JPH11346292A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取方法

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JPH11346292A
JPH11346292A JP10151184A JP15118498A JPH11346292A JP H11346292 A JPH11346292 A JP H11346292A JP 10151184 A JP10151184 A JP 10151184A JP 15118498 A JP15118498 A JP 15118498A JP H11346292 A JPH11346292 A JP H11346292A
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Hiroshi Sato
浩 佐藤
Mitsuru Kurita
充 栗田
Hiroyoshi Maruyama
裕義 丸山
Masashi Minami
昌志 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置における光源の残光特性に依存
して発生する各色の副走査方向の読取位置の重心移動を
低減する。 【解決手段】 光源の光量制御手段としてパルス幅変調
方式を用い、基準となる区間信号Hsyncに対して制
御パルスの位相制御を行なう。特に制御パルスの成長の
させ方を基準となる位置を中心に時間軸方向に左右対称
に成長させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿上の画像を読
み取る画像読取装置及び画像読取方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿上の画像情報を結像光学系を
介して複数のラインセンサー(CCD等の固体撮像素
子)上に結像し、ラインセンサーからの出力信号に基づ
いて、白黒またはカラーの画像情報をディジタル的に読
み取る画像読取装置が種々提案されている。図9は、こ
のような従来のカラー画像読取装置の光学系の要部概略
図である。
【0003】同図において原稿台ガラス100上に読み
取る原稿が載置され、載置された原稿は棒状光源101
により照明される。また、反射笠102は、照明効率を
向上させるためのものである。棒状光源101及び反射
笠102により照明された原稿(不図示)は、ミラー1
03−a,103−b,103−cを介して結像光学系
104に導光され、結像光学系104は原稿の画像情報
を固体撮像素子105上に結像する。
【0004】ミラー103−aが副走査方向Aに走査速
度vで移動し、それに同期してミラー103−b,10
3−cが速度v/2で移動する事により、固体撮像素子
であるラインセンサー105上には、原稿全面の画像が
順次結像され画像情報を読み取ることができるようにな
っている。固体撮像素子105上に結像された画像情報
は、電気信号に変換され、不図示の出力装置に送られて
プリントアウトされたり、記憶装置等に送られて入力画
像情報の記憶が行なわれる。
【0005】この様な画像読取装置の光源としては、従
来からハロゲンランプが用いられてきたが、ハロゲンラ
ンプは高輝度を有する反面、ランプの昇温が大きい事
や、200〜300Wの消費電力を必要とするため、装
置全体に必要となる消費電力を増加させる要因となって
いた。そのため、近年では、この様な問題点を回避する
ため、高輝度な蛍光灯やキセノンランプが開発され、画
像読取装置の光源として用いられつつある。
【0006】蛍光灯やキセノンランプは、棒上の中空管
の中に少量の水銀粒と数TorrのArまたはKr、X
e等を封入した物が多く、管の内壁に各種蛍光体を塗布
し、管の両端に電極を配して管を密閉した構造となって
いる。電極からの放電により水銀や各種ガスから紫外線
が放射され、管の内側に塗られた蛍光体を励気し、蛍光
体の発光特性に応じて可視光が放射される。蛍光体は、
光源として要求される分光エネルギー特性に応じて選択
される。特にカラー画像読取装置に於いては、RGB等
に相当する広い波長範囲の光源が必要となり、特に高輝
度な光源を必要とする場合には、複数色の蛍光体を混合
し、管の内壁に塗布する様な手法が用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像読取装置に於いては以下に述べる欠点があ
った。蛍光灯やキセノンランプは、発光光量を制御する
場合に、ハロゲンランプの様に点灯電圧を制御する方法
ではなく、ランプに流れる電流値を一定に保ちながら、
点灯する時間に相当するパルス幅を制御するパルス幅変
調方式によって発光光量を制御することが一般に行なわ
れている。これは蛍光灯やキセノンランプが一定の電流
値を超えた場合に発光する特性を有するためであり、電
流値を制御することによって発光光量を制御する手法で
は発光光量を制御する範囲が大きくとれないことに起因
している。
【0008】図10(a)は、このようなパルス幅変調
方式によって蛍光灯の発光光量を制御する制御波形を示
す。同図の横軸は時間を示し、縦軸は光源の発光光量を
制御する電流値を示している。横軸のHsyncの区間
は、固体撮像素子の1蓄積時間に相当する時間を示して
おり、固体撮像素子の受光部に入射した光量に応じて電
荷が蓄えられる時間に相当する。
【0009】通常のパルス幅制御を行なう場合には、こ
の蓄積時間であるHsync区間の先頭を示すトリガー
信号の立ち上がり、または立ち下がり位置に同期させ、
制御信号が1蓄積時間に対して1回の割合で同期して出
力されるような構成になっている。この様に、1蓄積時
間のトリガー信号に相当する信号に対して同期をとりな
がら調光制御を行なう事によって、光量を制御するパル
ス幅制御と蓄積時間との間の干渉によって発生するビー
トによる画像信号に対するノイズを除去していた。
【0010】一方、蛍光体を発光源として用いる蛍光灯
やキセノンランプをカラー画像情報を読み取る画像読取
装置に用いる場合、各色の蛍光体を混合して塗布する事
によって、各色の光を同時に照射して可視光全域に渡る
広い波長範囲での発光特性を有する白色光源が用いられ
ることが多い。白色光源を用いる場合に、各色の蛍光体
に固有の残光特性が異なる事に起因する問題が発生す
る。残光特性とは、光源の発光を制御する電流を瞬時に
遮断しても発光が残存してしまうものであり、紫外線に
よって励起された蛍光体が、高いエネルギー順位に留ま
っている時間によって決まり、一般的には指数関数的に
減少する特性である。そして、蛍光体の材料の特性に依
存して、以下の式で表わすことができる。
【0011】T=e(τ−1)
【0012】τは蛍光体の材料によって決まる特性であ
り、白色光源の様にRGBに相当する蛍光体を混合して
用いた場合には、各色によってτが異なる。一般的に蛍
光体として用いられる材料は、材料の各波長域での発光
波長特性や発光効率、寿命と言った観点から決定される
が、下記の様な材料が用いられる事が多い。
【0013】Blue:BaMg2Al1627(中心波
長452nm,T=2μsec) Red:Y23:Eu2+(中心波長611nm,T=
1.1msec) Green:LaPO4:Ce,Tb(中心波長544
nm,T=2.6msec)
【0014】Tは各材料の減衰時間を示しており、それ
ぞれ減衰によって発光光量が1/eに達するまでの時間
である。この様に各色の残光特性が異なり、特にBlu
eの減衰時間が短いことによって、副走査方向の読取位
置の重心が色によって異なるという現象が発生する。こ
の現象を図11を用いて説明する。図中の調光区間は調
光dutyに比例して蛍光灯を駆動するための時間に相
当し、その区間内に電流が高周波でスイッチングされな
がら供給される。調光区間に相当する時間が過ぎると電
流が供給されなくなり、発光光量は減衰する。
【0015】この減衰特性は、次の2つのファクターに
よって決定される。1つは蛍光灯が発する輝線スペクト
ルの減衰特性であり、もう1つは先に述べた蛍光体の減
衰特性である。通常Hsyncに相当する1蓄積時間
は、数100μsecであるのに対して輝線スペクトル
の減衰特性は、1μsec以下であるため、ほとんど影
響しないが、蛍光体の減衰特性は、msecオーダーで
あるために影響が大きい。したがって、発光光量の減衰
特性は、上記2種類の発光光量の総和とそれぞれの発光
の減衰特性によって決定される。
【0016】図中にR,G,B各色の減衰特性によって
発生する残光をモデル的に示した。調光区間略一定の電
流により略一定の光量で点灯された蛍光灯は、調光区間
が終了すると輝線スペクトルに相当する光量が瞬時に減
衰する。その部分が図中L1に相当する部分である。さ
らに図中L2に相当する光量に対して蛍光体の減衰特性
により残光が発生し、この減衰特性が蛍光体の色によっ
て異なるため、Hsync期間に対する各色の発光光量
の重心位置が異なることになる。
【0017】固体撮像素子の1蓄積時間であるHsyn
c期間は、画像情報を読み取る場合の時間的な基準とな
ると共に、副走査方向の読取位置の基準となるものであ
る。画像情報を読み取る場合の画素密度は、主走査方向
は固体撮像素子の画素サイズによって決定され、副走査
方向はミラースキャン等により走査される画像読取時の
移動距離に相当する。したがって、Hsync期間に対
する各色の発光光量の重心位置が残光特性によって異な
る現象は、図11のグラフの横軸を位置情報と置き換え
て考えてもさしつかえない。
【0018】図10(b)は、横軸を副走査方向の距離
に置き換えたものである。残光の最も少ないBの重心位
置に対して、RとGの副走査方向の読取位置の重心がd
2だけ移動することを示している。このように副走査方
向の読取位置の重心が色によって異なると、副走査方向
の読取り時の色ずれを発生させ、画像読取装置の性能を
劣化させる要因となっていた。
【0019】一方、蛍光灯やキセノンランプを用いた画
像読取装置に於いては、上述した光量制御を省略し、耐
久による光量の劣化に対して固体撮像素子の出力信号を
電気的に増幅するアンプ等のゲイン設定を可変とし、上
記光量劣化に応じてゲインを変更する事によってて適切
な信号出力を得るように構成する手法も考案されてい
る。しかしながらゲインを変える方法では、ゲインの値
によって読み取り信号のS/Nが変動するといった現象
が発生する。
【0020】本発明は、この様な事情に鑑みなされたも
のであって、蛍光灯の調光制御を行なうに当って、各色
の蛍光体の残光特性の違いによって発生する副走査方向
の読み取り位置の色ずれを防止する事を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の画像読取装置では、原稿の画像情
報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結像し、画像
を読み取る画像読取装置において、原稿を照明する光源
の残光特性に依存して発生する残光の影響を光源の点灯
方法によって低減する手段を有することを特徴とする。
【0022】請求項13に記載の画像読取装置では、原
稿の画像情報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結
像し、画像を読み取る画像読取装置において、原稿を照
明する白色光源の各色成分の残光特性に依存して発生す
る各色の副走査方向の読み取り位置の重心移動の影響を
光源の点灯方法によって低減する手段を有することを特
徴とする。
【0023】請求項24に記載の画像読取装置では、原
稿の画像情報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結
像し、画像を読み取る画像読取装置において、原稿を照
明する光源の光量をパルス幅変調方式により制御し、前
記固体撮像素子の1蓄積時間内での光源を点灯制御する
制御パルスを基準位置を中心に時間軸方向に略対称に成
長させることを特徴とする。
【0024】請求項31に記載の画像読取方法では、原
稿の画像情報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結
像し、画像を読み取る画像読取る場合に、原稿を照明す
る光源の残光特性に依存して発生する残光の影響を光源
の点灯方法によって低減することを特徴とする。
【0025】請求項43に記載の画像読取方法では、原
稿の画像情報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結
像し、画像を読み取る画像読取る場合に、原稿を照明す
る白色光源の各色成分の残光特性に依存して発生する各
色の副走査方向の読み取り位置の重心移動の影響を光源
の点灯方法によって低減することを特徴とする。
【0026】請求項54に記載の画像読取方法では、原
稿の画像情報を結像光学系を介して固体撮像素子上に結
像し、画像を読み取る画像読取る場合に、前記原稿を照
明する光源の光量をパルス幅変調方式により制御し、前
記固体撮像素子の1蓄積時間内での光源を点灯制御する
制御パルスを基準位置を中心に時間軸方向に略対称に成
長させることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の形態)図1(a)は、本
実施の形態による蛍光灯の点灯方式を表わす図である。
本実施の形態における調光制御は、図10(a)に示し
た従来の調光制御のようにHsync区間を表わす区間
信号の立ち上がり又は立ち下がりに同期して制御を開始
するのではなく、図1(a)に示すように制御信号によ
る調光区間の時間的な中心がHsyncの中心にほぼ一
致するように制御を行なう。この場合、調光制御信号の
dutyが変化しても制御信号の中心の位置は変化しな
いため制御信号の立ち上がりの位置は、dutyに応じ
て可変となるように制御される。
【0028】図1(b)は、本実施の形態の制御方式で
の残光特性による重心移動を示す図である。図1(a)
のように、発光領域をHsyncの中心にもってくる事
によって残光量は発光領域の前方と後方に振り分けら
れ、平均化される事により残光による重心移動d1は、
非常に微小であり、読み取られる画質にほとんど影響を
与えないことがわかる。
【0029】次に本実施の形態の制御方法を実現するた
めの具体的な構成について説明する。図2は、本実施の
形態の画像読取装置において光源として使用される蛍光
灯を中心とした構成を示した斜視図である。
【0030】図2に示すように蛍光灯1はソケット2
a,2bにより両端が支持されており、前記ソケット2
a,2bのピン(不図示)から電流が供給される。蛍光
灯1の所定領域にはアパーチャ部(光学的開口部)3が
設けられており、矢印a方向に強い光が射出され、アパ
ーチャ部3以外の領域からは相対的に弱い光が射出され
る。また、蛍光灯1の適所にはフォトダイオード等から
なる光量センサ4が付設されており、蛍光灯1から射出
される光量に応じた電流を検出している。そして検出さ
れた発光光量に応じて、光量コントローラにより蛍光灯
の光量が一定となるように光量制御が行なわれている。
【0031】図3は本実施の形態における光量制御回路
図である。また、図4は、図3に示した光量制御回路を
さらに詳細に示した図である。
【0032】図4において、画像処理部22は、蛍光灯
1により照射された原稿20からの光学信号を受光して
電気信号に変換するCCD58と、CCD58から出力
される電気信号が入力され所定の信号処理を行なうアナ
ログプロセッサ43と、アナログプロセッサ43から出
力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D
コンバータ30とを有している。CCD58は、同期信
号の1周期である1走査期間中に読取った電荷を蓄積す
るため、CCD58からの出力は、1走査期間の光量を
積分した大きさとなり、蛍光灯1の点滅とCCD58に
よる走査とが同一周期で同期することにより、一定の出
力を得ることができる。画像処理部22の出力はプリン
タに送られて、プリントアウトされる。
【0033】原稿を照射するためのミラー台21には、
蛍光灯1、蛍光灯1に装着されたヒーター33、ヒータ
ー33に付設されてヒーターの温度を検出するサーミス
タ34、光量センサ4が配置されている。光量センサ4
は、蛍光灯1の光量を検出して光量に応じた光量信号を
出力するフォトダイオード35とフォトダイオード35
で検出された微少電流を電圧信号に変換するプリアンプ
36から構成される。
【0034】光量センサ4から出力された光量信号はア
ンプ12により電圧値に変換されて増幅される。アンプ
12により増幅された電圧値はコンパレータ13により
所定の基準電圧と比較され、その比較結果が光量コント
ローラ14に入力される。コンパレータ13は、例え
ば、読み取り画像の反射率が特に高い場合に光量を低下
させたい場合等は、CPU17からの指令に基づいてス
イッチ38の操作を行ない、基準電圧を切替える。
【0035】同期信号生成回路16により生成される主
走査同期信号SYNC1は、ディレイ調整回路18に入
力される。ディレイ調整回路18は、CPU17からの
指示にしたがって所定のディレイ量だけ同期信号SYN
C1を遅らせ、同期信号SYNC2を光量コントローラ
14に出力する。
【0036】光量コントローラ14は、コンパレータ1
3の出力結果に基づき、先に決定された所定の同期信号
(Sync)と位相同期をとってパルス幅変調(Pulse-
Width Modulation:以下 「PWM」という。)信号を出
力しデューティ制御を行なう。光量コントローラ14
は、同期信号SYNC2に位相同期して、コンパレータ
13からの光量比較信号を出力するフリップフロップ
(F/F)回路39と、光量比較信号に基づき同期信号
SYNC2に同期してカウンタの増減を行なうアップダ
ウンカウンタ40と、アップダウンカウンタ40からの
出力値を同期信号に位相同期してロードし、所定クロッ
クでダウンカウントし、PWM信号を生成するダウンカ
ウンタ41から構成される。
【0037】アップダウンカウンタ40の出力値はCP
U17に入力され、任意のタイミングでPWM値が読み
取られる。CPU17は、読取ったPWM値に対応し
て、Hsync区間信号に対してどれだけ蛍光灯制御信
号を遅らせれば、制御信号の中心がHsyncの中心に
一致するかを演算し、その結果をディレイ調整回路18
に出力する。ここで、CPU17の演算結果等はバック
アップメモリ10により記憶される。
【0038】光量コントローラ14は、光量が既定値よ
り高い場合、すなわちアンプ12から出力される電圧値
が基準電圧よりも大きいときは、コンパレータ13の出
力、即ちF/F39の出力は0となり、アップダウンカ
ウンタ40は所定値カウントダウンする。そして、ダウ
ンカウンタ41のロード値がダウンし、インバータ15
に入力されるPWM信号のパルス幅を狭め、duty比
を小さくする。逆に光量が既定値より低い場合、すなわ
ちアンプ12から出力される電圧値が基準電圧よりも小
さいときは、コンパレータ13の出力、即ちF/F39
の出力は1となり、アップダウンカウンタ40は所定値
カウントアップし、ダウンカウンタ41のロード値がア
ップし、インバータ15に入力されるPWM信号のパル
ス幅を広げ、duty比を大きくする。また、電源立ち
上げ時には、PWM値を蛍光灯フル点灯相当にし、光量
を所定値まで収束させる。
【0039】インバータ15では入力されるPWM信号
がハイレベルのときはPWM信号よりも十分に高い周波
数(例えばPWM信号の周波数の10〜100倍の周波
数)で蛍光灯1に交流電流(ランプ電流)を供給して蛍
光灯1を点灯するように制御し、また、入力されるPW
M信号がローレベルのときはランプ電流を遮断して蛍光
灯1を消灯するように制御する。PWM信号の周波数は
蛍光灯1の点灯、消灯の光学的周波数よりも大きく、電
気的にはPWM信号の周期にしたがって点灯と消灯が繰
り返されるが、見かけ上はランプ電流を平均した電流値
に相当する一定光量で点灯する。
【0040】図5はディレイ調整回路18の具体的な構
成例である。この回路は主走査同期信号SYNC1をリ
セットとし、クロック信号でカウントアップするアップ
カウンタ48、アップカウンタ48の立上り座標と立ち
下がり座標を設定するコンパレータ49,50、コンパ
レータ49の出力をJ入力、コンパレータ50の出力を
K入力、出力をSYNC2とするJKF/F53より構
成される。例えば、1主走査区間がA画素で構成されて
いる場合、立上り座標は、A/2−duty値(%)/
200*A、立ち下がり座標は、A/2−duty値
(%)/200*A+1で設定される。
【0041】図6はダウンカウンタ41の回路図であ
る。ダウンカウンタ41は、ダウンカウンタ57及びJ
KF/F55から構成される。ここでJKF/F55は
J入力にSYNC1、K入力にダウンカウンタ57のR
Cを入力することにより、PWM信号を出力する。ま
た、リセットは蛍光灯制御に関する設定がなされ、蛍光
灯制御が正規に行なわれる様になった後、解除される。
【0042】次に図3及び図4の回路上の各出力信号に
ついて図7を用いて説明する。図7に於いて横軸は時
間、縦軸は各出力信号である。図7(A)はduty値
が約25%のときの各出力信号、図7(B)はduty
値が約60%のときの各出力信号を表わしている。Sy
nc1は図3の同期信号発生回路16から出力される同
期信号を表わしており、画像読取タイミングすなわち撮
像素子の蓄積タイミングを制御する基準信号である。S
ync2は光量コントローラ14からのduty値に基
づいてCPU17からの指示にしたがってディレイ調整
回路18によって遅延された同期信号を示している。
【0043】Sync1の立ち下がりt1を基準にとる
とSync2立ち下がりt2までの遅延時間はA1で表
わされる。遅延時間A1は光量コントローラ14からの
duty値によってCPU17上で以下の式により算出
が可能である。
【0044】 T=S×(100−duty)/2 ―――(1)
【0045】式(1)に於いて、Tは遅延時間、Sは1
蓄積時間に相当するHsync区間の時間、dutyは
%で表わされたduty値を示している。光量コントロ
ーラ14から出力される光源の駆動パルス信号であるP
WM信号は、遅延されたSync2の立ち下がりt2を
基準に出力され、所定のduty値の区間だけハイレベ
ルの信号を出力し続ける。このPWM信号に基づいて、
インバータ15からは、PWM信号より十分に高い周波
数で蛍光灯1に対して管電流を供給する。この管電流に
よって蛍光灯10は、管電流を平均化した電流値に相当
する一定光量で点灯する。このとき蛍光灯点灯時のPW
M信号、管電流、光量のすべての信号の中心であるCの
ラインは、固体撮像素子の1蓄積時間に相当するHsy
ncを表わすSync1の区間信号の立ち下がりから次
の立ち下がりまでの中心に一致している。
【0046】図7(B)に於いても、同様にPWM信
号、管電流、光量の信号の中心Cは、Sync1の区間
信号の中心に一致している。(B)では、duty値が
約60%になっており、前述の式(1)から、Sync
1信号の立ち下がりt3からSync2の立ち下がりt
4までの遅延時間B1が算出される。duty値が大き
くなる事によりB1は図7(A)に示した遅延時間A1
よりも短い時間となる。
【0047】この様に画像読取タイミング、すなわち蓄
積タイミングの基準となる同期信号Sync1からPW
M信号のタイミング、すなわち蛍光灯の点灯開始/終了
タイミングを制御する同期信号Sync2の位相をずら
して、点灯制御信号(PWM信号)の中心位置が常にH
syncの区間信号のほぼ中央に位置するように制御す
ることによって、duty値を変化させても点灯制御信
号の中心位置が時間的に変化せず、蛍光体の残光特性が
各色で異なった場合に於いても、光量の重心位置が常に
Hsyncの区間信号の中心近傍に位置し、かつ残光に
よる非点灯区間での光量を1蓄積時間内で点灯区間の前
後で平均化する事によって、重心位置の変化を微小量と
する事が可能である。
【0048】(第2の形態)本発明を実施した第2の形
態における蛍光灯の点灯方式を図8を用いて説明する。
図8に於いて横軸は時間、縦軸は各出力信号である。図
8(A)は、duty値が約25%のときの出力信号、
図8(B)は、duty値が約60%のときの出力信号
を現わしている。
【0049】本実施の形態では、調光時のPWM信号が
Sync1の立ち下がりのタイミングを中心として対称
な変化をするように構成したものであり、Sync1は
図3で示した本発明のブロック回路図の中で同期信号発
生器16から出力される同期信号を表わしており、読取
タイミング、すなわち蓄積タイミングを制御する。Sy
nc2は光量コントローラ14からのduty値に基づ
いてCPU17からの指示にしたがってディレイ調整回
路18によって遅延された同期信号を示している。Sy
nc1の立ち下がりt5を基準にとるとSync2立ち
下がりt6までの遅延時間はA2で表わされる。遅延時
間A2は光量コントローラ14からのduty値によっ
てCPU17上で以下の式により算出が可能である。
【0050】 T=S×(100−duty/2) ―――(2)
【0051】式(2)に於いて、Tは遅延時間、Sは1
蓄積時間に相当するHsync区間の時間、dutyは
%で表わされたduty値を示している。光量コントロ
ーラ14から出力されるPWM信号は遅延されたSyn
c2の立ち下がりt6を基準に出力される信号であり、
所定のduty値の区間だけハイレベルの信号を出力し
続ける。このPWM信号に基づいてインバータ15から
は、PWM信号より十分に高い周波数で蛍光灯10に対
して管電流を供給する。この管電流によって蛍光灯10
は、管電流を平均化した電流値に相当する一定光量で点
灯する。このとき蛍光灯点灯時のPWM信号、管電流、
光量のすべての信号の中心であるt5は、固体撮像素子
の1蓄積時間に相当するSync1の区間信号の立ち下
がり、すなわち読取終了タイミング(蓄積終了タイミン
グ)に一致している。
【0052】図8(B)に於いても、同様にPWM信
号、管電流、光量の信号の中心Cは、Sync1の区間
信号の中心に一致している。図8(B)では、duty
値が約60%になっており、前述の式(2)から、Sy
nc1信号の立ち下がりt3からSync2の立ち下が
りt4までの遅延時間B2が算出される。duty値が
大きくなる事によりB2は図8(A)での遅延時間A2
よりも短い時間となる。
【0053】この様に、duty値が変化した場合に於
いても点灯制御信号の中心位置が時間的に変化せず、常
にHsync1の区間信号の立ち下がりに位置する事に
よって、蛍光体の残光特性が各色で異なった場合に於い
ても、光量の重心の位置が常にHsyncの区間信号の
中心近傍に位置し、かつ残光による非点灯区間での光量
を、1蓄積時間内で点灯区間の前後で平均化する事によ
って、重心位置の変化を微小量とする事が可能である。
【0054】なお、本実施の形態では、点灯制御信号の
中心位置がHsync1の区間信号の立ち下がりに位置
するように制御する例について説明したが、これに限ら
ずHsync1の立上り、すなわち読取開始タイミング
(蓄積開始タイミング)に一致するように制御してもよ
い。また、光源の調光を行なう必要がない場合には、点
灯制御信号のDuty値を変化させなくてもよい。さら
に、以上説明した形態以外のやり方で、残光を減少さ
せ、残光の影響による各色毎の重心位置の移動を抑制す
るようにしてもかまわない。蛍光灯以外の光源を使用す
る場合でも、同様にして残光による重心位置のずれを減
少させることができる。さらにまた、異なる色を有する
複数の光源を各色毎に逐次に点灯するシステムにも適用
することができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の画像読取装置又は請求
項31に記載の画像読取方法によれば、原稿を照明する
光源の残光特性に依存して発生する残光の影響を低減す
ることができる。
【0056】請求項13に記載の画像読取装置又請求項
43に記載の画像読取方法によれば、原稿を照明する白
色光源の各色成分の残光特性に依存して発生する各色の
副走査方向の読み取り位置の重心移動の影響を低減する
ことができる。
【0057】請求項24に記載の画像読取装置又は請求
項54に記載の画像読取方法によれば、読取画像の色ず
れの発生を防止して画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における調光制御を説明する
図である。
【図2】蛍光灯の概略図である。
【図3】第1の実施の形態における光量制御ブロック図
である。
【図4】図3のブロック図を詳細に示した図である。
【図5】ディレイ調整回路の回路図である。
【図6】ダウンカウンタの回路図である。
【図7】第1の実施の形態における光量制御信号を示す
図である。
【図8】第2の実施の形態における光量制御信号を示す
図である。
【図9】画像読取装置の光学系要部概略図である。
【図10】従来の調光制御を示す図である。
【図11】従来の光量制御信号と残光特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 蛍光灯 2a ソケット 2b ソケット 3 アパーチャ部 4 光量センサ 12 アンプ 13 コンパレータ 14 光量コントローラ 15 インバータ 16 同期信号生成回路 17 CPU 18 ディレイ調整回路 20 原稿 21 ミラー台 22 画像処理部 30 A/D 33 ヒーター 35 フォトダイオード 36 プリアンプ 38 スイッチ 39 F/F 40 アップダウンカウンタ 41 ダウンカウンタ 43 アナログプロセッサ 48 アップカウンタ 49 コンパレータ 50 コンパレータ 57 ダウンカウンタ 58 CCD 100 原稿台ガラス 101 棒状光源 102 反射笠 103−a ミラー 103−b ミラー 103−c ミラー 104 結像光学系 105 固体撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 昌志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像情報を結像光学系を介して固
    体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取装置に
    おいて、原稿を照明する光源の残光特性に依存して発生
    する残光の影響を光源の点灯方法によって低減する手段
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記残光の影響を低
    減させる手段は固体撮像素子の蓄積開始タイミングに対
    して前記光源の点灯開始タイミングをずらすことを特徴
    とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記残光の影響を低
    減させる手段は固体撮像素子の蓄積区間を表わす区間信
    号に対して前記光源を駆動する駆動パルスの位相を制御
    することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記光源は複数の色の光源を逐次に点灯して照射す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記光源は複数の色成分の光を同時に照射すること
    を特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記光源は前記各色成分毎に残光特性が異なること
    を特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項におい
    て、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記蛍光灯は複数種
    類の蛍光体を混合して構成され、前記蛍光体の種類によ
    って残光特性が異なることを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項におい
    て、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とする画
    像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記複数の固体撮
    像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とする
    画像読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項にお
    いて、前記光源の光量をパルス幅変調方式により制御す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項にお
    いて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを特
    徴とする画像読取装置。
  13. 【請求項13】 原稿の画像情報を結像光学系を介して
    固体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取装置
    において、原稿を照明する白色光源の各色成分の残光特
    性に依存して発生する各色の副走査方向の読み取り位置
    の重心移動の影響を光源の点灯方法によって低減する手
    段を有することを特徴とする画像読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記残光の影響
    を低減させる手段は固体撮像素子の蓄積開始タイミング
    に対して前記光源の点灯開始タイミングをずらすことを
    特徴とする画像読取装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記残光の影響
    を低減させる手段は固体撮像素子の蓄積区間を表わす区
    間信号に対して前記光源を駆動する駆動パルスの位相を
    制御することを特徴とする画像読取装置。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至15のいずれか1項に
    おいて、前記光源は複数の色成分の光を同時に照射する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  17. 【請求項17】 請求項13乃至16のいずれか1項に
    おいて、前記光源は前記各色成分毎に残光特性が異なる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  18. 【請求項18】 請求項13乃至17のいずれか1項に
    おいて、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像
    読取装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記蛍光灯は複
    数種類の蛍光体を混合して構成され、前記蛍光体の種類
    によって残光特性が異なることを特徴とする画像読取装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項13乃至19のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とす
    る画像読取装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記複数の固体
    撮像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とす
    る画像読取装置。
  22. 【請求項22】 請求項13乃至21のいずれか1項に
    おいて、前記光源の光量をパルス幅変調方式により制御
    することを特徴とする画像読取装置。
  23. 【請求項23】 請求項13乃至22のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを
    特徴とする画像読取装置。
  24. 【請求項24】 原稿の画像情報を結像光学系を介して
    固体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取装置
    において、原稿を照明する光源の光量をパルス幅変調方
    式により制御し、前記固体撮像素子の1蓄積時間内での
    光源を点灯制御する制御パルスを基準位置を中心に時間
    軸方向に略対称に成長させることを特徴とする画像読取
    装置。
  25. 【請求項25】 請求項24において、前記基準位置を
    固体撮像素子の蓄積区間を表わす区間信号の略中央に設
    定したことを特徴とする画像読取装置。
  26. 【請求項26】 請求項24において、前記基準位置を
    固体撮像素子の1蓄積時間の蓄積開始又は蓄積終了タイ
    ミングに略一致させたことを特徴とする画像読取装置。
  27. 【請求項27】 請求項24乃至26のいずれか1項に
    おいて、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像
    読取装置。
  28. 【請求項28】 請求項24乃至27のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とす
    る画像読取装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、前記複数の固体
    撮像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とす
    る画像読取装置。
  30. 【請求項30】 請求項24乃至29のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを
    特徴とする画像読取装置。
  31. 【請求項31】 原稿の画像情報を結像光学系を介して
    固体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取る場
    合に、原稿を照明する光源の残光特性に依存して発生す
    る残光の影響を光源の点灯方法によって低減することを
    特徴とする画像読取方法。
  32. 【請求項32】 請求項31において、前記固体撮像素
    子の蓄積開始タイミングに対して前記光源の点灯開始タ
    イミングをずらすことにより前記残光の影響を低減させ
    ることを特徴とする画像読取方法。
  33. 【請求項33】 請求項31において、前記固体撮像素
    子の蓄積区間を表わす区間信号に対して前記光源を駆動
    する駆動パルスの位相を制御することにより前記残光の
    影響を低減させることを特徴とする画像読取方法。
  34. 【請求項34】 請求項31乃至33のいずれか1項に
    おいて、前記光源は複数の色の光源を逐次に点灯して照
    射することを特徴とする画像読取方法。
  35. 【請求項35】 請求項31乃至33のいずれか1項に
    おいて、前記光源は複数の色成分の光を同時に照射する
    ことを特徴とする画像読取方法。
  36. 【請求項36】 請求項31乃至35のいずれか1項に
    おいて、前記光源は前記各色成分毎に残光特性が異なる
    ことを特徴とする画像読取方法。
  37. 【請求項37】 請求項31乃至36のいずれか1項に
    おいて、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像
    読取方法。
  38. 【請求項38】 請求項37において、前記蛍光灯は複
    数種類の蛍光体を混合して構成され、前記蛍光体の種類
    によって残光特性が異なることを特徴とする画像読取方
    法。
  39. 【請求項39】 請求項31乃至38のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とす
    る画像読取方法。
  40. 【請求項40】 請求項39において、前記複数の固体
    撮像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とす
    る画像読取方法。
  41. 【請求項41】 請求項31乃至40のいずれか1項に
    おいて、前記光源の光量をパルス幅変調方式により制御
    することを特徴とする画像読取方法。
  42. 【請求項42】 請求項31乃至41のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを
    特徴とする画像読取方法。
  43. 【請求項43】 原稿の画像情報を結像光学系を介して
    固体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取る場
    合に、原稿を照明する白色光源の各色成分の残光特性に
    依存して発生する各色の副走査方向の読み取り位置の重
    心移動の影響を光源の点灯方法によって低減することを
    特徴とする画像読取方法。
  44. 【請求項44】 請求項43において、前記固体撮像素
    子の蓄積開始タイミングに対して前記光源の点灯開始タ
    イミングをずらすことにより前記残光の影響を低減させ
    ることを特徴とする画像読取方法。
  45. 【請求項45】 請求項43において、前記固体撮像素
    子の蓄積区間を表わす区間信号に対して前記光源を駆動
    する駆動パルスの位相を制御することにより前記残光の
    影響を低減させることを特徴とする画像読取方法。
  46. 【請求項46】 請求項43乃至45のいずれか1項に
    おいて、前記光源は複数の色成分の光を同時に照射する
    ことを特徴とする画像読取方法。
  47. 【請求項47】 請求項43乃至46のいずれか1項に
    おいて、前記光源は前記各色成分毎に残光特性が異なる
    ことを特徴とする画像読取方法。
  48. 【請求項48】 請求項43乃至47のいずれか1項に
    おいて、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像
    読取方法。
  49. 【請求項49】 請求項48において、前記蛍光灯は複
    数種類の蛍光体を混合して構成され、前記蛍光体の種類
    によって残光特性が異なることを特徴とする画像読取方
    法。
  50. 【請求項50】 請求項43乃至49のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とす
    る画像読取方法。
  51. 【請求項51】 請求項50において、前記複数の固体
    撮像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とす
    る画像読取方法。
  52. 【請求項52】 請求項43乃至51のいずれか1項に
    おいて、前記光源の光量をパルス幅変調方式により制御
    することを特徴とする画像読取方法。
  53. 【請求項53】 請求項43乃至52のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを
    特徴とする画像読取方法。
  54. 【請求項54】 原稿の画像情報を結像光学系を介して
    固体撮像素子上に結像し、画像を読み取る画像読取る場
    合に、前記原稿を照明する光源の光量をパルス幅変調方
    式により制御し、前記固体撮像素子の1蓄積時間内での
    光源を点灯制御する制御パルスを基準位置を中心に時間
    軸方向に略対称に成長させることを特徴とする画像読取
    方法。
  55. 【請求項55】 請求項54において、前記基準位置を
    固体撮像素子の蓄積区間を表わす区間信号の略中央に設
    定したことを特徴とする画像読取方法。
  56. 【請求項56】 請求項54において、前記基準位置を
    固体撮像素子の1蓄積時間の蓄積開始又は蓄積終了タイ
    ミングに略一致させたことを特徴とする画像読取方法。
  57. 【請求項57】 請求項54乃至56のいずれか1項に
    おいて、前記光源は蛍光灯であることを特徴とする画像
    読取方法。
  58. 【請求項58】 請求項54乃至57のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子を複数有することを特徴とす
    る画像読取方法。
  59. 【請求項59】 請求項58において、前記複数の固体
    撮像素子は各々異なる色の画像を読取ることを特徴とす
    る画像読取方法。
  60. 【請求項60】 請求項54乃至59のいずれか1項に
    おいて、前記固体撮像素子はラインセンサであることを
    特徴とする画像読取方法。
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