IDCTの終了よりも前に終了しているが、3個
のプロセッサ2-1〜2-3を同期して動作させるために、
第1のプロセッサ2-1は、第2のプロセッサ2-2におけ
る処理VS0−IQ〜IDCTの終了を待って、次の3
番目のビデオセグメント2に対する処理を開始する。以
後、同様に、各プロセッサ2-iにおいて順次所定の処理
が行われ、順次入力されるビデオセグメントに対して復
号化処理が行われる。そして、この場合、各プロセッサ
-iは、図示のごとく、1つのビデオセグメントに対す
る処理の開始を同時にすることで相互に同期をとりなが
ら、処理を進める。
【0054】このように、第1の画像符号化/復号化装
置においては、符号化処理および復号化処理の処理工程
を各々3つの段階に分割し、これを3個のプロセッサ2
-1〜2-3に振り分けて処理するようにしている。したが
って、順次入力されるビデオセグメントごとのデータ
は、これら3個のプロセッサ2-1〜2-3で順次処理され
ることにより、所望の圧縮符号化データへ、または、復
元された画像データへ変換される。そして、このよう
に、並列処理により画像の符号化処理および復号化処理
を行うことにより、通常の、1つのプロセッサにより処
理を行う場合に比べて高速に処理を行うことができる。
【0055】第2の画像符号化/復号化装置 しかしながら、第1の画像符号化/復号化装置において
は、3個のプロセッサ2-1〜2-3間で負荷が不均等にな
るという問題を見い出した。たとえば、図5に示した符
号化処理においては、第2のプロセッサ2-2における処
理の負荷が最も重いため、第1のプロセッサ2-1および
第3のプロセッサ2-3に遊びが頻繁に生じている。ま
た、図9に示した復号化処理においても、第2のプロセ
ッサ2-2における処理の負荷が最も重いため、第1のプ
ロセッサ2-1および第3のプロセッサ2-3に遊びが頻繁
に生じている。
【0056】さらに、第1の画像符号化/復号化装置に
おいては、各プロセッサで実行する処理が異なるため、
各プロセッサを別々に制御したり、同期をとってデータ
の授受や通信を行う必要があり、制御が複雑化するとい
う問題も生じている。そこで、そのような問題を解決
し、より一層高速に画像の符号化処理および復号化処理
が行え、さらに構成や制御方法なども簡単にすることの
できる、本発明に係わる画像符号化/復号化装置につい
て、第2の画像符号化/復号化装置として説明する。
【0057】第2の画像符号化/復号化装置のハードウ
ェア構成は、前述した第1の画像符号化/復号化装置と
同一である。すなわち、その並列処理部1は、図1に示
したような構成であり、n個のプロセッサ2-1〜2-n
メモリ3および結合網4を有する。なお、これらの各構
成部は、各々ハードウェア構成が第1の画像符号化/復
号化装置の並列処理部9の場合と同一なので、同一の符
号を用いて説明する。また、n個のプロセッサ2-1〜2
-n〜結合網4の機能および構成も、前述した第1の画像
符号化/復号化装置の並列処理部9の場合と同じなので
その説明を省略する。また、第2の画像符号化/復号化
装置の並列処理部1の場合も、プロセッサ2の個数nは
3である。
【0058】このような第1の画像符号化/復号化装置
の並列処理部9と同じハードウェア構成の第2の画像符
号化/復号化装置の並列処理部1であるが、動画像の符
号化処理および復号化処理の処理方法および各プロセッ
サ2-i(i=1〜3)の動作などは、第1の画像符号化
/復号化装置と異なる。すなわち、3個のプロセッサ2
-1〜2-3に対して設けられているプログラムROMまた
はプログラムRAMに記憶されるプログラムが第1の画
像符号化/復号化装置の場合とは異なり、これにより第
2の画像符号化/復号化装置の並列処理部1は全体とし
て第1の画像符号化/復号化装置の並列処理部9とは異
なる処理を行う。
【0059】以下、第2の画像符号化/復号化装置の並
列処理部1において、動画像の符号化処理および復号化
処理を行う場合の各プロセッサ2-i(i=1〜3)にお
ける処理、および、並列処理部1の動作について説明す
る。まず、符号化処理を行う場合の、各プロセッサ2-i
における処理について説明する。第2の画像符号化/復
号化装置においては、並列処理部1内の図示せぬ制御部
などより、3個のプロセッサ2-1〜2-3の各々に対し
て、処理すべきビデオセグメントの番号が適宜振り分け
られる。そして、各プロセッサ2-iにおいては、振り分
けられたビデオセクメントに対する一連の符号化処理を
一貫して行う。したがって、各プロセッサ2-iは、図1
0のフローチャートに示すような同一の処理プログラム
に従って動作する。
【0060】その、各プロセッサ2-iで行われる処理に
ついて説明する。まず、符号化処理が開始されたら(ス
テップS70)、そのプロセッサ2-iに対して振り分け
られた処理対象のビデオセグメントの番号を取得する
(ステップS71)。そして、符号化対象のビデオデー
タに対してブロッキングを行いマクロブロックに分割し
(ステップS72)、ステップS71で取得したビデオ
セグメントの番号に基づいて、シャフリングによりその
ビデオセグメントを構成することになるマクロブロック
のデータを抽出し、処理対象のビデオセグメントのデー
タを生成する(ステップS73)。
【0061】処理対象のビデオセグメントを生成した
ら、次に、動き検出を行ってDCTの符号化モードを決
定し(ステップS74)、実際にDCTを行うととも
に、得られたDCT結果に対して、所定のフィルタをか
けることにより重み付けを行う(ステップS75)。次
に、量子化ステップを決定するためのクラスナンバを決
定し(ステップS76)、そのクラスナンバに基づいて
データ量を推定して量子化ステップを決定し(ステップ
S77)、ステップS75により得られたDCT結果に
対して量子化を行う(ステップS78)。
【0062】そして、量子化されたDCT結果を可変長
符号化し(ステップS79)、フレーミングを行って5
個のシンクブロックを生成する(ステップS80)。な
お、生成したシンクブロックのデータは、符号化データ
として、たとえばメモリ3の所定の領域などに記憶す
る。そして、そこまでの処理を行ったビデオセグメント
が現在の符号化対象のフレームの最後のビデオセグメン
トか否かをチェックし(ステップS81)、最後のビデ
オセグメントだった場合にはさらにそのフレームが処理
対象の最後のフレームか否かをチェックする(ステップ
S82)。ステップS81で最後のビデオセグメントで
なかった場合、および、ステップS82で最後のフレー
ムでなかった場合は、いずれもステップS71に戻っ
て、次のビデオセグメントの番号を獲得し、そのビデオ
セグメントに対してステップS72〜ステップS80の
符号化処理を繰り返す。また、ステップS81およびス
テップS82において、処理を行ったビデオセグメント
が最後のフレームの最後のビデオセグメントだった場合
には、一連の画像データに対する符号化処理を終了する
(ステップS83)。
【0063】次に、このような処理手順で3個のプロセ
ッサ2-1〜2-3が動作して符号化処理を行う場合の、並
列処理部1の動作について、図11を参照して説明す
る。なお、図11において、処理VSj−BLK〜SF
Lは、第(j+1)のビデオセグメントjに対するブロ
ッキング(BLK)およびシャフリング(SFL)の処
理(図10における、ステップS72およびステップS
73)を示し、処理VSj−DCT〜Qは、第(j+
1)のビデオセグメントjに対する動き検出から量子化
(Q)までの処理(図10における、ステップS74〜
ステップS78)を示し、処理VSj−VLC〜FRM
は、第(j+1)のビデオセグメントjに対する可変長
符号化(VLC)およびフレーミング(FRM)の処理
(図10における、ステップS79およびステップS8
0)を示す。
【0064】図示のごとく、符号化処理を開始したら、
まず、3個のプロセッサ2-1〜2-3に対して各々処理対
象のビデオセグメントの番号が指示される。各プロセッ
サ2-iにおいては、そのビデオセグメントの番号を取得
し、そのビデオセグメントに対する符号化処理を各々独
立し開始する。すなわち、図11に示すように、第1の
プロセッサ2-1においては1番目のビデオセグメント0
の処理VS0−BLK〜SFLが、第2のプロセッサ2
-2においては2番目のビデオセグメント1の処理VS1
−BLK〜SFLが、第3のプロセッサ2-3においては
3番目のビデオセグメント2の処理VS2−BLK〜S
FLが各々開始される。
【0065】各プロセッサ2-iにおいては、図10に示
したような同一の処理手順により順次処理が行われる
が、処理対象のビデオセグメントのデータによって、処
理時間は異なってくる。しかし、各プロセッサ2-iは、
他のプロセッサ2-iの処理の進行状態に関係なく、順次
処理を続ける。したがって、各プロセッサ2-iにおい
て、振り分けられたビデオセグメントの最初の処理VS
j−BLK〜SFLが終了したら、処理の終了したプロ
セッサ2-iより順次、2番目の処理VSj−DCT〜Q
を開始する。また、その2番目の処理VSj−DCT〜
Qが終了したら、処理の終了したプロセッサ2-iより順
次、3番目の処理VSj−VLC〜FRMを開始する。
【0066】そして、いずれかのプロセッサ2-iで1つ
のビデオセグメントに対する処理が終了したら、そのプ
ロセッサ2-iは新たな処理対象のビデオセグメントの番
号を取得し、そのビデオセグメントに対して再び最初の
処理VSj−BLK〜SFLからの符号化処理を行う。
図11に示す例において、各プロセッサ2-iにおける最
初のビデオセグメントに対する処理の中では、第3のプ
ロセッサ2-3における3番目のビデオセグメント2に対
する処理が最も早く終了している。したがって、第3の
プロセッサ2-3に対して、次の符号化対象ビデオセグメ
ントである4番目のビデオセグメント3に対する処理が
指示され、第3のプロセッサ2-3においては、ビデオセ
グメント2に対する符号化処理終了後、直ちにこのビデ
オセグメント3を示す番号を取得し、ビデオセグメント
3に対する処理VS3−BLK〜SFLを開始する。
【0067】以後、同様に、第1のプロセッサ2-1で1
番目のビデオセグメント0に対する符号化処理が終了す
ると、第1のプロセッサ2-1に対して5番目のビデオセ
グメント4に対する処理が指示され、第1のプロセッサ
-1においては、直ちに、このビデオセグメント4に対
する最初の処理VS4−BLK〜SFLが開始される。
また、第2のプロセッサ2-2においては、2番目のビデ
オセグメント1に対する符号化処理が終了次第、6番目
のビデオセグメント5に対する処理が開始される。
【0068】次に、第2の画像符号化/復号化装置にお
いて復号化処理を行う場合の、各プロセッサ2-iにおけ
る処理について説明する。復号化処理の場合も、前述し
た符号化処理の場合と同様に、並列処理部1内の図示せ
ぬ制御部などより3個のプロセッサ2-1〜2-3の各々に
対して、処理すべきビデオセグメントの番号が振り分け
られ、各プロセッサ2-iにおいては、振り分けられたビ
デオセクメントに対する復号化処理を一貫して行う。し
たがって、各プロセッサ2-iは、図12のフローチャー
トに示すような同一の処理プログラムに従って動作す
る。
【0069】その、各プロセッサ2-iで行われる処理に
ついて説明する。まず、符号化処理が開始されたら(ス
テップS90)、そのプロセッサ2-iに対して振り分け
られた処理対象のビデオセグメントの番号を取得する
(ステップS91)。そして、その指定されたビデオセ
グメントの圧縮データを獲得し、シンクブロック間のデ
ータの移動を行いマクロブロックに対応したデータを復
元するデフレーミング処理を行う(ステップS92)。
【0070】次に、得られたマクロブロックごとのデー
タに対して可変長復号化を行い(ステップS93)、可
変長復号化されたデータに対して逆量子化を行う(ステ
ップS94)。そして、逆量子化されたDCT結果に対
して逆DCTおよび逆の重み付けを行って元の画素デー
タに変換し(ステップS95)、デシャフリング処理に
よりステップS91で取得したビデオセグメントの番号
に基づいて、フレーム内の元位置のデータとして戻し
(ステップS96)、さらにラスタスキャン方式のデー
タに変換し(ステップS97)、元の画像データを得
る。
【0071】そして、そこまでの処理を行ったビデオセ
グメントが現在の復号化対象のフレームの最後のビデオ
セグメントか否かをチェックし(ステップS98)、最
後のビデオセグメントだった場合にはさらにそのフレー
ムが処理対象の最後のフレームか否かをチェックする
(ステップS99)。ステップS98で最後のビデオセ
グメントでなかった場合、および、ステップS99で最
後のフレームでなかった場合は、いずれもステップS9
1に戻って、次のビデオセグメントの番号を獲得し、そ
のビデオセグメントに対してステップS92〜ステップ
S97の復号化処理を繰り返す。また、ステップS98
およびステップS99において、処理を行ったビデオセ
グメントが最後のフレームの最後のビデオセグメントだ
った場合には、一連の画像データに対する符号化処理を
終了する(ステップS100)。
【0072】次に、このような処理手順で3個のプロセ
ッサ2-1〜2-3が動作して復号化処理を行う場合の、並
列処理部1の動作について、図13を参照して説明す
る。なお、図13において、処理VSj−DFR〜VL
Dは、第(j+1)のビデオセグメントjに対するデフ
レーミング(DFR)および可変長復号化(VLD)の
処理(図12における、ステップS92およびステップ
S93)を示し、処理VSj−IQ〜IDCTは、第
(j+1)のビデオセグメントjに対する逆量子化(I
Q)および逆DCT(IDCT)の処理(図12におけ
る、ステップS94およびステップS95)を示し、処
理VSj−DSF〜DBLは、第(j+1)のビデオセ
グメントjに対するデシャフリング(DSF)およびデ
ブロッキング(DBL)の処理(図12における、ステ
ップS96およびステップS97)を示す。
【0073】図示のごとく、復号化処理を開始したら、
まず、3個のプロセッサ2-1〜2-3に対して各々処理対
象のビデオセグメントの番号が指示される。各プロセッ
サ2-iにおいては、そのビデオセグメントの番号を取得
し、そのビデオセグメントに対する復号化処理を各々独
立し開始する。すなわち、図13に示すように、第1の
プロセッサ2-1においては1番目のビデオセグメント0
の処理VS0−DFR〜VLDが、第2のプロセッサ2
-2においては2番目のビデオセグメント1の処理VS1
−DFR〜VLDが、第3のプロセッサ2-3においては
3番目のビデオセグメント2の処理VS2−DFR〜V
LDが各々開始される。
【0074】各プロセッサ2-iにおいては、図12に示
したような同一の処理手順により順次処理が行われる
が、処理対象のビデオセグメントのデータによって、処
理時間は異なってくる。しかし、各プロセッサ2-iは、
他のプロセッサ2-iの処理の進行状態に関係なく、順次
処理を続ける。したがって、各プロセッサ2-iにおい
て、振り分けられたビデオセグメントの最初の処理VS
j−DFR〜VLDが終了したら、処理の終了したプロ
セッサ2-iより順次、2番目の処理VSj−IQ〜ID
CTを開始する。また、その2番目の処理VSj−IQ
〜IDCTが終了したら、処理の終了したプロセッサ2
-iより順次、3番目の処理VSj−DSF〜DBLを開
始する。
【0075】そして、いずれかのプロセッサ2-iで1つ
のビデオセグメントに対する処理が終了したら、そのプ
ロセッサ2-iは新たな処理対象のビデオセグメントの番
号を取得し、そのビデオセグメントに対して再び最初の
処理VSj−DFR〜VLDからの復号化処理を行う。
図13に示す例において、各プロセッサ2-iにおける最
初のビデオセグメントに対する処理の中では、第3のプ
ロセッサ2-3における3番目のビデオセグメント2に対
する処理が最も早く終了している。したがって、第3の
プロセッサ2-3に対して、次の復号化対象ビデオセグメ
ントである4番目のビデオセグメント3に対する処理が
指示され、第3のプロセッサ2-3においては、ビデオセ
グメント2に対する復号化処理終了後、直ちにこのビデ
オセグメント3を示す番号を取得し、ビデオセグメント
3に対する処理VS3−DFR〜VLDを開始する。
【0076】以後、同様に、第1のプロセッサ2-1で1
番目のビデオセグメント0に対する復号化処理が終了す
ると、第1のプロセッサ2-1に対して5番目のビデオセ
グメント4に対する処理が指示され、第1のプロセッサ
-1においては、直ちに、このビデオセグメント4に対
する最初の処理VS4−DFR〜VLDが開始される。
また、第2のプロセッサ2-2においては、2番目のビデ
オセグメント1に対する復号化処理が終了次第、6番目
のビデオセグメント5に対する処理が開始される。
【0077】このように、第2の画像符号化/復号化装
置においては、第1の画像符号化/復号化装置と異な
り、複数のプロセッサ2-1〜2-nの各々において、振り
分けられた処理対象のビデオセグメントについて、一連
の符号化処理の全て、あるいは、一連の復号化処理の全
てを一貫して行う。各ビデオセグメントのデータは、ラ
ンダムアクセスに適した固定長データであり、また、各
ビデオセグメントのデータ間の依存関係は全く存在しな
いので、各プロセッサ間の同期やデータ通信は一切発生
しない。したがって、各プロセッサ2-iにおいては、他
のプロセッサ2-iと同期をとるための遊びが必要なくな
り、処理時間の全てを符号化および復号化処理にあてる
ことができる。結果的に、3個のプロセッサ2-1〜2-3
における負荷も実質的に均等になり、効率よく、また高
速に符号化処理および復号化処理が行える。
【0078】なお、本発明は、本実施の形態にのみ限ら
れるものではなく、任意好適な種々の改変が可能であ
る。たとえば、図10に示した符号化時の各プロセッサ
-iの処理においては、各プロセッサ2-iは、ビデオセ
グメントの番号を取得した後(ステップS71)、この
番号に基づいて、符号化対象のフレームに対してブロッ
キング(ステップS72)を行うものとした。しかし、
このブロッキングの実際の処理は、フレーム全体に対し
て共通的に一度だけ行えばよい処理なので、3個のプロ
セッサ2-1〜2-3において並列処理を行う前に、予め行
っておくのが好適である。その場合、図10に示すステ
ップS72のブロッキングの処理は、ステップS73を
行うためのブロッキング結果の確認の処理と考えればよ
い。
【0079】また、シャフリングの処理も、図10に示
すように各プロセッサ2-iで行ってもよいし、ブロッキ
ング同様フレーム全体を参照しやすい状態で予め行うよ
うにしてもよい。同様に、図12に示した復号化処理時
の、デシャルフィング(ステップS96)およびデブロ
ッキング(ステップS97)の処理も、各プロセッサ2
-iにおける並列処理が終了した後に、全体として行うよ
うにしてもよい。このように、符号化の前処理的な処理
や、復号化の後処理的な処理は、各プロセッサ2-iで並
列処理的に行ってもよいし、予め行うようにしてもよ
く、その構成は任意である。
【0080】また、前述した画像符号化/復号化装置の
並列処理部は、プログラムに従って所定の動作を行うプ
ロセッサを複数有し、それらが並列に動作して所望の処
理を行うような構成であったが、専用のハードウェアに
より構成され並列に動作する複数の処理部を有するよう
な構成であってもよい。
【0081】また、本実施の形態のようなプログラムに
従って処理を行うような構成において、本実施の形態の
並列処理部は、n個のプロセッサ2-1〜2-nが各々プロ
グラムROMまたはプログラムRAMを有しており、各
々これに記憶されたプログラムに従って動作するもので
あった。しかしながら、第2の画像符号化/復号化装置
の並列処理部1のn個のプロセッサ2-1〜2-nは、全て
同一のプログラムに従って動作を行う。したがって、こ
れらn個のプロセッサ2-1〜2-nの処理プログラムを記
憶するメモリは、共通化することができ、そのような構
成でもよい。そのような構成であれば、必要なメモリ量
を少なくすることができ、より一層装置の小型化が可能
となる。
【0082】また、そのようなプログラムは、ROMに
予め記憶して画像符号化/復号化装置の並列処理部に具
備されるような構成でもよいし、ハードディスク、CD
−ROMなどの記憶媒体上に格納しておき、実行時にプ
ログラムRAMなどに読み込んで参照されるような構成
でもよい。
【0083】また、本実施の形態においては、本発明に
係わる処理装置として、図1に示したように、共有メモ
リ型の並列計算機システムを例示したが、装置構成はこ
れに限られるものではない。共有メモリを有しておら
ず、いわゆるメッセージ通信によりデータの転送などを
行うメッセージ通信型並列計算機システムであってもよ
い。また、本実施の形態のような、各プロセッサが緊密
に連結された並列計算機システムでなくとも、各々が独
立した計算機装置であり、それらが任意の通信手段によ
り接続されて協働して所望の処理を行うように構成され
たようなシステムであってもよい。すなわち、計算機装
置の実際の構成は、任意に決定してよい。
【0084】また、本実施の形態においては、符号化お
よび復号化の際に行う変換方式としてDCTを用いた。
しかし、この変換方式は任意の直交変換方式を用いてよ
い。たとえば、高速フーリエ変換(FFT)や離散フー
リエ変換(DFT)などのフーリエ変換、アダマール変
換、K−L変換などの、任意の変換を用いてよい。ま
た、本発明は、本実施の形態において例示した動画像の
符号化処理および復号化処理についてのみ適用可能なも
のではない。たとえば、テキストファイルなどの符号化
および復号化など、任意のデータの符号化および復号化
に適用可能である。
【0085】また、本発明に係わる並列処理装置は、前
述したような符号化処理および復号化処理についてのみ
適用可能なものではない。任意のデータ処理を行う際
に、処理対象のデータが、そのデータ処理を行うための
並列処理の単位となり得る所定のデータの集合であっ
て、さらにその並列処理の単位となる各データが、元の
処理対象のデータの中より容易に抽出できるような構成
のデータである場合には、そのデータの内容、データ処
理の内容に係わらず、このような並列処理装置を適用す
ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化装
置および復号化装置によれば、たとえば画像データなど
の符号化および復号化を行う際に、複数の演算処理装置
の各々に均等かつ効率よく負荷を配分することができ
る。また、各演算処理装置における処理は同期を一切取
らずに行なえるので、同期をとるための演算処理装置の
遊び時間が全く存在しない。その結果、そのような符号
化および復号化を高速に行うことができる。また、全て
の演算処理装置が同一の機能を有し、演算処理装置間の
同期やデータ通信も一切発生しないため、各演算処理装
置あるいはその制御プログラムなどを大幅に簡単化する
ことができ、ひいては、符号化装置および復号化装置自
体の構成を簡単にすることができる。
【0087】また、本発明の符号化方法および復号化方
法によれば、たとえば画像データなどの符号化および復
号化を複数の演算処理装置を用いた並列処理により行う
際に、各演算処理装置に均等かつ効率よく負荷を配分す
ることができる。また、各演算処理装置間で同期を一切
取らずに処理が行なえるように、符号化および復号化の
各処理を各演算処理装置に配分させることができる。そ
の結果、そのような符号化および復号化を高速に行うこ
とができる。また、本発明の符号化方法および復号化方
法は、その負荷の配分の方法が演算処理装置の個数など
その並列処理装置の構成に依存しない、スケーラブルな
方法のため、様々な構成の並列処理装置に適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像符号化/復号化装置の並列
処理部の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示した並列処理部において、画像の符号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第1のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】図1に示した並列処理部において、画像の符号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第2のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1に示した並列処理部において、画像の符号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第3のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1に示した並列処理部において、画像の符号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、各プロ
セッサにおけう処理の状態を示すタイムチャートであ
る。
【図6】図1に示した並列処理部において、画像の復号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第1のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】図1に示した並列処理部において、画像の復号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第2のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】図1に示した並列処理部において、画像の復号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の第3のプロセッサにおける処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】図1に示した並列処理部において、画像の復号
化をこれまでの並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の各プロセッサにおけう処理の状態を示すタイムチ
ャートである。
【図10】図1に示した並列処理部において、画像の符
号化を本発明の並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の各プロセッサにおける処理を示すフローチャート
である。
【図11】図1に示した並列処理部において、画像の符
号化を本発明の並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の各プロセッサにおける処理の状態を示すタイムチ
ャートである。
【図12】図1に示した並列処理部において、画像の符
号化を本発明の並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の各プロセッサにおける処理を示すフローチャート
である。
【図13】図1に示した並列処理部において、画像の符
号化を本発明の並列処理方法により行う場合の、並列処
理部の各プロセッサにおける処理の状態を示すタイムチ
ャートである。
【図14】家庭用デジタルビデオテープレコーダにおけ
る、画像符号化および復号化方法を説明するための図で
ある。
【図15】図14に示したような画像符号化処理を行
う、従来の画像符号化装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】図14に示したような画像符号化処理を、汎
用の演算処理装置で行う場合の処理を示すフローチャー
トである。
【図17】図16に示した画像符号化処理を行う場合の
処理状態を示すタイムチャートである。
【図18】図14に示したような画像復号化処理を行
う、従来の画像復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図19】図14に示したような画像復号化処理を、汎
用の演算処理装置で行う場合の処理を示すフローチャー
トである。
【図20】図19に示した画像復号化処理を行う場合の
処理状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,9…画像符号化/復号化装置の並列処理部、2…プ
ロセッサ、3…メモリ、4…結合網、80…符号化装
置、81…ブロッキング部、82…シャフリング部、8
3…動き検出部、84…DCT部、85…クラス分け
部、86…データ量推定部、87…量子化部、88…V
LC部、89…フレーミング部、90…復号化装置、9
1…デフレーミング部、92…VLD部、93…逆量子
化部、94…IDCT部、95…デシャフリング部、9
6…デブロッキング部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数の要素データごとに符号化を行った
    場合、要素データの内容に応じて符号化処理時間が異な
    る符号化を行う符号化装置であって、 複数の要素データの列を有する符号化対象のデータを、
    各々所定数の要素データを有する複数の部分データに分
    割する分割手段と、 各々、前記分割された部分データの前記所定数の要素デ
    ータに対して前記符号化を行い、所定のデータ長の符号
    化データを生成する、複数の符号化手段と、 前記分割された複数の部分データを前記複数の符号化手
    段に振り分け、当該振り分けられた部分データに対する
    符号化が終了した前記符号化手段に対して、さらに次の
    部分データを順次振り分ける分配手段とを有する符号化
    装置。
  2. 【請求項2】複数の画素データを有する画像データを符
    号化する装置であって、 前記分割手段は、 前記画像データを、所定数の画素データを有する複数の
    マクロブロックに分割するブロッキング手段と、 前記分割された複数のマクロブロックより、任意の所定
    数のマクロブロックを選択し、当該所定数のマクロブロ
    ックを有する部分データを複数形成する部分データ形成
    手段とを有し、 前記複数の符号化手段の各々は、前記部分データの各マ
    クロブロックごとに前記符号化を行い、当該部分データ
    ごとに前記所定のデータ長の符号化データを生成する請
    求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】前記複数の符号化手段の各々は、 前記振り分けられた部分データの各マクロブロックごと
    に、当該マクロブロックに含まれる前記画素データを所
    定の方式により符号化する第1の符号化手段と、 前記符号化された前記マクロブロックごとの画素データ
    を量子化し、該量子化された前記マクロブロックごとの
    画素データを可変長符号化する第2の符号化手段と、 前記部分データごとに、当該部分データの前記所定数の
    マクロブロックの前記可変長符号化されたデータを含
    み、前記所定のデータ長の符号化データを生成する符号
    化データ生成手段とを有する請求項2に記載の符号化装
    置。
  4. 【請求項4】前記複数の符号化手段各々の前記第1の符
    号化手段は、離散コサイン変換(DCT)、フーリエ変
    換、アダマール変換、K−L変換のいずれかを含む直交
    変換符号化を含む処理を行う請求項3に記載の符号化装
    置。
  5. 【請求項5】前記複数の符号化手段各々の前記第2の符
    号化手段は、前記部分データの前記所定数のマクロブロ
    ックの前記可変長符号化されたデータのデータ長が、前
    記符号化データ生成手段において生成する符号化データ
    の前記所定のデータ長以内となるように前記量子化およ
    び前記可変長符号化を行う請求項3に記載の符号化装
    置。
  6. 【請求項6】前記符号化データ生成手段は、 前記部分データの所定数のマクロブロックごとの可変長
    符号化されたデータを符号化データブロックとして、前
    記マクロブロックと同数の前記符号化データブロックを
    生成する符号化データブロック生成手段と、 前記生成された符号化データブロックのデータ長が、所
    定のデータ長を越えている場合に、当該符号化データブ
    ロックのデータ長が前記所定のデータ長以内となるよう
    に、当該符号化データブロックのデータを、他の符号化
    データブロックに移動させるデータ移動手段とを有し、 前記マクロブロックと同数の前記所定のデータ長の符号
    化データブロックからなる前記符号化データを生成する
    請求項5に記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】所定数の要素データごとに符号化を行った
    場合、要素データの内容に応じて符号化処理時間が異な
    る符号化を行う符号化方法であって、 複数の要素データの列を有する符号化対象のデータを、
    各々所定数の要素データを有する複数のブロックに分割
    し、 前記分割された複数のブロックより、任意の所定数のブ
    ロックを選択し、当該所定数のブロックを有する部分デ
    ータを複数形成し、 前記形成された複数の部分データを、複数の符号化手段
    に順次振り分け、 前記複数の符号化手段各々において、前記振り分けられ
    た部分データの各ブロックごとに、当該ブロックに含ま
    れる前記要素データを所定の方式により符号化し、該部
    分データごとに所定のデータ長の符号化データを生成
    し、 該振り分けられた部分データに対する前記処理が終了し
    た前記符号化手段に対して、さらに次の部分データを順
    次振り分け、 前記複数の部分データを前記複数の符号化手段により順
    次符号化し、前記所定のデータ長の符号化データを生成
    する符号化方法。
  8. 【請求項8】符号化されたデータの内容に応じて復号化
    処理時間が異なる復号化処理により、所定数の要素デー
    タが所定のデータ長に符号化された符号化部分データか
    らなる符号化データを復号化する復号化装置であって、 復号化対象の複数の前記符号化部分データを複数の復号
    化手段に振り分け、当該振り分けた符号化部分データに
    対する復号化が終了した前記復号化手段に対して、さら
    に次の符号化部分データを順次振り分ける分配手段と、 各々、前記振り分けられた符号化部分データを復号化
    し、前記所定数の要素データを有する部分データを復元
    する、前記複数の復号化手段と、 前記複数の復号化手段により復元された前記部分データ
    の前記複数の要素データを所望の順番に配置して、前記
    符号化されたデータを復元する統合手段とを有する復号
    化装置。
  9. 【請求項9】所定数の画素データを有するマクロブロッ
    クごとに変換符号化および可変長符号化を含む所定の符
    号化処理を行い、所定数のマクロブロックの前記符号化
    データにより所定のデータ長の符号化部分データを生成
    して得られた符号化データを復号化する装置であって、 前記複数の復号化手段の各々は、 前記符号化部分データより前記可変長符号化されたデー
    タ部分を抽出するデータ抽出手段と、 前記抽出されたデータを可変長復号化する可変長復号化
    手段と、 前記可変長復号化されたデータを逆量子化する逆量子化
    手段と、 前記逆量子化されたデータを前記符号化処理時の変換符
    号化の逆変換処理する逆変換手段とを有する請求項8に
    記載の復号化装置。
  10. 【請求項10】前記複数の復号化手段各々の前記逆変換
    手段は、離散コサイン変換(DCT)、フーリエ変換、
    アダマール変換、K−L変換のいずれかを含む直交変換
    符号化の逆変換処理を行う請求項39記載の符号化装
    置。
  11. 【請求項11】前記符号化部分データは、前記部分デー
    タに含まれるマクロブロックと同数の、所定のデータ長
    の符号化データブロックを有し、当該複数の符号化デー
    タブロックに、前記複数のマクロブロックに対応する符
    号化データが適宜移動されて収容されているデータであ
    り、 前記複数の復号化手段各々の前記データ抽出手段は、前
    記複数の符号化データブロックのデータを、同一のマク
    ロブロックに対応する符号化データが連続して配置され
    るように移動させて、マクロブロックに対応した前記符
    号化データを抽出する請求項9に記載の復号化装置。
  12. 【請求項12】符号化されたデータの内容に応じて復号
    化処理時間が異なる復号化処理により、所定数の要素デ
    ータが所定のデータ長に符号化された符号化部分データ
    からなる符号化データを復号化する復号化装置であっ
    て、 復号化対象の複数の前記符号化部分データを複数の復号
    化手段に振り分け、 前記複数の復号化手段各々において、前記振り分けられ
    た符号化部分データを復号化し、前記所定数の要素デー
    タを有する部分データを復元し、 前記振り分けた符号化部分データに対する復号化が終了
    した前記復号化手段に対して、さらに次の符号化部分デ
    ータを順次振り分け、 前記複数の復号化手段により順次復元された前記部分デ
    ータの前記複数の要素データを所望の順番に配置し、 前記符号化されたデータを復元する復号化方法。
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