JP2001245112A - 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体 - Google Patents

画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体

Info

Publication number
JP2001245112A
JP2001245112A JP2000056147A JP2000056147A JP2001245112A JP 2001245112 A JP2001245112 A JP 2001245112A JP 2000056147 A JP2000056147 A JP 2000056147A JP 2000056147 A JP2000056147 A JP 2000056147A JP 2001245112 A JP2001245112 A JP 2001245112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
signal
center
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000056147A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ishimoto
高一 石本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000056147A priority Critical patent/JP2001245112A/ja
Publication of JP2001245112A publication Critical patent/JP2001245112A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光材料の残光特性に起因する色ずれを低減す
る。 【解決手段】複数のラインセンサを有する撮像センサ
と、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特性が
相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮像
センサを副走査走査方向に移動させながら原稿を読み取
る画像読取装置に関する。光源を駆動するランプ電流を
調整するPWM信号のパルスの中心がSYNC1信号に
よって規定されるHsync区間の中心に一致するよう
に、光源の劣化に起因するPWM信号のパルス幅の増加
に応じてPWM信号の位相を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置及び
その制御方法並びにメモリ媒体に係り、特に、複数のラ
インセンサを有する撮像センサと、該複数のラインセン
サで読み取る色毎に残光特性が相違する複数の蛍光材料
を含む光源とを有し、前記撮像センサを所定の走査方向
に移動させながら原稿を読み取る画像読取装置及びその
制御方法並びにその制御に供するメモリ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を結像光学系を介して複数のラ
インセンサ(CCD等の固体撮像素子)上に結像させ、
該複数のラインセンサからの出力信号に基づいて、白黒
またはカラーの画像としてディジタル的に読み取る画像
読取装置がある。
【0003】図10は、従来のカラー画像読み取り装置
の光学系の要部概略図である。同図において、100は
読み取り画像を配置する原稿台ガラス、101は原稿を
照明する棒状光源、102は照明効率を向上させるため
の反射笠を示している。
【0004】棒状光源101及び反射笠102により照
明された原稿画像は、ミラー103−a、103−b、
103−cを介して結像光学系104に導光され、更に
結像光学系104を通して固体撮像素子105上に結像
する。
【0005】ミラー103−aは、副走査方向Aに走査
速度vで移動し、それに同期して、ミラー103−b及
び103−cは、副走査方向Aに速度v/2移動する。
この機械的な副走査と、固体撮像素子105を構成する
複数のラインセンサによる電気的な主走査とにより、2
次元的な画像情報を読み取ることが可能である。
【0006】この様な構成に於いて、個体撮像素子10
5上に結像された原稿画像は、電気信号に変換され、図
示しない出力装置に送られてプリントされたり、記憶装
置等に送られて保存されたりする。
【0007】この様な構成の画像読取装置の光源として
は、ハロゲンランプ、蛍光灯、キセノンランプ等があ
る。この種の画像読取装置の光源として、従来はハロゲ
ンランプが用いられてきたが、ハロゲンランプは光輝度
を有する反面、ランプの昇温に伴う装置の昇温が大き
く、また、200〜300Wの消費電力を必要とし装置
全体の消費電力が大きいという欠点を有する。近年、こ
の様な問題点を回避するため、光輝度な蛍光灯やキセノ
ンランプが開発され、画像読取装置の光源として用いら
れつつある。
【0008】蛍光灯やキセノンランプは、棒上の中空管
の中に少量の水銀粒と数TorrのArまたはKr、X
e等を封入した物が多く、管の内壁に各種蛍光体を塗布
し、管の両端に電極を配して管を密閉した構造となって
いる。
【0009】蛍光灯やキセノンランプでは、電極からの
放電によって水銀や各種ガスから放射される紫外線によ
って管の内側に塗られた蛍光体を励起することにより、
蛍光体の発光特性に応じて可視光が放射される。蛍光体
としては、光源として要求される分光エネルギー特性に
応じて各種蛍光体が選択される。
【0010】特にカラー画像読取装置に於いては、RG
B等の波長を含む広い波長範囲の光源が必要となり、特
に光輝度な光源を必要とする場合には、複数色の蛍光体
を混合し、これが管の内壁に塗布される。
【0011】また、蛍光灯やキセノンランプは、発光光
量を制御する場合に、ハロゲンランプの様に点灯電圧を
制御する方法ではなく、一定の電流値で点灯する時間を
制御するパルス幅変調方式によって発光光量を制御する
ことが一般に行なわれている。これは、蛍光灯やキセノ
ンランプが一定の電流値を超えた場合に発光する特性を
有するためであり、電流値を制御することによって発光
光量を制御する手法では発光光量を制御する範囲が大き
くとれないことに起因している。
【0012】一方、蛍光灯やキセノンランプを用いた画
像読取装置に於いては、上述した光量制御を省略し、使
用による光量の低下に応じて、固体撮像素子の出力信号
を電気的に増幅するアンプ等のゲインを変更し、これに
より適切な信号出力を得る手法も提案されている。しか
し、この様な手法に於いては、ゲインによって読取信号
のS/Nが変動し得る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】蛍光灯やキセノンラン
プを光源として用いる画像読取装置に於いては、前述の
ように、ランプに流れる電流値を一定に保ちながら、点
灯する時間に相当するパルス幅を制御することによっ
て、発光光量を制御する手法が一般的に用いられている
が、この手法には次のような問題点がある。
【0014】図11は、光源の発光光量を制御する信号
の波形を示す図である。図11の横軸は時間を示し、縦
軸は光源の発光光量を制御する信号の電流値を示してい
る。Hsync区間は、固体撮像素子の1蓄積時間に相
当する時間を示しており、これは、固体撮像素子の受光
部に入射した光量に応じて電荷が蓄積される時間に相当
する。
【0015】通常のパルス幅制御を行なう場合には、こ
の蓄積時間の先頭を示すトリガー信号の立ち上がり又は
立ち下がり位置に同期させて、制御信号が1蓄積時間に
対して1回の割合で出力される。この様に、1蓄積時間
のトリガー信号に対して同期をとりながら光量制御を行
なう事によって、光量を制御するパルス幅制御と蓄積時
間との間の干渉によって発生するビートによるノイズを
除去することができる。
【0016】一方、カラー画像の読取装置の光源とし
て、蛍光体を発光源として用いる蛍光灯やキセノンラン
プを利用する場合には、各色の蛍光体(材料)を混合し
て塗布することによって可視光全域にわたる広い波長範
囲での発光特性を持たせた白色光源が利用される。
【0017】しかしながら、この様な白色光源を用いる
場合には、各色(R、G、B)の蛍光体に固有の残光特
性が互いに異なる事に起因する問題が生じる。残光特性
とは、紫外線によって励起された蛍光体が高いエネルギ
ー順位に留まっている時間によって決まり、一般的には
指数関数的に減少する特性である。 この現象は、光源
の発光を制御する電流を瞬時に遮断しても発光が残存す
ることを意味し、これは蛍光体材料の特性に依存し、以
下の式で表わせる。
【0018】Τ=e(τ−1) 前述の通りTは蛍光体の材料によって決まる特性であ
る。
【0019】一般的に蛍光体として用いられる材料とし
ては、材料の各波長域での発光波長特性、発光効率、寿
命等を考慮して決定され、下記の様な材料が用いられる
事が多い。
【0020】B1ue:BaMgAl1627 中心波長452nm、T=2μsec Red:Y:Eu2+ 中心波長611nm、T=1.1msec Green:LaPO:Ce,Tb 中心波長544nm、T=2.6msec Tは各材料の減衰時間を示しており、それぞれ減衰によ
って発光光量が1/eに達するまでの時間である。この
様に各色の残光特性が互いに異なる事によって(特にB
1ueの減衰時間が短い)、副走査方向の読取位置の重
心が色によって異なるという現象が発生する。
【0021】この現象を図11を参照しながら説明す
る。図11に示すグラフの横軸は時間を示し、縦軸は蛍
光灯を駆動する電流量と蛍光灯の発光光量を示す。通
常、蛍光灯の調光制御は、固体撮像素子の1蓄積時間に
相当するHsync区間に同期してなされ、このHsy
nc区間において、固体撮像素子は入射光量に比例した
電荷を蓄積する。図中の調光区間は、蛍光灯を駆動する
ための電流を調光duty(Hsync区間に対する割
合)に比例した量だけランプに供給する時間に相当す
る。調光区間では、ランプに供給する電流を高速にスイ
ッチングさせる手法が主に用いられている。
【0022】調光区間が終了すると発光光量は減衰す
る。その減衰特性は、2つのファクターによって決定さ
れる。1つは蛍光灯が発する輝線スペクトルの減衰特性
であり、もう1つは先に述べた蛍光体の減衰特性であ
る。通常はHsyncに相当する1蓄積時間が数100
μsecであるのに対して、輝線スペクトルの減衰特性
は1μsec以下であるため、読取画像にほとんど影響
を与えないが、蛍光体の減衰特性はmsecオーダーま
であるため、読取画像に与える影響が大きい。
【0023】図11には、R、G、Bの各色の減衰特性
によって発生する残光をモデル的に示されている。調光
区間において略一定の電流により略一定の光量で点灯さ
れた蛍光灯は、調光区間が終了すると、輝線スペクトル
に相当する光量が瞬時に減衰する。その部分が図11の
L1に相当する部分であり、さらに図11のL2に相当
する光量に関して蛍光灯の減衰特性により残光が発生す
る。
【0024】この各色の残光特性は、読取画像に次のよ
うな影響を与える。固体撮像素子の1蓄積時間は、原稿
画素を読み取る際の時間的な基準となると共に、副走査
方向の読取動作に関しては読取位置の基準となる。原稿
画像を読み取る際の画素密度は、主走査方向については
固体撮像素子の画素サイズによって決定され、副走査方
向についてはミラースキャン等における移動距離に相当
する。したがって、Hsync区間において各色の発光
光量の分布の時間的な重心位置が残光特性によって互い
に異なる現象は、図11のグラフの横軸を位置情報に置
き換えて捉えることもできる。即ち、図11は、副走査
方向の読取位置の重心位置が色によって互いに異なる事
を示している。副走査方向の読取位置の重心が色によっ
て互いに異なる事は、副走査方向の読取時の色ずれを発
生させる原因となり、画像読取装置の性能を低下させる
要因となる。
【0025】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、蛍光材料の残光特性が読取画像に与
える影響(例えば、色ずれ)を低減することを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る画像読取装置は、複数のラインセンサを有する撮像セ
ンサと、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特
性が相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記
撮像センサを所定の走査方向に移動させながら原稿を読
み取る画像読取装置であって、前記複数の蛍光材料の残
光特性の相違に依存して生じる各色の時間的な光量分布
の重心位置のずれを前記光源の累積点灯時間に基づいて
補正する補正手段を備えることを特徴とする。
【0027】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記光源を制御する
ためのパルス信号の位相を調整することにより、各色の
時間的な光量分布の重心位置のずれを補正することが好
ましい。
【0028】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記パルス信号の時
間的な中心が前記撮像センサの駆動信号における所定の
タイミングにほぼ一致するように、前記パルス信号の位
相を調整することが好ましい。
【0029】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記パルス信号の時
間的な中心が前記撮像センサの1蓄積時間の中心にほぼ
一致するように、前記パルス信号の位相を調整すること
が好ましい。
【0030】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記パルス信号の時
間的な中心が前記撮像センサの1蓄積時間の開始タイミ
ングに一致するように、前記パルス信号の位相を調整す
ることが好ましい。
【0031】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記光源の累積点灯
時間に基づいて、前記光源を制御するためのパルス信号
のパルス幅を調整すると共に、前記複数の蛍光材料の残
光特性の相違に依存して生じる各色の時間的な光量分布
の重心位置のずれを補正すべく前記パルス信号の位相を
調整することが好ましい。
【0032】本発明の第1の側面に係る画像読取装置
は、例えば、前記光源が発する光の光量を検知する光量
検知手段を更に備え、前記補正手段は、前記光量検知手
段による検知結果に基づいて前記パルス信号のパルス幅
及び位相を調整することが好ましい。
【0033】本発明の第1の側面に係る画像読取装置に
おいて、前記補正手段は、例えば、前記光源の累積点灯
時間に基づいて前記パルス信号のパルス幅及び位相を調
整することが好ましい。
【0034】本発明の第1の側面に係る画像読取装置
は、例えば、前記光源が発生する光の光量を検知する光
量検知手段を更に備え、前記補正手段は、例えば、一連
の読取動作のうち最初の読取時は、前記光源の累積点灯
時間に基づいて前記パルス信号のパルス幅及び位相を調
整し、それに続く読取時は、前記光量検知手段による検
知結果に基づいて前記パルス信号のパルス幅及び位相を
調整することが好ましい。
【0035】本発明の第1の側面に係る画像読取装置
は、例えば、前記光源が発生する光の光量を検知する光
量検知手段を更に備え、前記補正手段は、例えば、一連
の読取動作のうち最初の読取時は前記光源の累積点灯時
間に基づいて、それに続く読取時は前記光量検知手段に
よる検知結果に基づいて、前記複数の蛍光材料の残光特
性の相違に依存して生じる各色の時間的な光量分布の重
心位置のずれを補正することが好ましい。
【0036】本発明の第2の側面に係る画像読取装置の
制御方法は、複数のラインセンサを有する撮像センサ
と、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特性が
相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮像
センサを所定の走査方向に移動させながら原稿を読み取
る画像読取装置の制御方法であって、前記複数の蛍光材
料の残光特性の相違に依存して生じる各色の時間的な光
量分布の重心位置のずれを前記光源の累積点灯時間に基
づいて補正する補正工程を含むことを特徴とする。
【0037】本発明の第3の側面に係るメモリ媒体は、
複数のラインセンサを有する撮像センサと、該複数のラ
インセンサで読み取る色毎に残光特性が相違する複数の
蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮像センサを所定の
走査方向に移動させながら原稿を読み取る画像読取装置
の制御プログラムを格納したメモリ媒体方法であって、
該制御プログラムは、前記複数の蛍光材料の残光特性の
相違に依存して生じる各色の時間的な光量分布の重心位
置のずれを前記光源の累積点灯時間に基づいて補正する
補正工程を含むことを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0039】[第1の実施の形態]図1は、本発明の好
適な実施の形態に係る画像読取装置における光源(例え
ば、蛍光灯、キセノンランプ)の制御方式を示す図であ
る。また、図2は、従来例に係る制御方式を示す図であ
る。
【0040】この実施の形態では、調光制御信号(後述
のPWM信号、ランプ電流等に相当)は、図2(a)に
示すようにHsync区間を示す区間信号(Hsync
信号)の立ち上がり又は立ち下がりタイミングに一致す
るのではなく、図1(a)に示すように調光区間の時間
的な中心がHsync区間の中心に一致するように制御
される。従って、調光制御信号のdutyが変化しても
調光区間の中心位置は変化しないため、調光制御信号の
立ち上がりの位置はdutyに応じて変更される。
【0041】図2(b)は、従来の制御方式において、
光源の残光特性により発生する重心移動量d2を示して
おり、各色の残光特性による重心移動が大きいことが分
かる。一方、図1(b)は、本発明の好適な実施の形態
に係る制御方式において、光源の残光特性により発生す
る重心移動量を示しており、各色の残光特性による重心
移動が小さいことが分かる。
【0042】図1(a)に示すように調光区間(発光区
間)をHsync区間の中心に一致させる事によって、
図1(b)に示すように残光量は発光領域の前方(前の
Hsync区間における残光)と後方(当該Hsync
区間における残光)とに振り分けられて平均化される事
により、残光による重心移動は微小なd1となる。この
重心移動量d1は、画像読取装置の読取性能に関して全
く問題ないレベルである。
【0043】次に、本発明の好適な実施の形態に係る光
源の制御方式を実現するための構成に関して説明する。
この種の画像読取装置においては、光源(例えば、蛍光
灯、キセノンランプ)の発光光量を光量センサで検出
し、光量コントローラにより光源の光量が一定となるよ
うに光量制御が行なわれる。
【0044】図3は、従来から知られている光源の斜視
図である。光源1は、ソケット2a、2bにより両端が
支持されており、該ソケット2a、2bのピン(不図
示)から電流が供給される。
【0045】光源1の所定領域にはアパーチャ部(光学
的開口部)3が設けられており、ここから矢印a方向に
強い光が射出され、該アパーチャ部3以外の領域からは
相対的に弱い光が射出される。また、光源1の適所には
フォトダイオード等からなる光量センサ4が付設されて
おり、光源1から射出される光量に応じた電流が検出さ
れる。
【0046】図4は、本発明の好適な実施の形態に係る
光量制御系のブロックである。光量センサ11は、光源
(例えば、蛍光灯、キセノンランプ)10の光量を検出
して該光量に応じた光量信号を出力し、該光量信号はア
ンプ12により電圧値に変換されて増幅される。その
後、増幅された電圧値はコンパレータ13により所定の
基準電圧と比較され、その比較結果が光量コントローラ
14に供給される。
【0047】タイマー19は、光源32の点灯時間を計
時する。CPU28は、タイマー19を利用して光源3
2の累積点灯時間を算出することができる。
【0048】CPU28は、Hsync期間を規定する
SYNC1信号に対して、調光の開始を制御するHSY
NC2信号をどれだけ遅延させれば調光区間の中心がH
sync区間の中心に一致するかを演算し、その結果結
果をディレイ調整回路46に出力する。
【0049】SYNC信号発生回路45は、Hsync
期間を規定するSYNC1信号(同期信号)をディレイ
調整回路46に供給し、ディレイ調整回路46は、CP
U28によって設定された遅延量だけSYNC1信号
(同期信号)を遅延させたSYNC2信号を生成し、光
量コントローラ26に供給する。
【0050】光量コントローラ26では、SYNC2信
号と同期したパルス幅変調(PulseWidth Modulation:
以下「PWM」という)信号をインバータ27に供給す
る。具体的には、光量コントローラ26は、コンパレー
タ25の出力に基づいて、アンプ24から出力される電
圧値が基準電圧よりも大きいときはPWM信号のdut
y比を小さくし、アンプ24から出力される電圧値が基
準電圧よりも小さいときはPWM信号のduty比を大
きくする。CPU28は、光量コントローラ26から出
力されるPWM信号のdutyに従ってディレイ調整回
路46に設定すべき遅延量を決定する。
【0051】インバータ27は、光量コントローラ26
から供給されるPWM信号がハイレベルのときは該PW
M信号よりも十分に高い周波数(例えば、PWM信号の
周波数の10〜100倍の周波数)の交流電流(ランプ
電流)を光源32に供給して光源32を点灯させ、光量
コントローラ26から供給されるPWM信号がローレベ
ルのときは光源32に対するランプ電流の供給を遮断し
て光源32を消灯させる。
【0052】図5は、図4に示す光量制御系を適用した
画像読取装置の構成を示す図である。この画像読取装置
は、原稿20に光を照射するミラー台21と、原稿20
からの反射光によって原稿画像を読取って所定の画像処
理を施してプリンタに出力する画像処理部22と、ミラ
ー台21からの出力信号を増幅するアンプ24と、アン
プ24からの出力信号と基準信号を比較してその比較結
果を出力するコンパレータ25と、コンパレータ25の
出力結果に基づいて光量を制御し所定の同期信号(SY
NC1信号、SYNC2信号)に同期したPWM信号を
出力する光量コントローラ(例えば、ASICで構成さ
れる)26と、光量コントローラ26からの指令に基づ
いて光源32を点灯させるインバータ27と、装置全体
を制御するCPU28と、CPU28の演算結果等を記
憶するバックアップメモリ29とを備えている。
【0053】また、この画像読取装置は、A/Dコンバ
ータ30と、ドライバ31と、自走の主走査同期信号S
YNCを生成て該SYNC信号及びプリンタ主走査同期
信号BDの一方を選択してSYNC1信号として出力す
るSYNC信号生成回路45と、SYNC信号生成回路
45の出力(SYNC1信号)をCPU28から設定さ
れたデータに応じた時間だけ遅延させてSYNC2信号
を生成するディレイ調整回路46とを備えている。ここ
で、ディレイ調整回路46が出力するSYNC2信号
は、前述のように、光源の調光区間の中心がHsync
区間の中心に一致させるためのタイミングを提供する。
【0054】ミラー台21は、光源(例えば、蛍光ラン
プ、キセノンランプ)32と、該光源32に装着された
ヒーター33と、ヒーター33の温度を検出するフォト
ダイオード35及びフォトダイオード35で検出された
微少電流を電圧信号に変換するプリアンプ36を含む備
えた光量センサ37とを有している。
【0055】アンプ24には、プリアンプ36から出力
される電圧信号と可変抵抗器23からの電圧信号とが入
力され、光量信号を所定の増幅率で増幅する。
【0056】スイッチ38は、例えば、読取画像の反射
率が特に高いために光量を低下させたい場合等におい
て、CPU28からの指令に基づいて、コンパレータ2
5に供給する基準電圧を切り替えるために設けられてい
る。
【0057】光量コントローラ26は、ディレイ調整回
路46から供給されるSYNC2信号(同期信号)に同
期して、コンパレータ25から供給される光量比較信号
を取り込んで出力するフリップフロップ(F/F)回路
39と、SYNC2信号に同期して、光量比較信号に応
じてカウントアップ又はカウントダウン動作を行うアッ
プダウンカウンタ40と、SYNC2信号に同期してア
ップダウンカウンタ40からの出力値をロードし、所定
のクロック信号に従ってダウンカウントしてPWM信号
を発生するダウンカウンタ41と、点灯前の光源32の
予熱を行う予熱制御部42とを備えている。ここで、C
PU28は、任意のタイミングでアップダウンカウンタ
40の値を読み取り、PWM信号のduty値を認識す
ることができる。
【0058】光源32の光量が規定値より大きい場合
は、コンパレータ25の出力、即ちF/F39の出力が
0となり、アップダウンカウンタ40はダウンカウント
動作を行い、これによりダウンカウンタ41にロードさ
れる値が小さくなり、その結果、インバータ27に入力
されるPWM信号(パルス幅)が小さくなる。逆に、光
源32の光量が既定値より小さい場合は、コンパレータ
25の出力、即ちF/F39の出力が1となり、アップ
ダウンカウンタ40はアップカウント動作を行い、これ
によりダウンカウンタ41にロードされる値が大きくな
り、その結果、インバータに入力されるPWM値(パル
ス幅)が大きくなる。また、電源投入時(立ち上げ時)
は、PWM値を、光源32をフル点灯させた場合に相当
する値に設定し、その後、このPWM値を上記のフィー
ドバック制御により所定値に収束させる。
【0059】インバータ27では、ダウンカウンタ41
から供給されるPWM信号がハイレベルの時は、該PW
M信号より十分高い周波数(例えば、PWM信号の周波
数の10〜100倍の周波数)の交流電流(ランプ電
流)を光源32に供給して該光源32を点灯させ、PW
M信号がローレベルの時は、ランプ電流を遮断して光源
32を消灯させる。なお、光源32は、電気的には、P
WM信号の周期に従って点灯と消灯とを繰り返すが、見
かけ上は、ランプ電流を平均した電流値に相当する一定
光量で点灯する。
【0060】画像処理部22は、原稿20からの光学信
号を受光して電気信号に変換する複数のラインセンサを
有する撮像センサ(以下、CCD)58と、CCD58
から出力される電気信号に所定の処理を施すアナログプ
ロセッサ43と、アナログプロセッサ43から出力され
るアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバ
ータ44とを有する。尚、CCD58は、同期信号(S
YNC1、SYNC2)の1周期である1走査期間中に
読み取った電荷を蓄積する。従って、CCD58からの
出力は、1走査期間中に受光した光の光量を積分した大
きさとなり、光源32の点滅とCCD58による走査と
が同一周期で同期することにより、一定の出力を得るこ
とが出来る。
【0061】図6は、図5に示すディレイ調整回路46
の具体例を示す図である。このディレイ調整回路46
は、画像処理部22等に供給される主走査同期信号(S
YNC1信号)47をリセット信号とし、クロック信号
に従ってカウントアップするカウンタ48と、立ち上が
り及び立ち下がりタイミングを決定する2つのコンパレ
ータ49及び50と、CPU28によりデータが設定さ
れるレジスタ51及び52と、コンパレータ49及び5
0から供給される信号に従ってSYNC2信号を発生す
るJK−F/F53とから構成される。SYNC2信号
の変化タイミング(即ち、SYNC1信号からの遅延量
T)は、CPU28によりレジスタ51及び52に設定
されるデータによって決定される。
【0062】ここで、例えば1主走査区間がA画素の場
合、レジスタ51には、(1)式で計算される立ち上が
り座標P1が設定され、レジスタ52には、(2)式で
計算される立ち下がり座標P2が設定される。
【0063】 P1=A/2−duty値(%)/200×A ・・・(1) P2=A/2−duty値(%)/200×A+1 ・・・(2) 図7は、図5に示すダウンカウンタ41の具体例を示す
回路図である。このダウンカウンタ41は、ダウンカウ
ンタ57及びJK−F/F55より構成される。ここ
で、JK−F/F55はJ入力にSYNC1信号、K入
力にダウンカウンタ57のRC出力を入力することによ
り、PWM信号56を生成する。また、リセットは、所
望の初期設定がなされた後に解除される。
【0064】図8は、図5に示す画像読取装置における
信号の変化を示すタイミングチャートである。図8に
は、SYNC1信号、SYNC2信号、PWM信号、及
びランプ電流と、該ランプ電流により駆動される光源3
2が発生する光の光量が示されている。図8に於いて横
軸は時間、縦軸は信号等の値である。図8(a)は、d
uty値が約25%のときの例、図8(b)は、dut
y値が約60%のときの例である。
【0065】SYNC1信号は、SYNC信号生成回路
45の出力信号、SYNC2信号は、CPU28からの
指示に従ってディレイ調整回路46がSYNC1信号を
遅延させた信号である。なお、図5のCPU28は、前
述のように、図5の光量コントローラ14から読み取る
アップダウンカウンタ40の値に基づいてPWM信号の
duty値を認識し、これに基づいてディレイ調整回路
18における遅延時間を設定することができる。
【0066】図8(a)において、SYNC1信号の立
ち下がりタイミングt1を基準にとると、SYNC2信
号の立ち下がりタイミングt2までの遅延時間はA1で
示されている。遅延時間A1は、光量コントローラ26
から取得することができるduty値に基づいて、CP
U28により、(3)式に従って算出することができ
る。
【0067】 T=S×(100−duty)/2 ・・・(3) (3)式において、Tは遅延時間(例えば、A1、B
1)、Sは1蓄積時間に相当するHSYNC区間(時
間)、dutyは%で表わされたduty値を示してい
る。
【0068】光量コントローラ26から出力されるPW
M信号は、SYNC2信号の立ち下がりタイミングt2
を基準にしてハイレベルに遷移する信号であり、設定さ
れているduty値に相当する時間だけハイレベルを維
持する。
【0069】このPWM信号に基づいて、インバータ2
7からは、該PWM信号より十分に高い周波数のランプ
電流を光源32に供給する。このランプ電流によって、
光源32は、該ランプ電流を平均化した電流値に相当す
る一定光量で発光する。
【0070】ここで、光源点灯時のPWM信号、ランプ
電流、光量のアクティブ期間の中心Cは、固体撮像素子
の1蓄積時間(HSYNC)に相当するSYNC1信号
に係る区間の中心(SYNC1信号の2つの立ち下がり
タイミングの中心)に一致している。同様に、図8
(b)においても、PWM信号、ランプ電流、光量のア
クティブ期間の中心Cは、SYNC1信号に係る区間の
中心に一致している。図8(b)では、duty値が約
60%であり、前述の(3)式に従って、SYNC1信
号の立ち下がりタイミングt3からSYNC2信号の立
ち下がりタイミングt4までの遅延時間B1が算出され
る。duty値が大きくなる事により遅延時間B1は、
図8(a)での遅延時間A1よりも短い時間となる。
【0071】同一の光源(例えば、蛍光灯)32に対し
て同一のパルス幅のランプ電流を供給しても光源32が
発生する光の光量は一定値にはならない。光源は、経時
的な変化によって発光効率が変化するためである。従っ
て、光源32に一定の光量を発生させるために必要なラ
ンプ電流のduty値は、経時的な変化に伴って増大す
る。
【0072】そこで、光源32の経時変化の度合いを測
定すれば、それに応じた、その時点でのランプ電流の適
切なduty値を、直接duty値を参照することなく
推定することができ、それに応じた遅延量(ディレイ調
整回路46に設定すべき遅延量)を決定することができ
る。これによって、高速に変化するduty値をCPU
28が直接参照する際に生ず得るCPU38の負担を低
減し、回路規模の削減によるコストダウンを図ることも
できる。
【0073】一定光量で光源32を点灯させるために必
要なランプ電流のduty値は、光源32の累積点灯時
間に比例して増大し、(4)式で表現することができ
る。
【0074】 duty値(%)=α×100×Ct/Cl ・・・(4) (4)式において、αは比例係数、Ctはその時点での
当該光源32の累積点灯時間、Clは当該光源32の保
証点灯時間(当該蛍光灯の寿命)を示している。
【0075】画像読取装置の好適な適用例としての複写
機には、ジャムの発生時刻やトナー切れの時期などのサ
ービス情報を収集のために、時計ICが装備されている
のが一般的である。タイマー19として、この時計IC
を利用することにより、コストアップ要因なく、(1)
式、(2)式、及び(4)式に従ってディレイ調整回路
46の遅延量の設定値P1、P2を決定し、ディレイ調
整回路46に設定することができる。
【0076】次に、ディレイ調整回路46に遅延量を設
定するタイミングについて説明する。
【0077】CPU28がディレイ調整回路46の遅延
量を設定する際、ディレイ調整回路46から出力される
同期信号(SYNC2信号)は、1周期の間、周期が不
定になったり、遅延時間が不定になったりする可能性が
ある。その不定な1周期の間は、ランプ電流及びPWM
信号も適正な状態でなくなり、光源32が発生する光の
光量も不定になる。従って、画像読取中に遅延量の設定
を行うと読取画像に欠陥が生じる可能性がある。そのた
め、画像読取中に遅延量を設定することはできない。ま
た、画像読取中でなくても、CCD58による画像読取
の開始までの時間が短い(例えば、数百ms以下)場合
には、遅延量の設定による同期信号(SYNC2信号)
の異常が読取画像に悪影響を与える可能性がある。
【0078】そこで、画像の読取中でなく、かつ、読取
開始までに相応の余裕のあるタイミング、すなわち、画
像読取装置の光学系が副走査方向への移動を終了し、次
の読取走査のために、読取開始位置へと戻る動作(以
下、この動作を「バックスキャン」という)中に、ディ
レイ調整回路46に遅延量を設定することが好ましい。
バックスキャン開始直後に遅延量の設定を行うことによ
り、読取開始までに相応の余裕(例えば、数百ms)を
得ることができる。
【0079】また、読取画像への影響を原理的に無くす
ため、スキャナモータを起動するためのトリガ信号であ
るスキャンスタート同期信号(RTOP)をトリガとし
て遅延量の設定を行うと共に、その設定のタイミングを
含む所定期間(例えば、1周期)の同期信号(SYNC
1信号)をマスクしてもよい。これによって、所定の周
期よりも短い同期信号(SYNC2信号)が出力される
ことを防止することができる。
【0080】図12は、RTOPをトリガとした同期信
号(SYNC1信号)のマスク処理の一例を示すタイミ
ングチャートである。基準同期信号(SYNC1信号)
に対し、スキャナスタート同期信号RTOPは、図12
のように、同期信号(SYNC1信号、SYNC2信
号)の1周期の間、継続して出力される。マスク後同期
信号MSYNCは、SYNC1信号をRTOPでマスク
した信号である。ディレイ調整回路46における遅延量
(SYNC1信号からのSYNC2信号の遅延量)は、
RTPをトリガとした遅延量の変更処理により、T1か
らT2に変更されている。
【0081】図13は、図12に示すタイミングチャー
トに係る動作を実現するための回路構成例を示す図であ
る。
【0082】マスク回路1022には、スキャナスター
ト同期信号RTOPと基準同期信号(SYNC1信号)
が入力され、RTOP発生時にSYNC1信号をマスク
するMSYNC信号を出力する。CPU28の割込入力
端子にはMSYNC信号が接続されており、割り込み処
理として、ディレイ調整回路46に対して遅延量の設定
を行う。ディレイ調整回路46には、SYNC1信号の
代わりにMSYNC信号が入力される。
【0083】次に、CPU28がディレイ調整回路46
に遅延量を設定する処理の流れを説明する。図14及び
図15は、この処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0084】画像読取動作が開始されると、CPU28
は、ステップS101で、不揮発性メモリ(不図示)に
保持されている累積点灯時間に基づいて、(1)式、
(2)式及び(4)式に従って、遅延量(T)に対応す
るデータP1、P2を演算し、ステップS102で、こ
れらをディレイ調整回路46のレジスタ51、52に設
定する。ステップS103では、光源32を点灯させる
と共にタイマー19のカウント値を読み取り、読み取っ
たカウント値をメモリに保持する。なお、タイマー19
は常時動作しており、一定時間毎にカウントアップ動作
をする。
【0085】ステップS104〜S107は、原稿の読
取及びそれに付随する動作を繰り返して実行する。ま
ず、ステップS104では、原稿20を読み取る。ステ
ップS105では、CPU28は、タイマー19のカウ
ント値を読み取って、そのカウント値と、ステップS1
03で保持したカウント値との差分に基づいて、ステッ
プS104における光源32の点灯時間を算出し、この
点灯時間に基づいて累積点灯時間(Ct)を再計算す
る。ステップS106では、(1)式、(2)式、及び
(4)式に従って、累積点灯時間(Ct)に基づいて、
レジスタ51及び52の設定値P1及びP2を算出し、
メモリに保持する。ステップS107では、次の原稿の
読取を実行するか否かを判断し、次の原稿を読み取る場
合にはステップS104に進み、原稿の読取を終了する
場合にはステップS108に進む。
【0086】ステップS108では、光源32を消灯さ
せ、現時点での累積点灯時間を不揮発性メモリに保存す
る。
【0087】RTOP信号は、1スキャン動作毎、即ち
ステップS104〜S107の一回の動作毎に発生す
る。発生間隔は、例えば4.5秒である。RTOP信号
が発生すると、図15に示す処理が実行され、ステップ
S106でメモリに保持されたP1及びP2がディレイ
調整回路46のレジスタ51及び52に設定される。こ
れにより、SYNC1信号に対するSYNC2信号の遅
延量が更新される。
【0088】この実施の形態によれば、光源32の点灯
制御信号としてのPWM信号のdutyが変化した場合
においても、光源32の点灯区間(PWM信号のアクテ
ィブ期間)の中心がHsync区間の中心に一致し、及
び/又は、非点灯区間の光量(残光の光量)が点灯区間
の前後にほぼ均等に配分されるように、PWM信号が生
成される。従って、光源32の残光特性が各色(例え
ば、R,G,B)によって互いに異なる場合において
も、該残光特性が読取画像に与える影響(例えば、色ず
れ)を低減することができる。
【0089】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点挙げて、
説明する。ここで、特に言及しない事項は、第1の実施
の形態に従う。
【0090】図9は、図5に示す画像読取装置における
信号の変化を示すタイミングチャートである。図9に
は、SYNC1信号、SYNC2信号、PWM信号、及
びランプ電流と、該ランプ電流により駆動される光源3
2が発生する光の光量が示されている。図9に於いて横
軸は時間、縦軸は信号等の値である。図9(a)は、d
uty値が約25%のとき例、図9(b)は、duty
値が約60%のときの例である。
【0091】この実施の形態では、PWM信号のアクテ
ィブ区間の中心位置がSYNC1信号の立ち下がりタイ
ミングに一致している。なお、SYNC1信号は、SY
NC信号発生回路45で生成される同期信号であり、S
YNC2信号は、ディレイ調整回路46がSYNC1信
号を遅延させた同期信号である。遅延量は、PWM信号
のdutyに基づいてCPU28によってディレイ調整
回路46に設定される。
【0092】遅延時間(例えば、A2,B2)は、光量
コントローラ26が出力するPWM信号のduty値に
基づいて、CPU28において、(5)式に従って算出
することができる。
【0093】 T=S×(100−duty/2) ・・・(5) (5)式に於いて、Tは遅延時間、Sは1蓄積時間に相
当するHsync区間、dutyは%で表わされたdu
ty値を示している。
【0094】光量コントローラ26から出力されるPW
M信号は、SYNC2信号の立ち下がりタイミングを基
準として出力される信号であり、設定されているdut
y値に相当する区間だけハイレベルを維持する。このP
WM信号に基づいて、インバータ27は、PWM信号よ
り十分に高い周波数のランプ電流を光源32に供給す
る。光源32は、このランプ電流を平均化した電流値に
相当する一定光量で点灯する。
【0095】図9(a)において、PWM信号、ランプ
電流、光量のアクティブ区間の中心(例えば、t5)
は、CCD58の1蓄積時間に相当するHsync区間
を表わすSYNC1信号の立ち下がりタイミングに一致
している。
【0096】図9(b)においても、同様に、PWM信
号、ランプ電流、光量のアクティブ区間の中心は、SY
NC1信号のアクティブ区間の中心に一致している。
【0097】図9(a)及び図9(b)に示すように、
duty値が大きくなると、遅延時間(例えば、A2,
B2)は小さくなる。
【0098】この実施の形態によれば、光源32の点灯
制御信号としてのPWM信号のdutyが変化した場合
においても、光源32の点灯区間(PWM信号のアクテ
ィブ期間)の中心位置が変化せず、及び/又は、非点灯
区間の光量(残光の光量)が点灯区間の前後にほぼ均等
に配分されるように、PWM信号が生成される。従っ
て、光源32の残光特性が各色(例えば、R,G,B)
によって互いに異なる場合においても、該残光特性が読
取画像に与える影響(例えば、色ずれ)を低減すること
ができる。
【0099】[第3の実施の形態]以下、本発明の第3
の実施の形態を、第1の実施の形態及び第2の実施の形
態との相違点を挙げて、説明する。ここで、特に言及し
ない事項は、第1の実施の形態又は第2の実施の形態に
従う。
【0100】待機状態の後に最初に実行される読取動作
(1枚目の読取動作)時は、それ以前は光源32を消灯
させているので、光量センサ37で光源32の光量を実
測して決定されるduty値に基づいてディレイ調整回
路46に設定すべき遅延量を決定することはできない。
【0101】そこで、この実施の形態では、最初の原稿
読取時は、第1の実施の形態で説明したように、光源3
2の経年変化の度合に基づいてduty値を推定し、そ
のduty値に基づいてディレイ調整回路46に設定す
べき遅延量を決定する。そして、光量センサ37で光源
32の光量を実測してduty値が決定された後は、そ
のduty値に基づいてディレイ調整回路46に設定す
べき遅延量を決定する。
【0102】この実施の形態では、最初の原稿読取時に
ディレイ調整回路46に設定される遅延量は、適正な遅
延量からの誤差を含んでいるが、ある程度精度の高い値
であり、光源32の残光特性による影響(色ずれ)を最
小限に低減することができる。
【0103】図16及び図15は、CPU28がディレ
イ調整回路46に遅延量を設定する処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【0104】画像読取動作が開始されると、CPU28
は、ステップS301で、不揮発性メモリ(不図示)に
保持されている累積点灯時間に基づいて、(1)式、
(2)式及び(4)式に従って、遅延量(T)に対応す
るデータP1、P2を演算し、ステップS302で、こ
れらをディレイ調整回路46のレジスタ51、52に設
定する。ここで、1枚目の原稿の読取時は、それ以前は
光源32が消灯しているため、光量センサ37で実測さ
れた光量に基づいて決定されたduty値を参照して遅
延量を決定することができないため、ステップS301
では、上記のように、光源32の累積点灯時間に基づい
て遅延量を決定する。
【0105】ステップS303では、duty値を以後
の処理で格納するためのメモリ領域をクリアする。ステ
ップS304では、光源32を点灯させると共にタイマ
ー19のカウント値を読み取り、読み取ったカウント値
をメモリに保持する。なお、タイマー19は常時動作し
ており、一定時間毎にカウントアップ動作をする。
【0106】ステップS305〜S313は、原稿の読
取及びそれに付随する動作を繰り返して実行する。ま
ず、ステップS306では、原稿20の読取を開始す
る。ステップS306では、前回のduty値の読取か
ら所定時間(例えば、0.1秒)が経過するのを待ち、
所定時間が経過した場合はステップS307に進む。な
お、初回の実行時はすぐにステップS307に進めばよ
い。ステップS307では、光量コントローラ26(ア
ップダウンカウンタ40)から、光量センサ37による
実測に基づいて決定されたduty値を読み取ってメモ
リに格納する。ステップS308では、メモリ内に所定
個数のduty値が格納されたか否かを判定し、所定個
数のduty値が格納されたらステップS309に進
み、未だ所定個数のduty値が格納されていない場合
にはステップS306に戻る。
【0107】ステップS309では、メモリ内に格納さ
れた所定個数のduty値の平均値を算出し、ステップ
S310では、その平均値に基づいて、(1)式、
(2)式、及び(4)式に従って、ディレイ調整回路4
6のレジスタ51及び52に設定するP1及びP2を算
出する。ステップS311では、メモリに格納された所
定個数のduty値をクリアする。
【0108】ステップS312では、次の原稿の読取を
実行するか否かを判断し、次の原稿を読み取る場合には
ステップS306に進み、原稿の読取を終了する場合に
はステップS313に進む。
【0109】ステップS313では、光源32を消灯さ
せ、タイマー19のカウント値を読取、そのカウント値
とステップS304で保持したカウント値との差分に基
づいて、光源32の点灯時間を算出し、現時点での累積
点灯時間を再計算し、不揮発性メモリに保存する。
【0110】RTOP信号は、1スキャン動作毎、即ち
ステップS305〜S312の一回の動作毎に発生す
る。発生間隔は、例えば4.5秒である。一方、ディレ
イ調整回路46のレジスタ51及び52に設定すべきP
1及びP2の更新(S310)は、例えば約3.2秒で
完了する。
【0111】従って、N(2以上の自然数)枚目の原稿
読取のための設定は、(N−1)枚目の原稿読取までの
duty値に基づいて決定される。
【0112】RTOP信号が発生すると、図15に示す
処理が実行され、ステップS310でメモリに保持され
たP1及びP2がディレイ調整回路46のレジスタ51
及び52に設定される。これにより、SYNC1信号に
対するSYNC2信号の遅延量が更新される。
【0113】この実施の形態では、P1及びP2を実測
に基づいて決定された複数個のduty値の平均値に基
づいて決定するが、この代わりに、複数個の中央値(me
dian)や最頻値(mode)等を採用してもよい。
【0114】この実施の形態によれば、最初の原稿の読
取に際しては、適正なduty値の推定値に基づいてP
WM信号を制御し、それに続く原稿の読取に際しては、
光量の実測値に基づいてPWM信号を制御することによ
り、連続する全ての原稿について、光源の残光の影響を
低減することができる。
【0115】[他の実施の形態]なお、本発明は、複数
の機器(例えば、リーダ、プリンタ等)から構成される
装置に適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、
複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0116】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0117】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0118】[実施の形態の特徴]上記の形態に係る画
像読取装置によれば、複数のラインセンサに対応した読
取色に関して残光特性が互いに異なる蛍光体を有する白
色の光源を用いる場合において、光源の残光特性に依存
して発生し得る各色の副走査方向のずれ(色ずれ)を低
減または補正することができる。
【0119】また、光源の制御方式としてパルス幅変調
方式を用い、基準位置を中心として時間軸方向に左右対
称になるように制御パルス(PWM信号)を調整し、及
び/又は、非点灯区間の光量(残光の光量)が点灯区間
の前後にほぼ均等に配分されるように制御パルス(PW
M信号)を調整することによって、蛍光体の残光特性が
各色毎に異なる場合においても、各色の画素の重心位置
のずれを低減し、該残光特性が読取画像に与える影響
(例えば、色ずれ)を低減することができる。
【0120】また、1回の読取の都度、上記の調整を実
行することにより、光源の劣化等に起因する制御パルス
(PWM信号)のデューティーの変動による影響(例え
ば、色ずれ)を低減することができる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、蛍光材料の残
光特性が読取画像に与える影響(例えば、色ずれ)を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る画像読取装置
における光源(例えば、蛍光灯、キセノンランプ)の制
御方式を示す図である。
【図2】従来例に係る制御方式を示す図である。
【図3】光源の斜視図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係る光量制御系の
ブロックである。
【図5】図4に示す光量制御系を適用した画像読取装置
の構成を示す図である。
【図6】図5に示すディレイ調整回路の具体例を示す図
である。
【図7】図5に示すダウンカウンタの具体例を示す回路
図である。
【図8】図5に示す画像読取装置における信号の変化を
示すタイミングチャートである。
【図9】図5に示す画像読取装置における信号の変化を
示すタイミングチャートである。
【図10】従来のカラー画像読み取り装置の光学系の要
部概略図である。
【図11】光源の発光光量を制御する信号の波形を示す
図である。
【図12】RTOPをトリガとした同期信号(SYNC
1信号)のマスク処理の一例を示すタイミングチャート
である。
【図13】図12に示すタイミングチャートに係る動作
を実現するための回路構成例を示す図である。
【図14】CPUがディレイ調整回路に遅延量を設定す
る処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】CPUがディレイ調整回路に遅延量を設定す
る処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】CPUがディレイ調整回路に遅延量を設定す
る処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光源(蛍光灯) 2a ソケット 2b ソケット 3 アパーチャ部(光学的開口部) 4 光量センサ 19 タイマー 20 原稿 21 ミラー台 22 画像処理部 23 可変抵抗 24 アンプ 25 コンパレータ 26 光量コントローラ 27 インバータ 28 CPU 29 バックアップメモリ 30 A/Dコンバータ 31 ドライバ 32 光源(例えば、蛍光灯) 33 ヒータ 34 サーミスタ 35 フォトダイオード 36 プリアンプ 37 光量センサ 38 スイッチ 39 F/F 40 アップダウンカウンタ 41 ダウンカウンタ 42 予熱制御部 43 アナログプロセッサ 44 A/Dコンバータ 45 自走SYNC生成&セレクタ 46 ディレイ調整回路 47 SYNC1信号 48 アップカウンタ 49 コンパレータ1 50 コンパレータ2 51 レジスタ1 52 レジスタ2 53 JK−F/F 54 SYNC2信号 55 JK−F/F 56 PWM信号 57 ダウンカウンタ 58 CCD 100 原稿台ガラス 101 棒状光源 102 反射笠 103−a ミラー 103−b ミラー 103−c ミラー 104 結像光学系 105 固体撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/028 H04N 1/04 D Fターム(参考) 2G065 AA04 AA11 AB04 AB11 AB14 AB27 BA04 BA12 BA32 BA33 BB49 BC02 BC14 BC17 BC19 BC21 BC22 BC28 BC33 BC35 BD06 CA23 DA01 DA17 4M118 AA10 AB01 BA10 FA08 GA04 GC08 5B047 AA01 AB04 BA02 BB03 BC11 CA19 CB04 CB17 DA10 5C051 AA01 BA02 DA02 DB01 DB31 DE02 DE03 DE30 EA00 EA01 FA01 5C072 AA01 BA19 CA04 CA07 CA12 CA14 FB19 FB23 FB27 QA17 UA13 UA14 UA20 XA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のラインセンサを有する撮像センサ
    と、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特性が
    相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮像
    センサを所定の走査方向に移動させながら原稿を読み取
    る画像読取装置であって、 前記複数の蛍光材料の残光特性の相違に依存して生じる
    各色の時間的な光量分布の重心位置のずれを前記光源の
    累積点灯時間に基づいて補正する補正手段を備えること
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記光源を制御するた
    めのパルス信号の位相を調整することにより、各色の時
    間的な光量分布の重心位置のずれを補正することを特徴
    とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記パルス信号の時間
    的な中心が前記撮像センサの駆動信号における所定のタ
    イミングにほぼ一致するように、前記パルス信号の位相
    を調整することを特徴とする請求項2に記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記パルス信号の時間
    的な中心が前記撮像センサの1蓄積時間の中心にほぼ一
    致するように、前記パルス信号の位相を調整することを
    特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、前記パルス信号の時間
    的な中心が前記撮像センサの1蓄積時間の開始タイミン
    グに一致するように、前記パルス信号の位相を調整する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記光源の累積点灯時
    間に基づいて、前記光源を制御するためのパルス信号の
    パルス幅を調整すると共に、前記複数の蛍光材料の残光
    特性の相違に依存して生じる各色の時間的な光量分布の
    重心位置のずれを補正すべく前記パルス信号の位相を調
    整することを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の
    画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記光源が発する光の光量を検知する光
    量検知手段を更に備え、 前記補正手段は、前記光量検知手段による検知結果に基
    づいて前記パルス信号のパルス幅及び位相を調整するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記光源が発生する光の光量を検知する
    光量検知手段を更に備え、 前記補正手段は、一連の読取動作のうち最初の読取時
    は、前記光源の累積点灯時間に基づいて前記パルス信号
    のパルス幅及び位相を調整し、それに続く読取時は、前
    記光量検知手段による検知結果に基づいて前記パルス信
    号のパルス幅及び位相を調整することを特徴とする請求
    項6に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記光源が発生する光の光量を検知する
    光量検知手段を更に備え、 前記補正手段は、一連の読取動作のうち最初の読取時は
    前記光源の累積点灯時間に基づいて、それに続く読取時
    は前記光量検知手段による検知結果に基づいて、前記複
    数の蛍光材料の残光特性の相違に依存して生じる各色の
    時間的な光量分布の重心位置のずれを補正することを特
    徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 複数のラインセンサを有する撮像セン
    サと、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特性
    が相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮
    像センサを所定の走査方向に移動させながら原稿を読み
    取る画像読取装置の制御方法であって、 前記複数の蛍光材料の残光特性の相違に依存して生じる
    各色の時間的な光量分布の重心位置のずれを前記光源の
    累積点灯時間に基づいて補正する補正工程を含むことを
    特徴とする画像読取装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 複数のラインセンサを有する撮像セン
    サと、該複数のラインセンサで読み取る色毎に残光特性
    が相違する複数の蛍光材料を含む光源とを有し、前記撮
    像センサを所定の走査方向に移動させながら原稿を読み
    取る画像読取装置の制御プログラムを格納したメモリ媒
    体であって、該制御プログラムは、 前記複数の蛍光材料の残光特性の相違に依存して生じる
    各色の時間的な光量分布の重心位置のずれを前記光源の
    累積点灯時間に基づいて補正する補正工程を含むことを
    特徴とするメモリ媒体。
JP2000056147A 2000-03-01 2000-03-01 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体 Withdrawn JP2001245112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000056147A JP2001245112A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000056147A JP2001245112A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001245112A true JP2001245112A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18577149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000056147A Withdrawn JP2001245112A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001245112A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5287378B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP4752569B2 (ja) 投影装置、光源制御方法及びプログラム
EP0963103B1 (en) Image reading apparatus, and dimming control method and line sensor layout method therefor
US6757084B2 (en) Image reading apparatus and control method thereof
JP3530780B2 (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JP2001245112A (ja) 画像読取装置及びその制御方法並びにメモリ媒体
JP3625382B2 (ja) 画像読取り装置
JP3625381B2 (ja) 画像読取り装置
US6735000B2 (en) Image reading apparatus and method
JP3571971B2 (ja) 画像読取装置及びその照明駆動方法
JP3530781B2 (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JP3472147B2 (ja) 画像読取り装置および画像読取り方法
JP2000050018A (ja) 画像読取り装置
JP2000069232A (ja) 画像読取り装置
JP3530779B2 (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JP2000069226A (ja) 画像読取り装置
JPH11346292A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2000050017A (ja) 画像読取り装置および画像読取り方法
JPH0527296B2 (ja)
JP2000209399A (ja) 画像読取装置
JP2000050019A (ja) 画像読取り装置
JP2005218136A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2000050020A (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JP3450641B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2002218236A (ja) 画像読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501