JP2011030217A - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1フレームを複数の部分画像に分割して符号化する際、部分画像間で圧縮歪みの偏りをなくし、分割境界が検知されにくくする。
【解決手段】画像符号化装置は、1フレームの画像を複数の断片画像に分割し、前記複数の断片画像をN組(N:2以上の整数)に分けてN個の部分画像として出力する画像分割部と、前記N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換し、各々の断片画像が混合されたN個の部分画像を出力する画像交換部と、前記画像交換部から出力された前記N個の部分画像を符号化する符号化部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高解像度の画像を複数の部分画像に分割して並列に圧縮符号化する画像符号化装置、及び圧縮符号化した画像を復号化する画像復号化装置に関する。
動画像は連続する複数のフレームから構成されている。放送局用または家庭用の記録機器に搭載されたコーデックは、たとえばフレームごとにまたは複数のフレーム間の差分を利用して、動画像を圧縮符号化する。圧縮符号化に要するコーデックの演算処理量は、1フレームを構成する画素の数(空間的な解像度)及びフレームレート(時間的な解像度)が高くなるにしたがって増大する。
このような動画像を実時間で圧縮符号化するために、1フレームを空間的に分割し、または、複数フレームを時間的に分割して、圧縮符号化処理を並列化する手法がよく知られている。しかしながら、動画像の圧縮符号化処理はフレームの空間的、時間的な相関を利用して効率的にデータ量を削減する技術であるため、並列化のための分割処理は圧縮効率を低下させる可能性がある。よって、従来から分割処理による圧縮効率の低下を最小限にする並列化方法の提案がなされている。これらの提案は、様々な組み合わせがあるものの、基本的な考え方として空間的な処理の分割と、時間的な処理の分割との2つに大別できる(たとえば特許文献1)。
「空間的な処理の分割」では、高解像度の映像信号が空間的に複数の部分画像に分割される。個々の部分画像はコーデックで並列に符号化され、圧縮データが得られる。最後に個々の圧縮データが統合される。このコーデックは、高解像度の画像を処理可能な性能を有している必要はなく、より解像度の低い画像を処理可能な性能を有していればよい。空間的な処理の分割によれば、部分画像に分割した境界において、空間的に隣接する画素間の相関を利用するフレーム内圧縮の効率は低下する。しかしながら従来、動き補償の探索範囲分だけ部分画像が相互にオーバーラップするように高解像度画像を分割することで、フレーム間圧縮の効率を低下させない工夫が見られていた。空間的な処理の分割は、並列化の処理単位を1フレーム内に限定できるため、処理遅延を小さくできる利点がある。
「時間的な処理の分割」では、1フレームの解像度はそのままに、1フレームあるいは複数フレームを1単位として動画像を再生期間で区切る。その結果、継続時間が比較的短いフレーム群が複数得られる。個々のフレーム群は、コーデックで並列に処理され圧縮データが得られる。最後に圧縮データが統合される。時間的な処理の分割は、フレーム内の隣接する画素間の相関を最大限利用することはできるため、フレーム内圧縮の効率を低下させることはない。しかしながら、フレーム群を独立に並列処理できる条件として、フレーム群の間にフレーム間の参照関係が無いことが必須となり、フレーム間圧縮の効率が低下する。例えば非特許文献1のMPEG−2において、GOP(Group Of Picture)単位に並列処理する場合、GOP間で参照関係のないClosed GOPにする必要がある。また、複数のGOPを並列に処理するために大容量のフレームバッファメモリが必要となり、処理遅延が増大するという問題がある。処理遅延の増大は発生符号量を所定量に制御する符号量制御を困難にするため、並列処理のために時間的な分割が利用できる条件は限定される。
それゆえ、従来から高解像度の動画像を分割して圧縮符号化する場合には、空間的に画像を分割して並列処理することが多い。
特開昭59−97272号公報
ISO/IEC 13818-2 Information technology - Generic coding of moving pictures and associated audio information: Video ISO/IEC 14496-10 Information technology - Coding of audio-visual objects - Part10: Advanced video coding
従来知られている方法で入力映像を空間的に分割して並列に圧縮符号化すると、空間的に分割された複数の部分画像はそれぞれ異なる絵柄を含んでいるため、部分画像ごとに圧縮符号化の難易度が異なる。このため、可変長符号を採用する多くの圧縮符号化において同一の圧縮パラメータで圧縮符号化した場合には、分割した部分画像ごとの発生符号量がばらつく。反対に部分画像ごとの発生符号量が均等になるように部分画像ごとの圧縮パラメータを調整すると、部分画像ごとの圧縮歪みがばらつくことになり、視覚的に画面上の分割境界が検知され易くなる。個々の部分画像を独立に並列処理しながら、最終的に全ての部分画像で発生した符号の合計が所定量になるように符号量制御することは非常に困難である。
特に、近年高い圧縮効率で注目されているMPEG−4 AVC/H.264方式(たとえば非特許文献2)において空間的な処理の分割を行うと、上述の問題はより顕著となる。MPEG−4 AVC/H.264方式は、1フレーム内で隣接する画素を参照することで大幅な圧縮効率の改善を達成している。しかしながら、部分画像と部分画像との境界においては、空間的に隣接していても異なる部分画像に属する画素間の相関は利用することができない。それゆえ、空間的な画像分割をMPEG−4 AVC/H.264方式に適用すると、旧来の圧縮方式以上に大幅なフレーム内圧縮効率の低下が避けられない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、1フレームを複数の部分画像に分割して符号化する際、部分画像間で圧縮歪みの偏りをなくし、分割境界が検知されにくくすることにある。
本発明による画像符号化装置は、1フレームの画像を複数の断片画像に分割し、前記複数の断片画像をN組(N:2以上の整数)に分けてN個の部分画像として出力する画像分割部と、前記N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換し、各々の断片画像が混合されたN個の部分画像を出力する画像交換部と、前記画像交換部から出力された前記N個の部分画像を符号化する符号化部とを備えている。
前記N個の部分画像の各々は、前記1フレームの画像を複数の領域に分割したときの各々に対応してもよい。
前記画像分割部は、前記1フレームの画像を前記N個の部分画像に分割する第1の画像分割部と、前記第1の画像分割部によって分割された前記N個の部分画像の各々をさらに分割して出力する第2の画像分割部とを備えていてもよい。
前記第2の画像分割部は、前記N個の部分画像の各々を、Nの整数倍の断片画像に分割してもよい。
前記画像分割部は、前記符号化部において予め定められているスライスの形状と同じ形状の断片画像を生成してもよい。
前記画像分割部は、形状が同じ複数の断片画像から構成される部分画像を生成してもよい。
前記画像分割部は、形状が異なる複数の断片画像から断片画像から構成される部分画像を生成してもよい。
前記スライスは、複数のマクロブロックから構成されており、前記画像分割部は、任意のマクロブロックに関して、隣接するマクロブロックが複数含まれるよう、前記断片画像を生成してもよい。
前記画像分割部は、前記符号化部において処理可能なサイズになるよう、前記N個の部分画像の各々のサイズを決定してもよい。
前記1フレームの画像のサイズが、前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍でないときにおいて、前記画像符号化装置は、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整する画像拡張部をさらに備えていてもよい。
前記画像拡張部は、前記1フレームの画像に複数の画素を追加することによって、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整し、追加される前記複数の画素の各画素値は、前記1フレームの画像を構成する画素の画素値が取り得ない値を有していてもよい。
前記画像拡張部は、追加される前記複数の画素が前記N個の部分画像の各々に均等に含まれるよう、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整してもよい。
本発明による画像符号化装置は、符号化されたN個の部分画像の各々を復号化する復号化部と、復号化された前記N個の部分画像の各々を、所定の形状を有する複数の断片画像に分割する画像分割部と、予め定められた規則に基づいて、前記N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換し、各々の断片画像が交換されたN個の部分画像を出力する復号画像交換部と、前記復号画像交換部から出力された前記N個の部分画像を1つの画像に統合し、復号化された画像を出力する復号統合部とを備えている。
前記符号化されたN個の部分画像のデータには、管理情報として、1フレームの画像から分割された部分画像の数の情報、各部分画像から分割された断片画像の形状の情報、断片画像の数の情報、符号化時における各断片画像の交換方法に関する規則の少なくとも1つが含まれており、前記画像符号化装置は、符号化されたN個の部分画像のデータとともに送信された前記管理情報を取得する符号化情報取得部をさらに備え、前記符号化情報取得部によって取得された前記管理情報に基づいて、前記画像分割部、前記復号画像交換部および前記復号統合部の少なくとも1つが動作してもよい。
本発明によれば、N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換するため、空間的に分割された部分画像間の絵柄の偏りを改善して部分画像間で圧縮の難易度を平準化することが可能となる。さらにフレーム内の隣接画素の相関を高度に利用する圧縮方式であっても、スライス境界では隣接画素を参照しないため、スライス境界と断片画像の分割境界を一致させることで空間的な画像分割による圧縮効率の低下を防止できる。
実施形態1における画像符号化装置10の構成を示すブロック図である。 第1の画像分割部100の処理を模式的に示す図である。 第2の画像分割部101a〜101dの処理を模式的に示す図である。 画像交換部102における断片画像の交換方法を模式的に示す図である。 画像交換部102の混合ルールの一例を示す図である。 画像符号化装置10の動作の手順を示すフローチャートである。 実施形態2における第2の画像分割部101a〜101dの部分画像の分割方法を示す図である。 実施形態2による入力画像の分割状態を示す図である。 実施形態2による画像交換部102によって断片画像が混合された部分画像群900を示す図である。 入力された画像を、第1の画像分割部100が2行4列の8つの部分画像に分割したときの例を示す図である。 実施形態3による画像符号化装置20の構成を示す図である。 画像符号化装置20の動作の手順を示すフローチャートである。 画像拡張部900の機能を説明する模式図である。 (a)は、入力された画像の周囲に無効画素が付加された、拡張された入力画像1300を示す図であり、(b)は、入力された画像に、無効画素がL字型および十字型に付加された、拡張された入力画像1302を示す図である。 実施形態4による画像復号化装置30の構成を示すブロック図である。 復号画像分割部1402a〜1402dの処理を模式的に示す図である。 復号画像交換部1403の処理を模式的に示す図である。 復号統合部1404における部分画像群1800の統合方法を示す図である。 画像復号化装置30の動作の手順を示すフローチャートである。 実施形態5による画像復号化装置40の構成を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による画像符号化装置および画像復号化装置の実施形態を説明する。
以下の実施形態では、画像符号化装置および画像復号化装置は、それぞれ放送局に設けられた記録機器および再生機器であるとして説明する。ただし、これは実施形態としての一例である。画像復号化装置のみが家庭用の再生機器であってもよいし、さらに画像符号化装置が家庭用の記録機器であってもよい。
(実施形態1)
(1−1.画像符号化装置の構成)
図1は、本実施形態における画像符号化装置10の構成を示すブロック図である。画像符号化装置10は、第1の画像分割部100と、第2の画像分割部101a〜101dと、画像交換部102と、符号化部103a〜103dとを含む。
第1の画像分割部100は、画像データを受け取る。第1の画像分割部100は、受け取った画像データを、適切なサイズの画像になるよう画像データに空間的に分割する。分割された画像(以下「部分画像」という。)のデータは後の処理を経て、符号化部103a〜103dにおいて並列して符号化される。
図2は、第1の画像分割部100の処理を模式的に示す。第1の画像分割部100は入力画像300の画像データを受け取って空間的な分割処理を行う。分割処理の結果、4つの部分画像群301が得られる。本実施形態においては、第1画像分割部100は、入力画像を、互いに等しいサイズの4つの矩形の部分画像に分割する。図示されるように、本明細書においては、便宜上、各部分画像に左上から順に0、1、2、3と番号をつけて区別するものとする。
本実施形態においては、入力画像は、たとえば水平8192画素×垂直4320画素の、いわゆる「8K4K」と呼ばれるサイズの画像であるとする。そして、各部分画像0〜3は、水平2048画素×垂直1080画素のサイズの画像であるとする。
なお、上述の入力画像サイズおよび分割後の画像サイズは一例である。他の例として、第1の画像分割部100は、水平7680画素×垂直4320画素の画像のデータを受け取り、水平1920画素×垂直1080画素の部分画像に分割してもよい。
また、本実施形態では、第1の画像分割部100は、等しいサイズの矩形領域に4分割しているが、分割の形状および分割数に関してはこれに限定されるものではない。たとえば分割数は少なくとも2であればよい。
以下では第1の画像分割部100の処理を、便宜的に「第1の分割処理」という。
図1に示す第2の画像分割部101a〜101dは、第1の画像分割部100が分割した部分画像群301の部分画像0〜3をそれぞれ受け取り、各部分画像を、さらに空間的に分割する。本実施形態においては、第2の画像分割部の数は、第1の画像分割部100によって生成された部分画像の数に等しいとする。第2の画像分割部101a〜101dは、部分画像の分割処理を並列的に行う。分割画像をさらに分割することによって得られた画像を、本明細書では以下「断片画像」と呼ぶ。
図3は、第2の画像分割部101a〜101dの処理を模式的に示す。
第2の画像分割部101a〜101dは、部分画像0〜3をそれぞれ受け取って空間的な分割処理を行う。具体的には、第2の画像分割部101a〜101dは、部分画像0〜3を、さらに小さい断片画像群401に再分割する。断片画像群401を構成する断片画像の数は、第1の画像分割部100によって生成された部分画像の数である4の倍数である。
本実施形態において、第2の画像分割部101a〜101dは、各部分画像を短冊状の4つの断片画像に分割している。第2の画像分割部101a〜101dの分割処理によって得られた断片画像群401を構成する各断片画像は、各部分画像0〜3の番号の後にハイフン0、1、2、3と番号をつけて区別するものとする。
各部分画像0〜3が水平2048画素×垂直1080画素のサイズの画像とすると、断片画像のサイズは、水平2048画素×垂直256画素のサイズの画像であるとする。
なお、本実施形態では、第2の画像分割部101a〜101dは部分画像を短冊状に4分割しているが、分割の形状および分割数に関してはこれに限定されるものではない。また、第2の画像分割部101の分割数は、第1の画像分割部100で分割した部分画像の数の整数倍でなくてもよい。後に詳述するように、断片画像を交換して混合することが可能な程度の数の断片画像が存在すれば平準化の効果は得られる。
なお、本実施形態では、部分画像を並列して処理するために、部分画像の数だけ第2の画像分割部101を有するとしている。ただしこれは一例である。第2の画像分割部101は少なくとも1つあればよく、分割処理を時分割で行ってもよい。
以下では第2の画像分割部101a〜101dの処理を、便宜的に「第2の分割処理」という。
さらに、本実施形態においては、第1の画像分割部100および4つの第2の画像分割部をそれぞれ別に設けている。しかしながら、これらを1つの構成要素において行ってもよい。すなわち、先の例で言えば、1つの入力画像を空間的に分割して、部分画像を生成することなく16の断片画像を生成してもよい。図1には、1つの入力画像を16の断片画像に分割する画像分割部105が示されている。
図1に示す画像交換部102は、部分画像間で、部分画像を構成する断片画像を交換する処理を行う。
図4は、画像交換部102における断片画像の交換方法を模式的に示している。第1の画像分割部100および第2の画像分割部101a〜101dによって生成された断片画像群500には、部分画像ごとに4つの断片画像が含まれている。断片画像の合計は16個である。
画像交換部102は、部分画像間で断片画像を交換して、混合された断片画像群501を生成し、さらに断片画像を4つずつまとめて部分画像0’、1’、2’、3’を生成する。本実施形態においては、第2の画像分割部101a〜101dは第1の画像分割部100で分割した部分画像の数の倍数となるように断片画像に分割しているため、各部分画像0’、1’、2’、3’に全ての部分画像の断片画像が均等に含まれるように交換することができる。
一例として、図4によれば、断片画像が混合された部分画像0’は0−0、1−1、2−2、3−3から構成される。同様に断片画像が混合された部分画像1’、2’、3’にも、全ての部分画像0〜3の断片画像が含まれている。
図5は画像交換部102の混合ルールの一例を示す。本実施形態においては、画像混合ルールは以下の式で定義される。
混合された断片画像[x]−[y] = 断片画像[(x+y)%N]−[y]
ここで、[x]−[y]は、図3から図5における、断片画像を示す番号(0−0、0−1、0−2、0−3、1−0等)である。Nは、第1の画像分割部100の分割数である。Mは第2の画像分割部101a〜101dの分割数である。またxは0からN−1の整数、yは0からM−1の整数である。本実施形態ではN=4、M=4である。式中の%は剰余演算を意味する。
本実施形態では、上式に基づき断片画像を交換する形態について説明したが、画像交換部102は、全ての部分画像の断片画像を可能な限り均等になるように混合できればよく、本実施形態で開示した混合ルールでなくても同等の効果を得ることができる。本明細書においては、断片画像が混合された部分画像中に、各部分画像の少なくとも1つの断片画像が含まれているときは、断片画像が均等に混合されているという。
ただし、厳密に均等に混合されていなくてもよい。たとえば、部分画像を構成する少なくとも1つの断片画像が、他の部分画像を構成する断片画像と交換されていればよい。このような場合であっても、混合しない場合と比較すると本願発明の効果を得ることが可能だからである。
符号化部103a〜103dはそれぞれ、画像交換部102が出力する断片画像の交換後の部分画像を符号化する。符号化は、たとえばMPEG−4 AVC/H.264規格に基づいて行われる。本実施形態では、符号化部103a〜103dは、第1の画像分割部100で生成した部分画像の数だけ設けられており、部分画像を並列に符号化する。符号化部103a〜103dは、符号化された画像データを出力する。各画像データは、別個のデータとして出力されてもよいし、あるいは、4つのデータを1組として出力されてもよい。いずれの場合も、データの配置順序に一定の規則を設けておいてもよい。たとえば符号化部103aが生成した画像データを先頭として、順次、符号化部103bが生成した画像データ、符号化部103cが生成した画像データ、符号化部103dが生成した画像データが出力されてもよい。
また、出力される各符号化画像データには、その符号化画像データが、符号化部103a〜103dのうちのどの符号化部によって処理されたかを示す情報が付加されてもよい。この情報は後述する復号化処理の際に参照される。この情報は、たとえば符号化データ中のメタデータとして、UMID情報に埋め込まれてもよい。UMID情報は各符号化データに一意に付加される識別情報である。
なお、本実施形態では、部分画像を並列して符号化処理するために、部分画像の数だけ符号化部103a〜103dを有する形態を説明する。このような構成は、現時点ではコストの面で有利であると考えられる。その理由は、上述の8K4Kサイズの画像を分割することなくそのまま符号化可能な回路の開発は進められているものの、そのような回路はまだ高価であり、その一方、分割されたサイズの画像を符号化可能な回路は容易かつ比較的安価に入手可能だからである。しかしながらこの構成は一例である。符号化部は少なくとも1つ設けられていればよい。符号化処理を時分割で並列的に行ってもよい。
(1−2.画像符号化装置10の動作)
以下、図6を参照しながら、本実施形態における画像符号化装置10の動作を説明する。
図6は、画像符号化装置10の動作の手順を示すフローチャートである。
画像符号化装置10に1フレームの画像データが入力される(ステップ201)。第1の画像分割部100は、入力された画像データを、適切な画像サイズの画像データに空間的に分割する(ステップ202)。この結果、複数の部分画像が得られる。
第2の画像分割部101a〜101dは、第1の画像分割部100によって生成された複数の部分画像の各々を、さらに空間的に分割する(ステップ203)。この結果、各部分画像から、複数の断片画像が得られる。
画像交換部102は、各部分画像間で、各部分画像を構成する断片画像を交換する(ステップ204)。
符号化部103a〜103dは、画像交換部102が出力する、断片画像が混合された部分画像0’、1’、2’、3’をそれぞれ受け取り、たとえばMPEG−4 AVC/H.264に基づいて符号化する(ステップ205)。なお、符号化方式は、MPEG−2方式等であってもよい。画像符号化装置10は、符号化部103a〜103dでそれぞれ符号化された圧縮画像データを出力する(ステップ206)。
このように、符号化部103a〜103dは、第1の画像分割部100で分割した部分画像を直接符号化するのではなく、部分画像を第2の画像分割部101a〜101dで断片画像にさらに分割し、画像交換部102で断片画像を交換して作成した部分画像に対して、符号化を行う。これにより、空間的に分割された部分画像間の絵柄の偏りを改善し、断片画像が混合された部分画像間で圧縮の難易度を平準化することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1による第2の画像分割部101a〜101dは、短冊状の断片画像を生成するとした。
本実施形態による第2の画像分割部101a〜101dは、短冊状ではない形状の断片画像を生成する。以下、主として第2の画像分割部101a〜101dおよびその断片画像の形状を説明する。
なお、本実施形態による画像符号化装置の構成は、実施形態1による画像符号化装置10の構成と同一である。よって本実施形態による画像符号化装置は、図1に記載された「画像符号化装置10」であるとして説明する。
以下では、実施形態1と異なる実施形態2の構成および動作を説明する。特に説明がない構成要素およびその動作は、実施形態1と同じである。
図7は、本実施形態における第2の画像分割部101a〜101dの部分画像の分割方法を示す。第2の画像分割部101a〜101dは、図2に示すように矩形に分割された各部分画像を、図7に示すような形状の10の断片画像に分割する。断片画像の分割数10は、符号化部103a〜103dのスライス分割数が10であることに由来する。なお、スライスの分割数および形状は、符号化部103a〜103dにおいて予め定められている。いずれも、符号化部103a〜103dの仕様に合わせて第2の画像分割部101a〜101dが部分画像を断片画像に分割する例である。
符号化部103a〜103dを複数用いて並列的に符号化する場合、第2の画像分割部101a〜101dは符号化部103a〜103dのスライスの分割境界に合わせて、部分画像を断片画像に分割する。このように分割する利点は、MPEG−4 AVC/H.264方式のように隣接画素(または隣接マクロブロック)間の相関を利用する符号化においても、圧縮効率が低下しないことにある。MPEG−4 AVC/H.264方式では、スライス間では隣接画素を参照しない。したがって、スライスの分割境界に合わせて断片画像を分割すると、圧縮効率に影響は与えないことになる。なお本実施形態では、第2の画像分割部101a〜101dは、スライスを構成する任意のマクロブロックに関して、隣接するマクロブロックが複数含まれるよう断片画像を生成する。これにより、隣接するマクロブロックを利用して符号化が行われる。ここでいう「隣接」とは、水平方向に関する隣接のみならず、垂直方向に関する隣接も含む。
図8は、第1の画像分割部100で入力画像を等しいサイズの矩形の4つの部分画像に分割し、第2の画像分割部101a〜101dは符号化部103a〜103dのスライス分割境界に合わせて10個の断片画像に再分割した場合の分割状態を示している。
第2の画像分割部101a〜101dによって分割された断片画像は全て同じ形状ではない。よって、画像交換部102によって部分画像間で交換される断片画像には形状に関して制限が課される。本実施形態による画像交換部102は、形状が同じ断片画像同士を各部分画像間で交換し、断片画像が混合された部分画像を生成する。
図9は、本実施形態による画像交換部102によって断片画像が混合された部分画像群900を示す。
本実施形態においては、画像混合ルールは以下の式で定義される。
混合された断片画像[x]−[y] = 断片画像[(x+y)%N]−[y]
ここで、[x]−[y]は、図8及び図9における、断片画像を示す番号(0−0、0−1、0−2、0−3、1−0等)である。Nは、第1の画像分割部100の分割数である。Mは第2の画像分割部101a〜101dの分割数である。またxは0からN−1の整数、yは0からM−1の整数である。本実施形態2ではN=4、M=10である。式中の%は剰余演算を意味する。
本実施形態では、第2の画像分割部101a〜101dによる断片画像の分割数(10)は、第1の画像分割部100による部分画像の分割数(4)の倍数になっていないため、完全に均等に断片画像を混合することができない。しかしながら、部分画像間で断片画像を交換して混合することによる平準化の効果は十分に期待できる。
なお、上述した画像交換部102の交換ルールは一例である。他の混合ルールを採用してもよい。部分画像を構成する少なくとも1つの断片画像が、同じ形状の他の部分画像を構成する断片画像と交換されていればよい。この場合であっても混合しない場合と比較すると本願発明の効果を得ることが可能である。
なお、本実施形態では符号化部103a〜103dのスライス分割数が10である例について説明したが、スライス分割数は10でなくてもよい。また、第1の画像分割部100による部分画像への分割数は4に限定されるものではない。
以下、部分画像への分割数に関する変形例を説明する。
たとえば図10は、入力された画像を、第1の画像分割部100が2行4列の8つの部分画像に分割したときの例を示す。また図10には、各部分画像が第2の画像分割部によって分割されて得られた10個の断片画像も示されている。この変形例においては、第2の画像分割部は8つ設けられていればよい。ただし、4つの第2の画像分割部101a〜101dが時分割でそれぞれ2つの部分画像を処理してもよい。または、第2の画像分割部を1つ設け、時分割で8つの部分画像を並列的に処理してもよい。なお、この変形例における各部分画像を構成する断片画像の形状は、図7に示す通りである。
図10に示すように断片画像が生成された後、画像交換部102は各部分画像間で同じ形状を有する断片画像同士を交換する。その結果、図9に示される例よりも、絵柄の偏りがなくなる。そのような部分画像を、符号化部において符号化することにより、断片画像が混合された部分画像間で圧縮の難易度を平準化することが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態においては、実施形態1または実施形態2の画像符号化装置10の構成に、画像拡張部が追加された画像符号化装置を説明する。
図11は、本実施形態による画像符号化装置20の構成を示す。図11に示される画像符号化装置20の構成要素のうち、実施形態1の画像符号化装置10の構成要素と同一の機能を有するものには同一の参照符号を付与し、説明を省略する。
画像拡張部900は、入力された画像データの画像のサイズを拡張する機能を有している。画像サイズを拡張する目的は、符号化部103a〜103dで処理可能なサイズの部分画像を得ることができるよう、入力された画像データの画像のサイズを調整することにある。入力画像のサイズが符号化部103a〜103dで処理可能な画像サイズの整数倍でない場合には、そのままでは符号化部103a〜103dで符号化することが可能なサイズの部分画像を得ることができない。そのため、本実施形態においては、第1の画像分割部100の前段に画像拡張部900を設け、入力された画像データの画像のサイズを調整することとした。
以下、図12および図13を参照しながら、本実施形態による画像符号化装置20の動作を説明する。図12は、画像符号化装置20の動作の手順を示すフローチャートである。また図13は、画像拡張部900の機能を説明する模式図である。本実施形態において、実施形態1の画像符号化装置の動作と異なる点は、画像拡張処理(ステップ1101)が存在する点であり、他の処理については、実施形態1と同一であり、説明を省略する。
まず画像拡張部900は、入力画像1200のサイズが、符号化部103a〜103dで処理可能な画像サイズの整数倍であるか否かを判定する。整数倍であるときは、画像拡張部900はそれ以上の処理を行わず、受け取った入力画像のデータを第1の画像分割部100に送る。一方、整数倍でないと判定したときは、画像拡張部900は、入力画像1200のサイズが符号化部103a〜103dで処理できる画像サイズの整数倍になるまで無効画素を挿入して画像サイズを拡張する。「無効画素」とは、たとえば全ての色成分の画素値がヌル(たとえば0)とされているパディング用の画素であるとする。なお、無効画素の画素値は、入力画像を構成する画素の画素値が取り得ない値であればよい。
たとえば図13において、入力画像1200のサイズが水平7680画素×垂直4064画素であったとする。一方、符号化部103a〜103dが処理可能な画像サイズは水平2048画素×垂直1080画素のサイズであるとする。
このとき画像拡張部900は、入力画像1200のサイズが、符号化部103a〜103dで処理可能な画像サイズの整数倍ではないと判定する。そして画像拡張部900は、図13に示すように、無効画素1201が挿入されて拡張された入力画像1203を生成する。無効画素1201は入力画像1200にL字型に付加されて、入力画像を水平方向に512画素、垂直方向に256画素拡大する。
拡張された入力画像1203を画像拡張部900が第1の画像分割部100に送ると、第1の画像分割部100は無効画素1201を含む画像を、複数の部分画像に分割する。その結果出力された部分画像群1202は、既存の符号化部103a〜103dを複数個(上述の例では4個)並列に使用して符号化処理が可能になる。なお、挿入する無効画素の画素値はどのような値であってもよい。
ただし、後述の画像復号化処理に関連して、復号化された画像が、無効画素を付加された画像であるか否か、および、無効画素が付加されている場合にはその画素数の情報が必要となる。そのため、画像拡張部900は、画像拡張部900から出力された画像が無効画素を含むか否かを示す情報および付加されている画素数の情報を生成することができる。たとえば、動画を構成する一連の画像に共通して無効画素が付加されたときは、画像拡張部900はその符号化データに付随する管理情報に上述の情報を記述してもよい。または、符号化データ中の管理情報(メタデータ)として、UMID情報に埋め込まれてもよい。UMID情報は各符号化データに一意に付加される識別情報である。
なお、無効画素は、L字型で付加される必要はない。分割後の部分画像に無効画素が均等に含まれるように付加できれば、その方法は任意である。たとえば、図14(a)は、入力された画像の周囲に無効画素が付加された、拡張された入力画像1300を示す。水平方向および垂直方向に付加すべき画素数がそれぞれ2分され、そのそれぞれが、入力された画像の周囲に付加される。図14(a)の例では、第1の画像分割部100は、拡張された入力画像1300を4等分して部分画像群1301を生成している。
また図14(b)は、入力された画像に、無効画素がL字型および十字型に付加された、拡張された入力画像1302を示す。水平方向および垂直方向に付加すべき画素数がそれぞれ2分され、入力された画像の水平方向の中央部分および右端部分に付加されるとともに、入力された画像の垂直方向の中央部分および下端部分に付加される。図14(b)の例では、第1の画像分割部100は、拡張された入力画像1302を4等分して部分画像群1303を生成している。
このように無効画素を付加することにより、部分画像群1301または部分画像群1303において、部分画像間で無効画素の挿入面積を同一とし、絵柄の複雑度を平準化することができる。
(実施形態4)
(4−1.画像復号化装置の構成)
実施形態1から3は、画像データを符号化する画像符号化装置を説明した。
本実施形態および実施形態5は、符号化された画像データを復号化する画像復号化装置を説明する。より具体的には、本実施形態では主として実施形態1にかかる画像符号化装置によって符号化された画像を復号化する装置を説明する。
図15は、本実施形態による画像復号化装置30の構成を示すブロック図である。画像復号化装置30は、復号化部1401a〜1401dと、復号画像分割部1402a〜1402dと、復号画像交換部1403と、復号統合部1404とを含む。
復号化部1401a〜1401dは、符号化された部分画像を受け取って復号化する。本実施形態では、復号化部1401a〜1401dは、符号化された部分画像のデータを並列的に復号化する。復号化部1401a〜1401dがどのような規則で各符号化データを受け取るかについては、たとえば符号化された画像データが、実施形態1にかかる符号化部103a、103b、103cおよび103dから出力された順に記録媒体に記録されているときに、その順序で読み出され、順次復号化部1401a、1401b、1401cおよび1401dに送られてもよい。
なお、本実施形態では、部分画像を並列して復号化処理するために、部分画像の数だけ復号化部1401a〜1401dを有する形態について説明する。この構成は現時点ではコストの面で有利であると考えられる。その理由は、実施形態1において、部分画像の数だけ符号化部103a〜103dを設けたことによる利点と同じである。しかしながらこの構成は一例である。復号化部は少なくとも1つあればよく、復号化処理を時分割で行ってもよい。
復号画像分割部1402a〜1402dは、符号化前に、第2の画像分割部101a〜101dで採用された分割方法に合わせて、復号化部1401a〜1401dが出力する画像データの画像を空間的に分割して、複数の断片画像を生成する。
たとえば本発明が1つの録画再生機器として実施される場合、その録画再生機器は、符号化時には上述の実施形態にかかる画像符号化装置として動作し、復号化時には本実施形態または後述の実施形態5にかかる画像復号化装置として動作する。そのような録画再生機器は、符号化時にどのような分割方法を採用したかを、たとえば内部に保持されている分割方法を示す情報に基づいて、または、予め設定された分割方法に基づいて、復号化時に容易に知ることができる。なお、分割方法を示す情報を画像符号化装置が符号化画像データに付随させることにより、画像復号化装置がその情報を参照して分割方法を特定してもよい。後者の方法であれば、画像符号化装置と画像復号化装置とが別体である場合にも有効である。
本実施形態では、符号化時の分割方法はあらかじめ決められており、復号画像分割部1402a〜1402dは、その分割方法に基づき、分割処理を行うとする。
図16は、復号画像分割部1402a〜1402dの処理を模式的に示す。
復号画像分割部1402a〜1402dは、復号化部1401a〜1401dが出力する復号化された部分画像群1600を受け取る。復号画像分割部1402a〜1402dは、あらかじめ決められた分割方法で断片画像1601に分割する。分割の結果、部分画像群1600の各々は、短冊状の4つの断片画像1601に分割する。この分割方法は、実施形態1における分割方法と同じであり、各断片画像の形状およびサイズは、実施形態1における断片画像のそれらと同じである。
復号画像分割部1402a〜1402によって生成された断片画像群1601は、たとえば図4に示されるように、画像交換部102が生成した、混合された断片画像群501と同じ配置になっていることに留意されたい。
なお、本実施形態では、復号画像分割部1402a〜1402dは実施形態1にかかる分割方法と同じ方法で断片画像を生成するとした。しかしながら、分割の形状および分割数に関しては、符号化時に第2の画像分割部101a〜101dで分割した分割方法に合わせればよい。よって、断片画像は短冊状の形状に限定されるものではない。例えば、図7に示すような、実施形態2で採用された分割方法も採用され得る。第2の画像分割部101a〜101dが単純な水平分割ではないスライス分割に合わせて部分画像から断片画像を生成する場合、復号画像分割部1402a〜1402dはこの分割方法と同一の分割方法で、分割画像を断片画像に分割することとなる。
復号画像分割部1402a〜1402dは、復号化部1401a〜1401dが出力する部分画像を並列して分割処理し、断片画像を出力する。なお、本実施形態では、部分画像を並列して分割処理するために、部分画像の数だけ復号画像分割部1402a〜1402dを有する形態について説明するが、復号画像分割部1402a〜1402dは少なくとも1つあればよく、分割処理を時分割で行ってもよい。たとえば図15には、復号画像分割部1402a〜1402dを1つの構成とした画像分割部1402が示されている。
再び図15を参照する。
復号画像交換部1403は、符号化時に、画像交換部102で行った画像交換方法に合わせて、部分画像間で、部分画像を構成する断片画像を交換する処理を行う。本実施形態では、復号画像交換部1403は、符号化時の画像交換をあらかじめ記憶しており、それに基づき、交換処理を行う。
図17は、復号画像交換部1403の処理を模式的に示す。
復号画像交換部1403は、符号化時に画像交換部102で行った画像交換方法に基づいて、部分画像間で、部分画像を構成する断片画像を交換する。たとえば実施形態1に関連して、混合された断片画像[x]−[y] = 断片画像[(x+y)%N]−[y]という画像混合ルールを説明した。復号画像交換部1403は、この演算式の右辺から左辺の演算を行って、断片画像を交換する。
本実施形態では、部分画像は、画像交換部102によって混合された断片画像群1700で構成される。断片画像群1601は、画像交換部102によって生成された、部分画像0’、1’、2’、3’である。復号画像交換部1403は、画像交換部102が行った交換処理と逆の交換処理を行い、交換後の断片画像群1701を生成する。この断片画像群1701は、部分画像0,1,2,3として出力される。なお、部分画像0,1,2,3は、実施形態1における第2の画像分割部101a〜101dが生成した部分画像0,1,2,3と同じである。
復号統合部1404は、復号画像交換部1403が出力する部分画像を統合して、1つの復号化画像データにまとめて出力する。
図18は、復号統合部1404における部分画像群1800の統合方法を示している。復号統合部1404は、復号画像交換部1403から出力された部分画像0,1,2,3を受け取り、所定の配列方法でそれらを配置させる。たとえば、部分画像0の右に部分画像1を配置し、部分画像0の下に部分画像2を配置し、部分画像2の右に部分画像3を配置する。
復号統合部1404は、部分画像群1800から1つの画像1801を構築して出力する。これにより、各部分画像は、配置された位置に対応する位置関係で出力画像1801として統合される。
上述の処理は、実施形態1における第1の画像分割部100が部分画像群を生成して部分画像0,1,2,3として出力した処理と逆の処理である。
なお、本実施形態では、復号統合部1404は等しいサイズの4つの矩形領域を1つの画像に統合する例を説明したが、分割の形状および分割数に関しては、符号化時の分割方法と同一であればよく、図18に示す例に限定されるものではない。
(4−2.画像復号化装置の動作)
以下、図19を参照しながら、本実施形態における画像復号化装置30の動作を説明する。
図19は、画像復号化装置30の動作の手順を示すフローチャートである。
本実施形態において、画像復号化装置30に入力される符号化画像データは、実施形態1において画像符号化装置によって生成された符号化画像データであるとする。
画像復号化装置30に符号化画像データが入力される(ステップ1501)。
復号化部1401a〜1401dは、入力された符号化画像データを符号化時の符号化方式に基づき、復号化する(ステップ1502)。たとえば復号化部1401a〜1401dは、MPEG−4 AVC/H.264方式に基づき、画像を復号化する。なお、復号化時の方式は、MPEG−4 AVC/H.264方式に限られず、符号化時の方式と同一であればよい。
復号画像分割部1402a〜1402dは、復号化部1401a〜1401dが出力する部分画像を、第2の画像分割部101a〜101dで分割した分割方法に合わせて、空間的に分割する(ステップ1503)。
復号画像交換部1403は、各部分画像間で、各部分画像を構成する断片画像を交換する(ステップ1504)。
復号統合部1404は、復号画像交換部1403が出力する部分画像を、1つの復号化画像データにまとめる(ステップ1505)。画像復号化装置30は、復号統合部1404でまとめた復号化画像データを出力する(ステップ1506)。
このように、復号化部1401a〜1401dは、符号化時に空間的に分割された部分画像間の絵柄の偏りを改善し、部分画像間で圧縮の難易度を平準化した符号化データを復号化することで、復号化時の処理を平準化することができる。さらに、符号化時の画像交換に対応した画像交換を行うことによって、符号化前の画像データを正しく復号化することができる。
なお、図10に示される分割方法によって分割され、断片画像が交換され、符号化された場合であっても、画像復号化装置30は上述の処理にしたがって処理を行うことにより、復号化される前の入力画像を構築して出力することができる。
(実施形態5)
実施形態5においては、実施形態4の画像復号化装置30の構成に、符号化情報取得部が追加された画像復号化装置を説明する。
図20は、本実施形態による画像復号化装置40の構成を示す。図20に示される画像復号化装置40の構成要素のうち、実施形態4の画像復号化装置30の構成要素と同一の機能を有するものには同一の参照符号を付与し、説明を省略する。
図20において、符号化情報取得部1900は、入力された符号化画像データから、符号化時の分割方法及び交換方法の情報を取得する。たとえば実施形態1〜3にかかる各画像符号化装置は、符号化時に第1の画像分割部100、第2の画像分割部101a〜101d及び画像交換部102における分割方法及び交換方法を、符号化データ中に格納していたとする。たとえば、実施形態5においては分割方法及び交換方法は符号化データ中のメタデータとして、UMID情報に埋め込まれているとする。
符号化情報取得部1900は、符号化データ中の分割方法及び交換方法の情報をメタデータのUMIDから取得する。そして、符号化情報取得部1900は、復号画像分割部1202に分割方法の情報を出力し、復号画像交換部1203に交換方法の情報を出力し、復号統合部1404に分割方法の情報を出力する。
なお、実施形態5では、分割方法及び交換方法は符号化データ中のメタデータとして、UMID情報に埋め込まれているとしたが、分割方法及び交換方法の情報を埋め込む場所は符号化データ中のUMIDに限定するものではない。符号化データに付随する管理情報に格納されてもよい。
以下、本実施形態による画像復号化装置40の動作のうち、実施形態4による画像復号化装置30と相違する点を説明する。
実施形態4では、復号画像分割部1402a〜1402dは、符号化時の分割方法をあらかじめ記憶しているとした。本実施形態では、復号画像分割部1402a〜1402dは、符号化情報取得部1900より入力された符号化時の分割情報に基づき、分割処理を行う。
さらに、実施形態4では、復号画像交換部1403は、符号化時の交換方法をあらかじめ記憶しているとした。本実施形態では、復号画像交換部1403は、符号化情報取得部1900より入力された符号化時の交換情報に基づき、交換処理を行う。
また実施形態4では、復号統合部1404は、符号化時の分割方法をあらかじめ記憶しているとした。本実施形態では、復号統合部1404は、符号化情報取得部1900より入力された符号化時の分割情報に基づき、統合処理を行う。
このように、画像符号化装置と画像復号化装置間で、符号化時の分割方法及び交換方法に関する情報を符号化データの一部としてやりとりすることによって、分割方法及び交換方法の変更に柔軟に対応することができ、自動的に正しく分割前の画像に復号化、統合化することが可能になる。
上述の各実施形態およびその変形例にかかる装置の処理は、コンピュータである1つ以上のプロセッサが、種々の実行コードから構成されたコンピュータプログラムをメモリ上で実行することによって実現されてもよい。そのようなコンピュータプログラムには、たとえば図6、図12および図19に示される各フローチャートに基づく処理手順が規定されている。製品としてCD−ROM等の光ディスク、メモリカード等の半導体メモリなどに代表される記録媒体に記録されて市場に流通され、または、インターネット等の電気通信回線を通じて伝送され得る。なお、プロセッサは、半導体回路にコンピュータプログラムを組み込んだDSP、チップ回路、光ディスクコントローラ等のハードウェアとして実現することも可能である。
本発明の画像符号化装置及び画像復号化装置によって、高解像度の動画像を圧縮符号化する際に、複数個のより解像度の低いコーデックを並列に利用することが可能になり、ビデオカメラを始めとする各種画像記録装置に適用することができ、有用である。
100 第1の画像分割部
101a〜101d 第2の画像分割部
102 画像交換部
103a〜103d 符号化部
104 統合部
900 画像拡張部
1401a〜1401d 復号化部
1402a〜1402d 復号画像分割部
1403 復号画像交換部
1404 復号統合部
1900 符号化情報取得部

Claims (14)

  1. 1フレームの画像を複数の断片画像に分割し、前記複数の断片画像をN組(N:2以上の整数)に分けてN個の部分画像として出力する画像分割部と、
    前記N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換し、各々の断片画像が混合されたN個の部分画像を出力する画像交換部と、
    前記画像交換部から出力された前記N個の部分画像を符号化する符号化部と
    を備えた、画像符号化装置。
  2. 前記N個の部分画像の各々は、前記1フレームの画像を複数の領域に分割したときの各々に対応する、請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記画像分割部は、
    前記1フレームの画像を前記N個の部分画像に分割する第1の画像分割部と、
    前記第1の画像分割部によって分割された前記N個の部分画像の各々をさらに分割して出力する第2の画像分割部と
    を備えている、請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 前記第2の画像分割部は、前記N個の部分画像の各々を、Nの整数倍の断片画像に分割する、請求項2または3に記載の画像符号化装置。
  5. 前記画像分割部は、前記符号化部において予め定められているスライスの形状と同じ形状の断片画像を生成する、請求項1に記載の画像符号化装置。
  6. 前記画像分割部は、形状が同じ複数の断片画像から構成される部分画像を生成する、請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 前記画像分割部は、形状が異なる複数の断片画像から断片画像から構成される部分画像を生成する、請求項5に記載の画像符号化装置。
  8. 前記スライスは、複数のマクロブロックから構成されており、
    前記画像分割部は、任意のマクロブロックに関して、隣接するマクロブロックが複数含まれるよう、前記断片画像を生成する、請求項5に記載の画像符号化装置。
  9. 前記画像分割部は、前記符号化部において処理可能なサイズになるよう、前記N個の部分画像の各々のサイズを決定する、請求項1に記載の画像符号化装置。
  10. 前記1フレームの画像のサイズが、前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍でないときにおいて、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整する画像拡張部をさらに備えた、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像符号化装置。
  11. 前記画像拡張部は、前記1フレームの画像に複数の画素を追加することによって、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整し、
    追加される前記複数の画素の各画素値は、前記1フレームの画像を構成する画素の画素値が取り得ない値を有する、請求項10に記載の画像符号化装置。
  12. 前記画像拡張部は、追加される前記複数の画素が前記N個の部分画像の各々に均等に含まれるよう、前記1フレームの画像のサイズを前記符号化部において処理可能なサイズの整数倍になるよう調整する、請求項11に記載の画像符号化装置。
  13. 符号化されたN個の部分画像の各々を復号化する復号化部と、
    復号化された前記N個の部分画像の各々を、所定の形状を有する複数の断片画像に分割する画像分割部と、
    予め定められた規則に基づいて、前記N個の部分画像間で少なくとも1つの断片画像を交換し、各々の断片画像が交換されたN個の部分画像を出力する復号画像交換部と、
    前記復号画像交換部から出力された前記N個の部分画像を1つの画像に統合し、復号化された画像を出力する復号統合部と
    を備えた、画像符号化装置。
  14. 前記符号化されたN個の部分画像のデータには、管理情報として、1フレームの画像から分割された部分画像の数の情報、各部分画像から分割された断片画像の形状の情報、断片画像の数の情報、符号化時における各断片画像の交換方法に関する規則の少なくとも1つが含まれており、
    符号化されたN個の部分画像のデータとともに送信された前記管理情報を取得する符号化情報取得部をさらに備え、
    前記符号化情報取得部によって取得された前記管理情報に基づいて、前記画像分割部、前記復号画像交換部および前記復号統合部の少なくとも1つが動作する、請求項13に記載の画像復号化装置。
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